JP3415441B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3415441B2
JP3415441B2 JP13844698A JP13844698A JP3415441B2 JP 3415441 B2 JP3415441 B2 JP 3415441B2 JP 13844698 A JP13844698 A JP 13844698A JP 13844698 A JP13844698 A JP 13844698A JP 3415441 B2 JP3415441 B2 JP 3415441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高耐圧の半導体装
置に係わり、特に、SOI(Silicon On Insulator)基
板を用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーエレクトロニクスの分野では、ゲ
ートによる電圧駆動が可能な利便性とバイポーラトラン
ジスタの高出力特性とを兼ね備えたIGBT(Insulate
d GateBipolar Transistor )が広く用いられている。
このIGBTは、前述した利点のため、パワーMOSF
ETよりも大電流を制御可能となっている。
【0003】図14はこの種の横型IGBTの構成を示
すための電極−半導体界面位置の平面図であり、図15
は電極を付けた状態での図14の15−15線矢視断面
図である。以下同様に、本明細書中では、平面図は電極
−半導体界面位置にて図示し、断面図は電極を付けた状
態で図示するものとする。
【0004】この横型IGBTは、シリコン基板1上
に、SiO2 の埋込み酸化膜2及び高抵抗のn- 型活性
層3が順次形成されている。n- 型活性層3の表面には
略ストライプ状のn型バッファ層4が埋込み酸化膜2に
達しないように選択的に形成され、n型バッファ層4表
面にはp型エミッタ層としてのp+ 型ドレイン層5が略
ストライプ状に選択的に形成されている。
【0005】なお、n- 型活性層3はドーズ量が1×1
12cm-2程度である。n型バッファ層4は、例えばリ
ンのイオン注入により形成され、ドーズ量が5×1013
〜2×1014cm-2程度となっている。また、p+ 型ド
レイン層5はドーズ量が1×1015cm-2以上である
が、8×1014cm-2程度としてもよい。
【0006】また、n型バッファ層4とは異なるn- 型
活性層3の表面には、略ストライプ状のp型ベース層6
が埋込み酸化膜2に達しないように選択的に形成され、
p型ベース層6の表面には低抵抗のn+ 型ソース層7及
びp+ 型コンタクト層8が略ストライプ状に形成されて
いる。
【0007】n型バッファ層4の一部からn- 型活性層
3におけるp型ベース層6近傍までの表面領域にはLO
COS酸化膜9が形成され、且つこのLOCOS酸化膜
9に隣接するn- 型活性層3の端部からp型ベース層6
及びn+ 型ソース層7の一部までの領域上にはゲート酸
化膜10が形成されている。
【0008】ゲート酸化膜10上にはゲート電極11が
形成され、ゲート電極11からドレイン側に向けてやや
延長されたS側フィールドプレート12がLOCOS酸
化膜9上に形成されている。また同様に、n型バッファ
層4近傍においてLOCOS酸化膜9上にD側フィール
ドプレート13が形成されている。
【0009】p+ 型ドレイン層5上には、D側フィール
ドプレート13上にも接するようにドレイン電極14が
形成されている。また、n+ 型ソース層7及びp+ 型コ
ンタクト層8上にはソース電極15が形成されている。
【0010】いま、ゲート電極11に正電圧が印加され
ると、この正電圧に比例してゲート直下のp型ベース層
6表面に電子が現れ、p型ベース層6表面が電子の領域
に反転する。この反転領域がチャネルとなり、n+ 型ソ
ース層7とn- 型活性層3とを短絡する。
【0011】ここで、ドレイン電極14に正電圧が印加
されると、電子がソース電極15から供給されてn+ 型
ソース層7からチャネルを通ってn- 型活性層3に注入
される。これにより、p+ 型ドレイン層5からはn型バ
ッファ層4を介してn- 型活性層3に正孔が注入され
る。この正孔の注入によりn- 型活性層3では、電子と
正孔が高密度で、且つ互いの電荷を打消すようにほぼ同
一密度で共存する導電変調が起こりオン抵抗が低下して
導通状態となる。
【0012】よって、n- 型活性層3の電子はp+ 型ド
レイン層5を介してドレイン電極14に流れ、n- 型活
性層3の正孔はp型ベース層6を介してソース電極15
に流れる。
【0013】また、ターンオフ時には、正のゲート電圧
がゲート電極11から除去される。これにより、ゲート
直下のp型ベース層6表面のチャネルが消失してn+ 型
ソース層7とn- 型活性層3とが遮断され、電子注入が
止まる。一方、n- 型活性層3中の正孔は、その一部が
p型ベース層6を介してソース電極15に排出され、残
りの正孔が電子と再結合して消滅する。これにより、横
型IGBTはターンオフする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うなIGBTは、n- 型活性層3に少数キャリアである
正孔が注入されることにより導電変調を起こさせてオン
抵抗を下げるため、ゲートをオフして電子の注入を止め
ても、蓄積された正孔が排出される間、素子に電流が流
れるため、パワーMOSFETと比較してスイッチング
速度が遅いという問題がある。従って、横型IGBTの
スイッチング特性の高速化には、ドレインからの正孔の
注入効率を制御することが必要となる。
【0015】注入効率の制御方法としては、例えば次の
(a)〜(c)に示すものがある。 (a) ドレイン電極14の一部をn- 型活性層3に接
触させる方法である。しかし、この方法では、オン状態
において十分に正孔が注入されないため、オン特性を悪
化させてしまう問題がある。 (b) n型バッファ層4のドーズ量を増加させる方法
であり、図16の曲線Nを用いて述べる。曲線Nはn型
バッファ層4のドーズ量を変化させたときのオン電圧V
fとターンオフ時間Tfのトレードオフを示している。
この方法は、曲線Nにて示すように、500ns程度ま
での高速化には有効であるものの、それ以下のターンオ
フ時間Tfをもつ横型IGBTを作成しようとすると、
n型バッファ層4のドーズ量が1×1015cm-2を越え
てオン電圧が非常に高くなるので、非実用的である。 (c) 方法(b) の欠点を踏まえたものであり、n型バ
ッファ層4のドーズ量をそのままとし、p+ 型ドレイン
層5のドーズ量を低減させる方法である。この方法で
は、図16の曲線P及び図17にて示すように、ターン
オフ時間Tfを300ns程度まで高速化し得るもの
の、それ以下にしようとすると、p+ 型ドレイン層5の
表面濃度を下げる必要が生じる。表面濃度が1×1019
cm-3以下となると、オーミック・コンタクトをとるこ
とが困難となり、ショットキー障壁が生じてコンタクト
抵抗を増大させる結果、オン電圧Vfを増大させてしま
う問題がある。
【0016】以上のように横型IGBTでは、ターンオ
フ時間Tfが長い問題があるが、これの短縮を試みる
と、オン電圧Vfを増加させる問題が生じる。またさら
に、オン電圧Vfの増加により、出力特性を悪化させ、
動作可能な電流値を低下させてしまう問題が生じる。本
発明は上記実情を考慮してなされたもので、高速スイッ
チング特性と高出力特性とを兼ね備えた半導体装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に対応する半導体
装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された
絶縁層と、前記絶縁層上に形成された高抵抗の第1導電
型活性層と、前記第1導電型活性層の表面に選択的に形
成された第1導電型バッファ層と、前記第1導電型バッ
ファ層の表面に形成された第2導電型ドレイン層と、前
記第2導電型ドレイン層の表面に形成され、前記第2導
電型ドレイン層よりも高い不純物濃度をもつ第2導電型
コンタクト層と、前記第2導電型コンタクト層上並びに
前記第2導電型ドレイン層上に形成されたドレイン電極
と、前記第1導電型活性層の表面に形成された第2導電
型ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成さ
れた第1導電型ソース層と、前記第1導電型ソース層上
及び前記第2導電型ベース層上に形成されたソース電極
と、前記第1導電型ソース層と前記第1導電型活性層と
で挟まれた前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁膜を
介して設けられたゲート電極とを備えた半導体装置であ
って、前記第2導電型コンタクト層としては、第2導電
型ドレイン層中に電流路に略平行な長手方向を有するス
トライプ形状に形成されている。
【0018】また、本発明に対応する半導体装置は、半
導体基板と、前記半導体基板上に形成された絶縁層と、
前記絶縁層上に形成された高抵抗の第1導電型活性層
と、前記第1導電型活性層の表面に選択的に形成された
第1導電型バッファ層と、前記第1導電型バッファ層の
表面に形成された第2導電型ドレイン層と、前記第2導
電型ドレイン層の表面に形成され、前記第2導電型ドレ
イン層よりも高い不純物濃度をもつ第2導電型コンタク
ト層と、前記第2導電型コンタクト層上並びに前記第2
導電型ドレイン層上に形成されたドレイン電極と、前記
第1導電型活性層の表面に形成された第2導電型ベース
層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成された第1
導電型ソース層と、前記第1導電型ソース層上及び前記
第2導電型ベース層上に形成されたソース電極と、前記
第1導電型ソース層と前記第1導電型活性層とで挟まれ
た前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介して設
けられたゲート電極とを備えた半導体装置であって、前
記第2導電型コンタクト層の表面積を前記第2導電型ド
レイン層の表面積で除して得られる比率としては、10
〜78%の範囲内にある。ここで、第2導電型コンタク
ト層は、第2導電型ドレイン層中に電流路とは略垂直な
方向に沿って島状に形成されていてもよい。また、第2
導電型コンタクト層は、第2導電型ドレイン層中に電流
路に略平行な長手方向を有するストライプ形状に形成さ
れていてもよい。
【0019】 また、第2導電型コンタクト層の表面の不
純物濃度を1×1019cm-3以上規定し、第2導電型ド
レイン層の表面の不純物濃度は、1×1018〜3×10
18cm-3までの範囲内にあると規定してもよい。
【0020】従って、本発明は以上のような手段を講じ
たことにより、正孔の注入効率を低下させるための低不
純物濃度の第2導電型ドレイン層と、コンタクト抵抗の
増大を阻止するための高不純物濃度の第2導電型コンタ
クト層とを設けたことにより、第2導電型ドレイン層に
より、スイッチング速度を向上させつつ、第2導電型コ
ンタクト層により、オン電圧の上昇を阻止することがで
き、もって、高速スイッチング特性と高出力特性とを同
時に実現することができる。また、第2導電型コンタク
ト層をストライプ形状に形成した場合、より一層良好な
値で、高速スイッチング特性と高出力特性とを同時に実
現することができる。また、第2導電型コンタクト層の
表面積を第2導電型ドレイン層の表面積で除して得られ
る比率を、10〜78%の範囲内にしたことにより、ス
イッチング特性と高出力特性とのバランスを最適化する
ことができる。
【0021】また、第2導電型コンタクト層を島状に形
成した場合、正孔の注入効率をより一層下げることがで
きると共に、正孔の排出速度をより一層速くすることが
できる。
【0022】
【0023】
【0024】また、第2導電型コンタクト層の表面の不
純物濃度を1×1019cm-3以上と規定し、第2導電型
ドレイン層21の表面の不純物濃度を1×1018cm-3
から3×1018 cm-3までの範囲内と規定したことに
より、素子設計上の目安を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る横型IGBTの構成を示す平面図であり、図2は図1
の2−2線矢視断面図であって、図14及び図15と同
一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略し、
ここでは異なる部分について主に述べる。
【0026】すなわち、本実施形態は、正孔の注入効率
の低減とコンタクト抵抗の増大阻止とを同時に図るもの
であり、具体的には図1及び図2に示すように、p+ 型
ドレイン層に代えて、n型バッファ層4表面に選択的に
形成された低不純物濃度のp型ドレイン層21と、p型
ドレイン層21の表面に選択的に形成され、p型ドレイ
ン層21よりも高い不純物濃度をもつp+ 型コンタクト
層22とを備えている。なお、ドレイン側での深さ方向
に沿った不純物濃度分布を図3に示す。
【0027】ここで、p型ドレイン層21は、例えば低
ドーズ量(1×1014cm-2)のボロンのイオン注入に
より0.25μmの深さまで形成され、表面の不純物濃
度が実質的に2×1018cm-3程度となっている。
【0028】なお、p型ドレイン層21の表面の不純物
濃度を1×1018〜3×1018cm-3とする理由は、n
型バッファ層4の表面不純物濃度が1×1018cm-3
度であるとき、p型ドレイン層の不純物濃度が1×10
18cm-3より小さいとn型バッファ層4の不純物濃度よ
りも低くなってしまうので、p型ドレイン層21を設け
る意味が無くなるからである。また、p型ドレイン層2
1の表面の不純物濃度が3×1018cm-3を越えると、
p型コンタクト層22の不純物濃度とほぼ等しくなるの
で、同様にp型ドレイン層21を設ける意味が無くなる
からである。
【0029】p+ 型コンタクト層22は、例えば高ドー
ズ量(1×1015cm-2以上)のボロンのイオン注入に
より0.1μmの深さまで形成され、表面の不純物濃度
が1×1019cm-3以上となっている。具体的にはp+
型コンタクト層22は、p型ドレイン層21とp+ 型コ
ンタクト層22とにおけるドレイン電極14へのコンタ
クト領域23のうち、ソース電極15から離れた側に沿
ってストライプ状に形成されている。
【0030】なお、p型コンタクト層22の表面の不純
物濃度を1×1019cm-3以上にする理由は、p型コン
タクト層22の不純物濃度が1×1019cm-3未満にな
ると、コンタクト抵抗が上がってしまうからである。
【0031】また、n型バッファ層4は、例えば低ドー
ズ量(1.5×1014cm-2)のリンのイオン注入によ
り4μmの深さまで形成され、表面の不純物濃度が実質
的に1×1018cm-3程度となっている。
【0032】次に、このような横型IGBTの作用につ
いて説明する。この横型IGBTにおいては、ボロンの
イオン注入量などの制御により、p型ドレイン層21の
不純物濃度を従来のp+ 型ドレイン層5よりも低くし、
動作時の正孔の注入効率を下げている。すなわち、動作
時の正孔の注入量を下げてn-型活性層3での正孔の蓄
積量を低減し、スイッチオフ時の正孔の排出時間を短縮
させることにより、スイッチング速度を向上させること
ができる。
【0033】また一方、p型ドレイン層21の不純物濃
度を低くしたことによるコンタクト抵抗の増大を阻止す
るため、高不純物濃度で低抵抗のp+ 型コンタクト層2
2を設けている。従って、p型ドレイン層21によりス
イッチング速度を向上させつつ、p+ 型コンタクト層2
2により、オン電圧の上昇を阻止することができる。す
なわち、高速スイッチング特性と高出力特性とを同時に
実現することができる。
【0034】例えば、図4は横型IGBTのトレードオ
フ曲線を示す図である。この曲線は、横軸にp+ 型コン
タクト層21/p型ドレイン層22の表面積比をとり、
縦軸にターンオフ時間Tf及びオン電圧Vfをとってい
る。図示するように、p+ 型コンタクト層22の表面積
に比例してオン電圧Vfが低下され、p型ドレイン層2
1の表面積に比例してターンオフ時間Tfが短縮され
る。
【0035】ここで、図4を用い、p+ 型コンタクト層
21/p型ドレイン層22の表面積比を最適化する,す
なわち10〜78%の間にすることで、スイッチング特
性と高出力特性とのバランスが最適化され、トレードオ
フの優れた横型IGBTを実現することができる。
【0036】上述したように第1の実施形態によれば、
正孔の注入効率を低下させるための低不純物濃度のp型
ドレイン層21と、コンタクト抵抗の増大を阻止するた
めの高不純物濃度のp+ 型コンタクト層22とを設けた
ことにより、p型ドレイン層21によりスイッチング速
度を向上させつつ、p+ 型コンタクト層22により、オ
ン電圧の上昇を阻止することができ、もって、高速スイ
ッチング特性と高出力特性とを同時に実現することがで
きる。 (第2の実施形態)図5は本発明の第2の実施形態に係
る横型IGBTの構成を示す平面図であり、図6は図5
の6−6線矢視断面図であって、図1及び図2と同一部
分には同一符号を付し、ほぼ同一部分にはaの添字を付
してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分につ
いて主に述べる。なお、図5の2−2線矢視断面は図2
に示した断面構成と同一である。
【0037】すなわち、本実施形態は、p型ドレイン層
21とp+ 型コンタクト層22のパターン形状の最適化
を図るものであり、具体的には図5及び図6に示すよう
に、図2のp型ドレイン層21中に選択的に電流路に沿
ってp+ 型コンタクト層22aを形成することにより、
全体としてp+ 型コンタクト層22を櫛歯形状としてい
る。なお、p+ 型コンタクト層22,22aは互いに等
しい不純物濃度を有し、p+ 型コンタクト層22aの幅
や長さは任意に設定可能となっている。
【0038】以上のような構成により、第1の実施形態
と比べて正孔の注入効率を下げることができるので、第
1の実施形態の効果に加え、より良好な値で、高速スイ
ッチング特性と高出力特性とを同時に実現することがで
きる。 (第3の実施形態)図7は本発明の第3の実施形態に係
る横型IGBTの構成を示す平面図であり、図8は図7
の8−8線矢視断面図であって、図5及び図6と同一部
分には同一符号を付してその詳しい説明は省略し、ここ
では異なる部分について主に述べる。なお、図7の6−
6線矢視断面は図6に示した断面構成と同一である。
【0039】すなわち、本実施形態は、p型ドレイン層
21とp+ 型コンタクト層22のパターン形状の最適化
を図るものであり、具体的には図7及び図8に示すよう
に、図5の各p+ 型コンタクト層22a間のp型ドレイ
ン層21をストライプ状のp+ 型コンタクト層22の内
部まで延長してこのp+ 型コンタクト層22を断続的に
省略することにより、電流路とは直交する方向に沿って
交互にp+ 型コンタクト層22,22aとp型ドレイン
層21とを備えた構造となっている。
【0040】以上のような構造により、第2の実施形態
に比べ、正孔の注入効率をより一層下げることができる
と共に、正孔の排出速度をより一層速くすることができ
る。なお、ここでの正孔の排出速度の高速化は、正孔の
注入効率の低下に伴うものに加え、電流路から外れた方
向の正孔の蓄積量を低下させたことにもよる。
【0041】すなわち、本実施形態に係る横型IGBT
では、ストライプ状のp+ 型コンタクト層22の一部省
略により、n- 型活性層3のうちのドレイン電極14の
下方領域24における正孔の蓄積量が低減されて正孔が
排出され易くなったため、正孔の排出速度をより一層速
くできるものと推測される。
【0042】上述したように第3の実施形態によれば、
第2の実施形態の効果に加え、より一層良好な値で、高
速スイッチング特性と高出力特性とを同時に実現するこ
とができる。 (第4の実施形態)図9は本発明の第4の実施形態に係
る横型IGBTの構成を示す平面図であり、図10は図
9の10−10線矢視断面図であって、図7と同一部分
には同一符号を付し、ほぼ同一部分にはbの添字を付し
てその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分につい
て主に述べる。なお、図9の8−8線矢視断面は、図8
に示した断面構成と同一である。
【0043】すなわち、本実施形態は、p型ドレイン層
21とp+ 型コンタクト層22のパターン形状の最適化
を図るものであり、具体的には図9及び図10に示すよ
うに、図7のp+ 型コンタクト層22の形状を変え、p
型ドレイン層21中に電流路とは直交する方向に沿って
選択的に島状のp+ 型コンタクト層22bが形成された
構造となっている。なお、p+ 型コンタクト層22,2
2bは互いに等しい不純物濃度のものである。
【0044】ここでは、例えば、p+ 型コンタクト層2
2bは、図11の平面図に示すように、2μm角の複数
の正方形が、電流路とは直交する方向に沿って10μm
の間隔を有し、且つ電流路にほぼ沿って4μmの間隔を
有して格子状に配置されている。この場合、p+ 型コン
タクト層22bとp型ドレイン層22との表面積の比
は、次に示すように、10%として得られる。
【0045】
【数1】
【0046】以上のような構造により、第1乃至第3の
実施形態に比べ、正孔の注入効率をより一層下げること
ができると共に、正孔の排出速度をより一層速くするこ
とができる。
【0047】すなわち、本実施形態に係る横型IGBT
では、p+ 型コンタクト層22を島状としたことによ
り、前述同様に、より一層、n- 型活性層3中のドレイ
ン電極14の下方領域24における正孔の蓄積量が低減
されて正孔が排出され易くなったため、正孔の排出速度
をより一層速くできるものと推測される。また、これら
島状のp+ 型コンタクト層22は、ソース側に近づけて
形成するほど、正孔の排出速度をより一層速くできるも
のと推測される。
【0048】上述したように本実施形態によれば、第3
の実施形態の効果に加え、正孔の排出速度をより一層速
くできるため、さらに良好な値で、高速スイッチング特
性と高出力特性とを同時に実現することができる。
【0049】なお、p+ 型コンタクト層22bとp型ド
レイン層22との表面積の比が10%の場合を例に挙げ
て説明したが、前述した通り、この表面積の比が10〜
78%の範囲内にするように変形しても良いことは言う
までもない。
【0050】また、図1〜図10は図の左側を中心とし
て左右対称に配置されている構造が高耐圧を得る上で有
効である。 (第5の実施形態)図12は本発明の第5の実施形態に
係る半導体装置の構成を示す断面図であり、図10と同
一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、
ここでは異なる部分について主に述べる。
【0051】すなわち、本実施形態は、IGBTと共に
他の素子を形成した変形例を示すものであり、例えば図
12及び図13に示すように、IGBTと共に、還流ダ
イオード(free wheeling diode :FRD)が形成され
ている。換言すると、本実施形態は、インバータ装置へ
の適用例を示している。
【0052】具体的には、n- 型活性層3の表面から埋
込酸化膜2に達する深さまで、トレンチを用いた素子分
離層30が形成されている。このトレンチにより、n-
型活性層3は、IGBT領域と、FRD領域とに絶縁分
離される。なお、IGBT領域内は、前述した通りのI
GBTが形成されるので、説明を省略する。
【0053】FRD領域は、還流ダイオードが形成され
る領域であり、n- 型活性層3の表面にはp型エミッタ
層31が埋込み酸化膜2に達しないように選択的に形成
され、p型エミッタ層31の表面にはp+ 型アノード層
32が選択的に形成されている。
【0054】また、p型エミッタ層31とは異なるn-
型活性層3の表面には、n型バッファ層33が埋込み酸
化膜2に達しないように選択的に形成され、n型バッフ
ァ層33の表面にはn+ 型カソード層34及びp+ 型コ
ンタクト層35が選択的に形成されている。
【0055】p型エミッタ層31の一部からn- 型活性
層3におけるn型バッファ層33近傍までの表面領域に
はLOCOS酸化膜36が形成されている。LOCOS
酸化膜36上は、p型エミッタ層31近傍においてA側
フィールドプレート37が形成され、n型バッファ層3
3近傍においてK側フィールドプレート38が形成され
ている。
【0056】p+ 型アノード層32上には、A側フィー
ルドプレート37上にも接するようにアノード電極39
が形成されている。また、n+ 型カソード層34及びp
+ 型コンタクト層35上には、K側フィールドプレート
38上にも接するようにカソード電極40が形成されて
いる。
【0057】なお、カソード電極40は、図13に示し
たように、ドレイン電極14に電気的に接続される。同
様にアノード電極39は、ソース電極15に電気的に接
続される。
【0058】以上のような構成により、第4の実施形態
の効果を奏するインバータ装置を1チップ上に形成する
ことができる。なお、本実施形態は、IGBTとFRD
とを夫々1チップ上に形成できることを示しているの
で、第4の実施形態のIGBTに限らず、第1〜第3の
実施形態のIGBTに夫々適用してもよい。 (他の実施形態)なお、上記各実施形態では、種々のパ
ターン形状のp型ドレイン層21及びp+ 型コンタクト
層22を用いて説明したが、これに限らず、p型ドレイ
ン層21及びp+ 型コンタクト層22を用いる構成であ
れば、どのようなパターン形状に変形しても、本発明を
同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0059】また同様に、正孔の注入効率を低下させる
ための低不純物濃度の第2導電型ドレイン層と、コンタ
クト抵抗の増大を阻止するための高不純物濃度の第2導
電型コンタクト層とを用いる限り、具体的な不純物濃度
やパターン形状、形成深さ等は種々変形した構成として
も、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることがで
きる。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
速スイッチング特性と高出力特性とを兼ね備えた半導体
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る横型IGBTの
構成を示す平面図
【図2】同実施形態における図1の2−2線矢視断面図
【図3】同実施形態のp型ドレイン層側における深さ方
向の不純物濃度分布を示す図
【図4】同実施形態における横型IGBTのトレードオ
フ曲線を示す図
【図5】本発明の第2の実施形態に係る横型IGBTの
構成を示す平面図
【図6】同実施形態における図5の6−6線矢視断面図
【図7】本発明の第3の実施形態に係る横型IGBTの
構成を示す平面図
【図8】同実施形態における図7の8−8線矢視断面図
【図9】本発明の第4の実施形態に係る横型IGBTの
構成を示す平面図
【図10】同実施形態における図9の10−10線矢視
断面図
【図11】同実施形態におけるp+ 型コンタクト層の配
置を示す平面図
【図12】本発明の第5の実施形態に係る半導体装置の
構成を示す断面図
【図13】同実施形態における半導体装置の接続関係を
示す回路図
【図14】従来の横型IGBTの構成を示す平面図
【図15】従来の図14の15−15線矢視断面図
【図16】従来の横型IGBTのトレードオフ曲線を示
す図
【図17】従来の横型IGBTのトレードオフ曲線を示
す図
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…埋込み酸化膜 3…n- 型活性層 4…n型バッファ層 6…p型ベース層 7…n+ 型ソース層 8…p+ 型コンタクト層 9…LOCOS酸化膜 10…ゲート酸化膜 11…ゲート電極 12…S側フィールドプレート 13…D側フィールドプレート 14…ドレイン電極 15…ソース電極 21…p型ドレイン層 22,22a,22b…p+ 型コンタクト層 23…コンタクト領域 24…下方領域 30…素子分離層 31…p型エミッタ層 32…p+ 型アノード層 33…n型バッファ層 34…n+ 型カソード層 35…p+ 型コンタクト層 36…LOCOS酸化膜 37…A側フィールドプレート 38…K側フィールドプレート 39…アノード電極 40…カソード電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 29/786 H01L 21/336

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された絶縁層と、 前記絶縁層上に形成された高抵抗の第1導電型活性層
    と、 前記第1導電型活性層の表面に選択的に形成された第1
    導電型バッファ層と、 前記第1導電型バッファ層の表面に形成された第2導電
    型ドレイン層と、 前記第2導電型ドレイン層の表面に形成され、前記第2
    導電型ドレイン層よりも高い不純物濃度をもつ第2導電
    型コンタクト層と、 前記第2導電型コンタクト層上並びに前記第2導電型ド
    レイン層上に形成されたドレイン電極と、 前記第1導電型活性層の表面に形成された第2導電型ベ
    ース層と、 前記第2導電型ベース層の表面に形成された第1導電型
    ソース層と、 前記第1導電型ソース層上及び前記第2導電型ベース層
    上に形成されたソース電極と、 前記第1導電型ソース層と前記第1導電型活性層とで挟
    まれた前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介し
    て設けられたゲート電極とを備えた半導体装置であっ
    て、 前記第2導電型コンタクト層は、第2導電型ドレイン層
    中に電流路に略平行な長手方向を有するストライプ形状
    に形成された ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された絶縁層と、 前記絶縁層上に形成された高抵抗の第1導電型活性層
    と、 前記第1導電型活性層の表面に選択的に形成された第1
    導電型バッファ層と、 前記第1導電型バッファ層の表面に形成された第2導電
    型ドレイン層と、 前記第2導電型ドレイン層の表面に形成され、前記第2
    導電型ドレイン層よりも高い不純物濃度をもつ第2導電
    型コンタクト層と、 前記第2導電型コンタクト層上並びに前記第2導電型ド
    レイン層上に形成されたドレイン電極と、 前記第1導電型活性層の表面に形成された第2導電型ベ
    ース層と、 前記第2導電型ベース層の表面に形成された第1導電型
    ソース層と、 前記第1導電型ソース層上及び前記第2導電型ベース層
    上に形成されたソース電極と、 前記第1導電型ソース層と前記第1導電型活性層とで挟
    まれた前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介し
    て設けられたゲート電極とを備えた半導体装置であっ
    て、 前記第2導電型コンタクト層の表面積を前記第2導電型
    ドレイン層の表面積で除して得られる比率は、10〜7
    8%の範囲内にある ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2導電型コンタクト層は、前記第
    2導電型ドレイン層中に電流路とは略垂直な方向に沿っ
    て島状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2導電型コンタクト層は、第2導
    電型ドレイン層中に電流路に略平行な長手方向を有する
    ストライプ形状に形成されたことを特徴とする請求項2
    に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第2導電型コンタクト層は、前記第
    2導電型ドレイン層中に電流路とは直交する方向に沿っ
    て選択的に島状に形成され、且つ格子状に配置されたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2導電型コンタクト層の表面の不
    純物濃度は、1×1019cm-3以上であり、 前記第2導電型ドレイン層の表面の不純物濃度は、1×
    1018〜3×1018cm-3の範囲内にあることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の半導
    体装置。
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