JPH0516176Y2 - - Google Patents

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JPH0516176Y2
JPH0516176Y2 JP1989068778U JP6877889U JPH0516176Y2 JP H0516176 Y2 JPH0516176 Y2 JP H0516176Y2 JP 1989068778 U JP1989068778 U JP 1989068778U JP 6877889 U JP6877889 U JP 6877889U JP H0516176 Y2 JPH0516176 Y2 JP H0516176Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案はヘルメツト、特に、一対の耳カバー部
および両耳カバー部間を繋ぐための顎ベルトを持
つ柔軟な内帽体と、その内帽体を覆う剛性を持つ
た外帽体とを有するヘルメツトに関する。
(2) 従来の技術 従来、この種ヘルメツトとして、実公昭43−
6734号公報に開示されたものが知られている。
(3) 考案が解決しようとする課題 しかしながら前記ヘルメツトにおいては、外帽
体と内帽体とが固着されているので、内帽体を装
着したまま外帽体を脱いだり、内帽体を外帽体か
ら取外して洗濯する等、必要に応じて両帽体を分
離することができない、という不具合がある。
本考案は前記不具合を解消し得る前記ヘルメツ
トを提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 本考案は、一対の耳カバー部および両耳カバー
部間を繋ぐための顎ベルトを持つ柔軟な内帽体
と、該内帽体を覆う剛性を持つた外帽体とを有
し、前記外帽体の両側部に、それぞれ両耳カバー
部の外面に沿つて延びる複数の連結帯を垂下長さ
調節自在に垂設し、複数のスナツプの互に係脱す
る一方の各係合子を各連結帯に、また他方の各係
合子を各耳カバー部にそれぞれ設けたことを特徴
とする。
(2) 作用 前記のように構成すると、各連結帯の垂下長さ
を適当に調節してその連結帯を緊張させた状態で
各スナツプの両係合子を係合させることができ、
これにより外帽体を内帽体にがたつくことなく強
固に結合することができる。また顎ベルトを締め
ることによつて内帽体、したがつてヘルメツトを
装着者の頭部にしつかり固定することができる。
一方、各スナツプの両係合子を離脱することによ
つて、外帽体と内帽体とを容易に分離することが
できる。そして顎ベルトを備えているので内帽体
の装着が可能であり、その上内帽体の洗濯もでき
る。
その上、各スナツプは各耳カバー部の外面側に
存するので、内帽体を装着したまゝ外帽体を脱い
だり、また外帽体を被つて内帽体に結合する、と
いつた操作を容易に行うことができる。
(3) 実施例 第1〜第4図において、1は、例えば自衛隊で
用いられる特車用ヘルメツトを示し、そのヘルメ
ツト1は、装着者Mの頭部Hに直接装着される柔
軟な内帽体2と、その内帽体2を覆う剛性を持つ
た外帽体3とを有する。
内帽体2は、装着者Mの頭部Hに巻装される鉢
巻部4と、その鉢巻部4に設けられて装着者Mの
頭頂hを覆う頭頂カバー部5と、鉢巻部4の両対
向部位に一体に設けられた一対の耳カバー部6
と、両耳カバー部6間を繋ぐための顎ベルト7と
を有する。
鉢巻部4および各耳カバー部6は、表地81
して合成繊維織布を用い、また裏地82として合
成繊維パイル織布を用い、それらの間に合成繊維
製心地を介在させて縫製されたものである。頭頂
カバー部5は、表地91として合成皮革を用い、
また裏地92として合成繊維パイル織布を用い、
それらの間に柔軟な合成樹脂発泡体製緩衝材10
を介在させて縫製されたものである。
顎ベルト7は、一方の耳カバー部6に一端を取
付けられた合成繊維製ベルト本体7aと、他方の
耳カバー部6に一端を取付けられた合成繊維製止
着部7bとを有し、ベルト本体7aに給水性且つ
吸湿性の顎当て11および長さ調節用バツクル1
2が備えられる。またベルト本体7および止着部
7bに、マジツクテープ(登録商標、以下同じ)
13の互に離着する雄型片13aおよび雌型片1
3bと、スナツプ14の互に係脱する一方の係合
子14aおよび他方の係合子14bとがそれぞれ
設けられる。
外帽体3は外殻部16と、その外殻部16内面
に接合された緩衝部17と、その内面を覆う内皮
部18とを有する。外殻部16はFRPよりなり、
また緩衝部17は比較的硬い合成樹脂発泡体より
なり、さらに内皮部18は柔軟な合成樹脂シート
よりなる。
内帽体2と外帽体3とは分離自在に結合されて
おり、以下、その結合構造について説明する。
第1、第3、第5図において、外帽体3の両側
部に、複数、図示例では2本の連結帯19が各耳
カバー部6の外面に沿つて延びるように垂設され
る。複数、図示例では4個のスナツプ20の互に
係脱する一方の各係合子20aが各連結帯19の
下端部に取付けられ、また他方の各係合子20b
が各耳カバー部6に取付けられる。
前記のように構成すると、各スナツプ20の両
係合子20a,20bを離脱することによつて外
帽体3と内帽体2とを分離することができ、また
各スナツプ20の両係合子20a,20bを係合
することによつて外帽体3と内帽体2とを結合す
ることができる。したがつて、内帽体2の洗濯と
いつた要請に応ずることが可能である。
その上、各スナツプ20は各耳カバー部6の外
面側に存するので、顎ベルト7を用いて内帽体2
を装着したまゝ特車外で外帽体3を脱いだり、ま
た狭い特車内で頭部Hを保護すべく、外帽体3を
被つて内帽体2に結合する、といつた操作を容易
に行うことができる。
この場合、外帽体3に対して各連結帯19の上
端部を完全に固定すると、外帽体3を内帽体2に
被せたとき、両係合子20a,20bが合致しな
かつたり、またそれら20a,20bが合致して
も各連結帯19に弛みが生じて外帽体3ががたつ
くといつた不具合を生じることがある。
そこで、外帽体3に対する各連結帯19の取付
け構造を次のように構成して、外帽体3からの各
連結帯19の垂下長さを調節し得るようになつて
いる。
即ち、第3、第5図に明示するように外帽体3
の各側部内側に、緩衝部17および内皮部18の
無い凹部21が形成され、その凹部21は、外帽
体3の前側および後側に位置する一対の傾斜内面
22を有する。それら傾斜内面22は、上部から
下部に向うに従つて両面22間の間隔が広くなる
ように末広がりに形成される。
凹部22に、略箱形をなすナツト保持体23が
回止め嵌合され、そのナツト保持体23に形成さ
れた内向きの六角凹部24にナツト25が回止め
嵌合される。外帽体3の外殻部16を十字穴付頭
26aを持つ小ねじ26が貫通しており、その小
ねじ26はナツト25に螺合される。連結帯19
の上端部に取付けられた鳩目27により、連結帯
19の長手方向に延びる長孔28に小ねじ26が
遊挿されている。
このように構成すると、小ねじ26を緩め、外
帽体3からの連結帯19の垂下長さを適当に調節
してその連結帯19を緊張させた状態でスナツプ
20の両係合子20a,20bを係合させること
ができ、これにより外帽体3を内帽体2にがたつ
くことなく係合することができる。しかも、小ね
じ26を外殻部16の外側から工具により操作し
得るので、ヘルメツト1を装着した状態にて前記
調節作業を容易に行うことができる。
第2、第3、第6図に示すように、内帽体2に
おいて、その頭頂カバー部5は、前後方向に延び
て前後端部を鉢巻部4の前後部に連結される3本
の第1〜第3帯材291〜293と、相隣る第1,
第2帯材291,292間および第2,第3帯材2
2,293間を連結する各2本の第1連結材30
と、第1,第3帯材291,293を鉢巻部4の
両側部に連結する2本の第2連結材302とを有
する。
第1,第2帯材291,292および2本の第1
連結材301により1個の方形位置決め孔31が
画成され、また同様に第2,第3帯材292,2
3および2本の第1連結材301により1個の方
形位置決め孔31が画成される。
外帽体3の内面に2個の方形位置決め突起32
が突設され、外帽体3を内帽体2に被せたとき、
第2図に明示するように各位置決め突起32が各
位置決め孔31に嵌合し、また第1〜第3帯材2
1〜293上面および各第1,第2連結材301
302上面が外帽体3内面に当接し、これにより
外帽体3の前後および左右方向への動きが防止さ
れる。
第1帯材291、第2連結材302および鉢巻部
4により、内帽体2の内外を連通する複数、図示
例では2個の第1通気孔331が画成され、また
同様に、第3帯材293、第2連結材302および
鉢巻部4により内帽体2の内外を連通する複数、
図示例では2個の第1通気孔331が画成される。
外帽体3の両側部に、その内外を連通する複
数、図示例では各4個の長孔状第2通気孔332
が形成され、各4個の第2通気孔332は各2個
の第2通気孔331に連通する。
前記のように構成すると、第6図に明示するよ
うにヘルメツト1の装着状態では、内帽体2の各
第2通気孔331および外帽体3の各第2通気孔
332を通じてヘルメツト1内の換気が行われる。
一方、外帽体3を脱いだ状態では、内帽体2の各
第1通気孔331を介してその内帽体2内の換気
が行われる。
これにより装着者Mの頭部Hの蒸れが防止され
る。
第7、第8図に明示するように、鉢巻部4は装
着者Mの頭部Hに巻装し得るように有端帯状に形
成され、その鉢巻部4の両端に存する重合部分4
a,4b間に、周方向に延びる第1マジツクテー
プm1が設けられる。即ち、第1マジツクテープ
m1の雄型片34aが外側の重合部分4aの内面
に、また雄型片34aと離着する雌型片34bが
内側の重合部分4bの外面にそれぞれ縫着され
る。
鉢巻部4において、その前部外面および両側部
内面に複数、図示例では3枚の第1フラツプ35
がそれぞれ配設され、各第1フラツプ351の下
縁部は鉢巻部4に縫着される。前部外面側の第1
フラツプ351は表地81と同材質であり、また側
部内面側の各第1フラツプ351は裏地82と同材
質である。
頭頂カバー部5の前部、したがつて第1〜第3
帯材291〜292の前端部および頭頂カバー部5
の両側部、したがつて両第2連結材302の端部
に複数、図示例では3枚の第2フラツプ352
それぞれ連設され、また頭頂カバー部5の後部、
したがつて第1〜第3帯材291〜293の後端部
に第3フラツプ353が連設される。各第2,第
3フラツプ352,353は表地91と同材質であ
る。
そして、各第2フラツプ352は、鉢巻部4お
よび各第1フラツプ351間に、また第3フラツ
プ353は鉢巻部4の両重合部分4a,4b間に
それぞれ挟まれるようになつている。
第9、第13図にも明示するように、鉢巻部4
および各第2フラツプ352間、各第2フラツプ
352および各第1フラツプ351間ならびに第3
フラツプ353両面に、それぞれ第2マジツクテ
ープm2が設けられる。
図示例では、第2マジツクテープm2の雄型片
36aが各第1フラツプ351、前部第2フラツ
プ352の内面、両側部第2フラツプ352の外面
および第3フラツプ353の内面にそれぞれ縫着
され、また雄型片36aと離着する雌型片36b
が鉢巻部4、前部第2フラツプ352の外面、両
側部第2フラツプ352の内面および第3フラツ
プ353の外面にそれぞれ縫着される。
前記のように構成すると、鉢巻部4を頭部Hに
巻き、その両重合部分4a,4b間に存する第1
マジツクテープm1の付着位置を適宜変更するこ
とによつて装着者Mの頭囲に合せて鉢巻部4の周
長を決めることができる。また頭頂カバー部5と
鉢巻部4との両重合部分、したがつて第1〜第3
フラツプ351〜353およびそれらとの関係部分
に存する第2マジツクテープm2相互ならびに第
2マジツクテープm2および第1マジツクテープ
m1の付着位置を適宜変更することによつて、装
着者Mの頭部頂面の高さに合せて頭頂カバー部5
の深さを決めることができる。
これにより、ピツタリとした装着感を得ること
が可能な保護帽2が提供される。
さらに、鉢巻部4と頭頂カバー部5とが第1,
第2マジツクテープm1,m2による複数の2重付
着構造を介して強固に結合される。また頭頂カバ
ー部5の結合に、鉢巻部4の第1マジツクテープ
m1を用いると、第3フラツプ352に対応する第
1フラツプおよびマジツクテープが不要となり、
それに応じて構成の簡素化および低コスト化が図
られる。
さらにまた、鉢巻部4と頭頂カバー部5とを分
離することができ、その上、鉢巻部4を有端帯状
にし得るので、保護帽2の洗濯をし易い。
第1〜第4図において、37は両耳カバー部6
に配設された通信器、38は、その通信器37に
接続されたマイクロフオンである。
なお、頭頂カバー部5の第3フラツプ353
対応して鉢巻部4に第1フラツプ351および第
2マジツクテープm2を設けてもよい。
C 考案の効果 本考案によれば、外帽体を内帽体にがたつくこ
となく強固に結合して装着者の頭部にしつかりと
固定することが可能で、また外帽体を内帽体から
分離して内帽体のみを装着したり、内帽体を洗濯
することが可能なヘルメツトを提供することがで
きる。しかも、このヘルメツトは内帽体を装着し
たまゝ外帽体を内帽体に対して容易に分離および
結合することが可能である、といつた利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はヘル
メツト装着状態の側面図、第2図は第1図−
線断面図、第3図は分解斜視図、第4図は内帽体
装着状態の側面図、第5,第6図は第1図−
線、−線断面図、第7図は内帽体の分解斜視
図、第8〜第13図は第7図−線〜−
線断面図である。 1……ヘルメツト、2……内帽体、3……外帽
体、6……耳カバー部、7……顎ベルト、19…
…連結帯、20……スナツプ、20a,20b…
…係合子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の耳カバー部6および両耳カバー部6間を
    繋ぐための顎ベルト7を持つ柔軟な内帽体2と、
    該内帽体2を覆う剛性を持つた外帽体3とを有
    し、前記外帽体3の両側部に、それぞれ両耳カバ
    ー部6の外面に沿つて延びる複数の連結帯19を
    垂下長さ調節自在に垂設し、複数のスナツプ20
    の互に係脱する一方の各係合子20aを各連結帯
    19に、また他方の各係合子20bを各耳カバー
    部6にそれぞれ設けたことを特徴とするヘルメツ
    ト。
JP1989068778U 1989-06-13 1989-06-13 Expired - Lifetime JPH0516176Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4677678B2 (ja) * 2001-03-26 2011-04-27 ソニー株式会社 記録媒体、記録再生装置及び記録再生方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921707A (ja) * 1982-07-09 1984-02-03 ジエンテクス・コ−パレイシヤン ヘルメツト内張り

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5921707A (ja) * 1982-07-09 1984-02-03 ジエンテクス・コ−パレイシヤン ヘルメツト内張り

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