JP4520100B2 - 水素製造装置および燃料電池システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は灯油等の炭化水素油から、水素を製造するための水素製造装置に関する。また、水素製造装置を備える燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境に優しいエネルギー変換技術として燃料電池が注目されている。固体高分子形など、多くのタイプの燃料電池において、燃料電池の燃料極で実際に電極反応するのは水素である。しかし、水素よりも灯油等の炭化水素油の方が供給体制や取り扱いにおいて優れる面があるため、灯油等の炭化水素油を改質して水素を含む改質ガスを製造し、これを燃料電池の燃料極に供給する燃料電池システムが開発されている。
【0003】
例えば固体高分子形燃料電池においては、一酸化炭素が電池性能に悪影響を及ぼすため、燃料極に供給する燃料中のCO濃度を低下させる必要があり、改質器の下流にCO変成器と選択酸化器が設けられる。また、改質に水蒸気を用いる場合には水蒸気発生器が設けられ、さらに硫黄が改質触媒などの被毒物質となるため、炭化水素油中の硫黄を除去するための脱硫器が設けられる場合も多い。
【0004】
このように、炭化水素油から、燃料極に供給するに適した水素含有ガスを製造するためにはいくつもの機器が必要となる。
【0005】
特許文献1には、改質反応管を同心状の内管、外管及び中間管とからなり、内管と中間管の間に原料ガスが導入される第1の環状部と触媒層が形成され、中間管と外管の間に形成され改質ガスが流通する第2の環状部と第1の環状部と第2の環状部とを連通し、触媒層から流出する改質ガスを第2の環状部に流入させるためのエンドキャップからなる改質反応管が示される。
【0006】
特許文献2には、二重管式の複数の反応管を円筒状の反応装置に同心円状に配置する多管式反応装置が示される。この装置では、円筒状の容器内に同心円状に二重管式の複数の反応管が配置され、外管と内管の間に改質触媒が充填され、改質ガスは内管を流通して流出する。原料ガスはそれぞれ原料ガス集合管からそれに連結した原料連結管により各反応管に導入され、改質ガスは各反応管より改質ガス連結管に連結した改質ガス集合管に集合される。
【0007】
しかしながら、燃料電池システムはコンパクトかつ軽量であることが求められることが多いが、上記のような従来技術では水素製造のための装置はコンパクトさにおいて優れるとはいえず、一層の小型化が望まれていた。また燃料電池システムは高効率であることも求められ、従って、水素製造装置も高効率であることが求められるが、この点においても一層の改善が望まれていた。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−292502号公報
【特許文献2】
特開2002−274807号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、炭化水素油から水素含有ガスを製造するための水素製造装置において、熱効率を向上させ、占有体積を減らし、長寿命かつ運転条件の範囲を拡大できる水素製造装置を提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、効率の高い、コンパクトな燃料電池システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明により、炭化水素油を水蒸気改質して水素を含有する改質ガスを得る改質管、該改質管を加熱するバーナ、該水蒸気改質に必要な水蒸気を発生するスチーム発生器、該改質ガス中のCO濃度をシフト反応により低減するCO変成器、および該CO変成器でCO濃度が低減された改質ガス中のCO濃度を選択酸化反応によりさらに低減する選択酸化器を有する水素製造装置において、
鉛直円柱状の領域である第1領域と、該第1領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第2領域と、該第2領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第3領域と、該第3領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第4領域とを有し、
該第1領域に該バーナを有し、
該第2領域に該改質管を有し、
該第3領域に該スチーム発生器を有し、
該第4領域に該CO変成器および該選択酸化器を有し、
前記バーナの燃焼ガスにより前記改質管、スチーム発生器、CO変成器および選択酸化器をこの順に加熱するための燃焼ガス流路を有し、
前記第4領域において、CO変成器と選択酸化器とが、周方向に並べられた
ことを特徴とする水素製造装置が提供される。
【0012】
この水素製造装置において、前記第1領域、第2領域および第3領域が、一つの密閉可能な容器内に形成され、前記第4領域は該容器とは別の密閉可能な容器内に形成された形態がある。
【0013】
また、前記第1領域、第2領域、第3領域および第4領域が一つの密閉可能な容器内に形成された形態がある。
【0015】
さらに、前記第3領域に、かつ前記燃焼ガス流路内に、炭化水素油を脱硫する脱硫器を有することができる。
【0016】
あるいは、さらに、前記第1領域、第2領域、第3領域および第4領域のいずれも形成されない密閉可能な容器に脱硫剤が充填された脱硫器を有し、
前記改質管、スチーム発生器、CO変成器および選択酸化器を加熱した燃焼ガスにより、該脱硫器を加熱するための流路を有することができる。。
【0017】
前記バーナが鉛直下向きに配され、かつ燃焼筒を有することが好ましい。
【0020】
前記スチーム発生器で発生した水蒸気により、前記CO変成器および選択酸化器を冷却する冷却ラインを有することが好ましい。
【0021】
前記スチーム発生器に、500kPa〜1000kPaの圧力の水が供給されることが好ましい。
【0022】
本発明により、炭化水素油を水蒸気改質して水素を含有する改質ガスを得る改質管、該改質管を加熱するバーナ、該水蒸気改質に必要な水蒸気を発生するスチーム発生器、該改質ガス中のCO濃度をシフト反応により低減するCO変成器、および該CO変成器でCO濃度が低減された改質ガス中のCO濃度を選択酸化反応によりさらに低減する選択酸化器を有する水素製造装置と、該水素製造装置で製造された改質ガスを燃料とする燃料電池とを有する燃料電池システムにおいて、
該水素製造装置が、鉛直円柱状の領域である第1領域と、該第1領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第2領域と、該第2領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第3領域と、該第3領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第4領域とを有し、該第1領域に該バーナを有し、該第2領域に該改質管を有し、該第3領域に該スチーム発生器を有し、該第4領域に該CO変成器および該選択酸化器を有し、前記バーナの燃焼ガスにより前記改質管、スチーム発生器、CO変成器および選択酸化器をこの順に加熱するための燃焼ガス流路を有し、前記第4領域において、CO変成器と選択酸化器とが、周方向に並べられた
ことを特徴とする燃料電池システムが提供される。
【0023】
この燃料電池システムにおいて、前記第2領域に燃焼触媒が配され、かつ、
燃料電池のアノードオフガスを該燃焼触媒に導くラインを有する形態がある。
請求項12記載の燃料電池システム。
【0024】
あるいは、前記バーナが燃料電池のアノードオフガスと炭化水素油とを燃焼可能な混焼バーナであり、燃料電池のアノードオフガスを該バーナに導くラインを有する形態がある。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔炭化水素油〕
水素製造の原料としては、25℃、0.101MPaで液体であり、分子中に炭素と水素を有する化合物を含み、水蒸気改質反応により水素を生成しうる有機化合物を用いることができる。例えば、石油から得られる、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油などの石油系炭化水素油を用いることができる。また、液化石油ガスも用いることができる。
【0026】
〔脱硫〕
硫黄は水蒸気改質触媒を不活性化させる作用があるため、水蒸気改質反応器に供給される炭化水素油中の硫黄濃度はなるべく低いことが好ましい。好ましくは50質量ppm以下、より好ましくは20質量ppm以下である。このため、必要であれば水蒸気改質の前に炭化水素油を脱硫することができる。本発明の水素製造装置に供給する前に予め脱硫された炭化水素油を用いても良いし、水素製造装置内に脱硫器を設けても良い。脱硫器を設ける場合、脱硫器に供給する炭化水素油は、脱硫器において例えば上記硫黄濃度まで脱硫できるものであれば使用することができる。
【0027】
脱硫方法としては、システムの簡素化、制御方法の簡便さ、および触媒の前処理の容易さの観点から、適当な収着型脱硫触媒の存在下硫黄分を収着させる方法が好ましい。収着型脱硫触媒は吸着および/または吸収によって硫黄分を除去するもので、例えば、硫黄の吸着容量の観点からZn/ZnO、Cu/CuO、Ni/NiOなどを含むものが好ましい。
【0028】
収着型脱硫触媒を用いる場合、脱硫触媒を良好に機能させる観点から、脱硫温度は100〜350℃が好ましい。
【0029】
また、脱硫触媒が、収着脱硫のみならず炭化水素油の分解反応を促進するものであってもよい。この場合脱硫器が、炭化水素油を一部分解するプレリフォーマーを兼ねる形態となる。
【0030】
〔改質管〕
水蒸気改質反応を行う改質管では、炭化水素油と水が反応して一酸化炭素と水素が得られる。この反応は大きな吸熱を伴うため、外部からの加熱が必要である。このため、本発明の水素製造装置にはバーナーが設けられ、燃焼熱により、改質管を外部から加熱する。
【0031】
例えば、改質管内に改質触媒を充填して形成した改質触媒層に、炭化水素油とスチームを供給し、改質管の外部から改質触媒層を加熱することができる。
【0032】
水蒸気改質反応は、ニッケル、コバルト、鉄、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、白金などのVIII族金属を代表例とする金属触媒の存在下反応を行うことができる。
【0033】
反応温度は450℃〜900℃、好ましくは500℃〜850℃、さらに好ましくは550℃〜800℃の範囲で行うことができる。
【0034】
改質反応の圧力は、適宜設定できるが、好ましくは大気圧〜20MPa、より好ましくは大気圧〜5MPa、さらに好ましくは大気圧〜1MPaの範囲である。
【0035】
反応系に導入するスチームの量は、炭化水素油に含まれる炭素原子モル数に対する水分子モル数の比(スチーム/カーボン比)として定義され、この値は好ましくは0.5〜10、より好ましくは1〜7、さらに好ましくは2〜5とされる。この時の液空間速度(LHSV)は炭化水素燃料の液体状態での流速をA(L/h)、触媒層体積をB(L)とした場合A/Bで表すことができ、この値は好ましくは0.05〜20h-1、より好ましくは0.1〜10h-1、さらに好ましくは0.2〜5h-1の範囲で設定される。
【0036】
改質管の形態としては、熱バランスの観点から、二重管型反応器が好ましい。二重管型反応器においては、二重管の外環部に改質触媒が充填され、内管には触媒は充填されない。改質の原料は外環部に導入され、触媒層を通過する際に水蒸気改質反応を起こし、導入された側とは反対の端部で折り返し、内管を通過して原料が導入される側の端部から排出される。
【0037】
〔バーナー〕
バーナーの燃焼のために供給される燃料としては、可燃物を適宜用いることができる。例えば、水素製造の原料として用いる炭化水素油を燃焼用に用いることが、水素製造装置あるいはその付帯設備の簡素化の観点から好ましい。また、水素製造装置を燃料電池システムに用いる場合には、燃料電池のアノード(燃料極)から排出されるアノードオフガスを用いることが、エネルギー効率の観点から好ましい。
【0038】
バーナーの燃焼最高温度は、改質管材料の耐熱温度の観点から800〜1000℃とすることが好ましい。
【0039】
〔CO変成器〕
改質管で発生する改質ガスは水素の他に一酸化炭素、二酸化炭素、メタン、水蒸気を含む。水素濃度を高めるため、また一酸化炭素は触媒毒となることもあるので一酸化炭素濃度を低減するため、一酸化炭素を水と反応させ水素と二酸化炭素に転換するのがCO変成器である。Fe−Crの混合酸化物、Zn−Cuの混合酸化物、白金、ルテニウム、イリジウムなど貴金属を含有する触媒を用い、一酸化炭素含有量(ドライベースのモル%)を好ましくは2%以下、より好ましくは1%以下、さらに好ましくは0.5%以下までに落とすことができる。
【0040】
シフト反応を二段階で行うこともでき、この場合CO変成器を二つに分ける。一方は相対的に高い定格運転温度を持つ高温CO変成器であり、他方は相対的に低い定格運転温度を持つ低温CO変成器である。高温CO変成は300〜500℃を好適な使用温度とする高温CO変成触媒を用いて行うことができ、低温CO変成は100〜300℃を好適な使用温度とする低温CO変成触媒を用いて行うことができる。改質ガスの流れに対し、上流から、高温CO変成器、低温CO変成器の順に設置する。
【0041】
CO変成はガス空間速度GHSV(15℃、0.101MPa換算)800〜3000h-1で行うことが好ましい。
【0042】
〔高温CO変成器〕
高温CO変成器には、300〜500℃でシフト反応活性を有する触媒である高温CO変成触媒を用いることができる。
【0043】
高温CO変成触媒としては、300〜500℃におけるシフト反応活性の観点から、硫黄の他に、鉄、クロムおよび銅から選ばれる少なくとも一種の金属を含むものが好ましい。例えば、高温変成触媒の酸化物基準での質量組成としては、硫黄を含み、かつ鉄を60〜95%、クロムを1〜30%、銅を0.1〜10%含むものが好ましい。形状は球状,円柱状、塊状、リング状のものが好ましく、成型法はどのような方法でも構わないが、錠剤成型および押し出し成型が好ましい。
【0044】
高温CO変成工程において、GHSVが200〜10000hr-1であることが好ましい(GHSVは15℃、0.101MPa換算のガス空間速度を表す。以下同様。)。200hr-1以上とすることでガス処理能力および経済性を良好にすることができ、10000hr-1以下であればCO濃度低減能に優れる。
【0045】
〔低温CO変成器〕
低温CO変成器には、100〜300℃でシフト反応活性を有する触媒である低温CO変成触媒を用いることができる。
【0046】
低温変成触媒としては、シフト反応活性の観点から、銅、亜鉛、ニッケル、鉄、マンガン、白金、金、ルテニウム、ロジウムおよびレニウムから選ばれる少なくとも一種の金属を含むものが好ましい。含有する総金属量は酸化物基準で5〜90質量%が好ましく,形状は球状,円柱状、塊状、リング状のものが好ましく、成型法はどのような方法でも構わないが、錠剤成型および押し出し成型が好ましい。触媒調製法は特に限定しないが、共沈法、ゲル混練法、含浸法が好ましい。
【0047】
低温CO変成器に供給するガスは、高温CO変成触媒への負担が大きくなるのを防止して劣化を防止する観点からCO濃度(ドライベースのモル%)が2%以上であることが好ましく、低温CO変成触媒の負担が大きくなるのを防止して触媒劣化を防止する観点からCO濃度(ドライベースのモル%)が20%以下であることが好ましい。従って、高温CO変成器において、この範囲までCO濃度を低減することが好ましい。
【0048】
低温変CO変成器に供給されるガスについては、GHSVが200〜50000hr-1であることが好ましい。200hr-1以上とすることでガス処理能力および経済性を良好にすることができ、50000hr-1以下であればCO濃度低減能に優れる。
【0049】
〔選択酸化器〕
例えば固体高分子形燃料電池システムでは、さらに一酸化炭素濃度を低減させることが好ましく、このためにCO変成器の出口ガスを選択酸化器で処理することができる。選択酸化器ではCOが選択的に酸化されて二酸化炭素となる。
【0050】
この反応には、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、銅、銀、金などを含有する触媒を用い、残存する一酸化炭素モル数に対し好ましくは0.5〜10倍モル、より好ましくは0.7〜5倍モル、さらに好ましくは1〜3倍モルの酸素を添加することで一酸化炭素を選択的に二酸化炭素に転換することにより一酸化炭素濃度を好ましくは10ppm以下に低減させる。この場合、一酸化炭素の酸化と同時に共存する水素と反応させメタンを生成させることで一酸化炭素濃度の低減を図ることもできる。酸素源としては例えば空気を用いることができる。
【0051】
選択酸化は、100〜200℃を好適な使用温度とする選択酸化触媒を用いて行うことができる。供給する酸素とCOのモル比(O2/CO比)は1.0〜2.0が好ましく、またGHSV(15℃、0.101MPa換算)で7000〜10000h-1が好ましい。
【0052】
〔水/蒸気系〕
水蒸気改質に必要な水蒸気を供給するために、水素製造装置は水蒸発器を備える。また、安定運転の観点から、水蒸発器は発生した水蒸気を過熱するスーパーヒート部を有することが好ましい。
【0053】
水素製造装置に供給する水の温度については、特に加熱することなく常温の水を用いることができ、あるいは例えば35〜60℃とすることができる。その圧力は適宜設定できるが、熱回収の促進による熱効率向上の観点から500kPa〜1000kPaが好ましい。
【0054】
発生させる水蒸気は例えば圧力に応じた飽和蒸気圧でもよいが、これをスーパーヒートして例えば250〜450℃とすることができる。
【0055】
〔配置〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の水素製造装置の一形態について詳細に説明する。
【0056】
図1には、水素製造装置の概略を模式的に示す。水素製造装置は4つの領域を有する。第1領域1は鉛直に配置される円柱状の領域であり、第2領域2はその外周に配される環状の領域であり、第3領域3はさらにその外周に配される環状の領域であり、第4領域4はさらにその外周に配される環状の領域である。
【0057】
第1領域にはバーナが、第2領域には改質管が、第3領域にはスチーム発生器が、第4領域にはCO変成器および選択酸化器が設けられる。
【0058】
第1から第4の全ての領域が一つの密閉可能な容器内に形成されていてもよい。この場合、容器は円筒状の容器を用いることができる。この形態では、全領域を一つの容器に収め、その外側を保温材で覆うこと及び/または容器外壁を真空断熱構造とすることなどして、容器全体を保温することができ、熱効率の観点および断熱材スペース低減の観点から好ましい。真空断熱構造は、容器壁を内壁と外壁の二重構造とし、内壁と外壁の間を真空とするものである。
【0059】
また、全ての領域が一つの容器内にある必要はなく、例えば、第1から第3までの領域が一つの密閉可能な容器内に形成され、第4の領域がこの容器とは独立した密閉可能な容器に形成されていることもできる。この場合、前者の容器は円筒状とし、後者の容器は環状とし、両容器を間隔をあけて設置し、両容器を繋ぐ流路を設けることができる。両容器ともそれぞれ外壁を真空断熱構造とすることが好ましい。この形態は、例えば第4領域にあるCO変成器および選択酸化器の過熱を避けるため、第3領域と第4領域の間で直接熱伝導しない方が良い場合に好適に採用される。このとき、両容器をまとめて一体的に保温することが熱効率の観点および断熱材スペース低減の観点から好ましい。
【0060】
〔第1の形態〕
水素製造装置の一形態につき、図2に垂直断面を模式的に、また図3に模式的水平断面を示す。なお以降の各図は説明のための図であって、必ずしも厳密に装置を表すものではない。この形態では、第1から第3領域までが一つの円筒状容器101内に隣接して形成され、第4領域は独立した環状の容器102に形成され、第3領域と第4領域とを接続する接続部103を有する。全ての領域の中心軸は一致する。
【0061】
第1領域1にはバーナ11が容器101の上面を貫通して下向きに設けられ、燃焼時には火炎12が形成される。バーナが下向きであると、液だれを効果的に防止できるため好ましい。また燃焼筒13を有し、燃焼筒により第1領域と第2領域とが区画される。燃焼筒は容器底面に達するが、下端近傍に開口14を有し、バーナの燃焼ガスは開口を通って隣接する第2領域2へと流れる。バーナは全ての領域の中心軸に沿う位置に設けられている。
【0062】
燃焼筒には、例えばセラミック製の円筒を用いることができ、下部に開口部を有する。燃焼筒を用いることで燃焼ガスにより均一に第2領域の改質管を加熱できる。開口は、燃焼ガスが改質管を均等に加熱するように適宜設けることができるが、このために例えば燃焼筒長の下部30%程度から下端までの間に複数の開口を設けることができる。また、第1領域の底面には、断熱材15を設けることができる。
【0063】
燃料電池システムにおいては、このバーナは、炭化水素油と燃料電池のアノードオフガスの両者を燃焼可能な混焼バーナであることができる。このようにすると、アノードオフガスの有効利用を図り、炭化水素油の消費量を削減でき、熱効率の観点から好ましい。
【0064】
第2領域には下端が閉じられた二重管式の改質管21が設けられ、改質管は燃焼ガスによって加熱される。一方、改質管の外環部には原料ガスマニホールド22から炭化水素油と水蒸気が混合された原料ガスが供給され、外環部に設けられた改質触媒層21aにて改質反応が起こり改質ガスに転換され、改質ガスは改質管の内管部を上昇し、連通部24を経て改質ガスマニホールド36に至る。隔壁23は第2領域と第3領域との間を区画する。隔壁は断熱材で形成することができる。
【0065】
なお、容器101の第1領域および第2領域の底面には断熱材110を設けることが、熱効率の観点から好ましい。
【0066】
また、改質管出口改質ガス流路に、オリフィスを取り付け、複数本の改質管の圧力損失を均一化し、安定性を図ることもできる。例えば、オリフィスを各改質管出口部(内管の出口部)につけることができる。オリフィス径はオリフィス部の差圧が触媒充填した改質管差圧の好ましくは50%〜300%程度、より好ましくは100%〜150%程度となる径とする。オリフィスを取り付けることにより、複数の改質管への原料ガスの分布が均一となり、改質管温度のばらつきが少なくなるため、改質管温度制御が容易で、均質な改質ガスを得ることができる。
【0067】
改質管は、バーナを取り囲むように、全領域の中心軸を中心とする円周に沿って複数設けられる。その本数は第二領域の大きさ及び原料ガスの流量分散性を考慮すると6〜12本が好ましい。ここでは9本の改質管が設けられている。また、改質管の外表面にフィンを設けることもできる。これにより燃焼ガスの熱が改質管内部の触媒に、より伝わりやすくなり、好ましい。
【0068】
第3領域には水蒸発器31および原料ガス予熱器32が設けられる。第2領域から供給される燃焼ガスは、原料ガス予熱器および水蒸気発生器にこの順に接し、これらを加熱し、燃焼ガス排出口33から容器101外に排出される。一方、水供給管34から供給された水が水蒸発器でスチームとされ、このスチームはスチーム供給管35を経て、後述するように第4領域で選択酸化器およびCO変成器を冷却するとともに自身は加熱され、混合器51で原料と混合された上で原料ガス予熱器32に供給される。原料ガス予熱器で加熱された原料ガスは、原料ガスマニホールド22に供給され、改質に供される。なお図3では、説明のために第3領域を二つに分けて改質ガスマニホールド36と水蒸発器31が水平方向に並んでいるかのごとくに示してあるが、実際は図2に示されるようにこれらは上下に配置されている。
【0069】
水蒸発器、原料ガス予熱器は、単管が第3領域の周方向にコイル状に巻かれた形態を有する。
【0070】
さらに、熱効率向上のために、第3領域にバーナ燃焼用の空気を予熱する空気予熱器を設けることもできる。たとえば、第3領域の改質ガス流れに対して最も下流に、第3領域の周方向にコイル状に巻かれた単管を設け、ここに空気を流して改質ガスによって加熱した上でバーナに供給することができる。
【0071】
第4領域の内部は垂直な隔壁によって周方向に区画され、各区画に必要に応じて触媒が充填されてなる高温CO変成器41、改質ガス冷却器42、低温CO変成器43、第1の改質ガス空気混合器44、第1の選択酸化器45、第2の改質ガス空気混合器46および第2の選択酸化器47が周方向に並んでいる。接続部103を通して改質ガスマニホールド36から供給された改質ガスは、まず高温CO変成触媒が充填された高温CO変成器41内の高温CO変成触媒層41aにてシフト反応によりそのCO濃度が低減される。このとき高温CO変成器内を貫通する冷却管48を流れるスチームにより、高温CO変成器は冷却される。高温CO変成器を通過した改質ガスは、改質ガス冷却器42(触媒は充填されない)にて冷却管を流れるスチームにより、低温CO変成に好適な温度まで冷却され、低温CO変成触媒が充填された低温CO変成器43に供給される。ここで改質ガスは、シフト反応によりそのCO濃度がさらに低減される。このとき低温CO変成器内を貫通する冷却管を流れるスチームにより、低温CO変成器は冷却される。低温CO変成器を出た改質ガスは、第1の改質ガス空気混合器44(触媒は充填されない)にて、CO選択酸化のための空気と混合される。空気と混合された改質ガスは、選択酸化触媒が充填された第1の選択酸化器45にて、COの酸化により、そのCO濃度がさらに低減される。第1の選択酸化器を出た改質ガスは、さらに第2の改質ガス空気混合器46(触媒は充填されない)にて、空気と混合され、選択酸化触媒が充填された第2の選択酸化器においてCOの酸化によりCO濃度が低減され、低CO濃度の改質ガスとして改質ガス取り出し口50から取り出される。なお、高温CO変成器41と改質ガス冷却器42の間を結ぶ改質ガス流路など、上記機器41〜47間をそれぞれ結ぶ改質ガス流路は図示を省略してある。
【0072】
改質ガスと空気とをより良く混合する観点から、第1および第2の改質ガス空気混合器内には、それぞれ邪魔板が配され、いわゆるスタティックミキサーが形成されることが好ましい。第1および第2の選択酸化器は、それぞれその内部を貫通する冷却管を流れるスチームにより冷却される。なお、改質ガス空気混合器内には冷却管は設けなくてよい。
【0073】
CO選択酸化を一段で行うことも可能であるが、上に示したように2段階でCO選択酸化を行うと、例えばCO濃度(ドライベースのモル基準)を1%から10ppmに容易に低減できるため好ましい。例えば第1のCO選択酸化によりCO濃度(ドライベースのモル基準)を1%から5000ppmまで低減し、第2のCO選択酸化により10ppmまで低減することができる。
【0074】
一方、水蒸発器31で発生したスチームはスチーム供給管35からスチームマニホールド49aに供給され、高温CO変成器41、改質ガス冷却器42、低温CO変成器43、第1の選択酸化器45、および第2の選択酸化器47内に配される冷却管を通過する際に改質ガスを冷却するとともに自身は加熱され、スチームマニホールド49bで集合し、混合器51で脱硫された炭化水素油と混合される。冷却管はいわゆるシェルアンドチューブ型の熱交換器のように、鉛直方向に設けられた複数の管であり、図3では一部のみ示してある。
【0075】
炭化水素油の脱硫は、容器101、102とは独立した不図示の脱硫器にて行われる。この脱硫器は燃焼ガス排出口33から排出される燃焼ガスによって加熱される。この脱硫器の構造は、例えば、二重管式構造で外側が脱硫触媒層であり、原料が下部から上部に流れ、脱硫反応温度100℃〜300℃となるように、内管部を流れる燃焼ガスによって温度調節することができる。
【0076】
〔第2の形態〕
図4に、本発明の水素製造装置の別の形態を示す。この形態は、第2領域に燃焼触媒層25を有し、またこの燃焼触媒に燃料電池のアノードオフガスを供給するアノードオフガス供給管26を有する。バーナは炭化水素油を燃焼させるだけでよく、混焼バーナである必要はない。酸素が残留するバーナの燃焼ガスと、アノードオフガスが燃焼触媒によって燃焼し、その燃焼ガスが第2領域に供給される。燃焼触媒層はバーナの燃焼ガスが全て燃焼触媒層を通るように設けることができる。例えば、改質管21の周りに、バーナの燃焼ガス流路断面全域に設けることができる。
【0077】
この形態は、改質管温度分布の均質化及び排ガス性状の改善の点において好ましい。
【0078】
燃焼触媒は公知の燃焼触媒から適宜選ぶことができるが、例えばセラミックスや金属等のハニカム担体に、シリカ、アルミナ等の活性担体が担持され、かつその上にPt、Pd等の貴金属或いは複合酸化物が担持された構成の触媒を用いることができる。
【0079】
上記以外は、第1の形態と同様である。
【0080】
〔第3の形態(参考形態)
図5に、参考用として、水素製造装置のさらに別の形態を示す。この形態は、第1〜第4の全領域が一つの円筒状容器104内に隣接して形成される。脱硫器37を容器104内に備える。また、第4領域の内部は水平な隔壁によって鉛直方向に区画され、各区画に必要に応じて触媒が充填されてなる高温CO変成器41、低温CO変成器43、第1の改質ガス空気混合器44、第1の選択酸化器45、第2の改質ガス空気混合器46および第2の選択酸化器47が鉛直方向に並べられる。容器104の第1〜第3領域の底面には断熱材111を有する。
【0081】
第1領域は第2の形態と同様である。炭化水素油がバーナ11で燃焼し、その燃焼ガスが第2領域に供給され、改質管21を加熱する。燃焼触媒層25においてはアノードオフガス供給管26から供給されるアノードオフガスがバーナ燃焼ガスで燃焼され、この燃焼ガスがさらにその下流において改質管を加熱したのち、第3領域に供給される。
【0082】
第3領域には、内側に水蒸発器31が、外側に脱硫器37が設けられ、それぞれ燃焼ガスによって加熱される。その下には原料予熱器38が設けられ、水蒸発器および脱硫器を加熱した後の燃焼ガスにより、加熱される。燃焼ガスは、第3領域の容器底面に位置する燃料ガス排出口33から容器104外に排出される。
【0083】
水は水供給管34aから供給され、水蒸発器31にてスチームとされ、原料・スチーム混合部39に供給される。また水供給管34bから供給された水は、第4領域に設けられたCO変成器等を冷却するとともに自身は加熱され、スチームとなって原料・スチーム混合部39に供給される。一方、原料である炭化水素油は原料供給管52から原料予熱器38に供給され、ここで予熱され、脱硫器37にて脱硫される。脱硫された原料は原料・スチーム混合部39に供給される。原料・スチーム混合部39で形成された原料とスチームの混合気(原料ガス)は、原料ガスマニホールド22から改質管21の外環部に供給されて改質ガスとされ、改質管の内管部を上昇して改質ガスマニホールド36を経て、高温CO変成器41に供給される。改質ガスは、高温CO変成器でシフト反応によりCO濃度が低減されたのち、低温CO変成器43に供給され、ここでシフト反応によりさらにCO濃度が低減される。この後、改質ガスは、第1の改質ガス空気混合器44にてCO選択酸化用の空気(外部から供給される)と混合され、第1の選択酸化器45にてCO選択酸化反応により、CO濃度が低減される。改質ガスはさらに第2の改質ガス空気混合器46にてCO選択酸化用の空気(外部から供給される)と混合され、第2の選択酸化器47によりCO濃度が低減され、低CO濃度の改質ガスとして改質ガス取り出し口50から取り出される。
【0084】
水蒸気発生器、原料予熱器は、それぞれ第3領域の周方向に巻かれたコイル状の単管である。脱硫器37は環状(ドーナツ状)の容器内に脱硫剤37aが充填されてなるものである。
【0085】
第4領域では、高温CO変成器41、低温CO変成器43、第1および第2の選択酸化器45および47の内部を冷却管48が貫通しており、冷却管内部で水が加熱され、途中で蒸発し、スーパーヒートされる。冷却管は一本の管が、コイル状に巻かれたものである。
【0086】
また第4領域において、たとえば高温CO変成器と低温CO変成器との間を連通する、改質ガス流路は図示を省略してある。
【0087】
〔燃料電池システム〕
本発明の燃料電池システムは、上述の水素製造装置と、この水素製造装置から得られる水素含有ガスを燃料極供給ガスとして用いる燃料電池とを備える。また、これ以外にも、カソードに空気等の酸素含有ガスを供給する手段、燃料電池から電気を取り出すための手段、計装制御機器など、従来から燃料電池システムに備わる機器等として公知の機器等を適宜設けることができる。
【0088】
燃料電池のアノードオフガスは、水素製造装置が混焼バーナを有する場合(例えば前述の第1の形態)、バーナで燃焼させることができる。水素製造装置が燃焼触媒を有する場合(例えば前述の第2および第3の形態)、燃焼触媒にて燃焼させることができる。このため、燃料電池システムは、アノードオフガスを混焼バーナに導くラインや、アノードオフガスを燃焼触媒に導くラインを有することができる。このラインは配管やバルブ等により適宜形成できる。
【0089】
このような構成により、例えば、燃料電池システムの起動時には炭化水素油を燃焼させるが、定格運転時にはアノードオフガスのみを燃焼させ、燃焼用の炭化水素油の消費を抑えることができる。
【0090】
【発明の効果】
本発明により、水素製造に必要な改質器、CO変成器、選択酸化器などの反応器、水蒸発器、予熱器などの熱交換器類を一体的に構成することができ、また、それぞれの触媒の使用温度、空間速度等の反応条件が適正となるような装置構造及び機器配置等にすることで、触媒寿命により規定される寿命の長期化や運転条件範囲の拡大が達成できる。従って、コンパクトで熱効率に優れ、長寿命かつ運転条件の範囲が広い水素製造装置が提供された。
【0091】
また本発明により、高効率かつコンパクト、長寿命かつ運転条件の範囲が広い燃料電池システムが提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水素製造装置の一形態を示す概念図である。
【図2】本発明の水素製造装置の第1の形態につき、垂直方向断面を模式的に示す説明図である。
【図3】本発明の水素製造装置の第1の形態につき、水平垂直方向断面を模式的に示す説明図である。
【図4】本発明の水素製造装置の第2の形態につき、垂直方向断面を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の水素製造装置の第3の形態につき、垂直方向断面を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1領域
2 第2領域
3 第3領域
4 第4領域
11 バーナ
12 火炎
13 燃焼筒
14 開口
15 断熱材
21 改質管
21a 改質触媒層
22 原料ガスマニホールド
23 隔壁
24 連通部
25 燃焼触媒層
26 アノードオフガス供給管
31 水蒸発器
32 原料ガス予熱器
33 燃焼ガス排出口
34 水供給管
35 スチーム供給管
36 改質ガスマニホールド
37 脱硫器
37a 脱硫剤層
38 原料予熱器
39 原料・スチーム混合部
41 高温CO変成器
41a 高温CO変成触媒層
42 改質ガス冷却器
43 低温CO変成器
44 第1の改質ガス空気混合器
45 第1の選択酸化器
46 第2の改質ガス空気混合器
47 第2の選択酸化器
48 冷却管
49a、b スチームマニホールド
50 改質ガス取り出し口
51 混合器
52 原料供給管
101 第1から第3領域までを収める円筒状容器
102 第4領域を独立して収める環状容器
103 接続部
104 第1から第4領域までを収める円筒状容器
110 断熱材
111 断熱材

Claims (11)

  1. 炭化水素油を水蒸気改質して水素を含有する改質ガスを得る改質管、該改質管を加熱するバーナ、該水蒸気改質に必要な水蒸気を発生するスチーム発生器、該改質ガス中のCO濃度をシフト反応により低減するCO変成器、および該CO変成器でCO濃度が低減された改質ガス中のCO濃度を選択酸化反応によりさらに低減する選択酸化器を有する水素製造装置において、
    鉛直円柱状の領域である第1領域と、該第1領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第2領域と、該第2領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第3領域と、該第3領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第4領域とを有し、
    該第1領域に該バーナを有し、
    該第2領域に該改質管を有し、
    該第3領域に該スチーム発生器を有し、
    該第4領域に該CO変成器および該選択酸化器を有し、
    前記バーナの燃焼ガスにより前記改質管、スチーム発生器、CO変成器および選択酸化器をこの順に加熱するための燃焼ガス流路を有し、
    前記第4領域において、CO変成器と選択酸化器とが、周方向に並べられた
    ことを特徴とする水素製造装置。
  2. 前記第1領域、第2領域および第3領域が、一つの密閉可能な容器内に形成され、前記第4領域は該容器とは別の密閉可能な容器内に形成された請求項1記載の水素製造装置。
  3. 前記第1領域、第2領域、第3領域および第4領域が一つの密閉可能な容器内に形成された請求項1記載の水素製造装置。
  4. さらに、前記第3領域に、かつ前記燃焼ガス流路内に、炭化水素油を脱硫する脱硫器を有する請求項記載の水素製造装置。
  5. さらに、前記第1領域、第2領域、第3領域および第4領域のいずれも形成されない密閉可能な容器に脱硫剤が充填された脱硫器を有し、
    前記改質管、スチーム発生器、CO変成器および選択酸化器を加熱した燃焼ガスにより、該脱硫器を加熱するための流路を有する請求項記載の水素製造装置。
  6. 前記バーナが鉛直下向きに配され、かつ燃焼筒を有する請求項記載の水素製造装置。
  7. 前記スチーム発生器で発生した水蒸気により、前記CO変成器および選択酸化器を冷却する冷却ラインを有する請求項1記載の水素製造装置。
  8. 前記スチーム発生器に、500kPa〜1000kPaの圧力の水が供給される請求項1記載の水素製造装置。
  9. 炭化水素油を水蒸気改質して水素を含有する改質ガスを得る改質管、該改質管を加熱するバーナ、該水蒸気改質に必要な水蒸気を発生するスチーム発生器、該改質ガス中のCO濃度をシフト反応により低減するCO変成器、および該CO変成器でCO濃度が低減された改質ガス中のCO濃度を選択酸化反応によりさらに低減する選択酸化器を有する水素製造装置と、該水素製造装置で製造された改質ガスを燃料とする燃料電池とを有する燃料電池システムにおいて、
    該水素製造装置が、鉛直円柱状の領域である第1領域と、該第1領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第2領域と、該第2領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第3領域と、該第3領域の外周側に位置し該第1領域と同心の環状領域である第4領域とを有し、該第1領域に該バーナを有し、該第2領域に該改質管を有し、該第3領域に該スチーム発生器を有し、該第4領域に該CO変成器および該選択酸化器を有し、前記バーナの燃焼ガスにより前記改質管、スチーム発生器、CO変成器および選択酸化器をこの順に加熱するための燃焼ガス流路を有し、前記第4領域において、CO変成器と選択酸化器とが、周方向に並べられた
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  10. 前記第2領域に燃焼触媒が配され、かつ、
    燃料電池のアノードオフガスを該燃焼触媒に導くラインを有する請求項記載の燃料電池システム。
  11. 前記バーナが燃料電池のアノードオフガスと炭化水素油とを燃焼可能な混焼バーナであり、燃料電池のアノードオフガスを該バーナに導くラインを有する請求項記載の燃料電池システム。
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