JP3798528B2 - パワーウインドウ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両に設けられるパワーウインドウ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のサイドドア等のウインドウガラスを自動的に開閉させるためにパワーウインドウ装置が用いられている。そして、搭乗者が前記パワーウインドウ装置に設けられた、マニュアルのアップスイッチ(上昇スイッチ)又はダウンスイッチ(下降スイッチ)をオン操作することにより、ウインドウガラスがアップ側又はダウン側に駆動されるようにされている。
【0003】
図4は、従来のパワーウインドウ装置の駆動回路の一例を示している。なお、 この駆動回路20は、図示しないドア電子制御装置(Electronic Control Unit 、以下、ドアECUという)に対して設けられている。この駆動回路20について説明する。
【0004】
バッテリ電源Bと接地線間には、リレーコイル21、トランジスタTR1のコレクタ・エミッタが直列に接続された第1リレー回路22と、リレーコイル23、トランジスタTR2のコレクタ・エミッタが直列に接続された第2リレー回路24とが設けられている。前記第1リレー回路22のトランジスタTR1のベースは、前記ドアECUの出力端子に接続されている。又、前記第2リレー回路24のトランジスタTR2のベースは、前記ドアECUの出力端子に接続されている。
【0005】
下降スイッチ28の固定接点は前記トランジスタTR1のコレクタに接続され、可動接点は接地されている。下降スイッチ28はオン操作されていない非操作時には、図示しないバネにより付勢されて、オフ状態とされている。
【0006】
又、上昇スイッチ29の固定接点は前記トランジスタTR2のコレクタに接続され、可動接点は接地されている。上昇スイッチ29はオン操作されていない非操作時には、図示しないバネにより付勢されて、オフ状態とされている。
【0007】
駆動モータMは、図示しない車両のウインドウガラスを上昇又は下降駆動する直流モータからなる。
又、前記バッテリ電源Bと、駆動モータMの一方の端子間には、前記第1リレー回路22のリレー接点25が設けられている。同リレー接点25の可動接点25cは、駆動モータMの一方の端子に接続され、同リレー接点25の電源側固定接点25aはバッテリ電源Bに接続されるとともに接地側固定接点25bは抵抗Rを介して接地線L1に接続されている。なお、前記抵抗Rはシャント抵抗である。
【0008】
同リレー接点25は、a接点とされており、前記コイル21が消磁時には可動接点25cが、接地側固定接点25bに接続されている。又、前記リレー接点25の可動接点25cは、前記リレーコイル21が励磁されると、電源側固定接点25aに接続される。
【0009】
又、前記バッテリ電源Bと、駆動モータMの他方の端子間には、前記第2リレー回路24のリレー接点26が設けられている。同リレー接点26の可動接点26cは、駆動モータMの他方の端子に接続され、同リレー接点26の電源側固定接点26aはバッテリ電源Bに接続されるとともに接地側固定接点26bは抵抗Rを介して接地線L1に接続されている。
【0010】
同リレー接点26は、a接点とされており、前記コイル23が消磁時には可動接点26cが、接地側固定接点26bに接続されている。又、前記リレー接点26の可動接点26cは、前記リレーコイル23が励磁されると、電源側固定接点26aに接続される。
【0011】
なお、抵抗Rのプラス端子は、ドアECUの入力端子に接続され、抵抗Rの両端に印加される電圧をドアECUにレベル検出信号として入力する。
前記下降スイッチ28、上昇スイッチ29は、例えば2段クリック式のスイッチであってタンブラ型とされており、一側側(以下、ダウン側という)を一段押圧すると下降スイッチ28として機能し、すなわち、下降スイッチ28の可動接点が電源側固定接点に接続される。又、他側側(以下、アップ側という)を一段押圧すると上昇スイッチ29として機能し、すなわち、上昇スイッチ29の可動接点が電源側固定接点に接続される。
【0012】
又、ダウン側を2段押圧すると、下降スイッチ28及び図示しないオートスイッチがともにオン作動する。又、アップ側を2段押圧すると、上昇スイッチ29、及び前記オートスイッチがともにオン作動する。なお、オートで操作する場合は、2段押圧した後、下降スイッチ28、上昇スイッチ29の押圧を解除する。
従って、下降スイッチ28、上昇スイッチ29は図4に示すように、可動接点がともにオフ位置となる。
【0013】
前記オートスイッチはドアECUに接続されており、オートスイッチが下降スイッチ28の操作にともなってダウン側にオンされると、前記ドアECUは、そのオン操作に基づいて、前記第1リレー回路22のトランジスタTR1のベースにハイ(H)レベルのダウン制御信号を印加する。トランジスタTR1は、前記ダウン制御信号に基づいて、オン作動し、リレーコイル21に励磁電流を流すようにされている。
【0014】
この結果、リレーコイル21の励磁によって、リレー接点25の可動接点25cが接地側固定接点25bから電源側固定接点25aに切換接続されるため、駆動モータMが正転される。この正転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが下降する。
【0015】
又、前記ドアECUは、オートスイッチが上昇スイッチ29の操作にともなってアップ側にオンされると、そのオン操作に基づいて、前記第2リレー回路24のトランジスタTR2のベースにハイ(H)レベルのアップ制御信号を印加する。トランジスタTR2は、前記アップ制御信号に基づいて、オン作動し、リレーコイル23に励磁電流を流すようにされている。
【0016】
この結果、リレーコイル23の励磁によって、リレー接点26の可動接点26cが接地側固定接点26bから電源側固定接点26aに切換接続されるため、駆動モータMが逆転される。この逆転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスを上昇する。
【0017】
又、手動操作により、ウインドウガラスを下降させたい場合、下降スイッチ28を1段ダウン側にオン操作する。この操作により、リレーコイル21に励磁電流が流れる。このため、前記トランジスタTR1がオンしたときと同様に駆動モータMが正転され、ウインドウガラスが下降する。
【0018】
又、手動操作により、ウインドウガラスを上昇させたい場合、上昇スイッチ29を1段アップ側にオン操作する。この操作により、リレーコイル23に励磁電流が流れる。このため、前記トランジスタTR2がオンしたときと同様に駆動モータMが逆転され、ウインドウガラスが上昇する。
【0019】
ところで、前記のようなパワーウインドウ装置は、前記オートスイッチが雨水等の電解質の液にて濡れた場合、スイッチを操作していないにもかかわらず各接点間がリークすることがある。このような場合には、ドアECUから、ダウン制御信号及びアップ制御信号が同時に印加したりして誤作動する場合がある。
【0020】
又、下降スイッチ28、及び上昇スイッチ29が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、スイッチを操作していないにもかかわらず各接点間がリークすることがある。
【0021】
いずれの場合においても、第1リレー回路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23のいずれもが励磁して、リレー接点25,26が同時にオン(可動接点25c,26cが電源側固定接点25a,26aに接続)するため、駆動モータMの両端子にはバッテリ電源Bの電圧が印加され、駆動モータMは駆動しない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、車両が水に浸かって、パワーウインドウ装置の前記オートスイッチ等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、上記のように、ドアECUからダウン制御信号及びアップ制御信号が同時に印加したりして誤作動し、リレーコイル21,23が同時に励磁する場合がある。或いは、下降スイッチ、上昇スイッチの各接点間が同時にリークしてリレーコイル21,23が同時に励磁する場合がある。
【0023】
このため、この状態のときに、下降スイッチ28をオン操作しても、リレー接点25,26が同時にオン(可動接点25c,26cが電源側固定接点25a,26aに接続)しているため、駆動モータMの両端子にはバッテリ電源Bの電圧が印加され、駆動モータMは下降作動しないことになる。
【0024】
本発明は上記の課題を解消するためになされたものであり、パワーウインドウ装置が水に濡れた状態であっても、スイッチ手段をオン操作したとき、ウインドウガラスを下降できるようにしたパワーウインドウ装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、ウインドウガラスを下降又は上昇駆動する駆動源と、前記駆動源の両端子に対して、それぞれ接続された一対のリレー接点であって、電源供給のための電源側接点、及び接地側接点をそれぞれ備え、可動接点が前記電源側接点、接地側接点間を選択的に切換接続する第1のリレー接点及び第2のリレー接点と、励磁時には前記第1リレー接点の可動接点を電源側接点に接続して前記駆動源を下降作動するとともに、消磁時には、第1リレー接点の可動接点を接地側接点に接続する第1コイルと、前記第1コイルの励磁消磁を行う下降スイッチング手段と、励磁時には前記第2リレー接点の可動接点を電源側接点に接続し、前記駆動源を上昇作動するとともに、消磁時には、第2リレー接点の可動接点を接地側接点に接続する第2コイルと、前記第2コイルの励磁・消磁を行う上昇スイッチング手段とを備えたパワーウインドウ装置において、前記駆動源の端子には、前記第1リレーコイル、第2リレーコイルが同時に励磁されている状態のときに、操作されると、駆動源を下降作動するスイッチ手段を設け、前記スイッチ手段は、操作時に前記駆動源の第2リレー接点側に接続される端子を接地する接地スイッチにて構成されたことを特徴とするパワーウインドウ装置をその要旨としている。
【0030】
(作用)
本発明によれば、パワーウインドウ装置の回路がリークして、第1コイル、第2コイルがともに励磁されたとき、第1リレー接点及び第2リレー接点はともに可動接点が電源側接点に接続される。
【0031】
この状態のとき、接地スイッチをオン操作すると、駆動源の第2リレー接点側に接続される端子は接地される。この結果、第1リレー接点は、可動接点が電源側接点に接続されているため、駆動源に駆動のための電流が流れて駆動源は下降作動し、ウインドウガラスを下降させる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両としての4ドアセダン型の自動車のパワーウインドウ装置に具体化した一実施形態を図1乃至図3を参照して説明する。なお、図4に示す前記従来例と、同一構成又は相当する構成については、同一符号を付して説明を省略し、異なるところを説明する。
【0033】
図2は、パワーウインドウ装置10の電気的構成を示すブロック図を示し、図1は、駆動モータMを駆動するための駆動回路20を示している。
この実施形態のパワーウインドウ装置10は、自動車の運転席のサイドドアに設けられたものである。
【0034】
パワーウインドウ装置10はドアECU12、駆動回路20、駆動モータMとを備えている。
この実施形態は、図4の構成にさらに、図1に示すように、駆動モータMの端子にスイッチ手段を構成する接地用スイッチ32が接続されている。
【0036】
接地用スイッチ32は、可動接点32cが駆動モータMの一端子に接続され、接地側固定接点32aは接地されている。リレー接点側固定接点32bは前記リレー接点26の可動接点26cに接続されている。前記接地用スイッチ32は、図示しないバネにより常時付勢されて、可動接点32cが固定接点32bに接続されている。
【0037】
そして、後記するスイッチノブ46を押圧操作すると(図3参照)、接地用スイッチ32は、その可動接点32cがリレー接点側固定接点32bから接地側固定接点32aに切換接続される。
【0038】
前記接地用スイッチ32により、緊急用スイッチ50が構成されている。緊急用スイッチ50は、本発明のスイッチ手段に相当する。
【0039】
図3には、各パワーウインドウ装置10を操作するために、図示しない運転席のサイドドア側面に設けられた操作パネルユニット41が図示されている。
同図において、操作パネルユニット41には、運転席のサイドドアのウインドウガラスを上昇下降操作するためのスイッチノブ42を始め、助手席、及び後部座席のサイドドアのウインドウガラスを上昇下降操作するためのスイッチノブ43乃至45、及び緊急用のスイッチノブ46が操作可能に配置されている。
【0040】
そして、前記運転席用のパワーウインドウ装置10を作動するためのスイッチノブ42は、2段クリック式のスイッチが組込まれており、1段ダウン操作すると下降スイッチ28が作動し、アップ側に一段押圧すると上昇スイッチ29が作動する。
【0041】
なお、図2において、16は従来例で説明したオートスイッチである。
オートスイッチ16は、前記スイッチノブ42を2段ダウン操作したとき、下降スイッチ28とともに、オン作動する。又、スイッチノブ42を2段アップ操作したとき、上昇スイッチ29とともにオン作動する。
【0042】
オートスイッチ16は、前記のようにダウン側、或いはアップ側にオン操作された場合には、オートスイッチ16の押圧操作を解除してもドアECU12は、ウインドウガラスが全閉位置、又は、全開位置に達するまで、各トランジスタTR1又はTR2に対してダウン又はアップ制御信号を印加し、駆動モータMを正転又は逆転させる。そして、この駆動モータMの回転により、下降するウインドウガラスが全開位置に位置すると、全開位置リミットスイッチ(図示しない)が検出し、又は、上昇するウインドウガラスが全閉位置に位置すると、全閉位置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動するようにされている。
【0043】
そして、いずれかのリミットスイッチが検出すると、その検出に基づいてドアECU12は、ダウン制御信号又はアップ制御信号の印加を停止して前記駆動モータMを駆動を停止させ、ウインドウガラスを全開位置又は全閉位置に保持するようにされている。
【0044】
スイッチノブ46は、前述した接地用スイッチ32をともに作動するためのものである。この実施形態では、前記駆動モータMが駆動源に相当し、下降スイッチ28及びトランジスタTR1がそれぞれ下降スイッチング手段に相当し、上昇スイッチ29及びトランジスタTR2が上昇スイッチング手段に相当する。又、オートスイッチ16が、自動操作手段に相当し、ドアECU12が制御手段に相当する。
【0045】
さらに、リレーコイル21が第1コイルに相当し、リレー接点25が第1リレー接点に相当し、第1リレー回路22が第1リレー手段を構成する。そして、電源側固定接点25aが電源側接点に相当し、接地側固定接点25bが接地側接点に相当する。
【0046】
又、リレーコイル23が第2コイルに相当し、リレー接点26が第2リレー接点に相当し、第2リレー回路24が第2リレー手段を構成する。そして、電源側固定接点26aが電源側接点に相当し、接地側固定接点26bが接地側接点に相当する。
【0047】
上記のように構成された構成されたパワーウインドウ装置10の作用について説明する。
さて、パワーウインドウ装置10の回路が水等の電解質に濡れていないときにおいては、前記電源投入用スイッチ31は、図示しないバネにより常時付勢されて、可動接点31cがリレー接点側固定接点31bに接続されているとともに、前記接地用スイッチ32は、図示しないバネにより常時付勢されて、可動接点32cが固定接点32bに接続されている。
【0048】
このため、自動操作、及び手動操作とも前記従来例と同様の作用をするため、その説明を省略する。
オートスイッチ16等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、スイッチの接点間がリークする。このとき、ドアECU12からダウン制御信号、アップ制御信号の両信号が出力される場合がある。すると、第1リレー回路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23のいずれもが励磁して、リレー接点25,26が同時にオン状態(可動接点25c,26cが電源側固定接点25a,26aに接続された状態)となり、駆動モータMの両端子にバッテリ電源Bの電圧が印加されるため、駆動モータMは駆動しない。
【0049】
或いは、下降スイッチ28及び上昇スイッチ29の各接点間が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、各スイッチ28,29が同時にリークする。この場合においても、第1リレー回路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23のいずれもが励磁して、リレー接点25,26が同時にオン状態(可動接点25c,26cが電源側固定接点25a,26aに接続された状態)となり、駆動モータMの両端子にバッテリ電源Bの電圧が印加されるため、駆動モータMは駆動しない。
【0057】
そして、上記のようないずれの状態のときにも、前記図3に示すスイッチノブ46をオン操作すると、接地用スイッチ32は、その可動接点32cがリレー接点側固定接点32bから接地側固定接点32aに切換接続されるようにされている。
【0058】
本実施形態では、接地用スイッチ32が、スイッチ手段及び接地スイッチに相当する。
第2の実施形態の作用について説明する。又、トランジスタTR1,TRT2はスイッチング素子を構成する。
【0059】
オートスイッチ16、或いは、下降スイッチ28及び上昇スイッチ29が雨水等の電解質の液にて濡れて各スイッチの接点間のリークにより、第1リレー回路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23のいずれもが励磁している場合、スイッチノブ46を押圧操作する。
【0060】
すると、緊急スイッチ50を構成する接地用スイッチ32が作動する。すなわち、接地用スイッチ32は、その可動接点32cがリレー接点側固定接点32bから接地側固定接点32aに切換接続される。
【0061】
このとき、下降用スイッチ28の接点間のリーク或いはドアECU12からのダウン制御信号によりトランジスタTR1がオンしているため、第1リレー回路22のリレーコイル21が励磁されている。従って、リレー接点25の可動接点25cが電源側固定接点25aに接続されているため、駆動モータMが正転され、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが下降する。
【0062】
さて、本実施形態によると、次のような作用効果を奏する。
(1) 本実施形態では、オートスイッチ16、或いは、下降スイッチ28、上昇スイッチ29が水等の電解質に濡れてリークした状態にあっても、緊急スイッチ50をオン操作すると、接地用スイッチ32の可動接点32cがリレー接点側固定接点32bから接地側固定接点32aに切換接続されるようにした。
【0063】
この結果、駆動モータMが正転するため、回路が水等に濡れて、リークされた状態にあっても、緊急スイッチ50のオン操作により、ウインドウガラスを下降することができる。
【0064】
本発明の実施形態は、上記実施形態以外に次のように変更することも可能である。
(1) 前記実施形態では、パワーウインドウ装置10の各スイッチは、サイドドアに設けることを前提としているが、サイドドアに設けることは必須ではなく、例えば、運転席と助手席との間のコンソールに設けてもよく、又、インストルメントパネル等に設けてもよい。
【0065】
(2)前記実施形態では、運転席のサイドドアに設けられるパワーウインドウ装置10に具体化したが、助手席のサイドア、或いは後部座席用のサイドドアに設けられるパワーウインドウ装置に具体化してもよい。この場合、ドアECU12、トランジスタTR1,TR2を省略してもよい。この場合には、下降スイッチ28が、下降スイッチング手段を構成し、上昇スイッチ29が上昇スイッチング手段を構成する。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、パワーウインドウ装置の回路が水に濡れてリークした状態であっても、スイッチ手段を操作すれば、ウインドウガラスを下降できる効果を奏する。
【0071】
又、本発明によれば、接地スイッチをオン操作すると、駆動源の第2リレー接点側に接続される端子は接地され、第1リレー接点は、可動接点が電源側接点に接続されているため、駆動源にてウインドウガラスを下降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のパワーウインドウ装置の駆動回路の電気回路図。
【図2】同じくパワーウインドウ装置の電気的構成を示す電気回路図。
【図3】ウインドウ装置の各種スイッチの配置を示す操作パネルユニットの斜視図。
【図4】従来のパワーウインドウ装置の駆動回路の電気回路図。
【符号の説明】
10…パワーウインドウ装置、12…ドアECU(制御手段を構成する。)、 16…オートスイッチ(自動操作手段を構成する。)、
21…リレーコイル(第1コイルを構成する。)、
22…第1リレー回路(第1リレー手段を構成する。)、
23…リレーコイル(第2コイルを構成する。)
24…第2リレー回路(第2リレー手段を構成する。)、
25…リレー接点(第1リレー接点を構成する。)、
25a…電源側固定接点(電源側接点を構成する。)、
25b…接地側固定接点(接地側接点を構成する。)、
26…リレー接点(第2リレー接点を構成する。)、
26a…電源側固定接点(電源側接点を構成する。)、
26b…接地側固定接点(接地側接点を構成する。)、
28…下降スイッチ(下降スイッチング手段を構成する。)、
29…上昇スイッチ(上昇スイッチング手段を構成する。)、
32…接地用スイッチ(接地スイッチを構成する。) 50…緊急用スイッチ(スイッチ手段を構成する。)
TR1…トランジスタ(下降スイッチング手段及びスイッチング素子を構成する。)、TR2…トランジスタ(上昇スイッチング手段及びスイッチング素子を構成する。)、M…駆動モータ(駆動源を構成する)。
Claims (1)
- ウインドウガラスを下降又は上昇駆動する駆動源と、 前記駆動源の両端子に対して、それぞれ接続された一対のリレー接点であって、電源供給のための電源側接点、及び接地側接点をそれぞれ備え、可動接点が前記電源側接点、接地側接点間を選択的に切換接続する第1リレー接点及び第2リレー接点と、
励磁時には前記第1リレー接点の可動接点を電源側接点に接続して前記駆動源を下降作動するとともに、消磁時には、第1リレー接点の可動接点を接地側接点に接続する第1コイルと、
前記第1コイルの励磁消磁を行う下降スイッチング手段と、
励磁時には前記第2リレー接点の可動接点を電源側接点に接続し、前記駆動源を上昇作動するとともに、消磁時には、第2リレー接点の可動接点を接地側接点に接続する第2コイルと、
前記第2コイルの励磁・消磁を行う上昇スイッチング手段と
を備えたパワーウインドウ装置において、
前記駆動源の端子には、前記第1コイル、第2コイルが同時に励磁されている状態のときに、操作されると、駆動源を下降作動するスイッチ手段を設け、
前記スイッチ手段は、操作時に前記駆動源の第2リレー接点側に接続される端子を接地する接地スイッチにて構成されたことを特徴とするパワーウインドウ装置。
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