JP4976153B2 - ヘルメットサイズの調整方法 - Google Patents

ヘルメットサイズの調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4976153B2
JP4976153B2 JP2007026579A JP2007026579A JP4976153B2 JP 4976153 B2 JP4976153 B2 JP 4976153B2 JP 2007026579 A JP2007026579 A JP 2007026579A JP 2007026579 A JP2007026579 A JP 2007026579A JP 4976153 B2 JP4976153 B2 JP 4976153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
head
helmet
occipital
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007026579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008190084A (ja
Inventor
晃 澤邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shoei Co Ltd
Original Assignee
Shoei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shoei Co Ltd filed Critical Shoei Co Ltd
Priority to JP2007026579A priority Critical patent/JP4976153B2/ja
Priority to EP07025105A priority patent/EP1955606B1/en
Priority to DE602007013685T priority patent/DE602007013685D1/de
Priority to US11/970,000 priority patent/US8087099B2/en
Publication of JP2008190084A publication Critical patent/JP2008190084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4976153B2 publication Critical patent/JP4976153B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/32Collapsible helmets; Helmets made of separable parts ; Helmets with movable parts, e.g. adjustable
    • A42B3/324Adjustable helmets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/10Linings
    • A42B3/12Cushioning devices
    • A42B3/125Cushioning devices with a padded structure, e.g. foam
    • A42B3/127Cushioning devices with a padded structure, e.g. foam with removable or adjustable pads

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Description

本発明は、キャップ状の頭部用裏当てカバーがその内部に装着されているヘルメットのサイズを調整する方法に関するものである。
ヘルメットのサイズとしては、一般的に、Sサイズ(55〜56cm)、Mサイズ(57〜58cm)、Lサイズ(59〜60cm)およびXLサイズ(61cm以上)の4種類が知られている。なお、上記数値は、ヘルメット装着者の頭部の周囲長寸法を示すものである。そして、これら4種類のサイズのヘルメットは、その頭部収容空間の頭部周囲長に対応する部分が互いにほぼ相似するほぼ楕円形になっている。
ヘルメットを販売しているヘルメット販売店では、ヘルメットを装着する予定のヘルメット装着予定者などのヘルメット購入予定者にヘルメットを販売する場合、ヘルメット購入予定者が申出るサイズのヘルメットをこのヘルメット購入予定者に販売するか、あるいは、ヘルメット装着予定者の頭部の周囲長寸法を巻尺などで実測し、この実測値に対応した巻尺上の適合サイズ表示から適合サイズの種類を選定し、この選定した種類のヘルメットを販売するようにしている。
また、楕円形状演算用のソフトウエア(すなわちコンピュータ・プログラム)を用いたパソコンをヘルメット販売店などで使用することも、従来から知られている。この場合、ヘルメット装着予定者の頭部の前後長寸法および左右幅寸法を頭部サイズ測定具、物差し、その他の測定具で実測し、上記パソコンを用いてこれらの実測値から頭部の周囲長寸法を算出し、この算出値と各種のサイズのヘルメットに付されているサイズ表示とから推奨すべきヘルメットサイズの種類を選定するようにしている。
しかし、上述のような従来の方法では、つぎに述べるような欠点がある。すなわち、上述のように巻尺で頭部の周囲長寸法を実測する場合でも、また、楕円形状演算用プログラムを用いて頭部の周囲長を算出する場合でも、ヘルメット装着予定者の頭部が人間の平均的な楕円形状とほぼ相似する特定の楕円形状であることを擬制している。したがって、この特定の楕円形状の長軸と短軸との比は、ヘルメットサイズの種類にかかわらずほぼ一定である。
一方、ヘルメット装着予定者の頭部の周囲の形状は、周囲長寸法が仮に同じであっても個人差があるので、必ずしも上記特定の楕円形状とほぼ一致するとは限らない。このために、ヘルメット装着予定者の頭部の周囲長寸法のみでヘルメットのサイズの種類を選定しても、この選定した種類のサイズのヘルメットが、ヘルメット装着予定者の頭部にフィット(すなわち、適合)しない場合がある。そして、このような場合には、ヘルメット装着予定者は、必要以上に大きなサイズのヘルメットを着用しなければならない。
例えば、特許文献1には、上述のような従来の方法における欠点を除去するために、ネックパッドにポケットを設け、このポケットに板状の調整パッドを挿入することによって、ヘルメットのサイズを調整することが開示されている。しかし、この場合には、ヘルメットのサイズを小さくすることはできるが、大きくすることはできない。また、板状の調整パッドをポケットに挿入するようにしているから、ポケットへの調整パッドの出し入れ操作が煩雑であるだけでなく、ヘルメットの内周面がごわごわした感じになるから、ヘルメットの装着時に違和感を生じて被り心地が悪くなる。なお、このようなごわごわ感をなくすために調整パッドの外周囲を外周側に向って次第に薄くなるテーパー状にすることも考えられるが、ポケットへの調整パッドの出し入れ操作がさらに煩雑になり、しかも、調整パッドが損傷および破損し易くなる。
特開2000−160424号公報
本発明は、上述のような従来の方法および特許文献1の方法の欠点を比較的簡単な構成により効果的に是正し得るようにしたものである。
特開2000−160424号公報
本発明は、キャップ状の頭部用裏当てカバーがその内部に装着されているヘルメットのサイズを調整する方法であって、上記キャップ状頭部用裏当てカバーが、複数種類のカバー構成体から成り、上記複数種類のカバー構成体のそれぞれが、カバー本体部分と、このカバー本体部分を別の上記カバー構成体の上記カバー本体部分に分離自在に連結して組み合せることができる連結手段とを備え、上記複数種類のそれぞれの上記カバー本体部分を上記連結手段によって互いに連結して組み合せることによって、上記複数種類のカバー構成体から成る単独で独立した状態の上記キャップ状頭部用裏当てカバーを構成することができ、上記連結手段による上記カバー本体部分の互いの連結を解除して互いに分離することによって、上記キャップ状頭部用裏当てカバーを単独で独立した状態の上記複数種類のカバー構成体のそれぞれに分離し得るように構成したヘルメットのサイズを調整する方法において、上記複数種類のカバー構成体のうちの少なくとも1種類(好ましくは、全部の種類)のカバー構成体について、少なくとも厚さが異なる別のカバー構成体を予め少なくとも1種類(好ましくは、2〜5種類などの数種類)用意し、上記複数種類のカバー構成体のうちの少なくとも1種類のカバー構成体を、予め用意した上記別のカバー構成体に交換することによって、上記ヘルメットの頭部収容空間のうちの少なくとも1箇所のサイズを異ならせるようにしている。
本発明は、その第1の態様においては、上記複数種類のカバー構成体のうちの第1のカバー構成体が、ヘルメット装着者の前頭部および後頭部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの前頭領域および後頭領域から成る領域のうちの少なくとも一部分の領域を含む領域(例えば、前頭領域または後頭領域)にほぼ位置し、上記複数種類のカバー構成体のうちの第2のカバー構成体が、ヘルメット装着者の左側頭部および右側頭部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの左側頭領域および右側頭領域から成る領域のうちの少なくとも一部分の領域を含む領域(例えば、左側頭領域または右側頭領域)にほぼ位置している。この場合、上記複数種類のカバー構成体のうちの第3のカバー構成体が、ヘルメット装着者の頭頂部にほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの頭頂領域のうちの少なくとも一部分の領域を含む領域(例えば、頭頂領域)にほぼ位置していることができる。
本発明は、その第2の態様においては、上記頭部用裏当てカバーが、ヘルメット装着者の前頭部、頭頂部、左側頭部、右側頭部および後頭部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの前頭領域、頭頂領域、左側頭領域、右側頭領域および後頭領域にそれぞれほぼ位置する前頭部用カバー構成体、頭頂部用カバー構成体、左側頭部用カバー構成体、右側頭部用カバー構成体および後頭部用カバー構成体を備えている。また、本発明は、その第3の態様においては、上記複数種類のカバー構成体が、ヘルメット装着者の後頭上部および後頭下部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの後頭領域の上側部分および下側部分にそれぞれほぼ位置する後頭上部用カバー構成体および後頭下部用カバー構成体をそれぞれ含み、上記後頭上部用カバー構成体および上記後頭下部用カバー構成体によって、ヘルメット装着者の後頭部にほぼ対向する後頭領域にほぼ位置する複合形の後頭部用カバー構成体が構成されている。さらに、本発明は、その第4の態様においては、上記複数種類のカバー構成体のうちの少なくとも1種類(好ましくは、全部の種類)のカバー構成体のカバー本体部分が、発泡合成樹脂から成る弾性層を含んでいる。
本発明によれば、キャップ状頭部用裏当てカバーを構成している複数種類のカバー構成体のうちの任意の数の種類のカバー構成体自体をそっくり交換することができる。したがって、キャップ状頭部用裏当てカバーを構成しているカバー構成体の種類が多ければ多い程、人間の平均的な頭部形状以外のヘルメット装着者がヘルメットを装着する場合でも、ヘルメットをその頭部にほぼ最適に適合させることが可能である。また、キャップ状頭部用裏当てカバーの厚みを部分的に大きくし得るだけでなく、部分的に小さくすることも可能であるから、ヘルメットサイズを部分的に小さくし得るだけでなく、部分的に大きくすることも可能である。さらに、ヘルメット装着予定者自身が、特別の道具を使用することなく、しかも、比較的簡単な操作でもって、サイズ調整のためまたは破損箇所を修復するために任意の箇所のカバー構成体の交換を行うことができる。また、キャップ状頭部用裏当てカバーが複数種類のカバー構成体から成っているにもかかわらず、この頭部用裏当てカバーのキャップ状頭部用衝撃吸収ライナなどへの取付けも比較的簡単である。
つぎに、本発明をフルフェイス型ヘルメットのサイズを調整する方法に適用した一実施例を、「1、ヘルメット全体の概略的構成」、「2、キャップ状頭部用裏当てカバーの具体的構成」、「3、カバー構成体の組み立て方法」および「4、ヘルメットサイズの調整方法」に項分けして、図面を参照しつつ説明する。
1、ヘルメット全体の概略的構成
フルフェイス型ヘルメット1は、図1および図2に示すように、オートバイのライダなどのヘルメット装着者の頭部に装着されるフルフェイス型のキャップ状頭部保護体2と、ヘルメット装着者の額部と顎部との間(すなわち、顔面の中央部分)に対向するように頭部保護体2の前面に形成された窓孔3を開閉し得るシールド4と、頭部保護体2の内側にそれぞれ取り付けられた左右一対の顎掛け用バンド(図示せず)とから成っている。なお、シールド4は、周知のように、ポリカーボネート、その他の硬質合成樹脂などの透明または半透明の硬質材料から成っていてよい。さらに、シールド4の左右両端部付近は、左右一対の取付けねじ(図示せず)によって、頭部保護体2に回動自在に取り付けられている。そして、このシールド4は、図1および図2に示す復回動位置においては窓孔3を閉塞し、この復回動位置から上方へ回動した往回動位置においては窓孔3を開放し、これら両方の位置の中間の位置においては窓孔3を部分的に開放し得るように構成されている。さらに、図1および図2に示す頭部保護体2には、必要に応じて、周知のように1種類または複数種類のベンチレータ機構が組み込まれていてよい。
頭部保護体2は、図1および図2に示すように、この頭部保護体2の外周壁を構成しているフルフェイス型のキャップ状外側シェル11と、この外側シェル11の下端部の全周囲にわたって接着などにより取り付けられた断面ほぼU字状の下端用縁部材12と、頭部保護体2の窓孔3を形成するために外側シェル11に形成された窓孔13の全周囲にわたって接着などにより取り付けられた断面ほぼE字状の窓孔用縁部材14と、ヘルメット装着者の前頭部、頭頂部、左右両側頭部および後頭部にそれぞれほぼ対向する外側シェル11の内周面の前頭領域、頭頂領域、左右両側頭領域および後頭領域に当接されて接着などにより取り付けられたキャップ状の頭部用裏当て部材15と、ヘルメット装着者の顎部および頬部にそれぞれほぼ対向する外側シェル11の内周面の顎領域および頬領域に当接されて接着などにより取付られけた顎・頬部用裏当て部材16とから成っている。なお、外側シェル11は、FRP、その他の硬質合成樹脂などから成る強度の大きいシェル本体の内周面に多孔性不織布などの柔軟性シートが裏張りされた複合材料から成っていてよい。また、下端用縁部材12は、発泡塩化ビニール、合成ゴム、その他の軟質合成樹脂などから成っていてよい。さらに、窓孔用縁部材14は、合成ゴム、その他の可撓性に富んだ弾性材料から成っていてよい。
図2に示すキャップ状頭部用裏当て部材15は、キャップ状の外側シェル11の内部に配されてこの外側シェル11に取付けられているキャップ状の頭部用衝撃吸収ライナ21と、この頭部用衝撃吸収ライナ21の内周面のほぼ全体を覆うように、この頭部用衝撃吸収ライナ21の内部に配されてこの衝撃吸収ライナ21に取り付けられている通気性でキャップ状の頭部用裏当てカバー(換言すれば、キャップ状頭部用内装パッド)22とから成っている。また、顎・頬部用裏当て部材16は、図1および図2に示すように、顎・頬部用衝撃吸収ライナ23と、ヘルメット装着者の左右両頬部にそれぞれほぼ対向する顎・頬部用衝撃吸収ライナ23の内周面の左右両頬領域にそれぞれ当接されて取り付けられた左右一対の頬部用ブロック状内装パッド24a、24bとから成っている。
図2に示す頭部用衝撃吸収ライナ21および顎・頬部用衝撃吸収ライナ23のそれぞれの本体部分は、発泡ポリスチレン、その他の合成樹脂などの適度な剛性と適度な塑性とを備えている材料から成っていてよい。また、頭部用裏当てカバー22のカバー本体部分は、頭部用衝撃吸収ライナ21に対向する側の面(すなわち、外側面)または両側面にウレタンフォーム、その他の発泡合成樹脂などの柔軟性に富んだ弾性材料から成る適当な形状の弾性層をラミネートした織布の部分や多孔性不織布の部分などを組み合わせたものから成っていてよい。なお、頭部用裏当てカバー22の具体的な構成は、次項(すなわち、「2、キャップ状頭部用裏当てカバーの具体的構成」の項)において詳述する。
図1および図2に示す左右一対の頬部用ブロック状内装パッド24a、24bは、互いに左右対称的な構成であるから、右頬部用ブロック状内装パッド24bについて図1および図2を参照しつつ説明し、左頬部用ブロック状内装パッド24aについての説明は、必要に応じて省略する。すなわち、図1および図2に示す右頬部用ブロック状内装パッド24bは、パッド本体25と、このパッド本体25の下端部附近にそのほぼ全長にわたって縫い付け、テープ止め、接着などにより取り付けられた長手状の係合部材(図示せず)とから成っている。そして、パッド本体25には、ヘルメット装着者の右耳部にほぼ対応する耳領域がほぼ欠除されるように切り込み部26が形成されているので、このパッド本体25は、ヘルメット装着者の右頬部およびその近傍(ただし、右耳部を除く)にそれぞれほぼ対応した形状を有している。また、パッド本体25は、ウレタンフォーム、その他の発泡合成樹脂などの柔軟性に富んだ1個または複数個の弾性材料から構成された厚板形状のクッション部材(図示せず)と、このクッション部材のほぼ全体をほぼ袋状に覆っている袋状部材27とから成っている。したがって、上記クッション部材は、袋状部材27内に収納されて、この袋状部材27に取り付けられている。また、袋状部材27は、ビニールレザーなどの人工皮革の部分、織布の部分、多孔性不織布の部分(場合によっては、非多孔性不織布、合成樹脂シート、紙、合成樹脂をラミネートした紙、天然皮革などの任意の柔軟性シート材料の部分)のうちの1種類または複数種類の部分を縫い付け、接着などによって互いに結合したものであってよい。
図1および図2に示す頬部用ブロック状内装パッド24bを図1および図2に示す顎・頬部用衝撃吸収ライナ23に取付けるために、1個または複数個の丸型ホック(図示せず)の雌型部分(すなわち、雌型ホック)がこれらの内装パッド24および衝撃吸収ライナ23のうちの一方に取付けられ、上記丸型ホックの雄型ホックが他方に取付けられていてよい。そして、内装パッド24bを衝撃吸収ライナ23に取付けるときには、内装パッド24bの例えば雄型ホックを衝撃吸収ライナ23の例えば雌型ホックに凹凸係合させればよい。この場合、内装パッド24bの前記長手状係合部材を外側シェル11と顎・頬部用衝撃吸収ライナ23との間に下方から予め差し込んでおく。
2、キャップ状頭部用裏当てカバーの具体的構成
キャップ状頭部用裏当てカバー(換言すれば、キャップ状頭部用内装パッド)22は、図3〜図5に示すように、複数種類のカバー構成体を互いに組み合わせて結合することによって構成されている。具体的には、頭部用裏当てカバー22は、前頭部用のカバー構成体31、頭頂部用のカバー構成体32、左側の側頭部(すなわち、左側頭部)用のカバー構成体33、右側の側頭部(すなわち、右側頭部)用のカバー構成体34および後頭部用のカバー構成体35から成っていてよい。また、これらのカバー構成体31〜35のそれぞれは、単一のカバー構成体であってもよいし、複数個のカバー構成体を互いに分離自在に互いに組み合わせて結合することによって構成された複合形のカバー構成体であってもよい。具体的には、後頭部用カバー構成体33は、後頭上部(換言すれば、後頭部の上側部分)用のカバー構成体36と後頭下部(換言すれば、後頭部の下側部分)用のカバー構成体37とから、複合形の後頭部用カバー構成体として構成されていてよい。
図3〜図5に示す頭部用裏当てカバー22における各カバー構成体(換言すれば、各頭部用内装パッド構成体)31〜37は、キャップ状頭部保護体2に組み込まれた状態においては、ヘルメット装着者の頭部の各部分にそれぞれほぼ対向するものである。したがって、前頭部用カバー構成体31、頭頂部用カバー構成体32、左側頭部用カバー構成体33、右側頭部用カバー構成体34および後頭部用カバー構成体35は、ヘルメット装着者の前頭部、頭頂部、左側頭部、右側頭部および後頭部にそれぞれほぼ対向する頭部保護体2の内周面の前頭領域、頭頂領域、左側頭領域、右側頭領域および後頭領域にそれぞれほぼ位置するように配されている。また、後頭上部用カバー構成体36および後頭下部用カバー構成体37は、ヘルメット装着者の後頭上部および後頭下部にそれぞれほぼ対向する頭部保護体2の内周面の後頭領域の上側部分および下側部分にそれぞれほぼ位置するように配されている。
図3〜図5に示す各カバー構成体31〜37は、カバー本体部分41と、このカバー本体部分41を隣接する別のカバー構成体31〜37のカバー本体部分に連結するための1個または複数個の連結手段を備えた1個または複数個の連結部材とから成っている。つぎに、各カバー構成体31〜37の具体的構成を、「(1)前頭部用カバー構成体」、「(2)頭頂部用カバー構成体」、「(3)左右両側頭部用カバー構成体」および「(4)後頭部用カバー構成体」に項分けして、図3〜図15を参照しつつ説明する。
(1)前頭部用カバー構成体
図6および図7に示す前頭部用カバー構成体31のカバー本体部分41は、ヘルメット装着者の前頭部にほぼ対応した形状を有している。そしてこのカバー本体部分41は、ウレタンフォーム、その他の発泡合成樹脂などの柔軟性に富んだ弾性材料から成る適当な形状(すなわち、ヘルメット装着者の前頭部にほぼ対応した形状)の弾性層(以下、単に「前記弾性層」という。)42をその外側面に縫い付け、接着、加圧溶着などによりラミネートした布(具体的には、多孔性不織布、織布などの積層体)の第1の部分40と、この布の第1の部分40に縫い付け、接着などにより接続された布(具体的には、多孔性不織布、織布などの積層体)の第2の部分43とから成っていてよい。そして、板状で長手状の第1の連結部材44が、カバー本体部分41の外側面の上端部にほぼ沿って延在するように前記弾性層42(ひいては、上記布の第1の部分40に間接的)に重ね合わせられた状態で、カバー本体部分41に縫い付け、接着、熱溶着などにより取り付けられている。また、板状で長手状の第2の連結部材45が、カバー本体部分41の外側面の下端部にほぼ沿って布の第2の部分43からさらに下方を延在する状態で、カバー本体部分41に縫い付けなどにより取り付けられている。
図6および図7に示す第1の連結部材44は、ほぼ左右両端部およびほぼ中央部のそれぞれに第1〜第3の板状突片部46〜48を有している。そして、これら第1〜第3の突片部46〜48のそれぞれには、互いにほぼ平行に延在していて差込み係合のための被差込み係合部として機能する左右一対のスリット状開孔(換言すれば、スリット状貫通孔)49a、49bがそれぞれ形成されている。具体的には、第1および第2の突片部46、47のそれぞれのスリット状開孔49a、49bは、互いにほぼ対向した状態でもって、ほぼ水平方向に延在していてよい。また、第3の突片部48のスリット状開孔49a、49bは、互いにほぼ対向した状態でもって、ほぼ垂直方向に延在していてよい。
図6および図7に示す第2の連結部材45は、頭部用衝撃吸収ライナ21の前端部の下側面に配設されている第3の連結部材(図示せず)に連結されるものである。そして、この第2の連結部材45は、差し込み係合のための差し込み係合部として機能するものであって、周知のように、上記第3の連結部材のスリット状被差し込み部(図示しないが、差し込み係合のための被差し込み係合部として機能する。)にそのほぼ全長およびほぼ全幅を差し込まれて、この第3の連結部材に係合される。また、この第2の連結部材45の前側面には、例えば、凹凸係合のための凸型係合部として機能する左右一対の係合突起部51a、51bが突設されている。そして、上記差し込み時に、これらの突起部51a、51bが、上記第3の連結部材に設けられた例えば左右一対の係合穴(図示しないが、凹凸係合の凹型係合部として機能する。)に挿入されて、これらの係合穴に係止される。なお、第2の連結部材45の下端45aは、上記第3の連結部材の上記スリット状被差し込み部の形状に合うように、その長さ方向に沿って凹凸形状を有している。また、図示を省略したが、弾性層42、第1および第2の連結部材44、45には、必要に応じて、通気性の付与、軽量化、柔軟性の付与、美感の付与などの1つまたは複数の目的のために、円形、スリット形状などの貫通孔、凹みなどを設けることができる。そして、このような貫通孔、凹みなどは、他のカバー構成体32〜37にも、同様に設けることができる。
以下において、図5に示す残りのカバー構成体32〜37について具体的に説明する。しかし、これらのカバー構成体32〜37において、上述の前頭部用カバー構成体31と実質的に同一の構成であってよい事項については、必要に応じて、その説明を省略する。
(2)頭頂部用カバー構成体
図8および図9に示す頭頂部用カバー構成体32は、ヘルメット装着者の頭頂部にほぼ対応した形状を有するカバー本体部分52を有している。そして、このカバー本体部分52は、その形状を除いて、前記カバー本体部分41と実質的に同一の構成であってよい。また、板状で長手状の第1の連結部材53が、カバー本体部分52の内側面の前端部にほぼ沿って延在するように前記弾性層42に相当する弾性層54(ひいては、布の部分59に間接的)に重ね合わせられた状態で、カバー本体部分52に縫い付け、接着、熱溶着などにより取り付けられている。さらに、板状で長手状の第2の連結部材55が、カバー本体部分52の内側面の後端部にほぼ沿って延在するように弾性層54に重ね合わせられた状態で、カバー本体部分52に縫い付けなどにより取り付けられている。
図8および図9に示す第1の連結部材53は、ほぼ左右両端部およびほぼ中央部のそれぞれに第1〜第3の板状突片部56〜58を有している。そして、これら第1および第2の突片部56、57のそれぞれは、左右斜め外方でかつ斜め前方に突出していて、ほぼT字状(換言すれば、基部がくびれた形状)であってよい。また、第3の突片部58は、ほぼ前方に突出していて、差し込み係合のための差込み係合部として機能するようにほぼ+字状(換言すれば、基部がくびれた形状)であってよい。また、第2の連結部材55は、ほぼ左右両端部のそれぞれに第4および第5の板状突片部61、62を有している。そして、これら第4および第5の突片部61、62のそれぞれは、左右斜め外方でかつ斜め後方に突出していて、ほぼT字状(換言すれば、基部がくびれた形状)であってよい。また、第1、第2、第4および第5の突片部56、57、61、62は、ほぼT字状の形状の左右両側端部のそれぞれに、差し込み係合のための差込み係合部として機能するほぼ+字状(換言すれば、基部がくびれた形状)の係合部63a、63bをそれぞれ有している。そして、カバー本体部分52の中央部分付近には、前後方向にそれぞれ延在する1個または複数個のスリット状開孔64が設けられている。また、カバー本体部分52には、第1の連結部材53の後端部に沿って延在している1個または複数個のスリット状開孔65も設けられている。そして、カバー本体部分52の外周囲やこれらのスリット状開孔64、65の外周囲などにおいて、カバー本体部分52を大きな圧力でもって部分的に熱溶着することによって、弾性層54と前記布の部分とを互いに熱溶着するとともに、この弾性層54の厚みを著しく薄くすることができる。
(3)左右両側頭部用カバー構成体
図10および図11に示す左右両側頭部用カバー構成体33、34のうちの右側頭部用カバー構成体34は、左側頭部用カバー構成体33とほぼ左右対称的に構成されることができる。したがって、以下において、左側頭部用カバー構成体33について詳細に説明し、右側頭部用カバー構成体34の説明は、必要に応じて省略する。
図10および図11に示す左側頭部用カバー構成体33は、ヘルメット装着者の左側頭部にほぼ対応した形状を有するカバー本体部分71を有している。そして、このカバー本体部分71は、その形状を除いて、前記カバー本体部分41と実質的に同一の構成であってよい。また、ほぼ中間の部分72が大きくくびれている板状の連結部材73が、カバー本体部分71の外側面の下方部分付近に延在するように前記弾性層42に相当する弾性層74(ひいては、布の部分75に間接的)に重ね合わせられた状態で、布の部分75にその下端部を縫い付け、接着、熱溶着などにより取り付けられている。
図10および図11に示す連結部材73には、後部下端附近をカバー本体部分71からほぼ下方(多少は斜め後方)に向かって突出させることによって、凹凸係合のための凹型係合部として機能する係合部76が形成されている。そして、この係合部76は、その基部がくびれていてくびれ部77を有するとともに、その先端部側にダルマ穴78を有している。なお、このダルマ穴78は、上記先端部側が径小の穴78aで上記基端部側が径大の穴78bになっていて、これらの穴78a、78bの間にくびれ部78cを有している。また、連結部材73の前後両側部分73a、73bには、互いにほぼ平行に延在していて差込み係合のための被差込み係合部として機能する左右一対のスリット状開孔(換言すれば、スリット状貫通孔)79a、79bがそれぞれ形成されている。具体的には、前側部分73aおよび後側部分73bのそれぞれの左右一対のスリット状開孔79a、79bは、互いにほぼ対向した状態でもって、ほぼ水平方向に延在していてよい。
(4)後頭部用カバー構成体
図3〜図5に示す後頭部用カバー構成体35は、図12および図13に示す後頭上部用カバー構成体36と、図14および図15に示す後頭下部用カバー構成体37とから成っている。そして、後頭上部用カバー構成体36は、ヘルメット装着者の後頭部の上側部分にほぼ対応した形状を有するカバー本体部分81を備えている。また、カバー本体部分81は、その形状を除いて、前記カバー本体部分41と実質的に同一の構成であってよい。さらに、ほぼ中央の部分82が大きく開孔している連結部材83が、カバー本体部分81の外側面の上端部を除くほぼ全面に延在するように前記弾性層42に相当する弾性層84(ひいては、布の部分85に間接的)に重ね合わせられた状態で、布の部分85(連結部材83の上端部のみ)およびカバー本体部分81(連結部材83の上端部を除く端部のみ)にそのほぼ全周に位置する外周端部を縫い付け、接着、熱溶着などにより取り付けられている。
図12および図13に示す後頭上部用カバー構成体36の連結部材83には、下端部のほぼ中央部をほぼ下方に向かって突出させることによって、差し込み係合のための差込み係合部として機能するほぼ+字状(換言すれば、基部がくびれた形状)の第1の板状突片部86が形成されている。また、連結部材83の左右両側部分には、この連結部材83の左右両側部分から中央開孔82に向かってそれぞれ突出している第2および第3の板状突片部87、88がそれぞれ形成されている。そして、これら第2および第3の板状突片部87、88のそれぞれには、互いにほぼ平行に延在していて差し込み係合のための被差込み係合部として機能する左右一対のスリット状開孔(換言すれば、スリット状貫通孔)89a、89bがそれぞれ形成されている。具体的には、第2および第3の板状突片部87、88のそれぞれのスリット状開孔89a、89bは、互いにほぼ対向した状態でもって、ほぼ水平方向に延在していてよい。
図14および図15に示す後頭下部用カバー構成体37は、ヘルメット装着者の後頭部の下側部分にほぼ対応した形状を有するカバー本体部分91を備えている。そして、後頭上部用カバー構成体36と後頭下部用カバー構成体37とが互いに組み合わされて結合されることによって後頭部用カバー構成体35が構成されている状態においては、後頭上部用カバー構成体36のカバー本体部分81と後頭下部用カバー構成体37のカバー本体部分91とから成る複合形のカバー本体部分81、91は、ヘルメット装着者の後頭部にほぼ対向した形状を有している。
図14および図15に示す後頭下部用カバー構成体37のカバー本体部分91には、ほぼ長方形状の連結部材92が設けられている。そして、この連結部材92は、カバー本体部分91の外側面の下端部を除くほぼ全面に延在するように前記弾性層42に相当する弾性層93(ひいては、布の部分94に間接的)に重ね合わせられた状態で、布の部分94にそのほぼ全周に位置する外周端部を縫い付け、接着などにより取り付けられている。この場合、後頭下部用カバー構成体37のカバー本体部分91(ひいては、間接的には弾性層93)は、ヘルメット装着者のうなじにほぼ対向することになるから、弾性層93は、図15に示すように、他のカバー構成体の弾性層に較べてその厚さが大きいのが好ましい。
図14および図15に示す後頭下部用カバー構成体37の連結部材92のほぼ中央部分には、互いにほぼ平行に延在していて差し込み係合のための被差込み係合部として機能する左右一対のスリット状開孔(換言すれば、スリット状貫通孔)95a、95bがそれぞれ形成されている。具体的には、これら左右一対のスリット状開孔95a、95bは、互いにほぼ対向した状態でもって、ほぼ垂直方向に延在していてよい。さらに、連結部材92の左右両端部付近のそれぞれには、凹凸係合のための凸型係合部として機能する左右一対の丸型ホックの左右一対の雄型部分(すなわち、雄型ホック)96a、96bが取り付けられている。そして、図3〜図5に示すキャップ状の頭部用裏当てカバー15がキャップ状の頭部用衝撃吸収ライナ21の内側面に取り付けられるときには、これら一対の雄型ホック96a、96bが、頭部用衝撃吸収ライナ21の内側面のこれらの雄型ホック96a、96bとほぼ対向する箇所に取り付けられた左右一対の雌型ホック(図示しないが、凹凸係合のための凹型係合部としてそれぞれ機能する。)に嵌合させることができる。
3、カバー構成体の組み立て方法
図5に示す6種類のカバー構成体31〜34、36、37をつぎに述べるように互いに分離自在(換言すれば、互いに容易に分離可能)に互いに組み合わせて結合することによって、図3および図4に示すキャップ状の頭部用裏当てカバー22を組み立てることができる。また、これとは逆に、図3および図4に示すキャップ状頭部用裏当てカバー22の相互の結合を解除することによって、この頭部用裏当てカバー22を図5に示す6種類のカバー構成体に互いに分解(すなわち、分離)させることができる。この場合、頭部用裏当てカバー22を、6種類のカバー構成体31〜34、36、37に互いに分離させないで、任意の2種類〜5種類のカバー構成体(換言すれば、複合形のカバー構成体を含むカバー構成体)31〜37に互いに分離させることも、もちろん可能である。なお、図5に示す6種類のカバー構成体31〜34、36、37を互いに組み合わせて結合する順序は、特に限定されるものではなく、この点は、互いに分離させる順序の場合も同じである。しかし、6種類のカバー構成体31〜34、36、37を互いに組み合わせて結合するのが比較的容易なのは、頭頂部用カバー構成体32を中心として、この頭頂部用カバー構成体32の外周囲に他の構成体31〜34、36をそれぞれ結合させ、ついで、後頭上部用カバー構成体36に後頭下部用カバー構成体37を結合させる組み立て方法である。そして、このような組み立て方法の順序の一例を示せば、つぎの(a)項〜(e)項に記載の手順のとおりである。
(a)前頭部用カバー構成体31の第1〜第3の板状突片部46〜48のそれぞれ一対のスリット状開孔49a、49bに、頭頂部用カバー構成体32の第1の板状突片部56の+字状係合部63b、第2の板状突片部57の+字状係合部63aおよび+字状で板状の第3の突片部58のそれぞれの両側に位置する一対の突起部を順次差し込むことによって、図3に示すように、頭頂部用カバー構成体32に前頭部用カバー構成体31を組み合わせて結合すること、
(b)左側頭部用カバー構成体33の連結部材73の前側部分73aおよび後側部分73bのそれぞれの一対のスリット状開孔79a、79bに、頭頂部用カバー構成体32の第1の板状突片部56の+字状係合部63aおよび第4の板状突片部61の+字状係合部63aのそれぞれの両側に位置する一対の突起部を順次差し込むことによって、図3に示すように、頭頂部用カバー構成体32に左側頭部用カバー構成体33を組み合わせて結合すること、
(c)右側頭部用カバー構成体34の連結部材73の前側部分73aおよび後側部分73bのそれぞれの一対のスリット状開孔79a、79bに、頭頂部用カバー構成体32の第2の板状突片部56の+字状係合部63bおよび第5の板状突片部62の+字状係合部63bのそれぞれの両側に位置する一対の突起部を順次差し込むことによって、図4に示すように、頭頂部用カバー構成体32に右側頭部用カバー構成体34を組み合わせて結合すること、
(d)後頭上部用カバー構成体36の連結部材83の第2および第3の板状突片部87、88のそれぞれの一対のスリット状開孔89a、89bに、頭頂部用カバー構成体32の第4の板状突片部61の+字状係合部63bおよび第5の板状突片部62の+字状係合部63aのそれぞれの両側に位置する一対の突起部を順次差し込むことによって、図4に示すように、頭頂部用カバー構成体32に後頭上部用カバー構成体36を組み合わせて結合すること、および
(e)左側頭部用カバー構成体33および右側頭部用カバー構成体34のそれぞれのダルマ穴78の径大の穴78bに、後頭下部用カバー構成体37の左右一対の雄型ホック96a、96bをそれぞれ挿入してから、この後頭下部用カバー構成体37をほぼ下方に引っ張ることなどによって、これらの雄型ホック96a、96bのそれぞれをダルマ穴78の径大の穴78bからくびれ部78cを通して径小の穴78aへと移動させ、これと相前後して、後頭下部用カバー構成体37の連結部材92の一対のスリット状開孔95a、95bに、後頭上部用カバー構成体36の+字状で板状の第1の突片部86の両側に位置する一対の突起部を順次差し込むことによって、図4に示すように、左右両側頭部用カバー構成体33、34および後頭上部用カバー構成体36に後頭下部用カバー構成体37を組み合わせて結合すること(したがって、雄型ホック96a、96bは、後頭下部用カバー構成体37の頭部用衝撃吸収ライナ21との結合と、左右両側頭部用カバー構成体33、34との結合との両方の機能を有している)。
上記(a)項〜(e)項に記載の手順における一対のスリット状開孔への+字状係合部の一対の突起部の差し込みは、いずれも同様の操作でもって行うことができる。例えば、上記(a)項に記載したように、第1の板状突片部46の一対のスリット状開孔49a、49bに、第1の板状突片部56の+字状係合部63bの両側に位置する一対の突起部66a、66bをそれぞれ差し込む場合について、図3、図6および図8を参照して説明すると、まず、+字状係合部63bを一対の突起部66a、66bの間において凸形状に湾曲(換言すれば、弾性変形)させた状態にする。ついで、一対の突起部66a、66bのそれぞれの先端部を一対のスリット状開孔49a、49bにそれぞれ当てがってから、上記弾性変形を解消させると、一対の突起部66a、66bが、図3に示すように、一対のスリット状開孔49a、49bにそれぞれ差し込まれるので、+字状係合部63bは第1の板状突片部46に比較的強固に差し込み係合される。また、図3および図4に示す頭部用裏当てカバー22を図5に示す6種類のカバー構成体31〜34、36、37などに互いに分離させる場合には、上記(a)項〜(e)項に記載の順序とは逆の順序の操作を行えばよい。
上記(a)項〜(e)項に記載の手順にしたがって組み立てられた図3および図4に示す頭部用裏当てカバー22の外周面の形状は、図2に示す頭部用衝撃吸収ライナ21の内周面の形状とほぼ同形状であってよい。具体的には、裏当てカバー22の外周面の形状は、衝撃吸収ライナ21の内周面の形状とは、つぎの(f)項および(g)項に記載の点で相違しているだけであってよい。
(f)図6に示す前頭部用カバー構成体31の布の第2の部分43および第2の連結部材45のそれぞれが、衝撃吸収ライナ21の内周面ではなくて、図2に示すように、この衝撃吸収ライナ21の前端部の下面に当接されること、および
(g)左右両側頭部用カバー構成体33、34が、図2〜図5および図10に示すように、これらの左右両側頭部用カバー構成体33、34の下端部のほぼ中央部分においてヘルメット装着者の耳部にほぼ対応した左右両側の切り込み部70を有しているために、衝撃吸収ライナ21の内周面の上記切り込み部70にほぼ対応した箇所が裏当てカバー22から露出していること。
上記(a)項〜(e)に記載の手順にしたがって組み立てられた図3および図4に示す頭部用裏当てカバー22を頭部用衝撃吸収ライナ21に取り付ける手順は、つぎの(h)項および(i)項に記載のとおりであってよい。そして、これら(h)項および(i)項に記載の手順を行うことによって、頭部用裏当てカバー22は、その外側面を頭部用衝撃吸収ライナ21の内側面に当接させた状態で、この衝撃吸収ライナ21に取り付けられることができる。また、裏当てカバー22を衝撃吸収ライナ21から取り外すときには、これら(h)項および(i)項に記載の手順とは逆の手順の操作を行えばよい。
(h)前記2(4)項に記載したように、後頭下部用カバー構成体37に設けられている左右一対の雄型ホック96a、96bを頭部用衝撃吸収ライナ21の内側面に設けられている前記左右一対の雌型ホックに嵌合させること、および
(i)上記(h)項に記載の手順と相前後して、前記2(1)項に記載したように、前頭部用カバー構成体31の第2の連結部材45を頭部用衝撃吸収ライナ21の前記第3の連結部材のスリット状被差し込み部に差し込んで係合させるとともに、上記第2の連結部材45の一対の係合突起部51a、51bを上記第3の連結部材の一対の係合穴にそれぞれ挿入させて凹凸係合により係止させること。
4、ヘルメットサイズの調整方法
ヘルメット販売店の従業員、ヘルメット装着予定者などのサイズ調整作業者は、つぎの(a)項〜(c)項に記載の手順でもって、ヘルメット1のサイズを調整することができる。
(a)頭部用裏当てカバー22の6種類のカバー構成体31〜34、36、37のうちの1種類、複数種類または全部の種類について、厚み(および、場合によっては、大きさや形状など)の異なる複数種類のカバー構成体を予め用意しておく(カバー構成体の厚みを異ならせることは、カバー構成体を構成している弾性層の厚みを変えることによって、容易に達成することができる。)、
(b)ヘルメット装着予定者の頭部の前後長、左右幅および/または周囲長を実測したり、ヘルメット装着予定者がヘルメット(場合によっては、頭部用裏当てカバー22のみ)を実際に着用したりすることによって、ヘルメット1の6種類のカバー構成体31〜34、36、37のうちの1種類、複数種類、または全部の種類のカバー構成体が、ヘルメット着用予定者の頭部に適合しているのか、あるいは、適合していないのかを決定すること、および
(c)必要があれば、上記(b)項に記載の決定に基づいて、6種類のカバー構成体31〜34、36、37のうちの1種類、複数種類または全部の種類のカバー構成体を、厚みなどが異なる別のカバー構成体に交換にすること。
上記(b)項においては、サイズの異なる複数個のサンプルヘルメットをヘルメット販売店に用意しておいて、どのサイズのサンプルヘルメットがヘルメット着用予定者の頭部に良く適合するのかを決定するようにしてもよい。また、上記(c)項においては、この適合性の決定に基づいて6種類のカバー構成体31〜34、36、37の厚みなどの種類を決定し、この決定に基づいてこれら6種類のカバー構成体31〜34、36、37から頭部用裏当てカバー22を新たに組み立てるようにしてもよい。
以上において、本発明の一実施例について詳細に説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、上述の実施例においては、カバー構成体31〜34、36、37を互いに組み合わせて結合する1種類の結合手段として、一方のカバー構成体に差し込み係合部を設けるとともに、他方のカバー構成体に上記差し込み係合部を差し込み係合するためのスリット状開孔を設けたものを用いている。また、別の1種類の結合手段として、ダルマ穴利用の凹凸係合手段78、96a、96bを用いている。しかし、上記結合手段は、面ファスナであってもよく、このような面ファスナは、通常、マジックテープ(商標)、ベルクロ(商標)などと称されている。そして、このような面ファスナは、通常、一方のカバー構成体に設けられる面部材が多数個のループ状フックを有するとともに、他方のカバー構成体に設けられる他方の面部材が多数個の非ループ状フック(換言すれば、各ループ状フックの1箇所に切断箇所が設けられたフック)を有している。また、上記結合手段は、上記2(4)項に記載した丸型ホックのようなホックであってもよく、この場合、一方のカバー構成体に雄型ホックが設けられるとともに、他方のカバー構成体に雌型ホックが設けられればよい。
また、上述の実施例においては、頭部用衝撃吸収ライナ21の内周面に頭部用裏当てカバー22を取り付けるための取付け手段として、上記3項の(h)項および(i)項に記載のように、丸型ホック96a、96b、差し込み係合手段45および凹凸係合手段51a、51bを設けている。しかし、上記取付け手段としては、このような丸型ホック96a、96b、差し込み係合手段45および凹凸係合手段51a、51bだけではなく、上述のような面ファスナも用いることができ、さらに、これらの係合手段の任意の1種類または任意の複数種類を用いることもできる。そして、上記丸型ホックは、雄型ホック96a、96bをカバー構成体側に設ける必要は必ずしもなく、雌型ホックをカバー構成体側に設けるとともに雄型ホックを頭部用衝撃吸収ライナ21側に設けてもよい。
また、上述の実施例においては、カバー構成体のそれぞれのカバー本体部分を1枚の弾性層とこの弾性層のほぼ一方の面に積層されているほぼ1枚の布の部分とから構成した。しかし、この布の部分は、上記弾性層をほぼ全体的に被覆するほぼ袋形状であってもよい。また、弾性層は、必ずしも1枚である必要はなくて、2枚以上が互いに積層されていてもよい。
また、上述の実施例においては、頭部用裏当てカバー22を6種類のカバー構成体31〜34、36、37によって構成するようにした。しかし、頭部用裏当てカバー22は、6種類以外の複数種類であってもよく、例えば、後頭上部用カバー構成体36と後頭下部用カバー構成体37とを互いに分離できないように互いに一体的に合体させることによって構成した単一の後頭部用カバー構成体35を用いるようにしてもよい。
また、上述の実施例においては、複合形の後頭部用カバー構成体35をそれぞれ構成している後頭上部用カバー構成体36と後頭下部用カバー構成体37とを、連結部材83の第1の板状突片部86と連結部材92のスリット状開孔95a、95bとによって、互いに直接連結するように構成した。しかし、後頭上部用カバー構成体36と後頭下部用カバー構成体37とは、互いに直接連結されている必要は必ずしもなく、上記第1の板状突片部86と上記スリット状開孔95a、95bとによる連結機構を省略することによって、頭頂部用カバー構成体32の第4の板状突片部61の係合部63bおよび第5の板状突片部62の係合部63aと、左右両側頭部用カバー構成体33、34のそれぞれのスリット状開孔79a、79bおよび係合部76のだるま穴78とによって、頭頂部用カバー構成体32および左右両側頭部用カバー構成体33、34をそれぞれ介して間接的に連結されていてもよく、また、左右両側頭部用カバー構成体33、34のそれぞれと後頭上部用カバー構成体36とを互いに直接的に連結するための連結機構をこれらのカバー構成体33、34、36に新たに設けることによって、左右両側頭部用カバー構成体33、34をそれぞれ介して間接的に連結されていてもよい。
さらに、上述の実施例においては、本発明をフルフェイス型ヘルメットについて適用したが、本発明をジェット型、セミジェット型などの別の種類のヘルメットにも適用することができる。
本発明をフルフェイス型ヘルメットに適用した一実施例におけるヘルメット全体の概略的な斜視図である。(実施例1) 図1のヘルメットの拡大した中央縦断面図である。(実施例1) 図1のヘルメットの頭部用裏当てカバーの斜め前方から見た斜視図である。(実施例1) 図3の頭部用裏当てカバーの斜め後方から見た斜視図である。(実施例1) 図3の頭部用裏当てカバーの分解しかつ必要に応じて展開した状態における平面図である。(実施例1) 図5の前頭部用カバー構成体の正面図である。(実施例1) 図6のA−A線に沿った断面図である。(実施例1) 図5の頭頂部用カバー構成体の展開した状態における平面図である。(実施例1) 図8のB−B線に沿った断面図である。(実施例1) 図5の左側頭部用および右側頭部用カバー構成体の正面図である。(実施例1) 図10のC−C線に沿った断面図である。(実施例1) 図5の後頭上部用カバー構成体の正面図である。(実施例1) 図12のD−D線に沿った断面図である。(実施例1) 図5の後頭下部用カバー構成体の正面図である。(実施例1) 図14のE−E線に沿った断面図である。(実施例1)
1 フルフェイス型ヘルメット
22 キャップ状頭部用裏当てカバー
31 前頭部用カバー構成体
32 頭頂部用カバー構成体
33 左側頭部用カバー構成体
34 右側頭部用カバー構成体
35 複合形後頭部用カバー構成体
36 後頭上部用カバー構成体
37 後頭下部用カバー構成体
41 カバー本体部分
42 弾性層
49a スリット状開孔(連結手段)
49b スリット状開孔(連結手段)
52 カバー本体部分
54 弾性層
58 第3の板状突片部(連結手段)
63a 係合部(連結手段)
63b 係合部(連結手段)
71 カバー本体部分
74 弾性層
78 ダルマ穴(連結手段)
79a スリット状開孔(連結手段)
79b スリット状開孔(連結手段)
81 カバー本体部分
84 弾性層
86 第1の板状突片部(連結手段)
89a スリット状開孔(連結手段)
89b スリット状開孔(連結手段)
91 カバー本体部分
93 弾性層
95a スリット状開孔(連結手段)
95b スリット状開孔(連結手段)

Claims (6)

  1. キャップ状の頭部用裏当てカバーがその内部に装着されているヘルメットのサイズを調整する方法であって、
    上記キャップ状頭部用裏当てカバーが、複数種類のカバー構成体から成り、
    上記複数種類のカバー構成体のそれぞれが、カバー本体部分と、このカバー本体部分を別の上記カバー構成体の上記カバー本体部分に分離自在に連結して組み合せることができる連結手段とを備え、
    上記複数種類のそれぞれの上記カバー本体部分を上記連結手段によって互いに連結して組み合せることによって、上記複数種類のカバー構成体から成る単独で独立した状態の上記キャップ状頭部用裏当てカバーを構成することができ、
    上記連結手段による上記カバー本体部分の互いの連結を解除して互いに分離することによって、上記キャップ状頭部用裏当てカバーを単独で独立した状態の上記複数種類のカバー構成体のそれぞれに分離し得るように構成したヘルメットのサイズを調整する方法において、
    上記複数種類のカバー構成体のうちの少なくとも1種類のカバー構成体について、少なくとも厚さが異なる別のカバー構成体を予め少なくとも1種類用意し、
    上記複数種類のカバー構成体のうちの少なくとも1種類のカバー構成体を、予め用意した上記別のカバー構成体に交換することによって、上記ヘルメットの頭部収容空間のうちの少なくとも1箇所のサイズを異ならせるようにしたことを特徴とするヘルメットサイズの調整方法。
  2. 上記複数種類のカバー構成体のうちの第1のカバー構成体が、ヘルメット装着者の前頭部および後頭部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの前頭領域および後頭領域から成る領域のうちの少なくとも一部分の領域を含む領域にほぼ位置し、
    上記複数種類のカバー構成体のうちの第2のカバー構成体が、ヘルメット装着者の左側頭部および右側頭部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの左側頭領域および右側頭領域から成る領域のうちの少なくとも一部分の領域を含む領域にほぼ位置していることを特徴とする請求項1に記載のヘルメットサイズの調整方法。
  3. 上記複数種類のカバー構成体のうちの第3のカバー構成体が、ヘルメット装着者の頭頂部にほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの頭頂領域のうちの少なくとも一部分の領域を含む領域にほぼ位置していることを特徴とする請求項2に記載のヘルメットサイズの調整方法。
  4. 上記頭部用裏当てカバーが、ヘルメット装着者の前頭部、頭頂部、左側頭部、右側頭部および後頭部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの前頭領域、頭頂領域、左側頭領域、右側頭領域および後頭領域にそれぞれほぼ位置する前頭部用カバー構成体、頭頂部用カバー構成体、左側頭部用カバー構成体、右側頭部用カバー構成体および後頭部用カバー構成体を備えていることを特徴とする請求項1に記載のヘルメットサイズの調整方法。
  5. 上記複数種類のカバー構成体が、ヘルメット装着者の後頭上部および後頭下部にそれぞれほぼ対向する上記頭部用裏当てカバーの後頭領域の上側部分および下側部分にそれぞれほぼ位置する後頭上部用カバー構成体および後頭下部用カバー構成体をそれぞれ含み、
    上記後頭上部用カバー構成体および上記後頭下部用カバー構成体によって、ヘルメット装着者の後頭部にほぼ対向する後頭領域にほぼ位置する複合形の後頭部用カバー構成体が構成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載のヘルメットサイズの調整方法。
  6. 上記複数種類のカバー構成体のうちの少なくとも1種類のカバー構成体のカバー本体部分が、発泡合成樹脂から成る弾性層を含んでいることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載のヘルメットサイズの調整方法。
JP2007026579A 2007-02-06 2007-02-06 ヘルメットサイズの調整方法 Active JP4976153B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007026579A JP4976153B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 ヘルメットサイズの調整方法
EP07025105A EP1955606B1 (en) 2007-02-06 2007-12-27 Helmet and helmet size adjusting method
DE602007013685T DE602007013685D1 (de) 2007-02-06 2007-12-27 Helm und Verfahren zum Einstellen der Helmgröße
US11/970,000 US8087099B2 (en) 2007-02-06 2008-01-07 Helmet and helmet size adjusting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007026579A JP4976153B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 ヘルメットサイズの調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008190084A JP2008190084A (ja) 2008-08-21
JP4976153B2 true JP4976153B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=39325843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007026579A Active JP4976153B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 ヘルメットサイズの調整方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8087099B2 (ja)
EP (1) EP1955606B1 (ja)
JP (1) JP4976153B2 (ja)
DE (1) DE602007013685D1 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100258988A1 (en) * 2005-09-20 2010-10-14 Sport Helmets, Inc. Embodiments of Lateral Displacement Shock Absorbing Technology and Applications Thereof
WO2009143143A2 (en) * 2008-05-19 2009-11-26 Bae Systems Aerospace & Defense Group Helmet attachment platform
US9763488B2 (en) 2011-09-09 2017-09-19 Riddell, Inc. Protective sports helmet
JP5814773B2 (ja) * 2011-12-19 2015-11-17 株式会社Shoei ヘルメットのサイズの種類およびパッドの形態を選定する方法、この選定方法を用いてヘルメットのサイズを調整する方法ならびに上記選定方法に用いる頭部サイズ測定具
ITTV20120001A1 (it) * 2012-01-04 2013-07-05 Alpinestars Res Srl Casco provvisto di un dispositivo di regolazione per l'imbottitura
US10149511B2 (en) 2012-09-28 2018-12-11 Matscitechno Licensing Company Protective headgear system
US10159296B2 (en) 2013-01-18 2018-12-25 Riddell, Inc. System and method for custom forming a protective helmet for a customer's head
US10736373B2 (en) * 2013-08-13 2020-08-11 Smith Optics, Inc. Helmet with shock absorbing inserts
USD795500S1 (en) 2013-08-13 2017-08-22 Smith Optics, Inc. Helmet
USD752814S1 (en) 2013-08-13 2016-03-29 Smith Optics, Inc. Helmet
USD752294S1 (en) 2013-08-13 2016-03-22 Smith Optics, Inc. Helmet
AU2014360109B2 (en) 2013-12-06 2019-09-12 Bell Sports, Inc. Flexible multi-layer helmet and method for making the same
US10993496B2 (en) * 2014-02-21 2021-05-04 Matscitechno Licensing Company Helmet padding system
US11253771B2 (en) 2014-02-21 2022-02-22 Matscitechno Licensing Company Helmet padding system
US11659882B2 (en) 2014-02-21 2023-05-30 Matscitechno Licensing Company Helmet padding system
US11730222B2 (en) 2014-02-21 2023-08-22 Matscitechno Licensing Company Helmet padding system
US11744312B2 (en) 2014-02-21 2023-09-05 Matscitechno Licensing Company Helmet padding system
JP6282491B2 (ja) * 2014-03-05 2018-02-21 株式会社Shoei 留め機構及びヘルメット
USD773120S1 (en) 2014-07-25 2016-11-29 Smith Optics, Inc. Helmet
JP6296611B2 (ja) * 2014-08-05 2018-03-20 株式会社Shoei ヘルメット
CN107205515A (zh) * 2014-10-28 2017-09-26 贝尔运动股份有限公司 内成型转动头盔
US11864599B2 (en) 2015-12-18 2024-01-09 Matscitechno Licensing Company Apparatuses, systems and methods for equipment for protecting the human body by absorbing and dissipating forces imparted to the body
US11470907B2 (en) * 2016-03-10 2022-10-18 Sport Maska Inc. Adjustable helmet with side protective members
TWI581838B (zh) * 2016-03-23 2017-05-11 國立清華大學 感測式護具內襯及其防護裝置
US10780338B1 (en) 2016-07-20 2020-09-22 Riddell, Inc. System and methods for designing and manufacturing bespoke protective sports equipment
USD822905S1 (en) 2016-10-31 2018-07-10 Smith Optics, Inc. Helmet
USD817553S1 (en) 2016-10-31 2018-05-08 Smith Optics, Inc. Helmet
JP6429173B2 (ja) * 2016-11-17 2018-11-28 大洋精工株式会社 髪型維持ライナー
US11399589B2 (en) 2018-08-16 2022-08-02 Riddell, Inc. System and method for designing and manufacturing a protective helmet tailored to a selected group of helmet wearers
CA3170278A1 (en) 2018-11-21 2020-05-28 Riddell, Inc. Protective recreational sports helmet with components additively manufactured to manage impact forces
USD927084S1 (en) 2018-11-22 2021-08-03 Riddell, Inc. Pad member of an internal padding assembly of a protective sports helmet
US11849793B2 (en) * 2019-03-29 2023-12-26 Bell Sports, Inc. Flexible slip plane for helmet energy management liner
US11700903B2 (en) * 2019-10-07 2023-07-18 Dick's Sporting Goods, Inc. Adjustable helmet
US11540578B2 (en) 2020-03-12 2023-01-03 Matscitechno Licensing Company Helmet system
US11540577B2 (en) 2020-03-12 2023-01-03 Matscitechno Licensing Company Helmet system
DE102020002614A1 (de) * 2020-04-30 2021-11-04 Dräger Safety AG & Co. KGaA Schutzhelm mit mechanischen Codierungen für Steckverbindungen zwischen lnnenausstattung und Tragstruktur
CN114259722A (zh) * 2022-01-10 2022-04-01 哈尔滨体育学院 一种散打头部护具
CN118319095A (zh) * 2024-06-12 2024-07-12 联纲光电科技股份有限公司 蓝牙头盔通话装置和具有蓝牙头盔通话装置的头盔

Family Cites Families (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3127615A (en) 1961-09-29 1964-04-07 Leonard P Frieder Removable rigging for helmet
US3289212A (en) * 1964-12-07 1966-12-06 John T Riddell Inc Sizer means for helmets
US3568210A (en) * 1968-10-10 1971-03-09 Michael T Marietta Protective headgear
US3849801A (en) * 1972-12-20 1974-11-26 Medalist Ind Inc Protective gear with hydraulic liner
US3843970A (en) * 1973-03-19 1974-10-29 M Marietta Protective headgear
US3820163A (en) * 1973-05-07 1974-06-28 Cougar Inc Football helmet having sectional liner of energy absorbing material
CA1124003A (en) 1977-11-08 1982-05-25 Pierre Guerre-Berthelot Fastening device for protective helmets
US4287613A (en) * 1979-07-09 1981-09-08 Riddell, Inc. Headgear with energy absorbing and sizing means
CA1154552A (en) * 1981-08-07 1983-10-04 Charles R. Farquharson Hockey helmet
US4404690A (en) * 1981-08-21 1983-09-20 Amer Sport International Inc. Hockey helmet
DE3337599A1 (de) * 1983-10-15 1985-04-25 Battelle-Institut E.V., 6000 Frankfurt Anpassbarer schutzhelm mit belueftungseinrichtung
IT1169648B (it) 1983-10-28 1987-06-03 Pier Luigi Nava Casco integrale particolarmente per usi sportivi
IT1185280B (it) 1985-07-17 1987-11-04 Nava & C Spa Casco protettivo trattenuto posteriormente alla testa
JPS6269812A (ja) * 1985-09-24 1987-03-31 ヤマハ発動機株式会社 ヘルメツトの内張り構造
JPH026606A (ja) * 1988-06-14 1990-01-10 Michio Arai フルフェース型ヘルメット
DE3910889A1 (de) * 1989-04-04 1990-10-11 Hochschorner K W Gmbh Helm
JPH0623527Y2 (ja) 1990-08-20 1994-06-22 昭栄化工株式会社 ヘルメット
JPH0613216Y2 (ja) * 1991-01-29 1994-04-06 昭栄化工株式会社 ヘルメット
JP2505726B2 (ja) * 1993-10-08 1996-06-12 昭栄化工株式会社 フルフェイス型ヘルメットの帽体
JPH0911014A (ja) 1995-06-22 1997-01-14 Sugino Mach Ltd 多軸加工ユニット
DE69604379T2 (de) 1996-03-18 2000-01-05 E.D.C. S.A., Issy Les Moulineaux Integralhelm für Motorradfahrer oder dergleichen mit Vorrichtung zum Öffnen/Schliessen des Kinnbügels
CA2191683C (en) 1996-11-29 2005-03-22 Daniel Chartrand Padding with embedded fastener for use in a helmet
JP3955127B2 (ja) 1997-05-19 2007-08-08 学 根本 ヘルメット
US5815847A (en) 1997-06-23 1998-10-06 Ampac Enterprises, Inc. One size fits all baseball batter's helmet
US6298483B1 (en) 1997-09-03 2001-10-09 Paul Schiebl Protective headgear and chin pad
US5953761A (en) 1998-01-26 1999-09-21 Ampac Enterprises, Inc. Protective headgear
JP2878262B1 (ja) 1998-03-05 1999-04-05 株式会社アライヘルメット ヘルメットにおけるシールドの開閉機構
JP2904416B1 (ja) 1998-06-23 1999-06-14 株式会社アライヘルメット フルフェース型ヘルメット
JP3004264B1 (ja) 1998-10-30 2000-01-31 株式会社アライヘルメット フルフェース型ヘルメット
JP2000160424A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 T S Tec Kk ヘルメットの内装構造
US6159324A (en) * 1999-03-05 2000-12-12 Sportscope Process for manufacturing protective helmets
EP1057419B1 (en) 1999-05-27 2003-07-30 OPTICOS S.r.l. Device for activating a visor for motorcyclist helmets and the like
US6557184B2 (en) 1999-05-27 2003-05-06 Opticos, S.R.L. Device for hooking the visor of a helmet for motorcycles
JP2001115327A (ja) 1999-10-06 2001-04-24 Ogk Hanbai Kk ヘルメット
US6279172B1 (en) * 2000-02-02 2001-08-28 Gentex Corporation Custom fitting assembly for helmet
DE10020300A1 (de) * 2000-04-26 2001-10-31 Plim Cooperation Ltd Einstellbarer Helm
US6449147B2 (en) * 2000-05-01 2002-09-10 Patent Category Corp. Collapsible structures having enhancements
JP4592870B2 (ja) * 2000-05-01 2010-12-08 株式会社Shoei ヘルメット
US6292953B1 (en) * 2000-08-17 2001-09-25 Gentex Corporation Interchangeable latch system
CA2321399C (en) * 2000-09-28 2005-07-26 Bauer Nike Hockey Inc. Protective helmet with adjustable padding
AUPR060600A0 (en) 2000-10-06 2000-11-02 Blair, Mary Lynne Protective sports hat insert device
JP3506372B2 (ja) 2000-10-31 2004-03-15 株式会社アライヘルメット ヘルメットにおけるシールドの支持構造
JP3549490B2 (ja) 2001-03-29 2004-08-04 株式会社アライヘルメット ヘルメットにおけるシールドの取付構造
JP4656756B2 (ja) 2001-05-18 2011-03-23 株式会社Shoei ヘルメットのシールド板制御装置
EP1293138A1 (en) 2001-09-14 2003-03-19 OPTICOS S.r.l. Extraction and rotation device for the visor of a crash helmet for motorcycles
EP1293139A1 (en) 2001-09-14 2003-03-19 OPTICOS S.r.l. Device for reseably fastening the visor from the shell of a crash-helmet, in particular for motorcyclists
US6557185B1 (en) 2001-10-22 2003-05-06 Long Huei Helmet Co. Device for affixing a lens onto a safety helmet
US7426761B2 (en) 2002-02-26 2008-09-23 Brian Tomcany Patient immobilization device
US20030182716A1 (en) 2002-04-02 2003-10-02 De-Ren Wu Helmet
GB2387102B (en) * 2002-04-04 2005-12-07 Tunnard Mitchell Modular helmet
FR2848387B1 (fr) * 2002-12-13 2005-10-14 Gallet Sa Rembourrage amovible pour modulaire pour casque de protection et casque equipe du rembourrage
US7316036B2 (en) * 2003-07-08 2008-01-08 Gentex Corporation Padset for protective helmet
US6883181B2 (en) * 2003-07-08 2005-04-26 Gentex Corporation Adjustable padset for protective helmet
JP3906192B2 (ja) 2003-08-01 2007-04-18 株式会社アライヘルメット ヘルメット用脱帽装置
US7805775B2 (en) 2004-06-07 2010-10-05 Shoei Co., Ltd. Neck cover for full face type helmet and full face type helmet
US7207071B2 (en) 2004-06-18 2007-04-24 Fox Racing, Inc. Ventilated helmet system
US7159249B2 (en) * 2004-11-09 2007-01-09 Mjd Innovations, Llc Self-balancing, load-distributing helmet structure
KR100568946B1 (ko) 2004-11-25 2006-04-10 주식회사 홍진에이치제이씨 헬멧용 실드 결합장치
AT501407B8 (de) 2005-06-21 2007-02-15 Mark Wallerberger Schutzhelm
AU2006317514B2 (en) 2005-11-23 2010-11-25 VHA Holdings Pty Limited A protective helmet
US7958573B2 (en) * 2006-01-19 2011-06-14 Gentex Corporation Size adjustable safety and comfort liner for a helmet
JP4948893B2 (ja) 2006-05-09 2012-06-06 株式会社Shoei ヘルメットおよびその脱着方法
DE102006040555A1 (de) 2006-08-30 2008-03-06 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Kopfschutzkombination
US20090158506A1 (en) 2007-12-21 2009-06-25 Harley-Davidson Motor Company Group, Inc. Liner for a protective helmet
US8359672B2 (en) 2008-10-21 2013-01-29 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Headband with pivotal pad

Also Published As

Publication number Publication date
DE602007013685D1 (de) 2011-05-19
EP1955606B1 (en) 2011-04-06
US20080184463A1 (en) 2008-08-07
EP1955606A3 (en) 2009-09-23
JP2008190084A (ja) 2008-08-21
US8087099B2 (en) 2012-01-03
EP1955606A2 (en) 2008-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4976153B2 (ja) ヘルメットサイズの調整方法
US6421841B2 (en) Inside pad for helmet and helmet using this inside pad
EP1743538B1 (en) Full-face-type helmet
JPH09241915A (ja) ヘルメットの内装体用パッド及びその内装体
US9743702B2 (en) Catcher's helmet
US7854023B2 (en) Helmet and method of removing the same
JP4592871B2 (ja) ヘルメット
US6256797B1 (en) Helmet and method of removing the same
JPH026606A (ja) フルフェース型ヘルメット
JP2007522352A (ja) 半硬質の保護用ヘルメット
US12089686B2 (en) Helmet
KR200425902Y1 (ko) 군 방탄모용 머리보호대
JP7515167B2 (ja) フェイスカバー付き帽子
JPH0638090Y2 (ja) ヘルメット
WO2022085234A1 (ja) ヘルメット及びチークパッド
JP6982862B2 (ja) フェイスシールド、及び保護具
JPH0444590Y2 (ja)
JPH0516176Y2 (ja)
JPH02407Y2 (ja)
JP2022170123A (ja) ヘルメット
JP2020079472A (ja) 折畳み式帽子用帽体
JPH0627613Y2 (ja) ヘルメット
JP2020079457A (ja) 帽子用内装材
JPH0529687B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4976153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250