JPH06102402A - エッジライトパネルのドットパタン - Google Patents
エッジライトパネルのドットパタンInfo
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- JPH06102402A JPH06102402A JP4278021A JP27802192A JPH06102402A JP H06102402 A JPH06102402 A JP H06102402A JP 4278021 A JP4278021 A JP 4278021A JP 27802192 A JP27802192 A JP 27802192A JP H06102402 A JPH06102402 A JP H06102402A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
［目的］ 光の線が走るように光輝するモアレ現象を防
止したエッジライトパネルのドットパタンを提供する。 ［構成］ ドットパタン２０を，スクリン印刷時のスク
リンメッシュ３０に添うように矢示の入射光に対して複
数の辺を傾斜した三角形状のドット２２により構成す
る。これによりスクリンメッシュ３０の重なりによる欠
け２６が発生するが，欠け２６はドット２２の三角形状
とした基本形状を大きく崩すことがないから，欠け２６
の屈折率の違いによる異常発光を全体として吸収し，モ
アレ現象の発生を防止し，高輝度にして均一性に優れた
エッジライト照明を行うことができる。
止したエッジライトパネルのドットパタンを提供する。 ［構成］ ドットパタン２０を，スクリン印刷時のスク
リンメッシュ３０に添うように矢示の入射光に対して複
数の辺を傾斜した三角形状のドット２２により構成す
る。これによりスクリンメッシュ３０の重なりによる欠
け２６が発生するが，欠け２６はドット２２の三角形状
とした基本形状を大きく崩すことがないから，欠け２６
の屈折率の違いによる異常発光を全体として吸収し，モ
アレ現象の発生を防止し，高輝度にして均一性に優れた
エッジライト照明を行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液晶バックライト，面照
明等に用いられるエッジライト照明に関し，特にそのエ
ッジライトパネルのドットパタンに関する。
明等に用いられるエッジライト照明に関し，特にそのエ
ッジライトパネルのドットパタンに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種エッジライトパネルは，エッジラ
イトパネルに対して光源より供給される入射光或いは反
射手段により再供給される反射光の乱反射を促進し，エ
ッジライトパネルを光輝するために乱反射光輝用のパタ
ンを一側表面に備えたものとされる。
イトパネルに対して光源より供給される入射光或いは反
射手段により再供給される反射光の乱反射を促進し，エ
ッジライトパネルを光輝するために乱反射光輝用のパタ
ンを一側表面に備えたものとされる。
【０００３】このパタンにはドットパタン，ヘアライン
パタン等各種のものが提案されているが，網点パタンに
代表されるように円形ドットを高密度に配置し，この円
形ドットによりスクリン印刷のドットパタンを構成した
ものが，高輝度にして均一性に優れた乱反射光輝用のパ
タンとして専ら用いられている。
パタン等各種のものが提案されているが，網点パタンに
代表されるように円形ドットを高密度に配置し，この円
形ドットによりスクリン印刷のドットパタンを構成した
ものが，高輝度にして均一性に優れた乱反射光輝用のパ
タンとして専ら用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この網点パタンによる
乱反射光輝用のパタンはエッジライトパネルとして極め
て好適なもので，エッジライト照明の実用化はこのパタ
ンによって実現されるに至ったものといえる。
乱反射光輝用のパタンはエッジライトパネルとして極め
て好適なもので，エッジライト照明の実用化はこのパタ
ンによって実現されるに至ったものといえる。
【０００５】しかしながら，このエッジライトパネル
は，その面内に部分的に光の線が走る，いわゆるモアレ
現象を招き易く，例えば液晶バックライトのように近距
離で注視される液晶面の照明にモアレ現象は不適であ
り，従ってモアレ現象を生じたエッジライトパネルは，
それ自体不良品として扱われることになって歩留りを低
下させる。
は，その面内に部分的に光の線が走る，いわゆるモアレ
現象を招き易く，例えば液晶バックライトのように近距
離で注視される液晶面の照明にモアレ現象は不適であ
り，従ってモアレ現象を生じたエッジライトパネルは，
それ自体不良品として扱われることになって歩留りを低
下させる。
【０００６】このため上記網点パタンによるエッジライ
トパネルは照明目的には好適であるが，一方で生産の歩
留りを低下させる隘路をなしている。
トパネルは照明目的には好適であるが，一方で生産の歩
留りを低下させる隘路をなしている。
【０００７】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で，その解決課題とする処は，照明性能，即ち高輝度と
均一性を維持するとともに上記モアレ現象の発生を防止
したエッジライトパネルのドットパタンを提供するにあ
る。
で，その解決課題とする処は，照明性能，即ち高輝度と
均一性を維持するとともに上記モアレ現象の発生を防止
したエッジライトパネルのドットパタンを提供するにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】モアレ現象を生じたパタ
ン部位を精査すると，該部位のドット，即ち円形ドット
２２は，例えば図７に示すように入射光，反射光又は他
の入射光の図上矢示方向に対して傾斜方向に欠け２６を
有しており，この欠け２６は傾斜方向に同一延長線上に
多数のドット２２に連続的に発生していることが判明す
る（なお一般に欠け２６は双方の傾斜方向に見られる
が，図７は簡略化し，一方の傾斜方向の欠けのみを示し
ている）。
ン部位を精査すると，該部位のドット，即ち円形ドット
２２は，例えば図７に示すように入射光，反射光又は他
の入射光の図上矢示方向に対して傾斜方向に欠け２６を
有しており，この欠け２６は傾斜方向に同一延長線上に
多数のドット２２に連続的に発生していることが判明す
る（なお一般に欠け２６は双方の傾斜方向に見られる
が，図７は簡略化し，一方の傾斜方向の欠けのみを示し
ている）。
【０００９】即ちモアレ現象は，ドット２２の欠け部分
の屈折率がドット２２の他の部分或いは他のドット２２
と異なる上，これが多数のドット２２に連続するため，
屈折率が異なることによる異常発光が連続して，光の線
が走るように肉視されることに起因している。
の屈折率がドット２２の他の部分或いは他のドット２２
と異なる上，これが多数のドット２２に連続するため，
屈折率が異なることによる異常発光が連続して，光の線
が走るように肉視されることに起因している。
【００１０】そして上記欠け２６が発生する方向は，ス
クリン印刷のスクリンメッシュ３０の経緯方向と一致し
ており，従って欠けの発生は，結局上記網点パタンのス
クリン印刷に際して，スクリンメッシュ３０やこれにイ
ンク中の固形分成分等が付着した経緯が円形ドット２２
の端部に重合状に位置したときに，印刷インクの供給が
これによって阻害されることに原因がある。
クリン印刷のスクリンメッシュ３０の経緯方向と一致し
ており，従って欠けの発生は，結局上記網点パタンのス
クリン印刷に際して，スクリンメッシュ３０やこれにイ
ンク中の固形分成分等が付着した経緯が円形ドット２２
の端部に重合状に位置したときに，印刷インクの供給が
これによって阻害されることに原因がある。
【００１１】本発明はかかるモアレ現象発生のメカニズ
ムから，一般にフレームに傾斜張設されるスクリンメッ
シュによるスクリン印刷を施す以上，上記欠けが発生す
ること自体を容認し，これを前提とするも，ドットの基
本形状をスクリンメッシュの傾斜に可及的に添わせるよ
うにし，また発生した欠けによってドットの基本形状を
大きく崩すことのないようにすることが，欠けに起因す
る異常発光の肉視を抑止して，モアレ現象の発生を防止
し且つ高輝度にして均一性を確保したエッジライトパネ
ルを得る上で有効であることを見い出し，またそのため
にドットの基本形状を，入射光或いはこれと反射光又は
他の入射光に対して複数の辺を傾斜する傾斜辺を備えた
多角形状とすること，特に，その際この多角形状を三角
形状或いは菱形形状等とすることが有効であることを見
い出した。
ムから，一般にフレームに傾斜張設されるスクリンメッ
シュによるスクリン印刷を施す以上，上記欠けが発生す
ること自体を容認し，これを前提とするも，ドットの基
本形状をスクリンメッシュの傾斜に可及的に添わせるよ
うにし，また発生した欠けによってドットの基本形状を
大きく崩すことのないようにすることが，欠けに起因す
る異常発光の肉視を抑止して，モアレ現象の発生を防止
し且つ高輝度にして均一性を確保したエッジライトパネ
ルを得る上で有効であることを見い出し，またそのため
にドットの基本形状を，入射光或いはこれと反射光又は
他の入射光に対して複数の辺を傾斜する傾斜辺を備えた
多角形状とすること，特に，その際この多角形状を三角
形状或いは菱形形状等とすることが有効であることを見
い出した。
【００１２】本発明はかかる知見に基づいてなされたも
のであって，即ち本発明は，複数の辺を入射光に対して
傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットにより，スクリ
ン印刷のドットパタンを構成してなることを特徴とする
エッジライトパネルのドットパタン（請求項１），複数
の辺を入射光に対して傾斜する傾斜辺とした多角形状の
ドットと，複数の辺を反射光又は他の入射光に対して傾
斜する傾斜辺とした異方向又は異形にして多角形状のド
ットにより，スクリン印刷のドットパタンを構成してな
ることを特徴とするエッジライトパネルのドットパタン
（請求項２），複数の辺を入射光に対して傾斜する傾斜
辺とし且つ他の複数の辺を反射光又は他の入射光に対し
て傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットにより，スク
リン印刷のドットパタンを構成してなることを特徴とす
るエッジライトパネルのドットパタン（請求項３），請
求項１又は２の多角形状のドットを，入射光，反射光又
は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺を配置した三角形
状又は台形形状としてなることを特徴とするエッジライ
トパネルのドットパタン（請求項４）及び請求項３の多
角形状のドットを，入射光及び反射光又は他の入射光に
向けて頂点又は短頂辺を配置した菱形形状又は六角形状
としてなることを特徴とするエッジライトパネルのドッ
トパタン（請求項５）に係り且つこれらをそれぞれ発明
の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
のであって，即ち本発明は，複数の辺を入射光に対して
傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットにより，スクリ
ン印刷のドットパタンを構成してなることを特徴とする
エッジライトパネルのドットパタン（請求項１），複数
の辺を入射光に対して傾斜する傾斜辺とした多角形状の
ドットと，複数の辺を反射光又は他の入射光に対して傾
斜する傾斜辺とした異方向又は異形にして多角形状のド
ットにより，スクリン印刷のドットパタンを構成してな
ることを特徴とするエッジライトパネルのドットパタン
（請求項２），複数の辺を入射光に対して傾斜する傾斜
辺とし且つ他の複数の辺を反射光又は他の入射光に対し
て傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットにより，スク
リン印刷のドットパタンを構成してなることを特徴とす
るエッジライトパネルのドットパタン（請求項３），請
求項１又は２の多角形状のドットを，入射光，反射光又
は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺を配置した三角形
状又は台形形状としてなることを特徴とするエッジライ
トパネルのドットパタン（請求項４）及び請求項３の多
角形状のドットを，入射光及び反射光又は他の入射光に
向けて頂点又は短頂辺を配置した菱形形状又は六角形状
としてなることを特徴とするエッジライトパネルのドッ
トパタン（請求項５）に係り且つこれらをそれぞれ発明
の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
【００１３】本発明において入射光，反射光，他の入射
光に対して傾斜するとは，これらが光源，反射手段によ
ってエッジライトパネルに供給される方向を基準とし，
エッジライトパネルの面内における光の進行方向とは必
ずしも一致しない。またこれらに向けて頂点又は短頂辺
を配置するとは，例えば矩形状のドットパタンであると
き対角線近傍又は対角線間のこれら供給方向に向ける場
合を含むものとする。
光に対して傾斜するとは，これらが光源，反射手段によ
ってエッジライトパネルに供給される方向を基準とし，
エッジライトパネルの面内における光の進行方向とは必
ずしも一致しない。またこれらに向けて頂点又は短頂辺
を配置するとは，例えば矩形状のドットパタンであると
き対角線近傍又は対角線間のこれら供給方向に向ける場
合を含むものとする。
【００１４】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば，図１乃至図４において，Ａは液晶
表示機器に登載使用される液晶バックライトであり，該
液晶バックライトＡは液晶表示機器の液晶表示面側か
ら，例えば７５μｍ厚の乳白色ポリエステルフィルムに
よる拡散シート，エッジライトパネル１０及び同じく例
えば７５μｍ厚の白色ポリエステル低発砲フィルムによ
る反射シート２を積層する一方，エッジライトパネル１
０の一側端面を入射端面１２とし，該入射端面１２に冷
陰極管よりなるチューブ状の光源３を配設し，他側端面
を鏡面化して，これを反射手段とする反射端面１３とし
て構成せしめてある。
具体的に説明すれば，図１乃至図４において，Ａは液晶
表示機器に登載使用される液晶バックライトであり，該
液晶バックライトＡは液晶表示機器の液晶表示面側か
ら，例えば７５μｍ厚の乳白色ポリエステルフィルムに
よる拡散シート，エッジライトパネル１０及び同じく例
えば７５μｍ厚の白色ポリエステル低発砲フィルムによ
る反射シート２を積層する一方，エッジライトパネル１
０の一側端面を入射端面１２とし，該入射端面１２に冷
陰極管よりなるチューブ状の光源３を配設し，他側端面
を鏡面化して，これを反射手段とする反射端面１３とし
て構成せしめてある。
【００１５】本例のエッジライトパネル１０は，可及的
に薄肉化した，例えば１．５mm厚にして１５０mm×２０
０mmの大きさのアクリル樹脂製透明基体１１の一側表
面，本例において裏面に形成せしめたドットパタン２０
を備えたものとしてある。
に薄肉化した，例えば１．５mm厚にして１５０mm×２０
０mmの大きさのアクリル樹脂製透明基体１１の一側表
面，本例において裏面に形成せしめたドットパタン２０
を備えたものとしてある。
【００１６】ドットパタン２０は，光源３による入射光
に対して複数の辺を傾斜辺２３，２４とした多角形状の
ドット２２により構成せしめてあり，本例において各多
角形状のドット２２は，上記光源３による入射光に向け
て頂点２５を配置した三角形状としてある。
に対して複数の辺を傾斜辺２３，２４とした多角形状の
ドット２２により構成せしめてあり，本例において各多
角形状のドット２２は，上記光源３による入射光に向け
て頂点２５を配置した三角形状としてある。
【００１７】即ちドット２２は，いずれも頂点２５を上
記入射光に対して直交方向に向け傾斜辺２３，２４を各
６０°の角度とした正三角形状をなすものとしてあり，
上記ドットパタン２０はこの正三角形のドット２２を，
５％〜５０％の面積比となるよう高密度に配置すること
によって構成したものとしてある。
記入射光に対して直交方向に向け傾斜辺２３，２４を各
６０°の角度とした正三角形状をなすものとしてあり，
上記ドットパタン２０はこの正三角形のドット２２を，
５％〜５０％の面積比となるよう高密度に配置すること
によって構成したものとしてある。
【００１８】ドット２２の配置に際しては，該ドット２
２の単位面積を，上記正三角形のまま光源３側からエッ
ジライトパネル１０の離隔面内方向に無段階的に増変化
させて，反射端面１３からやや面内位置に偏位した位置
にドット２２上記５０％の最大面積部分２１を形成し，
更に上記反射端面１３側に向けて逆に単位面積を無段階
的に減変化させたものとしてあり，これにより，入射
光，反射光に対応して全体としての高輝度とその均一性
を確保するようにしてある。
２の単位面積を，上記正三角形のまま光源３側からエッ
ジライトパネル１０の離隔面内方向に無段階的に増変化
させて，反射端面１３からやや面内位置に偏位した位置
にドット２２上記５０％の最大面積部分２１を形成し，
更に上記反射端面１３側に向けて逆に単位面積を無段階
的に減変化させたものとしてあり，これにより，入射
光，反射光に対応して全体としての高輝度とその均一性
を確保するようにしてある。
【００１９】ドットパタン２０の形成は，淡透光の光輝
性及び乱反射性を各ドット２２が有するようにメジュー
ムを印刷インクとして，例えばメッシュ２７０にして４
５°の角度に傾斜張設したスクリンメッシュ３０を用い
て，透明基板１１の一側表面にスクリン印刷を施すこと
によって行っている。
性及び乱反射性を各ドット２２が有するようにメジュー
ムを印刷インクとして，例えばメッシュ２７０にして４
５°の角度に傾斜張設したスクリンメッシュ３０を用い
て，透明基板１１の一側表面にスクリン印刷を施すこと
によって行っている。
【００２０】図４にスクリンメッシュ３０とドット２２
との関係をモデル的に示した如くに，このスクリン印刷
時にはドット２２とスクリンメッシュ３０が重なること
により，特にドット２２の端部にスクリンメッシュ３０
の経緯が重合状に位置した場合，ドット２２には欠け２
６が発生することになるに至る。
との関係をモデル的に示した如くに，このスクリン印刷
時にはドット２２とスクリンメッシュ３０が重なること
により，特にドット２２の端部にスクリンメッシュ３０
の経緯が重合状に位置した場合，ドット２２には欠け２
６が発生することになるに至る。
【００２１】しかしこの場合，上記傾斜辺２３，２４が
角度が異なるがスクリンメッシュ３０の経緯に添うよう
になり，欠け２６が発生するも，この欠け２６は上記正
三角形のドット２２を不等辺三角形状とし，或いは一部
を短辺となすように削って三角形状に近似した台形形状
とするに止まり，ドット２２の基本形状である正三角形
状乃至三角形状を大きく崩すことがない。
角度が異なるがスクリンメッシュ３０の経緯に添うよう
になり，欠け２６が発生するも，この欠け２６は上記正
三角形のドット２２を不等辺三角形状とし，或いは一部
を短辺となすように削って三角形状に近似した台形形状
とするに止まり，ドット２２の基本形状である正三角形
状乃至三角形状を大きく崩すことがない。
【００２２】このため欠け２６の発生は，それ自体正三
角形に光輝するドット２２の基本形状に僅かな変化を与
えるに止まり，これに吸収されることになり，従って欠
け２６により該部分の屈折率が変化して異常発光を生じ
ても，全体として光輝度合に肉視されるような輝度変化
を招くことがなく，従って欠け２６によってモアレ現象
が発生することを防止することができるに至る。
角形に光輝するドット２２の基本形状に僅かな変化を与
えるに止まり，これに吸収されることになり，従って欠
け２６により該部分の屈折率が変化して異常発光を生じ
ても，全体として光輝度合に肉視されるような輝度変化
を招くことがなく，従って欠け２６によってモアレ現象
が発生することを防止することができるに至る。
【００２３】本例のドットパタン２０を用いた上記エッ
ジライトパネル１０による照明は，ドットパタン２０に
欠け２６が発生したものであったが，モアレ現象の発生
がなく，高輝度にして均一性を備えたものであり，その
輝度及び均一性は上記円形ドットの網点パタンによるも
のと同等の優れたものであった。
ジライトパネル１０による照明は，ドットパタン２０に
欠け２６が発生したものであったが，モアレ現象の発生
がなく，高輝度にして均一性を備えたものであり，その
輝度及び均一性は上記円形ドットの網点パタンによるも
のと同等の優れたものであった。
【００２４】図５及び図６は他のスクリン印刷のドット
パタン２０を示したものであって，本例にあってドット
パタン２０は，複数の辺を光源３による入射光に対して
傾斜する傾斜辺２３，２４とし且つ他の複数の辺を反射
端面１３による反射光に対して傾斜する傾斜辺２７，２
８とした多角形状のドット２２により構成し，本例にお
いて各多角形状のドット２２を，上記入射光及び反射光
に向けて頂点を配置した菱形形状とした例である。
パタン２０を示したものであって，本例にあってドット
パタン２０は，複数の辺を光源３による入射光に対して
傾斜する傾斜辺２３，２４とし且つ他の複数の辺を反射
端面１３による反射光に対して傾斜する傾斜辺２７，２
８とした多角形状のドット２２により構成し，本例にお
いて各多角形状のドット２２を，上記入射光及び反射光
に向けて頂点を配置した菱形形状とした例である。
【００２５】即ちドット２２は，各頂点２６を上記入射
光及び反射光に対して直交方向に向け各傾斜辺２３，２
４，２７，２８を６０°の角度とした，上記正三角形状
のドットを上下に複合した菱形形状をなすものとしてあ
る。
光及び反射光に対して直交方向に向け各傾斜辺２３，２
４，２７，２８を６０°の角度とした，上記正三角形状
のドットを上下に複合した菱形形状をなすものとしてあ
る。
【００２６】本例でこの菱形形状としたのは，上記正三
角形状のドット形状とした場合，特に反射端面１３によ
る反射光に対してドットの底辺が対向することになるた
め，反射光側の光輝及び乱反射が僅かながらも阻害さ
れ，反射光の活用が不充分になることがあるからであ
り，上記菱形形状とすることによって入射光とともに反
射光をも有効に活用して，輝度及び均一性の確保を充分
に行うためである。
角形状のドット形状とした場合，特に反射端面１３によ
る反射光に対してドットの底辺が対向することになるた
め，反射光側の光輝及び乱反射が僅かながらも阻害さ
れ，反射光の活用が不充分になることがあるからであ
り，上記菱形形状とすることによって入射光とともに反
射光をも有効に活用して，輝度及び均一性の確保を充分
に行うためである。
【００２７】本例のドットパタン２０にあってもモアレ
現象の発生がなく，輝度及び均一性において上記円形ド
ットの網点パタンによるものと同等にして，更に上記正
三角形状のドットパタンによるものに比して均一性を向
上した極めて優れた結果を得た。
現象の発生がなく，輝度及び均一性において上記円形ド
ットの網点パタンによるものと同等にして，更に上記正
三角形状のドットパタンによるものに比して均一性を向
上した極めて優れた結果を得た。
【００２８】図示した例は以上のとおりとしたが，本発
明の実施に当っては，更に複数の辺を入射光に対して傾
斜する傾斜辺とした多角形状のドットと，複数の辺を反
射光又は他の入射光に対して傾斜する傾斜辺とした異方
向又は異形にして多角形状のドットにより，スクリン印
刷のドットパタンを構成することが可能であり，従っ
て，例えば入射光に対する三角形状のドットと反射光に
対する三角形状のドットとを，入射光及び反射光の光量
に応じて交錯状に配置し，又はドットパタンの部位を定
めて部分的に配置したりすることができる。
明の実施に当っては，更に複数の辺を入射光に対して傾
斜する傾斜辺とした多角形状のドットと，複数の辺を反
射光又は他の入射光に対して傾斜する傾斜辺とした異方
向又は異形にして多角形状のドットにより，スクリン印
刷のドットパタンを構成することが可能であり，従っ
て，例えば入射光に対する三角形状のドットと反射光に
対する三角形状のドットとを，入射光及び反射光の光量
に応じて交錯状に配置し，又はドットパタンの部位を定
めて部分的に配置したりすることができる。
【００２９】ドットの形状は，上記傾斜辺を有する多角
形状とする限り，等辺のものはもとより，不等辺のもの
を用いることが可能であり，従って，例えば上記正三角
形のものに代えて，頂点を除いて短頂辺とした台形形状
とすること，また，例えば上記菱形のものに代えて，同
じく頂点を除いて短頂辺とした算盤玉様の六角形状とす
ることを含めて，等辺又は不等辺の各種多角形状にドッ
トを形成することができる。
形状とする限り，等辺のものはもとより，不等辺のもの
を用いることが可能であり，従って，例えば上記正三角
形のものに代えて，頂点を除いて短頂辺とした台形形状
とすること，また，例えば上記菱形のものに代えて，同
じく頂点を除いて短頂辺とした算盤玉様の六角形状とす
ることを含めて，等辺又は不等辺の各種多角形状にドッ
トを形成することができる。
【００３０】頂点乃至頂辺は，入射光，反射光又は他の
入射光に対して上記例の如くに直接に直交状又は平行状
に配置することが，ドットパタンの配置外観を良好に
し，商品価値を高めるが，以上の説明からも判明するよ
うに，傾斜辺がスクリンメッシュに添い，スクリンメッ
シュによる欠けがドットの基本形状を大きく崩すもので
ない限り，頂点乃至頂辺の配置はこれを変更することが
可能であり，従って，例えば４５°の二等辺三角形状の
ドットを矩形状ドットパタンにおいて，その対角線又は
その近傍に頂点を配置するようにすること等も可能とな
る。
入射光に対して上記例の如くに直接に直交状又は平行状
に配置することが，ドットパタンの配置外観を良好に
し，商品価値を高めるが，以上の説明からも判明するよ
うに，傾斜辺がスクリンメッシュに添い，スクリンメッ
シュによる欠けがドットの基本形状を大きく崩すもので
ない限り，頂点乃至頂辺の配置はこれを変更することが
可能であり，従って，例えば４５°の二等辺三角形状の
ドットを矩形状ドットパタンにおいて，その対角線又は
その近傍に頂点を配置するようにすること等も可能とな
る。
【００３１】以上を含めて本発明の実施に当って，ドッ
トパタン，ドットの具体的形状，寸法，構成，材質，ス
クリン印刷の具体的手段，エッジライトパネル乃至エッ
ジライト照明の用途等は，上記本発明の要旨に反しない
限り様々に変更することができ，もとより具体的に図示
し，説明した例に限定するには及ばない。
トパタン，ドットの具体的形状，寸法，構成，材質，ス
クリン印刷の具体的手段，エッジライトパネル乃至エッ
ジライト照明の用途等は，上記本発明の要旨に反しない
限り様々に変更することができ，もとより具体的に図示
し，説明した例に限定するには及ばない。
【００３２】
【発明の効果】本発明は，請求項１で，複数の辺を入射
光に対して傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットによ
り，スクリン印刷のドットパタンを構成してなることを
特徴とするから，ドットがスクリンメッシュに可及的に
添うことになるとともに，このスクリンメッシュによっ
て発生する欠けがドットの基本形状を大きく崩すことが
なく，またそれ自体多角形状であることと相俟って，上
記欠けによって異常発生を生じても，全体としてこれを
吸収し，光輝度合に肉視されるような輝度変化を招くこ
となく，欠けに起因するモアレ現象の発生を確実に防止
し，また多角形状のドットによるスクリン印刷のドット
パタンとして，高輝度にして均一性に優れた照明を行う
ことができる。
光に対して傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットによ
り，スクリン印刷のドットパタンを構成してなることを
特徴とするから，ドットがスクリンメッシュに可及的に
添うことになるとともに，このスクリンメッシュによっ
て発生する欠けがドットの基本形状を大きく崩すことが
なく，またそれ自体多角形状であることと相俟って，上
記欠けによって異常発生を生じても，全体としてこれを
吸収し，光輝度合に肉視されるような輝度変化を招くこ
となく，欠けに起因するモアレ現象の発生を確実に防止
し，また多角形状のドットによるスクリン印刷のドット
パタンとして，高輝度にして均一性に優れた照明を行う
ことができる。
【００３３】請求項２は，複数の辺を入射光に対して傾
斜する傾斜辺とした多角形状のドットと，複数の辺を反
射光又は他の入射光に対して傾斜する傾斜辺とした異方
向又は異形にして多角形状のドットにより，スクリン印
刷のドットパタンを構成してなることを特徴とし，また
請求項３は，複数の辺を入射光に対して傾斜する傾斜辺
とし且つ他の複数の辺を反射光又は他の入射光に対して
傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットにより，スクリ
ン印刷のドットパタンを構成してなることを特徴とする
から，上記に加えて反射光又は他の入射光に対してもこ
れを有効に活用して輝度及び均一性をより向上すること
ができる。
斜する傾斜辺とした多角形状のドットと，複数の辺を反
射光又は他の入射光に対して傾斜する傾斜辺とした異方
向又は異形にして多角形状のドットにより，スクリン印
刷のドットパタンを構成してなることを特徴とし，また
請求項３は，複数の辺を入射光に対して傾斜する傾斜辺
とし且つ他の複数の辺を反射光又は他の入射光に対して
傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットにより，スクリ
ン印刷のドットパタンを構成してなることを特徴とする
から，上記に加えて反射光又は他の入射光に対してもこ
れを有効に活用して輝度及び均一性をより向上すること
ができる。
【００３４】請求項４は，上記多角形状のドットを，入
射光，反射光又は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺を
配置した三角形状又は台形形状としてなることを特徴と
し，また請求項５は，上記多角形状のドットを，入射光
及び反射光又は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺を配
置した菱形形状又は六角形状としてなることを特徴とす
るから，同じく上記に加えて，簡易にして確実にモアレ
現象を防止するとともに，高輝度にして均一な照明を行
うことができる。
射光，反射光又は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺を
配置した三角形状又は台形形状としてなることを特徴と
し，また請求項５は，上記多角形状のドットを，入射光
及び反射光又は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺を配
置した菱形形状又は六角形状としてなることを特徴とす
るから，同じく上記に加えて，簡易にして確実にモアレ
現象を防止するとともに，高輝度にして均一な照明を行
うことができる。
図１ エッジライトパネルの分解斜視図 図２ ドットパタンの平面図 図３ ドットの拡大平面図 図４ ドットとスクリンメッシュとの関係を示す拡大平面図 図５ 他の例に係るドットパタンの平面図 図６ 図５ドットパタンにおけるドットの拡大平面図 図７ 従来例を示す拡大平面図
【符号の説明】 Ａ 液晶バックライト １０ エッジライトパネル ２０ ドットパタン ２２ ドット ２３ 傾斜辺 ２４ 傾斜辺 ２５ 頂点 ２６ 欠け ２７ 傾斜辺 ２８ 傾斜辺 ３０ スクリンメッシュ
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の辺を入射光に対して傾斜する傾斜
辺とした多角形状のドットにより，スクリン印刷のドッ
トパタンを構成してなることを特徴とするエッジライト
パネルのドットパタン。 - 【請求項２】 複数の辺を入射光に対して傾斜する傾斜
辺とした多角形状のドットと，複数の辺を反射光又は他
の入射光に対して傾斜する傾斜辺とした異方向又は異形
にして多角形状のドットにより，スクリン印刷のドット
パタンを構成してなることを特徴とするエッジライトパ
ネルのドットパタン。 - 【請求項３】 複数の辺を入射光に対して傾斜する傾斜
辺とし且つ他の複数の辺を反射光又は他の入射光に対し
て傾斜する傾斜辺とした多角形状のドットにより，スク
リン印刷のドットパタンを構成してなることを特徴とす
るエッジライトパネルのドットパタン。 - 【請求項４】 請求項１又は２の多角形状のドットを，
入射光，反射光又は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺
を配置した三角形状又は台形形状としてなることを特徴
とするエッジライトパネルのドットパタン。 - 【請求項５】 請求項３の多角形状のドットを，入射光
及び反射光又は他の入射光に向けて頂点又は短頂辺を配
置した菱形形状又は六角形状としてなることを特徴とす
るエッジライトパネルのドットパタン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4278021A JP2699046B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4278021A JP2699046B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06102402A true JPH06102402A (ja) | 1994-04-15 |
| JP2699046B2 JP2699046B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17591546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4278021A Expired - Lifetime JP2699046B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ドットパタンを有するスクリン印刷エッジライトパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2699046B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6099134A (en) * | 1996-09-27 | 2000-08-08 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device |
| US6644832B2 (en) | 2000-12-25 | 2003-11-11 | Seiko Epson Corporation | Illumination device and manufacturing method therefor, display device, and electronic instrument |
| US6847424B2 (en) | 2001-02-09 | 2005-01-25 | Fujitsu Display Technologies Corporation | Liquid-crystal display and a lighting apparatus |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0476593A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Nissha Printing Co Ltd | 面発光装置 |
| JPH04178627A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-25 | Enplas Corp | 面光源装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4278021A patent/JP2699046B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0476593A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Nissha Printing Co Ltd | 面発光装置 |
| JPH04178627A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-25 | Enplas Corp | 面光源装置の製造方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6099134A (en) * | 1996-09-27 | 2000-08-08 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device |
| US6644832B2 (en) | 2000-12-25 | 2003-11-11 | Seiko Epson Corporation | Illumination device and manufacturing method therefor, display device, and electronic instrument |
| US6847424B2 (en) | 2001-02-09 | 2005-01-25 | Fujitsu Display Technologies Corporation | Liquid-crystal display and a lighting apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2699046B2 (ja) | 1998-01-19 |
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