JP4559182B2 - 記入情報隠蔽シート - Google Patents

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Description

本発明は、情報記入領域に記入された情報を隠蔽することができる記入情報隠蔽シートに関する。
従来より、情報を記入するための情報記入領域が設けられたカードにおいて、情報記入領域に情報を記入した後にシール等の隠蔽片を情報記入領域に剥離可能に接着し、それにより、情報記入領域に記入された情報を隠蔽可能とするものが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。このカードを用いて情報を伝達する場合、情報記入領域に伝達したい情報を記入した後、この情報記入領域を有する表示片に連接した隠蔽片を情報記入領域に剥離可能に接着し、その状態でカードを送付先に郵送等の手段によって送付する。これにより、カードの送付途中においては、情報記入領域に記入された情報は隠蔽片によって覆われており、外部から見られてしまうことはない。また、このカードが送付先に送付された後、カードの送付先において隠蔽片を表示片から剥離すると、情報記入領域に記入された情報が視認可能となり、それにより、情報記入領域に記入された情報がカードの送付元から送付先に伝達されることになる。
また、近年においては、記入された情報の隠蔽性をさらに向上させるために、隠蔽ラベルに地紋が印刷された隠蔽ラベル付き葉書が考えられている(例えば、特許文献2参照。)。この葉書においては、宛先情報が記載された葉書の裏面に情報記入領域が設けられており、この情報記入領域に情報が記入された後、地紋が印刷された隠蔽ラベルが情報記入領域に貼付されて発送される。情報記入領域に貼付された隠蔽ラベルには地紋が印刷されているため、隠蔽ラベルが貼付された面側から葉書を透かして見た場合であっても、情報記入領域に記入された情報を見難くすることができる。
実用新案登録第2577590号公報 特開2003−182267号公報
しかしながら、上述したように隠蔽ラベルに地紋が印刷された隠蔽ラベル付き葉書においては、隠蔽ラベルが情報記入領域に貼付された状態において、隠蔽ラベルが貼付された面側から葉書を透かして見た場合に情報記入領域に記入された情報を見難くすることができるものの、隠蔽ラベルが貼付された面とは反対側の面側から葉書を透かして見た場合、情報記入領域に記入された情報が見えてしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、情報記入領域に記入された情報の隠蔽性をさらに向上させることができる記入情報隠蔽シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
第1及び第2の紙片が折り畳み可能に連接し、折り畳み状態における前記第1の紙片の内側となる面に情報記入領域が形成され、前記第1の紙片と前記第2の紙片とが折り畳まれることにより、前記情報記入領域に記入された情報を隠蔽する記入情報隠蔽シートであって、
前記第1の紙片は、折り畳み状態における外側の面のうち少なくとも前記情報記入領域の裏側となる領域に第1の地紋が印刷され、
前記第2の紙片は、折り畳み状態における内側の面のうち少なくとも前記折り畳み状態にて前記情報記入領域に対向する領域に第2の地紋が印刷されるとともに、当該内側の面に剥離可能な粘着剤が塗布されて該粘着剤上に剥離紙が剥離可能に接着され、折り畳み状態における外側の面に宛先情報が印字されている
また、前記第1及び第2の地紋は、互いに反転パターンを有することを特徴とする。
また、前記粘着剤は、前記第1の紙片と前記第2の紙片とが剥離された後に再貼着不能なものであることを特徴とする。
また、前記第1の紙片と前記第2の紙片とが、切り離し可能に構成されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、第1の紙片に形成された情報記入領域に情報を記入した後に、情報記入領域が形成された面が内側となるように第1の紙片と第2の紙片とを折り畳み、第2の紙片に設けられた接着構造によって第1の紙片と第2の紙片とを接着すると、情報記入領域に記入された情報は第2の紙片によって覆われているため、外部から視認不可能となっている。また、この際、情報記入領域が、第1の紙片の折り畳み状態における外側の面に印刷された第1の地紋と、第2の紙片の折り畳み状態における内側の面に印刷された第2の地紋とに挟まれるようになっているため、第1及び第2の紙片のいずれの紙片側から透かして見た場合であっても、情報記入領域に記入された情報が見えてしまう可能性が低くなる。
以上説明したように本発明においては、第1の紙片に形成された情報記入領域に情報を記入した後に、情報記入領域が形成された面が内側となるように第1の紙片と第2の紙片とを折り畳み、第2の紙片に設けられた接着構造によって第1の紙片と第2の紙片とを接着した場合、情報記入領域が、第1の紙片の折り畳み状態における外側の面に印刷された第1の地紋と、第2の紙片の折り畳み状態における内側の面に印刷された第2の地紋とに挟まれるようになる構成としたため、第1及び第2の紙片のいずれの紙片側から透かして見た場合であっても、情報記入領域に記入された情報が見えてしまう可能性が低くなり、情報記入領域に記入された情報の隠蔽性をさらに向上させることができる。
また、第2の紙片の折り畳み状態における外側の面に宛先情報が印字されているものにおいては、情報記入領域に記入された情報を隠蔽した状態で、この記入情報隠蔽シートを送付することができる。
また、第1及び第2の地紋が、互いに反転パターンを有するものにおいては、情報記入領域に記入された情報の隠蔽性をさらに向上させることができる。
また、接着構造が、第1の紙片と第2の紙片とが剥離された後に再貼着不能に構成されているものにおいては、記入情報隠蔽シートの送付途中等において、接着構造によって互いに貼着された第1の紙片と第2の紙片とが剥離されて情報記入領域に記入された情報が見られたり改竄されたりした後に、第1の紙片と第2の紙片とが再度貼着されることを防止することができる。
また、第1の紙片と第2の紙片とが切り離し可能に構成されているものにおいては、互いに貼着された第1の紙片と第2の紙片とを剥離した後に、第1の紙片と第2の紙片とを切り離し、情報記入領域が形成された第1の紙片のみを保存しておくことができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の記入情報隠蔽シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は折り畳み状態における内側となる面の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成から剥離紙40を剥離した状態を示す図、(c)は折り畳み状態における外側となる面の構成を示す図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、情報記入領域11に記入された情報を隠蔽して通知する隠蔽はがきであって、はがき本体となる第1の紙片である本体片10と、本体片10にミシン目30を介して折り畳み可能に連接され、本体片10上に貼着される貼着片20とから構成されている。本体片10には、ミシン目30を介して折り畳まれた場合に内側となる面に情報記入領域11が形成されており、また、ミシン目30を介して折り畳まれた場合に外側となる面の全面に第1の地紋12が印刷されている。また、貼着片20は、本体片10との連接方向の長さが本体片10よりも短く構成されており、ミシン目30を介して折り畳まれた場合に内側となる面の全面には、第2の地紋21が印刷されるとともにこの地紋21上に剥離可能な接着構造となる粘着剤50が塗布され、また、ミシン目30を介して折り畳まれた場合に外側となる面にはこの隠蔽はがきの宛先を示す宛先情報22が印字されている。
このように構成された本体片10と貼着片20とは、ミシン目30を介して折り畳まれ、貼着片20に塗布された粘着剤50によって剥離可能に接着されることになるが、本体片10と貼着片20とが接着されない状態においては、貼着片20には、粘着剤50によって剥離紙40が剥離可能に接着されている。また、この剥離紙40には、剥離作用を容易に行うためのスリット41が形成されている。
以下に、上記のように構成された隠蔽はがきの使用方法について説明する。
まず、本体片10に設けられた情報記入領域11に、この隠蔽はがきの送付先に通知すべき情報を記入する。なお、本形態においては、図1に示すように、隠蔽はがきの差出人の住所変更を示す情報を情報記入領域11に記入する。
次に、スリット41から剥離紙40を剥離していき粘着剤50を露出させ、露出した粘着剤50が内側となるようにミシン目30を介して本体片10と貼着片20とを折り畳み、粘着剤50によって本体片10と貼着片20とを接着する。
図2は、図1に示した本体片10と貼着片20とが接着された状態を示す図であり、(a)は貼着片20側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は本体片10側から見た図である。
図2に示すように、本体片10と貼着片20とが接着された状態においては、本体片10の情報記入領域11が貼着片20で覆われているため、情報記入領域11に記入された情報が外部から視認不可能となっている。また、この際、貼着片20の本体片10との連接方向の長さが本体片10よりも短く構成されていることにより、本体片10に印字された郵便はがきを示す情報14が表出している。
また、本形態においては、本体片10と貼着片20とが接着された状態においては、本体片10の情報記入領域11が、貼着片20に印刷された地紋21と、本体片10に印刷された地紋12とによって挟まれるような状態となる。そのため、この隠蔽はがきを本体片10側から透かして見た場合は、本体片10に印刷された地紋12によって情報記入領域11に記入された情報が隠蔽され、また、貼着片20側から透かして見た場合は、貼着片20に印刷された地紋21によって情報記入領域11に記入された情報が隠蔽されることになる。
図3は、図1に示した2つの地紋12,21のパターンの一例を示す図であり、(a)は本体片10に印刷された地紋12のパターンの一部を示す図、(b)は貼着片20に印刷された地紋21のパターンの一部を示す図、(c)は(a)に示したパターンを有する地紋12と(b)に示したパターンを有する地紋21とが重ね合わされた場合の状態を示す図である。
図3(a),(b)に示すように、本体片10に印刷された地紋12と、貼着片20に印刷された地紋21とは、互いに反転パターンを有しており、そのため、地紋12,21単体ではそれぞれのパターンによる模様が表現されているが、本体片10と貼着片20とがミシン目30を介して折り畳まれることによって重ね合わされると、地紋12,21の印刷色一色が塗り広げられたような状態となる。これにより、情報記入領域11に記入された情報の隠蔽性をさらに向上させることができる。
その後、図2に示したように折り畳まれた隠蔽はがきが、貼着片20に印字された宛先情報22に従って送付先に送付され、隠蔽はがきが送付先にて受け取られた後、隠蔽はがきの送付先において、本体片10から貼着片20が剥離され、情報記入領域11に記入された情報が認識されることになる。
なお、本形態においては、本体片10のミシン目30を介して折り畳まれた場合に外側となる面の全面に地紋12が印刷され、また、貼着片20のミシン目30を介して折り畳まれた場合に内側となる面の全面に地紋21が印刷されているが、地紋12,21については、少なくとも情報記入領域11の裏面に地紋12が印刷され、また、本体片10と貼着片20とがミシン目30を介して折り畳まれた場合に少なくとも情報記入領域11に対向する領域に地紋21が印刷されていればよい。その場合、本体片10や貼着片20の地紋12,21が印刷されていない領域に、広告情報等の所望の情報を印刷することができる。例えば、隠蔽はがきを予め決められた顧客(本形態においては隠蔽はがきの差出人となる)に配布する場合、その顧客に応じた広告情報を可変に印刷すること等が考えられる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の記入情報隠蔽シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は折り畳み状態における内側となる面の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成から剥離紙140を剥離した状態を示す図、(c)は折り畳み状態における外側となる面の構成を示す図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図4に示すように、情報記入領域121に記入された情報を隠蔽して通知する隠蔽はがきであって、はがき本体となる第2の紙片である本体片110と、本体片110にミシン目130を介して折り畳み可能に連接され、本体片110上に貼着される貼着片120とから構成されている。本体片110には、ミシン目130を介して折り畳まれた場合に内側となる面に第2の地紋111が印刷されるとともにこの地紋111上に剥離可能な接着構造となる粘着剤150が塗布され、また、ミシン目130を介して折り畳まれた場合に外側となる面にはこの隠蔽はがきの宛先を示す宛先情報112が印字されている。また、貼着片120は、本体片110との連接方向の長さが本体片110よりも短く構成されており、ミシン目130を介して折り畳まれた場合に内側となる面には情報記入領域121が形成され、また、ミシン目130を介して折り畳まれた場合に外側となる面の全面に第1の地紋122が印刷されている。なお、地紋111,122については、少なくとも情報記入領域121の裏面に地紋122が印刷され、また、ミシン目130を介して折り畳まれた場合に少なくとも情報記入領域121に対向する領域に地紋111が印刷されていればよい。その場合、本体片110や貼着片120の地紋111,122が印刷されていない領域に、広告情報等の所望の情報を印刷することができる。
このように構成された本体片110と貼着片120とは、ミシン目130を介して折り畳まれ、本体片110に塗布された粘着剤150によって剥離可能に接着されることになるが、本体片110と貼着片120とが接着されない状態においては、本体片110には、粘着剤150によって剥離紙140が剥離可能に接着されている。また、この剥離紙140には、剥離作用を容易に行うためのスリット141が形成されている。
以下に、上記のように構成された隠蔽はがきの使用方法について説明する。
まず、貼着片120に設けられた情報記入領域121に、この隠蔽はがきの送付先に通知すべき情報を記入する。なお、本形態においては、図4に示すように、隠蔽はがきの差出人の住所変更を示す情報を情報記入領域121に記入する。
次に、スリット141から剥離紙140を剥離していき粘着剤150を露出させ、露出した粘着剤150が内側となるようにミシン目130を介して本体片110と貼着片120とを折り畳み、粘着剤150によって本体片110と貼着片120とを接着する。
図5は、図4に示した本体片110と貼着片120とが接着された状態を示す図であり、(a)は本体片110側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は貼着片120側から見た図である。
図5に示すように、本体片110と貼着片120とが接着された状態においては、貼着片120の情報記入領域121が本体片110で覆われているため、情報記入領域121に記入された情報が外部から視認不可能となっている。
また、本形態においては、本体片110と貼着片120とが接着された状態においては、貼着片120の情報記入領域121が、本体片110に印刷された地紋111と、貼着片120に印刷された地紋122とによって挟まれるような状態となる。そのため、この隠蔽はがきを本体片110側から透かして見た場合は、本体片110に印刷された地紋111によって情報記入領域121に記入された情報が隠蔽され、また、貼着片120側から透かして見た場合は、貼着片120に印刷された地紋22によって情報記入領域121に記入された情報が隠蔽されることになる。
その後、図5に示したように折り畳まれた隠蔽はがきが、本体片110に印字された宛先情報112に従って送付先に送付され、隠蔽はがきが送付先にて受け取られた後、隠蔽はがきの送付先において、本体片110から貼着片120が剥離され、情報記入領域121に記入された情報が認識されることになる。
なお、上述した2つの実施の形態において、本体片10,110と貼着片20,120とを接着するための粘着剤50,150として、本体片10,110と貼着片20,120とが剥離された後に本体片10,110と貼着片20,120とを再度貼着することができないものを用いれば、隠蔽はがきの送付途中において、本体片10,110から貼着片20,120が剥離されて情報記入領域11,121に記入された情報が見られたり改竄されたりした後に本体片10,110と貼着片20,120とが再度貼着されることを防止することができる。
ここで、上述した2つの実施の形態においては、本体片10,110と貼着片20,120とを接着するための接着構造として、剥離可能な粘着剤50,150を用いているが、その他に、2層構造のフィルムを用いることも考えられる。以下に、2層構造のフィルムを用いた実施の形態について説明する。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の記入情報隠蔽シートの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は折り畳み状態における内側となる面の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成から剥離紙240を剥離した状態を示す図、(c)は折り畳み状態における外側となる面の構成を示す図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図6に示すように、情報記入領域211に記入された情報を隠蔽して通知する隠蔽はがきであって、はがき本体となる第1の紙片である本体片210と、本体片210にミシン目230を介して折り畳み可能に連接され、本体片210上に貼着される貼着片220とから構成されている。本体片210には、ミシン目230を介して折り畳まれた場合に内側となる面に情報記入領域211が形成されており、また、ミシン目230を介して折り畳まれた場合に外側となる面の全面に第1の地紋212が印刷されている。また、貼着片220は、本体片210との連接方向の長さが本体片210よりも短く構成されており、ミシン目230を介して折り畳まれた場合に外側となる面にはこの隠蔽はがきの宛先を示す宛先情報222が印字され、また、ミシン目230を介して折り畳まれた場合に内側となる面の全面には、第2の地紋221が印刷されるとともにこの地紋221上に、本体片210と貼着片220とを剥離可能に接着するために接着構造が設けられている。この接着構造は、この隠蔽はがきが折り畳まれた場合に貼着片220の内側となる面上に、接着力の強い透明な粘着剤250aによってポリエチレンやポリエステル等の合成樹脂からなる透明フィルム260aが剥離不能に接着され、この透明フィルム260a上には、同じくポリエチレンやポリエステル等の合成樹脂からなる透明フィルム260bが、不完全な溶着、あるいは接着力の弱い粘着剤等の適宜な手段によって剥離可能に接着され、さらに透明フィルム260b上には、接着力の強い透明な粘着剤250bが設けられて構成されている。そして、粘着剤250bは剥離紙240によって被覆されている。また、剥離紙240には、剥離作用を容易に行うためのスリット241が形成されている。
以下に、上記のように構成された隠蔽はがきの使用方法について説明する。
まず、本体片210に設けられた情報記入領域211に、この隠蔽はがきの送付先に通知すべき情報を記入する。なお、本形態においては、図6に示すように、隠蔽はがきの差出人の住所変更を示す情報を情報記入領域211に記入する。
次に、スリット241から剥離紙240を剥離していき粘着剤250bを露出させ、露出した粘着剤250bが内側となるようにミシン目230を介して本体片210と貼着片220とを折り畳み、粘着剤250a,250bによって本体片210と貼着片220とを接着する。
本体片210と貼着片220とが接着された状態においては、本体片210の情報記入領域211が貼着片220で覆われているため、情報記入領域211に記入された情報が外部から視認不可能となっている。また、この際、貼着片220の本体片210との連接方向の長さが本体片210よりも短く構成されていることにより、本体片210に印字された郵便はがきを示す情報214が表出している。
また、本形態においては、本体片210と貼着片220とが接着された状態においては、本体片210の情報記入領域211が、貼着片220に印刷された地紋221と、本体片210に印刷された地紋212とによって挟まれるような状態となる。そのため、この隠蔽はがきを本体片210側から透かして見た場合は、本体片210に印刷された地紋212によって情報記入領域211に記入された情報が隠蔽され、また、貼着片220側から透かして見た場合は、貼着片220に印刷された地紋221によって情報記入領域211に記入された情報が隠蔽されることになる。
その後、この隠蔽はがきが、貼着片220に印字された宛先情報222に従って送付先に送付され、隠蔽はがきが送付先にて受け取られた後、隠蔽はがきの送付先において、本体片210から貼着片220を剥離していくことになる。
図7は、図6に示した本体片210と貼着片220とが接着された後に剥離された状態を示す図であり、(a)は接着されていた面を示す図であり、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本体片210から貼着片220を剥離していくと、図7に示すように、透明フィルム260aと透明フィルム260bとが離反し、透明フィルム260bが粘着剤250bによって本体片210に残り、また、透明フィルム260aが粘着剤250aによって貼着片220とともに本体片210から剥離される。この際、粘着剤250b及び透明フィルム260bが透明な材料から構成されているため、情報記入領域211に記入された記入情報213が粘着剤250b及び透明フィルム260bを介して視認可能になる。
これにより、隠蔽はがきの送付先に、情報記入領域211に記入された情報を通知することができる。
上述したように本形態においては、本体片210と貼着片220とを接着するための接着構造として、2層構造の透明フィルム260a,260bを用い、本体片210と貼着片220とが接着された後に剥離された場合に、2層構造の透明フィルム260a,260bが離反していくことにより本体片210と貼着片220とが剥離される構成としたため、本体片210と貼着片220とが剥離された後に本体片210と貼着片220とを再度貼着することができない。そのため、隠蔽はがきの送付途中において、本体片210から貼着片220が剥離されて情報記入領域211に記入された記入情報213が見られたり改竄されたりした後に本体片210と貼着片220とが再度貼着されることを防止することができる。さらに、本形態においては、透明フィルム260a,260bの材質によっては、透明フィルム260a,260bの上から情報を記入することができない構成とすることもでき、それによっても、隠蔽はがきの送付途中において、本体片210から貼着片220が剥離されて情報記入領域211に記入された記入情報213が改竄されてしまうことを防止することができる。
なお、本形態においては、本体片210のミシン目230を介して折り畳まれた場合に外側となる面の全面に地紋212が印刷され、また、貼着片220のミシン目230を介して折り畳まれた場合に内側となる面の全面に地紋221が印刷されているが、地紋212,221については、少なくとも情報記入領域211の裏面に地紋212が印刷され、また、本体片210と貼着片220とがミシン目230を介して折り畳まれた場合に少なくとも情報記入領域211に対向する領域に地紋221が印刷されていればよい。その場合、本体片210や貼着片220の地紋212,221が印刷されていない領域に、広告情報等の所望の情報を印刷することができる。例えば、隠蔽はがきを予め決められた顧客(本形態においては隠蔽はがきの差出人となる)に配布する場合、その顧客に応じた広告情報を可変に印刷すること等が考えられる。
また、上述した3つの実施の形態においては、本体片10,110,210と貼着片20,120,220とがミシン目30,130,230を介して折り畳み可能に連接しているが、本発明はこれに限らず、本体片10,110,210と貼着片20,120,220とが折り畳み可能となるものであれば折り線等であってもよい。ただし、本体片10,110,210と貼着片20,120,220とがミシン目30,130,230を介して折り畳み可能に連接していれば、隠蔽はがきの送付先において、本体片10,110,210と貼着片20,120,220とを剥離した後に、本体片10,110,210と貼着片20,120,220とをミシン目30によって切り離し、情報記入領域11,121,211が形成された紙片のみを保存することができる。
また、上述した3つの実施の形態においては、記入情報隠蔽シートして隠蔽はがきを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、メッセージカードや一般的な印刷物等、様々な形態のものが考えられ、また、連接する2つの紙片の大きさも任意の大きさでよい。
本発明の記入情報隠蔽シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は折り畳み状態における内側となる面の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成から剥離紙を剥離した状態を示す図、(c)は折り畳み状態における外側となる面の構成を示す図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した本体片と貼着片とが接着された状態を示す図であり、(a)は貼着片側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は本体片側から見た図である。 図1に示した2つの地紋のパターンの一例を示す図であり、(a)は本体片に印刷された地紋のパターンの一部を示す図、(b)は貼着片に印刷された地紋のパターンの一部を示す図、(c)は(a)に示したパターンを有する地紋と(b)に示したパターンを有する地紋とが重ね合わされた場合の状態を示す図である。 本発明の記入情報隠蔽シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は折り畳み状態における内側となる面の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成から剥離紙を剥離した状態を示す図、(c)は折り畳み状態における外側となる面の構成を示す図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。 図4に示した本体片と貼着片とが接着された状態を示す図であり、(a)は本体片側から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は貼着片側から見た図である。 本発明の記入情報隠蔽シートの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は折り畳み状態における内側となる面の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成から剥離紙を剥離した状態を示す図、(c)は折り畳み状態における外側となる面の構成を示す図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。 図6に示した本体片と貼着片とが接着された後に剥離された状態を示す図であり、(a)は接着されていた面を示す図であり、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
符号の説明
10,110,210 本体片
11,121,211 情報記入領域
12,21,111,122,212,221 地紋
14,214 情報
20,120,220 貼着片
22,112,222 宛先情報
30,130,230 ミシン目
40,140,240 剥離紙
41,141,241 スリット
50,150,250a,250b 粘着剤
213 記入情報
260a,260b 透明フィルム

Claims (4)

  1. 第1及び第2の紙片が折り畳み可能に連接し、折り畳み状態における前記第1の紙片の内側となる面に情報記入領域が形成され、前記第1の紙片と前記第2の紙片とが折り畳まれることにより、前記情報記入領域に記入された情報を隠蔽する記入情報隠蔽シートであって、
    前記第1の紙片は、折り畳み状態における外側の面のうち少なくとも前記情報記入領域の裏側となる領域に第1の地紋が印刷され、
    前記第2の紙片は、折り畳み状態における内側の面のうち少なくとも前記折り畳み状態にて前記情報記入領域に対向する領域に第2の地紋が印刷されるとともに、当該内側の面に剥離可能な粘着剤が塗布されて該粘着剤上に剥離紙が剥離可能に接着され、折り畳み状態における外側の面に宛先情報が印字されている記入情報隠蔽シート。
  2. 請求項に記載の記入情報隠蔽シートにおいて、
    前記第1及び第2の地紋は、互いに反転パターンを有することを特徴とする記入情報隠蔽シート。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記入情報隠蔽シートにおいて、
    前記粘着剤は、前記第1の紙片と前記第2の紙片とが剥離された後に再貼着不能なものであることを特徴とする記入情報隠蔽シート。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の記入情報隠蔽シートにおいて、
    前記第1の紙片と前記第2の紙片とが、切り離し可能に構成されていることを特徴とする記入情報隠蔽シート。
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