JP4529318B2 - 除湿デバイスと前記除湿デバイスを使用した冷風発生装置 - Google Patents
除湿デバイスと前記除湿デバイスを使用した冷風発生装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、低湿度の空気を供給することによって室内を除湿したり、あるいは衣類を乾燥したりする除湿デバイスや、部分的な冷房が可能で省エネルギーに寄与できる可搬型の除湿・冷風発生デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の除湿デバイスとして、従来、冷却方式のものと吸着方式のものが使用されている。冷却方式のものは、圧縮方式とも呼ばれており、コンプレッサーを用いたヒートポンプの蒸発器によって、空気をその露点温度以下に冷却して結露水を除去して除湿する構成となっている。この構成のものは、約20〜30℃付近の中温の空気を除湿する場合に有効なものである。すなわち、低温・低湿時や50℃以上の高温時には、サイクル動作が厳しくなり、実質的に除湿は困難となるものである。またこの構成のものは、金属製のコンプレッサーや、蒸発器、凝縮器を搭載しているため、重量が重く、かつ運転音が大きいという欠点を有するものである。
【0003】
また吸着方式のものは、ゼオライトやシリカゲル等の吸着材を担持したハニカムを用いて、空気中の湿気を吸着材により吸着して除湿する構成となっているものである。この構成のものは、繰り返し使用するためには、湿気を吸着した吸着材を再生する、すなわち、吸着した湿気を脱着する必要がある。再生には2通りあり、湿気を吸着する吸湿過程と再生過程を交互に繰り返すバッチ式と、厚肉円盤状のハニカムを回転させて、その一部を加熱して再生する連続式とがある。バッチ式、連続式のいずれを選択するかは、用途、コスト、サイズ、等により決定される。床下乾燥機にはバッチ式が、衣類乾燥や屋内の除湿に使用する除湿機には連続式のものが実用化されている。
【0004】
図5は、前記除湿機の構成を示す断面図である。この構成のものは、厚肉円盤状のゼオライトが担持されたセラミック製の吸湿性ハニカム57を、ベルト58及びモータ59により回転させながら、送風ファン60を運転して、室内の空気66を送風する構成としているものである。つまり、この送風によって室内の空気66が吸湿性ハニカム57を通過するときに、前記空気中の水分が吸湿性ハニカム57に吸着されて乾燥するものである。こうして乾燥した空気67を、再び室内に送風するようにして、室内の除湿が進行するものである。
【0005】
このとき、吸湿性ハニカム57が吸着した水分量が飽和に達する前に、この構成のものは、吸湿性ハニカム57を再生している。すなわち、加熱器61とファン62と吸湿性ハニカム57の一部と空冷熱交換器63とからなる再生回路64を使用している。室内の空気は、空冷熱交換器63を通過して再生回路64内の高温・高湿の空気を冷却した後に、吸湿性ハニカム57を通過する。なお、吸湿性ハニカム57は、アルミナあるいはシリカ等の無機繊維から構成したセラミックペーパーの平らなものと波状に付形したものとを無機質バインダーで接着して形成したハニカム骨格を有し、このハニカム骨格にゾルの状態でゼオライトやシリカゲル等の吸着材を坦持した後に焼結して構成している。
【0006】
この構成によって、吸湿性ハニカム57の一部には、加熱器61によって加熱された空気が、ファン62による送風によって接触している。従って、この部分が吸着していた水分は脱着されて水蒸気となる。この水蒸気は、空冷熱交換器63内で冷却される。冷却によって生じた結露水は、配管64から除湿水回収容器65に案内される。
【0007】
このとき、前記しているように、吸湿性ハニカム57が駆動モータ59によって回転駆動されているため、前記吸湿性ハニカム57の再生部分は時系列的に変化し、円盤状の吸湿性ハニカムの全体が再生されるものである。
【0008】
また、従来使用されている冷房装置には、コンプレッサーを用いたヒートポンプ(エアコン)や、ペルチェ素子を用いた電子冷凍装置や、水の気化熱を利用した冷風扇、吸着材を用いたデシカント冷房装置等がある。
【0009】
エアコンは室内全体を冷房する場合に適しており、個別対応の冷風発生デバイスとしてはあまり普及していないのが現状である。その理由として、使い勝手の点で解決すべき課題が多いことが考えられる。すなわち、地球温暖化やオゾン層破壊の恐れのあるフロンを使用している点や、コンプレッサーを搭載しているために、音や振動が大きく、重量が重いという点がある。またエアコンから発生する冷風は、低湿度となっており肌や喉が乾燥するもので、人体に悪影響を与えるという問題も有している。
【0010】
ペルチェ素子を用いた電子冷凍装置は、価格が高い、また大きさや重量等の面で問題を有しているものである。
【0011】
また、冷風扇は、水の気化熱を利用して空気に加湿することで冷風を得るものであるが、夏場は湿度がもともと高いために、加湿量が低下して満足すべき冷風感を得ることができない。また、必要以上の加湿はかびなどの発生を助長する等の問題を有している。
【0012】
また、デシカント冷房の場合には、ゼオライトやシリカゲルなどの吸着材が担持されたハニカムローターを主要部品として使用しており、これを回転させる構成としているものである。このため、機器サイズが大きくなるという問題を有している。
【0013】
近年、地球環境問題が大いに叫ばれており、省エネルギー性に優れ、人にも優しい個別対応の冷風発生デバイスの登場が熱望されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の除湿デバイスは、ゼオライトやシリカゲル等の吸着材の再生に高温を必要としており、再生に要するエネルギーが大きいという課題を有している。
【0015】
また、用いた吸着材は、低湿度雰囲気での除湿能力が高い反面、吸着材の自重の30%程度しか水分を吸着することができない、つまり吸着容量が小さいため、バッチ式としたときには、頻繁に吸湿と再生を繰り返す必要があり、機器に及ぼす熱的ストレスが大きく、信頼性が十分ではないという課題を有するものとなる。
【0016】
また、連続式の構成としたときには、吸湿性ハニカムを回転させているために、機器のサイズが大きくなるとともに、吸湿と再生のバランスをとった最適な吸湿性ハニカムの回転速度を設定する必要があった。従って、低湿度並びに高湿度空気を除湿するいずれの場合にも除湿量はほぼ一定となるものである。高湿度空気を除湿するためには、さらに吸湿性ハニカムのサイズを大きくして、再生に要するエネルギーを高める必要があるが、実用上サイズの限界があるという課題を有している。
【0017】
また、冷風扇やデシカント冷房は、水の気化熱を利用しているため、湿気を含んだ冷風を発生することができる。これは、人体にはやさしい冷風といえる。とくに、デシカント冷房は、一旦除湿して得た除湿空気を室外空気で冷却したのちに加湿するため、屋内で使用する場合に湿度上昇が無く、また、室内空気の湿度が高い場合にも十分な冷風が得られる点で優れている。
【0018】
しかしながら、デシカント冷房の場合には、前述したようなサイズの点や、除湿空気の冷却を室外空気で行うために、持ち運びができないという点や、個別には使用できないという課題を有しているものである。
【0019】
また冷風扇の場合には、前記したように、夏場には満足すべき冷風感を得ることができない、あるいは、必要以上の加湿が行われたときには、かびなどの発生を助長することになり、屋内の使用には不向きであるという課題を有している。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通気性を有し、通気された空気中の水分を吸着し、吸着した水分が移動できる吸湿体と、前記吸湿体を少なくとも2つの送風回路に区分する仕切り板と、前記区分された一方の送風回路を除湿回路としこの除湿回路に送風する送風ファンと、他方の区分された送風回路を再生回路とし、この再生回路に加熱空気を送風する送風ファン及び加熱手段と、前記除湿回路の入り口の室内空気で再生回路を構成する吸湿体の出口の空気を冷却する結露用熱交換器と、除湿回路を構成する吸湿体の出口の空気を再生回路の入り口の空気で冷却する冷却用熱交換器とを構成要件として有している除湿デバイスとしている。
【0021】
送風された室内の空気は、除湿回路を構成する吸湿体を通過するときに吸湿体によって水分が吸着され、乾燥空気となって室内に吹き出される。このとき、吸着された水分は、再生回路を構成する吸湿体に移動し、再生回路を流れる熱風によって再び水蒸気となる。
【0022】
この水蒸気を含んだ高湿の空気は、結路用熱交換器に入って外気によって冷却され、結露水が生ずることによって除湿される。
【0023】
また、除湿回路を出た除湿空気は冷却用熱交換器に入って室内の空気によって冷却され、温度上昇の少ない除湿空気となって室内に送風される。
【0024】
こうして、吸湿体を回転させることなく静止させた状態で連続的に除湿と再生を行うことができる。また、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、吸着容量も大きくとれ、小型の装置に構成できる。さらに、再生回路の吸湿体出口空気を除湿回路入り口空気で冷却することにより室内空気中の湿気を結露水として除去できるとともに、除湿回路の吸湿体出口空気を再生回路入り口空気で冷却する構成としているので、温度上昇の少ない除湿空気とすることができる。
【0025】
また、結露水の気化熱を利用して周囲を冷房するものであり、この加湿に必要な水は除湿空気から自己補給でき、水の補給が不要で、無駄な加湿のない冷風発生デバイスともできるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、通気性を有し、通気された空気中の水分を吸着し、吸着した水分が移動できる吸湿体と、前記吸湿体を少なくとも2つの送風回路に区分する仕切り板と、前記区分された一方の送風回路を除湿回路としこの除湿回路に送風する送風ファンと、他方の区分された送風回路を再生回路とし、この再生回路に加熱空気を送風する送風ファン及び加熱手段と、前記除湿回路の入り口の室内空気で再生回路を構成する吸湿体の出口の空気を冷却する結露用熱交換器と、除湿回路を構成する吸湿体の出口の空気を再生回路の入り口の空気で冷却する冷却用熱交換器とを構成要件として有している除湿デバイスとしている。
【0027】
送風された室内の空気は、除湿回路を構成する吸湿体を通過するときに吸湿体によって水分が吸着され、乾燥空気となって室内に吹き出される。このとき、吸着された水分は、再生回路を構成する吸湿体に移動し、再生回路を流れる熱風によって再び水蒸気となる。
【0028】
この水蒸気を含んだ高湿の空気は、結路用熱交換器に入って外気によって冷却され、結露水が生ずることによって除湿される。
【0029】
また、除湿回路を出た除湿空気は冷却用熱交換器に入って室内の空気によって冷却され、温度上昇の少ない除湿空気となって室内に送風される。
【0030】
こうして、吸湿体を回転させることなく静止させた状態で連続的に除湿と再生を行うことができる。また、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、吸着容量も大きくとれ、小型の装置に構成できる。さらに、再生回路の吸湿体出口空気を除湿回路入り口空気で冷却することにより室内空気中の湿気を結露水として除去できるとともに、除湿回路の吸湿体出口空気を再生回路入り口空気で冷却する構成としているので、温度上昇の少ない除湿空気とすることができる。
【0031】
また、結露水の気化熱を利用して周囲を冷房するものであり、この加湿に必要な水は除湿空気から自己補給でき、水の補給が不要で、無駄な加湿のない冷風発生デバイスともできるものである。
送風された室内の空気は、除湿回路を構成する吸湿体を通過するときに吸湿体によって水分が吸着され、乾燥空気となって室内に吹き出される。このとき、吸着された水分は、再生回路を構成する吸湿体に移動し、再生回路を流れる熱風によって再び水蒸気となる。
【0032】
この水蒸気を含んだ高湿の空気は、結路用熱交換器に入って外気によって冷却され、結露水が生ずることによって除湿される。
【0033】
また、除湿回路を出た除湿空気は冷却用熱交換器に入って室内の空気によって冷却され、温度上昇の少ない除湿空気となって室内に送風される。
【0034】
こうして、吸湿体を回転させることなく静止させた状態で連続的に除湿と再生を行うことができる。また、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、吸着容量も大きくとれ、小型の装置に構成できる。さらに、再生回路の吸湿体出口空気を除湿回路入り口空気で冷却することにより室内空気中の湿気を結露水として除去できるとともに、除湿回路の吸湿体出口空気を再生回路入り口空気で冷却する構成としているので、温度上昇の少ない除湿空気とすることができる。
【0035】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に加え、吸湿体は、通気性及び吸液性を有する坦持体と、この担持体に担持した吸水性樹脂と吸湿性を有する無機塩類とを有する構成の除湿デバイスとしている。
【0036】
吸水性樹脂と吸湿性を有する無機塩類を担持させた吸湿体を使用することによって、吸湿保持できる水分の量を従来のものより多量とでき、また、吸湿した水分の気化が小さいエネルギーで効率的に行え、しかも簡単な構成で装置を小型に形成できるものとなる。
【0037】
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した構成に加え、吸湿体は、少なくとも一部を透湿性と防水性を兼ね備えたシートで被覆した構成の除湿デバイスとしている。
【0038】
吸湿体を透湿性と防水性シートを兼ね備えたシートで覆うようにしているため、吸湿して生じた無機塩類の水溶液が一部に偏り、その部位で一時的に吸水性樹脂及び坦持体を合わせた吸液量を越えた場合でも、無機塩類の水溶液の溢流を防止できる。また、吸湿体とそれを収納するケーシング材料との接触を回避でき、ケーシング材料の信頼性を高めることができる。
【0039】
請求項4に記載した発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載した構成に加え、結露用熱交換器は、直交ハニカムで構成した除湿デバイスとしている。
【0040】
結露用熱交換器を直交ハニカムで構成することによって、簡単な構成で効率的に高湿となった再生空気から除湿ができ、この除湿水を利用して冷房ができる除湿デバイスとしている。
【0041】
請求項5に記載した発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載した構成に加え、冷却用熱交換器は直交ハニカムで構成した除湿デバイスとしている。
【0042】
冷却用熱交換器を直交ハニカムで構成することによって、簡単な構成で効率的に除湿空気の温度を下げることができ、室内の温度上昇を防止できる除湿デバイスとしている。
【0043】
請求項6に記載した発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載した除湿デバイスと、結露用熱交換器で生じた結露水を用いて冷却用熱交換器の出口の空気を加湿する加湿器とを構成要件として有する冷風発生装置としている。
【0044】
冷却用熱交換器の出口の空気を、結露用熱交換器で生じた結露水を用いて除湿回路の冷却用熱交換器の出口に設けている加湿器で加湿でき、適度な湿気を含んだ肌に優しい冷風を発生できる。
【0045】
請求項7に記載した発明は、請求項6に記載した構成に加え、加湿器を、上部に結露用熱交換器からの結露水を導入する開口部を有し下端部を閉塞してなる一方の流路と、冷却用熱交換器の出口の空気が通過する他方の流路を有し、前記一方の流路より他方の流路に移動した結露水を用いて加湿できる直交ハニカムで構成した冷風発生装置としている。
【0046】
加湿器を直交ハニカムで構成することによって、冷却用熱交換器の出口の除湿空気に効率良く加湿を行うことができ、冷房効果を高めた冷風発生装置している。
【0047】
請求項8に記載した発明は、請求項7に記載した構成に加え、直交ハニカムの結露水導入流路に、水に対して負の溶解熱を有する吸熱材を配置した構成の冷風発生装置している。
【0048】
直交ハニカムの結露水導入流路に、水に対して負の溶解熱を有する吸熱材を配置した構成とすることによって、水の気化熱と負の溶解熱の両方を利用した冷房ができる冷風発生装置としている。
【0049】
請求項9に記載した発明は、請求項7または8に記載した構成に加え、直交ハニカムの結露水流入流路に、吸熱材を坦持した吸水性樹脂を配置した構成の冷風発生装置としている。
【0050】
直交ハニカムの結露水流入流路に吸熱材を坦持した吸水性樹脂を配置した構成とすることによって、吸熱材を安定に分散保持でき、特性の安定した冷風発生装置とできる。
【0051】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例の除湿デバイスの構成を示す説明図である。また図2は、この除湿デバイスに使用している吸湿体の構成を示す断面図で、図1に示しているX方向から見た正面図である。
【0052】
すなわち、本実施例の除湿デバイス1は、送風フアン2によって吸気した室内の空気3を、除湿側吸湿体4aを通過させることによって除湿して、乾燥した空気5を冷却用熱交換器6で冷却して再び室内に送風する循環を行って、室内を乾燥する構成としているものである。この除湿側の空気回路を除湿回路7としている。
【0053】
また、前記除湿回路7の上部は再生回路14となっている。再生回路14は、加熱器8と、再生用送風ファン9と、前記除湿側吸湿体4aと一体となっている再生側吸湿体4bによって構成している。すなわち、加熱器8に通電して発生するジュール熱によって高温となった空気を再生用送風ファン9の送風によって再生側吸湿体4b中を通過させているものである。
【0054】
このとき、前記除湿側吸湿体4aでは、送風ファン2が送風した室内の空気中の水分を吸着しており、また吸着した水分が前記再生側吸着体4bに拡散されている。従って、前記高温となった空気は、この再生側吸着体4bに拡散した水分を気化して水蒸気とするものである。このため、再生回路14には高湿の空気が流れる。
【0055】
再生側の吸湿体4bを出た高湿高温の空気10は結露用熱交換器11で、前記送風ファン2が送風する室内の空気3が有する熱量と熱交換されて、冷却される。このため、高湿高温空気10中の水分は、結露水12となって結露水収納容器13中に貯液される。
【0056】
ここで用いた除湿側吸湿体4aと再生側吸着体4bとは、図2に示しているように1つの吸湿体4によって構成している。本実施例では吸湿体4は、ハニカム体によって構成している。すなわち吸湿体4は、例えば、セラミックハニカムを使用した担持体20の骨格に、吸水性樹脂21の溶液を所定量坦持し、乾燥させた後に、塩化カルシウムまたは塩化リチウム等の吸湿性を有する無機塩類22の水溶液を所定量坦持し、乾燥して作製している。こうして作成された吸湿体4は、担持体20の周囲に吸水性樹脂21の皮膜が形成されており、この吸水性樹脂21の皮膜中に無機塩類22が保持された形となっている。この吸湿体4を除湿回路7と再生回路14に渡って配置している。この除湿回路側の吸湿体を、前記しているように除湿側吸湿体4aとしており、再生回路側の吸湿体を再生側吸湿体4bと称しているものである。
【0057】
除湿側吸湿体4aと再生側吸湿体4bは、仕切板23によって仕切られている。仕切板23は、その幅を坦持体20としたハニカム体の波形形状のピッチ以上とした設定としている。従って除湿側吸湿体4aと再生側吸湿体4bとは仕切板23によって区分けされており、両回路の空気の混合は生じない。
【0058】
前記吸水性樹脂21として本実施例では、ポリN−ビニルアセトアミドまたはポリビニルアルコール系重合体またはポリアルキレンオキサイド系重合体を単独、もしくは組み合わせて用いているものである。
【0059】
また本実施例では、吸湿体4は、少なくとも一部を透湿性と防水性を兼ね備えたシートで被覆している。本実施例では、このシートとして、テフロンの多孔質フィルムあるいはシリコン樹脂を表面に塗布したプラスチックフィルムを使用している。
【0060】
以下、本実施例の動作について説明する。送風ファン2の運転によって、室内の空気3が除湿側吸湿体4aに接触すると、除湿側吸湿体4aは、空気中に含まれている水分を吸着する。すなわち、除湿側吸着体4aは吸水性樹脂21と無機塩類22を有しているものである。
【0061】
これまで、吸湿性の強い材料として、ゼオライトやシリカゲル等の吸着材や塩化カルシウムや塩化リチウム等の無機塩類が知られている。無機塩類は吸着材に比べて吸湿容量が大きく、この特長を生かして押入などの乾燥剤として実用化されている。しかしながら、除湿デバイスとして用いる場合には、無機塩類が吸湿して液体となる潮解性、及び種々の水和塩タイプの結晶形態をとることによる体積変化が大きな短所となり、過去に実用化された経緯があるものの現在では吸着材に取って代わられている。
【0062】
発明者らは、鋭意研究の結果、無機塩類の潮解性を解決するために本実施例で使用している吸水性樹脂21が有効であり、無機塩類22と吸水性樹脂21とを組み合わせることで吸湿性能が高く、潮解性・体積変化の短所を克服できることを見出しているものである。
【0063】
吸着材と無機塩類の材料単独での吸湿性能は、吸湿速度はほぼ同じであり、吸湿容量は吸着材が自重の30%程度であるのに対して、本実施例で使用している無機塩類22は自重の200〜300%にも達している。また、再生時の温度は、ゼオライトが150℃以上、シリカゲルが120〜130℃であるのに対して、本実施例で使用している無機塩類22は約110℃である。すなわち、本実施例で使用している無機塩類22がもっとも再生が容易である。また、この無機塩類22と吸水性樹脂21を組み合わせた場合においても、無機塩類22の特性は維持できるものである。
【0064】
無機塩類22の水溶液を吸液できる吸水性樹脂21として、ポリN−ビニルアセトアミド、ポリビニルアルコール系重合体、ポリアルキレンオキサイド系重合体が好ましい。これらの吸水性樹脂21は自重の10倍以上の吸液性を有している。また、無機塩類22としては、アルカリ金属・アルカリ土類金属とハロゲン元素とを組み合わせた化合物が吸湿性能が高く好ましい。具体的には、塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、臭化カルシウム、臭化リチウム等を単独で、または組み合わせて用いることができる。
【0065】
この結果、吸湿体4aを通過した空気は空気中の水分が吸着されて、乾燥空気5となる。この乾燥空気5は冷却熱交換器6に入る。冷却用熱交換器6は、前記乾燥空気が通過する通風路と、再生用送風ファン9が吸気、送風する外気が通過する通風路とを有するハニカム体によって構成している。本実施例では、このハニカム体は、前記2つの通風路が直交する構成の直交型ハニカム体を使用しているものである。従って、前記乾燥空気5は、再生用送風ファン9が送風する外気30によって冷却され、殆ど室温となって室内に送風される。
【0066】
この結果、乾燥空気5の送風によって室内の温度が高まることはないものである。
【0067】
このように本実施例では、送風ファン2が送風する室内の空気3が、除湿されて、乾燥空気5となって室内に送風される循環を繰り返すことによって、室内の除湿(乾燥)は進行する。
【0068】
このとき吸湿体4aが吸着した水分は、無機塩類22の水溶液となっており、無機塩類22の吸着容量を超えた分が、担持体20の骨格を伝って、再生側吸湿体4bに拡散する。
【0069】
再生側吸湿体4bは、図2に示しているように、波形の送風経路を有しており、この送風経路には加熱器8によって加熱された空気が、再生用送風ファン9によって送風されてる。このため、前記再生側吸湿体4bに拡散した水分は、気化して担持体20から脱着し、水蒸気となる。従って、再生側吸湿体4bを通過する空気は、この水蒸気によって高温高湿の空気となっている。
【0070】
この高温高湿の空気10は、再生用送風ファン9の送風によって、結露用熱交換器11に送風される。結路用熱交換器11は、前記高温高湿の空気10が通過する通風路と、送風ファン2が吸気、送風する室内の空気3が通過する通風路とを有するハニカム体によって構成している。本実施例では、このハニカム体は、前記2つの通風路が直交する構成の直交型ハニカム体を使用しているものである。従って、高温高湿の空気10は、室内の空気3によってその露点温度以下に冷却される。この結果、高温高湿の空気10が有している水分は、結露して水滴12となる。この水滴12は、除湿水収納容器13に貯液される。
【0071】
このとき、本実施例で使用している無機塩類22は、前記説明のように、飽和吸着容量を超えた水分を担持体20に放出している。この水分は坦持体20・吸水性樹脂21によって、再生側吸湿体4bへ拡散してゆく。この吸着水分の放出によって、無機塩類20の吸着能力は回復する。
【0072】
このようにして、除湿側吸湿体4a側では除湿が、再生側吸湿体4bでは再生が連続的に行われるものである。
【0073】
発明者らは、厚み75mm、幅100mm、長さ200mm、除湿・再生分割比7:3の吸湿体仕様とすることによって、現行の衣類乾燥機の除湿量と同等の除湿量(250g/h)とすることができることを確認している。
【0074】
なお、前記実施例では除湿側吸湿体4aを2つに分割した例を示したが、再生側吸湿体4bを2つに分割しても良いことは言うまでもない。なお、実施例においては、吸湿体4を垂直に配置したが、水平に配置しても良いことは言うまでもない。また、坦持体としてハニカム体を用いたが、繊維体を用いても良い。さらに、吸湿体4のケーシング材料との接触部に透湿性・防水性シートで被覆してケーシング材料の腐食を防止して安全性を高めることができる。
【0075】
以上のように本実施例によれば、吸湿体4として、ハニカム体を担持体20として用い、吸水性樹脂21と無機塩類22とをこの担持体20に担持させた構成として、吸湿体4が吸湿保持できる水分の量を従来よりも多量とでき、また、吸湿した水分の気化が小さいエネルギーで効率的に行え、しかも簡単な構成で装置を小型に形成でき、また、吸湿と再生とを同時で行うことができ、特に再生のサイクルが必要ではなく熱的ストレスが小さいため、十分な信頼性を有する除湿デバイスを実現できるものとなっている。
【0076】
また本実施例では、除湿水収納容器13を使用している。除湿水収納容器13内には、室内の空気3から除湿された水滴12が収容されている。この除湿水は、周囲から気化熱を奪って気化するものである。すなわち、本実施例の構成したときには、除湿水の気化熱を利用して冷房ができるものである。しかもこの冷房に必要な水は、除湿部から自己補給できるものであり、水の補給が不要で、無駄な加湿のないものとなっている。
【0077】
(実施例2)
続いて本発明の第2の実施例について説明する。図3は、本実施例の冷風発生装置の構成を示す説明図である。本実施例は図1で説明した構成に、加湿器25を加えた構成としているものである。
【0078】
加湿器25は、乾燥空気27を結露水12で加湿するもので、図4に示した構成となっている。図4は、本実施例の加湿器25の構成を示す斜視図である。本実施例の加湿器25は、例えば親水性を有するセラミック製の直交ハニカムによって構成している。すなわち、1つの流路は、上部に配置している結露用熱交換器11が発生する結露水12が流入する流路26となっている。この流路26は、上部が開口部となっており、下端部は閉塞されている。また前記流路26に直交する形で設けている流路28は、冷却用熱交換器6の出口の空気27が通過する。
【0079】
この構成とすることによって、加湿器25は、冷却用熱交換器6の出口の除湿空気27を加湿できるものである。従って、本実施例によれば、冷房効果を高めた冷風発生装置を提供できる。
【0080】
このとき、特に図示していないが、加湿器25の結露水導入流路に水に対して負の溶解熱を有する吸熱材を配置する構成とすることができる。この構成とした場合には、前記吸熱材の負の溶解熱と、水の気化熱の両方を利用でき、より効果的な冷風発生装置とすることができる。
【0081】
前記吸熱材としては、塩化カルシウム6水塩、硫酸ナトリウム10水塩、酢酸ナトリウム3水塩等の無機・有機水和塩、及びエリスリトールなどの糖アルコールを用いることができる。
【0082】
また、こうした吸熱材を坦持した吸水性樹脂を加湿器25の結露水流入流路に配置することで、吸熱材を吸水性樹脂中に分散保持して安定した冷熱発生を実現できる。吸水性樹脂としては、ポリN−ビニルアセトアミド、熱可塑性ポリウレタン、ポリビニルアルコール重合体、ポリアルキレンオキサイド系重合体を単独、もしくは組み合わせて用いることができる。これらはいずれも無機塩類水溶液に対して優れた吸液性を有している。熱可塑性ポリウレタン、ポリビニルアルコール重合体、ポリアルキレンオキサイド系重合体は、メタノール等の溶媒に可溶で、坦持体に坦持したり、また熱可塑性を有しているので種々の形状に加工することもできる。一方、ポリN−ビニルアセトアミドは不溶であるので、これを粉砕してバインダーとともに用いることができる。なお、吸水性樹脂の種類により無機塩類水溶液の吸液量が異なることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明は、通気性を有し、通気された空気中の水分を吸着し、吸着した水分が移動できる吸湿体と、前記吸湿体を少なくとも2つの送風回路に区分する仕切り板と、前記区分された一方の送風回路を除湿回路としこの除湿回路に送風する送風ファンと、他方の区分された送風回路を再生回路とし、この再生回路に加熱空気を送風する送風ファン及び加熱手段と、前記除湿回路の入り口の室内空気で再生回路を構成する吸湿体の出口の空気を冷却する結露用熱交換器と、除湿回路を構成する吸湿体の出口の空気を再生回路の入り口の空気で冷却する冷却用熱交換器とを有する構成として、従来のような吸湿体を回転させることなく静止させた状態で連続的に除湿と再生を行うことができ、また、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、吸着容量も大きくとれ、また、温度上昇の少ない除湿空気とした小型の装置とした除湿デバイスを実現するものである。
【0084】
請求項2に記載した発明は、吸湿体は、通気性及び吸液性を有する坦持体と、この担持体に担持した吸水性樹脂と吸湿性を有する無機塩類とを有する構成として、吸湿保持できる水分の量を従来のものより多量とでき、また、吸湿した水分の気化が小さいエネルギーで効率的に行え、しかも簡単な構成で装置を小型に形成できる除湿デバイスを実現するものである。
【0085】
請求項3に記載した発明は、吸湿体は、少なくとも一部を透湿性と防水性を兼ね備えたシートで被覆してなる構成として、一時的に吸水性樹脂及び坦持体を合わせた吸液量を越えた場合でも、無機塩類の水溶液の溢流を防止でき、吸湿体とそれを収納するケーシング材料との接触を回避でき、ケーシング材料の信頼性を高めることができる除湿デバイスを実現するものである。。
【0086】
請求項4に記載した発明は、結露用熱交換器は、直交ハニカムで構成して、簡単な構成で効率的に高湿となった再生空気から除湿ができ、この除湿水を利用して冷房ができる除湿デバイスを実現するものである。
【0087】
請求項5に記載した発明は、冷却用熱交換器は、直交ハニカムで構成して、簡単な構成で効率的に除湿空気の温度を下げることができ、室内の温度上昇を防止できる除湿デバイスを実現するものである。
【0088】
請求項6に記載した発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載した除湿デバイスと、結露用熱交換器で生じた結露水を用いて冷却用熱交換器の出口の空気を加湿する加湿器とを有する構成として、適度な湿気を含んだ肌に優しい冷風を発生できる冷風発生装置を実現するものである。
【0089】
請求項7に記載した発明は、加湿器は、上部に結露用熱交換器からの結露水を導入する開口部を有し下端部を閉塞してなる一方の流路と、冷却用熱交換器の出口の空気が通過する他方の流路を有し、前記一方の流路より他方の流路に移動した結露水を用いて加湿できる直交ハニカムで構成して、除湿空気に効率良く加湿を行うことができ、冷房効果を高めた冷風発生装置を実現するものである。
【0090】
請求項8に記載した発明は、直交ハニカムの結露水導入流路に、水に対して負の溶解熱を有する吸熱材を配置した構成として、水の気化熱と負の溶解熱の両方を利用した冷房ができる冷風発生装置を実現するものである。
【0091】
請求項9に記載した発明は、直交ハニカムの結露水流入流路に、吸熱材を坦持した吸水性樹脂を配置した構成として、吸熱材を安定に分散保持でき、特性の安定した冷風発生装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である除湿デバイスの構成を示す説明図
【図2】同、吸湿体の構成を示す正面図
【図3】本発明の第2の実施例である冷風発生装置の構成を示す断面図
【図4】同、加湿器の構成を示す斜視図
【図5】従来の除湿デバイスの構成を示す説明図
【符号の説明】
4 吸湿体
4a 除湿側吸湿体
4b 再生側吸湿体
6 冷却用熱交換器
7 除湿回路
8 加熱器
11 結露用熱交換器
14 再生回路
20 坦持体
21 吸水性樹脂
22 無機塩類
23 仕切板
25 加湿器
Claims (9)
- 通気性を有し、通気された空気中の水分を吸着し、吸着した水分が移動できる吸湿体と、前記吸湿体を少なくとも2つの送風回路に区分する仕切り板と、前記区分された一方の送風回路を除湿回路としこの除湿回路に送風する送風ファンと、他方の区分された送風回路を再生回路とし、この再生回路に加熱空気を送風する送風ファン及び加熱手段と、前記除湿回路の入り口の室内空気で再生回路を構成する吸湿体の出口の空気を冷却する結露用熱交換器と、除湿回路を構成する吸湿体の出口の空気を再生回路の入り口の空気で冷却する冷却用熱交換器とを有する除湿デバイス。
- 吸湿体は、通気性及び吸液性を有する坦持体と、この担持体に担持した吸水性樹脂と吸湿性を有する無機塩類とを有する請求項1に記載した除湿デバイス。
- 吸湿体は、少なくとも一部を透湿性と防水性を兼ね備えたシートで被覆してなる請求項2に記載した除湿デバイス。
- 結露用熱交換器は、直交ハニカムで構成した請求項1から3のいずれか1項に記載した除湿デバイス。
- 冷却用熱交換器は、直交ハニカムで構成した請求項1から4のいずれか1項に記載した除湿デバイス。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載した除湿デバイスと、結露用熱交換器で生じた結露水を用いて冷却用熱交換器の出口の空気を加湿する加湿器とを有する冷風発生装置。
- 加湿器は、上部に結露用熱交換器からの結露水を導入する開口部を有し下端部を閉塞してなる一方の流路と、冷却用熱交換器の出口の空気が通過する他方の流路を有し、前記一方の流路より他方の流路に移動した結露水を用いて加湿できる直交ハニカムで構成した請求項6に記載した冷風発生装置。
- 直交ハニカムの結露水導入流路に、水に対して負の溶解熱を有する吸熱材を配置した請求項7に記載した冷風発生装置。
- 直交ハニカムの結露水流入流路に、吸熱材を坦持した吸水性樹脂を配置した請求項7または8に記載した冷風発生装置。
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