JP5153720B2 - 通信システムとその制御装置および通信制御方法 - Google Patents

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この発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して端末間でメディアデータを授受することの可能な通信システムと、このシステムに備わるセッション制御装置、および通信制御方法に関する。
近年ではIPネットワークを利用する通信が主流であり、音声、映像、テキストなどのメディアデータはIPパケット化されて伝送されることが多い。IETF(Internet Engineering Task Force)においても各種の議論がなされ、様々な標準が策定されている。例えばRFC3261にはセッション制御に係わるSIP(Session Initiate Protocol)の基本仕様が記述され(非特許文献1を参照)、RFC2663にはアドレス変換プロトコルであるNAPT(Network Address Port Translation)の仕様が記述されている(非特許文献2を参照)。
SIPを用いるシステムでは、セッションの確立、変更、更新あるいは切断などの制御はSIP信号に記載されるメソッドに基づき実施される。例えば、発呼要求にはINVITEメソッドが用いられる。RFC3261にはこれ以外に全6種類のメソッドが定義されている。SIPは発展の途上にあり、RFC3261を基礎として現在でも様々な機能拡張がなされている。SIPの拡張バージョンには例えばUPDATEと称するメソッドが規定されており、これを用いればセッションの変更が可能であり、接続先の変更などを実現できる。
ところで、SIPは現在でも機能拡張されていることから、個々の端末(あるいは通信装置)がサポートするSIPのバージョンが異なるケースがある。つまり現時点では、最新のSIP機能をサポートする端末と旧来の機能しかサポートしない端末とが混在する状況にある。
RFC 3261 SIP: Session Initiation Protocol, J. Rosenberg他、June 2002 RFC 2663 IP Network Address Translator (NAT) Terminology and Considerations, P. Srisuresh他, August 1999
SIPは元来、セッションの確立前に互いのサポート機能を相手方に通知するなど、端末間でのネゴシエーションに用いられるプロトコルである。セッションを確立/変更する段階では端末間で決められたメソッド以外は使用できないので、実現可能な通信機能が制約されることになる。
例えばRFC3261のみをサポートする旧式の端末は、より新しいRFC3311で規定されるUPDATEメソッドを利用することができない。UPDATEは接続先の変更などに用いられるメソッドであり、これを解釈できない端末はUPDATEメソッドを用いてメディアの接続先を変更することができない。このように最新の機能をサポートする端末とそうでない端末とが混在する状況下では通信システムの運用の自由度が制約され、折角の最新の機能を生かすことが難しくなり、何らかの対処が望まれる。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、端末がサポートするSIPの範囲によらずメディアの接続先を切り替えられるようにし、これにより通信システムの運用の自由度を拡大することを可能とする通信システムとその制御装置および通信制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、通信網に形成されるセッションを介してメディアデータを授受可能な複数の端末と、SIPのもとでセッションを接続するセッション制御装置と、セッションにおけるメディアデータの接続ルートをIPアドレスおよびポート番号に基づいて制御するルータとを具備する通信システムが提供される。特に、ルータはIPアドレスとポート番号を変換するNAPT機能を備える。
セッション制御装置は、UPDATEメソッドによりメディアデータの接続先の変更を要求するSIP信号を受信すると、その宛先端末がUPDATEをサポートするか否かを判断する。UPDATEをサポートしていなければ、セッション制御装置からルータに対してメディアデータの接続先の変更を行うようルータに対して指示し、ルータのNAPT機能により、宛先端末から送出されるメディアデータの接続先のIPアドレスおよびポート番号が、SIP信号に示される接続先のIPアドレスおよびポート番号に変換される。
端末がUPDATEをサポートしていれば、既知の手順のもとでその端末の処理によりメディアの接続先が切り替えられる。一方、端末がUPDATEをサポートしていなければ、上記手段により、ルータのNAPT機能を利用する形で、端末から送出されるメディアデータのIPアドレスおよびポート番号が接続先のIPアドレスおよびポート番号に変換される。これにより端末がUPDATEをサポートするか否かによらず、UPDATEメソッドによるメディアの接続先の切り替えを実現できる。つまり、端末間の通信能力の差異がシステム側で隠蔽されるようになり、通信可能な機器を拡大して運用上の自由度を拡大することが可能になる。
この発明によれば、端末がサポートする機能によらずメディアの接続先を切り替えられるようにし、これにより運用の自由度を拡大することの可能な通信システムとその制御装置および通信制御方法を提供することができる。
通信中にメディアの接続先の切り替えが不可能なケースを示す図。 この発明に関わる通信システムの実施の形態を示すシステム図。 図2のセッション制御装置、ルータ、および端末が備える機能を示す機能ブロック図。 図3の能力記憶部11aに記憶される管理テーブルの一例を示す図。 SIP信号の宛先端末がUPDATEをサポートするケースにおける作用を説明するための図。 図5のケースにおける変形例を示す図。 SIP信号の宛先端末がUPDATEをサポートしないケースにおける作用を説明するための図。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態につき説明する。この実施形態ではSIPを用いるシステムを想定するが、H.323など他のプロトコルを用いるシステムにも以下の形態を適用することができる。
図1は、通信中にメディアの接続先の切り替えが不可能なケースを示す図である。図1において端末Aと端末Bとの間にエンド・ツウ・エンドのセッションが形成されているとし、このうち端末AはUPDATEメソッドに対応していないとする。この状態から他の装置(端末、網内装置、メディアサーバあるいは他の通信網など、ここでは装置60と称する)から、メディアの接続先を変更する要求が生じたとする。そうすると装置60は、UPDATEメソッドを含むSIP信号をセッション制御装置50(SIPサーバなど)に送信する(1)。これを受けたセッション制御装置50はこのメッセージを処理するとともに、端末Aに転送する(2)。
このSIP信号を受けた端末Aはその内容を読み取るが、UPDATEメソッドに対応していないのでUPDATEメソッドを解釈することができない。よってメソッド非対応の旨を示すエラーレスポンスがセッション制御装置50に返送され(3)、装置60に転送される(4)。このレスポンスを受けた装置60は、セッション接続先の変更(切り替え)を要求したにも拘わらず、これが不可能であることを知る。
図1において互いの通信能力を知っているのはSIPのネゴシエーションを経た端末A,B及びセッション制御装置50のみであり、第3者の立場にある装置60は端末Aの通信能力を事前に知ることができない。このような事情から、接続先の切り替えができないケースが生じる。以下ではこのような不自由さを解消することの可能な技術につき説明する。
図2は、この発明に関わる通信システムの実施の形態を示すシステム図である。このシステムは、IP通信網100,200と、これらを接続するIPネットワークやゲートウェイなどのインタフェース300とを備える。IP通信網100は複数のセッション制御装置11〜13と、複数のルータ21〜23とを備える。またIP通信網100には端末AおよびBが属する。
端末A,BはIP通信網に形成されるセッションを介して相手先の端末とメディアデータを授受する。セッション制御装置11〜13は、SIPのもとでIP通信網にセッションを接続する。ルータ21〜23は、IPアドレスおよびポート番号に基づいて、セッションにおけるメディアデータの伝送経路をルーティングする。
セッション制御装置11〜13は例えばSIPサーバであり、端末A〜B間のセッションをSIPにより制御する。もちろんIPネットワークに接続される端末はA,Bの2つだけではない。ルータ21〜23はIPパケットのルーティング機能に加え、NAPT機能を備える。
端末A,B間にはメディアストリームパケットを伝送するためのメディアパスと、SIP信号を授受するためのセッション制御パスとが形成される。メディアパスはルータ21,22を経由し、セッション制御パスはルータ21,22およびセッション制御装置11,12を経由する。IP通信網200も同様の構成である。
図3は、図2のセッション制御装置11〜13、ルータ21〜23、および端末A〜Cの備える機能を示す機能ブロック図である。それぞれ代表的な符号を付して示す。端末Aはセッション処理部31a、およびトランスポート処理部31bを備える。セッション処理部31aはセッション制御装置11との間でセッション制御パスを介してSIP信号を授受する。トランスポート処理部31bは、メディアパスを介してIPパケットを授受する機能を持つ。ルータ21はNAPT機能を持つトランスポート処理部21aを備え、宛先IPアドレスとポート番号の変換機能を持つ。
セッション制御装置11は能力記憶部11a、セッション処理部11b、およびトランスポート処理部11cを備える。このうちセッション処理部11bはセッション制御処理を行う。トランスポート処理部11cは、ルータへの制御指示、およびルータからの応答を処理する機能を持つ。
ところで能力記憶部11aは、例えば図4の管理データベースを記憶する。管理データベースは、端末ごとにその通信能力を対応付けてテーブル化したデータベースである。具体的には図4に示すように、UPDATEメソッドのサポートの有無を、端末の識別子(ID:IDentification)に対応付けてテーブル化したものである。この管理データベースはシステムの運用において呼が生起するごとに、関係するSIP信号から取得される情報に基づいて動的に構築される。すなわちSIP信号には関係する端末の識別子やIPアドレスなどの情報とともに、その端末がサポートするSIPの機能を示す情報が記載されている。セッション制御装置11はこれらの情報を読み取って管理データベースを構築する。
このように能力記憶部11aには、SIP信号の宛先端末が備える能力を示す情報が格納される。セッション処理部11bはこの記憶部11aにアクセスすることで、受信したSIP信号の宛先端末がサポート機能を知ることができる。
特にセッション処理部11bは、メディアデータの接続先の変更を要求するためのUPDATEメソッドを含むSIP信号を受信すると、このSIP信号の宛先端末がUPDATEをサポートするか否かを、管理データベースを参照して判断する。その結果宛先端末がUPDATEをサポートしていないことがわかると、トランスポート処理部11cは接続先変更指示をルータ21に与える。
この接続先変更指示を受けたルータ21のトランスポート処理部21aは、宛先端末から送出されるメディアデータの接続先のIPアドレスおよびポート番号を、SIP信号に示される接続先のIPアドレスおよびポート番号に変換する。
上記構成において呼が生起すると、発端末は自らが登録されるセッション制御装置にSIP信号を送信する。このSIP信号はルータなどを介して宛先のセッション制御装置に達する。このSIP信号を受信したセッション制御装置は、セッション処理部11bの制御により次位のセッション制御装置にSIP信号を転送する。そして、1台ないし複数のセッション制御装置を経由して、SIP信号は着端末が登録されるセッション制御装置にまで転送される。この着側のセッション制御装置からさらにルータを介して着端末までSIP信号が転送されると、エンド・ツウ・エンドでのSIP信号の授受が可能となる。
こののちSIPに規定される一連の制御シーケンスが完了すると、発着端末間でセッションが確立される。この発着端末間のセッションに介在するセッション制御装置のトランスポート処理部11cは、メディアパスの設定に要するアドレスなどの情報を含む制御指示をルータに与える。これを受けたルータは、その制御内容に基づきメディアパス設定に必要な情報を設定する。発着端末間で確立されたメディアパスはセッション制御装置を経由しない。すなわち音声などのメディアは発端末が帰属するルータと、着端末が帰属するルータとを介して伝送される。
次に、上記構成における作用を詳しく説明する。以下では、メディアの接続先変更を要求するSIP信号の宛先端末がUPDATEメソッドをサポートするケース(ケース1)と、サポートしないケース(ケース2)とに分けて説明する。なおSIP信号は端末間での授受に限らず、端末とメディアサーバなどの装置、あるいは端末と他のIP通信網との間でも授受される。ここでは既にセッションの確立された端末間でメディアデータが授受されているとき、このセッションの変更を要求するUPDATEメソッドを含むSIP信号をセッション制御装置が受信した場合を想定する。
(ケース1)
このケースでは、SIP信号の宛先端末がUPDATEをサポートする。
図5は、ケース1における作用を説明するための図である。図5において、セッション制御装置11が、メディアの接続先を端末Bから端末Cに変更することを端末Aに要求するUPDATEメソッドを含むSIP信号を受信したとする(1)。するとセッション処理部11bは能力記憶部11aにアクセスし、端末AがUPDATEメソッドをサポートするかどうかを判断する。
ケース1では、端末AはUPDATEをサポートする、と判断されることになる(2)。よって既存の手順に沿って、SIP信号が端末Aに転送される(3)。端末AはこのSIP信号を受け、通信可であればレスポンス(200 OK)をセッション制御装置11に返す(4)。
セッション制御装置11がレスポンス(200 OK)を受信すると、トランスポート処理部11cは接続先変更要求をルータ21に指示する(5)。これを受けてルータ21は、既に開通済みのメディアパスのIPアドレスおよびポート番号を、端末CのIPアドレスおよびポート番号に変更し(6)、セッション制御装置11に応答を返信する(7)。この応答を受信したセッション制御装置11は、UPDATEメソッドを含むSIP信号の送信元に応答(200 OK)を送信する(8)。
このように宛先端末がUPDATEメソッドをサポートしているケースでは、この宛先端末の主体的な制御によりメディアパスの接続先が変更される。つまり、セッション制御装置から転送されたSIP信号は宛先端末により解釈され、この端末により接続先変更の可否が決定される。なおこのケース1では、図6に示すように既に開通済みのメディアパスを削除し、変更先とのメディアパスを新たに設定することも可能である。すなわち図5の手順(6)に代えて、端末Aと端末Bとの間のメディアパスを削除し、端末Aからの再発呼に基づくSIPシーケンスにより端末Aと端末Cとの間にメディアパス設定するようにしても良い。
(ケース2)
このケースでは、SIP信号の宛先端末がUPDATEをサポートしない。
図7は、ケース2における作用を説明するための図である。図7において、セッション制御装置11が図5と同様のSIP信号を受信したとする(1)。するとセッション処理部11bは能力記憶部11aにアクセスし、端末AがUPDATEメソッドをサポートするかどうかを判断する。
ケース2では、端末AはUPDATEをサポートしない、と判断されることになる(2)。そうするとセッション制御装置11は既知の手順とは異なり、SIP信号を端末Aに転送しない。そしてトランスポート処理部11cは、この段階から直接、接続先変更要求をルータ21に指示する(3)。つまりトランスポート処理部11cは、既に開通済みのメディアパスのIPアドレスおよびポート番号を、端末CのIPアドレスおよびポート番号に変更する指示をルータ21に与える。
これを受けたルータ21は、端末Bを接続先とするメディアパスのIPアドレスおよびポート番号を、端末CのIPアドレスおよびポート番号に変更し、セッション制御装置11に応答を返信する(5)。この応答を受信したセッション制御装置11は、UPDATEメソッドを含むSIP信号の送信元に応答(200 OK)を送信する(6)。
このように宛先端末がUPDATEメソッドをサポートしていないケースでは、ルータのNAPT機能を活用するかたちでメディアパスの接続先が変更される。つまり、UPDATEメソッドはセッション制御装置11により解釈され、セッション制御装置11からルータ21を制御することで、端末Aには隠蔽するかたちでメディアの接続先が変更される。
以上述べたようにこの実施形態では、接続先変更を要求するSIP信号をセッション制御装置が受信すると、セッション制御装置は能力記憶部11aの管理データベースを参照する。管理データベースには端末ごとのサポート機能が記録され、セッション制御装置はこの当該SIP信号に記載されるメソッドを宛先端末がサポートするか否かを判断する。サポートしていなければ、セッション制御装置はSIP信号を宛先端末に送信せず、NAPT制御をルータに指示し、SIP信号の受信側のアドレスとポート番号とを変更させる。これにより宛先端末に対しメディアの接続先が変更されたことを隠蔽しつつ、メディアの接続先を変更することが可能になる。
既存の技術では、UPDATEメソッドをサポートしない端末が係わると、エラーレスポンスが返送されるのみでメディアの接続先を切り替えることができなかった。これに対し本発明では、端末の通信能力に関する情報を保持する手段(能力記憶部11aおよび管理データベース)をセッション制御装置に設け、メディアの接続先変更要求をセッション制御装置が受信すると、宛先端末がメディアの接続先変更に用いられるメソッドをサポートするか否かを管理データベースに基づき判断する。そして、宛先端末が接続先変更に用いられるメソッドをサポートしていなければ、セッション制御装置で信号を終端することにより、セッション接続先変更を実現するようにしている。
このようにしたので、接続先変更要求に用いられるSIPのメソッド(UPDATEなど)をサポートしていない端末に対し、メディアの接続先が変更されたことを隠蔽しつつ、接続先変更を実現することができる。しかも、この端末は、メディアの接続先が変更されたことを知る必要がない。これは端末に機能追加を行う必要が無いことを意味する。この実施形態の実現にあたっては、ルータがNAPTを実装していれば、セッション制御装置の機能をモディファイするだけでよい。
これらのことから、端末がサポートする機能によらずメディアの接続先を切り替えられるようにし、これにより運用の自由度を拡大することの可能な通信システムとその制御装置および通信制御方法を提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではない。例えば管理データベースは呼の生起をきっかけとして動的に構築されるとして説明したが、これに代えて、予めマニュアル作業で管理データベースを用意し能力記憶部11aに記憶させるようにしても良い。
また、この発明は実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
A〜C…端末、60…装置、50…セッション制御装置、100,200…IP通信網、300…インタフェース、11〜13…セッション制御装置、21〜23…ルータ、31a…セッション処理部、31b…トランスポート処理部、21a…トランスポート処理部、11a…能力記憶部、11b…セッション処理部、11c…トランスポート処理部

Claims (10)

  1. 通信網に形成されるセッションを介してメディアデータを授受可能な複数の端末と、
    規定のプロトコルのもとで前記セッションを接続する制御装置と、
    前記セッションにおけるメディアデータの接続ルートをアドレス情報に基づいて制御するルーティング装置とを具備し、
    前記制御装置は、
    前記メディアデータの接続先の変更を要求するメッセージを受信すると、このメッセージの宛先端末が接続先変更処理をサポートするか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果、前記宛先端末が前記接続先変更処理をサポートしなければ、接続先変更指示を前記ルーティング装置に与える指示手段とを備え、
    前記ルーティング装置は、
    前記接続先変更指示を与えられると、前記宛先端末から送出されるメディアデータの接続先のアドレス情報を、前記メッセージに示される接続先のアドレス情報に変換する変換手段を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記制御装置は、さらに、前記プロトコルのもとでサポート可能な機能を前記端末ごとに対応付けた管理データベースを備え、
    前記判断手段は、前記メッセージの宛先端末が前記接続先変更をサポートするか否かを前記管理データベースに基づき判断することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信網はIP(Internet Protocol)網であり、
    前記プロトコルはSIP(Session Initiation Protocol)であり、
    前記アドレス情報はIPアドレスおよびポート番号であり、
    前記接続先変更処理は、SIP信号に記載されるUPDATEメソッドであることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. メディアデータを授受可能な複数の端末とアドレス情報の変換機能を備えるルーティング装置とを備える通信網に、前記メディアデータを接続するセッションを規定のプロトコルのもとで形成する制御装置であって、
    前記メディアデータの接続先の変更を要求するメッセージを受信すると、このメッセージの宛先端末が接続先変更処理をサポートするか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果、前記宛先端末が前記接続先変更処理をサポートしなければ、この宛先端末から送出されるメディアデータの接続先のアドレス情報を前記メッセージに示される接続先のアドレス情報に変換することを前記ルーティング装置に指示する指示手段とを具備することを特徴とする制御装置。
  5. さらに、前記プロトコルのもとでサポート可能な機能を前記端末ごとに対応付けた管理データベースを備え、
    前記判断手段は、前記メッセージの宛先端末が前記接続先変更をサポートするか否かを前記管理データベースに基づき判断することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記通信網はIP(Internet Protocol)網であり、
    前記プロトコルはSIP(Session Initiation Protocol)であり、
    前記アドレス情報はIPアドレスおよびポート番号であり、
    前記接続先変更処理は、SIP信号に記載されるUPDATEメソッドであることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  7. 通信網に形成されるセッションを介してメディアデータを授受可能な端末間に規定のプロトコルのもとで前記セッションを接続する制御装置と、前記セッションにおけるメディアデータの接続ルートをアドレス情報に基づいて制御するルーティング装置とを具備する通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記メディアデータの接続先の変更を要求するメッセージが生じると、このメッセージの宛先端末が接続先変更処理をサポートするか否かを、前記制御装置が判断し、
    前記宛先端末が前記接続先変更処理をサポートしなければ、前記宛先端末から送出されるメディアデータの接続先のアドレス情報を前記メッセージに示される接続先のアドレス情報に、前記ルーティング装置が変換することを特徴とする通信制御方法。
  8. 前記制御装置は、前記メッセージの宛先端末が前記接続先変更をサポートするか否かを、前記プロトコルのもとでサポート可能な機能を前記端末ごとに対応付けた管理データベースに基づき判断することを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。
  9. 前記通信網はIP(Internet Protocol)網であり、
    前記プロトコルはSIP(Session Initiation Protocol)であり、
    前記アドレス情報はIPアドレスおよびポート番号であり、
    前記接続先変更処理は、SIP信号に記載されるUPDATEメソッドであることを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。
  10. 前記プロトコルはSIP(Session Initiation Protocol)であり
    前記制御装置は、呼の生起以降に授受されるSIP信号のヘッダから前記端末ごとにサポート可能な機能を取得し、前記管理データベースを構築することを特徴とする請求項8に記載の通信制御方法。
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