JP4561734B2 - 半導体装置およびそれを用いたプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

半導体装置およびそれを用いたプラズマディスプレイ装置 Download PDF

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Description

本発明は、PDP(プラズマディスプレイ)装置の省電力化,低コスト化に関し、特にその駆動回路の低損失化,部品点数の削減に好適なプラズマディスプレイ装置に関するものである。
近年AC型プラズマディプレイ装置は、従来のブラウン管テレビ等に比べ大画面であること、また薄型であることから、急速に普及してきているが、大画面のためその消費電力が大きく、コストが高いことが課題となっている。
AC型プラズマディスプレイの表示パネルは、X電極とY電極が略平行かつ交互に配置され、それらに対してアドレス電極が垂直方向に交差して、2次元マトリクスを構成する。
図32は、その表示パネルのセルの構造を示す概念図である。前面ガラス10aと背面ガラス10fはリブで隔てられ、その中の放電空間10にXe等の発光ガスが封じ込められている。前面ガラス10aには、Y電極9YとX電極9Xが形成され、その上には放電空間10と絶縁するための誘電体層10bが形成され、さらにその上にはMgO(酸化マグネシウム)保護膜10cが形成されている。
一方アドレス電極9Aは、背面ガラス10fの上に形成され、その上には放電空間10と絶縁するための誘電体層10eが形成され、さらにその上には蛍光体層10dが形成されている。
プラズマディスプレイパネルの駆動は、セルに蓄積された電荷をリセットするリセット期間,パネルの発光箇所を選択するアドレス期間,パネルを発光させ、明るさを制御するサステイン期間に分けることができる。アドレス期間には、アドレス電極9AとY電極
9Y間に電圧を印加して放電させ、セルに壁電荷を付加することで次のサステイン期間に発光させるセルを選択することができる。
次に、プラズマディスプレイパネルを発光させるサステイン期間の動作について説明する。Y電極9YとX電極9Xに電圧を加えると、放電空間10に電圧が印加され、その電圧が放電電圧以上になると、発光する。つまり、電気回路で言うとスイッチ9cがオンし、放電した状態になる。この放電が終了すると発光が止まるため、発光を繰り返すためには、パネルのX,Y電極に交互に電圧を印加する必要がある。
図33にパネルのX,Y電極に印加する電圧と、パネルに流れる電流の時間変化を示す。Y側に電圧を印加して発光させるときの動作を以下説明する。X側に電圧を印加して発光させるときも同様である。まず、aの期間で、図32の9dに対応するパネルのXY配線容量を充電し、セルに印加される電圧を上げていく。このときパネルには充電電流が流れる。セルに印加される電圧が放電開始電圧より高くなると、セルが発光し、bの期間で発光電流が流れる。このとき、配線のインダクタンス,スイッチ素子の抵抗等によりパネル電圧がΔV低下する。次に、cの期間でパネルの電圧を下げていく。このときパネルには放電電流が流れる。以上の、パネルのX,Y電極に交互に電圧を印加して発光させる動作を数10〜数100kHzの高速で繰り返す。
図34に、上記の動作を実現するための主要な駆動回路とその動作を示す。まず、双方向スイッチ素子402yをオンし、コイル5yを介してパネルのXY配線容量を充電する。これは図33の期間aに対応し、電流は図34(a)の充電電流で示した経路で流れる。所定の電圧までパネルのY側電極6yの電圧が上昇した後に、スイッチ素子1y(以降クランプ素子と呼ぶ)をオンして、パネルの電圧を電源電圧Vsにクランプすると、セルに印加される電圧が放電電圧以上となって発光する。これは図33の期間bに対応し、電流は図34(b)の発光電流で示した経路で流れる。次に、双方向スイッチ素子402yをオンし、コイル5yを介してパネルのXY配線容量を放電する。これは図33の期間cに対応し、電流は図34(a)の放電電流で示した経路で流れる。
パネルのXY配線容量の充放電をコイルを介して行うのは、パネルのXY配線容量とコイルの共振動作を利用してパネルの電圧を上昇,下降させ、パネルのXY配線容量の充放電時の損失を低減するためである。
以上の動作で、スイッチ素子を通過する充電電流,発光電流,放電電流により、各スイッチ素子に損失が発生し、プラズマディプレイ装置の消費電力を増やす一因となっている。また、パネルのX,Y両側に駆動回路が必要であるため部品点数が多く、コストを増やす一因にもなっている。
駆動回路の低損失化,部品点数の削減の課題を解決するために、図35,図37に示す駆動回路が提案されている。
図35は、特開2000−330514号公報(特許文献1)に示されたプラズマディプレイ装置の駆動回路を示す。スイッチ素子として、従来のパワーMOSFETの代わりに、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を使ったことを特徴としている。IGBTは、パワーMOSFETと異なり、素子内で伝導度変調が起きるため、抵抗が小さくなり、駆動回路の損失を低減できる。
なお、図35では、パネルの一方の駆動回路のみ表示しており、もう一方はグラウンドに固定しているが、これはグラウンドに固定している側の駆動回路を省略しているためと考えられる。なぜなら、示している駆動回路の振幅はグラウンドから電源電圧であるため、パネルのXY間に印加される電圧を正負に振ることができず、AC型PDPとしては、発光を繰り返すことができない。よって、特開2000−330514号公報で提案されている駆動回路は、図36のようになると考えられる。
しかし、一般的なIGBTはパワーMOSFETと異なりダイオードを内蔵しないため、図36に示すように、一方の駆動回路で放電電流を流したときに、他方の回路のIGBTのエミッタからコレクタに電流を流すために、逆並列にダイオードを追加する必要がある。そのため、部品点数が多くなり、回路や組立加工が複雑になり、コストが高くなる課題があった。
図37は、IDW(International Display Workshops)‘05の“New Two Stage
Recovery (TSR) Driving Method for Low Cost AC Plasma Display Panel”で発表されている駆動方式である。この駆動方式は、パネルのX,Y側いずれかをグラウンドに固定し、もう一方の側に正負の電圧を交互に印加することで発光を維持する。この駆動方式を、以後片側駆動方式と呼ぶ。それに対して図34の回路を両側駆動方式と呼ぶ。
片側駆動方式は、両側駆動方式に対して片方の駆動回路を省略できるため、大幅な部品点数の削減が可能である。さらに、図34で発光電流,充電電流,放電電流を流すときに、両側駆動方式ではX,Y側の両方のスイッチ素子で電圧降下が発生するのに対して、片側駆動方式では片側のスイッチ素子でしか電圧降下が発生しないという利点がある。しかし、図37の片側駆動方式では、スイッチ素子にパワーMOSFETを使用しており、以下の課題があることが本発明者の検討で分かった。
図38に、上記発表に掲載されている片側駆動方式のパネル駆動波形を示す。AC型
PDPでは、上述したようにパネルのXY間に正負の電圧を交互に印加することで発光を繰り返すことができるため、パネルの一方がグラウンドに固定されている片側駆動方式では、パネルの他方の側に±Vsの正負の電圧を印加してパネルを駆動する必要がある。両側駆動方式では、駆動回路が出力する電圧は0VからVsまでであるで、片側駆動方式ではスイッチ素子の耐圧が両側駆動方式と比べて2倍となってしまう。
AC型PDPのVsは200V程度であり、両側駆動方式では、スイッチング素子として、300V程度の耐圧のパワーMOSFETが使用されている。従って、片側駆動方式で使用しているパワーMOSFETは、600V程度の耐圧が必要となる。
それらのパワーMOSFETの出力特性を図39に示す。この結果より、片側駆動方式における、600V耐圧のパワーMOSFET1つの抵抗は、両側駆動方式における300V耐圧のパワーMOSFET2直列の抵抗より大きいことが分かる。これは、パワー
MOSFETの抵抗が耐圧の2.5 乗に比例して大きくなることが原因である。
そのため、図37のパワーMOSFETを用いた片側駆動方式では、パワーMOSFETを使用した両側駆動方式より駆動回路の損失が増大してしまう問題が存在していた。
特開2000−330514号公報
本発明は従来に示されたパワーMOSFETを使用した両側駆動方式,IGBTを使用した片側駆動方式,パワーMOSFETを使用した片側駆動方式では達成出来なかった、プラズマディスプレイ装置の駆動回路の低損失化,部品点数の削減を達成することである。
上記課題を達成する為に、本発明は複数の第1の電極と、
上記複数の第1の電極に略平行に配置され、隣接する上記第1の電極とで表示セルを形成するとともに、
当該表示セルを形成する上記第1の電極との間にて放電を行う複数の第2の電極と、
第1の電極及び第2の電極に交差する方向に形成される複数の第3の電極とを備えたプラズマディスプレイパネルであって、
前記プラズマディスプレイパネルの発光を維持する期間において、
第1の電極の電位は、一定の第1の電位に保持され、
第2の電極には第1の電極に対して正の第1の電圧と負の第2の電圧が交互に印加され、
第2の電極に電圧を与えるための第1の駆動回路基板は、
ハイレベルにクランプして発光電流を流すための第1のスイッチ素子と、
ローレベルにクランプして発光電流を流すための第2のスイッチ素子と、
前記プラズマディスプレイパネルの容量をコイルを介して充電,放電するための第3のスイッチ素子を有し、前記第1,2,3のスイッチ素子がIGBTであることを特徴とするものである。
また、上記課題を達成するために、本発明は複数の第1の電極と、
上記複数の第1の電極に略平行に配置され、隣接する上記第1の電極とで表示セルを形成するとともに、
当該表示セルを形成する上記第1の電極との間にて放電を行う複数の第2の電極と、
第1の電極及び第2の電極に交差する方向に形成される複数の第3の電極とを備えたプラズマディスプレイパネル駆動用の半導体装置であって、
前記プラズマディスプレイパネルの発光を維持する期間において、
第1の電極の電位は、一定の第1の電位に保持され、
第2の電極には、第1の電極に対して正の第1の電圧と、第1の電極に対して負の第2の電圧が交互に印加され、
第2の電極に電圧を与えるための第1の駆動回路基板は、
ハイレベルにクランプして発光電流を流すための第1のスイッチ素子と、
ローレベルにクランプして発光電流を流すための第2のスイッチ素子と、
前記プラズマディスプレイパネルの容量をコイルを介して充電,放電するための第3のスイッチ素子を有し、
前記第1,2,3のスイッチ素子がIGBTであることを特徴とするものである。
スイッチ素子としてIGBTを用いた片側駆動方式により、従来の技術で成し遂げられなかった、AC型PDPの駆動回路の低損失化と、部品点数の削減を同時に達成することができる。
さらに、逆導通IGBT,逆阻止IGBT,双方向IGBTをスイッチ素子として用いることにより、従来IGBTとダイオードを別々に使っていた場合に比べ、部品点数を削減でき、組立加工が簡単になる。さらに、ダイオードを内蔵することにより、損失を低減できる。さらにダイオード専用の配電が不要となる結果、配線が短くなり、配線のインダクタンスで生じるノイズも小さくなり、取り扱いやすい駆動回路を実現できる。
以下本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したAC型PDPの駆動回路の一例を示す。パネルの一方の側はグラウンドに固定されている。パネルの他方の側に駆動回路が配置され、コイル5を介してパネルの容量を充放電する双方向スイッチ素子402と、パネルの電圧を電源電圧にクランプして発光電流を流すクランプ素子401にIGBTを使用している。
図2は、本発明を適用したAC型PDPのパネル駆動波形の一例を示す。パネルのX側電極の電位をグラウンドに固定し、Y側電極に正負の電圧を交互に印加することで発光を維持する。
このような構成により、本発明では従来のPDPの駆動回路では成し遂げられなかった、駆動回路の低損失化と部品点数の削減を同時に達成することを実現するものである。
図3,図4は、従来技術として述べた、
(1)パワーMOSFETを使用した両側駆動方式、
(2)パワーMOSFETを使用した片側駆動方式(図37)、
(3)IGBTを使用した両側駆動方式(図35)
と、本発明の(4)IGBTを使用した片側駆動方式(図1)の双方向スイッチ素子とクランプ素子の損失を比較したものである。クランプ素子,双方向スイッチ素子の損失とも、本発明の駆動方式が最も低いことが分かる。
(1)パワーMOSを使用した両側駆動方式より、(2)パワーMOSFETを使用した片側駆動方式(図37)の方が損失が大きいのは、既に図39で示したように、片側駆動方式により耐圧が2倍になると、パワーMOSFET1素子の抵抗が、両側駆動方式におけるパワーMOSFET2直列の抵抗より大きくなるためである。(1)パワーMOSFETを使用した両側駆動方式より(3)IGBTを使用した両側駆動方式(図35)の方が損失が低いのは、IGBTは、パワーMOSFETと異なり、素子内で伝導度変調が起き、パワーMOSFETより抵抗が小さくなるためである。
(3)IGBTを使用した両側駆動方式(図35)より、本発明の(4)IGBTを使用した片側駆動方式(図1)の方が損失が低いのは、図5に示した出力特性から分かるように、(3)IGBTを使用した両側駆動方式(図35)における300V耐圧のIGBT2直列の抵抗よりも、(4)IGBTを使用した片側駆動方式(図1)における600V耐圧のIGBTが1つの抵抗の方が低いからである。IGBTの抵抗が、パワーMOSFETと比較して、耐圧に依存しにくいのは、以下の理由によるものである。
IGBTとパワーMOSFETの抵抗は、耐圧を確保する高抵抗なn−層の抵抗が支配的となる。ここで、IGBTはパワーMOSFETと異なり、導通時に素子内で伝導度変調が起きるため、n−層の抵抗が、耐圧とともに増加するn−層の比抵抗に依存しないためである。
以上の特性を本発明は発見し、本発明のIGBTを用いた片側駆動方式が、最も駆動回路の損失が低く、部品点数の削減が可能であることが分かった。
電位を固定する側は、グラウンド電位となるシャーシに接続するのが最も望ましいが、発光を維持する期間、グラウンド以外の電位に固定することも原理上可能である。方法としては、その電位を与える電源、または電源電圧を分圧したコンデンサにパネルの電極を接続することが考えられる。
また、本発明の片側駆動方式では、IGBTをライフタイム制御する必要がある。プラズマディスプレイパネルは数10kHz〜数100kHzの高速でスイッチングするため、充電,放電,発光電流を流し終わった後、オン時に蓄積されたスイッチ素子内部の電荷を速やかに消滅させる必要があるが、本発明の片側駆動方式では、IGBTの耐圧が2倍になるため、耐圧を確保するために素子の厚さも増加し、内部に蓄積される電荷も増大する。そのため、IGBTのライフタイムを最大でも1μs以下にすることが必要である。
もしクランプ素子のライフタイムが長く電荷が残っていると、対となるクランプ素子がオンした場合、電源7からの電流が、双方のクランプ素子を貫通し電流を流してしまうため、極めて大きな損失が発生する。また、双方向スイッチに関しても同様に、パネル容量を充放電する電流を流した後に、いずれかのクランプ素子がオンして、素子両端に電圧が印加されるとき、ライフタイムが長く電荷が残っていると、大きな電流が流れてしまい、損失が発生することも分かった。
図6に、IGBTの好適な実施例として、トレンチゲート構造を有するIGBTを示す。
一般的にIGBTには、本実施例で示したトレンチゲート型のゲート構造のほかに、シリコン表面に平坦に絶縁ゲートを形成するプレーナゲート構造があるが、検討した結果、トレンチゲート構造のIGBTの方が、より低損失であることが分かった。その理由は、プラズマディプレイ装置は容量負荷に急峻な電流を流すために、より飽和電流密度の大きな、つまり絶縁ゲートが単位面積当たりに稠密なIGBTが好ましいためである。
図7は、IGBTのさらに好適な実施例を示す。トレンチゲート間に交互にフローティングのp層217を設けたことが特徴である。このフローティングのp層217を設けることにより、トレンチゲート構造のIGBTの伝導度変調をさらに促進できることを、本発明者らは別の出願の発明である特願平11−38166号で見出しており、容量負荷であるプラズマディプレイ装置でも本構造が有効である。
さらに検討を進めた結果、IGBTのオン電圧(導通時の電圧降下)を下げるためには、エミッタ電極250と低抵抗に接するp層213の幅を狭くして、伝導度変調を促進することが効果的である。
図8に、p層213の幅とオン電圧の関係を示す。この結果より、p層213の幅を
1.05μm 以下とすると効果が大きくなることが分かる。しかし、p層213の幅を狭くするのは0.1μm 程度が限界であり、それ以下では、プロセスの安定性を確保できない。
従って、p層213の幅は、1.0μm以下が望ましい。
本発明のIGBTを用いた片側駆動方式では、スイッチ素子として用いるIGBTがターンオンする時の損失も低減する必要があることが分かった。本発明の片側駆動方式で、従来の両側駆動方式に対してIGBTの耐圧が2倍になると、耐圧を確保するために、高抵抗なn−層の厚さが増加する。そのため、IGBTのゲートがオンしてから、n−層
211に電荷が蓄積され、伝導度変調が完了するまでの時間が長くなり、ターンオン損失が無視できない程度まで大きくなることを本発明者は発見した。ターンオンの過程では、p+層210よりホールがn−層211に注入されるが、耐圧を確保するために、p+層210とn−層211の間に介在するバッファ層のn層216は高濃度であるため、ライフタイムが短く、ホールがn−層211に到達するのに時間がかかってしまう。そのため、バッファ層のn層216は、出来る限り薄いことが望ましい。
図9に、バッファ層のn層216の厚さとターンオン損失の関係を示す。この結果より、バッファ層のn層216の厚さが10μm以上であると、ターンオン損失が急増してしまうことが分かる。従って、バッファ層のn層216の厚さは、10μm以下とすることが望ましい。
次に、クランプ素子の好適な実施例を示す。
図10にクランプ素子として、逆導通ダイオードをIGBTに集積化した構造(以降、逆導通IGBTと呼ぶ)301,302を用いた駆動回路を示す。逆導通IGBTのダイオード1bは、配線のインダクタンスとパネル容量9dが共振した時に、共振中点6を電源7以上の電圧にならないようにクランプし、サージ電圧によるノイズを抑制する効果がある。このダイオード1bに流れる電流は、IGBT1aに流れる電流に対して1/10以下と小さく、小さな電流容量のダイオードで十分であり、IGBT1aのチップの外周に集積化すればよいことが分かった。
図11は、図10の逆導通IGBT301,302に適用可能な一実施例を示す。逆導通IGBTは、p層210と接したn層216と、n層216と接したn−層211に拡散されたp層213,p層217,p層213内に形成されたn+層214からなり、p層210にはコレクタ電極252が低抵抗接触している。p層210,n層216は、
FZ法で形成されたn−基板211にp層210,n層216を拡散することで形成しても良く、またはp+基板210にn層216とn−層211のエピタキシャル層を結晶成長させても良いが、前者のFZ法で形成されたn−基板を用いる方が廉価である。n+層214,p層213,n−層211に接するようにゲート絶縁膜220を介してトレンチ形状のゲート電極254が形成されている。逆導通IGBTの外周にはターミネーション領域で空乏層の伸びを抑えるチャネルストッパー層となるn+層230が形成され、このn+層230にカソード電極251が低抵抗接触している。n+層230とそれに近いp層213の間には、p層215からなるFLR(Field Limiting Ring) が形成され、逆導通IGBTの耐圧を確保している。カソード電極251を電気的接続配線253でコレクタ電極252と電気的に低抵抗接続することで、p層213とn+層230の間に逆導通のダイオードをIGBTに内蔵することが可能である。接続の方法は、ワイヤボンディングや半田による接続等がある。
次に、双方向スイッチ素子の好適な実施例を示す。
図1に示した双方向スイッチ402は、それぞれIGBTとダイオードが直列に接続された3a,3bと4a,4bが、逆並列に接続されている。このため、双方向スイッチのIGBT3a,ダイオード3bに電流が流れる時、ダイオード3bのpn接合を順バイアスする約1Vの拡散電位と、IGBT3aのコレクタ側にあるpn接合を順バイアスする約1Vの拡散電位が、2重に生じ、大きな電力損失が発生してしまう問題があった。
図12に、逆阻止ダイオードをIGBTに集積化した構造(以降、逆阻止IGBTと呼ぶ)を用いた駆動回路を示す。逆阻止IGBT3,4は、ダイオード3b,4bのpn接合と、IGBT3a,4aのpn接合を兼用する。従って、従来2重に合ったpn接合が一つになり約1Vの電圧降下がなくなり、損失が大幅に低減するとともに、部品点数が削減できる。
図13は、双方向スイッチ402の逆阻止IGBT303,304の一実施例を示す。逆阻止IGBTは、p+層210と接したn−層211内にチップ外周で拡散されたp+層218,p+層218に低抵抗接触したアノード電極256、およびn+層230に低抵抗接触したカソード電極255などからなる。p+層210は、FZ法で形成された
n−基板211にp+層210を拡散することで形成しても良く、またはp+基板210にn−層211のエピタキシャル層を結晶成長させても良いが、前者のFZ法で形成されたn−基板を用いる方が廉価である。IGBT領域にはトレンチ型のゲート絶縁膜220とゲート電極254が形成されている。p層213およびp+層21とn+層230の間には、逆方向に接続されたpnダイオードが形成される。この逆阻止IGBTにおいて、順方向の耐圧は、p層213とn−層211の間で主に達成される。一方、逆方向の耐圧は、p+層210およびp+層218とn−層211の間で主に確保される。この結果、図12で示された双方向スイッチのダイオードは不要となり、ダイオード1個分の順方向電圧が双方向スイッチ402から低減され、駆動回路の低損失化と部品点数の削減を実現することができる。
双方向スイッチ素子でのさらに好適な実施例として、双方向に導通可能なIGBT(以降、双方向IGBTと呼ぶ)を用いることが考えられる。
図14に、双方向IGBTの等価回路を示す。双方向IGBTは、双方向に流れる電流をゲートで制御することができ、以後図15の回路記号で示す。図16は、双方向IGBT
500を双方向スイッチとして用いた駆動回路を示す。
図17の構造は、双方向IGBTの実施例の1つであり、導通時の内部状態を模式的に表している。本図を用いて双方向IGBTの動作原理を説明する。
エミッタ2電極552がエミッタ1電極551より高電位である場合を想定する。
エミッタ2電極552からエミッタ1電極551に電流を流すためには、エミッタ2電極552にエミッタ1電極に対して正の電圧を印加した状態で、ゲート1電極555にエミッタ1電極551に対しての正の電圧を印加する。ゲート1電極555に印加する電圧が閾値電圧以上になると、ゲート1電極555の下にチャネル層が形成され、エミッタ1電極551側のn+層514からチャネルを通って、電子がn−層510に注入される。この電子電流により、エミッタ2電極552側のp層511とn−層510の接合が順バイアスされ、ホールがp層511からn−層510に注入される。n−層510中は、注入された電子とホールが、過剰に存在する状態となり、抵抗が大幅に下がり、伝導度変調が完了する。
エミッタ2電極552からエミッタ1電極551に流れる電流を遮断し、阻止状態とするためには、導通時にエミッタ1電極551に対してゲート1電極555に印加した正の電圧を閾値電圧以下とする。すると、ゲート1電極555の下のチャネルが消滅し、エミッタ1電極551側のn+層514からn−層510への電子電流が止まり、p層511からのホールの注入も止まる。n−層510にたまっていたキャリアは、空乏層の広がりとともに吐き出されるとともに、再結合により消滅する。以上の動作時におけるゲート2電極554の電位は後述する。エミッタ1電極551がエミッタ2電極552より高電位である場合は制御する電極がゲート2電極554となり、同様の動作となる。
逆阻止IGBTを双方向スイッチとして用いた図12の駆動回路では、逆阻止IGBTが一方向にしか電流を流せないため、2つの逆阻止IGBTを逆並列に接続している。それに対して、双方向IGBTを双方向スイッチとして用いた図16の回路では、双方向
IGBT1つで駆動することができ、さらに部品点数を削減できる。
また、逆阻止IGBTを用いた双方向スイッチでは、導通状態では、電流は一方の逆阻止IGBTの導通領域でしか流すことができないのに対して、双方向IGBTでは、素子内の全導通領域で双方向の電流を流すことができ、さらに低損失化が可能である。
双方向IGBTの構造は、図40に示すように、特許第3352840号公報に記載されている。そこに記載されているゲートの駆動方法は、上記図17の実施例で述べたものであり、電流を制御する低電位側のゲートの駆動方法についてであるが、双方向IGBTの性能を十分に引き出すためには、高電位側のゲートの制御が必要であることを本発明者は発見した。
図18に、図17の構造の双方向IGBTのゲート1電極555をオンし、エミッタ2電極552からエミッタ1電極551に電流を流したときの出力特性を示す。その結果ゲート2電極554をオフ状態とした方が、ゲート2電極554をオン状態とするより出力特性が向上することが分かる。これは、ゲート2電極554をオンすると、n−層510とp層511が短絡されてしまい、そのpn−接合に順バイアスが加わらず、ホールが注入されにくいためである。そこで、エミッタ2電極552からエミッタ1電極551に電流を流すときは、ゲート2電極554はオフ状態にするのが望ましいことを本発明者は発見した。
図19に、図17の構造の双方向IGBTにおいて、エミッタ2電極552がエミッタ1電極551より電位が高い状態で、ゲート1電極555をオフしたときの阻止特性を示す。その結果、ゲート2電極554をオン状態とした方が、ゲート2電極554がオフ状態とするよりリーク電流が小さく、耐圧が高いことが分かる。これは、ゲート2電極554をオンすると、n−層510とp層511が短絡されるため、そのpn−接合に順バイアスが加わらず、ホールが注入されにくいためである。そこで、エミッタ2電極552がエミッタ1電極より電位が高い状態で阻止状態とするときは、ゲート2電極554はオン状態にするのが望ましいことを本発明者は発見した。
以上より、エミッタ1電極551,エミッタ2電極552の電位関係と、導通状態,阻止状態に応じて、ゲート1電極555,ゲート2電極554を図20に示すように制御することが望ましい。
また、特許第3352840号公報に記載されている図40の双方向IGBT構造は、耐圧はが少なくとも300V以上になる本発明の片側駆動方式に適していないことが分かった。
図21は、図17に示した双方向IGBTの阻止状態における内部状態を模式的に示したものである。阻止状態においては、p層512とn−層510の接合から空乏層が進展する。ここで、p層512の端部から、ゲート1電極555の端部までの距離をa、p層512の端部から、エミッタ2電極552の端部までの距離をbとすると、耐圧を300V以上確保するためには、図21(a)のように、a<bとしてエミッタ2電極がゲート1電極555をオーバーラップする構造としなければいけないことが本発明者の検討で分かった。図21(b)のように、a>bであると、阻止状態において、エミッタ2電極
552にエミッタ1電極551に対して正の電圧を印加したとき、p層512とn−層
510の接合で発生した空乏層の等電位線が、ゲート1電極555からエミッタ1電極
551の方に回りこむ形となるため、ゲート1電極555のコーナーでの電界強度が強くなり、そこでアバランシェしてしまうからである。特許第3352840号公報に記載されている図40の構造では、a>bであり、耐圧が少なくとも300V以上になる、本発明の片側駆動方式の双方向スイッチ素子には適していないことが分かった。
図22は、双方向IGBTの実施例の一つであり、絶縁ゲートがトレンチゲート構造であることが特徴である。トレンチゲート構造は縦方向にチャネル層が形成されるため、プレーナゲート構造に対して横方向に微細化が可能である。そのため、セルサイズを小さくすることができ、オン電圧をさらに低減でき、本発明の駆動回路の損失を小さくすることができる。
また、トレンチ構造のゲート1電極555からp層512端部までの距離をa′、トレンチ構造のゲート1電極555からエミッタ1電極551までの距離をb′とすると、耐圧を確保するためには、a′<b′とすることが望ましい。理由は、図21の説明と同様であり、a′>b′であると、阻止状態において、p層512とn−層510の接合で発生した空乏層の等電位線がエミッタ1電極551の方に回り込み、p層512の端部でアバランシェしてしまうためである。a′<b′とすることで耐圧が向上し、素子の耐圧が増加する本発明の片側方式に適した素子とすることができる。
図23は、絶縁ゲートがトレンチゲート構造である双方向IGBTの別の実施例であり、トレンチ構造のゲート1電極555が、エミッタ1電極551とp層512の接触する領域と、エミッタ2電極552の間にあり、フローティングのp層516,517を設けたことが特徴である。
フローティングのp層を設けたことで、図7の実施例と同様の効果があり、伝導度変調が促進できるため、オン電圧が低減でき、本発明の片側駆動回路の損失を小さくすることができる。
また、トレンチ構造のゲート1電極555からフローティングのp層517端部までの距離をa″、トレンチ構造のゲート1電極555からエミッタ1電極551までの距離をb″とすると、耐圧を確保するためには、a″<b″とすることが望ましい。理由は、図21の説明と同様であり、a″>b″であると、阻止状態において、p層517とn−層510の接合で発生した空乏層の等電位線がエミッタ1電極551の方に回り込み、p層517の端部でアバランシェしてしまうためである。a″<b″とすることで耐圧が向上し、素子の耐圧が増加する本発明の片側方式に適した素子とすることができる。
図24は、絶縁ゲートがトレンチゲート構造である、双方向IGBTの別の実施例を素子の上から見た図である。
図25,図26はそれぞれ、図24のAA′,BB′に沿った断面図である。本構造は、図22,図23のトレンチゲートを有する構造より、ゲート幅を大きくすることが出来るという特徴があり、チャネル抵抗を大きく低減することができる。そのため、オン電圧を低減でき、本発明の片側駆動回路の損失をさらに小さくすることができる。
以上述べた双方向IGBTは、横方向に電流を流す構造である。そのため、素子表面上のエミッタ1電極551とエミッタ2電極552の配線で、ワイヤボンディングが打たれたパッド領域まで配線する必要がある。本発明の片側駆動方式では、双方向スイッチに流す電流が従来の両側駆動方式より大きくなるため、チップサイズも大きくなり、エミッタ1電極,エミッタ2電極の配線の抵抗が無視できなくなってくる。従って、図27に示すように、エミッタ1電極とエミッタ電極2の配線層とは別に、絶縁膜をはさんで配線層を形成し、スルーホールを介してエミッタ1電極とエミッタ電極2と接続することで、配線抵抗を下げることが望ましい。
さらに、双方向IGBTパッケージに実装するときに電極の接続に注意する必要がある。
図17の双方向IGBTの構造でパッケージに実装するときは、基板の電極553がフレームに半田付けされることとなるが、基板の電極553がエミッタ1電極あるいはエミッタ2電極と電気的に絶縁されていないと、阻止状態において、基板を介してリーク電流が流れてしまう。また基板の電極がゲート1電極あるいはゲート2電極と電気的に絶縁されていないと、阻止状態においてゲート酸化膜に高電圧が印加され、破壊してしまう問題がある。
図28は双方向IGBTの実施例の一つである。
これまでに述べた双方向IGBT構造が、横方向に電流を流すのに対し、本構造では縦方向に電流を流す特徴がある。横方向に電流を流す構造では、横方向に耐圧を確保するためにセルサイズをある程度確保する必要があるが、本構造では縦方向に耐圧を確保するため、セルサイズを小さくできる。従って、横方向に電流を流す構造より、オン電圧を下げることができ、本発明の片側駆動回路の損失をさらに小さくすることができる。
以上の双方向IGBTにおいて、オン電圧を低減することで駆動時の損失を低減することを検討した。さらに損失を低減するために、双方向IGBTの逆回復電流を低減する必要があることが、本発明者の検討で分かった。
図29に、本発明の片側駆動方式の双方向スイッチとして用いられる双方向IGBTの動作波形を示す。動作は、(1)パネル容量を充電する電流を流す領域と、(2)逆回復電流を流す領域に分けられる。(1)パネル容量を充電する電流は、図16で、双方向
IGBT500がオンし、コイル5を介してパネル容量を充電するときの電流である。
(2) 逆回復電流は、(1) パネル容量を充電する電流を流した後クランプ素子のIGBT
1aがオンして、双方向IGBT500に、(1)のときと逆方向の電圧が印加され、内部のキャリアが吐き出されて流れる電流である。
双方向IGBT500は、(1),(2)のそれぞれの領域で損失を発生する。(1)の領域の損失は導通損失であるため、オン電圧が支配的である。(2)の領域の損失は逆回復時に流れる電流が原因であり、逆回復電流を小さくすることで、さらに損失を低減できる。
以下逆回復電流が発生する原理を示す。図17はエミッタ2電極552からエミッタ1電極551に電流を流しているときの内部状態を表しており、p層511からはホールが注入し、p層511とn−層510の接合はキャリアが高濃度に存在する状態となる。逆回復時には、このpn−接合から空乏層が進展し、キャリアが吐き出され、逆回復電流が発生する。従って、逆回復電流を小さくするためには、導通時の、p層511とn−層
510の接合付近のキャリア濃度を低減すればよい。
図30に、逆回復電流を小さくするための構造を示す。本図は、図17の構造のエミッタ2電極552付近を拡大したものであり、図17と同様、エミッタ2電極552からエミッタ1電極551に電流を流しているときの内部状態を表している。本構造ではエミッタ2電極552とn−層510がショットキー接合しており、その接合からはホールが注入しないため、p層511とn−層510の接合付近のキャリア濃度を低減できる。そのため、逆回復電流による損失が低減し、さらに、逆回復電流に起因するノイズが低減されるため、低損失で取り扱いやすい駆動回路となる。
本発明のIGBTを用いた片側駆動方式により、従来の両側駆動方式に対して、部品点数を大きく削減することができるが、図31の破線の中のスイッチ素子を1つのモジュールに実装することで、さらに部品点数が削減でき、組み立て加工が簡単になる。放熱方法は、モジュールに放熱板を接続する方法と、モジュールをシャーシに固定する方法が考えられる。
スイッチ素子を駆動するゲートドライバICもモジュールの中に取り込むことができれば、さらに部品点数を削減できる。
ここで、本発明のIGBTを用いた片側駆動方式においては、以下に述べる課題があることが分かった。
図32は、プラズマディスプレイパネルのセル構造の例を示す。本発明のIGBTを用いた片側駆動方式においても、従来の両側駆動方式においても、パネルを発光させるサステイン期間においては、Y電極9YとX電極9X間で放電を繰り返すが、Y電極9Yとアドレス電極9Aの間は放電しないよう設計する必要がある。なぜならアドレス電極の上には蛍光体層が形成されており、サステイン期間にY電極9Yとアドレス電極9Aの間の放電が繰り返されると、蛍光体の寿命が短くなるからである。ここで、本発明のIGBTを用いた片側駆動方式においては、従来の両側駆動方式に対して駆動電圧の振幅が2倍になってしまうため、Y電極9Yとアドレス電極9Aの間に印加される電圧も2倍となってしまい、Y電極9Yとアドレス電極9Aの間の放電が起こりやすくなってしまう問題がある。
このため、上記の問題を防ぐためには、以下のようにすればよい。
サステイン期間に、X電極9Xの電位を0Vに固定し、Y電極に正負の電圧を印加すると想定すると、Y電極9YとX電極9Xの間の放電空間に印加される電圧をVXYとし、Y電極9YとX電極9Xの間の放電開始電圧をVtXYとし、Y電極9Yとアドレス電極9Aの放電空間に印加される電圧をVAYとし、Y電極9Yとアドレス電極9Aの間の放電開始電圧をVtAYとしたとき、|VXY|>|VtXY| かつ |VAY|<
|VtAY| とする。
そうすることで、プラズマディスプレイパネルのセルは、Y電極9YとX電極9Xの間で放電し、Y電極9Yとアドレス電極9Aの間で放電することはない。従って蛍光体の寿命が、従来の両側駆動方式に対して短くなることもない。
本発明によれば、AC型PDPの部品点数を削減でき、組立加工工数を少なくでき、また、駆動回路の損失を低減でき、消費電力の小さな低コストのAC型PDP及び半導体装置を実現できる。
本発明のプラズマディスプレイ装置の実施例を示す図である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の駆動波形の実施例を示す図である。 本発明と従来技術のプラズマディスプレイ装置のクランプ素子の損失を比較したグラフである。 本発明と従来技術のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子の損失を比較したグラフである。 本発明と従来技術のプラズマディスプレイ装置で用いる半導体装置の出力特性を比較したグラフである。 本発明のプラズマディスプレイ装置のクランプ素子として用いられる、トレンチゲートを有するIGBTの実施例である。 本発明のプラズマディスプレイ装置のクランプ素子として用いられる、トレンチゲートを有するIGBTの他の実施例である。 図7の実施例において、IGBTのオン電圧の、エミッタ電極と接するp層の幅に対する依存性を計算したグラフである。 本発明のプラズマディスプレイ装置のクランプ素子として用いられるIGBTの、ターンオン損失のnバッファ層の厚さに対する依存性を計算したグラフである。 逆導通ダイオードを内蔵するIGBTを、クランプ素子として用いた、本発明のプラズマディスプレイ装置の実施例を示す図である。 本発明のプラズマディスプレイ装置のクランプ素子として用いられる、逆導通ダイオードを内蔵するIGBTの実施例である。 逆阻止ダイオードを内蔵するIGBTを、双方向スイッチ素子として用いた、本発明のプラズマディスプレイ装置の実施例を示す図である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、逆阻止ダイオードを内蔵するIGBTの実施例である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの等価回路を示す図である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの記号を示す図である。 双方向IGBTを、双方向スイッチ素子として用いた、本発明のプラズマディスプレイ装置の実施例を示す図である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの実施例であり、導通時の内部状態も示している。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの出力特性を示す。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの阻止特性を示す。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの、本発明のゲート駆動方法を示す。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、本発明の双方向IGBTの実施例である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、本発明のトレンチゲートを有する双方向IGBTの実施例である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、本発明のトレンチゲートを有する双方向IGBTの他の実施例である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、本発明のトレンチゲートを有する双方向IGBTの他の実施例であり、上面図を示す。 図24のA−A′に沿った断面図を示す。 図24のB−B′に沿った断面図を示す。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの配線方法に関する実施例を示す。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、本発明の縦型の双方向IGBTの実施例である。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、双方向IGBTの駆動波形を示す。 本発明のプラズマディスプレイ装置の双方向スイッチ素子として用いられる、本発明のショットキー接合を有する双方向IGBTの実施例を示す。 本発明のプラズマディスプレイ装置の主要素子を1つのモジュールに実装した実施例を示す。 プラズマディスプレイパネルのセル構造を示す。 従来技術の両側駆動方式の駆動波形を示す。 従来技術の両側駆動方式の回路および電流経路を示す。 従来技術の、スイッチ素子にIGBTを用いた両側駆動方式を示す。 図35の、省略された一方の側を含めた回路を示す。 従来技術の、スイッチ素子にパワーMOSFETを用いた片側駆動方式の回路を示す。 図37の従来技術の駆動方式の駆動波形を示す。 従来技術の、スイッチ素子にパワーMOSFETを用いた両側駆動方式と、同じく従来技術の、スイッチ素子にパワーMOSFETを用いた片側駆動方式各々の、スイッチ素子の出力特性を示す。 従来技術の、双方向IGBTの構造を示す。
符号の説明
1a,2a,3a,4a IGBT
1x,2x,1y,2y クランプ素子
3b,4b ダイオード
5 コイル
5x,5y コイル
6 パネルの電極
6x X側電極
6y Y側電極
7,8 電源
9 プラズマディスプレイパネル
9a X電極側の放電容量
9b Y電極側の放電容量
9c X−Y間放電を模擬したスイッチ
9d プラズマディスプレイパネルの配線容量
9e アドレス電極側の放電容量
9f A−Y間放電を模擬したスイッチ
9X X電極
9Y Y電極
10 放電空間
10a 前面ガラス
10b,10e 誘電体層
10c MgO保護膜
10d 蛍光体層
10f 背面ガラス
210,218 p+層
211,510 n−層
213,215,217,511,512,516,517 p層
214,230,513,514 n+層
216 n層
220 ゲート絶縁膜
221,222,515 酸化膜
250 エミッタ電極
251,255 カソード電極
252 コレクタ電極
253 電気的接続配線
254 ゲート電極
256 アノード電極
301,302 逆導通ダイオードを内蔵したIGBT
303,304 逆阻止ダイオードを内蔵したIGBT
401 クランプ素子
402 双方向スイッチ
402x,402y 双方向スイッチ素子
500 双方向IGBT
501,555 ゲート1電極
502,554 ゲート2電極
503,551 エミッタ1電極
504,552 エミッタ2電極
553 基板電極
556,557 プラグ
558,559 第2の配線層
561 p層と電極がオーミック接合する領域
562 n−層510と電極がショットキー接合する領域
601 モジュール

Claims (5)

  1. 複数の第1の電極と、
    上記複数の第1の電極に略平行に配置され、隣接する上記第1の電極とで表示セルを形成するとともに、
    当該表示セルを形成する上記第1の電極との間にて放電を行う複数の第2の電極と、
    第1の電極及び第2の電極に交差する方向に形成される複数の第3の電極とを備えたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記プラズマディスプレイパネルの発光を維持する期間において、
    第1の電極の電位は、一定の第1の電位に保持され、
    第2の電極には、第1の電極に対して正の第1の電圧と、第1の電極に対して負の第2の電圧が交互に印加され、
    第2の電極に電圧を与えるための第1の駆動回路基板は、
    ハイレベルにクランプして発光電流を流すための第1のスイッチ素子と、
    ローレベルにクランプして発光電流を流すための第2のスイッチ素子と、
    前記プラズマディスプレイパネルの容量をコイルを介して充電,放電するための第3のスイッチ素子を有し、
    前記第1及び第2のスイッチ素子は、それぞれ
    一対の主表面を有し、一方の主表面の第1の主電極から他方の主表面の第2の主電極へ電流を流すようにゲートで制御できる前記第1のIGBTと、前記第1のIGBTに集積され前記電流と逆向きに流れようとする電流を流すことができる第1のダイオードとを有する第1の駆動素子から構成され、
    前記第3のスイッチ素子は、
    一対の主表面を有し、一方の主面上に第3の主電極と第4の主電極が形成され、一方の導電型の第1の半導体層と、前記第3の主電極に低抵抗に接し前記第1の半導体層内に伸び第1の半導体層より不純物が高濃度の他方の導電型の第2の半導体層と、前記第2の半導体層内に伸び第3の主電極に低抵抗に接し前記第2の半導体層より不純物が高濃度の一方の導電型の第3の半導体層と、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層と前記第3の半導体層とに接する第1の絶縁ゲートと、前記第4の主電極に低抵抗に接し前記第1の半導体層に伸び第1の半導体層より不純物が高濃度の他方の導電型の第4の半導体層と、前記第4の半導体層内に伸び前記第4の主電極に低抵抗に接し前記第4の半導体層より不純物が高濃度の一方の導電型の第5の半導体層と、前記第1の半導体層と前記第4の半導体層と前記第5の半導体層とに接する第2の絶縁ゲートを有する第2のIGBTを有し、前記第1及び第2の絶縁ゲートはトレンチ構造を有し、前記第3の主電極と前記第2の半導体層が接する領域が前記第1の絶縁ゲートと前記第4の主電極との間に有ることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 請求項1において、前記第2のIGBTは、
    前記第1の絶縁ゲートから、前記第2の半導体層の前記第4の主電極側の端部までの距離をa′、
    前記第1の絶縁ゲートから、前記第3の主電極の前記第4の主電極側の端部までの距離をb′としたとき、
    a′<b′であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  3. 複数の第1の電極と、
    上記複数の第1の電極に略平行に配置され、隣接する上記第1の電極とで表示セルを形成するとともに、
    当該表示セルを形成する上記第1の電極との間にて放電を行う複数の第2の電極と、
    第1の電極及び第2の電極に交差する方向に形成される複数の第3の電極とを備えたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記プラズマディスプレイパネルの発光を維持する期間において、
    第1の電極の電位は、一定の第1の電位に保持され、
    第2の電極には、第1の電極に対して正の第1の電圧と、第1の電極に対して負の第2の電圧が交互に印加され、
    第2の電極に電圧を与えるための第1の駆動回路基板は、
    ハイレベルにクランプして発光電流を流すための第1のスイッチ素子と、
    ローレベルにクランプして発光電流を流すための第2のスイッチ素子と、
    前記プラズマディスプレイパネルの容量をコイルを介して充電,放電するための第3のスイッチ素子を有し、
    前記第1及び第2のスイッチ素子は、それぞれ
    一対の主表面を有し、一方の主表面の第1の主電極から他方の主表面の第2の主電極へ電流を流すようにゲートで制御できる前記第1のIGBTと、前記第1のIGBTに集積され前記電流と逆向きに流れようとする電流を流すことができる第1のダイオードとを有する第1の駆動素子から構成され、
    前記第3のスイッチ素子は、
    一対の主表面を有し、一方の主面上に第3の主電極と第4の主電極が形成され、一方の導電型の第1の半導体層と、前記第3の主電極に低抵抗に接し前記第1の半導体層内に伸び第1の半導体層より不純物が高濃度の他方の導電型の第2の半導体層と、前記第2の半導体層内に伸び第3の主電極に低抵抗に接し前記第2の半導体層より不純物が高濃度の一方の導電型の第3の半導体層と、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層と前記第3の半導体層とに接する第1の絶縁ゲートと、前記第4の主電極に低抵抗に接し前記第1の半導体層に伸び第1の半導体層より不純物が高濃度の他方の導電型の第4の半導体層と、前記第4の半導体層内に伸び前記第4の主電極に低抵抗に接し前記第4の半導体層より不純物が高濃度の一方の導電型の第5の半導体層と、前記第1の半導体層と前記第4の半導体層と前記第5の半導体層とに接する第2の絶縁ゲートを有する第2のIGBTを有し、
    前記第1及び第2の絶縁ゲートはトレンチ構造を有し、前記第1の絶縁ゲートが、前記第3の主電極と前記第2の半導体層が接する領域と前記第4の主電極との間にあり、前記第1の絶縁ゲートと前記第4の主電極の間に、電位がフローティングか、または、前記第3の主電極と抵抗を介して接続された一方の導電型の第6の半導体層を有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  4. 請求項3において、前記第2のIGBTの、
    前記第1の絶縁ゲートから前記第5の半導体層の前記第の主電極側の端部までの距離をa″、
    前記第1の絶縁ゲートから、前記第3の主電極の前記第4の主電極側の端部までの距離をb″としたとき、
    a″<b″であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  5. 請求項4において、前記第2のIGBTが、
    前記第3および第4の主電極を覆う第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜に設けられた開口を介して前記第3および第4の主電極にそれぞれ接続された、第1および第2の導体プラグと、
    前記第1および第2の導体プラグにそれぞれ接続された、第1および第2の導体層を有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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