JPH10327467A - ワイヤレスインターカムシステム及びこれに適するphs端末装置 - Google Patents

ワイヤレスインターカムシステム及びこれに適するphs端末装置

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JPH10327467A
JPH10327467A JP9136622A JP13662297A JPH10327467A JP H10327467 A JPH10327467 A JP H10327467A JP 9136622 A JP9136622 A JP 9136622A JP 13662297 A JP13662297 A JP 13662297A JP H10327467 A JPH10327467 A JP H10327467A
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JP
Japan
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call
group
group call
mobile station
message
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Application number
JP9136622A
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English (en)
Inventor
Yoichi Hijikata
洋一 土方
Masaru Oshima
賢 大嶋
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グループ通話未参加の移動局(PS)を主装
置(EX)がページングするシステムに比べ、接続所要
時間が短く、グループ通話確立時間が短く、利便性が高
く、処理が単純で、事業所用PHSとしての運用が可能
で、トラフィックが少ないワイヤレスインターカムシス
テムを実現する。 【解決手段】 電源投入等に応じPSがメッセージを無
線送信し、CSからリンクチャネルの割り当てを受けた
上で、“特番”及び“グループ番号”をその着番号情報
要素中に含む呼設定メッセージを送信する。認証要求及
びこれへの応答の手順をふまえた上で、EXが呼設定メ
ッセージ中の着番号情報要素を解析し、“特番”が含ま
れている場合に、“グループ番号”に対応するグループ
通話回線に、PSを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の移動局が基
地局を介しグループ通話を行うワイヤレスインターカム
システムや、このシステムに適するPHS端末装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】事業所内に配置されてい
る多数の人員の間でリアルタイムに効率的な情報交換・
流通を行うことは、一般に、その事業所における生産性
の向上やその事業所が提供する商品・サービスの付加価
値を高めるのに有効である。
【0003】例えば、劇場・コンサート会場・レジャー
ランド・パチンコ店等のように場内の整理・警備のため
に人員が分散配置されている事業所では、配置されてい
る人員の間で場内の混雑・人間の流れ・挙動不審人物の
所在等に関する情報をリアルタイムにかつ効率的に交換
できれば、状況に応じた的確な対処が可能になり、利用
者のスムーズな入退場や場内の平穏・安全の維持の面
で、サービスを向上させることができる。また、テレビ
スタジオ等のように、目的とする作業に関わる多数の人
員がそれぞれ担当の部署に分散配置されている事業所で
は、作業の進捗状況や現時点で必要とされている動作に
関する情報をリアルタイムにかつ効率的に交換できれ
ば、多数の人員による共同作業を迅速且つ的確に進める
ことができ、提供すべき商品(テレビスタジオの場合番
組)の品質を高めると同時にそのコストも低減できる。
【0004】ワイヤレスインターカムシステムは、この
ような要請に応えうるシステムとして開発されている。
即ち、各人員にそれぞれ無線端末を携帯させ、この端末
の集合(グループ)内で無線通信を行うことにより、音
声情報をリアルタイムにかつ複数の人員に対して同時的
に伝達するシステムとして構想されている。ワイヤレス
インターカムシステムを実現するのに応用できる既知の
システムとしては、音質の良いディジタル方式を用いた
PHS(Personal Handy-phone System)がある。PH
Sには、公衆が使用できる公衆用PHSと、事業所に所
属する人員のみが使用できる事業所用PHSとがある。
事業所用PHSでは、比較的狭い覆域(セル)を有する
無線装置である基地局(CS:Cell Station)を、事業
所の各所に固定的に設けておくと共に、所属人員各々に
携帯無線端末の一種である移動局(PS:Personal Sta
tion。以下、PHS端末とも呼ぶ)を携帯させ、更に、
一般に複数設けられているCSの間を接続するため主装
置(EX:Exchanger)を設ける。従って、グループを
構成する複数のPSの間で同時音声通信(グループ通
話)ができるよう通話路を制御する機能を、EXに持た
せることができれば、事業所用PHSという既存のシス
テムを利用して比較的簡易且つ安価にワイヤレスインタ
ーカムシステムを実現することができる。
【0005】グループ通話できるよう通話路を制御する
手法としては、従来から知られているページングを利用
できる。例えば、グループ通話に参加する資格があるけ
れども現時点ではまだ参加していないPSがある場合
に、EXがそのPSに対する呼設定メッセージをCSか
ら送信させ(PSに対する呼びかけ:ページング)、こ
の呼設定メッセージに対しそのPSが呼設定受付メッセ
ージを以て応答したときに、そのPSをグループ通話に
参加させる、という手順が考えられる。しかし、このよ
うにページングを用いる場合、回避できないいくつかの
問題が発生する。
【0006】第1に、ページングに利用できる無線回線
の資源には限りがあるため、ページングを行う手順では
無線回線の空きを待つ必要があり、PSを迅速にグルー
プ通話に参加させるのが難しい。特に、グループ通話未
参加のPSが多数存在するときには、グループ通話の確
立に特に時間がかかる。第2に、ページングを行うべき
か否かを調べるため、グループ通話未参加のPSが存在
するか否かをEXが常時監視しなければならないし、ま
た、ページングにて呼びかける相手がどのPSかを特定
するため、グループ通話未参加のPSはどれかについて
も、EXが常時監視しなければならない。従って、EX
の動作手順が複雑になってしまう。第3に、PSを通常
のPHS端末として使用した後オンフックすると、その
PSは直ちにページングに応答可能な状態になるから、
さほど時間をおかないうちに自動的に又はオフフックに
てグループ通話に突入してしまう。従って、通常のPH
S端末として使用した直後に使用者の意志にかかわらず
グループ通話が始まってしまうことになり、不便であ
る。
【0007】第4に、ページングを行うには、グループ
通信に参加する資格を有するPSがどれかといった情報
を、EXが保持していなければならない。特に、グルー
プが複数存する場合には、どのPSがどのグループに参
加する資格を有するのかに関する情報も、EXが保持し
ていなければならない。従って、EXにこれらの情報を
与える手段が必要になってしまう。仮に、これらの情報
をPSとの無線通信にてEXに与えることとした場合、
無線トラフィックの増大が生じてしまう。また、EXに
別途何らかの設定操作を施しこれらの情報を与えること
とした場合、参加先グループを変更するといった処置を
容易には実行できない。第5に、ページングに対する応
答がない場合、再度ページングが行われることになるか
ら、トラフィックの問題が発生する。
【0008】
【発明の概要】本発明の目的は、ページングを用いない
でグループ通話を確立維持することが可能なワイヤレス
インターカムシステムを実現すること、即ちグループ通
話を迅速に確立でき、EXの動作手順が単純で、使用者
の意志にかかわらずグループ通話が始まってしまうこと
がなく、トラフィックが少なく、容易に参加先グループ
を変更できるワイヤレスインターカムシステムを実現す
ることにある。本発明の目的は、そのようなワイヤレス
インターカムシステムを事業所用PHSの応用にて実現
することにある。本発明の目的は、本発明のワイヤレス
インターカムシステムに適するPHS端末装置を実現す
ることにある。本発明の目的は、グループ通話の際のP
S接続所要時間をも短くすることにある。
【0009】本発明に係るワイヤレスインターカムシス
テムは、構内を移動する使用者により携帯される複数の
PS、構内の所定箇所に配設されそれぞれその覆域内に
存するPSと無線通信する所定個数のCS、及びEXを
備える。本発明の特徴の一つは、各PSが、EXに対し
それぞれ自発的にグループ通話を要求することにある。
EXは、いずれかのCSを介してグループ通話を自発的
に要求したPSを、グループ通話に逐次参加させる。こ
のように、システムを構成する複数のPSの部分又は全
体集合である複数のPSの間でCS及びEXを介して行
われるグループ通話を、各PSからの自発的な要求によ
って成立させ維持することにより、本発明においては、
グループ通話確立のためにEXからのページングを行う
必要がなくなる。
【0010】従って、グループ通話未参加のPSが多数
存在するときでも、単に各PSからの要求を待つのみで
よく、ページング用の無線回線の状態の影響を受けるこ
とがないから、グループ通話を短い時間で確立すること
が可能になる。また、EXがグループ通話状態を常時監
視する必要がないため、EXの動作手順を簡素化でき
る。更に、PSがその自発的な要求に応じてグループ通
話に参加していく手順であるため、使用者の意志にかか
わらずグループ通話が始まることはなく、高い使用性を
実現できる。また、ページングに代えてPSからの要求
という手順を採用しているため、グループ通話確立のた
めのトラフィックが軽くなるともに、接続所要時間も短
くなる。なお、本願出願人の計測によれば、事業者用P
HSを利用した場合、接続所要時間の平均値は、ページ
ング利用時(着呼による接続)の3.113秒に対し本
発明(発呼による接続)の1.072秒というように、
顕著に短くなっている。
【0011】また、本発明においては、PSがその自発
的な要求に応じてグループ通話に参加していく手順であ
るため、グループ通信に参加する資格を有するPSがど
れか、どのPSがどのグループに参加する資格を有する
のかといった情報をEXが保持する必要がなく、無線ト
ラフィックを抑制できまた参加先グループの変更等も容
易になる。例えば、グループ通話を要求する際にPSが
参加先のグループを特定し、EXが、特定されたグルー
プでのグループ通話に要求元のPSを参加させるように
すれば、グループ通信に参加する資格を有するPSがど
れか、どのPSがどのグループに参加する資格を有する
のかといった情報をEXが保持していなくてもグループ
通話を成立させることができるし、PSがその使用者の
希望するグループに随時参加することが可能になる。そ
の際に、無線トラフィックの問題は生じない。更に、グ
ループ通話に参加できるPSの上限個数を(グループ毎
に)EXに設定し、これを上回る個数のPSから要求が
あったときに上限個数を超えたPSについてグループ通
話への参加を拒否するようにすれば、同一グループに多
数のPSが参加してしまい使用者が混乱することを防ぐ
こともできる。
【0012】また、グループ通話に係るグループの個数
や各グループに参加できるPSの上限個数が設定された
ときに、EX内部に存する音声信号を入出力するための
複数の音声入出力ポートを、これら設定された情報に応
じてそれぞれいずれかのグループに対応する複数の音声
入出力ポート群にグルーピングする構成とした場合、グ
ループ通話に参加させるPSをそのPSが特定したグル
ープに対応する音声入出力ポート群に属する音声入出力
ポートに接続し、そのPSからの音声信号をその音声入
出力ポートに入力させかつその音声入出力ポートからそ
のPSへの音声信号を出力させる、といった比較的単純
な音声合成処理により、グループ通話時の音声信号伝送
路を提供できる。特に、PCM音声を用いている場合等
には、いずれのPSも接続されていない音声入出力ポー
トに無音状態の音声信号であるサイレントトーンを入力
し、同じ音声入出力ポート群に属する他の音声入出力ポ
ートに入力された音声信号を総和し各音声入出力ポート
から出力させるという単純な処理でよい。なお、本発明
は、単一グループしか提供できないシステムとしても実
現できる。
【0013】本発明においては、上述のように、PSが
自発的にグループ通話を要求する。ここでいう「自発
的」は、CSやEXの動作状態とは独立にPSの内部で
発生したイベントに応じて要求する、CSやEXの動作
状態とは独立に使用者からの指示として発生したイベン
トに応じて要求する、といった要求態様を意味してい
る。そのような「自発的」要求を引き起こすイベントと
しては、電源を投入するためのスイッチを使用者が操作
したこと、インターカムモードへの切替を指令するため
のスイッチを使用者が操作したこと等がある。更に、通
常のPHS端末装置としても使用できるPSを用いてい
るときには、グループ通話を要求することを示す特番を
使用者がダイヤルしたことも、「自発的」要求を引き起
こすイベントとして規定できる。従って、本発明におい
ては、グループ通話を要求する際に使用者が難しい操作
を行う必要がなく、様々な状況から様々なやり方でグル
ープ通話に参加することができ、かつ、グループからグ
ループへと容易に“渡り歩く”こともできる。
【0014】また、本発明は、上述したワイヤレスイン
ターカムシステムに適するPHS端末装置として、実現
することができる。PHS端末装置では、通常、呼設定
メッセージ及びこれへの応答たる呼設定受付メッセージ
をPSとCSとの間で無線にて取り交わす段階を含む手
順により、呼を成立させる。本発明に係るPHS端末装
置は、グループ通話を自発的に要求する際、グループ通
話を要求する呼設定メッセージを送信する。このPHS
端末装置は、この呼設定を受け付けた旨を示す呼設定受
付メッセージを無線受信した後(所定の認証手順等をへ
て)、グループ通話に係る音声信号の無線送受信を開始
する。また、電源が投入されていない期間もその記憶内
容を維持するメモリを設けておき、このメモリを、グル
ープ通話を要求する呼設定メッセージの一部として送信
すべき情報(グループ番号等)を保存するために用いる
ようにするのが好ましい。このようにすれば、例えば、
使用者のダイヤル操作に応じてメモリの内容を書き換
え、次回の参加先グループを前回の参加先グループとは
異なるものにすること等が、可能になる。
【0015】以下、本発明の好適な実施形態に関し図面
に基づき説明する。なお、以下の説明ではPHSを前提
とするが、本発明はディジタルコードレス電話システム
一般に適用できる。また、本発明は、「グループ通話確
立方法」「ディジタルコードレス電話機」「携帯通信端
末装置」等として把握及び表現することができる。かか
る表現への変更は、本願の開示内容を参照した当業者に
は、容易になしうる事項である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態に係
るワイヤレスインターカムシステムの構成を示す。本実
施形態は事業所用PHSを利用して構築したシステムで
あり、従来の事業所用PHSと同様、例えばPS―P
S、PS―CS―EX―CS―PSといった1対1通話
サービスを提供できるシステムとして設計されている。
そのため、利用者1によって携帯されるPS2と事業所
内の各所に固定的に配設されているCS3との間の無線
接続はARIB標準STD―28に準拠しており、CS
3とこのCS3を経る通話路を制御するEX4との間の
有線接続はTTC標準JT―Q931―bに準拠してい
る。更に、EX4は、構内交換機(PBX:Private Br
anch Exchange)5を介して、内線電話機6や公衆電話
交換網(PSTN:Public Switched Telephone Networ
k)7に接続される。従って、PS―CS―EX―PB
X―内線、PS―CS―EX―PBX―PSTN―外線
といった1対1通話も可能である。なお、図中の保守端
末8は、EX4の保守や機能設定のための端末であり、
パーソナルコンピュータ等にて実現できる。
【0017】図1に示すシステムは、更に、いくつかの
PS2がグループを構成し、そのグループ内のPSがP
S―CS―EX―CS―PSという通話路を介し同時的
に通話するというグループ通話サービスも提供できるよ
う、設計されている。また、本システムは、図1中の破
線及び一点鎖線で示されているように複数のグループ9
を形成できるよう設計されている。更に、このシステム
は、グループ通話に参加するタイミング及び参加先のグ
ループをPS2側で決定し、EX4側ではこれらについ
ては原則として管理しないようにしている。
【0018】まず、図2に示すように、あるPS2にお
いてその電源ボタンがオン操作されると(P1)、その
PS2の状態は電源オフ状態(S1)からインターカム
モード(S2)へと遷移する。インターカムモード(S
2)へと遷移したPS2は、自動的に、図3に示すプロ
トコルシーケンスに則った通信を行う。図3に示すシー
ケンスでは、まず、PS2がリンクチャネル確立を要求
し、この要求を無線受信したCS3が要求元のPS2に
リンクチャネルを割り当て、割り当てを受けた後PS2
が呼設定メッセージを送信する。呼設定メッセージを受
信したCS3はその呼設定メッセージをEX4に送り、
EX4はこれを受け付けたことを示す呼設定受付メッセ
ージをCS3を介しPS2に無線送信する。その後、認
証要求(EX→CS→PS)及びこれに対する応答(P
S→CS→EX)を経て認証が好適に終了したとき、E
X4は先に受信した呼設定メッセージ中の着番号情報要
素を解析する。認証が成立しなかったときには、EX4
は切断復旧手順を実行する。
【0019】ここに、本システムで使用する呼設定メッ
セージの構成は従来の事業所用PHSにおけるそれと概
ね同様の構成を有しているが、図2中の操作P1に応じ
て呼設定メッセージを送信するときには、PS2は、利
用者1がダイヤルした電話番号ではなく“特番”及び
“グループ番号”を、着番号情報要素にセットする。
“特番”はグループ通話を要求するコードであり、着番
号の解析によって“特番”を検出したとき、EX4は、
要求元のPS2をグループ通話回線に接続する処理を行
い、CS3を介し要求元のPS2に応答メッセージを送
信する。更に、このグループ通話回線は、複数のグルー
プ9を形成できるよう複数設けられており、EX4は、
“グループ番号”によって特定されるグループ9に対応
したグループ通話回線に、要求元のPS2を接続する。
しかる後、PS2は、グループ通話に係る音声信号の無
線送受信を開始できるようになる(図4(a))。な
お、グループ通話を実行している状態でPS2がシステ
ムのサービスエリアを脱したのち、再度サービスエリア
に戻ってきた場合、そのPS2とグループ通話回線との
接続は維持されているから、直ちにかつ自動的に、グル
ープ通話に復帰できる。
【0020】また、本システムでは、第2の電源ボタン
たる特殊ボタンをPS2に設け、電源オフ状態で利用者
1がこの特殊ボタンを操作したときに(図2:P2)、
そのPS2を通常モード(S3)に遷移させている(図
4(d))。ここでいう通常モードとは、従来の事業所
用PHSでも提供していた1対1通話サービスを行うモ
ードである。通常モードでは、利用者1がダイヤル操作
を行うとこれに応じて図3に示すプロトコルシーケンス
が実行される。但し、この場合は、着番号情報要素には
利用者1がダイヤルした電話番号をセットする。逆に言
えば、本システムでは、通常モード時でも、“特番”及
び“グループ番号”をダイヤルすることにより、マニュ
アルで、グループ通話を要求することができる(図4
(c))。このように、特殊ボタンを設けることによっ
て、本システムでは、インターカムモードでの起動を必
要に応じて回避できるから、事業所外等でPS2をPH
S端末として使用するときに電源投入に応じてインター
カムモードで起動してしまうといった不具合を防止でき
る。また、本来はダイヤルした電話番号をセットするべ
き着番号情報要素を利用して、グループ通話を要求する
システム構成であるため、PS2を通常モードで起動し
ても、ダイヤル操作により必要に応じてグループ通話に
参加することができる。
【0021】更に、本システムでは、インターカムモー
ドから通常モードへ及びその逆へと、PS2の動作モー
ドを利用者1がマニュアルで切り替えられるよう、PS
2にモード切替ボタンを設けている。即ち、インターカ
ムモード時に利用者1がモード切替ボタンを操作すると
(図2:P3)、PS2は通常モードへ遷移する(図4
(e))。従って、PS2を操作P1によりインターカ
ムモードで起動したときでも、利用者1の必要に応じて
通常モードに移行できる。逆に、通常モード時に利用者
1がモード切替ボタンを操作すると(図2:P3)、P
S2はインターカムモードへ遷移する。従って、PS2
を操作P2により通常モードで起動したときでも、利用
者1の必要に応じてインターカムモードに移行できる。
更に、本システムでは、インターカムモードに遷移した
とき、操作P1による電源投入時と同様、グループ通話
を自動的に要求するようにしている(図4(b))。従
って、モード切替ボタンの操作のみでグループ通話に移
行できるため、使用性がよい。なお、利用者1が電源ボ
タンをオフ操作すると(図2:P4)、PS2は電源オ
フ状態(S1)に遷移する。
【0022】このように、本システムでは、EX4がグ
ループ通話未参加のPS2をページングするのではな
く、電源投入やモード切替といったイベント、即ちPS
2の内部にて発生した又は利用者1の操作に起因したイ
ベントに応じて、各PS2が自発的にグループ通話を要
求するようにしている。従って、本システムでは、ペー
ジングチャネルが空くのを待つ期間が生じないためグル
ープ通話を短時間で成立させることができる。また、ペ
ージングが不要であるため、呼を接続するための無線ト
ラフィックも軽減される。更に、ページングを行う必要
がないため、グループ通話に参加する資格のあるPS2
はどれか、参加する資格のあるPS2のうち現在参加し
ていないPS2はどれか、といった情報を、EX4が保
持する必要はない。従って、これらの情報をEX4に与
え又はEX4が獲得するための手順が必要でないから、
無線による位置登録のトラフィックが軽減され、またE
X4によるグループ通話状態の監視が不要になる。更
に、インターカムモードを脱した後オフフックするのみ
で自動的にグループ通話に突入してしまうようなことも
ない。また、着信ではなく発信による接続であるため、
PS2がグループ通話回線に接続するのに要する時間が
短くなる。更に、利用者1がダイヤル操作によって与え
た“グループ番号”を記憶しておく電源バックアップ付
のメモリ又は書き換え可能な不揮発性メモリを設けてお
くようにすれば、EX4の設定を変更することなく簡便
な操作で、参加先のグループを利用者1の意志に従い適
宜変更できる。
【0023】図5に、本システムに適するPS2の一例
構成を示す。この図のPS2は、PS2全体の機能を制
御すると共に音声に関する信号処理を実行する処理・制
御部21、利用者1がダイヤルした番号や各種のメッセ
ージを処理・制御部21による表示制御の下に表示する
表示部22、処理・制御部21から供給されるメッセー
ジや音声信号をCS3に無線送信しまたCS3から無線
送信されたメッセージや音声信号を受信し処理・制御部
21に供給する無線回路24、これら処理・制御部2
1、表示部22及び無線回路24に電源を供給する電源
回路25、並びに利用者1が操作するボタン・キー類を
並べたキーパッド26を有している。更に、処理・制御
部21からの音声信号を電気音響変換して出力する受話
器271、利用者1の声を音響電気変換し処理・制御部
21に与える送話器272、ヘッドセット28を接続す
るためのコネクタ273及びデータ端末装置29を接続
するためのコネクタ274も設けられている。グループ
通話を実行する際には、受話器271及び送話器272
を用いても構わないが、ヘッドセット28をコネクタ2
73に接続し、ハンズフリーで使用するのが好ましい。
【0024】キーパッド26には、電話番号等を入力す
るためのキー261、PS2をインターカムモードで起
動する際利用者1がオン操作し電源をオフする際にオフ
操作する電源ボタン262、PS2を通常モードで起動
する際利用者1が操作する特殊ボタン263、インター
カムモードと通常モードの間で動作モードを切り替える
際利用者1が操作するモード切替ボタン264等が設け
られている。電源ボタン262、特殊ボタン263及び
モード切替ボタン264は、キー261とは別の部位に
設けてもよい。処理・制御部21は、特殊ボタン263
がオン操作されたときや通常モードへの移行のためモー
ド切替ボタン264が操作されたときには、従来のPH
S端末と同様の動作に移行する。処理・制御部21は、
通常モードで動作している状態では、キー261の操作
内容に応じたコード(例えば電話番号)を着番号情報要
素にセットして、図3に示した発呼シーケンスを実行
し、また、説明を省略した着呼シーケンスを実行する。
更に、処理・制御部21は、電源バックアップされた又
は書き換え可能な不揮発性メモリにより構成されたメモ
リ211を有しており、電源ボタン262がオン操作さ
れたときやインターカムモードへの移行のためモード切
替ボタン264が操作されたときに、このメモリ211
から読み出した“グループ番号”を所定の“特番”と共
に着番号情報要素にセットして、図3に示したシーケン
スを実行する。
【0025】メモリ211を使用して自動発呼(グルー
プ通話の要求)を行うには、メモリ211上に予め“グ
ループ番号”を書き込んでおかねばならない。“グルー
プ番号”の書込は、例えば図6(a)に示されるよう
に、予め定められているキーの組合せを利用者1が操作
することによってグループ番号書込機能を起動させ、そ
の後キー261の操作により利用者1が“グループ番
号”を入力し、入力した“グループ番号”をメモリ21
1に保存する、という手順で行う。また、図6(b)に
示されるように、マニュアルでグループ通話を要求した
ときキー261の操作により利用者1が入力(ダイヤ
ル)した“グループ番号”を、メモリ211に保存す
る、という手順でも行える。従って、参加先グループは
適宜利用者1が設定できる。
【0026】なお、図5では、処理・制御部21が電源
ボタン262や特殊ボタン263の状態を検出し、オン
されたことを検出すると処理・制御部21が電源回路2
5に対しPS2各部への電源供給を指令し、オンされた
ボタンの種別に応じてその後の動作モードを決める、と
いう構成を採用している。この構成に代え、電源ボタン
262や特殊ボタン263がオン操作されると電源回路
25が電源供給を開始し、オン操作されたボタンの種別
を処理・制御部21が電源供給開始後に判別し、オンさ
れたボタンの種別に応じてその後の動作モードを決め
る、という構成を採用してもよい。なお、前者を採用す
る場合、PS2各部への電源供給が断たれている間も処
理・制御部21の少なくとも一部(ボタン監視に関する
部分)を動作させ続けねばならない。
【0027】図7に、本システムに適するEX4の一例
構成を示す。この図に示すEX4は、CS3との間で、
各種のメッセージ例えば図3に示したプロトコルを構成
するメッセージや、PCMへの音声データを授受するた
めのインタフェースである基地局インタフェース41を
備えている。さらに、EX4は、基地局インタフェース
41を介してCS3から受信したメッセージを解析し、
その結果に応じて応答メッセージをCS3に送信しまた
通話路制御部42を制御する呼制御部43を備えてい
る。通話路制御部42は、呼制御部43から与えられる
音声入出力指令に応じ、CS3を介してグループ通話を
要求したPS2を音声合成部44のいずれかの音声入出
力ポートに接続し、また、音声合成部44の音声入出力
ポートのうち現在使用していない音声入出力ポートにト
ーン生成部45からのサイレントトーンすなわち無音状
態を示すPCMデータを入力する。音声合成部44は、
多数の音声入出力ポートを有しており、通話路制御部4
2を介して入力されるPS2からの音声データやトーン
生成部45からのサイレントトーンを合成して、通話路
制御部42に出力する。
【0028】図8に、本システムにおいて通話路制御部
42を用いグループ通話回線を制御する手法の概要を示
す。この図に示す音声合成部44は、合計32個の音声
入出力ポートを有している。さらに、これら32個の音
声入出力ポートは各8個ずつ合計4個のグループに分か
れている。ただし、音声入出力ポートのグループの個数
や各グループに属する音声入出力ポートの個数は、保守
端末8の操作によって可変設定することができる。次に
述べるように、1個の音声入出力ポートは1個のPS2
に対応しているから、このグルーピング操作によって、
グループ通話に係るグループの個数や、そのグループに
参加することができるPS2の上限個数を決定すること
ができる。
【0029】前述のように、PS2は、“特番”及び
“グループ番号”をその着番号情報要素として含む呼設
定メッセージを、電源が投入されたとき等に無線送信す
る。この呼設定メッセージを受信したCS3は、EX4
に当該呼設定メッセージを送信し、EX4の呼制御部4
3は、基地局インタフェース41を介しこの呼設定メッ
セージを受け取る。図3に示したように、所定の認証手
順が好適に終了した後、呼制御部43は、呼設定メッセ
ージを解析する。この場合、呼設定メッセージ中の着番
号情報要素は“特番”を含んでおり、グループ通話を要
求するものであるので、呼制御部43は、着番号情報要
素中の“グループ番号”に応じて、通話路制御部42に
音声入出力指令を与える。通話路制御部42は、呼設定
メッセージの着番号情報要素中に含まれていた“グルー
プ番号”に対応するグループを、音声合成部44の音声
入出力ポートのグループから選択し、選択したグループ
に属するいずれかの音声入出力ポートに、要求元のPS
2を接続する。これによって、グループ通話を要求した
PS2からの入力音声を示すPCMデータが、基地局イ
ンタフェース41及び通話路制御部42を介し、音声合
成部44の音声入出力ポートのうち参加先グループに対
応するグループに属する音声入出力ポートに入力される
こととなる。
【0030】また、通話路制御部42は、現在いずれの
PS2も接続されていない音声入出力ポートや、保守端
末8によってあらかじめミューティングが指令されてい
るPS2に係る音声入出力ポートについては、トーン生
成部45にて生成されたサイレントトーンを入力させ
る。音声合成部44は、音声入出力ポートのグループ毎
に、そのグループに属する音声入出力ポートに入力され
たPCMデータを加算し、そのグループに属する各音声
入出力ポートから出力させる。ただし、出力に際して
は、その音声入出力ポートに入力されたPCMデータ
を、上述の加算の結果から減ずる。従って、α番目のグ
ループに属するi番目の音声入出力ポートに入力される
PCMデータをXαiと表したとき、そのポートから通
話路制御部42及び基地局インタフェース41を介して
出力されるPCMデータYαiは、
【数1】Yαi=ΣXαk−Xαi ただしΣはk=1,2,…nの総和、 nはα番目のグループに属する音声入出力ポートの個数 で表される値となる。このような比較的単純な音声合成
処理によって、本システムでは、グループ通話に係る回
線を維持することができる。また、EX4がグループ通
話未参加のPS2をベージングするシステムと異なり、
EX4具体的には音声合成部44に設定すべき情報はグ
ループの個数やそのグループに参加できるPS2の上限
個数のみでよく、保守端末8を用いた設定が簡単になる
ほか利用者1から見たシステムの柔軟性も向上する。な
お、あるグループに割り当てられている音声入出力ポー
トの個数を上回る個数のPS2からそのグループにおけ
るグループ通話への参加が要求されたときには、呼制御
部43が、上回った分のPS2についてはそのグループ
でのグループ通話への参加を拒否する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るワイヤレスインタ
ーカムシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 この実施形態におけるPSの状態遷移を示す
図である。
【図3】 この実施形態におけるグループ通話要求・自
動発呼時のプロトコルシーケンス並びにその際の呼設定
メッセージ及び着番号情報要素の内部フィールド構成を
示す図である。
【図4】 この実施形態において生ずることがある状態
遷移を場合分けして示す図であり、(a)は電源ボタン
をオンすることにより電源オフ状態からインターカムモ
ードへ移行する遷移を、(b)はモード切替ボタンの操
作により通常モードからインターカムモードへ移行する
遷移を、(c)は特番及びグループ番号をダイヤルする
ことにより通常モードのままインターカムを使用する状
態に移行する遷移を、(d)は特殊ボタンをオン操作す
ることにより電源オフ状態から通常モードへ移行する遷
移を、(e)はモード切替ボタンを操作することにより
インターカムモードから通常モードへ移行する遷移を、
それぞれ示す図である。
【図5】 この実施形態に適するPSの一例構成を示す
ブロック図である。
【図6】 この実施形態におけるメモリの書込及び読出
手順を示す図であり、(a)は通常モード時にグループ
番号設定操作を行うことによりメモリにグループ番号を
書き込む手順を、(b)は通常モード時に特番及びグル
ープ番号をダイヤルすることによりグループ通話要求に
係るマニュアル発呼を行うと共にメモリにグループ番号
を書き込む手順を示す図である。
【図7】 この実施形態に適するEXの構成を示すブロ
ック図である。
【図8】 この実施形態におけるグループ通話回線の制
御手法を示す概念図である。
【符号の説明】
1 利用者、2 移動局(PS)、3 基地局(C
S)、4 主装置(EX)、5 構内交換機(PB
X)、6 内線電話機、7 公衆電話交換網(PST
N)、8 保守端末、9 グループ、21 処理・制御
部、25 電源回路、28ヘッドセット、42 通話路
制御部、43 呼制御部、44 音声合成部、45 ト
ーン生成部、211 メモリ、262 電源ボタン、2
63 特殊ボタン、264 モード切替ボタン、S1
電源オフ状態、S2 インターカムモード、S3 通常
モード、P1 電源ボタンオン操作、P2 特殊ボタン
オン操作、P3 モード切替ボタン操作、P4 電源オ
フ操作。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構内を移動する使用者により携帯され、
    主装置に対しそれぞれ自発的にグループ通話を要求する
    複数の移動局と、構内の所定箇所に配設され、それぞれ
    その覆域内に存する移動局と無線通信する所定個数の基
    地局と、いずれかの基地局を介してグループ通話を自発
    的に要求した移動局を、グループ通話に逐次参加させる
    上記主装置と、を備え、上記複数の移動局の部分又は全
    体集合である複数の移動局の間で基地局及び主装置を介
    して行われるグループ通話を、各移動局からの自発的な
    要求によって成立させ維持することを特徴とするワイヤ
    レスインターカムシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤレスインターカム
    システムにおいて、グループ通話に参加できる移動局の
    上限個数を主装置に設定する装置を備え、主装置が、設
    定された上限個数から見てグループ通話に参加させ得な
    い場合にその旨を要求元の移動局に通知することを特徴
    とするワイヤレスインターカムシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のワイヤレスインターカム
    システムにおいて、グループ通話に係る複数のグループ
    を主装置に設定する装置を備え、各移動局が、グループ
    通話を要求する際参加先のグループを特定し、主装置
    が、特定されたグループでのグループ通話に要求元の移
    動局を参加させることを特徴とするワイヤレスインター
    カムシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のワイヤレスインターカム
    システムにおいて、グループ通話に係る複数のグループ
    と各グループに参加できる移動局の上限個数とを、主装
    置に設定する装置を備え、各移動局が、グループ通話を
    要求する際参加先のグループを特定し、主装置が、設定
    された上限個数から見て要求元の移動局により特定され
    たグループでのグループ通話にその移動局を参加させ得
    る場合には当該特定されたグループでのグループ通話に
    当該要求元の移動局を参加させ、参加させ得ない場合に
    はその旨を当該要求元の移動局に通知することを特徴と
    するワイヤレスインターカムシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のワイヤレスインターカム
    システムにおいて、主装置が、音声信号を入出力するた
    めの複数の音声入出力ポートと、グループ通話に係るグ
    ループの個数と各グループに参加できる移動局の上限個
    数との設定に応じて、上記複数の音声入出力ポートを、
    それぞれいずれかのグループに対応する複数の音声入出
    力ポート群にグルーピングする手段と、移動局をグルー
    プ通話に参加させた後、その移動局が特定したグループ
    に対応する音声入出力ポート群に属する音声入出力ポー
    トにその移動局からの音声信号を入力させかつその移動
    局への音声信号を出力させる手段と、を有することを特
    徴とするワイヤレスインターカムシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のワイヤレスインターカム
    システムにおいて、主装置が、いずれの移動局も接続さ
    れていない音声入出力ポートに、無音状態の音声信号で
    あるサイレントトーンを入力する手段と、同じ音声入出
    力ポート群に属する他の音声入出力ポートに入力された
    音声信号を総和し各音声入出力ポートから出力させる手
    段と、を有することを特徴とするワイヤレスインターカ
    ムシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のワイヤレスインターカム
    システムにおいて、電源を投入するためのスイッチを使
    用者が操作したとき、又はインターカムモードへの切替
    を指令するためのスイッチを使用者が操作したときに、
    移動局が、グループ通話を要求することを特徴とするワ
    イヤレスインターカムシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のワイヤレスインターカム
    システムにおいて、移動局及び基地局が、呼設定メッセ
    ージ及びこれへの応答たる呼設定受付メッセージを移動
    局と基地局との間で無線にて取り交わす段階を含む手順
    により呼を成立させるPHS用の移動局及び基地局であ
    り、電源を投入するためのスイッチを使用者が操作した
    とき、インターカムモードへの切替を指令するためのス
    イッチを使用者が操作したとき、又はグループ通話を要
    求することを示す特番を使用者がダイヤルしたときに、
    移動局が、グループ通話を要求する呼設定メッセージを
    送信することを特徴とするワイヤレスインターカムシス
    テム。
  9. 【請求項9】 電源を投入するためのスイッチと、この
    スイッチの操作に応じ装置各部への電源供給を開始する
    手段と、電源供給の開始に応じグループ通話を要求する
    呼設定メッセージを無線送信する手段と、この呼設定メ
    ッセージへの応答たる呼設定受付メッセージを無線受信
    する手段と、この呼設定受付メッセージを無線受信した
    後、グループ通話に係る音声信号の無線送受信を開始す
    る手段と、を備え、請求項8記載のワイヤレスインター
    カムシステムにおいて移動局として用いられることを特
    徴とするPHS端末装置。
  10. 【請求項10】 装置の動作モードを設定するためのス
    イッチと、このスイッチにてインターカムモードが設定
    されたときに、グループ通話を要求する呼設定メッセー
    ジを無線送信する手段と、この呼設定メッセージへの応
    答たる呼設定受付メッセージを無線受信する手段と、こ
    の呼設定受付メッセージを無線受信した後、グループ通
    話に係る音声信号の無線送受信を開始する手段と、を備
    え、請求項8記載のワイヤレスインターカムシステムに
    おいて移動局として用いられることを特徴とするPHS
    端末装置。
  11. 【請求項11】 通話相手を呼び出す際に使用者が操作
    する可操作部材と、この可操作部材の操作内容に応じた
    呼設定メッセージを無線送信する手段と、を備えるPH
    S端末装置において、上記可操作部材の操作により使用
    者からグループ通話が指令されたときに、グループ通話
    を要求する呼設定メッセージを無線送信する手段と、こ
    の呼設定メッセージへの応答たる呼設定受付メッセージ
    を無線受信する手段と、この呼設定受付メッセージを無
    線受信した後、グループ通話に係る音声信号の無線送受
    信を開始する手段と、を備え、請求項8記載のワイヤレ
    スインターカムシステムにおいて移動局として用いられ
    ることを特徴とするPHS端末装置。
  12. 【請求項12】 請求項9又は10記載のPHS端末装
    置において、電源が投入されていない期間もその記憶内
    容を維持するメモリと、グループ通話を要求する際、グ
    ループ通話を要求する呼設定メッセージの一部として送
    信すべき情報をこのメモリから読み出し、当該呼設定メ
    ッセージの一部として無線送信させる手段と、を備える
    ことを特徴とするPHS端末装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のPHS端末装置にお
    いて、電源が投入されていない期間もその記憶内容を維
    持するメモリと、上記可操作部材の操作により使用者か
    らグループ通話が指令されたときに、当該可操作部材の
    操作により使用者が入力する情報を、メモリに書き込む
    と共にグループ通話を要求する呼設定メッセージの一部
    として無線送信させる手段と、を備えることを特徴とす
    るPHS端末装置。
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