JP3803468B2 - パワーウインドウ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両に設けられるパワーウインドウ装置に係り、特に駆動モータ等の駆動源の両端子に直接接続された手動操作用スイッチにて、ウインドウガラスの上昇、或いは下降作動を行うことができるパワーウインドウ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のサイドドア等のウインドウガラスを自動的に開閉させるためにパワーウインドウ装置が用いられている。そして、搭乗者が前記パワーウインドウ装置に設けられた、マニュアルのアップスイッチ(上昇スイッチ)又はダウンスイッチ(下降スイッチ)をオン操作することにより、ウインドウガラスがアップ側又はダウン側に駆動されるようにされている。
【0003】
図3は、駆動モータMの両端子に直接接続された手動操作用スイッチにて、ウインドウガラスの上昇、或いは下降作動を行うことができる従来のパワーウインドウ装置の駆動回路の一例を示している。なお、前記駆動モータMは、図示しない車両のウインドウガラスを上昇又は下降駆動する直流モータからなる。
【0004】
この駆動回路20は、図示しないドア電子制御装置(Electronic Control Unit 、以下、ドアECUという)に対して設けられている。この駆動回路20について説明する。
【0005】
バッテリ電源Bと接地線間には、リレーコイル21、トランジスタTR1のコレクタ・エミッタが直列に接続された第1リレー回路22と、リレーコイル23、トランジスタTR2のコレクタ・エミッタが直列に接続された第2リレー回路24とが設けられている。前記第1リレー回路22のトランジスタTR1のベースは、前記ドアECUの出力端子に接続されている。又、前記第2リレー回路24のトランジスタTR2のベースは、前記ドアECUの出力端子に接続されている。
【0006】
下降スイッチ28は駆動モータMの一方の端子に接続され、その電源側固定接点28aはバッテリ電源Bに接続されている。又、下降スイッチ28の可動接点28cは、接地側固定接点28bと、電源側固定接点28aとの間を切換接続可能とされ、オン操作されていない非操作時には、図示しないバネにより付勢されて、接地側固定接点28bに接続されている。
【0007】
上昇スイッチ29は駆動モータMの他方の端子に接続され、その電源側固定接点29aはバッテリ電源Bに接続されている。又、上昇スイッチ29の可動接点29cは、地側固定接点29bと、電源側固定接点29aとの間を切換接続可能とされ、オン操作されていない非操作時には、図示しないバネの付勢により、接地側固定接点29bに接続されている。
【0008】
又、前記バッテリ電源Bと、前記下降スイッチ28の接地側固定接点28bとの間には、前記第1リレー回路22のリレー接点25に係る可動接点25cが接続されている。同リレー接点25の電源側固定接点25aはバッテリ電源Bに接続され、接地側固定接点25bは抵抗Rを介して接地線L1に接続されている。なお、前記抵抗Rはシャント抵抗である。
【0009】
同リレー接点25は、a接点とされており、前記コイル21が消磁時には可動接点25cは、接地側固定接点25bに接続されている。又、前記リレー接点25の可動接点25cは、前記リレーコイル21が励磁されると、電源側固定接点25aに接続される。
【0010】
又、前記バッテリ電源Bと、前記上昇スイッチ29の接地側固定接点29bとの間には、前記第2リレー回路24のリレー接点26に係る可動接点26cが接続されている。同リレー接点26の電源側固定接点26aはバッテリ電源Bに接続され、接地側固定接点26bは抵抗Rを介して接地線L1に接続されている。
【0011】
同リレー接点26は、a接点とされており、前記コイル23が消磁時には可動接点26cは、接地側固定接点26bに接続されている。又、前記リレー接点26の可動接点26cは、前記リレーコイル23が励磁されると、電源側固定接点26aに接続される。
【0012】
なお、抵抗Rのプラス端子は、ドアECUの入力端子に接続され、抵抗Rの両端に印加される電圧をドアECUに印加する。
前記下降スイッチ28、上昇スイッチ29は、例えば2段クリック式のスイッチであってタンブラ型とされており、一側側(以下、ダウン側という)を一段押圧すると下降スイッチ28として機能し、すなわち、下降スイッチ28は、可動接点28cが接地側固定接点28bから電源側固定接点28aに切換接続される。又、他側側(以下、アップ側という)を一段押圧すると上昇スイッチ29として機能し、すなわち、上昇スイッチ29は、可動接点29cが接地側固定接点29bから電源側固定接点29aに切換接続される。
【0013】
又、ダウン側を2段押圧すると、下降スイッチ28及び図示しないオートスイッチがともにオン作動する。又、アップ側を2段押圧すると、上昇スイッチ29、及び前記オートスイッチがともにオン作動する。なお、オートで操作する場合は、2段押圧した後、下降スイッチ28、上昇スイッチ29の、押圧を解除する。従って、下降スイッチ28、上昇スイッチ29は図3に示すように、可動接点28c,29cがともに接地側固定接点28b,29bに接続される。
【0014】
前記オートスイッチはドアECUに接続されており、オートスイッチが下降スイッチ28の操作にともなってダウン側にオンされると、前記ドアECUは、そのオン操作に基づいて、前記第1リレー回路22のトランジスタTR1のベースにハイ(H)レベルのダウン制御信号を印加する。トランジスタTR1は、前記ダウン制御信号に基づいて、オン作動し、リレーコイル21に励磁電流を流すようにされている。
【0015】
この結果、リレーコイル21の励磁によって、リレー接点25の可動接点25cが接地側固定接点25bから電源側固定接点25aに切換接続されるため、駆動モータMが正転される。この正転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスを下降する。
【0016】
又、前記ドアECUは、オートスイッチが上昇スイッチ29の操作にともなってアップ側にオンされると、そのオン操作に基づいて、前記第2リレー回路24のトランジスタTR2のベースにハイ(H)レベルのアップ制御信号を印加する。トランジスタTR2は、前記アップ制御信号に基づいて、オン作動し、リレーコイル23に励磁電流を流すようにされている。
【0017】
この結果、リレーコイル23の励磁によって、リレー接点26の可動接点26cが接地側固定接点26bから電源側固定接点26aに切換接続されるため、駆動モータMが逆転される。この逆転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスを上昇する。
【0018】
又、手動操作により、ウインドウガラスを下降させたい場合、下降スイッチ28を1段ダウン側にオン操作する。この操作により、可動接点28cが接地側固定接点28bから電源側固定接点28aに切換接続されるため、駆動モータMは正転する。
【0019】
又、手動操作により、ウインドウガラスを上昇させたい場合、上昇スイッチ29を1段アップ側にオン操作する。この操作により、可動接点29cが接地側固定接点29bから電源側固定接点29aに切換接続されるため、駆動モータMは逆転する。
【0020】
ところで、パワーウインドウ装置は、前記オートスイッチ等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、スイッチを操作していないにもかかわらず各接点間がリークすることがある。このような場合には、ドアECUから、ダウン制御信号及びアップ制御信号が同時に印加したりして誤作動する場合がある。この場合には、第1リレー回路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23のいずれもが励磁して、リレー接点25,26が同時にオン(可動接点25c,26cが電源側固定接点25a,26aに接続)するため、駆動モータMの両端子にはバッテリ電源Bの電圧が印加され、駆動モータMは駆動しない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、車両が水に浸かって、パワーウインドウ装置の前記オートスイッチ等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、上記のように、ドアECUからダウン制御信号及びアップ制御信号が同時に印加したりして誤作動する場合がある。このため、この状態のときに、下降スイッチ28をオン操作しても、リレー接点25,26が同時にオン(可動接点25c,26cが電源側固定接点25a,26aに接続)しているため、駆動モータMの両端子にはバッテリ電源Bの電圧が印加され、駆動モータMは下降作動しないことになる。
【0022】
本発明は上記の課題を解消するためになされたものであり、パワーウインドウ装置が水に濡れた状態であっても、下降スイッチをオン操作したとき、ウインドウガラスを下降できるようにしたパワーウインドウ装置を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ウインドウガラスを下降又は上昇駆動する駆動源と、オン作動時に前記駆動源を下降作動する手動操作用下降スイッチと、オン作動時に前記駆動源を上昇作動する手動操作用上昇スイッチと、自動操作手段のウインドウガラスの下降のためのオン操作又はウインドウガラスの上昇のためのオン操作に基づいて、ダウン制御信号又はアップ制御信号を出力する制御手段と、前記ダウン制御信号に基づいて励磁される第1コイルと、前記第1コイルの励磁時に前記駆動源を下降作動させる第1リレー接点とを含む第1リレー手段と、前記アップ制御信号に基づいて励磁される第2コイルと、前記第2コイルの励磁時に前記駆動源を上昇作動させる第2リレー接点とを含む第2リレー手段とを備えたパワーウインドウ装置において、電解質液に回路が浸ったことを検出する検出手段と、前記検出手段の検出に基づいて、前記第1コイル及び第2コイルの励磁を不能にするコイル励磁阻止手段とを備えたことを特徴とするパワーウインドウ装置をその要旨としている。
【0024】
請求項2の発明は、請求項1において、コイル励磁阻止手段は、第1コイル及び第2コイルの電源側端子或いは接地側端子に接続されたリレー接点と、前記検出手段の検出作動によって励磁し、前記リレー接点をオフするリレーコイルとを含むパワーウインドウ装置をその要旨としている。
【0026】
(作用)
【0027】
請求項1に記載の発明によれば、検出手段が電解質液に回路が浸ったことを検出すると、前記検出手段の検出に基づいて、コイル励磁阻止手段は、前記第1コイル及び第2コイルの励磁を不能にする。従って、制御手段から、ダウン制御信号及びアップ制御信号の両信号が出力されているときにおいても、第1コイル及び第2コイルが励磁されることはない。この結果、第1リレー手段及び第2リレー手段の両リレー接点は、接地側接点に接続されたままとなる。
【0028】
この状態で、手動操作用下降スイッチをオン操作すると、駆動源は、ウインドウガラスを下降駆動する。
請求項2に記載の発明によれば、請求項2の作用に加えて、リレーコイルは、検出手段の検出作動によって励磁する。この励磁により、第1コイル及び第2コイルの電源側端子或いは接地側端子に接続されたリレー接点がオフ作動し、両コイルの励磁を阻止する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両としての自動車のパワーウインドウ装置に具体化した第1の実施形態を図1及び図2を参照して説明する。なお、図3に示す前記従来例と、同一構成又は相当する構成については、同一符号を付して説明を省略し、異なるところを説明する。
【0030】
図2は、パワーウインドウ装置10の電気的構成を示すブロック図を示し、図1は、駆動モータMを駆動するための駆動回路20を示している。
この実施形態のパワーウインドウ装置10は、自動車の運転席のサイドドアに設けられたものである。
【0031】
パワーウインドウ装置10はドアECU12、駆動回路20、駆動モータMとを備えている。
この実施形態は、図3の構成にさらに、コイル21、23のプラス端子とバッテリ電源B間にリレー接点31が接続され、バッテリ電源Bと、接地線L2間には、リレーコイル32と、リーク検出用の浸水検出器33が接続されているところが異なっている。リレーコイル32は、励磁されると、前記リレー接点31をメーク(オン)状態からブレーク(オフ)する。又、浸水検出器33は、若干互いに離間して配置された第1接点34,及び第2接点35とからなり、この回路が浸水してリークした場合、前記リレーコイル32を励磁するようにされている。なお、浸水検出器33は、前記オートスイッチ16等が設けられた場所と同じところに設けるのが好ましい。
【0034】
なお、図2において、16は従来例で説明したオートスイッチである。
なお、オートスイッチ16がダウン側、或いはアップ側にオン操作された場合には、オートスイッチ16の押圧操作を解除してもドアECU12は、ウインドウガラスが全閉位置、又は、全開位置に達するまで、各トランジスタTR1又はTR2に対してダウン又はアップ制御信号を印加し、駆動モータMを正転又は逆転させる。そして、この駆動モータMの回転により、下降するウインドウガラスが全開位置に位置すると、全開位置リミットスイッチ(図示しない)が検出し、又は、上昇するウインドウガラスが全閉位置に位置すると、全閉位置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動するようにされている。
【0035】
そして、いずれかのリミットスイッチが検出すると、その検出に基づいてドアECU12は、ダウン制御信号又はアップ制御信号の印加を停止して前記駆動モータMを駆動を停止させ、ウインドウガラスを全開位置又は全閉位置に保持するようにされている。
【0036】
この実施形態では、前記駆動モータMが駆動源に相当し、下降スイッチ28が手動操作用下降スイッチに相当し、上昇スイッチ29が手動操作用上昇スイッチに相当する。又、オートスイッチ16が、自動操作手段に相当し、ドアECU12が制御手段に相当する。
【0037】
さらに、リレーコイル21が第1コイルに相当し、リレー接点25が第1リレー接点に相当し、第1リレー回路22が第1リレー手段を構成する。そして、電源側固定接点25aがリレー用電源側接点に相当し、接地側固定接点25bがリレー用接地側接点に相当する。
【0038】
又、リレーコイル23が第2コイルに相当し、リレー接点26が第2リレー接点に相当し、第2リレー回路24が第2リレー手段を構成する。そして、電源側固定接点26aがリレー用電源側接点に相当し、接地側固定接点26bがリレー用接地側接点に相当する。
この実施形態では、前記浸水検出器33により検出手段が構成され、リレーコイル32及びリレー接点31とによりコイル励磁阻止手段が構成されている。
【0039】
上記のように構成された構成されたパワーウインドウ装置10の作用について説明する。
さて、パワーウインドウ装置10の回路が水等の電解質に濡れていないときにおいては、自動操作及び、手動操作とも前記従来例と同様の作用をするため、その説明を省略する。
【0040】
本実施形態において、オートスイッチ16等の各接点が雨水等の電解質の液にて濡れてリークした場合、ドアECU12からダウン制御信号、アップ制御信号がトランジスタTR1,TR2に出力される場合がある。しかし、浸水検出器33の第1接点34、第2接点35間が同じくリークするため、リレーコイル32が励磁され、リレー接点31がブレーク(オフ)する。このため、第1リレー回路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23に励磁電流が流れないため、両コイル21,23が励磁することはない。
【0041】
従って、リレー接点25,26の可動接点25c,26cは、接地側固定接点25b,26bに接続されたままとなる。
この状態で、下降スイッチ28を一段又は二段オン操作すると、下降スイッチ28の可動接点28cが電源側固定接点28aに切換接続される。一方、上昇スイッチ29は可動接点29cが接地側固定接点29bに接続されたままであり、かつ、リレー接点26の可動接点26cが接地側固定接点26bに接続されたままであるため、前記駆動モータMが正転し、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)を駆動してウインドウガラスを下降する。
【0051】
さて、本実施形態によると、次のような作用効果を奏する。
(1) 本実施形態では、コイル21、23のプラス端子とバッテリ電源B間にリレー接点31を接続し、バッテリ電源Bと、接地線L2間には、リレーコイル32と、リーク検出用の浸水検出器33を接続した。そして、回路が浸水して浸水検出器33の第1接点34、第2接点35間がリークしたとき、リレーコイル32を励磁し、リレー接点31をブレーク(オフ)するようにした。この結果、第1リレー回路22、第2リレー回路24のリレーコイル21,23に励磁電流が流れないため、両コイル21,23の励磁を阻止することができる。このため、回路のリークによってドアECU12からダウン制御信号、アップ制御信号が同時に出力されたとしても、下降スイッチ28をダウン側にオン操作すれば、駆動モータMが正転してウインドウガラスを下降することができる。
【0052】
本発明の実施形態は、上記実施形態以外に次のように変更することも可能である。
(1) 前記実施形態では、リレーコイル21,23のプラス側端子にリレー接点31を接続したが、リレーコイル21,23のマイナス端子側にリレー接点31を接続してもよい。
【0053】
(2) 前記実施形態では、パワーウインドウ装置10の各スイッチは、サイドドアに設けることを前提としているが、サイドドアに設けることは必須ではなく、例えば、運転席と助手席との間のコンソールに設けてもよく、又、インストルメントパネル等に設けてもよい。
【0054】
ここで、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想をその効果とともに以下に挙げる。
(1) 請求項2において、検出手段は、一方の端子が接地され、他方の端子が前記リレーコイルを介して電源に接続された端子を離間配置したものであって、両端子間が電解質液にてリークしたとき、前記リレーコイルを励磁するものであるパワーウインドウ装置。この構成によれば、簡単な検出構成により、リレーコイルを励磁し、リレー接点をオフ作動して第1コイル及び第2コイルの励磁を不能にすることができる。
【0055】
前記実施形態において、第2接点35が一方の端子に相当し、第1接点34が他方の端子に相当する。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、パワーウインドウ装置の回路が水に濡れた状態であっても、下降スイッチをオン操作したとき、ウインドウガラスを確実に下降できる。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、リレーコイルは、検出手段の検出作動によって励磁するため、第1コイル及び第2コイルの電源側端子或いは接地側端子に接続されたリレー接点をオフ作動し、両コイルの励磁を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のパワーウインドウ装置の駆動回路の電気回路図。
【図2】同じくパワーウインドウ装置の電気的構成を示す電気回路図。
【図3】従来のパワーウインドウ装置の駆動回路の電気回路図。
【符号の説明】
10…パワーウインドウ装置、
12…ドアECU(制御手段を構成する。)、
16…オートスイッチ(自動操作手段を構成する。)、
17…短絡スイッチ(短絡手段を構成する。)、
21…リレーコイル(第1コイルを構成する。)、
22…第1リレー回路(第1リレー手段を構成する。)、
23…リレーコイル(第2コイルを構成する。)
24…第2リレー回路(第2リレー手段を構成する。)、
25…リレー接点(第1リレー接点を構成する。)、
25a…電源側固定接点(リレー用電源側接点を構成する。)、
25b…接地側固定接点(リレー用接地側接点を構成する。)、
26…リレー接点(第2リレー接点を構成する。)、
26a…電源側固定接点(リレー用電源側接点を構成する。)、
26b…接地側固定接点(リレー用接地側接点を構成する。)、
28…下降スイッチ(手動操作用下降スイッチを構成する。)、
29…上昇スイッチ(手動操作用上昇スイッチを構成する。)、
29b…接地側固定接点(第1の接地側接点を構成する。)、
29c…可動接点、
29d…接地側固定接点(第2の接地側接点を構成する。)
31…リレー接点(コイル励磁素子手段を構成する)
32…リレーコイル(コイル励磁素子手段を構成する)
33…浸水検出器(検出手段)
M…駆動モータ(駆動源を構成する)。
Claims (2)
- ウインドウガラスを下降又は上昇駆動する駆動源と、
オン作動時に前記駆動源を下降作動する手動操作用下降スイッチと、
オン作動時に前記駆動源を上昇作動する手動操作用上昇スイッチと、
自動操作手段のウインドウガラスの下降のためのオン操作又はウインドウガラスの上昇のためのオン操作に基づいて、ダウン制御信号又はアップ制御信号を出力する制御手段と、 前記ダウン制御信号に基づいて励磁される第1コイルと、前記第1コイルの励磁時に前記駆動源を下降作動させる第1リレー接点とを含む第1リレー手段と、 前記アップ制御信号に基づいて励磁される第2コイルと、前記第2コイルの励磁時に前記駆動源を上昇作動させる第2リレー接点とを含む第2リレー手段とを備えたパワーウインドウ装置において、
電解質液に回路が浸ったことを検出する検出手段と、
前記検出手段の検出に基づいて、前記第1コイル及び第2コイルの励磁を不能にするコイル励磁阻止手段とを備えたことを特徴とするパワーウインドウ装置。 - コイル励磁阻止手段は、第1コイル及び第2コイルの電源側端子或いは接地側端子に接続されたリレー接点と、
前記検出手段の検出作動によって励磁し、前記リレー接点をオフするリレーコイルとを含む請求項1に記載のパワーウインドウ装置。
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