JPH11314383A - プリント・ドライバ製造方法及びカラー印刷システム - Google Patents

プリント・ドライバ製造方法及びカラー印刷システム

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JPH11314383A
JPH11314383A JP10305614A JP30561498A JPH11314383A JP H11314383 A JPH11314383 A JP H11314383A JP 10305614 A JP10305614 A JP 10305614A JP 30561498 A JP30561498 A JP 30561498A JP H11314383 A JPH11314383 A JP H11314383A
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JP10305614A
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David A Mantell
エー.マンテル デイビッド
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2/2054Ink jet for printing a discrete number of tones by the variation of dot disposition or characteristics, e.g. dot number density, dot shape
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体インクによる複数小滴エラー拡散及び複
数小滴重ね刷りにおいて、人為的効果を有効に取り除
く。 【解決手段】 各々が光学的密度の第1の数の入力レベ
ルを備える、複数の入力ピクセルを含む入力イメージ信
号に応答して、複数のピクセル位置を含む出力イメージ
74を印刷するためのカラー印刷システムが得られる。
この印刷システムには、記録媒体に複数のインク小滴を
付着させて、イメージを印刷するプリント・ヘッド26
と、エラー拡散回路81及び82を含む、入力イメージ
を受信して、エラー信号としきい値基準信号の関数とし
て小滴信号を発生する、前記プリント・ヘッド26を制
御するプリント・ドライバ56とが含まれており、前記
小滴信号によって、前記カラー・プリントヘッド26
が、複数のピクセル位置の1つの位置内に複数のインク
小滴を付着させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、液体イン
クによる印刷方法及び装置に関するものであり、とりわ
け、複数小滴エラー拡散及び複数小滴重ね刷りを含む液
体インクによる印刷に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電、音響、相転移ワックス・ベース、
または、サーマル・プリンタといった、しばしば連続ス
トリームまたはドロップ・オン・デマンドと称されるタ
イプの液体インク・プリンタは、液体インクの小滴を記
録媒体に向かって放出する少なくとも1つのプリント・
ヘッドを備えている。プリント・ヘッド内において、イ
ンクは複数のインク導管またはチャネル内に納められて
いる。パワー・パルスによって、チャネルの端部にある
オリフィスまたはノズルから、必要に応じて、インク小
滴が記録媒体に向かって放出され、その結果、記録媒体
にぶつかって、インクのドットまたはスポットが付着す
る。次に、液体インクの供給容器からインクを引き出す
毛細管作用によって、チャネルの補充が行われる。
【0003】こうしたプリンタは、一般に、パーソナル
・コンピュータ、スキャナ、または、ワークステーショ
ンのようなイメージ出力装置または文書作成器から受信
するカラー及び/またはモノクロ・イメージを印刷す
る。印刷されるカラー・イメージは、同時に異なるカラ
ーのいくつかのカラー・インクまたは着色材を用いて印
刷することによって作成される。プリンタによって付着
するインクのカラー及びインク量は、文書作成器から受
信するイメージ情報に基づいて決定される。文書作成器
は、単色によって、比色(colorimetic terms) によっ
て、あるいは、その両方によって規定される、入力デジ
タル信号であるグレイ・スケール・イメージを提供す
る。グレイ・レベルの量は、一般に、0〜255の範囲
の入力ピクセル値によって規定されるが、ここで、0は
白に相当し、255は黒に相当し、その間の値はさまざ
まな濃淡のグレイである。一般に、この説明は、文書を
説明するページ記述言語(PDL)ファイルの一部とす
ることが可能である。これらのカラーは、特定の装置に
関係なく規定され、従って、その情報は「装置独立」情
報として参照される。
【0004】一方、プリンタは、装置に依存した出力、
すなわち、「装置依存」出力を生じる。従って、2値イ
メージには、ゼロ(白)または1(黒)のグレイ・レベ
ル値を有するが、その間のグレイ・レベル値はない2値
情報が含まれているので、入力デジタル・グレイ・スケ
ール・イメージから印刷される2値イメージへの変換を
実施しなければならない。入力イメージから出力イメー
ジへのこうした変換は、いくつかのグレイ分離ピクセル
を有する所定の領域について、その領域内におけるグレ
イ分離ピクセル・アレイの各分離ピクセルの密度を表し
た値とあらかじめ選択された1組のしきい値(しきい値
は、ディザ・マトリックスとして記憶され、このマトリ
ックスによって生成される反復パターンが、ハーフトー
ン・セルとみなされる)の1つが比較される、ディザリ
ングまたはスクリーニングを含む、いくつかの既知のハ
ーフトーン・アルゴリズムを用いて実施される。
【0005】エラー拡散は、ピクセル毎に、グレイ・ピ
クセルから2値またはマルチ・レベル・ピクセルに変換
することによって、グレイの正確な再生を試みる、もう
1つの既知のハーフトーン法である。エラー拡散では、
しきい値に関して各ピクセル毎に検討が施され、グレイ
・レベル・ピクセル値と出力値との差が、重み付け方式
に従って選択されたグループまたは組をなす近隣ピクセ
ルに送られる。エラー拡散には、出力ピクセルの度数が
高いというのが最も顕著な、ハーフトーン法に比べた利
点があるが、いくつかの欠点もある。
【0006】第1に、画質を大幅に劣化させるいくつか
の人為的効果が含まれている。これらには、ハイライト
領域とシャドウ領域に問題の種が含まれており、中間グ
レイ値(ほぼ、1/3、1/2、及び、2/3)におけ
るサイクルが制限される。第2に、エラー拡散アルゴリ
ズムは、処理に要する時間が長くなる。処理時間は、と
りわけ、600スポット/インチ(spi)を超えるデ
ータの場合、かなりの問題になる可能性がある。カラー
の600spiのコントーン(contone)・イメージは、
既に約40メガバイトである。第3に、エラー拡散に関
する色調再現(TRC)曲線は、アルゴリズムに分離さ
れたピクセルを生じる傾向があるために、ハーフトーン
よりもはるかに速く黒に接近する可能性がある。従っ
て、TRCの補正後、利用可能なレベルのうち完全に1
/2が用いられないことになる。第4に、最小ピクセル
の不安定性によって画質が大幅に劣化する可能性があ
る。電子写真式印刷機の場合、これは、1/4ピクセル
の黒または白といった小さい部分ピクセルも信頼に足る
印刷が行えない可能性がある。インク・ジェット印刷の
場合、ハイライト領域における制限が解消されるが、第
3の難点と同様、TRCの補正によって分離されたサブ
ピクセルのギャップが除去されるので、シャドウ領域に
おける制限は、電子写真式印刷の場合と全く同じであ
る。第5に、異なるカラー・プレーンのエラー拡散は、
異なるカラー・プレーンにおけるピクセルの偶然による
相関によってカラー・シフトを生じる可能性がある。
【0007】以下の開示では、本発明のいくつかの態様
に関連することが可能なさまざまなプリンタ及び方法が
例示され、説明される。
【0008】Dispoto他に対する米国特許出願第
4,680,645号には、可変ドット・サイズでグレ
イ・スケールのイメージを再生するための方法の記載が
ある。グレイ・レベルのエラーを利用して、イメージ生
成時に、ドット・サイズの調整が行われる。この方法で
は、バイ・レベル(by level)・プリンタで発生するド
ットの重なりによって生じる非線形性が最小限に抑えら
れる。
【0009】Chan他に対する米国特許第4,93
0,018号には、インク・ジェット・プリンタによっ
て得られるカラーと白黒の両方の画質を高めるための方
法及びシステムが記載されている。この方法には、印刷
媒体における用紙のしわを軽減または排除するのに必要
な、許容し得る最高のインク印刷密度を求め、次に、こ
の許容し得る最高の印刷密度に関連して、グレイ・スケ
ールのインク小滴カウント、及び、関連する染料の充填
を選択するタイプの制御を施すことが必要とされる。
【0010】Chan他に対する米国特許第5,11
1,302号には、ピクセルに、及び、所定数のピクセ
ルによって形成される複数のスーパ・ピクセルに、制御
された順番で順次1つ以上のカラーのドットをグレイ・
スケールで印刷する方法に関する記載がある。1つ以上
のドット充填レベルを利用することによって、複数レベ
ル・グレイ・テーブルにおける異なる値のグレイ・レベ
ルが得られる。
【0011】Chan他に対する米国特許第5,14
0,432号には、インク・ジェット印刷、電子写真式
印刷等の分野において、1つ以上のカラー・プレーンに
グレイ・スケールの印刷を行うためのピクセル割り当て
及びエラー拡散システム並びに方法の記載がある。走査
されたイメージのグレイ・スケール・ピクセル値と選択
されたグレイ・テーブル内におけるプリント可能なグレ
イ・レベル値との残差に等しいエラー拡散値が、走査し
たばかりの、あるいは、処理したばかりのスーパ・ピク
セルを包囲するスーパ・ピクセルに分散される、適応エ
ラー拡散プロセスが記載されている。
【0012】Eschbach他に対する米国特許第
5,245,678号には、損失のある適応エラー拡散
によるイメージ変換の記載がある。各ピクセル値がCレ
ベルによって表現されるイメージのグレイ・レベル・ピ
クセル値を、イメージの各ピクセル値にしきいレベルを
適用して量子化することによって、Dレベルのピクセル
値が得られる。
【0013】Millerに対する米国特許第5,29
1,311号には、デジタル方式でサンプリングした連
続トーン・イメージからマルチレベルのハーフ・トーン
・イメージを生成するための装置及び方法の記載があ
る。この装置は、ルック・アップ・テーブル選択技法を
利用して、マルチ・レベル・ハーフトーンを生成する。
【0014】Eschbachに対する米国特許第5,
374,997号には、最小マーク・サイズによるアド
レス可能度の高いエラー拡散の記載がある。比較的多数
の信号レベルの1つを有しており、それぞれ、イメージ
のピクセルを表している、アドレス可能度の高いイメー
ジ信号が、エラー拡散量子化プロセスを通じて、その信
号から比較的少数の信号の1つへ変換されるようにな
る。
【0015】McGuireに対する米国特許第5,4
34,672号には、ピクセル・エラー拡散法の記載が
ある。情報処理システムにおける印刷のエラー拡散が、
内部スーパ・ピクセル・エラー拡散技法と外部スーパ・
ピクセル・エラー拡散技法の組み合わせに従って、実施
される。特定のスーパ・ピクセルに関して、選択された
ピクセル内におけるある決められたまたは選択された最
終ピクセル・エラー値が確認されるまで、選択された内
部主体ピクセルのエラー量が、別の内部主体ピクセルに
与えられる。最終内部エラー値は、所定のスーパ・ピク
セルの近傍内における選択されたスーパ・ピクセル間で
分散される。
【0016】Metcalfe他に対する米国特許第
5,608,821号には、アドレス可能度の高い特性
をエラー拡散プロセスに取り入れる方法及びシステムの
記載がある。ピクセルを表現するグレイ・レベル値は、
もとの入力解像度に対応する第1の解像度を備えてい
る。グレイ・レベル値を補間することによって、第2の
解像度に対応するサブ・ピクセル・グレイ・レベル値が
生じる。エラー値は、しきい値処理の結果として発生す
る。エラー値の一部は、次の走査線における隣接ピクセ
ルに拡散される。
【0017】Smith他に対する米国特許第5,63
3,729号には、マルチ・レベル・ハーフトーン伝達
関数における量子化エラーを最小限に抑えるためのプロ
セスの記載がある。マルチ・レベル・ハーフトーン・シ
ステムに関する1組の平均保存トーン伝達関数の量子化
方法によって、該システムにおける全量子化エラーが最
小限に抑えられるか、あるいは、低減する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の態様の1つによ
れば、各々が光学的密度の第1の数の入力レベルを備え
る、複数の入力ピクセルを含む入力イメージに応答し
て、記録媒体にインク小滴を付着させ、各々が光学的密
度の第2の数の出力レベルを備える、複数の出力ピクセ
ルを含む出力イメージを形成する、カラー液体インク・
プリンタのためのプリント・ドライバを製造する方法が
得られる。この方法には、第1の数の複数の入力レベル
の関数として第2の数の複数の出力レベルを決定するス
テップと、決定された数の複数の出力レベルのそれぞれ
にしきい値基準信号を割り当てるステップと、決定され
た数の複数の出力レベルのそれぞれにインク小滴数を割
り当てるステップと、割り当てられたしきい値基準信号
及び割り当てられたインク小滴数を含む信号ルック・ア
ップ・テーブルを生成するステップと、信号ルック・ア
ップ・テーブルに結合されて、信号ルック・アップ・テ
ーブルから割り当てられたしきい値基準信号の1つを受
信する、エラー拡散回路を含む、プリント・ドライバを
製造するステップが含まれている。
【0019】本発明のもう1つの態様によれば、各々が
光学的密度の第1の数の入力レベルを備える、複数の入
力ピクセルを含む入力イメージ信号に応答して、複数の
ピクセル位置を含む出力イメージを印刷するためのカラ
ー印刷システムが得られる。この印刷システムには、記
録媒体に複数のインク小滴を付着させて、イメージを印
刷するプリント・ヘッドと、エラー拡散回路を含む、入
力イメージを受信して、エラー信号としきい値基準信号
の関数として小滴信号を発生する、前記プリント・ヘッ
ドを制御するプリント・ドライバとが含まれており、前
記小滴信号によって、前記カラー・プリントヘッドが、
複数のピクセル位置の1つの位置内に複数のインク小滴
を付着させるようになっている。
【0020】本発明の説明は、望ましい実施態様に関連
して実施されるが、もちろん、本発明をその実施態様に
制限しようとするものではない。逆に、付属の請求項に
よって規定される本発明の精神及び範囲内に含まれる可
能性のある、全ての代替実施態様、修正実施態様、及
び、同等実施態様を包含することを意図したものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図4には、カラー・サーマル・イ
ンク・ジェット・プリンタ10を含むカラー印刷システ
ムの透視図が示されている。プリンタ10は、単なる例
示にすぎない。本発明は、他のタイプのサーマル・イン
ク・ジェット・プリンタ、並びに、文書ラスタ入力スキ
ャナからの信号、または、パーソナル・コンピュータ1
1のような計算装置から受信する信号によって駆動され
る液体インク・プリンタを含む他の再生装置において実
施することが可能である。プリンタ10には、キャリッ
ジ・レール22によって支持されたキャリッジ20のプ
リント・カートリッジ19に取り付けられた、4つのイ
ンク・ジェット用インク容器12、14、16、及び、
18が含まれている。キャリッジ・レール22は、イン
ク・ジェット・プリンタ10のフレーム24によって支
持されている。インク容器を備えるプリント・ヘッド・
カートリッジには、電気ケーブル27を介してプリンタ
10のコントローラ(図示せず)から受信する電気信号
の制御を受けて、インク小滴を選択的 に放出する1つ
以上のサーマル・インク・ジェット・プリント・ヘッド
26に供給するインクが納められている。プリント・ヘ
ッド26には、インク容器12、14、16、及び、1
8の1つ以上からプリント・ヘッド26のそれぞれのイ
ンク噴射オリフィスまたはノズルにインクを搬送する複
数のインク・チャネルが含まれている。
【0022】印刷時、キャリッジ20は、矢印28の方
向に、キャリッジ・レール22に沿って往復運動する、
すなわち、前後に走査を行う。プリント・ヘッド26
が、例えば、紙または透明紙を納めた給紙スタック32
から送られる記録媒体30を横切って前後に往復運動す
るにつれて、プリント・ヘッドのノズルのうち選択され
たノズルから記録媒体30に向かってインク小滴が噴射
される。インクを噴射するオリフィスまたはノズルは、
一般に、走査方向28に対してほぼ垂直な線形アレイを
なすように配置されており、従って、イメージは、ライ
ン毎に、プリント・ヘッドの複数列の噴射で生成され
る。ページ幅プリンタの場合、単一情報ラインは、記録
媒体のほぼ全幅または全長にわたる。
【0023】パーソナル・コンピュータ11のような文
書作成器から受信するカラー・イメージを印刷するた
め、イメージは、比色によって定義されるイメージ、一
般に、デジタルの性質を備えたR、G、及び、B電子信
号から、一般に、CMY及びK電子信号の色空間に存在
するとして定義される出力に変換しなければならない。
こうした変換を行うため、もとの色空間をプリンタの色
空間に変換して、結果生じる印刷出力によって、所望の
方式でもとのイメージが得られるようにしなければなら
ない。
【0024】さらに、もとのイメージには、一般に、2
56レベル以上までのイメージ信号が含まれるので、あ
るタイプの出力レベル低減アルゴリズムを出力イメージ
信号に適用して、入力イメージにおいて本来要求される
よりも少ない出力レベル数で、実際の印刷が行われるよ
うにする。ハーフトーン法は、インク小滴を含めて、レ
ベル数の低減に有効なメカニズムであるが、こうした方
法には、出力に、空間座標における周期的または準周期
的なパターンが含まれる可能性があるという欠点があ
る。同様に、エラー拡散には、ハーフトーンに比べて多
くの利点があるが、前述のように、いくつかの欠点もあ
る。
【0025】図1には、複数小滴エラー拡散の関数とし
てイメージ入力変換を施すプリント・ドライバを含む、
図4の2値印刷システムの概略ブロック図が示されてい
る。例示のように、図1に示すような印刷システムは、
プリント・ドライバ56に転送される印刷データ54と
して、図に示されているパーソナル・コンピュータ11
から電子表現による文書またはイメージを受信する。プ
リント・ドライバは、コンピュータ11またはプリンタ
10内に備えることができるし、あるいは、その一部を
いずれかの装置内に備えることも可能である。印刷デー
タ54には、一般に、ピクセルを含む、パーソナル・コ
ンピュータの物理的特性に関連したフォーマットによ
る、もとのイメージまたは別のデータ源からのある形態
の電子デジタル・データが含まれている。パーソナル・
コンピュータが図示されているが、スキャナ、他のコン
ピュータ・イメージ発生器、または、イメージ記憶装置
を含む、他の既知のイメージ入力ターミナルも可能であ
る。
【0026】パーソナル・コンピュータ11の場合、文
書の印刷に関してユーザによるさまざまな選択を可能に
するため、パーソナル・コンピュータ11のディスプレ
イ装置には、ユーザ・インターフェイス58が設けられ
ている。同様に、ユーザ・インターフェイス58は、イ
メージ処理装置としても知られるプリント・ドライバ5
6に接続されている。プリント・ドライバ56は、ユー
ザ・インターフェイス58でユーザが選択した項目に基
づいて印刷データ54の処理を行い、かつ、後述する他
の処理も行う。プリント・ドライバ56によって、印刷
データが処理されると、その処理済み情報は、該図に略
示されているように、プリント・ヘッド26、走査キャ
リッジ20、及び、エンコーダ62に結合されたプリン
タ・コントローラ60を含む、プリンタ10に伝送され
る。印刷データの操作は、図示のように、プリント・ド
ライバにおいて行われるが、イメージ出力ターミナルま
たはプリンタ10において行うことも可能である。
【0027】ユーザは、ユーザ・インターフェイス58
から、例えば、ドラフト・モード、通常モード、高品質
モード、及び、格段の高品質モードを含む、複数の印刷
品質モードを選択することが可能であり、その選択は、
印刷品質バッファ64に記憶される。印刷品質モードの
1つが選択されると、普通紙、塗被紙、高解像度の光沢
紙、及び、特別に高解像度の光沢紙の選択を含むことが
可能な、複数の媒体タイプの1つを選択することが可能
になり、その選択は、媒体タイプ・バッファ66に記憶
される。ユーザは、写真イメージ・タイプまたは図形イ
メージ・タイプといったイメージ・タイプの選択を行う
ことも可能であり、その選択は、イメージ・タイプ・バ
ッファ68に記憶することが可能である。さらに、ユー
ザは、明暗の範囲を選択することが可能であり、その選
択は、明/暗バッファ70に記憶することが可能であ
る。
【0028】プリント・ドライバ56は、コンピュータ
11から印刷データ54を受信し、RGB・CMYK変
換器72において、一般に、赤、緑、及び、青(RG
B)装置独立データ(デバイスインディペンデントデー
タ)である受信印刷データを、シアン、マゼンタ、イエ
ロー、及び、キーすなわち黒(CMYK)装置独立デー
タに変換する。この装置独立データは、次に、出力イメ
ージ74の印刷に必要な装置依存データ(デバイスディ
ペンデントデータ)に変換される。この変換は、ユーザ
・インターフェイス入力情報を受信する出力セレクタ7
7からの所定の入力に応答し、レンダリング変換器76
によって実施される。レンダリング変換器76には、解
像度変換装置78、カラー補正装置80、及び、ハーフ
・トーン/エラー拡散装置81を含むことが可能であ
る。
【0029】本発明によれば、レンダリング変換器に
は、複数小滴エラー変換装置82が含まれる。複数小滴
エラー変換装置82は、装置依存CMYKイメージ情報
を、複数小滴エラー拡散アルゴリズムの関数として複数
小滴ピクセル情報に変換する。
【0030】既知のエラー拡散アルゴリズムの場合、エ
ラーは、もとの入力デジタル・グレイ・スケール・イメ
ージのグレイ値(0〜255)と印刷される白(0)及
び黒(255)である実際の値との差である。しかし、
本発明の場合、エラーは、もとの入力であるデジタル・
グレイ・スケール・イメージのグレイ値(0〜255)
と出力値との差であると判断される。この出力レベル
は、それぞれ、特定のインク小滴数に対応する、可能性
のある出力レベル数の1つである。従って、本発明の場
合、2つの方程式で表現される標準拡散アルゴリズム
が、それぞれ、複数のインク小滴に対応する、複数のし
きい値レベルの関数として計算される。第1の方程式
(式1)によって、ピクセル当たりの小滴数が規定のし
きい値レベルの関数として下記のように求められる。 b(m,n)=step[i(m,n)−Σajke(m−j,n−k)− T(i(m,n))]+X(i(m,n)) 式1 ここで、iは、イメージ入力ピクセルであり、Tは、入
力レベルi(m,n)によって決まる適合するしきい値
レベルである。Xは、i(m,n)未満の最大出力レベ
ルに関するインク小滴数であり、bは、イメージのm列
目のn行目に位置するピクセルに印刷されるインク小滴
数を表している。
【0031】第2の方程式(式2)によって、エラーが
o(b(m,n))の関数として下記のように求められ
る(ここで、o(m,n)は、ピクセル当たりの小滴数
の関数として選択された出力レベルである)。 e(m,n)=o(b(m,n))−[i(m,n)−Σajke (m−j,n−k)] 式2
【0032】図2には、シアンのような単一カラー・プ
レーンに関する本発明の複数小滴エラー拡散回路が示さ
れている。同様の回路が、残りのカラー・プレーンにつ
いても存在する。図2の回路は、標準的な論理回路を用
いた専用ハードウェア回路、あるいは、VLSI設計を
用いた単一チップとすることが可能な、図1の複数小滴
エラー拡散回路82に組み込まれる。しかし、おそらく
は、図2の回路は、周知の方法に基づいてプログラムさ
れた適合するソフトウェア制御を含む、マイクロプロセ
ッサによって実施される可能性のほうが高い。従来のあ
るいは汎用のマイクロプロセッサに対するソフトウェア
命令によって、エラー制御拡散アルゴリズムをプログラ
ムし、実行するのは一般的なことである。これは、さま
ざまな先行特許及び商品によって教示のところである。
こうしたプログラミングまたはソフトウェアは、もちろ
ん、利用される特定の機能、ソフトウェア・タイプ、及
び、マイクロプロセッサまたは他のコンピュータ・シス
テムによって異なる可能性があるが、本明細書で示され
ているような機能説明に基づく、あるいは、常套的な機
能に関する従来の知識とソフトウェア及びコンピュータ
技術における一般的な知識を併用した、無理な演習を行
わなくても、利用可能であるか、あるいは、容易にプロ
グラム可能である。こうしたソフトウェアには、C++
のようなオブジェクト指向ソフトウェア開発環境を含め
ることが可能である。
【0033】変換器72は、1つ以上の完全な全ページ
・イメージのビット・マップを部分的に記憶する入力ラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)90に入力され
る、デジタル化イメージ信号83を発生する。入力RA
Mにアドレス指定して、入力デジタル・イメージ信号I
n がピクセル毎に回路に送り込まれる。各入力ピクセル
は、その対応するエラーEn-1 が、加算器92において
入力値に加算される。修正イメージが、修正イメージ・
レジスタ94に一時的に記憶される。修正イメージIn
+En-1 は、しきい値レベル/クリッピング・レベル・
コンパレータ96に転送される。特定のエッジ強調度が
得られるようにしたい場合、まず、RAMまたは他の何
らかのデータ記憶装置に記憶されているしきい値修正子
ルック・アップ・テーブル98による表示に従って、各
ピクセルの入力値In に基づく修正子を計算することに
よって、修正しきい値レベルTn が求められる。入力レ
ベルIn の値、並びに、対応するしきい値修正子(K−
1)は、ルック・アップ・テーブル98に記憶され、入
力In の値に応じて選択される。次に、しきい値計算減
算器100において、公称しきい値T0 から修正In
(K−1)を引いて、しきい値レベル/クリッピング・
レベル・コンパレータ96において適用されるしきい値
Tが求められる。
【0034】修正イメージ値In +En-1 と修正しきい
値レベルTを比較して、RAMまたは他の何らかのデー
タ記憶装置に記憶される複数小滴しきい値レベル・ルッ
ク・アップ・テーブル102に記憶される、適合する出
力レベルBが求められる。この比較によって、図1のプ
リンタ10に伝送されることになる出力レベルBが求め
られるが、ここで、出力レベルBは、シアンのための単
一ピクセル位置に付着させるインク小滴数に相当する。
さらに、しきい値レベル/クリッピング・レベル・コン
パレータ96は、エラー計算に用いられる修正イメージ
値In +En-1に対応する適正なエラー・レベルも決定
する。
【0035】後掲の表1には、各色分解毎に、ピクセル
当たりの小滴数の関数としてのいくつかの出力レベルが
含まれているが、ここで、最大小滴数は、例えば、16
である。表中の情報は、LUT102に組み込まれる。
しかし、本発明は、任意の小滴数に適用可能である。さ
らに、この表には、しきい値レベルが各カラー・プレー
ンに固有のものである、本発明のもう1つの態様が示さ
れている。出力レベルC、M、Y、K及び、その間の出
力レベル間隔(V)、及び、各出力レベルに関するしき
い値TC 、TM 、TY 、TK が示されている。各色分解
に関する最初の行は、複数小滴インク・ジェット・プリ
ンタに用いられる可能性のあるレベル例であり、その下
の行は、所定のレベルと先行レベル(1つ低い)との間
の色分解である。しきい値は、一般に、必ずしもそれに
限るわけではないが、レベル間の中間であり、やはり示
されている。レベル0=0は示されていない。
【表1】
【0036】修正イメージIn +En-1 がしきい値レベ
ルを超えると、対応する出力On レベルが選択され、変
更符号インバータ104に伝送される。修正イメージ値
から出力レベルを引くことによって、後続の入力ピクセ
ルに関するエラー・レベルが求められる。この減算操作
は、変更符号インバータ及び加算器106によって実施
される符号変換のために行われ、その値は、エラーRA
M108に記憶される。遅延バッファ110は、単一ピ
クセル遅延を発生し、1次元状況におけるエラー値を記
憶する。多次元状況の場合、エラー値は、当該技術にお
いて既知のように、分割され、分散方式に基づいて、隣
接ピクセル及び近接ピクセルの間で分散される。
【0037】例えば、16小滴システムの場合、表1に
おけるシアンからの値を利用すると、入力レベルに先行
ピクセルからのエラーを加えた値が、しきい値コンパレ
ータにおいて比較され、こうしたレベルが、ブロック1
12に示すように、1つのインク小滴に関するしきい値
(15の値)を超えなければ、プリンタに送られる小滴
はゼロであり、ゼロの出力レベルが変更符号インバータ
104に送られるが、この回路は、前述のように機能す
る。同様に、入力レベルに先行ピクセルからのエラーを
加えた値が、ブロック114における1に等しい小滴数
に関するしきい値レベルに達すると、1つの小滴が、そ
のピクセル位置に関してプリントヘッドに送られ、31
の値が、変更符号インバータ104に戻される。2、
3、及び、4の小滴に関する例も、それぞれ、ブロック
116、118、及び、120に示されている。小滴値
のそれぞれに関するしきい値処理のレベルは、表1から
選択されたものであり、2つの小滴のしきい値レベルは
46、3つの小滴のしきい値レベルは73、4つの小滴
の場合はしきい値レベルが96、以下16の小滴まで同
様である。もちろん、他のしきい値を用いて、付着させ
る小滴数を決めることも可能である。
【0038】表1に示す出力レベルの選択によって、明
確な利点が得られる。利点の1つは、トーン再生曲線の
上昇と整合するレベルを選択することによって、2値エ
ラー拡散に関する黒及びトーン再生曲線に対して急速な
増大を補償することが可能になる。従って、再生曲線の
トーンの上昇にほぼ一致するレベルを選択することによ
って、シャドウにおける多くのレベルが利用できなくな
るのが阻止される。こうしてトーン再生曲線を伸張する
のは有効ではあるが、R、G、BからC、M、Y、及
び、Kスペースへのカラー変換に加えて、TRCに対す
るより精密な補正を実施することができるので、それ
は、選択されるレベル値に関する主たる考慮事項ではな
い。主たる理論的根拠は、しきい値の選択によって、2
値エラー拡散アルゴリズムにおける他の人為的効果を軽
減することができるという点にある。第1の利点は、こ
れらの値を操作して、イメージの人為的効果を最も有効
に取り除くことができる点にある。複数レベル間の差を
奇数値として、できれば、3で割ることのできない数と
して選択することによって、一般に出力イメージに見受
けられる制限サイクルが大幅に減少する。素数の利用が
望ましいが、あいにく、限られた数の素数だけしか存在
しない。入力は、整数値であり、実際には連続していな
いので、制限サイクルが問題となる特定のレベルが、単
純に回避されるか、あるいは、少なくとも低減する。所
定の素数が1つのカラー・プレーンだけにおいて因数と
して用いられる場合、カラー・プレーン間に矛盾を持ち
込むことなく、さまざまなレベルに再利用することが可
能である。
【0039】カラー2値エラー拡散の主たる人為的効果
の1つは、異なるカラー・プレーンにおける偶発的なピ
クセルの相関である。初期条件、すなわち、先行ピクセ
ルから繰り越されるエラーに応じて、カラー・インク小
滴を分離することが可能であるが、互いに重なる、ある
いは、互いに極めて近接した位置につく可能性もある。
このパターンは、相関関係が強くなりやすい。人為的効
果及びカラー・シフトの可能性も大きくなる。本複数小
滴アプローチでは、こうした効果は軽減されるか、ある
いは、除去される。各カラーに固有のしきい値レベル間
の差に関する値を選択することによって、カラー・プレ
ーン間における相関の可能性はほぼなくなる。表1に示
す例の場合、シアンに関して、第1のしきい値レベルは
31に設定され、マゼンタ29、黄33、及び、黒35
についても設定が行われる。黄または暗いシャドウ領域
の場合、1/2、1/3、及び、2/3の制限サイクル
はその他の領域ほど顕著ではないので、黄及び極めて暗
いレベルについては、2または3で割ることの可能な値
を用いることが望ましい。従って、C=M=Yの固定入
力の場合、入力レベルが同じであっても、カラーの相関
は生じない。異なるカラー・プレーンにおける2つのレ
ベルが、レベル間において同じ分離比率にはなり得ない
ので、無相関が生じる。例えば、CMY入力が1、1、
1の場合、第1のレベルに関連した有効な入力は、それ
ぞれ、1/31、1/29、及び、1/33になる。レ
ベル間隔が全て異なり、可能性のあるのが素数であるた
め、相関はほぼ排除される。
【0040】問題の種は、複数小滴処理によって自動的
に軽減される。問題の種が最も厳しい、すなわち、純粋
な2値の場合よりも明るいか、または、小さいインク小
滴が要求される、レベル1の入力のような明るい入力の
場合、問題の種は大幅に軽減される。上記例において、
CMY入力が1、1、1の場合、第1のレベルに関連し
た入力が、それぞれ、1/43、1/41、及び、1/
39になり、1つのインク小滴によって、それぞれ、
C、M、及び、Yについて、ほぼ31、29、及び、3
3ピクセルの領域内の印刷が行われることを表してい
る。この度数では、エラー拡散アルゴリズムは、1の入
力が、255ピクセルの領域内に1つのインク小滴が印
刷されることを表す、2値の場合に比べて問題の種を被
りにくくなる。換言すると、2値の場合、255ピクセ
ルの領域は、1次元に集合する小滴と極めて不均整であ
り、垂直次元に拡散するが、印刷される小滴まわりの3
1、29、及び、33ピクセル領域は、より均整がとれ
ている。
【0041】本発明のもう1つの態様には、印刷すべき
ピクセル位置内の位置に対するインク小滴の割り当てが
含まれている。これによって、特定のプリンタのピクセ
ル配置、画質、及び、安定性を最適化するフレキシビリ
ティを増すことになる。こうした充填法については、参
考までに本明細書に援用されている、David Ma
ntellに対する「Liquid Ink Prin
ting WithSmall Drop Overp
rinting」と題する米国特許出願第08/67
3,517号に記載がある。そこに述べられているよう
に、液体インクによるグレイ・スケール印刷は、ピクセ
ル空間または位置内に不等間隔または等間隔をなすいく
つかのインク小滴を付着させることによって大幅に改良
することが可能であり、この場合、各小滴は、小滴中心
が異なるが、ピクセル空間の中心近くに集合する。イン
ク小滴による重ね刷りの利点を実現するため、プリント
・ヘッド28には、さらに小さいノズルが含まれてお
り、ピクセル位置内に噴射するように選択された最大総
数のインク小滴によって、単一小滴によるピクセル位置
の充填のように、ピクセル位置がほぼ充填されることに
なる。
【0042】イメージ・データ・ピクセルは、グループ
化して分離される。各分離毎に、1組のイメージ信号ま
たは分離ピクセルが得られる。これらを利用して、プリ
ンタを駆動し、イメージの1つの色分解を生じさせるこ
とが可能である。しかし、多色プリンタの場合、互いに
重なり合ったこれらを分解することによって、カラー・
イメージが形成される。例えば、図3に示すように、複
数の色分解が、例証のため別個に示されている。シアン
に関して略示された第1の色分解130には、例えば、
プリンタ10による印刷のため、シアン・インクの単一
小滴またはドット134が吹き付けられるピクセル位置
132が含まれている。マゼンタのための第2の色分解
136には、単一ピクセル位置内に2つのインク小滴1
38が含まれている。黄のための第3の色分解140に
は、単一ピクセル内に3つのインク小滴142が含まれ
ている。黒の第4の色分解144には、単一ピクセル内
に4つのインク小滴146が含まれている。例示のイン
ク小滴は、拡散前である。
【0043】本発明は、単一ピクセル位置内に互いに重
ねて配置される複数小滴に対して利用することも可能で
ある。
【0044】このアルゴリズムが有効な他のプリンタ構
成が数多く存在する。1つは、音響インク印刷である。
こうしたプリンタの場合、所定のピクセル位置の約1/
4内に、多くのインク小滴が600spiで急速に印刷
される。アルゴリズムの複数主滴エラー拡散部分は、上
述のものと同じである。主たる考慮事項は、ピクセルの
重なりの変動及びピクセル間の相関による、ハイライト
領域において可能性のあるカラー・シフトを除去するこ
とである。サブ・ピクセル・グリッドがピクセル全体を
カバーしていなくても、上述の場合のように印刷される
ピクセルのパターンによって、カラーがわずかにオフセ
ットする可能性がある。このテクノロジでは、インク・
ジェット・テクノロジの場合のように、同じエジェクタ
から放出されるインク小滴の体積にわずかな変動が生じ
る可能性がある。従って、最初のインク小滴が残りのイ
ンク小滴より小さいか、あるいは、インク小滴がある体
積であるものもあれば、異なる体積であるものもある可
能性があり、望ましい。エラー拡散において、各出力レ
ベルは、やはり上述の小滴数に対応する。代わりに、最
初の1つまたは複数のインク小滴が、異なるプリントヘ
ッドまたは同じプリント・ヘッドの一部からの異なる密
度のインクによって印刷される可能性もある。やはり、
各出力レベルは、上述の小滴数に対応する。こうしたイ
ンクには、明るいシアン、標準のシアン、明るいマゼン
タ、及び、標準のマゼンタが含まれる。
【0045】パターン・アプローチに関連して用いられ
るもう1つのアプローチは、ハードウェアにおいてカラ
ー・ピクセルを互いにオフセットさせることである。例
えば、ノズルの噴射時間を変化させること(これによっ
て、走査方向におけるカラー変位が生じる)、及び/ま
たは、非走査方向においてカラー・ノズルをわずかにオ
フセットさせることによって、インク小滴の位置を所定
のピクセル位置に対し物理的にわずかにオフセットさせ
ることが可能である。代替案として、ピクセルが分離さ
れており、600spiの正方形のグリッドに全てのイ
ンク小滴を印刷する代わりに、小滴の半分が、走査方向
において1200spi毎に印刷される(一方、非走査
方向では、やはり600spiのグリッドに印刷され
る)場合、サーマル・インク・ジェット・プリンタのケ
ースにおいて前述のところと全く同様に、2つの位置間
で小滴の選択を最適化することが可能である。
【0046】本発明の説明は、インク・ジェット環境に
おけるその特定の実施態様に関連して行ってきたが、当
該技術者には、多くの代替、修正、及び、変更が明らか
になるであろうことが明白である。例えば、本発明は、
例示の実施態様に制限されるものではなく、液体インク
・プリント・ヘッドを含む任意の液体インク・プリンタ
に適用可能である。例えば、本発明の実施態様の1つで
は、プリント・ヘッドには、アレイが異なるカラーにセ
グメント化された、単一ノズル・アレイを含むことが可
能である。さらに、本発明は、インクを付着させるため
の所定のアルゴリズムに関連して説明してきたが、それ
に制限されるものではなく、チェッカボード印刷並びに
複数小滴チェッカボード印刷に利用することも可能であ
る。同様に、本発明の説明は、エラー拡散アルゴリズム
に関連して行ってきたが、エラー・フィードバックを利
用する他のイメージ処理アルゴリズムにも適用可能であ
る。従って、本発明は、付属の請求項の趣旨及び広い範
囲内に含まれる、こうした代替、修正、及び、変更の全
てを包括することを意図したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント・ドライバを含む印刷シ
ステムの略ブロック図である。
【図2】本発明のカラー・プレーンの1つに対する複数
小滴エラー拡散回路の概略図である。
【図3】インク小滴の重ね刷りによって付着したインク
小滴を含む、シアン、マゼンタ、及び、黒のカラー・プ
レーンの概略図である。
【図4】本発明を取り入れたカラー・インク・ジェット
印刷システムの透視図である。
【符号の説明】 10 インク・ジェット・プリンタ 11 パーソナル・コンピュータ 12 インク容器 14 インク容器 16 インク容器 18 インク容器 19 プリント・カートリッジ 20 キャリッジ 22 キャリッジ・レール 24 プリンタ・フレーム 26 プリント・ヘッド 27 電気ケーブル 30 記録媒体 32 給紙スタック 36 プラテン 38 ガイド部材 54 印刷データ 56 プリント・ドライバ 58 ユーザ・インターフェイス 60 プリンタ・コントローラ 62 エンコーダ 64 印刷品質バッファ 66 媒体タイプ・バッファ 68 イメージ・タイプ・バッファ 70 明/暗バッファ 72 RGB・CMYK変換器 74 出力イメージ 76 レンダリング変換器 77 出力セレクタ 78 解像度変換装置 80 カラー補正装置 81 ハーフトーン/エラー拡散装置 82 複数小滴エラー拡散装置 83 デジタル化イメージ信号 90 入力RAM 92 加算器 94 修正イメージ・レジスタ 96 コンパレータ 98 ルック・アップ・テーブル 100 しきい値計算減算器 102 ルック・アップ・テーブル 104 変更符号インバータ 106 加算器 108 エラーRAM 110 遅延バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が光学的密度の第1の数の入力レベ
    ルを備える、複数の入力ピクセルを含む入力イメージに
    応答して記録媒体にインク小滴を付着させ、各々が光学
    的密度の第2の数の出力レベルを備える、複数の出力ピ
    クセルを含む出力イメージを形成する、カラー液体イン
    ク・プリンタのためのプリント・ドライバを製造する方
    法であって、 第1の数の複数の入力レベルの関数として第2の数の複
    数の出力レベルを決定するステップと、 決定された数の複数の出力レベルのそれぞれにしきい値
    基準信号を割り当てるステップと、 決定された数の複数の出力レベルのそれぞれにインク小
    滴数を割り当てるステップと、 割り当てられたしきい値基準信号及び割り当てられたイ
    ンク小滴数を含む信号ルック・アップ・テーブルを生成
    するステップと、 信号ルック・アップ・テーブルに結合されて、信号ルッ
    ク・アップ・テーブルから割り当てられたしきい値基準
    信号の1つを受信する、エラー拡散回路を含む、プリン
    ト・ドライバを製造するステップが含まれている、方
    法。
  2. 【請求項2】 各々が光学的密度の第1の数の入力レベ
    ルを備える、複数の入力ピクセルを含む入力イメージ信
    号に応答して、複数のピクセル位置を含む出力イメージ
    を印刷するためのカラー印刷システムであって、 記録媒体に複数のインク小滴を付着させて、イメージを
    印刷するプリント・ヘッドと、 エラー拡散回路を含む、入力イメージを受信して、エラ
    ー信号としきい値基準信号の関数として小滴信号を発生
    する、前記プリント・ヘッドを制御するプリント・ドラ
    イバとが含まれていて、前記小滴信号によって、前記カ
    ラー・プリントッドが、複数のピクセル位置の1つの位
    置内に複数のインク小滴を付着させることを特徴とす
    る、 カラー印刷システム。
JP10305614A 1997-10-30 1998-10-27 プリント・ドライバ製造方法及びカラー印刷システム Withdrawn JPH11314383A (ja)

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