JP4519771B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、開口を構成する枠体と、前記開口を開閉自在な障子とを備える建具に関する。
従来から、建具のなかにはガラスなどのパネル部材を備えた障子を備えるものがある。パネル部材を有する障子は、パネル部材の上下側に配置される上下の横框材(上部材、下部材)、左右側に配置される左右の縦框材(左縦部材、右縦部材)を有している。そして、左右に間隔を隔てて配置されている左右の縦框材間に、上下の横框材が介在され、上下の横框材の左右両端部が、左右の縦框材の側部に当接されるとともに、パネル部材の周縁部が上下の横框材及び左右の縦框材にそれぞれ設けられた溝部に入れ込まれている。このとき、上下の横框材及び左右の縦框材のパネル部材の厚さ方向における位置ずれを抑えるために、スペーサを上下の横框材の端部に、その一部が上下の横框材の端部から突出するように、上方、または、下方から直接ビス止めし、端部から突出したスペーサの部位を左右の縦框材に設けられた取り付け溝に挿入し、取り付け溝の底側となる側方から挿入したビスで左右の縦框材とスペーサとを連結することで、上下の横框材と左右の縦框材とを締結している。
実公昭59−210180号公報
しかしながら、左右の縦框材と上下の横框材とを締結するビスには、タッピングビスを用いており、タッピングビスは下穴にねじ山を切りながら螺合されるため、ビスをねじ込むためには多大なトルクが必要である。このため、ビスを締め込む際には、スペーサ及び上下の横框材に回転トルクが作用し、上下の横框材と左右の縦框材との位置がずれてしまう畏れがある。また、上下の横框材にスペーサがビス止めされる際、上下の横框材と左右の縦框材とがビスで締結される際には、スペーサに圧縮方向の応力が作用し、スペーサを損傷する畏れがあるという課題があった。
本発明の目的は、上部材及び下部材と、左縦部材及び右縦部材とを位置決めするための部材に作用する負荷を低減するとともに、上部材及び下部材と、左縦部材及び右縦部材との締結による位置ずれを抑えることができる建具を提供することにある。
開口を形成する枠体と、前記開口を開閉自在な障子と、を備える建具であって、前記障子は、パネル部材と、前記パネル部材の縁部が入り込む溝部を備え、前記パネル部材の左側に配置された左縦部材、前記パネル部材の右側に配置された右縦部材、前記パネル部材の上側に配置された上部材、及び、前記パネル部材の下側に配置された下部材と、前記上部材又は前記下部材と、前記左縦部材又は前記右縦部材との相対位置を決める位置決め部材であって、一端部が、前記上部材又は前記下部材の長手方向端部に備えられ前記溝部の上方側又は下方側に設けられている嵌合領域に嵌合しており、他端部が、前記左縦部材又は前記右縦部材に備えられた前記溝部に嵌合している位置決め部材と、前記位置決め部材によって位置決めされた、前記上部材又は前記下部材と、前記左縦部材又は前記右縦部材とを、前記上部材及び前記下部材に設けられた前記位置決め部材に入り込むことなく締結するねじと、を有し、前記上部材及び前記下部材の前記嵌合領域は、前記左縦部材又は前記右縦部材の前記溝部と対向し、前記上部材又は前記下部材と前記左縦部材又は前記右縦部材とは、前記障子の厚さ方向において、前記上部材及び前記下部材の前記嵌合領域と異なる位置にて締結されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、位置決め部材の一端部が上部材又は下部材に嵌合され、他端部が左縦部材又は右縦部材に嵌合されて、上部材又は下部材と、左縦部材又は右縦部材との相対位置が決められており、上部材又は下部材と、左縦部材又は右縦部材とは、締結部材が、これらを位置決めしている位置決め部材に入り込むことなく締結されている。このため、締結部材により締結するための締結力が位置決め部材に直接作用しないので、位置決め部材に対する負荷を小さく抑えることが可能であり、位置決め部材が損傷されること、または、変形されることを防止することが可能である。また、位置決め部材に対する負荷を小さく抑えることにより、位置決めされた相対位置を高精度に維持させたまま、上部材又は下部材と、左縦部材又は右縦部材とを締結することが可能である。
また、位置決め部材の他端部が左縦部材又は右縦部材の溝部に嵌合しているので、上部材又は下部材と、左縦部材又は右縦部材との相対位置を決めるために位置決め部材が嵌合される嵌合部を別途設ける必要がない。このため、簡単な構造にて上部材又は下部材と、左縦部材又は右縦部材とを位置決めすることが可能である。
また、上部材又は下部材の溝部と、左縦部材又は右縦部材の溝部とには、単一のパネル材が入れ込まれる。すなわち、上部材又は下部材の上下方向(溝部の深さ方向)は、左縦部材又は右縦部材の長手方向に相当する。このため、位置決め部材の一端部が嵌合される嵌合領域が、溝部の上方側又は下方側に設けられている場合には、左縦部材又は右縦部材の溝部等と対向する位置に、嵌合領域が設けられることになる。従って、位置決め部材の一端部が嵌合される部位と、他端部が嵌合される部位とが対向しているので、位置決め部材を単純な形状の部材にて形成することが可能である。
かかる建具において、前記下部材の両端には、左右一対の前記位置決め部材が設けられており、前記下部材は、複数の部材を有して構成されており、前記左右一対の位置決め部材の一端部が、前記複数の部材に嵌合することにより、前記複数の部材を有する前記下部材が前記一対の位置決め部材を介してユニット化されていることが望ましい。
このような建具によれば、下枠材を構成する複数の部材が左右一対の位置決め部材によってユニット化される。このため、位置決め部材が、複数の部材をユニット化するための部材も兼ねていることから、別途ユニット化する部材を設ける必要がなく、コストが安いとともに組立性がよい建具を提供することが可能である。
かかる建具において、前記下部材の複数の部材は、前記一対の位置決め部材により上下方向に互いに間隔を隔てて位置決めされて、換気口を形成することが望ましい。
このような建具によれば、下部材の複数の部材が位置決め部材により位置決めされた状態で上下方向に間隔を隔てて配置されるので、下部材の複数の部材によって換気口を形成することが可能である。また、下部材の複数の部材は、位置決め部材にて間隔が隔てられるので、下部材の複数の部材間に容易に間隙を形成して換気口を形成することが可能である。
かかる建具において、前記建具は浴室の出入り口に設けられ、前記パネル部材は、前記障子の厚さ方向において、浴室内側に偏らせて配置されることが望ましい。
このような建具によれば、パネル部材が、障子の厚さ方向において、浴室内側に偏らせた位置に配置されるので、建具を建物に組み付けた際に浴室側に形成される桟の奥行きを小さくすることが可能である。このため、浴室にて使用された水等が障子にかけられたとしても桟に残存する水分を少なく抑えることが可能である。
かかる建具において、前記パネル部材は、前記左縦部材、前記右縦部材、及び、前記下部材に備えられた前記溝部に注入された接着剤にて固定され、前記上部材が有する前記溝部内には、弾性変形可能な弾性部材が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、パネル部材は、下部材、左縦部材、及び、右縦部材の溝部に注入された接着剤にて固定されるので、接着剤が注入されている溝部にパネル部材を入れ込むだけで、下部材、左縦部材、及び、右縦部材にパネル部材を固定するとともに、下部材、左縦部材、及び、右縦部材とパネル部材との境界部分を封止することが可能である。また、上部材とパネル部材との間には弾性部材が設けられているので、各部品の寸法のばらつきや、組立時の位置調整による変位や、使用時の変形や、温度の変化にともなう伸縮等を弾性部材に吸収させて、上部材、下部材、左縦部材、及び、右縦部材とパネル部材との間を水密に維持させることが可能である。
本発明の建具によれば、上部材、及び、下部材と、左縦部材、及び、右縦部材とを位置決めするための部材に作用する負荷を低減するとともに、上部材、及び、下部材と、左縦部材、及び、右縦部材との締結による位置ずれを抑えることができるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。ここでは、本実施形態の建具が、浴室の出入口として浴室と脱衣室との間に設けられている例について説明する。
図1は、本実施形態に係る建具を示す浴室側から見た正面図である。
図1に示すように、建具1は、浴室と脱衣室との間に取り付けられる枠体10と、当該枠体10にて形成される開口を開閉自在な障子としての浴室ドア20とを備えている。
枠体10は、上枠11と、下枠12と、左右の縦枠13とを枠組みして形成されている。上枠11、下枠12、及び、左右の縦枠13は、アルミニウム製で押出加工により形成されており、それぞれ浴室の出入口の壁端部、防水パン、脱衣室の床などにねじ止めされている。
図2は、図1のA−A断面図、図3は、図1のB−B断面図、図4は、図1のC−C断面図、図5は、図1のD−D断面図である。
本実施形態の浴室ドア20は、透光性を有し板状をなす樹脂製又はガラス製のパネル部材としての面材21と、当該面材21の左側に配置される左縦部材としての左縦框22と、面材21の右側に配置される右縦部材としての右縦框23と、面材21の上側に配置される上部材としての上框24と、面材21の下側に配置される下部材としての換気口ユニット25とを有している。そして、浴室ドア20と枠体10との間には、浴室側から脱衣室側への水などの進入を防止するために、ゴム製のシール材58が設けられている。図中、浴室ドア20は、右縦框23側のE部にて軸支されているので、右縦框23が吊元框であり、左縦框22が戸先框である。
左縦框22、右縦框23、及び、上框24は、いずれもアルミニウム製で押出加工により形成された中空棒状の部材である。また、換気口ユニット25は、上下方向に互いに間隔を隔てて配置される2つの部品を有しており、これら2つの部品はいずれもアルミニウム製で押出加工により形成されている。
浴室ドア20を構成するに際して、左右に間隔を隔てて配置された左縦框22と右縦框23との対向する面22b、23bに、上框24と換気口ユニット25の左右の両端部が当接されて固定される。このとき、上框24及び換気口ユニット25と、左縦框22及び右縦框23との、浴室ドア20の厚さ方向の相対位置を決めるための位置決め部材50が、換気口ユニット25の中桟26、下框27、及び上框24と、左縦框22、及び、右縦框23との間に跨って嵌め込まれる。ここで、上框24と左縦框22及び右縦框23との相対位置を決める位置決め部材50を上側位置決め部材51とし、換気口ユニットと左縦框22及び右縦框23との相対位置を決める位置決め部材50を下側位置決め部材52とする。上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52については後述する。
換気口ユニット25は、上下方向に互いに間隔を隔てて配置され、面材21の直下に配置された中桟26と、浴室ドア20の下端に配置された、下框27とを有しており、中桟26と下框27とは、いずれもアルミニウム製で押出加工により形成されている。そして、中桟26の両端に、左右一対の下側位置決め部材52が設けられており、左右一対の下側位置決め部材52における、互いに対向する側に突出された部位が、下框27に、それぞれ嵌合されることにより、中桟26と下框27とが、一対の下側位置決め部材52を介してユニット化されている。
面材21の四方を囲む左縦框22、右縦框23、上框24、及び、中桟26には、いずれも、面材21の縁部が入り込む凹形状の溝部22a、23a、24a、26aが各部材の長手方向に沿って設けられている。ここで、溝部22a、23a、24a、26aを有する左縦框22、右縦框23、上框24、及び、中桟26は、いずれもアルミの押出材成形材であるため、長手方向と直交する断面の形状は単一である。このため、左縦框22、右縦框23、上框24、及び、中桟26に形成されている溝部22a、23a、24a、26aは、いずれも長手方向の全域に亘って形成されており、面材21が入り込むようになっている。
図6は、上框24、右縦框23、面材21、上側位置決め部材51の取り合い部分を示す図である。図示するように、右縦框23の溝部23aには、面材21の右縁部21dが入れ込まれるとともに、上側位置決め部材51が嵌合される。また、右縦框23の溝部23aには接着剤56が注入されており、面材21を固定するとともに面材21と右縦框23との間を封止している。また、上框24の溝部24a全域には、弾性変形可能な弾性部材としてのスポンジ54が設けられている。図6では、上框24と右縦框23との当接部を示しているが上框24と左縦框22との当接部も同様である。そして、左縦框22の溝部22a及び中桟26の溝部26aにも接着剤56が注入されている。
図7は、浴室ドアの縦断面形状を示す図である。図7においては、説明の便宜上縦框22、23を省略して示している。
図示するように、溝部22a、23a、24a、26aは、面材21の厚さより僅かに広い幅を有しており、面材21の上下に配置される上框24、及び、中桟26に、互いの溝部24a、26aの開放された側が対向するように、また、面材21の左右に配置される左縦框22、及び、右縦框23に、互いの溝部22a、23aの開放された側が対向するように、それぞれ形成されている。また、溝部22a、23a、24a、26aは、浴室ドア20の厚さ方向において、建具が据え付けられた際に浴室側に位置するように偏らせて配置されている。以下、面材21が偏らせて設けられている側を浴室側、反対側を脱衣室側という。このため、面材21が嵌め込まれた際に浴室側に形成される桟の奥行き(ドアの厚さ方向の長さ)は、左縦框22、右縦框23、上框24、及び、中桟26の肉厚にほぼ等しくなる。
中桟26と下框27とが、一対の下側位置決め部材52を介してユニット化された換気口ユニット25には、中桟26と下框27との間に、着脱自在にガラリ28が取り付けられる。
上框24には、上下方向(溝部24aの深さ方向)において当該溝部24aの上方側に、上側位置決め部材51が嵌合される嵌合領域24bが設けられている。上框24の嵌合領域24bは、上框24の下部に形成されている溝部24aの脱衣室側の壁部24cを、溝部24aの深さ方向(上下方向上方側)に延出した延出壁24dと、上框24内に上框24の下面部24eと対向する中央面24fから、前記延出壁24dと対向する位置に突出させた突出壁24gとで仮想的に区画される矩形状の領域である。上側位置決め部材51は、嵌合領域24bに嵌合されると、上框24の浴室側の壁部24jと延出壁24d及び突出壁24gとに挟まれて嵌め込まれる。このとき、上側位置決め部材51は、左縦框22及び右縦框23に設けられた溝部22a、23aの深さより僅かに短い長さだけ上框24の端部24h(図3)から突出される。また、上框24には、断面のほぼ中央に、締結部材としてのねじ80の締結穴24iが設けられている。すなわち、上框24に設けられた締結穴24iは、浴室側に偏らせて配置された溝部24aの上方側(奥側)に位置する嵌合領域24bとは、浴室ドア20の厚さ方向(図7参照)において異なる位置に設けられている。
中桟26は、筒状に形成された筒部26bを有し、浴室ドア20が組み立てられた際に、上側に位置する上面部26cの最も浴室側に、上方に開放された溝部26aが形成されている。溝部26aを形成している筒部26bの浴室側の壁部26dが下方に延出されている。筒部26b内には、上下方向(溝部26aの深さ方向)において当該溝部26aの下方側(奥側)に、下側位置決め部材52の中桟嵌合部位52a(図9)が嵌合される嵌合領域26eが設けられている。中桟26の嵌合領域26eは、中桟26の上部に形成されている溝部26aの脱衣室側の壁部26fを、溝部26aの深さ方向(上下方向下方側)に延出した延出壁26gと、中桟26内に上面部26cと対向する下面部26iから、前記延出壁26gと対向する位置に突出させた突出壁26hとで仮想的に区画される矩形状の領域である。また、筒部26b内には、上面部26cの内側に中桟26の厚さ方向のほぼ中央に位置させて締結部材としてのねじ80の締結穴26jが設けられている。すなわち、中桟26に設けられた締結穴26jは、浴室側に偏らせて配置された溝部26aの下方側(深さ方向奥側)に位置する嵌合領域26eとは、浴室ドア20の厚さ方向において異なる位置に設けられている。
下框27は、断面がほぼ矩形の筒状に形成された筒部27aを有し、浴室ドア20が組み立てられた際に、上側に位置する上面部27bは浴室側が脱衣室側より低くなるように傾斜が付けられている。筒部27aの脱衣室側の壁部27cは上方に延出されている。筒部27a内には、下側位置決め部材52の下框嵌合部位52c(図9)が嵌合される嵌合領域27dが設けられている。下框27の嵌合領域27dは、下框27の浴室側の壁部27eと、左縦框22及び右縦框23が有する溝部22a、23aと同程度の間隔を隔てて、上面部27bから垂下された垂下壁27fと、筒部27aの下面部27gが下框27の浴室側の壁部27eから溝部22a、23aと同程度の間隔を隔てた位置にて上下方向上方側に立ち上がった曲起部27hとで仮想的に区画される矩形状の領域である。また、筒部27a内には、下框27の中央付近で曲起部27hの上端から壁部27cにわたって水平面部27iが形成されており、この水平面部27iの曲起部27h上端側(浴室側)に、ねじ80の締結穴27jが設けられている。すなわち、下框27に設けられた締結穴27jは、浴室側に偏らせて配置された嵌合領域27dとは、浴室ドア20の厚さ方向において異なる位置に設けられている。ここで、上框24、中桟26、下框27は、締結穴24i、26j、27jの断面形状は閉じた円形ではなく、円形の一部が切り欠かれたような形状に形成されている。
ガラリ28は、中桟26と下框27との間に配置される板材であり、下框27の脱衣室側の壁部27cとほぼ同一平面上に配置される上壁部28aと、中桟26の浴室側の壁部26dとほぼ同一平面上に配置される下壁部28bとが、上下方向の中央にて連結部28cで連結されている。連結部28cは、浴室側が脱衣室側より低くなるように傾斜が付けられている。そして、ガラリ28は、上壁部28aの上端部28d及び下壁部28bと連結部28cの境界部28eが中桟26と間隔を隔てて配置され、下壁部28bの下端部28f及び上壁部28aと連結部28cの境界部28gが下框27と間隔を隔てて配置される。すなわち、ガラリ28は、中桟26と下框27との間の空間をガラリ28の上下にて区画して、2つの換気口55を形成するとともに、浴室から脱衣室側への水等の進入を防止する水返しとしても機能する。
本実施形態のガラリ28は、換気口ユニット25に着脱自在に設けられる。このため、上壁部28aの浴室側面と、下壁部28bの脱衣室側面とにそれぞれ、下側位置決め部材52の取付部52f(図9)に係合する係合片28hが設けられている。
図8は、上側位置決め部材51の斜視図である。図9は、下側位置決め部材52の斜視図である。
上側位置決め部材51は、薄形のほぼ直方体状に形成され樹脂製の部材である。上側位置決め部材51は、上框24に嵌合される嵌合方向における、およそ2/3の部位が上框24の嵌合領域24bに嵌合される一端部としての上框嵌合部位51aであり、残りのおよそ1/3の部位が左縦框22及び右縦框23の溝部22a、23aに嵌合される他端部としての縦框嵌合部位51bである。縦框嵌合部位51bの上下方向の長さが上框嵌合部位51aの上下方向の長さより長くなるように、縦框嵌合部位51bは上框嵌合部位51aより上下に突出されている。すなわち、縦框嵌合部位51bと上框嵌合部位51aとの境界部分には、上下にそれぞれ段部51cが設けられており、その段差は、上框24の肉厚とほぼ等しく形成されている。
また、上側位置決め部材51の浴室側面と脱衣室側面との距離、すなわち上側位置決め部材51の厚さはほぼ全域に亘って、左縦框22及び右縦框23の溝部22a、23aの幅とほぼ等しく形成されている。上框嵌合部位51aの浴室側の面には、上下方向のほぼ中央に、上框24の長手方向に沿うように細長い凸部51dが設けられている。この凸部51dは、上側位置決め部材51が上框24に嵌合されるときの先端側から中央側に向かって緩やかな傾斜を有し、上側位置決め部材51が上框24に嵌合されるに連れて、上側位置決め部材51が保持される保持力が高まるように形成されている。すなわち、上側位置決め部材51は、上框24の嵌合領域24bに挿入されていくと、徐々に強く嵌合され、上下の段部51cが上框24の端部24hに当接される。このとき、上側位置決め部材51の縦框嵌合部位51bは、上框24の端部24hから突出されており、その突出長さは、縦框22、23が有する溝部22a、23aの深さより僅かに短く形成されている。
下側位置決め部材52は、換気口ユニット25の高さとほぼ等しく、浴室ドア20の厚さ方向における換気口ユニット25を構成する中桟26及び下框27の内幅とほぼ同じ幅を有するほぼ板状をなす樹脂製の部材である。下側位置決め部材52は、換気口ユニット25の左右に配置される一対の部材である。下側位置決め部材52には、中桟26の下面部26iと下框27の上面部27bとの間に入り込む本体部分52dと、本体部分52dの、縦框22、23と対向する面52eから突出されて、当該縦框22、23の溝部22a、23aに嵌合される他端部としての縦框嵌合部位52bが設けられている。縦框嵌合部位52bは本体部分52dより、上方及び下方に延出されており、延出された部位には、中桟26及び下框27の長手方向に沿って一端部としての中桟嵌合部位52a及び下框嵌合部位52cが形成されている。すなわち、下側位置決め部材52は、本体部分52dの上下に、前記上側位置決め部材51とほぼ同機能を有する部位が、本体部分52dと交差する方向が嵌合方向となるように設けられている。そして、一対の下側位置決め部材52は、左右に間隔を隔てて配置された際に、互いに対向する対向面52hから突出される中桟嵌合部位52a及び下框嵌合部位52cを有し、下側位置決め部材52の前記対向面の裏面には、浴室ドア20の厚さ方向において中桟嵌合部位52a及び下框嵌合部位52cと同じ位置に、左縦框22と右縦框23に設けられた溝部22a、23aに嵌合される縦框嵌合部位52bを有している。また、ガラリ28は、ユニット化された換気口ユニット25に着脱されるので、一対の下側位置決め部材52の互いに対向する面52h側には、ガラリ28を中桟26と下框27との間に入り込ませて取り付けるための凹部52gと、ガラリ28に設けられた係合片28hと係合してガラリ28を支持するための取付部52fが設けられている。
そして、中桟嵌合部位52aが中桟26の嵌合領域26eに嵌合され、下框嵌合部位52cが下框27の嵌合領域27dに嵌合されて、中桟26と下框27とが位置決めされ、中桟26と下框27とに設けられた締結穴26j、27jに、ねじ80が螺合されて換気口ユニット25が形成される。
図10は、浴室ドアの組立方法の概要を示し、図10Aは、位置決め部材50を嵌合した上框24および換気口ユニット25を形成する工程を示す図、図10Bは、上框と面材と換気口ユニットを組み付ける工程を示す図、図10Cは、縦框嵌合部位52bを縦框の溝部23a(22a)に嵌合する工程を示す図、図10Dは、ガラリを組み付ける工程を示す図、図10Eは、完成した浴室ドアの斜視図である。
本実施形態の浴室ドア20は、以下の手順にて組み立てられる。
まず、上框24の左右両端部の嵌合領域24bに上側位置決め部材51を嵌合する。このとき、嵌合領域24bに上框嵌合部位51aが嵌合されて上側位置決め部材51の段部51cが上框24の端部24hに当接され、上框24の端部24hより外側に、縦框嵌合部位51bが突出されている。
また、中桟26と下框27とをほぼ平行に配置し、中桟26と下框27の左右の端部側から下側位置決め部材52を当接させ、中桟26の嵌合領域26eに中桟嵌合部位52aを嵌合させ、下框27の嵌合領域27dに下框嵌合部位52cを嵌合させる。このとき、下側位置決め部材52により中桟26と下框27とが位置決めされて換気口ユニット25が形成される。このとき、中桟26と下框27の端部より外側に、縦框嵌合部位52bが突出している。換気口ユニット25をユニット化する際には、下框27の下端部に浴室側から脱衣室側への水などの進入を防止するために、ゴム製のシール材58を予め取り付けておくことが望ましい。
次に、上側位置決め部材51が嵌合された上框24の溝部24a全域にスポンジ54を配設する。また、換気口ユニット25の中桟26の溝部26aには接着剤56を注入する。その後、面材21の上部側に位置する上縁部21aを上框24の溝部24aに、面材21の下部側に位置する下縁部21bを中桟26の溝部26aに入れ込む。
次に、左縦框22と右縦框23との溝部22a、23aに接着剤56を注入する。そして、上框24と換気口ユニット25との間に面材21が挟み込まれたユニットの左右側から、左縦框22と右縦框23とを当接させる。このとき、上側位置決め部材51の縦框嵌合部位51b及び下側位置決め部材52の縦框嵌合部位52bと面材21の左縁部21c及び右縁部21dを、それぞれ左縦框22と右縦框23との溝部22a、23a嵌め込む。
このようにして、左縦框22又は右縦框23と上框24又は換気口ユニット25との相対位置が決められると、左縦框22及び右縦框23の外側壁22c、23cに設けられた挿入穴22f、23fからドライバーを挿入させて内側壁22d、23dに設けられた止め穴22e、23eを貫通させたねじ80を、上框24,中桟26、下框27にそれぞれ設けられた締結穴24i、締結穴26j、締結穴27jに螺合して左縦框22又は右縦框23と上框24又は換気口ユニット25とを締結する。このとき、上框24に設けられた締結穴24iと嵌合領域24b、中桟26に設けられた締結穴26jと嵌合領域26e、下框27に設けられた締結穴27jと嵌合領域27dとは、それぞれ浴室ドア20の厚さ方向において異なる位置に設けられている。このため、嵌合領域24b、26e、27dに嵌合される位置決め部材50にねじ80が入り込むことなく、左縦框22又は右縦框23と上框24又は換気口ユニット25とを締結することが可能である。
最後に、換気口ユニット25にガラリ28を取り付けて浴室ドア20が完成する。
本実施形態の建具によれば、上框24、中桟26、下框27と、左縦框22又は右縦框23とをねじ止めするために、ねじを締め込んでも、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52にねじ締めのトルクが直接作用しないため、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52に対する負荷を小さく抑えることが可能である。また、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52は、ねじ止め位置と離れた位置にて、上框嵌合部位51aが上框24の嵌合領域24bに嵌合され、中桟嵌合部位52aが中桟26の嵌合領域26eに嵌合され、下框嵌合部位52cが下框27の嵌合領域27dに嵌合されているので、ねじを締めた際に回転トルクが作用しても、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52はねじ80とともに回転することなく、上框24、中桟26、下框27の回り止めとして機能する。このため、上框24、中桟26、下框27と、左縦框22及び右縦框23との相対位置のずれを防止して、位置決めされた状態を保ったまま浴室ドア20を完成させることが可能である。このとき、溝部22a、23a、24a、26aには、面材21も入り込んでいるので、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52とともに、面材21も回り止めとして作用し、より確実に位置決めされた状態を維持させることが可能である。
また、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52の縦框嵌合部位51b、52bはいずれも左縦框22の溝部22a又は右縦框23の溝部23aに嵌合しているので、上框24、中桟26、下框27と、左縦框22又は右縦框23との相対位置を決めるために縦框嵌合部位51b、52bが嵌合される嵌合部を別途設ける必要がない。このため、簡単な構造にて中桟26、下框27と、左縦框22又は右縦框23とを位置決めすることが可能である。
また、上框嵌合部位51aが嵌合される上框24の嵌合領域24bは、上下方向(上框24の溝部24aの深さ方向)において、溝部24aの上方側(奥側)に設けられている。中桟嵌合部位52aが嵌合される中桟26の嵌合領域26eは、上下方向(中桟26の溝部26aの深さ方向)において、溝部26aの下方側(奥側)に設けられている。このため、上框嵌合部位51aと中桟嵌合部位52aとは、左縦框22又は右縦框23の溝部22a、23aと対向する位置に設けられることになる。上框嵌合部位51aと中桟嵌合部位52aが嵌合される嵌合領域24b、26eと、縦框嵌合部位51b、52bが嵌合される溝部22a、23aとが、対向するので、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52を単純な形状の部材にて形成することが可能である。すなわち、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52の形状が単純であるため、上側位置決め部材51及び下側位置決め部材52を高精度に形成することが可能であり、もって、上框24又は中桟26と、左縦框22又は右縦框23とをより精度良く位置決めすることが可能である。
また、上框24、中桟26、下框27に嵌合されている位置決め部材51、52の、端部から突出された縦框嵌合部位51b、52bは、左縦框22及び右縦框23の溝部22a、23aに嵌合されている。すなわち、位置決め部材51、52は、面材21とともに、上框24、中桟26、下框27と左縦框22及び右縦框23との間に跨るように配置される。また、上側位置決め部材51、下側位置決め部材52、及び、面材21は、浴室ドア20の厚さ方向における同じ位置にて、左右の縦框22、23の溝部22a、23aに沿って直線状に配置される。このため、位置決め部材51、52、及び、面材21が上下方向に隣接して、左右の縦框22、23と上框24、中桟26、下框27との接合部分の隙間を塞ぐように存在するので、この接合部分からの水の浸入経路が遮られる。よって、浴室ドア20内部への水の浸入が抑えられるとともに、浴室側から脱衣室側への水の浸入を防止することが可能である。
また、換気口ユニット25が備える中桟26と下框27とが、下側位置決め部材52の中桟嵌合部位52aと下框嵌合部位52cとにより間隔を隔てて位置決めされて、ユニット化されているので、中桟26と下框27とが正確に配置され、外観がより美しい換気口を容易に形成することが可能である。
また、浴室ドア20が備える面材21が、浴室ドア20の厚さ方向において、浴室内側に最も偏らせた位置に配置させたので、建具を組み付けた際に浴室側に形成される桟の奥行きを小さくすることが可能であり、浴室にて使用された水等が浴室ドア20にかけられたとしても桟に残存する水分を抑えることが可能である。このため、特に浴室ドアとして適した建具を提供することが可能である。
また、面材21は、左縦框22、右縦框23、及び、中桟26の溝部22a、23a、26aに注入された接着剤56にて固定されるので、接着剤56が注入された溝部22a、23a、26aに面材21を入れ込むだけで、左縦框22、右縦框23、及び、中桟26に面材21を固定するとともに、左縦框22、右縦框23、及び、中桟26と面材21との境界部分を封止することが可能である。また、上框24と面材21との間にはスポンジ54が設けられているので、組立時の位置調整による変位や、使用時の熱などによる変形等をスポンジ54に吸収させて、上框24、左縦框22、右縦框23、及び、中桟26と面材21との間を水密な状態に維持させることが可能である。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、建具の一例として浴室ドアについて記載しているが、この実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記実施形態においては、開口を開閉自在な障子を枠体に回動自在に取り付けられるドアとしたが、障子は枠体に沿ってスライドする引き戸や、蝶番等で折り畳めるように構成された折戸であっても構わない。
上記実施形態においては、面材21の下側に換気口ユニット25が配置される例について示したが、面材21の下側に直接下框が設けられていてもよい。この場合には、下框が、パネル部材の下側に配置された下部材を構成する。また、面材21の上側に換気口ユニット25が設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、上側位置決め部材51の縦框嵌合部位51bと下側位置決め部材52の縦框嵌合部位52bが、左縦框22及び右縦框23の溝部22a、23aに嵌合する例について説明したが、これに限らず、縦框嵌合部位51bと下側位置決め部材52の縦框嵌合部位52bが嵌合する部位を左縦框22及び右縦框23に別途設けてもよい。
また、上側位置決め部材51の上框嵌合部位51aと下側位置決め部材52の中桟嵌合部位52aが嵌合される嵌合領域24b、26eを、溝部24a、26aの深さ方向奥側に設けた例について説明したが、浴室ドア20の厚さ方向において締結穴24i、26jと、異なる位置に配置されていれば構わない。図11は、位置決め部材の変形例を説明するための図である。図12は、位置決め部材の変形例を示す斜視図である。変形例としての位置決め部材53は、図示するように、例えば、中桟26に嵌合される中桟嵌合部位53aは、中桟26の断面における囲まれた空間内のうち、上記実施形態における嵌合領域26e、及び、締結穴26jを除く領域26kにて嵌合されている。そして、位置決め部材53は、延出壁26gと突出壁26hとの間から嵌合領域26eに延出された部位が、中桟26の端部から縦框側に突出されて縦框(図11では右縦框23)の溝部23aに嵌合される縦框嵌合部位53bが形成されている。図11では、便宜上、領域26kを中桟26の内面から離して示しているが、領域26kは一点鎖線近傍の内面より内側の領域である。
また、上記実施形態においては、ガラリ28を換気口ユニット25に対して着脱自在に設けた例を示したが、中桟26及び下框27とともにガラリ28も左右一対の位置決め部材にて位置決めして換気口ユニット25に対して着脱不能にユニット化してもよい。
上記実施形態においては、上框24の溝部24aにスポンジ54を配設した例について示したが、上框24の溝部24aには、弾性変形可能な弾性部材であれば、たとえばゴムなどを配設してもよい。
本実施形態に係る建具を示す浴室側から見た正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のD−D断面図である。 上框、右縦框、面材、上側位置決め部材の取り合い部分を示す図である。 浴室ドアの縦断面形状を示す図である。 上側位置決め部材の斜視図である。 下側位置決め部材の斜視図である。 浴室ドアの組立方法の概要を説明するための図である。 位置決め部材の変形例を示す図である。 位置決め部材の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 建具、10 枠体、11 上枠、12 下枠、13 縦枠、20 浴室ドア、
21 面材、21a 上縁部、21b 下縁部、21c 左縁部、21d 右縁部、
22 左縦框(縦框)、22a 溝部、22b 対向する面、22c 外側壁、
22d 内側壁、22e 止め穴、22f 挿入穴、23 右縦框(縦框)、
23a 溝部、23b 対向する面、23c 外側壁、23d 内側壁、
23e 止め穴、23f 挿入穴、24 上框、24a 溝部、24b 嵌合領域、
24c 脱衣室側の壁部、24d 延出壁、24e 下面部、24f 中央面、
24g 突出壁、24h 端部、24i 締結穴、24j 浴室側の壁部、
25 換気口ユニット、26 中桟、26a 溝部、26b 筒部、26c 上面部、
26d 浴室側の壁部、26e 嵌合領域、26f 脱衣室側の壁部、
26g 延出壁、26i 下面部、26h 突出壁、26j 締結穴、27 下框、
27a 筒部、27b 上面部、27c 脱衣室側の壁部、27d 嵌合領域、
27e 浴室側の壁部、27f 垂下壁、27g 下面部、27h 曲起部、
27i 水平面部、27j 締結穴、28 ガラリ、28a 上壁部、
28b 下壁部、28c 連結部、28d 上端部、28e 境界部、
28f 下端部、28g 境界部、28h 係合片、50 位置決め部材、
51 上側位置決め部材、51a 上框嵌合部位、51b 縦框嵌合部位、
51c 段部、51d 凸部、52 下側位置決め部材、52a 中桟嵌合部位、
52b 縦框嵌合部位、52c 下框嵌合部位、52d 本体部分、
52e 縦框と対向する面、52f 取付部、52g 凹部、
52h 互いに対向する面、53 位置決め部材、53a 中桟嵌合部位、
53b 縦框嵌合部位、54 スポンジ、55 換気口、56 接着剤、
58 シール材、80 ねじ

Claims (5)

  1. 開口を形成する枠体と、前記開口を開閉自在な障子と、を備える建具であって、
    前記障子は、
    パネル部材と、
    前記パネル部材の縁部が入り込む溝部を備え、前記パネル部材の左側に配置された左縦部材、前記パネル部材の右側に配置された右縦部材、前記パネル部材の上側に配置された上部材、及び、前記パネル部材の下側に配置された下部材と、
    前記上部材又は前記下部材と、前記左縦部材又は前記右縦部材との相対位置を決める位置決め部材であって、一端部が、前記上部材又は前記下部材の長手方向端部に備えられ前記溝部の上方側又は下方側に設けられている嵌合領域に嵌合しており、他端部が、前記左縦部材又は前記右縦部材に備えられた前記溝部に嵌合している位置決め部材と、
    前記位置決め部材によって位置決めされた、前記上部材又は前記下部材と、前記左縦部材又は前記右縦部材とを、前記上部材及び前記下部材に設けられた前記位置決め部材に入り込むことなく締結するねじと、
    を有し、
    前記上部材及び前記下部材の前記嵌合領域は、前記左縦部材又は前記右縦部材の前記溝部と対向し、
    前記上部材又は前記下部材と前記左縦部材又は前記右縦部材とは、前記障子の厚さ方向において、前記上部材及び前記下部材の前記嵌合領域と異なる位置にて締結されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項に記載の建具において、
    前記下部材の両端には、左右一対の前記位置決め部材が設けられており、
    前記下部材は、複数の部材を有して構成されており、
    前記左右一対の位置決め部材の一端部が、前記複数の部材に嵌合することにより、前記複数の部材を有する前記下部材が前記一対の位置決め部材を介してユニット化されていることを特徴とする建具。
  3. 請求項に記載の建具において、
    前記下部材の複数の部材は、前記一対の位置決め部材により上下方向に互いに間隔を隔てて位置決めされて、換気口を形成することを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の建具において、
    前記建具は浴室の出入り口に設けられ、
    前記パネル部材は、前記障子の厚さ方向において、浴室内側に偏らせて配置されることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の建具において、
    前記パネル部材は、前記左縦部材、前記右縦部材、及び、前記下部材に備えられた前記溝部に注入された接着剤にて固定され、前記上部材が有する前記溝部内には、弾性変形可能な弾性部材が設けられていることを特徴とする建具。
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