JP4479052B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電力変換装置に用いられる半導体装置で、特に、双方向の電流を制御できる双方向IGBTなどの半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15は、直接リンク形変換回路の構成図であり、同図(a)は従来方式回路、同図(b)は新方式回路である。これらの回路は、交流−交流直接変換回路である。
同図(a)において、入力側変換回路に単方向IGBTが6個と還流ダイオードが6個、出力側変換回路に単方向IGBTが6個で、還流ダイオードが6個で、合計24個である。入力側変換回路と出力側変換回路の間にはコンデンサが介在する。従って、部品点数としては25個となる。
【0003】
同図(b)において、この回路は、スイッチを用いた場合のモデル図であり、このスイッチを双方向スイッチング素子にした場合、素子は全部で9個で、同図(a)と同じ機能を持たせることができる。
単方向IGBTを用いる場合に比べると、双方向スイッチング素子を用いる場合は、素子数が25個から9個へ大幅に低減でき、そのため、変換装置の小型化、低コスト化ができる。この双方向スイッチング素子を双方向IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)にする動きが、近年、活発化している。
【0004】
図16は、プレーナゲート型単方向IGBTの要部断面図である。ここでは、チップの要部断面図を示し、パッケージは示されていない。この単方向IGBTは、ノンパンチスルー型のIGBTであり、n- ドリフト層71、p+ ベース層73、ゲート酸化膜77、ゲート電極75、n+ エミッタ層74、エミッタ電極76、p+ コレクタ層78およびコレクタ電極79で構成される。
【0005】
図17は、従来の双方向IGBTの要部断面図である。この双方向IGBTはノンパンチスルー型で、プレーナゲート型の双方向IGBTチップである。この双方向IGBTは、n型FZウエハを用いて、図16のp+ ベース層73、ゲート酸化膜77、ゲート電極75、n+ エミッタ層74、エミッタ電極76をn型FZウエハの一方の表面に形成した後で、p+ コレクタ層78を形成する側の面を所定の厚さに削り、まず、片側の構造のみを形成する。別のn型FZウエハに全く同じ表面構造を形成して裏面を所定の厚さに削り、この2枚のウエハの裏面同士を貼り合わせ、チップ状に切断し、このチップをパッケージに収納して、表と裏の両主面にそれぞれ主電極とゲート電極を有する双方向IGBTが製造される。このようにして製造された双方向IGBTは、n- ドリフト層81(未拡散層)、第1、第2p+ ベース83a、83b、第1、第2ゲート酸化膜87a、87b、第1、第2ゲート電極85a、85b、第1、第2n+ エミッタ層84a、84bおよび第1、第2主電極86a、86bで構成される。
【0006】
この双方向IGBTは、K.D.Hobart et.al.,"Fabrication of Double-Side IGBT by Very Low Temperature Wafer Monding,"Proc.of the ISPSD,pp45-48,1999. などで開示されている。この双方向IGBTは、2つのゲートに印加する電圧の組み合わせによって、IGBT、MOSFETおよびダイオードとして機能する。例えば、上下のゲートのうち、一方のゲートにオン・オフ信号を与え、他方のゲートにオフ信号を与えるとIGBTとして働き、上下両方のゲートに同時にオン・オフ信号を与えるとMOSFETとして働き、上下のゲートのうち、一方のゲートにオン信号を与え続け、その間、他方のゲートにオフ信号を与え続けると、ダイオードとして働く。
【0007】
従って、ターンオフ時に、IGBTモードからMOSFETモードに切換えることで、n- ドリフト領域に蓄えられたキャリアを引き抜くことができて、ターンオフ損失を低減できる。また、定常オン時に、MOSFETモードで通電し、VCEが0.6V以上となったところで、ダイオードモードに切り換えると、定常オン損失を低減できる。このように、この双方向IGBTは、ターンオフ時および定常オン時に、双方向IGBTチップの両面に設けられた2つのゲートを制御することにより、単方向IGBTに比べて損失を低減させることが可能である。
【0008】
また、双方向IGBTをダイオードモードにして、還流ダイオードとして用いると、インバータ回路において必要とされる還流ダイオードが不必要になる。従って、この双方向IGBTを用いて製作したインバータ用のパワーモジュールにおいても、通常の単方向IGBTを用いて製作しパワーモジュールと比べて、部品点数を削減することができて、パワーモジュールのサイズの縮小化と低コスト化することができる。また、この双方向IGBTは、十分な逆方向耐圧を有するので、素子に逆耐圧を要求する変換装置にも適用が可能である。
【0009】
近年は、IGBTの特性が極めて向上しており、特性的に限界に近づきつつある。従来の単方向IGBTは図16のように、デバイスの片面のみゲートが形成されていた。これに対して、図17に示すような双方向IGBTは両面にゲート構造を備え、2つのゲートを制御することにより、単方向IGBTにはないMOSFETやダイオードの機能を持たせることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のノンパンチスルー型で、プレーナゲート型の双方向IGBTは、単方向IGBTと同様に、2つの欠点がある。一つは、プレーナゲート構造のために、JFET効果(Junction MOSFET効果)があり、また、ゲート部が表面に形成されるために、微細化が困難であり、そのため、低オン電圧化が困難であり、オン電圧とターンオフ損失のトレードオフの改善が困難である。
【0011】
もう一つは、ノンパンチスルー型のために、阻止状態のときに、空乏層がコレクタ層に達しないように、n- ドリフト層が厚くなり、そのため、オン電圧が増加し、オン電圧とターンオフ損失のトレードオフが良くない。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、オン電圧とターンオフ損失のトレードオフを改善できる双方向型の半導体装置およびその製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、第1導電形の半導体基板の第1主面側および該第1主面側と反対側の第2面側のそれぞれの表面層に形成された半導体基板より高不純物濃度の第1導電形の第1領域と、該第1領域のそれぞれの表面層に形成された第2導電形の第2領域と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの表面から前記第1領域に達するようなトレンチ溝と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの第2領域の表面層に形成され前記トレンチ溝の側面に接する第1導電形の第3領域と、前記トレンチ溝の表面に形成されたゲート絶縁膜と、前記第1主面側、前記第2主面側それぞれに形成された前記トレンチ溝のゲート絶縁膜上のそれぞれ形成された第1ゲート電極、第2ゲート電極と、前記第1主面側、第2主面側にそれぞれ形成された前記第3領域上にそれぞれ形成された第1主電極、第2主電極とを具備し、前記トレンチ溝がストライプ状であって、第1主面側のトレンチ溝と第2主面側のトレンチ溝が投影的に互い違いである構成とする。
【0013】
また、第1導電形の半導体基板の第1主面側および該第1主面側と反対側の第2面側のそれぞれの表面層に形成された半導体基板より高不純物濃度の第1導電形の第1領域と、該第1領域のそれぞれの表面層に形成された第2導電形の第2領域と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの表面から前記半導体基板に達するようなトレンチ溝と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの第2領域の表面層に形成され前記トレンチ溝の側面に接する第1導電形の第3領域と、前記トレンチ溝の表面に形成されたゲート絶縁膜と、前記第1主面側、前記第2主面側それぞれに形成された前記トレンチ溝のゲート絶縁膜上のそれぞれ形成された第1ゲート電極、第2ゲート電極と、前記第1主面側、第2主面側にそれぞれ形成された前記第3領域上にそれぞれ形成された第1主電極、第2主電極とを具備し、前記トレンチ溝がストライプ状であって、第1主面側のトレンチ溝と第2主面側のトレンチ溝が投影的に互い違いである構成とする。
【0014】
前記半導体装置を形成する半導体チップが、平型圧接構造のパッケージに収納される構成とするとよい。
【0015】
前記トレンチ溝と同一深さの第1領域の不純物濃度が、前記半導体基板の不純物濃度の1倍ないし50倍であるとよい。
前記トレンチ溝に挟まれた前記第1領域において、前記第1領域の第1導電形の不純物量から第2導電形の不純物量を差し引いた正味の第1導電形の不純物の総量が、5×1011個/cm2 ないし1014個/cm2 であるとよい。
【0016】
このように、トレンチ溝で挟まれた領域に第1領域(バッファ層)を形成することで、半導体基板の未拡散領域(ドリフト層)を狭くすることができる。つまり、パンチスルー型でトレンチゲート型の双方向素子にすることがでる。また、第1領域が存在することで、第1領域とドリフト層の境界付近のキャリア量が増大してオン電圧を改善できる。しかし、第1領域の第2領域との境界近傍の不純物濃度が高くなり過ぎると、第2領域から第1領域に注入される第2導電形のキャリアの注入量が抑制されてオン電圧が増大し、また、第1領域内の空乏層の伸びが抑制されて耐圧低下をきたす。そのために、前記のように、トレンチ溝と同一深さの第1領域の不純物濃度が、半導体基板の不純物濃度の1倍ないし50倍の範囲がよい。また、トレンチ溝に挟まれた第1領域の正味の第1導電形の不純物の総量が低すぎると、空乏層の先端が第2領域に達してパンチスルー現象を起こして耐圧が低下するために、この総量を5×1011個/cm2 以上にする必要がある。一方この総量が多すぎると、前記同様、第2領域から第1領域に注入されて第2導電形のキャリアの注入量が抑制されてオン電圧が増大するために、1014個/cm2 を超えない方がよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1実施例の半導体装置の要部断面図である。この半導体装置はトレンチゲート型の双方向IGBTであり、同図では、双方向IGBTが形成されたチップ(双方向IGBTチップ11)の要部断面図を示し、このチップを収納するパッケージは図示していない。n- ドリフト層1の両側に、第1、第2nバッファ層2a、2bが形成され、これらのnバッファ層2a、2b上に第1、第2p+ ベース層3a、3bが形成される。これらの第1、第2p+ ベース層3a、3b上に第1、第2n+ エミッタ層4a、4bが形成され、これらのn+ エミッタ層4a、4b上に第1、第2主電極6a、6bが形成される。第1、第2n+ エミッタ層4a、4b、第1、第2p+ ベース層3a、3bを貫通し、第1、第2nバッファ層2a、2b内で、その底部近傍に、トレンチ溝の底部9a、9bが達するように、第1、第2トレンチ溝8a、8bが形成される。これらのトレンチ溝8a、8b表面に第1、第2ゲート絶縁膜7a、7bが形成され、さらに、第1、第2トレンチ溝8a、8bを埋めるように第1、第2ゲート電極5a、5bが形成される。このようにして形成された双方向IGBTチップ11を図2に示す平型圧接構造のパッケージに収納して、パンチスルー型でトレンチゲート型の双方向IGBTは完成する。
【0018】
前記のn- ドリフト層1の両側(図では上下)に形成される第1トレンチ溝8aと第2トレンチ溝8bの平面パターンは、ストライプ状で、第1トレンチ溝8aと第2トレンチ溝8bは投影的に互い違いになっている。
【0019】
この双方向IGBTは、パンチスルー型で、トレンチゲート型とすることで、後述するように、オン電圧とターンオフ損失のトレードオフを改善できる。
従って、この双方向IGBTを、2つのゲートの制御によって、IGBT、MOSFETおよびダイオードとして機能させた場合、従来の双方向IGBTよりも、オン電圧が小さく、且つ、ターンオフ損失が小さい状態で、素子動作をさせることができる。
【0020】
そのため、従来の双方向IGBTを用いる場合よりも、本発明の素子を用いて組み立てたモジュールは、一層の損失の低減と、サイズの縮小化と、コストダウンを達成することができる。図2は、図1の双方向IGBTチップを平型圧接構造のパッケージに収納した図である。ここで示したパッケージは概念図である。双方向IGBTチップ11は、第1、第2緩衝板14、15、第1、第2主電極板16、17を配置した平型圧接構造のパッケージに収納される。第1、第2主電極板16、17に圧力を加えて、第1、第2緩衝板で双方向IGBTチップ11を押さえつけて、双方向IGBTチップ11に電流を流す。この第1、第2緩衝板14、15は、第1、第2主電極板16、17からの加圧力を双方向IGBTチップ11に均一に伝達する役割と、双方向IGBTチップ11で発生した熱を主電極板16、17へ放熱する役割を主に持っている。
【0021】
また、このパッケージは、従来の単方向IGBTを収納した平型圧接構造のパッケージと基本部分は同じであるが、図1で示した第1、第2ゲート電極5a、5bにそれぞれ接続する第1、第2ゲート端子12、13の2個のゲート端子を有している点が主に異なる。
図3は、図1の半導体装置の拡散プロフィルを示す図である。この拡散プロフィルは、図1のY−Y線での拡散プロフィルである。素子の耐圧は1200Vである。
【0022】
この素子のn- ドリフト層1の濃度は6×1013cm-3で、素子全体の厚みは120μmである。図3はシリコン表面から6μm付近までの深さの不純物濃度のプロフィルを示す。第1nバッファ層2aの厚みは3.1μm(n- ドリフト層1の10倍の濃度の位置Hまでの厚みは1.6μmである)、第1p+ ベース層3aの厚みは0.7μm、第1n+ エミッタ層4aの厚みは0.7μmである。また、第1p+ ベース層3aと第1nバッファ層2aと接する箇所の第1nバッファ層2aのピーク濃度Cnp1 は3×1016cm-3である。第1nバッファ層2aとn- ドリフト層1と接する位置は、第1トレンチ溝の底部9aの位置Cより0.5μm深くなっている。第1トレンチ溝の底部9aの深さに相当する位置Cでの第1nバッファ層2aの不純物濃度は、n- ドリフト層1の不純物濃度に対する倍率で1.11倍であり、ほぼ、n- ドリフト層1の不純物濃度となっている。
【0023】
図4は、図3の拡散プロフィルを有する図1の双方向IGBTに、第1主電極と第2主電極間に電圧を印加した場合の等電位線を示した図である。この等電位線図は、第1主電極6aを基準(グランド電位)に、第2主電極6bに1470Vを印加した場合のデバイスシミュレーションで得られた図である。図中の中央に示す細長い図は、双方向IGBTのシミュレーションに使用した箇所を示す。図中の上のZ1が図1のZ1を示し、その箇所の等電位線図を左側に示し、図中の下のZ2が図1のZ2を示し、その箇所の等電位線図を右側に示す。
【0024】
第1トレンチ溝8aに挟まれた第1nバッファ層2a内の空乏層は、不純物濃度が高い場合でも、広がるので、等電位線の間隔は広くなる。一方、n- ドリフト層に伸びた空乏層は、第2バッファ層2b内で停止する。このように、第1nバッファ層2a内の空乏層は伸びて、第2バッファ層2b内に空乏層の先端が停止することで、厚みが薄いn- ドリフト層1でも高耐圧を得ることができる。すなわち、パンチスルー型の双方向IGBTを実現することができる。
【0025】
さらに、トレンチゲート構造にすることで、単位面積当たりのチャネル周辺長を大きくできる。また、この印加状態で、双方向IGBTをオンさせると、第1nバッファ層があることで、第1nバッファ層2aからn- ドリフト層1へのキャリアの注入を促進する効果があり、第1nバッファ層2aとn- ドリフト層1の接点近傍のキャリアが増大する。このため、同一耐圧の従来のプレーナゲート型の双方向IGBTと比較して、キャリア分布が改善される。このキャリア分布の改善と、前記のチャネル周辺長を大きくできることと、n- ドリフト層1の厚みが薄くなることで、オン電圧を低下させることができる。また、n- ドリフト層1の厚みを薄くすることで、ターンオフ損失を小さくすることができる。その結果、オン電圧とターンオフ損失のトレードオフを改善することができる。勿論、第1主電極6aに高電圧を印加した場合も全く同様である。
【0026】
図5は、電界強度分布のモデル図で、同図(a)は図1の双方向IGBTの場合で、同図(b)は、図17の双方向IGBTの場合である。
同図(a)において、第1p+ ベース層3aを基準に、第2p+ ベース層3bに高電圧を印加した場合の電界強度分布がAで、逆に印加した場合の電界強度分布がBである。電界強度分布Aの場合では、電界強度はトレンチ溝の底部の相当する深さの位置Cで最大となる。空乏層の拡がりが開始される第1p+ ベース層3aと第1nバッファ層2aの境界の電界強度より、トレンチ溝の底部に相当する深さの位置Cでの電界強度が高くなるのは、空乏層の伸びが開始される箇所で、トレンチ溝で挟まれた箇所の第1nバッファ層2a内に形成される空乏層が伸びやすくなっているためである。電界強度分布Bの場合は、トレンチ溝の底部に相当する深さの位置Dで最大となる。
【0027】
同図(b)において、電界強度分布Eの場合は、電界強度は第1p+ ベース層83aとn- ドリフト層81の境界、電界強度分布Fの場合は、電界強度は第2p+ ベース層83bとn- ドリフト層81の境界がそれぞれ最大となり、どちらの場合もn- ドリフト層81内で電界強度が零になるようにするために、n- ドリフト層81の厚みは、同図(a)の場合に比べて大きくなる。
【0028】
同図(a)、同図(b)から分かるように、従来の双方向IGBTに比べて、本発明品である、パンチスルー型でトレンチゲート型の双方向IGBTは、より厚みの薄いn- ドリフト層で同じ耐圧を得ることができる。従って、オン電圧とターンオフ損失のトレードオフを改善することができる。
図6は、トレンチ溝の底部と同一深さのnバッファ層の不純物濃度と耐圧の関係を示す図である。トレンチ溝の底部の深さの位置C、Dにおけるnバッファ層の不純物濃度が、n- ドリフト層より50倍程度高くなると、耐圧が低下しはじめる。これは、50倍程度になると、空乏層が伸び始めるnバッファ層内の空乏層の伸びが、阻害されることによる。
【0029】
従って、図1では、トレンチ溝の底部9a、9bの深さの位置C、D(点線で示す)での第1、第2nバッファ層2a、2bの不純物濃度をn- ドリフト層1の不純物濃度に対して1倍から50倍とするとよい。また、第1主電極6aを負、第2主電極6bを正にして、オンさせた場合、第1nバッファ層2aがあると、第1nバッファ層2aとn- ドリフト層1の界面近傍のキャリア量が増大し、オン電圧を低下させる。しかし、第1nバッファ層2aの不純物濃度が高くなり過ぎると、図3のCnp1 の値が高くなりすぎて、第2pベース層3bから第2nバッフ層2bへの正孔の注入量が抑制され、オン電圧の増大を招く。そのため、第1、第2nバッファ層2a、2bの不純物濃度は、オン電圧も考慮すると、実用的には1倍から10倍程度が好ましい。
【0030】
図7は、この発明の第2実施例の半導体装置の要部断面図である。図1との違いは、トレンチ溝の底部29a、29bが第1、第2nバッファ層22a、22bを貫通して、n- ドリフト層21に達している点である。トレンチ溝の底部29a、29bと同一深さの不純物濃度は、n- ドリフト層21の不純物濃度になるため、前記のn- ドリフト層の不純物濃度に対する倍率は、当然、1倍となる。
【0031】
図7において、第1主電極26aを負、第2主電極26bを正に印加した場合、n- ドリフト層21内に広がった空乏層がトレンチ溝で挟まれた第2nバッファ層22b内にも伸びる訳であるが、この第2nバッファ層22bの正味のn形不純物の総量(=n形拡散不純物量−p形拡散不純物量)が少ないと、空乏層の先端が第2p+ ベース層23bに達して、パンチスルー現象を起こして耐圧が低下する。一方、総量が多過ぎると、オン状態にしたとき、第2p+ ベース層23bからの第2nバッファ層22bへの正孔の注入量が抑制されて、オン電圧が増大する。これらのことから、この総量は5×1011cm-2から1014cm-2の範囲がよい。
【0032】
このことは、第1実施例の場合でも言えて、トレンチ溝に挟まれる第1、第2nバッファ層2a、2bのn形不純物の総量が5×1011cm-2から1014cm-2の範囲がよい。
図8から図14までは、この発明の第3実施例の半導体装置の製造方法であり、工程順に示した要部製造工程断面図である。この半導体装置は、1200V耐圧のトレンチゲート型の双方向IGBTである。これは図1の半導体装置を製造する場合の製造方法である。
【0033】
半導体基板である不純物濃度6×1013cm-3のn型のFZウエハ100(最終的な未拡散層がn- ドリフト層1となる)の表面に、図示しない厚さ500オングストローム(1オングストローム=0.1nm)のスクリーン酸化膜を通してドーズ量3×1013cm-2のリンイオンをイオン注入した後に、1150℃の温度で、120分間の熱拡散を行い、nバッファ層2を形成する(図8)。尚、FZウエハとはフローティング・ゾーン法で製作されたウエハのことである。
【0034】
つぎに、ドーズ量が2×1014cm-2のボロンイオンをイオン注入した後、1150℃の温度で、20分間の熱拡散を行い、p+ ベース層3を形成する(図9)。
つぎに、半導体基板(シリコン)表面からp+ ベース層3を突き抜けnバッファ層2内の底部近傍に達するように、幅1.4μm、ピッチ4.5μm、深さ4μmのトレンチ溝8を形成し、このトレンチ溝8の表面に、1000オングストロームの厚さのゲート酸化膜7を介して、ポリシリコンのゲート電極5を形成する(図10)。
【0035】
つぎに、p+ ベース層3の表面にドーズ量が5×1015cm-2のヒ素イオンをイオン注入した後に、1100℃の温度で、30分間の熱拡散を行い、n+ エミッタ領域4を形成し、ドーズ量が3×1015cm-2のボロンイオンをイオン注入した後に、1000℃の温度で、20分間の熱拡散を行い、図示しないp+ コンタクト領域を形成する(図11)。
【0036】
つぎに、層間絶縁膜9を形成後、p+ ベース層3とn+ エミッタ領域4の両方にコンタクトする主電極6を形成する(図12)。
つぎに、前記の処理をして形成された表面構造を有するn型のFZウエハ100を、60μmの厚さに削り、裏面を研磨面10とする(図13)。
つぎに、別のn型のFZウエハに全く同じ表面構造を形成して、厚さが60μmになるように裏面を削り、この2枚のウエハの研磨面10同士を400℃程度の低温熱処理により貼り合わせることで、中央に貼り合わせ面Gがある両面トレンチゲート構造を有する厚さ120μmの双方向IGBT部が多数個形成されたウエハが出来上がる。このウエハを各双方向IGBT部毎に切断して、図示しない所定のパッシベーションを施して、双方向IGBTチップ11が完成する(図14)。この図14は図1と同じである。
【0037】
つぎに、この双方向IGBTチップ11を、図2のような平型圧接構造のパッケージに収納することで、双方向IGBTが完成する。
この双方向IGBTは、従来のノンパンチスルー型で、プレーナ型の双方向IGBTと比べて、パンチスルー型で、トレンチ構造としたことで、オン電圧およびターンオフ損失を低減することができる。
【0038】
前記の図8において、バッファ層を形成するためのリンイオンのドーズ量は、5×1012cm-2から5×1014cm-2の範囲がよい。これは、5×1012cm-2未満になるとバッファ層の濃度が小さく、空乏層の伸びをストップさせる役割が薄れ、また、5×1014cm-2を超えると、トレンチ溝の深さを4μmとすると、トレンチ溝の底部の深さでのバッファ層の濃度が高くなり、耐圧が出にくくなり、また、オン電圧が増大するためである。また、このバッファ層において、リン原子量からp+ ベース層を形成するときに拡散されてきたボロン原子量を差し引いた正味のリンの総原子量を5×1011cm-2から1012cm-2にするとよい。 このバッファ層の総原子量が5×1011cm-2未満の場合、空乏層の先端がnバッファ層を突ききってp+ ベース層(図1で第2主電極8bに正電圧を印加した場合には、第2p+ ベース層3bに相当する)に達して耐圧が低下する。一方、1014cm-2を超えるとオン電圧が上昇する。
【0039】
また、図9のp+ ベース層を形成するためのボロンイオンのドーズ量は、1×1014cm-2から2×1015cm-2の範囲がよい。これは1×1014cm-2未満では、図3のCnp1 の値が大きくなるため、オン電圧が増大し、2×1015cm-2を超えると、ゲートしきい値電圧が高く成り過ぎるためである。また、図10のトレンチ溝8の幅は、0.5μmから14μmで、ピッチは1.5μmから17μm程度の範囲としてもよい。これは、幅が0.5μm未満で、ピッチが1.5μm未満にするには、トレンチ溝形成のための微細加工が困難であり、コストアップになる。また、幅が14μmを超えて、ピッチが17μmを超えると、チャネル密度が小さくなり、オン電圧が増大するからである。また、トレンチ溝の深さは3μmから8μmの範囲が実用的には好ましい。3μm未満の場合、空乏層の先端がp+ ベース層に達しやすくなり、耐圧が出にくくなる。8μmを超えるとトレンチ溝を形成する工程時間が長くなりコストアップとなる。これらの各層を製造する条件を組み合わせることで、図7の第2実施例の半導体装置を製造することができる。
【0040】
【発明の効果】
この発明によれば、nバッファ層を採用したパンチスルー型で、トレンチゲート型の双方向IGBTは、従来のノンパンチスルー型、プレーナゲート型の双方向IGBTと比較して、オン電圧とスイッチング損失のトレードオフが改善される。
【0041】
この双方向IGBTを、2つのゲートの制御によって、IGBT、MOSFETおよびダイオードとして機能させた場合、従来の双方向IGBTよりも、オン電圧が小さく、且つ、ターンオフ損失が小さい状態で、素子動作をさせることができる。
そのため、従来の双方向IGBTを用いる場合よりも、本発明の素子を用いて組み立てたモジュールは、一層の損失の低減と、サイズの縮小化と、コストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の半導体装置の要部断面図
【図2】図1の双方向IGBTチップを平型圧接構造のパッケージに収納した図
【図3】 図1の半導体装置の拡散プロフィルを示す図
【図4】 図1の双方向IGBTの等電位線を示した図
【図5】 電界強度分布のモデル図で、(a)は図1の双方向IGBTの場合で、(b)は、図17の双方向IGBTの場合の図
【図6】 トレンチ溝の底部と同一深さのnバッファ層の不純物濃度と耐圧の関係を示す図
【図7】この発明の第2実施例の半導体装置の要部断面図
【図8】 この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図
【図9】 図8に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図
【図10】 図9に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図
【図11】 図10に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図
【図12】 図11に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図
【図13】 図12に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図
【図14】 図13に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図
【図15】 直接リンク形変換回路の構成図
【図16】 プレーナゲート型単方向IGBTの要部断面図
【図17】 従来の双方向IGBTの要部断面図
【符号の説明】
1、21 n- ドリフト層
2 nバッファ層
2a、22a 第1nバッファ層
2b、22b 第2nバッファ層
3 p+ ベース層
3a、23a 第1p+ ベース層
3b、23b 第2p+ ベース層
4 n+ エミッタ層
4a、24a 第1n+ エミッタ層
4b、24b 第2n+ エミッタ層
5 ゲート電極
5a、25a 第1ゲート電極
5b、25b 第2ゲート電極
6 主電極
6a、26a 第1主電極
6b、26b 第2主電極
7 ゲート酸化膜
7a、27a 第1ゲート酸化膜
7b、27b 第2ゲート酸化膜
8 トレンチ溝
8a 第1トレンチ溝
8b 第2トレンチ溝
9a、9b、29a、29b トレンチ溝の底部
11 双方向IGBTチップ
12 第1ゲート端子
13 第2ゲート端子
14 第1緩衝板
15 第2緩衝板
16 第1主電極板
17 第2主電極板
100 FZウエハ
A、B 電界強度分布
C、D トレンチ溝の底部の深さの位置
np1 第1pベース層と第1nバッファ層の境界のn型不純物濃度
のピーク値

Claims (5)

  1. 第1導電形の半導体基板の第1主面側および該第1主面側と反対側の第2面側のそれぞれの表面層に形成された半導体基板より高不純物濃度の第1導電形の第1領域と、該第1領域のそれぞれの表面層に形成された第2導電形の第2領域と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの表面から前記第1領域に達するようなトレンチ溝と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの第2領域の表面層に形成され前記トレンチ溝の側面に接する第1導電形の第3領域と、前記トレンチ溝の表面に形成されたゲート絶縁膜と、前記第1主面側、前記第2主面側それぞれに形成された前記トレンチ溝のゲート絶縁膜上のそれぞれ形成された第1ゲート電極、第2ゲート電極と、前記第1主面側、第2主面側にそれぞれ形成された前記第3領域上にそれぞれ形成された第1主電極、第2主電極とを具備し、前記トレンチ溝がストライプ状であって、第1主面側のトレンチ溝と第2主面側のトレンチ溝が投影的に互い違いであることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1導電形の半導体基板の第1主面側および該第1主面側と反対側の第2面側のそれぞれの表面層に形成された半導体基板より高不純物濃度の第1導電形の第1領域と、該第1領域のそれぞれの表面層に形成された第2導電形の第2領域と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの表面から前記半導体基板に達するようなトレンチ溝と、前記第1主面側、第2主面側それぞれの第2領域の表面層に形成され前記トレンチ溝の側面に接する第1導電形の第3領域と、前記トレンチ溝の表面に形成されたゲート絶縁膜と、前記第1主面側、前記第2主面側それぞれに形成された前記トレンチ溝のゲート絶縁膜上のそれぞれ形成された第1ゲート電極、第2ゲート電極と、前記第1主面側、第2主面側にそれぞれ形成された前記第3領域上にそれぞれ形成された第1主電極、第2主電極とを具備し、前記トレンチ溝がストライプ状であって、第1主面側のトレンチ溝と第2主面側のトレンチ溝が投影的に互い違いであることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記トレンチ溝の底部と同一深さの第1領域の不純物濃度が、前記半導体基板の不純物濃度の1倍ないし50倍であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記トレンチ溝に挟まれた前記第1領域において、該第1領域の第1導電形の不純物量から第2導電形の不純物量を差し引いた正味の第1導電形の不純物の総量が、5×1011個/cm2 ないし1014個/cm2 であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体装置を形成する半導体チップが、平型圧接構造のパッケージに収納されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置。
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