JP3433102B2 - インターカムシステム - Google Patents

インターカムシステム

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JP3433102B2
JP3433102B2 JP16262498A JP16262498A JP3433102B2 JP 3433102 B2 JP3433102 B2 JP 3433102B2 JP 16262498 A JP16262498 A JP 16262498A JP 16262498 A JP16262498 A JP 16262498A JP 3433102 B2 JP3433102 B2 JP 3433102B2
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よう子 廣瀬
泰弘 渋谷
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の子機がグル
ープ内で同時に相互通話を行うグループ通話のインター
カム状態を有するインターカムシステムにおいて子機
同士の個別通話を行うことができるインターカムシステ
ムに関する。 【0002】 【従来の技術】インターカムシステムにおけるインター
カム状態、すなわちグループ内における複数の子機間の
同時相互通話では、複数の子機同士は同時に相互通話を
行うことができ、複数の子機による会議や打ち合せ等に
有効であるが、このような全子機による会議や打ち合せ
状態等においてもすべての子機と通話する以外の全子機
に聞かせる必要のない要件を特定の子機に通知する等の
ために任意の子機同士で1対1で通話をしたい場合があ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のインターカムシ
ステムにおけるインターカム状態では、各子機からの音
声はすべての子機に送信され聞かれてしまうことになる
ため、任意の子機同士のみの1対1通話を行うことがで
きないという問題がある。 【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、インターカム状態で複数の子
機が相互通話を同時に行っている最中でも任意の子機間
のみで1対1の個別通話を行うことができるインターカ
ムシステムを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、主制御装置と、この主制
御装置に接続された親機と、この親機との間で無線によ
り情報信号を送受信する複数の子機を有し、前記複数
の子機が複数のグループに群分けされ、前記主制御装置
内での制御により各グループ内に所属する各子機が同時
に相互通話を行うグループ通話のインターカム状態を有
するインターカムシステムにおいて、各子機は、前記複
数のグループ内の各子機のうちで所望の子機を呼び出す
ための個別スイッチと、自局宛ての個別呼び出しに応答
する応答スイッチとを有し、前記個別スイッチを操作し
た時に出力される個別コマンドと、前記応答スイッチを
操作した時に出力される応答コマンドとを前記親機を介
して前記主制御装置に送信し、 前記主制御装置は、グル
ープ通話時と個別通話時の音声をそれぞれ制御する音声
MIX部を内蔵し、グループ通話状態中の任意の子機か
らの前記個別コマンドを受信した時に呼出音を前記親機
を介して前記任意の子機に送信し、且つ、被呼出音を前
記親機を介して前記任意の子機から呼び出された他の子
機に送信すると共に、前記任意の子機からの前記個別コ
マンドと前記被呼出音を受け取った前記他の子機からの
応答コマンドとをそれぞれ受信した時に前記任意の子機
と前記他の子機とをそれぞれが所属するグループ内での
グループ通話状態を解放して1対1の個別通話状態とな
るように前記音声MIX部を制御することを要旨とす
る。 【0006】請求項1記載の本発明にあっては、インタ
ーカム状態の任意の子機が他の子機を呼び出すべく個別
スイッチを操作すると、他の子機に対する呼び出しが行
われ、この呼び出しに応答して他の子機が応答スイッチ
を操作すると、任意の子機および他の子機はインターカ
ム状態から解放され、該任意の子機と他の子機とは1対
1に接続され両者間のみの個別通話を行うことができる
ため、別のすべての子機に聞かれることなく、任意の子
機と他の子機との間のみで個別通話をできる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係るインターカムシステムの構成を示すシステム図で
ある。同図に示すインターカムシステムは、システム全
体の動作を制御する主制御装置1を有し、該主制御装置
1は公衆回線3および電話機5に接続されるとともに、
複数の親機7a,7b,7c,7dに接続されている。 【0008】これらの親機7a,7b,7c,7dは無
線回線23を介して複数の子機19a〜39nに接続さ
れ得るように構成されている。これらの複数の子機19
a〜39nは、複数のグループ11,12,13に群分
けされ、第1のグループ11には複数の子機19a,1
9b,…,19x,…19nが設けられ、第2のグルー
プ12には複数の子機29a,29b,…,29x,…
29nが設けられ、第3のグループ13には複数の子機
39a,…39c,…39nが設けられている。 【0009】また、主制御装置1には本インターカムシ
ステムが設けられているフロア全体に放送するためのフ
ロア放送装置15、非常時に一斉通報を行うための非常
一斉通報装置17、および所定の時刻に一斉通報を行う
ための定時一斉通報装置18が接続されているととも
に、また本インターカムシステムにはシステムのデータ
を設定するためのデータ設定用PC(パーソナルコンピ
ュータ)21が設けられている。 【0010】図2は、図1に示すインターカムシステム
における主制御装置1、親機7a〜7d、子機19a〜
39nの詳細な内部構成を示すブロック図である。同図
に示すように、主制御装置1はシステム全体の動作を制
御する制御部51およびインターカム状態における複数
の音声を混合(MIX)する音声MIX部53を有す
る。親機7a〜7dの各々は各親機全体の動作を制御す
る制御部61、各子機19a〜39nから無線回線を介
して音声およびデータを受信する受信部63、および各
子機19a〜39nに対して無線回線を介して音声およ
びデータを送信する送信部65を有する。更に、子機1
9a〜39nの各々は、各親機7a〜7dに対して無線
回線を介して音声およびデータを送信する送信部71、
各親機7a〜7dから無線回線を介して音声およびデー
タを受信する受信部73、および各子機全体の動作を制
御する制御部75を有する。 【0011】以上のように構成されるインターカムシス
テムは、図3(a)に示すように、電源オンに対して
「グループ通話」、「一斉連絡中」、「個別呼出」、
「個別呼出中」、「フロア放送」の各状態を有する。な
お、このような各状態間を移行するために、各子機19
a〜39nは図3(b)に示すように電源/グループス
イッチ(SW)、一斉スイッチ(SW)、個別スイッチ
(SW)、応答スイッチ(SW)を有する。 【0012】図3(a)において、電源オン状態で電源
/グループスイッチ(SW)を2秒以上オンすると、グ
ループ通話状態になり、このグループ通話状態において
電源/グループスイッチ(SW)を2秒以上オンする
と、電源オン状態に戻る。更に、グループ通話状態にお
いて、一斉スイッチ(SW)をオンすると、一斉連絡中
状態になり、この一斉連絡中状態において電源/グルー
プスイッチ(SW)をオンすると、グループ通話状態に
戻る。また、グループ通話状態において個別スイッチ
(SW)をオンすると、個別呼出中状態になり、この個
別呼出中状態で電源/グループスイッチ(SW)をオン
すると、グループ通話状態に戻る。個別呼出中状態にお
いて、応答スイッチ(SW)をオンすると、個別通話状
態になり、この個別通話状態で個別スイッチ(SW)を
オンすると、個別呼出中状態になる。グループ通話状態
において、一斉スイッチ(SW)をオンすると、一斉連
絡中状態になり、この一斉連絡中状態で応答スイッチ
(SW)をオンすると、個別通話状態になり、この個別
通話状態で電源/グループスイッチ(SW)をオンする
と、グループ通話状態に戻る。そして、このグループ通
話状態で図示しない放送スイッチ(SW)をオンする
と、フロア放送装置15が作動し、フロア放送が行わ
れ、このフロア放送状態において電源/グループスイッ
チ(SW)をオンすると、グループ通話状態に戻る。 【0013】次に、上述したように、図3(a)に示し
た各状態および各状態間の移行動作について図4〜図1
3を参照して説明する。 【0014】まず、図4を参照して、グループ通話状態
について説明する。子機において電源/グループスイッ
チ(SW)がオンすると、子機は自動的に発呼し、各グ
ループ毎に音声MIX(混合)され、各グループ内にお
いて各子機は図4に示すようにグループ通話を行うこと
ができるグループ通話状態に入る。図4では、各グルー
プ11,12,13内において白丸および黒丸が子機を
示している。この各グループ内では各子機は相互に同時
通話することができるが、他のグループの会話を聞くこ
とはできない。このようなグループ内における複数の子
機により相互の同時通話状態をインターカム状態と称す
る。 【0015】このようなグループ通話状態において、一
斉連絡をしたい任意の子機、例えば図5においてグルー
プ11の白丸で示す任意の子機が一斉スイッチ(SW)
をオンすると、図5に示すように、この任意の子機はグ
ループ通話から解放され、すべてのグループ内のすべて
の子機を一斉に呼び出し、任意の子機からの音声がすべ
ての子機に伝達され、一斉連絡中の状態になる。なお、
この一斉連絡中では該任意の子機には他のすべての子機
からの音声は聞こえない。 【0016】この一斉連絡中の状態において、図6
(a)に示すように、他の任意の子機が応答スイッチ
(SW)をオンすると、例えば図6(a)のグループ1
2の白丸で示す他の任意の子機が応答スイッチ(SW)
をオンすると、この他の任意の子機は図6(b)に示す
ようにグループ11の前記任意の子機と1対1の個別通
話を行うことができる個別通話状態になる。 【0017】次に、図7を参照して、グループ通話状態
から個別呼出中状態への移行動作について説明する。図
7に示すように、グループ通話状態にある任意の子機
(グループ11で白丸で示す任意の子機)が個別スイッ
チ(SW)をオンすると、該任意の子機は、グループ通
話状態から解放され、個別番号が設定されている他の子
機(図7ではグループ13の他の子機)にキャッチホン
で呼び出しがかかり、該他の子機を個別に呼び出す個別
呼出中状態になる。 【0018】この個別呼出中状態において、上述したよ
うに個別に呼出されつつある他の子機が図8(a)に示
すように応答スイッチ(SW)をオンすると、この他の
子機はグループ通話状態から解放され、図8(b)に示
すようにグループ11の任意の子機とグループ13の他
の子機とは1対1の個別通話状態になる。 【0019】次に、図9(a)を参照して、一斉連絡中
状態からグループ通話状態への移行動作について説明す
る。図5に示すような一斉連絡中状態にある前記任意の
子機が図9(a)に示すように電源/グループスイッチ
(SW)をオンすると、該任意の子機は元のグループ1
1に戻り、グループ通話状態に戻る。 【0020】また、図7に示したような個別呼出中状態
にある任意の子機(グループ11の任意の子機)が図9
(b)に示すように電源/グループスイッチ(SW)を
オンすると、該任意の子機は元のグループ11に戻り、
グループ通話状態に戻る。 【0021】更に、1対1の個別通話状態にある任意の
子機が図9(c)に示すように電源/グループスイッチ
(SW)をオンすると、該任意の子機は元のグループ1
1に戻るとともに、この任意の子機と個別通話状態にあ
った他の任意の子機も自動的に元のグループ13に戻
り、全体としてグループ通話状態に戻る。 【0022】次に、図10(a),(b)を参照して、
個別通話状態から一斉通話中状態に移行する動作および
個別通話状態から個別呼出中状態に移行する動作につい
て説明する。 【0023】図10(a)に示すように、1対1の個別
通話状態にあるグループ11の任意の子機とグループ1
2の他の任意の子機のうちいずれか、例えばグループ1
1の任意の子機が一斉スイッチ(SW)をオンすると、
両子機間の個別通話状態は解消され、グループ13の他
の任意の子機は自動的に元のグループ13に戻る。そし
て、このように変化した状態において、前記一斉スイッ
チ(SW)をオンしたグループ11の任意の子機は、す
べてのグループ11,12,13内のすべての子機を一
斉に呼び出し、該任意の子機からの音声がすべての子機
に伝達され、一斉連絡中状態になる。 【0024】また、図10(b)に示すように、1対1
の個別通話状態にあるグループ11の任意の子機とグル
ープ12の他の任意の子機のうちいずれか、例えばグル
ープ11の任意の子機が個別スイッチ(SW)をオンす
ると、両子機間の個別通話状態は解消され、グループ1
3の他の任意の子機は自動的に元のグループ13に戻
る。そして、このように変化した状態において、前記個
別スイッチ(SW)をオンしたグループ11の任意の子
機は、個別番号が設定されている他の子機(図10
(b)ではグループ13の他の子機)にキャッチホンで
呼び出しがかかり、該他の子機を個別に呼び出す個別呼
出中状態になる。 【0025】次に、図11を参照して、グループ通話状
態からフロア放送状態への移行動作およびフロア放送か
らグループ通話状態への移行動作について説明する。 【0026】図11(a)に示すように、グループ通話
状態にある任意の子機、例えばグループ11の白丸で示
す任意の子機が放送スイッチ(SW)をオンすると、こ
の子機の音声はフロア放送装置15に伝達され、フロア
に放送されるフロア放送状態になる。 【0027】また、このようなフロア放送状態におい
て、フロア放送を行っている前記グループ11の任意の
子機が電源/グループスイッチ(SW)をオンすると、
図11(b)に示すように、該子機は元のグループ11
に戻り、グループ通話状態になる。 【0028】次に、図12(a)に示すように、子機B
とCが個別通話状態にある場合に、グループ通話状態に
ある任意の子機、例えばグループ11の子機Aが一斉ス
イッチ(SW)をオンすると、前述したように該子機A
はグループから解放され、すべてのグループ内のグルー
プ通話状態にあるすべての子機を一斉に呼び出し、該子
機Aからの音声がすべての子機に伝達される一斉連絡中
状態になるが、この場合に個別通話状態にある子機Bと
Cには子機Aからの音声は届くようにすることもできる
し、またシステムによっては届かないようにすることも
できる。 【0029】また、このような状態において、図12
(b)に示すように、個別通話状態にある子機の一方で
ある子機Bが応答スイッチ(SW)をオンして応答する
と、該子機Bと子機Cとの間の個別通話状態は解放さ
れ、該子機Bは一斉連絡を行った子機Aと個別通話状態
になり、他方の子機Cは自動的にグループに戻ることに
なる。 【0030】次に、図13(a)に示すように、子機B
とCが個別通話状態にある場合に、グループ通話状態に
ある任意の子機、例えばグループ11の子機Aが個別ス
イッチ(SW)をオンすると、前述したように該子機A
はグループから解放され、個別番号が設定されている他
の子機、図13(a)では個別通話状態の子機Cにキャ
ッチホンで呼び出しがかかり、該子機Cを個別に呼び出
す個別呼出中状態になる。 【0031】この個別呼出中状態において、個別に呼出
されつつある子機Cが図13(b)に示すように応答ス
イッチ(SW)をオンすると、この子機Cは子機Bとの
個別通話状態を解放し、子機Aと1対1の個別通話状態
になるとともに、個別通話状態から解放された子機Bは
自動的にグループに戻ることになる。 【0032】次に、図14〜図17を参照して、本実施
形態のインターカムシステムにおいて、グループ通話状
態、すなわちインターカム状態から個別呼出中状態にな
り、更に個別通話状態に移行する図7、図8に示した処
理動作について詳細に説明する。 【0033】まず、図14に示す簡略動作シーケンス図
を参照して、簡単に説明する。インターカム状態(図4
に示したグループ通話状態)にある複数の子機のうち任
意の子機aが図14に示すように、個別スイッチ(S
W)をオンすると、該子機aはグループ通話状態から抜
け出し、該子機aから個別コマンドがデータとともに図
14では図示しない親機を介して主制御装置1に送信さ
れる。主制御装置1はこの個別コマンドを受信すると、
子機aに呼出音を送信するとともに、個別番号が設定さ
れている他の子機xに被呼出音(音声)を送信し、子機
xに個別呼出があることを通知する。子機xがこの個別
呼出に応答して、応答スイッチ(SW)をオンすると、
子機xはグループ通話状態から抜け出し、応答コマンド
がデータとともに主制御装置1に送信され、主制御装置
1の音声MIX部53により音声MIX(混合)制御が
行われ、これにより子機aと子機xとは1対1の個別通
話状態になる。 【0034】このように本実施形態のインターカムシス
テムでは、インターカム状態から簡単に個別通話状態に
移行することができ、すべての子機に聞かれることな
く、特定の子機とのみ通話して連絡することができる。 【0035】次に、図15に示す更に詳細な動作シーケ
ンス図および図16に示す詳細なフローチャートを参照
して、本実施形態のインターカムシステムにおいて、
別呼出方式の作用について説明する。 【0036】まず、各子機a,b,…x,…nが電源/
グループスイッチ(SW)をオンすると(図16のステ
ップS11,S12)、自動的に発呼し、一連の手順を
経て、各子機とも通話チャンネル(ch)が確立される
(図15の処理および図16のステップS15)。な
お、この通話は電源がオフされるまで確立されている。 【0037】通話チャンネル(ch)が確立されると、
主制御装置1は音声MIX部53により各グループ毎に
音声MIXを行い、グループ通話状態になるように制御
し(ステップS17)、これにより各子機はグループ通
話状態、すなわちインターカム状態になる(図15の処
理および図16のステップS19)。なお、音声MI
X部53による音声MIXは、図17(a)に示すよう
に、各グループ毎に音声を混合し、これにより各グルー
プ内の音声はグループ内のどの子機にも相互に聞こえる
ようになる。 【0038】このようなグループ通話状態、すなわちイ
ンターカム状態において、任意の子機aが個別スイッチ
(SW)をオンすると(ステップS21)、子機aから
は通話チャンネル(ch)のFACCHまたはSACC
Hを使用して、個別コマンドが主制御装置1に送信され
る(図15の処理および図16のステップS23)。
なお、SACCH/FACCHは通話中にユーザデータ
を伝送できるチャンネル(ch)である。 【0039】主制御装置1は、個別コマンドを受信する
と、音声MIX部53により音声MIXを制御し、図1
7(b)に示すように子機aから子機xに呼出音伝達経
路を設定して、個別呼出音(トーン)を送出し(ステッ
プS25)、これにより子機aには呼出音(トーン)が
伝達され、子機aの個別通話相手に指定された子機xに
は被呼出音(トーン)が伝達され、両子機は個別呼出中
状態になる(図15の処理および図16のステップS
27,S29)。なお、これらのトーンはグループ通話
状態の他の子機には聞こえない。 【0040】子機xが被呼出音を聞いて、応答スイッチ
(SW)をオンすると、子機xから通話チャンネル(c
h)のSACCHまたはFACCHを使用して応答コマ
ンドが主制御装置1に送信される(図15の処理およ
び図16のステップS31)。 【0041】主制御装置1は、子機xからの応答コマン
ドを受信すると、音声MIX部53により音声MIXを
変更し、子機aと子機xの間で個別通話できるように制
御する(図15の処理および図16のステップS3
3)。この結果、各子機間の通話経路は図17(c)に
示すように変更され、子機aと子機xとは1対1の個別
通話状態に入り、両者は相互に通話できるようになる
(ステップS35)。なお、この場合、個別通話状態の
両子機a,xの通話は他の子機には伝達されないととも
に、また他の子機はグループ通話状態が継続されてい
る。 【0042】このような個別通話状態において、いずれ
かの子機aまたは子機xが電源/グループスイッチ(S
W)をオンすると(ステップS41)、該子機から通話
チャンネル(ch)のSACCHまたはFACCHを使
用してグループコマンドが主制御装置1に送信される
(図15の処理および図16のステップS43)。主
制御装置1がグループコマンドを受信すると、音声MI
X部53により音声MIXを変更し、子機aと子機xの
間の個別通話状態を解除し、図17(d)に示すように
音声MIXを行ってグループ通話を設定し(図15の処
理および図16のステップS45)、これにより両子
機a,xはそれぞれのグループに戻り、グループ通話状
態に戻る(ステップS47)。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
ターカムシステムによれば、とくに、主制御装置内にグ
ループ通話時と個別通話時の音声をそれぞれ制御する音
声MIX部を設置することにより、インターカム状態の
任意の子機が他の子機を呼び出すべく個別スイッチを操
作すると、他の子機に対する呼び出しが行われ、この呼
び出しに応答して他の子機が応答スイッチを操作する
と、任意の子機および他の子機はインターカム状態から
解放され、該任意の子機と他の子機とは1対1に接続さ
れ両者間のみの個別通話を行うことができるので、個別
通話対象子機以外のグループ通話状態中の全ての子機に
聞かれることなく、任意の子機と他の子機との間のみで
個別通話をできるというようにインターカム状態から個
別通話状態への移行を簡単に行うことができ、インター
カムシステムの用途を拡大し、サービス性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係るインターカムシステ
ムの構成を示すシステム図である。 【図2】図1に示すインターカムシステムにおける主制
御装置、親機、子機の詳細な内部構成を示すブロック図
である。 【図3】図1に示すインターカムシステムにおける各動
作状態およびその遷移状態を示す図である。 【図4】図1に示すインターカムシステムにおけるグル
ープ通話状態を示す説明図である。 【図5】図1に示すインターカムシステムにおけるグル
ープ通話状態から一斉連絡中状態への移行を示す説明図
である。 【図6】図1に示すインターカムシステムにおける一斉
連絡中状態から個別通話状態への移行を示す説明図であ
る。 【図7】図1に示すインターカムシステムにおけるグル
ープ通話状態から個別呼出中状態への移行を示す説明図
である。 【図8】図1に示すインターカムシステムにおける個別
呼出中状態から個別通話状態への移行を示す説明図であ
る。 【図9】図1に示すインターカムシステムにおける一斉
連絡中状態、個別呼出中状態および個別通話状態からグ
ループ通話状態への移行を示す説明図である。 【図10】図1に示すインターカムシステムにおける個
別通話状態から一斉連絡中状態および個別呼出中状態へ
の移行を示す説明図である。 【図11】図1に示すインターカムシステムにおけるグ
ループ通話状態からフロア放送状態およびフロア放送状
態からグループ通話状態への移行を示す説明図である。 【図12】図1に示すインターカムシステムにおける個
別通話状態から一斉連絡中への移行を示す説明図であ
る。 【図13】図1に示すインターカムシステムにおける個
別通話状態から個別呼出中への移行を示す説明図であ
る。 【図14】図1に示すインターカムシステムにおけるイ
ンターカム状態から個別呼出中状態になり、更に個別通
話状態に移行する処理動作を示す簡略動作シーケンス図
である。 【図15】図1に示すインターカムシステムにおけるイ
ンターカム状態から個別呼出中状態になり、更に個別通
話状態に移行する詳細な処理動作を示す図14の更に詳
細な動作シーケンス図である。 【図16】図15の動作シーケンスに対応するフローチ
ャートである。 【図17】図15、図16の動作における音声MIX制
御を示す説明図である。 【符号の説明】 1 主制御装置 7a〜7d 親機 15 フロア放送装置 19a〜39n 子機 53 音声MIX部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 主制御装置と、この主制御装置に接続さ
    れた親機と、この親機との間で無線により情報信号を送
    受信する複数の子機を有し、前記複数の子機が複数の
    グループに群分けされ、前記主制御装置内での制御によ
    各グループ内に所属する各子機が同時に相互通話を行
    うグループ通話のインターカム状態を有するインターカ
    ムシステムにおいて、各子機は、前記複数のグループ内の各子機のうちで所望
    の子機を呼び出すための個別スイッチと、自局宛ての個
    別呼び出しに応答する応答スイッチとを有し、前記個別
    スイッチを操作した時に出力される個別コマンドと、前
    記応答スイッチを操作した時に出力される応答コマンド
    とを前記親機を介して前記主制御装置に送信し、 前記主制御装置は、グループ通話時と個別通話時の音声
    をそれぞれ制御する音声MIX部を内蔵し、グループ通
    話状態中の任意の子機からの前記個別コマンドを受信し
    た時に呼出音を前記親機を介して前記任意の子機に送信
    し、且つ、被呼出音を前記親機を介して前記任意の子機
    から呼び出された他の子機に送信すると共に、前記任意
    の子機からの前記個別コマンドと前記被呼出音を受け取
    った前記他の子機からの応答コマンドとをそれぞれ受信
    した時に前記任意の子機と前記他の子機とをそれぞれが
    所属するグループ内でのグループ通話状態を解放して1
    対1の個別通話状態となるように前記音声MIX部を
    御することを特徴とするインターカムシステム。
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