JP2012169925A - 双方向通信システム、中継器及び双方向通信方法 - Google Patents

双方向通信システム、中継器及び双方向通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の無線機間における双方向の音声通話を可能とする。
【解決手段】複数の無線機は、個別の周波数チャネルが割り当てられている。中継器は、各周波数チャネルで複数の無線機と通信可能である。複数の無線機の各々は、アナログ音声データをデジタル音声データに変換し、当該デジタル音声データを当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信する。複数の無線機の各々は、当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信し、当該合成デジタル音声データが変換された合成アナログ音声データを出力する。中継器は、複数の無線機の各々によって当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された複数のデジタル音声データを受信し、当該複数のデジタル音声データが合成された合成デジタル音声データを複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線機間における双方向の音声通話をすることが可能な双方向通信システム、中継器及び双方向通信方法に関する。
一般的に、離れた地点にいる2者間の音声通話を可能にするために、無線電波で音声通信を行う無線機(例えば、トランシーバ)を用いることが知られている。
このような無線機における通信方式としては、例えばシンプレックス方式(単信方式)またはデュプレックス方式(複信方式)等が用いられている。
また、無線機間で直接電波を送受信する以外にも、当該無線機(無線機)が例えば中継器を介して通信を行うことにより、当該無線機間における通信エリアを拡大することが行われている。
特開2007−96579号公報
ところで、例えば建築現場または工事現場等においては、業務連絡等のために、当該無線機を保持する複数のユーザ間で双方向の音声通話ができることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、複数の無線機間における双方向の音声通話が可能な双方向通信システム、中継器及び双方向通信方法を提供することにある。
本発明の1つの態様によれば、複数のユーザによって保持され、個別の周波数チャネルが割り当てられている複数の無線機と、前記各周波数チャネルで当該複数の無線機と通信可能な中継器とを具備し、前記複数の無線機の各々は、アナログ音声データを入力する入力手段と、前記入力されたアナログ音声データをデジタル音声データに変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段によって変換されたデジタル音声データを当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信する送信手段と、前記中継器から当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信する受信手段と、前記受信された合成デジタル音声データを合成アナログ音声データに変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段によって変換された合成アナログ音声データを出力する出力手段とを含み、前記中継器は、前記複数の無線機の各々に含まれる送信手段によって当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された複数のデジタル音声データを受信する受信手段と、前記受信された複数のデジタル音声データを合成して前記合成デジタル音声データを生成する生成手段と、前記生成された合成デジタル音声データを前記複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信する送信手段とを含むことを特徴とする双方向通信システムが提供される。
また、本発明の1つの態様によれば、複数のユーザによって保持される複数の無線機であって個別の周波数チャネルが割り当てられている複数の無線機と当該各周波数チャネルで通信可能な中継器が提供される。この中継器は、前記複数の無線機の各々において入力されたアナログ音声データが変換された複数のデジタル音声データであって、当該複数の無線機の各々に割り当てられている周波数チャネルで当該複数の無線機の各々から送信された複数のデジタル音声データを受信する受信手段と、前記受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する生成手段と、前記生成された合成デジタル音声データを前記複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信する送信手段とを具備する。
また、本発明の1つの態様によれば、複数のユーザによって保持され、個別の周波数チャネルが割り当てられている複数の無線機と、当該各周波数チャネルで当該複数の無線機と通信可能な中継器とを備える双方向通信システムが実行する双方向通信方法が提供される。この双方向通信方法は、前記複数の無線機の各々が、アナログ音声データを入力するステップと、前記複数の無線機の各々が、前記入力されたアナログ音声データをデジタル音声データに変換するステップと、前記複数の無線機の各々が、前記変換されたデジタル音声データを当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信するステップと、前記中継器が、前記複数の無線機の各々から当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された複数のデジタル音声データを受信するステップと、前記中継器が、前記受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成するステップと、前記中継器が、前記生成された合成デジタル音声データを前記複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信するステップと、前記複数の無線機の各々が、前記中継器から当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信するステップと、前記複数の無線機の各々が、前記受信された合成デジタル音声データを合成アナログ音声データに変換するステップと、前記複数の無線機の各々が、前記変換された合成アナログ音声データを出力するステップとを具備する。
本発明は、複数の無線機間における双方向の音声通話を可能とする。
本発明の実施形態に係る双方向通信システムのハードウェア構成を示すブロック図。 双方向通信システムを構成する無線機A11〜無線機D14、中継器X21及び中継器Y22間における通信可能距離について説明するための図。 図1に示す双方向通信システムを構成する無線機の構成を示すブロック図。 図1に示す双方向通信システムを構成する中継器の構成を示すブロック図。 図4に示す中継器に含まれるメモリ211のデータ構造の一例を示す図。 本実施形態に係る双方向通信システムの処理手順を示すシーケンスチャート。 中継器X21側無線機によって送信される第3のステートデータのデータ構造の一例を示す図。 無線機A11〜無線機D14間に障害物がある場合における中継器X21及び中継器Y22の配置について説明するための図。 無線機C13及び無線機D14の各々を保持する各ユーザが移動した場合について説明するための図。 無線機A11〜無線機D14を保持するユーザが移動した場合における当該無線機A11〜無線機D14の通信先の切り替えについて説明するための図。 無線機A11〜無線機D14を保持するユーザが移動した場合における当該無線機A11〜無線機D14の通信先の切り替えについて説明するための図。 8台の無線機間で同時通話を行うことが可能な双方向通信システムの構成の一例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る双方向通信システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る双方向通信システムは、例えばユーザによって保持される複数の無線機(子機)及び複数の中継器から構成される。
双方向通信システムを構成する複数の無線機には、それぞれ個別の周波数チャネルが割り当てられている。つまり、複数の無線機の各々は、当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで通信を行うことができる。
また、双方向通信システムを構成する複数の中継器の各々は、複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで当該複数の無線機と通信可能なように構成されている。また、双方向通信システムを構成する複数の中継器は、互いに通信可能に接続されている。
図1に示す例では、双方向通信システムを構成する複数の無線機には、無線機A11及び無線機B12(第1の無線機)と無線機C13及び無線機D14(第2の無線機)とが含まれる。なお、上記したように無線機A11、無線機B12、無線機C13及び無線機D14には、それぞれ個別の周波数チャネルが割り当てられている。以下の説明においては、無線機A11には周波数チャネル1(以下、CH1と表記)、無線機B12には周波数チャネル2(以下、CH2と表記)、無線機C13には周波数チャネル3(以下、CH3と表記)、無線機Dには周波数チャネル4(以下、CH4と表記)が割り当てられているものとする。
また、双方向通信システムを構成する複数の中継器には、中継器X21(第1の中継器)及び中継器Y22(第2の中継器)が含まれる。中継器X21及び中継器Y22は、無線機A11〜無線機D14の各々に割り当てられている各周波数チャネル(CH1〜CH4)で当該無線機A11〜無線機D14と通信可能なように構成されている。
なお、図1においては、例えば通信可能範囲等に応じて、無線機A11及び無線機B12の各々と中継器X21とが通信可能な状態にあり、無線機C13及び無線機D14の各々と中継器Y22とが通信可能な状態にあることが示されている。また、中継器X及び中継器Y22は、上記したように互いに通信可能に接続されている。
本実施形態に係る双方向通信システムは、例えば無線機A11〜無線機D14の各々を保持する複数のユーザ間の同時通話(つまり、双方向の音声通話)を可能にする。
ここで、図2を参照して、双方向通信システムを構成する無線機A11〜無線機D14、中継器X21及び中継器Y22間における通信可能範囲(到達距離)について簡単に述べる。なお、本実施形態に係る双方向通信システムにおいては、無線機A11〜無線機D14と中継器X21及び中継器Y22との間の通信には、小電力2.4GHz帯のフルデジタル無線通信を用いるものとする。
無線機A11〜無線機D14、中継器X21及び中継器Y22が図1に示すような状態にある場合、図2に示すように、無線機A11及び無線機B12と中継器X21との間の通信可能範囲は半径100m程度であり、無線機C13及び無線機D14と中継器Y22との間の通信可能範囲は同様に半径100m程度である。また、中継器X21と中継器Y22との間の通信可能範囲は半径100m程度である。
このように、本実施形態に係る双方向通信システムにおいては、例えば無線機A11及び無線機B12と無線機C13及び無線機D14との間に中継器21X及び中継器Y22を配置することによって、当該無線機A11〜無線機D14の間の通信可能範囲を拡大することができる。
なお、ここでは中継器X21及び中継器Y22間で無線通信が行われるものとして説明したが、当該中継器X21及び中継器Y22間は有線で接続されていても構わない。このような有線通信の場合、無線通信と比較して、より長距離の通信(データの送受信)が可能であり、また、例えば障害物等が多い場所であっても中継器X21及び中継器Y22間を安定して接続することができる等の利点もある。
図3は、図1に示す双方向通信システムを構成する無線機の構成を示すブロック図である。なお、双方向通信システムを構成する複数の無線機(例えば、無線機A11〜無線機D14)の構成は共通である。ここでは、便宜的に無線機A11の構成について説明する。
図3に示すように、無線機A11は、マイク/スピーカー101、メモリ102、CPU103及びRFモジュール104を含む。
マイク/スピーカー101は、無線機A11を保持するユーザの通話内容を示すアナログ音声データを入力する機能を有する。また、マイク/スピーカー101は、後述する合成アナログ音声データを出力する機能を有する。
メモリ102には、例えば機器ID及びグループID(グループ識別情報)が予め格納される。機器IDは、無線機A11を識別するための識別子である。グループIDは、無線機A11が属するグループを識別するための識別子である。
CPU103は、無線機A11の動作を制御するために設けられたプロセッサである。CPU103は、マイク/スピーカー101によって入力されたアナログ音声データをデジタル音声データに変換する。なお、このデジタル音声データには、例えばメモリ102に格納されている機器ID及びグループIDが含まれる。
また、CPU103は、後述するようにRFモジュール104から渡された合成デジタル音声データを合成アナログ音声データに変換する。なお、合成デジタル音声データは、例えば双方向通信システムを構成する複数の無線機(無線機A11〜無線機D14)の各々における通話内容を示すデジタル音声データが合成されたデータである。
RFモジュール104は、無線機A11に割り当てられている周波数チャネル(CH1)で各種データを送受信する。RFモジュール104は、CPU102によって変換されたデジタル音声データを無線機A11に割り当てられている周波数チャネル(CH1)で送信する。また、RFモジュール104は、例えば中継器X21から無線機A11に割り当てられている周波数チャネル(CH1)で送信された合成デジタル音声データを受信する。このRFモジュール104によって受信された合成デジタル音声データは、CPU103に渡される。
ここでは無線機A11の構成について説明したが、上記したように双方向通信システムを構成する複数の無線機の構成は共通する。つまり、双方向通信システムを構成する複数の無線機(無線機A11〜無線機D14)の各々に含まれるRFモジュール104は、当該無線機に割り当てられている周波数チャネルに対応したものである。つまり、無線機A11に含まれるRFモジュール104は、上記したように当該無線機A11に割り当てられている周波数チャネル(CH1)でデータを送受信するためのRFモジュール(CH1RFモジュール)である。また、無線機B12に含まれるRFモジュール104は、当該無線機B12に割り当てられている周波数チャネル(CH2)でデータを送受信するためのRFモジュール(CH2RFモジュール)である。また、無線機C13に含まれるRFモジュール104は、当該無線機C13に割り当てられている周波数チャネル(CH3)でデータを送受信するためのRFモジュール(CH3RFモジュール)である。また、無線機D14に含まれるRFモジュール104は、当該無線機D14に割り当てられている周波数チャネル(CH4)でデータを送受信するためのRFモジュール(CH4RFモジュール)である。
このように双方向通信システムを構成する各無線機は、当該無線機に割り当てられている周波数チャネルでデータを送受信するためのRFモジュール104のみを有する(つまり、他の無線器に割り当てられている周波数チャネルに対応するRFモジュール104を有さない)構成により、当該無線機間で直接通信を行うことはできない。
図4は、図1に示す双方向通信システムを構成する中継器の構成を示すブロック図である。なお、双方向通信システムを構成する複数の中継器(中継器X21及び中継器Y22)の構成は共通である。ここでは、便宜的に中継器X21の構成について説明する。
図4に示すように、中継器X21は、メモリ201、CH1RFモジュール202、CH2RFモジュール203、CH3RFモジュール204、CH4RFモジュール205、中継器送受信部206及びCPU207を含む。
メモリ201には、例えばグループID等が予め格納される。グループIDは、中継器X21が管理すべきグループを識別するための識別子である。
CH1RFモジュール202は、CH1で各種データを送受信するためのRFモジュールである。CH1RFモジュール202は、無線機A11に含まれるRFモジュール(CH1RFモジュール)104によって送信されたデジタル音声データを受信する。
CH2RFモジュール203は、CH2で各種データを送受信するためのRFモジュールである。CH2RFモジュール202は、無線機B12に含まれるRFモジュール(CH2RFモジュール)104によって送信されたデジタル音声データを受信する。このデジタル音声データは、無線機B12を保持するユーザの通話内容を示すアナログ音声データが変換されたデジタル音声データである。
CH3RFモジュール204は、CH3で各種データを送受信するためのRFモジュールである。CH3RFモジュール204は、無線機C13に含まれるRFモジュール(CH3RFモジュール)104によって送信されたデジタル音声データを受信する。このデジタル音声データは、無線機C13を保持するユーザの通話内容を示すアナログ音声データが変換されたデジタル音声データである。
CH4RFモジュール205は、CH4で各種データを送受信するためのRFモジュールである。CH4RFモジュール205は、無線機D14に含まれるRFモジュール(CH4RFモジュール)104によって送信されたデジタル音声データを受信する。このデジタル音声データは、無線機D14を保持するユーザの通話内容を示すアナログ音声データが変換されたデジタル音声データである。
中継器送受信部206は、CH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205の各々によって受信されたデジタル音声データを他の中継器(例えば、中継器Y22)に送信する。また、中継器送受信部206は、他の中継器から送信されたデジタル音声データを受信する。
CPU207は、中継器X21の動作を制御するために設けられたプロセッサである。CPU207は、CH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205の各々によって受信されたデジタル音声データ及び中継器送受信部206によって受信されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する。ここでCPU207によって生成された合成デジタル音声データは、中継器X21と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機A11及び無線機B12)及び中継器Y22と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機C13及び無線機D14)の全ての通話内容(を示すデジタル音声データ)が合成されたデジタル音声データである。この合成デジタル音声データは、CH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205の各々を介してCH1〜CH4で送信される。
ここでは中継器X21の構成について説明したが、上記したように双方向通信システムを構成する複数の中継器の構成は共通するため、例えば中継器22Yの構成についても中継器X21(つまり、図4)と同様である。
図5は、図4に示す中継器(例えば、中継器X21及び中継器Y22)に含まれるメモリ201のデータ構造の一例を示す。図5に示すように、メモリ211には、機器名、周波数チャネル、機器ID及びグループIDが対応づけて格納されている。
機器名は、双方向通信システムを構成する機器(無線機及び中継器)の名称を示す。周波数チャネルは、双方向通信システムを構成する機器に割り当てられている周波数チャネルを示す。機器IDは、双方向通信システムを構成する機器を識別するための識別子である。グループIDは、双方向通信システムを構成する機器が属するグループを識別するための識別子である。
図5に示す例では、メモリ211には、機器名「無線機A」、周波数チャネル「CH1」、機器ID「1」及びグループID「A」が対応づけて格納されている。これによれば、機器ID「1」によって識別される無線機A11に割り当てられている周波数チャネルはCH1であり、当該無線機A11はグループID「A」によって識別されるグループに属することが示されている。
また、メモリ211には、機器名「無線機B」、周波数チャネル「CH2」、機器ID「2」及びグループID「A」が対応づけて格納されている。これによれば、機器ID「2」によって識別される無線機B12に割り当てられている周波数チャネルはCH2であり、当該無線機B12はグループID「A」によって識別されるグループに属することが示されている。
また、メモリ211には、機器名「無線機C」、周波数チャネル「CH3」、機器ID「3」及びグループID「A」が対応づけて格納されている。これによれば、機器ID「3」によって識別される無線機C13に割り当てられている周波数チャネルはCH3であり、当該無線機C13はグループID「A」によって識別されるグループに属することが示されている。
また、メモリ211には、機器名「無線機D」、周波数チャネル「CH4」、機器ID「4」及びグループID「A」が対応づけて格納されている。これによれば、機器ID「4」によって識別される無線機D14に割り当てられている周波数チャネルはCH4であり、当該無線機D14はグループID「A」によって識別されるグループに属することが示されている。
また、メモリ211には、機器名「中継器X」、周波数チャネル「CH1,CH2,CH3,CH4」、機器ID「5」及びグループID「A」が対応づけて格納されている。これによれば、機器ID「5」によって識別される中継器X21に割り当てられている周波数チャネルはCH1〜CH4であり、当該中継器X21はグループID「A」によって識別されるグループに属する(つまり、中継器X21が管理すべきグループがグループID「A」によって識別されるグループである)ことが示されている。
また、メモリ211には、機器名「中継器Y」、周波数チャネル「CH1,CH2,CH3,CH4」、機器ID「6」及びグループID「A」が対応づけて格納されている。これによれば、機器ID「6」によって識別される中継器Y22に割り当てられている周波数チャネルはCH1〜CH4であり、当該中継器Y22はグループID「A」によって識別されるグループに属する(つまり、中継器Y22が管理すべきグループがグループID「A」によって識別されるグループである)ことが示されている。
以下、本実施形態に係る双方向通信システムの動作について説明する。本実施形態に係る双方向通信システムにおいては、第1〜第3のステート(状態)における処理が実行される。ここで、第1〜第3のステートにおける処理を簡単に説明する。
第1のステートにおいては、中継器X21(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)によって受信されたデジタル音声データが中継器Y22に送信され、中継器Y22(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)によって受信されたデジタル音声データが中継器X21に送信される。これにより、第1のステートにおいては、中継器X21から送信されたデジタル音声データが中継器Y22によって受信され、中継器Y22から送信されたデジタルデータが中継器X21によって受信される。
第2のステートにおいては、中継器X21(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)によって受信されたデジタル音声データ及び第1のステートにおいて中継器Y22から送信されたデジタル音声データが合成された合成デジタル音声データがCH1〜CH4で中継器X21から送信され、中継器Y22(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)によって受信されたデジタル音声データ及び第1のステートにおいて中継器X21から送信されたデジタル音声データが合成された合成デジタル音声データがCH1〜CH4で中継器Y22から送信される。これにより、第2のステートにおいては、中継器X21から送信された合成デジタル音声データが当該中継器X21と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機A11及び無線機B12)によって受信され、中継器Y22から送信された合成デジタル音声データが当該中継器Y22と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機C13及び無線機D14)によって受信される。なお、無線機A11〜無線機D14によって受信された合成デジタル音声データは、合成アナログ音声データに変換されて当該無線機A11〜無線機D14から出力される。
第3のステートにおいては、ユーザの通話内容を示すアナログ音声データが変換されたデジタル音声データが無線機A11〜無線機D14から当該無線機A11〜無線機D14の各々に割り当てられている周波数チャネルで送信される。これにより、第3のステートにおいては、中継器X21と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機A11及び無線機B12)の各々によって当該無線機に割り当てられている周波数チャネル(CH1及びCH2)で送信されたデジタル音声データが当該中継器X21によって受信され、中継器Y22と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機C13及び無線機D14)の各々によって当該無線機に割り当てられている周波数チャネル(CH3及びCH4)で送信されたデジタル音声データが当該中継器Y22によって受信される。
本実施形態に係る双方向通信システムにおいては、上記した第1〜第3のステートが予め定められた期間で繰り返されることによって、無線機A11〜無線機D14を保持するユーザ間における双方向の同時通話(音声通話)が可能となる。
次に、図6に示すシーケンスチャートを参照して、本実施形態に係る双方向通信システムの処理手順について具体的に説明する。ここでは、双方向通信システムにおける初期状態として、当該双方向通信システムを構成する全ての機器(無線機A11〜無線機D14、中継器X21及び中継器Y22)に電源が入れられていない状態であるものとする。
なお、以下の説明においては、便宜的に、上記した第1のステートにおいて機器間で送受信されるデータを第1のステートデータ、第2のステートにおいて機器間で送受信されるデータを第2のステートデータ、第3のステートにおいて機器間で送受信されるデータを第3のステートデータと称する。
ここで、例えば中継器X21の電源が入れられたものとする。本実施形態においては、双方通信システムを構成する中継器X21及び中継器Y22のうち、最初に電源を入れられた中継器X21が双方向通信システムにおける機器間で同期をとる親機として動作する。
まず、中継器X21(に含まれる中継器送受信部206)は、上記した第1のステートにおいて、第1のステートデータを中継器Y22に送信する(ステップS1)。ここでは、中継器X21(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)によって受信されたデジタル音声データは存在しないため、中継器X21から送信される第1のステートデータは、例えば当該中継器X21を識別するための機器ID、当該中継器X21が管理すべきグループを識別するためのグループID及び現在のステート(つまり、第1のステート)を示すステートNoを含むデータである(つまり、デジタル音声データは含まれない)。
なお、ここでは中継器Y22には電源が入れられていないため、第1のステートデータは中継器Y22からは送信されない(ステップS2)。
ここで、例えば無線機A11〜無線機D14の電源が入れられたものとする。以下、中継器X21と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機A11及び無線機B12)を中継器X21側無線機(第1の無線機)と称する。同様に、中継器Y22と通信可能な状態にある無線機(例えば、無線機C13及び無線機D14)を中継器Y22側無線機(第2の無線機)と称する。
次に、中継器X21(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)は、第2のステートにおいて、第2のステートデータをCH1〜CH4で送信する(ステップS3)。ここでは、中継器X21によって受信されたデジタル音声データ及び中継器Y22から送信された第1のステートデータは存在しない(つまり、合成デジタル音声データは存在しない)ため、中継器X21から送信される第2のステートデータは、例えば当該中継器X21を識別するための機器ID、当該中継器X21が管理すべきグループを識別するためのグループID及び現在のステート(つまり、第2のステート)を示すステートNoを含むデータである(つまり、合成デジタル音声データは含まれない)。
中継器X21側無線機(ここでは、無線機A11及び無線機B12)の各々(に含まれるRFモジュール104)は、第3のステートにおいて、第3のステートデータを当該中継器X21側無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信する(ステップS4)。この中継器X21側無線機によって送信される第3のステートデータは、予め定められた期間内における当該中継器X21側無線機を保持するユーザの通話内容を示すアナログ音声データ(つまり、当該中継器X21側無線機において入力されたアナログ音声データ)が変換されたデジタル音声データを含むデータである。これにより、中継器X21は、中継器X21側無線機の各々によって送信された第3のステートデータを受信する。
ここで、図7を参照して、中継器X21側無線機によって送信される第3のステートデータについて具体的に説明する。図7は、中継器X21側無線機によって送信される第3のステートデータのデータ構造の一例を示す。
図7に示すように、第3のステートデータには、例えば4bitのグループID、4bitの機器ID、4bitのステートNo及びNbitのデジタル音声データが含まれる。この第3のステートデータに含まれるグループIDは、当該第3のステートデータを送信した中継器X21側無線機が属するグループを識別するための識別子である。また、第3のステートデータに含まれる機器IDは、当該第3のステートデータを送信した中継器X21側無線機を識別するための識別子である。また、第3のステートデータに含まれるステートNoは、現在の双方向通信システムの処理が第3のステートにおける処理であることを表す情報である。第3のステートデータに含まれるデジタル音声データは、第3のステートデータを送信した中継器X21側無線機において入力されたアナログ音声データが変換されたデジタル音声データである。
再び図6に戻って説明する。上記したステップS1〜S4の処理が実行されると、第1〜第3のステートにおける処理が完了し、再び第1のステートにおける処理が実行される。ここで、中継器Y22の電源が入れられたものとする。
この場合、中継器X21(に含まれる中継器送受信部206)は、第1のステートにおいて、第1のステートデータを中継器Y22に送信する(ステップS5)。この場合における第1のステートデータには、上記した機器ID、グループID及びステートNoに加えて、第3のステート(つまり、ステップS4)において中継器X21によって受信された第3のステートデータに含まれるデジタル音声データが含まれる。これにより、中継器Y22(似含まれる中継器送受信部206)は、中継器X21によって送信された第1のステートデータを受信する。
なお、中継器X21は、上記した第3のステートデータが受信された際に、当該第3のステートデータ(に含まれるデジタル音声データ)が当該中継器X21が管理すべきグループに属する無線機から送信されたデータであるか否かを判定する。この場合、中継器X21は、受信された第3のステートデータに含まれるグループID及び機器IDと当該中継器X21に含まれるメモリ211に格納されているグループID及び機器IDとを参照して判定処理を実行する。具体的には、中継器X21は、第3のステートデータに含まれるグループID及び機器IDが、当該中継器X21が管理すべきグループを識別するためのグループID及び当該グループに属する機器を識別するための機器IDとしてメモリ211に格納されている場合には、第3のステートデータが中継器X21が管理すべきグループに属する無線機から送信されたデータであると判定する。なお、中継器X21及び中継器Y22によって第3のステートデータが受信される度にこの判定処理は実行されるが、以下においてはその詳しい説明を省略する。
このように第3のステートデータが中継器X21が管理すべきグループに属する無線機から送信されたデータであると判定された場合には、当該第3のステートデータに含まれるデジタル音声データは、第1のステート(つまり、ステップS5の処理)において中継器X21から中継器Y22に送信される。一方、第3のステートデータが中継器Y22が管理すべきグループに属する無線機から送信されたデータでないと判定された場合には、当該第3のステートデータに含まれるデジタル音声データは、第1のステートにおいて中継器X21から中継器Y22には送信されない。
また、中継器Y22(に含まれる中継器送受信部206)は、第1のステートにおいて、第1のステートデータを中継器X21に送信する(ステップS6)。ここでは、中継器Y22において中継器Y22側無線機から受信されたデジタル音声データは存在しないため、中継器Y22から送信される第1のステートデータは、例えば当該中継器X21を識別するための機器ID、当該中継器Y22が管理すべきグループを識別するためのグループID及び現在のステート(つまり、第1のステート)を示すステートNoを含むデータである(つまり、デジタル音声データは含まれない)。
次に、中継器X21(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)は、第2のステートにおいて、第2のステートデータをCH1〜CH4で送信する(ステップS7)。この場合における第2のステートデータには、上記した機器ID、グループID及びステートNoに加えて、第3のステート(つまり、ステップS4の処理)において中継器X21によって受信された第3のステートデータに含まれるデジタル音声データ(中継器X21側無線機の各々からのデジタル音声データ)が合成された合成デジタル音声データが含まれる。
このように中継器X21によって送信された第2のステートデータは、中継器X21側無線機(無線機A11及び無線機B12)の各々によって受信される。なお、中継器X21側無線機では、受信された第2のステートデータに含まれる合成デジタル音声データが合成アナログ音声データに変換され、当該合成アナログ音声データが出力される。
また、中継器Y22(に含まれるCH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205)は、第2のステートにおいて、第2のステートデータをCH1〜CH4で送信する(ステップS8)。この場合における第2のステートデータには、第1のステート(つまり、ステップS5)において中継器Y22によって受信された第1のステートデータに含まれるデジタル音声データ(中継器X21側無線機の各々からのデジタル音声データ)が合成された合成デジタル音声データが含まれる。
このように中継器Y22によって送信された第2のステートデータは、中継器Y22側無線機(無線機C13及び無線機D14)の各々によって受信される。なお、中継器Y22側無線機では、受信された第2のステートデータに含まれる合成デジタル音声データが合成アナログ音声データに変換され、当該合成アナログ音声データが出力される。
つまり、第2のステートにおける処理が実行されると、同様の合成アナログ音声データが全ての無線機(中継器X21側無線機及び中継器Y22側無線機)から出力される。
次に、中継器X21側無線機の各々は、第3のステートにおいて、第3のステートデータを当該中継器X21側無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信する(ステップS9)。この中継器X21側無線機によって送信される第3のステートデータは、予め定められた期間内における当該中継器X21側無線機を保持するユーザの通話内容を示すアナログ音声データ(つまり、当該中継器X21側無線機において入力されたアナログ音声データ)が変換されたデジタル音声データを含むデータである。これにより、中継器X21は、中継器X21側無線機の各々によって送信された第3のステートデータを受信する。
また、中継器Y22側無線機の各々は、第3のステートにおいて、第3のステートデータを当該中継器Y22側無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信する(ステップS10)。この中継器Y22側無線機によって送信される第3のステートデータには、予め定められた期間内における当該中継器Y22側無線機を保持するユーザの通話内容を示すアナログ音声データ(つまり、当該中継器Y22側無線機において入力されたアナログ音声データ)が変換されたデジタル音声データが含まれる。これにより、中継器Y22は、中継器Y22側無線機の各々によって送信された第3のステートデータを受信する。
このようにステップS5〜S10の処理が実行されると、第1〜第3のステートの処理が完了し、再び第1のステートにおける処理が実行される。
次に、中継器X21は、第1のステートにおいて、第1のステートデータを中継器Y22に送信する(ステップS11)。この場合における第1のステートデータには、第3のステート(つまり、ステップS9)において中継器X21によって受信された第3のステートデータに含まれるデジタル音声データが含まれる。
また、中継器Y22は、第1のステートにおいて、第1のステートデータを中継器X21に送信する(ステップS12)。この場合における第1のステートデータには、第3のステート(つまり、ステップS10)において中継器Y22によって受信された第3のステートデータに含まれるデジタル音声データが含まれる。これにより、中継器X21は、中継器Y22によって送信された第1のステートデータを受信する。
次に、中継器X21は、第2のステートにおいて、第2のステートデータをCH1〜CH4で送信する(ステップS13)。この場合における第2のステートデータには、第3のステート(つまり、ステップS9)において中継器X21によって受信された第3のステートデータに含まれるデジタル音声データ(中継器X21側無線機の各々からのデジタル音声データ)及び第1のステート(つまり、ステップS12)において中継器X21によって受信された第1のステートデータに含まれるデジタル音声データ(中継器Y22側無線機の各々からのデジタル音声データ)が合成された合成デジタル音声データ(つまり、無線機A11〜無線機D14からのデジタル音声データが合成された合成デジタル音声データ)が含まれる。
このように、中継器X21によって送信された第2のステートデータは、中継器X21側無線機の各々によって受信される。なお、中継器X21側無線機では、受信された第2のステートデータに含まれる合成デジタル音声データが合成アナログ音声データに変換され、当該合成アナログ音声データが出力される。
また、中継器Y22は、第2のステートにおいて、第2のステートデータをCH1〜CH4で送信する(ステップS13)。この場合における第2のステートデータには、第3のステート(つまり、ステップS10)において中継器Y22によって受信された第3のステートデータに含まれるデジタル音声データ(中継器Y22側無線機の各々からのデジタル音声データ)及び第1のステート(つまり、ステップS11)において中継器Y22によって受信された第1のステートデータに含まれるデジタル音声データ(中継器X21側無線機の各々からのデジタル音声データ)が合成された合成デジタル音声データ(つまり、無線機A11〜無線機D14からのデジタル音声データが合成された合成デジタル音声データ)が含まれる。
このように、中継器Y22によって送信された第2のステートデータは、中継器Y22側無線機の各々によって受信される。なお、中継器Y22側無線機では、受信された第2のステートデータに含まれる合成デジタル音声データが合成アナログ音声データに変換され、当該合成アナログ音声データが出力される。
次に、第3のステートにおいて、上記したステップS9及びS10の処理に相当するステップS15及びS16の処理が実行される。このようにステップS11〜S16の処理が実行されると、第1〜第3のステートの処理が完了される。なお、この第1〜第3のステートにおける処理は、例えば親機として動作する中継器X21の電源が切られるまで繰り返される。
このように第1〜第3のステートにおける処理が繰り返されることによって、予め定められた期間において、中継器X21及び中継器Y22間で中継器X21側無線機からのデジタル音声データ及び中継器Y22側無線機からのデジタル音声データが交換され、中継器X21側無線機(無線機A11及び無線機B12)及び中継器Y22側無線機(無線機C13及び無線機D14)の全てのデジタル音声データが合成された合成デジタル音声データが当該無線機A11〜無線機D14に送信され、当該合成デジタル音声データが変換された合成アナログ音声データが当該無線機A11〜無線機D14で出力される。これにより、無線機A11〜無線機D14間において双方向の同時通話が可能となる。
なお、本実施形態において用いられる小電力2.4GHz帯の無線通信においては、通信経路に例えば障害物がある場合には通信することができないが、上記したように中継器X21及び中継器Y22を無線機A11〜無線機D14間に配置することによって図8に示すように障害物があるような場合であっても無線機A11〜無線機D14間における同時通話は可能である。
また、上述したように中継器X21及び中継器Y22は、CH1RFモジュール202〜CH4RFモジュール205を備える構成により、無線機A11〜無線機D14の各々に割り当てられている各周波数チャネルCH1〜CH4で当該無線機A11〜無線機D14の各々と通信可能である。このため、例えば無線機C13及び無線機D14の各々を保持する各ユーザが図8に示す位置から図9に示す位置に移動した場合には、無線機A11〜無線機D14は中継器X21と通信を行うことができる。
具体的には、無線機A11〜無線機D14の各々に割り当てられている各周波数チャネルCH1〜CH4で送信されたデジタル音声データが中継器X21において合成され、当該合成された合成デジタル音声データが当該中継器X21から各周波数チャネルCH1〜CH4で送信され、当該合成デジタル音声データが変換された合成アナログ音声データが無線機A11〜無線機D14において出力される。つまり、無線機A11〜無線機D14が例えば図9に示すような位置にある場合には、上記したように中継器X21(1つの中継器)のみを利用して当該無線機A11〜無線機D14間における同時通話を行うことができる。なお、図示しないが、無線機A11〜無線機D14の位置によっては中継器Y22のみを利用して当該無線機A11〜無線機D14間における同時通話を行うことも可能である。
したがって、本実施形態に係る双方向通信システムは、無線機A11〜無線機D14が例えば一方の中継器(中継器X21または中継器Y22)の通信可能範囲内のみで利用されるような場合には、無線機A11〜無線機D14及び1つの中継器(中継器X21または中継器Y22)から構成されることができる。
ここで、図10及び図11を参照して、無線機A11〜無線機D14を保持するユーザが移動した場合における当該無線機A11〜無線機D14の通信先の切り替え(ローミング)について簡単に説明する。
ここでは、図10に示すように、中継器X21と通信可能な状態にある無線機が無線機A11及び無線機B12であり、中継器Y22と通信可能な状態にある無線機が無線機C13及び無線機D14であるものとする。
このような場合において、例えば中継器X21と通信可能な状態にある無線機B12を保持するユーザが当該中継器X21の通信可能範囲内から中継器Y22の通信可能範囲内に移動することによって、当該無線機B12の通信先は図11に示すように中継器Y22に切り替えられる。同様に、例えば中継器Y22と通信可能な状態にある無線機C13を保持するユーザが当該中継器Y22の通信可能範囲内から中継器X21の通信可能範囲内に移動することによって、当該無線機C13の通信先が図11に示すように中継器X21に切り替えられる。
ここでは無線機B12及び無線機C13を保持するユーザが移動した場合について説明したが、他の無線機A11及び無線機D14を保持するユーザが移動した場合についても同様に通信先を切り替えることができる。
なお、無線機A11〜無線機D14の通信先が切り替えられた場合であっても、上記した図6において説明したような処理が実行されることによって、当該無線機A11〜無線機D14間(つまり、中継器X21側無線機及び中継器Y22側無線機間)における同時通話は可能である。
このように本実施形態においては、無線機A11〜無線機D14の各々に個別の周波数チャネルCH1〜CH4が割り当てられており、中継器X21及び中継器Y22がそれぞれ無線機A11〜無線機D14の全てと通信可能に構成されていることにより、当該無線機A11〜無線機D14の各々を保持するユーザの移動に応じて当該無線機A11〜無線機D14の通信対象(つまり、通信先となる中継器)を容易に切り替えることが可能となり、当該無線機A11〜無線機D14を保持するユーザは、中継器X21及び中継器Y22の通信可能範囲内を自由に移動することができる。
なお、無線機A11〜無線機D14の各々が例えば中継器X21及び中継器Y22のいずれか一方のみと通信するような構成とする場合には、図12に示すように無線機A11〜無線機D14を2台ずつ、つまり、合計8台の無線機間で同時通話を行うことも可能である。
上記したように本実施形態においては、ユーザによって保持される個別の周波数チャネル(例えば、CH1〜CH4)が割り当てられている複数の無線機(例えば、無線機A11〜無線機D14)と、当該各周波数チャネルで当該複数の無線機と通信可能な中継器(例えば、中継器X21及び中継器Y22)とを備える。また、本実施形態においては、複数の無線機A11〜無線機D14の各々が、アナログ音声データを入力し、当該入力されたアナログ音声データをデジタル音声データに変換し、当該変換されたデジタル音声データを当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信する。また、本実施形態においては、中継器X21及び中継器Y22が、複数の無線機A11〜無線機D14の各々によって送信された複数のデジタル音声データを受信し、当該受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成し、当該生成された合成デジタル音声データを複数の無線機A11〜無線機D14の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信する。更に、本実施形態においては、複数の無線機A11〜無線機D14の各々が、中継器X21から当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信し、当該受信された合成デジタル音声データを合成アナログ音声データに変換し、当該変換された合成アナログ音声データを出力する。これにより、本実施形態においては、複数の無線機A11〜無線機D14間における双方向の音声通話を行うことが可能となる。
また、本実施形態においては、例えば複数の中継器X21及び中継器Y22(第1及び第2の中継器)を備える構成により、無線機A11〜無線機D14間の通信経路に対して障害となるような構造物(つまり、障害物)があるような場合であっても、当該障害物を回避して通信経路を確保することができるため、当該無線機A11〜無線機D14間の同時通話を可能とすることができる。
また、本実施形態においては、上記したように無線機A11〜無線機D14の各々に対して個別の周波数チャネルが割り当てられており、中継器X21及び中継器Y22が当該無線機A11〜無線機D14の各々と通信可能である構成により、当該無線機A11〜無線機D14の各々を保持するユーザが例えば中継器X21及び中継器Y22間を移動した場合に容易に通信先となる中継器を切り替えることが可能となる。つまり、本実施形態においては、無線機A11〜無線機D14を保持するユーザの中継器X21及び中継器Y22間の移動に容易に対応することができる。
また、本実施形態においては、中継器X21及び中継器Y22のうち、最初に電源を入れられた中継器が双方向通信システムにおける機器間で同期をとる親機として動作する構成により、複数の中継器(中継器X21及び中継器Y22)のうちのどの中継器が最初に電源を入れられた場合であっても双方向通信システムは正常に動作することができる。
また、本実施形態においては、中継器X21及び中継器Y22が管理すべきグループに属する無線機A11〜無線機D14からのデジタル音声データのみから合成デジタル音声データが生成される構成により、中継器X21及び中継器Y22の近傍に位置する例えば当該グループ以外のグループに属する無線機からのデジタル音声データまでも合成されるような事態を回避することができる。
なお、本実施形態においては、双方向通信システムを構成する無線機11A〜無線機D14に個別の周波数チャネルCH1〜CH4が割り当てられるものとして説明したが、例えば無線機A11及び無線機B12(第1の無線機の各々)が例えば周波数チャネルCH1を時分割多重して通信を行い、無線機C13及び無線機D14(第2の無線機の各々)が例えば周波数チャネルCH2を時分割多重して通信を行うような構成であっても構わない。
また、本実施形態においては、双方向通信システムが4つの無線機(無線機A11〜無線機D14)を備えるものとして主に説明したが、当該無線機は2つ以上であれば構わない。例えば中継器X21及び中継器Y22が異なる周波数チャネルでデータを送受信可能なRFモジュールを5つ以上備えることにより、当該5台以上の無線機を備えるような構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、2つの中継器(中継器X21及び中継器Y22)を備えるものとして主に説明したが、上述したように中継器は1つ(例えば、中継器X21)のみであっても構わないし、3つ以上の中継器を備える構成とすることも可能である。
また、複数双方向通信が可能なPHS交換機またはSIPサーバシステムでは小型化が困難であるのに対して、本実施形態によれば、小型化した複数双方向通信が可能となる。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
11…無線機A、12…無線機B、13…無線機C、14…無線機D、21…中継器X、22…中継器Y、111…マイク/スピーカー、112…メモリ、113…CPU、114…CH1RFモジュール、211…メモリ、212…CH1RFモジュール、213…CH2RFモジュール、214…CH3RFモジュール、215…CH4RFモジュール、216…中継器送受信部、217…CPU。

Claims (19)

  1. 複数のユーザによって保持され、個別の周波数チャネルが割り当てられている複数の無線機と、
    前記各周波数チャネルで当該複数の無線機と通信可能な中継器と
    を具備し、
    前記複数の無線機の各々は、
    アナログ音声データを入力する入力手段と、
    前記入力されたアナログ音声データをデジタル音声データに変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換手段によって変換されたデジタル音声データを当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信する送信手段と、
    前記中継器から当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信する受信手段と、
    前記受信された合成デジタル音声データを合成アナログ音声データに変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換手段によって変換された合成アナログ音声データを出力する出力手段と
    を含み、
    前記中継器は、
    前記複数の無線機の各々に含まれる送信手段によって当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された複数のデジタル音声データを受信する受信手段と、
    前記受信された複数のデジタル音声データを合成して前記合成デジタル音声データを生成する生成手段と、
    前記生成された合成デジタル音声データを前記複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信する送信手段と
    を含む
    ことを特徴とする双方向通信システム。
  2. 前記複数の無線機は、第1の周波数チャネルが割り当てられている第1の無線機及び前記第1の周波数チャネルとは異なる第2の周波数チャネルが割り当てられている第2の無線機を含み、
    前記中継器は、前記第1の周波数チャネルで前記第1の無線機と通信可能な状態にある第1の中継器及び前記第2の周波数チャネルで前記第2の無線機と通信可能な状態にある第2の中継器を含み、
    前記第1及び第2の中継器は、互いに通信可能に接続されており、
    前記第1の無線機に含まれる送信手段は、前記第1の無線機に含まれる第1の変換手段によって変換されたデジタル音声データを前記第1の無線機に割り当てられている第1の周波数チャネルで送信し、
    前記第1の中継器に含まれる受信手段は、前記第1の無線機に含まれる送信手段によって前記第1の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを受信し、
    前記第1の中継器に含まれる送信手段は、前記第1の中継器に含まれる受信手段によって受信されたデジタル音声データを前記第2の中継器に対して送信し、
    前記第2の無線機に含まれる送信手段は、前記第2の無線機に含まれる第1の変換手段によって変換されたデジタル音声データを前記第2の無線機に割り当てられている第2の周波数チャネルで送信し、
    前記第2の中継器に含まれる受信手段は、前記第1の中継器に含まれる送信手段によって送信されたデジタル音声データ及び前記第2の無線機に含まれる送信手段によって前記第2の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを受信し、
    前記第2の中継器に含まれる生成手段は、前記第2の中継器に含まれる受信手段によって受信された前記第1の中継器に含まれる送信手段によって送信されたデジタル音声データ及び前記第2の無線機に含まれる送信手段によって前記第2の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成し、
    前記第2の中継器に含まれる送信手段は、前記第2の中継器に含まれる生成手段によって生成された合成デジタル音声データを前記第2の無線機に割り当てられている第2の周波数チャネルで送信し、
    前記第2の無線機に含まれる受信手段は、前記第2の中継器に含まれる送信手段によって前記第2の周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信し、
    前記第2の中継器に含まれる送信手段は、前記第2の中継器に含まれる受信手段によって受信された前記第2の無線機に含まれる送信手段によって前記第2の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを前記第1の中継器に対して送信し、
    前記第1の中継器に含まれる受信手段は、前記第2の中継器に含まれる送信手段によって送信されたデジタル音声データを受信し、
    前記第1の中継器に含まれる生成手段は、前記第1の中継器に含まれる受信手段によって受信された前記第1の無線機に含まれる送信手段によって前記第1の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データ及び前記第2の中継器に含まれる送信手段によって送信されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成し、
    前記第1の中継器に含まれる送信手段は、前記第1の中継器に含まれる生成手段によって生成された合成デジタル音声データを前記第1の無線機に割り当てられている第1の周波数チャネルで送信し、
    前記第1の無線機に含まれる受信手段は、前記第1の中継器に含まれる送信手段によって前記第1の周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信する
    ことを特徴とする請求項1記載の双方向通信システム。
  3. 前記第1の中継器に含まれる生成手段は、予め定められた期間毎に、当該期間内に前記第1の中継器に含まれる受信手段によって受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成し、
    前記第2の中継器に含まれる生成手段は、前記予め定められた期間毎に、当該期間内に前記第2の中継器に含まれる受信手段によって受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の双方向通信システム。
  4. 前記第1及び前記第2の中継器のうち、最初に電源を入れられた中継器が同期をとることを特徴とする請求項3記載の双方向通信システム。
  5. 前記第1の中継器は、前記第2の周波数チャネルで通信可能に構成されており、
    前記第2の中継器は、前記第1の周波数チャネルで通信可能に構成されており、
    前記第1及び第2の無線機を保持する各ユーザの移動に応じて当該第1及び第2の無線機の通信先となる中継器が切り替えられる
    ことを特徴とする請求項2記載の双方向通信システム。
  6. 前記第1の無線機が複数存在する場合には、当該第1の無線機の各々には個別の第1の周波数チャネルが割り当てられており、
    前記第2の無線機が複数存在する場合には、当該第2の無線機の各々には個別の第2の周波数チャネルが割り当てられている
    ことを特徴とする請求項2記載の双方向通信システム。
  7. 前記第1の無線機が複数存在する場合には、当該第1の無線機の各々は前記第1の周波数チャネルを時分割多重して通信を行い、
    前記第2の無線機が複数存在する場合には、当該第2の無線機の各々は前記第2の周波数チャネルを時分割多重して通信を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の双方向通信システム。
  8. 前記複数の無線機の各々に含まれる送信手段によって送信されるデジタル音声データは、当該無線機が属するグループを識別するためのグループ識別情報を含み、
    前記中継器は、
    当該中継器が管理すべきグループを識別するためのグループ識別情報を予め格納するメモリと、
    当該中継器に含まれる受信手段によって受信された複数のデジタル音声データの各々に含まれるグループ識別情報が前記メモリに格納されているかを判定する判定手段と
    を更に含み、
    前記中継器に含まれる生成手段は、前記グループ識別情報が前記メモリに格納されていると判定されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の双方向通信システム。
  9. 複数のユーザによって保持される複数の無線機であって個別の周波数チャネルが割り当てられている複数の無線機と当該各周波数チャネルで通信可能な中継器において、
    前記複数の無線機の各々において入力されたアナログ音声データが変換された複数のデジタル音声データであって、当該複数の無線機の各々に割り当てられている周波数チャネルで当該複数の無線機の各々から送信された複数のデジタル音声データを受信する受信手段と、
    前記受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する生成手段と、
    前記生成された合成デジタル音声データを前記複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信する送信手段と
    を具備することを特徴とする中継器。
  10. 前記生成手段は、予め定められた期間毎に、当該期間内に受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成することを特徴とする請求項9記載の中継器。
  11. 管理すべきグループを識別するためのグループ識別情報を予め格納するメモリと、判定手段を更に具備し、
    前記受信された複数のデジタル音声データの各々は、当該デジタル音声データを送信した無線機が属するグループを識別するためのグループ識別情報を含み、
    前記判定手段は、前記受信された複数のデジタル音声データの各々に含まれるグループ識別情報が前記メモリに格納されているかを判定し、
    前記生成手段は、前記グループ識別情報が前記メモリに格納されていると判定されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する
    ことを特徴とする請求項9記載の中継器。
  12. 複数のユーザによって保持され、個別の周波数チャネルが割り当てられている複数の無線機と、当該各周波数チャネルで当該複数の無線機と通信可能な中継器とを備える双方向通信システムが実行する双方向通信方法であって、
    前記複数の無線機の各々が、アナログ音声データを入力するステップと、
    前記複数の無線機の各々が、前記入力されたアナログ音声データをデジタル音声データに変換するステップと、
    前記複数の無線機の各々が、前記変換されたデジタル音声データを当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信するステップと、
    前記中継器が、前記複数の無線機の各々から当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された複数のデジタル音声データを受信するステップと、
    前記中継器が、前記受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成するステップと、
    前記中継器が、前記生成された合成デジタル音声データを前記複数の無線機の各々に割り当てられている各周波数チャネルで送信するステップと、
    前記複数の無線機の各々が、前記中継器から当該無線機に割り当てられている周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信するステップと、
    前記複数の無線機の各々が、前記受信された合成デジタル音声データを合成アナログ音声データに変換するステップと、
    前記複数の無線機の各々が、前記変換された合成アナログ音声データを出力するステップと
    を具備することを特徴とする双方向通信方法。
  13. 前記複数の無線機は、第1の周波数チャネルが割り当てられている第1の無線機及び前記第1の周波数チャネルとは異なる第2の周波数チャネルが割り当てられている第2の無線機を含み、
    前記中継器は、前記第1の周波数チャネルで前記第1の無線機と通信可能な状態にある第1の中継器及び前記第2の周波数チャネルで前記第2の無線機と通信可能な状態にある第2の中継器を含み、
    前記第1及び第2の中継器は、互いに通信可能に接続されており、
    前記第1の無線機が送信するステップにおいて、前記第1の無線機によって変換されたデジタル音声データを前記第1の無線機に割り当てられている第1の周波数チャネルで送信し、
    前記第1の中継器が受信するステップにおいて、前記第1の無線機によって前記第1の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを受信し、
    前記第1の中継器が送信するステップにおいて、前記第1の中継器によって受信されたデジタル音声データを前記第2の中継器に対して送信し、
    前記第2の無線機が送信するステップにおいて、前記第2の無線機によって変換されたデジタル音声データを前記第2の無線機に割り当てられている第2の周波数チャネルで送信し、
    前記第2の中継器が受信するステップにおいて、前記第1の中継器によって送信されたデジタル音声データ及び前記第2の無線機によって前記第2の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを受信し、
    前記第2の中継器が生成するステップにおいて、前記第2の中継器によって受信された前記第1の中継器によって送信されたデジタル音声データ及び前記第2の無線機によって前記第2の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成し、
    前記第2の中継器が送信するステップにおいて、前記第2の中継器によって生成された合成デジタル音声データを前記第2の無線機に割り当てられている第2の周波数チャネルで送信し、
    前記第2の無線機が受信するステップにおいて、前記第2の中継器によって前記第2の周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信し、
    前記第2の中継器が送信するステップにおいて、前記第2の中継器によって受信された前記第2の無線機によって前記第2の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データを前記第1の中継器に対して送信し、
    前記第1の中継器が受信するステップにおいて、前記第2の中継器によって送信されたデジタル音声データを受信し、
    前記第1の中継器が生成するステップにおいて、前記第1の中継器によって受信された前記第1の無線機によって前記第1の周波数チャネルで送信されたデジタル音声データ及び前記第2の中継器によって送信されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成し、
    前記第1の中継器が送信するステップにおいて、前記第1の中継器によって生成された合成デジタル音声データを前記第1の無線機に割り当てられている第1の周波数チャネルで送信し、
    前記第1の無線機が受信するステップにおいて、前記第1の中継器によって前記第1の周波数チャネルで送信された合成デジタル音声データを受信する
    ことをと特徴とする請求項12記載の双方向通信方法。
  14. 前記第1の中継器が生成するステップにおいて、予め定められた期間毎に、当該期間内に前記第1の中継器によって受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成し、
    前記第2の中継器が生成するステップにおいて、前記予め定められた期間毎に、当該期間内に前記第2の中継器によって受信された複数のデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する
    ことを特徴とする請求項13記載の双方向通信方法。
  15. 前記第1及び前記第2の中継器のうち、最初に電源を入れられた中継器が同期をとるステップを更に具備することを特徴とする請求項14記載の双方向通信方法。
  16. 前記第1の中継器は、前記第2の周波数チャネルで通信可能に構成されており、
    前記第2の中継器は、前記第1の周波数チャネルで通信可能に構成されており、
    前記第1及び第2の無線機を保持する各ユーザの移動に応じて当該第1および第2の無線機の通信先となる中継器を切り替えるステップを更に具備することを特徴とする請求項13記載の双方向通信方法。
  17. 前記第1の無線機が複数存在する場合には、当該第1の無線機の各々には個別の第1の周波数チャネルが割り当てられており、
    前記第2の無線機が複数存在する場合には、当該第2の無線機の各々には個別の第2の周波数チャネルが割り当てられている
    ことを特徴とする請求項13記載の双方向通信方法。
  18. 前記第1の無線機が複数存在する場合には、当該第1の無線機の各々は前記第1の周波数チャネルを時分割多重して通信を行い、
    前記第2の無線機が複数存在する場合には、当該第2の無線機の各々は前記第2の周波数チャネルを時分割多重して通信を行う
    ことを特徴とする請求項13記載の双方向通信システム。
  19. 前記複数の無線機の各々によって送信されるデジタル音声データは、当該無線機が属するグループを識別するためのグループ識別情報を含み、
    前記中継器は、当該中継器が管理すべきグループを識別するためのグループ識別情報を予め格納するメモリを有し、
    前記中継器が当該中継器によって受信された複数のデジタル音声データの各々に含まれるグループ識別情報が前記メモリに格納されているかを判定するステップを更に具備し、
    前記中継器が生成するステップにおいて、前記グループ識別情報が前記メモリに格納されていると判定されたデジタル音声データを合成して合成デジタル音声データを生成する
    ことを特徴とする請求項12記載の双方向通信方法。
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