JP4521690B2 - 筐体用空冷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直列的に重合された2以上の冷却ファンユニットの軸流方向を筐体の一面たとえばフロントパネルと直交させて当該フロントパネルの開口部の内側に配備した冗長冷却式の筐体用空冷装置の改良に関する。
冷却ファンユニットの故障に伴って生じる冷却障害の防止あるいは多段圧縮による送風力の強化を目的として2以上の冷却ファンユニットを直列的に重合した冗長冷却式の筐体用空冷装置が例えば特許文献1等として既に公知であり、これと同様のものが、サーバ装置やコンピュータあるいはハードディスクドライブ等の筐体の内部に実装された電気部品の冷却に利用されている。
この種の筐体用空冷装置の一般的な構成例を図9に示す。
図9は冗長冷却式の筐体用空冷装置100を備えた筐体101を4本の支柱から成るラックマウント102に取り付けた状態で示した斜視図である。
筐体用空冷装置100は、軸流方向を筐体101の一面であるフロントパネル104と直交させて直列的に重合された2つの冷却ファンユニット103a,103bを当該フロントパネル104の吸気口105の内側に備える。
図9では重合された2つの冷却ファンユニット103a,103bを4列に亘って併設しているが、3列以下あるいは5列以上に亘って併設する場合もある。
一般に、冷却ファンユニット103a,103bの故障に伴って生じる冷却障害の防止を主目的とした場合では2つの冷却ファンユニット103a,103bの仕様は基本的に同様であり、また、多段圧縮による送風効果の強化を主目的とした場合にあっては冷却ファンユニット103a,103bにおけるファンのピッチや回転数の仕様を異ならせることもある。
冷却ファンユニット103a,103bは、筐体101の天板106に形成された開口部107から筐体101に差し込まれて筐体101の内部に固定されるようになっており、その各々がフロントパネル104と平行な方向つまり図9中の上下方向に独立して挿抜可能とされている。
そして、筐体101は、其の左右両側に固設されたインナーレール108とラックマウント102側に固設されたアウターレール109とを介してラックマウント102に取り付けられ、ラックマウント102から手前側に向けて引き出し可能な構造とされている。
従って、何れかの冷却ファンユニット103a,103bが故障して停止した場合には、図9に示されるようにして筐体101をラックマウント102から引き出し、停止した冷却ファンユニット、たとえば、左端側の冷却ファンユニット103b等を開口部107から引き抜いて、新たな冷却ファンユニット103bを換装することができる。
このようにして冷却ファンユニット103bの換装作業を行う間も、当該冷却ファンユニット103bと重合する位置にある冷却ファンユニット103aの稼動状態が維持されるので、送風力の著しい低下に伴う重大な冷却障害の発生を防止した状態で冷却ファンユニット103bの換装作業が行なえるといったメリットがある。
しかし、サーバ装置やコンピュータあるいはハードディスクドライブ等の筐体101にあっては、図10に示されるように、ラックマウント102に取り付けられた他の筐体110等との間の電気的な接続が筐体101,110の裏面パネルに接続されるケーブル111を介して行われるのが普通であり、特に、高速処理を必要とされる筐体101,110の接続にあたっては、全長に制限のある高速信号ケーブルが必要とされる場合が多く、ケーブル111の全長が短くなるため、裏面パネルをケーブル111で拘束された筐体101を図9のようにして手前側に引き出すことが難しくなり、特に、後方に位置する冷却ファンユニット103bの交換作業が困難になるといった問題がある。
この際、ケーブル111を取り外して筐体101を手前側に引き出すことは可能であるが、そうした場合、システムの稼動状態自体が維持できなくなるといった著しい不都合が生じてしまう。
そこで、このような問題を解消するための一つの手段として、図11に示されるように2つの冷却ファンユニット103a,103bを重合して内蔵する引き出し式のファンユニット収容ボックス112を設け、このファンユニット収容ボックス112を図12のようにして筐体101のフロントパネル104の開口部113に着脱自在に取り付けるようにした筐体用空冷装置114が提案されている。
しかしながら、このような筐体用空冷装置114においては、後方に位置する冷却ファンユニット103bを交換する際には必ず開口部113からファンユニット収容ボックス112を引き抜く必要がある。
この結果、冷却ファンユニット103bと共に当該時点では故障に至っていない冷却ファンユニット103aも同時に取り外されてしまうことになり、ファンユニット収容ボックス112を取り外した部分の筐体101の冷却能力が著しく低下するといった問題に直面する。
従って、極めて短時間の内に冷却ファンユニット103bの交換作業を済ませてファンユニット収容ボックス112を元の位置に取り付け直す必要があり、また、この交換作業に手間取ってしまうと、冷却障害によってシステム全体がダウンするといった恐れも多分にある。
これに対し、特許文献2では、正面形状が略L字型のトレイを筐体に対して引き出し可能な状態で装着し、直列的に重合された2つの冷却ファンユニットをトレイ上に着脱自在に取り付け、筐体からトレイを引き出した状態で2つの冷却ファンユニットの各々を独立的に交換できるようにした送風機について開示されている。
しかし、このような構造を適用した場合、後方に位置する冷却ファンユニットを取り外すと、前方に位置する冷却ファンユニットから筐体の開口部に至る空気流路のうち、取り外された冷却ファンユニットの外周面の2つ、例えば、上面と右側面に相当する箇所が完全に外部に向けて開放されることになり、前方に位置する冷却ファンユニットからの送風を効率よく筐体内に送り込めなくなるといった問題がある。
従って、このような構成を適用した場合であっても、前記と同様、後方側の冷却ファンユニットが故障した場合にあっては短時間の内に冷却ファンユニットの交換作業を済ませる必要があり、また、この交換作業に手間取ってしまうと、冷却障害によってシステムのダウン等の問題に直面する可能性が残る。
特開2002−6994号公報(図9) 特表2007−513297号(図3,図7)
そこで、本発明の課題は、筐体をラックマウントから引き出さなくても直列的に重合された冷却ファンユニットを前後の区別なく1個単位で簡単に取り外して換装することができ、また、冷却ファンユニットの換装作業中であっても、取り外された冷却ファンユニットと重合する位置にある他の冷却ファンユニットによって筐体の内部の冷却を効率よく続けることのできる筐体用空冷装置を提供することにある。
本発明の筐体用空冷装置は、直列的に重合された2以上の冷却ファンユニットの軸流方向を筐体の一面と直交させて前記一面の開口部の内側に配備した冗長冷却式の筐体用空冷装置であり、前記課題を達成するため、特に、
前記軸流方向の空気の流れを許容して前記冷却ファンユニットを前記一面と平行な方向に挿抜可能な状態で保持すると共に前記一面と直交する前記冷却ファンユニットの外周面を3方から包囲するファンケースと、
前記ファンケースを保持し、前記一面の内側に前記ファンケースが位置する通常運転位置と、前記ファンケースが前記一面よりも外側に突出するファンユニット交換位置との間で、前記一面と直交する方向に沿った前記ファンケースの移動を許容するファンケースガイドとを設けたことを特徴とする構成を有する。
本発明の筐体用空冷装置によれば、筐体をラックマウントから引き出さなくても直列的に重合された冷却ファンユニットを前後の区別なく1個単位で簡単に取り外して換装することができ、しかも、冷却ファンユニットの換装作業中であっても、冷却ファンユニットから筐体の開口部に至る空気流路の3方がファンケースによって閉鎖されるので、取り外された冷却ファンユニットと重合する位置にある他の冷却ファンユニットによって筐体の内部の冷却を効率よく続けることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を適用した冗長冷却式の筐体用空冷装置1を実装した筐体101を4本の支柱から成るラックマウント102に取り付けた状態で示した斜視図、また、図2はラックマウント102から取り外された筐体101を単体で示した斜視図であって、図3は筐体用空冷装置1の組み立て構造を示した分解図である。
本実施形態における筐体用空冷装置1は、図3に示されるように、軸流方向を筐体101の一面であるフロントパネル104と直交させて直列的に重合された2つの冷却ファンユニット103a,103bをフロントパネル104の横幅方向に沿って4列に亘って並列的に備える。
但し、冷却ファンユニット103a,103bは3列以下あるいは5列以上に亘って併設するようにしても構わないし、ファンの大きさに格別の制限はない。
各冷却ファンユニット103a,103bは、図4に示されるように、矩形状の枠体から成るケーシング5と、ファン駆動モータ6と、ファン駆動モータ6のスピンドルに軸着された送風用のファン7によって構成され、ケーシング5の下端部には、ファン駆動モータ6に電力を供給するためのプラグイン接続型の電源端子8が固設されている。
この実施形態では、冷却ファンユニット103a,103bの故障に伴って生じる冷却障害の防止を主目的として冷却ファンユニット103a,103bを直列的に重合配置しているので、冷却ファンユニット103a,103bの仕様は完全に同一である。
これらの冷却ファンユニット103a,103bを纏めて取り付けるためのファンケース3の前面には、図3に示されるように、冷却ファンユニット103a,103bの軸流方向の空気の流れを許容するための吸気口2が、冷却ファンユニット103a,103bの並列数に併せて4つファンケース3の幅方向に併設して設けられている。
また、冷却ファンユニット103a,103bの各々は、吸気口2の配設位置に合わせるようにしてファンケース3の内側に画成された2行4列あわせて8個となるセル4の内側に挿抜可能な状態で内嵌して取り付けられている。
従って、全ての冷却ファンユニット103a,103bはフロントパネル104と平行な方向つまり図3における上下方向に挿抜自在な状態でファンケース3に保持されることになる。
図3に示す通り、ファンケース3は其の上面のみを開放して冷却ファンユニット103a,103bの着脱作業を許容するものであり、フロントパネル104と直交する冷却ファンユニット103a,03bの外周面のうち、右側面,下面,左側面がファンケース3によって3方から包囲されたかたちとなる。
また、ファンケース3の下面には図3に示される中継基板9が一体的に固着して取り付けられており、中継基板9の上面側には、冷却ファンユニット103a,103bの電源端子8の各々と接続するプラグイン接続型の電力供給端子10が冷却ファンユニット103a,103bの個数にあわせて合計8つ固設されている。
つまり、ファンケース3のセル4に冷却ファンユニット103a,103bを挿入すると、各々の電源端子8と此れに対応する電力供給端子10とが自動的に接続する構造である。
無論、中継基板9を介さずに、電力供給端子10毎のコードを筐体101の電源部に導くように構成することも可能である。
図3に示されるスリーブ11は、筐体101のフロントパネル104と直交するファンケース3の外周面、すなわち、図3に示されるファンケース3の上面,右側面,下面,左側面を一巡して包囲する内形および内寸を有すると共に、フロントパネル104に形成された開口部113の内形および内寸と略同等の外形および外寸を有する矩形型の筒状部材である。
従って、このスリーブ11は、ファンケース3の外周面および開口部113の内側の双方に対して摺動自在に嵌合することができる。
本実施形態においては、このスリーブ11が、ファンケース3を保持して通常運転位置とファンユニット交換位置との間でフロントパネル104と直交する方向にファンケース3の移動を許容するファンケースガイドとして機能する。
また、このスリーブ11は、ファンケース3がフロントパネル104よりも外側に突出した状態でファンケース3の背面と開口部104との間に隙間が生じることを防止するカバーとしても機能するようになっている。
なお、ここでいう通常運転位置とは、ファンケース3が開口部113から筐体101の内部に完全に突入してファンケース3がフロントパネル104の内側に存在するときの位置であり、また、ファンユニット交換位置とは、ファンケース3がフロントパネル104よりも外側に突出し、セル4に対する冷却ファンユニット103a,103bの挿抜が許容される状態となるときの位置である。
図3に示されるように、スリーブ11の左右両側の内側の手前側端部には、ピン等で構成される係合突起12が固着されており、冷却ファンユニット103a,103bの軸流方向に沿ってファンケース3の左右両側に形成された長穴13と嵌合している。
スリーブ11に対するファンケース3の引き出し限度は長穴13の後方側の端部が係合突起12と衝合する位置で規制されるので、ファンケース3が引き出し限度を超えてスリーブ11の手前側に引き抜かれることはない。
また、ファンケース3を引き出す際には、ファンケース3がスリーブ11に対する引き出し限度まで引き出され、長穴13の後方側の端部が係合突起12に衝合した時点で、スリーブ11がファンケース3と共に手前側に向かう移動を開始する。なお、長穴13に代えてプレス加工の凹部を形成してもよく、空気漏れの問題を解消するためにはプレス加工の凹部の方が好適である。
同様に、スリーブ11の左右両側の外側の後方側端部には、ピン等で構成される係合突起16が固着され、筐体101の左右両側に形成された長穴17と嵌合し、スリーブ11が筐体101に対する引き出し限度を超えて開口部113の手前側に引き抜かれることを防止している。引き抜き防止に関わる作用原理については前記と同様ある。また、長穴17に代えてプレス加工の凹部を形成するようにしてもよい。
更に、スリーブ11の左右両側の外側の手前側端部には、スリーブ11が後退限度を超えて筐体101の内部に突入することを防止するための返し部14が一体的に成形されると共に、スリーブ11の底面の内側の後方側端部には、ファンケース3が後退限度を超えてスリーブ11に突入することを防止するための返し部18が一体的に成形されている。
図3に示されるリンク装置15は、ファンケース3がファンユニット交換位置から通常運転位置に向かう方向でファンケース3を定常的に付勢するファンケース自動復帰手段の一部として機能する。
リンク装置15は図5および図6に示されるように平板状に形成された2本のリンク桿19,20の一端部19a,20aを相互に枢着して構成したもので、図7および図8に示されるように、一方のリンク桿20の他端部20bが、ファンケース3の底面の上面側に枢着され、かつ、他方のリンク桿19の他端部19bは、筐体101の内部で筐体101を上下に区画する隔壁21の上面に枢着されている。
図7および図8に示される通り、リンク桿19の他端部19bの近傍には、隔壁21上に一端部を止着された引張コイルバネ22の他端部が取り付けられ、他端部19bの枢着箇所を支点としてリンク桿19を図5,図7中で定常的に時計方向に揺動付勢している。
また、リンク桿20の他端部20bの近傍には、ファンケース3の底面上に一端部を止着された引張コイルバネ23の他端部が取り付けられ、他端部20bの枢着箇所を支点としてリンク桿20を図5,図7中で定常的に反時計方向に揺動付勢している。
更に、2本のリンク桿19,20の一端部19a,20aから一定の間隔を置いたリンク桿19,20上の位置には、引張コイルバネ24がリンク桿19,20を相互に引き寄せるようにして取り付けられている。
これらの引張コイルバネ22,23,24もファンケース自動復帰手段の一部であり、引張コイルバネ22,23,24が発生させる力は、何れも、リンク桿19,20から成るリンク装置15の姿勢を図5に示される状態から図6に示される状態へと変化させる方向、すなわち、リンク桿20の他端部20bをリンク桿19の他端部19bに向けて相互に接近させてリンク桿19,20を折り畳む方向で作用するので、リンク桿19の他端部19bに接続されたファンケース3が、図7に示されるようなファンユニット交換位置から図8に示されるような通常運転位置に向かう方向に向けて定常的に付勢されることになる。
なお、図7は図3に示されるラインA−Aの位置でスリーブ11を上下に切断してスリーブ11の上側部分を除去すると共に図3に示されるラインB−Bの位置で筐体101を上下に切断して筐体101の上側部分を除去した状態で、ファンケース3がファンユニット交換位置にあるときの筐体用空冷装置1の各部の状態と引き伸ばされた2本のリンク桿19,20の姿勢を明示するための作用説明図である。
同様に、図8はスリーブ11を除去すると共に図3に示されるラインB−Bの位置で筐体101を上下に切断して筐体101の上側部分を除去した状態で、ファンケース3が通常運転位置にあるときの筐体用空冷装置1の各部の状態と折り畳まれた2本のリンク桿19,20の姿勢を明示するための作用説明図である。
図7および図8は何れもスリーブ11の具体的な形状や取付構造および筐体101の具体的な全体構造を示したものではなく、スリーブ11の具体的な形状や取付構造および筐体101の具体的な全体構造に関しては、飽くまでも、図1〜図3を参照して説明した通りである。
また、中継基板9上の電力供給端子10に電力を供給するためのコードは、リンク桿19,20の上面側を這うようにして筐体101内の電源部に導かれており(特に図示せず)、筐体101に対する電源のオン・オフ操作に応じて、筐体101内の電源部から前述のコード,電力供給端子10,電源端子8を介して冷却ファンユニット103a,103bのファン駆動モータ6に駆動電力が供給され、ファン駆動モータ6のスピンドルに軸着された送風用のファン7が、ファンケース3の前面の吸気口2から外気を吸い込む方向に回転するようになっている。
以上の構成において、サーバ装置やコンピュータあるいはハードディスクドライブ等の筐体101を使用する状況下にあっては、図8に示されるようにしてファンケース3を通常運転位置に保持した状態で全ての冷却ファンユニット103a,103bを駆動し、ファンケース3の前面の4つの吸気口2から外気を吸い込んで筐体101の内部を冷却し、筐体101内で暖められた空気を筐体101の背面側の図示しない排気口から外部に排出する。
この際、筐体101の運転中に何れかの冷却ファンユニット103a,103bが故障して停止する場合もあるが、ファンケース3の4つの吸気口2の各々に対して2つの冷却ファンユニット103a,103bが前後に重合して配備されているので、何れか一方の冷却ファンユニット103aあるいは冷却ファンユニット103bが故障して停止したとしても、残る冷却ファンユニット103bあるいは冷却ファンユニット103aを利用して冷却に必要とされる最低限度の外気を筐体101内に送り込むことができる。
しかし、停止した冷却ファンユニット103aあるいは冷却ファンユニット103bを放置しておくと筐体101内の冷却効率が低下し、また、場合によっては他方の冷却ファンユニット103bあるいは冷却ファンユニット103aが重複して故障することで特定の吸気口2からの外気の供給が完全に停止するといった可能性もあるので、停止した冷却ファンユニット103a,103bは早急に正常なものと換装する必要がある。
そこで、停止した冷却ファンユニット103a,103bを換装する際には、まず、ファンケース3の前面に固設されたハンドル115を持ってファンケース3を手前に引き、ファンケース3を図8に示されるような通常運転位置から図7に示されるようなファンユニット交換位置へと移動させる。
ファンケース3の移動に伴ってファンケース自動復帰手段の一部であるリンク桿19,20の姿勢が図6の状態から図5の状態へと変化し、ファンケース自動復帰手段の一部である引張コイルバネ22,23,24は、何れも図6に示されるような状態から図5に示されるような状態へと弾性限度内で引き伸ばされる。
しかし、図6と図5を比較すればわかる通り、上述したリンク桿19,20の姿勢変化によって引張コイルバネ22,23,24が引き伸ばされる一方で、リンク桿19,20の揺動動作の支点となる各リンクの端部から各引張コイルバネの力の作用線に至る垂直離間距離であるモーメントの腕の長さ、つまり、リンク桿19の他端部19bから引張コイルバネ22の力の作用線に至る垂直離間距離、および、リンク桿20の他端部20bから引張コイルバネ23の力の作用線に至る垂直離間距離が共に減少し、特に、引張コイルバネ24の力の作用線はリンク桿19,20の一端部19a,20aから支点越えした状態(図5参照)となるので、ファンケース3をファンユニット交換位置から通常運転位置に向かう方向で付勢する力それ自体はファンケース3が通常運転位置からファンユニット交換位置に至る区間のどの位置にあっても略一定に保持される。
また、ファンケース3を付勢する力に変動が生じても構わなければ、リンク桿19,20や引張コイルバネ22,23,24に代わる他のファンケース自動復帰手段として、その一端部を隔壁21上に止着すると共に他端部をファンケース3上に止着した引張コイルバネやゴムあるいは其の他の弾性体、更には、磁力等を利用して単純な構造のファンケース自動復帰手段を構成しても構わない。
ファンケース3が手前に引き出される際、ファンケースガイドとして機能するスリーブ11は、左右両側内側の係合突起12をファンケース3の両側の長穴13と嵌合させているので、ファンケース3がスリーブ11に対する引き出し限度まで引き出された時点、つまり、係合突起12が長穴13の端部と当接した時点で、スリーブ11がファンケース3と共に手前に向かう移動を開始する。
上述した通り、ファンケース3の両側の長穴13にはスリーブ11の左右両側内側の係合突起12が嵌合しているので、ファンケース3がスリーブ11から完全に引き抜かれて脱落することはないし、また、スリーブ11の左右両側外側の係合突起16は筐体101の左右両側の長穴17と嵌合しているので、スリーブ11が筐体101の開口部113から完全に引き抜かれて脱落することもない。
かくして、スリーブ11によって保持されつつフロントパネル104と直交する方向に沿って移動するファンケース3の移動限度は、図8に示されるような通常運転位置と図7に示されるようなファンユニット交換位置との間に規制されることになる。
ハンドル115を手前に引くことでファンケース3は最終的に図7に示されるような引き出し限度すなわちファンユニット交換位置にまで引き出される。
この状態で、ファンケース3の背面と筐体101の開口部104との間には図7に示す通りの間隙Hが生じるが、ファンケース3の背面と開口部104との間の空間はカバーとして機能するスリーブ11によって覆われているので、ファンケース3をファンユニット交換位置まで移動させても、ファンケース3の背面と開口部104との間に空気漏れの原因となる隙間が生じることはない。
従って、ファンケース3を通常運転位置からファンユニット交換位置に移動させた状況下にあっても、ファンケース3が通常運転位置にある場合と実質的に同等の冷却機能を発揮させることができ、故障している冷却ファンユニット103a,103bを慌てて換装する必要はなく、換装作業に余裕が生まれる。
この実施形態では、スリーブ11を設けることで、間隙Hに相当する冗長性をもたせてファンケース3を筐体101の開口部113の手前側に突出させることができ、例えば図1に示されるように、筐体101の手前側にオーバーハングして突出するような長めの筐体110が筐体101の上に取り付けられている場合であっても、故障している冷却ファンユニット103a,103b、特に、後方に位置する冷却ファンユニット103bを容易に取り出すことができる。
故障した冷却ファンユニット103a,103bをファンケース3のセル4から取り外す際には、冷却ファンユニット103a,103bのケーシング5の上面に形成された2つの透孔(図4参照)に指を差し込んで冷却ファンユニット103a,103bを把持し、冷却ファンユニット103a,103bをフロントパネル104と平行な方向、つまり、図1や図2における上方に持ち上げるようにしてセル4から引き抜く。
この際、ケーシング5の下面の電源端子8が中継基板9上の電力供給端子10から引き抜かれるので、冷却ファンユニット103a,103bと筐体101の電源部との電気的な接続も自動的に解消される。
故障した冷却ファンユニット103a,103bを引き抜かれた部分の空間は単なる空気流路として機能することになるが、この空間は右側面,下面,左側面がファンケース3によって3方から包囲されているので、取り外された冷却ファンユニットと重合する位置にある他の冷却ファンユニットからの送風により、筐体101の内部に効率よく外気を送り続けることができる。
特に、後方側に位置する冷却ファンユニット103bを取り外して手前側の冷却ファンユニット103aのみで送風を行なう場合において、空気流路となる後方側の空間からの空気の漏れを効果的に抑制して筐体101の内部に効率よく外気を送り続けることができる。
この実施形態では、左右に隣接するセル4の間に隔壁を形成し、セル4を画成する左右両側の隔壁とファンケース3の底面とによって、冷却ファンユニット103a,103bを取り外した部分の空間を3方から包囲するようにしているが、ダクテッドファン状の冷却ファンユニット103a,103bを装着する場合においては、取り外されていない冷却ファンユニット103a,103bのケーシング5の側面を利用して隔壁とすることが可能でるので、セル4に対する冷却ファンユニット103a,103bの位置決めや取り付けさえ確実に行われるのであれば、この隔壁は必ずしも必要ではない。但し、左端部に位置する冷却ファンユニット103a,103bの左側に隣接する冷却ファンユニット103a,103bや右端部に位置する冷却ファンユニット103a,103bの右側に隣接する冷却ファンユニット103a,103bといったものは存在し得ないので、ファンケース3の左右両側壁の存在は必須の要件である。
そして、新たな冷却ファンユニット103a,103bをファンケース3のセル4に挿入すると、当該冷却ファンユニット103a,103bの電源端子8が此れに対応する中継基板9上の電力供給端子10に自動的に接続され、換装された冷却ファンユニット103a,103bのファン7が自動的に回転を始める。
リンク桿19,20および引張コイルバネ22,23,24から成るファンケース自動復帰手段によってファンケース3が通常運転位置に向けて定常的に付勢されているので、換装作業を終えた状態でファンケース3を支える手を離せば、ファンケース3およびスリーブ11が自動的に移動を開始し、図1,図2,図7に示されるファンユニット交換位置から図8に示されるような通常運転位置に引き戻される。
より具体的には、まず、ファンケース3が単体で通常運転位置に向かう移動を開始し、次いで、ファンケース3の背面がスリーブ11の後方側端部の返し部18に当接した時点でスリーブ11がファンケース3と一体になって移動を始め、最終的に、スリーブ11の手前側端部の両側に形成されている返し部14が筐体101の開口部113の縁部に当接した時点で、スリーブ11およびファンケース3の移動が停止して、図8に示されるような通常運転位置つまり初期位置にファンケース3が位置決めされる。
リンク桿19,20および引張コイルバネ22,23,24から成るファンケース自動復帰手段は、既に述べた理由により、略一定の力でファンケース3を付勢する構造であるから、ファンケース3をファンユニット交換位置に引き出して引張コイルバネ22,23,24が引き伸ばされた状態のままファンケース3から手を放しても、ファンケース3が過剰な力で付勢されて筐体101に衝接することはなく、衝撃による冷却ファンユニット103a,103bの故障や筐体101内部の電気部品の損傷あるいは劣化といった問題の発生は未然に防止される。
また、ファンケース3から手を離せばファンケース3が自動的に通常運転位置に復帰するので、実際にファンケース3を把持して冷却ファンユニット103a,103bの換装作業を行なっている時間を除き、ファンケース3は常に通常運転位置に保持された状態を維持することになるので、冷却ファンユニット103a,103bを利用した筐体101の冷却効率を常に最高の状態に維持することができる。
ファンケース3を通常運転位置からファンユニット交換位置に移動させた状況下にあってもファンケース3が通常運転位置にある場合と実質的に同等の冷却機能を発揮させることができる点については既に述べた通りであるが、より厳密にいえば、ファンケース3がファンユニット交換位置にある状況下では、ファンケース3のセル4と冷却ファンユニット103a,103bとの隙間や冷却ファンユニット103a,103bのケーシング5の上面に形成された2つの透孔の部分で空気の漏れが生じて僅かに冷却効率が低下するので、ファンケース3は、冷却ファンユニット103a,103bの換装作業を実際に行う場合を除いて常に通常運転位置に保持することが望ましい。
以上に述べた通り、冷却ファンユニット103a,103bの換装作業は、筐体101からファンケース3を引き出して故障を生じた冷却ファンユニット103a,103bを交換するといった簡単な作業で実現することができ、ラックマウント102から筐体101を取り外したり筐体101それ自体を引き出したりする必要はないので、換装作業に際して筐体101に強い衝撃や振動が作用することは殆どなく、筐体101内部の電気部品の損傷の防止や劣化の防止の観点からも、安全な作業を行なうことができる。
また、後方に位置する冷却ファンユニット103bの換装作業を行うために手前側の冷却ファンユニット103aを取り外すといった必要がないので、後方に位置する冷却ファンユニット103bを換装する間も、手前側に位置する冷却ファンユニット103aを利用して筐体101の内部を継続的に冷却することかできる。
しかも、冷却ファンユニット103a,103bに電力を供給するコードはリンク桿19,20の上面側を這うようにして筐体101内の電源部に導かれているので、ファンケース3の引き出しの際や通常運転位置への自動復帰の際にファンケース3とスリーブ11との間あるいはスリーブ11と開口部113との間にコードが挟み込まれるといった不都合が生じない。
また、筐体101に対してスリーブ11とファンケース3を相対移動させてファンケース3を手前に引き出すテレコピック構造を利用した2段式の引き出し構造を適用しているので、ファンケース3をフロントパネル104の手間側に大きく引き出して他の筐体110等との干渉を回避した状態で冷却ファンユニット103a,103bの交換を手際よく行なうことができる。
しかも、ファンケース3の引き出し量に比べ、ファンケース3やスリーブ11の収納に必要とされる空間は僅かなもので済むので、筐体101を無闇に大型化する必要はなく、また、筐体101内の限られた空間を有効に利用して様々な電気部品を内蔵させることができる。
この実施形態では、重合する2つの冷却ファンユニット103a,103bをフロントパネル104の横幅方向に沿って3列以上に亘って併設しているので、冷却ファンユニット103a,103bの挿抜方向はフロントパネル104と平行な方向のうち上下方向とする必要があるが(横方向に隣接する冷却ファンユニット103a,103bが干渉して左右方向での挿抜ができないため)、重合する2つの冷却ファンユニット103a,103bを1列のみ配置する場合あるいは2列に亘って横幅方向に併設する場合においては、冷却ファンユニット103a,103bの挿抜方向はフロントパネル104と平行な方向のうち上下方向としてもよいし左右方向としてもよい。
また、重合する2つの冷却ファンユニット103a,103bを筐体101の高さ方向に沿って3列以上に亘って併設する場合においては、冷却ファンユニット103a,103bの挿抜方向はフロントパネル104と平行な方向のうち左右の方向となる。
この実施形態では、スリーブ11にファンケースガイドとカバーの機能を持たせることで全体の構成を簡略化し、かつ、装置の製造コストを抑制するようにしているが、ファンケースガイドとカバーを個別の部材で構成することも可能である。
例えば、インナーレールとアウターレールから構成されるガイドレールをファンケース3の左右の外側および筐体101の左右の内壁に設けることで、ファンケース3の移動を許容するためのファンケースガイドとすることができる。
また、開口部113からファンケース3の前後幅に相当する距離だけ奥まった位置で筐体101の内壁を一巡するようにして一端を固着されると共に、其の他端部をファンケース3の背面の輪郭に沿って固着された断面矩形状のベローズを、ファンケース3の背面と開口部104との間に隙間が生じることを防止するカバーとして利用することができる。
この際、ベローズの一端を開口部113からファンケース3の前後幅に相当する距離だけ奥まった位置で筐体101の内壁に取り付けるのは、図8に示されるような通常運転位置にファンケース3が位置した状態でベローズがファンケース3や筐体101の内壁と干渉するのを防止するためであり、また、ベローズの他端部をファンケース3の背面の輪郭に沿って固着することで左右のガイドレールの間に位置させるのは、ベローズとガイドレールとの干渉を防止するためである。
本発明を適用した筐体用空冷装置を実装した筐体を4本の支柱から成るラックマウントに取り付けた状態で示した斜視図である。 同実施形態の筐体用空冷装置を実装した筐体をラックマウントから取り外して単体で示した斜視図である。 同実施形態の筐体用空冷装置の組み立て構造を示した分解図である。 同実施形態の筐体用空冷装置における冷却ファンユニットの構成を示した斜視図である。 ファンケース自動復帰手段として機能するリンク装置の構成を、ファンケースがファンユニット交換位置にあるときの状態に対応させて示した平面図である。 ファンケース自動復帰手段として機能するリンク装置の構成を、ファンケースが通常運転位置にあるときの状態に対応させて示した平面図である。 ファンケースがファンユニット交換位置にあるときの筐体用空冷装置の各部の状態とリンク装置の屈折状態を表すための作用説明図である。 ファンケースが通常運転位置にあるときの筐体用空冷装置の各部の状態とリンク装置の屈折状態を表すための作用説明図である。 一般的な構成を有する冗長冷却式の筐体用空冷装置を備えた筐体を4本の支柱から成るラックマウントに取り付けた状態で示した斜視図である。 ラックマウントに取り付けられた筐体間の電気的な接続状態を後方から示した斜視図である。 重合された2つの冷却ファンユニットの取り外しを自在とするためのファンユニット収容ボックスについて内部を透視して示した斜視図である。 重合された2つの冷却ファンユニットを纏めて取り外すようにした筐体用空冷装置の構成を示した斜視図である。
符号の説明
1 筐体用空冷装置
2 吸気口
3 ファンケース
4 セル
5 ケーシング
6 ファン駆動モータ
7 ファン
8 電源端子
9 中継基板
10 電力供給端子
11 スリーブ(ファンケースガイド,カバー)
12 係合突起
13 長穴もしくは凹部
14 返し部
15 リンク装置(ファンケース自動復帰手段の一部)
16 係合突起
17 長穴もしくは凹部
18 返し部
19 リンク桿
19a 一端部
19b 他端部
20 リンク桿
20a 一端部
20b 他端部
21 隔壁
22,23,24 引張コイルバネ(ファンケース自動復帰手段の一部)
100 筐体用空冷装置
101 筐体
102 ラックマウント
103a,103b 冷却ファンユニット
104 フロントパネル(筐体の一面)
105 吸気口
106 天板
107 開口部
108 インナーレール
109 アウターレール
110 他の筐体
111 ケーブル
112 ファンユニット収容ボックス
113 開口部
114 筐体用空冷装置
115 ハンドル
H 間隙

Claims (7)

  1. 直列的に重合された2以上の冷却ファンユニットの軸流方向を筐体の一面と直交させて前記一面の開口部の内側に配備した冗長冷却式の筐体用空冷装置において、
    前記軸流方向の空気の流れを許容して前記冷却ファンユニットを前記一面と平行な方向に挿抜可能な状態で保持すると共に前記一面と直交する前記冷却ファンユニットの外周面を3方から包囲するファンケースと、
    前記ファンケースを保持し、前記一面の内側に前記ファンケースが位置する通常運転位置と、前記ファンケースが前記一面よりも外側に突出するファンユニット交換位置との間で、前記一面と直交する方向に沿った前記ファンケースの移動を許容するファンケースガイドとを設けたことを特徴とする筐体用空冷装置。
  2. 前記ファンケースが前記一面よりも外側に突出した状態で前記ファンケースの背面と前記開口部との間に隙間が生じることを防止するカバーを併設したことを特徴とする請求項1記載の筐体用空冷装置。
  3. 前記一面と直交するファンケースの外周面を包囲して該ファンケースの外周面と前記開口部の双方に対して摺動自在に嵌合するスリーブによって前記ファンケースガイドおよび前記カバーが形成されていることを特徴とする請求項2記載の筐体用空冷装置。
  4. 前記ファンケースが前記ファンユニット交換位置から前記通常運転位置に向かう方向で前記ファンケースを定常的に付勢するファンケース自動復帰手段を併設したことを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3の何れか一項に記載の筐体用空冷装置。
  5. 2本のリンク桿から成り、各リンク桿の一端部が相互に枢着されると共に、一方のリンク桿の他端部が前記ファンケースに枢着され、かつ、他方のリンク桿の他端部が前記筐体の内部に枢着されて、前記ファンケースが通常運転位置に位置する状態で前記2本のリンク桿が折り畳まれる一方、前記ファンケースがファンユニット交換位置に位置する状態で前記2本のリンク桿が引き伸ばされた状態となるリンク装置と、
    前記2本のリンク桿が相互に接近して折り畳まれる方向に前記2本のリンク桿を揺動付勢するバネとによって、前記ファンケース自動復帰手段が構成されていることを特徴とする請求項4記載の筐体用空冷装置。
  6. 前記冷却ファンユニットに駆動電力を供給するコードが、前記2本のリンク桿の上を這うようにして前記ファンケースから前記筐体内の電源部に導かれていることを特徴とする請求項5記載の筐体用空冷装置。
  7. 前記冷却ファンユニットがファンケースに挿入された状態で前記冷却ファンユニットの電源端子と自動的に接続する電力供給端子が前記ファンケース内に設けられていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5または請求項6の何れか一項に記載の筐体用空冷装置。
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