JP5522985B2 - 通信装置、通信システム及びセッション制御方法 - Google Patents

通信装置、通信システム及びセッション制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、転送サービス、接続地点数の変更サービス又は会議サーバ移行サービスを容易に実現する、複数者通話を行うための通信装置、通信システム及びセッション制御方法に関する。
近年、電話又はテレビ電話に代表される二地点通信に加えて、三者以上が参加可能な音声会議や多地点テレビ会議を実現する多地点通信が実用化されている。多地点通信を利用したサービスには、音声又は映像の通信サービスの他、次のような付加サービスが含まれる。例えば、二者通話を第三者に転送するサービス、二者通話から三者通話への切り替えや三者通話から二者通話への切り替え等の地点数変更サービス、又は使用する会議サーバを変更する会議サーバ移行サービス等である。このようなサービスを提供するための一つの方法としては、SIP(Session Initiation Protocol)に準拠した転送方法、地点数変更方法又は会議サーバ移行方法がある。
図17は、SIPに準拠した電話サービスシステムにおけるネットワーク構成の一例を示す図である。図17に示すシステムでは、SIPで定義された「REFER」及び「NOTIFY」等の拡張メソッドを、サポートするIP電話801〜804及び会議サーバ810が、ネットワーク800を介して接続されている。このようなシステムにおいて、IP電話801〜804が二者通話を行う場合、IP電話は会議サーバ810を介さずに通信を行うことができる。また、IP電話801〜804が三者以上の通話を行う場合、IP電話は会議サーバ810を介して通信を行うことができる。
図17に示すシステムにおいて、二者通話中の第三者への転送は、以下の手順で行われる。まず、IP電話801とIP電話802が通話中に、IP電話801が通話を保留する。その後、IP電話801は、IP電話803に発信して、IP電話803と通話状態になる。その後、IP電話801がIP電話803への転送を実行すると、IP電話802とIP電話803の間で新規通話が確立する。さらに、IP電話801とIP電話802の間の通話及びIP電話801とIP電話803の間の通話が切断されると、転送が完了する。
上記転送を行う際のSIPシーケンスについて、図18を用いて説明する。図18は、SIPに準拠した電話サービスにおける転送シーケンスの一例を示す図である。まず、IP電話801は、IP電話802に「INVITE」リクエストを送る。IP電話802は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話801に送る。その結果、IP電話801とIP電話802の間に「通話A」が確立する。
通話Aが確立している状態でIP電話801に対して保留操作が行われると、IP電話801は、IP電話802に「UPDATE」リクエストを送る。IP電話802は、当該「UPDATE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話801に送る。その結果、IP電話801とIP電話802の間の通話Aが保留になる。
次に、IP電話801に対してIP電話803への通話操作が行われると、IP電話801は、IP電話803に「INVITE」リクエストを送る。IP電話803は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話801に送る。その結果、IP電話801とIP電話803の間に「通話B」が確立する。
通話Bが確立している状態でIP電話801に対して転送操作が行われると、IP電話801は、次の動作を行う。IP電話801は、IP電話803のURI(192.168.1.3)と、通話Bのセッション情報を記述したRefer-Toヘッダを含む「REFER」をIP電話802に送る。次に、IP電話802は、当該「REFER」に対して「202 Accepted」応答をIP電話801に送った後、「NOTIFY」をIP電話801に送る。IP電話801は、当該「NOTIFY」に対して「200 OK」応答をIP電話802に送る。
その後、IP電話802は、通話Bのセッション情報をReplacesヘッダに記述した「INVITE」リクエストをIP電話803に送る。IP電話803は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話802に送る。その結果、IP電話802とIP電話803の間に「通話C」が確立する。IP電話803は、Replacesヘッダに記述された通話Bを切断するために、IP電話801に「BYE」リクエストを送る。IP電話802は、IP電話803から「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を受け取った後、転送完了を示す「200 OK」を含む「NOTIFY」をIP電話801に送る。IP電話801は、当該「NOTIFY」に対して「200 OK」応答を送り、通話Aを切断するためにIP電話802に「BYE」リクエストを送る。IP電話802は、当該「BYE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話801に送る。以上説明した手順によりIP電話802とIP電話803が通話することが可能となり、転送が完了する。
次に、二者通話から三者通話に切り替える際のSIPシーケンスについて、図19を用いて説明する。図19は、SIPに準拠した電話サービスにおける二者通話から三者通話への移行シーケンスの一例を示す図である。まず、IP電話801は、IP電話802に「INVITE」リクエストを送る。IP電話802は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話801に送る。その結果、IP電話801とIP電話802の間に「通話A」が確立する。
通話Aが確立している状態で、IP電話803がIP電話801に「INVITE」リクエストを送ると、IP電話801は、呼出中を表す「180 Ringing」応答をIP電話803に送る。IP電話801に対して通話切替操作が行われると、IP電話801は、IP電話802に「UPDATE」リクエストを送る。IP電話802は、当該「UPDATE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話801に送る。その結果、IP電話801とIP電話802の間の通信Aが保留になる。
次に、IP電話801は、IP電話803に対して「200 OK」応答を送る。その結果、IP電話801とIP電話803の間に「通話B」が確立する。その後、IP電話801に対して三者通話への切替操作が行われると、IP電話801は、会議サーバ810に「INVITE」リクエストを送る。会議サーバ810は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答をIP電話801に送り、IP電話801が参加する「会議C」を確立する。
その後、IP電話801は、IP電話802のURI(192.168.1.2)と、通話Aのセッション情報を記述したRefer-Toヘッダを含む「REFER」を会議サーバ810に送る。次に、会議サーバ810は、当該「REFER」に対して「202 Accepted」応答をIP電話801に送った後、「NOTIFY」をIP電話801に送る。IP電話801は、当該「NOTIFY」に対して「200 OK」応答を会議サーバ810に送る。その後、会議サーバ810は、通話Bのセッション情報をReplacesヘッダに記述した「INVITE」リクエストをIP電話802に送る。IP電話802は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答を送って会議Dを確立する。その後、IP電話802は、Replacesヘッダに記述された通話Bを切断するために、IP電話801に「BYE」リクエストを送る。
IP電話801は、IP電話802を会議に参加させた手順と同じ手順でIP電話803も会議に参加させる。これによって、IP電話801,802,803は、それぞれ会議サーバ810との間に会議用セッションとして会議C,会議D,会議Eを確立するため、会議サーバ810を介した三者通話が確立する。
次に、テレビ会議の例を示す。図20は、SIPに準拠したテレビ会議システムにおけるネットワーク構成の一例を示す図である。図20に示すシステムでは、テレビ会議端末901〜904が、ネットワーク900を介して接続されている。なお、テレビ会議端末901〜904は、それぞれ会議サーバを内蔵しており、三者以上の通話を行う場合は内蔵会議サーバを介して通信を行う。
図20に示すシステムにおいて、四者通話中の三者通話への切替は、以下の手順で行われる。テレビ会議端末901の内蔵会議サーバを使用してテレビ会議端末901〜904が通話中にテレビ会議端末904が切断すると、テレビ会議端末904との通話が切断され、テレビ会議端末901〜903の三者通話となる。
テレビ会議において、四者通話から三者通話に切り替える際のSIPシーケンスを図21に示す。図21は、四者通話から三者通話に切り替える際のSIPシーケンスの一例を示す図である。テレビ会議端末901〜904は、テレビ会議端末901の内蔵会議サーバ910を介して通話を確立している。このとき、テレビ会議端末904が、会議から離脱するために会議サーバ910に「BYE」リクエストを送る。会議サーバ910は、当該「BYE」に対して「200 OK」をテレビ会議端末904に送る。その結果、テレビ会議端末901〜903による三者通話に切り替わり、三者通話が可能となる。
なお、図20に示したシステムにおいて、四者通話中に、内蔵会議サーバを使用しているテレビ会議端末が切断した場合、通常は三者通話に移行せずに、全てのテレビ会議端末が当該内蔵会議サーバと通話を切断して会議を終了する。これは、三者通話を継続する場合、会議サーバを移行する必要があるためである。
内蔵会議サーバを使用しているテレビ会議端末が切断した場合のSIPシーケンスを図22に示す。図22は、内蔵会議サーバを使用しているテレビ会議端末が切断した場合のSIPシーケンスの一例を示す図である。テレビ会議端末901〜904は、テレビ会議端末901の内蔵会議サーバ910を介して通話を確立している。このとき、テレビ会議端末901が、会議から離脱するために内蔵会議サーバ910に「BYE」リクエストを送る。会議サーバ910は、当該「BYE」リクエストに対して「200 OK」応答をテレビ会議端末901に送る。
その後、会議サーバ910は、テレビ会議端末902〜904の各々に「BYE」リクエストを送信する。次に、テレビ会議端末902〜904は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議サーバ910に送って通話を切断する。これによって会議が終了する。
このように、上記の方法では、SIPに準拠した地点数切替方法を利用することによって、会議サーバを内蔵するテレビ会議端末を用いた場合でも地点数切り替えを実現できる。但し、内蔵会議サーバを使用しているテレビ会議端末が会議から離脱する場合には、会議サーバの移行ができないため、会議を終了しなければならなかった。
会議サーバ移行方法の一例については、特許文献1で示されている。特許文献1の方法では、会議から離脱したテレビ会議端末に内蔵された会議サーバが、別のテレビ会議端末に内蔵された会議サーバにサーバ移動要求を送る。サーバ移動要求を受信した会議サーバは、現在の会議情報を取得するため、会議から離脱したテレビ会議端末に内蔵された会議サーバに取得メッセージを送信する。次に、サーバ移動要求を受信した会議サーバは、取得メッセージに対する応答メッセージから現在の会議情報を取得し、現在の会議情報に応じて会議を開始する。このようにして、会議サーバが移行する。
特開平10−289185号公報
上記説明したSIPに準拠した転送方法及び地点数変更方法では、「REFER」メソッド及び「NOTIFY」メソッドを使いた複雑なシーケンスが実行される。したがって、システムを構築するIP電話及び会議サーバは、SIPで定義されたこれらの拡張メソッドをサポートしている端末である必要がある。言い替えれば、これらの拡張メソッドをサポートしていない端末との間では、上記説明した転送方法及び地点数変更方法を実行できない。
また、「REFER」や「NOTIFY」等のメソッドは、「BYE」メソッド等の基本メソッドではなく、システムの機能拡張を実現する拡張メソッドである。したがって、転送又は地点数の変更を実現するためのシーケンスが複雑となるため、開発工数が多い。また、会議サーバ移行方法に関して、上記説明した特許文献1の方法では、標準規格で定義されていない独自のメッセージを会議サーバが送受信する。
したがって、当該方法に対応していない会議サーバとの間では、会議サーバを移行することができないという課題を有している。また、独自のメッセージを利用するため、当該方法の開発工数が多い。
本発明の目的は、呼制御プロトコルの基本メソッドを利用して転送、地点数切替又は会議サーバ移行が可能な通信装置、通信システム及びセッション制御方法を提供することである。
本発明は、呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて少なくとも1つの他の通信装置との間のセッションを制御する通信装置であって、他の通信装置から送られた、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを受信するメッセージ受信部と、前記メッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第1の制御部と、3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、前記会議サーバ部は、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有する通信装置を提供する。
本発明は、呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて少なくとも1つの他の通信装置との間のセッションを制御する通信装置であって、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信するメッセージ送信部と、3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、前記会議サーバ部は、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有する通信装置を提供する。
本発明は、呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて少なくとも1つの他の通信装置との間のセッションを制御する通信装置であって、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信するメッセージ送受信部と、他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第1の制御部と、3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、前記会議サーバ部は、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有する通信装置を提供する。
本発明は、呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて複数の通信装置間のセッションを制御する通信システムであって、前記複数の通信装置の各々は、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信するメッセージ送受信部と、他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第1の制御部と、3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、前記会議サーバ部は、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有する通信システムを提供する。
本発明は、呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて複数の通信装置間のセッションを制御するセッション制御方法であって、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する第1のメッセージ送受信部と、3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備えるとともに、前記会議サーバ部は、指定した通信装置からのセッション開始要求があるまでアイドル状態を維持するよう指示する第1の再接続制御情報、又は、指定した通信装置にセッション開始要求を行うよう指示する第2の再接続制御情報が、前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する第2のメッセージ送受信部と、を有する前記複数の通信装置の各々は、他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行うセッション制御方法を提供する。
本発明に係る通信装置、通信システム及びセッション制御方法によれば、呼制御プロトコルの基本メソッドを利用して転送、地点数切替又は会議サーバ移行が可能である。
SIPに準拠したテレビ会議システムにおけるネットワーク構成の一例を示す図 第1の実施形態の会議端末の内部構成を示すブロック図 第1の実施形態のテレビ会議システムにおける転送シーケンスの一例を示す図 図3に示した転送シーケンスにおける会議端末101の動作を示すフローチャート 図3に示した転送シーケンスにおける会議端末103の動作を示すフローチャート 図3に示した転送シーケンスにおける会議端末102の動作に示すフローチャート SIPに準拠したテレビ会議システムにおけるネットワーク構成の一例を示す図 第2の実施形態の会議端末の内部構成を示すブロック 第2の実施形態の会議端末に含まれる会議サーバの内部構成を示すブロック図 第2の実施形態のテレビ会議システムにおける二者通話から三者通話への移行シーケンスの一例を示す図 図10に示した移行シーケンスにおける会議端末201の動作を示すフローチャート 図10に示した移行シーケンスにおける会議端末203の動作を示すフローチャート 図10に示した移行シーケンスにおける会議端末202の動作に示すフローチャート 第3の実施形態のテレビ会議システムにおける三者通話から二者通話への移行シーケンスの一例を示す図 第4の実施形態のテレビ会議システムにおける四者通話から三者通話への移行シーケンスの一例を示す図 図14に示した第3の実施形態の移行シーケンス及び図15に示した第4の実施形態の移行シーケンスにおける会議端末202の動作を示すフローチャート SIPに準拠した電話サービスシステムにおけるネットワーク構成の一例を示す図 SIPに準拠した電話サービスにおける転送シーケンスの一例を示す図 SIPに準拠した電話サービスにおける二者通話から三者通話への移行シーケンスの一例を示す図 SIPに準拠したテレビ会議システムにおけるネットワーク構成の一例を示す図 四者通話から三者通話に切り替える際のSIPシーケンスの一例を示す図 内蔵会議サーバを使用しているテレビ会議端末が切断した場合のSIPシーケンスの一例を示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下説明する実施形態では、多地点テレビ会議の例を示すが、音声会議又はその他の会議通信であっても同様の手順で実現可能である。また、本実施形態では、当該会議で用いられる通信プロトコルとしてSIPを用いて説明する。なお、通信プロトコルとしては、H.323又はHTTP等の他の通信プロトコルが用いても良い。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、再接続制御情報を含むSIP(Session Initiation Protocol)の基本メソッドを送受信することによって、実現される転送サービスの一例について説明する。
図1は、SIPに準拠したテレビ会議システムにおけるネットワーク構成の一例を示す図である。図1に示すシステムでは、RFC3261等に規定されたSIPの基本メソッドに準拠した会議端末101〜104が、ネットワーク100を介して接続されている。ネットワーク100は、インターネット、社内LAN、宅内ネットワーク又はその他のネットワークである。なお、SIPの基本メソッドには、「INVITE」リクエスト、「UPDATE」リクエスト及び「BYE」リクエスト、並びに、これらのリクエストに対する「200 OK」等の応答が含まれる。これらのリクエスト及び応答は、「メッセージ」という。「INVITE」リクエストは、セッションを開始するよう要求するメッセージである。「UPDATE」リクエストは、確立されているセッションを保留するよう要求するメッセージである。「BYE」リクエストは、セッションを終了するよう要求するメッセージである。
図2は、第1の実施形態の会議端末の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、テレビ会議システムで用いられる会議端末101〜104の各々は、通信部111と、セッション確立部113と、セッション保留部115と、切断メッセージ作成部117と、切断メッセージ送受信部119と、メディアデータ送受信部121と、制御部123と、映像・音声入出力部125と、入力インターフェイス部127とを備える。
通信部111は、ネットワーク100を介して他の会議端末と通信を行う。
セッション確立部113は、会議端末間で、「INVITE」リクエスト及びこのリクエストに対する「200 OK」応答を、通信部111を介して送受信する。セッション確立部113は、「INVITE」リクエスト及び「200 OK」応答の送受信が完了すると、会議端末間でのセッションを確立する。その結果、当該会議端末間は通話状態となる。
セッション保留部115は、セッションが確立している会議端末間で、「UPDATE」リクエスト及びこのリクエストに対する「200 OK」応答を通信部111を介して送受信する。セッション保留部115は、「UPDATE」リクエスト及び「200 OK」応答の送受信が完了すると、会議端末間の通話を保留する。
切断メッセージ作成部117は、Reasonヘッダに再接続制御情報が記述された「BYE」リクエストを作成する。「BYE」リクエストは、セッションを終了するためのメッセージである。再接続制御情報は、他の会議端末からの着信があるまで着信待ち状態(アイドル状態)を維持するよう指示する情報、及び特定の端末に発信するよう指示する情報の2種類である。1つ目の再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.2"」と表される。この再接続制御情報は、識別情報であるSIP URIがsip:192.168.1.2の会議端末からの「INVITE」リクエストを受け取るまで、着信待ち状態(アイドル状態)を保持するよう指示している。2つ目の再接続制御情報は、例えば、「process=send;to="sip:192.168.1.3"」と表される。この再接続制御情報は、SIP URIがsip:192.168.1.3の会議端末に「INVITE」リクエストを送るよう指示している。
なお、会議端末の識別情報としては、SIP URIの他、IPアドレス又はMACアドレス等が用いられても良い。また、セッションを終了するためのメッセージは、「BYE」リクエスト以外でも良い。さらに、再接続制御情報は、「BYE」リクエストのReasonヘッダに限らず、「BYE」リクエストの他のヘッダやボディに記述されていても良い。
切断メッセージ送受信部119は、切断メッセージ作成部117が作成した「BYE」リクエスト、及び他の会議端末から送られた「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を、通信部111を介して送信する。また、切断メッセージ送受信部119は、他の会議端末から送られた「BYE」リクエスト及び「200 OK」応答を、通信部111を介して受信する。切断メッセージ送受信部119は、「BYE」リクエスト及び「200 OK」応答の送受信が完了すると、会議端末間で確立していたセッションを終了する。このとき、通話中であった各会議端末は、アイドル状態となる。
映像・音声入出力部125は、カメラ、マイク、ディスプレイ及びスピーカ等である。メディアデータ送受信部121は、会議端末間で、映像・音声入出力部125を介して入出力された映像又は音声等のメディアデータを通信部111を介して送受信する。入力インターフェイス部127は、会議端末のユーザが設定情報等を会議端末に入力するためのインターフェイスである。
制御部123は、会議端末に含まれる各部を制御する。また、制御部123は、切断メッセージ送受信部119が「BYE」リクエストを受信すると、セッションを終了するよう処理する。制御部123がセッションを終了すると、会議端末はアイドル状態になる。さらに、制御部123は、切断メッセージ送受信部119が受信した「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報を参照して、当該再接続制御情報が指示する動作を行う。
図1に示すテレビ会議システムにおいて、会議端末101と会議端末102の間の二者通話中の会議端末103への転送は、以下の手順で行われる。なお、会議端末101のSIP URI(Uniform Resource Identifier)は、「sip:192.168.1.1」である。会議端末102のSIP URIは、「sip:192.168.1.2」である。会議端末103のSIP URIは、「sip:192.168.1.3」である。なお、SIPは、アプリケーション・レイヤの共通のアドレスであるURIを指定してセッションの相手を指定します。
図3は、第1の実施形態のテレビ会議システムにおける転送シーケンスの一例を示す図である。なお、図3では、「ACK」の図示が省略されている。まず、会議端末101は、会議端末102に「INVITE」リクエストを送る(P101)。会議端末102は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答会議端末101に送る(P103)。その結果、会議端末101と会議端末102の間にセッション「通話A」が確立する。
通話Aが確立している状態で、会議端末101に対して保留動作が行われると、会議端末101は、会議端末102に「UPDATE」リクエストを送る(P105)。次に、会議端末102は、当該「UPDATE」リクエストに対して「200 OK」応答を会議端末101に送る(P107)。その結果、会議端末101と会議端末102の間のセッション「通話A」が保留になる。
次に、会議端末101に対して会議端末103への通話操作が行われると、会議端末101は、会議端末103に「INVITE」リクエストを送る(P109)。会議端末103は、当該「INVITE」リクエストに対して「200 OK」応答を会議端末101に送る(P111)。その結果、会議端末101と会議端末103の間にセッション「通話B」が確立する。
その後、会議端末101は、通話Bを終了するための「BYE」リクエストを会議端末103に送る(P113)。「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末102(sip:192.168.1.2)からの着信待ちを指示する再接続制御情報を記述する。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.2"」と記述する。会議端末103は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末101に送る(P115)。この後、会議端末103は、アイドル状態に移行して、会議端末102からの着信待ちの状態となる。
次に、会議端末101は、通話Aを終了するための「BYE」リクエストを会議端末102に送る(P117)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末103(sip:192.168.1.3)への発信を指示する再接続制御情報を記述する。再接続制御情報は、例えば、「process=send;to="sip:192.168.1.3"」と記述する。会議端末102は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末101に送る(P119)。
会議端末102は、会議端末101から送られた「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報に従い、会議端末103に「INVITE」リクエストを送る(P121)。会議端末103は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末102に送る(P123)。その結果、会議端末102と会議端末103の間にセッション「通話C」が確立する。このようにして、会議端末101と会議端末102の通話を会議端末102と会議端末103の通話に切り替える転送サービスが実現される。
図4は、図3に示した転送シーケンスにおける会議端末101の動作を示すフローチャートである。まず、セッション確立部113は、会議端末102に「INVITE」リクエストを送り、通話Aを確立する(S101)。その後、セッション保留部115は、会議端末102に「UPDATE」リクエストを送り、通話Aを保留とする(S103)。その後、セッション確立部113は、会議端末103に「INVITE」リクエストを送り、通話Bを確立する(S105)。
制御部123は、会議端末101と会議端末102の間の通話が切断後に、発信側になる会議端末及び着信側になる会議端末をそれぞれ決定する(S107)。発信側及び着信側の決定方法は、識別情報の番号が小さい方を発信側にするなど、どのような方法でも良い。本実施形態では、発信側になる会議端末を会議端末102、着信側になる会議端末を会議端末103に決定した例を示す。
次に、切断メッセージ作成部117は、着信側になる会議端末(会議端末103)に送る「BYE」リクエストを作成する(S109)。なお、切断メッセージ作成部117は、この「BYE」リクエストのReasonヘッダに、会議端末102(sip:192.168.1.2)からの着信待ちを指示する再接続制御情報を記述する。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.2"」と記述される。次に、切断メッセージ送受信部119は、切断メッセージ作成部117が作成した当該「BYE」リクエストを会議端末103に送る(S111)。
次に、切断メッセージ作成部117は、発信側になる会議端末(会議端末102)に送る「BYE」リクエストを作成する(S113)。なお、切断メッセージ作成部117は、この「BYE」リクエストのReasonヘッダに、会議端末103(sip:192.168.1.3)への発信を指示する再接続制御情報を記述する。再接続制御情報は、例えば、「process=send;to="sip:192.168.1.3"」と記述される。次に、切断メッセージ送受信部119は、切断メッセージ作成部117が作成した当該「BYE」リクエストを会議端末102に送る(S115)。
図5は、図3に示した転送シーケンスにおける会議端末103の動作を示すフローチャートである。まず、セッション確立部113は、会議端末101からの「INVITE」リクエストを受け取って通話Bを確立する(S201)。次に、切断メッセージ送受信部119は、会議端末101からの「BYE」リクエストを受け取る(S203)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末102(sip:192.168.1.2)からの着信待ちを指示する再接続制御情報が記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.2"」と記述される。
次に、制御部123は、受信した「BYE」リクエストに記述された再接続制御情報に従って、自端末(会議端末103)を会議端末102からの着信待ちの状態にする(S205)。その後、セッション確立部113は、会議端末102からの「INVITE」リクエストを受け取る(S207)。制御部123は、「INVITE」リクエストの発信元アドレスが、ステップS203で受け取った「BYE」リクエストの再接続制御情報に記述されたアドレスと一致するかを判断する(S209)。なお、制御部123は、「INVITE」リクエストのFromヘッダ等を参照して、当該「INVITE」リクエストの発信元アドレスを判別する。
これらのアドレスが一致する場合、セッション確立部113は、「200 OK」応答を会議端末102に送って通話Cを確立する(S211)。一方、これらのアドレスが一致しない場合、セッション確立部113は、次の処理を行う。セッション確立部113は、ステップS207で受け取った「INVITE」リクエストに対するエラー応答(03 Forbidden等)を、会議端末102に送って着信を拒否し(S213)、自端末を再び着信待ちの状態にする。なお、ステップS213において、セッション確立部113は、エラー応答を送らずに「INVITE」リクエストを無視しても良い。
上記説明では、ステップS209で、制御部123は、「INVITE」リクエストの発信元アドレスが、その前に受け取った「BYE」リクエストの再接続制御情報に記述されたアドレスと一致するかを判断すると説明した。しかし、会議端末103の制御部123は、当該判断を行わなくても良い。すなわち、会議端末103の制御部123は、「BYE」リクエストに記述された再接続制御情報を参照する機能を有していなくても良い。この場合、ステップS213は行われない。但し、会議端末103のセッション確立部113は、会議端末102以外の会議端末から「INVITE」リクエストを受け取る場合がある。この場合、会議端末103のセッション確立部113は、この「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を当該会議端末に送ってセッションを確立してしまう。
図6は、図3に示した転送シーケンスにおける会議端末102の動作に示すフローチャートである。まず、セッション確立部113は、会議端末101からの「INVITE」リクエストを受け取って通話Aを確立する(S301)。その後、セッション保留部115は、会議端末101からの「UPDATE」リクエストを受け取り、通話Aを保留とする(S303)。
次に、切断メッセージ送受信部119は、会議端末101からの「BYE」リクエストを受け取る(S305)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末103(sip:192.168.1.3)への発信を指示する再接続制御情報が記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=send;to="sip:192.168.1.3"」と記述される。セッション確立部113は、ステップS305で受け取った「BYE」リクエストに記述された再接続制御情報に従って、会議端末103に「INVITE」リクエストを送る(S307)。その後、セッション確立部113は、ステップS307で送った「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を受け取って通話Cを確立する(S309)。
以上説明したように、第1の実施形態では、会議端末101の切断メッセージ作成部117が、「BYE」リクエストに、各会議端末が行う動作(発信又は着信)に関する指示、及び発信先又は着信先のアドレスを再接続制御情報として記述する。当該「BYE」リクエストを受け取った会議端末が再接続制御情報の指示する動作を行うことによって、転送サービスが実現される。
このように、本実施形態では、転送サービスを実現するために、RFC3261等に規定されたSIPの基本メソッドしか用いられていない。したがって、本実施形態では、SIPの基本メソッドに対応した会議端末であれば、煩雑な処理を行うことなく容易に転送サービスを実現可能である。すなわち、拡張メソッドに対応していない会議端末や独自のメッセージを利用した会議端末であっても、SIPの基本メソッドに対応してさえすれば、接続性を失うことなく転送サービスを実現することができる。また、本実施形態では、当該転送サービスを開発するための工数を削減できる。さらに、送受信するメッセージ数が減るため、サービスの実行に必要な時間が短縮される。
なお、SIPは、理解できないヘッダを無視するというプロトコルである。このため、会議端末103が、他の会議端末から受け取った「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報を参照しない端末であった場合、Reasonヘッダを無視するだけである。但し、会議端末103は、「BYE」リクエストに従ってセッションを終了し着信待ちの状態となるため、転送サービスは実現可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、再接続制御情報を含むSIPの基本メソッドを送受信することによって、実現される二者通話から三者通話への移行サービスの一例について説明する。
図7は、SIPに準拠したテレビ会議システムにおけるネットワーク構成の一例を示す図である。図7に示すシステムでは、RFC3261等に規定されたSIPの基本メソッドに準拠した会議端末201〜204が、ネットワーク100を介して接続されている。ネットワーク100は、インターネット、社内LAN、宅内ネットワーク又はその他のネットワークである。
図8は、第2の実施形態の会議端末の内部構成を示すブロック図である。図8に示すように、テレビ会議システムで用いられる会議端末201〜204の各々は、第1の実施形態の会議端末と同様に、通信部111と、セッション確立部113と、セッション保留部115と、切断メッセージ作成部117と、切断メッセージ送受信部119と、メディアデータ送受信部121と、制御部123と、映像・音声入出力部125と、入力インターフェイス部127とを備える。さらに、会議端末201〜204は、会議サーバ211を備えるものとする。なお、図8において、図2と共通する構成要素には、同じ参照符号が付されている。
会議サーバ211は、当該テレビ会議システムにおいて、三者以上の会議が行われる際に使用される。このとき、会議端末間の通信は、3つの会議端末のいずれかの会議サーバを介して行われる。当該会議サーバは、各会議端末とのセッション確立及び会議端末間の通信の中継を、通信部111を介して行う。
図9は、第2の実施形態の会議端末に含まれる会議サーバ211の内部構成を示すブロック図である。図9に示すように、会議サーバ211は、セッション確立部221と、切断メッセージ作成部223と、切断メッセージ送受信部225と、制御部227とを有する。
セッション確立部221は、会議端末との間で、「INVITE」リクエスト及びこのリクエストに対する「200 OK」応答を、会議端末の通信部111を介して送受信する。セッション確立部221は、「INVITE」リクエスト及び「200 OK」応答の送受信が完了すると、会議端末との間のセッションを確立する。なお、セッション確立部221は、会議端末から送られた「INVITE」リクエストに、セッションを確立する会議端末のアドレスが再接続制御情報として記述されているとき、各アドレスの会議端末に「INVITE」リクエストを送る。
切断メッセージ作成部223は、Reasonヘッダに再接続制御情報が記述された「BYE」リクエストを作成する。当該「BYE」リクエストに記述される再接続制御情報は、第1の実施形態で説明した再接続制御情報と同様である。切断メッセージ送受信部225は、切断メッセージ作成部223が作成した「BYE」リクエスト、及び会議端末から送られた「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を、会議端末の通信部111を介して送信する。また、切断メッセージ送受信部225は、会議端末から送られた「BYE」リクエスト及び「200 OK」応答を、会議端末の通信部111を介して受信する。切断メッセージ送受信部225は、「BYE」リクエスト及び「200 OK」応答の送受信が完了すると、会議端末との間で確立していたセッションを終了する。
制御部227は、会議サーバ211に含まれる各部を制御する。また、制御部227は、切断メッセージ送受信部225が「BYE」リクエストを受信すると、セッションを終了するよう処理する。
図8に示すテレビ会議システムにおいて、会議端末201,202の二者通話から会議端末201〜203間の三者通話への移行は、以下の手順で行われる。なお、三者通話時には会議端末201の会議サーバ211が用いられる。会議端末201のSIP URIは、「sip:192.168.1.1」である。会議端末202のSIP URIは、「sip:192.168.1.2」である。会議端末203のSIP URIは、「sip:192.168.1.3」である。会議端末201の会議サーバ211のSIP URIは、「sip:192.168.1.1:55060」である。
図10は、第2の実施形態のテレビ会議システムにおける二者通話から三者通話への移行シーケンスの一例を示す図である。なお、図10では「ACK」の図示が省略されている。まず、会議端末201は、会議端末202に「INVITE」リクエストを送る(P201)。会議端末202は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201に送る(P203)。その結果、会議端末201と会議端末202の間に通話Aが確立する。
通話Aが確立している状態で、会議端末203は、会議端末201に「INVITE」リクエストを送る(P205)。会議端末201は、会議端末203を含めた三者通話に移行するために、当該「INVITE」リクエストに対する「488」応答を会議端末203に送る(P207)。この「488」応答のWarningヘッダには、会議端末201の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)からの着信待ちを指示する再接続制御情報が、記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.1:55060"」と記述される。なお、当該「488」応答は、会議端末201の切断メッセージ作成部117が作成する。会議端末203は、会議端末201から送られた「488」応答のWarningヘッダに記述された再接続制御情報に従い、会議端末201の会議サーバ211からの着信待ちの状態となる。
次に、会議端末201は、通話Aを終了するための「BYE」リクエストを会議端末202に送る(P209)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末201の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)からの着信待ちを指示する再接続制御情報が、記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.1:55060"」と記述される。会議端末202は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201に送る(P211)。さらに、会議端末202は、会議端末201から送られた「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報に従い、会議端末201の会議サーバ211からの着信待ちの状態となる。
次に、会議端末201は、「INVITE」リクエストを内蔵の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)に送る(P213)。なお、当該「INVITE」リクエストのボディには、会議端末202,203の各アドレスが接続先リスト(URI-List)として記述されている。但し、これらのアドレスは、SIPの拡張ヘッダ等に記述されていても良い。会議端末201の会議サーバ211のセッション確立部221は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201に送る(P215)。その結果、会議サーバ211と会議端末201の間にセッション「会議B」が確立する。
次に、会議端末201の会議サーバ211のセッション確立部221は、会議端末202,203の各々に「INVITE」リクエストを送る(P217)。会議端末202,203は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送る(P219)。その結果、会議サーバ211と会議端末202の間にセッション「会議C」が確立し、会議サーバ211と会議端末203の間にセッション「会議D」が確立して、会議端末201〜203間の三者通話が確立する。このようにして、会議端末201と会議端末202が二者通話中に会議端末203を含めた三者通話に移行するサービスが実現される。
図11は、図10に示した移行シーケンスにおける会議端末201の動作を示すフローチャートである。まず、セッション確立部113は、会議端末202に「INVITE」リクエストを送って通話Aを確立する(S401)。次に、セッション確立部113は、会議端末203からの「INVITE」リクエストを受け取る(S403)。
次に、切断メッセージ作成部117は、当該「INIVITE」リクエストに対する「488」応答を作成する(S405)。なお、切断メッセージ作成部117は、この「488」応答のWarningヘッダに、会議端末201の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)からの着信待ちを指示する再接続制御情報を、記述する。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.1:55060"」と記述される。次に、切断メッセージ送受信部119は、切断メッセージ作成部117が作成した当該「488」応答を会議端末203に送る(S407)。
次に、切断メッセージ作成部117は、通話中の会議端末202に送る「BYE」リクエストを作成する(S409)。なお、切断メッセージ作成部117は、この「BYE」リクエストのReasonヘッダに、会議端末201の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)からの着信待ちを指示する再接続制御情報を、記述する。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.1:55060"」と記述される。次に、切断メッセージ送受信部119は、切断メッセージ作成部117が作成した当該「BYE」リクエストを会議端末202に送る(S411)。
次に、セッション確立部113は、会議端末202,203の各アドレスが接続先リスト(URI-List)としてボディに記述された「INVITE」リクエストを、内蔵する会議サーバ211に送る(S413)。
図12は、図10に示した移行シーケンスにおける会議端末203の動作を示すフローチャートである。まず、セッション確立部113は、会議端末201に「INVITE」リクエストを送る(S501)。その後、切断メッセージ送受信部119は、当該「INVITE」リクエストに対して会議端末201が送信した「488」応答を受け取る(S503)。この「488」応答のWarningヘッダには、会議端末201の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)からの着信待ちを指示する再接続制御情報が、記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.1:55060"」と記述する。
次に、制御部123は、受信した「488」応答に記述された再接続制御情報に従って、自端末(会議端末203)を会議端末201の会議サーバ211からの着信待ちの状態にする(S505)。その後、セッション確立部113が、会議端末201の会議サーバ211からの「INVITE」リクエストを受け取る(S507)。制御部123は、「INVITE」リクエストの発信元アドレスが、ステップS503で受け取った「488」応答の再接続制御情報に記述されたアドレスと一致するかを判断する(S509)。なお、制御部123は、「INVITE」リクエストのFromヘッダ等を参照して、当該「INVITE」リクエストの発信元アドレスを判別する。
これらのアドレスが一致する場合、セッション確立部113は、「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送って会議Dを確立する(S511)。一方、これらのアドレスが一致しない場合、セッション確立部113は、次の処理を行う。セッション確立部113は、ステップS507で受け取った「INVITE」リクエストに対するエラー応答(03 Forbidden等)を、会議端末201の会議サーバ211に送って着信を拒否する(S513)。なお、セッション確立部113は、自端末を再び着信待ちの状態にする。なお、ステップS513では、セッション確立部113は、エラー応答を送らずに「INVITE」リクエストを無視しても良い。
上記説明では、ステップS509で、制御部123は、「INVITE」リクエストの発信元アドレスが、その前に受け取った「488」応答の再接続制御情報に記述されたアドレスと一致するかを判断するように説明した。しかし、会議端末203の制御部123は、当該判断を行わなくても良い。すなわち、会議端末203の制御部123は、「488」リクエストに記述された再接続制御情報を参照する機能を有していなくても良い。この場合、ステップS513は、行われない。但し、会議端末203のセッション確立部113は、会議端末201の会議サーバ211以外の会議端末又は会議サーバから「INVITE」リクエストを受け取る場合がある。この場合は、会議端末203のセッション確立部113は、この「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を当該会議端末又は会議サーバに送ってセッションを確立してしまう。
図13は、図10に示した移行シーケンスにおける会議端末202の動作に示すフローチャートである。まず、セッション確立部113は、会議端末201からの「INVITE」リクエストを受け取って通話Aを確立する(S601)。次に、切断メッセージ送受信部119は、会議端末201からの「BYE」リクエストを受け取る(S603)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末201の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)からの着信待ちを指示する再接続制御情報が、記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.1:55060"」と記述する。
次に、セッション確立部113は、ステップS603で受け取った「BYE」リクエストに記述された再接続制御情報に従って、自端末(会議端末202)を会議端末201の会議サーバ211からの着信待ちの状態にする(S605)。その後、セッション確立部113は、会議端末201の会議サーバ211からの「INVITE」リクエストを受け取る(S607)。制御部123は、「INVITE」リクエストの発信元アドレスが、ステップS603で受け取った「BYE」リクエストの再接続制御情報に記述されたアドレスと一致するかを判断する(S609)。なお、制御部123は、「INVITE」リクエストのFromヘッダ等を参照して、当該「INVITE」リクエストの発信元アドレスを判別する。
これらのアドレスが一致する場合、セッション確立部113は、「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送って会議Cを確立する(S611)。一方、これらのアドレスが一致しない場合、セッション確立部113は、次の処理を行う。セッション確立部113は、ステップS607で受け取った「INVITE」リクエストに対するエラー応答(03 Forbidden等)を、会議端末201の会議サーバ211に送って着信を拒否する(S613)。なお、セッション確立部113は、自端末を再び着信待ちの状態にする。なお、ステップS613において、セッション確立部113は、エラー応答を送らずに「INVITE」リクエストを無視しても良い。
上記説明では、ステップS609で、制御部123は、「INVITE」リクエストの発信元アドレスが、その前に受け取った「BYE」リクエストの再接続制御情報に記述されたアドレスと一致するかを判断するように説明をした。しかし、会議端末202の制御部123は、当該判断を行わなくても良い。すなわち、会議端末202の制御部123は、「BYE」リクエストに記述された再接続制御情報を参照する機能を有していなくても良い。この場合、ステップS613は行われない。但し、会議端末202のセッション確立部113は、会議端末201の会議サーバ211以外の会議端末又は会議サーバから「INVITE」リクエストを受け取る場合がある。この場合、会議端末202のセッション確立部113は、この「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を当該会議端末又は会議サーバに送ってセッションを確立してしまう。
以上説明したように、第2の実施形態では、会議端末201の切断メッセージ作成部117が、「488」応答及び「BYE」リクエストに、各会議端末が行う動作に関する指示、及び着信先のアドレスを再接続制御情報に記述するようにした。また、会議端末201のセッション確立部113が、内蔵の会議サーバ211に送る「INVITE」リクエストに、会議端末202,203の各アドレスを再接続制御情報として記述するようにした。これらのリクエスト又は応答を受け取った会議端末又は、会議サーバが再接続制御情報の指示する動作を行うことによって、二者通話から三者通話への移行サービスが実現される。
このように、本実施形態は、二者通話から三者通話への移行サービスを実現するために、RFC3261等に規定されたSIPの基本メソッドしか用いられていない。したがって、SIPの基本メソッドに対応した会議端末は、煩雑な処理を行うことなく容易にこの移行サービスを実現可能である。すなわち、拡張メソッドに対応していない会議端末や独自のメッセージを利用した会議端末であっても、SIPの基本メソッドに対応してさえすれば接続性を失うことなくこの移行サービスを実現することができる。また、本実施形態では、当該移行サービスを開発するための工数を削減できる。さらに、送受信するメッセージ数が減るため、サービスの実行に必要な時間が短縮される。
なお、SIPは、理解できないヘッダを無視するというプロトコルである。このため、他の会議端末又は会議サーバから受け取った「BYE」リクエストのReasonヘッダ、又は「488」応答のWarningヘッダに記述された再接続制御情報を参照しない端末は、これらのヘッダを無視するだけである。会議端末202,203が、これらの情報を無視する端末であった場合は、ヘッダを無視することになる。但し、会議端末202は、「BYE」リクエストに従ってセッションを終了し着信待ちの状態となるため、当該移行サービスは実現可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、再接続制御情報を含むSIPの基本メソッドに応じたリクエスト又は応答を送受信することによって、実現される三者通話から二者通話への移行サービスの一例について説明する。
本実施形態のシステムは、第2の実施形態の図7に示したテレビ会議システムと同様である。また、本実施形態のテレビ会議システムに含まれる会議端末は、第2の実施形態の図8に示した会議端末と同様である。図8に示したテレビ会議システムにおいて、会議端末201〜203間の三者通話から会議端末202,203の二者通話への移行は、以下の手順で行われる。なお、三者通話時には、第2の実施形態と同様、会議端末201の会議サーバ211が用いられる。
図14は、第3の実施形態のテレビ会議システムにおける三者通話から二者通話への移行シーケンスの一例を示す図である。なお、図14では、「ACK」の図示が省略されている。まず、会議端末201は、「INVITE」リクエストを内蔵の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)に送る(P301)。なお、当該「INVITE」リクエストのボディには、会議端末202,203の各アドレスが接続先リスト(URL-List)として記述されている。会議端末201の会議サーバ211のセッション確立部221は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201に送る(P303)。その結果、会議サーバ211と会議端末201の間にセッション「会議A」が確立する。
次に、会議端末201の会議サーバ211のセッション確立部221は、会議端末202,203の各々に「INVITE」リクエストを送る(P305)。会議端末202,203は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送る(P307)。その結果、会議サーバ211と会議端末202の間にセッション「会議B」が確立し、会議サーバ211と会議端末203の間にセッション「会議C」が確立して、会議端末201〜203間の三者通話が確立する。
その後、会議端末201は、内蔵の会議サーバ211に「BYE」リクエストを送り(P309)、会議から離脱する。会議サーバ211は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201に送る(P311)。さらに、会議サーバ211は、会議端末203に「BYE」リクエストを送る(P313)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末202(sip:192.168.1.2)からの着信待ちを指示する再接続制御情報が記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.2"」と記述する。会議端末203は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送る(P315)。この後、会議端末203は、アイドル状態に移行して、会議端末202からの着信待ちの状態となる。
次に、会議サーバ211は、会議端末202に「BYE」リクエストを送る(P317)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末203(sip:192.168.1.3)への発信を指示する再接続制御情報が記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=send;to="sip:192.168.1.3"」と記述する。会議端末202は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送る(P319)。
会議端末202は、会議端末201の会議サーバ211から送られた「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報に従い、会議端末203に「INVITE」リクエストを送る(P321)。会議端末203は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末202に送る(P323)。その結果、会議端末202と会議端末203の間にセッション「通話D」が確立する。このようにして、会議端末201〜203間の三者通話中に会議端末201が離脱した場合に、会議端末202,203の二者通話に移行するサービスが実現される。
以上説明したように、第3の実施形態では、会議端末201の切断メッセージ作成部223が、「BYE」リクエストに、各会議端末が行う動作(発信又は着信)の指示、及び発信先又は着信先のアドレスを再接続制御情報として記述する。当該「BYE」リクエストを受け取った会議端末が再接続制御情報の指示する動作を行うことによって、三者通話から二者通話への移行サービスが実現される。
このように、本実施形態は、三者通話から二者通話への移行サービスを実現するために、RFC3261等に規定されたSIPの基本メソッドしか用いられていない。したがって、本実施形態は、SIPの基本メソッドに対応した会議端末であれば、煩雑な処理を行うことなく容易にこの移行サービスを実現可能である。すなわち、拡張メソッドに対応していない会議端末や独自のメッセージを利用した会議端末であっても、SIPの基本メソッドに対応してさえすれば接続性を失うことなくこの移行サービスを実現することができる。また、本実施形態では、当該移行サービスを開発するための工数を削減できる。さらに、本実施形態では、送受信するメッセージ数が減るため、サービスの実行に必要な時間が短縮される。
なお、SIPは、理解できないヘッダを無視するというプロトコルである。このため、会議端末203が、会議サーバから受け取った「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報を参照しない端末であったとしても、会議端末203は、これらのヘッダを無視するだけである。但し、会議端末203は、「BYE」リクエストに従って着信待ちの状態となるため、当該移行サービスは実現可能である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、再接続制御情報を含むSIPの基本メソッドに応じたリクエスト又は応答を送受信することによって、実現される四者通話から三者通話への移行サービスについて説明する。なお、本実施形態では、四者通話から三者通話への移行の際に会議サーバを移行する。
本実施形態のシステムは、第2の実施形態の図7に示したテレビ会議システムと同様である。また、本実施形態のテレビ会議システムに含まれる会議端末は、第2の実施形態の図8に示した会議端末と同様である。図8に示したテレビ会議システムにおいて、会議端末201〜203間の三者通話から会議端末202,203の二者通話への移行は、以下の手順で行われる。なお、四者通話時には、第2の実施形態と同様、会議端末201の会議サーバ211が用いられ、三者通話時には、会議端末202の会議サーバ211が用いられる。
図15は、第4の実施形態のテレビ会議システムにおける四者通話から三者通話への移行シーケンスの一例を示す図である。なお、図15では、「ACK」の図示が省略されている。まず、会議端末201は、「INVITE」リクエストを内蔵の会議サーバ211(sip:192.168.1.1:55060)に送る(P401)。なお、当該「INVITE」リクエストのボディには、会議端末202〜204の各アドレスが接続先リスト(URL-List)として記述されている。会議端末201の会議サーバ211のセッション確立部221は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201に送る(P403)。その結果、会議サーバ211と会議端末201の間にセッション「会議A」が確立する。
次に、会議端末201の会議サーバ211のセッション確立部221は、会議端末202〜204の各々に「INVITE」リクエストを送る(P405)。会議端末202〜204は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送る(P407)。その結果、会議サーバ211と会議端末202の間にセッション「会議B」が確立し、会議サーバ211と会議端末203の間にセッション「会議C」が確立する。また、会議サーバ211と会議端末204の間にセッション「会議D」が確立して、会議端末201〜204間の四者通話が確立する。
その後、会議端末201は、内蔵の会議サーバ211に「BYE」リクエストを送り(P409)、会議から離脱する。ここで、四者通話から三者通話に移行するが、会議端末201が会議から離脱したため、使用する会議サーバを会議端末202〜204のいずれかの会議サーバに移行しなければならない。本実施形態では、会議端末202の会議サーバを使用した三者通話に移行する例を示す。
会議端末201の会議サーバ211は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201に送る(P411)。さらに、会議端末201の会議サーバ211は、会議端末203,204に「BYE」リクエストを送る(P413)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末202の会議サーバ211(sip:192.168.1.2:55060)からの着信待ちを指示する再接続制御情報が、記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=recv;from="sip:192.168.1.2:55060"」と記述する。会議端末203,204は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送る(P415)。この後、会議端末203,204は、アイドル状態に移行して、会議端末202の会議サーバ211からの着信待ちの状態となる。
次に、会議端末201の会議サーバ211は、会議端末202に「BYE」リクエストを送る(P417)。この「BYE」リクエストのReasonヘッダには、会議端末203(sip:192.168.1.3)、及び会議端末204(sip:192.168.1.4)への発信を指示する再接続制御情報を示すが記述されている。再接続制御情報は、例えば、「process=send;to="sip:192.168.1.3";to=”sip:192.168.1.4”」と記述する。会議端末202は、当該「BYE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末201の会議サーバ211に送る(P419)。
会議端末202は、会議端末201の会議サーバ211から送られた「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報に従い、「INVITE」リクエストを内蔵の会議サーバ211(sip:192.168.1.2:55060)に送る(P421)。なお、当該「INVITE」リクエストのボディには、会議端末203,204の各アドレスが接続先リスト(URL-List)として記述されている。会議端末202の会議サーバ211のセッション確立部221は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末202に送る(P423)。その結果、会議端末202の会議サーバ211と会議端末202の間にセッション「会議A」が確立する。
次に、会議端末202の会議サーバ211のセッション確立部221は、会議端末203,204に「INVITE」リクエストを送る(P425)。会議端末203,204は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を会議端末202の会議サーバ211に送る(P427)。これにより、会議端末202の会議サーバ211と会議端末203の間にセッション「会議B」が確立し、会議端末202の会議サーバ211と会議端末204の間にセッション「会議C」が確立する。その結果、会議端末202〜204間の三者通話が確立する。このようにして、会議端末201〜204間の四者通話中に会議端末201が離脱した場合に、会議端末202の会議サーバ211を用いた会議端末202〜204間の三者通話に移行するサービスが実現される。
図16は、図14に示した第3の実施形態の移行シーケンス及び図15に示した第4の実施形態の移行シーケンスにおける、会議端末202の動作を示すフローチャートである。まず、セッション確立部113は、会議端末201の会議サーバ211からの「INVITE」リクエストを受け取って会議Bを確立する(S701)。その後、切断メッセージ送受信部119は、会議端末201の会議サーバ211からの「BYE」リクエストを受け取る(S703)。制御部123は、当該「BYE」リクエストの再接続制御情報に記述されたアドレス数が単数か複数かを判断する(S705)。
アドレス数が単数の場合、第3の実施形態で説明した図14の手順P321に示したように、セッション確立部113は、「BYE」リクエストの再接続制御情報が示す会議端末に「INVITE」リクエストを送る(S707)。この後、セッション確立部113は、当該「INVITE」リクエストに対する「200 OK」応答を受け取ってセッションを確立する(S709)。
一方、アドレス数が複数の場合、第4の実施形態で説明した図15の手順P421に示したように、セッション確立部113は、「INVITE」リクエストを内蔵の会議サーバ211に送る(S711)。なお、当該(INVITE)リクエストのボディには、「BYE」リクエストの再接続制御情報が示す会議端末のアドレスが接続先リスト(URI-List)として記述されている。次に、セッション確立部113は、当該(INVITE)リクエストに対する「200 OK」応答を内蔵の会議サーバ211から受け取って、当該会議サーバ211とのセッションを確立する(S713)。
以上説明したように、第4の実施形態では、会議端末201の切断メッセージ作成部223が、「BYE」リクエストに、各会議端末が行う動作(発信又は着信)の指示、及び発信先又は着信先のアドレスを再接続制御情報として記述する。当該「BYE」リクエストを受け取った会議端末が再接続制御情報の指示する動作を行うことによって、四者通話から三者通話への移行サービスが実現される。
このように、本実施形態は、四者通話から三者通話への移行サービスを実現するために、RFC3261等に規定されたSIPの基本メソッドしか用いられていない。したがって、SIPの基本メソッドに対応した会議端末であれば、煩雑な処理を行うことなく容易にこの移行サービスを実現可能である。すなわち、拡張メソッドに対応していない会議端末や独自のメッセージを利用した会議端末であっても、SIPの基本メソッドに対応してさえすれば接続性を失うことなくこの移行サービスを実現することができる。また、本実施形態は、当該移行サービスを開発するための工数を削減できる。さらに、送受信するメッセージ数が減るため、サービスの実行に必要な時間が短縮される。
また、従来のテレビ会議システムでは、テレビ会議端末901の内蔵会議サーバ910を使用した通話中に、テレビ会議端末901が会議から離脱する場合、会議サーバを移行するために会議を一度終了する必要があった。しかし、本実施形態の移行サービスによれば、四者通話中に内蔵会議サーバが利用されている会議端末が離脱する際にも、会議を一度終了する必要がない。なお、第4の実施形態では、四者通話から三者通話への移行サービスを例に説明したが、例えば、五者通話から四者通話への移行サービス等にも同様に適用される。
なお、SIPは、理解できないヘッダを無視するというプロトコルである。このため、会議端末203,204が、会議サーバから受け取った「BYE」リクエストのReasonヘッダに記述された再接続制御情報を参照しない端末であったとしても、会議端末203,204は、これらのヘッダを無視するだけである。但し、会議端末203,204は、「BYE」リクエストに従って着信待ちの状態となるため、当該移行サービスは実現可能である。
第2〜第4の実施形態では、会議端末201〜204の各々が会議サーバ211を内蔵した構成を例に説明した。しかし、会議サーバ211は、会議端末とは別体に構成されていても良い。
本発明に係る通信装置及び通信システムは、音声会議端末及びそのシステム、並びに、テレビ会議端末及びそのシステム等として有用である。
100 ネットワーク
101〜104,201〜204 会議端末
111 通信部
113 セッション確立部
115 セッション保留部
117 切断メッセージ作成部
119 切断メッセージ送受信部
121 メディアデータ送受信部
123 制御部
125 映像・音声入出力部
127 入力インターフェイス部
211 会議サーバ
221 セッション確立部
223 切断メッセージ作成部
225 切断メッセージ送受信部
227 制御部

Claims (15)

  1. 呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて少なくとも1つの他の通信装置との間のセッションを制御する通信装置であって、
    他の通信装置から送られた、セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを受信するメッセージ受信部と、
    前記メッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第1の制御部と、
    3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、
    前記会議サーバ部は、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、
    他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、
    前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記再接続制御情報は、指定した通信装置からのセッション開始要求があるまでアイドル状態を維持するよう指示する情報であることを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記再接続制御情報は、指定した通信装置にセッション開始要求を行うよう指示する情報であることを特徴とする通信装置。
  4. 呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて少なくとも1つの他の通信装置との間のセッションを制御する通信装置であって、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、
    前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信するメッセージ送信部と、
    3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、
    前記会議サーバ部は、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、
    他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、
    前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記再接続制御情報は、指定した通信装置からのセッション開始要求があるまでアイドル状態を維持するよう指示する情報であることを特徴とする通信装置。
  6. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記再接続制御情報は、指定した通信装置にセッション開始要求を行うよう指示する情報であることを特徴とする通信装置。
  7. 呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて少なくとも1つの他の通信装置との間のセッションを制御する通信装置であって、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、
    前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信するメッセージ送受信部と、
    他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第1の制御部と、
    3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、
    前記会議サーバ部は、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、
    他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、
    前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有することを特徴とする通信装置。
  8. 請求項7に記載の通信装置であって、
    前記再接続制御情報は、指定した通信装置からのセッション開始要求があるまでアイドル状態を維持するよう指示する情報、又は、指定した通信装置にセッション開始要求を行うよう指示する情報であることを特徴とする通信装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記基本メソッドには、セッション開始要求又はセッション終了要求が含まれることを特徴とする通信装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記呼制御プロトコルは、SIP(Session Initiation Protocol)であることを特徴
    とする通信装置。
  11. 請求項10に記載の通信装置であって、
    前記セッション開始要求は、SIPで定義された「INVITE」であることを特徴とする通信装置。
  12. 請求項10に記載の通信装置であって、
    前記セッション終了要求は、SIPで定義された「BYE」であることを特徴とする通信装置。
  13. 呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて複数の通信装置間のセッションを制御する通信システムであって、
    前記複数の通信装置の各々は、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、
    前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信するメッセージ送受信部と、
    他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第1の制御部と、
    3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備え、
    前記会議サーバ部は、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッドに記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、
    他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行う第2の制御部と、
    前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の複数の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する送受信部と、を有することを特徴とする通信システム。
  14. 請求項13に記載の通信システムであって、
    前記再接続制御情報は、指定した通信装置からのセッション開始要求があるまでアイドル状態を維持するよう指示する情報、又は、指定した通信装置にセッション開始要求を行うよう指示する情報であることを特徴とする通信システム。
  15. 呼制御プロトコルの基本メソッド又は応答を用いて複数の通信装置間のセッションを制御するセッション制御方法であって、
    セッション終了後の動作に係る再接続制御情報が前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第1のメッセージ作成部と、
    前記第1のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する第1のメッセージ送受信部と、
    3つ以上の通信装置間の相互セッションを制御する会議サーバ部と、を備えるとともに、
    前記会議サーバ部は、
    指定した通信装置からのセッション開始要求があるまでアイドル状態を維持するよう指示する第1の再接続制御情報、又は、指定した通信装置にセッション開始要求を行うよう指示する第2の再接続制御情報が、前記基本メソッド又は応答に記述されたメッセージを作成する第2のメッセージ作成部と、
    前記第2のメッセージ作成部が作成したメッセージを他の通信装置に送信し、かつ、他の通信装置から送られたメッセージを受信する第2のメッセージ送受信部と、を有する前記複数の通信装置の各々は、
    他の通信装置から送られたメッセージに含まれる再接続制御情報に基づいて再接続制御を行うことを特徴とするセッション制御方法。
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