JP4521544B2 - 上階への建築用柱材搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、柱材を上階に搬送するのに用いる上階への建築用柱材搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の建築用柱材搬送装置としては、例えば図13,図14に示したようなものが考えられる。この建築用柱材搬送装置は、一階から2階まで上下に延びるフレーム(図示せず)の上端部及び下端部には左右に延びる駆動軸1及び回転軸2がそれぞれ回転自在に保持され、駆動軸1の両端部には駆動スプロケット3,3が取り付けられ、回転軸2の両端部には従動スプロケット4,4が固定され、スプロケット3,4にはチェーン5が掛け渡されている。尚、図示は省略したが駆動軸1は駆動モータで回転駆動されるようになっている。しかも、チェーン5にはL字状の昇降柱受爪6の上部が水平な支持軸7を介して回動自在に取り付けられている。
【0003】
また、建築用柱材搬送装置は、1階において昇降柱受爪6に柱材8を受け渡す柱受渡手段9を備えている。この柱受渡手段9は、水平コンベア10と、この水平コンベア10によりスプロケット4,4間の空間の下方に送られてくる柱材8を突き上げる突上シリンダ11を有する。また、建築用柱材搬送装置は、2階において、昇降柱受爪6から柱材を受け取って取り出す上階水平コンベア12を有する。この上階水平コンベア12は、一端部がスプロケット3,3間の空間の下方まで延設されている。
【0004】
この様な構成においては、図示しない駆動モータで水平コンベア10を駆動して、柱材8をスプロケット4,4間の空間の下方に間欠的に供給する。この際、柱材8が突上シリンダ11の上方に来たとき、突上シリンダ11を作動させて、柱材8を上方のスプロケット3,3間の位置hまで突き上げる。
【0005】
一方、駆動軸1を駆動モータで回転駆動して、図13中、チェーン5,5を時計回り方向に回転駆動させると、このチェーン5,5に取り付けた昇降柱受爪6,6が時計回り方向に回転移動する。
【0006】
この際、昇降柱受爪6,6が図13中スプロケット4,4の下端から左側に移動した後に下方から上昇する。この際、昇降柱受爪6,6が下方から位置hを通過して上昇すると、昇降柱受爪6,6が位置hの柱材8の両端部に下方から係合する。これにより、柱材8の両端部が昇降柱受爪6,6に保持されて上昇させられる。
【0007】
この後、昇降柱受爪6,6が上部のスプロケット4,4の上部に沿って上昇した後に図13中スプロケット4,4の右側を降下し、昇降柱受爪6,6が上階水平コンベア12の側方を通過すると、この昇降柱受爪6,6に支持された柱材8が上階水平コンベア12上に載置されて、昇降柱受爪6,6が柱材8から下方に離反する。これにより、柱材8が2階で上階水平コンベア12により取り出されることになる
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した構成の建築用柱材搬送装置では、昇降柱受爪6がチェーン5の一箇所に水平な支持軸7で支持されている構成であるので、使用回数が多くなるに従って昇降柱受爪6の支持部が変形して、昇降柱受爪6の先端側が下方に僅かに傾斜する虞がある。この場合には、昇降柱受爪6,6に両端部が保持された柱材8を2階で上階水平コンベア12の端部上に載置して、昇降柱受爪6,6を柱材8から離反させるタイミングによって、柱材8が転動する虞もある。従って、この様な場合には、建築用柱材搬送装置を停止させて、柱材8を正規の位置に移動させる必要があり、面倒であった。
【0009】
そこで、この発明は、柱材を支持して上昇させる昇降柱受爪が使用によって傾斜するのを確実に防止できると共に、上階において昇降柱受爪から柱材を受け取って取り出す際に、柱材の転動が生ずるのを確実に防止できる上階への建築用柱材搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、下階から上階まで延びる左右一対のガイドレールと、前記両ガイドレールにそれぞれ昇降自在に保持されたスライダと、前記各スライダに取り付けられた昇降柱受爪と、前記両スライダが互いに同じ高さになるように前記両スライダを連動させる連動手段と、前記スライダを上下に昇降駆動するスライダ昇降駆動手段と、前記下階に配置されて前記昇降柱受爪が前記ガイドレールの下部の所定位置まで降下させられたときに、柱材支持手段に支持された柱材を前記昇降柱受爪に受け渡す下階柱材受渡手段と、前記両ガイドレール間に対して水平方向に進退自在に前記上階に設置された上階柱材取出手段を備えると共に、前記両昇降柱受爪が上死点まで上昇させられたときに前記スライダ昇降駆動手段を停止させて、前記両昇降柱受爪に両端部が支持された柱材の下方まで前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を進出させた後、前記スライダ昇降駆動手段を駆動制御して前記昇降柱受爪を降下させて、前記昇降柱受爪から前記柱材を前記上階柱材取出手段の上階柱受爪に受け渡させ、前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を初期位置まで戻させる制御回路を備える上階への建築用柱材搬送装置において、前記下階柱材受渡手段は、前記両ガイドレールの下端部間に位置させて水平に配置された柱材支持手段と、前記柱材支持手段に支持された柱材を前記昇降柱受爪より上方に突き上げる柱材突上手段を備えると共に、前記昇降柱受爪が水平位置から上方に所定角度回動可能に設けられ、前記制御回路は、前記柱材突上手段又はスライダ駆動手段を駆動制御することにより前記柱材支持手段に支持された柱材と前記昇降柱受爪を上下に相対移動させることにより、前記昇降柱受爪を前記柱材に当てて上方に回動させた後、前記柱材の下方で水平位置まで回動降下させるように制御することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、上下に延びるガイドレールに沿ってスライダが昇降駆動され、このスライダに昇降柱受爪が取り付けられているので、昇降柱受爪をスライダに傾斜しないようにしっかり取り付けることができる。しかも、スライダをガイドレールに遊び無く取り付けることができる。従って、柱材を支持して上昇させる昇降柱受爪が使用によって傾斜するのを確実に防止できる。
【0012】
また、制御回路は、前記両昇降柱受爪が上死点まで上昇させられたときに前記スライダ昇降駆動手段を停止させて、前記両昇降柱受爪に両端部が支持された柱材の下方まで前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を進出させた後、前記スライダ昇降駆動手段を駆動制御して前記昇降柱受爪を降下させて、前記昇降柱受爪から前記柱材を前記上階柱材取出手段の上階柱受爪に受け渡させ、前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を初期位置まで戻させる。従って、上階において昇降柱受爪から柱材を受け取って取り出す際に、柱材の転動が生ずるのを確実に防止できる。
【0014】
また、この構成によれば、昇降柱受爪を直線的に昇降するようにガイドレールに支持させて、昇降柱受爪の昇降姿勢を安定させるようにしても、下階における柱材を昇降柱受爪への受渡を簡易に自動受渡ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1,図2において、この発明の上階への建築用柱材搬送装置は、垂直搬送エレベータ20と、下階で垂直搬送エレベータ20に柱材を受け渡す下階柱材受渡手段21と、上階で垂直搬送エレベータ20から柱材を取り出す上階柱材取出手段22を有する。
<垂直搬送エレベータ20>
垂直搬送エレベータ20は下階(1F)から上階(2F)まで延びるフレーム23を有する。このフレーム23は、左右に配設され且つ上下に下階から上階まで延びる支柱24,24と、上下に間隔をおいて配設され且つ支柱24,24に両端部がそれぞれ固定された複数の間隔保持部材25,26,27と、最上端部の間隔保持部材25の一端部に固定されたモータ取付板25aを有する。尚、支柱24の後部には支柱24′が配設されていて、支柱24,24′は間隔保持部材25,26,27で互いに結合されている。
【0016】
この支柱24は、図3に示したように水平断面形状が方形に形成されていて、4つの側壁24a,24b,24c,24dを有する。そして、支柱24,24の側壁24a,24aは図2に示したように正面に位置させられ、側壁24b,24bは互いに対向させられている。しかも、支柱24は下端が下階のフロアfに固定されている。
【0017】
また、垂直搬送エレベータ20は、左右の支柱24,24に対応してそれぞれ設けられた昇降スライダ28,28と、昇降スライダ28,28を左右の支柱24,24に沿って上下にそれぞれ移動自在に保持させるガイド手段29,29を有する。スライダ(昇降部材)28は、側壁24a,25aに対向させられた板部28a,28bからL字状に形成されている。
【0018】
ガイド手段29は、下階から上階まで延び且つ側壁24a,24bにそれぞれ取り付けられたガイドレール30,31と、昇降スライダ28の板部28a,28bにそれぞれ固定され且つガイドレール30,31にそれぞれ係合するスライド部材32,33を有する。
【0019】
このガイドレール30,31は水平断面形状において中央がくびれ且つ先端に膨出突部30a,31aがそれぞれ形成され、スライド部材32,33は水平断面形状が略C字状の係合凹部32a,33aをそれぞれ有する。そして、膨出突部30a,31aは、係合凹部32a,33aにそれぞれ抜け外れ不能に且つスライド部材32,33が上下動自在になるように係合させられている。これにより、スライダ24は、支柱24すなわちガイドレール30,31に沿って上下動自在に保持されている。そして、板部28aにはウエイト34が固定され、板部28bには水平支持アーム35が固定されている。
【0020】
更に、垂直搬送エレベータ20は、図3〜図6に示したように、水平支持アーム35の先端部下方に配設された下ストッパ取付部材36と、水平支持アーム35の先端部上面の一側部上に固定され且つ先端部が水平支持アーム35の先端から突出する上ストッパ取付部材37を有する。この下ストッパ取付部材36は、水平支持アーム35と直交して他側部から突出し且つ水平支持アーム35の先端部下面に固定された基部36aと、水平支持アーム35と平行に延び且つ先端部が水平支持アーム35先端から突出する水平支持部36bを有する。
【0021】
そして、水平支持部36bの先端部にはストッパとしての下ストッパネジ38が上方に向けて進退調整可能に螺着され、上ストッパ取付部材37にはストッパネジ39がストッパネジ38の軸線に対して直交する方向に進退自在に螺着されている。
【0022】
また、垂直搬送エレベータ20は、水平支持アーム35の先端に固定された支持軸40と、支持軸40が挿通されたボス部41aを有し且つ支持軸40と直交するアーム部41bを有する昇降柱受爪41と、ボス部41aを支持軸40に回転自在に支持しているベアリング42を有する。41c,41dはアーム部41bに突設された爪部で、爪部41c,41d間に柱受凹部41eが形成されている。
【0023】
この昇降柱受爪41,41を有する左右の昇降スライダ28,28は、連動手段43で互いに同じ高さになるようになっている。この連動手段43は、最上部の間隔保持部材25上の両端部に取り付けた軸受44,44と、両端部が軸受44,44に回転自在に保持された駆動軸45と、駆動軸45の両端部に取り付けられたスプロケット46,46と、スプロケット46,46に掛け渡され且つ一端部が昇降スライダ28,28に取り付けられた駆動チェーン47,47と、駆動チェーン47,47の他端部に取り付けられ且つ支柱24,24に沿って上下動可能に支持されたバランスウエイト48,48を有する。尚、図1中56は最上部の間隔保持部材25に回転自在に保持されたアイドルスプロケット(図2では説明の便宜上図示を省略)で、駆動チェーン47が支柱24の前側に位置するように駆動チェーン47を支持している。
【0024】
そして、駆動軸45は、モータ取付板25aに取り付けられたインバータ式の駆動モータ(スライダ昇降駆動手段)49で正転又は逆転駆動されるようになっている。
【0025】
更に、支柱24,24の下端部の側部にはウエイトストッパ50,50が取り付けられ、一方の支柱24の側壁24bの下端部には昇降スライダ28の下限リミットスイッチ(下限検出センサ)51が取り付けられ、下部側の間隔保持部材27にはワーク検出用のリミットスイッチ(ワーク検出センサ)52が取り付けられ、一方の支柱24の上端部には昇降スライダ28の上限リミットスイッチ(上限検出センサ)53が取り付けられている。また、一方の支柱24の上端部にはバランスウエイト48の上限リミットスイッチ(上限検出センサ)54が取り付けられ、最上部の間隔保持部材25の左右方向中間部にはセンサ取付部材54が取り付けられ、センサ取付部材54の下端部には上限リミットスイッチ53よりも僅かに下方に位置する減速リミットスイッチ(減速開始センサ)55が取り付けられている。
<下階柱材受渡手段21>
この下階柱材受渡手段21は、長手方向中間部が支柱24,24の下端部間に位置して下階(1F)に配置された柱支持フレーム(柱材支持手段)57と、柱材支持フレーム57に支持された柱材58を昇降柱受爪41より上方に突き上げる油圧シリンダ(柱材突上手段)59を備える。柱支持フレーム57は、上部が水平な左右のフレーム57a,57bと、フレーム57a,57b間に渡架された上下の支持部材57bを有する。また、油圧シリンダ59は、上部の支持部材57bの中央に固定されたシリンダ本体59aと、上方に出没自在にシリンダ本体59aに保持されたピストンロッド59bと、ピストンロッド59bの上端部に取り付けられた下階柱受爪60を有する。この下階柱受爪60は、側面形状がU字状で上方に向かうに従って拡開している。
<上階柱材取出手段22>
上階柱材取出手段22は、図7〜図9に示したように、上階(2F)のフロアf2に固定されたフレーム61と、フレーム61の上端に設けられたベース部材62と、垂直搬送エレベータ20の左右の支柱24,24間の上部空間Aに向けて延び且つフレーム61の上端部の両側部に固定された軸受支持部材63,63と、各軸受支持部材63の長手方向端部に固定された軸受64,64と、軸受64,64に回転自在に保持された回転軸65,65と、回転軸65,65に取り付けられたスプロケット66,66と、スプロケット66,66に掛け渡されたチェーンコンベア67と、一方の回転軸65に取り付けられたスプロケット68を有する。また、フレーム61には両端部が左右のチェーンコンベア67,67の下方まで延びる中間軸69が回転自在に保持され、中間軸69の一端部にはスプロケット70,71が固定され、中間軸69の他端部には他のスプロケット70が固定されている。このスプロケット66,70にはチェーン72が掛け渡されている。更に、フレーム61の下部にはインバータ式の駆動モータ73が固定され、駆動モータ73の出力軸にはスプロケット74が固定され、スプロケット71,74には駆動チェーン75が掛け渡されている(図8〜図10参照)。
【0026】
また、上階柱材取出手段22は、空間Aに向けてベース部材62の両側部に固定されたガイドレール76,76と、ガイドレール76,76にスライド自在に保持された水平スライダ77を有する。このガイドレール76は、断面が上述のガイドレール30,31等と同様な形状に形成されていて、水平スライダ77が浮き上がらないように保持している。この水平スライダ76とベース部材62との間には油圧シリンダ78が配設されている。この油圧シリンダ78は、後端部がベース部材62の後端部に固定されたシリンダ本体78aと、先端部が水平スライダ77の先端部に固定されたピストンロッド78bを有する。このベース部材62の後部には水平スライダ77の初期位置を検出するリミットスイッチ(初期位置センサ)79が取り付けられ、ベース部材62の前部には水平スライダ77の空間A側への進出位置を検出するリミットスイッチ(柱受取位置センサ)80が取り付けられている。
【0027】
更に、水平スライダ77の前端部両側には、柱材受取手段81,81が配設されている。この柱材受取手段81は、ピストンロッド82aを上方に向けて水平スライダ77の側部に取り付けた油圧シリンダ82と、油圧シリンダ82のピストンロッド82aの上端に取り付けられた上階柱受爪83を有する。この上階柱受爪83は、側面形状がU字状で上方に向かうに従って拡開している。この上階柱受爪83は水平スライダ77の側方にそれぞれあり、上階柱受爪83,83の一方には柱材検出用のリミットスイッチ83aが取り付けられている。
<制御回路>
上述した駆動モータ49,73は図11に示した演算制御回路84で駆動制御される。また、演算制御回路84には、下限リミットスイッチ(下限検出センサ)51,ワーク検出用のリミットスイッチ(ワーク検出センサ)52,上限リミットスイッチ(上限検出センサ)53,上限リミットスイッチ(上限検出センサ)54,減速リミットスイッチ(減速開始センサ)55,リミットスイッチ(初期位置センサ)79,リミットスイッチ(柱受取位置センサ)80からの検出信号が入力される様になっている。
【0028】
また、演算制御回路84は、油圧回路85を作動制御して油圧シリンダ59,78,82を作動制御するようになっている。86は、リフト開始スイッチである。
[作用]
次に、この様な構成の上階への建築用柱材搬送装置の作用を図12を用いて説明する。
【0029】
演算制御回路84は、昇降スライダ28をガイドレール30(31)の位置をリミットスイッチ51で検出する最下部に位置させた状態で、駆動モータ49を停止している。
【0030】
次に、フレーム57a,57aに住宅用(家屋用)の柱材58の両端部が図12(a)の如く載置された後、リフト開始スイッチ86をONさせると、このON信号が演算制御回路84に入力される。このリフト開始スイッチ86は、フレーム57aに設けておいても良いし、作業者が操作するリモコン等に設けておいても良い。
【0031】
そして、演算制御回路84は、リフト開始スイッチ86からON信号を受けると、油圧回路85を作動制御して油圧シリンダ59のピストンロッド59bを上方に進出させて下階柱受爪60を上昇させ、下階柱受爪60で柱材58の中央部を支持しながら柱材58を図12(b)の如く上方に所定量持ち上げる(突き上げる)。この柱材58の突上位置は、リミットスイッチ51よりも上方の位置になる。これに伴い、昇降スライダ28の昇降柱受爪41は、上昇する柱材58により支持軸40を中心に上方に回動させられる。この際、昇降柱受爪41は、柱材58により跳ね上げられても、ストッパネジ39に当たって、それ以上上方に回動するのが阻止される。そして、柱材58が昇降柱受爪41より上方に移動すると、昇降柱受爪41は支持軸40を中心に自重で下方に回動し、ストッパネジ38に当接して停止する。この位置では、昇降柱受爪41が図12(a)と同じ位置で水平になる。
【0032】
次に、演算制御回路84は、油圧回路85を作動制御して油圧シリンダ59のピストンロッド59bを下方に移動させて下階柱受爪60を降下させる。この降下により柱材58も下階柱受爪60と一体に降下させられ、左右の昇降柱受爪41,41に柱材58の両端部が係止され、柱材58が昇降スライダ28に受け渡される。この後、下階柱受爪60は図12(c)の如く原状(初期位置)まで降下させられて停止させられる。
【0033】
一方、演算制御回路84は、駆動モータ49を正転させて駆動軸45を正転(図1中時計回り方向に回転)させ、駆動軸45と一体に回転するスプロケット46及び駆動チェーン47を介して、昇降スライダ28を図12(c)の如く上昇させ、柱材58を上昇させる。この上昇に伴い、柱材58がリミットスイッチ52に検出されると、リミットスイッチ52の検出信号が演算制御回路84に入力され、演算制御回路84は昇降スライダ28の上昇に伴い柱材58も上昇させられているのを感知する。
【0034】
そして、昇降スライダ28が更に上昇させられ上死点に近づくと、柱材58がリミットスイッチ55により検出され、この検出信号が演算制御回路84に入力される。これにより演算制御回路84は、駆動モータ49を作動制御して、駆動モータ49の回転を減速させ、柱材58の昇降速度を減速させる。そして、昇降スライダ28がリミットスイッチ53により検出されると、この検出信号が演算制御回路84に入力される。この演算制御回路84は、リミットスイッチ53からの検出信号を受けると、駆動モータ49の作動を停止させ、昇降スライダ28の上昇を停止させる。
【0035】
この後、演算制御回路84は、油圧回路85を作動制御して油圧シリンダ78を図8の状態から図9の状態まで伸長させ、水平スライダ77を空間A側に進出させる。これに伴い、水平スライダ77が下面に設けた図示しない突起等でリミットスイッチ80をONさせ、このON信号(検出信号)が演算制御回路84に入力される。この演算制御回路84は、リミットスイッチ80からの検出信号を受けると、油圧回路85を作動制御して油圧シリンダ87の伸長を停止させる。
【0036】
この様な水平スライダ77の移動に伴い、上階柱受爪83,83も水平スライダ77と一体に空間A側に進出させられ、上階柱受爪83,83が昇降スライダ28により上昇させられた柱材58の下方に位置したとき水平スライダ77と一体に停止する(図12(d)参照)。
【0037】
次に、演算制御回路84は、駆動モータ49を逆転制御して駆動軸45を逆転させ、駆動スプロケット46及び駆動チェーン47を介して昇降スライダ28を降下させ、柱材58を降下させる。これにより、昇降スライダ28が支柱24の下部側に降下させられ、下部のリミットスイッチ51が昇降スライダ28によりON(検出)させられると、この検出信号が演算制御回路84に入力される。そして、演算制御回路84は、リミットスイッチ51からの検出信号(ON信号)を受けると、駆動モータ49を停止させ、昇降スライダ28を停止させる。
【0038】
一方、この様な昇降スライダ28の降下に伴い、昇降スライダ28が水平スライダ77の側方を通過する際、柱材58の中間部(両端部近傍)が上階柱受爪83,83に係止される。この係止により、リミットスイッチ83aが柱材58によりONさせられて柱材58を検出し、この検出信号が演算制御回路84に入力される。これにより、演算制御回路84は、油圧回路85を作動制御して油圧シリンダ82を伸長させて、上階柱受爪83をチェーンコンベア67よりも上方に上昇させた後、油圧回路85を作動制御して油圧シリンダ87を縮小させ、水平スライダ77を原状(初期位置)まで移動させる。
【0039】
この移動に伴い、水平スライダ77が図8の初期位置まで戻されると、この水平スライダ77がリミットスイッチ79により検出され、この検出信号が演算制御回路84に入力される。これにより、演算制御回路84は、油圧シリンダ82を縮小させて上階柱受爪83を降下させ、上階柱受爪83に係止された柱材58を降下させる。この降下に伴い、柱材58の中間部の両端部側の近傍の部分が左右のチェーンコンベア67,67に係止させられる。そして、更に上階柱受爪83が降下させられると、上階柱受爪63と一体に降下するリミットスイッチ83aが柱材58から離反してOFFし、このOFF信号が演算制御回路84に入力される。
【0040】
この演算制御回路84は、リミットスイッチ83aからのOFF信号を受けた後、数秒遅れて駆動モータ73を駆動制御し、この駆動モータ73の回転を駆動チェーン75,駆動スプロケット71,駆動軸69,スプロケット70,駆動チェーン75,スプロケット64,回転軸65及びスプロケット66を介してチェーンコンベア67,67に伝達させ、チェーンコンベア67,67を回転駆動させる。この際、この演算制御回路84は、チェーンコンベア67の上部側が空間Aとは反対側に移動する方向に駆動モータ73を駆動制御する。これにより、チェーンコンベア67,67に支持された支柱58は空間(垂直搬送エレベータ20)Aとは反対側に移動させられる。この様にして、柱材58は下階から上階(本実施例では1階から2階)に搬送される。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、下階から上階まで延びる左右一対のガイドレールと、前記両ガイドレールにそれぞれ昇降自在に保持されたスライダと、前記各スライダに取り付けられた昇降柱受爪と、前記両スライダが互いに同じ高さになるように前記両スライダを連動させる連動手段と、前記スライダを上下に昇降駆動するスライダ昇降駆動手段と、前記下階に配置されて前記昇降柱受爪が前記ガイドレールの下部の所定位置まで降下させられたときに、柱材支持手段に支持された柱材を前記昇降柱受爪に受け渡す下階柱材受渡手段と、前記両ガイドレール間に対して水平方向に進退自在に前記上階に設置された上階柱材取出手段を備えると共に、前記両昇降柱受爪が上死点まで上昇させられたときに前記スライダ昇降駆動手段を停止させて、前記両昇降柱受爪に両端部が支持された柱材の下方まで前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を進出させた後、前記スライダ昇降駆動手段を駆動制御して前記昇降柱受爪を降下させて、前記昇降柱受爪から前記柱材を前記上階柱材取出手段の上階柱受爪に受け渡させ、前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を初期位置まで戻させる制御回路を備える構成としたので、上下に延びるガイドレールに沿ってスライダが昇降駆動され、このスライダに昇降柱受爪が取り付けられているので、昇降柱受爪をスライダに傾斜しないようにしっかり取り付けることができる。しかも、スライダをガイドレールに遊び無く取り付けることができる。従って、柱材を支持して上昇させる昇降柱受爪が使用によって傾斜するのを確実に防止できる。
【0042】
また、制御回路は、前記両昇降柱受爪が上死点まで上昇させられたときに前記スライダ昇降駆動手段を停止させて、前記両昇降柱受爪に両端部が支持された柱材の下方まで前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を進出させた後、前記スライダ昇降駆動手段を駆動制御して前記昇降柱受爪を降下させて、前記昇降柱受爪から前記柱材を前記上階柱材取出手段の上階柱受爪に受け渡させ、前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を初期位置まで戻させる。従って、上階において昇降柱受爪から柱材を受け取って取り出す際に、柱材の転動が生ずるのを確実に防止できる。
【0043】
また、前記下階柱材受渡手段は、前記両ガイドレールの下端部間に位置させて水平に配置された柱材支持手段と、前記柱材支持手段に支持された柱材を前記昇降柱受爪より上方に突き上げる柱材突上手段を備えると共に、前記昇降柱受爪が水平位置から上方に所定角度回動可能に設けられ、前記制御回路は、前記柱材突上手段又はスライダ駆動手段を駆動制御することにより前記柱材支持手段に支持された柱材と前記昇降柱受爪を上下に相対移動させることにより、前記昇降柱受爪を前記柱材に当てて上方に回動させた後、前記柱材の下方で水平位置まで回動降下させるように制御する構成としたので、昇降柱受爪を直線的に昇降するようにガイドレールに支持させて、昇降柱受爪の昇降姿勢を安定させるようにしても、下階における柱材を昇降柱受爪への受渡を簡易に自動受渡ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る上階への建築用柱材搬送装置の概略側面図である。
【図2】図1の上階への建築用柱材搬送装置の正面図である。
【図3】図1,2の支柱の水平断面と昇降スライダとの関係を示す説明図である。
【図4】図3を矢印B方向から見た説明図である。
【図5】図3を矢印C方向から見た説明図である。
【図6】図5の作用説明図である。
【図7】図1上部の拡大説明図である。
【図8】図7の上階柱材取出手段の平面図である。
【図9】図8の上階柱材取出手段の作用説明図である。
【図10】図8の上階柱材取出手段の一部を矢印D方向から見た概略説明図である。
【図11】図1〜図10の装置の制御回路図である。
【図12】図1〜図10の装置の作用説明図である。
【図13】従来の建築用柱材の垂直搬送エレベータの説明図である。
【図14】図13の正面図である。
【符号の説明】
20・・・垂直搬送エレベータ
21・・・下階柱材受渡手段
22・・・上階柱材取出手段
24・・・支柱
28・・・昇降スライダ
29・・・ガイド手段
30,31・・・ガイドレール
41・・・昇降柱受爪
43・・・連動手段
49・・・駆動モータ(スライダ昇降駆動手段)
57・・・支持フレーム(柱材支持手段)
58・・・柱材
59・・・油圧シリンダ(柱材突上手段)
60・・・下階柱受爪
77・・・水平スライダ
83・・・上階柱受爪
84・・・演算制御回路
Claims (1)
- 下階から上階まで延びる左右一対のガイドレールと、前記両ガイドレールにそれぞれ昇降自在に保持されたスライダと、前記各スライダに取り付けられた昇降柱受爪と、前記両スライダが互いに同じ高さになるように前記両スライダを連動させる連動手段と、前記スライダを上下に昇降駆動するスライダ昇降駆動手段と、前記下階に配置されて前記昇降柱受爪が前記ガイドレールの下部の所定位置まで降下させられたときに、柱材支持手段に支持された柱材を前記昇降柱受爪に受け渡す下階柱材受渡手段と、前記両ガイドレール間に対して水平方向に進退自在に前記上階に設置された上階柱材取出手段を備えると共に、前記両昇降柱受爪が上死点まで上昇させられたときに前記スライダ昇降駆動手段を停止させて、前記両昇降柱受爪に両端部が支持された柱材の下方まで前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を進出させた後、前記スライダ昇降駆動手段を駆動制御して前記昇降柱受爪を降下させて、前記昇降柱受爪から前記柱材を前記上階柱材取出手段の上階柱受爪に受け渡させ、前記上階柱材取出手段の上階柱受爪を初期位置まで戻させる制御回路を備える上階への建築用柱材搬送装置において、前記下階柱材受渡手段は、前記両ガイドレールの下端部間に位置させて水平に配置された柱材支持手段と、前記柱材支持手段に支持された柱材を前記昇降柱受爪より上方に突き上げる柱材突上手段を備えると共に、前記昇降柱受爪が水平位置から上方に所定角度回動可能に設けられ、前記制御回路は、前記柱材突上手段又はスライダ駆動手段を駆動制御することにより前記柱材支持手段に支持された柱材と前記昇降柱受爪を上下に相対移動させることにより、前記昇降柱受爪を前記柱材に当てて上方に回動させた後、前記柱材の下方で水平位置まで回動降下させるように制御することを特徴とする上階への建築用柱材搬送装置。
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