JP3125428U - プロテクター - Google Patents

プロテクター Download PDF

Info

Publication number
JP3125428U
JP3125428U JP2006005304U JP2006005304U JP3125428U JP 3125428 U JP3125428 U JP 3125428U JP 2006005304 U JP2006005304 U JP 2006005304U JP 2006005304 U JP2006005304 U JP 2006005304U JP 3125428 U JP3125428 U JP 3125428U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
air permeability
cushioning material
convex pad
back cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006005304U
Other languages
English (en)
Inventor
雅裕 池田
隆一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asics Corp filed Critical Asics Corp
Priority to JP2006005304U priority Critical patent/JP3125428U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3125428U publication Critical patent/JP3125428U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

【課題】 通気性及び衝撃吸収性に優れたプロテクターを提供することを課題とする。
【解決手段】 表カバー23と、裏カバー22と、表裏カバー23、22間に設けられた緩衝部材24と、を備え、緩衝部材24を設けた部分が突出するように形成された凸状パッド部20を有するプロテクター1に於いて、表カバー23は、凸状パッド部20の側面部に対応する部分に通気孔を有し、且つ裏カバー22は、凸状パッド部20に対応する部分に通気孔を有し、緩衝部材24が、通気性を有する。
【選択図】 図2

Description

本考案は、野球やソフトボール等において、打球や相手プレイヤーとの衝突等から身を守るために着用するプロテクターに関する。
打球や相手プレイヤーとの衝突等から身を守るプロテクターとして、表面に緩衝部材が配置されたプロテクターが知られている。緩衝部材は、衝撃を吸収すること等を目的として配置されるものであり、従って、一般的に、緩衝部材には、衝撃吸収性に優れた材質が用いられている。
このようなプロテクターは、衝撃吸収性の他、例えば、着用時の蒸れを防止するために、通気性が求められる。プロテクターの通気性を確保するため、プロテクターの表裏方向に貫通する通気孔を発泡層に形成したものが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、貫通孔を発泡層に形成すると、発泡層の有する衝撃吸収性や強度が低下する。さらに、このような貫通孔を形成すると、プロテクターの凸状パッド部(発泡層の部分)の形状が型崩れし易くなる。
実用新案登録第3109154号公報
本考案は、通気性、衝撃吸収性及び強度に優れたプロテクターを提供することを課題とする。
本考案は、表カバーと、裏カバーと、表裏カバー間に設けられた緩衝部材と、を備え、緩衝部材を設けた部分が突出するように形成された凸状パッド部を有するプロテクターに於いて、表カバーは、凸状パッド部の側面部に対応する部分に通気孔を有し、且つ裏カバーは、凸状パッド部に対応する部分に通気孔を有し、緩衝部材が、通気性を有することを特徴とするプロテクターを提供する。
本考案のプロテクターにおいては、外部の空気が、表カバーの通気孔を通って、凸状パッド部の側面部から緩衝部材内に入り、裏カバーの通気孔を通って、プロテクターの裏側に抜ける。また、逆に、着用者とプロテクターの間の空気(以下、内部の空気という場合がある)が、裏カバーの通気孔を通って、緩衝部材内に入り、凸状パッド部の側面部から表カバーの通気孔を通って、プロテクターの表側に抜ける。このように、本考案のプロテクターにおいては、緩衝部材の側面部を通って空気が出入りするため、従来例のように表裏方向に貫通する貫通孔を形成しなくても空気の出入りを確保できる。よって、本考案によれば、緩衝部材の衝撃吸収性や強度を低下させることなく、通気性に優れたプロテクターを提供できる。
好ましくは、上記緩衝部材が、異なる緩衝材を上下層に積層した複層構造であり、裏カバー側に配置された下層の緩衝材が、通気性を有する素材を含み、表カバーは、下層の緩衝材に対応する部分に通気孔を有する上記プロテクターである。
かかる好ましい構成では、外部の空気及び内部の空気は、下層の緩衝材を通ってプロテクターの反対側に抜けることができる。このように、少なくとも下層の緩衝材が通気性を有すれば、外部の空気及び内部の空気がプロテクターの反対側に抜けるので、例えば、上層の緩衝材として通気性を有する緩衝材や、通気性を有しない緩衝材などを採用できる。つまり、上層の緩衝材の選択幅が広がるため、より衝撃吸収性等に優れた素材を上層の緩衝材として選択することができる。
また、上層の緩衝材に衝撃吸収性に優れた材質を選択できるため、下層の緩衝材として、例えば比較的衝撃吸収性に劣る素材を採用することもでき、下層の緩衝材の選択幅も広がる。
上記のように、上層及び下層の緩衝材の選択幅が広がることから、多種のプロテクターを設計することができる。
また、好ましくは、上記のような構成の複層構造において、下層の緩衝材が、繊維状素材を立体的に絡めた構造体の上記プロテクターである。繊維状素材を立体的に絡めた構造体は、比較的軽く且つ通気性に優れるので、このような構造体を下層の緩衝材に使用すれば、軽量で且つ通気性に優れたプロテクターを提供することができる。
また、好ましくは、上記下層の緩衝材として、通気度が、100〜500cm/cm/secである緩衝材を用いる上記プロテクターである。
ただし、本明細書に於いて、「通気度」とは、厚み2mmの試料を、JIS L−1096に準じた方法(測定温度23℃±2℃、湿度65%±5%)でフラジール形通気性試験機を用いて測定された通気度を言う。
下層の緩衝材として、通気度100〜500cm/cm/secであるものを使用することにより、緩衝材の通気性の確保及び、凸状パッド部の衝撃吸収性の低下を防ぐことができる。通気度が500cm/cm/sec以下であれば、下層の緩衝材が型崩れし難く、凸状パッド部が変形することによる凸状パッド部の衝撃吸収性の低下を防ぐことができる。
さらに、好ましくは、上記裏カバーに、該裏カバーよりも剛性の高い補強シートが積層されており、補強シートは、凸状パッド部に対応する部分に開口を有する上記プロテクターである。剛性の高い補強シートが裏カバーに積層されていることにより、形状安定性に優れたプロテクターを提供できる。また、補強シートは、凸状パッド部(緩衝部材)に対応する部分に開口を有するため、緩衝部材に入る通気を妨げることもない。
本考案は、通気性、衝撃吸収性及び強度に優れたプロテクターを提供できる。
以下、本考案について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るプロテクター1は、プロテクター本体2と、プロテクター1を着用するためのショルダーバンド3及び腰バンド4と、ネックプロテクター5とを備えている。
このネックプロテクター5は、可撓性のある板状体(例えば比較的厚みのあるウレタンシート等)で構成され、プロテクター本体2の円弧状首部に2取り付けられている。
プロテクター本体2は、着用者の腹部、胸部及び肩部の前面を覆うことが可能な形状に型取られている。プロテクター本体2は、図2に示すように、補強シート21と、裏カバー22と、表カバー23と、通気性を有する緩衝部材24とを備えている。該本体2の表面には、外側に突出するように形成された凸状パッド部20が複数配置されている。凸状パッド部20の大きさ、形状、個数などは特に限定されるものでない。本実施形態では、図1に示すように、プロテクター本体2の全体に亘って複数の凸状パッド部20が形成され、このうち、プロテクター本体2の腹部には、正面視四角形状又は三角形状の凸状パッド部20が左右方向に5列に配列されている。
次に、補強シート21は、図3に示すように、上部中央部が略半円状に切り取られていることを除いて、プロテクター本体2と略同一形状に型取られた板状体から構成されている。かかる補強シート21は、裏カバー22よりも剛性が高く、プロテクター本体2の形状安定性を高める機能を担っている。補強シート21は、形状安定性の観点から剛性が高いことが好ましいが、余り剛性が高いと着用時の動き易さが損なわれるので、適度な剛性を有することが好ましい。
上記のような補強シート21としては、合成樹脂の発泡シートや非発泡シート、多層構造織物などを挙げることができる。発泡シートや非発泡シートとしては、例えば、ポリウレタン、ナイロン、ポリエステル、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマーなどが挙げられる。多層構造織物としては、例えば、綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン、ガラス、炭素、金属などからなる化学繊維、天然繊維を加工した再生繊維、これらを組み合わせた複合繊維などを平織、綾織、朱子織やこれらを複合した織り方で作成した織物などが挙げられる。
補強シート21の厚みは、通常、1〜5mm程度のものが好ましい。
補強シート21は、凸状パッド部20に対応する部分に開口211が形成されている。本実施形態においては、補強シート21の開口211は、プロテクター本体2に形成された凸状パッド部20のうち、腹部の凸状パッド部20に対応する部分に形成されている。補強シート21に上記開口211が形成されていることにより、凸状パッド部20に於ける通気性が確保されている。
開口211は、1箇所の凸状パッド部20に対して、比較的大きな開口211を1つ形成してもよいが、1箇所の凸状パッド部20に対して、比較的小さな開口211を2つ以上形成することが好ましい。このように比較的小さな開口211を複数形成することにより、開口211を設けることによる補強シート21の剛性の低下を抑えつつ、通気性を確保することができる。
次に、裏カバー22は、通気孔を有する布等によって形成されている。かかる裏カバー22は、図2に示すように、補強シート21の裏面全体を覆うように、補強シート21の裏面に沿って取り付けられている。通気孔を有する裏カバー22としては、綿等の天然繊維を織った布や、合成繊維等で形成されたメッシュ状の布などを挙げることができる。なお、裏カバー22として布を用いる場合、構成繊維間の隙間(例えば、メッシュ状の布の場合には網目)が裏カバー22の通気孔に相当する。本実施形態においては、裏カバー22として、メッシュ状の布が用いられている。
表カバー23は、通気孔を有する布等によって形成されている。かかる表カバー23は、後述する緩衝部材24の表面全体を少なくとも覆うように取り付けられている。通気孔を有する表カバー23としては、裏カバー22と同様に天然繊維や合成繊維等で形成された布やメッシュ状の布を挙げることができる。裏カバー22と同様に、構成繊維間の隙間が表カバー23の通気孔に相当する。
本実施形態においては、表カバー23全体に、2層構造を有したメッシュ状の布が用いられている。具体的に説明すると、図2に示すように、当該2層構造の布は、2層いずれもメッシュ状の布231、232で形成され、上層の布231には、下層の布232に比べて網目が大きいメッシュ状の布が用いられている。
通気性を有する緩衝部材24は、凸状パッド部20を構成する部分において、補強シート21と表カバー23との間に設けられている。すなわち、補強シート21と表カバー23との間に緩衝部材24が設けられることにより、該緩衝部材24が設けられた部分に於いてプロテクター本体2の表面側が突出し、凸状パッド部20が形成されている。
そして、補強シート21、裏カバー22及び表カバー23は、緩衝部材24を補強シート21と表カバー23の間に挟んだ状態で、凸状パッド部20間及びプロテクター本体2の外周縁部において縫い糸26(図2参照)によって縫い合わされている。
上記緩衝部材24は、単一素材からなる単層構造でも良いが、異なる緩衝材を上下に積層した複層構造が好ましい。なお、緩衝部材24が具備された凸状パッド部20は複数箇所形成されているので、複数の凸状パッド部20のうちの一部の緩衝部材24が単層構造で、他の緩衝部材24が複層構造のものでもよい。例えば、腹部の凸状パッド部20に具備される緩衝部材24を複層構造とし、残る凸状パッド部20を単層構造とすることなどが挙げられる。
複層構造の緩衝部材24は、少なくとも上下2層の緩衝材を有する。この場合、上層の緩衝材241は、表側(表カバー23側)に配置され、下層の緩衝材242は、上層の緩衝材241の裏側(補強シート21側)に配置される。かかる下層の緩衝材242は、補強シート21の開口211よりも大きく形成され、補強シート21に接して配置される。
なお、上層の緩衝材241と下層の緩衝材242は、単に重ねて積層しただけでもよいし、接着剤等で接着してもよい。
上層及び下層の緩衝材241、242のうち、少なくとも下層の緩衝材242は通気性を有する。
上層の緩衝材241としては、衝撃吸収性が高く、且つ、反発性が低い材質が好ましい。上層の緩衝材241として高衝撃吸収性のものを用いることで、衝撃から着用者を守ることができ、且つ、低反発性のものを用いることで、プロテクター本体2に当たった球が遠くへ飛ばないようにすることができるからである。
上層の緩衝材241としては、例えば、独立気泡の樹脂発泡材や連続気泡の樹脂発泡材などを挙げることができる。具体的には、発泡倍率5〜40倍のEVAの発泡材(発泡倍率は、独立気泡の場合は5〜20倍が好ましく、連続気泡の場合は5〜40倍が好ましい)、スチレン系エラストマーの発泡材、オレフィン系エラストマーの発泡材、ポリウレタンの発泡材などが挙げられる。
なお、上層の緩衝材241は、実質的に通気性を有しないもの(通気度50cm/cm/sec以下)でもよいし、通気性を有するものを用いることもできる。中でも、上層の緩衝材241は、実質的に通気性を有しないもの、又は通気性が低いもの(通気度100cm/cm/sec以下)が好ましい。具体的には、上層の緩衝材241としては、通気度100cm/cm/sec以下の発泡材が挙げられる。なぜなら、発泡材の通気度が高くなると、一般に強度が低下し、衝撃吸収性が十分に得られない虞があるからである。
また、上層の緩衝材241の厚みは特に限定されないが、上記発泡材を用いる場合には、厚み3〜20mm、好ましくは、厚み5〜15mm程度とされる。
一方、下層の緩衝材242は、通気性を有するものであれば特に限定されないが、通気性に加えて衝撃吸収性が高いものが好ましい。具体的には、下層の緩衝材242としては、通気度が100〜500cm/cm/secのものを用いることが好ましい。
通気度の下限を100cm/cm/secとするのは、これ未満であると十分な通気性を確保できないため、下層の緩衝材242に空気が円滑に出入りできない虞があるからである。一方、通気度の上限を500cm/cm/secとするのは、これを超えると、下層の緩衝材242が型崩れし、これにより凸状パッド部20が変形して、凸状パッド部20の衝撃吸収性が低下するからである。
下層の緩衝材242に用いられる材質としては、上記した範囲内の通気度性を有する連続気泡の発泡材や、ゴム弾性などを有する弾性繊維、天然繊維、合成繊維等の繊維状素材を立体的に絡めた不織布状の構造体等を挙げることができる。特に、繊維状素材を立体的に絡めた構造体は、比較的軽く、且つ通気性に優れるので、このような構造体を下層の緩衝材242に使用すれば、プロテクター1の軽量化を図ることもできる。中でも弾性繊維を立体的に絡めた構造体が好ましく、このような構造体として、東洋紡績株式会社製のブレスエアー(登録商標)を挙げることができる。当該構造体は、空隙率が特に高く、通気性に特に優れている。
下層の緩衝材242の厚みは、特に限定されるものでないが、好ましくは、上層の緩衝材241の1〜3倍、特に好ましくは、上層の緩衝部材241の1.2〜2倍とされる。
以上の構成のプロテクター1は、ショルダーバンド3及び腰バンド4によって体に着用することができる。プロテクター1を着用すると、プロテクター本体2の裏カバー22が着用者に接する。
メッシュ状の布などからなる表カバー23は、凸状パッド部20の突出面部及び側面部に対応する部分に通気孔を有するので、図2に示すように、外部の空気は、表カバー23の側面部を通過して、下層の緩衝材242内に入る。さらに、補強シート21は、凸状パッド部20に対応する部分に開口211が形成されているので、下層の緩衝材242内に入り込んだ空気は、下層の緩衝材242から開口211を通って裏カバー22から、着用者側へと抜ける。
内部の空気は、上記外部の空気と逆向きに流れることで、プロテクター本体2の表側に抜けることができる。
このように本考案のプロテクター1は、少なくとも腹部において表裏側に空気が抜けるので、着用時の蒸れを防止することができる。
また、本実施形態のプロテクター1においては、下層の緩衝材242の側面部を通って、空気が出入りするので、上層の緩衝材241は通気性を有さないもので構成できる。
このように上層の緩衝材241は通気性を有さないものを用いることもできるので、上層の緩衝材241の選択の際には通気性の有無を考慮しなくても良い。従って、上層の緩衝材241の選択幅が広がるため、より衝撃吸収性に優れた素材を上層の緩衝材241として選択することができる。
一方、上層の緩衝材241が衝撃吸収性及び低反発性を有するので、下層の緩衝材242として、例えば比較的衝撃吸収性に劣る素材を採用することもでき、下層の緩衝材242の選択幅も広がる。
従って、上下層の緩衝材241,242として様々な材質のものを選択でき、多種のプロテクター1を提供することができる。
また、補強シート21は、緩衝部材24が設けられる位置に開口211を備えるため、プロテクター1全体の通気性を確保しつつ、プロテクター1の形状安定性を向上させることができる。
次に、本考案の変形例を示す。
上記実施形態では、表カバー23全体がメッシュ状の布などで形成されているため、凸状パッド部20の突出面部及び側面部に通気孔を有する。この通気孔は、少なくとも下層の緩衝材242に対して空気が出入りできる位置に形成されていればよいので、表カバー23は、凸状パッド部20の側面部(下層の緩衝材242の側面部)に対応する部分にのみ通気孔が形成されているものを用いることもできる。例えば、表カバー23として、下層の緩衝材242の側面部に対応する部分のみがメッシュ状に形成された布などを用いることもできる。また、表カバー23として、凸状パッド部20の少なくとも側面部に対応する部分に通気孔が穿孔された皮革シート等を用いることもできる。
同様に、上記実施形態では、裏カバー22全体がメッシュ状の布などで形成されているが、裏カバー22の通気孔は、凸状パッド部20に対応する部分に形成されていればよい。例えば、裏カバー22として、下層の緩衝材242に対応する部分のみがメッシュ状に形成された布などを用いることもできる。
また、上記実施形態において、上層の緩衝材241として、通気性を有する発泡材を用いる場合、上層の緩衝材241の強度などを考慮すると、通気度が100〜200cm/cm/secの発泡材を用いることが好ましい。
このように、上層の緩衝材241として通気性を有するものを用い、且つ表カバー23として全体に通気孔を有するシート(例えばメッシュ状の布など)を使用すると、上記実施形態の如く凸状パッド部20の側面部から空気が流通するだけでなく、図2の矢印Bで示すように、凸状パッド部20の突出面部に於いても空気が流通する。従って、より通気性に優れたプロテクター1を提供できる。
また、上記実施形態においては、プロテクター本体2の腹部の凸状パッド部20が、通気可能な構造とされているが、通気可能な凸状パッド部20は、腹部周辺のものに限定されるものでない。例えば、全ての凸状パッド部20が、通気可能な構造とされていてもよい。
さらに、上記実施形態においては、複層構造の緩衝部材24として、2層構造のもの例示したが、緩衝部材24は、2層構造に限定されるものでない。例えば、図4に示すように、異なる3種類の緩衝材241a,241b,242が積層された3層構造でもよく、また、特に図示しないが、4以上の複層構造であってもよい。
3層以上の複層構造の場合、最下層の緩衝材242(補強シート21に接する側の緩衝材)は、少なくとも通気性を有する緩衝材が用いられる。
一方、上側2層の緩衝材241a,241bは、例えば、最上層の緩衝材241a(表カバー23側に接する側の緩衝材)として低反発性に優れた材質のものを用い、その下の緩衝材241bとして衝撃吸収性に優れた材質のものを用いることができる。
また、上記実施形態においては、補強シート21は、裏シート22の表側に設けられているが、例えば、着用者に接するように裏シート22の裏側に設けてもよい。
さらに、上記実施形態において、表カバー23は、2層構造であるが、例えば、図4に示すように、表カバー23は、1層構造でもよいし、特に図示しないが、3層以上で構成されていてもよい。また、裏カバー22についても、1層構造に限られず、2層以上の複層構造でもよい。
一実施形態に係るプロテクターの正面図。 図1のA−A線断面のうち、主として、腹部に形成された凸状パッド部及びその凸状パッド部間を示す一部省略断面図。 一実施形態に係るプロテクターの補強シートの正面図。 3層構造の緩衝部材を有するプロテクターを示す一部省略断面図。
符号の説明
1 プロテクター
2 プロテクター本体
21 補強シート
211 開口
22 裏カバー
23 表カバー
24 緩衝部材
241 上層の緩衝材
242 下層の緩衝材

Claims (6)

  1. 表カバーと、裏カバーと、表裏カバー間に設けられた緩衝部材と、を備え、緩衝部材を設けた部分が突出するように形成された凸状パッド部を有するプロテクターに於いて、
    表カバーは、凸状パッド部の側面部に対応する部分に通気孔を有し、且つ裏カバーは、凸状パッド部に対応する部分に通気孔を有し、緩衝部材が、通気性を有することを特徴とするプロテクター。
  2. 緩衝部材が、異なる緩衝材を上下層に積層した複層構造であり、裏カバー側に配置された下層の緩衝材が、通気性を有する素材を含み、表カバーは、下層の緩衝材に対応する部分に通気孔を有する請求項1に記載のプロテクター。
  3. 下層の緩衝材が、繊維状素材を立体的に絡めた構造体を含む請求項2に記載のプロテクター。
  4. 上層の緩衝材が、実質的に通気性を有しない発泡材を含む請求項2または3に記載のプロテクター。
  5. 下層の緩衝材が、通気度(厚み2mmで、JIS L 1096に準じて測定)100〜500cm/cm/secである請求項2〜4のいずれかに記載のプロテクター。
  6. さらに、裏カバーには、該裏カバーよりも剛性の高い補強シートが積層されており、補強シートは、凸状パッド部に対応する部分に開口を有する請求項1〜5のいずれかに記載のプロテクター。
JP2006005304U 2006-07-03 2006-07-03 プロテクター Expired - Lifetime JP3125428U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005304U JP3125428U (ja) 2006-07-03 2006-07-03 プロテクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005304U JP3125428U (ja) 2006-07-03 2006-07-03 プロテクター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3125428U true JP3125428U (ja) 2006-09-21

Family

ID=43475300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006005304U Expired - Lifetime JP3125428U (ja) 2006-07-03 2006-07-03 プロテクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3125428U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015058179A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 プロテクター
JP2015512358A (ja) * 2012-03-19 2015-04-27 ジー−フォーム, エルエルシーG−Form, LLC 内部補強材を有する衝撃吸収用保護構造体とその材料
US9770642B2 (en) 2010-08-11 2017-09-26 G-Form, LLC Flexible cushioning pads, items incorporating such pads, and methods of making and using

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9770642B2 (en) 2010-08-11 2017-09-26 G-Form, LLC Flexible cushioning pads, items incorporating such pads, and methods of making and using
US9782662B2 (en) 2010-08-11 2017-10-10 G-Form, LLC Flexible cushioning pads, items incorporating such pads, and methods of making and using
US9908028B2 (en) 2010-08-11 2018-03-06 G-Form, LLC Flexible cushioning pads, items incorporating such pads, and methods of making and using
JP2015512358A (ja) * 2012-03-19 2015-04-27 ジー−フォーム, エルエルシーG−Form, LLC 内部補強材を有する衝撃吸収用保護構造体とその材料
JP2018131724A (ja) * 2012-03-19 2018-08-23 ジー−フォーム, エルエルシーG−Form, LLC 内部補強材を有する衝撃吸収用保護構造体とその材料
JP2015058179A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 プロテクター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2125504B1 (en) Material for a drysuit
AU2006297880B2 (en) Protective padding and protective padding systems
US8966663B2 (en) Protective glove having an arched panel
US20070113317A1 (en) High breathability cycling hand glove
US20070050884A1 (en) Shoulder pads
US6623835B2 (en) Protective pad
JP2022525378A (ja) 保護用ヘッドバンド
US11712072B2 (en) Sports shoulder pads with hybrid foam body pad
FI109677B (fi) Hiostamaton materiaali
JP3125428U (ja) プロテクター
CN104168784A (zh) 透气的冲击吸收缓冲和构造
JP5433642B2 (ja) 衝撃吸収構造体及び人体保護具
JP2016132850A (ja) 帽子
JPWO2005120264A1 (ja) フルフェイス型ヘルメット用ネックカバーおよびフルフェイス型ヘルメット
US9079647B2 (en) Vented personal flotation device
JP2009120983A (ja) 乗車用および作業用ヘルメット
JP2005163228A (ja) 保護帽
FI113158B (fi) Hiostamaton materiaali
RU99976U1 (ru) Многослойный материал
JP2007023453A (ja) 保護衣料
JP2004526880A5 (ja)
AU2002244788A1 (en) Cellular plastic material
JP2009019312A (ja) プロテクタ及びプロテクタを備えた衣服
JP3158974U (ja) 防虫カバー
US20240023646A1 (en) Catcher Protector

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140830

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term