JP2873626B2 - 移動通信システムおよびそのハンドオーバ方法 - Google Patents

移動通信システムおよびそのハンドオーバ方法

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JP2873626B2
JP2873626B2 JP51162395A JP51162395A JP2873626B2 JP 2873626 B2 JP2873626 B2 JP 2873626B2 JP 51162395 A JP51162395 A JP 51162395A JP 51162395 A JP51162395 A JP 51162395A JP 2873626 B2 JP2873626 B2 JP 2873626B2
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祐吉 斉藤
康夫 丸山
正実 藪崎
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エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、移動通信システムに係り、特に移動機が現
在の在圏エリアから他の在圏エリアへ移動する場合に当
該移動機の通信に使用する回線の設定を変更するハンド
オーバ制御機能に関するものである。
背景技術 周知の通り、移動通信システムにおいては、各移動機
は各々の在圏エリアの加入者交換ノードを介して他者と
の通信を行う。ここで、移動機が現在の在圏エリアから
他の在圏エリアへ移動する際には、現在の在圏エリアの
加入者交換ノードを経由した通信回線から移動先の在圏
エリアの加入者交換ノードを経由した通信回線へ切り替
える必要がある。この通信回線の変更は、いわゆるハン
ドオーバ制御により行われる。以下、従来の移動通信シ
ステムにおいて行われていたハンドオーバ制御について
説明する。
図9は固定端末5と移動機1が通信をする場合の移動
通信網の構成例を示すものである。なお、図9におい
て、固定網側における固定端末以外のノードは図示を省
略してある。固定網と移動網は、POI(相互接続点)4
をインタフェースとして接続されている。POI4を介して
他の通信網と接続されている関門中継交換ノード51の配
下に複数の交換ノードを中継する中継交換ノード41,42
が接続されており、中継交換ノード41には在圏エリア21
を制御する加入者交換ノード31、中継交換ノード42には
他の在圏エリア22を制御する加入者交換ノード32がそれ
ぞれ接続されている。
各ノード31,32,41,42,51およびPOI4には、予めルーチ
ング番号RNと称する識別番号が付与されている。これら
ルーチング番号RNは、各々RN1〜RN6であったとする。ま
た、これらノードおよびPOI4は、回線61〜66を介して接
続されている。ここで、各ノード31,32,41,42,51および
POI4には、下表1に示すようなルーチングテーブルが記
憶されている。
表1のルーチングテーブルは、ルーチング先のノード
と、選択すべき回線との対応関係を示したものである。
その使用方法を具体例を挙げて説明する。まず、移動機
1から固定端末5に対する呼設定要求が発生すると、加
入者交換ノード31にあっては、該呼設定要求はPOI4に転
送されるべき旨が判定される。そこで、加入者交換ノー
ド31にあっては、ルーチングテーブルの「RN6」の欄が
参照される。ここには、「61」と記憶されているから、
呼設定要求は回線61を介して中継交換ノード41に転送さ
れる。
次に、中継交換ノード41にあっては、同ノード内のル
ーチンテーブルにおける「RN6」の欄が参照される。こ
こには、「63」と記憶されているから、呼設定要求は回
線63を介して関門中継交換ノード51に転送される。同様
に、関門中継交換ノード51においても「RN6」の欄が参
照される。ここには「66」と記憶されているから、回線
66を介して呼設定要求が伝送される。このように、移動
機1において発生した呼設定要求は、回線61,63,66を順
次介してPOI4に伝送される。そして、固定端末5が通信
可能な状態にあれば、移動機1と固定端末5との間で呼
設定および通信が行われる。
図10はハンドオーバ制御によって接続される、移動通
信網内における交換ノード間の回線の接続例を示してい
る。図10において、移動機1が在圏エリア21から隣の在
圏エリア22へ移動し、該移動機を制御する加入者交換ノ
ードの変更を行うハンドオーバ制御が必要になったとす
る。この場合、在圏エリア21を制御する加入者交換ノー
ド31は、まず、ハンドオーバ先の在圏エリア22を制御す
る加入者交換ノード(図10では加入者交換ノード32)を
既存の手順によって判定する。
次に加入者交換ノード31は、関門中継交換ノード51か
ら加入者交換ノード31までの回線、すなわち、関門中継
交換ノード51および中継交換ノード41間の回線63と中継
交換ノード41および加入者交換ノード31間の回線61とを
接続したまま、加入者交換ノード31を起点としハンドオ
ーバ先の加入者交換ノード32を終点とする回線を設定す
る。そして、この回線設定の終了後、加入者交換ノード
32まで回線、すなわち、加入者交換ノード31および中継
交換ノード41間の回線61と、中継交換ノード41および中
継交換ノード42間の回線64と、中継交換ノード42および
加入者交換ノード32間の回線62とを接続する。以上のハ
ンドオーバ制御により、移動機1は移動先の在圏エリア
22の加入者交換ノード32を経由した通信が可能となる。
以上のように従来の移動通信システムにおいて、移動
機1の移動に伴うハンドオーバ制御を行う際には、通話
開始時に接続された関門中継交換ノードから加入者交換
ノードまでの回線(図10の例では交換ノード51および41
間の回線と交換ノード41および31間の回線)を接続した
まま、ハンドオーバ元たる加入者交換ノードを起点とし
た移動先在圏エリアの加入者交換ノードまでのルーチン
グを行う。従って、移動網全体から見て最適ルートとな
る回線、すなわち、図10においては交換ノード51および
42間の回線と交換ノード42および32間の回線とからなる
回線が存在するにもかかわらず、加入者交換ノード31を
経由した非効率的な回線を移動機1に対し設定してしま
う場合があるとう問題があった。また、以上説明したよ
うな状況のほか、同一移動通信網内において移動機同士
が通信を行っている際に一方の移動機の移動によりその
在圏エリアが切り替わる場合にもハンドオーバ制御が行
われるが、このハンドオーバ制御においても全く同様な
問題が生じる。
発明の開示 この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであ
り、移動機の位置に合った最適経路を移動後の移動機の
通信回線として設定することができる移動通信システム
を提供することを目的とする。
本発明は、移動通信網内にサービス制御装置を設ける
と共に各交換ノードに自ノードを表わす交換ノード情報
をサービス制御装置に通知する交換ノード情報通知装置
を設け、サービス制御装置には各交換ノード情報通知装
置によって通知される交換ノード情報を記憶する交換ノ
ード情報記憶装置と、この交換ノード情報記憶装置の記
憶内容に基づいてハンドオーバ制御を行うハンドオーバ
実行制御装置を設けた構成により上記課題を解決しよう
するものである。
このため、本発明にあっては、移動機が在圏しうる第
1の在圏エリアを制御する第1のノードと、該移動機が
在圏しうる第2の在圏エリアを制御する第2のノード
と、第3のノードと、これら第1ないし第3のノードを
中継する複数の中継交換ノードと、前記移動機が前記第
1および第2の在圏エリア間で移動すると、当該移動機
が使用する通信回線の設定を変更するハンドオーバ制御
装置とを有する移動通信システムにおいて、 前記第1のノードを介して前記第3のノードと前記移
動機とが通信を行う場合は、前記第1のノードを表す交
換ノード情報を出力する第1の交換ノード情報通知装置
と、 前記第2のノードを介して前記第3のノードと前記移
動機とが通信を行う場合は、前記第2のノードを表す交
換ノード情報を出力する第2の交換ノード情報通知装置
と、 供給された交換ノード情報を記憶する交換ノード情報
記憶装置と、 該交換ノード情報記憶装置に記憶された交換ノード情
報に基づいて、前記第3のノードと前記第1または第2
のノードのうちの一方とを結ぶとともに他方を介さない
回線を構成するように、前記各中継交換ノードに対して
ハンドオーバの指令を行うハンドオーバ実行指令装置と を具備し、これにより、前記移動機が前記第1の在圏エ
リアから前記第2の在圏エリアに移動すると、前記第1
のノードを介さずに前記第2のノードと前記第3のノー
ドとを結ぶ回線を設定することを第1の特徴とする。
また、本発明は、移動機が在圏しうる第1の在圏エリ
アを制御する第1のノードと、該移動機が在圏しうる第
2の在圏エリアを制御する第2のノードと、第3のノー
ドと、これら第1ないし第3のノードを中継する複数の
中継交換ノードと、前記移動機が前記第1および第2の
在圏エリア間で移動すると、当該移動機が使用する通信
回線の設定を変更するハンドオーバ制御装置とを有する
移動通信システムに用いられるハンドオーバ方法におい
て、 前記移動機が前記第1の在圏エリアに在圏する第1過
程と、 前記移動機と前記第3のノードとの間で、前記第1の
ノードを介し前記第2のノードを介さない回線を設定す
る第2過程と、 前記移動機が前記第2の在圏エリアに移動する第3過
程と、 前記第2のノードを表す交換ノード情報を出力する第
4過程と、 前記交換ノード情報を交換ノード情報記憶装置に記憶
させる第5過程と、 該交換ノード情報記憶装置に記憶された交換ノード情
報に基づいて、前記移動機と前記第3のノードとの間
で、前記第2のノードを介し前記第1のノードを介さな
い回線を設定する第6過程と 前記第2過程で設定された回線を解放する第7過程と を有することを第2の特徴とする。
ここに第3のノードの態様としては、例えば、他網と
接続するための関門中継交換ノードと、第1および第2
のノードと同様の加入者交換ノードとが考えられる。
前者の態様においては、他網の端末と移動通信網内の
移動機との間で通信が行われ、移動機の移動により該移
動機の在圏エリアが切り替わる場合に、他網に対する移
動通信網の入口(出口)である関門中継交換ノードの起
点とする回線設定を行うことができる。
また、後者の態様においては、同一移動通信網内の移
動機同士が通信を行い、一方の移動機の移動によりその
在圏エリアが切り替わる場合、当該移動機の相手側の移
動機の在圏エリアの加入者交換ノードを起点とし、当該
移動機の移動先の在圏エリアの加入者交換ノードまでの
回線設定を行うことができる。
従って、本発明によれば、移動通信網内においてハン
ドオーバ先の回線として最適なルートを設定でき、従来
のハンドオーバを実施するために必要で合った加入者交
換ノードと中継交換ノード間の無駄な回線および中継交
換ノード相互間の無駄な回線を削除することができると
いう効果がある。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の第1実施形態による移動通信システ
ムの構成を示す図である。
図2は、同実施形態における通話開始時の回線接続例
を示す図である。
図3は、同実施形態におけるハンドオーバ制御時の回
線接続例を示す図である。
図4は、同実施形態における通話開始時の動作手順を
示す動作シーケンス図である。
図5は、同実施形態におけるハンドオーバ制御の動作
手順を示す動作シーケンス図である。
図6は、本発明の第2実施形態による移動通信システ
ムの構成を示す図である。
図7は、同実施形態における移動機同士の通話開始時
の回線接続例を示す図である。
図8は、同実施形態における移動機同士のハンドオー
バ制御の回線接続例を示す図である。
図9は、従来の移動通信システムの構成例を示す図で
ある。
図10は、同移動通信システムにおけるハンドオーバ制
御時の回線接続例を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面を参照し本発明の実施形態について説明す
る。
<第1実施形態> 図1はこの発明の第1実施形態による移動通信システ
ムの構成を示すものである。なお、この図1において前
掲図9と対応する部分には同一の符号が付されている。
本実施形態では、加入者交換ノード31,32および関門中
継交換ノード51に代えて、加入者交換ノード131,132お
よび関門中継交換ノード151が設けられている。また関
門中継交換ノード151と加入者交換ノード131および132
には、交換ノード情報通知装置7が各々設けられてい
る。また、本実施形態においては、交換ノード情報記憶
装置8およびハンドオーバ実行制御装置9を有するサー
ビス制御装置6が設けられており、このサービス制御装
置6は共通線信号網を介して各交換ノードと接続されて
いる。
ここで、各交換ノードに設けられた交換ノード情報通
知装置7は、各々、当該交換ノードを表す識別情報とし
ての交換ノード情報を共通線信号網を介してサービス制
御装置6に通知する装置を有している。また、サービス
制御装置6における交換ノード情報記憶装置8は、各交
換ノードから送られてくる交換ノード情報を記憶し、ハ
ンドオーバ実行制御装置9はこの交換ノード情報記憶装
置8に記憶された交換ノード情報を利用し、ハンドオー
バ要求時における回線の最設定等の制御を行う。
次に図2は、本実施形態における通話開始時の回線接
続状態の例を示すものである。なお、この図2では、上
記各装置のうち通話開始時に利用しない装置であるハン
ドオーバ実行制御装置9と、各交換ノードとサービス制
御装置間の共通線信号網は図示が省略されている。ま
た、図4は、本実施形態の通話開始時における動作手順
を示す動作シーケンス図である。以下、これらの図を参
照し、本実施形態の通話開始時の動作例、具体的には固
定網から移動機1への着信が合った場合の動作例につい
て説明する。
まず、図2において、固定端末5からの呼設定要求が
POI4を通して関門中継交換ノード151に通知されると、
関門中継交換ノード151は、交換ノード情報通知装置7
を用いて、サービス制御装置6に関門中継交換ノード15
1自身の交換ノード情報D1を通知する。そして、サービ
ス制御装置6は、受け取った交換ノード情報を交換ノー
ド情報記憶装置7に記憶する。
さらに上記呼設定要求が中継交換ノード41を介して加
入者交換ノード131に通知されると、加入者交換ノード1
31は、交換ノード情報通知装置7を用いて、サービス制
御装置6に加入者交換ノード131自身の交換ノード情報D
2を通知する。そして、サービス制御装置6は、受け取
った交換ノード情報を交換ノード情報記憶装置8に記憶
する。その後は、通常の手順で、固定端末5と移動機1
の間に各交換ノード151,41,131を経由した回線が形成さ
れる。
以上のように、通話開始に伴い、通話開始時に固定端
末5と移動機1との間に形成された回線上の関門中継交
換ノードおよび加入者交換ノード、すなわち、上記例の
場合は関門中継交換ノード151および加入者交換ノード1
31の各交換ノード情報の組合せがサービス制御装置6の
交換ノード情報記憶装置8に記憶されることとなる。
次に図3は本実施形態によるハンドオーバ制御時のハ
ンドオーバ先の回線接続方式の例を示す図である。な
お、この図3においてハンドオーバ制御時に利用しない
各装置と、各交換ノードとサービス制御装置間の共通線
信号網は図示が省略されている。また、図5はハンドオ
ーバ制御時における動作手順を示す動作シーケンス図で
ある。以下、これらの図を参照し、本実施形態のハンド
オーバ時の動作例について説明する。
まず、図3において、移動機1が在圏エリア21から他
の在圏エリア22へ移動しようとすると、移動機1から加
入者交換ノード131に対して、ハンドオーバ要求が通知
される。この結果、加入者交換ノード131は、まず、既
知の手順によって移動先の在圏エリア22と該在圏エリア
22を制御する加入者交換ノード132を決定し、その交換
ノード情報D3を取得する。
次いで加入者交換ノード131は、加入者交換ノード131
自身および切替先の加入者交換ノード132の各交換ノー
ド情報D4を含んだハンドオーバ要求を交換ノード情報通
知装置7を用いてサービス制御装置6に送出する。
このハンドオーバ要求は、サービス制御装置6のハン
ドオーバ実行制御装置9は引き渡される。そして、ハン
ドオーバ実行制御装置9は、交換ノード情報記憶装置8
に記憶された交換ノード情報の各組合せの中から上記ハ
ンドオーバ要求に含まれるハンドオーバ要求元の交換ノ
ード情報(この例では加入者交換ノード131に対応する
交換ノード情報)を含む組合せを検索する。この例の場
合、関門中継交換ノード151および加入者交換ノード131
の各交換ノード情報を組合せD5が検索結果として得られ
ることとなる。
次にサービス制御装置6は、上記検索により得られた
組合せ内の関門中継交換ノード151に対し、上記ハンド
オーバ要求に含まれる切替先の加入者交換ノード132を
接続先とする回線設定指示D6を送出する。また、サービ
ス制御装置6は、切替先の加入者交換ノード132の交換
ノード情報と関門中継交換ノード151の交換ノード情報
を組合わせた情報を、この呼に対する新たな情報として
交換ノード情報記憶装置8を用いて記憶する。
そして、上記回線設定指示を受け取った関門中継交換
ノード151は、回線設定指示に含まれる交換ノード情報
に基づいて通常のルーチング手段を用いて回線設定を行
い、ハンドオーバ先の加入者交換ノード132までの回線
を設定する。この新たな回線の設定が完了すると、ハン
ドオーバ実行制御装置9は、通話開始時に接続された回
線から新たに接続された回線への切替指示D7と旧回線の
解放指示D8を関門中継交換ノード151に送る。この結
果、関門中継交換ノード151は新回線への接続切替と旧
回線の開放を実施する。
<第2実施形態> 上記第1実施形態では、他の通信網と移動通信網の例
として固定端末と移動機との通信の場合を示したが、移
動通信網内における移動機同士の通信時のハンドオーバ
制御にも本発明を適用可能である。この場合の移動通信
網の構成例を図6に示す。図6において、在圏エリア2
1,22,23を各々制御する各加入者交換ノード131,132,133
は、複数の交換ノード間の中継を行う中継交換ノード4
1,42,43に接続されている。また、中継交換ノード41,4
2,43は互いに接続されている。上記第1実施形態と同
様、各交換ノードには共通線信号網を介してサービス制
御装置6が接続されている。また、本実施形態において
も、加入者交換ノード131,132,133には、交換ノード情
報通知装置7が設けられており、サービス制御装置6に
は交換ノード情報記憶装置8とハンドオーバ実行制御装
置9が設けられている。
図7は、移動機1と移動機2が通信を行う場合の通信
開始時の回線の接続例を示している。この接続例では、
上記の固定端末と移動機との通信の例と比べて、関門中
継交換ノードを加入者交換ノードに置き換えたものとま
ったく同じ手順で、移動機1と移動機2の間で回線が接
続される。また、図8は、移動機2が在圏エリア22から
他の在圏エリア23へ移動した場合の、移動機同士のハン
ドオーバ制御における回線接続例を示している。ここ
で、移動機1の在圏エリアが切り替わった例においても
移動機1と移動機2を入れ替えただけの全く同様な手順
でハンドオーバー制御を行うことが出来る。この例にお
いても、上記の固体端末と移動機との通信の例と比べ
て、関門中継交換ノードを加入者交換ノードに置き換え
たものと全く同じ手順の動作が行われる。
まず、図7において、移動機1からの呼設定要求が加
入者交換ノード131に通知されると、加入者交換ノード1
31は、交換ノード情報通知装置7を用いて、サービス制
御装置6に自身の交換ノード情報D1を通知する。そし
て、サービス制御装置6は、交換ノード情報記憶装置7
を用いて、受け取った交換ノード情報を記憶する。
さらに上記呼設定要求が中継交換ノード41,42を介し
て加入者交換ノード132に通知されると、加入者交換ノ
ード132は、自身の交換ノード情報D2を交換ノード情報
通知装置7を用いてサービス制御装置6に通知する。そ
して、サービス制御装置6は、受け取った交換ノード情
報を交換ノード情報記憶装置8を用いて記憶する。その
後は、通常の手順で、移動機1と移動機2の間に回線が
形成される。以上のように、通話開始に伴い、移動機1
と移動機2との間に形成された回線上の各加入者交換ノ
ード131および132の各交換ノード情報の組合せがサービ
ス制御装置6の交換ノード情報記憶装置7に記憶される
こととなる。
次に、図8において、移動機2が在圏エリア22から他
の在圏エリア23は移動しようとすると、移動機2から加
入者交換ノード132に対して、ハンドオーバ要求が通知
される。この結果、加入者交換ノード132は、まず、既
知の手順によって移動先の在圏エリア23と該在圏エリア
23を制御する加入者交換ノード133を決定し、その交換
ノード情報D3を取得する。
次いで加入者交換ノード132は、加入者交換ノード132
自身および切替先の加入者交換ノード133の各交換ノー
ド情報D4を含んだハンドオーバ要求を交換ノード情報通
知装置7を用いてサービス制御装置6に送出する。
このハンドオーバ要求は、サービス制御装置6のハン
ドオーバ実行制御装置9に引き渡される。そして、ハン
ドオーバ実行制御装置9は、交換ノード情報記憶装置8
に記憶された交換ノード情報の各組合せの中から、上記
ハンドオーバ要求に含まれるハンドオーバー要求元の交
換ノード情報(この例では加入者交換ノード132に対応
する交換ノード情報)を含む組合せを検索する。この例
の場合、加入者交換ノード131および加入者交換ノード1
32の各交換ノード情報の組合せD5が検索結果として得ら
れることとなる。
次にサービス制御装置6は、上記検索により得られた
組合せにおける加入者交換ノード131に対し、上記ハン
ドオーバ要求に含まれるハンドオーバ先の加入者交換ノ
ード133を接続先とする回線設定指示D6を送出する。ま
た、サービス制御装置6は、切替先の加入者交換ノード
133の交換ノード情報と加入者交換ノード131の交換ノー
ド情報を組合わせた情報をこの呼にする新たな情報とし
て交換ノード情報記憶装置8を用いて記憶する。
そして、上記回線設定指示を受け取った加入者交換ノ
ード131は、回線設定指示に含まれる交換ノード情報に
基づいて通常のルーチング手段を用いて回線設定を行
い、ハンドオーバ先の加入者交換ノード133までの回線
を設定する。この回線設定処理により、図8の例では加
入者交換ノード131および133間の最適ルートである交換
ノード131,41,43,133を結ぶ回線が設定されることとな
る。この新たな回線の設定が完了すると、ハンドオーバ
実行制御装置9は、通話開始時に接続された回線から新
たに接続された回線への切替指示D7の旧回線の解放指示
D8を加入者交換ノード131に送る。この結果、加入者交
換ノード131は新回線への接続切替と旧回線の開放を実
施する。
以上のように、本実施形態によれば、1つの移動通信
網内における移動機同士が通信を行っている際にハンド
オーバが行われる場合、通信中の2つの移動機のうちハ
ンドオーバの要求をしない方の移動機を制御する加入者
交換ノードが、自身を起点としたルーチングを行い、新
たな回線の設定を行うので、移動網内における最適ルー
トの回線の設定を行うことができる。
なお、以上の説明においては、便宜上、固定端末と移
動機とが通信を行っている際のハンドオーバ制御と、同
一移動通信網内の移動機同士が通信を行っている際のハ
ンドオーバ制御とを別々の実施形態として説明したが、
本発明の実施の態様はこれらに限定されるものではな
い。すなわち、上記第1および第2の実施形態において
説明した各部を有し、固定端末と移動機とが通信を行っ
ている際には上記第1実施形態記載のハンドオーバ制御
を行い、同一移動通信網内の移動機同士が通信を行って
いる際の上記第2実施形態記載のハンドオーバ制御を行
う単一の移動体通信システムを実現することができるこ
とは言うまでもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動機が在圏しうる第1の在圏エリアを制
    御する第1のノードと、該移動機が在圏しうる第2の在
    圏エリアを制御する第2のノードと、第3のノードと、
    これら第1ないし第3のノードを中継する複数の中継交
    換ノードと、前記移動機が前記第1および第2の在圏エ
    リア間で移動すると、当該移動機が使用する通信回線の
    設定を変更するハンドオーバ制御装置とを有する移動通
    信システムにおいて、 前記第1のノードを介して前記第3のノードと前記移動
    機とが通信を行う場合は、前記第1のノードを表す交換
    ノード情報を出力する第1の交換ノード情報通知装置
    と、 前記第2のノードを介して前記第3のノードと前記移動
    機とが通信を行う場合は、前記第2のノードを表す交換
    ノード情報を出力する第2の交換ノード情報通知装置
    と、 供給された交換ノード情報を記憶する交換ノード情報記
    憶装置と、 該交換ノード情報記憶装置に記憶された交換ノード情報
    に基づいて、前記第3のノードと前記第1または第2の
    ノードのうちの一方とを結ぶとともに他方を介さない回
    線を構成するように、前記各中継交換ノードに対してハ
    ンドオーバの指令を行うハンドオーバ実行指令装置と を具備し、これにより、前記移動機が前記第1の在圏エ
    リアから前記第2の在圏エリアに移動すると、前記第1
    のノードを介さずに前記第2のノードと前記第3のノー
    ドとを結ぶ回線を設定することを特徴とする移動通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記第3のノードは、関門中継交換ノード
    であることを特徴とする請求項1記載の移動通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記第3のノードは、前記移動機が在圏し
    うる第3の在圏エリアを制御するものであることを特徴
    とする請求項1記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】移動機が在圏しうる第1の在圏エリアを制
    御する第1のノードと、該移動機が在圏しうる第2の在
    圏エリアを制御する第2のノードと、第3のノードと、
    これら第1ないし第3のノードを中継する複数の中継交
    換ノードと、前記移動機が前記第1および第2の在圏エ
    リア間で移動すると、当該移動機が使用する通信回線の
    設定を変更するハンドオーバ制御装置とを有する移動通
    信システムに用いられるハンドオーバ方法において、 前記移動機が前記第1の在圏エリアに在圏する第1過程
    と、 前記移動機と前記第3のノードとの間で、前記第1のノ
    ードを介し前記第2のノードを介さない回線を設定する
    第2過程と、 前記移動機が前記第2の在圏エリアに移動する第3過程
    と、 前記第2のノードを表す交換ノード情報を出力する第4
    過程と、 前記交換ノード情報を交換ノード情報記憶装置に記憶さ
    せる第5過程と、 該交換ノード情報記憶装置に記憶された交換ノード情報
    に基づいて、前記移動機と前記第3のノードとの間で、
    前記第2のノードを介し前記第1のノードを介さない回
    線を設定する第6過程と 前記第2過程で設定された回線を解放する第7過程と を有することを特徴とするとする移動通信システムのハ
    ンドオーバ方法。
  5. 【請求項5】前記第3のノードは、関門中継交換ノード
    であることを特徴とする請求項4記載の移動通信システ
    ムのハンドオーバ方法。
  6. 【請求項6】前記第3のノードは、前記移動機が在圏し
    うる第3の在圏エリアを制御するものであることを特徴
    とする請求項4記載の移動通信システムのハンドオーバ
    方法。
  7. 【請求項7】移動機の在圏エリアを制御する複数の加入
    者交換ノードと、複数の交換ノードを中継する複数の中
    継交換ノードと、他の通信網と接続されている少なくと
    も1つの関門中継交換ノードとを含む移動通信網を有
    し、前記移動機が現在の在圏エリアから他の在圏エリア
    へ移動する場合に当該移動機が使用する通信回線の設定
    を変更するハンドオーバ制御機能を有する移動通信シス
    テムにおいて、 前記移動通信網は、交換ノード情報記憶装置とハンドオ
    ーバ実行制御装置を有するサービス制御装置を備え、 前記加入者交換ノードおよび関門中継交換ノードは各々
    自ノードを表わす交換ノード情報を前記サービス制御装
    置に通知する交換ノード情報通知装置を各々有し、 他網の端末と前記移動通信網の移動機との間で通信が行
    われる場合、該通信に使用される通信回線を構成する関
    門中継交換ノードおよび加入者交換ノードは、各々の交
    換ノード通知装置により前記交換ノード情報を各々前記
    サービス制御装置に通知し、 前記サービス制御装置は該交換ノード情報を前記交換ノ
    ード情報記憶装置に記憶し、 前記移動機が在圏エリアから他の在圏エリアへ移動し、
    この移動に対応したハンドオーバ制御を行う場合、前記
    サービス制御装置におけるハンドオーバ実行制御装置
    は、前記交換ノード情報記憶装置に記憶された各交換ノ
    ード情報に基づいて、前記通信回線を構成する関門中継
    交換ノードを判定し、該関門中継交換ノードに対し、該
    関門中継交換ノードと前記他の在圏エリアを制御する加
    入者交換ノードとを結ぶ回線の設定を指示する ことを特徴とする移動通信システム。
  8. 【請求項8】移動機の在圏エリアを制御する複数の加入
    者交換ノードと、複数の交換ノードを中継する複数の中
    継交換ノードとを含む移動通信網を有し、前記移動機が
    現在の在圏エリアから他の在圏エリアへ移動する場合に
    当該移動機が使用する通信回線の設定を変更するハンド
    オーバ制御機能を有する移動通信システムにおいて、 前記移動通信網は、交換ノード情報記憶装置とハンドオ
    ーバ実行制御装置を有するサービス制御装置を備え、 前記加入者交換ノードは各々自ノードを表わす交換ノー
    ド情報を前記サービス制御装置に通知する交換ノード情
    報通知装置を各々有し、 前記移動通信網内の2つの移動機間で通信が行われる場
    合、該通信に使用される通信回線を構成する各加入者交
    換ノードは、各々の交換ノード通知装置により前記交換
    ノード情報を各々前記サービス制御装置に通知し、 前記サービス制御装置は該交換ノード情報を前記交換ノ
    ード情報記憶装置に記憶し、 前記2つの移動機の一方が現在の在圏エリアから他の在
    圏エリアへ移動し、この移動に対応したハンドオーバ制
    御を行う場合、前記サービス制御装置におけるハンドオ
    ーバ実行制御装置は、前記交換ノード情報記憶装置に記
    憶された各交換ノード情報に基づいて、前記通信回線を
    構成する加入者交換ノードのうち前記2つの移動機のう
    ち他方のものの在圏エリアを制御する加入者交換ノード
    を判定し、該加入者交換ノードに対し、該加入者交換ノ
    ードと前記他の在圏エリアを制御する加入者交換ノード
    とを結ぶ回線の設定を指示する ことを特徴とする移動通信システム。
  9. 【請求項9】移動機の在圏エリアを制御する複数の加入
    者交換ノードと、複数の交換ノードを中継する複数の中
    継交換ノードと、他の通信網と接続されている少なくと
    も1つの関門中継交換ノードとを含む移動通信網を有
    し、前記移動機が現在の在圏エリアから他の在圏エリア
    へ移動する場合に当該移動機が使用する通信回線の設定
    を変更するハンドオーバ制御機能を有する移動通信シス
    テムにおいて、 前記移動通信網は、交換ノード情報記憶装置とハンドオ
    ーバ実行制御装置を有するサービス制御装置を備え、 前記加入者交換ノードおよび関門中継交換ノードは各々
    自ノードを表わす交換ノード情報を前記サービス制御装
    置に通知する交換ノード情報通知装置を各々有し、 a.他網の端末と前記移動通信網の移動機との間で通信が
    行われる場合、該通信に使用される通信回線を構成する
    関門中継交換ノードおよび加入者交換ノードは、各々の
    交換ノード通知装置により前記交換ノード情報を各々前
    記サービス制御装置に通知し、 前記サービス制御装置は該交換ノード情報を前記交換ノ
    ード情報記憶装置に記憶し、 前記移動機が現在の在圏エリアから他の在圏エリアへ移
    動し、この移動に対応したハンドオーバ制御を行う場
    合、前記サービス制御装置におけるハンドオーバ制御装
    置は、前記交換ノード情報記憶装置に記憶された各交換
    ノード情報に基づいて、前記通信回線を構成する関門中
    継交換ノードを判定し、該関門中継交換ノードに対し、
    該関門中継交換ノードと前記他の在圏エリアを制御する
    加入者交換ノードとを結ぶ回線の設定を指示し、 b.前記移動通信網内の2つの移動機間で通信が行われる
    場合、該通信に使用する通信回線を構成する各加入者交
    換ノードは、各々の交換ノード通知装置により前記交換
    ノード情報を各々前記サービス制御装置に通知し、 前記サービス制御装置は該交換ノード情報を前記交換ノ
    ード情報記憶装置に記憶し、 前記2つの移動機の一方が現在の在圏エリアから他の在
    圏エリアへ移動し、この移動に対応したハンドオーバ制
    御を行う場合、前記サービス制御装置におけるハンドオ
    ーバ実行制御装置は、前記交換ノード情報記憶装置に記
    憶さた各交換ノード情報に基づいて、前記通信回線を構
    成する加入者交換ノードのうち前記2つの移動機のうち
    他方のものの在圏エリアを制御する加入者交換ノードを
    判定し、該加入者交換ノードに対し、該加入者交換ノー
    ドと前記他の在圏エリアを制御する加入者交換ノードと
    を結ぶ回線の設定を指示する ことを特徴とする移動通信システム。
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