JP4869774B2 - 通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラム - Google Patents

通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4869774B2
JP4869774B2 JP2006119577A JP2006119577A JP4869774B2 JP 4869774 B2 JP4869774 B2 JP 4869774B2 JP 2006119577 A JP2006119577 A JP 2006119577A JP 2006119577 A JP2006119577 A JP 2006119577A JP 4869774 B2 JP4869774 B2 JP 4869774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
call
pseudo
user
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006119577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007295191A (ja
Inventor
忠明 良知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC AccessTechnica Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2006119577A priority Critical patent/JP4869774B2/ja
Publication of JP2007295191A publication Critical patent/JP2007295191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869774B2 publication Critical patent/JP4869774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、複数の通話チャネルを有することで、三者あるいはこれ以上の者の音声が混合された状態で通話を行うことができる通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラムに係わり、特に三者あるいはこれ以上の者の音声が混合された状態で通話を行っている状態で一部の者が通話から抜けた場合でも、残りの者が通話を継続することのできる通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラムに関する。
3人がそれぞれの電話機を使って同時に通話できるサービスとして三者通話サービスがある。
図10は、三者通話サービスの第1の形態を示したものである。図10に示した第1の形態では、ユーザAが三者通話サービスの契約を行っているものとする。ユーザA111はユーザB112に電話を掛け、その後、ユーザA111はユーザB112との通話を保留する指示を行う。ユーザA111と三者通話サービスの契約を行った交換機は、ユーザA111とユーザB112の通話を保留する。この保留状態でユーザA111がユーザC113に電話を掛ける。すると、交換機はユーザA111とユーザC113の間に呼を接続する。この後、ユーザA111が保留を解除する指示を行うと、交換機はこれら三者のうちの二者ずつの音声を混合して、残りの者との間の回線を接続する。これにより、ユーザA111はユーザB112およびユーザC113と話すことができる。したがって、たとえばユーザA111とユーザB112およびユーザC113が一緒に旅行に行く相談を行うような場合には、大変便利である。この場合の通話料は、電話を掛けたユーザA111が全部受け持つ。
図11は三者通話サービスの第2の形態を示したものである。この例では、ユーザB112からユーザA111に電話をする。ユーザA111が三者通話サービスの契約を行っているものとする。この場合、電話を取ったユーザA111は、保留の指示をして三者通話サービスの契約を行った交換機にユーザB112との通話を保留させる。この保留状態でユーザA111はユーザC113に電話をする。そして、ユーザB112との通話の保留をその後に解除すると、交換機はこれら三者のうちの二者ずつの音声を混合して、残りの者との間の回線を接続する。これにより、ユーザA111はユーザB112とユーザC113両者と電話で話すことができる。この場合の通話料は、ユーザB112からユーザA111に電話を掛けた分はユーザB112が受け持ち、ユーザA111からユーザC113へ電話を掛けた分はユーザA111が受け持つことになる。
ところが、このような三者通話サービスは、交換機がその制御を行うので、ユーザA111が三者通話サービスという有料の契約を電話会社と事前に行っておく必要がある。このため、この三者通話サービスの契約者を含まない形で三者通話サービスを受けることができない。更に、このサービスは有料なので、三者で平等に通話を行っても、サービスの加入者に経済的に余計な負担を強いることになる。
そこで、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線が1つの契約回線で2回線分の通話が行えることに着目して、擬似的に三者通話サービスを行うことができる手法が提案されている(たとえば特許文献1参照)。これは擬似三者通話サービスと呼ばれている。擬似三者通話サービスでは、ISDNの通信端末内にハードウェアあるいはソフトウェアでミキシング機能を具備させ、これを用いて、網側のサービスに依らない三者通話を行うことを可能にしている。
図12は、擬似三者通話サービスを表わしたものである。ユーザB112はISDN回線を利用しており、2つのBチャネルを活用することができる。そこで、そのうちの1つのBチャネルを用いてユーザA111と通話を行う。その後、ユーザB112は回線を保留して、残りのBチャネルを用いてユーザC113に電話を掛ける。ユーザB112のISDN端末には2つの回線の音声データをミキシングする機能が備えられている。そこで、ユーザB112のISDN端末が回線の保留を解除して、ユーザA111とユーザC113のそれぞれの回線の音声データをミキシングすることで、ユーザA111、ユーザB112およびユーザC113は擬似的に三者通話を行うことができる。しかも、ISDN端末にミキシング機能が備わっていることで、電話会社に三者通話サービスのための料金を支払うことが必要ない。
この擬似的な三者通話としての擬似三者通話を2組用いると、擬似的な四者通話としての擬似四者通話が可能になる。
図13は、擬似四者通話サービスの原理を表わしたものである。ユーザB112はISDN端末を利用しており、2つのBチャネルを活用することで、ユーザA111およびユーザC113の間で図12に示した擬似三者通話サービスを行うことができる。ユーザC113もISDN端末を利用しており、2つのBチャネルを活用することで、ユーザB112およびユーザD114の間で同様の擬似三者通話サービスを行うことができる。したがって、ユーザB112およびユーザC113がそれぞれのISDN端末で三者の音声データをミキシングすることによって、ユーザA111、ユーザB112、ユーザC113およびユーザD114の四者通話を交換機の特別の制御を行うことなく、擬似的に実現することができる。このときも、電話会社に四者通話サービスのための料金を支払うことが必要ない。
特開平2−228153号公報(第3ページ左上欄第16行目〜同ページ右上欄第10行目、図)
ところで、この従来の擬似四者通話では、図13におけるユーザB112が通話から抜けると、ユーザA111も通話から抜けてしまう。同様にユーザC113が通話から抜けると、ユーザD114も通話から抜けてしまう。ここでは、図13に示した状態からユーザB112が通話から抜けて、残りのユーザA111、ユーザC113およびユーザD114で擬似三者通話に戻す場合について具体的に示すことにする。ユーザB112が通話から抜けた状態で、ユーザC113およびユーザD114が二者間で通話を行っているものとする。
(a)この状態でユーザA111は、ユーザC113の電話機に発信する。ユーザC113はユーザA111の発信を着信する。これにより、ユーザC113の電話機の受話器にインカミングトーンが入る。インカミングトーンとは、通話中に着信があったことを知らせる音である。このインカミングトーンは、受信したユーザC113のISDN端末が擬似的に作成する。
(b)ユーザC113はインカミングトーンが聞こえたら、ユーザD114との通話を保留により中断する。そして、ユーザA111との通話パスに切り替えて、ユーザA111が以前の通りにユーザC113およびユーザD114と擬似三者通話を行うことを望んでいることを確認する。
(c)そこで、図14に示すように、ユーザC113は通話を擬似三者通話モードに切り替えて、ユーザA111、ユーザC113およびユーザD114による擬似三者通話を開始する。
以上説明したように、擬似四者通話中にユーザB112あるいはユーザC113が通話を抜けたとき、残りのメンバで擬似三者通話に戻すためには、煩雑な作業で再接続を行う必要があった。また、このとき、三者の中で電話番号を知らない者同士が存在する可能性があり、この場合には通話を抜けたユーザB112あるいはユーザC113に電話を掛けてその電話番号を聞かなければ、新たな擬似三者通話を形成することができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、擬似的に三者以上の者が一緒に通話を行っている状態で、音声のミキシングを行っていた通信端末を利用するユーザが通話から抜けたときに、残りのユーザ同士が通話を行うことのできる通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラムを提供することにある。
(イ)自装置側に配置された1台の電話機としての自電話機に対して通話相手となる電話機としての他電話機が1台ずつ接続される通話チャネルをISDN(Integrated Services Digital Network)回線を使用した時分割制御伝送方式で1回線当たり2つのBチャネルによって設定する2チャネル設定手段と、(ロ)ISDNユーザの間でISDN回線のDチャネルを使用してユーザ・ユーザ情報を通信するユーザ・ユーザ情報通信手段と、(ハ)前記した2チャネル設定手段で設定した一方のBチャネルを用いて前記した他電話機の一方としての第1の電話機のユーザと通話を行う第1の電話機通話手段と、(ニ)この第1の電話機通話手段で通話を開始した後、回線を保留して他方のチャネルを用いて前記した他電話機の他方としてのISDN回線を使用した第2の電話機に電話を掛けて通話を行う第2の電話機通話手段と、(ホ)この第2の電話機通話手段で通話を開始した後、前記した回線の保留を解除して、前記した第1の電話機と第2の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングすることで擬似的に三者通話を行う擬似三者通話手段と、(ヘ)自電話機のオンフックを検出するオンフック検出手段と、(ト)このオンフック検出手段がオンフックを検出したとき、オンフックが前記した擬似三者通話手段でミキシングを行っていた自電話機と第1および第2の電話機との間の擬似三者通話の通話終了指示であるかを判別する擬似三者通話相手通話終了指示有無判別手段と、(チ)この擬似三者通話相手通話終了指示有無判別手段が前記した擬似三者通話手段によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示でないと判別したとき、通常の通話終了処理を行う通常通話処理終了手段と、(リ)前記した擬似三者通話相手通話終了指示有無判別手段が前記した擬似三者通話手段によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示であると判別したときで、かつ、前記した第2の電話機が自電話機と共に第3の電話機と擬似的に前記した三者通話を行うことで2組の擬似三者通話による合計4台の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングして擬似的な四者通話としての擬似四者通話を行っていた場合に、擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を前記したユーザ・ユーザ情報としての再接続情報として、通話終了後の前記したDチャネルを使用して第2の電話機に送信する擬似四者通話時再接続情報送信手段と、(ヌ)この擬似四者通話時再接続情報送信手段によって前記した切断メッセージの送出と共に再接続情報を第2の電話機に送信して、前記した第2の電話機が開放されたことの通知を待機する第2の電話機開放通知待機手段と、(ル)この第2の電話機開放通知待機手段が前記した第2の電話機から開放完了の通知を受け取ったとき、前記した第1の電話機に対して、切断メッセージに前記した再接続情報が載せられた形で前記したユーザ・ユーザ情報としての制御データを前記したDチャネルを使用して送信する制御データ送信手段と、(ヲ)この制御データ送信手段が前記した第1の電話機に対して前記した制御データを送信した後、前記した第1の電話機が開放されたことの通知の受信を待機する第1の電話機開放通知待機手段と、(ワ)この第1の電話機開放通知待機手段が前記した第1の電話機の開放完了の通知を受け取ったとき、前記した第1の電話機との通話路の開放完了を通知して前記したISDN回線を開放するISDN回線開放手段と、(カ)自電話機が前記した第1の電話機〜第3の電話機と前記した擬似四者通話を行っているときに前記した第2の電話機から自電話機と第2および第3の電話機との間の擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を再接続情報として受信したとき、自電話機が前記した第1の電話機および第2の電話機との音声データのミキシング中であるかどうかを判別するミキシング有無判別手段と、(ヨ)このミキシング有無判別手段が前記した音声データをミキシング中であると判別したとき自電話機と前記した第2の電話機との回線を開放する第2の電話機間回線開放手段と、(タ)この第2の電話機間回線開放手段による自電話機と第2の電話機との回線の開放に基づいて自電話機が前記した第2の電話機から再接続情報を受信したときこの再接続情報に基づく前記した電話番号情報に基づいて前記した第3の電話機を呼び出して、現在通話中の第1の電話機の音声データに前記した第3の電話機の音声データをミキシングして前記した第1の電話機および第3の電話機との間で擬似三者通話を開始する擬似三者通話開始手段とを通信端末に具備させる。
また、本発明の通信端末の通話サービス制御プログラムでは、通信端末のコンピュータに、(イ)自装置側に配置された1台の電話機としての自電話機に対して通話相手となる電話機としての他電話機が1台ずつ接続される通話チャネルをISDN(Integrated Services Digital Network)回線を使用した時分割制御伝送方式で1回線当たり2つのBチャネルによって設定する2チャネル設定処理と、(ロ)この2チャネル設定処理で設定した一方のBチャネルを用いて前記した他電話機の一方としての第1の電話機のユーザと通話を行う第1の電話機通話処理と、(ハ)この第1の電話機通話処理で通話を開始した後、回線を保留して他方のチャネルを用いて前記した他電話機の他方としてのISDN回線を使用した第2の電話機に電話を掛けて通話を行う第2の電話機通話処理と、(ニ)この第2の電話機通話処理で通話を開始した後、前記した回線の保留を解除して、前記した第1の電話機と第2の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングすることで擬似的に三者通話を行う擬似三者通話処理と、(ホ)自電話機のオンフックを検出するオンフック検出処理と、(へ)このオンフック検出処理でオンフックを検出したとき、オンフックが前記した擬似三者通話処理でミキシングを行っていた自電話機と第1および第2の電話機との間の擬似三者通話の通話終了指示であるかを判別する擬似三者通話相手通話終了指示有無判別処理と、(ト)この擬似三者通話相手通話終了指示有無判別処理で前記した擬似三者通話処理によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示でないと判別したとき、通常の通話終了処理を行う通常通話処理終了処理と、(チ)前記した擬似三者通話相手通話終了指示有無判別処理で前記した擬似三者通話処理によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示であると判別したときで、かつ、前記した第2の電話機が自電話機と共に第3の電話機と擬似的に前記した三者通話を行うことで2組の擬似三者通話による合計4台の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングして擬似的な四者通話としての擬似四者通話を行っていた場合に、擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を、ISDNユーザの間でISDN回線のDチャネルを使用して通信するユーザ・ユーザ情報としての再接続情報として、第2の電話機に送信する擬似四者通話時再接続情報送信処理と、(リ)この擬似四者通話時再接続情報送信処理によって前記した切断メッセージの送出と共に再接続情報を第2の電話機に送信して、前記した第2の電話機が開放されたことの通知を待機する第2の電話機開放通知待機処理と、(ヌ)この第2の電話機開放通知待機処理で前記した第2の電話機から開放完了の通知を受け取ったとき、前記した第1の電話機に対して、切断メッセージに前記した再接続情報が載せられた形で前記したユーザ・ユーザ情報としての制御データを前記したDチャネルを使用して送信する制御データ送信処理と、(ル)この制御データ送信処理で前記した第1の電話機に対して前記した制御データを送信した後、前記した第1の電話機が開放されたことの通知の受信を待機する第1の電話機開放通知待機処理と、(ヲ)この第1の電話機開放通知待機処理で前記した第1の電話機の開放完了の通知を受け取ったとき、前記した第1の電話機との通話路の開放完了を通知して前記したISDN回線を開放するISDN回線開放処理と、(ワ)自電話機が前記した第1の電話機〜第3の電話機と前記した擬似四者通話を行っているときに前記した第2の電話機から自電話機と第2および第3の電話機との間の擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を再接続情報として受信したとき、自電話機が前記した第1の電話機および第2の電話機との音声データのミキシング中であるかどうかを判別するミキシング有無判別処理と、(カ)このミキシング有無判別処理で前記した音声データをミキシング中であると判別したとき自電話機と前記した第2の電話機との回線を開放する第2の電話機間回線開放処理と、(ヨ)この第2の電話機間回線開放処理による自電話機と第2の電話機との回線の開放に基づいて自電話機が前記した第2の電話機から再接続情報を受信したときこの再接続情報に基づく前記した電話番号情報に基づいて前記した第3の電話機を呼び出して、現在通話中の第1の電話機の音声データに前記した第3の電話機の音声データをミキシングして前記した第1の電話機および第3の電話機との間で擬似三者通話を開始する擬似三者通話開始処理とを実行させることを特徴としている。
以上説明したように本発明によれば、多者による通話の核となっていた通信端末側の電話機としての自電話機が通話から抜けるときに、それ以外の電話機で通話に参加していた電話機としての他電話機に再接続の際に必要な電話番号を知らせて、自電話機との通話チャネルを開放することにしたので、他電話機同士が再接続をユーザの介在なしに行うことができる。したがって、特に擬似三者通話や擬似多者通話が連結して多数の者が通話に参加していたような場合であっても、事前に格納した各他電話機の電話番号を用いた電話機同士が簡単に通話路を形成することができる。また、ユーザを介さずに他電話機同士が再接続を行うので、人為的なミスによる誤接続を防止することができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、ISDN網に接続されたユーザAのISDN通信端末とこれに接続された電話機を表わしたものである。ユーザA111(図13)のISDN通信端末201Aは、ISDN回線202Aを介してISDN網203と接続されている。ユーザA111のISDN通信端末201Aは、ISDN回線202Aと接続されたISDN通信部205と、このISDN通信部205の2つの通信用のデータ伝送路としてのBチャネル206と接続され、ミキシングを選択的に行う選択スイッチミキシング部207と、この選択スイッチミキシング部207と接続されユーザA111の電話機208Aの制御を行う電話機制御部209と、通信のための制御信号や付加機能提供用のデータ伝送路としてISDN通信部205に設けられたDチャネル211と接続されて選択スイッチミキシング部207および電話機制御部209の制御を行う制御部212から構成されている。
ISDN通信部205は、ISDNのプロトコルレイヤ1およびプロトコルレイヤ2を制御し、選択スイッチミキシング部207とBチャネルの送受信を行う。またISDN通信部205は、制御部212とDチャネルのデータの送受信を行うようになっている。選択スイッチミキシング部207はBチャネルを構成するB1チャネルあるいはB2チャネルのいずれかを他のユーザの音声データとミキシングするか、B1チャネルとB2チャネルの音声データ、すなわちユーザA111とユーザB112(図13)の音声データをミキシングした後、ISDN通信部205および電話機制御部209との送受信を行うようになっている。
電話機制御部209は、ユーザA111の電話機208Aと接続し、選択スイッチミキシング部207から出力される音声データをディジタル・アナログ変換したり、電話機208Aから出力されるアナログの音声信号をディジタル信号としての音声データに変換するようになっている。また、電話機制御部209はリンギング(鳴音)等の電話機の制御も行う。
一方、制御部212は、ユーザ・ユーザ情報送信部214と、ユーザ・ユーザ情報受信部215と、これらユーザ・ユーザ情報送信部214およびユーザ・ユーザ情報受信部215と接続された発着信制御部216と、この発着信制御部216と接続された発着信設定記憶部217から構成されている。ここで発着信制御部216は、ISDNのレイヤ3のプロトコルを管理すると共に、ユーザ・ユーザ情報による他のISDN通信端末との制御信号の授受によって、擬似四者通話からユーザが一人抜けた場合の擬似三者通話への移行の制御を行うようになっている。ユーザ・ユーザ情報送信部214は、ユーザ・ユーザ情報を送信し、ユーザ・ユーザ情報受信部215はユーザ・ユーザ情報の受信を行う。発着信設定記憶部217は、擬似四者通話から擬似三者通話への移行の可否の設定を行ったり、擬似三者通話へ移行する際の再接続先の電話番号の保存を行うようになっている。発着信制御部216の機能的な構成については、後に図2でさらに具体的に説明する。
このような制御部212は、図示しないがCPU(Central Processing Unit)と、このCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)や作業用メモリとしてのRAM(Random Access Memory )等の記憶媒体を備えている。そして、制御部212を構成する各部の全部または一部を制御プログラムの実行によって、ハードウェアの代わりにソフトウェア的に実現している。ISDN通信部205、選択スイッチミキシング部207および電話機制御部209の全部または一部も、前記したCPUと同一のCPUあるいはこれと異なった図示しないCPUおよび制御プログラムによって、ハードウェアの代わりにソフトウェア的に実現している。
本実施例では図13に示した各ユーザ間で擬似四者通話を行うものとする。なお、本実施例では図13に示したユーザB112、ユーザC113およびユーザD114のISDN通信端末201B、201C、201Dは、説明を単純にするために、それぞれがISDN回線202B、202C、202Dを介してISDN網203と接続されているものとする。そこで、これらユーザB112、ユーザC113およびユーザD114についてのISDN通信端末201B、201C、201Dおよびこれらに接続された電話機208B、208C、208Dの図示および説明は省略する。
なお、本実施例で説明する擬似四者通話は、擬似三者通話を2組使用したものであり、その意味で図13に示すユーザB112とユーザC113はISDN通信端末201B、201Cを利用することが必要である。ユーザA111については、一旦、回線が切断されその後に再接続が行われるまでISDNのDチャネルによる制御を使用する。このため、ユーザA111もISDN通信端末201Aを利用する必要がある。残りのユーザD114はその他の回線の通信端末を利用するものであってもよい。
図2は、図1に示した発着信制御部を具体化したユーザAのISDN通信端末の構成を示したものである。図1と同一部分には同一の符号を付しており、説明を適宜省略する。発着信制御部216は、ユーザ・ユーザ情報変換部221と、ユーザ・ユーザ情報解析部222および発着信設定確認・発着信電話番号送信部223で構成されている。このうちユーザ・ユーザ情報変換部221は、発着信設定確認・発着信電話番号送信部223から送信されてきた制御データ225をユーザ・ユーザ情報のプロトコルに従って変換し、変換後のユーザ・ユーザ情報226をユーザ・ユーザ情報送信部214に送出するようになっている。
発着信設定確認・発着信電話番号送信部223は、本実施例で2組の擬似三者通話としての擬似四者通話から1組の擬似三者通話への移行を可能にするために、次の各機能を備えている。
(a)擬似三者通話終了時の切断メッセージ送出時に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を制御データ225としてユーザ・ユーザ情報変換部221に送信する第1の機能。
(b)再接続のための発呼時に、ユーザ・ユーザ情報に再接続要求を載せる第2の機能。
(c)着信時に、発呼メッセージのユーザ・ユーザ情報に再接続要求のフラグがあるか否かを確認する第3の機能。
(d)発着信設定記憶部217に保存した電話番号を示す電話番号情報227が発番号と一致するかどうかの確認を行い、一致した場合には着信・接続時の応答メッセージの送出時にユーザ・ユーザ情報に接続許可情報を載せ、通信の開始と共にミキシングを開始する第4の機能。
次に、擬似四者通話から擬似三者通話に移行するシーケンスを説明する。先に示した図13に示した接続状態で、ユーザB112はユーザA111およびユーザC113と通信中であり、ユーザC113はユーザB112およびユーザD114と通信中である。ユーザB112およびユーザC113の擬似三者通話機能が共に実行されることによって、擬似四者通話が進行している。このとき、ユーザB112が通話から抜けるものとする。
図3は、ISDN通信端末が擬似三者通話を終了させるときの制御の様子を表わしたものである。通話から抜けるISDN通信端末201Bは、ユーザB112が通話終了のために図示しないハンドセットを電話機208Bに置いてオンフックすると(ステップS301:Y)、前記したCPUは擬似三者通話中のミキシングを行っていた通話の通話終了指示であるかを判別する(ステップS302)。そうでなければ(N)、通常の通話終了処理が行われる(ステップS303)。
これに対して、擬似三者通話中のミキシングを行っていた通話の通話終了指示であった場合には(ステップS302:Y)、再接続要求と接続先相互の電話番号情報、発着側の指示情報とを「再接続情報」として、これを現在まで接続していた2つのISDN通信端末201A、201Cのうちのミキシングを行っていたISDN通信端末201に対して、切断メッセージのユーザ・ユーザ情報に載せて送信する(ステップS304)。この例では、ISDN通信端末201Cがこれに該当する。そこで、ISDN通信端末201BはISDN通信端末201Cに対して切断メッセージに再接続情報を追加した形で送信することになる。
図4は、再接続情報が送られてきた場合のISDN通信端末の処理の流れを表わしたものである。上記した例では、ISDN通信端末201Cにおける処理となる。ISDN通信端末201Cの前記したCPUは切断メッセージに再接続情報が載せられた形で送られてくるのを待機している(ステップS321)。切断メッセージに再接続情報が載せられた形で送られてきたら(Y)、自端末は音声データをミキシング中であるかどうかを判別する(ステップS322)。ISDN通信端末201Cは、ISDN通信端末201BおよびISDN通信端末201Dの音声データをミキシング中である(Y)。そこで、図1に示したISDN網203との間で回線を開放して(ステップS323)、処理を終了させる。
図3に戻ってISDN通信端末201Bの処理の続きを説明する。ISDN通信端末201BはISDN通信端末201Cに対して切断メッセージに再接続情報が載せられた形の制御データを送信したら(ステップS304)、ISDN網203からISDN通信端末201Cが開放されたことの通知を待機する(ステップS305)。この通知があったら(Y)、ISDN通信端末201BはISDN網203に対してISDN通信端末201Cとの間の通話路の開放完了を通知する(ステップS306)。そして、他のBチャネルに接続されたISDN通信端末201Aに対して、ステップS304と同様に切断メッセージに再接続情報が載せられた形で制御データを送信する(ステップS307)。
この後、ISDN通信端末201BはISDN網203からISDN通信端末201Aが開放されたことの通知を待機する(ステップS308)。この通知があったら(Y)、ISDN通信端末201BはISDN網203に対してISDN通信端末201Aとの間の通話路の開放完了を通知する(ステップS309)。以上のようにしてISDN通信端末201Bは通話から抜けるための処理を終了させる(エンド)。
再び図4に戻って、今度は通話路を開放されるISDN通信端末の処理を、ISDN通信端末201Aを例に説明する。ISDN通信端末201Aは通話から抜けるISDN通信端末201Bから切断メッセージに再接続情報が載せられた情報を受信すると(ステップS321:Y)、自端末は擬似三者通信でミキシングを行っている通信端末であるかどうかを判別する(ステップS322)。ISDN通信端末201Aは、この役割を行っていない(N)。そこで、ISDN通信端末201Aは、まず図1に示したISDN網203との間で回線を開放する(ステップS324)。
次にISDN通信端末201Aは、再接続情報から判明した接続先となるISDN通信端末の電話番号を基にして、呼設定メッセージに再接続要求が載せられた形で、新たに接続の対象となったISDN通信端末201Cに送信する(ステップS325)。そして、ISDN通信端末201AはこのISDN通信端末201Cから呼び出しがあったらこれに応答することで(ステップS326)、両者の間で呼を設定して、通話を開始する(ステップS327)。
最後に、この図4でISDN通信端末201Dと現在も通話中のISDN通信端末201Cに対して、ISDN通信端末201Aから呼設定メッセージに再接続要求が載せられた形で送られてきたときの処理を説明する。ISDN通信端末201Cは呼設定メッセージに再接続要求が載せられた情報を受信すると(ステップS328:Y)、相手方のISDN通信端末201Aを呼び出して、このISDN通信端末201Aから応答を受ける(ステップS329)。そして、選択スイッチミキシング部207でミキシングを行う現在の状態で、ISDN通信端末201Aと通話を開始する(ステップS330)。このときISDN通信端末201CはISDN通信端末201Dと通話中なので、ISDN通信端末201Aとの新たな通話が加わることで、擬似三者通話が開始されることになる。
図5は、以上説明した擬似四者通話から擬似三者通話に切り替える処理を具体例に基づいて表わしたものである。図13および図1と共に説明する。
まず時刻t1では、ユーザA111とユーザB112、ユーザB112とユーザC113、およびユーザC113とユーザD114がそれぞれISDN網203を介して接続されている。この状態では、ISDN通信端末201BとISDN通信端末201Cの選択スイッチミキシング部207のミキシング機能が2つのBチャネルに対してオンとなっており、これらの擬似三者通話機能によって擬似四者通話が可能となっている。
時刻t2にユーザB112がオフフックを行うと、ISDN通信端末201Bからユーザ・ユーザ情報に切断メッセージに再接続情報が載せられてISDN網203に送出され、ユーザC113のISDN通信端末201Cに送られる。ISDN通信端末201Cは、このとき送られてきた再接続情報によって再接続相手の電話番号を発着信設定記憶部217に格納し、回線を開放する。ISDN網203から回線の開放が通知されると、ISDN通信端末201BはISDN通信端末201Cとの間の回線開放を完了させる。
次の時刻t3にISDN通信端末201Bからユーザ・ユーザ情報に切断メッセージに再接続情報が載せられてISDN網203に送出され、ユーザA111のISDN通信端末201Aに送られる。ISDN通信端末201Aは、このとき送られてきた再接続情報によって再接続相手の電話番号を発着信設定記憶部217に格納し、回線を開放する。ISDN網203から回線の開放が通知されると、ISDN通信端末201BはISDN通信端末201Aとの間の回線開放を完了させる。
このようにしてISDN通信端末201BがISDN通信端末201CおよびISDN通信端末201Aから切り離されたら、時刻t4にユーザA111のISDN通信端末201Aからユーザ・ユーザ情報に呼設定メッセージに再接続要求が載せられてISDN網203に送出され、新しい接続先のユーザC113のISDN通信端末201Cに送られる。ISDN通信端末201Cは、再接続要求のフラグが存在することを確認すると、発着信設定記憶部217に保存した電話番号を読み出して、ISDN網203に呼び出し信号を送出する。
そして、更に応答がユーザC113からユーザA111側に送られてきた場合には、ユーザA111およびユーザC113の間で時刻t5から通話が開始されることになる。ISDN通信端末201CはISDN通信端末201Dとの間で通信を行っており、ISDN通信端末201Cのミキシングによる擬似三者通話機能により、ユーザA111、ユーザC113およびユーザD114間で擬似三者通話が行われることになる。
図6は、以上説明した擬似四者通話からユーザBが通話を抜ける状態を表わしたものである。図13と同一部分には同一の符号を付している。ユーザB112は、通話を抜ける前の状態で、ユーザA111およびユーザC113との間の音声をミキシングしていた。そこで、ユーザA111およびユーザC113への切断メッセージのユーザ・ユーザ情報に、これらのユーザの電話番号とこれらのユーザの間で通話を継続する旨のメッセージを載せて送信することになる。このとき、ユーザC113は、ユーザB112およびユーザD114との間の音声をミキシングしている。
図7は、擬似四者通話から移行後の擬似三者通話の状態を表わしたものである。ユーザA111がユーザ・ユーザ情報の電話番号からユーザC113に発呼する。ユーザC113はこのユーザ・ユーザ情報の電話番号と着番号の一致を確認して、これらの間に新たに呼が接続される。ユーザC113はユーザD114だけでなくユーザA111との間の音声をミキシングすることで、擬似三者通話に移行することになる。
<発明の変形例>
以上説明した実施例では、擬似四者通話中に擬似三者通話で音声のミキシングを行っているユーザが通話から抜ける場合に、新たに呼を設定すべき2人のユーザに通話から抜けるユーザが接続先の電話番号を通知することにした。本発明の変形例では、擬似四者通話中に、ユーザ情報を利用して四者それぞれに接続先の電話番号の通知を行うことにしている。この場合、各ISDN通信端末201A〜201Dは、図1に示した発着信設定記憶部217に自端末以外に接続された3台の電話機208の電話番号を格納することになる。
図8および図9は、この変形例で各ユーザの処理の流れを表わしたものである。図6および図1と共に、ユーザB112およびユーザC113が時間的に同時とみなせるタイミングで通話から抜けた場合の再接続について説明する。たとえば会議や来客によって、ユーザB112とユーザC113が同時に会話から抜けるような場合がこれに該当する。
まず図8に示す時刻t11では、ユーザA111とユーザB112、ユーザB112とユーザC113、およびユーザC113とユーザD114がそれぞれISDN網203を介して接続されている。この状態では、ISDN通信端末201BとISDN通信端末201Cの選択スイッチミキシング部207のミキシング機能が共に2つのBチャネルに対してオンとなっており、これらの擬似三者通話機能によって擬似四者通話が可能な状態となっている。
時刻t12でユーザB112のISDN通信端末201Bは、同一ISDN回線202の通信中のユーザA111の電話番号を接続先電話番号としてユーザ情報で送信する。これを受信したユーザC113のISDN通信端末201Cは、ユーザA111の電話番号を、通信中のユーザB112およびユーザD114の電話番号に加える形で自己の発着信設定記憶部217に擬似四者通話の相手として格納する。そして、ISDN通信端末201Cは、送ってきた通信相手のユーザB112の電話番号をユーザA111の電話番号に加え、接続先電話番号としてユーザ情報で送信する。これを受信したユーザD114のISDN通信端末201Dは、通信中のユーザC113の電話番号に、送ってきた接続先電話番号としてのユーザA111およびユーザB112の電話番号を、自己の発着信設定記憶部217に擬似四者通話の相手として格納する。
ユーザC113のISDN通信端末201Cは、時刻t13に、同一ISDN回線202の通信中のユーザD114の電話番号を接続先電話番号としてユーザ情報で送信する。これを受信したユーザB112のISDN通信端末201Bは、ユーザD114の電話番号を、通信中のユーザA111およびユーザC113の電話番号に加える形で自己の発着信設定記憶部217に擬似四者通話の相手として格納する。そして、ISDN通信端末201Cは、送ってきた通信相手のユーザD114の電話番号をユーザC113の電話番号に加え、接続先電話番号としてユーザ情報で送信する。これを受信したユーザA111のISDN通信端末201Aは、通信中のユーザB112の電話番号に、送ってきた接続先電話番号としてのユーザC113およびユーザD114の電話番号を、自己の発着信設定記憶部217に擬似四者通話の相手として格納する。
このようにしてユーザA111、ユーザB112、ユーザC113およびユーザD114のISDN通信端末201A〜201Dの発着信設定記憶部217には、擬似四者通話を行っている自己以外の三者の電話番号が、それぞれ接続先電話番号として格納されることになる。
この状態で、時刻t14に、たとえばユーザB112が通話から抜けるためのオンフックを行ったとする。すると、ISDN通信端末201Bから切断の一方の相手先としてのユーザC113側に対して、切断メッセージに再接続情報が付加されて送信される。ISDN通信端末201C113は、これを受信してユーザB112との間の回線を開放する。ISDN網203から回線が開放されたことの通知を受けたISDN通信端末201BはISDN通信端末201Cとの回線開放の完了を通知する。
図8に示す時刻t14からわずか後の図9に示す時刻t15に、ISDN通信端末201Bから他方の相手先としてのユーザA111側に対して、切断メッセージに再接続情報が付加されて送信される。ISDN通信端末201A111は、これを受信してユーザB112との回線を開放する。ISDN網203から回線が開放されたことの通知を受けたISDN通信端末201BはISDN通信端末201Cとの回線開放の完了を通知する。
ユーザB112が通話から抜ける旨を伝えたとき、ユーザC113もこれに呼応する形で通話から抜けることにして、ユーザB112のオンフックに続いてユーザC113もオンフックを行ったとする。その時刻t16に、ISDN通信端末201Cから現在も接続中のユーザD114側に対して、切断メッセージに再接続情報が付加されて送信される。ISDN通信端末201Dは、これを受信して回線を開放する。ISDN網203から回線が開放されたことの通知を受けたISDN通信端末201Cは、ISDN通信端末201Dとの回線開放の完了をISDN網203に通知する。
この後の時刻t17に、ISDN通信端末201Cは、通話から抜けなかったユーザの一人に対して接続先を変更する旨のユーザ情報を、ISDN網203を経由してISDN通信端末201Aに送信する。ISDN通信端末201Aは、自己の発着信設定記憶部217に格納しておいた擬似四者通話の相手の中から通話から抜けたユーザB112およびユーザC113を除外した残りのユーザD114を特定する。そして、このユーザD114に対して、時刻t18に、ISDN網203を経由する形で、切断メッセージに再接続要求を付加したものを送信する。
この送信を受けたISDN通信端末201Dは、自己の発着信設定記憶部217に格納しておいた擬似四者通話の相手の中の一人から再接続要求があったことを確認して、ISDN網203を経由してユーザA111に対してISDN網203を経由して呼び出しを行う。そして、更に応答がユーザD114からユーザA111側に送られてきた場合には、残った2つのユーザ113、ユーザ114の間で時刻t19から通話が開始されることになる。この例の場合には、四者擬似通話からユーザA111、ユーザD114の二者による通常の通話が開始されることになる。
本実施例でISDN網に接続されたユーザAのISDN通信端末とこれに接続された電話機を表わしたブロック図である。 本実施例で発着信制御部を具体化したISDN通信端末のブロック図である。 本実施例でISDN通信端末が擬似三者通話を終了させるときの制御の様子を表わした流れ図である。 本実施例で再接続情報が送られてきた場合のISDN通信端末の処理の流れ図である。 本実施例で擬似四者通話から擬似三者通話に切り替える処理を具体例に基づいて表わしたタイミング図である。 本実施例で擬似四者通話からユーザBが通話を抜ける状態を表わした説明図である。 本実施例で擬似四者通話から移行後の擬似三者通話の状態を表わした説明図である。 本発明の変形例で擬似四者通話から二者の通話に移行する処理の前半を表わしたタイミング図である。 この変形例で擬似四者通話から二者の通話に移行する処理の後半を表わしたタイミング図である。 三者通話サービスの第1の形態を示した説明図である。 三者通話サービスの第2の形態を示した説明図である。 擬似三者通話サービスの構成を表わした説明図である。 擬似四者通話サービスの構成を表わした説明図である。 擬似三者通話モード構成を表わした説明図である。
符号の説明
111 ユーザA
112 ユーザB
113 ユーザC
114 ユーザD
201 ISDN通信端末
202 ISDN回線
203 ISDN網
205 ISDN通信部
207 選択スイッチミキシング部
208 電話機
212 制御部
216 発着信制御部
217 発着信設定記憶部
223 発着信設定確認・発着信電話番号送信部

Claims (2)

  1. 自装置側に配置された1台の電話機としての自電話機に対して通話相手となる電話機としての他電話機が1台ずつ接続される通話チャネルをISDN(Integrated Services Digital Network)回線を使用した時分割制御伝送方式で1回線当たり2つのBチャネルによって設定する2チャネル設定手段と、
    ISDNユーザの間でISDN回線のDチャネルを使用してユーザ・ユーザ情報を通信するユーザ・ユーザ情報通信手段と、
    前記2チャネル設定手段で設定した一方のBチャネルを用いて前記他電話機の一方としての第1の電話機のユーザと通話を行う第1の電話機通話手段と、
    この第1の電話機通話手段で通話を開始した後、回線を保留して他方のチャネルを用いて前記他電話機の他方としてのISDN回線を使用した第2の電話機に電話を掛けて通話を行う第2の電話機通話手段と、
    この第2の電話機通話手段で通話を開始した後、前記回線の保留を解除して、前記第1の電話機と第2の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングすることで擬似的に三者通話を行う擬似三者通話手段と、
    自電話機のオンフックを検出するオンフック検出手段と、
    このオンフック検出手段がオンフックを検出したとき、オンフックが前記擬似三者通話手段でミキシングを行っていた自電話機と第1および第2の電話機との間の擬似三者通話の通話終了指示であるかを判別する擬似三者通話相手通話終了指示有無判別手段と、
    この擬似三者通話相手通話終了指示有無判別手段が前記擬似三者通話手段によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示でないと判別したとき、通常の通話終了処理を行う通常通話処理終了手段と、
    前記擬似三者通話相手通話終了指示有無判別手段が前記擬似三者通話手段によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示であると判別したときで、かつ、前記第2の電話機が自電話機と共に第3の電話機と擬似的に前記三者通話を行うことで2組の擬似三者通話による合計4台の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングして擬似的な四者通話としての擬似四者通話を行っていた場合に、擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を前記ユーザ・ユーザ情報としての再接続情報として、前記Dチャネルを使用して第2の電話機に送信する擬似四者通話時再接続情報送信手段と、
    この擬似四者通話時再接続情報送信手段によって前記切断メッセージの送出と共に再接続情報を第2の電話機に送信して、前記第2の電話機が開放されたことの通知を待機する第2の電話機開放通知待機手段と、
    この第2の電話機開放通知待機手段が前記第2の電話機から開放完了の通知を受け取ったとき、前記第1の電話機に対して、切断メッセージに前記再接続情報が載せられた形で前記ユーザ・ユーザ情報としての制御データを前記Dチャネルを使用して送信する制御データ送信手段と、
    この制御データ送信手段が前記第1の電話機に対して前記制御データを送信した後、前記第1の電話機が開放されたことの通知の受信を待機する第1の電話機開放通知待機手段と、
    この第1の電話機開放通知待機手段が前記第1の電話機の開放完了の通知を受け取ったとき、前記第1の電話機との通話路の開放完了を通知して前記ISDN回線を開放するISDN回線開放手段と、
    自電話機が前記第1の電話機〜第3の電話機と前記擬似四者通話を行っているときに前記第2の電話機から自電話機と第2および第3の電話機との間の擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を再接続情報として受信したとき、自電話機が前記第1の電話機および第2の電話機との音声データのミキシング中であるかどうかを判別するミキシング有無判別手段と、
    このミキシング有無判別手段が前記音声データをミキシング中であると判別したとき自電話機と前記第2の電話機との回線を開放する第2の電話機間回線開放手段と、
    この第2の電話機間回線開放手段による自電話機と第2の電話機との回線の開放に基づいて自電話機が前記第2の電話機から再接続情報を受信したときこの再接続情報に基づく前記電話番号情報に基づいて前記第3の電話機を呼び出して、現在通話中の第1の電話機の音声データに前記第3の電話機の音声データをミキシングして前記第1の電話機および第3の電話機との間で擬似三者通話を開始する擬似三者通話開始手段
    とを具備することを特徴とする通信端末。
  2. 通信端末のコンピュータに、
    自装置側に配置された1台の電話機としての自電話機に対して通話相手となる電話機としての他電話機が1台ずつ接続される通話チャネルをISDN(Integrated Services Digital Network)回線を使用した時分割制御伝送方式で1回線当たり2つのBチャネルによって設定する2チャネル設定処理と、
    この2チャネル設定処理で設定した一方のBチャネルを用いて前記他電話機の一方としての第1の電話機のユーザと通話を行う第1の電話機通話処理と、
    この第1の電話機通話処理で通話を開始した後、回線を保留して他方のチャネルを用いて前記他電話機の他方としてのISDN回線を使用した第2の電話機に電話を掛けて通話を行う第2の電話機通話処理と、
    この第2の電話機通話処理で通話を開始した後、前記回線の保留を解除して、前記第1の電話機と第2の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングすることで擬似的に三者通話を行う擬似三者通話処理と、
    自電話機のオンフックを検出するオンフック検出処理と、
    このオンフック検出処理でオンフックを検出したとき、オンフックが前記擬似三者通話処理でミキシングを行っていた自電話機と第1および第2の電話機との間の擬似三者通話の通話終了指示であるかを判別する擬似三者通話相手通話終了指示有無判別処理と、
    この擬似三者通話相手通話終了指示有無判別処理で前記擬似三者通話処理によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示でないと判別したとき、通常の通話終了処理を行う通常通話処理終了処理と、
    前記擬似三者通話相手通話終了指示有無判別処理で前記擬似三者通話処理によるミキシングを行っていた通話の通話終了指示であると判別したときで、かつ、前記第2の電話機が自電話機と共に第3の電話機と擬似的に前記三者通話を行うことで2組の擬似三者通話による合計4台の電話機のそれぞれの回線の音声データをミキシングして擬似的な四者通話としての擬似四者通話を行っていた場合に、擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を、ISDNユーザの間でISDN回線のDチャネルを使用して通信するユーザ・ユーザ情報としての再接続情報として、第2の電話機に送信する擬似四者通話時再接続情報送信処理と、
    この擬似四者通話時再接続情報送信処理によって前記切断メッセージの送出と共に再接続情報を第2の電話機に送信して、前記第2の電話機が開放されたことの通知を待機する第2の電話機開放通知待機処理と、
    この第2の電話機開放通知待機処理で前記第2の電話機から開放完了の通知を受け取ったとき、前記第1の電話機に対して、切断メッセージに前記再接続情報が載せられた形で前記ユーザ・ユーザ情報としての制御データを前記Dチャネルを使用して送信する制御データ送信処理と、
    この制御データ送信処理で前記第1の電話機に対して前記制御データを送信した後、前記第1の電話機が開放されたことの通知の受信を待機する第1の電話機開放通知待機処理と、
    この第1の電話機開放通知待機処理で前記第1の電話機の開放完了の通知を受け取ったとき、前記第1の電話機との通話路の開放完了を通知して前記ISDN回線を開放するISDN回線開放処理と、
    自電話機が前記第1の電話機〜第3の電話機と前記擬似四者通話を行っているときに前記第2の電話機から自電話機と第2および第3の電話機との間の擬似三者通話終了の切断メッセージの送出と共に、通信を継続するための再接続要求と、接続先相互の電話番号情報および発信側と着信側の指示情報を再接続情報として受信したとき、自電話機が前記第1の電話機および第2の電話機との音声データのミキシング中であるかどうかを判別するミキシング有無判別処理と、
    このミキシング有無判別処理で前記音声データをミキシング中であると判別したとき自電話機と前記第2の電話機との回線を開放する第2の電話機間回線開放処理と、
    この第2の電話機間回線開放処理による自電話機と第2の電話機との回線の開放に基づいて自電話機が前記第2の電話機から再接続情報を受信したときこの再接続情報に基づく前記電話番号情報に基づいて前記第3の電話機を呼び出して、現在通話中の第1の電話機の音声データに前記第3の電話機の音声データをミキシングして前記第1の電話機および第3の電話機との間で擬似三者通話を開始する擬似三者通話開始処理
    とを実行させることを特徴とする通信端末の通話サービス制御プログラム。
JP2006119577A 2006-04-24 2006-04-24 通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラム Expired - Fee Related JP4869774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006119577A JP4869774B2 (ja) 2006-04-24 2006-04-24 通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006119577A JP4869774B2 (ja) 2006-04-24 2006-04-24 通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007295191A JP2007295191A (ja) 2007-11-08
JP4869774B2 true JP4869774B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=38765372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006119577A Expired - Fee Related JP4869774B2 (ja) 2006-04-24 2006-04-24 通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4869774B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5522985B2 (ja) * 2009-06-30 2014-06-18 パナソニック株式会社 通信装置、通信システム及びセッション制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03205952A (ja) * 1990-01-08 1991-09-09 Hitachi Ltd 複数者通話方式
JPH10190838A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼接続方法
JP2001238261A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Hitachi Ltd 携帯端末及び多者通話方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007295191A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100188495B1 (ko) 네트워크 어댑터 장치 및 그 네트워크 어댑터를 이용한 호출 대기, 호출 식별, 전화 회의 및 통신 세션 공유 방법
EP2001213A9 (en) Communication system
US6035026A (en) Method and apparatus of call conferencing in a telephone exchange system
US7409218B2 (en) Cellular ad hoc phone extension system and method
JP4869774B2 (ja) 通信端末および通信端末の通話サービス制御プログラム
JP2007082163A (ja) 電話交換装置及び電話交換装置の着信制御方法
JPH06141084A (ja) 構内交換機
JP6501319B2 (ja) 電話会議システム、電話会議確立方法及び電話会議プログラム
JP2002016973A (ja) 移動通信システムの交換機
JPH10327467A (ja) ワイヤレスインターカムシステム及びこれに適するphs端末装置
JPH0256157A (ja) 電話装置
JP4447534B2 (ja) 加入者収容装置、通信処理方法、及びプログラム
JPS63152251A (ja) デイジタル電話の転送方法
KR100255376B1 (ko) 사설교환기에서 다양한 회의 기능 수행방법
JP3141750B2 (ja) ボタン電話装置
JP2614528B2 (ja) 電話会議装置
JP4555459B2 (ja) 通話システム
JP2001274911A (ja) 交換機ネットワークシステムおよび構内交換機
JP2001238261A (ja) 携帯端末及び多者通話方法
JP2019071516A (ja) 電話会議システムおよび主装置、並びに端末
JP2004064236A (ja) 話者通知システムおよび話者通知方法
JPS60206297A (ja) ボタン電話装置の主装置間接続方式
JPH0834517B2 (ja) 着信接続方式
JP2002290571A (ja) 電話システム
US20100255874A1 (en) Dual mode communication device and method for carrying out a loud-speaking group meeting

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100218

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees