JP4505374B2 - 隠蔽ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、隠蔽ラベル、特にハガキ等に記入された個人情報等の秘密情報を隠蔽するために、好適に使用できる隠蔽ラベルに関する。
配当金振込指定書,議決権行使書,自動口座振替申込書,契約者との内容確認ハガキ等のように、ハガキに記入した個人情報等の秘密情報を隠蔽する必要がある郵便物がある。
この種の郵便物は、例えば、以下のように取り扱われる。まず、企業等の差出人が、ハガキと隠蔽ラベルとを封筒に入れて郵送するか、または、剥離処理した往復ハガキに隠蔽ラベルを貼付して郵送することにより、受取人の手元に届ける。
受取人はハガキに口座番号,住所,氏名,電話番号等の秘密情報を記入し、記入した秘密情報の表面に隠蔽ラベルを貼付して、秘密情報が外部に漏洩しないような状態で隠蔽ラベル付きハガキを差出人に対して返送する。
そして、返送された隠蔽ラベル付きハガキを受け取った差出人は、ハガキに貼付されている隠蔽ラベルを剥離することにより、ハガキに記入されている各秘密情報を確認しデータ入力等の事務処理を行う。
上記目的で使用される隠蔽ラベルとしては、隠蔽性のあるカバーシートと、このカバーシートに疑似接着された透明な保護フィルムと、保護フィルムのカバーシートと反対側に設けられた接着剤層とを備えた構成のものが知られている(例えば特許文献1)。
このような構成の隠蔽ラベルは、その接着剤層によりハガキに貼付される。そして、カパーシートと保護フィルムとの間で剥離できるので、差出人はカバーシートだけを剥離し、保護フィルムを介して秘密情報を透視することができる。
この剥離したカバーシートは、最早保護フィルムに対して再貼付することができない。従って、万一差出人の手元に戻る前に第三者が剥離して秘密情報を取得してしまった場合には、その事実が明らかになるため、第三者への秘密情報漏洩を防止しやすいという利点がある。
しかし、特許文献1のような構成の隠蔽ラベルは、カバーシートを剥離する際、カバーシートの角を爪で浮かせ、浮き上がったカバーシートの角を手で摘んで剥がすという手作業によるものであり、剥離する隠蔽ラベルの量が多いと作業者の負担は多大なものとなっていた。そのため、上から剥離用テープを貼り付け、この剥離用テープを牽引することにより剥離する方法が提案されている(例えば特許文献2)。
また、特許文献1のような構成の隠蔽ラベルは、ハガキ上に保護フィルムが残るため、差出人が、データ入力等の事務処理を行う際に捺印や筆記等をしたいと考えても、殆ど不可能であった。そのため、保護フィルムとしてポリエチレンテレフタレート不織布を用いることにより、保護フィルム上に捺印や筆記等の適性を付与することが提案されている(例えば特許文献3)。
実開平1−67075号公報 特開2003−182267号公報 登録実用新案第3002758号公報
しかしながら、特許文献2のような剥離方法は、ハガキ側に剥離テープから剥離可能な剥離用印刷を施さねばならず、当該印刷部分には秘密情報等を記入することができない。そのため、記入欄として使用できる範囲が制限されるものであった。
また、剥離テープは剥離用印刷が施された部分に正確に貼り付ける必要があり、特に手作業の場合、位置合わせが容易でなかった。さらに、剥離する隠蔽ラベルの量が多いと、多量の剥離テープを使用し、廃棄しなければならないという問題もあった。
また、特許文献3のように保護フィルムとしてポリエチレンテレフタレート不織布を用いた隠蔽ラベルでは、剥離後の筆記性等がある程度付与される。しかし、ポリエチレンテレフタレート不織布は紙と比べ平滑性が劣り、ポーラスなので、筆記したものが滲み易い。たとえ、筆記直後は鮮明な文字が書けたとしても、例えば水性ペンのインキが乾燥するまでは除々に滲みが進行してしまう。そのため、紙本体上に筆記した場合に比べると、筆記適性、捺印適正は充分でなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、剥離後の再貼付ができず秘密保持性に優れ、かつ剥離作業が容易な隠蔽ラベルを提供することを課題とする。
また、剥離後の再貼付ができず秘密保持性に優れ、かつ、剥離後の筆記や捺印等が可能な隠蔽ラベルを提供することを課題とする。
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]隠蔽性を有する隠蔽基材に透明フィルムと粘着剤層とが順次積層され、前記隠蔽基材と前記透明フィルムとが剥離可能かつ剥離後の再貼付不能に接着されてなる略四辺形の積層シートを備え、
該積層シートの一部に、前記透明フィルム及び前記粘着剤層が積層されていない欠失部が設けられており、
前記欠失部の少なくとも一部が前記積層シートの周縁部に設けられた周縁欠失部であり、該周縁欠失部は積層シートの角部以外の周縁部に設けられていることを特徴とする隠蔽ラベル。
[2]前記積層シートが対向する第1の辺と第2の辺を有する略四辺形であり、前記周縁欠失部が前記第1の辺から内側に向けて形成されている第1周縁欠失部と、前記第2の辺から内側に向けて形成されている第2周縁欠失部とを有する[1]に記載の隠蔽ラベル。
[3]前記積層シートの前記粘着剤層側に、剥離シートが積層された[1]または[2]に記載の隠蔽ラベル。
[4]前記剥離シートが、前記欠失部から離間した位置で切断されている[3]に記載の隠蔽ラベル。
[5]隠蔽性を有する隠蔽基材に透明フィルムと粘着剤層とが順次積層され、前記隠蔽基材と前記透明フィルムとが剥離可能かつ剥離後の再貼付不能に接着されてなる積層シートと、該積層シートの前記粘着剤層側に積層された剥離シートとを備える隠蔽ラベルであって、
前記積層シートの周縁の一部に、前記透明フィルム及び前記粘着剤層が積層されていない周縁欠失部が設けられ、
前記積層シートが対向する第1の辺と第2の辺を有する略四辺形であり、前記周縁欠失部が前記第1の辺から内側に向けて形成されている第1周縁欠失部と、前記第2の辺から内側に向けて形成されている第2周縁欠失部とからなり、
前記剥離シートが、前記第1の辺と第2の辺の中間であって、前記第1周縁欠失部と第2周縁欠失部の何れからも離間した位置で切断されていることを特徴とする隠蔽ラベル。
[1]の発明によれば、欠失部が存在することにより、隠蔽基材を剥離した後に、ハガキ等がそのまま露出している部分を設けることができる。そのため、当該部分は、ハガキ等が本来有する筆記適性、捺印適性をそのまま保持しており、筆記や捺印が容易となる効果を奏する。
また、周縁欠失部はハガキ等に接着されないため、剥離する際の剥がし口(つまみ口)とすることができる。そのため、手作業による剥離、機械による剥離がいずれも容易となる効果を奏する。
また、周縁欠失部が角部以外のところに設けられているため、角部では、ハガキ等に接着されている。そのため、郵送中に不用意に剥がれにくくなるという効果を奏する。
[2]の発明によれば、周縁欠失部が対向する2辺の各々から設けられているため、2辺のどちら側からも剥離が可能である。そのため、[1]の発明の効果に加えて、隠蔽ラベルのハガキ等への貼付方向が逆転しても、剥離作業を妨げないという効果を奏する。
[3]の発明によれば、剥離シートが積層されているため、[1]または[2]の発明の効果に加えて、粘着剤層が保護され、取り扱いが容易であるという効果を奏する。
[4]の発明によれば、剥離シートが欠失部から離間した位置で切断され、その切断位置から剥離できる。そのため、[3]の発明の効果に加えて、剥離シートを剥離する際、欠失部周辺の透明フィルム等を損なうことがないという効果を奏する。
[5]の発明によれば、積層シートの対向する2辺の各々から、剥がし口(つまみ口)となる周縁欠失部が設けられている。そのため、隠蔽ラベルのハガキ等への貼付方向にかかわらず、剥離作業が容易となる効果を奏する。
また、周縁欠失部が角部に存在しないため、郵送中に不用意に剥がれにくくなるという効果を奏する。
また、剥離シートが第1の辺と第2の辺の中間であって、前記第1周縁欠失部と第2周縁欠失部の何れからも離間した位置で切断され、その切断位置から剥離できる。そのため、剥離シートを剥離する際、周縁欠失部周辺の透明フィルム等を損なうことがないという効果を奏する。
さらに、周縁欠失部が存在することにより、隠蔽基材を剥離した後に、ハガキ等がそのまま露出している部分を設けることができる。そのため、当該部分は、ハガキ等が本来有する筆記適性、捺印適性をそのまま保持しており、筆記や捺印が容易となる効果を奏する。
図1は本発明の一実施形態に係る隠蔽ラベルの平面図、図2は図1のII-II’断面図である。本実施形態の隠蔽ラベルは、積層シート10に剥離シート20が積層されて構成されている。積層シート10は、隠蔽基材11に、透明フィルム12と粘着剤層13とが順次積層されたものであり、この粘着剤層13に剥離シート20が積層されている。隠蔽基材11と透明フィルム12とは、剥離可能であるが剥離後には最早再貼付できない、いわゆる疑似接着の状態で接着されている。
積層シート10には、周縁欠失部15a、15b、15c、15d、及び内部欠失部16が設けられている。これら、周縁欠失部15a〜15d、及び内部欠失部16は、透明フィルム12と粘着剤層13とが積層されておらず、隠蔽基材11のみとされた部分である。
積層シート10は、対向する辺10aと辺10bとを有する略四辺形であり、周縁欠失部15aと周縁欠失部15bとは、辺10aから積層シート10内部に向けて形成されており(本発明の第1周縁欠失部に相当)、周縁欠失部15cと周縁欠失部15dとは、辺10bから積層シート10内部に向けて形成されている(本発明の第2周縁欠失部に相当)。
また、剥離シート20は、辺10aと辺10bとの中間位置において、これらの辺と平行して形成された切断線21により切断されている。
隠蔽基材11の構成は、隠蔽性を有し、かつ透明フィルム12と疑似接着できるものであれば特に限定はなく、一層でも多層でもよい。隠蔽基材11の厚さは、25〜200μmの範囲内であることが好ましい。
隠蔽基材11の材質としては、紙類、フィルム類等を使用できる。紙類としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等が挙げられ、フィルム類としては、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル等の各種高分子フィルムが挙げられる。また、蒸着紙、合成紙、布、不織布、金属ホイル等も使用できる。さらに、これらの積層体などを適宜採用することができる。
隠蔽基材11の全体又は透明フィルム12側の層を、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィンや、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル等の軟質熱可塑性樹脂で構成すれば、透明フィルム12の材質にかかわらず、疑似接着状態を得ることが可能である。
隠蔽基材11は、隠蔽基材11下面の透視をできるだけ困難とするよう、高い隠蔽性を有することが好ましい。隠蔽性を高めるためには、従来公知の種々の手段が採用できる。
例えば、基材中に不透明化剤、例えば酸化チタン等を添加したり、塗布したりする手段、表面及び/又は裏面に印刷インキのベタ印刷や地紋印刷等を施す手段、全体又は一部の層に銀色,黒色,濃紺色等の濃色系の着色フィルムや濃色系の色付き紙を用いる手段、PET等からなる透明樹脂フィルムにアルミニウム箔を蒸着させる手段など様々な手段を適宜採用できる。
透明フィルム12の構成は、透明フィルム12を介して透視可能な透明性を有し、かつ隠蔽基材11と疑似接着できるものであれば特に限定はない。一層でも多層でもよいが、製造の便宜等を考慮すると一層であることが好ましい。材質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PE)等の透明樹脂フィルムを使用することができる。
透明フィルム12の全体又は隠蔽基材11側の層を、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィンや、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル等の軟質熱可塑性樹脂で構成すれば、隠蔽基材11側の材質にかかわらず、疑似接着状態を得ることが可能である。
粘着剤層13の成分としては、例えば、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、ビニルエーテル系等の任意の粘着剤を使用できる。これらの中でも、耐候性、透明性等に優れ、広範な用途に使用できることから、アクリル系粘着剤が好ましく、アクリル系粘着剤としては、エマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型等があり、本発明においては、いずれの型のものも使用できる。これらの中でも、安全面、品質面、コスト面からエマルジョン型アクリル系粘着剤が好ましい。
さらに、粘着剤層13は、必要に応じて他の任意成分を含有してもよい。他の任意成分としては、タッキファイヤー、粘着性微球体、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐防黴剤、顔料、無機充填剤、安定剤、濡れ剤、湿潤剤等が挙げられる。タッキファイヤーとしては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。
剥離シート20としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等の紙の表面に、必要に応じて目止め層を形成した上で、シリコーン系等の剥離剤を塗布した剥離シートを好適に使用することができる。
また、返信用ハガキや通信文を記載した書面等を剥離シート20としてもよい。この場合、必要に応じて剥離処理を施してもよい。
本実施形態の隠蔽ラベルの製造方法に特に限定はないが、予め隠蔽基材11と透明フィルム12とを疑似接着してから透明フィルム12に粘着剤層13を塗工により形成し、その後、周縁欠失部15a、15b、15c、15d、及び内部欠失部16を形成してから、剥離シート20を積層する方法が好ましい。
隠蔽基材11と透明フィルム12とを疑似接着させる方法としては、隠蔽基材11と透明フィルム12の一方又は双方の接触面に軟質熱可塑性樹脂を用い、軟質熱可塑性樹脂の溶融時のぬれによって両者を一体化させ、その後冷却固化して結合させる公知の方法が採用できる。
隠蔽基材11と透明フィルム12との剥離力は、10〜200g/5cm巾(180°方向)となるように接着することが好ましい。
周縁欠失部15a、15b、15c、15d、及び内部欠失部16の形成方法に特に限定はない。
例えば、剥離シート20と透明フィルム12とを粘着剤層13を介して貼り合わせ、透明フィルム12側から粘着剤層13及び透明フィルム12に欠失部となる打ち抜きを施して除却し、その後透明フィルム12上に隠蔽基材11を加熱貼合することで形成することができる。
また、欠失部のない積層シート10を剥離シート20から剥離し、粘着剤層13側から粘着剤層13及び透明フィルム12に欠失部となる打ち抜きを施して除却し、その後剥離シート20に戻すことによっても形成できる。
剥離シート20の切断線21は、剥離シート20を積層シート10に積層した後に切り込みを入れることにより形成できる。
本実施形態の隠蔽ラベルは、剥離シート20を剥離し、粘着剤層13を露出させることにより、積層シート10をハガキ等に貼付することができる。剥離シート20の剥離は、切断線21の部分から剥離シート20をつまみ、引き上げることによって行うことができる。
このとき、切断線21は、周縁欠失部15a、15b、15c、15d、及び内部欠失部16から離間している。そのため、剥離シート20のつまみ上げに伴い、これら欠失部周辺の透明フィルム12に力が加わって、透明フィルム12が隠蔽基材11から剥離してしまう等、透明フィルム12が損傷してしまうことを回避できる。
図3は積層シート10を、個人情報等の秘密情報31が記入されたハガキ30に貼付した状態の平面図、図4は図3のIV-IV’断面図である。図3、図4において、図1、図2と同一の構成部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3、図4に示すように、秘密情報31は、隠蔽基材11によって隠蔽され視認することができない。そのため、第三者に秘密情報31を取得されることなく、当該秘密情報31を知る権利のある者の手元に郵送等することができる。
本実施形態では、周縁欠失部15a、15b、15c、15dが、何れも積層シート10の角部ではなく辺10aと辺10bとに設けられている。そのため、郵送中に他のハガキ等と接触して、角部から隠蔽基材11がめくれてしまう自体を回避しやすい。
この隠蔽ラベル(積層シート10)が貼付されたハガキを受領した者は、隠蔽基材11を透明フィルム12から剥離することにより、秘密情報31を確認することができる。
図3、図4に示すように、積層シート10の辺10aと辺10bとに周縁欠失部15a、15b、15c、15dが形成されており、これらの部分では、積層シート10がハガキ30に貼付されていない。そのため。手作業、機械作業にかかわらず、この部分をつまみ口とできるので、剥離作業が容易である。
また、辺10aに周縁欠失部15a、15bが、辺10bに周縁欠失部15c、15dが、各々形成されているので、辺10aと辺10bのどちら側からも剥離できる。そのため、剥離ラベルが上下又は左右逆の状態で貼付されていても、機械剥離を支障なく行うことができるので好ましい。
図5は、ハガキ30に貼付された隠蔽ラベル(積層シート10)の隠蔽基材11を、透明フィルム12から剥離した状態の平面図、図6は図5のVI-VI’断面図である。図5、図6において、図1〜図4と同一の構成部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5、図6に示すように、秘密情報31は、透明フィルム12と粘着剤層13を介して透視することが可能である。そのため、当該秘密情報31を知る権原のある者は、隠蔽基材11を剥離して、秘密情報31を視認することができる。また、秘密情報31は、透明フィルム12に覆われ、保護されているので、当該秘密情報31を知る権原のある者も含めて、改変することができない。
また、周縁欠失部15a、15b、15c、15d、及び内部欠失部16に相当する位置は、ハガキ30の表面が露出する周縁露出部35a、35b、35c、35d、及び内部露出部36となっている。これらの露出部には、透明フィルム12及び粘着剤層13が存在せず、ハガキ30の表面が露出している。そのため、秘密情報を確認した者が、これらの露出部に捺印をしたり、何らかの文字やチェックマーク等を記入したりすることが可能である。
なお、本実施形態では、欠失部として、周縁欠失部15a、15b、15c、15d、及び内部欠失部16を設けた構成としたが、本発明において、欠失部の位置や数に限定はない。
まず、周縁欠失部は、周縁欠失部15a、15b、15c、15dの4カ所とすることに限られず、例えば周縁欠失部15a、15bの2カ所のみとしてもよい。また、辺10aの略中央部分及び/又は辺10bの略中央部分に設けてもよい。また、内部欠失部16を設ける位置や内部欠失部の大きさや個数にも限定はない。
さらに、内部欠失部16がなく、周縁欠失部15a、15b、15c、15dのみの構成としてもよい。
また、本実施形態では、剥離シート20を備える構成としたが、隠蔽基材11の表面に剥離処理を施しロール状とすれば、剥離シート20を用いる必要がない。
また、本発明の隠蔽ラベルの被着体はハガキに限定されず、例えば、ダンボール、包装紙、プラスチックケース、封筒、カタログ、カード類等を被着体とすることができる。
本発明の一実施形態に係る隠蔽ラベルの平面図である。 図1のII-II’断面図である。 本発明の一実施形態に係る隠蔽ラベルをハガキに貼付した状態の平面図である。 図3のIV-IV’断面図である。 ハガキに貼付された隠蔽ラベルの隠蔽基材を剥離した状態の平面図である。 図5のVI-VI’断面図である。
符号の説明
10…積層シート、11…隠蔽基材、12…透明フィルム、13…粘着剤層、
15a〜15d…周縁欠失部、16…内部欠失部、20…剥離シート、
21…切断線、30…ハガキ、31…秘密情報、
35a〜35d…周縁露出部、36…内部露出部、

Claims (5)

  1. 隠蔽性を有する隠蔽基材に透明フィルムと粘着剤層とが順次積層され、前記隠蔽基材と前記透明フィルムとが剥離可能かつ剥離後の再貼付不能に接着されてなる略四辺形の積層シートを備え、
    該積層シートの一部に、前記透明フィルム及び前記粘着剤層が積層されていない欠失部が設けられており、
    前記欠失部の少なくとも一部が前記積層シートの周縁部に設けられた周縁欠失部であり、該周縁欠失部は積層シートの角部以外の周縁部に設けられていることを特徴とする隠蔽ラベル。
  2. 前記積層シートが対向する第1の辺と第2の辺を有する略四辺形であり、前記周縁欠失部が前記第1の辺から内側に向けて形成されている第1周縁欠失部と、前記第2の辺から内側に向けて形成されている第2周縁欠失部とを有する請求項1に記載の隠蔽ラベル。
  3. 前記積層シートの前記粘着剤層側に、剥離シートが積層された請求項1または2に記載の隠蔽ラベル。
  4. 前記剥離シートが、前記欠失部から離間した位置で切断されている請求項3に記載の隠蔽ラベル。
  5. 隠蔽性を有する隠蔽基材に透明フィルムと粘着剤層とが順次積層され、前記隠蔽基材と前記透明フィルムとが剥離可能かつ剥離後の再貼付不能に接着されてなる積層シートと、該積層シートの前記粘着剤層側に積層された剥離シートとを備える隠蔽ラベルであって、
    前記積層シートの周縁の一部に、前記透明フィルム及び前記粘着剤層が積層されていない周縁欠失部が設けられ、
    前記積層シートが対向する第1の辺と第2の辺を有する略四辺形であり、前記周縁欠失部が前記第1の辺から内側に向けて形成されている第1周縁欠失部と、前記第2の辺から内側に向けて形成されている第2周縁欠失部とからなり、
    前記剥離シートが、前記第1の辺と第2の辺の中間であって、前記第1周縁欠失部と第2周縁欠失部の何れからも離間した位置で切断されていることを特徴とする隠蔽ラベル。
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