JP2003291376A - インク滴の大きさの誤差に応じてドットの記録率を変える印刷 - Google Patents

インク滴の大きさの誤差に応じてドットの記録率を変える印刷

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吐出量の誤差に起因する粒状性やバン
ディングの発生を抑制する。 【解決手段】 本発明の印刷では、インク量の異なる複
数種類のインク滴を選択的に吐出することにより1画素
の領域にサイズが異なるドットが形成される。本発明の
印刷装置は、このうちの少なくとも1つの種類の特定イ
ンク滴のインク量の誤差を表す誤差情報を受け取り、こ
の誤差情報に応じて特定インク滴で形成されるドットの
記録率を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクを吐出し
て印刷媒体上に画像を印刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
数色のインクを印刷ヘッドから吐出するタイプのカラー
プリンタが普及し、コンピュータが処理した画像を多色
多階調で印刷するのに広く用いられている。このような
階調表現は、印刷媒体上の1画素の領域にサイズの異な
る複数種類のドットのうちのいずれかを選択的に形成す
る方法でも行われている。
【0003】このような階調表現方法では、各サイズの
ドットを適切な記録率で記録することにより各階調値が
表現される。このドット記録率は、各ドットのサイズを
考慮して、粒状性(画像のざらつき)やバンディング
(筋状の画質劣化)を少なくするような最適な値に予め
設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インク吐出量
に誤差が存在する場合には、各ドットのサイズにも誤差
が生ずることになる。各ドットのサイズに誤差が生ずる
と、各ドットのサイズを前提として予め設定されている
ドット記録率が最適な値でなくなるという問題が生じて
いた。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、インク吐出量の
誤差に起因する粒状性やバンディングの発生を抑制する
技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
印刷媒体上にインク量の異なるN種類(Nは2以上の整
数)のインク滴を選択的に吐出することにより1画素の
領域にサイズが異なる前記N種類のドットを形成可能な
印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給す
べき印刷データを生成する印刷制御装置であって、前記
N種類のインク滴のうちの少なくとも1つの種類の特定
インク滴のインク量の誤差を表す誤差情報を受け取る誤
差情報受信部と、与えられた原画像データを処理するこ
とにより、印刷画像における各画素のドットの形成状態
を表すドットデータを生成するドットデータ生成部とを
備え、前記ドットデータ生成部は、前記誤差情報に応じ
て前記特定インク滴で形成されるドットの記録率である
特定ドット記録率が調整されたドットデータを生成する
ように構成されていることを特徴とする。
【0007】本発明の印刷制御装置によれば、誤差情報
に応じて複数種類のドットのうちの少なくとも1つのド
ットの記録率が調整されるので、インク吐出量の誤差に
起因して生ずる粒状性やバンディングの発生を抑制する
ことができる。
【0008】上記印刷制御装置において、前記特定イン
ク滴は、前記N種類のドットのうちの比較的小さい特定
ドットを形成するためのインク滴であり、前記ドットデ
ータ生成部は、前記特定ドット記録率の上限値が変更さ
れたドットデータを生成するように構成されているよう
にするのが好ましい。
【0009】複数種類のドットのうちの比較的小さいド
ットの記録率の最大値がバンディングの発生に比較的大
きく影響するので、このようなドットの記録率の上限値
を変更することにより効果的に粒状性やバンディングを
抑制することができる。
【0010】上記印刷制御装置において、前記ドットデ
ータ生成部は、前記特定インク滴が誤差で大きくなって
いることを前記誤差情報が表す場合には、前記特定ドッ
ト記録率の上限値を大きくするようにするのが好まし
い。
【0011】比較的小さいドットのインク滴が大きくな
ると、そのドットの記録率を上げてもバンディングが発
生し難くなる傾向があるので、そのドットの記録率の上
限を上げて視認されやすい比較的大きいドットの記録率
を下げることができる。この結果、バンディングの発生
を抑制しつつ粒状性を少なくして印刷画質を向上させる
ことができる。
【0012】上記印刷制御装置において、前記ドットデ
ータ生成部は、前記特定インク滴が誤差で小さくなって
いることを前記誤差情報が表す場合には、前記特定ドッ
ト記録率の上限値を小さくするようにするのが好まし
い。
【0013】比較的小さいドットのインク滴が小さくな
ると、そのドットの記録によりバンディングが発生し易
くなる傾向がある。しかし、このような場合にも、上記
構成のようにすれば、そのドットの記録率の上限を下げ
てバンディングの発生を抑制することができる。
【0014】上記印刷制御装置において、前記特定イン
ク滴は、前記N種類のインク滴のうちで最もインク量が
少ないインク滴であるようにしても良い。
【0015】上記印刷制御装置において、前記ドットデ
ータ生成部は、前記N種類のドットのドット記録率の決
定に利用可能な複数のドット記録率デーブルを格納する
テーブル格納部と、前記誤差情報に応じて、前記複数の
ドット記録率テーブルの中から1つを選択するテーブル
選択部とを備え、前記複数のドット記録率デーブルは、
前記誤差情報に応じて選択される特定のテーブルを含む
ようにするのが好ましい。
【0016】こうすれば、ドット記録率テーブルを誤差
情報に応じて選択するだけでドット記録率を調整するこ
とができるので本発明の適用に伴う処理の負担が少な
い。さらに、ハーフトーン処理その他の減色処理の方法
を変更しなくても本発明を適用することができるので、
本発明を簡易に適用することができる。
【0017】上記印刷制御装置において、前記ドットデ
ータ生成部は、前記誤差情報に応じて、さらに前記特定
インク滴のインク量の誤差が補償されたドットデータを
生成するように構成されているようにするのが好まし
い。
【0018】あるいは、上記印刷制御装置において、前
記特定のテーブルは、さらに、前記誤差情報に応じて前
記特定インク滴のインク量の誤差を補償するように調整
されているようにするのが好ましい。
【0019】こうすれば、粒状性等の改善と同時にイン
ク量の誤差を補償して正確な色を再現することが可能と
なる。
【0020】上記印刷制御装置において、前記ドット生
成部は、前記誤差情報と印刷媒体の種類とに応じて前記
特定ドット記録率が調整されたドットデータを生成する
ように構成されているようにするのが好ましい。
【0021】こうすれば、印刷媒体毎に好ましいドット
記録率が異なる場合にも、各印刷媒体に対して好ましい
ドット記録率に近づけることができる。
【0022】なお、本発明は、種々の態様で実現するこ
とが可能であり、たとえば、印刷方法および印刷装置、
それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピ
ュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録
した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送
波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実現するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.装置の構成: B.ドット形成制御処理: C.ドット記録率テーブルの設定: D.第1実施例におけるドット記録率の調整: E.第2実施例におけるドット記録率の調整: F.変形例:
【0024】A.装置の構成:図1は、本発明の一実施
例としての印刷システムの構成を示すブロック図であ
る。この印刷システムは、印刷制御装置としてのコンピ
ュータ88と、印刷部としてのカラープリンタ20と、
を備えている。なお、カラープリンタ20とコンピュー
タ88の組み合わせを、広義の「印刷装置」と呼ぶこと
ができる。
【0025】コンピュータ88では、所定のオペレーテ
ィングシステムの下で、アプリケーションプログラム9
5が動作している。オペレーティングシステムには、ビ
デオドライバ94やプリンタドライバ96が組み込まれ
ており、アプリケーションプログラム95からは、これ
らのドライバを介して、カラープリンタ20に転送する
ための印刷データPDが出力されることになる。アプリ
ケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して
所望の処理を行い、また、ビデオドライバ94を介して
CRT21に画像を表示する。
【0026】アプリケーションプログラム95が印刷命
令を発すると、コンピュータ88のプリンタドライバ9
6が、画像データをアプリケーションプログラム95か
ら受け取り、これをカラープリンタ20に供給するため
の印刷データPDに変換する。図1に示した例では、プ
リンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール
97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュ
ール99と、印刷データ生成モジュール100と、色変
換テーブルLUTと、複数のドット記録率テーブルDT
と、誤差情報受信部102と、が備えられている。これ
らの機能については後述する。
【0027】なお、プリンタドライバ96は、印刷デー
タPDを生成する機能を実現するためのプログラムに相
当する。プリンタドライバ96の機能を実現するための
プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録された形態で供給される。このような記録媒体とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読み取り可能
な種々の媒体を利用できる。
【0028】図2は、カラープリンタ20の概略構成図
である。カラープリンタ20は、紙送りモータ22によ
って印刷用紙Pを副走査方向に搬送する副走査送り機構
と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30を副
走査送り機構が備える排紙側副走査送り機構27の軸方
向(主走査方向)に往復動させる主走査送り機構と、キ
ャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60
(「印刷ヘッド集合体」とも呼ぶ)を駆動してインクの
吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機構と、こ
れらの紙送りモータ22,キャリッジモータ24,印刷
ヘッドユニット60および操作パネル32との信号のや
り取りを司る制御回路40とを備えている。制御回路4
0は、コネクタ56を介してコンピュータ88に接続さ
れている。
【0029】印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、
紙送りモータ22の回転をプラテン27と用紙搬送ロー
ラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図
示省略)。また、キャリッジ30を往復動させる主走査
送り機構は、プラテン27の軸と並行に架設されキャリ
ッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッ
ジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設する
プーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位
置センサ39とを備えている。
【0030】印刷ヘッドユニット60は、後述する印刷
ヘッド28と、インク吐出量の誤差を表す誤差情報を格
納した図示しないメモリとを有している。制御回路40
は、このメモリから誤差情報を読み出すとともに、コネ
クタ56を介してコンピュータ88に送信する。送信さ
れた誤差情報は、コンピュータ88内の誤差情報受信部
102(図1)に受信される。
【0031】図3は、印刷ヘッド28の内部の概略構成
を示す説明図である。インクカートリッジ71,72
(図2)がキャリッジ30に装着されると、インクカー
トリッジ内のインクが導入管67を介して吸い出され、
キャリッジ30下部に設けられた印刷ヘッド28の各色
ヘッド61ないし66に導かれる。
【0032】なお、初めてインクカートリッジが装着さ
れたときには、専用のポンプによりインクを各色のヘッ
ド61ないし66に吸引する動作が行われるが、本実施
例では吸引のためのポンプ、吸引時に印刷ヘッド28を
覆うキャップ等の構成については図示および説明を省略
する。
【0033】各色のヘッド61ないし66には、各色毎
に複数個のノズルNzが設けられており、各ノズル毎に
電歪素子の一つであって応答性に優れたピエゾ素子PE
が配置されている。ピエゾ素子PEとノズルNzとの構
造を詳細に示したのが図4である。図4上段に図示する
ように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導
くインク通路68に接する位置に設置されている。ピエ
ゾ素子PEは、電圧の印加により結晶構造が歪み、極め
て高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。
【0034】本実施例では、ピエゾ素子PEの両端に設
けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することによ
り、図4下段に示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印
加時間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を変形させ
る。この結果、インク通路68の体積はピエゾ素子PE
の伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインク
が、インク滴Ipとなって、ノズルNzの先端から高速
に吐出される。このインク滴Ipがプラテン27に装着
された用紙Pに染み込むことにより印刷が行われる。イ
ンク滴Ipの大きさは、ピエゾ素子PEへの電圧の印加
方法によって、変更することができる。これにより、た
とえば大中小の三種類の大きさのドットを形成すること
が可能である。
【0035】また、インク滴Ipの大きさは、インク通
路68の製造誤差やピエゾ素子PEの個体差に起因して
も変動する。この変動量が、誤差情報として印刷ヘッド
ユニット60が備えるメモリに格納されている。誤差情
報は、小ドットを形成するためのインク滴Ipに関する
情報である。
【0036】以上説明したハードウェア構成を有するプ
リンタ20は、紙送りモータ23により用紙Pを搬送し
つつ(以下、副走査という)、キャリッジ30をキャリ
ッジモータ24により往復動させ(以下、主走査とい
う)、同時に印刷ヘッド28の各色ヘッド61〜64の
ピエゾ素子PEを駆動して、各色インクの吐出を行い、
ドットを形成して用紙P上に多色の画像を形成する。
【0037】B.ドット形成制御処理:図5は、本実施
例におけるドット形成制御ルーチンの流れを示すフロー
チャートである。この処理は、コンピュータ88におい
て実行される。ステップS100では、プリンタドライ
バ96はRGBの画像データを受け取る。この画像デー
タは、図1に示したアプリケーションプログラム95か
ら受け渡されるデータであり、画像を構成する各画素ご
とにR,G,Bそれぞれの色について、値0〜255の
256段階の階調値を有するデータである。
【0038】ステップS105では、解像度変換モジュ
ール97は、入力された画像データの解像度をプリンタ
20における解像度に変換する。画像データが印刷解像
度よりも低い場合には、線形補間により隣接する原画像
データの間に新たなデータを生成することで解像度変換
を行う。逆に画像データが印刷解像度よりも高い場合に
は、一定の割合でデータを間引くことにより解像度変換
を行う。
【0039】ステップS110では、色変換モジュール
98は、色変換処理を行う。色変換処理とはR,G,B
の階調値からなる画像データをプリンタ20で使用する
C,M,Y,Kの各色の階調値を表す多階調データに変
換する処理である。この処理は、R,G,Bのそれぞれ
の組み合わせからなる色をプリンタ20で表現するため
のC,M,Y,Kの組み合わせを記憶した色変換テーブ
ルLUT(図1)を用いて行われる。
【0040】ステップS200では、ハーフトーンモジ
ュール99は、こうして色変換された画像データに対し
てハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理とは、原
画像データの階調値(本実施例では256階調)をプリ
ンタ20が各画素ごとに表現可能な階調値に減色する処
理をいう。ここで「減色」とは、色を表現する階調の数
を減らすことをいう。なお、本実施例では、「ドットの
形成なし」「小ドットの形成」「中ドットの形成」「大
ドットの形成」の4階調への減色を行っている。
【0041】図6は、本実施例におけるハーフトーン処
理の流れを示すフローチャートである。ステップS21
0では、ハーフトーンモジュール99は、色変換モジュ
ール98から多階調データを受け取る。ここで入力され
る多階調データは、色変換処理(図5のステップS11
0)を施され、C,M,Y,Kの各色につき256階調
を有するデータである。ステップS220では、この画
像データの階調に応じて、以下のようにして大ドットの
レベルデータLVLが決定される。
【0042】図7は、大中小の各ドットのレベルデータ
の決定に利用される複数のドット記録率テーブルを示す
説明図である。図7の横軸は階調値(0〜255)、左
側の縦軸はドット記録率(%)、右側の縦軸はレベルデ
ータ(0〜255)である。ここで、「ドット記録率」
とは、一定の階調値に応じて一様な領域が再現されると
きに、その領域内の画素のうちでドットが形成される画
素の割合を意味する。図7中のプロファイルSDが小ド
ットの記録率を示しており、また、プロファイルMDが
中ドットの記録率を、プロファイルLDが大ドットの記
録率をそれぞれ示している。また、レベルデータとは、
ドットの記録率を値0〜255の256段階に変換した
データをいう。なお、ドット記録率テーブルの設定方法
については後述する。
【0043】ステップS220では、大ドット用のプロ
ファイルLDから階調値に応じたレベルデータLVLを
読みとる。例えば、図7に示した通り、多階調データの
階調値がgrであれば、レベルデータLVLはプロファ
イルLDを用いてldと求められる。実際には、プロフ
ァイルLDを1次元のテーブルとして図示しないメモリ
に記憶しておき、このテーブルを参照してレベルデータ
を求めている。このテーブルがドット記録率テーブルD
Tである(図1)。
【0044】ステップS230では、こうして設定され
たレベルデータLVLが閾値THLより大きいか否かが
判断される。ここでは、たとえばディザ法によるドット
のオン・オフ判定を行う。閾値THLはいわゆるディザ
マトリックスにより各画素ごとに異なる値が設定され
る。本実施例では16×16の正方形の画素ブロックに
値0〜254までが現れるマトリックスを用いている。
【0045】図8は、ディザ法によるドットのオン・オ
フ判定の考え方を示す説明図である。図示の都合上、一
部の画素についてのみ示す。図8に示す通り、レベルデ
ータLVLの各画素とディザテーブルの対応箇所の大小
を比較する。レベルデータLVLの方がディザテーブル
に示された閾値THLよりも大きい場合にはドットをオ
ンにし、レベルデータLVLの方が小さい場合にはドッ
トをオフとする。図8中でハッチングを付した画素がド
ットをオンにする画素を意味している。
【0046】ハーフトーンモジュール99は、レベルデ
ータLVLが閾値THLよりも大きい場合には、大ドッ
トをオンにすべきと判断して、結果値を示す変数REに
2進数で値11を代入する(ステップS300)。結果
値REは、画素に形成するドットの大きさを表す変数で
ある。この変数が11の画素には、大ドットが形成され
る。
【0047】一方、ステップS230において、ハーフ
トーンモジュール99は、レベルデータLVLが閾値T
HLよりも小さい場合には、大ドットを形成すべきでは
ないと判断するとともに、ステップS240に進む。ス
テップS240では、中ドットのレベルデータLVMを
設定する。中ドットのレベルデータLVMは、階調値に
基づいて、前述の記録率テーブルDTにより設定され
る。設定方法は、大ドットのレベルデータLVLの設定
と同じである。
【0048】ステップS250では、中ドットのレベル
データLVMと閾値THMの大小関係が比較されて、中
ドットのオン・オフの判定が行われる。オン・オフの判
定方法は、大ドットの場合と同じであるが、判定に用い
る閾値LVMを次に示す通り大ドットの場合の閾値LV
Lとは異なる値としている。
【0049】大ドットと中ドットで同じディザマトリッ
クスを用いてオン・オフの判定を行えば、ドットがオン
になりやすい画素が両者で一致する。つまり、大ドット
がオフとなるときには中ドットもオフになる可能性が高
い。この結果、中ドットの記録率は所望の記録率よりも
低くなる可能性がある。本実施例ではこのような現象を
回避するため、両者でディザマトリックスを変えてい
る。つまり、オンになりやすくなる画素の位置を、大ド
ットと中ドットとで変えることで、それぞれが適切に形
成されることを確保している。
【0050】図9は、大ドットの判定に用いられるディ
ザマトリックスと、中ドットの判定に用いられるディザ
マトリックスの関係について示す説明図である。この実
施例では、図に示すように、大ドットについては第1の
ディザマトリックスTMを用い、中ドットについてはこ
の各閾値を副走査方向に対称に移動した第2のディザマ
トリックスUMを用いている。本実施例では先に述べた
通り64×64のマトリックスを用いているが、図9に
は図示の都合上4×4のマトリックスで示している。な
お、大ドットと中ドットで全く異なるディザマトリック
スを用いるようにしても良い。
【0051】ステップS250において、中ドットのレ
ベルデータLVMが閾値THMよりも大きい場合には、
中ドットをオンにすべきと判断して、結果値REに2進
数で値10が代入される(ステップS290)。一方、
ステップS250において、中ドットのレベルデータL
VMが閾値THMよりも小さい場合には、中ドットを形
成すべきでないと判断され、ステップS255に進む。
【0052】ステップS255では、大ドットや中ドッ
トのレベルデータの設定と同様にして、小ドットのレベ
ルデータLVSを設定する。ステップS260では、ハ
ーフトーンモジュール99は、レベルデータLVSが閾
値THSよりも大きい場合には、小ドットをオンにすべ
きと判断して、結果値を示す変数REに2進数で値01
を代入する(ステップS280)。一方、ステップS2
60において、小ドットのレベルデータLVSが閾値T
HSよりも小さい場合には、ドットを形成すべきでない
と判断され、結果値を示す変数REに2進数で値00が
代入される(ステップS270)。なお、小ドット用の
ディザマトリックスは、前述のように小ドットの記録率
の低下を抑制するために中ドットや大ドット用のものと
異なるものとするのが好ましい。
【0053】以上の処理により、一つの画素についてい
ずれのドットを形成すべきかの判定がなされる。ハーフ
トーンモジュール99は、全画素について処理が終了す
るまで(ステップS310)、ステップS220〜S3
00までの処理を繰り返す。全画素について処理が終了
すると、ハーフトーン処理ルーチンを一旦終了してドッ
ト形成制御処理ルーチンに戻る。なお、ハーフトーンデ
ータは、特許請求の範囲における「ドットデータ」に相
当する。
【0054】ステップS400では、印刷データ生成モ
ジュール100は、このようにして生成されたハーフト
ーンデータから印刷データPDの生成を行う。印刷デー
タPDは、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタ
データと、副走査送り量を示すデータとを含むデータで
あり、プリンタ20に出力される(S410)。プリン
タ20は、このデータを受け取って各画素に大中小それ
ぞれのドットを形成して画像を印刷する。
【0055】C.ドット記録率テーブルの設定:図10
は、ドット記録率テーブルとインク吐出量との間の関係
を示す説明図である。図10(a)は、多階調データの
階調値と各サイズのドットのドット記録率との間の関係
を示す図であり図7と同一である。図10(b)は、階
調値と所定の領域に吐出されるインク重量との間の関係
を示す説明図である。所定の領域は、255個の画素か
ら構成される領域仮定されている。インク重量は、小ド
ットが10ng、中ドットが20ng、そして大ドット
が30ngと仮定している。
【0056】図10(b)は、各階調値毎に下記の積を
プロットしたものである。 (1)各サイズのドットの記録率(たとえば階調値G2
において小ドットは25%、中ドットは50%) (2)インクの重量(小ドットは10ng、中ドットは
20ng、大ドットは30ng) (3)所定の領域の画素数(255画素) たとえば階調値が255(最大階調値)の場合には、上
記の積は、7650ng(=100%×30ng×25
5画素)となる。
【0057】図10(b)から分かるように、階調値が
0から255に向かって高くなると、インク吐出量は直
線Wiに沿って0ngから7650ngに向かって増加
する。このように、本実施例では、説明を分かりやすく
するために所定の領域に吐出されるインク重量と階調値
とは線形の関係にあるものとしている。
【0058】所定の領域に吐出されるインク重量は、図
10(a)(b)から分かるように、階調値の増大に応
じて以下のように増加する。 (1)階調値0から階調値G1までの領域においては、
小ドットのドット記録率の増大に応じて線形にインク重
量が増加する。 (2)階調値G1から階調値G2までの領域において
は、小ドットのドット記録率は一定となり、中ドットの
ドット記録率の増大に応じて線形にインク重量が増加す
る。 (3)階調値G2から階調値G3までの領域において
は、小ドットと中ドットのドット記録率は一定となり、
大ドットのドット記録率の増大に応じて線形にインク重
量が増加する。 (4)階調値G3から最大階調値までの領域において
は、小ドットと中ドットのドット記録率は減少に転じ、
小ドットと中ドットを大ドットに置き換えていくことに
より線形にインク重量が増加する。
【0059】このようなドット記録率のプロファイル
は、本実施例では、以下のようなトレードオフの結果と
して生成されている。 (1)粒状性(画像のざらつき)を抑制するためには、
視認されやすい比較的大きなドットの記録率を低くして
比較的小さなドットのドット記録率を高くするのが好ま
しい。このような特性は、低い階調領域において特に顕
著である。 (2)バンディング(筋状の画質劣化)を少なくするた
めには、比較的小さなドットを比較的大きなドットに置
き換えることにより比較的小さなドットのドット記録率
を低くするのが好ましい。このような特性は、高い階調
領域において特に顕著である。このようなトレードオフ
の結果、本実施例では、小ドットのドット記録率の上限
値を25%とし、中ドットのドット記録率の上限値を5
0%としてプロファイルを設定している。
【0060】図11は、小ドットおよび中ドットのドッ
ト記録率と、バンディングの発生との間の関係を示す説
明図である。円内の番号は、その画素位置におけるドッ
トの形成を担当するノズルの番号を示している。この例
では、5番ノズルで形成されるドットが製造誤差等によ
り上方にずれていることによりバンディングが発生して
いる。図11(a)から分かるように、小ドットの記録
率が100%のときには、バンディングが発生している
ことが明確に分かる。このようなバンディングは、図1
1(b)に示すようにドット記録率がある程度低下した
場合にも発生していることが分かる。
【0061】図11(c)は、図11(b)と同一のエ
リアに同一のインク量が吐出された様子である。このた
め、図11(c)のドットパターンと図11(b)のド
ットパターンは、同一の階調を表現している。ただし、
図11(c)では、図11(b)における6個の小ドッ
トが3個の中ドットに置き換えられている。
【0062】図11(c)のドットパターンでは、図1
1(b)のものよりバンディングが抑制されていること
が分かる。図11(b)で発生している白スジが4番ノ
ズルと5番ノズルで形成されている2個の中ドットで分
断されているからである。白スジは、以下に示すように
分断されると画質の劣化として目立ちにくくなることが
分かっている。
【0063】図12は、人間の視覚特性における空間周
波数と識別可能な階調数の関係を示すグラフである。こ
のグラフは、空間周波数が増加すると人間が識別可能な
階調数が減少することを示している。
【0064】たとえば印刷解像度が主走査方向に720
dpiであると仮定すると、各画素の空間周波数は28
サイクル/mm(=720dpi÷25.4mm)であ
る。ここで、主走査方向に10画素分の長さの白スジが
発生すると、空間周波数において2.8サイクル/mm
に相当する白スジが発生していることになる。この白ス
ジは、人間の視覚特性では100階調程度の識別が可能
領域で発生していることになる。この結果、白スジによ
る画質劣化がバンディングとして人間に認識されやすい
状態になっていることが分かる。
【0065】一方、図11(c)に示すように白スジが
分断されると、人間の目にほとんど認識できなくなる。
分断によって白スジの長さが、たとえば3画素分の長さ
になると空間周波数において9サイクル/mmを超え、
人間の目では、ほとんど識別不可能な領域における画質
劣化となるからである。
【0066】このように、単独で小ドットの記録率を高
くすると、もしくは中ドットの記録率が極めて低い状態
で小ドットの記録率を高くすると、バンディングが発生
し易いことが分かる。ただし、中ドットを多用すると逆
に粒状性(画像のざらつき)が発生しやすくなる。中ド
ットは小ドットに比較して視認されやすいからである。
【0067】このため、各サイズのドット記録率は、前
述のようにバンディングと粒状性のトレードオフの結果
として最適な値に決定されることになる。ところが、ド
ットサイズが誤差により変動すると、最適に設定された
はずの値が最適でなくなるという問題が生じることにな
る。以下の実施例では、この問題が解決される。
【0068】D.第1実施例におけるドット記録率の調
整:図13は、本発明の第1実施例において利用される
複数のドット記録率テーブルDT(n)を示す説明図で
ある。図13(a)は、複数のドット記録率テーブルD
T(n)に3つのドット記録率テーブルDTn、DT
1、DT2が含まれていることを示している。
【0069】図13(b)は、誤差情報受信部102が
受信した誤差情報と、これに応じて減色処理において選
択されるドット記録率テーブルDTn、DT1、DT2
との間の関係を示している。誤差情報は、たとえば0.
1の場合にはノミナル値よりも10%だけインク滴のイ
ンク量が多いことを意味している。すなわち、誤差情報
が0.1のときには、現実に吐出される小ドットのイン
ク滴は11ngであることが予測されていることにな
る。
【0070】本実施例では、誤差情報が−0.1〜0.
1のときにはドット記録率テーブルDTnが選択され、
また、誤差情報が0.1より大きいときにはドット記録
率テーブルDT1が、誤差情報が−0.1より小さいと
きにはドット記録率テーブルDT2が、それぞれ選択さ
れる。
【0071】図14は、本発明の第1実施例におけるド
ット記録率テーブルの設定方法を示す説明図である。図
14(a)は、ドット記録率テーブルの設定に使用され
る各サイズのドット記録率のプロファイルを示してい
る。たとえば小ドットのドット記録率プロファイルに
は、プロファイルSDn、SD1、SD2がある。プロ
ファイルSDnは、誤差情報が−0.1と0.1の間に
あるときに小ドットのドット記録率として使用され、ま
た、プロファイルSD1は誤差情報が0.1より大きい
ときに、プロファイルSD2は誤差情報が−0.1より
小さいときに、それぞれ小ドットのドット記録率の決定
に使用される。
【0072】これらのプロファイルSDn、SD1、S
D2の相違点は、ドット記録率の上限値にある。ドット
記録率の上限値は、プロファイルSDnでは25%に設
定されているが、プロファイルSD1ではプロファイル
SDnより5%だけ高い30%(L1)に設定されてお
り、プァイルSD2ではプロファイルSDnより5%だ
け低い20%(L2)に設定されている。
【0073】小ドット記録率のプロファイルの調整に伴
って、中ドット記録率のプロファイルMDn、MD1、
MD2にも調整が行われている。たとえば誤差情報が
0.1より大きいときには、中ドットのドット記録率の
プロファイルとしてプロファイルMD1が選択される。
これにより、階調値がGS1に達して小ドットの記録率
が上限値となったときに、中ドットの記録が開始される
ことになる。また、中ドットのドット記録率は、プロフ
ァイルMD1から分かるように小ドットの最大記録率の
上昇に伴って全体的に削減されている。この結果、中ド
ットの数が減少して粒状性が改善されることになる。
【0074】なお、本実施例における印刷処理は以下の
ようにして行われる。アプリケーションプログラム95
が印刷命令を発すると、まず、コンピュータ88は、プ
リンタ20の制御回路40を介して誤差情報を印刷ヘッ
ドユニット60のメモリから読み出す。この誤差情報
は、コンピュータ88内の誤差情報受信部102で受信
され、ハーフトーンモジュール99に送られる。
【0075】ハーフトーンモジュール99は、誤差情報
に応じてドット記録率テーブルDT(n)を選択する。
これにより、インク滴の誤差に応じて最適なドット記録
テーブルが選択され、インク吐出量の誤差に起因する粒
状性やバンディングの発生が抑制された状態での印刷が
可能となる。
【0076】このように、第1実施例では、誤差情報に
応じて小ドットの記録率の上限を変更することにより小
ドットのドット記録率が調整されるので、インク吐出量
の誤差に起因する粒状性やバンディングの発生を抑制す
ることができる。なお、ドット記録率テーブルDT1、
DT2は、特許請求の範囲における「特定のテーブル」
に相当する。
【0077】E.第2実施例におけるドット記録率の調
整:図15は、本発明の第2実施例におけるドット記録
率テーブルの設定方法を示す説明図である。第2実施例
では、インク量の誤差に伴う粒状性やバンディングの発
生が抑制されるだけでなく、印刷媒体上に吐出されるイ
ンク量の誤差が補償されて正確な色が再現される。
【0078】本実施例では、小ドットのドット記録率プ
ロファイルには、プロファイルSDn、SD3、SD4
がある(図15(a))。プロファイルSDnは、図1
4(a)に示されるプロファイルSDnと同一であり、
また、プロファイルSD3は誤差情報が0.1より大き
いときに、プロファイルSD4は誤差情報が−0.1よ
り小さいときに、それぞれ小ドットのドット記録率とし
て使用されるプロファイルである。
【0079】プロファイルSD3は、誤差情報が0.1
より大きいときに使用される点と、ドット記録率の上限
が30%に上げられている点でプロファイルSD1と共
通する。ただし、プロファイルSD3は、小ドットだけ
で階調表現がなされる領域(階調値が0〜GS3の領
域)において、プロファイルSD1よりもプロファイル
の傾きが小さい点で異なる。
【0080】このように傾きが小さくなるように設定さ
れているのは、小ドットが誤差で大きくなっている場合
に使用されるプロファイルなので、各階調値における記
録率を削減して印刷媒体上に吐出されるインク量の誤差
を補償するためである。一方、誤差情報が−0.1より
小さいときに使用されるプロファイルSD4は、逆にド
ット記録率を高くしてインク量を補償するために傾きを
大きくしてある。
【0081】このように、第2実施例では、誤差情報に
応じてインク量の誤差に伴う粒状性やバンディングの発
生を抑制するだけでなく、印刷媒体上に吐出されるイン
ク量の誤差をも補償することができるという利点があ
る。
【0082】なお、特許請求の範囲における「特定イン
ク滴のインク量の誤差の補償」とは、所定の領域に吐出
されるインク重量が、特定インク滴のインク量の誤差に
よって変動し難くなるように調整されたという意味であ
る。
【0083】F.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0084】F−1.上記各実施例では、誤差情報に応
じて3つのドット記録率テーブルから1つが選択されて
いるが、選択肢の対象となるドット記録率テーブルは2
つでも良く4つ以上であっても良い。
【0085】F−2.上記各実施例では、3種類のドッ
トのうちの最も小さいドットの記録率の上限値を誤差情
報に応じて変動させているが、たとえば4種類のドット
が形成可能な印刷装置において2番目に小さいドットの
記録率の上限値を変動させるようにしても良い。一般
に、本発明で記録率の上限が調整される特定インク滴
は、形成可能な複数種類のドットのうちの比較的小さい
ドットであれば良い。
【0086】F−3.上記各実施例では、誤差情報に応
じて小ドットを形成するためのインク滴についてのみド
ット記録率の上限を変更しているが、他の種類のインク
滴についても同時に変更するようにしても良い。たとえ
ば、中ドットのドット記録率についても上限を変更する
ようにしても良い。本発明は、一般に、印刷装置が吐出
可能な複数種類のインク滴のうちの少なくとも1つの種
類の特定インク滴のインク量の誤差に起因してバンディ
ングや粒状性の問題が発生する場合に適用可能である。
【0087】F−4.上記各実施例では、誤差情報のみ
に応じてドット記録率を調整しているが、誤差情報と印
刷媒体の種類とに応じて調整するようにしても良い。こ
うすれば、印刷媒体毎に好ましいドット記録率が異なる
場合にも、各印刷媒体に対して好ましいドット記録率に
近づけることができる。
【0088】F−5.上記各実施例では、ハーフトーン
処理にディザ(拡散)処理の手法が用いられているが、
誤差拡散処理を用いても良い。一般に、ハーフトーン処
理の手法は、各インク色の多階調データをN種類のドッ
トで形成可能な階調数に減色できるものであれば良い。
【0089】F−6.上述の実施例ではピエゾ素子を用
いてインクを吐出するヘッドを備えたプリンタを用いて
いるが、他の方法によりインクを吐出するプリンタを用
いるものとしてもよい。例えば、インク通路に配置した
ヒータに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)
によりインクを吐出するタイプのプリンタに適用するも
のとしてもよい。
【0090】以上で説明した印刷装置における処理は、
コンピュータプログラムによって実現することもでき
る。このようなコンピュータプログラムを記録した記録
媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、
光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パ
ンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷
物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなど
のメモリ)および外部記憶装置等の、コンピュータが読
取り可能な種々の媒体を利用できる。また、コンピュー
タに上記で説明した画像処理等を行うコンピュータプロ
グラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置
としての態様も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての印刷システムの構成
を示すブロック図。
【図2】カラープリンタ20の概略構成図。
【図3】本発明のプリンタのドット記録ヘッドの概略構
成を示す説明図。
【図4】本発明のプリンタにおけるドット形成原理を示
す説明図。
【図5】ドット形成制御ルーチンの流れを示すフローチ
ャート。
【図6】ハーフトーン処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図7】ドット記録率テーブルを示す説明図。
【図8】ディザ法によるドットのオン・オフ判定の考え
方を示す説明図。
【図9】大ドットの判定に用いられるディザマトリック
スと、小ドットの判定に用いられるディザマトリックス
の関係について示す説明図。
【図10】ドット記録率テーブルとインク吐出量との間
の関係を示す説明図。
【図11】比較的に小さいサイズのドットのドット記録
率とバンディングの発生との間の関係を示す説明図。
【図12】人間の視覚特性における空間周波数と識別可
能な階調数の関係を示すグラフ。
【図13】本発明の第1実施例において利用される複数
のドット記録率テーブルを示す説明図。
【図14】本発明の第1実施例におけるドット記録率テ
ーブルの設定方法を示す説明図。
【図15】本発明の第2実施例におけるドット記録率テ
ーブルの設定方法を示す説明図。
【符号の説明】
20…カラープリンタ 21…CRT 22…紙送りモータ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 27…プラテン 27…排紙側副走査送り機構 28…印刷ヘッド 30…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置センサ 40…制御回路 56…コネクタ 60…印刷ヘッドユニット 67…導入管 68…インク通路 71,72…インクカートリッジ 88…コンピュータ 94…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色変換モジュール 99…ハーフトーンモジュール 100…印刷データ生成モジュール 102…誤差情報受信部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体上にインク量の異なるN種類
    (Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出するこ
    とにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のド
    ットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、前
    記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御装
    置であって、 前記N種類のインク滴のうちの少なくとも1つの種類の
    特定インク滴のインク量の誤差を表す誤差情報を受け取
    る誤差情報受信部と、 与えられた原画像データを処理することにより、印刷画
    像における各画素のドットの形成状態を表すドットデー
    タを生成するドットデータ生成部と、を備え、 前記ドットデータ生成部は、前記誤差情報に応じて前記
    特定インク滴で形成されるドットの記録率である特定ド
    ット記録率が調整されたドットデータを生成するように
    構成されていることを特徴とする、印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷制御装置であって、 前記特定インク滴は、前記N種類のドットのうちの比較
    的小さい特定ドットを形成するためのインク滴であり、 前記ドットデータ生成部は、前記特定ドット記録率の上
    限値が変更されたドットデータを生成するように構成さ
    れている、印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷制御装置であって、 前記ドットデータ生成部は、前記特定インク滴が誤差で
    大きくなっていることを前記誤差情報が表す場合には、
    前記特定ドット記録率の上限値を大きくする、印刷制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の印刷制御装置
    であって、 前記ドットデータ生成部は、前記特定インク滴が誤差で
    小さくなっていることを前記誤差情報が表す場合には、
    前記特定ドット記録率の上限を小さくする、印刷制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の印
    刷制御装置であって、 前記特定インク滴は、前記N種類のインク滴のうちで最
    もインク量が少ないインク滴である、印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の印
    刷制御装置であって、 前記ドットデータ生成部は、 前記N種類のドットのドット記録率の決定に利用可能な
    複数のドット記録率デーブルを格納するテーブル格納部
    と、 前記誤差情報に応じて、前記複数のドット記録率テーブ
    ルの中から1つを選択するテーブル選択部と、を備え、 前記複数のドット記録率デーブルは、前記誤差情報に応
    じて選択される特定のテーブルを含む、印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の印
    刷制御装置であって、 前記ドットデータ生成部は、前記誤差情報に応じて、さ
    らに前記特定インク滴のインク量の誤差が補償されたド
    ットデータを生成するように構成されている、印刷制御
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の印刷制御装置であって、 前記特定のテーブルは、さらに、前記誤差情報に応じて
    前記特定インク滴のインク量の誤差を補償するように調
    整されている、印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の印
    刷制御装置であって、 前記ドット生成部は、前記誤差情報と印刷媒体の種類と
    に応じて前記特定ドット記録率が調整されたドットデー
    タを生成するように構成されている、印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 印刷媒体上にインク量の異なるN種類
    (Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出するこ
    とにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のド
    ットを形成可能な印刷装置であって、 前記N種類のインク滴のうちの少なくとも1つの種類の
    特定インク滴のインク量の誤差を表す誤差情報を受け取
    る誤差情報受信部と、 与えられた原画像データを処理することにより、印刷画
    像における各画素のドットの形成状態を表すドットデー
    タを生成するドットデータ生成部と、 前記ドットデータに応じて、前記印刷媒体上に前記N種
    類のインク滴を吐出するドット形成部と、を備え、 前記ドットデータ生成部は、前記誤差情報に応じて前記
    特定インク滴で形成されるドットの記録率である特定ド
    ット記録率が調整されたドットデータを生成するように
    構成されていることを特徴とする、印刷装置。
  11. 【請求項11】 印刷媒体上にインク量の異なるN種類
    (Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出するこ
    とにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のド
    ットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、前
    記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御方
    法であって、(a)前記N種類のインク滴のうちの少な
    くとも1つの種類の特定インク滴のインク量の誤差を表
    す誤差情報を受け取る工程と、(b)与えられた原画像
    データを処理することにより、印刷画像における各画素
    のドットの形成状態を表すドットデータを生成する工程
    と、を備え、 前記工程(b)は、前記誤差情報に応じて前記特定イン
    ク滴で形成されるドットの記録率である特定ドット記録
    率が調整されたドットデータを生成する工程を含むこと
    を特徴とする、印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 印刷媒体上にインク量の異なるN種類
    (Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出するこ
    とにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のド
    ットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行う印刷方法で
    あって、 前記N種類のインク滴のうちの少なくとも1つの種類の
    特定インク滴のインク量の誤差を表す誤差情報に応じて
    前記特定インク滴で形成されるドットの記録率である特
    定ドット記録率を調整する工程を備えることを特徴とす
    る、印刷方法。
  13. 【請求項13】 印刷媒体上にインク量の異なるN種類
    (Nは2以上の整数)のインク滴を選択的に吐出するこ
    とにより1画素の領域にサイズが異なる前記N種類のド
    ットを形成可能な印刷部を用いて印刷を行うために、前
    記印刷部に供給すべき印刷データを生成するためのコン
    ピュータプログラムであって、 前記N種類のインク滴のうちの少なくとも1つの種類の
    特定インク滴のインク量の誤差を表す誤差情報を受け取
    る機能と、 与えられた原画像データを処理することにより、印刷画
    像における各画素のドットの形成状態を表すドットデー
    タを生成する機能と、 を前記コンピュータに実現させるプログラムを含み、 前記ドットデータを生成する機能は、前記誤差情報に応
    じて前記特定インク滴で形成されるドットの記録率であ
    る特定ドット記録率が調整されたドットデータを生成す
    る機能を含むことを特徴とする、コンピュータプログラ
    ム。
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