JP5929208B2 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents
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ここで、印刷媒体のロットが変った場合やインクのロットが変った場合における基準色に対する色再現性のずれを、インク量を表す階調データをインク量の異なる3種類のドットの形成量を表す階調データに変換するドット振分テーブルにより補償することにより、良好な色再現性を担保する印刷制御装置が知られている(特許文献1および2参照)。
当該構成によれば、ユーザーは、UI画面を介して、インク量が異なる複数種類のドットのうち少なくとも一部の種類のドットについて使用量を指示することで、所望の画質を容易に実現させることができる。
1.装置構成の概略
図1は、本実施形態にかかるシステム1の構成を概略的に示している。システム1は、例えば、コンピューター10およびプリンター20を有する。コンピューター10及び/又はプリンター20は、本発明の画像処理装置の例に該当する。画像処理装置は、画像処理方法の実行主体となる。コンピューター10では、演算処理の中枢をなすCPU11がシステムバスを介してコンピューター10全体を制御する。当該バスには、ROM12、RAM13、各種インターフェース(I/F18等)が接続され、またハードディスクドライブ(HDDRV)15を介して記憶手段としてのハードディスク(HD)14が接続されている。HD14にはオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム、プリンタードライバー14d等が記憶され、これらはCPU11によって適宜RAM13に読み出され実行される。
図2は、本実施形態においてユーザーに提供されるUI画面16aを例示している。UI画面16aは、インク量が異なる複数種類のドットのうち少なくとも一部の種類のドットについての使用量の指示を受け付けるための画面である。UI画面16aは、例えば、コンピューター10の表示部16に表示される。ここでは、コンピューター10に搭載された所定のアプリケーションプログラムあるいはプリンタードライバー14dの機能により表示部16に表示される印刷設定画面の一部として、UI画面16aが表示されているものとする。図2に例示するように、UI画面16aでは、小ドットの使用量(使用率)および中ドットの使用量(使用率)の組合せを複数提示しており、かつ、各組合せに対応して選択欄16a1を表示している。ユーザーは、操作部17を操作して、複数の選択欄16a1の中から任意に一つの選択欄を選択することにより、小ドットの使用量(使用率)および中ドットの使用量(使用率)の組合せを一つ選択することができる。ここではドットの使用量をパーセント(%)で表現しているが、これは印刷媒体の単位領域に対するドットによる被覆率(濃度)に相当する。いずれにしても、ユーザーに対しては、数値の大小によってドットの使用量の多少が示されている。
図5は、本実施形態においてコンピューター10のCPU11がプリンタードライバー14dに従って実行する印刷制御処理を、フローチャートにより示している。
ステップS100では、CPU11は、印刷対象としてユーザーにより選択された画像データを、HD14等の所定の記憶領域から読み出して取得する。ユーザーは、表示部16に表示された所定のUI画面を視認しながら操作部17を操作することにより、印刷対象とする画像データを任意に選択することができる。画像データは、各画素が後述の色変換処理(ステップS140)において使用される色変換LUTの入力表色系で規定されたデータであるとする。本実施形態では一例として、sRGB(レッド、グリーン、ブルー)表色系を、色変換LUTの入力表色系とする。なお、取得した画像データが当該入力表色系に対応していない場合には、CPU11は、取得した画像データを当該入力表色系のデータに適宜変換する。また、CPU11は、画像データに対して、解像度変換処理や画質補正処理などを適宜施すことができる。
まず、上記基準値からの変更に対応したドット振分テーブル(インク種類毎のテーブル)としては、例えば、上述した標準SMLテーブル14bと同様の方法で生成可能である。つまり、小ドットの形成量の最大値a1・X1を、上記UI画面16aを介して指示された小ドットの使用量(例えば10%)を0〜255の階調範囲で正規化した値とする。同様に、中ドットの形成量の最大値a2・X2を、上記UI画面16aを介して指示された中ドットの使用量(例えば20%)を0〜255の階調範囲で正規化した値とする。代替比率X1,X2は、標準SMLテーブル14bを生成したときの値と同じであり既知である。つまり、ユーザーから小、中ドットの使用量の変更指示があると、ドット振分テーブルが規定する小ドット用のテーブルの頂点位置(最大ドット形成量)と中ドット用のテーブルの頂点位置(最大ドット形成量)が標準SMLテーブル14bと比較して変化する。
例えば、各画素のインク量を表す階調値が0〜255まで一定方向に段階的(あるいはグラテーション状に)に変化するテストパターンを表現するテスト画像データに基づいて、一種類のインク(例えばCインク)を用いてプリンターにより当該テストパターンを印刷媒体に印刷させる。この際、印刷までの過程で、テスト画像データに対する小、中、大ドットへのドット振分処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理といった公知の処理が実行されるが、ドット振分処理においては、標準SMLテーブル14b含む、複数の小、中ドットの使用量に対応した複数のドット振分テーブルの中から、一つのドット振分テーブルを選択して用いるものとする。このように印刷されたテストパターンであって、ドット振分処理に標準SMLテーブル14bが用いられたテストパターンの測色結果を、図8のグラフG3(一点鎖線)により示している。
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような実施形態も可能である。上記実施形態や以下の実施形態を適宜組み合わせた内容も、本発明の開示範囲である。以下では、これまでに説明した事項と同様の事項については、適宜説明を省略する。
Claims (6)
- インク量が異なる複数種類のドットのうち少なくとも一部の種類のドットについての使用量の指示を受け付けるためのユーザーインターフェース画面を所定の表示部に表示させ、
予め定められた基準となる上記複数種類のドットの使用量の下で再現される色に対する、上記指示にかかる複数種類のドットの使用量の下で再現される色のずれを補正するための補正データを取得し、
上記補正データに基づいて、印刷に使用されるインク量を規定した画像データを補正する、ことを特徴とする画像処理装置。 - 上記複数種類のドットのうち相対的にインク量が少ない一種類以上のドットについての使用量の指示を上記画面を介して受け付けることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 印刷結果における粒状性向上と印刷結果における筋状の濃淡の発生抑制についての優先度合いを入力させるための表示を含む上記画面を表示させ、当該画面を介して、粒状性向上の優先度合いが高い旨の指示を入力した場合には上記インク量が少ない一種類以上のドットについての使用量を増加させる指示として受け付け、上記濃淡の発生抑制の優先度合いが高い旨の指示を入力した場合には上記インク量が少ない一種類以上のドットについての使用量を低下させる指示として受け付けることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 上記画像データのうち、上記色のずれが相対的に大きく表れる所定濃度範囲に対応するインク量を規定した画像データを対象として、上記補正を行なうことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
- インク量が異なる複数種類のドットのうち少なくとも一部の種類のドットについての使用量の指示を受け付けるためのユーザーインターフェース画面を所定の表示部に表示させ、
予め定められた基準となる上記複数種類のドットの使用量の下で再現される色に対する、上記指示にかかる複数種類のドットの使用量の下で再現される色のずれを補正するための補正データを取得し、
上記補正データに基づいて、印刷に使用されるインク量を規定した画像データを補正する、ことを特徴とする画像処理方法。 - インク量が異なる複数種類のドットのうち少なくとも一部の種類のドットについての使用量の指示を受け付けるためのユーザーインターフェース画面を所定の表示部に表示する機能と、
予め定められた基準となる上記複数種類のドットの使用量の下で再現される色に対する、上記指示にかかる複数種類のドットの使用量の下で再現される色のずれを補正するための補正データを取得する機能と、
上記補正データに基づいて、印刷に使用されるインク量を規定した画像データを補正する機能とを、コンピューターに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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