JP4477837B2 - 電線の着色装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導電性の芯線と、この芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた電線を着色する電線の着色装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
【0003】
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、端子金具と、この端子金具を収容するコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、導電性の板金などからなり電線の端部に取り付けられてこの電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり箱状に形成されている。ワイヤハーネスは、コネクタハウジングが前述した電子機器などと結合することにより、端子金具を介して各電線が前述した電子機器と電気的に接続して、前述した電子機器に所要の電力や信号を伝える。
【0004】
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、まず電線を所定の長さに切断した後、該電線の端部などの被覆部を除去(皮むき)して端子金具を取り付ける。必要に応じて電線同士を接続する。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。
【0005】
前述したワイヤハーネスの電線は、芯線の大きさと、被覆部の材質(耐熱性の有無などによる材質の変更)と、使用目的などを識別する必要がある。なお、使用目的とは、例えば、エアバック、ABS(Antilock Brake System)や車速情報などの制御信号や、動力伝達系統などの電線が用いられる自動車の系統(システム)である。
【0006】
そこで、ワイヤハーネスに用いられる電線は、前述した切断、皮むきを行う各種のハーネス製造装置(例えば、特許文献1参照。)で、前述した使用目的(系統)を識別するために外表面が所望の色に着色されてきた。前述した、特許文献1に記載されたハーネス製造装置では、長手方向に沿って電線を移動させるとともに、一対のスタンプ間に電線を挟んで、電線を着色した後、一対の切断刃間に電線を挟んで、該電線を所望の色に着色するとともに、所望の長さに切断してきた。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−162839号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のハーネス製造装置は、一対のスタンプ間に電線を挟んで着色するため、電線を着色する際に、該電線を一旦停止する必要があった。このため、電線の加工にかかる所要時間が長時間化して、作業効率が低下する傾向であった。
【0009】
また、前述した従来のハーネス製造装置は、一対のスタンプ間に電線を挟んで着色するため、電線を連続して着色することができない。例えば、前述した切断刃とスタンプとの間隔分、スタンプで着色してから電線を移動させて、切断すると、スタンプで着色された箇所が電線の端末に位置する。このように、従来のハーネス製造装置では、例えば、端末などの電線の一部分のみしか着色できない。また、連続的に着色するためには、電線の移動と停止を頻繁に繰り返す必要があって、作業効率が低下する傾向であった。
【0010】
したがって、本発明の目的は、作業効率を低下させることなく、電線を連続的に着色できる電線の着色装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電線の着色装置は、長手方向に沿って電線に張力を付与して該電線を張る張力付与手段と、前記電線の長手方向に沿って該電線を引っ張って移動させて前記電線と着色手段とを前記電線の長手方向に沿って相対的に移動させる移動手段としての引っ張り手段と、前記引っ張り手段と前記張力付与手段との間に設けられかつ前記張力付与手段により張られた電線の外表面に向かって着色材を一定量ずつ噴出する前記着色手段と、前記張力付与手段と前記着色手段との間に設けられかつ前記電線の弛みが生じた際にこの電線の弛みを吸収する弛み吸収手段と、前記電線を加工する加工手段と、を備え、前記張力付与手段は、前記引っ張り手段より前記電線の移動方向の上流側に設けられかつ前記引っ張り手段が電線を引っ張る方向の逆向きの第1の付勢力の摩擦力を該電線に付与し、前記弛み吸収手段は、前記第1の付勢力より弱い第2の付勢力で、電線の長手方向に交差する方向に沿って、前記電線を付勢するとともに、前記移動手段が前記電線の長手方向に沿って前記電線と前記着色手段とを相対的に移動させる間に、前記着色手段が前記着色材を前記電線の外表面に向かって一定量ずつ噴出し、前記移動手段が前記電線と前記着色手段との相対的な移動を停止している間に、前記加工手段が前記電線を加工することを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の本発明の電線の着色装置は、請求項1記載の電線の着色装置において、前記電線と前記着色手段との相対的な移動量を測定する測定手段と、前記測定手段が測定した移動量に基づいて、前記着色手段に着色材を一定量ずつ噴出(滴射)させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載の本発明の電線の着色装置は、請求項1又は請求項2記載の電線の着色装置において、前記弛み吸収手段は、電線の移動方向を案内する一対の案内ローラと、前記案内ローラ間に設けられかつ電線と接触するとともに該電線の長手方向に交差する方向に沿って移動自在に支持された移動ローラと、前記移動ローラを前記電線に接触する方向に前記第2の付勢力で付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載の本発明の電線の着色装置は、請求項3記載の電線の着色装置において、前記移動ローラは、一対の案内ローラ間の中央に設けられたことを特徴としている。
【0019】
請求項5に記載の本発明の電線の着色装置は、請求項3記載の電線の着色装置において、前記移動ローラは、一対の案内ローラ間の中央より電線の移動方向の上流側に設けられたことを特徴としている。
【0020】
請求項6に記載の本発明の電線の着色装置は、請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の電線の着色装置において、前記着色手段は、複数設けられており、これら複数の着色手段は前記電線を中心とした周方向に沿って並べられていることを特徴としている。
【0022】
請求項1に記載された本発明によれば、電線の長手方向に沿って、電線と着色手段とを相対的に移動させている間に、着色手段が一定量ずつ着色材を電線に向かって噴出(滴射)する。このように、電線と着色手段との相対的な移動中に、電線を着色する。このため、電線を着色するために、電線を停止する必要がないので、作業効率を低下させることがない。
【0023】
また、電線と着色手段との相対的な移動中に電線に向かって一定量ずつ着色材を噴出(滴射)するため、電線の任意の位置を着色でき、勿論連続的に電線を着色できる。
移動手段としての引っ張り手段と、張力付与手段との間に着色手段を設けている。また、張力付与手段が、引っ張り手段の逆向きの摩擦力を電線に付与するので、確実に電線を張ることができる。このため、引っ張り手段により引っ張られて、張力付与手段により張られた電線に向かって確実に着色材を噴出(滴射)できる。
弛み吸収手段が、電線に弛みが生じたときにこの弛みを吸収する。このため、引っ張り手段により引っ張られて張力付与手段により張られた電線に向かって確実に着色材を噴出(滴射)できる。
弛み吸収手段が張力付与手段と着色手段との間に設けられている。このため、着色手段の近傍では、電線を確実に張っておくことができる。したがって、引っ張り手段により引っ張られて張力付与手段により張られた電線に向かって確実に着色材を噴出(滴射)できる。
張力付与手段が第1の付勢力の摩擦力を電線に付与し、弛み吸収手段が第2の付勢力で電線を付勢する。このため、電線に弛みがない状態では、弛み吸収手段が電線の移動を妨げることがない。また、電線に弛みが生じると、弛み吸収手段の第2の付勢力により、電線が、長手方向に交差する方向に沿って押されて、張られることとなる。
電線を加工する加工手段を備えている。このため、電線を加工する工程で、該電線を所望の色に着色できる。したがって、電線の加工工程即ちワイヤハーネスなどの電線を用いた製品の組立にかかる工程が増加することを防止できる。
【0024】
なお、本明細書でいう着色材とは、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、本明細書でいう着色材とは、着色液と塗料との双方を示している。着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液で被覆部の外表面を着色すると、染料が被覆部内にしみ込み、塗料で被覆部の外表面を着色すると、顔料が被覆部内にしみ込むことなく外表面に接着する。即ち、本明細書でいう電線の外表面を着色するとは、電線の外表面の一部を染料で染めることと、電線の外表面の一部に顔料を塗ることとを示している。
【0025】
また、前記溶媒と分散液は、被覆部を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部内に確実にしみ込んだり、顔料が被覆部の外表面に確実に接着することとなる。
【0026】
請求項2に記載された本発明によれば、測定手段が電線の移動量を測定して、制御手段が着色手段を電線の移動量に応じて制御する。このため、電線の移動速度が速くなると着色材を噴出(滴射)する時間間隔を短し、電線の移動速度が遅くなると着色材を噴出(滴射)する時間間隔を長くすることができる。この場合、電線の移動速度が変化しても、電線の外表面に付着した着色材の間隔を一定に保つことができる。
【0031】
請求項3に記載された本発明によれば、弛み吸収手段が、一対の案内ローラと案内ローラ間に設けられた移動ローラとを備えている。また、移動ローラが電線の長手方向に交差する方向に沿って移動自在に設けられ、付勢手段により第2の付勢力で付勢されている。
【0032】
このため、弛み吸収手段が、電線を常に張っておくことができる。したがって、電線の任意の位置に確実に着色材を付着できる。即ち、電線の任意の位置を確実に着色できる。
【0033】
請求項4に記載された本発明によれば、一対の案内ローラ間の中央に移動ローラが設けられている。このため、移動ローラが移動する際に、移動ローラの上流側の電線からの反力と、移動ローラの下流側の電線からの反力とが略等しくなる。このため、移動ローラが、電線の長手方向に交差する方向に沿って素早く移動する。したがって、弛み吸収手段が、電線を常に張っておくことができる。
【0034】
請求項5に記載された本発明によれば、移動ローラが一対の案内ローラ間の中央より上流側に設けられている。このため、移動ローラより下流側の電線の曲がりが上流側の電線の曲がりより緩やかになる。このため、着色手段に送り出される電線の曲がりを抑制できるとともに、電線の付与される張力を抑制できる。したがって、電線の不意な破損を防止できる。
【0035】
請求項6に記載された本発明によれば、複数の着色手段は電線を中心とした周方向に沿って並べられている。このため、確実に複数の着色材で電線の外表面を着色できる。また、着色手段の電線の長手方向に沿った張力付与手段と引っ張り手段との間隔を短くでき、電線の着色装置の小型化を図ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる電線の着色装置(以下単に着色装置と呼ぶ)を図1ないし図6を参照して説明する。着色装置1は、電線3を所定の長さに切断して、この電線3の外表面3aの一部に印6を形成する装置である。即ち、着色装置1は、電線3の外表面3aを着色する即ちマーキング(Marking)する。
【0038】
電線3は、移動体としての自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。電線3は、図6(a)に示すように、導電性の芯線4と、絶縁性の被覆部5とを備えている。芯線4は、複数の導線が撚られて形成されている。芯線4を構成する導線は、導電性の金属からなる。また、芯線4は、一本の導線から構成されても良い。被覆部5は、例えば、ポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの合成樹脂からなる。被覆部5は、芯線4を被覆している。このため、電線3の外表面3aとは、被覆部5の外表面をなしている。
【0039】
また、被覆部5は、単色Pである。なお、被覆部5を構成する合成樹脂に所望の着色剤を混入して、電線3の外表面3aを単色Pにしても良く、被覆部5を構成する合成樹脂に着色剤を混入することなく、単色Pを合成樹脂自体の色として良い。被覆部5を構成する合成樹脂に着色剤を混入せずに、単色Pが合成樹脂自体の色の場合、被覆部5即ち電線3の外表面3aは、無着色であるという。このように、無着色とは、被覆部5を構成する合成樹脂に着色剤を混入せずに、電線3の外表面3aが合成樹脂自体の色であることを示している。
【0040】
電線3の外表面3aには、複数の点7からなる印6が形成されている。点7は、色B(図6中に平行斜線で示す)である。色Bは、単色Pと異なる。点7の平面形状は、図6(b)に示すように、丸形である。点7は、複数設けられており、予め定められるパターンにしたがって、電線3の長手方向に沿って並べられている。図示例では、電線3の長手方向に沿って、点7が等間隔に並べられている。また、互いに隣り合う点7の中心間の距離は、予め定められている。
【0041】
前述した構成の電線3は、複数束ねられるとともに端部などにコネクタなどが取り付けられて前述したワイヤハーネスを構成する。コネクタが自動車などの各種の電子機器のコネクタにコネクタ結合して、ワイヤハーネス即ち電線3は、各電子機器に各種の信号や電力を伝える。
【0042】
また、前述した印6の各点7の色Bが種々の色に変更されることにより、電線3同士を識別可能としている。図示例では、全ての点7の色Bを同じくしているが、必要に応じて点7毎に色Bを変更して、点7同士の色Bを異ならせても良い。印6の各点7の色Bは、ワイヤハーネスの電線3の線種、系統(システム)の識別などを行うために用いられる。即ち、前述した印6の各点7の色Bは、ワイヤハーネスの各電線3の使用目的を識別するために用いられる。
【0043】
着色装置1は、図1に示すように、装置本体としてのフレーム10と、ガイドロール11と、移動手段としての送り出しロール12と、張力付与手段としての矯正ユニット13と、弛み吸収手段としての弛み吸収ユニット14と、着色ユニット15と、ダクト16と、測定手段としてのエンコーダ17と、加工手段としての切断機構18と、制御手段としての制御装置19とを備えている。
【0044】
フレーム10は、工場などのフロア上などに設置される。フレーム10は、水平方向に伸びている。ガイドロール11は、フレーム10の一端部に回転自在に取り付けられている。ガイドロール11は、長尺でかつ印6が形成されていない電線3を巻いている。ガイドロール11は、矯正ユニット13と弛み吸収ユニット14と着色ユニット15とダクト16とエンコーダ17と切断機構18とに順に、電線3を送り出す。
【0045】
送り出しロール12は、フレーム10の他端部に一対設けられている。これら一対の送り出しロール12は、フレーム10に回転自在に支持されかつ鉛直方向に沿って並べられている。送り出しロール12は、図示しないモータなどにより、互いに逆方向に同回転数で回転される。一対の送り出しロール12は、互いの間に電線3を挟み、かつこの電線3の長手方向に沿ってガイドロール11から引っ張る。
【0046】
送り出しロール12は、電線3の長手方向に沿って該電線3を引っ張って移動させる引っ張り手段をなしている。このように、送り出しロール12は、電線3の長手方向に沿って該電線3を移動させることで、電線3の長手方向に沿って着色ユニット15の後述する着色ノズル31と、電線3とを相対的に移動させる。このため、電線3は、ガイドロール11から送り出しロール12に向かって図1中の矢印Kに沿って移動する。矢印Kは、電線3の移動方向をなしている。
【0047】
矯正ユニット13は、ガイドロール11の送り出しロール12側に設けられており、ガイドロール11と送り出しロール12との間に設けられている。即ち、矯正ユニット13は、ガイドロール11より電線3の移動方向Kの下流側に設けられ、送り出しロール12より電線3の移動方向Kの上流側に設けられている。矯正ユニット13は、板状のユニット本体20と、複数の第1ローラ21と、複数の第2ローラ22とを備えている。ユニット本体20は、フレーム10に固定されている。
【0048】
第1及び第2ローラ21,22は、それぞれ、ユニット本体20に回転自在に支持されている。複数の第1ローラ21は、水平方向(前述した移動方向K)に沿って並べられ、電線3の上方に配されている。複数の第2ローラ22は、水平方向(前述した移動方向K)に沿って並べられ、電線3の下方に配されている。第1ローラ21と第2ローラ22とは、図1に示すように、千鳥状に配されている。
【0049】
矯正ユニット13は、送り出しロール12によりガイドロール11から送り出される電線3を、第1ロール21と第2ロール22との間に挟む。そして、矯正ユニット13は、電線3を直線状にする。また、矯正ユニット13は、第1ロール21と第2ロール22との間に挟むことにより、電線3に摩擦力を付与する。即ち、矯正ユニット13は、送り出しロール12が電線3を引っ張る方向(前述した移動方向K)の逆向きの第1の付勢力H1の摩擦力を電線3に付与する。この第1の付勢力H1は、送り出しロール12が電線3を引っ張る力よりも弱い。このため、矯正ユニット13は、長手方向に沿った張力を電線3に付与して、該電線3を張る。
【0050】
弛み吸収ユニット14は、矯正ユニット13の送り出しロール12側に設けられており、矯正ユニット13と送り出しロール12との間に設けられている。即ち、弛み吸収ユニット14は、矯正ユニット13より電線3の移動方向Kの下流側に設けられ、送り出しロール12より電線3の移動方向Kの上流側に設けられている。弛み吸収ユニット14は、矯正ユニット13と着色ユニット15の後述する着色ノズル31との間に設けられている。
【0051】
弛み吸収ユニット14は、図1及び図2に示すように、一対の案内ローラ支持フレーム23と、一対の案内ローラ24と、移動ローラ支持フレーム25と、移動ローラ26と、付勢手段としてのエアシリンダ27とを備えている。案内ローラ支持フレーム23は、フレーム10に固定されている。案内ローラ支持フレーム23は、フレーム10から上方に立設している。一対の案内ローラ支持フレーム23は、電線3の移動方向Kに沿って、互いに間隔をあけて並べられている。
【0052】
一対の案内ローラ24は、案内ローラ支持フレーム23に回転自在に支持されている。案内ローラ24は、電線3の下方に配され、外周面に電線3と接触することにより、移動方向Kから電線3が脱落しないように、電線3を案内する。このため、案内ローラ24は、電線3の移動方向Kを案内する。
【0053】
移動ローラ支持フレーム25は、フレーム10に固定されている。移動ローラ支持フレーム25は、フレーム10から上方に立設している。移動ローラ支持フレーム25は、一対の案内ローラ支持フレーム23間に設けられている。
【0054】
移動ローラ26は、移動ローラ支持フレーム25に回転自在に支持されているとともに、鉛直方向に沿って移動自在に支持されている。移動ローラ26は、電線3の上方に配されている。移動ローラ26は、鉛直方向に沿って移動自在に支持されることで、電線3の移動方向Kに直交(交差)する方向に沿って、移動自在に支持されている。また、移動ローラ26は、案内ローラ24間の中央に設けられている。
【0055】
エアシリンダ27は、シリンダ本体28と、このシリンダ本体28から伸縮自在な伸縮ロッド29とを備えている。シリンダ本体28は、移動ローラ支持フレーム25に固定されており、電線3の上方に配されている。伸縮ロッド29は、シリンダ本体28から下方に向かって伸長する。即ち、伸縮ロッド29は、シリンダ本体28から電線3に近づく方向に伸長する。
【0056】
伸縮ロッド29には、移動ローラ26が取り付けられている。エアシリンダ27は、シリンダ本体28内に加圧された気体が供給されることで、伸縮ロッド29即ち移動ローラ26を第2の付勢力H2(図1及び図2に示す)で移動方向Kに直交(交差)する方向に沿って、下方に付勢する。このため、エアシリンダ27は、移動ローラ26を、第2の付勢力H2で電線3に近づく方向に付勢する。第2の付勢力H2は、第1の付勢力H1より弱い。
【0057】
切断機構18の後述の一対の切断刃48,49が互いに近づいて、電線3を切断するために一旦電線3が停止した際に、慣性により矢印Kに沿って電線3が進むと、該電線3が一対の案内ローラ24間で弛む。このとき、前述した構成の弛み吸収ユニット14は、エアシリンダ27が移動ローラ26を第2の付勢力H2で付勢しているため、エアシリンダ27の伸縮ロッド29が伸長して、移動ローラ26が例えば図2中に二点鎖線で示す位置まで変位する。そして、弛み吸収ユニット14は、前述した案内ローラ24間で弛んだ電線3を移動方向Kに直交(交差)する方向に沿って付勢して、弛みを吸収して、電線3を張った状態に保つ。
【0058】
着色ユニット15は、弛み吸収ユニット14の送り出しロール12側に設けられており、弛み吸収ユニット14と送り出しロール12との間に設けられている。即ち、着色ユニット15は、弛み吸収ユニット14より電線3の移動方向Kの下流側に設けられ、送り出しロール12より電線3の移動方向Kの上流側に設けられている。このため、着色ユニット15即ち後述の着色ノズル31は、送り出しロール12と、矯正ユニット13との間に配されている。
【0059】
着色ユニット15は、図3に示すように、ユニット本体30と、複数の着色ノズル31と、複数の着色材供給源32(図中には一つのみ図示し、他を省略している)と、加圧気体供給源33とを備えている。ユニット本体30は、フレーム10に固定される。ユニット本体30は、複数の着色ノズル31を支持する。
【0060】
着色ノズル31は、図5に示すように、円筒状のノズル本体34と、このノズル本体34内に収容されたインサート部材35と、流入管36と、噴出管37と、弁機構38とを備えている。インサート部材35は、円筒状に形成されているとともに、内側に着色材を通す流路39が形成されている。流路39内には、着色材供給源32などから供給される着色材で満たされる。インサート部材35は、液状の着色材を収容する収容部をなしている。流入管36は、流路39と連通しており、着色材供給源32からの着色材を流路39内に導く。
【0061】
噴出管37は、円管状に形成されているとともに、流路39内と連通しており、流路39内の着色材を着色ノズル31外に導く。噴出管37の内径は、インサート部材35の内径即ち流路39の外径より小さい。噴出管37は、ノズル本体34と同軸に配され、ステンレス鋼からなる。弁機構38は、コイル40と、弁本体41と、コイルばね42を備えている。コイル40は、流路39の外側に設けられインサート部材35内に埋設されている。コイル40は、外部から印加される。弁本体41は、導電性の本体部43と、弁体44とを備えている。本体部43は、円柱状の円柱部45と、この円柱部45の一端に連なる円盤状の円板部46とを一体に備えている。
【0062】
本体部43は、円板部46が噴出管37の基端部37aと相対し、円柱部45の長手方向がノズル本体34の長手方向と平行な状態で、流路39内に収容されている。また、本体部43即ち弁本体41は、円柱部45の長手方向即ちノズル本体34の長手方向に沿って移動自在に設けられている。
【0063】
弁体44は、本体部43の円板部46に取り付けられている。即ち、弁体44は、インサート部材35内に収容されている。弁体44は、噴出管37の基端部37aと相対する。弁体44は、噴出管37の基端部37aに接離する。なお、接離とは、近づいたり離れたりすることである。弁体44は、噴出管37の基端部37aに接触すると、この基端部37aとの間を水密に保ち、流路39内の着色材が噴出管37内に侵入することを防止する。また、弁体44は、噴出管37の基端部37aから離れると、噴出管37内を通って、着色材が電線3の外表面3aに向かって噴出(滴射)されることを許容する。このように、弁体44は、図示しない開位置と、図5中に実線で示す閉位置とに亘って基端部37aに接離する。開位置では、弁体44は、基端部37aから離れて着色材を噴出管37内を通して電線3に向かって滴射させる。閉位置では、弁体44は、基端部37aに接触して着色材を噴出管37内を通して電線3に向かって滴射することを規制する。コイルばね42は、円板部46を弁体44が噴出管37の基端部37aに近づく方向に付勢している。
【0064】
前述した構成の着色ノズル31は、着色材供給源32からの着色材を、流入管36を通して、流路39内に導く。そして、コイル40に印加されていない状態で、コイルばね42の付勢力により、弁体44が噴出管37の基端部37aに接触して、着色材が流路39内に位置付けられている。そして、着色ノズル31は、コイル40に印加されると、コイルばね42の付勢力に抗して、円板部46に取り付けられた弁体44が噴出管37の基端部37aから離れて、流路39内の着色材を噴出管37から噴出(滴射)する。また、コイル40は、制御装置19からの命令に基づいて、予め定められる一定時間印加される。このため、着色ノズル31は、一定量ずつ着色材を噴出(滴射)する。
【0065】
また、着色ノズル31は、ユニット本体30に取り付けられと、電線3の移動方向Kに沿って複数並べられるとともに、電線3を中心とした周方向に沿って複数並べられている。図示例では、ユニット本体30は、着色ノズル31を電線3の移動方向Kに沿って五つ並べている。ユニット本体30は、電線3を中心とした周方向に沿って着色ノズル31を三つ並べている。
【0066】
また、各着色ノズル31は、図4に示すように、噴出管37の軸芯R(図4中に一点鎖線で示す)の延長上に電線3の最上部3bが位置する状態で、ユニット本体30に支持される。なお、着色ノズル31は、軸芯Rに沿って着色材を噴出(滴射)する。このため、着色ノズル31は、電線3の最上部3bに向かって着色材を一定量ずつ噴出(滴射)する。また、前述した構成の着色ノズル31は、本明細書に記した着色手段をなしている。
【0067】
着色材供給源32は、着色材を収容するとともに、着色ノズル31の流入管36内に着色材を供給する。着色材供給源32は、各着色ノズル31に一つ対応している。着色材供給源32が、着色ノズル31に供給する着色材の色Bは、互いに異なっていても良く、互いに同じであっても良い。
【0068】
加圧気体供給源33は、加圧された気体を着色材供給源32内に供給する。加圧気体供給源33は、加圧された気体を着色材供給源32内に供給することで、着色ノズル31の弁体44が噴出管37の基端部37aから離れると、流路39内の着色材が速やかに噴出管37から噴出(滴射)するようにする。
【0069】
前述した構成の着色ユニット15は、制御装置19からの命令に基づいて、任意の着色ノズル31のコイル40に印加されて弁体44が噴出管37の基端部37aから離れる。そして、着色ユニット15は、任意の着色ノズル31の流路39内の着色材を一定量ずつ電線3に向かって噴出(滴射)する。
【0070】
前述した着色材とは、本明細書に記した着色材をなしており、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、着色材とは、着色液または塗料である。
【0071】
着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液が電線3の外表面3aに付着すると、染料が被覆部5内にしみ込み、塗料が電線3の外表面3aに付着すると、顔料が被覆部5内にしみ込むことなく外表面3aに接着する。即ち、着色ユニット15は、電線3の外表面3aの一部を染料で染める又は電線3の外表面3aに顔料を塗る。このため、電線3の外表面3aを着色するとは、電線3の外表面3aの一部を染料で染める(染色する)ことと、電線3の外表面3aの一部に顔料を塗ることとを示している。
【0072】
また、前記溶媒と分散液は、被覆部5を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部5内に確実にしみ込んだり、顔料が外表面3aに確実に接着することとなる。さらに、滴射とは、着色ノズル31から液状の着色材が、液滴の状態即ち滴の状態で、電線3の外表面3aに向かって付勢されて打ち出されることを示している。このため、本実施形態の着色装置1の着色ノズル31は、着色材を、液滴の状態即ち滴の状態で、電線3の外表面3aに向かって付勢して打ち出す。
【0073】
ダクト16は、着色ユニット15の送り出しロール12側に設けられており、着色ユニット15と送り出しロール12との間に設けられている。即ち、ダクト16は、着色ユニット15より電線3の移動方向Kの下流側に設けられ、送り出しロール12より電線3の移動方向Kの上流側に設けられている。ダクト16は、筒状に形成されており、内側に電線3を通す。ダクト16には、真空ポンプなどの図示しない吸引手段が連結している。吸引手段は、ダクト16内の気体を吸引して、着色材中の溶媒と分散液などが着色装置1外に充満することを防止する。
【0074】
エンコーダ17は、送り出しロール12より電線3の移動方向Kの下流側に設けられている。エンコーダ17は、図1に示すように、回転子47を一対備えている。回転子47は、軸芯周りに回転可能に支持されている。回転子47の外周面は、一対の送り出しロール12間に挟まれた電線3の外表面3aと接触している。回転子47は、矢印Kに沿って、芯線4即ち電線3が走行(移動)すると、回転する。即ち、回転子47は、矢印Kに沿った芯線4即ち電線3の走行(移動)とともに、軸芯周りに回転する。勿論、矢印Kに沿った芯線4即ち電線3の走行(移動)量と、回転子47の回転数とは比例する。
【0075】
エンコーダ17は、制御装置19に接続している。エンコーダ17は、回転子47が所定角度ずつ回転すると、制御装置19に向かってパルス状の信号を出力する。即ち、エンコーダ17は、矢印Kに沿った電線3の移動量に応じた情報を、制御装置19に向かって出力する。このように、エンコーダ17は、電線3の移動量に応じた情報を測定して、電線3の移動量に応じた情報を制御装置19に向かって出力する。通常エンコーダ17では電線3と回転子47の摩擦で電線3の移動量に応じたパルス信号が出力される。しかし、電線3の外表面3aの状態により移動量とパルス数が必ずしも一致しない場合は、別の場所で速度情報を入手し、その情報をフィードバックし、比較演算しても良い。
【0076】
切断機構18は、エンコーダ17の一対の回転子47より電線3の移動方向Kの下流側に配されている。切断機構18は、一対の切断刃48,49を備えている。一対の切断刃48,49は、鉛直方向に沿って並べられている。一対の切断刃48,49は、鉛直方向に沿って互いに近づいたり離れたりする。一対の切断刃48,49は、互いに近づくと、一対の送り出しロール12によって送り出された電線3を互いの間に挟んで、切断する。一対の切断刃48,49は、互いに離れると、勿論、前記電線3から離れる。
【0077】
制御装置19は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたコンピュータである。制御装置19は、送り出しロール12と、エンコーダ17と、切断機構18と、着色ノズル31などと接続しており、これらの動作を制御することにより、着色装置1全体の制御をつかさどる。
【0078】
制御装置19は、予め印6のパターンを記憶している。制御装置19は、エンコーダ17から所定のパルス状の信号即ち電線3の移動量に応じた情報が入力すると、予め定められた着色ノズル31のコイル40に一定時間印加して、該着色ノズル31から電線3に向かって着色材を一定量ずつ噴出(滴射)させる。制御装置19は、予め記憶した印6のパターンにしたがって、電線3の移動速度が速くなると着色ノズル31から着色材を噴出(滴射)する時間間隔を短くし、電線3の移動速度が遅くなると着色ノズル31から着色材を噴出(滴射)する時間間隔を長くする。こうして、制御装置19は、予め記憶したパターンにしたがって、電線3を着色する。制御装置19は、エンコーダ17が測定した電線3の移動量に基づいて、着色ノズル31に着色材を一定量ずつ噴出(滴射)させる。
【0079】
また、制御装置19は、エンコーダ17からの情報により、電線3が所定量移動したと判定すると、送り出しロール12を停止した後、一対の切断刃48,49を互いに近づけて電線3を切断する。
【0080】
前述した構成の着色装置1で、電線3の外表面3aに印6を形成する即ち電線3の外表面3aを着色する際には、まず、ガイドロール11をフレーム10に取り付ける。一対の切断刃48,49を互いに離しておき、ガイドロール11に巻かれた電線3を矯正ユニット13と弛み吸収ユニット14と着色ユニット15とダクト16とに順に通して、一対の送り出しロール12間に挟む。そして、着色ユニット15のユニット本体30の所定箇所に着色ノズル31を取り付け、各着色ノズル31に着色材供給源32を連結する。さらに、加圧気体供給源33を着色材供給源32に連結し、吸引手段でダクト16内の気体を吸引する。
【0081】
そして、送り出しロール12を回転駆動して、電線3をガイドロール11から引っ張って、該電線3の長手方向に沿って移動させるとともに、矯正ユニット13により電線3に第1の付勢力H1の摩擦力を付与して、該電線3を張っておく。そして、エアシリンダ27で移動ローラ26即ち電線3を第2の付勢力H2で付勢しておく。
【0082】
そして、エンコーダ17から所定の順番のパルス状の信号が制御装置19に入力すると、制御装置19は、予め定められた着色ノズル31のコイル40に一定時間、所定間隔毎に印加する。すると、着色ノズル31は、着色材を一定量ずつ電線3の外表面3aに向かって噴出(滴射)する。
【0083】
そして、電線3の外表面3aに付着した着色材から前述した溶媒または分散液が蒸発して、電線3の外表面3aを染料で染める又は外表面3aに顔料を塗る。電線3の外表面3aに付着した着色材から蒸発した溶媒または分散液は、ダクト16内から吸引手段に吸引される。こうして、電線1の外表面3aが着色される。
【0084】
エンコーダ17などからの情報により、制御装置19が所定の長さの電線3を送り出したと判定すると、この制御装置19は、送り出しロール12を停止する。すると、特に、弛み吸収ユニット14の一対の案内ローラ24間で電線3が弛んで、第2の付勢力H2で付勢された移動ローラ26が図1及び図2中に二点鎖線で示す位置に変位する。すると、弛み吸収ユニット14のエアシリンダ27の伸縮ロッド29が伸長する。そして、弛み吸収ユニット14は、電線3の弛みを吸収する。
【0085】
そして、一対の切断刃48,49が互いに近づいて、これら切断刃48,49間に電線3を挟んで切断する。こうして、図6などに示された外表面3aに印6が形成された電線3が得られる。
【0086】
本実施形態によれば、電線3の長手方向に沿って、電線3と着色ノズル31とを相対的に移動させている間に、着色ノズル31が一定量ずつ着色材を電線3に向かって噴出(滴射)する。このように、電線3と着色ノズル31との相対的な移動中に、電線3を着色する。このため、電線3を着色するために、電線3を停止する必要がないので、作業効率を低下させることがない。また、電線3と着色ノズル31との相対的な移動中に電線3に向かって一定量ずつ着色材を噴出(滴射)するため、電線3の任意の位置を着色でき、勿論連続的に電線3を着色できる。
【0087】
エンコーダ17が電線3の移動量を測定して、制御装置19が着色ノズル31を電線3の移動量に応じて制御する。このため、電線3の移動速度が速くなると着色材を噴出(滴射)する間隔を短くし、電線3の移動速度が遅くなると着色材を噴出(滴射)する間隔を長くすることができる。このように、電線3の移動速度が変化しても、電線3の外表面3aに付着した着色材の間隔を一定に保つことができる。
【0088】
したがって、電線3の移動速度が変化しても、予め定められるパターンにしたがって電線3の外表面3aに着色材を付着させることができる。即ち、電線3の移動速度が変化しても、予め定められるパターンにしたがって、電線3を着色できる。
【0089】
送り出しロール12と、矯正ユニット13との間に着色ノズル31を設けている。また、矯正ユニット13が、送り出しロール12の逆向きの摩擦力を電線3に付与するので、確実に電線3を張ることができる。このため、送り出しロール12により引っ張れて、矯正ユニット13により張られた電線3に噴出(滴射)した着色材を確実に付着させることができる。したがって、電線3の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線3を確実に着色できる。
【0090】
弛み吸収ユニット14が、電線3に弛みが生じたときにこの弛みを吸収する。このため、送り出しロール12により引っ張れて、矯正ユニット13により張られた電線3が位置ずれすることを防止できる。したがって、張られた電線3に向かって着色材を噴出(滴射)するので、電線3の任意の位置に確実に着色材を付着できる。したがって、電線3の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線3を確実に着色できる。
【0091】
弛み吸収ユニット14が、矯正ユニット13と着色ノズル31との間に設けられている。このため、着色ノズル31の近傍では、電線3を確実に張っておくことができる。したがって、着色ノズル31の近傍で、電線3が位置ずれすることを防止できる。このため、矯正ユニット13により張られた電線3に噴出(滴射)した着色材をより確実に付着させることができる。したがって、電線3の任意の位置をより確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線3をより確実に着色できる。
【0092】
矯正ユニット13が第1の付勢力H2の摩擦力を電線3に付与し、弛み吸収ユニット14が第2の付勢力H2で電線3を付勢する。このため、電線3に弛みがない状態では、弛み吸収ユニット14が電線3を不用意に変位させることなく、該電線3の移動を妨げない。
【0093】
また、電線3に弛みが生じると、弛み吸収ユニット14の第2の付勢力H2により、電線3が、その長手方向に交差する方向に沿って押されて、張られることとなる。このため、電線3を常に張っておくことができるので、電線3の位置ずれを防止できる。このため、矯正ユニット13により張られた電線3に噴出(滴射)した着色材をより確実に付着させることができる。したがって、電線3の任意の位置をより確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線3をより確実に着色できる。
【0094】
弛み吸収ユニット14が、一対の案内ローラ24と案内ローラ24間に設けられた移動ローラ26とを備えている。また、移動ローラ26が電線3の長手方向に交差する方向に沿って移動自在に設けられ、エアシリンダ27により第2の付勢力H2で付勢されている。
【0095】
このため、弛み吸収ユニット14が、電線3を第2の付勢力H2で付勢して、該電線3を常に張っておくことができ、電線3の位置ずれを防止できる。このため、矯正ユニット13により張られた電線3に噴出(滴射)した着色材をより確実に付着させることができる。したがって、電線3の任意の位置をより確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線3をより確実に着色できる。
【0096】
一対の案内ローラ24間の中央に移動ローラ26が設けられている。このため、移動ローラ26が移動する際に、移動方向Kの上流側の電線3からの移動ローラ26に対する反力と、移動方向Kの下流側の電線3からの移動ローラ26に対する反力とが略等しくなる。このため、移動ローラ26が、電線3の長手方向に交差する方向に沿って素早く移動する。したがって、弛み吸収ユニット14が、電線3を常に張っておくことができる。したがって、電線3の任意の位置をより確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線3をより確実に着色できる。
【0097】
電線3を中心とした周方向に沿って複数の着色ノズル31を並べられている。このため、確実に複数の着色材で電線3の外表面3aを着色できる。また、電線3の移動方向Kに沿った矯正ユニット13と送り出しロール12との間隔を短くでき、着色装置1の小型化を図ることができる。
【0098】
電線3を加工する加工手段としての切断機構18を備えている。このため、電線3を切断(加工)する工程で、該電線3を所望の色に着色できる。このため、電線着色工程と独立した電線切断工程などの加工工程を別途設ける必要がない。したがって、電線3の加工工程即ちワイヤハーネスなどの電線3を用いた製品の組立にかかる工程が増加することを防止できる。
【0099】
前述した実施形態では、電線3を移動させて、着色ユニット15の各着色ノズル31と電線3とを相対的に移動させている。しかしながら、本発明では、着色ユニット15の各着色ノズル31を移動させても良く、電線3と着色ユニット15の各着色ノズル31との双方を移動させても良い。
【0100】
また、前述した実施形態では、移動ローラ26を一対の案内ローラ24間の中央に設けている。しかしながら、本発明では、図7に示すように、移動ローラ26を一対の案内ローラ24間の中央より電線3の移動方向Kの上流側に設けても良い。この場合、移動ローラ26より移動方向Kの下流側の電線3の曲がりが移動方向Kの上流側の電線3の曲がりより緩やかになる。このため、着色ユニット15に送り出される電線3の曲がりを抑制できるとともに、電線3の付与される張力を抑制できる。したがって、電線3の不意な破損を防止できる。
【0101】
また、前述した実施形態では、加工手段として電線3を所定の長さに切断する切断機構18を設けている。しかしながら、本発明では、切断機構18に限ることなく、電線3の端末の被覆部5を除去する皮むき機構や、電線3に圧着端子を加締める加締め機構などの電線3に種々の加工を施す種々の加工ユニットを設けても良い。
【0102】
また、前述した実施形態では、送り出しロール12は、鉛直方向に沿って並べられている。しかしながら、本発明では、送り出しロール12を水平方向などの鉛直方向以外の方向に並べても良い。要するに、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、送り出しロール12や各ユニット13,14,15などの配置を適宜変更しても良いことは勿論である。
【0103】
さらに、前述した実施形態では、自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する電線3に関して記載している。しかしながら本発明では、電線3を自動車に限らず、ポータブルコンピュータなどの各種の電子機器や各種の電気機械に用いても良いことは勿論である。
【0104】
さらに、本発明では、着色液及び塗料として、アクリル系塗料、インク(染料系、顔料系)、UVインクなどの種々のものを用いても良い。なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、電線と着色手段との相対的な移動中に、電線を着色する。このため、電線を着色するために、電線を停止する必要がないので、作業効率を低下させることがない。また、電線と着色手段との相対的な移動中に電線に向かって一定量ずつ着色材を噴出(滴射)するため、電線の任意の位置を着色でき、勿論連続的に電線を着色できる。
移動手段としての引っ張り手段と、張力付与手段との間に着色手段を設け、張力付与手段が引っ張り手段の逆向きの摩擦力を電線に付与するので、確実に電線を張ることができる。このため、着色手段は、電線に向かって確実に着色材を噴出(滴射)でき、噴出(滴射)した着色材を確実に電線に付着できる。したがって、電線の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線を確実に着色できる。
弛み吸収手段が、電線に弛みが生じたときにこの弛みを吸収する。このため、電線の位置ずれを防止でき、電線に向かって確実に着色材を噴出(滴射)でき、噴出(滴射)した着色材を確実に電線に付着できる。したがって、電線の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線をより確実に着色できる。
弛み吸収手段が張力付与手段と着色手段との間に設けられている。このため、着色手段の近傍では、電線を確実に張っておくことができ、電線の位置ずれを防止できる。このため、電線に向かって確実に着色材を噴出(滴射)でき、噴出(滴射)した着色材をより確実に電線に付着できる。したがって、電線の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線をより確実に着色できる。
張力付与手段が第1の付勢力の摩擦力を電線に付与し、弛み吸収手段が第2の付勢力で電線を付勢する。このため、電線に弛みがない状態では、弛み吸収手段が電線の移動を妨げない。また、電線に弛みが生じると、弛み吸収手段の第2の付勢力により、電線が、長手方向に交差する方向に沿って押されて、張られることとなる。このため、電線を常に張っておくことができ、電線の位置ずれを防止できるので、噴出(滴射)した着色材を確実に電線に付着できる。したがって、電線の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線をより確実に着色できる。
電線を加工する加工手段を備えている。このため、電線を加工する工程で、該電線を所望の色に着色できる。このため、電線着色工程と独立した電線切断工程などの加工工程を別途設ける必要がない。したがって、電線の加工工程即ちワイヤハーネスなどの電線を用いた製品の組立にかかる工程が増加することを防止できる。
【0106】
請求項2に記載の本発明は、測定手段が電線の移動量を測定して、制御手段が着色手段を電線の移動量に応じて制御する。このため、電線の移動速度が変化しても、電線の外表面に付着した着色材の間隔を一定に保つことができる。したがって、電線の移動速度が変化しても、予め定められるパターンにしたがって電線の外表面に着色材を付着させることができる。即ち、電線の移動速度が変化しても、予め定められるパターンにしたがって、電線を着色できる。
【0111】
請求項3に記載の本発明は、弛み吸収手段が、一対の案内ローラと案内ローラ間に設けられた移動ローラとを備えている。また、移動ローラが電線の長手方向に交差する方向に沿って移動自在に設けられ、付勢手段により第2の付勢力で付勢されている。
【0112】
このため、弛み吸収手段が、電線を常に張っておくことができ、電線の位置ずれを防止できる。したがって、電線の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線をより確実に着色できる。
【0113】
請求項4に記載の本発明は、一対の案内ローラ間の中央に移動ローラが設けられている。このため、移動ローラが移動する際に、移動ローラの上流側の電線からの反力と、移動ローラの下流側の電線からの反力とが略等しくなる。このため、移動ローラが、電線の長手方向に交差する方向に沿って素早く移動する。したがって、弛み吸収手段が、電線を常に張っておくことができ、電線の位置ずれを防止できる。したがって、電線の任意の位置を確実に着色でき、予め定められるパターンにしたがって、電線をより確実に着色できる。
【0114】
請求項5に記載の本発明は、一対の案内ローラ間の中央よりに移動ローラが上流側に設けられている。このため、移動ローラより下流側の電線の曲がりが上流側の電線の曲がりより緩やかになる。このため、着色手段に送り出される電線の曲がりを抑制できるとともに、電線の付与される張力を抑制できる。したがって、電線の不意な破損を防止できる。
【0115】
請求項6に記載の本発明は、複数の着色手段は電線を中心とした周方向に沿って並べられている。このため、確実に複数の着色材で電線の外表面を着色できる。また、着色手段の電線の長手方向に沿った張力付与手段と引っ張り手段との間隔を短くでき、電線の着色装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電線の着色装置の構成を示す側面図である。
【図2】図1に示された電線の着色装置の弛み吸収ユニットの構成を示す説明図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿う電線の着色装置の着色ユニットの断面図である。
【図4】図3に示された着色ユニットの各着色ノズルと電線との位置関係を示す説明図である。
【図5】図3に示された着色ユニットの各着色ノズルの構成を示す断面図である。
【図6】(a)は図1に示された電線の着色装置で着色された電線の斜視図である。
(b)は図6(a)に示された電線の平面図である。
【図7】図2に示された弛み吸収ユニットの変形例の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電線の着色装置
3 電線
3a 外表面
12 送り出しロール(移動手段、引っ張り手段)
13 矯正ユニット(張力付与手段)
14 弛み吸収ユニット(弛み吸収手段)
17 エンコーダ(測定手段)
18 切断機構(加工手段)
19 制御装置(制御手段)
24 案内ローラ
26 移動ローラ
27 エアシリンダ(付勢手段)
31 着色ノズル(着色手段)
K 電線の移動方向
H1 第1の付勢力
H2 第2の付勢力

Claims (6)

  1. 長手方向に沿って電線に張力を付与して該電線を張る張力付与手段と、
    前記電線の長手方向に沿って該電線を引っ張って移動させて前記電線と着色手段とを前記電線の長手方向に沿って相対的に移動させる移動手段としての引っ張り手段と、
    前記引っ張り手段と前記張力付与手段との間に設けられかつ前記張力付与手段により張られた電線の外表面に向かって着色材を一定量ずつ噴出する前記着色手段と、
    前記張力付与手段と前記着色手段との間に設けられかつ前記電線の弛みが生じた際にこの電線の弛みを吸収する弛み吸収手段と、
    前記電線を加工する加工手段と、
    を備え、
    前記張力付与手段は、前記引っ張り手段より前記電線の移動方向の上流側に設けられかつ前記引っ張り手段が電線を引っ張る方向の逆向きの第1の付勢力の摩擦力を該電線に付与し、
    前記弛み吸収手段は、前記第1の付勢力より弱い第2の付勢力で、電線の長手方向に交差する方向に沿って、前記電線を付勢するとともに、
    前記移動手段が前記電線の長手方向に沿って前記電線と前記着色手段とを相対的に移動させる間に、前記着色手段が前記着色材を前記電線の外表面に向かって一定量ずつ噴出し、前記移動手段が前記電線と前記着色手段との相対的な移動を停止している間に、前記加工手段が前記電線を加工することを特徴とする電線の着色装置。
  2. 前記電線と前記着色手段との相対的な移動量を測定する測定手段と、
    前記測定手段が測定した移動量に基づいて、前記着色手段に着色材を一定量ずつ噴出させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電線の着色装置。
  3. 前記弛み吸収手段は、
    電線の移動方向を案内する一対の案内ローラと、
    前記案内ローラ間に設けられかつ電線と接触するとともに該電線の長手方向に交差する方向に沿って移動自在に支持された移動ローラと、
    前記移動ローラを前記電線に接触する方向に前記第2の付勢力で付勢する付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電線の着色装置。
  4. 前記移動ローラは、一対の案内ローラ間の中央に設けられたことを特徴とする請求項3記載の電線の着色装置。
  5. 前記移動ローラは、一対の案内ローラ間の中央より電線の移動方向の上流側に設けられたことを特徴とする請求項3記載の電線の着色装置。
  6. 前記着色手段は、複数設けられており、これら複数の着色手段は前記電線を中心とした周方向に沿って並べられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の電線の着色装置。
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