JP4475265B2 - カバーの取付部構造 - Google Patents

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この発明は、画像読取装置等にカバーを取付ける技術に関する。
画像読取装置等の機器には、その外周囲を覆うカバーが取付けられる。
カバーを機器本体に取付ける構造としては、ネジ止を利用したものがある。
また、カバーの内側に形成した係合部を、機器本体側に形成された被係合部に係合させて取付ける構造もある(特許文献2参照)。
特開平5−141144号公報 特開昭60−8857号公報
しかしながら、ネジ止を利用した構造では、ネジ又はネジ締め用の孔が外部から見えてしまう。特に、機器前面及び側面のカバーについては、このようなネジ又はネジ締め用の孔が外部から見えてしまうことは、意匠上好ましくない。
また、カバーの内側の係合部を、機器本体側の被係合部に係合させる構成では、係合部と被係合部との全ての組合わせについて位置合わせするのが難しく、カバーの取付作業が困難となる。
そこで、本発明は、ネジ止による取付部分をなるべく少なくしつつ、カバーを容易に取付けることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、このカバー取付部構造は、カバーを機器本体に取付けるカバーの取付部構造であって、前記カバーに設けられた第1の係合部及び第2の係合部と、前記機器本体に設けられた第1の被係合部と第2の被係合部とを備え、前記第1の被係合部は、直線状の縁部として形成され、前記第1の係合部は、前記第1の被係合部に対してその延在方向に沿って移動自在に係合可能な爪部を有し、前記第2の被係合部は、前記第1の被係合部の延在方向に対して直交する方向に延びる係合辺を有し、前記第2の係合部は、前記第1の係合部と前記第1の被係合部とを係合させつつ前記カバーを前記第1の方向に沿って移動させることで、前記第2の被係合部の係合辺に対してその外方から係合可能な爪部を有し、前記第1の係合部と前記第1の被係合部とを係合させつつ前記カバーを前記第1の方向に沿って移動させて前記第2の係合部と前記第2の被係合部とを係合させることで、前記カバーが前記機器本体に取付けられたものである。
この場合に、前記第1の係合部及び前記第1の被係合部は、前記カバーを前記機器本体に取付ける際に、外部から目視可能な位置に設けられており、前記第2の係合部及び前記第2の被係合部は、前記カバーを前記機器本体に取付ける際に、外部から目視不能な位置に設けられていてもよい。
また、前記第2の被係合部は、前記第2の係合部に対応する幅で凹む凹状に形成され、前記第2の係合部及び前記第2の被係合部は、前記カバーの前記第1の方向に沿った移動により係合した状態で、前記第1の方向と直交する方向でも係合してもよい。
また、前記カバーに、前記第2の係合部の係合部分よりも前記カバーの外周よりに位置してネジ止固定部が設けられると共に、前記機器本体に、前記ネジ止部に対応するネジ止被固定部が設けられており、前記ネジ止固定部と前記ネジ止被固定部とがネジで固定されていてもよい。
このカバーの取付部構造によると、前記第1の係合部と前記第1の被係合部とを係合させた状態で、その係合の案内に従ってカバーを第1の方向に沿って移動させることで、第2の係合部と第2の被係合部とを係合させることができる。従って、ネジ止による取付部分をなるべく少なくしつつ、カバーを容易に取付けることができる。
また、前記第1の係合部及び前記第1の被係合部は、前記カバーを前記機器本体に取付ける際に、外部から目視可能な位置に設けられていると、前記第1の係合部と前記第1の被係合部とを目視しつつ係合させることができるので、カバーをより容易に取付けることができる。また、同時に、外部から目視不能な位置でも、前記第2の係合部と前記第2の被係合部とを係合させることができるので、カバーをしっかりと機器本体に取付けることができる。
また、前記第2の係合部及び前記第2の被係合部は、前記カバーの前記第1の方向に沿った移動により係合した状態で、前記第1の方向と直交する方向でも係合すると、カバーをよりしっかりと取付けることができる。

また、前記ネジ止固定部と前記ネジ止被固定部とがネジで固定されているため、カバーをよりしっかりと固定することができる。また、カバーの外周部でネジ止することになるため、意匠性を損い難い。
実施形態に係るカバーの取付部構造について説明する。本実施形態では、カバーの取付部構造を画像読取装置、より具体的には、デジタル複合機に適用した例で説明する。
<1.デジタル複合機の全体構成>
まず、デジタル複合機の全体構成について説明する。図1はデジタル複合機の全体構成を示す斜視図である。
このデジタル複合機10は、機能的には、大別して原稿読取部分と画像形成部分とを備えている。そして、これら各機能部分を適宜制御下で利用することにより、FAX機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの諸機能を実現する構成となっている。
より具体的には、このデジタル複合機10では画像形成機能を担う記録部20の上方に、画像読取機能を担う読取部30が配設されている。
記録部20は、画像形成、即ち、用紙に所定の印刷処理を施して記録紙を形成するように構成されている。より具体的には、記録部20は、少なくとも一つの給紙カセット22の上方に、記録装置としての印刷部24が配設された構成となっている。そして、給紙カセット22に収容される用紙を印刷部24へ給紙して印刷した後に、記録紙として記録紙排出トレイ26へ排出する構成となっている。
読取部30は、画像読取、即ち、原稿の情報を画像データとして読取るように構成されている。ここでは、読取部30は、フラットベッド方式のスキャナとして原稿を読取ると共に、シートフィード方式のスキャナとして原稿を読取り可能に構成されている。
より具体的には、読取部30は、記録部20の上方に設けられた原稿読取筐体部32の上方に、原稿搬送押え部50が設けられた構成とされている。
原稿読取筐体部32は、平面視略方形状の略筺状全体形状に形成されている。この原稿読取筐体部32の上面には、コンタクトガラス34及びプラテンガラス36が設けられており(図2参照)、また、原稿読取筐体部32内には原稿を読取るための読取要素として図示省略のキャリッジや受光部等が設けられている。
そして、上記プラテンガラス36上に原稿を載置した状態で、当該原稿を上記読取要素により走査して読取りを行うように構成されている。また、後述する自動原稿搬送装置55により原稿をコンタクトガラス34に接触させるように搬送することで、該原稿の読取りを行うように構成されている。
また、この原稿読取筐体部32の前部には、操作パネル60が設けられている。操作パネル60には、各種スイッチ62及び表示パネル部64が設けられている。各種スイッチ62は本デジタル複合機10に対する諸操作を受付ける。表示パネル部64は、本デジタル複合機10の動作状況、操作内容等を表示する表示手段として機能する。
原稿搬送押え部50は、原稿押え部50aと、自動原稿搬送装置55(Auto Document Feeder:ADF)とを有している。この原稿搬送押え部50は、上記原稿読取筐体部32にヒンジ部を介して開閉自在に取付けられている。
原稿押え部50aは、扁平な板形状に形成されており、プラテンガラス36上の原稿をその底面で一定位置に押える役割を果す。
また、自動原稿搬送装置55は、原稿押え部50aの一側部に設けられており、原稿をコンタクトガラス34に接触させるように順次搬送するように構成されている。
そして、原稿搬送押え部50を開いた状態で、プラテンガラス36上に原稿を載置及び除去可能になる。また、原稿搬送押え部50を閉じた状態で、プラテンガラス36上の原稿を一定位置に押え込み可能になる。さらに、原稿搬送押え部50を閉じた状態で、自動原稿搬送装置55がコンタクトガラス34に接触するように原稿を搬送する。
<2.カバーの取付部構造について>
上記原稿読取筐体部32は、機器本体としての筐体本体部40の周囲四方を樹脂カバー70で覆った構成とされている。つまり、筐体本体部40は、金属板等を屈曲加工することにより筺状に形成されている。このような筐体本体部40の外周部には、金属板のエッジや屈曲加工部分、孔加工部分等が露出しており、意匠上及び機器保護上好ましくない。そこで、このような筐体本体部40を樹脂カバー70で覆っている。
ここでは、筐体本体部40の前面(操作パネル60側の面)を樹脂カバー70で覆う構成に着目して説明する。
図2は原稿読取筐体部を部分的に分解した状態を示す斜視図である。すなわち、原稿読取筐体部32は、金属板等で形成された略ボックス状の筐体本体部40の前部に、樹脂カバー70及び操作パネル60が取付けられた構成とされている。
筐体本体部40の前面にはカバー取付板42が取付けられている。カバーとしての樹脂カバー70は、パネル取付用開口部70hを有しており、筐体本体部40の前面のうち操作パネル60が取付けられる部分(パネル取付用開口部70hに対応する部分)を除く部分を覆う形状に形成されている。この樹脂カバー70の内面には、第1の係合部80、第2の係合部90及び第3の係合部100が取付けられている。また、操作パネル60は、2分割構成された上パネルカバー部66と下パネルカバー部68とを有している。なお、操作パネル60内部の基板については図示省略する。そして、樹脂カバー70と下パネルカバー部68とがネジ止や係合構造等によって一体化された状態で、上記第1の係合部80、第2の係合部90及び第3の係合部100をカバー取付板42に係合させることで、樹脂カバー70及び下パネルカバー部68が筐体本体部40の前面に取付けられる。また、この後、下パネルカバー部68上に上パネルカバー部66が取付けられるようになっている。
各部構成についてより詳細に説明する。
図3はカバー取付板を示す正面図である。図2及び図3に示すように、カバー取付板42は、例えば、金属板を打抜き屈曲加工することで形成された部材であり、筐体本体部40の前部左右方向に沿って延びる長尺板形状のカバー取付板本体部44と、当該カバー取付板本体部44の下縁部に略直角に屈曲して延びるカバー取付板取付部43とを有している。そして、本カバー取付板取付部43を筐体本体部40の下部にネジ止等で固定することで、筐体本体部40の前部から間隔をあけた位置にカバー取付板本体部44を配設した姿勢で、本カバー取付板42が筐体本体部40に取付固定される。
上記カバー取付板本体部44は、第1の被係合部46、第2の被係合部47及び第3の被係合部48を有しており、それぞれ第1の係合部80、第2の係合部90及び第3の係合部100が係合可能とされている。以下では各係合の組合わせ毎に構成を説明する。
図4は第1の係合部を示す斜視図である。図2〜図4を参照して、第1の被係合部46と第1の係合部80との係合構成について説明する。
カバー取付板本体部44の中間部上縁部は、第1の被係合部46に形成されている。この第1の被係合部46は、カバー取付板本体部44の長手方向、即ち、筐体本体部40の前部左右方向に沿って延びる略直線状の縁部に形成されている。
第1の係合部80は、上記第1の被係合部46に対して前記延在方向、即ち、筐体本体部40の前部の左右方向(第1の方向Pという)に沿って移動自在に係合可能に構成されている。より具体的には、第1の係合部80は、金属板を打抜き屈曲加工することで形成された部材であり、長尺片状の本体片82の下縁部の一部に固定片84が設けられると共に、本体片82の一端部に係合片86が設けられた構成とされている。固定片84はネジ止孔84hを有しており、ネジ止によって上記下パネルカバー部68の内周部に固定される。つまり、本第1の係合部80は下パネルカバー部68を介して樹脂カバー70に取付けられる構成である。勿論、第1の係合部80は樹脂カバー70に直接固定されていてもよい。また、第1の係合部80は、ネジ止の他、リベットや接着、溶着等で固定されていてもよい。係合片86は、下向きに開口する側面視略U字状の爪部86aを有しており、当該爪部86aは上記第1の被係合部46に上方から係合可能に構成されている。
そして、第1の係合部80の爪部86aを第1の被係合部46に上方から係合させることで、当該第1の係合部80が第1の被係合部46に前記第1の方向Pに沿って移動自在に係合する。
なお、これら第1の係合部80の爪部86aと第1の被係合部46とは、樹脂カバー70のパネル取付用開口部70hに対応する位置、即ち、樹脂カバー70を筐体本体部40に取付ける際に、外部から目視可能な位置に設けられている。従って、第1の係合部80の爪部86aと第1の被係合部46とは、作業者が目視で確認しつつ、それらの係合作業や係合状態の確認等を行える。
また、本実施形態では、これらの第1の係合部80と第1の被係合部46とは、それぞれ2つ設けられている。
図5及び図6は第2の係合部を示す斜視図である。図2、図3、図5及び図6を参照して、第2の係合部90及び第2の被係合部47との係合構成について説明する。
カバー取付板本体部44の一端部(図2及び図3の左端部)には、第2の被係合部47が形成されている。第2の被係合部47は、第2の係合部90に対応する幅で凹む凹状に形成されている。第2の被係合部47の奥側の辺は上記第1の方向Pに対して略垂直な方向に延びる係合辺47aに形成されている。また、第2の被係合部47の両側辺は、カバー取付板本体部44の一端部の外方に向けて拡開するように傾斜する傾斜辺47bに形成されている。
また、第2の係合部90は、上記第1の係合部80と第1の被係合部46とを係合させつつ樹脂カバー70を第1の方向Pに沿って移動させることで、前記第2の被係合部47に係合可能に形成されている。
より具体的には、第2の係合部90は、金属板を打抜き屈曲加工することで形成された部材であり、上下方向に沿って延びる長尺板状の本体片92と、本体片92の名手方向中間部の一側部に形成された係合片94と、本体片92の上端部に設けられたネジ止固定片96とを有している。本体片92は、ネジ止孔92hを有しており、上記樹脂カバー70の一端部内面にネジ止によって固定される。なお、ネジ止の他、リベットや接着、溶着等で固定されていてもよい。係合片94は、内向きに開口する平面視略U字状の爪部94aを有しており、上記第2の被係合部47にカバー取付板本体部44の一端部の外方向から係合可能に構成されている。ネジ止固定片96は、本体片92の上端部から略水平姿勢で筐体本体部40側に向けて延びる片状に形成されている。このネジ止固定片96には、ネジ止用孔96hが形成されている。このネジ止固定片96を介した固定構造については後述する。
そして、第2の係合部90を第2の被係合部47の外方に配設するようにして、第1の係合部80を第1の被係合部46に係合させる。この後、第1の係合部80と第1の被係合部46とを係合させつつ、樹脂カバー70を第1の方向Pに沿って移動させ、第2の係合部90をカバー取付板本体部44の一端部外方から内方へ向けて移動させる。すると、前記両傾斜辺47bが第2の係合部90の両側部に当接して第2の係合部90を係合辺47aに向けて案内する。そして、樹脂カバー70を第1の方向Pに沿って前記向きで強く押込むと、第2の係合部90の係合片94が第2の被係合部47の係合辺47aに係合する。また、この状態で、第2の係合部90の係合片94の両側部は、前記両傾斜辺47bの奥部にも当接し、これにより、第2の係合部90は、第2の被係合部47に対し第1の方向Pと略直交する方向でも位置決め係合することになる。
なお、これらの第2の係合部90と第2の被係合部47とは、樹脂カバー70によって覆われる位置、即ち、樹脂カバー70を筐体本体部40に取付ける際に、外部から目視不能な位置に設けられている。
図7は第3の係合部を示す斜視図である。図2、図3及び図7を参照して第3の被係合部48と第3の係合部100との係合構成について説明する。
カバー取付板本体部44の他端部には、略方形状孔44hが形成されており、この略方形状孔44hの下縁部が第3の被係合部48に形成されている。第3の被係合部48は、カバー取付板本体部44の長手方向、即ち、上記第1の方向Pに沿って延びる略直線状の縁部に形成されている。
第3の係合部100は、上記第3の被係合部48に対して上記第1の方向Pに沿って移動自在に係合可能に構成されている。より具体的には、第3の係合部100は、金属板を打抜き屈曲加工することにより形成された部材であり、略方形板上の本体片102の一側部に固定片104が設けられると共に、本体片102の略中央部に係合片106が設けられた構成とされている。固定片104はネジ止孔104hを有しており、ネジ止によって樹脂カバー70の他端部の内側部分に固定される。勿論、第3の係合部100は、ネジ止の他、リベットや接着、溶着等で固定されていてもよい。係合片106は、下向きに開口する側面視略U字状の爪部106aを有しており、当該爪部106aは上記第3の被係合部48に上方から係合可能に構成されている。
そして、第3の係合部100の爪部106aを略方形状孔44h内に配設して第3の被係合部48に上方から係合させることで、当該第3の係合部100が第3の被係合部48に前記第1の方向Pに沿って移動自在に係合する。
なお、これら第3の係合部100と第3の被係合部48とは、樹脂カバー70によって覆われる位置、即ち、樹脂カバー70を筐体本体部40に取付ける際に、外部から目視不能な位置に設けられている。
本樹脂カバー70を筐体本体部40に取付ける手順について説明する。
まず、筐体本体部40にカバー取付板42を取付けたものを準備すると共に、樹脂カバー70と下パネルカバー部68とを一体化しこれに第1の係合部80,第2の係合部90及び第3の係合部100を固定したものを準備する。
図8は、カバー取付板を裏面側から見た状態で各部の係合状態を示す図である。同図に示すように、樹脂カバー70を筐体本体部40の前方に配設して、第2の係合部90を第2の被係合部47の外方に配設するようにしつつ、第1の係合部80を第1の被係合部46に上方から係合させると共に、第3の係合部100を略方形状孔44h内に配設して第3の被係合部48に上方から係合させる。この際、第1の係合部80と第1の被係合部46についてはパネル取付用開口部70hを通じて目視しつつそれらを容易に係合させることができる。第1の係合部80と第1の被係合部46との相対的な位置関係によって、第2の係合部90と第2の被係合部47との相対的な位置関係及び第3の係合部100と第3の被係合部48との相対的位置関係を推測できるから、第2の係合部90を第2の被係合部47の外側方に配設すること及び第3の係合部100と第3の被係合部48とを係合させることも比較的容易である。なお、第1の係合部80と第1の被係合部46との相対的な位置関係を明確に把握できるように、それらに何らかの目印となるものが存在していることが好ましい。
この後、第1の係合部80と第1の被係合部46との係合状態、第2の係合部90と第2の被係合部47との係合状態を維持しつつ、樹脂カバー70を第1の方向Pに沿って第3の係合部100と第3の被係合部48とを近接させる向きに移動させる。これにより、第1の係合部80,第2の係合部90,第3の係合部100がそれぞれP1,P2,P3向きに移動する。すると、第1の係合部80と第1の被係合部46との係合状態、第2の係合部90と第2の被係合部47との係合状態がそれぞれ維持されたままで、第3の係合部100と第3の被係合部48とが係合し、カバー取付板42に対して樹脂カバー70が第1の方向Pに沿ったP2向き及び上下方向に位置決めされる。
なお、樹脂カバー70が取付けられた状態で、下パネルカバー部68上には上パネルカバー部66がネジ止や係合構造等を利用して取付けられる。
図9は上記第2の係合部のネジ止固定片を筐体本体部にネジ止固定する構成を示す斜視図であり、図10は同上の斜視図の部分断面図である。
つまり、上記のように樹脂カバー70が筐体本体部40に取付された状態で、筐体本体部40の前部両側面及び上面を覆うようにカバー76が取付けられる。このカバー76自体は、他のネジ止構造や係合構造等を利用して筐体本体部40に固定され、当該筐体本体部40の一構成部材となる。
上記ネジ止固定片96は、第1の係合部90の係合部分となる爪部94aよりも樹脂カバー70の外周よりに位置(ここでは、一端部の上端部よりの位置)すると共に、樹脂カバー70よりも筐体本体部40側に延出している。そして、このネジ止固定片96が、カバー76の下面に重ね合せるように配設されるようになっている。一方、上記カバー76のうちネジ止固定片96と重なり合う位置には、ネジ止孔77hを有するネジ止被固定部77が形成されている。
そして、それらが重なり合う状態で、ネジSをネジ止孔77hに挿通させてネジ止用孔96hに螺合させることで両者がネジ止固定され、樹脂カバー70が本ネジ止によっても筐体本体部40に固定されることになる。
なお、上記ネジSによる固定部分は、閉じられた原稿搬送押え部50によって覆われる位置に設けられている。
このように構成された樹脂カバー70の取付部構造によると、第1の係合部80と第1の被係合部46とを係合させた状態で、その係合の案内に従って樹脂カバー70を第1の方向Pに沿って移動させることで、第2の係合部90と第2の被係合部48とを係合させることができる。従って、ネジ止による取付部分をなるべく少なくしつつ、樹脂カバー70を容易に取付けることができる。なお、ネジ止固定片96は第2の係合部90とは別体に形成されていてもよい。もっとも、ネジ止固定片96を第2の係合部90に一体化した構成とすることで、構成の簡易化及び組立の容易化を図ることができる。
なお、本構成は、外部から目視できるネジ止の利用を排除するものではない。あくまで、ネジ止による取付部分をなるべく少なくできるという点で利点がある。つまり、本実施形態のように、他の部分でネジSを利用した固定がなされていてもよい。
また、上記第1の係合部80及び第1の被係合部46は、樹脂カバー70を筐体本体部40に取付ける際に、外部から目視可能な位置に設けられているため、これらを目視しつつ係合させることができるので、樹脂カバー70をより容易に取付けることができる。しかも、樹脂カバー70のパネル取付用開口部70hは、上パネルカバー部66の取付により最終的には見えなくなるので、この点からも意匠性に優れる。
また、同時に、外部から目視不能な位置でも、第2の係合部90と第2の被係合部47とを係合させることができるので、樹脂カバー70をしっかりと機器本体に取付けつつ意匠性の向上を図ることができる。
また、第2の係合部90及び第2の被係合部47は、樹脂カバー70の第1の方向Pに沿った移動により係合した状態で、第1の方向Pと略直交する上下方向でも係合するため、樹脂カバー70をよりしっかりと取付けることができる。
さらに、樹脂カバー70に第2の係合部90の係合片94よりも樹脂カバー70の外周よりに位置してネジ止固定片96が設けられると共に、筐体本体部40にネジ止固定片96に対応するネジ止被固定部77が設けられており、これらがネジSで固定される。このため、樹脂カバー70をよりしっかりと固定することができる。また、樹脂カバー70の外周部でネジSにより固定するため、例えば、樹脂カバー70の中央部でネジ止するより意匠性を損い難い。また、樹脂カバー70の外周に近い位置でネジ止するため、樹脂カバー70ががたつき、ぐらつきを有効に防止できる。しかも、ネジSによる固定部分は、閉じられた原稿搬送押え部50によって覆われる位置であるため、より一層意匠性を損い難い構成である。
なお、本実施形態では、第3の係合部100を第3の被係合部48に係合させる構成としたが、これらについては省略してもよい。
また、第1の被係合部46,第2の被係合部47及び第3の被係合部48は、単一のカバー取付板42に形成されている必要はなく、筐体本体部40に直接又は間接的に一体取付けされた別部材に形成されていてもよい。
また、本実施形態ではデジタル複合機の例で説明したが、その他、FAX機やコピー機、印刷機等、諸電気機器等の機器本体にカバーを取付ける構成に適用可能である。
実施形態に係るデジタル複合機の全体構成を示す斜視図である。 原稿読取筐体部を部分的に分解した状態を示す斜視図である。 カバー取付板を示す正面図である。 第1の係合部を示す斜視図である。 第2の係合部を示す斜視図である。 第2の係合部を示す斜視図である。 第3の係合部を示す斜視図である。 カバー取付板を裏面側から見た状態で各部の係合状態を示す図である。 第2の係合部のネジ止固定片を筐体本体部にネジ止固定する構成を示す斜視図である。 図9の部分断面図である。
符号の説明
40 筐体本体部
42 カバー取付板
46 第1の被係合部
47 第2の被係合部
47a 係合辺
47b 傾斜辺
60 操作パネル
66 上パネルカバー部
68 下パネルカバー部
70 樹脂カバー
70h パネル取付用開口部
77 ネジ止被固定部
77h ネジ止孔
80 第1の係合部
86a 爪部
90 第2の係合部
94a 爪部
96 ネジ止固定片
96h ネジ止用孔
P 第1の方向
S ネジ

Claims (4)

  1. カバーを機器本体に取付けるカバーの取付部構造であって、
    前記カバーに設けられた第1の係合部及び第2の係合部と、
    前記機器本体に設けられた第1の被係合部と第2の被係合部と、
    を備え、
    前記第1の被係合部は、直線状の縁部として形成され、
    前記第1の係合部は、前記第1の被係合部に対してその延在方向に沿って移動自在に係合可能な爪部を有し、
    前記第2の被係合部は、前記第1の被係合部の延在方向に対して直交する方向に延びる係合辺を有し、
    前記第2の係合部は、前記第1の係合部と前記第1の被係合部とを係合させつつ前記カバーを前記第1の方向に沿って移動させることで、前記第2の被係合部の係合辺に対してその外方から係合可能な爪部を有し、
    前記第1の係合部と前記第1の被係合部とを係合させつつ前記カバーを前記第1の方向に沿って移動させて前記第2の係合部と前記第2の被係合部とを係合させることで、前記カバーが前記機器本体に取付けられることを特徴とするカバーの取付部構造。
  2. 請求項1記載のカバーの取付部構造であって、
    前記第1の係合部及び前記第1の被係合部は、前記カバーを前記機器本体に取付ける際に、外部から目視可能な位置に設けられており、
    前記第2の係合部及び前記第2の被係合部は、前記カバーを前記機器本体に取付ける際に、外部から目視不能な位置に設けられていることを特徴とするカバーの取付部構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載のカバーの取付部構造であって、
    前記第2の被係合部は、前記第2の係合部に対応する幅で凹む凹状に形成され、
    前記第2の係合部及び前記第2の被係合部は、前記カバーの前記第1の方向に沿った移動により係合した状態で、前記第1の方向と直交する方向でも係合することを特徴とするカバーの取付部構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のカバーの取付部構造であって、
    前記カバーに、前記第2の係合部の係合部分よりも前記カバーの外周よりに位置してネジ止固定部が設けられると共に、
    前記機器本体に、前記ネジ止部に対応するネジ止被固定部が設けられており、
    前記ネジ止固定部と前記ネジ止被固定部とがネジで固定されたことを特徴とするカバーの取付部構造。
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