JP2699046B2 - ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネル - Google Patents
ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネルInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は,液晶バックライト等
の面照明に用いるドットパタンを有するスクリン印刷エ
ッジライトパネルにする。
の面照明に用いるドットパタンを有するスクリン印刷エ
ッジライトパネルにする。
【0002】
【従来の技術】 この種スクリン印刷エッジライトパネ
ルは,例えばアクリル樹脂等の透明基板にスクリン印刷
したドットパタンを有し,その入射端面から供給される
入射光を乱反射して導光することによって面照明を行う
ものとされ,このときドットパタンは,一般に導光方向
に面積変化する円形相似形の円形ドットを高密度に分布
したものが用いられている。
ルは,例えばアクリル樹脂等の透明基板にスクリン印刷
したドットパタンを有し,その入射端面から供給される
入射光を乱反射して導光することによって面照明を行う
ものとされ,このときドットパタンは,一般に導光方向
に面積変化する円形相似形の円形ドットを高密度に分布
したものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし乍らこの場
合,スクリン印刷後の照明検査で,照明面に部分的に光
の線が走査状に走る異常発光現象(モアレ現象とも称す
る)が現われることが多く,例えばこれを液晶バックラ
イトとして用いると,液晶表示面にこの異常発光現象が
透過することになるため,照明検査で不合格とし,不良
品として廃棄される。このためスクリン印刷のエッジラ
イトパネル生産は,歩留りが必ずしも良好ではなく,こ
の異常発光現象は歩留り低下の重要な要因をなしてい
る。
合,スクリン印刷後の照明検査で,照明面に部分的に光
の線が走査状に走る異常発光現象(モアレ現象とも称す
る)が現われることが多く,例えばこれを液晶バックラ
イトとして用いると,液晶表示面にこの異常発光現象が
透過することになるため,照明検査で不合格とし,不良
品として廃棄される。このためスクリン印刷のエッジラ
イトパネル生産は,歩留りが必ずしも良好ではなく,こ
の異常発光現象は歩留り低下の重要な要因をなしてい
る。
【0004】 本発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので,その解決課題とする処は,スクリン印刷によって
生産されるエッジライトパネルに特有の上記異常発光現
象を解消したドットパタンを有するスクリン印刷エッジ
ライトパネルを提供するにある。
ので,その解決課題とする処は,スクリン印刷によって
生産されるエッジライトパネルに特有の上記異常発光現
象を解消したドットパタンを有するスクリン印刷エッジ
ライトパネルを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 そこで上記異常発光現
象の原因を探究すると,図7のモデル図に示す如くに,
高密度分布の円形ドット22には,同一線上に位置し
た,一般に両側の端部欠け26が存在し,この端部欠け
26が円形ドット22をカットした状態となり,その光
の屈折率が他と相違するに至るために入射光により異常
発光し,該円形ドット22の他の部位や端部欠けのない
他の円形ドット22の発光度合と異なる異常性を呈する
ことによって,端部欠け26に添う方向に,この異常性
が連続するようになり,光の線が走査状に走る異常発光
現象を呈すること,またこの端部欠け26は,エッジラ
イトパネルをスクリン印刷するに際して用いたスクリン
メッシュ30の経緯方向,角度,位置関係に一致して生
じることから,版膜のドットパタンの円形ドット22と
スクリンメッシュ30(インク中の固形成分が付着して
いることも多い)とが,特にドット端部で重なることに
よりスクリン印刷に際してインク供給が阻害されること
によって発生していることが判明した(なお図7はモデ
ルを示しているため一般に円形ドット22の両側に生じ
る端部欠け26は,その一方のみを示した)。
象の原因を探究すると,図7のモデル図に示す如くに,
高密度分布の円形ドット22には,同一線上に位置し
た,一般に両側の端部欠け26が存在し,この端部欠け
26が円形ドット22をカットした状態となり,その光
の屈折率が他と相違するに至るために入射光により異常
発光し,該円形ドット22の他の部位や端部欠けのない
他の円形ドット22の発光度合と異なる異常性を呈する
ことによって,端部欠け26に添う方向に,この異常性
が連続するようになり,光の線が走査状に走る異常発光
現象を呈すること,またこの端部欠け26は,エッジラ
イトパネルをスクリン印刷するに際して用いたスクリン
メッシュ30の経緯方向,角度,位置関係に一致して生
じることから,版膜のドットパタンの円形ドット22と
スクリンメッシュ30(インク中の固形成分が付着して
いることも多い)とが,特にドット端部で重なることに
よりスクリン印刷に際してインク供給が阻害されること
によって発生していることが判明した(なお図7はモデ
ルを示しているため一般に円形ドット22の両側に生じ
る端部欠け26は,その一方のみを示した)。
【0006】 以上から端部欠けの発生を防止すれば,
異常発光現象は直ちに解消されるが,エッジライトパネ
ルの現実のスクリン印刷技術の中では,ドットの密度と
スクリンメッシュのメッシュ数,印刷位置決めの精度等
を考慮すると,ドットパタンの全体に亘ってドットの端
部とスクリンメッシュとの重なりを解消することは必ず
しも容易ではない。
異常発光現象は直ちに解消されるが,エッジライトパネ
ルの現実のスクリン印刷技術の中では,ドットの密度と
スクリンメッシュのメッシュ数,印刷位置決めの精度等
を考慮すると,ドットパタンの全体に亘ってドットの端
部とスクリンメッシュとの重なりを解消することは必ず
しも容易ではない。
【0007】 従って本発明はこの端部欠けの発生を不
可避のものとして容認し,なお異常発光現象を解消すべ
く研究したところ,端部欠けによる入射光の異常発光の
異常性を可及的に解消することによって,その視認を防
止すべきことを想起するとともに,そのためにはドット
パタンのドット端部を面照明に際して入射光によって光
輝発光するようにするとともにこの光輝発光をスクリン
メッシュの経緯方向に添うものとし,該スクリンメッシ
ュの重なりで発生する端部欠けの方向をこれと同方向に
すれば,異常発光の異常性をスクリンメッシュの経緯方
向を基準とする同方向の同一角度又は角度の差による屈
折率の差とすることによってこれを吸収して解消し得る
事実,このときドットの端部を光輝発光するようにする
には,ドットの形状を上記スクリンメッシュ経緯方向に
添う複数の傾斜辺を備えて入射光の導光方向に面積変化
する多角相似形状とすることが,ドットの発光とともに
上記端部を光輝発光させる上で有効である事実,上記傾
斜辺を入射光の導光方向に対して傾斜するようにすれ
ば,上記光輝発光を促進し,異常発光の異常性の解消に
更に有効である事実,ドットの多角相似形状は,二等辺
三角形,正三角形或いは菱形,六角形の形状とすること
が好適である事実を見い出した。
可避のものとして容認し,なお異常発光現象を解消すべ
く研究したところ,端部欠けによる入射光の異常発光の
異常性を可及的に解消することによって,その視認を防
止すべきことを想起するとともに,そのためにはドット
パタンのドット端部を面照明に際して入射光によって光
輝発光するようにするとともにこの光輝発光をスクリン
メッシュの経緯方向に添うものとし,該スクリンメッシ
ュの重なりで発生する端部欠けの方向をこれと同方向に
すれば,異常発光の異常性をスクリンメッシュの経緯方
向を基準とする同方向の同一角度又は角度の差による屈
折率の差とすることによってこれを吸収して解消し得る
事実,このときドットの端部を光輝発光するようにする
には,ドットの形状を上記スクリンメッシュ経緯方向に
添う複数の傾斜辺を備えて入射光の導光方向に面積変化
する多角相似形状とすることが,ドットの発光とともに
上記端部を光輝発光させる上で有効である事実,上記傾
斜辺を入射光の導光方向に対して傾斜するようにすれ
ば,上記光輝発光を促進し,異常発光の異常性の解消に
更に有効である事実,ドットの多角相似形状は,二等辺
三角形,正三角形或いは菱形,六角形の形状とすること
が好適である事実を見い出した。
【0008】 本発明は以上の知見に基づいてなされた
もので,即ち請求項1に記載の発明を,高密度分布のド
ットを,スクリン印刷用スクリンメッシュ経緯方向に添
う複数の傾斜辺を備えて入射光の導光方向に面積変化す
る多角相似形状とするとともに上記スクリンメッシュの
重なりにより任意のドットに生じる端部欠けの方向を傾
斜辺と同方向に傾斜したものとし,該端部欠けによる入
射光の異常発光を,上記複数の傾斜辺による入射光の光
輝発光に近似化することにより,スクリン印刷に伴う上
記異常発光の異常性を解消するようにしてなることを特
徴とするドットパタンを有するスクリン印刷エッジライ
トパネル,請求項2に記載の発明を,上記ドットのスク
リン印刷用スクリンメッシュ経緯方向に添う複数の傾斜
辺を,入射光の導光方向に対して傾斜するように配置し
てなることを特徴とする請求項1に記載のドットパタン
を有するスクリン印刷エッジライトパネル,請求項3に
記載の発明を,上記ドットの多角相似形状を,2つの傾
斜辺を備えた二等辺三角形又は正三角形の形状としてな
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のドットパタ
ンを有するスクリン印刷エッジライトパネル,請求項4
に記載の発明を,上記ドットの多角相似形状を,多数の
傾斜辺を備えた菱形又は六角形の形状としてなることを
特徴とする請求項1又は2に記載のドットパタンを有す
るスクリン印刷エッジライトパネルとし,これらをそれ
ぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたもので
ある。
もので,即ち請求項1に記載の発明を,高密度分布のド
ットを,スクリン印刷用スクリンメッシュ経緯方向に添
う複数の傾斜辺を備えて入射光の導光方向に面積変化す
る多角相似形状とするとともに上記スクリンメッシュの
重なりにより任意のドットに生じる端部欠けの方向を傾
斜辺と同方向に傾斜したものとし,該端部欠けによる入
射光の異常発光を,上記複数の傾斜辺による入射光の光
輝発光に近似化することにより,スクリン印刷に伴う上
記異常発光の異常性を解消するようにしてなることを特
徴とするドットパタンを有するスクリン印刷エッジライ
トパネル,請求項2に記載の発明を,上記ドットのスク
リン印刷用スクリンメッシュ経緯方向に添う複数の傾斜
辺を,入射光の導光方向に対して傾斜するように配置し
てなることを特徴とする請求項1に記載のドットパタン
を有するスクリン印刷エッジライトパネル,請求項3に
記載の発明を,上記ドットの多角相似形状を,2つの傾
斜辺を備えた二等辺三角形又は正三角形の形状としてな
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のドットパタ
ンを有するスクリン印刷エッジライトパネル,請求項4
に記載の発明を,上記ドットの多角相似形状を,多数の
傾斜辺を備えた菱形又は六角形の形状としてなることを
特徴とする請求項1又は2に記載のドットパタンを有す
るスクリン印刷エッジライトパネルとし,これらをそれ
ぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたもので
ある。
【0009】
【実施例】 以下実施例を示す図面に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,図1乃至図4において,Aは液
晶バックライト,3は冷陰極管の光源,10はエッジラ
イトパネル,11は薄肉アクリル樹脂の透明基板,12
は入射端面,13は反射端面,20はドットパタン,2
2はドットをそれぞれ示す。
に具体的に説明すれば,図1乃至図4において,Aは液
晶バックライト,3は冷陰極管の光源,10はエッジラ
イトパネル,11は薄肉アクリル樹脂の透明基板,12
は入射端面,13は反射端面,20はドットパタン,2
2はドットをそれぞれ示す。
【0010】 ドットパタン20におけるドット22
は,縦横等間隔の位置関係にして,光源3から離隔す
る,矢示の入射光の導光方向に,上記等間隔の位置関係
を維持して面積変化するように高密度に分布してあり,
本例にあって上記面積変化は,5〜50%の面積比の範
囲とするように,入射端面12側から導光方向に無段階
増変化する一方,入射端面12と反射端面13間の反射
端面13側に偏位した位置を50%の最大面積部21と
し,該最大面積部21から反射端面13側に無段階減変
化の面積変化を更に行うようにしたものとしてあり,こ
れによりドットパタン20は,光源3か入射端面12を
介して供給される入射光の乱反射をコントロールし,併
せて反射端面13側の面積変化で,反射光を複合した入
射光に対応し,液晶バックライトAとして,それ自体高
輝度と高均一性を確保して,面照明を行うようにしてあ
る。
は,縦横等間隔の位置関係にして,光源3から離隔す
る,矢示の入射光の導光方向に,上記等間隔の位置関係
を維持して面積変化するように高密度に分布してあり,
本例にあって上記面積変化は,5〜50%の面積比の範
囲とするように,入射端面12側から導光方向に無段階
増変化する一方,入射端面12と反射端面13間の反射
端面13側に偏位した位置を50%の最大面積部21と
し,該最大面積部21から反射端面13側に無段階減変
化の面積変化を更に行うようにしたものとしてあり,こ
れによりドットパタン20は,光源3か入射端面12を
介して供給される入射光の乱反射をコントロールし,併
せて反射端面13側の面積変化で,反射光を複合した入
射光に対応し,液晶バックライトAとして,それ自体高
輝度と高均一性を確保して,面照明を行うようにしてあ
る。
【0011】 エッジライトパネル10におけるドット
パタン20は,透明基板11にこれを,特にスクリン印
刷によって印刷したものとしてあり,ドットパタン20
のスクリン印刷は,本例にあって45゜の角度の経緯方
向をなすように図示省略のスクリン印刷機のスクリン枠
に張設したメッシュ数270のスクリンメッシュ30を
用い,該スクリンメッシュ30を介してドットパタンの
反転した版膜上からインクを透明基板11に供給するこ
とによって行うものとしてある。
パタン20は,透明基板11にこれを,特にスクリン印
刷によって印刷したものとしてあり,ドットパタン20
のスクリン印刷は,本例にあって45゜の角度の経緯方
向をなすように図示省略のスクリン印刷機のスクリン枠
に張設したメッシュ数270のスクリンメッシュ30を
用い,該スクリンメッシュ30を介してドットパタンの
反転した版膜上からインクを透明基板11に供給するこ
とによって行うものとしてある。
【0012】 このとき上記エッジライトパネル10に
おけるドットパタン20のドット22は,これを,スク
リン印刷用スクリンメッシュ30経緯方向に添う複数の
傾斜辺23,24を備えた多角相似形状とするとともに
上記スクリンメッシュ30の重なりにより任意のドット
22に生じる端部欠け26の方向を傾斜辺23,24と
同方向に傾斜したものとし,該端部欠け26による入射
光の異常発光を,上記複数の傾斜辺23,24による入
射光の光輝発光に近似化することにより,スクリン印刷
に伴う上記異常発光の異常性を解消するものとしてあ
り,本例にあってこのとき上記ドット22の上記スクリ
ンメッシュ経緯方向に添う複数の傾斜辺を,入射光の導
光方向に対して傾斜するように配置したものとし,また
上記ドット22の多角相似形状を2つの傾斜辺を備えた
正三角形の形状としたものとしてある。
おけるドットパタン20のドット22は,これを,スク
リン印刷用スクリンメッシュ30経緯方向に添う複数の
傾斜辺23,24を備えた多角相似形状とするとともに
上記スクリンメッシュ30の重なりにより任意のドット
22に生じる端部欠け26の方向を傾斜辺23,24と
同方向に傾斜したものとし,該端部欠け26による入射
光の異常発光を,上記複数の傾斜辺23,24による入
射光の光輝発光に近似化することにより,スクリン印刷
に伴う上記異常発光の異常性を解消するものとしてあ
り,本例にあってこのとき上記ドット22の上記スクリ
ンメッシュ経緯方向に添う複数の傾斜辺を,入射光の導
光方向に対して傾斜するように配置したものとし,また
上記ドット22の多角相似形状を2つの傾斜辺を備えた
正三角形の形状としたものとしてある。
【0013】 即ちドットパタン20のスクリン印刷に
おいては,図4にモデル図を示す如くに,ドット22と
スクリンメッシュ30との関係は,随処でスクリンメッ
シュ30がドット22に重なるが,一般にこの重なりが
あっても,スクリンメッシュ30の経緯線の両側からイ
ンクが供給される上,インクは流動性を有するから,ス
クリンメッシュ30を外すことにより,ドット22が分
断されたりすることなく所望の形状となるが,スクリン
メッシュ30の重なりが,ドット22の端部や隅部で生
じると,スクリンメッシュ30の経緯線の片側からイン
クが供給されることにより,他方外側のインク供給が阻
害され,該部分が印刷モレの状態となり,ドット22を
カットする如くに端部欠け26を発生させる。
おいては,図4にモデル図を示す如くに,ドット22と
スクリンメッシュ30との関係は,随処でスクリンメッ
シュ30がドット22に重なるが,一般にこの重なりが
あっても,スクリンメッシュ30の経緯線の両側からイ
ンクが供給される上,インクは流動性を有するから,ス
クリンメッシュ30を外すことにより,ドット22が分
断されたりすることなく所望の形状となるが,スクリン
メッシュ30の重なりが,ドット22の端部や隅部で生
じると,スクリンメッシュ30の経緯線の片側からイン
クが供給されることにより,他方外側のインク供給が阻
害され,該部分が印刷モレの状態となり,ドット22を
カットする如くに端部欠け26を発生させる。
【0014】 然るにドットパタン20のドット22
は,それ自体スクリンメッシュ30の経緯方向に添う複
数の傾斜辺23,24を上記矢印の入射光導光方向に対
して傾斜するようにし,且つ複数の傾斜辺23,24有
する正三角形の多角相似形状のものとしてあるから,上
記端部欠け26によるドット22の形状変化は,僅少の
ものであり,上記正三角形の多角相似形状を大きく損う
ものとはならず,その形状を基本的に維持するとともに
端部欠け26の方向は,これを上記複数の傾斜辺23,
24の一方又は双方と同方向に傾斜したものとするに至
る。
は,それ自体スクリンメッシュ30の経緯方向に添う複
数の傾斜辺23,24を上記矢印の入射光導光方向に対
して傾斜するようにし,且つ複数の傾斜辺23,24有
する正三角形の多角相似形状のものとしてあるから,上
記端部欠け26によるドット22の形状変化は,僅少の
ものであり,上記正三角形の多角相似形状を大きく損う
ものとはならず,その形状を基本的に維持するとともに
端部欠け26の方向は,これを上記複数の傾斜辺23,
24の一方又は双方と同方向に傾斜したものとするに至
る。
【0015】これを光の屈折率からみれば,ドット22
の傾斜辺23,24も,端部欠け26も,いずれも供給
された,それ自体流動性を有するインクが同一条件下で
硬化したものであるから,この点幾分の差異があるとし
ても基本的に同等であり,一方矢示の入射光の導光方向
との関係で,傾斜辺23,24と端部欠け26間の,正
三角形による60゜の角度とスクリンメッシュ30の4
5゜の角度の差による屈折率の相違が生じることにな
る。
の傾斜辺23,24も,端部欠け26も,いずれも供給
された,それ自体流動性を有するインクが同一条件下で
硬化したものであるから,この点幾分の差異があるとし
ても基本的に同等であり,一方矢示の入射光の導光方向
との関係で,傾斜辺23,24と端部欠け26間の,正
三角形による60゜の角度とスクリンメッシュ30の4
5゜の角度の差による屈折率の相違が生じることにな
る。
【0016】 ドット22に生じた端部欠け26は,上
記円形ドットにおけると同様,エッジライトパネル10
のドットパタン20において,その屈折率に応じて入射
光の異常発光を行うことになるが,一方で正三角形の多
角相似形状としたドット22の,特に傾斜辺23,24
も,同じくその屈折率に応じた入射光の発光を行うこと
になり,エッジライトパネル10における面照明に際し
て,正三角形の多角相似形状としたドット22は,もと
よりその全体に亘る発光を行うが,特に傾斜辺23,2
4の発光は,入射光を受けてドット22自体の発光より
その度合が強く,ドット22にあって該部が光輝する光
輝発光を自ずと行うに至り,また本例にあっては,ドッ
ト22の頂点25を入射端面12に向けることによっ
て,傾斜辺23,24は矢示の入射光の導光方向に対し
て傾斜し,これと交差するものとしてあるから,その光
輝発光は自ずと更に促進されるに至る。
記円形ドットにおけると同様,エッジライトパネル10
のドットパタン20において,その屈折率に応じて入射
光の異常発光を行うことになるが,一方で正三角形の多
角相似形状としたドット22の,特に傾斜辺23,24
も,同じくその屈折率に応じた入射光の発光を行うこと
になり,エッジライトパネル10における面照明に際し
て,正三角形の多角相似形状としたドット22は,もと
よりその全体に亘る発光を行うが,特に傾斜辺23,2
4の発光は,入射光を受けてドット22自体の発光より
その度合が強く,ドット22にあって該部が光輝する光
輝発光を自ずと行うに至り,また本例にあっては,ドッ
ト22の頂点25を入射端面12に向けることによっ
て,傾斜辺23,24は矢示の入射光の導光方向に対し
て傾斜し,これと交差するものとしてあるから,その光
輝発光は自ずと更に促進されるに至る。
【0017】 従って端部欠け26の異常発光と傾斜辺
23,24の光輝発光の差は,基本的に上記角度の相違
に起因する屈折率の差異に帰し,端部欠け26による異
常発光が発生するも,これを上記複数の傾斜辺23,2
4による光輝発光と近似化したものとすることができ,
異常発光の異常性が解消され,端部欠け26による異常
発光の視認が防止される。
23,24の光輝発光の差は,基本的に上記角度の相違
に起因する屈折率の差異に帰し,端部欠け26による異
常発光が発生するも,これを上記複数の傾斜辺23,2
4による光輝発光と近似化したものとすることができ,
異常発光の異常性が解消され,端部欠け26による異常
発光の視認が防止される。
【0018】 図5及び図6は,他の例を示したもの
で,本例にあっては,ドットパタン20におけるドット
22の多角相似形状を,多数の傾斜辺23,24,2
7,28を備えた,特に多数の傾斜辺23,24,2
7,28による菱形の形状とし,同様に傾斜辺23,2
4,27,28を入射光の導光方向に傾斜するようにド
ット22を配置した例であり,上記例における正三角形
のドット22に対して,反射端面13の反射光を複合し
た入射光に対応して,更に輝度向上を行うようにした例
であるが,端部欠け26による入射光の異常発光におけ
る異常性の解消を含めて,その余は上記例と変らない。
で,本例にあっては,ドットパタン20におけるドット
22の多角相似形状を,多数の傾斜辺23,24,2
7,28を備えた,特に多数の傾斜辺23,24,2
7,28による菱形の形状とし,同様に傾斜辺23,2
4,27,28を入射光の導光方向に傾斜するようにド
ット22を配置した例であり,上記例における正三角形
のドット22に対して,反射端面13の反射光を複合し
た入射光に対応して,更に輝度向上を行うようにした例
であるが,端部欠け26による入射光の異常発光におけ
る異常性の解消を含めて,その余は上記例と変らない。
【0019】 なお図中1は乳白色ポリエステルフィル
ムによる拡散シート,2は白色ポリエステル低発泡フィ
ルムによる高反射性の反射シートである。
ムによる拡散シート,2は白色ポリエステル低発泡フィ
ルムによる高反射性の反射シートである。
【0020】 図示した例は以上のとおりとしたが,ド
ットの多角相似形状は,ドットの等間隔の位置関係を維
持して面積変化する上で,円内に納まる上記正三角形,
菱形が特に好ましいが,これを更に二等辺三角形や六角
形の形状のもの等とするもでき,これを含めて,本発明
の実施に当って,その具体的態様は,これを上記発明の
要旨に反しない限り様々のものにすることができる。
ットの多角相似形状は,ドットの等間隔の位置関係を維
持して面積変化する上で,円内に納まる上記正三角形,
菱形が特に好ましいが,これを更に二等辺三角形や六角
形の形状のもの等とするもでき,これを含めて,本発明
の実施に当って,その具体的態様は,これを上記発明の
要旨に反しない限り様々のものにすることができる。
【0021】
【発明の効果】 本発明は以上のとおりに構成したの
で,請求項1に記載の発明は,エッジライトパネルにド
ットパタンをスクリン印刷することについて任意のドッ
トに発生する端部欠けによる異常発光現象を,端部欠け
の発生を容認する一方で,ドットをスクリンメッシュの
経緯方向に添う複数の傾斜辺を有するものとして,この
傾斜辺を光輝発光させ,スクリンメッシュの経緯方向の
方向を持つ端部欠けによる入射光の異常発光の異常性
を,スクリンメッシュの経緯方向を基準とする同方向の
同一角度又は角度の差による屈折率の差とすることによ
って,これを吸収して解消するドットパタンを有するス
クリン印刷エッジライトパネルを提供することが可能と
なる。
で,請求項1に記載の発明は,エッジライトパネルにド
ットパタンをスクリン印刷することについて任意のドッ
トに発生する端部欠けによる異常発光現象を,端部欠け
の発生を容認する一方で,ドットをスクリンメッシュの
経緯方向に添う複数の傾斜辺を有するものとして,この
傾斜辺を光輝発光させ,スクリンメッシュの経緯方向の
方向を持つ端部欠けによる入射光の異常発光の異常性
を,スクリンメッシュの経緯方向を基準とする同方向の
同一角度又は角度の差による屈折率の差とすることによ
って,これを吸収して解消するドットパタンを有するス
クリン印刷エッジライトパネルを提供することが可能と
なる。
【0022】 請求項2に記載の発明は,これに加えて
ドットの傾斜辺による入射光の光輝発光を促進して,更
に有効に異常発光現象を解消した好ましい形態のものと
することができる。
ドットの傾斜辺による入射光の光輝発光を促進して,更
に有効に異常発光現象を解消した好ましい形態のものと
することができる。
【0023】 請求項3及び4に記載の発明は,それぞ
れ同じくこれに加えて,高輝度にして高均一のエッジラ
イトパネルに比較的簡易にして確実に用い得る好適なド
ット形状のものとすることができる。
れ同じくこれに加えて,高輝度にして高均一のエッジラ
イトパネルに比較的簡易にして確実に用い得る好適なド
ット形状のものとすることができる。
【図1】 液晶バックライトの上下反転した状態の分解
斜視図
斜視図
【図2】 ドットパタンの平面図
【図3】 ドットの拡大平面図
【図4】 ドットとスクリンメッシュとの関係のモデル
を示す平面図
を示す平面図
【図5】 他の例に係るドットパタンの平面図
【図6】 ドットの拡大平面図
【図7】 従来のドットとスクリンメッシュとの関係の
モデルを示す平面図
モデルを示す平面図
A 液晶バックライト 10 エッジライトパネル 20 ドットパタン 22 ドット 23,24,27,28 傾斜辺 30 スクリンメッシュ
Claims (4)
- 【請求項1】 高密度分布のドットを,スクリン印刷用
スクリンメッシュ経緯方向に添う複数の傾斜辺を備えて
入射光の導光方向に面積変化する多角相似形状とすると
ともに上記スクリンメッシュの重なりにより任意のドッ
トに生じる端部欠けの方向を傾斜辺と同方向に傾斜した
ものとし,該端部欠けによる入射光の異常発光を,上記
複数の傾斜辺による入射光の光輝発光に近似化すること
により,スクリン印刷に伴う上記異常発光の異常性を解
消するようにしてなることを特徴とするドットパタンを
有するスクリン印刷エッジライトパネル。 - 【請求項2】 上記ドットのスクリーン印刷用スクリー
ンメッシュ経緯方向に添う複数の傾斜辺を,入射光の導
光方向に対して傾斜するように配置してなることを特徴
とする請求項1に記載のドットパタンを有するスクリン
印刷エッジライトパネル。 - 【請求項3】 上記ドットの多角相似形状を,2つの傾
斜辺を備えた二等辺三角形又は正三角形の形状としてな
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のドットパタ
ンを有するスクリン印刷エッジライトパネル。 - 【請求項4】 上記ドットの多角相似形状を,多数の傾
斜辺を備えた菱形又は六角形の形状としてなることを特
徴とする請求項1又は2に記載のドットパタンを有する
スクリン印刷エッジライトパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278021A JP2699046B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278021A JP2699046B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06102402A JPH06102402A (ja) | 1994-04-15 |
JP2699046B2 true JP2699046B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17591546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4278021A Expired - Lifetime JP2699046B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699046B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3402138B2 (ja) * | 1996-09-27 | 2003-04-28 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
US6644832B2 (en) | 2000-12-25 | 2003-11-11 | Seiko Epson Corporation | Illumination device and manufacturing method therefor, display device, and electronic instrument |
JP4476505B2 (ja) | 2001-02-09 | 2010-06-09 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0476593A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Nissha Printing Co Ltd | 面発光装置 |
JPH04178627A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-25 | Enplas Corp | 面光源装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4278021A patent/JP2699046B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06102402A (ja) | 1994-04-15 |
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