JP4273318B2 - 色変換装置、色変換方法、印刷制御プログラム - Google Patents
色変換装置、色変換方法、印刷制御プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4273318B2 JP4273318B2 JP2003327013A JP2003327013A JP4273318B2 JP 4273318 B2 JP4273318 B2 JP 4273318B2 JP 2003327013 A JP2003327013 A JP 2003327013A JP 2003327013 A JP2003327013 A JP 2003327013A JP 4273318 B2 JP4273318 B2 JP 4273318B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- color
- image data
- color conversion
- colors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Color, Gradation (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Description
かかる構成によれば、ハイライトにおいても分光反射特性に偏りのある有彩色インクを使用しないので、光源等に依存して色の見え方が変動することはなかった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、個体差および光源による色の見え方の差が生じにくく、さらにバンディングが生じにくく、粒状感を感じさせにくい色変換装置、色変換方法、印刷制御プログラムの提供を目的とする。
また、メタメリズムに基づく色変化が少ないと判断される50%よりも低い階調となるように、上記墨色に加えてコンポジットグレーを生成するための上記複数の有彩色の階調成分が記述される。すなわち、上記複数の有彩色の階調成分は所定のしきい値よりも低くされるため、同複数の有彩色により生成されるコンポジットグレーに起因する色変化を少なくすることができる。コンポジットグレーは、分光反射率が一定ではない複数の有彩色インクで構成されるため、光源を変えたりすると色味が変化する場合がある。そこで、分光反射率が略一定な墨色インクも併用することにより、色味が変化することを抑制することができる。従って、全体の見え方に微妙な色味の変化が影響しやすい略無彩色領域の色も忠実に表現することができる。
(1)本発明の構成:
(2)LUTの構成:
(3)印刷処理:
(4)画像の印刷:
(5)まとめ:
図1は本発明にかかる印刷制御装置を構成するシステムの概略ハードウェア構成を示しており、図2はプリンタの概略ハードウェア構成を示している。即ち、本実施形態においてはプリンタとプリンタを制御するコンピュータとによって印刷装置を構成する。コンピュータ10はROM13やRAM14からなるプログラム実行環境を備えており、システムバス12を介しデータを授受して所定のプログラムを実行可能である。
図5はLUT15bの一例を示している。LUT15bは、予め作成されてHDD15に保存されており、色変換の際に読み出される。同LUT15bではRGBデータとClcMlmYK1K2K3データのそれぞれが0〜255の値を有し、各色256階調(8ビット)である。また、RGBデータについてはRGBの各要素色について階調値域を16分割して代表色を形成しており、RGB各色について階調値「0,16,32,、、、255」の総ての組み合わせが規定されている。従って、LUT15bについては173個の代表色が存在する。
X=D/K ・・・(1)
初期において上記式(1)の最大構成割合Eに50%を代入し、最大減少量Dを算出する。そして、算出された最大減少量Dを満足するような放物線を特定し、同放物線から各入力輝度階調に対応するK1インクの出力階調の減少量を特定している。
図12は、印刷処理の流れをフローチャートにより示している。本実施形態において、上記PRTDRV21は上記LUT15bを使用して色変換を行いつつ、プリンタ40に印刷を実行させる。すなわち、PRTDRV21は印刷を実行するために図4に示す画像データ取得モジュール21aと色変換モジュール21bとハーフトーン処理モジュール21cと印刷データ生成モジュール21dとを備えている。利用者が上記APL25にて印刷実行を指示すると、図12に示すフローに従って印刷処理を実行する。印刷処理が開始されるとステップS300において上記画像データ取得モジュール21aは上記RAM14に格納された画像データ15aを取得する。
図13は、上記構成において画像を印刷する際の動作を概念的に示した動作概念図である。同図のディスプレイ18の表示画面は上記APL25の実行画面を示しており、APL25で画像データ15aを読み出すと当該画像データ15aがRAM14に格納され、ディスプレイDRV23の処理によって画像データ15aに基づく画像Aがディスプレイ18上に表示される。本発明による効果は略無彩色あるいは無彩色で顕著に現れることから、略無彩色を多く含む画像Aを例にして説明する。APL25においてはディスプレイ18に表示した画像Aに対して種々のレタッチ等を実行可能であるとともに当該画像Aの印刷実行指示を行うことが可能である。同図の実行画面はHDD15に格納されている画像データ15aを読み出して印刷実行指示を行う状態の画面であり、マウス32の操作によってファイルメニュー内の印刷タブを選択することによって印刷実行指示を行うことができる。
以上説明したように本発明において、シャドウ領域からハイライト領域の略無彩色を、墨色とコンポジットグレーとで表現することにより、使用ノズルが限定されがちなハイライト領域においてもバンディングを発生させにくくすることができる。また、コンポジットグレー成分の構成割合が所定値より低くなるように制限されるため、コンポジットグレーに起因する色変化を抑制することができる。さらに、墨色インクおよび有彩色インクについて淡濃度インクを併用することにより、ハイライト領域においてもインクの粒状感を感じさせにくくすることができる。
13,42…ROM、14,43…RAM 、15…HDD
15a…画像データ 、15b…LUT 、16…フレキシブルディスクドライブ
17…CD−ROMドライブ、18…ディスプレイ 、20…OS
21…PRTDRV、21a…画像データ取得モジュール
21b…色変換モジュール、21c…ハーフトーン処理モジュール
21d…印刷データ生成モジュール、22…入力機器DRV
23…ディスプレイDRV、25…アプリケーションプログラム
31…キーボード、32…マウス、40…プリンタ、44…ASIC
45…コントロールIC、47a…キャリッジ機構、47b…紙送り機構
48a〜48h…インクカートリッジ、49…ヘッド駆動部
Claims (3)
- 第一の画像機器で使用される三要素色についての階調値を示す第一画像データと印刷装置にて使用される複数の有彩色と複数の濃度の墨色についての階調値を示す第二画像データとの対応関係を複数の代表色について規定した三次元色変換テーブルを参照し、画像を構成するドットマトリクス状の画素の色を表現した第一画像データを第二画像データに色変換する色変換装置であって、
上記三次元色変換テーブルは、
無彩色領域でシャドウ領域からハイライト領域の全般にわたり上記複数の濃度の墨色のいずれかに階調成分を有しており、かつ、同墨色に加えて上記複数の有彩色を減法混色したコンポジットグレーを生成する階調成分を有するように記述されており、
全体の濃度に対するコンポジットグレーの濃度の構成割合が中間階調を頂点とした上に凸の放物線によって表され、複数の有彩色と複数の濃度の墨色の総階調値が上限値を超えなくなるまで当該放物線の頂点が示す構成割合を50%から徐々に減少させることにより作成されており、
上記第一画像を取得して上記三次元色変換テーブルを参照しつつ補間演算を実行し、上記第二画像データで構成した画像データを生成する色変換手段を具備することを特徴とする色変換装置。 - 第一の画像機器で使用される三要素色についての階調値を示す第一画像データと印刷装置にて使用される複数の有彩色と複数の濃度の墨色についての階調値を示す第二画像データとの対応関係を複数の代表色について規定した三次元色変換テーブルを参照し、画像を構成するドットマトリクス状の画素の色を表現した第一画像データを第二画像データに色変換する色変換方法であって、
上記三次元色変換テーブルは、
無彩色領域でシャドウ領域からハイライト領域の全般にわたり上記複数の濃度の墨色のいずれかに階調成分を有しており、かつ、同墨色に加えて上記複数の有彩色を減法混色したコンポジットグレーを生成する階調成分を有するように記述されており、
全体の濃度に対するコンポジットグレーの濃度の構成割合が中間階調を頂点とした上に凸の放物線によって表され、複数の有彩色と複数の濃度の墨色の総階調値が上限値を超えなくなるまで当該放物線の頂点が示す構成割合を50%から徐々に減少させることにより作成されており、
上記第一画像を取得して上記三次元色変換テーブルを参照しつつ補間演算を実行し、上記第二画像データで構成した画像データを生成することを特徴とする色変換方法。 - 第一の画像機器で使用される三要素色についての階調値を示す第一画像データと印刷装置にて使用される複数の有彩色と複数の濃度の墨色についての階調値を示す第二画像データとの対応関係を複数の代表色について規定した三次元色変換テーブルを参照し、画像を構成するドットマトリクス状の画素の色を表現した第一画像データを第二画像データに色変換しつつ上記印刷装置を制御して印刷を実行させるコンピュータ読み取り可能な印刷制御プログラムであって、
上記三次元色変換テーブルは、
無彩色領域でシャドウ領域からハイライト領域の全般にわたり上記複数の濃度の墨色のいずれかに階調成分を有しており、かつ、同墨色に加えて上記複数の有彩色を減法混色したコンポジットグレーを生成する階調成分を有するように記述されており、
全体の濃度に対するコンポジットグレーの濃度の構成割合が中間階調を頂点とした上に凸の放物線によって表され、複数の有彩色と複数の濃度の墨色の総階調値が上限値を超えなくなるまで当該放物線の頂点が示す構成割合を50%から徐々に減少させることにより作成されており、
上記第一画像を取得して上記三次元色変換テーブルを参照しつつ補間演算を実行し、上記第二画像データで構成した画像データを生成する色変換機能と、
当該生成された画像データから上記画像を印刷させるための印刷データを生成して印刷装置に出力する印刷データ出力機能とをコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な印刷制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003327013A JP4273318B2 (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 色変換装置、色変換方法、印刷制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003327013A JP4273318B2 (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 色変換装置、色変換方法、印刷制御プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005094528A JP2005094528A (ja) | 2005-04-07 |
JP4273318B2 true JP4273318B2 (ja) | 2009-06-03 |
Family
ID=34456999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003327013A Expired - Lifetime JP4273318B2 (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 色変換装置、色変換方法、印刷制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4273318B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5402178B2 (ja) * | 2009-04-07 | 2014-01-29 | セイコーエプソン株式会社 | 記録制御装置、記録システム、記録制御方法、及び、プログラム |
JP7481935B2 (ja) | 2020-07-21 | 2024-05-13 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法 |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003327013A patent/JP4273318B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005094528A (ja) | 2005-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002321396A (ja) | 色の光源依存性を抑えた印刷 | |
JP2005348053A (ja) | 色変換を行う装置、印刷制御装置、方法およびプログラム、色変換データを作成する装置、方法およびプログラム、並びに、色変換データを記録した記録媒体 | |
US8550588B2 (en) | Printing using plurality of color ink including white ink | |
JP6417191B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JPH1074255A (ja) | 中間調処理におけるマトリックスを使用したグレイ成分の置換 | |
JP5493625B2 (ja) | 印刷装置、印刷プログラムおよび印刷方法 | |
US6806979B2 (en) | Black color generation amount determining method in black printing, a black color generation amount determining apparatus in black printing, a media having recorded thereon a black color generation amount determining program in black printing | |
JP4458234B2 (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム | |
JP4424468B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび印刷制御装置 | |
JP3818372B2 (ja) | 印刷装置、印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した媒体および印刷方法 | |
JP4003046B2 (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷システム、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体 | |
JP2022021185A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法 | |
JP4273318B2 (ja) | 色変換装置、色変換方法、印刷制御プログラム | |
JP2005014586A (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム | |
JP2012227591A (ja) | 画像処理装置、印刷装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 | |
JP4433140B2 (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、色変換テーブルおよびインク量決定方法 | |
JP2005014488A (ja) | 改善インクの吐出制御 | |
JP7528635B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法 | |
US11498341B2 (en) | Image processing method, image processing device, and printing system | |
JP2003296087A (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した媒体、色変換装置、色変換方法、3次元色変換テーブルの作成方法および3次元色変換テーブル | |
JP2011055395A (ja) | 白色インクを含む複数色のインクを用いた印刷 | |
JP2002027269A (ja) | 画像データ変換装置、印刷制御装置、印刷装置、画像データ変換方法、および記録媒体 | |
JP2005007852A (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム | |
JP4561414B2 (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム | |
JP6172252B2 (ja) | 画像処理装置、印刷装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080409 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090204 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |