JP4510182B2 - パワーウインドウスイッチ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワーウインドウスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のサイドドア等のウインドウガラスを自動的に開閉させるためにパワーウインドウ装置が用いられている。そして、搭乗者が前記パワーウインドウ装置に設けられた、マニュアルのアップスイッチ(上昇スイッチ)又はダウンスイッチ(下降スイッチ)をオン操作することにより、ウインドウガラスがアップ側又はダウン側に駆動されるようにされている。
【0003】
図2は、従来のパワーウインドウ装置におけるパワーウインドウスイッチ回路10の電気回路図である。パワーウインドウスイッチ回路10の駆動回路20は、制御回路12、下降スイッチ28、上昇スイッチ29、オートスイッチ30及び駆動モータMに対して設けられている。下降スイッチ28、上昇スイッチ29は、例えば2段クリック式のスイッチであってタンブラ型とされており、一側側(以下、ダウン側という)を一段押圧すると下降スイッチ28として機能し、即ち、下降スイッチ28の可動接点31が固定接点DNに接続される。又、他側側(以下、アップ側という)を一段押圧すると上昇スイッチ29として機能し、即ち、上昇スイッチ29の可動接点32が固定接点UPに接続される。
【0004】
又、ダウン側を2段押圧すると、下降スイッチ28及びオートスイッチ30がともにオン作動する。又、アップ側を2段押圧すると、上昇スイッチ29及びオートスイッチ30がともにオン作動する。尚、オートで操作する場合は、2段押圧した後、下降スイッチ28、上昇スイッチ29の押圧を解除する。従って、下降スイッチ28、上昇スイッチ29は図2に示すように、可動接点がともにオフ位置となる。尚、下降スイッチ28、上昇スイッチ29はオン操作されていない非操作時には、図示しないバネにより付勢されて、オフ状態とされている。駆動モータMは、図示しない車両のウインドウガラスを上昇又は下降駆動する直流モータからなる。
【0005】
次に駆動回路20について説明する。
前記オートスイッチ30が下降スイッチ28の操作にともなってダウン側にオンされると、制御回路12は、そのオン操作に基づいて、下降スイッチ28の押圧操作を解除しても、ウインドウガラスが全開位置に達するまで、トランジスタTR3のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号を出力する。トランジスタTR3は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、第1のリレー22のリレーコイル21に励磁電流を供給するようにされている。
【0006】
この結果、リレーコイル21の励磁(作動)によって、第1のリレー22のリレー接点25の可動接点25cが接地側固定接点25aから電源側固定接点25bに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給され、同駆動モータMが正転される。この正転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが下降する。そして、ウインドウガラスが全開位置に位置すると、全開位置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動し、その検出に基づいて、制御回路12は、リレー駆動信号の印加を停止して駆動モータMの駆動を停止させ、ウインドウガラスを全開位置に保持するようにされている。
【0007】
又、制御回路12は、オートスイッチ30が上昇スイッチ29の操作にともなってアップ側にオンされると、そのオン操作に基づいて、上昇スイッチ29の押圧操作を解除しても、ウインドウガラスが全閉位置に達するまで、トランジスタTR2のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号を出力する。トランジスタTR2は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、第2のリレー24のリレーコイル23に励磁電流を供給するようにされている。
【0008】
この結果、リレーコイル23の励磁(作動)によって、第2のリレー24のリレー接点26の可動接点26cが接地側固定接点26aから電源側固定接点26bに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給され、同駆動モータMが逆転される。この逆転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが上昇する。そして、ウインドウガラスが全閉位置に位置すると、全閉位置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動し、その検出に基づいて、制御回路12は、リレー駆動信号の印加を停止して駆動モータMの駆動を停止させ、ウインドウガラスを全閉位置に保持するようにされている。
【0009】
又、手動操作により、ウインドウガラスを下降させたい場合、下降スイッチ28を1段ダウン側にオン操作する。この操作に基づいて、制御回路12は、トランジスタTR3のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号を出力する。トランジスタTR3は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、下降スイッチ28がオン操作されている間、リレーコイル21に励磁電流を供給するようにされている。このため、下降スイッチ28がオン操作されている間、駆動モータMが正転され、ウインドウガラスが下降する。
【0010】
又、手動操作により、ウインドウガラスを上昇させたい場合、上昇スイッチ29を1段アップ側にオン操作する。この操作に基づいて、制御回路12は、トランジスタTR2のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号を出力する。トランジスタTR2は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、上昇スイッチ29がオン操作されている間、リレーコイル23に励磁電流を供給するようにされている。このため、上昇スイッチ29がオン操作されている間、駆動モータMが逆転され、ウインドウガラスが上昇する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなパワーウインドウスイッチ回路10においては、第1及び第2のリレー22、24、制御回路12等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、図2に点線で示すように、リーク抵抗R11〜R15が発生する虞がある。
【0012】
例えば、下降スイッチ28がオフ状態であって、制御回路12からトランジスタTR3にHレベルのリレー駆動信号が出力されず、且つ、制御回路12からトランジスタTR1にオン信号が出力されない場合でも、リーク抵抗R11、R13が発生すると、トランジスタTR1、TR3がオン作動する。すると、リレーコイル21が励磁されて、可動接点25cが電源側固定接点25bに接続されるため、駆動モータMが正転され、不用意にウインドウガラスが下降してしまう問題がある。
【0013】
又、上昇スイッチ29がオフ状態であって、制御回路12からトランジスタTR2にHレベルのリレー駆動信号が出力されず、且つ、制御回路12からトランジスタTR1にオン信号が出力されない場合でも、リーク抵抗R11、R12が発生すると、トランジスタTR1、TR2がオン作動する。すると、リレーコイル23が励磁されて、可動接点26cが電源側固定接点26bに接続されるため、駆動モータMが逆転され、不用意にウインドウガラスが上昇してしまう問題がある。
【0014】
さらに、トランジスタTR3がオフ状態であっても、リーク抵抗R11、R15が発生すると、リレーコイル21が励磁されて、可動接点25cが電源側固定接点25bに接続されるため、駆動モータMが正転され、不用意にウインドウガラスが下降してしまう問題がある。さらに又、トランジスタTR2がオフ状態であっても、リーク抵抗R11、R14が発生すると、リレーコイル23が励磁されて、可動接点26cが電源側固定接点26bに接続されるため、駆動モータMが逆転され、不用意にウインドウガラスが上昇してしまう問題がある。
【0015】
又、リーク抵抗R11〜R13が発生すると、トランジスタTR1〜TR3がそれぞれオン作動する。すると、リレーコイル21、23のいずれもが励磁して、リレー接点25、26が同時にオン(可動接点25c、26cが電源側固定接点25b、26bに接続)するため、駆動モータMの両端子は同じ電位(共にHI電位)となり、駆動モータMは駆動しない。このため、この状態のときに、下降スイッチ28をオン操作しても、駆動モータMの両端子は同じ電位のまま変化しないため、駆動モータMは駆動されず、ウインドウガラスが下降しない問題がある。一方、駆動モータMの両端子が同じ電位となった状態のときに、上昇スイッチ29をオン操作しても、同様に、ウインドウガラスが上昇しない問題がある。
【0016】
さらに、リーク抵抗R11、R14、R15が発生すると、リーク抵抗R11によってトランジスタTR1がオン作動する。そして、リレーコイル21、23のいずれもが励磁して、駆動モータMの両端子が同じ電位(共にHI電位)となり、その状態のときに、下降スイッチ28或いは上昇スイッチ29をオン操作しても、駆動モータMは駆動されず、ウインドウガラスが下降又は上昇しない問題がある。
【0017】
上記のような不用意にウインドウガラスが上昇又は下降してしまう問題や、ウインドウガラスが上昇又は下降しない問題は、リーク抵抗が発生する箇所によって異なる。即ち、(a)リレーコイル23(アップ側)のみ励磁する、(b)リレーコイル21(ダウン側)のみ励磁する、(c)両リレーコイル21、23が励磁する、(d)両リレーコイル21、23は励磁されない、のいずれの状態になるのかが不確定である。従って、ウインドウガラスが上昇するか、或は下降するかは不確定である。その結果、搭乗者による下降スイッチ28、上昇スイッチ29の操作に基づいて、パワーウインドウスイッチ回路10の確実な制御が行えなくなる問題がある。
【0018】
本発明の第1の目的は、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、下降スイッチ又は上昇スイッチの操作に基づいて、確実にウインドウガラスを下降又は上昇させることができるパワーウインドウスイッチ回路を提供することにある。又、第2の目的は、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することを回避することができるパワーウインドウスイッチ回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、オン操作されると、ウインドウガラスを下降させるための第1リレーコイルを作動する下降スイッチを含む下降スイッチ回路と、オン操作されると、前記ウインドウガラスを上昇させるための第2リレーコイルを作動する上昇スイッチを含む上昇スイッチ回路とを備えたパワーウインドウスイッチ回路において、前記下降スイッチ及び上昇スイッチは、それぞれ電源側端子に接続される第1接点と、接地側端子に接続される第2接点と、両接点間を切換接続するとともに、前記各リレーコイルの一方の端子に接続される可動接点部とを備えたトランスファ接点から構成し、前記各可動接点部は、非操作時には第2接点に接続されることにより、各々のリレーコイルを作動不可能な状態とし、操作時には第1接点に切換接続されることにより、各々のリレーコイルを作動可能な状態とし、オン作動時に、前記下降スイッチ及び前記上昇スイッチの各第2接点、及び前記両リレーコイルの他方の端子を、接地する第1スイッチング手段と、浸水を検出した際に前記第1スイッチング手段をオン作動する浸水検出回路とを設けたことを要旨としている。
【0020】
従って、請求項1の発明では、パワーウインドウスイッチ回路が浸水し、且つ、下降スイッチ及び上昇スイッチの非操作時には、浸水が浸水検出回路によって検出され、その検出に基づいて第1スイッチング手段がオン作動する。すると、各スイッチの第2接点及び可動接点部を介して各リレーコイルの一方の端子が接地されるとともに、各リレーコイルの他方の端子が接地される。このため、両リレーコイルがいずれも作動不可能な状態となり、ウインドウガラスは下降も上昇もしない。
【0021】
上記のように、パワーウインドウスイッチ回路が浸水した際に下降スイッチをオン操作すると、下降スイッチの可動接点部が第1接点に切換接続されて電源側端子を介して第1リレーコイルの一方の端子にHI電位が供給される。一方、第1リレーコイルの他方の端子は、前記第1スイッチング手段によって接地されている。このため、第1リレーコイルのみが作動可能な状態となり、ウインドウガラスは下降する。
【0022】
又、パワーウインドウスイッチ回路が浸水した状態で上昇スイッチをオン操作すると、上昇スイッチの可動接点部が第1接点に切換接続されて電源側端子を介して第2リレーコイルの一方の端子にHI電位が供給される。一方、第2リレーコイルの他方の端子は、前記第1スイッチング手段によって接地されている。このため、第2リレーコイルのみが作動可能な状態となり、ウインドウガラスは上昇する。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記可動接点部は、第1可動接点及び第2可動接点を含み、第1可動接点は第1接点に対して常開接点として構成され、第2可動接点は第2接点に対して常閉接点として構成され、第1可動接点は、第2可動接点が第2接点からオフ作動した後に、第1接点に対してオン作動するように構成したものであることを要旨としている。
【0024】
従って、請求項2の発明では、前記請求項1の発明の作用に加えて、下降スイッチ又は上昇スイッチが操作されると、まず、その操作されたスイッチの第2可動接点が第2接点からオフ作動され、その後、第1可動接点が第1接点に対してオン作動される。このため、第2可動接点のオフ作動と第1可動接点のオン作動とが同時に行われた場合や、第2可動接点のオフ作動よりも第1可動接点のオン作動が先に行われた場合のデッドショート(電源側端子と接地側端子との短絡)が回避される。
【0025】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、下降スイッチ又は上昇スイッチのオン操作に基づいて、第1リレーコイル又は第2リレーコイルに励磁電流を供給するための第2スイッチング手段を制御する制御回路を備え、前記第1スイッチング手段のオン作動に基づいて、前記第2スイッチング手段の作動を無効にする無効手段を備えたことを要旨としている。
【0026】
従って、請求項3の発明では、前記請求項1又は請求項2の発明の作用に加えて、パワーウインドウスイッチ回路が浸水し、且つ、下降スイッチ及び上昇スイッチの非操作時に、何らかの理由により制御回路から第2スイッチング手段に、各リレーコイルに励磁電流を供給するための信号が出力されても、無効手段によって第2スイッチング手段の作動が無効にされる。このため、各リレーコイルには励磁電流は供給されないため、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することが回避される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1は自動車のパワーウインドウ装置におけるパワーウインドウスイッチ回路10の電気回路図である。尚、図2に示す前記従来例と同一構成又は相当する構成については、同一符号が付してある。本実施形態のパワーウインドウ装置は、自動車の運転席側のサイドドアに設けられている。パワーウインドウスイッチ回路10の駆動回路20は、制御回路12、下降スイッチ128、上昇スイッチ129、オートスイッチ30及び駆動モータMに対して設けられている。この駆動回路20について説明する。
【0028】
バッテリ電源(以下、電源という)の+端子(図1では符号+IGで図示)と−端子(図1ではグラウンドの図記号で図示)との間には、トランジスタTR1のエミッタ・コレクタ、ダイオードD4、第1のリレー22のリレーコイル21、トランジスタTR3のコレクタ・エミッタが直列に接続されている。又、前記ダイオードD4のアノード端子と接地線間には、ダイオードD3、第2のリレー24のリレーコイル23、トランジスタTR2のコレクタ・エミッタが直列に接続されている。電源の+端子とトランジスタTR1のベース間には抵抗R1が接続され、トランジスタTR1のベースは抵抗R2を介して制御回路12の出力端子に接続されている。トランジスタTR2、TR3のベースはそれぞれ制御回路12の出力端子に接続されている。
【0029】
下降スイッチ128は双極単投スイッチであって、第1固定接点DN1が電源の+端子に接続されているとともに、第1可動接点131と第2可動接点133とがダイオードD2を介して接続されて、擬似的にトランスファ接点を構成している。下降スイッチ128は非操作時には、第2可動接点133が第2固定接点DN2に接続されているとともに、第1可動接点131は第1固定接点DN1には接続されていない。即ち、第1可動接点131は第1固定接点DN1に対して常開接点として構成され、第2可動接点133は第2固定接点DN2に対して常閉接点として構成されている。第1可動接点131は抵抗R5を介して制御回路12の入力端子に接続され、第2可動接点133はリレーコイル21の+端子(一方の端子を構成する)に接続され、第2固定接点DN2はダイオードD8のアノード端子に接続されている。
【0030】
上昇スイッチ129は双極単投スイッチであって、第1固定接点UP1が電源の+端子に接続されているとともに、第1可動接点132と第2可動接点134とがダイオードD1を介して接続されて、擬似的にトランスファ接点を構成している。上昇スイッチ129は非操作時には、第2可動接点134が第2固定接点UP2に接続されているとともに、第1可動接点132は第1固定接点UP1には接続されていない。即ち、第1可動接点132は第1固定接点UP1に対して常開接点として構成され、第2可動接点134は第2固定接点UP2に対して常閉接点として構成されている。第1可動接点132は抵抗R4を介して制御回路12の入力端子に接続され、第2可動接点134はリレーコイル23の+端子(一方の端子を構成する)に接続され、第2固定接点UP2はダイオードD8のアノード端子に接続されている。
【0031】
オートスイッチ30の固定接点は電源の+端子に接続され、可動接点は抵抗R3を介して制御回路12の入力端子に接続されている。
又、電源の+端子と、駆動モータMの一方の端子間には、第1のリレー22のリレー接点25が設けられている。リレー接点25の可動接点25cは、駆動モータMの一方の端子に接続され、電源側固定接点25bは電源の+端子に接続され、接地側固定接点25aは接地されている。リレー接点25は、リレーコイル21が消磁時には、可動接点25cが接地側固定接点25aに接続されている。又、可動接点25cは、リレーコイル21が励磁されると、電源側固定接点25bに接続される。
【0032】
一方、電源の+端子と、駆動モータMの他方の端子間には、第2のリレー24のリレー接点26が設けられている。リレー接点26の可動接点26cは、駆動モータMの他方の端子に接続され、電源側固定接点26bは電源の+端子に接続され、接地側固定接点26aは接地されている。リレー接点26は、リレーコイル23が消磁時には、可動接点26cが接地側固定接点26aに接続されている。又、可動接点26cは、リレーコイル23が励磁されると、電源側固定接点26bに接続される。
【0033】
又、パワーウインドウスイッチ回路10は、リーク検出回路15、トランジスタTR4、TR5、ダイオードD5〜D8、抵抗R6〜R9を備えている。前記ダイオードD1〜D4を含むダイオードD1〜D8は、それぞれ回り込み防止用のダイオードである。
【0034】
浸水検出回路としてのリーク検出回路15は、電源の+端子に接続された電極16と、ベース抵抗R8を介してトランジスタTR4のベースに接続された電極17とからなり、両電極16、17は、互いに若干離間して配置されている。リーク検出回路15の電極16、17間がリークしたとき、電極16、17間にはリーク抵抗が発生してリーク検出回路15はオン作動し、電極16、17間がリークしていないときにはリーク検出回路15はオフ作動する。このリーク検出回路15は、制御回路12等が設けられた場所と同じところ又は近接した位置に設けるのが好ましい。
【0035】
前記トランジスタTR4のベースと接地線間には抵抗R9が接続され、トランジスタTR4のエミッタは接地され、トランジスタTR4のコレクタにはダイオードD5〜D8の各カソード端子が接続されている。ダイオードD5のアノード端子はリレーコイル23の−端子(他方の端子を構成する)に接続され、ダイオードD6のアノード端子はリレーコイル21の−端子(他方の端子を構成する)に接続され、ダイオードD7のアノード端子は抵抗R7を介してトランジスタTR5のベースに接続されている。電源の+端子とトランジスタTR5のベース間には抵抗R6が接続され、トランジスタTR5のエミッタは電源の+端子に接続され、トランジスタTR5のコレクタはトランジスタTR1のベースに接続されている。
【0036】
本実施形態では、リレーコイル21は第1リレーコイルを構成し、リレーコイル23は第2リレーコイルを構成している。第1可動接点131と第2可動接点133とにより可動接点部を構成している。第1可動接点132と第2可動接点134とにより可動接点部を構成している。下降スイッチ128とダイオードD2とにより下降スイッチ回路を構成している。上昇スイッチ129とダイオードD1とにより上昇スイッチ回路を構成している。トランジスタTR1は第2スイッチング手段を構成し、トランジスタTR4は第1スイッチング手段を構成し、トランジスタTR5は無効手段を構成している。第1固定接点DN1、UP1はそれぞれ第1接点を構成し、第2固定接点DN2、UP2はそれぞれ第2接点を構成している。電源の+端子(図1において符号+IGで図示)は電源側端子を構成し、ダイオードD8のアノード端子は接地側端子を構成している。
【0037】
次に、上記のように構成したパワーウインドウスイッチ回路10の作用について説明する。
さて、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れておらず、且つ、下降スイッチ128及び上昇スイッチ129が共にオフ状態(非操作時)であるときの作用を説明する。前記非操作時には、下降スイッチ128及び上昇スイッチ129の第2可動接点133、134が第2固定接点DN2、UP2に接続されるとともに、第1可動接点131、132は第1固定接点DN1、UP1には接続されない。従って、リレーコイル21、23の各+端子には電源の+端子からHI電位は供給されず、又、各−端子にもHI電位は供給されないため、リレーコイル21、23はいずれも励磁しない。従って、駆動モータMは駆動されず、ウインドウガラスは下降も上昇もしない。
【0038】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れていない状態で下降スイッチ128をオン操作すると、第2可動接点133が第2固定接点DN2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第1可動接点131が第1固定接点DN1に切換接続(オン作動)される。すると、前記従来例と同様に、トランジスタTR1、TR3のオン作動によってリレーコイル21が励磁されて駆動モータMが正転され、ウインドウガラスが下降する。
【0039】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れていない状態で上昇スイッチ129をオン操作すると、第2可動接点134が第2固定接点UP2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第1可動接点132が第1固定接点UP1に切換接続(オン作動)される。すると、前記従来例と同様に、トランジスタTR1、TR2のオン作動によってリレーコイル23が励磁されて駆動モータMが逆転され、ウインドウガラスが上昇する。
【0040】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れ、且つ、下降スイッチ128及び上昇スイッチ129が共にオフ状態(非操作時)であるときの作用を説明する。本実施形態では、リーク検出回路15を設けたため、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、即ち、浸水した場合、リーク検出回路15の電極16、17間がリークし、リーク検出回路15がオン作動する。
【0041】
すると、トランジスタTR4、TR5がオン作動し、トランジスタTR5のオン作動に基づいて、トランジスタTR1がオフ作動する(トランジスタTR1の作動を無効にする)。又、トランジスタTR4のオン作動に基づいて、リレーコイル21の−端子の電位がダイオードD6を介してLO電位(接地に相当)となるとともに、リレーコイル23の−端子の電位がダイオードD5を介してLO電位(接地に相当)となる。さらに、トランジスタTR4のオン作動に基づいて、リレーコイル21の+端子の電位がダイオードD8、第2固定接点DN2及び第2可動接点133を介してLO電位(接地に相当)となるとともに、リレーコイル23の+端子の電位がダイオードD8、第2固定接点UP2及び第2可動接点134を介してLO電位(接地に相当)となる。
【0042】
すると、リレーコイル21、23の各両端電位がLO電位である(リレーコイル21、23の作動不可能な状態)ため、リレー接点25、26が同時にオフ状態(可動接点25c、26cが接地側固定接点25a、26aに接続)に保持されるため、駆動モータMの両端子は同じ電位(共にLO電位)となり、駆動モータMは駆動しない。
【0043】
ここで、パワーウインドウスイッチ回路10内にリーク抵抗が発生したとしても、リレーコイル21、23の各両端電位は、トランジスタTR4のオン作動によってそれぞれLO電位とされているため、リレーコイル21、23は励磁されず、駆動モータMは駆動されない。従って、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することはない。
【0044】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れた状態で、下降スイッチ128をオン操作すると、第2可動接点133が第2固定接点DN2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第1可動接点131が第1固定接点DN1に切換接続(オン作動)される。すると、電源の+端子からダイオードD2を介して、リレーコイル21の+端子にHI電位が供給され、リレーコイル21が励磁(作動)する。ここで、トランジスタTR1はトランジスタTR5のオン作動に基づいてオフ作動されており、しかも上昇スイッチ129はオフ状態であるため、リレーコイル23の+端子にはHI電位が供給されず、リレーコイル23は消磁されたままである。この結果、リレーコイル21のみの励磁(リレーコイル21の作動可能な状態)によって、リレー接点25の可動接点25cが接地側固定接点25aから電源側固定接点25bに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給されて、同駆動モータMが正転される。従って、下降スイッチ128のオン操作に基づいて、ウインドウガラスが下降する。
【0045】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れた状態で、上昇スイッチ129をオン操作すると、第2可動接点134が第2固定接点UP2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第1可動接点132が第1固定接点UP1に切換接続(オン作動)される。すると、電源の+端子からダイオードD1を介して、リレーコイル23の+端子にHI電位が供給され、リレーコイル23が励磁(作動)する。ここで、トランジスタTR1はトランジスタTR5のオン作動に基づいてオフ作動されており、しかも下降スイッチ128はオフ状態であるため、リレーコイル21の+端子にはHI電位が供給されず、リレーコイル21は消磁されたままである。この結果、リレーコイル23のみの励磁(リレーコイル23の作動可能な状態)によって、リレー接点26の可動接点26cが接地側固定接点26aから電源側固定接点26bに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給されて、同駆動モータMが逆転される。従って、上昇スイッチ129のオン操作に基づいて、ウインドウガラスが上昇する。
【0046】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水したとき、下降スイッチ128又は上昇スイッチ129の操作に基づいて、確実にウインドウガラスを下降又は上昇させることができる。
【0047】
(2)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水したとき、下降スイッチ128又は上昇スイッチ129の非操作時に、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することを回避することができる。
【0048】
(3)本実施形態では、下降スイッチ128又は上昇スイッチ129が操作されると、まず、その操作されたスイッチの第2可動接点(符号133や134)が第2固定接点(符号DN2やUP2)からオフ作動され、その後、第1可動接点(符号131や132)が第1固定接点(符号DN1やUP1)に対してオン作動されるようにした。このため、第2可動接点のオフ作動と第1可動接点のオン作動とが同時に行われた場合や、第2可動接点のオフ作動よりも第1可動接点のオン作動が先に行われた場合のデッドショート(本実施形態では、電源の+端子とダイオードD8のアノード端子との短絡)を回避することができる。
【0049】
(4)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水し、且つ、下降スイッチ128及び上昇スイッチ129の非操作時に、何らかの理由により制御回路12からトランジスタTR1にオン信号が出力されても、トランジスタTR4のオン作動に基づくトランジスタTR5のオン作動によってトランジスタTR1の作動を無効(オフ作動)にした。このため、各リレーコイル21、23には励磁電流は供給されないため、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することを回避することができる。
【0050】
(5)本実施形態では、下降スイッチ128又は上昇スイッチ129が操作されて、その操作されたスイッチの第1可動接点(符号131や132)が第1固定接点(符号DN1やUP1)に対してオン作動された際には、ダイオード(符号D1やD2)によって第2可動接点(符号133や134)から第1可動接点(符号131や132)に向かう方向に電流が流れることが防止される。従って、電源の+端子からダイオードD1又はD2を介して、各リレーコイル21又は23の+端子に確実にHI電位が供給され、そのリレーコイル(21又は23)を確実に作動可能な状態にすることができる。
【0051】
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、トランジスタTR1、TR5にそれぞれPNP型トランジスタを用いたが、NPN型トランジスタを用いてもよい。この場合、トランジスタTR1のコレクタを電源の+端子に接続するとともに、エミッタをダイオードD3のアノードに接続する。又、トランジスタTR5のコレクタを電源の+端子に接続するとともに、エミッタをトランジスタTR1のベースに接続する。
【0052】
・前記実施形態では、トランジスタTR2〜TR4にそれぞれNPN型トランジスタを用いたが、PNP型トランジスタを用いてもよい。この場合、トランジスタTR2のエミッタをリレーコイル23の−端子に接続するとともに、コレクタを接地する。又、トランジスタTR3のエミッタをリレーコイル21の−端子に接続するとともに、コレクタを接地する。さらに、トランジスタTR4のエミッタをダイオードD5〜D8のカソードに接続するとともに、コレクタを接地する。
【0053】
・前記実施形態では、トランジスタTR2、TR3を用いたが、2つのトランジスタ素子を有するトランジスタアレーを用いてもよい。このようにした場合には、パワーウインドウ装置を小型化できる。
【0054】
・前記実施形態では、2つのリレー(第1及び第2のリレー22、24)を用いたが、2つのリレーを同一パッケージしたものを用いてもよい。このようにした場合には、パワーウインドウ装置を小型化できる。
【0055】
次に、前記実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(イ)前記第1スイッチング手段は単一のトランジスタであり、前記トランジスタは、前記浸水検出回路のオン作動に基づいてオン作動し、そのオン作動時には、前記下降スイッチ及び前記上昇スイッチの各第2接点、及び前記両リレーコイルの他方の端子を、全て接地するものである請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
【0056】
従って、この(イ)に記載の発明によれば、第1スイッチング手段を単一のトランジスタにて構成することにより、請求項〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明の効果を実現できるとともに、第1スイッチング手段を2つ以上のトランジスタにて構成する場合に比較してコストダウンを図ることができる。
【0057】
前記実施形態においてトランジスタTR4は単一のトランジスタを構成する。(ロ)前記無効手段及び前記第2スイッチング手段はそれぞれ単一のトランジスタであり、無効手段を構成するトランジスタは、前記第1スイッチング手段のオン作動に基づいてオン作動し、そのオン作動時には、第2スイッチング手段を構成するトランジスタをオフ作動させるものである請求項3に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
【0058】
従って、この(ロ)に記載の発明によれば、無効手段及び第2スイッチング手段をそれぞれ単一のトランジスタにて構成することにより、請求項3に記載の発明の効果を実現できるとともに、無効手段及び第2スイッチング手段をそれぞれ2つ以上のトランジスタにて構成する場合に比較してコストダウンを図ることができる。
【0059】
前記実施形態においてトランジスタTR5は無効手段を構成する単一のトランジスタを構成し、トランジスタTR1は第2スイッチング手段を構成する単一のトランジスタを構成する。
【0060】
(ハ)前記第1可動接点と第2可動接点との間に電流回り込み防止手段を設け、この電流回り込み防止手段は、第2可動接点から第1可動接点に向かう方向に電流が流れるのを防止するものである請求項2に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
【0061】
従って、この(ハ)に記載の発明によれば、下降スイッチ又は上昇スイッチが操作されて、その操作されたスイッチの第1可動接点が第1接点に対してオン作動された際に、第2可動接点から第1可動接点に向かう方向に電流が流れることが防止される。従って、電源側端子から電流回り込み防止手段を介して、各リレーコイルの一方の端子に確実にHI電位が供給され、そのリレーコイルを確実に作動可能な状態にすることができる。
【0062】
前記実施形態においてダイオードD1、D2はそれぞれ電流回り込み防止手段を構成する。
【0063】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、下降スイッチ又は上昇スイッチの操作に基づいて、確実にウインドウガラスを下降又は上昇させることができる。
【0064】
請求項2に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、第2可動接点のオフ作動を第1可動接点のオン作動よりも先に行うことによって、電源側端子と接地側端子との間のデッドショートを回避することができる。
【0065】
請求項3に記載の発明によれば、前記請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のパワーウインドウスイッチ回路の電気回路図。
【図2】 従来のパワーウインドウスイッチ回路の電気回路図。
【符号の説明】
10…パワーウインドウスイッチ回路、12…制御回路、
15…浸水検出回路としてのリーク検出回路、
21…第1リレーコイルとしてのリレーコイル、
23…第2リレーコイルとしてのリレーコイル、
128…下降スイッチ、129…上昇スイッチ、
131…第1可動接点、132…第1可動接点、
133…第2可動接点(第1可動接点131とともに可動接点部を構成する。)、
134…第2可動接点(第1可動接点132とともに可動接点部を構成する。)、
D1…ダイオード(上昇スイッチ129とともに上昇スイッチ回路を構成する。)、
D2…ダイオード(下降スイッチ128とともに下降スイッチ回路を構成する。)、
TR1…第2スイッチング手段としてのトランジスタ、
TR4…第1スイッチング手段としてのトランジスタ、
TR5…無効手段としてのトランジスタ、
DN1…第1接点としての第1固定接点、
DN2…第2接点としての第2固定接点、
UP1…第1接点としての第1固定接点、
UP2…第2接点としての第2固定接点。

Claims (3)

  1. オン操作されると、ウインドウガラスを下降させるための第1リレーコイルを作動する下降スイッチを含む下降スイッチ回路と、
    オン操作されると、前記ウインドウガラスを上昇させるための第2リレーコイルを作動する上昇スイッチを含む上昇スイッチ回路とを備えたパワーウインドウスイッチ回路において、
    前記下降スイッチ及び上昇スイッチは、それぞれ電源側端子に接続される第1接点と、接地側端子に接続される第2接点と、両接点間を切換接続するとともに、前記各リレーコイルの一方の端子に接続される可動接点部とを備えたトランスファ接点から構成し、
    前記各可動接点部は、非操作時には第2接点に接続されることにより、各々のリレーコイルを作動不可能な状態とし、操作時には第1接点に切換接続されることにより、各々のリレーコイルを作動可能な状態とし、
    オン作動時に、前記下降スイッチ及び前記上昇スイッチの各第2接点、及び前記両リレーコイルの他方の端子を、接地する第1スイッチング手段と、
    浸水を検出した際に前記第1スイッチング手段をオン作動する浸水検出回路とを設けたことを特徴とするパワーウインドウスイッチ回路。
  2. 前記可動接点部は、第1可動接点及び第2可動接点を含み、第1可動接点は第1接点に対して常開接点として構成され、第2可動接点は第2接点に対して常閉接点として構成され、
    第1可動接点は、第2可動接点が第2接点からオフ作動した後に、第1接点に対してオン作動するように構成したものである請求項1に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
  3. 下降スイッチ又は上昇スイッチのオン操作に基づいて、第1リレーコイル又は第2リレーコイルに励磁電流を供給するための第2スイッチング手段を制御する制御回路を備え、
    前記第1スイッチング手段のオン作動に基づいて、前記第2スイッチング手段の作動を無効にする無効手段を備えた請求項1又は請求項2に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
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