JP2006347106A - 情報隠蔽シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 剥離紙を用いることなく、情報記入領域に記入された情報を隠蔽することができる構成を実現する。
【解決手段】 情報記入片1と隠蔽片2とが折り畳み可能に連接し、情報記入片1上に印字あるいは記入された情報を隠蔽片2によって隠蔽する情報隠蔽シートであって、情報記入片1を、ベース基材10上に、筆記性を具備し、粘着剤40aが塗布されてなる第1の貼着層を積層して構成し、隠蔽片2を、ベース基材10上に、剥離可能及び再貼着不可能な構成を有する擬似接着層30を積層し、この擬似接着層30上に、粘着剤40aのみが貼着可能な粘着剤40bが塗布されてなる第2の貼着層を積層して構成し、また、粘着剤40aを、粘着剤40bのみが貼着可能なものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙片上の所定の領域に付与された情報を隠蔽することができる情報隠蔽シートに関する。
従来より、情報を記入するための情報記入領域が設けられたはがきにおいて、情報記入領域に情報を記入した後に、この情報記入領域上に隠蔽片を剥離可能に貼着し、それにより、情報記入領域に記入された情報を隠蔽可能とするものが考えられている。このようなはがきの構造としては、例えば、隠蔽片の一方の面に、層間が剥離可能に重合した透明な接合材の両面に透明な粘着剤が塗布されてなる介在シートを貼付しておき、この介在シートによって情報記入領域上に隠蔽片を剥離可能に貼着する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
このはがきを用いて情報を伝達する場合は、はがきの送付先に伝達したい情報を情報記入領域に記入した後、情報記入領域上に介在シートを介して隠蔽片を貼着し、その状態ではがきを送付先に送付する。これにより、はがきの送付途中においては、情報記入領域に記入された情報は隠蔽片によって覆われており、外部から見られてしまうことはない。また、このはがきが送付先に送付された後、はがきの送付先において隠蔽片を剥離すると、接合材の層間が剥離し、情報記入領域に記入された情報が接合材の一方の層を介して視認可能となり、それにより、情報記入領域に記入された情報がはがきの送付元から送付先に伝達されることになる。
特開平10−264559号公報
しかしながら、上述したように、層間が剥離可能に重合した透明な接合材の両面に透明な粘着剤が塗布されてなる介在シートを隠蔽片の一方の面に貼付しておくものにおいては、介在シートによって情報記入領域上に隠蔽片を貼着する前の状態では、介在シートのうち隠蔽片に貼付された面とは反対側の面に粘着剤によって剥離紙を剥離可能に貼付しておく必要があるため、その分のコストアップが生じてしまうとともに、剥離紙を剥離した後、この剥離紙によるごみが生じてしまうという問題点がある。
また、隠蔽片上に接着力が弱く剥離可能な粘着剤を塗布しておき、情報記入領域に情報を記入した後、この粘着剤によって隠蔽片を情報記入領域上に剥離可能に貼着するものにおいても、情報記入領域上に隠蔽片を貼着する前の状態では、隠蔽片の情報記入領域との貼着面に、粘着剤によって剥離紙を剥離可能に貼付しておく必要があるため、上述したものと同様の問題点が生じてしまう。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、剥離紙を用いることなく、情報記入領域に記入された情報を隠蔽することができる構成を実現できる情報隠蔽シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
第1のシートと第2のシートとが折り畳み可能に連接し、第1のシート上に付与された情報を第2のシートによって隠蔽する情報隠蔽シートであって、
前記第1のシートは、ベース基材上に、筆記性を具備する第1の貼着手段からなる第1の貼着層が積層され、
前記第2のシートは、前記ベース基材上に、剥離可能及び再貼着不可能な構成を有する擬似接着層が積層され、該擬似接着層上に、前記第1の貼着手段のみが貼着可能な第2の貼着手段からなる第2の貼着層が積層され、
前記第1の貼着手段は、前記第2の貼着手段のみが貼着可能である。
上記のように構成された本発明においては、第1のシートのベース基材上に積層された第1の貼着層を構成する第1の貼着手段は筆記性を具備するので、第1のシート上に情報を付与することができる。また、この状態においては、第1のシートのベース基材上に積層された第1の貼着層を構成する第1の貼着手段は、第2のシートの擬似接着層上に積層された第2の貼着層を構成する第2の貼着手段のみが貼着可能であるため、第1のシート上には剥離紙を貼付しておく必要がない。また、第2のシートの擬似接着層上に積層された第2の貼着層を構成する第2の貼着手段についても、第1のシートのベース基材上に積層された第1の貼着層を構成する第1の貼着手段のみが貼着可能であるため、第2のシート上にも剥離紙を貼付しておく必要がない。第1のシート上に付与された情報を隠蔽する場合、ベース基材を、第1の貼着層と第2の貼着層とが対向するように折り畳み、第1の貼着層と第2の貼着層とを貼着させる。これにより、第1のシートに付与された情報が第2のシートによって隠蔽される。その後、第1のシートから第2のシートを剥離しようとすると、第2のシートの擬似接着層が剥離し、第1のシートに付与された情報が視認可能となる。
以上説明したように本発明においては、第1のシートのベース基材上に積層された第1の貼着層を構成する第1の貼着手段は筆記性を具備するので、第1のシート上に情報を付与することができる。また、第1のシートのベース基材上に積層された第1の貼着層を構成する第1の貼着手段が、第2のシートの擬似接着層上に積層された第2の貼着層を構成する第2の貼着手段のみが貼着可能であるため、第1のシート上には剥離紙を貼付しておく必要がなく、また、第2のシートの擬似接着層上に積層された第2の貼着層を構成する第2の貼着手段についても、第1のシートのベース基材上に積層された第1の貼着層を構成する第1の貼着手段のみが貼着可能であるため、第2のシート上にも剥離紙を貼付しておく必要がない。また、ベース基材を、第1の貼着層と第2の貼着層とが対向するように折り畳み、第1の貼着層と第2の貼着層とを貼着することにより、第1のシートに付与された情報を第2のシートによって隠蔽することができる。その後、第1のシートから第2のシートを剥離しようとすると、第2のシートの擬似接着層が剥離し、第1のシートに付与された情報を視認可能とすることができる。またこの際、情報が付与された第1の貼着層が、剥離した擬似接着層によって覆われているため、情報が記入された層を損傷等から保護することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の情報隠蔽シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、情報記入領域1aが設けられた第1のシートである情報記入片1と、ミシン目3を介して情報記入片1に折り畳み及び切り離し可能に連接し、情報記入片1に貼着されることにより情報記入領域1aに記入された情報を隠蔽する第2のシートである隠蔽片2とから構成されている。情報記入片1は、紙等からなるベース基材10のミシン目3を介して折り畳まれた場合に隠蔽片2と対向する面の一部に、情報を印字あるいは記入するための情報記入領域1aが設けられており、また、この情報記入領域1aが設けられたベース基材10上に第1の貼着手段である透明な粘着剤40aが塗布されることにより第1の貼着層が積層されている。また、隠蔽片2は、ベース基材10上に擬似接着層30が積層され、この擬似接着層30上に第2の貼着手段である透明な粘着剤40bが塗布されることにより第2の貼着層が積層されている。なお、擬似接着層30は、ベース基材10上に目止剤が塗布されることにより形成された目止層31と、この目止層31上に剥離剤が塗布されることにより形成された剥離層32と、この剥離層32上に透明なニスが塗布されることにより形成されたニス層33とから構成されており、剥離層32とニス層33との境界面にて剥離可能及び再貼着不可能となっている。
ここで、粘着剤40a,40bについて詳細に説明する。
粘着剤40a,40bは、自己粘着性を有する高分子ポリマー等の同一の材料からなり、手で押し付ける等といった通常の圧力で自己のみが貼着可能なものである。すなわち、粘着剤40aは、粘着剤40bのみが貼着可能なものであり、また、粘着剤40bは粘着剤40aのみが貼着可能なものであり、それにより、情報記入片1の粘着剤40aが塗布された面は、隠蔽片2の粘着剤40bが塗布された面とのみ貼着し、他の紙や樹脂とは貼着しない。また、隠蔽片2の粘着剤40bが塗布された面についても、情報記入片1の粘着剤40aが塗布された面とのみ貼着し、他の紙や樹脂とは貼着しない。このように、粘着剤40a,40bとしては、常温、常圧において自着性を有し他着性を有さないものが挙げられる。この粘着剤40a,40bの一例としては、リカボンドAP−217(中央理化製)が挙げられる。また、ベース基材10上に粘着剤40aが塗布されてなる第1の貼着層は筆記性を有するため、ベース基材10上に粘着剤40aが塗布されてなる情報記入片1の情報記入領域1aには情報の印字や記入が可能となっている。
以下に、上記のように構成された情報隠蔽シートの使用方法について説明する。
まず、情報記入片1に設けられた情報記入領域1aに、隠蔽すべき情報を印字あるいは記入する。なお、上述したように、ベース基材10上に粘着剤40aが塗布されてなる第1の貼着層は筆記性を有するため、ベース基材10上に粘着剤40aが塗布されてなる情報記入片1の情報記入領域1aには情報を印字したり記入したりすることができる。また、この際、情報記入片1の粘着剤40aが塗布された面と隠蔽片2の粘着剤40bが塗布された面とは、互いにのみ貼着し、他の紙や樹脂とは貼着しないため、粘着剤40a,40bを介して剥離紙を貼付しておく必要がない。このように情報記入領域1aに情報を印字あるいは記入することにより、情報記入片1に情報を付与することになる。
次に、情報記入片1と隠蔽片2とを、情報記入領域1aが内面となるようにミシン目3を介して折り畳み、粘着剤40a,40bによって互いに貼着する。
図2は、図1に示した情報記入片1と隠蔽片2とが貼着された状態を示す図であり、(a)は隠蔽片2側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
図2に示すように、図1に示した情報隠蔽シートの情報記入片1と隠蔽片2とが貼着された状態においては、情報記入領域1aに印字あるいは記入された情報は、隠蔽片2によって覆われているため、外部から視認不可能となる。
このように情報記入片1と隠蔽片2とが貼着された状態において、情報記入領域1aに印字あるいは記入された情報の伝達先に、この情報隠蔽シートを送付することになる。この状態においては、情報記入領域1aに印字あるいは記入された情報が隠蔽片2によって隠蔽されているため、情報隠蔽シートの送付途中において、情報記入領域1aに記入された情報が見られてしまうことはない。なお、情報記入片1の情報記入領域1aの裏面には、情報記入領域1aに印字あるいは記入された情報の伝達先の住所や名称等といった宛先情報が印字あるいは記入されており、その宛先情報にしたがって情報隠蔽シートが送付されることになる。
その後、この情報隠蔽シートが送付先にて受け取られると、互いに貼着された情報記入片1と隠蔽片2とが剥離される。この際、隠蔽片2には、角部にベース基材10から剥離層32まで達する切り込み2aが形成されているため、この切り込み2aを利用して情報記入片1から隠蔽片2を容易に剥離することができる。
図3は、図1に示した情報記入片1と隠蔽片2とが貼着された後に剥離された状態を示す図であり、(a)は貼着されていた面を示す図であり、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
情報記入片1から隠蔽片2を剥離すると、擬似接着層30が剥離層32とニス層33との境界面にて剥離可能な擬似接着構造であるため、図3に示すように、剥離層32とニス層33との境界面にて剥離し、それにより、ニス層33が粘着剤40a,40bによって情報記入片1に貼着されたまま残存し、また、目止層31及び剥離層32が隠蔽片2とともに情報記入片1から剥離される。そして、ニス層33及び粘着剤40a,40bが透明な材料から構成されているため、情報記入領域1aに印字あるいは記入された情報4がニス層33及び粘着剤40a,40bを介して外部から視認可能な状態となる。この際、情報4が記入された粘着剤40aは、粘着剤40bを介してニス層33によって覆われているため、外部から損傷等を受けにくくなる。なお、その後、情報記入片1と隠蔽片2とをミシン目3を介して切り離し、情報記入片1のみを保管しておくことが考えられる。
これにより、情報隠蔽シートの送付先に、情報記入領域1aに記入された情報4を通知しながらも、情報隠蔽シートの送付途中において、情報記入領域1aに記入された情報が見られてしまうことを防止することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の情報隠蔽シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図4に示すように、情報記入領域101aが設けられた第1のシートである情報記入片101と、ミシン目103を介して情報記入片101に折り畳み及び切り離し可能に連接し、情報記入片101に貼着されることにより情報記入領域101aに記入された情報を隠蔽する第2のシートである隠蔽片102とから構成されている。情報記入片101は、紙等からなるベース基材110のミシン目103を介して折り畳まれた場合に隠蔽片102と対向する面の一部に、情報を印字あるいは記入するための情報記入領域101aが設けられており、また、この情報記入領域101aが設けられたベース基材110上に第1の貼着手段である透明な粘着剤140aが塗布されることにより第1の貼着層が積層されている。また、隠蔽片102は、ベース基材110上に接着力が強い粘着剤120によって擬似接着層130が積層、貼着され、この擬似接着層130上に第2の貼着手段である透明な粘着剤140bが塗布されることにより第2の貼着層が積層されている。なお、擬似接着層130は、ポリエチレンやポリエステル等の合成樹脂からなる2層の透明なフィルム基材131a,131bが、接着力が弱い紫外線硬化型接着剤等の粘着剤132によって互いに剥離可能及び再貼着不可能に貼着されて構成されている。また、粘着剤140a,140bについては、第1の実施の形態にて説明したようなものが用いられる。
以下に、上記のように構成された情報隠蔽シートの使用方法について説明する。
まず、情報記入片101に設けられた情報記入領域101aに、隠蔽すべき情報を印字あるいは記入する。なお、第1の実施の形態にて説明したものと同様に、ベース基材110上に粘着剤140aが塗布されてなる第1の貼着層は筆記性を有するため、ベース基材110上に粘着剤140aが塗布されてなる情報記入片101の情報記入領域101aには情報を印字したり記入したりすることができる。また、この際、情報記入片101の粘着剤140aが塗布された面と隠蔽片102の粘着剤140bが塗布された面とは、互いにのみ貼着し、他の紙や樹脂とは貼着しないため、粘着剤140a,140bを介して剥離紙を貼付しておく必要がない。このように情報記入領域101aに情報を印字あるいは記入することにより、情報記入片101に情報を付与することになる。
次に、情報記入片101と隠蔽片102とを、情報記入領域101aが内面となるようにミシン目103を介して折り畳み、粘着剤140a,140bによって互いに貼着する。
図5は、図4に示した情報記入片101と隠蔽片102とが貼着された状態を示す図であり、(a)は隠蔽片102側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
図5に示すように、図4に示した情報隠蔽シートの情報記入片101と隠蔽片102とが貼着された状態においては、情報記入領域101aに印字あるいは記入された情報は、隠蔽片102によって覆われているため、外部から視認不可能となる。
このように情報記入片101と隠蔽片102とが貼着された状態において、情報記入領域101aに印字あるいは記入された情報の伝達先に、この情報隠蔽シートを送付することになる。この状態においては、情報記入領域101aに印字あるいは記入された情報が隠蔽片102によって隠蔽されているため、情報隠蔽シートの送付途中において、情報記入領域101aに記入された情報が見られてしまうことはない。なお、情報記入片101の情報記入領域101aの裏面には、情報記入領域101aに印字あるいは記入された情報の伝達先の住所や名称等といった宛先情報が印字あるいは記入されており、その宛先情報にしたがって情報隠蔽シートが送付されることになる。
その後、この情報隠蔽シートが送付先にて受け取られると、互いに貼着された情報記入片101と隠蔽片102とが剥離される。この際、隠蔽片102には、角部にベース基材110からフィルム基材131aまで達する切り込み102aが形成されているため、この切り込み102aを利用して情報記入片101から隠蔽片102を容易に剥離することができる。
図6は、図4に示した情報記入片101と隠蔽片102とが貼着された後に剥離された状態を示す図であり、(a)は貼着されていた面を示す図であり、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
情報記入片101から隠蔽片102を剥離すると、粘着剤120の接着力が強く、また、擬似接着層130を構成する2層のフィルム基材131a,131bが、接着力が弱い粘着剤132によって擬似接着されているため、図6に示すように、フィルム基材131aとフィルム基材131bとが粘着剤132を介して剥離し、それにより、フィルム基材131bが粘着剤140a,140bによって情報記入片101に貼着されたまま残存し、また、フィルム基材131aが粘着剤120によって隠蔽片102とともに情報記入片101から剥離される。そして、フィルム基材131b及び粘着剤140a,140bが透明な材料からなるため、情報記入領域101aに印字あるいは記入された情報104がフィルム基材131b及び粘着剤140a,140bを介して外部から視認可能な状態となる。この際、情報104が記入された粘着剤140aは、粘着剤140bを介してフィルム基材131bによって覆われているため、外部から損傷等を受けにくくなるとともに、情報104が改竄されてしまうことを防止することができる。なお、その後、情報記入片101と隠蔽片102とをミシン目103を介して切り離し、情報記入片101のみを保管しておくことが考えられる。
これにより、情報隠蔽シートの送付先に、情報記入領域101aに記入された情報104を通知しながらも、情報隠蔽シートの送付途中において、情報記入領域101aに記入された情報が見られてしまうことを防止することができる。
なお、上述した2つの実施の形態においては、粘着剤40a,40b、及び粘着剤140a,140bをそれぞれ、自己粘着性を有する高分子ポリマー等の同一の材料からなるものとしたが、互いにのみ貼着可能であり、かつ、他の紙や樹脂等に貼着しないものであれば、同一材料のものでなくてもよい。例えば、溶剤の配合が互いに異なるものや他の混合物が混入しているもの等の類似な材料からなるものであってもよい。また、水とは混合しないポリマー粒子が、親水性と親油性を有する乳化剤が介在することにより安定的に共存したエマルジョンタイプのものであることが好ましい。
本発明の情報隠蔽シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した情報記入片と隠蔽片とが貼着された状態を示す図であり、(a)は隠蔽片側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した情報記入片と隠蔽片とが貼着された後に剥離された状態を示す図であり、(a)は貼着されていた面を示す図であり、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 本発明の情報隠蔽シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図4に示した情報記入片と隠蔽片とが貼着された状態を示す図であり、(a)は隠蔽片側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図4に示した情報記入片と隠蔽片とが貼着された後に剥離された状態を示す図であり、(a)は貼着されていた面を示す図であり、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
符号の説明
1,101 情報記入片
1a,101a 情報記入領域
2,102 隠蔽片
2a,102a切り込み
3,103 ミシン目
4,104 情報
10,110 ベース基材
30,130 擬似接着層
31 目止層
32 剥離層
33 ニス層
40a,40b,120,132,140a,140b 粘着剤
131a,131b フィルム基材

Claims (1)

  1. 第1のシートと第2のシートとが折り畳み可能に連接し、第1のシート上に付与された情報を第2のシートによって隠蔽する情報隠蔽シートであって、
    前記第1のシートは、ベース基材上に、筆記性を具備する第1の貼着手段からなる第1の貼着層が積層され、
    前記第2のシートは、前記ベース基材上に、剥離可能及び再貼着不可能な構成を有する擬似接着層が積層され、該擬似接着層上に、前記第1の貼着手段のみが貼着可能な第2の貼着手段からなる第2の貼着層が積層され、
    前記第1の貼着手段は、前記第2の貼着手段のみが貼着可能である情報隠蔽シート。
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