JP2005028836A - 隠蔽カードとその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隠蔽カード10は、情報の記入が可能な申込記入欄11aを有するはがき本体(第1のシート)11と、はがき本体11との貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離可能な状態で貼り合せ可能な再剥離粘着剤層12を有する保護紙を兼用する隠蔽片(第2のシート)13と、はがき本体11と隠蔽片13の貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離不能な強接着部15とを備えている。
【選択図】図1
Description
従来の隠蔽カード50は、図5(A),(B)に示すように、台紙51と、再剥離粘着剤層52と、保護紙53と、目止インキ層54などとを備えている(例えば、特許文献1)。
台紙51は、はがきサイズの約2倍の大きさの紙片であって、はがき本体51−1及び隠蔽片51−2からなり、はがき本体51−1の一方の面に申込記入欄51aが形成されている。
再剥離粘着剤層52は、隠蔽片51−2の一方の面(台紙51に対して、はがき本体51−1の申込記入欄51aのある面)側に塗布されている。
保護紙53は、再剥離粘着剤層52のベタツキを防ぐために、再剥離粘着剤層52の上から貼り合わせられる紙片(剥離紙と呼ばれることもある)であり、再剥離粘着剤層52と貼り合わされる側の面に、目止インキ層54が形成されている。
当然、優れたインターフェイスを確保している点や、広告的な意味合いを勘案すれば、全く無価値なもの、ということではないが、キャンペーンのように大量にばらまきたい場合には、費用対効果(コストパフォーマンス)の面で劣っているということである。
従来の隠蔽カードの製造方法は、台紙51用のシート61をセンターのスリット線Sからスリットしながらカットするため、保護紙53との丁合後に1面単位になっている。
この隠蔽カード50は、ハガキの約2倍サイズからなるため、通常のフォーム印刷機や丁合機(貼り合わせ機)では、2面までしか投入できない。
図6において、W=17インチ幅=ハガキ8インチ×2面+マージナルパンチ0. 5インチ×2面である。加工できるのは、フォーム印刷機では、通常18インチ幅まで、丁合機では、通常20インチ幅までが一般的である。
上記断裁ができない点と、2面付けでしか進行できない点、さらに、封書への同封物として発送する場合には、2つ折り加工を別途実施しなくてはならないこと等から短納期で大量進行する場合には適さない。
これらの点は、大量に製造する場合には、前述した材料コスト面の無駄もあるが、何より生産性という点で劣っている。
図1は、本発明による隠蔽カードの実施例1を示す図である。
なお、前述した従来例と同様な機能を果たす部分には、末尾に統一した符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
実施例1の隠蔽カード10は、図1(A),(B)に示すように、情報の記入が可能な申込記入欄11aを有するはがき本体(第1のシート)11と、はがき本体11との貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離可能な状態で貼り合せ可能な再剥離粘着剤層12を有する保護紙を兼用する隠蔽片(第2のシート)13と、はがき本体11と隠蔽片13の貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離不能な強接着部15とを備えている。
この隠蔽カード10は、基本的に、剥離可能部分の申込記入欄11aには、目止インキ層14を形成しておき、剥離を予定しない強接着部15には、目止インキ層14を形成しないようにしたことが特徴である。
なお、目止インキは、通常、無色透明な印刷インキであるが、当然、色インキも使用可能である。
また、例えば、上質紙のように表面平滑性が高くない用紙においては、印刷時の塗布量(目止インキの皮膜厚さ)を抑制することで、用紙の繊維がところどころ表出するので、一定の筆記適性を確保することが可能になる。
第1実施形態の隠蔽カード10は、4面付け状態でシート排出し、積み重ねて断裁して、1面単位に仕上げを行う。この形であれば、厚さが略均一であるため、断裁が可能であり、大量処理に適する。また、厚さが全面にわたって略均一となったため、断裁工程にて一括して1面単位に区画することも可能となり、コスト面で有利となった。
また、従来例と同じ幅の用紙を投入すると、従来の2倍の媒体が製造できるため、短納期化対応が可能となった。
実施例2の隠蔽カード10−2では、強接着部15は、左端側にあり、さらにその手前にミシン目16がある。このため、隠蔽ラベル10−2が全面剥がれて、はがき本体11と分離せず、簡単に再貼付できる。つまり、一旦剥離して、申込記入欄11aに必要事項を記入し、再度閉じることができる。
実施例3の隠蔽クジ30は、図4(A),(B)に示すように、当否情報が記載可能な当否記載欄31aを有するクジ台紙(第1のシート)31と、クジ台紙31との貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離可能な状態で貼り合せ可能な再剥離粘着剤層32を有する隠蔽片(第2のシート)33と、クジ台紙31と隠蔽片33の貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離不能な強接着部35とを備えている。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、実施例3は、クジの例で説明したが、情報欄に記載して、投票用紙のように使用してもよい。
また、強接着部は別種の一般的な接着剤を併用しても良い。
11a 申込記入欄
11 はがき本体(第1のシート)
12 再剥離粘着剤層
13 隠蔽片(第2のシート)
14 目止インキ層(又は剥離インキ層)
15 強接着部
30 隠蔽クジ
31a 当否記載欄
31 クジ台紙(第1のシート)
32 再剥離粘着剤層
33 隠蔽片(第2のシート)
34 剥離インキ層
35 強接着部
Claims (2)
- 情報の表示及び/又は記載が可能な情報欄を有する第1のシートと、
前記第1のシートとの貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離可能な状態で貼り合せ可能な再剥離粘着剤層を有する第2のシートと、
前記第1及び第2のシートの貼り合わせ面の少なくとも一部に形成され、剥離不能な強接着部と、
を備えた隠蔽カード。 - 請求項1に記載の隠蔽カードを製造するに隠蔽カードの製造方法において、
前記第1及び第2のシートを少なくとも2面付け以上の状態でシート排出し、積み重ねて断裁して、1面単位に仕上げを行うこと、
を特徴とする隠蔽カードの製造方法。
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Publication Number | Publication Date |
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