JP4516227B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通信端末間でのグループ会議通話を行う通信システムに係り、特に異なるグループに属する通信端末間のグループ会議通話が可能な通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のグループ会議を行う通信システムについて図11を用いて説明する。図11はグループ会議を行う従来の通信システムの構成ブロック図である。
図11において、中央装置(Central Station:図ではCS、以下CSという)80は、PBX(Private Branch eXchange)で管理されているPBX端末及び他の通信端末間の通信制御を行う装置である。
【0003】
CS80の制御部81には、PBX管理下の内線端末及び通信対象の各種通信端末の内線番号等の端末情報が登録されている。また制御部81は、端末情報が登録されている通信端末で構成されるグループについての情報も登録している。CS80は情報の登録されている通信端末(以下、通信端末という)からの通知を認識し、通信端末同士の通信や、グループのメンバーである通信端末を対象としたグループ会議通話制御を行う。
【0004】
副装置(Sub Control Station:図ではSCS、以下SCSという)85は各種の通信端末との通信を行うための通信インターフェース(図示せず)を通信端末の種類毎に有している。
また、SCS85は、これら通信インターフェースを介して各種の通信端末との通信を行うと共に、CS80のSCSインターフェース(図ではSCS I/F)84を介してCS80との間で通信データの送受信を行う。
図11において、SCS85は通信対象のPBX94が管理するPBX端末95の他に、基地局91を介した無線通信端末92や、有線電話機93との双方向通信が可能である。
【0005】
従来の通信システムにおけるグループ会議の動作について、図11を用いて説明する。
グループのメンバーである通信端末からグループ会議の呼び出し通知が発生すると、呼び出し通知はSCS85、CS80のSCSインターフェース84を経由して制御部81に到達する。
【0006】
制御部81は呼び出し通知の旨の通信を受信すると、グループ会議を行っていない場合はグループのメンバーである通信端末全てに対して一定時間呼び出しをかけ、応答のあった通信端末間でグループ会議を開始する。既にグループ会議を行っている場合は、制御部81は呼び出し通知の旨のあった通信端末をグループ会議に参入させる。
【0007】
グループ会議を行うにあたって、各通信端末から発信された音声データは、CS80の会議トランク83に出力される。会議トランク83では制御部81からの制御命令に基づいて、各通信端末の音声データを合成し、時分割スイッチ82に出力する。時分割スイッチ82は会議トランク83から出力された音声合成データを、制御部81からの制御命令に基づいて、時分割でグループのメンバーの通信端末にそれぞれ送信する。
【0008】
すなわち従来の通信システムでは、会議トランク83において、グループ会議に参入している自局のグループの各通信端末の音声データのうち、送信元となる通信端末以外の通信端末の音声データの合成を通信端末毎に行い、時分割スイッチ82において通信端末毎に時分割で切り替えて出力することにより、通信端末間でのグループ会議通話を実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の通信システムでは、他のCSで管理されている通信端末とのグループ会議通話ができないという問題点があった。
図11で示されている従来の通信システムでは、CS80の制御部81に端末情報が登録されている通信端末でのみグループ会議が可能である。よって従来の通信システムでは、他のCSで管理されている通信端末からはグループ会議の呼び出し通知を受信できず、通信端末へのグループ会議の呼び出し通知又はグループ会議への参入を行うことができなかった。
【0010】
一方、一つのCSで管理できる通信端末の数や通信範囲には限界があるため、より大規模で広範囲なグループ会議通話を行えるような通信システムの要請があるにもかかわらず、従来の通信システムではこの要望に応えることができなかった。
【0011】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、広範囲で大規模なグループ会議通話を実現する通信システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、複数の通信端末を認識し、通信端末における通話を制御すると共に、複数の通信端末内で構成されるグループ内でのグループ会議通話を制御する通信中継局を複数備え、異なるグループに属する通信端末間のグループ会議通話が可能な通信システムであって、複数の通信中継局の中で、通信中継局をまたがって広域にグループ会議通話が為される広域グループを管理し、広域グループ会議を行う権限を持つ広域グループ呼び出し特番と自通信中継局が管理するグループ呼び出し特番と当該特番に対応するメンバーの呼び出し番号を記憶する特番テーブルを備え、特番テーブルに記憶する広域グループ呼び出し特番が呼び出される広域グループ会議呼出を受けると特番テーブルに基づいて広域グループ呼び出し特番に対応した関連するグループの通信中継局へ広域グループ会議開催を通知し、当該通知に応答があった通信中継局との通信を確立する通信中継局を広域通信中継局とし、グループ内の通信端末から広域グループ会議呼出を受けた通信中継局は、広域グループ呼び出し特番とグループ呼び出し特番とメンバーの呼び出し番号を記憶する特番テーブルに基づいて広域通信中継局に当該広域グループ会議呼出の広域グループ呼び出し特番を発信し、広域通信中継局から広域グループ会議開催の通知を受けると、特番テーブルに記憶するグループ呼び出し特番に対応するメンバーの呼び出し番号に基づいて、広域グループ会議呼出を発信した通信端末を除いて当該広域グループに属する当該グループのメンバーの通信端末に通知を送信し、更に当該通知への応答を広域通信中継局に送信する通信中継局であることを特徴とする通信システムであり、複数の通信中継局との間で広範囲に渡り大規模なグループ会議通話を行うことができる。
【0013】
また、本発明は、上記通信システムにおいて、各通信中継局は、広域グループ会議通話時に、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを合成して広域通信中継局に送信し、音声データを送信元となる通信端末を除いた通信端末に送信すると共に、広域通信中継局から受信した音声データを通信端末に送信する通信中継局であり、広域通信中継局は、各通信中継局から送信された音声データの内で、音声データの送信元となる通信中継局からの音声データを除いた音声データの合成を各通信中継局に対応して行い、送信元の通信中継局各々に対応して送信する広域通信中継局であって、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを各通信中継局に送信する音声データに合成して送信すると共に、自局内の通信端末の音声データを送信元となる通信端末を除いた自局内の通信端末に送信すると共に、他の全ての通信中継局から受信した音声データを合成して自局内の通信端末に送信する広域通信中継局であり、広域グループ会議通話時に会議に参入している各々の通信端末は他の通信端末の音声データを全て受信することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る通信システムは、複数のCSを有する通信システムにおいて、異なるCSに接続されているSCSを専用線で接続し、CSの一つを広域グループ会議通話の通信制御を行うセンター局とし、広域グループ呼び出しがあると、センター局から各CSで管理しているグループのメンバーの通信端末を呼び出し、応答のあった通信端末間で広域グループ会議通話を行うものであり、これにより広範囲で大規模なグループ会議を行うことができる。
【0015】
また、各CSは、管理しているグループのメンバーの通信端末から送信された音声データ又は他のCSから送信された音声データから、出力先別に音声データを選択して時分割で合成し、得られた出力先別の合成結果を時分割で出力するものであり、会議に参入している各々の通信端末は他の通信端末の音声データを全て受信することができる。
【0016】
なお、請求項における通信中継局は、本発明の中央装置及び副装置に相当し、広域通信中継局はセンター局の中央装置及び副装置に、音声合成回路は音声合成LSIに、音声合成時分割スイッチはデータ出力時分割スイッチに相当する。
【0017】
本発明の実施の形態に係る通信システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る、異なる二つのCS間における広域グループ会議を行う通信システムの構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る通信システムは、中央装置すなわちCS10及び20と、副装置すなわちSCS15及び25と、各CSで認識されている通信端末とから構成される。
中央装置(図ではCS1、CS2、以下CSという)10及び20は、PBXで管理されている内線端末及び他の通信端末間の通信制御を行う装置である。
【0018】
副装置(図ではSCS1、SCS2、以下SCSという)15及び25は、各CSで認識される通信端末との通信インターフェース(図示せず)を有しており、各通信端末との通信を行い、CS内にあるSCSインターフェースを介して、CSとの通信データの送受信を行う。
また本発明の実施の形態に係る通信システムでは、SCS15と25は、専用線によってメッシュ接続で結ばれており、このような構成により他のCSで認識される通信端末の呼び出し及び音声データの送受信が可能となる。
本発明の通信システムにおいて、SCS同士は通信端末及び音声データの送受信が可能であれば、他の通信手段、例えば無線通信等を用いて通信をおこなってもよい。
【0019】
なお、図1では、通信端末については明示していないが、通信端末としては従来と同様、PBX管理下の内線端末、無線通信端末又は有線電話機等が挙げられる。
またSCS15及び25は、一つのCSに対して、通信端末の種類や数、設置場所に応じて複数個設けてもよい。
【0020】
さらにCSの構成について、CS10を例に説明する。CS10は、制御部11と、時分割スイッチ12と、会議トランク13と、SCSインターフェース(図ではSCS I/F)14とから構成される。またCS20の構成は、CS10と同一であるので、対応する装置についての説明は省略する。
【0021】
CS10とSCS15内の各通信端末との通信インターフェースは、音声データの流れる高速の通話路、例えばPCM(Pulse Code Modulation)ハイウエイ/チャネルで接続されている。どのハイウエイ/チャネルを用いて通信を行うかの決定は、CS10の制御部11及び時分割スイッチ12によって制御される。
【0022】
制御部11は、時分割スイッチ12や会議トランク13、又はSCSインターフェース14を介してSCS15内の各通信端末との通信インターフェースに制御命令を発信することにより、PBX端末と他の通信端末、あるいは他の通信端末間の通信制御を行う。
【0023】
制御部11には、CS10で認識できる通信端末やグループ会議の呼び出し番号等の情報が登録されており、この登録情報に基づいて制御部11は呼び出し通知のあった通信端末の認識や通信データの出力先の決定を行う。
CS10で管理されるグループは、制御部11に情報が登録されている通信端末で構成される。制御部11は、グループ会議の呼び出し通知時には、グループのメンバーのうち、グループ会議呼び出しを行った通信端末を除いた通信端末全てを呼び出す。
【0024】
本発明の特徴として、制御部11には、他のCSで管理されるグループの情報が登録されており、CS10は自局のグループ及びこれらのグループで構成される広域グループを認識することができる。さらに制御部11では、広域グループに含まれるグループを呼び出すための広域グループ呼び出し番号も登録されている。
制御部11では、CS20で管理されるグループの情報が登録されており、広域グループ呼び出し時にはCS20で管理されるグループに対し広域グループ呼び出し通知を行う。
【0025】
また制御部11は、SCS15内の各通信端末とのインターフェースと制御信号線(図示せず)で接続されており、呼設定信号等の制御信号を各通信端末とのインターフェースに出力し、制御を行う。
さらに制御部11は、時分割スイッチ12に対しては、合成された音声データの出力先及び出力するハイウエイ/チャネルの制御命令を、会議トランク13に対しては、出力先毎に合成する対象の音声データを決定する制御命令をそれぞれ出力する。
【0026】
時分割スイッチ12は、グループ会議通話において、制御部11の制御命令に基づいて出力先のハイウエイ/チャネルを時分割で切り替えることにより、会議トランク13から出力された各通信端末からの合成音声データを送信先の通信端末へ出力する。
【0027】
会議トランク13は、CS10内で認識される通信端末間でのグループ会議通話において、制御部11の制御命令に基づいて各通信端末からの音声データを合成して、合成結果を時分割スイッチ12に出力する。
【0028】
SCSインターフェース14は、SCS15との通信インターフェースであり、SCS15を介した通信端末との通信データの送受信を行う。
【0029】
図2は会議トランク13の構成ブロック図である。会議トランク13は、データ出力時分割スイッチ31と、音声合成LSI(Large Scale Integrated circuit)32と、MPU(Micro Processing Unit)33とから構成される。会議トランク13を構成するそれぞれの装置は、PCMハイウェイで接続されている。
【0030】
データ出力時分割スイッチ31は、MPU33の制御に基づいて、SCSインターフェース14から出力された各通信端末の音声データを時分割で切り替えて音声合成LSI32に出力し、また音声合成LSI32で合成された音声データを時分割で切り替えて、指定されたPCMハイウェイを用いて時分割スイッチ12に出力する。
【0031】
音声合成LSI32は、MPU33の制御に基づいて、データ出力時分割スイッチ31から出力された音声データを合成し、合成した音声データをデータ出力時分割スイッチ31に出力する。
【0032】
MPU33は、データ出力時分割スイッチ31及び音声合成LSI33に対して、合成対象となる音声データの選択及び音声データの入出力のタイミングの制御を行う。MPU33には制御部11からの制御命令が入力され、この制御命令に基づいて合成対象となる音声データが決定される。
【0033】
次に本発明の実施の形態の通信システムにおける広域グループ会議の動作について、図1〜図3を用いて説明する。
図1において、CS10で認識されるいずれかの通信端末から広域グループ呼び出し番号が発信、すなわち広域グループ呼び出しが発信されると、広域グループ呼び出しはSCS15、CS10内のSCSインターフェース14を経由して、制御部11に到達する。
【0034】
制御部11は広域グループ呼び出しのあった旨を認識すると、CS10でのグループ会議を行っていない場合は、CS10で管理されているグループのメンバーの全ての通信端末のうち、広域グループ呼び出しのあった通信端末以外の通信端末についてSCSインターフェース14を経由してグループ呼び出し通知を行い、応答のあった通信端末間で広域グループ会議通話を開始する。
既にCS10でのグループ会議を行っているか、広域グループ会議を行っている場合は、制御部11は広域グループ呼び出しのあった通信端末を広域グループ会議通話に参入させる制御を行う。
【0035】
さらに制御部11は、CS20へ広域グループ呼び出し通知を行う。広域グループ呼び出し通知はSCSインターフェース14、SCS15を経由して専用線を通り、さらにSCS25、CS20内のSCSインターフェース24を経由して、制御部21に到達する。
【0036】
制御部21では広域グループ呼び出し通知のあった旨を認識すると、CS20でのグループ会議を行っていない場合は、CS20の全ての通信端末をSCSインターフェース24を経由してグループ呼び出し通知を行い、応答のあった通信端末間で広域グループ会議通話を開始する。
既にグループ会議を行っている場合は、制御部21は実行中のグループ会議を広域グループ会議に参入させる処理を行う。このような処理により、各CSで管理されている通信端末間で通信可能な状態となるため、異なるCS間での広域グループ会議通話を行うことができる。
【0037】
本発明の実施の形態に係る通信システムでは、制御部に他のCSで管理されるグループの情報が登録されていないCSが広域グループ呼び出しを受けたとき、すなわち図1ではCS20で認識できる通信端末から広域グループ呼び出しが行われた場合、制御部21は他のCSで管理されるグループの情報が登録されているCS、すなわちCS10に対して広域グループ呼び出しを行う。
このような処理を行うことにより、広域グループのメンバーに直接広域グループ呼び出し通知を行うことができないCSで認識される通信端末からも、広域グループ呼び出しを発信して、広域グループ会議通話を開始することができる。
【0038】
次に広域グループ会議通話における音声データの合成及び通信方法について図2及び図3を用いて説明する。
広域グループ会議通話時にCS10又はCS20で管理されている通信端末からCS10宛てに送信された音声データは、SCS15及びSCSインターフェース14を経由して会議トランク13に出力される。
【0039】
音声データは会議トランク13において、まずデータ出力時分割スイッチ31に出力される。データ出力時分割スイッチ31は、MPU33の制御に基づいて、入力された音声データを時分割で音声合成LSI32に出力する。また音声合成LSI32は、MPU33の制御に基づいて、データ出力時分割スイッチ31から出力された音声データを合成して、合成結果をデータ出力時分割スイッチ31に出力する。
【0040】
図3は、会議トランク13における音声データの合成処理過程を示した図である。広域グループ会議通話に参加している3つの通信端末A、B、Cから送信された音声データは、会議トランク13のデータ出力時分割スイッチ31において、時分割でA、B、Cの順に音声合成LSI32に出力される。ここで通信端末A、B、Cは、どのCSで管理されている通信端末であるかは問わない。
【0041】
音声合成LSI32は、合成結果の出力先以外の通信端末から送信された音声データを合成して、出力する。例えばグループ会議を実現するには、通信端末Aには通信端末B及びCから送信された音声データが最低限必要であるから、これらの通信端末からの音声データの合成結果が出力される。同様に通信端末Bには通信端末A及びCの、通信端末Cには通信端末A及びBの音声データの合成結果が出力される。合成前の音声データが時分割で音声合成LSI32に入力されるため、合成後の音声データも時分割で出力される。
【0042】
図1の通信システムで行われる音声データの合成では、CS20はCS10に対し、自局のグループのうち、広域グループ会議通話に参入している全ての通信端末からの音声データを合成して出力する。CS10はCS20に対し、CS20から出力された、合成された音声データ以外の音声データ、すなわち自局のグループのうち、広域グループ会議通話に参入している全ての通信端末からの音声データを合成して出力する。
また各CSは、広域グループ会議通話に参入している自局のグループの通信端末に対して、各通信端末からの音声データのうち、音声データの送信元となる通信端末以外からの音声データの合成を通信端末毎に行い、出力する。ここで合成対象となる音声データには、他のCSからの合成された音声データも含まれる。
【0043】
このような合成処理によって、各通信端末では、自身の送信する音声データ以外、すなわち広域グループ会議に参加している他の通信端末から送信された音声データをまとめて受信することができる。
音声データの出力先と、合成する音声データの選択は、CS10の制御部11から広域グループ会議に参加中の通信端末の情報が会議トランク13のMPU33に出力され、これに基づいてMPU33が音声合成LSI32を制御することで実現される。
【0044】
音声合成LSI32で合成された音声データは、データ出力時分割スイッチ31に出力されると、MPU33の制御に基づいて、指定されたPCMハイウェイに時分割で切り替えて時分割スイッチ12に出力する。
時分割スイッチ12は、会議トランク13に通じている、合成された音声データが出力されるPCMハイウェイ/チャネルに対して、どの通信端末に通じるPCMハイウェイ/チャネルに接続するかを、制御部11の制御命令に基づいて、時分割で切り替えて決定、接続する。
【0045】
例えば出力先がCS10で認識される通信端末である場合、時分割スイッチ12はSCS15内の出力先の通信インターフェースにつながるPCMハイウェイ/チャネルに接続し、出力先の通信端末に合成された音声データを出力する。出力先がCS20で認識される通信端末である場合、時分割スイッチ12はSCS25に接続されている専用線につながるPCMハイウェイ/チャネルに接続し、合成された音声データをSCS25に出力する。
上述した音声データの合成処理の動作はCS20内でも行われ、互いに音声データを合成、出力する動作を繰り返すことによって、広域グループ会議通話を実現することができる。
【0046】
本発明の実施の形態の通信システムによれば、異なるCSに接続しているSCS同士を専用線で接続し、広域グループ会議呼び出し時に各CSで管理しているグループのメンバーの通信端末を呼び出し、応答のあった通信端末間で広域グループ会議通話を行うようにしたことにより、従来よりも広範囲に渡って、大規模なグループ会議を行える効果がある。
本発明の通信システムは、広範囲に渡って連絡を取り合いながら作業を行う場合、例えば多地点間の会議や機器のメンテナンス作業等に用いることが好適である。
【0047】
また各CSは、広域グループ会議通話時に、他のCSから送信された音声データと、自局のグループのメンバーの通信端末からの音声データのうち、音声データの送信元の通信端末からの音声データ以外の音声データを会議トランクにおいて時分割に合成し、合成した音声データを時分割で自局のグループの通信端末に出力するようにしたことにより、会議に参入している各々の通信端末は、会議に参入している他の通信端末の音声データを受信できる。
このような構成としたことにより、各通信端末は自己の音声データを含めた合成結果を受信することがないため、ハウリングによる雑音の発生を防ぐことができ、広域グループ会議通話においても良質な音声データの合成結果を得ることができる効果がある。
【0048】
本発明の通信システムは、3つ以上のCS間においても広域グループ会議通話を実現することができるものである。次に、本発明の実施の形態に係る通信システムの運用例について図4〜図9を用いて説明する。
【0049】
図4は、本発明の実施の形態に係る通信システムを用いた広域グループ会議の通信ネットワーク構成図である。また図5は、図4の通信ネットワークで用いられるCS及び通信端末の呼び出し番号の一覧表を示した図である。
図4の通信ネットワーク構成図において、各CSは通信端末及び他のCSと直結しているように示されているが、実際には各CSには1個以上のSCSが接続されており、SCSを介して通信端末及び他のCSと通信を行っている。
【0050】
図4の通信ネットワークは、CS41、43、45(図ではCS1〜CS3)の3つのCSを有しており、各CSはSCSを介して専用線で結ばれている。また各CSの構成は図1に示したものと同一である。
CS41には無線通信端末(図ではPS)51及び52、PBX(図ではPBX1)42を介して内線端末(図ではP)53が、CS43には無線通信端末54及び55、有線端末(図ではT)56、PBX(図ではPBX2)44を介して内線端末57及び58が、CS45には無線通信端末59、PBX(図ではPBX3)46がそれぞれ接続されている。
既述したように、実際にはこれらの端末はSCS内の通信インターフェースを介して各CSとの通信を行っている。また各通信端末の右側に記載されている番号は、対応する端末の呼び出し番号である。
【0051】
図5において、図5(a)は各通信端末及びグループ呼び出しの番号一覧を、図5(b)〜(d)はそれぞれのCS内の制御部で記憶されているグループ呼び出し番号のテーブル(以下、特番テーブルという)を表している。各CSにおいて、CSの認識できる通信端末は特番テーブルに記憶されているグループ呼び出し番号に基づいて、呼び出し番号に対応するグループのメンバーの通信端末を呼び出すことができる。
【0052】
グループ呼び出し番号は先頭が#(シャープ)で始まっており、この番号をグループのメンバーの通信端末が発信することにより、対象となるグループのメンバーの他の通信端末を一斉に呼び出すことができる。本運用例では、各CSで管理しているグループのメンバーの通信端末を呼び出すための呼び出し番号は「グループ呼び出し特番」と称しており、CS43、45のグループ呼び出し特番はそれぞれ#2666、#3666となっている。
【0053】
CS41はセンター局と称し、他のCSで管理されているグループのメンバーの通信端末を呼び出し、広域グループ会議を行う権限を持つ「広域グループ呼び出し特番」が呼び出されたときの通信処理を行うCSである。本運用例では広域グループ呼び出し特番は#1666であり、広域グループ呼び出し特番はCS43、45の各特番テーブルにも「他CS呼出特番」として記憶されている。
また広域グループ呼び出し特番#1666は、CS41のグループ呼び出し特番でもあり、CS41で管理されるグループのメンバーの通信端末を呼び出すことができる。
【0054】
すなわちCS41は、広域グループ呼び出しを受けると、図5(b)に示されている特番テーブルに従い、CS2及びCS3の他CS呼出特番を発信することによってCS2及びCS3のグループのメンバーの通信端末を一斉に呼び出すことができる。よってCS1の特番テーブルには、他のCSで管理されているグループのメンバーの通信端末の呼び出し番号を逐一登録する必要はない。
【0055】
CS43又はCS45で管理されているグループのメンバーから広域グループ呼び出し特番が呼び出された場合、CS43又はCS45はCS41を呼び出して広域グループ会議の呼び出しを行う。CS41の管理するグループのメンバーから広域グループ呼び出し特番が呼び出された場合にも同様の動作を行う。
CS41は広域グループ会議呼び出しを認識すると、CS41の特番テーブルに記憶されている他CS呼出特番、すなわちCS43、45のグループ呼び出し特番での呼び出しを行う。この呼び出しと重複しないよう、各CSはCS41以外のCSからのグループ呼び出し特番は受け付けないようにする必要がある。
【0056】
次に本発明の実施の形態に係る通信システムの運用例における動作について、事例毎に説明する。尚、各CS内における呼び出し通知処理及び音声データの合成処理動作については、図1の通信システムと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0057】
まず、本運用例における広域グループ呼び出し通知時の動作について図6を用いて説明する。図6は、広域グループ呼び出し通知時の各CSの会議トランクに収容される呼び出し番号の情報を示した図である。この事例では、図4の通信ネットワーク上では、広域グループ会議通話は行われていないことを前提とする。
CS43で管理するグループのメンバーである、無線通信端末55から広域グループ呼び出し特番#1666が発信されると、発信要求を受けたCS43は、図5(c)の特番テーブルに基づいて、他CS呼出特番として記憶されている広域グループ呼び出し特番#1666へ発信する。
【0058】
センター局であるCS41は、広域グループ呼び出し特番を受信すると、呼出通知のあった無線通信端末の情報をCS43から受信し、呼び出し番号を会議トランクに収容する。会議トランクへの呼び出し番号の収容は、会議トランク内のMPUにおいて行われる。以上の動作が終了した時点での各CSの会議トランクの収容情報は、図6(1)の通りになる。
【0059】
CS41はさらに、自身の特番テーブル図5(b)に基づいて、グループ呼出特番#1666のメンバーについて呼び出し番号を発信することにより呼び出しを行う。すなわち自局のメンバーである無線通信端末51及び52と、内線端末53と、CS43及び45で管理されているグループに呼び出しを行う。
【0060】
CS43はCS41からグループ呼び出し特番#2666を受信すると、CS43で管理しているグループのメンバーのうち、広域グループ呼び出しのあった無線通信端末55以外の通信端末に呼び出しを行い、一定時間経過後、他CS呼び出し特番と共に応答のあった通信端末について呼び出し番号を会議トランクに収容する。呼び出しの結果、メンバーである通信端末全てから応答があった場合、各CSの会議トランクの収容情報は図6(3)の通りになる。
【0061】
CS45はCS41からグループ呼び出し特番#3666を受信すると、CS45で管理しているグループのメンバーに呼び出しを行い、一定時間経過後、他CS呼び出し特番と共に応答のあった通信端末について呼び出し番号を会議トランクに収容する。
呼び出しの結果、メンバーである通信端末全てから応答がなかった場合、各CSの会議トランクの収容情報は図6(4)の通りになる。
【0062】
CS41は、グループ呼出特番#1666のメンバーについての呼び出しを行い、一定時間経過後応答のあった通信端末及びCSについて呼び出し番号を会議トランクに収容する。
呼び出しの結果、CS41の管理するグループのメンバーである通信端末全てから応答があった場合、既にCS43ではグループ内で応答のあった通信端末が存在するため、各CSの会議トランクの収容情報は図6(5)の通りになる。図7は、上述した広域グループ呼び出し動作における通信状況を表した図である。
【0063】
上述した一連の動作により、広域グループ会議通話を行うことが可能となり、以後各CSで音声データの送信及び合成処理が行われる。音声データの合成処理は、各CSで収容されている呼び出し番号毎に行われる。
【0064】
すなわちセンター局以外の各CSでは、自局のグループのうち、広域グループ会議通話に参入している全ての通信端末からの音声データを合成してセンター局に出力する。センター局には他のCSからの合成された音声データが入力されるため、各CSに対して、各CSから出力された音声データのうち、音声データの送信元となるCSから出力された音声データ以外の音声データと、センター局で認識できる通信端末からの音声データとの合成をCS毎に行い、出力する。
また、センター局及び各CSでは、広域グループ会議通話に参入している自局のグループの通信端末に対しては、各通信端末からの音声データのうち、音声データの送信元である通信端末以外からの音声データの合成を通信端末毎に行い、出力する。ここで合成対象となる音声データには、他のCSからの合成された音声データも含まれる。
【0065】
図6の例では、CS41では、自局の管理するグループのメンバーうちの一つの通信端末には、同じメンバーである他の通信端末からの音声データと、CS43から送信された音声データの合成結果とについて、新たに合成して出力する。同様にCS43には、自局のメンバーの通信端末全てからの音声データを合成して出力する。他のCSについても同様の合成処理が行われることにより、広域グループ会議通話が実現される。
【0066】
本運用例によれば、SCSが専用線で接続されているCSの通信ネットワーク中、一つのCSをセンター局に設定し、広域グループ会議の呼び出しがあった場合、センター局で呼び出しを認識し、広域グループに登録されている各CSのグループのメンバーの通信端末を呼び出し、応答のあった通信端末間で広域グループ会議通話を行うようにしたことにより、多数のCS間に渡る広域グループ会議通話を効率的に行うことができる効果がある。
【0067】
本運用例において、広域グループに登録されている各CSのグループのメンバーの通信端末を呼び出すにあたり、センター局では各CSのグループ呼び出し番号を登録しておけばよいため、センター局においては他のCSの通信端末の呼び出し番号を考慮する必要はなく、また他のCSにおいては自由にグループのメンバーの通信端末を設定することができるため、通信端末の種類又は通信状況等に応じた通信ネットワークを簡易に設定できる。
よって広域グループ呼び出しに際に、各CSで管理しているグループのメンバーの全ての通信端末を呼び出す図1の通信システムと比較しても、通信端末からの応答までの時間を短縮でき、敏速にグループ会議を行うことができる。
【0068】
次に、本運用例における広域グループ会議通話の終了の動作について、図8を用いて説明する。図8は、広域グループ会議通話の終了の際の各CSの会議トランクに収容される呼び出し番号の情報を示した図である。
広域グループ会議通話時の各CSの会議トランクの収容情報は図8(1)の通りである。すなわちこの広域グループ会議通話は、無線通信端末55から広域グループ呼び出しを行ったものであり、現在各CSで管理するグループのメンバーの通信端末全てが参入していることになる。
【0069】
今、CS41で管理しているグループのメンバーである、無線通信端末51及び52、内線端末53が通信を終了したとする。この場合、CS41はこれらの通信端末が通信を終了したことを認識し、会議トランクから収容している情報を消去する。この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図8(2)の通りになる。
【0070】
さらに広域グループ呼び出しを行った無線通信端末55が通信を終了すると、呼び出し番号情報を収容しているCS41は、会議トランクから該当する情報を消去する。この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図8(3)の通りになる。
【0071】
CS43で管理しているグループのメンバーである、無線通信端末54及び55、有線端末56、内線端末57が通信を終了すると、CS43はこれらの通信端末が通信を終了したことを認識し、会議トランクから収容している情報を消去する。この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図8(4)の通りになる。
【0072】
さらに内線端末58も通信を終了すると、CS43で管理しているグループのメンバーの通信端末は全て通信を終了したことになる。この場合、CS43は全ての通信端末が通信を終了したことを認識した後、会議トランクから他CS呼出特番、すなわち広域グループ呼出特番を消去し、広域グループ会議通話を終了する。
【0073】
CS41では、CS43が広域会議グループ通信を終了したことを認識して、会議トランクからCS43の他CS呼出特番を消去し、完全にCS43との通信を終了する。この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図8(5)の通りになる。
【0074】
加えて、CS45で管理しているグループのメンバーである、無線通信端末59が通信を終了すると、CS45は通信を終了したことを認識し、会議トランクから収容している該当情報を消去する。
この時点でCS43で管理しているグループのメンバーの通信端末は全て通信を終了したことになるため、CS45は全ての通信端末が通信を終了したことを認識した後、会議トランクから他CS呼出特番、すなわち広域グループ呼出特番を消去し、広域グループ会議通話を終了する。
【0075】
CS41では、CS45が広域会議グループ通信を終了したことを認識して、会議トランクからCS45の他CS呼出特番を消去し、完全にCS43との通信を終了する。既にCS41のグループのメンバーの通信端末は全て通信を終了しており、広域グループ会議通話に参入している通信端末及びCSは存在しないため、広域グループ会議通話は終了したことになる。広域グループ会議通話終了時点での各CSの会議トランクの収容情報は図8(6)の通りになる。
【0076】
本運用例において、センター局であるCS41は、自局のグループのメンバーの通信端末全てが通信を終了しても、他のCSが参入している限り広域グループ会議通話を終了しない。またCS41は、参入している他のCSにおいて、グループのメンバーの通信端末が全て通信を終了すると、該当するCSとの通信を終了する。
このような処理を行うことによって、参入している通信端末及びCSが存在しなくなった場合に限り、CS41は広域グループ会議通話を終了する。このような仕様で広域グループ会議を運用することで、途中通信を終了する通信端末があっても中断することなく安定して広域グループ会議通話を行うことができる。
【0077】
次に、本運用例における広域グループ会議通話に新たに参入する場合の動作について、図9を用いて説明する。図9は、広域グループ会議通話への参入の際の各CSの会議トランクに収容される呼び出し番号の情報を示した図である。
広域グループ会議通話時の各CSの会議トランクの収容情報は図9(1)の通りである。すなわちこの広域グループ会議通話は、無線通信端末51から広域グループ呼び出しを行ったものであり、現在無線通信端末51と、CS43で管理しているグループのメンバーの通信端末のうち、無線通信端末55と内線端末57が参入していることになる。
【0078】
今、CS41の管理するグループのメンバーではないが、CS41に呼び出し番号が登録されている無線通信端末より、広域グループ会議呼び出し特番が発信されたとする。
この場合、CS41はこの無線通信端末から広域グループ会議呼び出しがあった旨を認識し、会議トランクにこの無線通信端末の呼び出し番号の情報を収容する。新たに広域グループ呼び出し番号の発信があった無線通信端末の呼び出し番号が81003とすると、この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図9(2)の通りになる。上述したCS41の動作により、この無線通信端末が広域グループ会議通話に参入されたことになる。
【0079】
さらにCS41で管理しているグループのメンバーである、無線通信端末52から広域グループ呼び出し番号が発信されると、CS41は広域グループ会議呼び出しがあった旨を認識し、会議トランクに無線通信端末52の呼び出し番号の情報を収容し、広域グループ会議通話に参入させる。この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図9(3)の通りになる。
【0080】
次に、CS43で管理しているグループのメンバーである、無線通信端末54から広域グループ会議呼び出し番号が発信されると、CS43は広域グループ会議呼び出しがあった旨を認識し、無線通信端末54の呼び出し番号の情報を会議トランクに収容し、広域グループ会議通話に参入させる。この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図9(4)の通りになる。
このとき、CS43で管理しているグループのメンバーの通信端末がCS43のグループ呼び出し番号を発信した場合においても、CS43では通信端末を広域グループ会議通話に参入させるような仕様にしてもよい。
【0081】
さらに、CS43と接続しているPBX44の管理下にある内線端末より、広域グループ会議呼び出し特番が発信されたとする。この場合、CS43はこの内線端末から広域グループ会議呼び出しがあった旨を認識し、会議トランクにこの内線端末の呼び出し番号の情報を収容し、広域グループ会議通話に参入させる。新たに広域グループ呼び出し番号の発信があった内線端末の呼び出し番号が92002とすると、この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図9(5)の通りになる。
【0082】
CS41と接続しているPBX42の管理下にある内線端末より、広域グループ会議呼び出し特番が発信された場合にも、CS41はこの内線端末から広域グループ会議呼び出しがあった旨を認識し、会議トランクにこの内線端末の呼び出し番号の情報を収容し、広域グループ会議通話に参入させる。
新たに広域グループ呼び出し番号の発信があった内線端末の呼び出し番号が91002とすると、この時点での各CSの会議トランクの収容情報は図9(6)の通りになる。
【0083】
本運用例では、各CSで管理されるグループのメンバーでの通信端末から広域グループ会議呼び出し番号が発信された場合、広域グループ会議通話が行われていれば、管理下のCSで新たに参入処理が行われる。広域グループ会議通話が行われていなければ、図6で示したように、広域グループ会議通話の開始動作が行われる。
【0084】
また各CSで管理されるグループのメンバーでない通信端末から広域グループ会議呼び出し番号が発信された場合でも、広域グループ会議通話が行われていれば、呼び出し番号が認知されているCSにおいて新たに参入処理が行われる。このような仕様で広域グループ会議通話を運用することで、より広範囲な、かつより多くの通信端末が参加できる広域グループ会議通話を行うことができる。
【0085】
次に、本発明の通信システムの実施例について説明する。図10は、本発明の通信システムの実施例の構成ブロック図である。本発明の通信システムの実施例は、CS60と、SCS72とから構成されている。図10は、一組のCS及びSCSの構成ブロック図を示しているが、SCSはCS1個あたり複数個設けていてもよい。
【0086】
CS60内の送受信制御部71とSCS72内の送受信制御部73は、光ケーブルで接続されており、音声データ及び制御命令信号の送信が可能である。また光ケーブルは本系列及び予備系列とに対応させるため、経路は二重化された構造となっている。
【0087】
CS60は、本系列60−1と予備系列60−2とが設けられ、通常時は本系列60−1によって通信端末又は他のCSとの通信及び音声データの合成を行っているが、故障等により使用できない場合には、予備系列60−2に切り替えて用いることで本系列60−1と同様の処理を行うことができる。
【0088】
CS60のうち本系列60−1の構成を説明すると、本系列60−1は制御部61と、タイムスイッチ62と、受信ボタン・トーン処理部63と、音声合成部64と、入出力制御部65とから構成される。尚、予備系列60−2も本系列60−1と同一の構成となっている。またCS60には、両系列に共通の装置として、送受信制御部71が設けられている。
【0089】
制御部61は、図1の制御部に相当し、CS60内の各装置や、送受信制御部71を介してSCS72内の各通信端末との通信インターフェース75−1〜75−nに制御命令を発信することにより、PBX端末と他の通信端末、あるいは他の通信端末間の通信制御を行う。
CS60で認識できる通信端末又はグループ会議の呼び出し番号(広域グループ呼び出し番号も含む)等の登録情報を格納している点も図1の制御部と同様である。
【0090】
タイムスイッチ62は、図1の時分割スイッチに相当し、グループ会議通話において、制御部11の制御命令に基づいて出力先のハイウエイ/チャネルを時分割で切り替えることにより、音声合成部64から出力された各通信端末からの合成音声データを送信先の通信端末へ出力する。
【0091】
受信ボタン・トーン処理部63は、制御部11の制御命令に基づいてプッシュボタン信号の受信処理やトーンの発生処理を行い、通信端末との接続処理等の際に処理結果を送信する。
【0092】
音声合成部64は、図1の会議トランクに相当し、グループ会議通話において、各通信端末からの音声データを合成して、合成結果をタイムスイッチ62に出力する。音声合成部64の構成は、図2で示される会議トランクの構成と同一である。
【0093】
入出力制御部65は、SCS72への音声データ又は制御命令信号の入出力制御を行う装置であり、送受信制御部71は光伝送通信におけるデータの送受信を制御する装置であり、SCS72を介した通信端末とのデータの送受信を行う。入出力制御部65と送受信制御部71はそれぞれ、図1の制御部とSCSインターフェースに相当する。
【0094】
また、CS60において、制御部61と入出力制御部65とは内部LANで接続されており、この内部LANはCS60の外部にある機器への接続が可能である。外部の機器として、管理用コンソール、アラームパネル又は位置検索端末等に接続することで、グループ会議通話の通信範囲や通信負荷状況等を監視することができる。
またタイムスイッチ62、受信ボタン・トーン処理部63及び音声合成部64と、送受信制御部71の間はそれぞれ32MbpsのPCMハイウェイによって接続されており、音声データの合成処理を高速で行うことができる。
【0095】
一方、SCS72は送受信制御部73と、専用線インターフェース(図では専用線I/F)74と、端末インターフェース(図では端末I/F)75−1〜75−nとから構成されている。また端末インターフェース75−1〜75−nには副数種の通信端末が接続されているが、図10では省略している。
送受信制御部73は、CS60の送受信制御部71と同様、光伝送通信におけるデータの送受信を制御する装置であり、送受信制御部71とペアで光伝送によるデータの送受信を行う。
【0096】
専用線インターフェース74は、専用線を介したデータの送受信を制御する装置であり、専用線インターフェース74には、他のCSに接続されているSCSや、PBXが接続されている。
端末インターフェース75−1〜75−nは、各種の通信端末とのデータの送受信を制御する装置である。端末インターフェース75−1〜75−nは通信端末の種類によって異なるものを用いている。また端末インターフェース75−1〜75−nには、通信端末の他に管理用のコンソールなどを接続してもよい。
SCS72において、送受信制御部73と専用線インターフェース74及び端末インターフェース75−1〜75−nの間は2MbpsのPCMハイウェイが接続されており、各種通信端末又はCSとの音声データの高速通信が可能である。
【0097】
本発明の通信システムの実施例における広域グループ会議通話の動作については、通話接続の際に受信ボタン・トーン処理部63を用いてプッシュボタン信号の受信処理やトーンの発生処理を行うことを除けば、既述した実施の形態又は運用例の動作と同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0098】
本発明の通信システムの実施例によれば、CS60を本系列と予備系列の二重化したと構成することにより、故障等により一方の系列が使用できなくなった場合でも安定してグループ会議通話の制御を行うことができる。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の通信端末を認識し、通信端末における通話を制御すると共に、複数の通信端末内で構成されるグループ内でのグループ会議通話を制御する通信中継局を複数備え、異なるグループに属する通信端末間のグループ会議通話が可能な通信システムであって、複数の通信中継局の中で、通信中継局をまたがって広域にグループ会議通話が為される広域グループを管理し、広域グループ会議を行う権限を持つ広域グループ呼び出し特番と自通信中継局が管理するグループ呼び出し特番と当該特番に対応するメンバーの呼び出し番号を記憶する特番テーブルを備え、特番テーブルに記憶する広域グループ呼び出し特番が呼び出される広域グループ会議呼出を受けると特番テーブルに基づいて広域グループ呼び出し特番に対応した関連するグループの通信中継局へ広域グループ会議開催を通知し、当該通知に応答があった通信中継局との通信を確立する通信中継局を広域通信中継局とし、グループ内の通信端末から広域グループ会議呼出を受けた通信中継局は、広域グループ呼び出し特番とグループ呼び出し特番とメンバーの呼び出し番号を記憶する特番テーブルに基づいて広域通信中継局に当該広域グループ会議呼出の広域グループ呼び出し特番を発信し、広域通信中継局から広域グループ会議開催の通知を受けると、特番テーブルに記憶するグループ呼び出し特番に対応するメンバーの呼び出し番号に基づいて、広域グループ会議呼出を発信した通信端末を除いて当該広域グループに属する当該グループのメンバーの通信端末に通知を送信し、更に当該通知への応答を広域通信中継局に送信する通信中継局である通信システムとすることにより、複数の通信中継局との間で広範囲に渡り大規模なグループ会議通話を行うことができる効果がある。
【0100】
また、本発明によれば、各通信中継局は、広域グループ会議通話時に、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを合成して広域通信中継局に送信し、音声データを送信元となる通信端末を除いた通信端末に送信すると共に、広域通信中継局から受信した音声データを通信端末に送信する通信中継局であり、広域通信中継局は、各通信中継局から送信された音声データの内で、音声データの送信元となる通信中継局からの音声データを除いた音声データの合成を各通信中継局に対応して行い、送信元の通信中継局各々に対応して送信する広域通信中継局であって、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを各通信中継局に送信する音声データに合成して送信すると共に、自局内の通信端末の音声データを送信元となる通信端末を除いた自局内の通信端末に送信すると共に、他の全ての通信中継局から受信した音声データを合成して自局内の通信端末に送信する広域通信中継局である上記通信システムとすることにより、広域グループ会議通話時に会議に参入している各々の通信端末は他の通信端末の音声データを全て受信することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る、異なる二つのCS間における広域グループ会議を行う通信システムの構成ブロック図である。
【図2】会議トランク13の構成ブロック図である。
【図3】会議トランク13における音声データの合成処理過程を示した図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る通信システムを用いた通信ネットワーク構成図である。
【図5】図4の通信ネットワークで用いられるCS及び通信端末の呼び出し番号の一覧表を示した図である。
【図6】広域グループ呼び出し通知時の各CSの会議トランクに収容される呼び出し番号の情報を示した図である。
【図7】上述した広域グループ呼び出し動作における通信状況を表した図である。
【図8】広域グループ会議通話の終了の際の各CSの会議トランクに収容される呼び出し番号の情報を示した図である。
【図9】広域グループ会議通話への参入の際の各CSの会議トランクに収容される呼び出し番号の情報を示した図である。
【図10】本発明の通信システムの実施例の構成ブロック図である。
【図11】グループ会議を行う従来の通信システムの構成ブロック図である。
【符号の説明】
10,20,41,43,46,60,80…中央装置、 11,21,61,66,81…制御部、 12,22,82…時分割スイッチ、 13,23,83…会議トランク、 14,24,84…副装置インターフェース、 15,25,72,85…副装置、 31…データ出力時分割スイッチ、 32…音声合成LSI、 33…MPU、 42,44,46,94…PBX、 51,52,54,55,59,92…無線端末、 53,57,58,95…内線端末、 56,93…有線電話器、 62,67…タイムスイッチ、 63,68…受信ボタン・トーン処理部、 64,69…音声合成部、 65,70…入出力制御部、 71,73…送受信制御部、 74…専用線インターフェース、 75…端末インターフェース、 91…基地局

Claims (13)

  1. 複数の通信端末を認識し、前記通信端末における通話を制御すると共に、前記複数の通信端末内で構成されるグループ内でのグループ会議通話を制御する通信中継局を複数備え、異なるグループに属する通信端末間のグループ会議通話が可能な通信システムであって、
    前記複数の通信中継局の中で、通信中継局をまたがって広域にグループ会議通話が為される広域グループを管理し、広域グループ会議を行う権限を持つ広域グループ呼び出し特番と自通信中継局が管理するグループ呼び出し特番と当該特番に対応するメンバーの呼び出し番号を記憶する特番テーブルを備え、前記特番テーブルに記憶する広域グループ呼び出し特番が呼び出される広域グループ会議呼出を受けると前記特番テーブルに基づいて前記広域グループ呼び出し特番に対応した関連するグループの通信中継局へ広域グループ会議開催を通知し、当該通知に応答があった通信中継局との通信を確立する通信中継局を広域通信中継局とし、
    前記グループ内の通信端末から広域グループ会議呼出を受けた通信中継局は、広域グループ呼び出し特番とグループ呼び出し特番とメンバーの呼び出し番号を記憶する特番テーブルに基づいて前記広域通信中継局に当該広域グループ会議呼出の広域グループ呼び出し特番を発信し、前記広域通信中継局から広域グループ会議開催の通知を受けると、前記特番テーブルに記憶するグループ呼び出し特番に対応するメンバーの呼び出し番号に基づいて、前記広域グループ会議呼出を発信した通信端末を除いて当該広域グループに属する当該グループのメンバーの通信端末に前記通知を送信し、更に当該通知への応答を前記広域通信中継局に送信する通信中継局であることを特徴とする通信システム。
  2. 各通信中継局は、広域グループ会議通話時に、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを合成して広域通信中継局に送信し、前記音声データを送信元となる通信端末を除いた通信端末に送信すると共に、前記広域通信中継局から受信した音声データを前記通信端末に送信する通信中継局であり、
    前記広域通信中継局は、前記各通信中継局から送信された音声データの内で、音声データの送信元となる通信中継局からの音声データを除いた音声データの合成を各通信中継局に対応して行い、前記送信元の通信中継局各々に対応して送信する広域通信中継局であることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 広域通信中継局は、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを各通信中継局に送信する音声データに合成して送信すると共に、
    前記自局内の通信端末の音声データを送信元となる通信端末を除いた前記自局内の通信端末に送信すると共に、前記他の全ての通信中継局から受信した音声データを合成して前記自局内の通信端末に送信する広域通信中継局であることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 通信中継局と、広域通信中継局とを有し、通信中継局と広域通信中継局はそれぞれ、中央装置と副装置とを備え、前記複数の副装置をメッシュ接続する専用線とを有する通信システムであって、
    前記中央装置内の送受信制御部と前記副装置内の送受信制御部は、光ケーブルで接続されて音声データ及び制御命令信号の送信が可能であり、前記光ケーブルは、本系列及び予備系列とに対応させるため経路は二重化された構成となっており、
    前記通信中継局は、複数の通信端末を認識し、通信端末における通話を制御すると共に、前記複数の通信端末内で構成されるグループ内でのグループ会議通話を制御する通信中継局であり、
    前記広域通信中継局は、前記中央装置の広域グループ会議通話の通信制御を行うセンター局とし、広域グループ呼び出しがあると、各中央装置で管理しているグループのメンバーの通信端末を呼び出し、応答のあった通信端末間で広域グループ会議通話を行う広域通信中継局であり、
    前記通信中継局の副装置は、自局内の各通信端末と当該通信中継局の中央装置との間の通信データの送受信を行い、前記広域通信中継局の副装置との間で通信データの送受信を行う副装置であり、
    前記通信中継局の中央装置は、自局内で複数の通信端末を認識し、前記通信端末における通話を制御すると共に、前記複数の通信端末内で構成されるグループ内でのグループ会議通話を制御すると共に、前記グループ内の通信端末から広域グループ会議呼出を受けると、自局の副装置を介して前記広域通信中継局に当該広域グループ会議呼出を発信し、前記広域通信中継局から当該副装置を介して広域グループ会議開催の通知を受けると前記広域グループ会議呼出を発信した通信端末を除いて当該広域グループに属する、自局内のグループの通信端末に当該副装置を介して前記通知を送信し、更に当該通知への応答を前記広域通信中継局に当該副装置を介して送信する中央装置であり、
    前記広域通信中継局の副装置は、自局内の各通信端末と当該広域通信中継局の中央装置との間の通信データの送受信を行い、前記通信中継局の副装置との間で通信データの送受信を行う副装置であり、
    前記広域通信中継局の中央装置は、自局内で複数の通信端末を認識し、前記通信端末における通話を制御すると共に、前記複数の通信端末内で構成されるグループ内でのグループ会議通話を制御すると共に、前記通信中継局をまたがって広域にグループ会議通話が為される広域グループを管理し、他の中央装置で管理されているグループのメンバーの通信端末を呼び出し、広域グループ会議を行う権限を持つ広域グループ呼び出し特番が呼び出されると、関連するグループの通信中継局に前記広域通信中継局の副装置を介して広域グループ会議開催の通知を発信すると共に、自局の通信端末には広域グループ会議呼出を発信した通信端末を除いて広域グループ会議開催の通知を発信し、当該通知に応答があった通信中継局及び自局内の通信端末との通信を確立する中央装置であることを特徴とする通信システム。
  5. 各通信中継局の中央装置は、広域グループ会議通話時に、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを合成して自局の副装置を介して広域通信中継局に送信し、前記音声データを送信元となる通信端末を除いた通信端末に送信すると共に、前記広域通信中継局から受信した音声データを前記通信端末に送信する通信中継局の中央装置であり、
    前記広域通信中継局の中央装置は、前記各通信中継局から送信された音声データの内で、音声データの送信元となる通信中継局からの音声データを除いた音声データの合成を各通信中継局に対応して行い、自局の副装置を介して前記送信元の通信中継局各々に対応して送信する広域通信中継局の中央装置であることを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 広域通信中継局の中央装置は、広域グループ内の自局で認識する通信端末の音声データを各通信中継局に送信する音声データに合成して送信すると共に、
    前記自局内の通信端末の音声データを送信元となる通信端末を除いた前記自局内の通信端末に送信すると共に、前記他の全ての通信中継局の中央装置から受信した音声データを合成して前記自局内の通信端末に送信する広域通信中継局の中央装置であることを特徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. 各中央装置は、広域グループの音声データを合成する会議トランクと、前記合成された合成音声データを送信先毎に時分割で切り替えて出力する時分割スイッチと、前記会議トランク及び前記時分割スイッチの制御を行う制御部とを備え、
    前記会議トランクは、各通信中継局から送信された音声データの内で、音声データの送信元となる通信中継局からの音声データを除いた音声データの合成を各通信中継局に対応して行う会議トランクであり、
    前記時分割スイッチは、前記対応して合成された音声データを送信元の通信中継局各々に対応して送信する時分割スイッチであり、
    前記制御部は、前記時分割スイッチに対しては、合成された音声データの出力先及び出力するハイウェイ/チャネルの制御命令を、会議トランクに対しては、出力先毎に合成する対象の音声データを決定する制御命令を、それぞれ出力する制御部であり、
    前記広域中継局の制御部は、他の中央装置で管理されるグループの情報が登録されており、自局のグループ及びこれらのグループで構成される広域グループを認識する制御部であることを特徴とする請求項5又は6記載の通信システム。
  8. 会議トランクは、音声合成時分割スイッチと、音声合成回路と、前記音声合成時分割スイッチ及び前記音声合成回路を制御するMPUとを備え、
    前記音声合成時分割スイッチは、前記MPUの制御に基づいて副装置インターフェースから出力された各通信端末の音声データを時分割で切り替えて前記音声合成回路に出力し、前記音声合成回路で合成された音声データを時分割で切り替えて時分割に出力する音声合成時分割スイッチであり、
    前記音声合成回路は、前記MPUの制御に基づいて、前記音声合成時分割スイッチから出力された音声データを合成し、合成した音声データを前記音声合成時分割スイッチに出力する音声合成回路であり、
    前記MPUは、前記音声合成時分割スイッチ及び前記音声合成回路に対して、合成対象となる音声データの選択及び音声データの入出力のタイミングの制御を行うMPUであることを特徴とする請求項7記載の通信システム。
  9. 各通信中継局は、広域グループ会議通話時に、他の通信中継局から送信された音声データと、自局のグループのメンバーの通信端末からの音声データのうち、音声データの送信元の通信端末から音声データ以外の音声データを会議トランクにおいて時分割に合成し、合成した音声データを時分割で自局のグループの通信端末に出力することを特徴とする請求項7記載の通信システム。
  10. 各中央装置において、中央装置の認識できる通信端末は、特番テーブルに記憶されているグループ呼び出し番号に基づいて、呼び出し番号に対応するグループのメンバーの通信端末を呼び出し、対象となるグループのメンバーの他の通信端末を一斉に呼び出すことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  11. センター局である広域中継局の中央装置は、自局のグループのメンバーの通信端末全てが通信を終了しても、他の中央装置が参入している限り広域グループ会議通話を終了せず、参入している他の中央装置において、グループのメンバーの通信端末が全て通信を終了すると、該当する中央装置との通信を終了することを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  12. 中央装置は、制御部の制御命令に基づいてプッシュボタン信号の受信処理やトーンの発生処理を行い、通信端末との接続処理等の際に処理結果を送信する受信ボタン・トーン処理部を有することを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  13. 中央装置は、外部の機器として、管理用コンソール、アラームパネル又は位置検索端末等に接続することで、グループ会議通話の通信範囲や通信負荷状態を監視することを特徴とする請求項4記載の通信システム。
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