JP4743014B2 - 助手席用エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、助手席前方のインストルメントパネル(以下「インパネ」と称する)の上面側に配置されるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置のエアバッグに関する。
従来、助手席用エアバッグとしては、膨張完了時における後部側に配置される乗員保護部が、エアバッグの膨張完了時における上部側から後部側にかけての部位に、左右方向に略沿って並設されるとともに、それぞれ、上方側から後方側にかけて連続して突出するように配設される肩拘束部を備える構成とされるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
この従来の助手席用エアバッグは、外側パネル部と内側パネル部との周縁相互を結合させて構成されるもので、内側パネル部が、膨張完了時における内側パネル部の領域を左右方向に沿って2分割するように構成されるとともに、略同一形状とされる左右一対の内側パネル部用基布から、構成されていた。そして、従来の助手席用エアバッグでは、各内側パネル部用基布が、略C字形状に湾曲した帯状とされて、内周側の縁部を相互に結合させることにより、内側パネル部を形成する構成とされ、この内周側の縁部相互を結合させた結合部位が、肩拘束部を左右方向で連通する連通部分の周縁を構成していた。
特開2006−103654公報
しかし、従来の助手席用エアバッグでは、内側パネル部用基布における内周側の縁部相互を結合させて構成される結合部位が、部分的に曲率を大きく設定されたコーナ部を備えていることから、エアバッグの展開膨張時において、このコーナ部の部位に応力集中が生じて曲率を小さくするように変形して肩拘束部の突出量を低減させる場合があり、エアバッグの膨張完了形状を安定させる点に改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、膨張完了形状を安定させることができて、かつ、乗員を的確に保護可能な助手席用エアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係る助手席用エアバッグは、車両の助手席前方におけるインパネの上面側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、上方へ突出するとともに、インパネ上面とインパネ上方のウィンドシールドとの間を塞ぐように、車両の後方側へ展開膨張する構成とされて、
膨張完了時の前端付近となる位置に、膨張用ガスを流入させるガス流入口を備え、膨張完了時における後部側となる位置に、助手席に着座した乗員を受け止め可能とされる乗員保護部を備える構成とされるとともに、
膨張完了時の形状を、頂部を前端側に配設させた略四角錐形状とされて、左右両側で略前後方向に沿って配設される左側壁部及び右側壁部と、上下両側で略左右方向に沿って配設される上側壁部及び下側壁部と、乗員側で上側壁部と下側壁部とを連結するように略左右方向に沿って配設される後側壁部と、を備える構成の助手席用エアバッグであって、
エアバッグが、複数の基布の周縁相互を結合させて構成されるとともに、
左側壁部及び右側壁部を構成する外側パネル部と、
上側壁部、下側壁部、及び、後側壁部、を構成する内側パネル部と、
から、構成され、
内側パネル部が、膨張完了時における内側パネル部の領域を左右方向に沿って2分割するように構成されるとともに、略同一形状とされる左右一対の内側パネル部用基布から、構成され、
内側パネル部用基布が、略C字形状に湾曲した帯状とされて、外周側の縁部を、外側パネル部における左側・右側壁部を構成する部位の外周縁に結合させ、内周側の縁部を相互に結合させることにより、内側パネル部を形成する構成とされ、
乗員保護部が、膨張完了時における上部側から後部側にかけての部位に、左右方向に略沿って並設されるとともに、それぞれ、上方側から後方側にかけて連続して突出するように配設される肩拘束部を備える構成とされ、
ガス流入口側における肩拘束部を左右方向で連通する連通部分の周縁が、内側パネル部用基布における内周側の縁部相互を結合させた結合部位から、構成され、
結合部位が、曲率を小さく設定された他の一般部よりも、曲率を大きく設定されたコーナ部を、備えるとともに、
内側パネル部用基布における内周側の縁部に、エアバッグの展開膨張時においてコーナ部の曲率を小さくするような変形を抑え可能とする補強部位を配設させて構成され
補強部位が、結合部位からの距離を大きくするように、内側パネル部用基布における少なくともコーナ部の領域を含んだ内周側の縁部を、縁部の長さ寸法を短くして、かつ、一般部よりも結合部位から内周側に向かって突出させるように、結合部位から連なって延設させた延設部位から、構成されていることを特徴とする。
本発明の助手席用エアバッグでは、内側パネル部用基布における内周側の縁部相互を結合させて構成される結合部位が、曲率を大きく設定されたコーナ部を備える構成であっても、内側パネル部用基布における内周側の縁部に、補強部位が配設されていることから、エアバッグの展開膨張時において、結合部位が、このコーナ部の曲率を小さくするように、変形することが、抑えられることとなる。そのため、本発明の助手席用エアバッグでは、肩拘束部を左右で連通する連通部分の周縁を構成する結合部位全体が、略円形となるように変形することを抑えることができて、エアバッグの膨張完了時において、連通部分の左右両側に配置される肩拘束部の突出形状の変形や、肩拘束部間の距離の変化等を抑えることができ、エアバッグの膨張完了形状を安定させることができる。
そして、本発明の助手席用エアバッグでは、膨張完了時のエアバッグに乗員が接触した際に、安定して後方に突出した肩拘束部が、まず、乗員の左右の肩部付近を受け止めることとなって、乗員の前進移動する運動エネルギーが低減され、その後、両肩を左右の肩拘束部により拘束された乗員の頭部が、肩拘束部間で相対的に凹むように配置される凹状の部位に侵入しつつ、前方側への移動を抑えるように、拘束されることとなる。そのため、肩拘束部によって運動エネルギーが低減された状態で、乗員の頭部を、エアバッグからの反力を抑えて、ソフトに受け止めることができる。また、本発明の助手席用エアバッグでは、結合部位の変形が抑えられることから、凹状の部位の形状も安定させることができ、乗員の頭部が、凹状の部位の先端側(底部側)に配置される結合部位と必要以上に接触することも防止できる。そのため、本発明の助手席用エアバッグでは、左右の肩拘束部と肩拘束部間に配置される凹状の部位により、乗員を安定して保護することができる。
したがって、本発明の助手席用エアバッグでは、膨張完了形状を安定させることができて、かつ、乗員を的確に保護することができる。
具体的には、本発明の助手席用エアバッグでは、補強部位を、結合部位からの距離を大きくするように、内側パネル部用基布における少なくともコーナ部の領域を含んだ内周側の縁部を、縁部の長さ寸法を短くして、かつ、一般部よりも結合部位から内周側に向かって突出させるように、結合部位から連なって延設させた延設部位から、構成している
そのため、本発明の助手席用エアバッグでは、エアバッグの展開膨張時において、コーナ部の部位が拡開されるように大きく引っ張られることとなっても、コーナ部の内周側に形成される延設部位が、縁部の長さ寸法を、コーナ部に対して短く設定されていることから、コーナ部の部位に拡開させるような応力が集中した際に、延設部位の内周側の縁部が、コーナ部を拡開させるような変形に対抗して、コーナ部が拡開して曲率を小さくするように変形することを抑えることができる。
上記構成の助手席用エアバッグにおいて、延設部位は、内側パネル部用基布自体から構成してもよい。
また、延設部を、内側パネル部用基布と別体とされ、かつ、内側パネル部用基布とともに結合部位に結合される補強布から、構成してもよい。この場合、補強布を設けない場合と比較して、結合部位付近を一層補強することができて、結合部位のコーナ部近傍の変形を一層抑えることができる。
さらに、本発明の助手席用エアバッグにおいて、内側パネル部用基布を、経糸と緯糸とを織って形成した織布から構成するとともに、経糸若しくは緯糸の一方を、コーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように、構成してもよい。
上記構成の助手席用エアバッグでは、エアバッグの展開膨張時において、コーナ部の部位が大きく引っ張られることとなっても、内側パネル部用基布を構成する経糸若しくは緯糸の一方が、バイアス方向でなく、このコーナ部の引張方向に沿って配置されることから、その引張方向に沿った糸自体が対抗して、コーナ部が、この引張方向に沿って伸びるように変形することを抑えることができて、好ましい。
さらにまた、本発明の助手席用エアバッグにおいて、内側パネル部用基布における内周側の縁部近傍に、内側パネル部用基布と別体とされるとともに、結合部位に沿った帯状とされて結合部位の全域にわたって配置され、内周側パネル部用基布とともに結合される補強布を、配設させ、
補強布を、経糸と緯糸とを織って形成した織布から構成するとともに、経糸若しくは緯糸の一方を、コーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように、構成してもよい。
上記構成の助手席用エアバッグでは、補強布を構成する経糸若しくは緯糸の一方が、コーナ部の頂点における接線方向に略沿うように配置されていることから、エアバッグの展開膨張時において、コーナ部の部位が大きく引っ張られることとなっても、補強布を構成する経糸若しくは緯糸の一方が、このコーナ部の引張方向に沿って配置されて引張方向に対抗でき、コーナ部が、この引張方向に沿って伸びるように変形することを抑えることができる。
さらにまた、上記構成の助手席用エアバッグにおいて、補強布を、結合部位に沿った複数個所で、分割された構成とし、
補強布におけるコーナ部に配置されるコーナ部側部位を、経糸若しくは緯糸の一方をコーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように、構成することが好ましい。
上記構成の助手席用エアバッグでは、結合部位に沿って略C字形状に湾曲した帯状の補強布が、結合部位に沿った複数個所で、複数に分割されていることから、補強布を1枚から構成する場合と比較して、補強布を構成する基布の歩留まりが良好となる。また、この助手席用エアバッグにおいても、補強布のコーナ部側部位が、経糸若しくは緯糸の一方をコーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように構成されていることから、エアバッグの展開膨張時において、コーナ部の部位が大きく引っ張られることとなっても、コーナ部の部位において、引張方向に沿った糸自体が対抗することとなって、コーナ部側部位が伸びるように変形せず、コーナ部がこの引張方向に沿って伸びるように変形することを抑えることができて、好ましい。さらに、結合部位に一般部より曲率の小さいコーナ部が複数配設される場合には、補強布の各コーナ部側部位を、それぞれのコーナ部に対応させて、経糸若しくは緯糸の一方を各コーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように、構成することができて、一層好適となる。
さらにまた、上記構成の助手席用エアバッグにおいて、補強部位を、連通部分を横切るように配置されて、両端を内側パネル部用基布における内周側の縁部に結合される帯状のテザーから、構成してもよい。
このような構成の助手席用エアバッグでは、エアバッグの展開膨張時において、連通部分を横切るように配置されるテザーが、結合部位のコーナ部を拡開させるような引張力に対抗して、結合部位が大きく変形することを抑えられることとなる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の助手席用エアバッグ(以下、単に「エアバッグ」と省略する)15は、図1に示すように、インパネ1の上面2側の内部に配置されるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置Mに使用されるものである。この助手席用エアバッグ装置Mは、折り畳まれたエアバッグ15と、エアバッグ15に膨張用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ15及びインフレーター8を収納保持するケース6と、エアバッグ15をケース6に取り付けるためのリテーナ11と、折り畳まれたエアバッグ15を覆うエアバッグカバー10と、を備えて構成されている。
なお、本明細書での上下、前後、及び、左右の方向は、車両の直進状態における車両の上下、前後、及び、左右の方向に一致するものである。
エアバッグカバー10は、合成樹脂製のインパネ1と一体的に形成されて、エアバッグ15の展開膨張時に、前後二枚の扉部10a,10bをエアバッグ15に押されて開くように構成されている。また、エアバッグカバー10の扉部10a,10bの周囲には、ケース6に連結される連結壁部10cが、形成されている。
インフレーター8は、複数のガス吐出口8bを有した略円柱状の本体部8aと、インフレーター8をケース6に取り付けるためのフランジ部8cと、を備えて構成されている。
ケース6は、上端側に長方形状の開口を有した板金製の略直方体形状に形成され、インフレーター8を下方から挿入させて取り付ける略長方形板状の底壁部6aと、底壁部6aの外周縁から上方に延びてエアバッグカバー10の連結壁部10cを係止する周壁部6bと、を備えて構成されている。ケース6には、底壁部6aの部位に、車両のボディ側に連結される図示しないブラケットが、配設されている。
なお、エアバッグ15とインフレーター8とは、エアバッグ15内に配設される円環状のリテーナ11の複数のボルト11aが、エアバッグ15、ケース6の底壁部6a、及び、インフレーター8のフランジ部8c、を貫通して、ナット12止めされることにより、ケース6に取り付けられている。
エアバッグ15は、バッグ本体16と、バッグ本体16内に配設される整流布29と、から構成されている。バッグ本体16は、図2〜5に示すように、膨張完了時の形状を、前端側を頂部とした略四角錐形状とされて、上下両側で略左右方向に沿って配設される上側壁部16a,下側壁部16bと、左右両側で略前後方向に沿って配設される左側壁部16c,右側壁部16dと、乗員側で上側壁部16aと下側壁部16bとを連結するように略左右方向に沿って配設される後側壁部16eと、を備えて構成されている。そして、実施形態のバッグ本体16は、膨張完了時に乗員側となる後部側に配設される乗員保護部25と、膨張完了時に乗員保護部25の前方側であってインパネ1とウィンドシールド4との間に配設される前端側を閉塞された略筒形状の車体側部17と、を備えて構成されており、膨張完了時のバッグ本体16における下側壁部16bの前端側となる車体側部17の左右方向の中央付近となる部位に、膨張用ガスを流入させるように円形に開口されて、周縁18をケース6に取り付けるガス流入口19を、配設させて構成されている。ガス流入口19の周縁18には、リテーナ11のボルト11aを挿通させて、ガス流入口19の周縁18をケース6の底壁部6aに取り付けるための複数の取付孔20が、形成されている。また、バッグ本体16における左側壁部16cと右側壁部16dとには、余剰の膨張用ガスを排気するベントホール23が、それぞれ、配設されている。
乗員保護部25は、左右両側に並設されて上下方向に延びるように後方側へ突出する肩拘束部26L,26Rと、左右の肩拘束部26L,26R間で上部から後部にかけて凹む凹部27と、を備えて構成されている。そして、実施形態の場合、左右の肩拘束部26L,26Rの隆起した状態と、凹部27の凹んだ状態と、は、バッグ本体16の後側壁部16eから上側壁部16a及び下側壁部16bの領域内となる前方側に延びるように、車体側部17のガス流入口19近傍となる部位にかけて連続的に延設されて、後述する第1基布の下側部位の部位で、凹凸状態がおさまって平面状となっている(図2〜4参照)。
整流布29は、図4に示すように、バッグ本体16内において、ガス流入口19の上方側を覆うように配設されるとともに、ガス流入口19から流入した膨張用ガスGを前後両側へ整流可能に、前後方向の両端を開口させた略筒形状とされている。すなわち、実施形態のエアバッグ15では、ガス流入口19から流入した膨張用ガスGは、整流布29の前後の開口30A,30Bから、バッグ本体16内に流入することとなる。また、整流布29には、前後両端の開口30A,30Bよりも開口面積を小さくして、ガス流入口19から流入した膨張用ガスを逃がし可能な貫通孔31が、形成されている。実施形態の場合、貫通孔31は、エアバッグ15の膨張完了時におけるガス流入口19の上方において、左右対称となる2箇所に、円形に開口して、形成されている(図5参照)。この貫通孔31は、ガス流入口19から流入した膨張用ガスの一部を逃がすことにより、エアバッグ15の展開膨張時において、整流布29の前後の開口30A,30Bの方向を安定させて、バッグ本体16内への膨張用ガスGの流出方向を安定させるために、配設されている。
実施形態の場合、整流布29は、図6に示す2枚の整流布用素材64L,64Rから、構成されている。整流布用素材64L,64Rは、左右対称形とされるもので、それぞれ、ガス流入口19の周縁18を構成する連結部65と、連結部65から左側あるいは右側に延びる本体部66と、から構成されている。各連結部65には、ガス流入口19に対応した開口65aと、取付孔20に対応した開口65bと、が、形成され、各本体部66には、貫通孔31が、形成されている。そして、実施形態の場合、整流布29は、各整流布用素材64L,64Rにおける連結部65を、開口65a,65bをそれぞれ一致させるように重ねた状態で、後述する補強布52,53とともに、周縁を全周にわたって、バッグ本体16を構成する後述する第1基布39に縫着させ、本体部66の縁部相互を縫着させて、構成されている。また、実施形態では、各貫通孔31の周縁に、略円環状の補強布67が、縫着されている。
また、バッグ本体16は、所定形状の基布の周縁相互を結合させて構成されるもので、左側壁部16c,右側壁部16d及び下側壁部16bの後部側部位を構成する外側パネル部36と、上側壁部16a,後側壁部16e及び下側壁部16bの後部側部位を構成する内側パネル部37と、から構成されている。実施形態の場合、バッグ本体16は、図6に示すように、外側パネル部36を構成する1枚の第1基布39と、内側パネル部37を構成する同一形状の左右一対の内側パネル部用基布としての第2基布44L,44Rと、から構成されている。第1基布39、第2基布44L,44R、後述する補強布52,53,55,57,67、後述する保護布54、及び、整流布用素材64は、実施形態の場合、ポリエステル糸やポリアミド糸等からなるとともに、経糸VTと緯糸HTとを織って形成した織布から形成されて、シリコン等のコーティング剤を塗布しないノンコート布から、構成されている。
第1基布39は、開いた蝶の形状に近似した左右対称形として、車体側部17におけるガス流入口19の周縁18を構成する略長方形状の下側部位40と、下側部位40から左右両側に延びるように配設される略三角板形状の左側部位41,右側部位42と、を備える構成とされている。下側部位40は、膨張を完了させたバッグ本体16の下側壁部16bにおけるガス流入口19近傍となる前部側部位を、構成することとなる。左側部位41及び右側部位42は、膨張を完了させたバッグ本体16の左側壁部16c及び右側壁部16dを、主に構成することとなる。実施形態の場合、左側部位41及び右側部位42は、ガス流入口19の中心を通る線を中心として左右対称形とされている。
各第2基布44L,44Rは、図2,3に示すごとく、膨張完了時における内側パネル部37の領域を左右方向に沿って2分割するように構成されている。実施形態の場合、各第2基布44L,44Rは、膨張完了時のバッグ本体16において、上側壁部16a,後側壁部16eと、下側壁部16bの後部側部位と、を構成することとなる。各第2基布44L,44Rは、略C字形状に湾曲した帯状とされるもので、実施形態の場合、各第2基布44L,44Rは、外側縁部48側の形状を、それぞれ、第1基布39における左側部位41及び右側部位42の元部側縁部41b,42bを除いた周縁部41a,42aの部位の形状と略同一とするように、形成されている。そして、実施形態の場合、各第2基布44L,44Rの外側縁部48と、第1基布39における各左側部位41及び右側部位42の周縁部41a,42aと、を縫着させた縫合部位33L,33Rが、エアバッグ15の展開膨張時において、各肩拘束部26L,26Rにおける最も後方側へ突出する突出頂部26aを構成することとなる。
各第2基布44L,44Rの内周側に形成される内側縁部45は、外側縁部48と略相似形ではなく、エアバッグ15の膨張完了時において、上端側を前方に位置させ下端側を後方に位置させるような略楕円形状に、形成されている。そして、各第2基布44L,44Rの内側縁部45が、凹部27のバッグ本体16内へ凹んだ先端(底部)を構成するとともに、バッグ本体16内において、左右の肩拘束部26L,26Rを連通する連通部分としての連通孔22の周縁を、構成することとなる。具体的には、連通孔22は、周縁を、内側縁部45相互を縫合して構成されるとともに、内側縁部45に沿って形成される縫合部位34から、構成されている。
縫合部位34は、図7の二点鎖線に示すように、第2基布44L,44Rの内側縁部45近傍において、内側縁部45に沿って形成されるもので、バッグ本体16の膨張完了時における上部前方側及び下部前方側に配置される略直線状の一般部34c,34dと、バッグ本体16の膨張完了時おける後部側に配置されて小さく設定されるなだらかな曲線状の一般部34eと、上部側に配置されて一般部34c,34e間を連結するように配置されるとともに各一般部34c,34d,34eよりも曲率を大きく設定された略1/4円弧状の上側コーナ部34aと、下部側に配置されて一般部34e,34d間を連結するように配置されるとともに各一般部34c,34d,34eよりも曲率を大きく設定された略半円弧状の下側コーナ部34bと、から構成されている。実施形態の場合、上側コーナ部34aは、曲率半径R1を、130mmに設定され、下側コーナ部34bは、曲率半径R2を、116mmに設定されている。また、一般部34eは、曲率半径R3を、468.1mmに設定されている。
そして、各第2基布44L,44Rにおける上側コーナ部34a及び下側コーナ部34bの領域を含んだ内側縁部45の部位には、図7に示すように、縫合部位34からの距離を大きくするように、一般部34c,34d,34eよりも縫合部位34から内周側に向かって突出する延設部46,47が、それぞれ、各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの内周側の略全域にわたって、形成されている。この延設部46,47は、エアバッグ15の展開膨張時において、縫合部位34における各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bが、曲率を小さくするように変形することを抑える補強部位とされるもので、実施形態の場合、図7に示すように、両端を、各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの領域から外れた一般部34c,34d,34eの領域内に配置させるように、各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの内周側の全域にわたって配置されている。また、実施形態の場合、各延設部46,47は、内縁46a,47aを、各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bと相似形として、長さ寸法を、各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの部位における延設部46,47を設けない場合の縁部45a,45b(図7の一点鎖線参照)の長さ寸法よりも短くするように、構成されている。なお、図7では、第2基布44Rを例に採り説明しているが、第2基布44Lは、第2基布44Rと左右対称形であり、同様の構成であることから、説明を省略する。
また、バッグ本体16には、ガス流入口19の周縁18を補強する補強布52,53と、ガス流入口19の周縁18を保護する保護布54と、ベントホール23の周縁を補強可能な略円環状の補強布55と、縫合部位34の部分を補強する補強布57L,57Rと、が、配設されている。補強布52は、第1基布39における下側部位40の内周側を略全面にわたって覆い可能な略菱形状とされている。補強布53は、ガス流入口19の周縁18を補強可能な略円形とされている。保護布54は、ガス流入口19の前後両側に延びるような略長方形状とされて、インフレーター8から吐出される膨張用ガスが、ガス流入口近傍に配置される第1基布39の下側部位40と第2基布44L,44Rとの縫着部位等に、直接当たるのを防止するために、バッグ本体16の内周側に配設されている。実施形態の場合、保護布54は、ガス流入口19の前方側に大きく延びる前側延設部54aを備える構成とされ、この前側延設部54aの左右両縁側を、縫合部位33L,33Rの外周側となる位置で、バッグ本体16側に縫着されている。
補強布57L,57Rは、縫合部位34を補強可能なように、縫合部位34(各第2基布44L,44Rにおける内側縁部45)に対応して略楕円形に湾曲した帯状とされており、各第2基布44L,44Rの内側縁部45を全域にわたって覆い可能に、形成されている。そして、実施形態の場合、各補強布57L,57Rは、縫合部位34に沿って複数に分割された構成とされ、具体的には、図8に示すように、それぞれ、縫合部位34の一般部34cの部位に配置される前上側部位58、上側コーナ部34aから一般部34eの中間部位にかけての部位に配置される上側コーナ部側部位59、一般部34eの中間部位から下側コーナ部34bにかけての部位に配置される下側コーナ部側部位60、一般部34dの部位に配置される前下側部位61、の4つの部位から構成されている。各前上側部位58,上側コーナ部側部位59,下側コーナ部側部位60,前下側部位61は、それぞれ、隣り合う端部相互を重ね合わせるように配置させた状態で、各第2基布44L,44Rにおける内側縁部45側の部位と同一の形状として、内側縁部45を隙間なく全域にわたって覆うように構成されている。なお、図8では、補強布57Rを例に採り説明しているが、補強布57Lは、補強布57Rと左右対称形であり、同様の構成であることから、説明を省略する。
上側コーナ部側部位59における上側コーナ部34aの領域を含んだ内周側の縁部には、縫合部位34からの距離を大きくして、一般部34c,34d,34eよりも縫合部位34から内周側に突出する延設部59aが、上側コーナ部34aの内周側の略全域にわたって、形成されている。また、下側コーナ部側部位60における下側コーナ部34bの領域を含んだ内周側の縁部には、縫合部位34からの距離を大きくして、一般部34c,34d,34eよりも縫合部位34から内周側に突出する延設部60aが、下側コーナ部34bの内周側の略全域にわたって、形成されている。これらの延設部59a,60aは、第2基布44L,44Rの内側縁部45に設けられる延設部46A,46Bと同様に、エアバッグ15の展開膨張時において、縫合部位34における各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bが、曲率を小さくするように変形することを抑える補強部位とされるもので、実施形態の場合、外形形状を、延設部46,47と略同一形状に設定され、内縁59b,60bの長さ寸法を、延設部59a,60aを設けない場合の縁部の長さ寸法よりも短くするように、構成されている。
また、実施形態では、上側コーナ部側部位59及び下側コーナ部側部位60は、図8に示すように、経糸VT若しくは緯糸HTの一方を、それぞれ、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの頂点における接線方向に略沿わせるように、構成されている。具体的には、上側コーナ部側部位59は、緯糸HTを、上側コーナ部34aの頂点における接線方向D1に沿わせるように、傾斜角度θ1を35°に設定した基布を裁断して構成され、下側コーナ部側部位60は、緯糸HTを、下側コーナ部34bの頂点における接線方向D2に沿わせるように、傾斜角度θ2を73.5°に設定した基布を裁断して構成され、これらの緯糸HTを補強部位としている。ちなみに、前上側部位58及び前下側部位61は、それぞれ、経糸VT及び緯糸HTを縫合部位34における一般部34c,34dと交差させて配置させた構成とされ、前上側部位58は、緯糸HTの傾斜角度θ3を45°に設定され、前下側部位61は、緯糸HTの傾斜角度θ4を4.1°に設定されている。
次に、実施形態のエアバッグ15の製造について説明する。なお、整流布用素材64L,64Rにおける貫通孔31の周縁と、第1基布39におけるベントホール23の周縁と、には、予め、補強布55,67を縫着させておく。まず、平らに展開した状態の第1基布39に、補強布52及び整流布用素材64L,64Rを順に重ね、補強布52の周縁となる位置において、縫合糸を利用して、補強布52及び整流布用素材64L,64Rを、第1基布39に縫着させる。その後、整流布用素材64Rの上に、保護布54と補強布53とを順に重ね、ガス流入口19の周縁18の部位と、補強布53の周縁付近の部位と、において、縫合糸を利用して、補強布52、整流布用素材64L,64R、保護布54、及び、補強布53を、第1基布39に縫着させる。その後、孔明け加工により、ガス流入口19及び取付孔20を形成する。次いで、整流布用素材64L,64Rにおける本体部66の縁部相互を縫着させて、整流布29を形成する。なお、実施形態では、第1基布39に補強布52,整流布用素材64L,64R,保護布54,補強布53を縫着させた後、孔明け加工により、ガス流入口19と取付孔20とを形成しているが、勿論、各補強布52,整流布用素材64L,64R,保護布54,補強布53に、ガス流入口19と取付孔20とを構成する開口を、それぞれ、予め形成しておいてもよい。
次いで、第2基布44L,44Rを相互に重ね、さらに、前上側部位58,上側コーナ部側部位59,下側コーナ部側部位60,前下側部位61を順に並べた各補強布57L,57Rで、第2基布44L,44Rの内側縁部45,45の部位を挟むように、補強布57L,57Rを、第2基布44L,44Rに重ね、内側縁部45,45を、補強布57L,57Rとともに縫合して、縫合部位34を形成する。次いで、内側縁部45の縫い代を内側に配設させつつ、前側縁部49,49を略直線状に配置させるように、第2基布44L,44Rを開き、直線状に配置させた各第2基布44L,44Rの前側縁部49,49を、第1基布39における下側部位40の前側縁部40aに縫着させる。同様に、直線状に配置させた各第2基布44L,44Rの後側縁部50,50を、第1基布39における下側部位40の後側縁部40bに縫着させる。そして、下側部位40における前後の左側縁部40cを、左側部位41の周縁部41aにおける元部側縁部41bに縫着させ、右側縁部40dを、右側部位42の周縁部42aにおける元部側縁部42bに縫着させる。その後、左側部位41の周縁部41aと第2基布44Lの外側縁部48とを縫着させて縫合部位33Lを形成し、右側部位42の周縁部42aと第2基布44Rの外側縁部48とを縫着させて縫合部位33Rを形成する。次いで、保護布54における前側延設部54aの左右両縁側を、縫合部位33L,33Rの近傍に、それぞれ、縫着させ、縁部の縫い代を外部に露出させないように、ガス流入口19を利用して反転させれば、エアバッグ15を製造することができる。なお、ガス流入口19を利用して反転させる作業が困難な場合には、整流布用素材64L,64Rの各本体部66,66の縁部相互を縫合する作業を、バッグ本体16を反転させた後に、本体部66,66をガス流入口19から引き出して、行うようにしてもよい。
そして、実施形態のエアバッグ15では、第2基布44L,44Rが略同一形状の左右一対とされるとともに、第2基布44L,44Rが、外側縁部48を、それぞれ、第1基布39の左側部位41,右側部位42における周縁部41a,42aに沿わせるように、周縁部41a,42aにおける元部側縁部41b,42bを除いた部位の形状と略同一として、形成されている。そのため、エアバッグ15の縫合作業時に、第1基布39,第2基布44L,44R相互を重ねるように配置させれば、縫着させる縁部相互の位置を一致させることができて、縫合作業が容易となる。
その後、各取付孔20からボルト11aを突出させるようにして、内部にリテーナ11を配設させた状態で、エアバッグ15を折り畳み、さらに、折り崩れしないように、折り畳んだエアバッグ15の周囲を、破断可能なラッピングシート13(図1参照)によりくるむ。そして、各ボルト11aをケース6の底壁部6aから突出させるようにして、折り畳んだエアバッグ15を、ケース6の底壁部6aに載置させる。次いで、インフレーター8の本体部8aを、底壁部6aの下方からケース6内に挿入させるとともに、底壁部6aから下方に突出している各ボルト11aを、インフレーター8のフランジ部8cに挿通させる。その後、インフレーター8のフランジ部8cから突出した各ボルト11aにナット12を締結させれば、ケース6の底壁部6aに対して、折り畳んだエアバッグ15とインフレーター8とを取り付けることができる。
そして、車両に搭載されたインパネ1におけるエアバッグカバー10の連結壁部10cに、ケース6の周壁部6bを係止させ、ケース6の図示しない所定のブラケットを、車両のボディ側の部位に固定させれば、助手席用エアバッグ装置Mを車両に搭載することができる。
助手席用エアバッグ装置Mの車両への搭載後、車両の前面衝突時、インフレーター8の各ガス吐出口8bから膨張用ガスが吐出されれば、エアバッグ15が、膨張してラッピングシート13を破断するとともに、エアバッグカバー10の扉部10a,10bを図1の二点鎖線及び図10に示すように押して開かせることとなる。そして、エアバッグ15は、エアバッグカバー10の扉部10a,10bが開いて形成された開口から、上方へ突出するとともに、インパネ1の上面2とインパネ1の上方のウィンドシールド4との間を塞ぐように、車両の後方側へ展開膨張して、図1の二点鎖線、及び、図9,10に示すごとく、膨張を完了させることとなる。
そして、実施形態のエアバッグ15では、内側パネル部用基布としての第2基布44L,44Rにおける内側縁部45,45相互を結合させて構成される結合部位としての縫合部位34が、曲率を大きく設定された上側コーナ部34a及び下側コーナ部34bを備える構成であっても、第2基布44L,44Rの内側縁部45側に、補強部位が配設されていることから、エアバッグ15の展開膨張時において、縫合部位34が、この上側コーナ部34a及び下側コーナ部34bの曲率を小さくするように、変形することが、抑えられることとなる。そのため、実施形態のエアバッグ15では、肩拘束部26L,26Rを左右で連通する連通部分としての連通孔22の周縁を構成する縫合部位34全体が、略円形となるように変形することを抑えることができて、エアバッグ15の膨張完了時において、連通孔22の左右両側に配置される肩拘束部26L,26Rの突出形状の変形や、肩拘束部26L,26R間の距離の変化等を抑えることができ、エアバッグ15の膨張完了形状を安定させることができる。
また、実施形態のエアバッグ15では、膨張完了時のエアバッグ15に乗員MPが接触した際に、安定して後方に突出した肩拘束部26L,26Rが、まず、乗員MPの左右の肩部MSL,MSR付近を受け止めることとなって、乗員MPの前進移動する運動エネルギーが低減され、その後、肩部MSL,MSRを左右の肩拘束部26L,26Rにより拘束された乗員MPの頭部MHが、肩拘束部26L,26R間で相対的に凹むように配置される凹部27の部位に侵入しつつ、前方側への移動を抑えるように、拘束されることとなる。そのため、肩拘束部26L,26Rによって運動エネルギーが低減された状態で、乗員MPの頭部MHを、エアバッグ15からの反力を抑えて、ソフトに受け止めることができる。また、実施形態のエアバッグ15では、凹部27の先端(底部)を構成する縫合部位34の変形が抑えられることから、凹部27の形状も安定させることができ、乗員MPの頭部MHが、凹部27の先端側(底部側)に配置される縫合部位34と必要以上に接触することも防止できる。そのため、実施形態のエアバッグ15では、左右の肩拘束部26L,26Rと肩拘束部26L,26R間に配置される凹部27により、乗員MPを安定して保護することができる。
したがって、実施形態のエアバッグ15では、膨張完了形状を安定させることができて、かつ、乗員MPを的確に保護することができる。
実施形態のエアバッグ15では、縫合部位34の変形を抑える補強部位として、内側パネル部用基布としての第2基布44L,44Rにおける内側縁部45と、この内側縁部45の部位に配置される補強布57L,57Rと、に、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの領域を含んだ内周側の縁部を、縫合部位34からの距離を大きくするように、内周側に向かって突出する延設部46,46,59a,60aを配設させた構成としている。そのため、エアバッグ15の展開膨張時において、縫合部位34における上側コーナ部34a及び下側コーナ部34bの部位が拡開されるように大きく引っ張られることとなっても、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの内周側に形成される延設部46,47,59a,60aが、それぞれ、内縁46a,47a,59b,60bの長さ寸法を、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bに対して短く設定されていることから、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの部位に拡開させるような応力が集中した際に、延設部46,47,59a,60aの内縁46a,47a,59b,60bが、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bを拡開させるような変形に対抗して、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bが拡開して曲率を小さくするように変形することを抑えることができる。
なお、実施形態のエアバッグ15では、第2基布44L,44Rと、第2基布44L,44Rと別体とされる補強布57L,57Rと、の両方に、延設部46,46,59a,60aが形成されているが、勿論、延設部は、第2基布あるいは補強布のどちらか一方に配置させる構成としてもよい。実施形態のエアバッグ15では、縫合部位34の部位に、第2基布44L,44Rと別体とされる補強布57L,57Rが配設されていることから、補強布を設けない場合と比較して、縫合部位34付近を一層補強することができて、縫合部位34の上側コーナ部34a,下側コーナ部34b近傍の変形を一層抑えることができる。このような点を考慮しなければ、勿論補強布を配設させない構成としてもよく、その場合、第2基布に延設部が形成されることとなる。
また、実施形態のエアバッグ15では、補強布57L,57Rが、それぞれ、縫合部位34に沿って、前上側部位58,上側コーナ部側部位59,下側コーナ部側部位60,前下側部位61の4つの部材に分割して構成され、縫合部位34における上側コーナ部34aの部位に配置される上側コーナ部側部位59と、下側コーナ部34bの部位に配置される下側コーナ部側部位60と、が、それぞれ、緯糸HTを上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの接線方向D1,D2に沿わせるように構成され、この緯糸HTを補強部位としている構成である。そのため、エアバッグ15の展開膨張時において、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの部位が大きく引っ張られることとなっても、上側コーナ部側部位59,下側コーナ部側部位60を構成する緯糸HTが、それぞれ、バイアス方向でなく、この上側コーナ部34a,下側コーナ部34bの引張方向に沿って配置されることから、この引張方向に沿った緯糸HT自体が対抗して、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bが、この引張方向に沿って伸びるように変形することを抑えることができる。
そして、実施形態では、補強布57L,57Rが、それぞれ、前上側部位58,上側コーナ部側部位59,下側コーナ部側部位60,前下側部位61の4つの部材に分割して構成されていることから、補強布を1枚から構成する場合と比較して、補強布を構成する基布の歩留まりが良好となる。また、補強布を分割して構成する場合、実施形態のごとく、縫合部位34が、上側コーナ部34aと下側コーナ部34bとの2つのコーナ部を備える場合にも、各上側コーナ部34a,下側コーナ部34bに対応して、各上側コーナ部側部位59,下側コーナ部側部位60の糸目の角度を変更できることから、上側コーナ部34aと下側コーナ部34bとを、ともに、エアバッグ15の展開膨張時に変形することを抑えることができて、好ましい。勿論、このような点を考慮しなければ、補強布を1枚から構成してもよく、補強布を1枚から構成する場合であって、縫合部位に複数のコーナ部が形成される場合、曲率がより大きく設定されるコーナ部の接線方向に、補強布を構成する経糸若しくは緯糸を沿わせるように、構成することが好ましい。また、補強布を設けないエアバッグの場合、内側パネル部用基布の経糸若しくは緯糸を、縫合部位において曲率がより大きく設定されるコーナ部の接線方向に沿わせるように構成すれば、この曲率の大きなコーナ部の曲率を小さくするように、縫合部位が変形することを防止することができる。
さらにまた、補強部位として、図11に示すエアバッグ15Aのように、それぞれ、連通孔22を横切るように配置されて両端を縫合部位34近傍となる第2基布44L,44Rの内側縁部45に縫着されるテザー69,70を、配設させてもよい。図11に示すエアバッグ15Aでは、テザー69は、上側コーナ部34aの内周側において、内側縁部45に縫着された端部69a,69a間で上側コーナ部34aを挟むように、端部69a,69aを、それぞれ、上側コーナ部34a近傍となる位置に、縫着されている。テザー70は、下側コーナ部34bの内周側において、内側縁部45に縫着された端部70a,70a間で下側コーナ部34bを挟むように、端部70a,70aを、それぞれ、下側コーナ部34b近傍となる位置に、縫着されている。
このような構成のエアバッグ15Aでは、展開膨張時において、連通孔22を横切るように配置されるテザー69,70が、縫合部位34の上側コーナ部34a,下側コーナ部34bを拡開させるような引張力に対抗して、縫合部位34が大きく変形することを抑えられることとなる。特に、実施形態のエアバッグ15Aでは、テザー69が、上側コーナ部34aの内周側において、内側縁部45に縫着された端部69a,69a間で上側コーナ部34aを挟むように、端部69a,69aを、それぞれ、上側コーナ部34a近傍となる位置に、縫着されて、テザー70が、下側コーナ部34bの内周側において、内側縁部45に縫着された端部70a,70a間で下側コーナ部34bを挟むように、端部70a,70aを、それぞれ、下側コーナ部34b近傍となる位置に、縫着されている構成である。そのため、実施形態のエアバッグ15Aでは、展開膨張時において、上側コーナ部34a,下側コーナ部34bが、引張力に対抗する各テザー69,70により、曲率を小さくするように拡開することを抑えられることとなる。なお、テザーの配置位置及び配置数はこれに限られるものではなく、例えば、図11の二点鎖線に示すテザー69Aのように、連通孔22を横切るように上下方向に略沿って配置させる構成としてもよい。また、この場合、整流布29を配置させることを考慮しなければ、テザーの端部を、エアバッグにおけるガス流入口周縁に、縫着させる構成としてもよい。
本発明の一実施形態である助手席用エアバッグを使用した助手席用エアバッグ装置の車両前後方向の断面図である。 実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の前方側から見た斜視図である。 実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の後方側から見た斜視図である。 実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の前後方向に沿った断面図である。 実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図4のV−V部位に対応する。 実施形態のエアバッグを構成する部材を示す平面図である。 実施形態のエアバッグを構成する部材であって、内側パネル部用基布としての第2基布を平らに展開した平面図である。 実施形態のエアバッグを構成する部材であって、補強布を構成する部材を平らに展開した平面図である。 実施形態のエアバッグの使用状態を説明する図であり、膨張が完了した状態を示す車両後方側から見た図である。 実施形態のエアバッグの使用状態を説明する図であり、膨張が完了した状態を示す車両の側方から見た図である。 本発明の他の実施形態であるエアバッグを単体で膨張させた状態の前後方向に沿った断面図である。
符号の説明
1…インストルメントパネル(インパネ)、
6…ケース、
8…インフレーター、
10…エアバッグカバー、
15…エアバッグ、
16…車体側部、
19…ガス流入口、
22…連通孔(連通部分)、
25…乗員保護部、
26L,26R…肩拘束部、
27…凹部、
34…縫合部位(結合部位)、
34a…上側コーナ部、
34b…下側コーナ部、
36…外側パネル部、
37…内側パネル部、
39…第1基布、
44L,44R…第2基布、
45…内側縁部、
46…延設部(補強部位)、
46a…内縁、
57L,57R…補強布、
59…上側コーナ部側部位、
59a…延設部(補強部位)、
59b…内縁、
60…下側コーナ部側部位、
60a…延設部(補強部位)、
60b…内縁、
69,70…テザー、
MP…乗員、
M…助手席用エアバッグ装置。

Claims (6)

  1. 車両の助手席前方におけるインストルメントパネルの上面側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、上方へ突出するとともに、前記インストルメントパネル上面と前記インストルメントパネル上方のウィンドシールドとの間を塞ぐように、車両の後方側へ展開膨張する構成とされて、
    膨張完了時の前端付近となる位置に、膨張用ガスを流入させるガス流入口を備え、膨張完了時における後部側となる位置に、助手席に着座した乗員を受け止め可能とされる乗員保護部を備える構成とされるとともに、
    膨張完了時の形状を、頂部を前端側に配設させた略四角錐形状とされて、左右両側で略前後方向に沿って配設される左側壁部及び右側壁部と、上下両側で略左右方向に沿って配設される上側壁部及び下側壁部と、乗員側で前記上側壁部と前記下側壁部とを連結するように略左右方向に沿って配設される後側壁部と、を備える構成の助手席用エアバッグであって、
    前記エアバッグが、複数の基布の周縁相互を結合させて構成されるとともに、
    前記左側壁部及び前記右側壁部を構成する外側パネル部と、
    前記上側壁部、前記下側壁部、及び、前記後側壁部、を構成する内側パネル部と、
    から、構成され、
    前記内側パネル部が、膨張完了時における前記内側パネル部の領域を左右方向に沿って2分割するように構成されるとともに、略同一形状とされる左右一対の内側パネル部用基布から、構成され、
    該内側パネル部用基布が、略C字形状に湾曲した帯状とされて、外周側の縁部を、前記外側パネル部における左側・右側壁部を構成する部位の外周縁に結合させ、内周側の縁部を相互に結合させることにより、前記内側パネル部を形成する構成とされ、
    前記乗員保護部が、膨張完了時における上部側から後部側にかけての部位に、左右方向に略沿って並設されるとともに、それぞれ、上方側から後方側にかけて連続して突出するように配設される肩拘束部を備える構成とされ、
    前記ガス流入口側における前記肩拘束部を左右方向で連通する連通部分の周縁が、前記内側パネル部用基布における内周側の縁部相互を結合させた結合部位から、構成され、
    該結合部位が、曲率を小さく設定された他の一般部よりも、曲率を大きく設定されたコーナ部を、備えるとともに、
    前記内側パネル部用基布における内周側の縁部に、前記エアバッグの展開膨張時において前記コーナ部の曲率を小さくするような変形を抑え可能とする補強部位を配設させて構成され
    該補強部位が、前記結合部位からの距離を大きくするように、前記内側パネル部用基布における少なくとも前記コーナ部の領域を含んだ内周側の縁部を、該縁部の長さ寸法を短くして、かつ、前記一般部よりも前記結合部位から内周側に向かって突出させるように、前記結合部位から連なって延設させた延設部位から、構成されていることを特徴とする助手席用エアバッグ。
  2. 前記延設部位が、前記内側パネル部用基布自体から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ。
  3. 前記延設部位が、前記内側パネル部用基布と別体とされ、かつ、前記内側パネル部用基布とともに前記結合部位に結合される補強布から、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ。
  4. 前記内側パネル部用基布が、経糸と緯糸とを織って形成した織布から構成されるとともに、前記経糸若しくは前記緯糸の一方を、前記コーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように、構成されていることを特徴とする請求項2に記載の助手席用エアバッグ。
  5. 前記内側パネル部用基布における内周側の縁部近傍に、前記内側パネル部用基布と別体とされるとともに、前記結合部位に沿った帯状とされて前記結合部位の全域にわたって配置され、前記内側パネル部用基布とともに結合される補強布が、配設され、
    該補強布が、経糸と緯糸とを織って形成した織布から構成されるとともに、前記経糸若しくは前記緯糸の一方を、前記コーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように、構成されていることを特徴とする請求項3に記載の助手席用エアバッグ。
  6. 前記補強布が、前記結合部位に沿った複数個所で、分割されて構成され、
    前記補強布における前記コーナ部に配置されるコーナ部側部位が、前記経糸若しくは前記緯糸の一方を、前記コーナ部の頂点における接線方向に略沿わせるように、構成されていることを特徴とする請求項5に記載の助手席用エアバッグ。
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