JP4492529B2 - 歩行者用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、膨張完了時にフードパネル後端の上面側を、左右方向の略全域にわたって覆い可能に構成されたエアバッグ、を備える構成の歩行者用エアバッグ装置に関する。
従来、歩行者用エアバッグ装置では、フードパネル後端付近のカウルの部位に折り畳まれて収納されるエアバッグが、展開膨張時に、フードパネル後端の上面側を、左右方向の略全域にわたって覆うように構成されるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−252138公報
しかし、従来の歩行者用エアバッグ装置では、確かに、膨張を完了させたエアバッグが、フードパネル後端の上面側を覆う構成であるものの、この膨張完了時のエアバッグにおいてフードパネル後端の上方に位置する部位を、エアバッグの膨張完了時に、確実にフードパネル後端の上面側を覆うように配置させる点については何ら考慮されておらず、歩行者が膨張を完了させたエアバッグに干渉した際にも、エアバッグにより、フードパネル後端の上面側を確実に覆い可能とする点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、膨張を完了させたエアバッグにより、フードパネル後端の上面側を確実に覆い可能に構成される歩行者用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置は、車両のフードパネルの後端近傍における下方側の車体側の部位に配設される収納部位に折り畳まれて収納されるとともに、作動時に、内部に膨張用ガスを流入させて、上方移動したフードパネル後端と収納部位との間に形成される開口を経て、後上方に向かって突出するように展開膨張し、フードパネル後端の上面側を、左右方向の略全域にわたって覆い可能に構成されるエアバッグ、を備える構成の歩行者用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体と、バッグ本体の膨張完了時の位置や形状を規制するテザーと、を備える構成とされ、
バッグ本体が、相互に連通するように連結されるとともに、膨張完了時にフードパネル後端の下方に配置される下側膨張部と、膨張完了時にフードパネル後端の上方においてフードパネル後端の上面側を覆う上側膨張部と、を備える構成とされ、
テザーが、フードパネル後端に沿った複数個所に配置されて、それぞれ、一端側を、膨張完了時のバッグ本体における上側膨張部と下側膨張部とを連結させる連結部位に連結させ、他端側を収納部位側に連結させた構成とされ、
バッグ本体が、膨張完了時における連結部位を牽引するテザーの位置規制により、上側膨張部をフードパネル側に押し付けられるとともに、連結部位付近となる上側膨張部と下側膨張部とによってフードパネル後端を上下から挟むように、膨張を完了させる構成とされていることを特徴とする。
本発明の歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグの膨張完了時に、上側膨張部と下側膨張部との連結部位付近が、フードパネル後端に沿って複数配設されるテザーによって、後方移動しないように位置規制される構成である。そのため、このテザーにより、上側膨張部が、フードパネル後端から離れて上方に浮き上がるように膨張を完了させることを抑えることができ、さらに、エアバッグの膨張完了後に、歩行者が膨張を完了させたエアバッグにおける上側膨張部と干渉した際にも、上側膨張部が歩行者に押圧されて後方移動することを抑えることができて、歩行者が上方移動しているフードパネル後端と干渉することを的確に抑えることができる。
また、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグが、フードパネル後端の下方に位置する下側膨張部と、フードパネル後端の上方に位置する上側膨張部と、の連結部位付近の部位によって、フードパネル後端を上下から挟むように、膨張を完了させることとなる。すなわち、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグの展開膨張時に、フードパネルが、後端を上方に向けるように、移動する構成であるものの、フードパネルの後端における上下両側と後方側とが、略全域にわたって、膨張を完了させたエアバッグによりくるまれるような態様となる。そのため、歩行者は、フードパネルの後端面やその下方のカウルの部位との干渉も、エアバッグによって防止される。
したがって、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、膨張を完了させたエアバッグにより、フードパネル後端の上面側を確実に覆うことができる。
また、本発明の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグに、膨張完了時に、フロントピラーの下部前面を覆うように配設されるピラーカバー部を、配設させる構成とすれば、エアバッグの膨張完了時に、歩行者が、剛性の高いフロントピラー下部側の部位と干渉することを抑えることができて、好ましい。
さらに、上記構成の歩行者用エアバッグ装置において、ピラーカバー部の下面側に、ピラー部用テザーを、配設させ、ピラー部用テザーを、一端側をピラーカバー部に連結させ、他端側を収納部位側に連結させて、膨張完了時にピラーカバー部をフロントピラーの上面側に押し付け可能な構成とすれば、エアバッグの膨張完了時において、ピラーカバー部が上方に浮き上がるように移動することや、エアバッグの展開膨張時において、ピラーカバー部が左右方向にばたつくことを抑えることができて、好ましい。
さらにまた、上記構成の歩行者用エアバッグ装置において、上側膨張部を、左右方向に略沿って配設される区画部により区画させて、前後に並設される複数のセルを備える構成とすれば、上側膨張部が、膨張完了時に厚く膨張することを抑えることができ、フードパネル後端付近の上面側の部位を、上下方向の厚さ寸法を抑えて前後に広く覆うことができて、好ましい。
さらにまた、上記構成の歩行者用エアバッグ装置において、連結部位に連結されたテザーを、少なくとも膨張完了時のエアバッグにおける左右両端側の2箇所に配設さ
エアバッグの膨張完了時における左右方向の中央付近に、第2のテザーを、配設させ、
第2のテザーを、一端側を記上側膨張部の前縁側に連結させ、他端側を収納部位側に連結させるとともに、中間部位を下側膨張部の前縁側に連結させて、上側膨張部の膨張完了時における上方への浮き上がりを防止するように構成することが好ましい。
歩行者用エアバッグ装置を上記構成とすれば、エアバッグの展開膨張時において、上側膨張部の左右両端付近だけでなく、上側膨張部における左右方向の中央付近の部位にも、第2のテザーが配設されることから、上側膨張部が、左右方向の略全域にわたって、上方に浮き上がるように膨張することを抑えることができる。そのため、エアバッグの膨張完了時において、上側膨張部における左右方向の一部に部分的に、運動エネルギーが大きな歩行者が干渉することとなっても、その干渉部位が、歩行者に押圧されて後方移動することを抑えることができ、歩行者が上方移動しているフードパネル後端と干渉することを、一層、確実に抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mは、図1〜3に示すように、車両Vのフードパネル6の後端6a付近の下方となるカウル13の部位に配設されるもので、エアバッグ38、エアバッグ38に膨張用ガスを供給するインフレーター32、エアバッグ38とインフレーター32とを収納する収納部位としてのケース26、及び、折り畳まれたエアバッグ38を覆うエアバッグカバー17、を備える構成である。
また、車両Vにおけるフロントバンパ10には、図1・2に示すごとく、歩行者との衝突を検知可能なセンサ11が、配設されており、センサ11が歩行者との衝突を検知した際に、図示しない作動回路が、インフレーター32及びフードパネル6の後述する跳ね上げ機構を作動させるように、構成されている。
なお、本明細書では、前後と上下の方向は、それぞれ、車両Vの前後と上下と一致する方向を基準とし、左右の方向は、車両Vの前方側から後方側を見た際の左右の方向を基準とする。
フードパネル6は、車両Vにおけるエンジンルームの上方を覆うように配設されるもので、図2に示すごとく、左右方向の両縁側における後端6a近傍に配置されるヒンジ部6bにより、車両Vのボディ1に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル6は、図2に示すごとく、後端6a側を、左右方向の中央付近を車両前方側に位置させるように湾曲した構成とされている。また、フードパネル6は、実施形態の場合、ともにアルミニウム(アルミニウム合金)等からなる板金製として、上面側のアウタパネル7と、下面側に位置してアウタパネル7より強度を向上させたインナパネル8と、から構成されている(図3参照)。
また、フードパネル6は、実施形態の場合、インフレーター32の作動時に、図示しない跳ね上げ機構を利用して、図1・3の二点鎖線、及び、図11〜13に示すごとく、後端6a側を上方に移動させるように跳ね上げられることとなる。跳ね上げ機構は、センサ11が、歩行者との衝突を検知した際に、作動回路からの信号を受けてフードパネル後端6aを跳ね上げ可能な構成であればよく、作動時のアクチュエータとして、油圧・水圧・空気圧、あるいは、インフレーター等の膨張するガス圧を発生させる場合を含めた流体圧を利用するピストンシリンダ、それらの流体圧や電気を利用したモータ、電磁ソレノイド、復元時の付勢力を利用するばね等を、使用することができる。なお、跳ね上げ機構の作動時には、フードパネル6は、ヒンジ部6bによるボディ1側への連結状態を解除された状態で、跳ね上げられることとなる。
カウル13は、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル14と、カウルパネル14の上方のカウルルーバ15と、を備えて構成されている。そして、実施形態の場合、エアバッグカバー17は、カウルルーバ15と一体的に形成されている。また、カウルルーバ15は、車両Vのボディ1側のカウルパネル14の上方に配設されており、ケース26は、カウルパネル14に固定されている。
カウルパネル14は、実施形態の場合、3枚の鋼板からなるパネル材14a・14b・14cを溶接させて構成されている。カウルルーバ15は、合成樹脂製として、図2・3に示すように、フードパネル後端6aの下方側からフロントウィンドシールド3の前端側にかけての略三日月状のスペースに配置されるもので、車両Vの左右両縁付近まで延びるように、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲して、形成されている。実施形態の場合、カウルルーバ15は、フードパネル後端6aとフロントウィンドシールド3との間において略水平方向に沿って配設される本体部16と、本体部16の前端側に配置されて折り畳まれて収納されるエアバッグ38の上方を覆うエアバッグカバー17と、から構成されている。
エアバッグカバー17は、フードパネル後端6aに沿うように、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲した長尺状とされて、図3に示すように、ケース26の後述する開口26aの後上方側を覆う天井壁部18と、ケース26の後述する周壁部27に隣接して配置されるように天井壁部18の周縁から前下方に突出するように配置される周壁部22と、を備えている。天井壁部18は、車両後方側に向かって突出するように、前後方向の断面形状を略逆V字形状とされており、車両後方側に突出した部位の上端付近に、破断予定部19が、配設されている。破断予定部19は、天井壁部18の左右方向に沿った略全域に配設され、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲して配置されている。そして、天井壁部18における破断予定部19の前部側と後部側との部位が、それぞれ、エアバッグ38の展開膨張時に、エアバッグ38に押されて、車両前方側と後方側とに向かって開く扉部20・20と、されている。実施形態の場合、エアバッグ38の展開膨張時には、フードパネル6が、後端6aを上方に移動させるように跳ね上げられることとなり、エアバッグ38は、扉部20・20が開いて形成されるケース開口26aから、上方移動したフードパネル後端6aとカウルルーバ15との間に生じる突出用開口Oを経て、後上方へ突出することとなる。そして、実施形態の場合、カウルルーバ15は、エアバッグカバー17の前端側に配設されるクリップ23を利用して、カウルパネル14に取付固定されている(図3参照)。
収納部位としてのケース26は、板金製として、図3に示すように、扉部20・20の前下方側となる位置に開口26aを設けた略四角筒状の周壁部27と、周壁部27の下方をふさぐ底壁部28と、から構成されており、フードパネル後端6aに沿うように、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲した長尺状とされている。底壁部28には、エアバッグ38やインフレーター32をケース26に取り付けるためのボルトを挿通させる複数の挿通孔28aが、形成されている。また、周壁部27における後下面側には、ケース26をカウルパネル14に取り付けるための複数のブラケット29が、固着されている。各ブラケット29は、ボルト30及びナット29aを利用して、カウルパネル14に取付固定されている。
インフレーター32は、図2に示すように、ケース26の左右両端側となる2箇所に配設されるもので、それぞれ、軸方向を左右方向に沿って配置させたシリンダタイプとされ、相互に離れて配設される端部側に、図示しないガス吐出口を備えている。このインフレーター32は、板金製のブラケット33により周囲を保持されて、このブラケット33がボルト34及びナット35を利用してケース26に固定されることにより、ケース26に取付固定されている。また、インフレーター32におけるガス吐出口側の端部には、クランプ36を利用して、エアバッグ38の後述する流入口部45が、連結されている(図4の二点鎖線参照)。
エアバッグ38は、図4〜9に示すように、インフレーター32から吐出される膨張用ガスGを内部に流入させて展開膨張するもので、ポリエステル糸やポリアミド糸等を使用した織布から形成され、基布や布材を縫合して形成した縫製タイプとしている。エアバッグ38は、膨張用ガスGを内部に流入可能なバッグ本体39と、バッグ本体39をケース26に保持させるとともに、バッグ本体39の膨張完了時の位置や形状を規制する複数のテザー60と、から構成されている。
バッグ本体39は、実施形態の場合、それぞれ、別体として構成されるとともに、膨張完了時にフードパネル後端6aの下方に配置される下側膨張部40と、膨張完了時にフードパネル後端6aの上方に配置される上側膨張部47と、から構成されている。
下側膨張部40は、膨張完了時の形状を、正面から見て、左右方向に幅広とした略U字形状に形成されるもので、左右方向に略沿って配設される下横膨張部41と、下横膨張部41の左右両端からフロントピラー4・4の下部前面側を覆うように後方側に延びるピラーカバー部44・44と、下横膨張部41の左右両端側から前方に突出するように配置されてインフレーター32と接続される流入口部45・45と、を備えて構成されている。下側膨張部40は、実施形態の場合、略同一形状とされて、膨張完了時に車体側に配置される車体側壁部40aと、膨張完了時に歩行者側に配置される歩行者側壁部40bと、から構成されている。
下横膨張部41は、図1・2の二点鎖線、及び、図11〜13に示すように、エアバッグ38の膨張完了時において、フードパネル後端6aの下方となるカウルルーバ15の上面からフロントウィンドシールド3の下部3a付近までの領域を、左右方向の略全域にわたって覆うように、構成されており、フードパネル後端6aに沿うように、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲した長尺状とされている。下横膨張部41における前縁側であって、流入口部45との連結部位付近となる位置には、図4・8に示すように、車体側・歩行者側壁部40a・40b相互を略円形に縫着させて構成される厚さ規制部42が、配設されている。この厚さ規制部42は、膨張時に、下側膨張部40が必要以上に厚く膨張することを抑えるために、配設されている。
流入口部45は、それぞれ、下横膨張部41の左右両端側における前縁側から前方に突出するように配設されるもので、前端側に、インフレーター32の図示しないガス吐出口側の部位を挿入させる挿入口部45aを備える構成とされている。各流入口部45は、挿入口部45aを相互に対向させるように、構成されている。
上側膨張部47は、左右方向に沿った長尺状とされており、膨張完了時に、フードパネル後端6aの上面側を覆うように配置されるもので、実施形態の場合、左右方向の幅寸法を、下側膨張部40における下横膨張部41の左右方向の幅寸法と略同一に設定されて、フードパネル後端6aに沿うように、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲した長尺状とされている。また、上側膨張部47は、実施形態の場合、略同一形状とされて、膨張完了時に車体側に配置される車体側壁部47aと、膨張完了時に歩行者側に配置される歩行者側壁部47bと、から構成されている。上側膨張部47における前後方向の中央から若干前方となる位置には、左右方向に沿うように、区画部48が、形成されている。この区画部48は、上側膨張部47を、上下方向に厚く膨張することを抑えられた板状(長方形板状)に、膨張させるために、配設されている。実施形態の場合、区画部48は、図7・8に示すように、車体側壁部47aと歩行者側壁部47bとを縫着させて構成されるもので、左右両端側を除いた略全域にわたって、周縁に沿って左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲して、連続的に形成されている(図4参照)。
上側膨張部47は、区画部48により区画されて、前後に並設される前側セル50と後側セル49とを備えている。そして、この前側セル50と後側セル49とは、区画部48の配置されていない上側膨張部47の左右両端近傍の部位で、相互に連通されている。実施形態の場合、後側セル49は、外形形状を下横膨張部41と略同一に設定されて、下横膨張部41の上方に配置され、前側セル50は、上側膨張部47と下側膨張部40とを上下で重ねるように平らに展開した状態で、下横膨張部41よりも前方側に突出するように、配置されることとなる(図4・5参照)。
下側膨張部40と上側膨張部47とは、相互に連通するように連結されている。具体的には、図4・5・8に示すように、下横膨張部41・後側セル49の左右両端側であって、流入口部45の後方側となる位置に、下横膨張部41と後側セル49とを連通させる連通孔52が、形成されている。この連通孔52は、図8に示すごとく、下側膨張部40の歩行者側壁部40bに形成される開口40cと、この開口40cに対応して上側膨張部47の車体側壁部47aに形成される開口47cと、から形成されるもので、長手方向を左右方向に沿わせた長穴状として、左右両端側に、それぞれ、3個ずつ、左右方向に沿って並設されている。各開口40c・47cは、周縁相互を縫着されて、挿通孔52を構成することとなる。この連通孔52は、下横膨張部41・後側セル49の前後方向の略中央となる位置に、配置されている。すなわち、実施形態のエアバッグ38では、上側膨張部47は、インフレーター32から吐出されて下側膨張部40内に流入した膨張用ガスを、連通孔52を介して内部に流入させることとなる。そして、下横膨張部41と後側セル49とは、歩行者側壁部40b及び車体側壁部47aにおける連通孔52(開口40c・47c)の周囲となる部位を相互に縫着させて、連結されている。この連結部位53は、連通孔52の周囲となる部位において、下横膨張部41・後側セル49の左右方向の略全域にわたって、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲した長尺状に、形成されている。
そして、実施形態の場合、エアバッグ38の膨張完了時において、フードパネル後端6aは、図4の二点鎖線に示すごとく、連結部位53の近傍に位置することとなる。すなわち、エアバッグ38の膨張完了時において、フードパネル後端6aは、図11〜13に示すごとく、下横膨張部41における連結部位53近傍の前部側の部位41aと、後側セル49における連結部位53近傍の前部側の部位49aと、によって、上下から挟まれるような態様となる。
実施形態の場合、バッグ本体39は、図10に示すように、下側膨張部40における各車体側・歩行者側壁部40a・40bを構成する同一形状の2枚の基布55・56と、上側膨張部47における各車体側・歩行者側壁部47a・47bを構成する同一形状の2枚の基布57・58と、から、構成されている。
テザー60は、上側膨張部47の後側セル49及び下横膨張部41における連通孔52近傍となる左右両端側の2箇所に配置される押え用テザー61と、各ピラーカバー部44の下面側に配置されるピラー部用テザー63と、下横膨張部41と上側膨張部47との前縁側における左右方向の中央部位に配置される中央側テザー64と、から、構成されている。
押え用テザー61は、それぞれ、同一の略長方形状とされて、後側セル49と下横膨張部41との間に配置される上側部位61aと、下横膨張部41の下面側に配置される下側部位61bと、を備えて構成されている(図4・5・8参照)。上側部位61aは、一端61c側を、後側セル49と下横膨張部41との間における連通孔52の前縁側の部位に、縫着させて構成されている。具体的には、上側部位61aは、一端61c側を、上側膨張部47の車体側壁部47a及び下側膨張部40の歩行者側壁部40bとともに連結部位53で、共縫いされている。下側部位61bは、エアバッグ38を平らに展開して上方から見た際に、上側部位61aと一致した位置に配置されるもので、一端61c側を、下横膨張部41の下面側となる車体側壁部40aの対応する位置に、縫着されている。そして、押え用テザー61は、図12に示すごとく、上側・下側部位61a・61bの他端61d・61d相互を、板金製の2枚のブラケット66により挟持させ、車両搭載時において、ボルト68及びナット69を利用して、ケース底壁部28に連結されることとなる。実施形態の場合、ブラケット66は、押え用テザー61の端部61dを左右の全域にわたって覆い可能に、左右方向に略沿った長尺状とされ、左右方向に沿った3箇所をボルト止めされることとなる。
この押え用テザー61は、エアバッグ38の膨張完了時において、上側膨張部47の連結部位53近傍となる部位を、上側部位61aによって、ケース26側となる前下方に向かって牽引するもので、上側膨張部47が、上方への浮き上がりを抑えられると同時に、フードパネル6側に向かって押し付けられるように、膨張完了時に位置規制されることとなる。また、押え用テザー61の下側部位61bは、下側膨張部40における下横膨張部41の左右両端側の部位の上方への浮き上がりを抑えるように、下横膨張部41の膨張完了時の位置を規制することとなる。
ピラー部用テザー63は、長手方向を前後方向に略沿わせた帯状とされており、ピラーカバー部44の下面側となる車体側壁部40aの部位に、一端63a側を、縫着されている。具体的には、ピラー部用テザー63は、図5・9に示すように、エアバッグ37の膨張完了時における下横膨張部41の後端より後方側となる位置において、端部63aを、車体側壁部40aに、縫着されている。そして、ピラー部用テザー63は、先端63b側を、図13に示すように、押え用テザー61を連結させるブラケット66を利用して、押え用テザー61の端部61dとともに、ケース底壁部28に共締めされて連結されている。ピラー部用テザー63は、エアバッグ38の膨張完了時において、ピラーカバー部44を、ケース26側となる前下方であって、かつ、ピラーカバー部44よりも左右方向の内側方向となる方向に向かって牽引するもので、エアバッグ38の膨張完了時に、ピラーカバー部44をフロントピラー4の上面側に押し付けるような態様となる。そのため、ピラーカバー部44が上方に浮き上がるように移動することを抑えるとともに、ピラーカバー部44が、エアバッグ38の展開膨張時において、左右方向に大きくばたつくことを抑えることができる。
中央側テザー64は、長手方向を前後方向に略沿わせた帯状とされており、図4〜6に示すように、一端64a側を上側膨張部47の前縁側における左右方向の中間部位付近に縫着させ、中間部位64bを下横膨張部41の前縁側における左右方向の中間部位付近に縫着させて、下側膨張部40と上側膨張部47との前縁側における左右方向の中央部位付近を連結する構成である。そして、中央側テザー64は、図11に示すように、他端64c側を、板金製の2枚のブラケット67により挟持させ、車両搭載時において、ボルト68及びナット69を利用して、ケース底壁部28に連結されることとなる。この中央側テザー64は、図11に示すように、エアバッグ38の膨張完了時において、フードパネル後端6aと干渉して屈曲されるように配置されることとなるが、上側膨張部47の前縁側を下方に牽引することとなって、上側膨張部47の上方への浮き上がりを抑えることができる。また、中央側テザー64において、上側膨張部47を縫着させる端部64aと、下横膨張部41を縫着させる中間部位64bと、の間の長さ寸法は、エアバッグ38の膨張完了時において、上側膨張部47の上方への浮き上がりを抑えることができ、かつ、上側膨張部47の前側セル50を後方に必要以上に牽引することなく、上側膨張部47によってフードパネル6の上面側を支障なく覆うことが可能な寸法に、設定されている。
次に、このエアバッグ38の製造について述べると、まず、下側膨張部40の車体側壁部40aを構成する基布55の所定箇所に、押え用テザー61における下側部位61bの端部61c、及び、ピラー部用テザー63の端部63aを、縫着させる。そして、予め開口40c・47cを形成しておいた上側膨張部47の車体側壁部47aを構成する基布57と下側膨張部40の歩行者側壁部40bを構成する基布56とを、開口40c・47cを対応させるように重ねて、開口40c・47c周縁相互を、縫着させる。その後、基布56・57の間に、押え用テザー61における上側部位61aを配置させ、基布56・57相互を、連結部位53を形成するように縫着させる。このとき、上側部位61aの端部61cが、基布56・57とともに共縫いされることとなる。ついで、基布57に、上側膨張部47の歩行者側壁部47bを構成する基布58を重ね、区画部48を形成するように基布57・58相互を縫着させるとともに、基布57・58の周縁相互を縫着させて、上側膨張部47を形成する。また、基布56に、ピラー部用テザー63と押え用テザー61の下側部位61bとを縫着させた基布55を、ピラー部用テザー63と下側部位61bとを外周側に配置させるように重ね、厚さ規制部42を形成するように基布55・56相互を縫着させるとともに、基布55・56の周縁相互を、挿入口部45aの部位を除いて縫着させて、下側膨張部40を形成する。その後、中央側テザー64の端部64aと中間部位64bとを、それぞれ、上側膨張部47の前縁側部位と下横膨張部41の前縁側部位とに縫着させれば、エアバッグ38を製造することができる。
次に、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について述べると、まず、エアバッグ38を折り畳む。エアバッグ38は、以下のようにして折り畳まれることとなる。まず、下側膨張部40における連通孔52の後方側となる部位を、後端側を車体側壁部40a側に巻くように左右方向に沿った折目を付けてロール折りして折畳部位72(図3参照)を形成し、同様に、上側膨張部47における連通孔52の前方側となる部位を、前端側を車体側壁部47b側に巻くように左右方向に沿った折目を付けてロール折りして折畳部位73(図3参照)を形成する。その後、この折畳部位72・73を、流入口部45側に接近させるように、車体側壁部側に向かって巻くようにロール折りする。その後、ケース26に収納可能なように左右方向の端部側を折り返して、エアバッグ38が、折り畳みを完了させることとなる。また、実施形態の場合、折り畳まれたエアバッグ38は、図3に示すように、上側膨張部47を折り畳んだ折畳部位73を、折畳部位72の後方側に位置させるようにして、ケース26内に収納されることとなる。その後、流入口部45の挿入口部45aと、押え用テザー61・ピラー部用テザー63・中央側テザー64の端部61d・63b・64cと、を突出させるようにして、折り畳んだエアバッグ38の周囲に、折り崩れを防止するとともに、エアバッグ38の展開膨張時に破断可能とされる図示しないラッピング材を、配設させておく。
エアバッグ38の折り畳み完了後に、ブラケット33に保持させた各インフレーター32を、図示しないガス吐出口側から、流入口部45の挿入口部45aに挿入させ、クランプ36を使用して、挿入口部45aと接続させ、インフレーター32をエアバッグ38に組み付ける。また、各押え用テザー61における上側部位61a・下側部位61bの端部61dと、各ピラー部用テザー63の端部63bとを重ねて、ブラケット66を取り付け、中央側テザー64の端部64cにも、ブラケット67を取り付けて、各ブラケット66・67にボルト68を貫通させておく。
その後、挿通孔28aからボルト34・68を突出させるようにして、折り畳まれたエアバッグ38をインフレーター32とともにケース28内に収納させ、挿通孔28aから突出した各ボルト34・68にナット35・69を締結させれば、エアバッグ38とインフレーター32とをケース28に取付固定することができる。
その後、カウルルーバ15をカウルパネル14に組み付け、ケース26のブラケット29をカウルパネル14にボルト30止めすれば、エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後、インフレーター32及びフードパネル6の図示しない跳ね上げ手段に作動信号が入力されれば、後端6aを上方に移動させるようにフードパネル6が跳ね上げられるとともに、インフレーター32から膨張用ガスが吐出され、エアバッグ38が、内部に膨張用ガスを流入させて展開膨張することとなる。そして、エアバッグカバー17の扉部20・20が、エアバッグ38により押圧されて破断予定部19を破断させるように押し開かれ、エアバッグ38が、ケース開口26aから、上方移動したフードパネル後端6aとカウルルーバ15との間に生じる突出用開口Oを経て、後上方へ突出し、図1・2の二点鎖線、及び、図11〜13に示すごとく、膨張を完了させることとなる。
そして、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ38の膨張完了時に、上側膨張部47と下側膨張部40との連結部位53付近が、フードパネル後端6aに沿って左右両端側となる2箇所に配設される押え用テザー61によって、後方移動しないように位置規制される構成である(図12参照)。そのため、この押え用テザー61により、上側膨張部47が、フードパネル後端6aから離れて上方に浮き上がるように膨張を完了させることを抑えることができ、さらに、エアバッグ38の膨張完了後に、歩行者が膨張を完了させたエアバッグ38における上側膨張部47と干渉した際にも、上側膨張部47が歩行者に押圧されて後方移動することを抑えることができて、歩行者が上方移動しているフードパネル後端6aと干渉することを的確に抑えることができる。
また、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグ38が、図11〜13に示すように、フードパネル後端6aの下方に位置する下側膨張部40の下横膨張部41と、フードパネル後端6aの上方に位置する上側膨張部47と、の連結部位53付近の部位(下横膨張部41と後側セル49との前部側部位41a・49a)によって、フードパネル後端6aを上下から挟むように、膨張を完了させることとなる。すなわち、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ38の展開膨張時に、フードパネル6が、後端6aを上方に向けるように、移動する構成であるものの、フードパネル6の後端6aにおける上下両側と後方側とが、略全域にわたって、膨張を完了させたエアバッグ38によりくるまれるような態様となる(図11〜13参照)。そのため、歩行者は、フードパネル6の後端面やその下方のカウル13の部位との干渉も、エアバッグ38によって防止される。
したがって、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、膨張を完了させたエアバッグ38により、フードパネル後端6aの上面側を確実に覆うことができる。
また、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ38が、膨張完了時に、フロントピラー4の下部前面を覆うように配設されるピラーカバー部44・44を、備えていることから、エアバッグ38の膨張完了時に、歩行者が、剛性の高いフロントピラー4の下部側の部位と干渉することを抑えることができる。
さらに、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、各ピラーカバー部44の下面側に、ピラー部用テザー63を、配設させていることから、エアバッグ38の膨張完了時において、ピラーカバー部44が上方に浮き上がるように移動することや、エアバッグ38の展開膨張時において、ピラーカバー部44が左右方向にばたつくことを抑えることができる。
さらにまた、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、上側膨張部47が、区画部48により区画されて、前後に並設される前側・後側セル50・49を備える構成であることから、上側膨張部47が、膨張完了時に厚く膨張することを抑えることができて、フードパネル後端6a付近の上面側を、上下方向の厚さ寸法を抑えて、前後に広く覆うことができる。
さらにまた、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ38が、第2のテザーとしての中央側テザー64を備えていることから、エアバッグ38の展開膨張時において、上側膨張部47が、左右方向の略全域にわたって、上方に浮き上がるように膨張することを抑えることができる。そのため、エアバッグ38の膨張完了時において、上側膨張部47における左右方向の一部に、部分的に運動エネルギーが大きな歩行者が干渉することとなっても、その干渉部位が歩行者に押圧されて後方移動することを抑えることができ、歩行者が上方移動しているフードパネル後端6aと干渉することを、一層、確実に抑えることができる。
実施形態では、エアバッグ38として、それぞれ別体として構成される上側膨張部47と下側膨張部40とを、連通孔52と連結部位53とにより、相互に連通するように連結させた構成のものを使用しているが、図14〜18に示すごとく、上側膨張部と下側膨張部とを一体的に構成したエアバッグ76を使用してもよい。
エアバッグ76は、図14〜18に示すごとく、膨張用ガスGを内部に流入可能なバッグ本体77と、バッグ本体77をケース26に保持させるとともに、バッグ本体77の膨張完了時の位置や形状を規制する複数のテザー60と、から構成されている。エアバッグ76においても、押え用テザー61とピラー部用テザー63は、前述のエアバッグ38と同様の構成のものが使用されており、これらの部材には、同一の図符号を付して説明を省略する。
バッグ本体77は、図14・15に示すように、膨張完了時の形状を、正面から見て、左右方向に幅広とした略U字形状に形成されるもので、左右方向に沿って配設される横膨張部78と、横膨張部78の左右両端からフロントピラー4・4の下部前面側を覆うように後方側に延びるピラーカバー部88と、横膨張部78における後述する下横膨張部79の左右両端近傍から前方に突出するように配置されてインフレーターと接続される流入口部90と、を備えて構成されている。ピラーカバー部88及び流入口部90は、前述のエアバッグ38におけるピラーカバー部44及び流入口部45と同様の構成である。
横膨張部78は、エアバッグ76の膨張完了時において、フードパネル後端6a側に配設されるもので、フードパネル後端6aに沿うように、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲した長尺状とされている。横膨張部78は、実施形態の場合、エアバッグ76の膨張完了時において、フードパネル後端6aの下方となるカウルルーバ15の上面からフロントウィンドシールド3の下部3a付近までの領域を左右方向の略全域にわたって覆う下側膨張部としての下横膨張部79と、膨張完了時に下横膨張部79の上方に配置されてフードパネル後端6aの上面側を覆うように配置される上側膨張部としての上横膨張部81と、を備える構成とされている。上横膨張部81と下横膨張部79とは、図16〜18に示すごとく、膨張完了時における後端側で相互に連通された構成とされている。すなわち、実施形態のエアバッグ76では、図14〜18に示すように、上横膨張部81の歩行者側壁部81bとピラーカバー部88の歩行者側壁部88bとが、連続的に構成され、下横膨張部79の車体側壁部79aとピラーカバー部88の車体側壁部88aとが、連続的に構成されて、上横膨張部81の車体側壁部81aと下横膨張部79の歩行者側壁部79bとが、連通部86の前縁側となる部位で、相互に連結される構成である。実施形態の場合、上横膨張部81の車体側壁部81aと下横膨張部79の歩行者側壁部79bとを連結させる連結部位87は、この車体側壁部81a・歩行者側壁部79b相互を縫着させて構成されている。連結部位87は、図14・15に示すように、左右方向に沿った略全域にわたって連続的に形成されており、フードパネル後端6aに沿うように、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように、形成されている。
なお、実施形態のエアバッグ76では、上横膨張部81の車体側壁部81aと下横膨張部79の歩行者側壁部79bとは、後述する一枚の基布92を折り返して構成されており、フードパネル後端6aに沿って湾曲して形成される連結部位87における左右方向の中央付近の部位の後方には、この基布92を折り返した部位の近傍となる耳部87aが配置されることとなる(図14〜17参照)。勿論この耳部87aの部分を切り欠くように構成してもよいが、この耳部87aの部位により、エアバッグ76が、展開膨張時において、上横膨張部81の前側セル50側を上方に向けるように、連結部位87付近で開くように膨張することを抑えることができることから、耳部87aを配置させることが好ましい。
下横膨張部79の領域内には、前述のエアバッグ38における下横膨張部41と同様に、前縁側であって、流入口部90との連結部位付近となる位置に、車体側・歩行者側壁部79a・79b相互を略円形に縫着させて構成される厚さ規制部80が、配設されている。
上横膨張部81の領域内には、前述のエアバッグ38における上側膨張部47と同様に、連結部位87の前方となる位置において、車体側壁部81aと歩行者側壁部81bとを縫着させて構成される区画部82が、図14に示すように、左右方向に沿うように、形成されている。この区画部82は、左右両端側を除いた略全域にわたって、周縁に沿って左右方向の中央付近を前方側に突出させるように湾曲して、連続的に形成されており、上横膨張部81は区画部82により区画されて、前後に並設される前側セル84と後側セル83とを備える構成である。そして、実施形態のエアバッグ76においても、前側セル84は、エアバッグ76を平らに展開した状態において、下横膨張部79よりも前方側に突出するように、配置されている(図14・15参照)。
そして、実施形態のエアバッグ76においても、エアバッグ76の膨張完了時において、フードパネル後端6aは、図14の二点鎖線に示すごとく、連結部位87の近傍に位置することとなる。すなわち、エアバッグ76の膨張完了時において、フードパネル後端6aは、下横膨張部79における連結部位87近傍の前部側の部位79cと、上横膨張部81における後側セル83の連結部位87近傍の前部側の部位83aと、によって、上下から挟まれるような態様となる(図20〜22参照)。
また、実施形態のバッグ本体77は、図19に示すように、ピラーカバー部88・上横膨張部81(横膨張部78)の歩行者側壁部88b・81bを構成する第1基布92と、ピラーカバー部88・下横膨張部79(横膨張部78)・流入口部90の車体側壁部88a・79a・90aを構成する第2基布93と、第1基布92における前側半分の部位と第2基布93における前側半分の部位を連結させたような形状とされて上横膨張部81の車体側壁部81a・下横膨張部79の歩行者側壁部79b・流入口部90の歩行者側壁部90bを構成する第3基布94と、から構成されるもので、これらの基布92・93・94の周縁相互を縫着させて構成されている。
実施形態のエアバッグ76では、押え用テザー61の上側部位61aは、図17に示すごとく、端部61cを、上横膨張部81における車体側壁部81aの連結部位87近傍となる位置に、縫着させている。押え用テザー61の下側部位61bは、エアバッグ76を平らに展開して上方から見た際に、上側部位61aと一致した位置に配置されるもので、端部61c側を、下横膨張部79の下面側となる車体側壁部79aの対応する位置に、縫着させている(図15参照)。また、実施形態のエアバッグ76では、図14・15に示すように、中央側テザー64Aは、前述のエアバッグ38における中央側テザー64よりも左右方向の幅寸法を大きくさせており、左右方向の幅寸法を、下横膨張部79における前縁側であって流入口部90・90間の部位の幅寸法と略同一に、設定させている。
実施形態のエアバッグ76は、以下のようにして製造することとなる。第2基布93の所定箇所に、押え用テザー61における下側部位61bの端部61c、及び、ピラー部用テザー63の端部63aを、縫着させておく。また、第3基布94の所定箇所に、押え用テザー61における上側部位61aの端部61cを縫着させておく。そして、第3基布94を、前後方向の中央付近で左右方向に沿った折目C(図19の一点鎖線参照)の部位で折り返し、連結部位87を形成するように、折り返した部位近傍を縫着させる。次いで、第3基布94に、第1基布92を、前縁相互を一致させるように重ね、区画部82を形成するように基布92・94相互を縫着させるとともに、基布92・94の周縁相互を縫着させる。その後、第3基布94を間に介在させるようにして、第1基布92に第2基布93を、周縁相互を一致させるように重ね、厚さ規制部80を形成するように基布93・94相互を縫着させ、基布92及び基布93の後縁相互、基布93及び基布94の前縁相互を縫着させて、バッグ本体77を製造する。その後、中央側テザー64Aの端部64aと中間部位64bとを、それぞれ、上側膨張部81の前縁側部位と下横膨張部79の前縁側部位とに縫着させれば、エアバッグ76を製造することができる。
上記構成のエアバッグ76を車両に搭載させた歩行者用エアバッグ装置M´においても、エアバッグ76の膨張完了時に、上側膨張部としての上横膨張部81と下側膨張部としての下横膨張部79との連結部位87付近が、押え用テザー61によって後方移動しないように位置規制されることとなる(図21参照)。そのため、このテザー61により、上横膨張部81が、フードパネル後端6aから離れて上方に浮き上がるように膨張を完了させることを抑えることができ、さらに、エアバッグ76の膨張完了後に、歩行者が膨張を完了させたエアバッグ76における上横膨張部81と干渉した際にも、上横膨張部81が歩行者に押圧されて後方移動することを抑えることができて、歩行者が上方移動しているフードパネル後端6aと干渉することを的確に抑えることができる。また、エアバッグ76を使用したエアバッグ装置M´においても、エアバッグ76が、図20〜22に示すごとく、フードパネル後端6aの下方に位置する下横膨張部79と、フードパネル後端6aの上方に位置する上横膨張部81と、の連結部位87付近の部位(下横膨張部79と後側セル83との前部側部位79c・83a)によって、フードパネル後端6aを上下から挟むように、膨張を完了させることとなる。すなわち、エアバッグ76の展開膨張時に、フードパネル6が、後端6aを上方に向けるように、移動する構成であるものの、フードパネル6の後端6aにおける上下両側と後方側とが、略全域にわたって、膨張を完了させたエアバッグ76によりくるまれるような態様となる。そのため、歩行者は、フードパネル6の後端面やその下方のカウル13の部位との干渉も、エアバッグ76によって防止される。
勿論、上記構成のエアバッグ76においても、ピラーカバー部88とピラー部用テザー63とを備える構成であり、また、上横膨張部81が、区画部82により区画された前側・後側セル84・83を備える構成であることから、前述のエアバッグ38と同様な作用を得ることができる。また、上記構成のエアバッグ76では、中央側テザー64Aが左右方向の幅寸法を大きく設定されていることから、上横膨張部81の中央付近の部位が、左右方向の広い範囲にわたって、上方に浮き上がるように膨張することを抑えられることとなる。
なお、実施形態では、エアバッグ38は、それぞれ別体とされる上側膨張部47と下側膨張部40とを連結させた構成とされることから、エアバッグ38の展開膨張時において、エアバッグ38が、必要以上に上下方向の厚さ寸法を厚くするように膨張することを抑えることができて、好ましい。逆に、エアバッグ76は、上横膨張部81と下横膨張部79とを一体的に備える構成であることから、4枚の基布55・56・57・58から構成されるエアバッグ38よりも、基布92・93・94の使用量を低減させることができ、製造コストを低減させることができて、好ましい。
また、実施形態のエアバッグ38・76では、押え用テザー61が、上側膨張部47・81と下側膨張部40・79との間に配置される上側部位61aと、下側膨張部40・79の下面側に配置される下側部位61bと、の2枚から構成されているが、押え用テザーとして、上側膨張部と下側膨張部との間に配置される上側部位のみからなって、下側部位を備えない構成のものを使用してもよい。しかし、押え用テザーとして、上側部位と下側部位とから構成されるものを使用すれば、下側部位により、下側膨張部の浮き上がりも抑えることができることから、膨張完了時のエアバッグ全体の上方への浮き上がりを防止する点からは、押え用テザーとして、上側部位と下側部位とから構成されるものを使用することが好ましい。
また、実施形態のエアバッグ38・76では、第2のテザーとしての中央側テザー64・64Aを、端部64a側を上側膨張部47・81の前縁側に連結させ、中間部位64bを下側膨張部40・79の前縁側に連結させた構成としているが、第2のテザーの構成はこれに限られるものではなく、例えば、押え用テザーと同様の構成のテザーを、エアバッグにおける左右方向の中央付近に配設させて、第2のテザーとしてもよい。
さらに、実施形態では、歩行者用エアバッグ装置として、フードパネル後端の下方におけるカウルの部位に搭載されるものを例に採り説明しているが、エアバッグ装置の搭載位置はこれに限られるものではなく、例えば、フードパネル後端の下面側に、搭載されるタイプの歩行者用エアバッグ装置に、本発明を適用してもよい。また、フードパネル後端を、膨張するエアバッグによって跳ね上げる構成とし、跳ね上げ機構を別途配設させない構成としてもよい。
本発明の一実施形態である歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の側面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の平面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置における車両前後方向に沿った概略断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において使用されるエアバッグの平面図である。 同実施形態のエアバッグの底面図である。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図4のVI−VI部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図4のVII−VII部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図4のVIII−VIII部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図4のIX−IX部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを構成する基布を示す展開図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグの膨張完了状態を示す概略断面図であり、エアバッグにおける中央側テザーの部位を示す図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグの膨張完了状態を示す概略断面図であり、エアバッグにおける押え用テザーの部位を示す図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグの膨張完了状態を示す概略断面図であり、エアバッグにおけるピラーカバー部の部位を示す図である。 本発明の他の実施形態であるエアバッグの平面図である。 同実施形態のエアバッグの底面図である。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図14のXVI−XVI部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図14のXVII−XVII部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図14のXVIII−XVIII部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを構成する基布を示す展開図である。 同実施形態のエアバッグの膨張完了状態を示す概略断面図であり、エアバッグにおける中央側テザーの部位を示す図である。 同実施形態のエアバッグの膨張完了状態を示す概略断面図であり、エアバッグにおける押え用テザーの部位を示す図である。 同実施形態のエアバッグの膨張完了状態を示す概略断面図であり、エアバッグにおけるピラーカバー部の部位を示す図である。
符号の説明
3…フロントウィンドシールド、
4…フロントピラー、
6…フードパネル、
6a…後端、
13…カウル、
17…エアバッグカバー、
26…ケース(収納部位)、
32…インフレーター、
38…エアバッグ、
40…下側膨張部、
44…ピラーカバー部、
45…流入口部、
47…上側膨張部、
48…区画部、
49…後側セル、
50…前側セル、
61…押え用テザー、
63…ピラー部用テザー、
64・64A…中央側テザー、
76…エアバッグ、
78…横膨張部、
79…下横膨張部(下側膨張部)、
81…上横膨張部(上側膨張部)、
82…区画部、
83…後側セル、
84…前側セル、
V…車両、
M・M´…歩行者用エアバッグ装置。

Claims (5)

  1. 車両のフードパネルの後端近傍における下方側の車体側の部位に配設される収納部位に折り畳まれて収納されるとともに、作動時に、内部に膨張用ガスを流入させて、上方移動したフードパネル後端と前記収納部位との間に形成される開口を経て、後上方に向かって突出するように展開膨張し、前記フードパネル後端の上面側を、左右方向の略全域にわたって覆い可能に構成されるエアバッグ、を備える構成の歩行者用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体と、該バッグ本体の膨張完了時の位置や形状を規制するテザーと、を備える構成とされ、
    前記バッグ本体が、相互に連通するように連結されるとともに、膨張完了時に前記フードパネル後端の下方に配置される下側膨張部と、膨張完了時に前記フードパネル後端の上方において前記フードパネル後端の上面側を覆う上側膨張部と、を備える構成とされ、
    前記テザーが、前記フードパネル後端に沿った複数個所に配置されて、それぞれ、一端側を、膨張完了時の前記バッグ本体における前記上側膨張部と前記下側膨張部とを連結させる連結部位に連結させ、他端側を前記収納部位側に連結させた構成とされ、
    前記バッグ本体が、膨張完了時における前記連結部位を牽引する前記テザーの位置規制により、前記上側膨張部を前記フードパネル側に押し付けられるとともに、前記連結部位付近となる前記上側膨張部と前記下側膨張部とによって前記フードパネル後端を上下から挟むように、膨張を完了させる構成とされていることを特徴とする歩行者用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグが、膨張完了時に、フロントピラーの下部前面を覆うように配設されるピラーカバー部を、備えていることを特徴とする請求項1に記載の歩行者用エアバッグ装置。
  3. 前記ピラーカバー部の下面側に、ピラー部用テザーが、配設され、
    該ピラー部用テザーは、一端側を前記ピラーカバー部に連結させ、他端側を前記収納部位側に連結させて、膨張完了時に前記ピラーカバー部を前記フロントピラーの上面側に押し付け可能に、構成されていることを特徴とする請求項2に記載の歩行者用エアバッグ装置。
  4. 前記上側膨張部が、左右方向に略沿って配設される区画部により区画されて、前後に並設される複数のセルを備える構成とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の歩行者用エアバッグ装置。
  5. 前記連結部位に連結された前記テザーが、少なくとも膨張完了時の前記エアバッグにおける左右両端側の2箇所に配設され、
    前記エアバッグの膨張完了時における左右方向の中央付近に、第2のテザーが、配設され、
    該第2のテザーが、一端側を前記上側膨張部の前縁側に連結され、他端側を前記収納部位側に連結されるとともに、中間部位を前記下側膨張部の前縁側に連結されて、前記上側膨張部の膨張完了時における上方への浮き上がりを防止するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の歩行者用エアバッグ装置。
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