JP4476505B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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    • G02F1/133615Edge-illuminating devices, i.e. illuminating from the side

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置に関し、特に反射型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話などの普及に伴い、反射型液晶表示装置の開発が進められてきている。反射型液晶表示装置は、屋外などで使用する場合には補助用照明が不要であること、CMOS回路技術との整合性が良いことなどにより、低消費電力化が容易である。地球環境の保護という観点からも、将来性が高い。
【0003】
反射型の液晶パネルに光を照射する方式としては、導光板を用いる方式が一般的である。特に、導光板の一端面に光源を配置して導光板中に光を導入するサイドライト方式は、薄型化・低消費電力化が可能である。
【0004】
反射型液晶表示装置に用いられる液晶パネルの主なものとしては、コレステリック・ネマティック相転移を用い、このような相転移液晶に2色性色素を添加したゲストホスト液晶を用いて、色素の配向変化による光吸収および光透過を用いる方式、高分子分散型液晶(PDLC)を用いるPDLC方式、TN型の他、電界制御複屈折型(ECB)やSTN、TN型などの位相変調型液晶と偏光板とを組み合わせて表示を行う方式などが存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の方式中、PDLC方式は、偏光板を用いないため、明るい表示が可能になるが、光の散乱の過程で損失が生じるという問題がある。一方、偏光板組み合わせ方式においては、偏光板の存在により輝度が低くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記のPDLC方式や偏光板組み合わせ方式による液晶表示装置において、輝度を向上させることを目的とする。また、液晶表示装置に適した照明装置を提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の参考の観点によれば、反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記光源から出射され前記導光板の側面より入射されて導光板内を伝播する光の主進行方向の前記反射型液晶パネル上への射影と前記偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置が提供される。
【0008】
また、本発明の参考の観点によれば、反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記光源から出射され前記導光板内を伝播しつつ前記導光板から前記偏光板に向けて出射する光の主方向の前記反射型液晶パネル上への射影と前記偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が、0度よりも大きく、かつ、40度以下である反射型液晶表示装置が提供される。
【0009】
これらの反射型液晶表示装置においては、導光板から偏光板に向けて出射される偏光のうちP偏光を選択的に偏光板から出射させることができる。P偏光の光強度は高いので、偏光板から液晶パネルに向かう光の強度を高めることができる。
【0010】
本発明の観点によれば、反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記光源から出射され前記導光板の側面より入射されて導光板内を伝播しつつ前記導光板から前記偏光板に向けて出射するP偏光の前記反射型液晶パネル上への射影と、偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置が提供される。
【0011】
また、本発明の他の一観点によれば、反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記反射型液晶パネルに入射するP偏光の前記反射型液晶パネル上への射影の方向と、偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置が提供される。
【0012】
本発明の他の参考の観点によれば、導光板と、該導光板の側面に配置される光源とを備えた照明装置であって、前記導光板の平坦な一表面に、該一表面から第1の角度で立ち上がる第1の傾斜面と、該第1の傾斜面と隣接して形成され前記第1の角度よりも大きな第2の角度で立ち上がる第2の傾斜面と、により形成される凸部を複数備えており、前記第2の傾斜面上に光を透過しない遮光層が設置されていることを特徴とする照明装置が提供される。
【0013】
この照明装置においては、遮光膜により、導光板から偏光板に向けて出射される偏光のうちS偏光を選択的に偏光板から出射させることができる。S偏光の出射角度(偏光板の表面の法線との成す角度)は大きいので、偏光板から液晶パネルに向かう光の出射角度を大きくすることができる。
【0014】
本発明のさらに別の参考の観点によれば、平坦な一表面に、該一表面から第1の角度で立ち上がる第1の傾斜面と、該第1の傾斜面と隣接して形成され前記第1の角度よりも大きな第2の角度で立ち上がる第2の傾斜面と、により形成される凸部を複数備えた導光板と、該導光板の側面に配置される光源と、を備えた照明装置と、前記一表面と反対側の表面に対向配置される反射型液晶パネルと、前記導光板と前記反射型液晶パネルとの間に配置された偏光板と、該偏光板と前記導光板との間に形成され前記導光板よりも屈折率の低い低屈折率層とを含む反射型液晶表示装置が提供される。
【0015】
この反射型液晶表示装置によれば、導光板中を伝播する光のうち、前記第2の傾斜面に向かう光は、前記導光板と前記低屈折率層との界面及び前記低屈折率層と前記反射層との界面において全反射する。従って、前記第2の傾斜面を抜ける光の成分を低減することができ、前記一表面とは反対側の表面から法線にほぼ水平な角度で出射する光の成分を増大させることができる。上記の反射型液晶表示装置においては、照明装置から出射する光が液晶パネル内に入射する際に生じる空気層との界面での反射を抑制し、正常な像を表示することができる。
【0016】
本発明のさらに別の参考の観点によれば、透明な第1の基板と、該第1の基板上に形成された第1の電極と、第2の電極が形成され、光吸収能を備えた第2の基板と、前記第1の電極と前記第2の電極とが対向するように前記第1の基板と前記第2の基板とを配置した状態で前記第1の電極上に形成され、表面に凹凸を有し、ほぼ均一な屈折率を有する均一屈折率層と、両基板間に挟持され前記均一屈折率層との間に界面を形成する液晶層と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することができる電圧印加手段とを含み、前記界面の凹凸の振幅Hが、該凹凸のピッチPの0.5倍以上である反射型液晶表示装置が提供される。
【0017】
この反射型液晶表示装置によれば、導光板からの出射角度(導光板表面の法線から測った角度)が大きい光を導光板の表面の法線とほぼ平行な方向に集束させることができる。
【0018】
本発明のさらに他の参考の観点によれば、透明な第1の電極と、該第1の電極上に形成され、表面に凹凸を有し、ほぼ均一な屈折率を有する均一屈折率層と、該均一屈折率層上に形成され、該均一屈折率層との間に界面を形成するとともに、印加電圧を変化させることにより光散乱性を変化させることができる散乱型液晶層と、該散乱型液晶層上に形成される第2電極と、を含む板状部材と、該板状部材の一端に配置される発光素子と、を含む照明装置が提供される。
【0019】
この照明装置によれば、電界を印加した領域と電圧を印加しない領域とで、液晶層内での光の散乱状態を変化されることができる。光が散乱されなければ光は液晶層を通過する。一方、液晶層内において光が散乱されれば、光は液晶層で反射される。
【0020】
本発明の他の参考の観点によれば、透明な第1の基板と、該第1の基板上に形成された透明な第1の電極と、該第1の電極上に形成され、表面に凹凸を有し、ほぼ均一な屈折率を有する均一屈折率層と、該均一屈折率層上に形成され、該均一屈折率層との間に界面を形成するとともに、印加電圧を変化させることにより光散乱性を変化させることができる散乱型液晶層と、第2の基板と、該第2の基板上に設けられ、前記散乱型液晶層と接して形成される第2電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することができる電圧印加手段とを含み、前記第1又は第2の電極のうちのいずれか一方が画素領域ごとに区画されている液晶パネルと、該液晶パネルと対向して配置される板状部材と、該板状部材の一端に配置される発光素子とを含む照明装置と、を含む液晶表示装置が提供される。
【0021】
この液晶表示装置においては、電界を印加するか否かで、光が液晶層内で散乱されずに通過し黒表示とするか、液晶層内において光が散乱されて白表示とするかを切り替えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本明細書において、導光板から出射するとき及び偏光板に入射するときに、光の振動方向が入射光と導光板の法線方向とを含む平面内で振動する光をP偏光(平行:paralellのP)と呼び、それに垂直な面内で振動する光をS偏光(垂直:senkrechtのS)と呼ぶ。
【0023】
図1(A)は、偏光板組み合わせ方式を用いた反射型液晶表示装置の概略構造を示す斜視図である。
【0024】
図1(A)に示すように、偏光板組み合わせ方式を用いた反射型液晶表示装置Aは、フロントライトとして液晶パネルを照射する光を出射させるための導光板1と、偏光板3と、液晶パネル5と、を有している。導光板1から出射した光は、偏光板3を通って液晶パネル5に入射する。
【0025】
発明者は、上記の反射型液晶表示装置において、導光板1から出射する光および偏光板3に入射する光の特性を調べたところ、光は少なからず偏光していることがわかった。
【0026】
そこで、導光板と液晶パネルとの間に偏光板を設ける場合に、光の振動方向と液晶パネル上の偏光板の透過軸との位置関係により、P偏光とS偏光とのいずれかを選択的に偏光板を透過させることができる。換言すれば、S偏光とP偏光とのいずれかを偏光板により選択的に吸収することができる。例えば、P偏光の光の振動方向と偏光板の透過軸の方向とをほぼ一致させれば、P偏光を選択的に透過させることができる。S偏光についても同様である。
【0027】
図1(B)は、導光板からの出射光の偏光方向と光量との関係を示す図である。縦軸は、光の強度を任意単位で表した。横軸は、導光板からの出射光の出射角(配光角)をθで表した。
【0028】
出射角θは、導光板1の出射面1−1の法線1−2に対して出射光1−3が成す角度である。法線1−2と導光板1の長手方向とを含む平面内において法線1−2を基準にして反時計周りに計った角度をプラス、時計周りに測った角度をマイナスで表している。すなわち、図に示すように光源7aを導光板1の右側端面に配置し、かつ、側面から導光板1を見た場合に、光源7aからの光は矢印で示す方向(図の右から左側)に向けて導光板1中を進行する。導光板1の裏面(出射面1−1)から光が出射する場合には、出射光1−3が、法線1−2を基準にして反時計周りに計った角度θを有して出射する場合にθはプラスになり、時計回りに計った場合にはθはマイナスの値を有する。例えば、図1(B)中において示されるθはマイナスの値を持つことになる。
【0029】
尚、光源7aから出射し導光板1中を伝播する光のうち、導光板1の裏面(下面)から出射する光は光源7aから遠ざかる方向に向かう光が支配的である。図1(B)中の導光板と光源とを示した図において、光源を紙面左側に配置すれば、θのプラスマイナスは逆になる。
【0030】
図1(B)に示すように、P偏光とS偏光との偏光成分は、導光板7から出射するときに、かなり広い角度範囲にわたる角度分布を有している。S偏光は、配光角θ=−65度付近に光強度の大きなピークを有していることがわかった。一方、P偏光は、配光角θ=−72度付近に光強度の大きなピークを有している。より詳細には、P偏光のピーク光強度は、S偏光のピーク光強度と比べて20%ほど大きい。P偏光とS偏光の相対強度を比べると、配光角θ=−80度から−52度付近の範囲においては、P偏光の方が大きく、配光角θ=−52度から−10度付近の範囲においては、S偏光の方が大きい。
【0031】
全体として、導光板から出射するときに、入出射面をP偏光で通過した光は光量が多く、S偏光で通過した光は光量が少ない。但し、光が、導光板から出射するとき及び偏光板に入射するときに、入射面と出射面とをS偏光で通過した光は、P偏光で通過した光に比べて導光板表面に対して垂直(θが小さい)に近い方向に出射する成分が多い。
【0032】
図1(B)をより詳細に見ると、第1に、出射角θが−52度から−80度までの間では、P偏光の強度はS偏光の強度を上回る。第2に、出射角θが、少なくとも−10度から−52度の間では、S偏光の光強度がP偏光の強度を上回る。もちろん、上記の角度は導光板の材質、構造などにより、上記の角度に関しては多少の変化は生じるが、定性的な傾向は変化しない。すなわち、上記のような傾向は、フロント照明システムにおいて、エンボスや拡散ビーズなどによる単純散乱により導光板から光を取り出す方式においても、導光板表面の反射屈折面を傾斜させて光を出射させる方式においても同様であった。
【0033】
導光板から出射される光の上記のような特性を利用して、導光板と液晶パネルとの間に偏光板を配置し、かつ、導光板からの光の進行方向と偏光板の吸収軸(透過軸)とのなす角度を調整することにより、S偏光を主成分とする光とP偏光を主成分とする光とを選択的に取り出すことができる。光の輝度を向上させることも可能である。
【0034】
上記の考察に基づき、以下に、本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表示装置について、図2(A)から図2(C)まで及び図3を参照して説明する。
【0035】
図2(A)は、反射型液晶表示装置の全体構造を示す斜視図であり、図2(B)は、反射型液晶表示装置を上から見た場合の偏光板の吸収軸(透過軸と直交する軸)と偏光板へ入射する光の主進行方向の偏光板への射影との位置関係を示す図であり、図2(C)は、反射型液晶表示装置を側方からみた場合の構造を示す図である。図3は、液晶バネルの構造を示す断面図である。
【0036】
図2(A)に示すように、反射型液晶表示装置Aは,導光板1と、偏光板3と、液晶パネル5とが上方から下方に向けて順に配置された構造を有している。尚、図2(A)においては、導光板1と偏光板3と液晶パネル5とが離れて設けられているように見えるが、実際には、これらはほぼ密着した状態で配置されている。導光板1の一端面に、フロント照明装置7が配置されている。フロント照明装置7は、光源である冷陰極管7aと、冷陰極管7aからの光を反射させて前記一端面に集中させるためのリフレクタ7bとを含む。
【0037】
図3を参照して液晶パネル5の構造を説明する。図3は、液晶パネルのほぼ1画素分の断面図を示す。
【0038】
図3に示すように、液晶パネル5は、透明な第1のガラス基板101と透明な第2のガラス基板103とを有している。両基板101、103が、ある間隔を隔てて相互に平行になるように対向配置されている。
【0039】
第1のガラス基板101と第2のガラス基板103との間に、液晶材Eが充填されている。 第1のガラス基板101上に、例えば薄膜トランジスタ(以下「TFT」と称す。)110が形成されている。
【0040】
TFT110のゲート電極105が液晶パネル5の走査線に接続されている。TFT110のドレイン電極146が液晶パネル5の信号線に接続されている。TFT110のソース電極144が反射電極(画素電極)112と接続されている。 反射電極112上を含む全画素領域に配向膜128aが形成される。
【0041】
第2のガラス基板103上に(図では下面に)透明な共通電極154が形成される。共通電極154上に(図では下面に)配向膜128bが形成される。加えて、TFT110の上を覆うように第2のガラス基板103上に遮光膜152が形成されている。
【0042】
第2の基板103の外側から入射する入射光が、反射電極112によって反射される。反射電極112と共通電極154との間に信号電圧を印加すると液晶材の配向が信号に応じて変化する。反射光の強度が変化し、液晶表示が可能となる。第2のガラス基板103の外側(第1のガラス基板101とは反対側)に、ある距離を隔てて、偏光板3及び導光板1(図2)とが配置されている。
【0043】
偏光板3と導光板1(図2)を挟んで第2のガラス基板103側から観察すると、白黒表示(第2のガラス基板103と共通電極154との間にカラーフィルタが形成されている場合には、カラー表示)を認識することができる。
【0044】
尚、以下に説明する第1から第4までの各実施の形態による反射型液晶表示装置においても、本実施の形態による反射型液晶表示装置に含まれる液晶パネルと同様の構造の液晶パネルを用いれば良い。
【0045】
図2を参照して反射型液晶表示装置の全体構成についてさらに説明を続ける。導光板1の上面に、拡散シート1aが貼付されている。拡散シート1aは、ヘイズ値が3程度の弱拡散性のシートを用いている。弱拡散性の拡散シート1aを用いることにより、導光板1を通して液晶パネル5を見た場合の解像度の低下を抑えることができる。
【0046】
液晶パネル5の視角特性との整合をとるため、偏光板3の吸収軸3aと偏光板3に入射する光の偏光板への射影3bとがなす角度α1は、例えば80度に設定されている。すなわち、偏光板3は、光の進行方向にほぼ直交する方向、より正確には冷陰極管7aの長手方向(管長方向)から10度ずれた方向に吸収軸を有するように配置されている。光量を増加させるためには、光の主進行方向と偏光板3の透過軸の方向とを一致させる、すなわち、α1をできるだけ90度に近づけるのが好ましいが、実際には液晶パネルとの関係などの種々の事情で、図2(B)のようにα1を80度程度に設定することも多い。尚、角度α1としては、50度から90度の間であれば充分効果が得られる。
【0047】
光の進行方向(主進行方向:3b)にほぼ直交する方向に、偏光板1の吸収軸が配置されるように偏光板3を設けたので、光の主進行方向と偏光板3の透過軸の方向とがほぼ一致する。入射面内に偏光成分4bを有するP偏光4aが選択的に偏光板3を透過する。従って、液晶パネル5には、光量の多いP偏光4aが入射する。尚、この際、P偏光の偏光方向の偏光板3上への射影と偏光板3の透過軸の方向とはほぼ一致する。
【0048】
上記の反射型液晶表示装置Aにおいては、一般的な反射型液晶表示装置に比べて光量が増加する。具体的にはα1が45度に設定された同様の構造を有する反射型液晶表示装置に比べて輝度が約8%向上した。
【0049】
尚、この際、必ずしも光の主進行方向の射影の方向と液晶パネルの透過軸とを完全に一致させる必要はない。透過軸とP偏光の間に角度のずれが生じた場合、P偏光の透過率は減少するが、一般的な偏光板の構成ではP偏光成分の透過率は50%程度であり、かつ、例えば光の主進行方向の射影と液晶パネルの透過軸の方向とが40度ずれた場合においても、76%以上のP偏光成分が透過するので、液晶パネルを高輝度化する効果は得られる。
【0050】
発明者が実験を行った結果、図1(B)に示すように導光板から出射する光、特にP偏光を主成分とする光は、導光板に平行な方向に大きく傾いた(θが大きい)光であることがわかった。このような現象は、導光板を用いて光を導入する方式の液晶表示装置においては不可避的なものと考えられてきた。
【0051】
発光管に投入する電力を増加することで出射光量を増加させざるを得なかった。ところが、発光管に投入する電力を増加する場合には、入射角の大きい斜め方向から入射する光も増加することにより、表示のコントラスト向上は実現できなかった。
【0052】
以上の結果を踏まえて、以下に本発明の第1の実施の形態の第1変形例による反射型液晶表示装置について、図4及び図5を参照して説明する。図4(A)から図4(C)までは、図2(A)から図2(C)までに対応する図であり、図5は、光の入射角と垂直輝度及びコントラストの関係を示す図である。尚、垂直輝度とは、垂直方向から見た場合の輝度を言う。
【0053】
図4(A)から図4(C)までにおいて、図2と対応する構成要素の符号は、図2の符号に10を足した数字を用いて示し、各構成要素の説明についてはその詳細を省略する。
【0054】
図4(A)から図4(C)までに示すように、本実施の形態による反射型液晶表示装置Bは、導光板11を液晶パネル15に対して角度γだけ傾斜させている点に特徴を有している。この際、光源17aと偏光板との距離が大きくなる方向に導光板を傾斜させる。尚、偏光板13と液晶パネル15とは、ほぼ平行に配置されている。
【0055】
第1の実施の形態による反射型液晶表示装置と同様に、この変形例による反射型液晶表示装置においても、図4(B)に示すように、偏光板13の吸収軸13aと偏光板13へ入射する光量が多い偏光の方向(射影)13bとのなす角α2は、例えば80度に設定されている。α2は、50度から90度の間が好ましい。
【0056】
第2の実施の形態による反射型液晶表示装置Bにおいても、導光板11から液晶パネル15に向かう光は、P偏光を主成分としており、導光板11の表面に対して平行に近い方向に向かう光が主成分となる。
【0057】
ところで、液晶パネル15の反射特性は、一般的に光が液晶パネルの表面に対して垂直な方向から入射した時に最大の反射率及びコントラストが得られるように設定されている。そこで、液晶パネルへの光の入射角は、少しでも垂直方向に近い(θが小さい)方が望ましい。
【0058】
図5に、反射型液晶パネルへの光の入射角度と、輝度及びコントラストとの関係の概略を示す。図5に示すように、液晶パネルへの光の入射角θ2(図4(C):液晶パネルの表面の法線に対して成す角度)が大きくなるにつれて、垂直方向からみた輝度及びコントラストが低下することがわかった。
【0059】
そこで、本実施の形態による反射型液晶表示装置Bにおいては、図4(A)から図4(C)に示すように、導光板11を液晶パネル15と平行な面に対して角度γ=10度だけ傾斜させている。液晶パネル15への光の入射角θ2は、配光角(導光板11からの出射角)θ1に対して傾斜角度γ分だけ引いた角度にほぼ等しくなる。
【0060】
傾斜角度γを持たせると、液晶パネル15への光の入射角θ2は小さくなり(偏光板13の表面の法線に平行な方向に近づき)、コントラストの低下を抑制することができる。
【0061】
但し、ガンマを大きくすると、観視者に違和感を与えることがあるため、傾斜角度γとしては、45度までの間が好ましい。
【0062】
図4(C)に示すように液晶パネル15への入射角θ2が小さくなり、消費電力を増加させることなく、かつ、反射型液晶表示装置のコントラストの低下を抑制しつつ輝度を高めることができる。
【0063】
図6(A)から図7(G)までに、本発明の第1の実施の形態の第1変形例による反射型液晶表示装置を適用したノート型PCの概略構成例を示す。
【0064】
図6(A)に示すノート型PCは、ノート型PC本体と、蓋体に含まれる反射型液晶表示装置Bとを含む。図6(A)の構造においては、ノートPC本体から離れた部分に形成されている回転軸22を中心として導光板21と、偏光板23及び液晶パネル25とが回動可能とされており、導光板21と偏光板23及び液晶パネル25とを所定の所定の角度δ1だけ傾けることができる。図4(A)に示す角度γとδ1とをほぼ等しく設定すればよい。
【0065】
図6(B)に示すノート型PCは、ノートPC本体と反射型液晶表示装置との接続部近傍に回転軸22が形成されている。このノートPCの場合でも、導光板21と偏光板23及び液晶パネル25とを所定の所定の角度δ2を持って傾けることができる。図4(A)に示す角度γとδ2とをほぼ等しく設定すればよい。
【0066】
図6(C)及び図6(D)は、ノート型PCの他の適用例を示している。この適用例によるノート型PCにおいては、保護カバー27を有している。図6(C)に示すように、偏光板23及び液晶パネル25に対して導光板21を傾けた場合に、保護カバー27の裏面27aが、導光板21、偏光板23及び液晶パネル25の先端部に当接している。
【0067】
図6(D)に示すように、偏光板23・液晶パネル25と導光板21とを密着させると、保護カバー27が導光板21の表面を覆うように構成されている。この状態においては、保護カバー27が導光板21の表面を覆うことにより導光板21の表面を保護する。
【0068】
図7(E)に示すノート型PCでは、ノート型PCに蓋体28が設けられている。この蓋体28内に反射型液晶表示装置Bが収容されている。ノート型PCの蓋体28を閉じた場合には、導光板21と偏光板23と液晶パネル25とが互いに密着する。偏光板23の吸収軸と偏光板23に入射する光の、偏光板23への射影とがなす角度は、例えば上述の場合と同様に80度に設定されている。
【0069】
図7(F)に示すように、本体20に対して回転軸22を中心として蓋体28を例えば図では時計周りに回動させると、導光板21と偏光板23及び液晶パネル25も動く。図7(G)に示すように、回転軸22aを中心として蓋体28及び導光板21に対して、密着状態にある偏光板23と液晶パネル25とを回動させる。導光板21と偏光板23及び液晶パネル25との成す角度をδ程度に調整する。上述の第1変形例による反射型液晶表示装置と同様の構造を有する反射型液晶表示装置を用いているため、消費電力を増加させることなく、反射型液晶表示装置のコントラストを低下させず輝度を上げることができる。
【0070】
偏光板23及び液晶パネル25を回動軸22aを中心として導光板21の方向に向けて回動させると、偏光板23及び液晶パネル25を蓋体28内に再び収容することができる。ノート型PCを収納し、持ち運びをすることが容易になる。
【0071】
以上に説明したように、例えば第1の実施の形態の第1変形例による反射型液晶表示装置をノート型PCなどの液晶表示装置を有する電子機器などに適用すれば、ディスプレイの高輝度化や高コントラスト化が可能となる。
【0072】
次に、表示のコントラストを向上させる技術についてさらに検討を加えた。
【0073】
図1(A)及び(B)に示したように、光が偏光板から出射したときさらに偏光板に入射するときに、入出射面をS偏光で通過する光の方がP偏光で通過する光に比べて導光板平面に平行な方向に近い方向(導光板の表面の法線とのなす角度θが大きい方向)に向けて出射する成分が少なく、かつ、導光板表面に垂直な方向に近い角度領域(角度θが小さい方向)での出射成分が多いことがわかった。
【0074】
反射型液晶パネルへの入射光線の角度が大きくなる(θが大きくなる、すなわち導光板の表面に平行な方向に近づく)に従って、コントラストは急激に低下する。P偏光を主成分とする光は、法線に対してなす角度θが大きく、迷光になり、光のコントラストが低下する場合もある。そこで、P偏光の成分をカットして、偏光板からはS偏光を選択的に出射させれば、偏光板の表面の法線に対してなす角度θの小さい(偏光板の表面に垂直な方向に近い)光が出射される。光の主進行方向の射影と液晶パネル上の偏光板の吸収軸とを一致させることにより、換言すればS偏光の振動方向と偏光板の透過軸の方向とを一致させることにより、S偏光を選択的に取り出すこともできる。
【0075】
S偏光を主成分とする偏光板からの透過光は、導光板表面に垂直な方向に近い角度領域(角度θが小さい方向)での出射成分が多く、高コントラストの表示が可能となる。尚、この場合も、必ずしもS偏光の方向と偏光板の吸収軸の方向とを完全に一致させる必要はない。
【0076】
以上の考察に基づき、以下に本発明の第1の実施の形態の第2変形例による反射型液晶表示装置について、図8(A)から図8(C)までを参照して説明する。図8において、図1と対応する構成要素は、図1の対応する符号に30を足した数字を用いて示しており、各部材の説明の詳細は省略する。
【0077】
図8(A)から図8(C)までに示すように、第2変形例による反射型液晶表示装置Cにおいては、偏光板33の吸収軸33aを、光の主進行方向33bとほぼ平行な方向に設定している。すなわち、冷陰極管37aの管長方向から80度ずれた方向に配置している。例えば、吸収軸33aと光の偏光板への射影33bとのなす角度α2は、10度である。α2は、0度から40度の間が好ましい。
【0078】

尚、偏光の射影は偏光板の吸収軸とほぼ直交することになる。
【0079】
図8(C)に示すように、偏光板33を上記の配置にすると、P偏光35bを主成分とする光35aは偏光板33において、ほぼ吸収され、S偏光34bを主成分とする光34aが偏光板33から選択的に出射する。
【0080】
上記の反射型液晶表示装置において、光の進行方向から45度傾いた方向に偏光板の吸収軸が形成されるように偏光板を配置した一般的な反射型液晶表示装置に比べて、コントラストが約11%向上した。
【0081】
尚、液晶パネル35を見る角度は必ずしもパネル表面に対して法線方向とは限らず使用目的などにより変化するため、それに応じて角度α2を適宜調整すれば良い。また、本実施の形態による反射型液晶表示装置においても、図4に示すように偏光板に対して導光板を傾斜させれば、さらにコントラストを向上させることができる。
【0082】
次に、本発明の第1の実施の形態の第3変形例による反射型液晶表示装置について図9(A)から図9(C)までを参照して説明する。図9(A)は、反射型液晶表示装置の全体構造を示す斜視図であり、図9(B)は、反射型液晶表示装置を上から見た場合の偏光板の吸収軸と偏光板へ入射する量の多い偏光の方向との関係を示す図であり、図9(C)は、反射型液晶表示装置を側方からみた場合の構造を示す図である。図9(A)から図9(C)において、図2(A)から図2(C)までに示した構成部材と同様の部材については、図2に付した符号に60を加えた符号を付してその説明を省略する。
【0083】
図9(A)に示す反射型液晶表示装置Dは、図2(A)に示す反射型液晶表示装置に加えて、導光板と偏光板との間に位相差板が設けられている。
【0084】
より詳細には、反射型液晶表示装置Dは,導光板61と導光板61の下方に配置された位相差板62と、位相差板62の下に配置された偏光板63と、偏光板63の下に配置された液晶パネル65とを有している。
【0085】
上述のように、液晶パネル65との兼ね合いや欠陥を目立たなくするために、α1を90度からずらすようにしている。図9(B)、(C)に示すように、偏光板63の吸収軸63aは、導光板61から出射する光の成分のうち主成分となる偏光方向(この場合にはP偏光)の射影63bに対して完全に垂直ではなく、両方の軸の成す角度のうち小さい方の角度α1は約80度になっている。このような場合に、導光板61から出射した光を、直接偏光板63に入射させると、P偏光を主成分とする透過光の選択性が弱まる。
【0086】
そこで、導光板61と偏光板63との間に位相差板62を配置する。位相差板62を用いて、導光板61から出射し偏光板63に入射する光の偏光方向を、偏光板に入射するP偏光の方向61aと偏光板の透過軸とを一致させる(偏光板の吸収軸63aの方向とをほぼ直交させる)ように調整する。
【0087】
導光板61の長軸方向(光源の延在する方向)に対して垂直な方向と位相差板62の光学軸62aとの成す角のうちの小さい方の角度α2は、例えば約10度程度である。位相差板62として例えば半波長板を用いると、位相差板62への入射光と位相差板62からの出射光のうち光軸に直交する成分の位相は180度ずれる。この場合には、位相差板62を透過し偏光板63に入射する光の偏光の方向63b'を、上記の垂直方向に対して2×α2(すなわち約20度)だけずらすことができる。
【0088】
従って、偏光板63に入射する光の偏光方向63b'と偏光板63の吸収軸63aとをほぼ直交させることができる。P偏光を主偏光とする光が選択的に偏光板63を透過し、液晶パネルに入射する。
【0089】
反射型液晶表示装置Dにおいて、上述のように欠陥を目立たなくするためなどの理由により偏光板の吸収軸と導光板から出射する光の主進行方向の射影とを直交させない場合にも、位相差板を用いれば導光板に入射する光の偏光方向を調整することができる。
【0090】
従って、第1の実施の形態による反射型液晶表示装置の場合と同様に、一般的な反射型液晶表示装置に比べて光量が増加する。
【0091】
次に微細プリズムを導光板の表面に配置し、液晶パネル側に出射させる光線の配向角をほぼ垂直にしたフロントライト導光板を用いた反射型液晶表示装置について説明する。
【0092】
図10は、一般的なプリズム型導光板の構造を示す図である。
【0093】
図10に示すように、プリズム型導光板41は、平板状の板体43aの一表面(出射面の反対側の表面)に微細プリズム43bを多数形成したものである。板体43aの一端面には通常の導光板と同様に、光源45とリフレクタ47とが配置されている。導光板43の下方に液晶パネル46が配置される。
【0094】
微細プリズム43bは、板体43aの一表面に対して異なる角度を成す第1の平面48と第2の平面49とが交互に配置され、多数のプリズムが繰り返し配置されている構造を有している。導光板43aの表面に対して小さな傾斜角を有する平面を第1の平面48と定義し、導光板43aの表面に対して大きな傾斜角を有する平面を第2の平面49と定義する。
【0095】
板体43aの一端面に光源45が配置されており、この光源45から出射する光L−0のうち、第2の平面49により反射される光L−1と、第1の平面48により反射される光L−3とは、図中の紙面下側に向けて出射する。
【0096】
ところが、光L−1と比べてわずかに進行方向が異なって導光板平面に対する角度が大きくなると、符号L−2で示すように、第2の平面49に向かう光が第2の平面49を抜けて反対側に出射する場合がある。このような光成分が存在するのは光の有効利用とうい観点からは好ましくない。実際上、光L−2で示されるような第2の平面49を抜けて出射する光の成分が多く存在することがわかった。このような光が、観察者に向けて大量の放射されると、迷光が増大して表示の品質を低下させることになる。
【0097】
液晶パネルに向かう光の光量を多くしつつ、観察者側に向かう光の量を少なくするためには、図10に符号L−1で示した光の光量を維持したままで、L−2で示したの光量を低減すれば良い。
【0098】
第1の平面49の内側から順に、低屈折率の層と反射層と吸収層とを設ければ、液晶パネル46側に向けられる光の特性を損なわずに、観察者側に向けられる光の成分をカットすることができると考えた。上記の層のうちのいずれかを第1の平面49の内側に設けても良い。
【0099】
以上の考察に基づき、本発明の第2の実施の形態による反射型液晶表示装置について、図11を参照して説明する。
【0100】
図11に示すように、本発明の第2の実施の形態による反射型液晶表示装置においては、導光板43aとして屈折率n=1.59のポリカーボネートを用いている。微細プリズム43bの上面上(第1の平面48と第2の平面49を含む)に低屈折率樹脂層50を形成する。低屈折率樹脂層50としては、屈折率n=1.34のフッ素樹脂サイトップ(旭硝子社製)を、ディップコーティング法を用いて形成する。この低屈折率樹脂層50は、反射防止膜として機能する。
【0101】
次に、低屈折率樹脂層50上に塗料を全面に塗布する。塗料は、UV硬化型樹脂に白色顔料として酸化チタン微粉末を分散させたものを用いた。塗料を全面に塗布した後、UV露光を行う。この際、導光板43内に光を導入すると、第2の平面49上にのみUV露光を行うことができる。その後、導光板の全面を洗浄すれば、第1の平面48上の白色樹脂層51は除去され、第2の平面49上には低屈折率樹脂層50と白色樹脂層51との2層膜を形成することができる。
【0102】
導光板43の一表面43cと第1の平面48との成す角度は例えば2度であり、導光板43の一表面43cと第2の平面49との成す角度は例えば45度である。第1の平面48と第2の平面49とが形成するプリズムの繰り返しピッチは、約0.2mmである。
【0103】
上記構造を有するプリズム型導光板においては、第2の平面49に向かう光L−2aは、低屈折率樹脂層50と白色樹脂層51との多層膜において反射する。第2の平面49に入射した成分の多くは、第2の平面49と低屈折率樹脂層51との界面及び低屈折率樹脂層51と白色樹脂層50との界面で反射する。界面において反射した光は、導光板43aの他の表面(裏面)43d側からその法線方向に近い出射角度を有して出射する。従って、液晶パネル46に照射される光の量が増加する。すなわち、光源45から導光板43a中に導入された光のうち、第2の平面49に向かう光は反射されるため、光が観察者側に向かう確率は非常に少なくなり、ほとんどの光は液晶パネル46側に向かう。
【0104】
上記構造を用いると、観察者側に出射される光の成分が低減するため、表示品質を向上させることができる。加えて、導光板43の下方に配置された液晶パネルに向かう光の成分が多くなるため、導光板から出射される光を有効に利用することができ、反射型液晶表示装置の高輝度化が可能となる。
【0105】
次に、本発明の第2の実施の形態の変形例による反射型液晶表示装置について、図12を参照して説明する。図12において、図10と同じ構成要素については、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0106】
図12に示すように、本発明の第2の実施の形態の変形例による反射型液晶表示装置においては、第2の平面49のみに白色樹脂層51が形成され、さらに白色樹脂層51上に黒色樹脂層52が形成されている。黒色樹脂層52の形成方法は、白色樹脂層51の形成方法と同様である。光L−2bの進行方向については図11に示した光L−2aの場合と同様である。
【0107】
図12に示す導光板を用いると、観察者側からプリズム面を見た場合に、白色樹脂が黒色樹脂層に覆われているため実質的には観察されない。従って、反射型液晶表示装置の表示のコントラストを一層高めることができる。
【0108】
尚、上記の説明は、本実施の形態による反射型液晶表示装置に用いるのに適した導光板において、プリズムのうちの一方の表面上にのみ白色樹脂層や黒色樹脂層を形成するための手法を例示したものである。
【0109】
例えば、斜め露光技術を用いても良い。この技術では、基板面上にUV樹脂を形成し、傾斜角度の小さい第1の平面48と傾斜角度がそれより大きい第2の平面49とのうち、傾斜角度の大きい第2の平面49にほぼ並行なUV光を照射する。すると、UV光が第1の平面48に選択的に照射され、第2の平面49にはUV樹脂が残る。このUV樹脂をマスクとして、白色樹脂層や黒色樹脂層を除去する工程を行えば、第2の平面上に上記の樹脂層を残すことができる。
【0110】
或いは、例えばプリズムが形成される側の導光板43aの表面にUV樹脂を形成し、導光板43aの反対側の面側からUV露光をする。UV露光の入射角を導光板43aの表面に対して垂直な方向から面48又は面49に平行な方向に変化させてUV光を照射することにより、第1の平面48上又は第2の平面49上に入射するUV光の光量を大幅に低減させ、第1の平面48上又は第2の平面49上に白色樹脂層や黒色樹脂層を残すこともできる。
【0111】
その他、板体43aの一表面43cに近接するマスクを形成し、これによりパターニングする方法など用いることもできる。
【0112】
以上に説明したように、本実施の形態による反射型液晶表示装置を用いると、反射型液晶表示装置の表示品質を向上させることができる。
【0113】
次に、本発明の第3の実施の形態による反射型液晶表示装置について、図13から図16を参照して説明する。
【0114】
図13は一般的な反射型液晶表示装置の一例を示している。図13は図10と導光板の部分に関しては、ほぼ同様の構造を示す図面である。そこで、図10の符号に30を足した符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0115】
図13に示す反射型液晶表示装置70aは、微細プリズム型の導光板73の下方に偏光板81と、さらにその下に液晶パネル85とが配置されている。液晶パネル85は、液晶層とその両側の基板(第1の基板81と第2の基板83)と画素電極(反射電極)87とを具備している。他の構成要素は、図3に示したものと同様であり、従ってここでは説明を省略する。導光板73と液晶パネルとの配置は、フロントライト光学系の配置である。尚、導光板73と偏光板81との間に空気層88が介在している。
【0116】
光源75から導光板73a中に出射された光L−10は、導光板73の表面において全反射を繰り返して光源75から遠ざかる方向に進んでいく。光L−11は、第1の平面78又は第2の平面79で反射し、液晶パネル85に向かって進む。液晶パネル85中の反射電極(画素電極)87で反射した光は、再び導光板73に向かって進み、第1の平面78又は第2の平面79を抜けて観察者側に進むことにより、正規の画像が表示できる。
【0117】
ところが、上記の反射型液晶表示装置70aにおいては、反射電極87と液晶層との光学的界面の他にも多数の光学的界面が存在する。例えば、導光板73(屈折率1.5)の裏面(液晶パネル85側の面)と低屈折率の空気層88(屈折率1.0)との光学的界面において反射する光L−12や、空気層88と偏光板81(屈折1.5)との光学的界面で反射する光L−13も存在する。光L−12や光L−13は液晶パネル85に到達する前に反射された光であるため、表示には寄与しない。全面で反射される光が付加されることにより表示がぼやける、いわゆる"白浮き"の原因となる。
【0118】
また、反射電極87において反射した反射光が例えば偏光板81と空気層88との界面で反射されて戻り、反射電極87の別の場所で再度反射される光成分L−16も存在する。正常に反射された光L−15と再度反射された光L−16とが存在すると、像が2重に見えるいわゆる"ゴースト"現象の原因となる。上記のような異常な光は、全光成分のうちの4%程度であるが、表示のコントラストを低下させるものである。
【0119】
【表1】
Figure 0004476505
表1に、液晶パネル単体の場合の表示のコントラストと、導光板を配置した場合の表示のコントラストとを比較して示す。液晶パネルのコントラストが高くなると、導光板を配置した場合に、上記の問題点がコントラストに与える影響は大きくなっていくことがわかる。換言すれば、表1は、液晶パネルのみのコントラストを良くしただけでは、導光板を配置した状態におけるコントラストはそれほど向上させることは難しいということを示している。
【0120】
導光板や偏光板の表面に多層反射防止膜を形成する多層AR処理を行えば、上記のような白浮きやゴーストを抑えることができる。ところが、実際には、多層AR処理はコストが高く、PC用の液晶表示装置などのように広い面積を必要とする場合には、コスト面からAR処理の採用は困難であった。
【0121】
発明者は、導光板と偏光板との間に、空気層(屈折率1.0の低屈折率層)よりは屈折率が高いが、導光板(屈折率1.5)よりは屈折率の低い低屈折率層を導光板の裏面と偏光板の表面に密着させて配置することを考えついた。
【0122】
図14は、発明者が考案した反射型液晶表示装置の原理を示す断面図である。
【0123】
図14に示すように、反射型液晶表示装置70bは、導光板73と偏光板81との間に、低屈折率層89を導光板73の裏面と偏光板81の表面に密着させて配置している。
【0124】
光源75から導光板73a中に出射された光L−20は、導光板73の表面において全反射(L−22)を繰り返して光源75から遠ざかる方向に進んでいく。正規の光L−21は、第1の平面78又は第2の平面79で反射し、液晶パネル85に向けて進む。液晶パネル85中の反射電極(画素電極)87で反射された光は、再び導光板73に向けて進み、第1の平面78又は第2の平面79を抜けて観察者側に進む。正規の画像が表示できる。
【0125】
上記の反射型液晶表示装置70bにおいては、導光板73(屈折率1.5のアクリル板)の裏面(液晶パネル85側の面)と偏光板81(屈折1.5のポリマー)との間には、低屈折率層(屈折率1.2から1.4程度)が両者に密着するように形成されており、空気は介在していない。光L−21は反射電極87でのみ反射されるので、図13に基づき説明した白浮きやゴーストの影響が低減する。
【0126】
屈折率1.34の層を設けた場合でコントラストの低下は約0.3%程度であり、図13に示す反射型液晶表示装置のコントラストの低下(4%程度)に比べて非常に小さくできる。
【0127】
【表2】
Figure 0004476505
表2に、低屈折率材料89の屈折率と1界面当たりの反射率との関係を示す。表2に示すように、導光板と偏光板との間に、屈折率が1.0の媒体、すなわち空気が介在している場合には、1界面当たりの光の反射率は4%と大きいが、屈折率が1.45と高い媒体を介在させると、1界面当たりの反射率は0.03%にまで低減する。
【0128】
ところで、低屈折率材料と導光板との界面において光はL−22(図14)に示すように、導光板中において光が全反射する必要がある。
【0129】
【表3】
Figure 0004476505
表3に、低屈折率材料の屈折率と界面で全反射するための臨界角(表面の法線から計った角度)との関係を示す。表3より、低屈折率材料の屈折率が低いほど、全反射を生じさせやすい(臨界角が小さい)ことがわかる。
【0130】
従って、表2の結果と表3の結果とを考慮すると、低屈折率材料の屈折率としては、n=1.2から1.4までの値であることが好ましいことがわかる。
【0131】
本実施の形態の具体的な反射型液晶表示装置の構造について、図15及び図16を参照して説明する。
【0132】
図15は、本実施の形態による反射型液晶表示装置の断面図である。
【0133】
図15に示すように、導光板73の表面に単層のARコート層91が形成されている。導光板73の裏面と偏光板81の間には光学接着剤92が配置され、導光板73と偏光板81とを接着している。
【0134】
ARコート層91には、例えば旭硝子社製のサイトップ(屈折率1.34)が用いられる。ARコート層91の形成には、ディップコート法を用いることができるため、一般的な蒸着法やスパッタ法による膜形成法に比べて容易に膜形成ができる。光学接着剤92は、一般的な屈折率1.5のものが用いられる。
【0135】
反射型液晶表示装置70cにおける光学的反射面は、導光板73−ARコート層91間とARコート層91−光学接着剤92間になる。これらの光学的界面における屈折率は、それぞれ1.5と1.34であり、表2に示すように、空気との界面と比べて1/10以下の界面反射しか起こらない。加えて、表3より、屈折率1.34の場合の全反射角(臨界角)は約60度と大きく、導光板中で光を全反射させる条件もそれほど厳しくならない。
【0136】
光源75から出射した光L−30(L−32)のうち反射電極87で反射する正規な光L31の割合が多くなる。尚、導光板の上面にもARコート層91を被覆するため、光量が増加する。単層のARコートであれば、製造コストはそれほど高くならない。
【0137】
液晶パネルのみの場合のコントラストが20程度、一般的な構造のフロントライトを適用した場合には、コントラストが約5であるのに対して、本実施例によるフロントライトを適用するとコントラストが12と大きな値が得られた。
【0138】
図16は、本実施の形態の変形例による反射型液晶表示装置の断面図である。
【0139】
図16に示すように、導光板73と偏光板81との間にそれらの周囲にシール材95が配されており、その間に、液状の低屈折率層97が挟持されている。
【0140】
液状の低屈折率層97としては、フロロシリコーンオイルが用いられる。例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のFS1265−300csを用いれば良い。この材料の屈折率は1.381である。その他、3M社製のフッ素系不活性液体であるフロリナート(屈折率1.24から1.30)や、純水(屈折率1.38)、エチルアルコール(屈折率1.35)を用いることもできる。
【0141】
反射型液晶表示装置70dにおいても、光源75から出射した光L40(L42)のうち反射電極87で反射する光L41の割合が多くなる。この反射型液晶表示装置を用いると、大きいコントラストを得ることができた。
【0142】
次に偏光板を用いない高分子分散型液晶表示装置について説明する。高分子分散型(PDLC)液晶を用いる液晶表示装置は、偏光板を用いる必要がないため、明るい表示を実現する可能性を秘めているが、高分子層により光の散乱性が小さい上に光の損失が大きいという問題がある。光の散乱性については、液晶層面に浅い凹凸をつけて増大させる技術が知られているが、正反射方向の散乱が増大して、液晶面に垂直に出射する光量はほとんど増えないという問題がある。
発明者は、液晶面の凹凸の度合いを大きくすることにより光の集光性を増加させる技術を提案した。このような技術を使用することにより、外光の入射方向に関係なく液晶で変調された画像光をほぼ垂直方向に集光させることができ、正面輝度の高い液晶表示装置を製造することができるであろう。
【0143】
発明者が先に提案した配向シートの原理及び動作について図17及び図18を参照して説明する。図17は、配向シートの概略構造を示す図である。図18は、配光角と光の強度との関係を示すグラフである。
【0144】
配光シート200は、全面にわたって平坦な表面を有するベース部201と、ベース部201の一表面側に形成される配光制御部202とを有している。配光制御部202は、平坦な表面を有する平坦部202aと、平坦部202aからベース部201とは反対側に突出する多数の突出部202bとを有している。突出部202bは、平坦部202aの外周を囲むように、例えば規則的に設けられている。突出部202bは先端に向けて幅が狭くなっている。配光シート200への入射光211は、前述のように配光シート200の表面に対する法線方向の光成分211aと斜め方向の光成分211bとを有している。
【0145】
平坦部202aから出射する光212のうち、突出部202bによって規定される所定の角度範囲(図では0からθ11まで)内の光212aのみが突出部202bよりも外まで出射される。θ11よりも大きい角度を有する斜め光は、突出部202bにおいて散乱するか透過するか反射して広い角度範囲の光213が生成される。
【0146】
図18に、図17に示す光のうち、光212の光強度の角度分布をD212で示す。光213の光強度の角度分布をD213で示す。
【0147】
図18に示すように、光212は−40度から40度の範囲の配光角を有している。光213は、−80度から80度にかけての広い範囲の配光角を有している。実際の出射光の配光角は、D212とD213とを加えたものとなる。突出部202bを設けることにより、配光角として−40度から40度の間の比較的垂直に近い光を主成分として出射させることができる。
【0148】
以上に説明した原理による配光シートを利用した散乱型液晶表示装置について以下に説明する。
【0149】
本発明の第4の実施の形態による散乱型液晶表示装置について、図19から図21までを参照して説明する。
【0150】
散乱型液晶表示装置の作製手順について説明する。図19に示すように、まず、第1の透明ガラス基板301上に、例えばITO(Indium Tin Oxide)により形成される複数の透明画素電極303と黒色ポリイミド305とをフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。黒色ポリイミド305は、隣接する画素の透明画素電極303間に形成される。黒色ポリイミド305上に、バス電極307を形成する。バス電極307は、画素電極に信号電荷を送るための電極である。
【0151】
次いで第1の透明ガラス基板301上に、透明ポリイミド層308を形成する。透明ポリイミド層308は、透明画素電極303領域上に形成され、多数の突起を有する突起形成部308aと、黒色ポリイミド305領域上に形成されている比較的平坦な上面を有する平端部308bとを有している。高分子分散型液晶(PDLC)の高分子は、整列した状態の液晶ドロップレット中の液晶分子とほぼ等しい屈折率を有しているのが好ましい。このようにすれば、光が界面で屈折せずにスムーズに進行する。また、透明ポリイミド層308は、高分子分散型液晶層中の液晶分子とほぼ等しい屈折率を有している好ましい。このようにすれば、上記の光が透明ポリイミド層中をもスムーズに進行できる。
【0152】
突起形成部308aは、第1の透明ガラス基板301が配置されている方向から反対方向に向けて先が細くなっているやや円錐状の形状を多数有している。従って、突起形成部308aに形成された突起の間に凹部308cが形成されている。凹部308は、第1の透明ガラス基板301に向けて、先が細くなっている。
突起は、一画素領域中に多数形成されている。
【0153】
平坦部308bは、透明ポリイミド層308及びバス電極307上にやや広い平坦な上面を有しており、バス電極307上に沿って画素領域ごとに区画する位置に形成されている。尚、バス電極307直下の黒色ポリイミド305は、第1の透明ガラス基板301から入射する入射光hνがバス電極307によって反射されるのを防止するために設けている。
【0154】
第2の透明ガラス基板331上の全面に共通電極315が形成され、その共通電極315の上に黒色ポリイミド層318が形成されている。
【0155】
第1の透明ガラス基板301と、第2の透明ガラス基板311とを透明画素電極303と共通電極315とが向き合うように配置し、基板310及び基板311を、例えばガラス基板の外周部に配置されたシール材(図示せず)により貼り合わせ、空セルを作製する。
【0156】
空セル内に、高分子マトリックス前駆体と液晶組成物とからなる高分子分散液晶材を注入する。高分子マトリックスを重合させることにより、高分子分散液晶層(以下「散乱型液晶層」という)EMを形成した。
【0157】
尚、光散乱性を有する層を形成するためには、高分子に液晶ドロップレットを分散させた高分子分散型液晶(PDLC)のほかに、網目構造体の隙間に液晶を含浸させた構造物などを用いることができる。液晶自身の散乱性をスイッチできるものであっても良い。
【0158】
図20(A)から(C)までに散乱型液晶層の概略構造を示す。図20(A)は、散乱型液晶層EMを散乱型液晶表示装置の側方からみた図である。図20(B)は、散乱型液晶層EMを図20(A)の下方からみた平面図である。図20(C)は図20(B)の変形例を示した平面図である。
【0159】
図20(A)に示すように、散乱型液晶層EMは、多数の液晶ドロップレットEDの集合体により形成されている。本実施の形態においては、液晶組成物としてネマチック液晶組成物を用いた。高分子マトリックス前駆体として、アクリレート系のモノマーとオリゴマーの混合物を用いた。高分子マトリックスは、紫外線重合(重合開始材はチバガイギ社のダロキュア1173を使用)により形成した。
【0160】
尚、ネマチック液晶組成物の代わりにコレステリック液晶組成物やホメオトロピック液晶組成物など他の液晶組成物を使用することも可能である。アクリレート系のモノマーとオリゴマーの混合物の代わりに、メタクリレート系など他の高分子材料、液晶組成物に近い光学特性(特に屈折率楕円体)をもつ液晶高分子系などを用いることもできる。
【0161】
また、重合反応は加熱によって重合させることもでも可能である。但し、熱重合を用いると重合の進行が遅くなり、液晶ドロプレットの径が大きくなる傾向がある。従って、散乱性が良好で、かつ、微細な液晶ドロップレット(直径が1μm前後のもの)を、熱重合により再現性よく製造するためには、重合温度を低くするか、又は、材料の粘度を大きくするか、又は、温度分布を均一にする必要がある。熱重合による方法では、重合条件を厳密に維持する必要がある。
【0162】
さらに、高分子マトリックス前駆体として液晶組成物に近い光学特性(特に屈折率楕円体)をもつ液晶高分子系のモノマー及びオリゴマーを用いる場合には、基板に垂直方向に電界を印加して状態で光を照射することにより光重合反応を行う。
【0163】
図20(A)に示すように、本実施の形態による技術を用いると、多数の液晶ドロップレットEDが高分子マトリックスE1中に凝集している散乱型液晶層EMを精度良く形成することができる。より詳細にみると、液晶ドロップレットED中に多数の液晶分子E2が内包されている。
【0164】
図19と図20(A)及び図20(B)とを参照すると、透明ポリイミド層308の突起形成部308aの各突起の形状に沿って散乱型液晶層EMが形成される。より詳細には、突起形成部308aの各突起の先端部が散乱型液晶層EMの凹部350に、透明ポリイミド層308の突起の基端部が散乱型液晶層EMの凸部353に対応する。凹部350と凸部353との間に傾斜部355が形成される。このような凹凸部を形成する方法としては、例えば、以下の2つの方法のうちのいずれかを用いることができる。
【0165】
先ず、基板上に均一屈折率層を形成し、次いで、フォトレジストを塗布する。フォトレジストを所望の形状にパターニングした後、均一屈折率層をエッチングして凹凸を形成する。次いで、空セルを形成するためのパネル化工程を行い、例えば光重合性のモノマー液晶の混合物を空セル内に注入する。光重合を行うことにより凹凸形状を有する散乱型液晶層を備えた液晶パネルを形成することができる。
【0166】
別の方法としては、まず、揮発性の液体中に微粒子状の液晶を混ぜて液状物を形成する。次いで、この液状物を基板上に塗布した後、この液状物中から揮発成分を蒸発させると、表面に凹凸が形成される。粘土の低い揮発性の液体を使用し、電界を印加しつつ液体を蒸発させると、凹凸の差(振幅:H)が大きくなる。この方法では、液晶層を凹凸にすることができる。
【0167】
散乱型液晶層EMの凹部と凸部との間の振幅Hと、凹部と凸部との間のピッチPとの関係は、概ねHがPの0.5倍、或いはそれ以上であることが好ましい。
【0168】
尚、散乱型液晶層EMの凹凸の形状は、図20に示すように表面が略サインカーブを描くような形状の他にも、例えば、断面が矩形の突出部を有する形状、断面が三角形の突出部を有する形状、などを用いることもできる。凹凸形状を有していれば、特に断面の形状は限定されない。
【0169】
また、液晶を分散させた光硬化性材料を基板上に塗布し、光硬化性材料の上面に、表面に凹凸の形状を有する型を当てる方法で凹凸を形成することも可能である。フォトリソグラフィ技術とエッチング(オーバーエッチング)の技術を用いて凹凸を形成しても良い。
【0170】
尚、図20(C)に示すように、高分子液晶層EMは、凹部350が円錐の表面に沿う形状を有し、複数配置された凹部350の周囲に凸部353が形成される構造を有していても良い。
【0171】
図19に示す液晶表示装置Fの共通電極315と透明画素電極303との間の距離は、およそ20μm(散乱液晶領域EMの厚さは、薄いところで10μm程度、厚いところでは20μm程度であり、凹凸形状の凹部と凸部との間のピッチはおよそ10μm程度)である。透明画素電極303と共通電極315の間に印加される印加電圧を20V以内にすれば装置が正常に動作することがわかった。
【0172】
以上のようにして製造した反射型液晶表示装置の動作原理について図21を参照して説明する。
【0173】
図21は図19に対応する図である。
【0174】
図21に示す散乱型液晶表示装置Fには、簡単のため第1の画素320aと第2の画素320bとの2つの画素のみが示されている。透明画素電極303と共通電極315との間には、両電極303、315間に電圧を印加するための電圧印加手段323が設けられている。電圧印加手段323は、交流電源325とスイッチ327とを備えている。さらに、第1の透明ガラス基板301の裏面側から光(hv)を入射させるためのフロント照明系340を備えている。フロント照明系340は、第1の透明ガラス基板301に平行に配置された導光板341と、導光板341の一端面に配置された光源343aと反射カバー343bとを備えている。
【0175】
フロント照明系340を用いて第1の透明ガラス基板301の裏面側から光(hv)を入射させる。入射光hvは、第1の透明ガラス基板301側から散乱液晶領域EM中に入射する。第2の画素320bに示すように、スイッチ327をオンすると、透明画素電極303と共通電極315との間に電界が印加される。液晶ドロップレット中の液晶分子E2は基板面に対して概ね鉛直に配列する。入射光hvは散乱されずに共通電極315上の黒色ポリイミド318に吸収され、第2の画素320bは黒表示となる。
【0176】
第1の画素320aに示すようにスイッチ327をオフすると、透明画素電極303と共通電極315との間に電界が印加されない。液晶分子E2は液晶ドロプレットEDと高分子マトリックスE2の境界面において、垂直または平行に配列する。例えば液晶分子E2がネマチック液晶の場合には境界面に平行に配列し、液晶分子E2がホメオトロピック液晶の場合には、境界面に垂直に配列する。いずれの配列においても、入射光hvは上記境界面付近において散乱する。散乱光SLの大部分は、反射される。反射されて戻ってくる反射光ELは、再び第1の透明ガラス基板301を透過し、観視者の目に入る。従って第1の画素320aは白表示になる。散乱光SLは、散乱型液晶層EMの形状効果、すなわち、図17及び図18を参照して説明した上述の原理に基づき、基板に鉛直な方向を主成分とする光に変換されるので、出射光の垂直方向の輝度が高まる。すなわち、上記の散乱反射の過程において、散乱反射光は、図20に示すような凹凸形状を有する散乱型液晶層EMの谷部350から出射する確率が高くなり、かつ、凸部308の山部353と谷部350との間の斜面355から出射する光は、基板301面に対して垂直方向に近い光はそのまま出射し、基板301面に対して垂直から遠い角度(水平に近い角度)の光は隣接する凸部308の液晶ドロップレットEDの領域に再び侵入して散乱される。この過程が連続する結果として、第1の透明ガラス基板301からの出射光ELは基板面に対して垂直方向の光の輝度が高くなる。
【0177】
以上説明した通り、本実施の形態による散乱型液晶表示装置においては、外光がいかなる方向から入射しても、原理的にほぼ垂直な方向に集光される。
【0178】
尚、散乱型液晶層EMのバインダである高分子マトリックスと、その凹凸形状を平坦化するための透明ポリイミド層308との屈折率の差が小さい方が望ましい。両者の間の屈折率の差が大きいと、透明画素電極と共通電極との間に電圧を印加した際に、高分子マトリックスと透明ポリイミド層との境界の凹凸面で光が散乱される。光が黒色ポリイミド層(吸収)318に到達せずに観視者側(表示光の出射側)に散乱反射される確率が高まり、コントラスト低下の原因になる。
【0179】
液晶ドロップレットの密度、実効的な屈折率、大きさなどを調整することにより、光の散乱機能を調整することができる。特に、液晶ドロップレットの直径が5μm程度かそれ以下の場合には、上述のようにドロップレットの散乱特性が顕著になり、反射型液晶表示装置から出射される光の光量が増加する。
【0180】
尚、液晶ドロップレットの直径を1μm以下にすると、可視光の波長と液晶ドロップレットの直径とが同程度になる。従って、光の散乱現象における波長依存性が大きくなる。直径の異なる液晶ドロップレットを混合して液晶層を形成することにより、表示における色ムラが低減する。
【0181】
以上、説明したように、本実施の形態による散乱型液晶表示装置においては、出射光が基板面に垂直な方向に集光される。液晶パネルの観視者は散乱型液晶表示装置をほぼ垂直に見ることができるため、表示が明るくなる。
【0182】
従って、本実施の形態による散乱型液晶表示装置においては、入射光を基板面に対して垂直な方向に光を修正することにより、一般的な散乱型液晶表示装置の数倍から数十倍の明るい表示を実現できる。
【0183】
また、前述のような集光効果を与える光散乱性液晶として、高分子に液晶ドロプレットを分散した高分子分散型液晶(PDLC)、網目構造体の隙間に液晶を含浸させた構造物などが可能である。液晶自身の散乱性がスイッチできるものであっても良い。
【0184】
次に、本発明の第4の実施の形態の第1変形例による散乱型液晶表示装置について、図22を参照して説明する。
【0185】
図22に示す散乱型液晶表示装置は、図19に示す散乱型液晶表示装置とほぼ同じ構造を有しているが、入射光が共通電極が形成されている基板側から入る構造となっている点で異なる。
【0186】
図22に示すように、まず、第1の透明ガラス基板401上に、画素領域を確定する黒色ポリイミド407を形成する。黒色ポリイミド407は、隣接する画素領域間に形成される。その上に、例えばITOにより形成される透明共通電極427を形成する。次いで第1の透明ガラス基板401上に、透明ポリイミド層408を形成する。透明ポリイミド層408は、黒色ポリイミド層407領域上に形成されている平端部408bとそれ以外の領域に形成され多数の突起を有する突起形成部408aとを有している。突起形成部408aに形成される突起は、第1の透明ガラス基板401が配置されている方向から反対方向に向けて先が細くなっている。
【0187】
第2のガラス基板411上(図では下)の画素領域の隙間にバス電極407を形成する。バス電極407間に隙間を空けて画素電極403を多数形成する。その上に黒色ポリイミド層418を全面に形成する。
【0188】
第1の透明ガラス基板401と、第2の透明ガラス基板411とを透明画素電極403と共通電極415とが向き合うように配置し、基板401及び基板411が、例えばガラス基板の外周部に配置されたシールSにより貼り合わせ、空セルを作製した。次いで、高分子マトリックスによって多数の液晶ドロップレットが分散された分散型液晶層EMを形成する。
【0189】
図22に示す反射型液晶表示装置においては、共通電極427が形成されている第1のガラス基板401の裏面(第2のガラス基板411と反対側)から光を入射させる。反射型液晶表示装置の動作は、図21に示す反射型液晶表示装置の動作と基本的に同じである。
【0190】
図23は、本発明の第4の実施の形態による反射型液晶表示装置又はその変形例による反射型液晶表示装置を用いて表示装置を形成した場合の全体構造を示す概略図である。
【0191】
図23に示すように、表示装置Hは、液晶パネルFとフロント照明装置340とを有している。
【0192】
液晶パネルFは、図19又は図22に示す液晶パネルの主要部のみを示している。他の構成は図19又は図22に示す構成と同様である。
【0193】
図23に示すように、液晶パネルFは、光の吸収層318とその上に形成され上面に凹凸を有する散乱型液晶層EMと、その上に形成され凹凸を平坦化する透明樹脂層308aと、を有している。図23に示す液晶パネルFは、図19又は図22に示す液晶パネルとは上下が反対に描かれている。液晶パネルFの上にギャップ部Gを有してフロント照明装置340が配置されている。フロント照明装置340は、例えばアクリル製の導光板341と、その一端面に配置される発光源343とを有している。光源343は、冷陰極管(発光素子)343aとリフレクタ343bとを有している。
【0194】
導光板341から出射した光hνは、液晶パネルF内に入射する。液晶パネルFの上面から入射した光は、透明樹脂膜308aを通って散乱型液晶層EM中に入射する。ところで、フロント照明装置340から散乱型液晶層EM中に入射する光および外光は、液晶パネルFの表面の法線から0度から42度傾いた光が液晶層に入射する。このような光hνが散乱型液晶層EM中において散乱されると、液晶パネルFの表面の法線にほぼ平行な光を主成分とする反射光となる。従って、一般的な散乱型液晶層を有する反射型液晶表示装置の場合に比べて垂直方向から見た場合に数倍から数十倍程度明るい表示が可能となる。
【0195】
本実施の形態による反射型液晶表示装置においては、出射光が基板面に垂直な方向に集まる。液晶パネルの観視者は反射型液晶表示装置をほぼ垂直に見るため、表示が明るくなる。
【0196】
次に、上記の実施の形態による分散型液晶層を走査型バックライトに適用した例について説明する。
【0197】
従来から液晶表示装置等のバックライトとして用いられている装置は、フレーム期間中、点灯しつづける必要があった。従って、液晶表示装置に動画を表示させた場合に、画像の輪郭がぼけるように見えることがあった。このような現象を防止するためには、(1)フレーム期間中の所定の時間だけ、液晶表示素子を黒表示にする、いわゆる光シャッタを用いる方法、(2)フレーム期間中の所定の時間部分だけ、サイドライト型バックライトを消灯する方法、(3)液晶の直下に多数の冷陰極管を所定の間隔で並列に配置した構造を有するバックライト(直下型バックライト)において、フレーム期間中に冷陰極管を一端側から順番に点灯した後、消灯していく工程を繰り返す方法などが既に考案されている。
【0198】
しかしながら、(1)の方法では、液晶の応答速度は遅いため、十分な効果を得ることができない。(2)の方法では、液晶表示装置の画素が上側から順番に書き込まれるのに対して、画素全面が一度に消灯、点灯するため効果の無い画素領域が存在すること、輝度むらが生じやすいなどの問題が生じている。(3)の方法は、冷陰極管の数を多くすると製造コストが上がり、また消費電力も大きくなる点、装置が大型化してしまう点などの問題があった。
【0199】
そこで、発明者は、上記第6の実施の形態による反射型液晶表示装置において適用された凹凸を有する散乱型液晶層をスキャン型バックライトに適用することを思い付いた。
【0200】
以下、散乱型液晶層を適用したスキャン型バックライトの原理について図24(A)及び図24(B)を参照して説明する。
【0201】
図24(A)は、スキャン型バックライトの概略構成を示す図である。図24(B)は、スキャン型バックライトの動作原理を示す図である。
【0202】
図24(A)に示すように、スキャン型バックライトSB1は、電極311と、その上に形成され表面に凹凸を有する散乱型液晶層EMと、その上に形成された平坦化透明樹脂層308と、その上に形成された透明電極303とを含む板状体である。電極311と散乱型液晶層EMとの間には、空気層又は反射層G1が形成されている。透明樹脂層308と透明電極303との間には、空気層又は反射層G2が形成されている。板状体の一端面には、光源(発光素子)401aと反射板401bとを含むサイド照明系401が配置されている。透明電極303の上方には、被照射体、例えば液晶パネルFが配置されていても良い。電極311は、例えば一方が紙面の表側から裏側に向けて延びる帯状の電極の組(図では5つの電極に分割されている)で構成され、一部領域にのみ電圧を印加しない電圧無印加領域が形成できる。尚、平坦化透明樹脂層308は、散乱型液晶層EMとほぼ同じ屈折率を有しているのが好ましい。
【0203】
図24(B)に示すように、電圧印加領域VAでは、散乱型液晶層EM中の液晶分子が、例えば液晶の長軸が基板の法線に平行になるように並ぶ。サイドライト401から入射した光hvは、散乱型液晶層EM中において散乱されない。従って、観察者側(図24において上側)には光が出射せず、この領域VAの液晶パネルFは黒表示となる。サイドライトの代わりにバックライトBLを配置した場合には、電圧印加領域VAが照明領域となる。
【0204】
一方、電圧無印加領域VNにおいては、光hvが散乱型液晶層EM中において散乱される。光hνは観察者側に出射する。従って、この領域VNの液晶パネルFは白表示となる。サイドライトの代わりにバックライトBLを配置した場合には、電圧無印加領域VNが非照明領域となる。
【0205】
上記スキャン型バックライトSB1をバックライトとする液晶表示装置を形成する場合には、液晶パネルFとしては、多岐にわたる構造のものを適用することができる。
【0206】
上記スキャン型バックライト及びそれを用いた表示装置に関して具体的に説明する。
【0207】
本発明の第5の実施の形態によるスキャン型バックライトについて図25及び図26を参照して説明する。
【0208】
図25は,スキャン型バックライトの構造を示す断面図である。図26は、スキャン型バックライトを走査するのに用いる走査線駆動回路を含むスキャン型バックライトの概略構成を示す平面図である。
【0209】
図25に示すように、スキャン型バックライトSB1は、基板311と、その上に形成された共通電極315とその上に形成されたフッ素系液体層309bと、その上に形成され表面に凹凸を有する散乱型液晶層EMと透明ポリイミド層308とを含む。透明基板301が、基板311と対向して配置されており、透明基板301の下面には、多数の透明電極303が形成されている。透明電極303は、例えば紙面の手前側から奥側に向けて延びる帯状の電極である。透明電極303の間には、画素領域を画定するように黒色ポリイミド層305とその上に形成されるバス電極307とが形成されている。その上には、フッ素系液体層309aが形成されている。
【0210】
液状のフッ素液体層309a中には、柱状部材やビーズが配置されている。これらの部材を用いれば、散乱型液晶層EMと透明ポリイミド層308との間の所定のスペースを保持することができる。
【0211】
基板311と透明基板301の間に、透明ポリイミド308が上記凹凸を平坦にするように形成されている。フッ素系液体層309a及び309bは、例えば3M社製のフロリナートFC40を用いるのが好ましい。尚、フッ素系液体層の代わりにフッ素ポリマー層を用いても良い。フッ素ポリマー層としては、旭硝子社製のサイトップを用いることができる。これらの材料は、いずれもその屈折率が1.3程度であり、散乱型液晶層と均一な屈折率を有する透明ポリイミド308(屈折率1.5以上)とにより形成される基板内部の領域内に光を導くには十分な条件を有している。
【0212】
液晶層を構成する組成物は、例えばネマチック液晶組成物を用いるとともに、高分子マトリックス前駆体および均一屈折率領域の材料として、液晶組成物に近い光学特性(屈折率楕円体)を有する液晶高分子を構成することができる材料、例えばネマチック液晶組成物に近い組成の側鎖を有するメタクリレート系モノマー及びオリゴマーの混合物を用いることができる。
【0213】
図26は、スキャン型バックライトSB1に含まれる帯状の透明電極303と、これを走査するための走査線駆動回路C1との配置を示す平面図である。図25は図26のXXV−XXV線断面図に相当する。図26に示すように、スキャン型バックライトSB1には、行方向に延びるn本の透明電極303が形成されている。これらの透明電極は走査線駆動回路C1により駆動される。
【0214】
走査線駆動回路C1は、例えば各電極に電流端子のうちの1つであるドレイン端子Dが接続されたトランジスタTrを含む。他方の電流端子であるソース端子Sには、所定の電圧が印加されている。走査回路C11により各トランジスタTrの制御端子であるゲート端子Gに電圧を印加してトランジスタTrをオンしておき、1本の透明電極に接続されるトランジスタTrのゲート端子Gにのみトランジスタをオフする電圧を印加すれば、その透明電極のみに電圧が印加されなくなる。オフするトランジスタを順次変えていけば、電圧が印加されない透明電極303を順次走査することができる。
【0215】
他の方法としては、トランジスタを用いずに、STN液晶の場合と同様に単にスイッチを設けておき、このスイッチを順次開閉する方法を用いても良い。対向電極には、常に電圧Vを印加しておく。(n−1)本のライン電極(走査線)には常に0Vが印加され、残る1本のライン電極に対しては、1/nフレームだけV(volt)の電圧を印加すると、この1本の電極に対応する領域の液晶層には実効的な電圧が印加されず、この領域を非電圧印加領域とすることができる。対向電極に電圧Vを印加しておく上記の方式は、ライン電極を形成する場合の他に、例えばアクティブマトリックス型の駆動方式にも適用可能である。
【0216】
上記の装置をアクティブマトリックス型として用いることもできる。図27は、図25に示す装置を液晶表示装置として用いた場合の構造を示す平面図である。
【0217】
図27は、アクティブマトリックス型液晶表示装置の回路構成例を示す概略的な等価回路図である。
【0218】
アクティブマトリックス型液晶表示装置は、横長の長方形の形状を有する表示部810と、表示部810の周辺に配置される走査線駆動回路C1と信号線駆動回路C2を含む周辺回路部Cとを含む。
【0219】
多数の信号線811が、表示部810の領域内において列方向に延びている。各信号線811により、例えばRGB等のカラー画像情報を伝達することもできる。多数の走査線815が、表示部810の領域内において行方向に延びている。各走査線815は、対応する行の画素を選択する。信号線811と走査線815との各交点に画素821が配置される。表示部810全体には、多数の画素がマトリックス状に配置されている。画素TFTはシングルゲートTFTを用いている。
【0220】
画素TFT825のソース電極Sは、信号線811と接続されている。画素TFT825のゲート電極Gは、走査線815と接続されている。画素TFT825のドレイン電極Dには、液晶セル823と蓄積容量827とが並列に接続されている。
【0221】
画素821に含まれる蓄積容量827は、対応する走査線の選択時間に、信号線811から注入された信号電荷を受け、次の選択時間まで蓄積する。蓄積容量827は、必要に応じて設けられる。蓄積容量827を設けない場合、例えば画素TFT825がリークすると画素電極の電圧が容易に変化してしまう。蓄積容量827は、蓄積された電圧を保持するのに有効である。
【0222】
次に、本発明の第5の実施の形態の第1変形例によるスキャン型バックライトについて図28を参照して説明する。
【0223】
図28に示すスキャン型バックライトSB2は、基板311側に透明電極303とバス電極307とが形成され、透明基板305側に共通電極315が形成されている点で図25に示すスキャン型バックライトSB1と異なる。その他の構成はほぼ同じであるので、説明は省略する。
【0224】
図28に示す構造を用いても、上述のスキャン型バックライトや液晶表示装置を形成することができる。
【0225】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業者に自明であろう。
【0226】
尚、本願明細書に記載されている発明に関して、特許請求の範囲に記載した発明と併せて、以下に付記する発明についても抽出可能である。
【0227】
(付記1)反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記光源から出射され前記導光板内を伝播する光の主方向の前記反射型液晶パネル上への射影と前記偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置。(1)
(付記2)反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記光源から出射され前記導光板内を伝播しつつ前記導光板から前記偏光板に向けて出射する光の主方向の前記反射型液晶パネル上への射影と前記偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が、0度よりも大きく、かつ、40度以下である反射型液晶表示装置。(2)
(付記3)反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記光源から出射され前記導光板内を伝播しつつ前記導光板から前記偏光板に向けて出射する光の主偏光の方向の前記反射型液晶パネル上への射影と、偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置。(3)
(付記4)反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、前記反射型液晶パネルに入射する光の主偏光の方向の前記反射型液晶パネル上への射影の方向と、偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置。(4)
(付記5)前記主偏光は、P偏光又はS偏光である付記3又は4に記載の反射型液晶表示装置。
(付記6)前記導光板が、前記液晶パネルに対して前記光源に近づくにしたがって前記液晶パネルの表面から遠ざかるように傾斜可能とされている付記1から5までのいずれか1に記載の反射型液晶表示装置。
(付記7)さらに、前記導光板と前記偏光板との間に設けられた位相差板を含み、前記位相差板の光学軸が、前記射影と前記吸収軸との成す角のうち小さい方の角度と90度との間に配置される付記1から6までのいずれか1に記載の反射型液晶表示装置。
(付記8)前記位相差板が、半波長板である付記7に記載の反射型液晶表示装置。
(付記9)導光板と、該導光板の側面に配置される光源とを備えた照明装置であって、前記導光板の平坦な一表面に、該一表面から第1の角度で立ち上がる第1の傾斜面と、該第1の傾斜面と隣接して形成され前記第1の角度よりも大きな第2の角度で立ち上がる第2の傾斜面と、により形成される凸部を複数備えており、前記第2の傾斜面上に光を透過しない遮光層が設置されていることを特徴とする照明装置。(5)
(付記10)前記傾斜面上に形成された遮光層と、前記第2の傾斜面の間に、前記導光板の屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折率層が形成されていることを特徴とする付記9に記載の照明装置。
(付記11)前記遮光層が、反射層であることを特徴とする付記9又付記10に記載の照明装置。
(付記12)前記遮光層が光吸収層であることを特徴とする付記11に記載の照明装置。
(付記13)前記遮光層が、前記第2の傾斜面の反射層と、その上に配置される吸収層とを含むことを特徴とする付記9又は付記10に記載の照明装置。
(付記14)平坦な一表面に、該一表面から第1の角度で立ち上がる第1の傾斜面と、該第1の傾斜面と隣接して形成され前記第1の角度よりも大きな第2の角度で立ち上がる第2の傾斜面と、により形成される凸部を複数備えた導光板と、該導光板の側面に配置される光源と、を備えた照明装置と、前記一表面と反対側の表面に対向配置される反射型液晶パネルと、前記導光板と前記反射型液晶パネルとの間に配置された偏光板と、該偏光板と前記導光板との間に形成され前記導光板よりも屈折率の低い低屈折率層とを含む反射型液晶表示装置。(6)
(付記15)前記低屈折率層は、フッ素系樹脂又はフッ素系液体であることを特徴とする付記10から14までのいずれか1項に記載の反射型液晶表示装置。
(付記16)透明な第1の基板と、該第1の基板上に形成された第1の電極と、第2の電極が形成され、光吸収能を備えた第2の基板と、前記第1の電極と前記第2の電極とが対向するように前記第1の基板と前記第2の基板とを配置した状態で前記第1の電極上に形成され、表面に凹凸を有し、ほぼ均一な屈折率を有する均一屈折率層と、両基板間に挟持され前記均一屈折率層との間に界面を形成する液晶層と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することができる電圧印加手段とを含み、前記界面の凹凸の振幅Hが、該凹凸のピッチPの0.5倍以上である反射型液晶表示装置。(7)
(付記17)前記液晶層が、多数の液晶分子を含む液晶塊を高分子中に分散させた高分子分散型液晶(PDLC)である付記16に記載反射型液晶表示装置。
(付記18)前記均一屈折率層が、整列した液晶塊の液晶分子と略等しい屈折率異方性を有する付記16に記載の反射型液晶表示装置。
(付記19)さらに、前記第1の基板に近接して設けられた照明装置を含む
付記16から18までのいずれか1に記載の反射型液晶表示装置。
(付記20)透明な第1の電極と、該第1の電極上に形成され、表面に凹凸を有し、ほぼ均一な屈折率を有する均一屈折率層と、該均一屈折率層上に形成され、該均一屈折率層との間に界面を形成するとともに、印加電圧を変化させることにより光散乱性を変化させることができる散乱型液晶層と、該散乱型液晶層上に形成される第2電極と、を含む板状部材と、該板状部材の一端に配置される発光素子と、を含む照明装置。(8)
(付記21)前記第1の電極又は前記第2の電極のうちの少なくともいずれか一方は、平行に配置された複数のライン状電極を含み、前記電圧印加手段は、複数の前記ライン状電極のうちのいずれかを順次選択して電圧を印加しない状態にする選択回路を含む付記20に記載の照明装置。
(付記22)前記第1の電極と前記散乱型液晶層又は前記均一屈折率層との間に、前記均一屈折率層よりも低い屈折率を有する低屈折率層が形成されている
付記20又は21に記載の照明装置。
(付記23)透明な第1の基板と、該第1の基板上に形成された透明な第1の電極と、該第1の電極上に形成され、表面に凹凸を有し、ほぼ均一な屈折率を有する均一屈折率層と、該均一屈折率層上に形成され、該均一屈折率層との間に界面を形成するとともに、印加電圧を変化させることにより光散乱性を変化させることができる散乱型液晶層と、第2の基板と、該第2の基板上に設けられ、前記散乱型液晶層と接して形成される第2電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することができる電圧印加手段とを含み、前記第1又は第2の電極のうちのいずれか一方が画素領域ごとに区画されている液晶パネルと、該液晶パネルと対向して配置される板状部材と、該板状部材の一端に配置される発光素子とを含む照明装置と、を含む液晶表示装置。(9)
(付記24)前記第1の電極と前記散乱型液晶層又は前記均一屈折率層との間に、前記均一屈折率層よりも低い屈折率を有する低屈折率層が形成されている付記23に記載の液晶表示装置。
【0228】
【発明の効果】
PDLC方式や偏光板組み合わせ方式による液晶表示装置において、輝度を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は、偏光板組み合わせ方式を用いた反射型液晶表示装置の斜視図であり、図1(B)は、導光板からの出射光の偏光方向と光量との関係を示す図である。
【図2】 図2(A)は、本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表示装置の構造を示す斜視図であり、図2(B)は、反射型液晶表示装置を上から見た場合の、偏光板の吸収軸と偏光板に入射する光の射影との位置関係を示す図であり、図2(C)は、反射型液晶表示装置を側方から見た場合の構造を示す図である。
【図3】 反射型液晶表示装置に含まれる液晶パネルの構造を示す断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の第1変形例による反射型液晶表示装置の構造を示し、図4(A)から図4(C)までは、図2(A)から図2(C)までに対応する図である。
【図5】 反射型液晶パネルへの光の入射角度と輝度及びコントラストの関係を示す図である。
【図6】 図6(A)から図6(D)までは、本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表示装置をノート型パーソナルコンピュータ(PC)に適用した構造を示す図である。
【図7】 図7(E)から図7(G)までは、本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表示装置をノート型パーソナルコンピュータ(PC)に適用した構造を示す図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態の第2変形例による反射型液晶表示装置の構造を示し、図8(A)から図8(C)までは、図2(A)から図2(C)までに対応する図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態の第3変形例による反射型液晶表示装置の構造を示し、図9(A)から図9(C)までは、図2(A)から図2(C)までに対応する図である。
【図10】 一般的なプリズム型導光板の構造を示す図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態による反射型液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態の変形例による反射型液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態による反射型液晶表示装置の概略構造を示す断面図である。
【図14】 反射型液晶表示装置の一原理を示す図である。
【図15】 本発明の第3の実施の形態による反射型液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【図16】 本発明の第3の実施の形態の変形例による反射型液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【図17】 配光シートの構造を示す図である。
【図18】 図17に示す配光シートを用いた場合の配光角と光の強度との関係を示す図である。
【図19】 本発明の第4の実施の形態による反射型液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【図20】 散乱型液晶層の概略構造を示す図であり、図20(A)は散乱型液層層の側面図、図20(B)は平面図、図20(C)は図20(B)の変形例による液晶層の平面図である。
【図21】 図19に示す反射型液晶表示装置の動作原理を説明するための図である。
【図22】 本発明の第4の実施の形態の第1変形例による反射型液晶表示装置の構造を示す断面図である。
【図23】 本発明の第4の実施の形態の第1実施例及び第2実施例による反射型液晶表示装置を用いた表示装置全体の構造を示す図である。
【図24】 図24(A)及び(B)は、スキャン型バックライトの原理について示す図である。
【図25】 本発明の第5の実施の形態によるスキャン型バックライトの構造を示す断面図である。
【図26】 本発明の第5の実施の形態によるスキャン型バックライトの構造を示す平面図である。
【図27】 アクティブマトリックス型液晶表示装置の回路図である。
【図28】 本発明の第5の実施の形態の変形例によるスキャン型バックライトの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 導光板
3 偏光板
5 液晶パネル
7 照明装置
48 第1の傾斜面
49 第2の傾斜面
62 位相差板
81 低屈折率層
91 ARコート層
ED 液晶ドロップレット
E1 高分子マトリックス
EM 散乱型液晶層
E2 液晶分子
308 透明ポリイミド層
308a 突起形成部
350 凹部
353 凸部
355 傾斜部

Claims (2)

  1. 反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、
    前記光源から出射され前記導光板の側面より入射されて導光板内を伝播しつつ前記導光板から前記偏光板に向けて出射するP偏光の前記反射型液晶パネル上への射影と、偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置。
  2. 反射型液晶パネルと、該反射型液晶パネルの上に設けられた導光板と、前記反射型液晶パネルの液晶層と前記導光板との間に配された偏光板と、前記導光板の側面に配置される光源とを備え、
    前記反射型液晶パネルに入射するP偏光の前記反射型液晶パネル上への射影の方向と、偏光板の吸収軸との成す小さい方の角度が50度以上である反射型液晶表示装置。
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