JP4492274B2 - 印刷制御装置、方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

印刷制御装置、方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット方式のヘッドを有するプリンタにより印刷される色のばらつきの補正に関する。
インクジェット方式のプリンタは、インクを吐出するノズル(インク吐出口)を複数有するものがある。各ノズルは印刷ヘッドに与えられる電圧に応じ複数種類の大きさの(大中小の)ドットを吐出する。ここで、各ノズルの吐出特性はほぼ同じではあるものの、ある程度のばらつきがある。このばらつきがあると色のばらつきが生じてしまうので、各ノズルの吐出特性のばらつきを補正することが従来より行なわれている(特許文献1参照)。具体的には、各ノズルの大中小のドットのインク重量と目標値との誤差に基づき、各ノズルの吐出特性のばらつきを補正する。
例えば、中ドットのインク重量の目標値が20ngであるところ、実際に得られる中ドットのインク重量が17ngであったとする。この場合、階調値に対するドットの記録率を20/17 = 1.18倍すれば、ばらつきを補正できる。
特開2003−182120号公報
しかしながら、上記のような従来技術によれば、中ドットの記録率の最大値もまた1.18倍されてしまう。一般的に、大中小ドットの記録率は、バンディングや粒状性の劣化を避けるため、所定の制限値以下になるようにされている。しかし、中ドットの記録率の最大値が1.18倍されると、所定の制限値を超えてしまうことになる。これは、大小ドットについても同様なことがいえる。
そこで、本発明は、ドットの記録率が所定の制限値以下になるようにしながら、インクジェット方式のプリンタにおける各ノズルの吐出特性のばらつきを補正することを課題とする。
本発明にかかる印刷制御装置は、複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なるN種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する色変換部と、色変換画像データの階調値を入力とし、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎にN種類のドットの形成の有無を決定するハーフトーン処理部と、複数種類のインク色ごとにN種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、誤差がほぼ0になるような、色変換画像データの階調値と、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する対応関係決定部と、色変換画像データが第一階調値のときの第一対応関係における総インク吐出量と、色変換画像データが第二階調値のときの第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような第一階調値と第二階調値との組み合わせを決定する階調値組み合わせ決定部と、色変換画像データを第二階調値としたときの第一階調値を出力して、ハーフトーン処理部に、色変換画像データの階調値として与える色補正部とを備えるように構成される。
上記のように構成された印刷制御装置によれば、複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なるN種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御装置が提供される。
色変換部は、与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する。
ハーフトーン処理部は、色変換画像データの階調値を入力とし、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎にN種類のドットの形成の有無を決定する。
対応関係決定部は、複数種類のインク色ごとにN種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、誤差がほぼ0になるような、色変換画像データの階調値と、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する。
階調値組み合わせ決定部は、色変換画像データが第一階調値のときの第一対応関係における総インク吐出量と、色変換画像データが第二階調値のときの第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような第一階調値と第二階調値との組み合わせを決定する。
色補正部は、色変換画像データを第二階調値としたときの第一階調値を出力して、ハーフトーン処理部に、色変換画像データの階調値として与える。
また、本発明にかかる印刷制御装置は、対応関係決定部が、誤差情報に基づき、第一対応関係におけるN種類のドットのそれぞれの記録率に所定の係数を乗じることにより、第二対応関係を決定するようにしてもよい。
また、本発明にかかる印刷制御装置は、総インク吐出量が、所定種類のドットに換算したドットの記録率の総和であるようにしてもよい。
また、本発明にかかる印刷制御方法は、複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なるN種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御方法であって、色変換部が、与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する色変換工程と、ハーフトーン処理部が、色変換画像データの階調値を入力とし、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎にN種類のドットの形成の有無を決定するハーフトーン処理工程と、対応関係決定部が、複数種類のインク色ごとにN種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、誤差がほぼ0になるような、色変換画像データの階調値と、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する対応関係決定工程と、階調値組み合わせ決定部が、色変換画像データが第一階調値のときの第一対応関係における総インク吐出量と、色変換画像データが第二階調値のときの第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような第一階調値と第二階調値との組み合わせを決定する階調値組み合わせ決定工程と、色補正部が、色変換画像データを第二階調値としたときの第一階調値を出力して、ハーフトーン処理部に、色変換画像データの階調値として与える色補正工程とを備えるように構成される。
また、本発明は、複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なるN種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する色変換処理と、色変換画像データの階調値を入力とし、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎にN種類のドットの形成の有無を決定するハーフトーン処理と、複数種類のインク色ごとにN種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、誤差がほぼ0になるような、色変換画像データの階調値と、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する対応関係決定処理と、色変換画像データが第一階調値のときの第一対応関係における総インク吐出量と、色変換画像データが第二階調値のときの第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような第一階調値と第二階調値との組み合わせを決定する階調値組み合わせ決定処理と、色変換画像データを第二階調値としたときの第一階調値を出力して、ハーフトーン処理における色変換画像データの階調値とする色補正処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明は、複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なるN種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する色変換処理と、色変換画像データの階調値を入力とし、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎にN種類のドットの形成の有無を決定するハーフトーン処理と、複数種類のインク色ごとにN種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、誤差がほぼ0になるような、色変換画像データの階調値と、N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する対応関係決定処理と、色変換画像データが第一階調値のときの第一対応関係における総インク吐出量と、色変換画像データが第二階調値のときの第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような第一階調値と第二階調値との組み合わせを決定する階調値組み合わせ決定処理と、色変換画像データを第二階調値としたときの第一階調値を出力して、ハーフトーン処理における色変換画像データの階調値とする色補正処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
ハードウェア構成例
図1は、画像処理装置の具体的ハードウエア構成例を概略ブロック図により示している。当該実施形態においては、画像処理装置を実現するハードウェアの一例としてコンピュータシステムを採用している。図1は、同コンピュータシステムをブロック図により示している。本コンピュータシステムは、画像入力デバイスとして、スキャナ11aとデジタルスチルカメラ11bとビデオカメラ11cとを備えており、コンピュータ本体12に接続されている。それぞれの入力デバイスは画像をドットマトリクス状の画素で表現した色画像データを生成してコンピュータ本体12に出力可能となっており、ここで同画像データはRGBの三原色においてそれぞれ256階調表示することにより、約1670万色を表現可能となっている。
コンピュータ本体12には、外部補助記憶装置としてのフロッピー(登録商標)ディスクドライブ13aとハードディスク13bとCD−ROMドライブ13cとが接続されており、ハードディスク13bにはシステム関連の主要プログラムが記録されており、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなどから適宜必要なプログラムなどを読み込み可能となっている。また、コンピュータ本体12を外部のネットワークなどに接続するための通信デバイスとしてモデム14aが接続されており、外部のネットワークに同公衆通信回線を介して接続し、ソフトウェアやデータをダウンロードして導入可能となっている。この例ではモデム14aにて電話回線を介して外部にアクセスするようにしているが、LANアダプタを介してネットワークに対してアクセスする構成とすることも可能である。この他、コンピュータ本体12の操作用にキーボード15aやマウス15bも接続されている。
さらに、画像出力デバイスとして、ディスプレイ17a、カラープリンタ17bおよびプロジェクタ17cを備えている。ディスプレイ17aについては水平方向に800画素と垂直方向に600画素の表示エリアを備えており、各画素毎に上述した1670万色の表示が可能となっている。この解像度は一例に過ぎず、640×480画素であったり、1024×768画素であるなど、適宜、変更可能である。
また、カラープリンタ17bはインクジェットプリンタであり、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)c(ライトシアン)m(ライトマゼンタ)の6色のインクを用いて、メディアたる印刷用紙上にドットを付して画像を印刷可能となっている。画像密度は360×360dpiや720×720dpiといった高密度印刷が可能となっているが、階調表現については色インクを付すか否かといった2階調表現となっている。一方、このような画像入力デバイスを使用して画像を入力しつつ、画像出力デバイスに表示あるいは出力するため、コンピュータ本体12内では所定のプログラムが実行されることになる。そのうち、基本プログラムとして稼働しているのはオペレーティングシステム(OS)12aであり、このオペレーティングシステム12aには、ディスプレイ17aでの表示を行わせるディスプレイドライバ(DSP DRV)12bと、カラープリンタ17bに印刷出力を行わせるプリンタドライバ(PRT DRV)12cと、プロジェクタ17cでの表示を行わせるプロジェクタドライバ12d(図示せず)が組み込まれている。これらのドライバ12b、12cおよび12dはディスプレイ17a、カラープリンタ17bおよびプロジェクタ17cの機種に依存しており、それぞれの機種に応じてオペレーティングシステム12aに対して追加変更可能である。また、機種に依存して標準処理以上の付加機能を実現することもできるようになっている。すなわち、オペレーティングシステム12aという標準システム上で共通化した処理体系を維持しつつ、許容される範囲内での各種の追加的処理を実現できる。
このようなプログラムを実行する前提として、コンピュータ本体12は、CPU12e、RAM12f、ROM12gおよびI/O12hなどを備え、演算処理を実行するCPU12eがRAM12fを一時的なワークエリアや設定記憶領域として使用したりプログラム領域として使用しながら、ROM12gに書き込まれた基本プログラムを適宜実行し、I/O12hを介して接続されている外部機器及び内部機器などを制御している。
ここで、基本プログラムとしてのオペレーティングシステム12a上でアプリケーション12iが実行される。アプリケーション12iの処理内容は様々であり、操作デバイスとしてのキーボード15aやマウス15bの操作を監視し、操作された場合には各種の外部機器を適切に制御して対応する演算処理などを実行し、さらには、処理結果をディスプレイ17aに表示したり、カラープリンタ17bに出力したりすることになる。
かかるコンピュータシステムでは、画像入力デバイスであるスキャナ11aなどで画像データを取得し、アプリケーション12iによる所定の画像処理を実行した後、画像出力デバイスとしてのディスプレイ17a、カラープリンタ17bやプロジェクタ17cに表示出力することが可能である。
本実施形態においては、画像処理装置をコンピュータシステムとして実現しているが、必ずしもかかるコンピュータシステムを必要とするわけではなく、同様の画像データに対して本発明による色調整処理が必要なシステムであればよい。例えば、デジタルスチルカメラ内に本発明による色調整処理を行う画像処理装置を組み込み、色調整処理された画像データを用いてカラープリンタに印字させるようなシステムであっても良い。
この他、カラーファクシミリ装置、カラーコピー装置、プロジェクタといった画像データを扱う各種の装置においても当然に適用可能である。
処理制御プログラム
本発明による処理制御プログラムは、通常、コンピュータ12が読取可能な形態でフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMなどの記録媒体に記録されて流通する。当該プログラムは、メディア読取装置(CD−ROMドライブ13c、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ13aなど)によって読み取られてハードディスク13bにインストールされる。そして、CPUが所望のプログラムを適宜ハードディスク13bから読み出して所望の処理を実行するように構成されている。なお、本発明による処理制御プログラム自体も本願発明の一部を構成する。
画像処理装置の構成
図2は、本発明の実施形態にかかる画像処理装置(「印刷制御装置」に相当する)40の構成を示すブロック図である。
なお、画像処理装置40は、プリンタドライバ(PRT DRV)12cに相当する。画像出力装置20は、カラープリンタ17bに相当する。画像入力装置10は、スキャナ11aとデジタルスチルカメラ11bとビデオカメラ11cに相当する。
画像出力装置20は、ノズルクラス記録部22、インタフェース回路24、ヘッド駆動回路26、インクジェットヘッド28を備える。
インタフェース回路24は、画像処理装置40とヘッド駆動回路26とのインタフェースである。
ヘッド駆動回路26は、インクジェットヘッド28に印加すべき電圧の値を画像処理装置40からインタフェース回路24を介して受ける。そして、インクジェットヘッド28に電圧を印加する。
インクジェットヘッド28は、印加された電圧に応じてインクを吐出する。吐出されたインクは紙などのメディア(「印刷媒体」に相当する)に付着し、画像が印刷される。インクジェットヘッド28は、図3に示すように、各インク色(CMYK)に対応したインク吐出口(ノズル)29を有する。
インクジェットヘッド28は、複数種類の色(CMYK)のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(N=3)のインク滴(大、中、小)のいずれかを選択して吐出する。これにより1画素の領域にサイズが異なる3種類のドットを形成することが可能である。
ノズルクラス記録部22は、インクジェットヘッド28のインク吐出口(ノズル)29についてノズルクラス(「誤差情報」に相当する)を記録する。ノズルクラス(インク吐出口特性情報)とは、ある基準となる基準インク吐出口の吐出する基準インク重量と、インク吐出口29の吐出するインク重量との差を示す数値である。なお、差は、基準インク重量に対するパーセンテージ(百分率)である。例えば、インク吐出口29の吐出するインク重量が、基準インク重量と等しいならば、ノズルクラス=0である。また、インク吐出口29の吐出するインク重量が、基準インク重量よりも10%大きいならば、ノズルクラス=+10である。さらに、インク吐出口29の吐出するインク重量が、基準インク重量よりも10%小さいならば、ノズルクラス=−10である。またノズルクラスは、あるインクを、あるメディアに、あるドット打ち込み量で印字した時の色彩値(例えばL*a*b*表色系)で示してもよい。
図4に、ノズルクラス記録部22に記録されたノズルクラスの一例を示す。例えば、インク色:C(シアン)、ドット:大に対応するインク吐出口29のノズルクラスは、+10(基準インク重量よりも10%大きい)である。本来ならば、ノズルクラスの値が0にそろうべきではあるが、製造誤差等により、0にそろわずばらついてしまう。
画像入力装置10は、RGBの画像データを、画像処理装置40に与える。
画像処理装置40は、LUT記録部42a、色変換部42b、色補正テーブル記録部43a、色補正部43b、SMLテーブル記録部44a、SMLドット数決定部44b、色補正テーブル生成部48を有する。
LUT記録部42aは、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の画像データをC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の画像データに変換するための色変換テーブル(LUT:ルックアップテーブル)を記録する。
色変換部42bは、LUT記録部42aに記録された色変換テーブルに基づき、画像入力装置10から受けたRGBの画像データをCMYKの画像データに変換する。すなわち、画像入力装置10から受けた原画像データの表色系(RGB)を、色変換テーブルを用いて変換することにより、画像出力装置20が利用可能な複数の色成分(CMYK)で表されたものとする。
SMLテーブル記録部44aは、CMYKの画像データの各インク色の階調値について、小中大(S:Small、M:Middle、L:Large)のドットの記録率を決定するためのSMLテーブルを記録する。
SMLテーブルは、CMYKの画像データの階調値を入力とし、N=3種類のドット(大中小)のそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係を記録している。
図5は、SMLテーブルの内容を示すグラフである。図5を参照して、小ドットの記録率の最大値は77に、中ドットの記録率の最大値は51に制限されている。この制限により、印刷された画像におけるバンティングや粒状性の劣化を防止している。
図6は、SMLテーブルの内容を示す図である。特に、小ドットの記録率および中ドットの記録率が制限されている入力の部分を示す。入力(階調値)が152から166の間は、小ドットの記録率が77に、中ドットの記録率が51のまま一定である。ただし、大ドットの記録率が42から56に増大している。
SMLドット数決定部(「ハーフトーン処理部」に相当する)44bは、SMLテーブル記録部44aに記録されたSMLテーブルに基づき、CMYKの画像データの階調値について、小中大のドットの記録率を決定する。
SMLドット数決定部44bは、各画素ごとに、CMYKの画像データの階調値をN+1=4個の階調値(「ドットの形成なし」、「小ドットの形成」、「中ドットの形成」、「大ドットの形成」)のいずれかに変換する。
図7は、色補正テーブル生成部48の構成を示すブロック図である。色補正テーブル生成部48は、色補正テーブル記録部43aに記録される色補正テーブルを生成する。色補正テーブル生成部48は、SMLテーブル変換部482、変換SMLテーブル記録部484、第一インク吐出量算出部486a、第二インク吐出量算出部486b、階調値組み合わせ決定部488を有する。
SMLテーブル変換部(対応関係決定部)482は、ノズルクラス記録部22からノズルクラスを受ける。そして、ノズルクラスに基づき補正係数を求める。SMLテーブル変換部482は、SMLテーブル記録部44aの記録内容を読み出し、第一対応関係におけるN=3種類のドット(大中小)のそれぞれの記録率に補正係数を乗じて、第二対応関係を求める。
例えば、ある色の大ドットのノズルクラスが−9であったとする。これは、目標値の100−9=91%の重量しか大ドットが吐出されないことを意味する。目標値のノズルクラス0と同じ色彩値を再現するために、各ノズルクラスにおいて吐出インク重量をドット数で補償する。ノズルクラス0の時と同じ色彩値になるようにドット数を増減させる比率が補正係数である。補正係数は各インク色、各ドットサイズで用意されている。この場合1.1倍必要である。これにより、目標値との誤差をほぼ0にできる。「ほぼ0」という記載は、0とみなすことができるといった意味である。図8に、大中小ドットについて求めた補正係数の一例を示す。図8に示す例は、大中小ドットのいずれについても補正係数が1を超えている。これは、大中小ドットのいずれについても目標値を下回る重量しかインクが吐出されないことを意味している。
変換SMLテーブル記録部484は、第二対応関係をSMLテーブル変換部482から受けて記録する。図9は、変換SMLテーブル記録部484の記録内容の一例を示す。図9に示す一例は、図6および図8に対応するものである。例えば、入力(階調値)が152の場合は、小ドットの記録率が77、中ドットの記録率が51、大ドットの記録率が42である。ここで、小ドットの記録率を、77×1.3=100.1、中ドットの記録率を、51×1.2=61.2、大ドットの記録率を、42×1.1=46.2に変換する。すると、図9に示すような第二対応関係(変換SMLテーブル)を得ることができる。
第一インク吐出量算出部486aは、SMLテーブル記録部44aに記録されたSMLテーブルに基づき、総インク吐出量(第一インク吐出量)を求める。第一インク吐出量は、大ドットに換算したドット記録率の総和である。例えば、大ドットの目標値が14ng、中ドットの目標値が7ng、小ドットの目標値が3ngであったとする。ここで、入力(階調値)が152のときの第一インク吐出量を求める。小ドットの記録率77を大ドットに換算すると77×3/14であり、中ドットの記録率51を大ドットに換算すると51×7/14であり、大ドットの記録率42はそのままである。すると、これらの総和77×3/14+51×7/14+42 = 84.000である。
第二インク吐出量算出部486bは、変換SMLテーブル記録部484に記録された変換SMLテーブルに基づき、総インク吐出量(第二インク吐出量)を求める。第二インク吐出量は、大ドットに換算したドット記録率の総和である。例えば、大ドットの目標値が14ng、中ドットの目標値が7ng、小ドットの目標値が3ngであったとする。ここで、入力(階調値)が152のときの第二インク吐出量を求める。小ドットの記録率100.1を大ドットに換算すると100.1×3/14であり、中ドットの記録率61.2を大ドットに換算すると61.2×7/14であり、大ドットの記録率46.2はそのままである。すると、これらの総和100.1×3/14+61.2×7/14+46.2 = 98.250である。
図10は、第一インク吐出量(図10(a))および第二インク吐出量(図10(b))を示す図である。
階調値組み合わせ決定部488は、色変換画像データが第一階調値のときの第一対応関係における総インク吐出量(第一インク吐出量)と、色変換画像データが第二階調値のときの第二対応関係における総インク吐出量(第二インク吐出量)とがほぼ等しくなるような第一階調値と第二階調値との組み合わせを決定する。
図10を参照して説明する。まず、第一階調値166において、第一インク吐出量が98.000である(図10(a)参照)。次に、第二階調値152において、第二インク吐出量が98.250である(図10(b)参照)。すると、第一インク吐出量と第二インク吐出量とがほぼ等しい。よって、第一階調値166と第二階調値152とを組み合わせる。なお、第一インク吐出量に「ほぼ等しい」第二インク吐出量とは、ある第一インク吐出量に着目したとき、最もその第一インク吐出量に値が近い第二インク吐出量をいう。
このようにして決定された第一階調値と第二階調値との組み合わせが色補正テーブル記録部43aに書きこまれる。
色補正テーブル記録部43aは、階調値組み合わせ決定部488が出力する第一階調値と第二階調値との組み合わせを記録する。図11は、色補正テーブル記録部43aの記録内容の一例を示す図である。第一階調値166と第二階調値152との組み合わせが記録されている。
色補正部43bは、色変換部42bから色変換画像データ(CMYKの画像データ)を受ける。色補正部43bは、色変換画像データを第二階調値としたときの、第一階調値を出力して、SMLドット数決定部44bに、色変換画像データの階調値として与える。例えば、色補正部43bに、色変換部42bから階調値152が与えられたとする。第二階調値152に対応する第一階調値は166であるので、色補正部43bはSMLドット数決定部44bに、色変換画像データの階調値166を与える。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
画像入力装置10から画像処理装置40にRGBの画像データを与える前に、予め、色補正テーブル生成部48により色補正テーブルを生成し、色補正テーブル記録部43aに記録しておく。
SMLテーブル変換部482は、ノズルクラス記録部22からノズルクラスを受け、SMLテーブル記録部44aからSMLテーブルを読み出す。そして、ノズルクラスに基づき補正係数を定めて、SMLテーブルに記録されたドットの記録率に補正係数を乗じる。このようにして得られた第二対応関係が変換SMLテーブル記録部484に記録される。
第一インク吐出量算出部486aは、SMLテーブル記録部44aに記録されたSMLテーブルに基づき、総インク吐出量(第一インク吐出量)を求める(図10(a)参照)。
第二インク吐出量算出部486bは、変換SMLテーブル記録部484に記録された変換SMLテーブルに基づき、総インク吐出量(第二インク吐出量)を求める(図10(b)参照)。
階調値組み合わせ決定部488は、第一インク吐出量と、第二インク吐出量とがほぼ等しくなるような第一階調値と第二階調値との組み合わせを決定する。例えば、第一階調値166(第一インク吐出量が98.000)と第二階調値152(第二インク吐出量が98.250)とを組み合わせる。
このような組み合わせが色補正テーブルとして、色補正テーブル記録部43aに記録される。
その後、RGBの画像データが画像入力装置10から画像処理装置40に与えられる。RGBの画像データは、色変換部42bに与えられる。色変換部42bは、LUT記録部42aに記録された色変換テーブルに基づき、画像入力装置10から受けたRGBの画像データをCMYKの画像データに変換する。
CMYKの画像データ(例えば、階調値152)は、色補正部43bに与えられる。色補正部43bは、CMYKの画像データを第二階調値としたときの、第一階調値を出力して、SMLドット数決定部44bに、色変換画像データの階調値(例えば、階調値166)として与える。
SMLドット数決定部44bは、SMLテーブル記録部44aに記録されたSMLテーブルに基づき、色補正部43bから受けたCMYKの画像データの階調値について、小中大のドットの記録率を決定する。
SMLドット数決定部44bの決定結果は、画像出力装置20に与えられる。決定結果は、インタフェース回路24を介して、ヘッド駆動回路26に与えられる。ヘッド駆動回路26は、インクジェットヘッド28にSMLドット数決定部44bの決定結果に応じた電圧を印加する。インクジェットヘッド28は、印加された電圧に応じてインクを吐出する。吐出されたインクは紙などのメディアに付着し、印刷が行なわれる。
階調値152(総インク吐出量84.000)(図10(a)参照)を、SMLドット数決定部44bにそのまま与えた場合、大中小ドットのいずれもが目標値を下回る重量しかインクが吐出されないので(図8参照)、印刷された画像は階調値152よりも薄い画像になってしまう。
ここで、仮に、SMLテーブル記録部44aに記録するSMLテーブル(図6参照)を変換SMLテーブル(図9参照)に変更すれば、階調値152において総インク吐出量98.250となる(図10(b)参照)。SMLドット数決定部44bがSMLテーブルを参照する場合の総インク吐出量84.000に比べて、総インク吐出量が大きくなるので、印刷された画像がより濃くなり、階調値152に相応する画像が得られる。
しかし、SMLドット数決定部44bが変換SMLテーブルを参照すると仮定した場合、小ドットの記録率100.1は制限値77を超え、中ドットの記録率61.2は制限値51を超えてしまう。すると、印刷された画像においてバンティングや粒状性の劣化が発生してしまう。
しかし、実際には、SMLドット数決定部44bはSMLテーブル(図6参照)を参照する。しかも、SMLドット数決定部44bには、階調値152のかわりに階調値166が与えられる。すると、階調値166に対応する第一インク吐出量は、98.000となる(図10(a)参照)。これは、階調値152に対応する第二インク吐出量98.250とほぼ等しい(図10(b)参照)。よって、SMLドット数決定部44bがSMLテーブルを参照する場合の第一インク吐出量84.000(階調値152)に比べて、第一インク吐出量が大きくなるので、印刷された画像がより濃くなり、階調値152に相応する画像が得られる。
しかも、階調値166において、SMLテーブルにおける小ドットの記録率77は制限値77以下であり、中ドットの記録率51は制限値51以下である。よって、印刷された画像においてバンティングや粒状性の劣化を防止できる。
すなわち、本発明の実施形態によれば、ドットの記録率が所定の制限値以下になるようにしながら、インクジェット方式のプリンタにおける各ノズルの吐出特性のばらつきを補正することができる。
画像処理装置の具体的ハードウエア構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる画像処理装置40の構成を示すブロック図である。 インクジェットヘッド28を示す図である。 ノズルクラス記録部22に記録されたノズルクラスの一例を示す図である。 SMLテーブルの内容を示すグラフである。 SMLテーブルの内容を示す図である。 色補正テーブル生成部48の構成を示すブロック図である。 大中小ドットについて求めた補正係数の一例を示す図である。 変換SMLテーブル記録部484の記録内容の一例を示す図である。 第一インク吐出量(図10(a))および第二インク吐出量(図10(b))を示す図である。 色補正テーブル記録部43aの記録内容の一例を示す図である。
符号の説明
20 画像出力装置、22 ノズルクラス記録部、28 インクジェットヘッド、
29 インク吐出口(ノズル)、40 画像処理装置、42b 色変換部、
43a 色補正テーブル記録部、43b 色補正部、44a SMLテーブル記録部、
44b SMLドット数決定部、48 色補正テーブル生成部、
482 SMLテーブル変換部、484 変換SMLテーブル記録部、
486a 第一インク吐出量算出部、486b 第二インク吐出量算出部、
488 階調値組み合わせ決定部

Claims (5)

  1. 複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、
    与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、前記印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する色変換部と、
    前記色変換画像データの階調値を入力とし、前記N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎に前記N種類のドットの形成の有無を決定するハーフトーン処理部と、
    前記複数種類のインク色ごとに前記N種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、前記誤差がほぼ0になるような、前記色変換画像データの階調値と、前記N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する対応関係決定部と、
    前記色変換画像データが第一階調値のときの前記第一対応関係における総インク吐出量と、前記色変換画像データが第二階調値のときの前記第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような前記第一階調値と前記第二階調値との組み合わせを決定する階調値組み合わせ決定部と、
    前記色変換画像データの階調値を前記階調値組み合わせ決定部で決められた前記第一階調値と前記第二階調値との組み合わせに基づいて決定し、前記ハーフトーン処理部に与える色補正部と、
    を備えた印刷制御装置。
  2. 請求項1記載の印刷制御装置であって、
    前記対応関係決定部は、前記誤差情報に基づき、前記第一対応関係における前記N種類のドットのそれぞれの記録率に所定の係数を乗じることにより、前記第二対応関係を決定する、
    印刷制御装置。
  3. 請求項1記載の印刷制御装置であって、
    前記総インク吐出量は、所定種類のドットに換算したドットの記録率の総和である、
    印刷制御装置。
  4. 複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、前記印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する色変換処理と、
    前記色変換画像データの階調値を入力とし、前記N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎に前記N種類のドットの形成の有無を決定するハーフトーン処理と、
    前記複数種類のインク色ごとに前記N種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、前記誤差がほぼ0になるような、前記色変換画像データの階調値と、前記N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する対応関係決定処理と、
    前記色変換画像データが第一階調値のときの前記第一対応関係における総インク吐出量と、前記色変換画像データが第二階調値のときの前記第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような前記第一階調値と前記第二階調値との組み合わせを決定する階調値組み合わせ決定処理と、
    前記色変換画像データの階調値を前記階調値組み合わせ決定処理で決められた前記第一階調値と前記第二階調値との組み合わせに基づいて決定し、前記ハーフトーン処理に与える色補正処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. 複数種類のインクを用いて、印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のドットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、
    与えられた原画像データの表色系を色変換テーブルを用いて変換することにより、前記印刷部が利用可能な複数の色成分で表された色変換画像データを生成する色変換処理と、
    前記色変換画像データの階調値を入力とし、前記N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せを出力とする第一対応関係に基づいて、各画素毎に前記N種類のドットの形成の有無を決定するハーフトーン処理と、
    前記複数種類のインク色ごとに前記N種類のドットのうちの少なくとも1つ以上の特定の種類のドット毎のインク重量の誤差による出力物の色彩値の誤差を表す誤差情報に基づき、前記誤差がほぼ0になるような、前記色変換画像データの階調値と、前記N種類のドットのそれぞれの記録率の組合せと、の第二対応関係を決定する対応関係決定処理と、
    前記色変換画像データが第一階調値のときの前記第一対応関係における総インク吐出量と、前記色変換画像データが第二階調値のときの前記第二対応関係における総インク吐出量とがほぼ等しくなるような前記第一階調値と前記第二階調値との組み合わせを決定する階調値組み合わせ決定処理と、
    前記色変換画像データの階調値を前記階調値組み合わせ決定処理で決められた前記第一階調値と前記第二階調値との組み合わせに基づいて決定し、前記ハーフトーン処理に与える色補正処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
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