JP2005010727A - シークレットラベル - Google Patents

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Koji Yamakawa
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Abstract

【課題】ラベル自動剥離装置によって高速で剥離される場合にも、ラベル保持部材によってラベルの端部を確実に咥えることができ、葉書から確実に剥離することのできるシークレットラベルを提供することにある。
【解決手段】矩形のラベル基材の裏面に形成された粘着層12上のラベル保持部材によって咥えられる所定の端部領域14に粘着抑制層13が形成されており、かつ、少なくとも両側端部には粘着層12が表出していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、葉書に記載された情報を隠蔽するために葉書に貼着され、後に所定のラベル自動剥離装置によって剥離されるシークレットラベルに関する。
例えば口座番号や暗証番号のように人に知られたくない秘密情報を記載した葉書は、この秘密情報部分にラベルを貼着して隠蔽した状態で郵送されることが多い。そして、受け取り先においては、郵送されてきた葉書からラベルを剥がし、その内容を確認する必要がある。
従来は、この受け取り先でのラベルの剥離は、人手により行われていたが、その処理能力は30枚/分程度と低く作業効率が悪いものであった。
このような状況下、近年、様々なラベル自動剥離装置が考案されている。例えば、本出願人による特願2002−312005に記載のラベル自動剥離装置は、順次搬送される葉書の先端部を咥える葉書保持部材を具備する葉書咥え胴部と、該紙葉類咥え胴部に保持されて回転する葉書を湾曲させるためのガイド部材と、該葉書咥え胴部に保持されて回転する葉書に貼着されているラベルの先端部を咥えるラベル保持部材を具備するラベル咥え胴部とを有する。
上記のラベル自動剥離装置では、先ず、葉書保持部材によってラベルが貼着された葉書の先端部を咥えて回転させる。そして、この回転に伴って葉書をガイド部材によって湾曲させることにより葉書からラベルの先端部分を若干浮かせ、この浮いたラベル先端部分をラベル保持部材が咥える。さらに、葉書保持部材とラベル保持部材により葉書の先端部とラベルの先端部をそれぞれ別々に咥えた状態で回転させることで、これらを強制的に分離するように構成されている。
通常、ラベルは裏面全体に粘着剤層を形成するのが一般的であるが、部分的に粘着力を封じることを必要とする場合には、粘着層面に凸版を使って印刷インキ又はオーバープリントニスを印刷することにより粘着抑制層を形成している。いわゆる糊殺しである。このようなラベルとして例えば特許文献1には、ラベル基材の一面に設けた粘着層の表面に、非粘着性樹脂層を部分的に形成し、必要に応じて被着物体の表面から容易に剥離することのできる粘着ラベルが記載されている。
特開昭63−113488号公報
上記のラベル自動剥離装置によれば、人手によるものの数倍以上のスピードで葉書からラベルを剥離することが可能であるが、以下のような問題が生じる場合があった。
ラベルを剥離する際には、ラベルと葉書との間に爪状のラベル保持部材を挿入してラベル端部を咥える必要があるが、特に高速で剥離動作を行うラベル自動剥離装置では、ラベル保持部材によってラベル端部を咥えることができずに、ラベルが剥離されないまま回収される場合があった。
また、極めて高速で剥離動作が行われるため、ラベルの剥離に伴い葉書がカールしたり、破壊(紙剥け)したり、ラベル側に印字移りするケースもあった。
そこで本発明の目的は、シークレットラベルとしての本来の機能を十分に保持したまま、上記のようなラベル自動剥離装置によって高速で剥離される場合にも、ラベル保持部材によってラベルの端部を確実に咥えることができ、葉書から確実に剥離することのできるシークレットラベルを提供することにある。
本発明の更なる目的は、上記のようなラベル自動剥離装置によって高速で剥離される場合にも、滑らかに剥離することができ、葉書のカールおよび破壊防止、更には印字移りを防止し得るシークレットラベルを提供することにある。
上記の目的を達成すべく成された本発明は、順次搬送される葉書の先端部を咥える葉書保持部材を具備する葉書咥え胴部と、該紙葉類咥え胴部に保持されて回転する葉書を湾曲させるための手段と、該葉書咥え胴部に保持されて回転する葉書に貼着されているシークレットラベルの先端部を咥えるラベル保持部材を具備するラベル咥え胴部とを有するラベル自動剥離装置によって、前記葉書から剥離される前記シークレットラベルであって、
矩形のラベル基材の裏面に形成された粘着層上の前記ラベル保持部材によって咥えられる所定の端部領域に第一の粘着抑制層が形成されており、かつ、少なくとも両側端部には前記粘着層が表出していることを特徴とするシークレットラベルである。
本発明のシークレットラベルは、さらなる好ましい特徴として、
「前記第一の粘着抑制層が、前後両端部に形成されていること」、
「前後両端部に形成されている前記第一の粘着抑制層が、ストライプ状に繋がっていること」、
「前記粘着層が表出している両側端部および前記第一の粘着抑制層が形成されている領域以外の領域に、第二の粘着抑制層が分散して形成されていること」、
「前記第二の粘着抑制層は、ラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力が均一になるように形成されていること」、
「前記第二の粘着抑制層は、菱形がラベルの剥離方向に数珠状に連なった形状のものを複数本形成したものであって、相隣接する数珠状形状の菱形の頂点同士が最も離れるように配設されていること」、
「前記第二の粘着抑制層は、少なくともラベル自動剥離装置の葉書搬送用ローラーが当接する領域内に形成されていること」、
を含む。
本発明のシークレットラベルによれば、ラベル保持部材によって咥えられる所定の端部領域に第一の粘着抑制層を形成したことにより、葉書を湾曲させることによってラベルの前記端部領域を確実に葉書から浮かせることができ、自動剥離装置による高速処理においても葉書との間にラベル保持部材を挿入してラベル端部を確実に咥えることができ、剥がし残し無く確実に葉書から剥離することができる。また、ラベルの少なくとも両側端部には粘着層が表出しているため、葉書との密着性を十分確保することができ、自動剥離装置による搬送時等に剥離してしまう心配が無く、また、シークレットラベル本来の機能も損なわれることがない。
また、ラベルの前後両端部に第一の粘着抑制層を形成したものにあっては、自動剥離装置に供給する際の葉書の向きが限定されず、作業性を高めることができる。
また、前後両端部の第一の粘着抑制層をストライプ状に繋がった形態としたものにあっては、剥離方向に第一の粘着抑制層が連続した形態となり、高速剥離の際にも滑らかな剥離が実現される。
また、前記粘着層が表出している両側端部および前記第一の粘着抑制層が形成されている領域以外の領域に第二の粘着抑制層を分散して形成したもの、特にこの第二の粘着抑制層をラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力が均一になるように形成したものにあっては、より一層滑らかな剥離が実現され、葉書のカールおよび破壊防止、更には印字移りを効果的に防止することができる。
また、前記第二の粘着抑制層が、菱形がラベルの剥離方向に数珠状に連なった形状のものを複数本形成したものであって、相隣接する数珠状形状の菱形の頂点同士が最も離れるように配設されている場合には、ラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力を均一化できることに加え、この数珠状形状のものをラベルの両側端部に近接して設けた場合にも葉書との密着性を十分確保することができると共に、ラベルの両側端部においてもより一層滑らかな剥離が実現される。
また、前記第二の粘着抑制層を少なくともラベル自動剥離装置の葉書搬送用ローラーが当接する領域内に形成したものにあっては、ローラー圧によって葉書とラベルとの粘着力が高まるのを効果的に防止でき、葉書のカールおよび破壊防止、更には印字移りをより一層効果的に防止することができる。
以下、図面を用いて本発明のシークレットラベル(以下、「ラベル」と記す。)の実施形態例を説明するが、本発明はかかる形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で適宜設計変更することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るラベルを示し、(a)は裏面図、(b)は(a)中のX−X’断面図である。このラベル10は、矩形のラベル基材11の裏面に形成された粘着層12上の所定の領域、即ち後述するラベル自動剥離装置のラベル保持部材によって咥えられる端部領域に第一の粘着抑制層13が形成されているものである。
本発明のラベルに形成される粘着層12としては、所定の粘着力が得られるものであれば特に材料は限定されるものではなく、従来公知の粘着剤を用いることができる。
第一の粘着抑制層13(後述の第二の粘着抑制層13aも同様)は、粘着層12の粘着性を部分的に封じるものであり、粘着層面に例えば凸版を使って印刷インキ又はオーバープリントニス等を印刷して形成することができる。
この印刷インキとしては公知の剥離剤を混合したものを用いることができる。具体的には、剥離剤として利用されている化合物には、シリコーン化合物、アルキルペンダントポリマー及び縮合ワックスなどがあり、いずれも使用可能である。
以上のような剥離剤を適量印刷インキに混合して粘着抑制剤を作成し、粘着層上に印刷することにより、粘着層12の粘着性を封じることができる。なお、シリコーンを使用する場合には、UV硬化シリコーンを使用することが好ましい。
図2は、図1のラベル10を葉書に貼着した状態を示す斜視図である。このようにラベル10は、葉書20の全面ではなく、少なくとも葉書の搬送方向の先端部分を除いた領域であって、例えば口座番号や暗証番号のような秘密情報が記載された部分に貼着される。
本発明のラベルは、図2のように葉書に貼着した状態から図3に例示するようなラベル自動剥離装置によって剥離されるものである。先ず、このラベル自動剥離装置を説明する。
図3はラベル自動剥離装置の剥離動作を行う部分のみを示しており、60は葉書咥え胴部、70はラベル咥え胴部である。
葉書咥え胴部60は、主として、ホイール(胴部)61、アーム62、カム63、カムフォロア64、保持部材66a,66bから構成されている。
ホイール61は図の時計方向に回転させられるものであり、このホイール61に設けられた支軸65にアーム62が支持されている。アーム62の端部にはカムフォロア64を有し、このカムフォロア64がホイール61の回転に伴いカム63に倣って揺動運動を行なう。この揺動運動に伴い、アーム62に連結されている爪状の保持部材66aが葉書20の保持・開放動作を行う。
つまり、カムフォロア64がカム63の山部から谷部に移行するとき、保持部材66aは保持部材66b側に引き寄せられ、葉書20を保持する。尚、爪状の保持部材66aは紙面垂直方向に2本設けられており、ラベル10の左右両縁部よりも内側部分で葉書20の先端(ラベル10が貼着されていない部分)を保持するようになっている。
これに対し、カムフォロア64がカム63の谷部から山部に乗り上げたとき、保持部材66aは保持部材66bから離れ、葉書20を開放する。図3はカムフォロア64がカム63の山部に乗り上げ、保持部材66aの先端部分が保持部材66bから離れた開放状態を示している。
ホイール61の斜め前方には、ホイール61から僅かに離れた位置にガイド部材67が設けられている。このガイド部材67は、ホイール61の形状に沿った湾曲部材であり、葉書20の幅方向の中央部分に1本設けられている。
ラベル咥え胴部70は、葉書咥え胴部60とほぼ同じ構成を有しており、主として、ホイール(胴部)71、アーム72、カム73、カムフォロア74、保持部材76a,76bから構成されている。
ホイール71は、葉書咥え胴部60のホイール61とは逆方向、即ち図の反時計方向に回転させられるものであり、このホイール71に設けられた支軸75にアーム72が支持されている。アーム72の端部にはカムフォロア74を有し、このカムフォロア74がホイール71の回転に伴いカム73に倣って揺動運動を行なう。この揺動運動に伴い、アーム72に連結されている爪状の保持部材76aがラベル12の保持・開放動作を行う。
つまり、カムフォロア74がカム73の山部から谷部に移行するとき、保持部材76aは保持部材76b側に引き寄せられ、ラベル10を保持する。尚、爪状の保持部材76aは紙面垂直方向に2本設けられており、保持部材66aの外側でラベル10の左右両縁部近傍の先端を保持するようになっている。
これに対し、カムフォロア74がカム73の谷部から山部に乗り上げたとき、保持部材76aは保持部材76bから離れ、ラベル12を開放する。図3はカムフォロア74がカム73の山部に乗り上げ、保持部材76aの先端部分が保持部材76bから離れた開放状態を示している。
上記のような構成を有する葉書咥え胴部60とラベル咥え胴部70による葉書とラベルの分離動作を図4の模式図を用いて説明する。
先ず、不図示の葉書検知用センサーが葉書20の通過を検知すると、葉書20が保持部材66aと保持部材66bとの間に挿入されるタイミングでホイール61が回転し始める。すると、図3に示した状態から図4(a)に示すように、2本の保持部材66aが葉書20の先端部分を保持し、その状態でホイール61は回転を続ける。
一方、不図示のラベル検知用センサーがラベル10の通過を検知すると、図4(b)に示すように、葉書咥え胴部60側に保持された葉書20に貼着されているラベル10の先端部が、保持部材76aと保持部材76bとの間に挿入されるタイミングでホイール71が回転し始める。すると、図3に示した状態から図4(c)に示すように、2本の保持部材76aがラベル10の左右の先端部分を保持する。
ここで、所定の湾曲形状を有するガイド部材67がホイール61に近接して設けられているため、ホイール61の回転に伴って葉書20はガイド部材67によって湾曲させられる。これにより、所定の粘着力で葉書20に貼着されているラベル10の先端部を葉書20から多少浮いた状態にすることができ、図4(b)に示すように、エッジ状の先端を有する保持部材76aが葉書20とラベル10の間に差し込まれ、保持部材76aによりラベル10の先端部分を保持することができる。
上記のように、葉書20の先端部を咥えた状態で葉書咥え胴部60が回転すると共に、ラベル10の先端部を咥えた状態でラベル咥え胴部70が回転することにより葉書20とラベル10は分離される。
上記のラベル自動剥離装置による剥離動作で重要な点は、ラベル10と葉書20との間に爪状のラベル保持部材76aを確実に挿入させることである。
そこで本発明では、図1に示すように、保持部材76aによって咥えられる所定の端部領域14に第一の粘着抑制層13を形成し、葉書を湾曲させることによって少なくとも端部領域14を確実に葉書から浮かせることができるようにしている。また、シークレットラベル本来の機能が損なわれてはいけないため、ラベルの少なくとも両側端部(搬送方向に平行な辺の際)には第一の粘着抑制層13を形成せずに粘着層12が表出するようにして、葉書との密着性を確保している。
尚、図1に示すラベルでは、上記2箇所の端部領域14の中間の領域15にも粘着抑制層13’を形成している。このような形態によれば、領域15も剥離の起点となり、葉書を湾曲させることによって前記端部領域14のみならずラベル先端部全体を葉書から浮かせるようにして、ラベル10と葉書20との間に爪状のラベル保持部材76aをより確実に挿入させることができる。
本発明のラベルにおいては、図5に示すように、第一の粘着抑制層13をラベルの前後両端部に形成するのが好ましい。かかる構成によれば、葉書を自動剥離装置に供給する際の向きが限定されず、作業性を高めることができる。尚、「前後両端部」とは、自動剥離装置による搬送方向における前後の端部を言う。
また、図6に示すように、前後両端部に形成されている第一の粘着抑制層が、ストライプ状に繋がっている形態も好ましい。かかる構成によれば、剥離方向に第一の粘着抑制層13が連続した形態となり、高速剥離の際にも滑らかな剥離が実現され、葉書の破壊防止上の効果がある。
さらに、図7〜図14に示すように、粘着層12が表出している両側端部および第一の粘着抑制層13が形成されている領域以外の領域に、第二の粘着抑制層13aを分散して形成することが好ましい。
図7及び図8は、第二の粘着抑制層13aとしてアミ点状の粘着抑制層を形成した例であり、その形成範囲および個々のアミ点の大きさ等は、粘着層12の粘着力やラベル基材11の剛性等を考慮して、適宜設計することができる。また、アミ点の大きさおよびピッチは全て同じである必要はなく、例えば前後両端部のアミ点を内側のアミ点よりも高密度で形成することにより、葉書を湾曲させることによってラベルの端部領域をより確実に葉書から浮かせることができる。
一方、図7及び図8に例示した形態では、ラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力が均一ではなく、例えば図7に示す領域Xと領域Yとでは粘着力が大きく異なり、剥離方向(紙面上下方向)に対して粘着力が小さな領域Xと大きな領域Yが交互に繰り返し現れる。このため、特に高速剥離において、強い剥がし力が必要となるラインでは、葉書の紙剥けが起こる場合がある。また、この粘着力の強弱の繰り返しにより、ラベルや葉書がカール状態となり、その後の取扱いに支障をきたす場合もある。
このため本発明においては、特に、図9〜図14に示すように第二の粘着抑制層13aをラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力が均一になるように形成することが好ましい。
図9〜図11に示したものは、第二の粘着抑制層13aをストライプ状に形成したものであり、図9はストライプの方向を剥離方向と同じ方向としたもの、図10はストライプの方向を剥離方向に対し斜めにしたもの、図11はストライプ方向を中央で変化させて山型に形成したものである。これらのいずれの形態においても、ストライプ状の第二の粘着抑制層13aによってラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力が均一化されており、極めて滑らかな剥離が実現される。
また、ラベル自動剥離装置の葉書搬送用ローラーは、通常、葉書とラベルに対し数mm幅で当接し、葉書とラベルには所定のローラー圧が作用する。このため、葉書搬送用ローラーが当接する搬送方向と平行な直線状の領域(通常は、葉書の両側端部からそれぞれ10mm〜20mm程度内側の2箇所)に粘着抑制層が形成されていない場合には、ローラー圧によって葉書とラベルとの粘着力が高まり、ラベル剥離時に葉書の紙剥けや印字移りが生じる場合がある。
一方、図10及び図11のように搬送方向に対して斜めのストライプ状の第二の粘着抑制層13aを形成した場合には、搬送方向と平行な直線状の任意の領域には必ず第二の粘着抑制層13aが配設されるため、葉書搬送用ローラーの当接位置がある程度変化した場合にも、ローラー圧によって葉書とラベルとの粘着力が高まるのを効果的に防止でき、葉書のカールおよび破壊防止、更には印字移りを確実に防止することができる。
図12〜図14に示したものは、第二の粘着抑制層13aを菱形がラベルの剥離方向に数珠状に連なった形状で形成し、相隣接する数珠状形状の菱形の頂点同士が最も離れるように配設したものである。これらのいずれの形態においても、数珠状形状の第二の粘着抑制層13aによってラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力が均一化されており、極めて滑らかな剥離が実現される。
また、特に図13及び図14のように、数珠状形状の菱形の頂点を、隣接する数珠状形状の凹部に入り込ませて互いに近接配置した場合には、搬送方向と平行な直線状の任意の領域には必ず第二の粘着抑制層13aが配設されるため、ローラー圧によって葉書とラベルとの粘着力が高まるのを効果的に防止でき、葉書のカールおよび破壊防止、更には印字移りを確実に防止することができる。
また、第二の粘着抑制層13aを菱形がラベルの剥離方向に数珠状に連なった形状で形成した場合、図13及び図14に示すように、この数珠状形状のものをラベルの両側端部に近接して配設しても、ラベルの両側端部において十分な接着力が得られ、葉書との密着性を十分に確保することができると共に、より一層滑らかな剥離が実現される。
なお、第二の粘着抑制層13aを数珠状形状で形成する場合、個々の粘着抑制層の形状は必ずしも菱形に限らず、例えば楕円、正方形等であっても良い。
本発明のシークレットラベルの一構成例を示し、(a)は裏面図、(b)は断面図である。 本発明のシークレットラベルを葉書に貼着した状態を示す斜視図である。 本発明のシークレットラベルを剥離するためのラベル自動剥離装置の一例を示す模式図である。 図3のラベル自動剥離装置による葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。 本発明のシークレットラベルの他の構成例を示す裏面図である。
符号の説明
10 シークレットラベル
11 ラベル基材
12 粘着層
13 第一の粘着抑制層
13a 第二の粘着抑制層
14 端部領域
15 端部領域間の領域
20 葉書
60 葉書咥え胴部
61 ホイール
62 アーム
63 カム
64 カムフォロア
65 支軸
66a、66b 葉書保持部材
67 ガイド部材
70 ラベル咥え胴部
71 ホイール
72 アーム
73 カム
74 カムフォロア
75 支軸
76a、76b ラベル保持部材

Claims (7)

  1. 順次搬送される葉書の先端部を咥える葉書保持部材を具備する葉書咥え胴部と、該紙葉類咥え胴部に保持されて回転する葉書を湾曲させるための手段と、該葉書咥え胴部に保持されて回転する葉書に貼着されているシークレットラベルの先端部を咥えるラベル保持部材を具備するラベル咥え胴部とを有するラベル自動剥離装置によって、前記葉書から剥離される前記シークレットラベルであって、
    矩形のラベル基材の裏面に形成された粘着層上の前記ラベル保持部材によって咥えられる所定の端部領域に第一の粘着抑制層が形成されており、かつ、少なくとも両側端部には前記粘着層が表出していることを特徴とするシークレットラベル。
  2. 前記第一の粘着抑制層が、前後両端部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシークレットラベル。
  3. 前後両端部に形成されている前記第一の粘着抑制層が、ストライプ状に繋がっていることを特徴とする請求項2に記載のシークレットラベル。
  4. 前記粘着層が表出している両側端部および前記第一の粘着抑制層が形成されている領域以外の領域に、第二の粘着抑制層が分散して形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシークレットラベル。
  5. 前記第二の粘着抑制層は、ラベルの剥離方向に直交する方向における粘着力が均一になるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のシークレットラベル。
  6. 前記第二の粘着抑制層は、菱形がラベルの剥離方向に数珠状に連なった形状のものを複数本形成したものであって、相隣接する数珠状形状の菱形の頂点同士が最も離れるように配設されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のシークレットラベル。
  7. 前記第二の粘着抑制層は、少なくともラベル自動剥離装置の葉書搬送用ローラーが当接する領域内に形成されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載のシークレットラベル。
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