JPH09297295A - 光学素子を用いた液晶表示素子及び光源並びに投写型表示システム - Google Patents
光学素子を用いた液晶表示素子及び光源並びに投写型表示システムInfo
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- JPH09297295A JPH09297295A JP8111749A JP11174996A JPH09297295A JP H09297295 A JPH09297295 A JP H09297295A JP 8111749 A JP8111749 A JP 8111749A JP 11174996 A JP11174996 A JP 11174996A JP H09297295 A JPH09297295 A JP H09297295A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 視角特性の良い液晶表示素子を実現するにあ
る。 【解決手段】 液晶表示素子は、平板状の光学的に等
方性な透明媒質2中に透明で光学的に等方性かつ前記透
明媒質2と屈折率の異なる球1が平板状透明媒質2の主
面に対して概略平行に平面状に並べた層を有する光学素
子24を有している。この光学素子24は、液晶セルの
対向基板9と偏光板4の間に設けられている。
る。 【解決手段】 液晶表示素子は、平板状の光学的に等
方性な透明媒質2中に透明で光学的に等方性かつ前記透
明媒質2と屈折率の異なる球1が平板状透明媒質2の主
面に対して概略平行に平面状に並べた層を有する光学素
子24を有している。この光学素子24は、液晶セルの
対向基板9と偏光板4の間に設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光線を拡散させる
光学素子を用いた液晶表示素子、及びその光学素子をス
クリーンに用いたリア・プロジェクタに関する。また、
その光学素子を拡散板に用いた拡散光源及びその拡散光
源を用いた液晶表示素子に関する。
光学素子を用いた液晶表示素子、及びその光学素子をス
クリーンに用いたリア・プロジェクタに関する。また、
その光学素子を拡散板に用いた拡散光源及びその拡散光
源を用いた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型軽量、低消費電力という大き
な利点をもつ液晶表示素子は、日本語ワードプロセッサ
やデスクトップパーソナルコンピュータ等のパーソナル
OA機器の表示装置として積極的に用いられている。液
晶表示素子(以下、LCDと略称する。)のほとんど
は、ねじれネマティック液晶を用いており、表示方式と
しては、このなかでも旋光線モードと複屈折モードとの
2つの方式に大別できる。
な利点をもつ液晶表示素子は、日本語ワードプロセッサ
やデスクトップパーソナルコンピュータ等のパーソナル
OA機器の表示装置として積極的に用いられている。液
晶表示素子(以下、LCDと略称する。)のほとんど
は、ねじれネマティック液晶を用いており、表示方式と
しては、このなかでも旋光線モードと複屈折モードとの
2つの方式に大別できる。
【0003】旋光線モードのLCDには、例えば90゜
ねじれた分子配列をもつツイステッドネマティック(T
N)形液晶(TN−LCD)があり、原理的に白黒表示
で、高いコントラスト比と良好な階調表示性を示し、時
計や電卓、単純マトリクス駆動や、スイッチング素子を
各画素ごとに具備したアクティブマトリクス駆動で、ま
た、カラーフィルターと組み合わせたフルカラーの表示
の液晶テレビなど(TFT−LCDやMIM−LCD)
に応用されている。
ねじれた分子配列をもつツイステッドネマティック(T
N)形液晶(TN−LCD)があり、原理的に白黒表示
で、高いコントラスト比と良好な階調表示性を示し、時
計や電卓、単純マトリクス駆動や、スイッチング素子を
各画素ごとに具備したアクティブマトリクス駆動で、ま
た、カラーフィルターと組み合わせたフルカラーの表示
の液晶テレビなど(TFT−LCDやMIM−LCD)
に応用されている。
【0004】一方、複屈折モードの表示方式のLCDの
代表例としては、一般に90゜以上ねじれた分子配列を
もつスーパーツイストネマティック(STN;Supe
rTwisted Nematic)形液晶(STN−
LCD)があり、これは急峻な電気光学特性を有するた
め、各画素ごとに薄膜トランジスタやダイオードなどの
スイッチング素子を配せずとも、構造が単純で製造コス
トが低廉な単純マトリクス型電極構造を用いて、時分割
駆動により容易に大容量(大画面)表示を実現すること
ができる。
代表例としては、一般に90゜以上ねじれた分子配列を
もつスーパーツイストネマティック(STN;Supe
rTwisted Nematic)形液晶(STN−
LCD)があり、これは急峻な電気光学特性を有するた
め、各画素ごとに薄膜トランジスタやダイオードなどの
スイッチング素子を配せずとも、構造が単純で製造コス
トが低廉な単純マトリクス型電極構造を用いて、時分割
駆動により容易に大容量(大画面)表示を実現すること
ができる。
【0005】これらの液晶表示素子の画質上の重要な課
題として、視角特性の改善があり、様々な方法が提案さ
れている。代表的なTN−LCDの視角改善方法として
は、画素容量分割法( 例えば、K. R. Sarma, et. al.,
SID′89 Digest, pp148-150(1989))、画素配向分割法(
例えば、K. H. Yang, Conf. Record of IDRC′91, pp.6
8-72)、補償板を用いる方法(例えば、久武他:電子情
報通信学会論文誌,C-ll, vol.J76-C-ll, No.5, pp322-
328 (1993))などがある。また、TN以外の表示モード
を用いることも検討されており、ベンド配向の液晶セル
と2軸の光学補償板を組み合わせたOCBモード(Opti
cally Compensated Birefringence mode, Y. Yamaguch
i, et.al., SID′93 Digest, pp277-280 (1993) 、或い
は、T. Miyashita, et al., Eurodisplay Digest, pp27
7-280 (1993)、或いは、C-L. Kuo,et al., SID′94 Dig
est, pp927-930 (1984) 、或いは、T. Miyashita, et a
l., SID′95 Digest, pp797-800 (1995) )や、横電界
により液晶分子を駆動するIPS(In-Plane Switchin
g)モードなどが提案されている(R. Kiefer, et.al.,
Japan Display ′92 Digest, pp547-550 (1992) 或い
は、 M. Oh-e, et. al., Asia Display ′95 Digest, p
p577-580 (1995) など)。
題として、視角特性の改善があり、様々な方法が提案さ
れている。代表的なTN−LCDの視角改善方法として
は、画素容量分割法( 例えば、K. R. Sarma, et. al.,
SID′89 Digest, pp148-150(1989))、画素配向分割法(
例えば、K. H. Yang, Conf. Record of IDRC′91, pp.6
8-72)、補償板を用いる方法(例えば、久武他:電子情
報通信学会論文誌,C-ll, vol.J76-C-ll, No.5, pp322-
328 (1993))などがある。また、TN以外の表示モード
を用いることも検討されており、ベンド配向の液晶セル
と2軸の光学補償板を組み合わせたOCBモード(Opti
cally Compensated Birefringence mode, Y. Yamaguch
i, et.al., SID′93 Digest, pp277-280 (1993) 、或い
は、T. Miyashita, et al., Eurodisplay Digest, pp27
7-280 (1993)、或いは、C-L. Kuo,et al., SID′94 Dig
est, pp927-930 (1984) 、或いは、T. Miyashita, et a
l., SID′95 Digest, pp797-800 (1995) )や、横電界
により液晶分子を駆動するIPS(In-Plane Switchin
g)モードなどが提案されている(R. Kiefer, et.al.,
Japan Display ′92 Digest, pp547-550 (1992) 或い
は、 M. Oh-e, et. al., Asia Display ′95 Digest, p
p577-580 (1995) など)。
【0006】また、これらのLCDの視角改善の方法と
は異なる考え方として、図23に示すように透過型LC
Dのバックライトを平行光線とし、液晶セル3の表側に
拡散板5をスクリーンとして配置させる方法が提案され
ている(M. McFarland, et.al., Asia Display ′95 Di
gest, pp739-74 (1995)等)。即ち、図23に示す透過
型LCDにおいては、平行光線バックライト7が光源6
A、導光体6B及び平行化シート6C構成され、光源6
Aから発せられた光線が導光体6Bによって平行化シー
ト6Bに導かれ、平行化シート6Bによって平行化され
て液晶セル3の入射側に配置された偏光板4に向けられ
ている。偏光板4を通過して偏光された光線は、液晶セ
ル3を通過して拡散板5に入射され、この拡散板5によ
って拡散され、液晶セル3の射出側に配置された偏光板
4を介してLCD外に照射される。このような構造にお
いては、光線が拡散板5によって拡散されることから光
線の照射方向が広がり、実質的に視野角が広げられるこ
ととなる。
は異なる考え方として、図23に示すように透過型LC
Dのバックライトを平行光線とし、液晶セル3の表側に
拡散板5をスクリーンとして配置させる方法が提案され
ている(M. McFarland, et.al., Asia Display ′95 Di
gest, pp739-74 (1995)等)。即ち、図23に示す透過
型LCDにおいては、平行光線バックライト7が光源6
A、導光体6B及び平行化シート6C構成され、光源6
Aから発せられた光線が導光体6Bによって平行化シー
ト6Bに導かれ、平行化シート6Bによって平行化され
て液晶セル3の入射側に配置された偏光板4に向けられ
ている。偏光板4を通過して偏光された光線は、液晶セ
ル3を通過して拡散板5に入射され、この拡散板5によ
って拡散され、液晶セル3の射出側に配置された偏光板
4を介してLCD外に照射される。このような構造にお
いては、光線が拡散板5によって拡散されることから光
線の照射方向が広がり、実質的に視野角が広げられるこ
ととなる。
【0007】ここで用いられるスクリーンとしては、液
晶分散高分子フィルムなど多重散乱による拡散板5、多
重反射を利用するミラーアレイ、レンチキュラーレンズ
アレイなどがある。
晶分散高分子フィルムなど多重散乱による拡散板5、多
重反射を利用するミラーアレイ、レンチキュラーレンズ
アレイなどがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の画素分割法、補
償板を用いる方法、或いは、OCBやIPS等の各方法
は、視野角を変化させた場合にいずれも表示の色味が変
化するという問題があるのに対して、この平行光線バッ
クライト7と拡散板5を用いる視角改善法は、液晶セル
3を通過する光線は液晶セル3に垂直な方向の光線のみ
であり、液晶セル3を通過した後に光線を拡散させるの
で、原理的に視角を変化させても表示の色味が変化しな
いという長所がある。
償板を用いる方法、或いは、OCBやIPS等の各方法
は、視野角を変化させた場合にいずれも表示の色味が変
化するという問題があるのに対して、この平行光線バッ
クライト7と拡散板5を用いる視角改善法は、液晶セル
3を通過する光線は液晶セル3に垂直な方向の光線のみ
であり、液晶セル3を通過した後に光線を拡散させるの
で、原理的に視角を変化させても表示の色味が変化しな
いという長所がある。
【0009】一方、この平行光線バックライトと拡散板
によりLCDの視角特性を改善する方法の問題点とし
て、以下のことがある。まず、表示のにじみ、ぼやけに
より、解像度が低下するという問題がある。これは実際
の平行光線バックライトの光線が完全に平行ではなく若
干の広がりを有しているため、LCDの各画素を通過し
た光線が周囲の画素を通過した光線と重なり合ってスク
リーンに入射、拡散されるためである。また、スクリー
ン自体の厚さが大きい場合、この表示のにじみは更にひ
どくなる。
によりLCDの視角特性を改善する方法の問題点とし
て、以下のことがある。まず、表示のにじみ、ぼやけに
より、解像度が低下するという問題がある。これは実際
の平行光線バックライトの光線が完全に平行ではなく若
干の広がりを有しているため、LCDの各画素を通過し
た光線が周囲の画素を通過した光線と重なり合ってスク
リーンに入射、拡散されるためである。また、スクリー
ン自体の厚さが大きい場合、この表示のにじみは更にひ
どくなる。
【0010】次に、配光線特性(拡散角度)の問題があ
る。すなわち表示画像を斜めから見ても良好な像が見え
るようにするためには、液晶セルを通過した光線を十分
に拡散させることがスクリーンに要求されるが、光線を
広い角度まで散乱させようとした場合、所望の拡散角度
に制御することが困難であり、またスクリーンでの光線
の損失が増えるという問題がある。また、スクリーンに
よる光線の拡散の程度を強くした場合、スクリーンで発
生する周囲光線の散乱も強くなるため画面が白っぽく見
え、表示画像の品位が著しくて以下するという問題点が
ある。この周囲光線の散乱を防ぐためには、表側の偏光
板をスクリーンの外側に置くことが有効であるが、従来
のスクリーンでは光線の偏光状態に著しく影響を与える
ため、偏光板はスクリーンと液晶セルの間に置かざるを
えなかった。
る。すなわち表示画像を斜めから見ても良好な像が見え
るようにするためには、液晶セルを通過した光線を十分
に拡散させることがスクリーンに要求されるが、光線を
広い角度まで散乱させようとした場合、所望の拡散角度
に制御することが困難であり、またスクリーンでの光線
の損失が増えるという問題がある。また、スクリーンに
よる光線の拡散の程度を強くした場合、スクリーンで発
生する周囲光線の散乱も強くなるため画面が白っぽく見
え、表示画像の品位が著しくて以下するという問題点が
ある。この周囲光線の散乱を防ぐためには、表側の偏光
板をスクリーンの外側に置くことが有効であるが、従来
のスクリーンでは光線の偏光状態に著しく影響を与える
ため、偏光板はスクリーンと液晶セルの間に置かざるを
えなかった。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑みなされたも
のであって、これらの問題点を解決し、表示のにじみが
少なく、光線の損失が少なく、拡散角度を制御性良く広
く作ることができ、かつ光線の偏光状態に与える影響の
少ないスクリーンを用いて視角特性の良い液晶表示素子
を実現することを目的とする。
のであって、これらの問題点を解決し、表示のにじみが
少なく、光線の損失が少なく、拡散角度を制御性良く広
く作ることができ、かつ光線の偏光状態に与える影響の
少ないスクリーンを用いて視角特性の良い液晶表示素子
を実現することを目的とする。
【0012】
【問題を解決する手段】この発明によれば、一主面に電
極が形成された2枚の基板を前記主面が対向するように
配置され、その間に液晶組成物が挟持された液晶セルを
2枚の偏光板の間に配置され、裏側に平行光線のバック
ライトを有する液晶表示素子において、前記液晶セルと
表側の前記偏光板の間、又は、前記表側偏光板の外側ま
たは前記液晶セルを形成する2枚の基板のうちの表側の
基板とその基板の主面に形成された電極の間に、平板状
の光学的に等方性な透明媒質中に透明で光学的に等方性
かつ前記透明媒質と屈折率の異なる略球形状の屈折体を
前記平板状透明媒質の主面に対して概略平行に平面状に
並べた層を単層または複数層設けた光学素子を設けたこ
とを特徴とする液晶表示素子が提供される。
極が形成された2枚の基板を前記主面が対向するように
配置され、その間に液晶組成物が挟持された液晶セルを
2枚の偏光板の間に配置され、裏側に平行光線のバック
ライトを有する液晶表示素子において、前記液晶セルと
表側の前記偏光板の間、又は、前記表側偏光板の外側ま
たは前記液晶セルを形成する2枚の基板のうちの表側の
基板とその基板の主面に形成された電極の間に、平板状
の光学的に等方性な透明媒質中に透明で光学的に等方性
かつ前記透明媒質と屈折率の異なる略球形状の屈折体を
前記平板状透明媒質の主面に対して概略平行に平面状に
並べた層を単層または複数層設けた光学素子を設けたこ
とを特徴とする液晶表示素子が提供される。
【0013】また、前記球形状屈折体の直径が光線の波
長の2倍以上かつ100μm以下であることを特徴とす
る光学素子が提供される。
長の2倍以上かつ100μm以下であることを特徴とす
る光学素子が提供される。
【0014】また、前記球形状屈折体を密に並べた層と
層の間隔が、光線の波長の2倍以上かつ500μm以下
であることを特徴とする光学素子が提供される。
層の間隔が、光線の波長の2倍以上かつ500μm以下
であることを特徴とする光学素子が提供される。
【0015】また、前記球形状屈折体を密に並べた層の
数が2層から10層であることを特徴とする光学素子が
提供される。
数が2層から10層であることを特徴とする光学素子が
提供される。
【0016】また、前記透明な媒質の屈折率n1と前記
球形状屈折体の屈折率n2は、 n1/n2≦0.96 または 1.04≦n1/n2 の関係にあることを特徴とする光学素子が提供される。
球形状屈折体の屈折率n2は、 n1/n2≦0.96 または 1.04≦n1/n2 の関係にあることを特徴とする光学素子が提供される。
【0017】また、前記透明な媒質の厚さが3mm以下で
あることを特徴とする光学素子が提供される。
あることを特徴とする光学素子が提供される。
【0018】また、前記透明な媒質中には、前記球形状
屈折体との界面以外に光学的な界面を持たないことを特
徴とする光学素子が提供される。
屈折体との界面以外に光学的な界面を持たないことを特
徴とする光学素子が提供される。
【0019】また、前記光学素子が、液晶セルの表側基
板を兼ねていることを特徴とする液晶表示素子が提供さ
れる。
板を兼ねていることを特徴とする液晶表示素子が提供さ
れる。
【0020】また、前記光学素子がカラーフィルタを兼
ねていることを特徴とする液晶表示素子が提供される。
ねていることを特徴とする液晶表示素子が提供される。
【0021】また、前記球形状屈折体の直径が画素ピッ
チの1/4以下であることを特徴とする液晶表示素子が
提供される。
チの1/4以下であることを特徴とする液晶表示素子が
提供される。
【0022】更に、この発明によれば、光変調素子によ
って変調された光線、または発光線型電気光学素子から
の光線をスクリーンに投射し、スクリーンの反対側から
その投射像を観察するリア・プロジェクション方式の表
示システムにおいて、平板状の光学的に等方性な透明媒
質中に透明で光学的に等方性かつ前記透明媒質と屈折率
の異なる略球形状の屈折体を前記平板状透明媒質の主面
に対して概略平行に平面状に並べた層を単層または複数
層設けた光学素子をスクリーンに用いたことを特徴とす
るリア・プロジェクション方式の表示システムが提供さ
れる。
って変調された光線、または発光線型電気光学素子から
の光線をスクリーンに投射し、スクリーンの反対側から
その投射像を観察するリア・プロジェクション方式の表
示システムにおいて、平板状の光学的に等方性な透明媒
質中に透明で光学的に等方性かつ前記透明媒質と屈折率
の異なる略球形状の屈折体を前記平板状透明媒質の主面
に対して概略平行に平面状に並べた層を単層または複数
層設けた光学素子をスクリーンに用いたことを特徴とす
るリア・プロジェクション方式の表示システムが提供さ
れる。
【0023】また、前記球形状屈折体の直径がスクリー
ン状に投射された画像の画素のピッチの1/4以下であ
ることを特徴とするリア・プロジェクション方式の表示
システムが提供される。
ン状に投射された画像の画素のピッチの1/4以下であ
ることを特徴とするリア・プロジェクション方式の表示
システムが提供される。
【0024】また、面光源の表面に平板状の光学的に等
方性の透明な媒質中に透明で光学的に等方性かつ前記透
明媒質と屈折率の異なる略球形状の屈折体を前記平板状
透明媒質の主面に対して概略平行に平面状に並べた層を
単層または複数層設けた光学素子を配置したことを特徴
とする拡散光源が提供される。
方性の透明な媒質中に透明で光学的に等方性かつ前記透
明媒質と屈折率の異なる略球形状の屈折体を前記平板状
透明媒質の主面に対して概略平行に平面状に並べた層を
単層または複数層設けた光学素子を配置したことを特徴
とする拡散光源が提供される。
【0025】また、その拡散光源を背面光源に用いたこ
とを特徴とする透過型液晶表示素子が提供される。
とを特徴とする透過型液晶表示素子が提供される。
【0026】本発明の液晶表示素子及び光源並びに投写
型表示システムに組み込まれる液晶電気光学素子は、上
記目的を達成するものであり、以下その達成原理と手法
について図面を参照して説明する。
型表示システムに組み込まれる液晶電気光学素子は、上
記目的を達成するものであり、以下その達成原理と手法
について図面を参照して説明する。
【0027】図1及び図2は、本発明の液晶表示素子及
び光源並びに投写型表示システムに組み込まれる光学素
子の模式的な断面構造の例を示している。図1には、球
を密に並べた層の数が1層である構造例が示され、図2
には、球を密に並べた層の数が3層である構造例が示さ
れている。図3は、図1及び図2に示される光学素子を
形成する球の部分を拡大した図である。図3において符
号Aであらわした球の上面の部分及び下面の部分は、屈
折体、即ち、凸レンズとして働く。従って、符号Aの部
分に入射した光線は、拡がって符号Aで示される射出側
から射出される。一方、図3の中の符号Bで示した球の
側面の部分に入射した光線は、屈折或いは、散乱して大
きく曲げられるが、その光線強度は小さく無視すること
ができる。
び光源並びに投写型表示システムに組み込まれる光学素
子の模式的な断面構造の例を示している。図1には、球
を密に並べた層の数が1層である構造例が示され、図2
には、球を密に並べた層の数が3層である構造例が示さ
れている。図3は、図1及び図2に示される光学素子を
形成する球の部分を拡大した図である。図3において符
号Aであらわした球の上面の部分及び下面の部分は、屈
折体、即ち、凸レンズとして働く。従って、符号Aの部
分に入射した光線は、拡がって符号Aで示される射出側
から射出される。一方、図3の中の符号Bで示した球の
側面の部分に入射した光線は、屈折或いは、散乱して大
きく曲げられるが、その光線強度は小さく無視すること
ができる。
【0028】すなわち、図1で示した本発明の液晶表示
素子等に組み込まれる光学素子は、マイクロ・レンズ・
アレイのシートとして作用し、入射してくる光線を少し
拡げて、即ち、僅かに発散して出射する機能を有する。
図2に示すようにこの光学素子を複数層が積層される構
造では、その層の数が多ければ多いい程、更に光線が拡
散、即ち、発散させられることとなる。また、一層当た
りの光線の拡散の程度は、球及び球の回りを包んでいる
透明媒質のそれぞれの屈折率の値によって変化する。ま
た、複数層全体での光線の拡散の程度は、各層の球の密
度を変えることによっても制御することができる。
素子等に組み込まれる光学素子は、マイクロ・レンズ・
アレイのシートとして作用し、入射してくる光線を少し
拡げて、即ち、僅かに発散して出射する機能を有する。
図2に示すようにこの光学素子を複数層が積層される構
造では、その層の数が多ければ多いい程、更に光線が拡
散、即ち、発散させられることとなる。また、一層当た
りの光線の拡散の程度は、球及び球の回りを包んでいる
透明媒質のそれぞれの屈折率の値によって変化する。ま
た、複数層全体での光線の拡散の程度は、各層の球の密
度を変えることによっても制御することができる。
【0029】下記表1には、層の数によって光線の拡散
の様子がどのように変化するかを測定した実験結果の例
が示されている。発明者らの実験によれば、拡散板を用
いた液晶表示素子の視角改善に用いるには、層の数は3
から6層が最も好ましことが判明している。
の様子がどのように変化するかを測定した実験結果の例
が示されている。発明者らの実験によれば、拡散板を用
いた液晶表示素子の視角改善に用いるには、層の数は3
から6層が最も好ましことが判明している。
【0030】
【表1】
【0031】以上が本発明の液晶表示素子等にに組み込
まれる光学素子が拡散板として作用する原理であるが、
次にこの光学素子が従来の拡散板に比べてどのように優
れているかを説明する。
まれる光学素子が拡散板として作用する原理であるが、
次にこの光学素子が従来の拡散板に比べてどのように優
れているかを説明する。
【0032】本発明の光学素子においては、詳細は後述
の実施例の項で述べるが、使用する球の直径は数μmの
もので作ることが可能であり、この球の1つ1つがレン
ズとして作用する。従って、球の層の数を例えば、5層
で作ったとしても、拡散層全体の厚さを数十μm以下に
容易に作ることが出来、従来のレンズアレイによる拡散
板と比較して、厚みが非常に薄いので、表示画像のにじ
みに対して非常に有利となる。また、本発明の光学素子
を液晶表示素子と組み合わせた場合、球の直径は画素の
大きさに比べて十分小さいので、球の並びに多少の欠陥
があっても表示品位にほとんど影響しない。
の実施例の項で述べるが、使用する球の直径は数μmの
もので作ることが可能であり、この球の1つ1つがレン
ズとして作用する。従って、球の層の数を例えば、5層
で作ったとしても、拡散層全体の厚さを数十μm以下に
容易に作ることが出来、従来のレンズアレイによる拡散
板と比較して、厚みが非常に薄いので、表示画像のにじ
みに対して非常に有利となる。また、本発明の光学素子
を液晶表示素子と組み合わせた場合、球の直径は画素の
大きさに比べて十分小さいので、球の並びに多少の欠陥
があっても表示品位にほとんど影響しない。
【0033】また、従来の多重散乱による拡散板やミラ
ー・アレイによる拡散板では、必要な拡散の程度を得よ
うとすると光路の界面の数が多くなり、光線の損失が大
きくなるのに対して、本発明の光学素子による拡散板
は、屈折効果を利用しており光路上の界面の数も少ない
ので光線の損失が少ない。
ー・アレイによる拡散板では、必要な拡散の程度を得よ
うとすると光路の界面の数が多くなり、光線の損失が大
きくなるのに対して、本発明の光学素子による拡散板
は、屈折効果を利用しており光路上の界面の数も少ない
ので光線の損失が少ない。
【0034】更に本発明の光学素子は光線の偏光状態に
与える影響も少ないため、液晶表示素子と組み合わせる
場合、偏光板と液晶セルの間に配置することが出来る。
このことは、表示画像のにじみの問題に対してに効果が
あるだけでなく、周囲からの光線が拡散板に入射、或い
は、出射する際に偏光板を通過するため減衰するので、
周囲からの光線が拡散板によって散乱され表示画像の品
位を低下させる問題についても、著しい効果がある。
与える影響も少ないため、液晶表示素子と組み合わせる
場合、偏光板と液晶セルの間に配置することが出来る。
このことは、表示画像のにじみの問題に対してに効果が
あるだけでなく、周囲からの光線が拡散板に入射、或い
は、出射する際に偏光板を通過するため減衰するので、
周囲からの光線が拡散板によって散乱され表示画像の品
位を低下させる問題についても、著しい効果がある。
【0035】また、本発明の光学素子は、光線の損失が
少なくかつ良好な光線の拡散性を示すので、リア・プロ
ジェクション方式のスクリーンや、拡散光源用の拡散板
にも適している。
少なくかつ良好な光線の拡散性を示すので、リア・プロ
ジェクション方式のスクリーンや、拡散光源用の拡散板
にも適している。
【0036】尚、本発明の光学素子において、回折現象
を避けるために、球の並びは多少ランダムな方が良く、
層と層の間の球の重なり具合もランダムな方がよい。ま
た、にじみの問題の観点からは層と層の間隔は狭い方が
よいが、図4或いは、図5に示すようにあまり近接させ
過ぎると多重散乱を起こすので注意が必要である。
を避けるために、球の並びは多少ランダムな方が良く、
層と層の間の球の重なり具合もランダムな方がよい。ま
た、にじみの問題の観点からは層と層の間隔は狭い方が
よいが、図4或いは、図5に示すようにあまり近接させ
過ぎると多重散乱を起こすので注意が必要である。
【0037】更に一つの層の中で球が重なり合わずに並
ぶためには、球の直径はほぼ均一であるのが望ましく、
球の直径の偏差は20%以下であるのがよい。しかし、
球の直径は、全てが同一である必用はなく、同一層内、
或いは、層間で異なることを妨げるものではない。
ぶためには、球の直径はほぼ均一であるのが望ましく、
球の直径の偏差は20%以下であるのがよい。しかし、
球の直径は、全てが同一である必用はなく、同一層内、
或いは、層間で異なることを妨げるものではない。
【0038】球を包んでいる透明媒質と球の屈折率n1
とn2は、どちらが大きくても良いが、両者の比が1か
らはずれるほど一層当たりの拡散の程度が高くなる。光
学素子が液晶セルや偏光板に貼り付けて用いられる場
合、透明媒質の屈折率がそれと接する液晶セルの基板や
偏光板の材質の屈折率に近い方がその界面での光線の損
失が少なくなる。例えば、光学素子がプロジェクタのス
クリーンに用いられる場合、透明媒質は、空気と接する
ことになるので、この場合はn2よりもn1を小さくす
る構成の方が有利である。
とn2は、どちらが大きくても良いが、両者の比が1か
らはずれるほど一層当たりの拡散の程度が高くなる。光
学素子が液晶セルや偏光板に貼り付けて用いられる場
合、透明媒質の屈折率がそれと接する液晶セルの基板や
偏光板の材質の屈折率に近い方がその界面での光線の損
失が少なくなる。例えば、光学素子がプロジェクタのス
クリーンに用いられる場合、透明媒質は、空気と接する
ことになるので、この場合はn2よりもn1を小さくす
る構成の方が有利である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下本発明の液晶表示素子及び光
源並びに投写型表示システムに組み込まれる光学素子の
実施例をより詳細に図面を参照して説明する。
源並びに投写型表示システムに組み込まれる光学素子の
実施例をより詳細に図面を参照して説明する。
【0040】(実施例1)まず、図6(a)に示すガラ
ス基板の上に図6(b)に示すようにUV硬化型の透明
なシリコーン樹脂であるTFC7700(東芝シリコー
ン製、屈折率=1.4)を、0.1mmの厚さに塗布し、
シリコーン樹脂の表面が粘着性を示す程度に固化する量
の紫外線を照射する。次に、図6(c)に示すように、
このシリコーン膜の表面に、粒径5μmのプラスチック
球(商品名ミクロパール、積水ファインケミカル製、屈
折率=1.57)を擦り込むように塗布する。続いて、
図6(d)に示すように、このプラスチック球を塗布し
た面を水洗いした後、乾燥する。このような塗布及び洗
浄工程を採用すると、シリコーン樹脂の表面に接してい
るプラスチック球のみがシリコーン樹脂の粘着性によっ
て残り、過剰な球は、洗い落とされるので、シリコーン
樹脂の表面に一層だけプラスチック球が密に並んだ層が
形成される。図6(e)に示すように、この上に再び前
述のシリコーン樹脂を塗布し、図6(f)から(k)に
示すように、同様の塗布及び洗浄工程を必要回数繰り返
すことによって、球が平面状に密に並んだ層を重ねてゆ
くことができる。本実施例では、図6(k)に示すよう
に、層の数は3層とし、層と層の間隔はおおよそ10μ
mとした。最後に最表面の球の層の上に再びシリコーン
樹脂を塗布し、紫外線を充分な量照射してシリコーン樹
脂を固め、光学素子の一例を得ることができた。ガラス
基板を除いた光学素子全体の厚さは0.3mmとした。
ス基板の上に図6(b)に示すようにUV硬化型の透明
なシリコーン樹脂であるTFC7700(東芝シリコー
ン製、屈折率=1.4)を、0.1mmの厚さに塗布し、
シリコーン樹脂の表面が粘着性を示す程度に固化する量
の紫外線を照射する。次に、図6(c)に示すように、
このシリコーン膜の表面に、粒径5μmのプラスチック
球(商品名ミクロパール、積水ファインケミカル製、屈
折率=1.57)を擦り込むように塗布する。続いて、
図6(d)に示すように、このプラスチック球を塗布し
た面を水洗いした後、乾燥する。このような塗布及び洗
浄工程を採用すると、シリコーン樹脂の表面に接してい
るプラスチック球のみがシリコーン樹脂の粘着性によっ
て残り、過剰な球は、洗い落とされるので、シリコーン
樹脂の表面に一層だけプラスチック球が密に並んだ層が
形成される。図6(e)に示すように、この上に再び前
述のシリコーン樹脂を塗布し、図6(f)から(k)に
示すように、同様の塗布及び洗浄工程を必要回数繰り返
すことによって、球が平面状に密に並んだ層を重ねてゆ
くことができる。本実施例では、図6(k)に示すよう
に、層の数は3層とし、層と層の間隔はおおよそ10μ
mとした。最後に最表面の球の層の上に再びシリコーン
樹脂を塗布し、紫外線を充分な量照射してシリコーン樹
脂を固め、光学素子の一例を得ることができた。ガラス
基板を除いた光学素子全体の厚さは0.3mmとした。
【0041】このようにして形成した光学素子24が図
9に示すような構造を有する液晶表示素子に組み込まれ
て下記のようなことが確認された。ここで、図9に示す
液晶表示素子では、平行光線バックライトからの平行光
線が偏光板4を介してTFT13及び画素電極が形成さ
れているTFTアレイ基板14に入射されてこのTFT
アレイ基板14と対向基板9との間に充填されている液
晶12に導かれている。
9に示すような構造を有する液晶表示素子に組み込まれ
て下記のようなことが確認された。ここで、図9に示す
液晶表示素子では、平行光線バックライトからの平行光
線が偏光板4を介してTFT13及び画素電極が形成さ
れているTFTアレイ基板14に入射されてこのTFT
アレイ基板14と対向基板9との間に充填されている液
晶12に導かれている。
【0042】TFTアレイ基板14の画素電極18上に
は、配向膜17が形成され、対向基板9の液晶側の基板
面上には、カラーフイルタ10が形成され、このカラー
フイルタ10上に対向電極としてのITO電極11が形
成されている。
は、配向膜17が形成され、対向基板9の液晶側の基板
面上には、カラーフイルタ10が形成され、このカラー
フイルタ10上に対向電極としてのITO電極11が形
成されている。
【0043】また、このITO電極11上には、同様に
配向膜17が形成されている。このような構造では、選
択的にTFT13を動作させることによって画素電極及
び対向電極としてのITO膜11間に選択的に電界が印
加され、液晶12の配向性が変化されて光線が選択的に
液晶12中を通過することとなる。液晶中を通過した光
線は、対向基板9を通過して光学素子24中に入射さ
れ、この光学素子24中で発散されて支持基板8中に導
かれる。支持基板8中を通過した光線は、射出側の偏光
板4を介して液晶表示素子外に照射される。
配向膜17が形成されている。このような構造では、選
択的にTFT13を動作させることによって画素電極及
び対向電極としてのITO膜11間に選択的に電界が印
加され、液晶12の配向性が変化されて光線が選択的に
液晶12中を通過することとなる。液晶中を通過した光
線は、対向基板9を通過して光学素子24中に入射さ
れ、この光学素子24中で発散されて支持基板8中に導
かれる。支持基板8中を通過した光線は、射出側の偏光
板4を介して液晶表示素子外に照射される。
【0044】ここで、液晶表示素子として、画素数が縦
480、横640×3、画素ピッチ縦0.33mm、横
0.11mmのTFT駆動カラー液晶モジュール(LTM
10C025、東芝製)が採用され、その表面に光学素
子がそのシリコーンの面を内側にして図9に示すように
貼り付けられ、同モジュールのバックライトは、そのコ
リメーション角が7°である平行光線バックライトに変
更された。
480、横640×3、画素ピッチ縦0.33mm、横
0.11mmのTFT駆動カラー液晶モジュール(LTM
10C025、東芝製)が採用され、その表面に光学素
子がそのシリコーンの面を内側にして図9に示すように
貼り付けられ、同モジュールのバックライトは、そのコ
リメーション角が7°である平行光線バックライトに変
更された。
【0045】この液晶表示素子の表示画像を目視観察し
たところ、どの方位角から見ても法線に対して60°以
上の範囲まで表示画像の変化がほとんど見られず、極め
て良好な視角特性が得られた。発明者らが測定したとこ
ろ、平行光線バックライトの正面輝度が15000Cd/m2のと
きの表示画像の正面輝度は70Cd/m2 であり、法線に対
して60°の角度から観察したときのコントラスト比
は、50以上、輝度は正面から見たときの25% であっ
た。また、正面コントラスト比は150:1以上が得ら
れた。この表示特性は、実験に用いたLTM10C02
5の特性と同等以上であり、全体として表示品位が著し
く向上した。また、拡散層である本発明の光学素子の厚
さが薄いので、表示のにじみも少なかった。
たところ、どの方位角から見ても法線に対して60°以
上の範囲まで表示画像の変化がほとんど見られず、極め
て良好な視角特性が得られた。発明者らが測定したとこ
ろ、平行光線バックライトの正面輝度が15000Cd/m2のと
きの表示画像の正面輝度は70Cd/m2 であり、法線に対
して60°の角度から観察したときのコントラスト比
は、50以上、輝度は正面から見たときの25% であっ
た。また、正面コントラスト比は150:1以上が得ら
れた。この表示特性は、実験に用いたLTM10C02
5の特性と同等以上であり、全体として表示品位が著し
く向上した。また、拡散層である本発明の光学素子の厚
さが薄いので、表示のにじみも少なかった。
【0046】(実施例2)表面に粘着材のついた偏光板
4であるG1220DUN(日東電工製)の糊面に、実
施例の1と同様に直径10μmのプラスチック球(商品
名ミクロパール、積水ファインケミカル製、屈折率=
1.57)を塗布、洗浄、シリコーン樹脂(TFC77
70)の塗布を繰り返して、プラスチック球の層を3層
形成し、最後に表面にシリコーン樹脂を塗布し紫外線を
塗布して固めた。層と層の間隔は15μmとした。この
ようにして作製した本発明の一例である光学素子を、実
施例1と同様に、カラー液晶モジュールのLTM10C
025の表側の偏光板を剥がしたものに、偏光板4が外
側になるようにして貼り付けた。この時、本発明の光学
素子24を形成した偏光板4の偏光軸の方向は、液晶モ
ジュールから剥がした偏光板の偏光軸と同一となるよう
配置した。また、液晶モジュールのバックライトは実施
例1と同様の平行光線バックライトに取り替えた。この
ようにして得られた図10に示す液晶モジュールの表示
を目視観察したときの視角特性は実施例1と同じ様に極
めて良好であった。正面でのコントラスト比を測定した
ところ、約100:1で、実施例1に比べて低下してい
た。これは偏光板4とセルの間に本発明の光学素子であ
る拡散層を配置したためである。しかし、この偏光板を
外側に配置した構成により周囲光線の拡散反射が減少し
たので、通常の周囲光線(数百lux )のある環境下で表
示を観察したときの見た目のコントラスト比は、実施例
1の時よりも改善され、より良い表示画像が観察され
た。また、実施例1よりも表示のにじみが更に改善され
た。尚、図10に示す液晶モジュールの構造は、図9に
示すモジュールの構造と略同様であるのでその説明は省
略する。
4であるG1220DUN(日東電工製)の糊面に、実
施例の1と同様に直径10μmのプラスチック球(商品
名ミクロパール、積水ファインケミカル製、屈折率=
1.57)を塗布、洗浄、シリコーン樹脂(TFC77
70)の塗布を繰り返して、プラスチック球の層を3層
形成し、最後に表面にシリコーン樹脂を塗布し紫外線を
塗布して固めた。層と層の間隔は15μmとした。この
ようにして作製した本発明の一例である光学素子を、実
施例1と同様に、カラー液晶モジュールのLTM10C
025の表側の偏光板を剥がしたものに、偏光板4が外
側になるようにして貼り付けた。この時、本発明の光学
素子24を形成した偏光板4の偏光軸の方向は、液晶モ
ジュールから剥がした偏光板の偏光軸と同一となるよう
配置した。また、液晶モジュールのバックライトは実施
例1と同様の平行光線バックライトに取り替えた。この
ようにして得られた図10に示す液晶モジュールの表示
を目視観察したときの視角特性は実施例1と同じ様に極
めて良好であった。正面でのコントラスト比を測定した
ところ、約100:1で、実施例1に比べて低下してい
た。これは偏光板4とセルの間に本発明の光学素子であ
る拡散層を配置したためである。しかし、この偏光板を
外側に配置した構成により周囲光線の拡散反射が減少し
たので、通常の周囲光線(数百lux )のある環境下で表
示を観察したときの見た目のコントラスト比は、実施例
1の時よりも改善され、より良い表示画像が観察され
た。また、実施例1よりも表示のにじみが更に改善され
た。尚、図10に示す液晶モジュールの構造は、図9に
示すモジュールの構造と略同様であるのでその説明は省
略する。
【0047】(比較例)従来の拡散板の1例として、米
国Physical Optics Corporation 製のホログラフィック
拡散板のLSD60PC30−8(概略仕様は、拡散角
度:60°、基板材質:ポリカーボネート、厚み:30
mil )を前述と同じ液晶モジュール;LTM10C02
5(東芝製)のバックライトを実施例1と同じ平行光バ
ックライトに変更したものの表面に配置してみたとこ
ろ、表示画像のにじみが著しく実用に耐えなかった。ま
た、斜めから見たときの輝度の低下が大きく、光の拡散
性能も不十分であった。
国Physical Optics Corporation 製のホログラフィック
拡散板のLSD60PC30−8(概略仕様は、拡散角
度:60°、基板材質:ポリカーボネート、厚み:30
mil )を前述と同じ液晶モジュール;LTM10C02
5(東芝製)のバックライトを実施例1と同じ平行光バ
ックライトに変更したものの表面に配置してみたとこ
ろ、表示画像のにじみが著しく実用に耐えなかった。ま
た、斜めから見たときの輝度の低下が大きく、光の拡散
性能も不十分であった。
【0048】次に、この拡散板をこの液晶モジュールの
偏光板と液晶セルの間に配置してみたところ、コントラ
スト比が20:1以下に低下するとともに、拡散板の材
料であるポリカーボネートの複屈折による色づきが発生
し、画質が著しく劣化した。 (実施例3)本発明の一実施例として、実施例1及び2
と同様に、図11に示すように偏光板4;G1220D
UNの粘着面の上に、直径5μmの実施例1と同じプラ
スチック球の層を、同じく実施例1と同じシリコーン樹
脂を用いて10μm間隔で5層形成したものを、液晶モ
ジュール(LTM10C025、東芝製)に偏光板4が
外側になるように貼り付けた液晶表示素子を作製した。
この場合も、液晶モジュールのバックライトは、実施例
1で用いたものと同じ平行光線バックライトに取り替え
てある。このようにして作製した液晶表示素子は、正面
の輝度は実施例の2よりも低下するが、その分斜めから
見たときの輝度は向上し、法線から60°の角度で観察
したときの輝度は、正面から観察したときの輝度の40
%であった。結果として実施例1或いは、2よりも表示
画像の視角依存は少なくなった。 (実施例4)実施例3と同様に本発明の光学素子を球の
層の数を4層で偏光板上に作製した。但し、ここでは、
球の材質はシリカを用いており、その屈折率は1.4、
直径は4μmである。また、球を包む透明媒質にはUV
硬化型のエポキシ樹脂(屈折率=1.65)を用いた。
また、実施例1或いは、2或いは、3で使用した液晶モ
ジュールに使用されているのと同じTFTアレイ及びカ
ラーフィルタを用いて、図12に示すようなOCB モード
の液晶セル3を作製した。セルギャップは6μm、使用
した液晶材料の屈折率異方性が0.16である。このセ
ル3の裏面には、セル3の正面の光学特性を補償する補
償板16と偏光板4を貼り、表側には上記光学素子を偏
光板4が外側になるようにして貼り付け、実施例3と同
様のモジュールに組み立てた。このようにして作製した
液晶表示素子は、応答速度5msの高速応答かつ前記の実
施例と同様の広視角特性が得られ、非常に良好な画質が
得られた。
偏光板と液晶セルの間に配置してみたところ、コントラ
スト比が20:1以下に低下するとともに、拡散板の材
料であるポリカーボネートの複屈折による色づきが発生
し、画質が著しく劣化した。 (実施例3)本発明の一実施例として、実施例1及び2
と同様に、図11に示すように偏光板4;G1220D
UNの粘着面の上に、直径5μmの実施例1と同じプラ
スチック球の層を、同じく実施例1と同じシリコーン樹
脂を用いて10μm間隔で5層形成したものを、液晶モ
ジュール(LTM10C025、東芝製)に偏光板4が
外側になるように貼り付けた液晶表示素子を作製した。
この場合も、液晶モジュールのバックライトは、実施例
1で用いたものと同じ平行光線バックライトに取り替え
てある。このようにして作製した液晶表示素子は、正面
の輝度は実施例の2よりも低下するが、その分斜めから
見たときの輝度は向上し、法線から60°の角度で観察
したときの輝度は、正面から観察したときの輝度の40
%であった。結果として実施例1或いは、2よりも表示
画像の視角依存は少なくなった。 (実施例4)実施例3と同様に本発明の光学素子を球の
層の数を4層で偏光板上に作製した。但し、ここでは、
球の材質はシリカを用いており、その屈折率は1.4、
直径は4μmである。また、球を包む透明媒質にはUV
硬化型のエポキシ樹脂(屈折率=1.65)を用いた。
また、実施例1或いは、2或いは、3で使用した液晶モ
ジュールに使用されているのと同じTFTアレイ及びカ
ラーフィルタを用いて、図12に示すようなOCB モード
の液晶セル3を作製した。セルギャップは6μm、使用
した液晶材料の屈折率異方性が0.16である。このセ
ル3の裏面には、セル3の正面の光学特性を補償する補
償板16と偏光板4を貼り、表側には上記光学素子を偏
光板4が外側になるようにして貼り付け、実施例3と同
様のモジュールに組み立てた。このようにして作製した
液晶表示素子は、応答速度5msの高速応答かつ前記の実
施例と同様の広視角特性が得られ、非常に良好な画質が
得られた。
【0049】(実施例5)実施例4と同様のTFTアレ
イとカラーフィルタを用いて、図13に示すような18
0°ツイスト配向した液晶セル3を作製した。セルギャ
ップは10μm、使用した液晶材料の屈折率異方性が
0.14である。このセル3の裏面にセル3の正面の光
学特性を補償する補償板4と偏光板16を貼り、表側に
は実施例4に示した本発明の光学素子の一例と同じもの
を偏光板4を外にして貼り付け、実施例4と同様に液晶
モジュールに組み立てて、特願平7−253302に提
案されている表示モードで動作させた。このようにして
作製した液晶表示素子は、応答速度画10ms以下と高速
であり、かつ本発明の効果により視角特性が非常に良好
であった。
イとカラーフィルタを用いて、図13に示すような18
0°ツイスト配向した液晶セル3を作製した。セルギャ
ップは10μm、使用した液晶材料の屈折率異方性が
0.14である。このセル3の裏面にセル3の正面の光
学特性を補償する補償板4と偏光板16を貼り、表側に
は実施例4に示した本発明の光学素子の一例と同じもの
を偏光板4を外にして貼り付け、実施例4と同様に液晶
モジュールに組み立てて、特願平7−253302に提
案されている表示モードで動作させた。このようにして
作製した液晶表示素子は、応答速度画10ms以下と高速
であり、かつ本発明の効果により視角特性が非常に良好
であった。
【0050】(実施例6)実施例4と同様のTFTアレ
イとカラーフィルタを用いて、図14に示すようなハイ
ブリッド配向の液晶セル3を作製した。セルギャップは
5μm、使用した液晶材料の屈折率異方性が0.10で
ある。このセル3の裏面にセル3の正面の光学特性を補
償する補償板16と偏光板4を貼り、表側には実施例4
に示した本発明の光学素子の一例と同じものを偏光板4
を外にして貼り付け、実施例4と同様に液晶モジュール
に組み立てて動作させた。このようにして作製した液晶
表示素子は、応答速度画10ms以下と高速であり、かつ
本発明の効果により視角特性が非常に良好であった。
イとカラーフィルタを用いて、図14に示すようなハイ
ブリッド配向の液晶セル3を作製した。セルギャップは
5μm、使用した液晶材料の屈折率異方性が0.10で
ある。このセル3の裏面にセル3の正面の光学特性を補
償する補償板16と偏光板4を貼り、表側には実施例4
に示した本発明の光学素子の一例と同じものを偏光板4
を外にして貼り付け、実施例4と同様に液晶モジュール
に組み立てて動作させた。このようにして作製した液晶
表示素子は、応答速度画10ms以下と高速であり、かつ
本発明の効果により視角特性が非常に良好であった。
【0051】尚、図12、図13及び図14において、
符号17で示される矢印は、基板15に対するラビング
方向を示している。
符号17で示される矢印は、基板15に対するラビング
方向を示している。
【0052】(実施例7)実施例2に示した本子発明の
光学素子を、STN−LCDモジュールである(TLX
−8123S−C3X、東芝製、画素数;縦480、横
640×3、画素ピッチ縦0.33mm、横0.11mm)
の表側の偏光板と貼り替え、バックライトを実施例1と
同様の平行光線バックライトに取り替えて動作させたと
ころ、極めて良好な視角特性が得られた。
光学素子を、STN−LCDモジュールである(TLX
−8123S−C3X、東芝製、画素数;縦480、横
640×3、画素ピッチ縦0.33mm、横0.11mm)
の表側の偏光板と貼り替え、バックライトを実施例1と
同様の平行光線バックライトに取り替えて動作させたと
ころ、極めて良好な視角特性が得られた。
【0053】(実施例8)実施例4で用いたカラーフィ
ルタ基板18の表面に形成されている着色層の上に、実
施例4で示したシリカ球とUV硬化エポキシ樹脂を用い
て、実施例1と同様に3層の球の層からなる本発明の光
学素子24を形成した。その表面にスパッタ法によりI
TOによる透明電極10を100nmの厚さで形成し、こ
れを対向基板として実施例4と同じTFTアレイ基板と
を組み合わせてTNモードのセルを作製した。この時の
セルギャップと使用した液晶材料は、液晶モジュール;
LTM10C025と同じとした。この液晶セルを、図
15に示すように平行光線バックライトを用いたモジュ
ールに組み立てて動作させたところ、表示のにじみが無
く、視角特性が極めて良好な液晶表示素子が得られた。
ルタ基板18の表面に形成されている着色層の上に、実
施例4で示したシリカ球とUV硬化エポキシ樹脂を用い
て、実施例1と同様に3層の球の層からなる本発明の光
学素子24を形成した。その表面にスパッタ法によりI
TOによる透明電極10を100nmの厚さで形成し、こ
れを対向基板として実施例4と同じTFTアレイ基板と
を組み合わせてTNモードのセルを作製した。この時の
セルギャップと使用した液晶材料は、液晶モジュール;
LTM10C025と同じとした。この液晶セルを、図
15に示すように平行光線バックライトを用いたモジュ
ールに組み立てて動作させたところ、表示のにじみが無
く、視角特性が極めて良好な液晶表示素子が得られた。
【0054】(実施例9)本発明の光学素子による、実
施例8と同様の拡散層を着色層の上に形成したカラーフ
ィルタ基板を用いて、実施例8と同様に実施例4に示し
たOCBモードの液晶セルを作製し、液晶モジュールに
して動作させたところ、実施例4と同様に高速かつ広視
角の特性が得られ、更に表示のにじみが全く見られず良
好であった。
施例8と同様の拡散層を着色層の上に形成したカラーフ
ィルタ基板を用いて、実施例8と同様に実施例4に示し
たOCBモードの液晶セルを作製し、液晶モジュールに
して動作させたところ、実施例4と同様に高速かつ広視
角の特性が得られ、更に表示のにじみが全く見られず良
好であった。
【0055】(実施例10)本発明の光学素子による、
実施例8と同様の拡散層を着色層の上に形成したカラー
フィルタ基板を用いて、実施例8と同様に実施例5に示
した表示モードの液晶セルを作製し、液晶モジュールに
して動作させたところ、実施例5と同様に高速かつ広視
角の特性が得られ、更に表示のにじみが全く見られず良
好であった。 (実施例11)本発明の光学素子による、実施例8と同
様の拡散層を着色層の上に形成したカラーフィルタ基板
を用いて、実施例8と同様に実施例6に示したハイブリ
ッド配向の表示モードの液晶セルを作製し、液晶モジュ
ールにして動作させたところ、実施例6と同様に高速か
つ広視角の特性が得られ、更に表示のにじみが全く見ら
れず良好であった。
実施例8と同様の拡散層を着色層の上に形成したカラー
フィルタ基板を用いて、実施例8と同様に実施例5に示
した表示モードの液晶セルを作製し、液晶モジュールに
して動作させたところ、実施例5と同様に高速かつ広視
角の特性が得られ、更に表示のにじみが全く見られず良
好であった。 (実施例11)本発明の光学素子による、実施例8と同
様の拡散層を着色層の上に形成したカラーフィルタ基板
を用いて、実施例8と同様に実施例6に示したハイブリ
ッド配向の表示モードの液晶セルを作製し、液晶モジュ
ールにして動作させたところ、実施例6と同様に高速か
つ広視角の特性が得られ、更に表示のにじみが全く見ら
れず良好であった。
【0056】(実施例12)STN−LCDモジュー
ル;TLX−8123S−C3Xに用いられているカラ
ーフィルタ基板の着色層の上に、実施例8と同様の拡散
層を形成し、その表面にITO膜を形成、パターンニン
グした基板を用いてTLX−8123S−C3Xと同じ
セル条件でSTN−LCDを作製し、実施例7と同様の
平行光線バックライトを用いてモジュールに組み立て
た。得られた液晶表示素子は、実施例7と同様に視角特
性が良好で、かつ表示のにじみが全く見られず良好であ
った。
ル;TLX−8123S−C3Xに用いられているカラ
ーフィルタ基板の着色層の上に、実施例8と同様の拡散
層を形成し、その表面にITO膜を形成、パターンニン
グした基板を用いてTLX−8123S−C3Xと同じ
セル条件でSTN−LCDを作製し、実施例7と同様の
平行光線バックライトを用いてモジュールに組み立て
た。得られた液晶表示素子は、実施例7と同様に視角特
性が良好で、かつ表示のにじみが全く見られず良好であ
った。
【0057】(実施例13)実施例1或いは、実施例8
で作製したものと同様に本発明の光学素子24を表面に
形成したガラス基板9の表面にスパッタ法によりITO
膜11を100nmの厚さで形成し、この基板を対向基板
とし、実施例8で用いたものと同じTFTアレイ14の
各画素上にカラーフィルタ10を形成したものをTFT
アレイ基板として実施例8と同様に液晶セルを作製し
た。これを図16に示すように平行光線バックライトを
用いたモジュールに組み立てて点灯したところ、表示の
にじみが無く、視角特性が極めて良好な液晶表示素子が
得られた。図16において、符号19は、ITO膜11
上に形成された配向膜を示している。
で作製したものと同様に本発明の光学素子24を表面に
形成したガラス基板9の表面にスパッタ法によりITO
膜11を100nmの厚さで形成し、この基板を対向基板
とし、実施例8で用いたものと同じTFTアレイ14の
各画素上にカラーフィルタ10を形成したものをTFT
アレイ基板として実施例8と同様に液晶セルを作製し
た。これを図16に示すように平行光線バックライトを
用いたモジュールに組み立てて点灯したところ、表示の
にじみが無く、視角特性が極めて良好な液晶表示素子が
得られた。図16において、符号19は、ITO膜11
上に形成された配向膜を示している。
【0058】(実施例14)実施例1或いは、実施例8
と同様の本発明の光学素子を、光学素子24を形成する
のに用いたUV硬化樹脂に顔料を分散して赤または緑ま
たは青の色を付け、パターンニングすることにより、本
発明の光学素子24がカラーフィルタ付き基板の着色層
を兼ねる基板15を作製し、光学素子24の表面にIT
O膜11を形成した。このカラーフィルタ基板15とT
FTアレイ基板14を用いて実施例8と同様に、図17
に示すように液晶表示素子を作製した。この液晶表示素
子は、実施例8と同様に表示画像のにじみが無く視角特
性の極めて良好な表示特性を示した。
と同様の本発明の光学素子を、光学素子24を形成する
のに用いたUV硬化樹脂に顔料を分散して赤または緑ま
たは青の色を付け、パターンニングすることにより、本
発明の光学素子24がカラーフィルタ付き基板の着色層
を兼ねる基板15を作製し、光学素子24の表面にIT
O膜11を形成した。このカラーフィルタ基板15とT
FTアレイ基板14を用いて実施例8と同様に、図17
に示すように液晶表示素子を作製した。この液晶表示素
子は、実施例8と同様に表示画像のにじみが無く視角特
性の極めて良好な表示特性を示した。
【0059】(実施例15)実施例2に記載の偏光板4
付きの本発明の光学素子24の表面に、引き続いてカラ
ーフィルタ10とITO電極膜11を形成したものを対
向基板として、TFTアレイ基板14と組み合わせて実
施例8と同様に図18に示すような液晶表示素子を作製
した。この液晶表示素子は表示画像のにじみが無く、視
角特性が極めて良好で、かつ実施例8の液晶表示素子よ
りも液晶セルの重量を軽くすることができた。
付きの本発明の光学素子24の表面に、引き続いてカラ
ーフィルタ10とITO電極膜11を形成したものを対
向基板として、TFTアレイ基板14と組み合わせて実
施例8と同様に図18に示すような液晶表示素子を作製
した。この液晶表示素子は表示画像のにじみが無く、視
角特性が極めて良好で、かつ実施例8の液晶表示素子よ
りも液晶セルの重量を軽くすることができた。
【0060】(実施例16)液晶モジュールのバックラ
イトに用いられている光源としての蛍光ランプ20から
の光線を導く導光線体6の表面に、実施例8と同じ部材
を用いて実施例1と同様に本発明の光学素子24を形成
した。この導光線体6を用いて図19に示すような液晶
モジュール用の拡散バックライトを作製した。本実施例
のバックライトは、従来の散乱を利用した拡散板を配置
した場合に比べて、輝度が20%し、輝度の視角特性も
改善した。
イトに用いられている光源としての蛍光ランプ20から
の光線を導く導光線体6の表面に、実施例8と同じ部材
を用いて実施例1と同様に本発明の光学素子24を形成
した。この導光線体6を用いて図19に示すような液晶
モジュール用の拡散バックライトを作製した。本実施例
のバックライトは、従来の散乱を利用した拡散板を配置
した場合に比べて、輝度が20%し、輝度の視角特性も
改善した。
【0061】(実施例17)実施例16に示す拡散バッ
クライトをTNモードのTFT−LCDと組み合わせ
た、図20に示すような液晶表示素子を作製した。この
液晶表示素子は、バックライトが明るく輝度の視角特性
が良好であるため、見やすい液晶表示素子が得られた。
クライトをTNモードのTFT−LCDと組み合わせ
た、図20に示すような液晶表示素子を作製した。この
液晶表示素子は、バックライトが明るく輝度の視角特性
が良好であるため、見やすい液晶表示素子が得られた。
【0062】(実施例18)実施例16に示す拡散バッ
クライトをIPSモードのTFT−LCDと組み合わせ
た、図21に示すような液晶表示素子を作製した。この
液晶表示素子は、バックライトが明るく輝度の視角特性
が良好であり、かつ液晶セル自体の視角特性も良いた
め、非常に見やすい液晶表示素子が得られた。
クライトをIPSモードのTFT−LCDと組み合わせ
た、図21に示すような液晶表示素子を作製した。この
液晶表示素子は、バックライトが明るく輝度の視角特性
が良好であり、かつ液晶セル自体の視角特性も良いた
め、非常に見やすい液晶表示素子が得られた。
【0063】(実施例19)アクリル樹脂基板上に、実
施例1と同様にして本発明の光学素子24を形成し、図
22に示すようにリア・プロジェクタ方式の表示システ
ムのスクリーン21として用いたところ、明るく解像度
の高い画像が得られた。
施例1と同様にして本発明の光学素子24を形成し、図
22に示すようにリア・プロジェクタ方式の表示システ
ムのスクリーン21として用いたところ、明るく解像度
の高い画像が得られた。
【0064】(実施例20)TNモードの液晶パネルを
ライトバルブに用いたリア・プロジェクタ方式の表示シ
ステムのスクリーンに実施例19と同様の本発明の光学
素子を用い、液晶セルの出射光線側の偏光板を除去して
変わりにスクリーンの表側に偏光板を貼ったところ、ス
クリーンでの周囲光線の散乱が押さえられて良好な画像
が観察された。
ライトバルブに用いたリア・プロジェクタ方式の表示シ
ステムのスクリーンに実施例19と同様の本発明の光学
素子を用い、液晶セルの出射光線側の偏光板を除去して
変わりにスクリーンの表側に偏光板を貼ったところ、ス
クリーンでの周囲光線の散乱が押さえられて良好な画像
が観察された。
【0065】(実施例21)実施例1或いは、実施例8
で作製したものと同様に本発明の光学素子24を表面に
形成したガラス基板9の表面にスパッタ法によりITO
膜11を100nmの厚さで形成し、この基板を対向基板
とし、実施例8で用いたものと同じTFTアレイ14の
各画素上にカラーフィルタ10を形成したものをTFT
アレイ基板として実施例8と同様に液晶セルを作製し
た。この実施例21は、カラーフイルタ10と画素電極
23の位置関係が異なる点が実施例13と異なってい
る。これを図24に示すように平行光線バックライトを
用いたモジュールに組み立てて点灯したところ、表示の
にじみが無く、視角特性が極めて良好な液晶表示素子が
得られた。図24において、符号19は、ITO膜11
上に形成された配向膜を示している。
で作製したものと同様に本発明の光学素子24を表面に
形成したガラス基板9の表面にスパッタ法によりITO
膜11を100nmの厚さで形成し、この基板を対向基板
とし、実施例8で用いたものと同じTFTアレイ14の
各画素上にカラーフィルタ10を形成したものをTFT
アレイ基板として実施例8と同様に液晶セルを作製し
た。この実施例21は、カラーフイルタ10と画素電極
23の位置関係が異なる点が実施例13と異なってい
る。これを図24に示すように平行光線バックライトを
用いたモジュールに組み立てて点灯したところ、表示の
にじみが無く、視角特性が極めて良好な液晶表示素子が
得られた。図24において、符号19は、ITO膜11
上に形成された配向膜を示している。
【0066】
【本発明の効果】本発明によれば、薄く、光線の損失が
少なく、拡散の程度を制御でき、通過する光線の偏光状
態に与える影響の少ない光学素子を得ることができる。
従って、この光学素子を、平行光線バックライトを用い
た液晶表示素子と組み合わせることで、液晶表示素子の
視角特性を大幅に改善出来ると共に、従来この視角改善
手法で問題となった表示画像のにじみを軽減させること
ができる。更に、本発明の光学素子を拡散光源の拡散板
として用いることで、輝度を向上させ或いは、配光線特
性を制御することができる。
少なく、拡散の程度を制御でき、通過する光線の偏光状
態に与える影響の少ない光学素子を得ることができる。
従って、この光学素子を、平行光線バックライトを用い
た液晶表示素子と組み合わせることで、液晶表示素子の
視角特性を大幅に改善出来ると共に、従来この視角改善
手法で問題となった表示画像のにじみを軽減させること
ができる。更に、本発明の光学素子を拡散光源の拡散板
として用いることで、輝度を向上させ或いは、配光線特
性を制御することができる。
【0067】更に、この光学素子をリアプロジェクタの
スクリーンに用いることで、プロジェクション表示シス
テムの画質を改善することができる。
スクリーンに用いることで、プロジェクション表示シス
テムの画質を改善することができる。
【0068】本発明の効果は本発明の実施例で述べた材
料、条件に限定されるものではなく、他の材料、他の条
件においても同様の効果が得られる。
料、条件に限定されるものではなく、他の材料、他の条
件においても同様の効果が得られる。
【図1】本発明の光学素子の1例であり、球の層が単層
の場合を示す模式的断面図。
の場合を示す模式的断面図。
【図2】本発明の光学素子の一例であり、球の層が3層
の場合を示す模式的断面図。
の場合を示す模式的断面図。
【図3】本発明の光学素子における球のレンズ作用を説
明する図である。
明する図である。
【図4】本発明の光学素子の1例製造方法を簡単に示し
た図である。
た図である。
【図5】本発明の光学素子の一例であり、球の層が3層
の場合を示す模式的断面図。
の場合を示す模式的断面図。
【図6】本発明の光学素子の別の一例であり、球の層が
3層の場合を示す模式的断面図。
3層の場合を示す模式的断面図。
【図7】本発明の光学素子の別の一例であり、球の層が
3層の場合を示す模式的断面図。
3層の場合を示す模式的断面図。
【図8】本発明の光学素子の別の一例であり、球の層が
3層の場合を示す模式的断面図。
3層の場合を示す模式的断面図。
【図9】本発明の一実施例で、本発明の光学素子を用い
た液晶表示素子の模式的な断面図である。
た液晶表示素子の模式的な断面図である。
【図10】本発明の他の一実施例で、本発明の光学素子
を用いた液晶表示素子の模式的な断面図である。
を用いた液晶表示素子の模式的な断面図である。
【図11】本発明の光学素子の他の一例であり、球の層
が5層の場合を示す模式的断面図。
が5層の場合を示す模式的断面図。
【図12】OCBモードの液晶セルの構成を示す図であ
る。
る。
【図13】180度ツイストの高速応答液晶表示モード
の液晶セルの構成を説明する図である。
の液晶セルの構成を説明する図である。
【図14】ハイブリッド配向の液晶セルの構成を説明す
る図である。
る図である。
【図15】本発明の別の一実施例で、本発明の光学素子
を液晶セルの内面に配置した液晶表示素子の模式的な断
面図である。
を液晶セルの内面に配置した液晶表示素子の模式的な断
面図である。
【図16】本発明の別の一実施例で、本発明の光学素子
用いた液晶表示素子の模式的な断面図である。
用いた液晶表示素子の模式的な断面図である。
【図17】本発明の別の一実施例で、本発明の光学素子
を液晶セルの内面に配置し、かつその光学素子がカラー
フィルタを兼ねている液晶表示素子の模式的な断面図で
ある。
を液晶セルの内面に配置し、かつその光学素子がカラー
フィルタを兼ねている液晶表示素子の模式的な断面図で
ある。
【図18】本発明の別の一実施例で、本発明の光学素子
が、液晶セルの対向基板を兼ねている液晶表示素子の模
式的な断面図である。
が、液晶セルの対向基板を兼ねている液晶表示素子の模
式的な断面図である。
【図19】本発明の別の一実施例で、本発明の光学素子
を拡散板としてバックライトの導光線板の上に配置した
場合の模式的な断面図である。
を拡散板としてバックライトの導光線板の上に配置した
場合の模式的な断面図である。
【図20】本発明の別の一実施例で、図20に示すバッ
クライトを用いた液晶表示素子の模式的な断面図であ
る。
クライトを用いた液晶表示素子の模式的な断面図であ
る。
【図21】本発明の別の一実施例で、図20に示すバッ
クライトを用いた液晶表示素子の模式的な断面図の別の
例である。
クライトを用いた液晶表示素子の模式的な断面図の別の
例である。
【図22】本発明の別の一実施例で、本発明の光学素子
をスクリーンとして用いたリア・プロジェクションシス
テムの一例を示す図である。模式的な断面図の別の例で
ある。
をスクリーンとして用いたリア・プロジェクションシス
テムの一例を示す図である。模式的な断面図の別の例で
ある。
【図23】平行光線バックライトと拡散板を液晶セルと
組み合わせた液晶表示素子の視角特性改善方法の構成を
説明する図である。
組み合わせた液晶表示素子の視角特性改善方法の構成を
説明する図である。
【図24】本発明の別の一実施例で、本発明の光学素子
用いた液晶表示素子の模式的な断面図である。
用いた液晶表示素子の模式的な断面図である。
1…透明な球 2…球を包む透明媒質 3…液晶セル 4…偏光板 5…拡散板 6…導光線体 7…平行光線バックライト 8…支持基板 9…対向基板 10…カラーフィルタ 11…ITO電極 12…液晶 13…TFT 14…TFTアレイ基板 15…基板 16…補償板 17…ラビング方向 18…保護膜 19…配向膜 20…蛍光線ランプ 21…スクリーン 22…ライトバルブ 23…画素電極
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】更に1つの層の中で球が重なり合わない部
分が大半を占めれば本発明の効果がある。換言すれば、
一つの層の中で球がほんの一部重なるものでも本発明の
効果がある。しかし、球の直径は、全てが同一である必
要はなく、同一層内、或いは、層間で異なることを妨げ
るものではない。
分が大半を占めれば本発明の効果がある。換言すれば、
一つの層の中で球がほんの一部重なるものでも本発明の
効果がある。しかし、球の直径は、全てが同一である必
要はなく、同一層内、或いは、層間で異なることを妨げ
るものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/74 H04N 5/74 A
Claims (14)
- 【請求項1】一主面に電極が形成された2枚の基板を前
記主面が対向するように配置され、その間に液晶組成物
が挟持された液晶セルが2枚の偏光板の間に配置され、
裏側に平行光線のバックライトを有する液晶表示素子に
おいて、 前記液晶セルと表側の前記偏光板の間、又は、前記表側
偏光板の外側または前記液晶セルを形成する2枚の基板
のうちの表側の基板とその基板の主面に形成された電極
の間に、平板状の光学的に等方性な透明媒質中に透明で
光学的に等方性かつ前記透明媒質と屈折率の異なる略球
形状の屈折体を前記平板状透明媒質の主面に対して概略
平行に平面状に並べた層を単層または複数層設けた光学
素子を設けたことを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】前記球形状屈折体の直径が光線の波長の2
倍以上かつ100μm以下であることを特徴とする請求
項1に記載の光学素子。 - 【請求項3】前記球形状屈折体を密に並べた層と層の間
隔が、光線の波長の2倍以上かつ500μm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。 - 【請求項4】前記球形状屈折体を密に並べた層の数が2
層から10層であることを特徴とする請求項1に記載の
光学素子。 - 【請求項5】前記透明な媒質の屈折率n1と前記球形状
屈折体の屈折率n2は、 n1/n2≦0.96 または 1.04≦n1/n2 の関係にあることを特徴とする請求項1に記載の光学素
子。 - 【請求項6】前記透明な媒質の厚さが3mm以下であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の光学素子。 - 【請求項7】前記透明な媒質中には、前記球形状屈折体
との界面以外に光学的な界面を持たないことを特徴とす
る請求項1に記載の光学素子。 - 【請求項8】前記光学素子が、液晶セルの表側基板を兼
ねていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素
子。 - 【請求項9】前記光学素子がカラーフィルタを兼ねてい
ることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。 - 【請求項10】前記球形状屈折体の直径が画素ピッチの
1/4以下であることを特徴とする請求項1から請求項
9に記載の液晶表示素子。 - 【請求項11】光変調素子によって変調された光線、ま
たは発光線型電気光学素子からの光線をスクリーンに投
射し、スクリーンの反対側からその投射像を観察するリ
ア・プロジェクション方式の表示システムにおいて、平
板状の光学的に等方性な透明媒質中に透明で光学的に等
方性かつ前記透明媒質と屈折率の異なる略球形状の屈折
体を前記平板状透明媒質の主面に対して概略平行に平面
状に並べた層を単層または複数層設けた光学素子をスク
リーンに用いたことを特徴とするリア・プロジェクショ
ン方式の表示システム。 - 【請求項12】前記球形状屈折体の直径がスクリーン状
に投射された画像の画素のピッチの1/4以下であるこ
とを特徴とする請求項11に記載のリア・プロジェクシ
ョン方式の表示システム。 - 【請求項13】面光源の表面に平板状の光学的に等方性
の透明な媒質中に透明で光学的に等方性かつ前記透明媒
質と屈折率の異なる略球形状の屈折体を前記平板状透明
媒質の主面に対して概略平行に平面状に並べた層を単層
または複数層設けた光学素子を配置したことを特徴とす
る拡散光源。 - 【請求項14】拡散光源を背面光源に用いたことを特徴
とする請求項13に記載の透過型液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8111749A JPH09297295A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 光学素子を用いた液晶表示素子及び光源並びに投写型表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8111749A JPH09297295A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 光学素子を用いた液晶表示素子及び光源並びに投写型表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09297295A true JPH09297295A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14569219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8111749A Pending JPH09297295A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 光学素子を用いた液晶表示素子及び光源並びに投写型表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09297295A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11231131A (ja) * | 1998-02-12 | 1999-08-27 | Nitto Denko Corp | 光散乱シート、スクリーン及び液晶表示装置 |
JP2015082017A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 液晶表示装置 |
JP2016014906A (ja) * | 2015-10-29 | 2016-01-28 | 大日本印刷株式会社 | 液晶表示装置 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP8111749A patent/JPH09297295A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11231131A (ja) * | 1998-02-12 | 1999-08-27 | Nitto Denko Corp | 光散乱シート、スクリーン及び液晶表示装置 |
JP2015082017A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 液晶表示装置 |
JP2016014906A (ja) * | 2015-10-29 | 2016-01-28 | 大日本印刷株式会社 | 液晶表示装置 |
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