JP2007281955A - 操作パネル及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作パネルの外観デザインを良好にでき、操作キー配列部内に異物が入り込むおそれが少なく、さらには部品点数が少なく構成が簡単なカバー部材の係止機構を備えることができる操作パネルを提供する。
【解決手段】操作キー配列部30を開閉するカバー部材35を備えた操作パネル10において、操作パネルケース11に一体形成された軸部45と、カバー部材35に一体形成された挿通部43とで構成した取付部40を、カバー部材35の下面35b側の内側位置に配置した。また、操作キー配列部30の内側壁30bに一体形成された上下方向に伸びる可撓性を有する腕部52と該腕部52の先端から操作キー配列部30内に向かって突出する突出部53とを有する形状の係止片50を備えた係止機構を設置し、カバー部材35を開いた際に、突出部53とスナップフィット係合して開位置で係止されるように構成した。
【選択図】図2
【解決手段】操作キー配列部30を開閉するカバー部材35を備えた操作パネル10において、操作パネルケース11に一体形成された軸部45と、カバー部材35に一体形成された挿通部43とで構成した取付部40を、カバー部材35の下面35b側の内側位置に配置した。また、操作キー配列部30の内側壁30bに一体形成された上下方向に伸びる可撓性を有する腕部52と該腕部52の先端から操作キー配列部30内に向かって突出する突出部53とを有する形状の係止片50を備えた係止機構を設置し、カバー部材35を開いた際に、突出部53とスナップフィット係合して開位置で係止されるように構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、操作キーを配置する操作パネル、及びこの操作パネルを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やファクシミリ装置やプリンタなどの画像形成装置には、特許文献1に示すように、各種機能を備えた操作キーを配置した操作パネルが設けられている。そしてこの操作パネルでは、該操作パネルに装着された操作パネルケースに前記の操作キーを配列する凹部状の操作キー配列部を形成すると共に、該操作キー配列部を開閉するカバー部材を取り付けて、操作キーのうちワンタッチキーなどの特定の機能を備えた操作キーや使用頻度の少ない操作キーなどをこの操作キー配列部内に配列している。
特開2005−184462号公報
前記の操作パネルでは、カバー部材を操作パネルケースに開閉自在に取り付けている取付部を、操作キー配列部の内側面とカバー部材の外側面との合わせ部分に設けていた。ところがその場合、取付部を設けている前記の合わせ部分が操作パネルの上面側に露出するため、操作パネルの外観デザインに制約を受けてしまうという問題があった。また、合わせ部分の隙間から取付部が見えてしまうため、操作パネルの外観を良好にできないという問題もあった。さらに、この合わせ部分の隙間から操作キー配列部内に埃などの異物が入り込み易いという問題もあった。
またこの種の操作パネルでは、操作キー配列部内の操作キーを操作する際にカバー部材が閉じてしまわないように、カバー部材を開位置で係止する係止機構を設けたものがある。従来この係止機構は、特許文献1に示すように操作パネルケース側に取り付けた金属製の板ばね部材を備えて構成されていた。しかしながら係止機構に金属製の板ばね部材を備えていると、係止機構の部品点数が多くなりその構成が複雑になって、操作パネルの小型化や再資源化の妨げになったり、組立工程が煩雑になるという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、操作パネルの外観デザインを良好にすることができ、操作キー配列部の内部に異物が入り込むおそれがなく、さらには部品点数が少なく構成が簡単なカバー部材の係止機構を備えることができる操作パネル、及びこの操作パネルを用いた画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本願の請求項1に記載の発明は、操作キーを配列する操作キー配列部を有する操作パネルケースと、前記操作キー配列部を覆い且つ開閉可能となるように前記操作パネルケースに回動自在に取り付けられたカバー部材とを備えた操作パネルにおいて、前記カバー部材を前記操作パネルケースに回動自在に取り付けている取付部を、前記カバー部材の下面側の内側位置に配置したことを特徴とする。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の操作パネルにおいて、前記取付部は、前記操作パネルケースに一体形成された軸部又は挿通部と、前記カバー部材に一体形成され前記操作パネルケースの軸部又は挿通部に回動自在に係合する挿通部又は軸部とで構成されていることを特徴とする。
本願の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の操作パネルにおいて、前記操作キー配列部を凹部状に形成し、前記取付部を前記凹部状の操作キー配列部の内部に配置していることを特徴とする。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の操作パネルにおいて、前記カバー部材を開位置で係止する係止機構を備え、該係止機構は、前記操作キー配列部の内側壁に一体形成された上下方向に伸びる可撓性を有する腕部と該腕部の先端から前記操作キー配列部内に向かって突出する突出部とを有する形状の係止片を備え、前記カバー部材を開いた際に、該カバー部材が前記係止片の突出部とスナップフィット係合して該カバー部材が開位置で係止されるように構成したことを特徴とする。
本願の請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の操作パネルにおいて、前記係止片は、前記腕部の長さ寸法が前記突出部の突出寸法よりも長い寸法に形成されていることを特徴とする。
本願の請求項6に記載の発明は、操作キーを配列する凹部状の操作キー配列部を有する操作パネルケースと、前記操作キー配列部を覆い且つ開閉可能となるように前記操作パネルケースに回動自在に取り付けられたカバー部材と、前記カバー部材を開位置で係止する係止機構とを備えた操作パネルにおいて、該係止機構は、前記操作キー配列部の内側壁に一体形成され上下方向に伸びる可撓性を有する腕部と該腕部の先端から前記操作キー配列部内に向かって突出する突出部とを有する形状の係止片を備え、前記カバー部材を開いた際に、該カバー部材が前記係止片の突出部とスナップフィット係合して該カバー部材が開位置で係止されるように構成したことを特徴とする。
本願の請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の操作パネルにおいて、前記係止片は、前記腕部の長さ寸法が前記突出部の突出寸法よりも長い寸法に形成されていることを特徴とする。
本願の請求項8に記載の発明は、各種機能を有する操作キーを配置する操作パネルを備えた画像形成装置において、前記操作パネルに、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作パネルを用いたことを特徴とする。
本願の請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記操作パネルの操作キー配列部に配列された操作キーは、画像形成装置における所定の操作内容を予め登録することができるワンタッチキーであることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、カバー部材を操作パネルケースに回動自在に取り付けている取付部をカバー部材の下面側の内側位置に配置したので、操作パネルケースとカバー部材との合わせ部分の操作パネルの上面側への露出を少なくすることが可能となり、外観デザインに制約を受けない操作パネルとなる。また、合わせ部分が操作パネルの上面側に露出しないことで、該合わせ部分の隙間から操作キー配列部内に埃などの異物が入り込むおそれが少なくなるので、操作キー配列部の汚れを防ぐことができる。また、カバー部材を閉じた際に取付部をカバー部材で隠すことができるので、操作パネルの外観を良好にできる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、取付部は、操作パネルケースに一体形成された軸部又は挿通部と、カバー部材に一体形成され操作パネルケースの軸部又は挿通部に回動自在に係合する挿通部又は軸部とで構成されているので、部品点数を増やさずに簡単な構成の取付部とすることができる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、操作キー配列部を凹部状に形成し、取付部を凹部状の操作キー配列部の内部に配置しているので、カバー部材で操作キー配列部を閉じた際に取付部を操作キー配列部内に隠すことができるので、操作パネルの外観が良好になる。
本願の請求項4又は請求項6に記載の発明によれば、係止機構に操作キー配列部の内側壁に一体形成された係止片を備えたので、係止機構の部品点数を削減できると共にその構成を簡単にでき、組み立てが簡単で且つ再資源化が容易な操作パネルとなる。
本願の請求項5又は請求項7記載の発明によれば、係止片の腕部の長さ寸法を突出部の突出寸法よりも長い寸法に形成したことで、操作キー配列部内の限られたスペースに可撓性の良好な係止片を設置することができるので、カバー部材の開閉がスムーズに行えると共に該カバー部材を開位置で確実に係止できる係止機構を実現できる。また係止片の可撓性を良好にすることでその損傷や摩耗を低減できるため、耐久性に優れた操作パネルとなる。
本願の請求項8に記載の発明によれば、画像形成装置に用いる操作パネルを、外観デザインに制約を受けず、操作キー配列部の内部に異物が入り込むおそれが少ない操作パネルにすることができる。また、構成が簡単でカバー部材を開位置に確実に係止できる係止機構を備えた操作パネルにすることができる。
本願の請求項9に記載の発明によれば、ワンタッチキーを配列した操作キー配列部を覆うカバー部材を備えた操作パネルの外観デザインを良好にすることができる。また、カバー部材を開位置で確実に係止できてワンタッチキーの操作が行い易い操作パネルとなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る操作パネル10を備えた画像形成装置100の全体構成を示す斜視図で、図2は、操作パネル10の構成を示す斜視図である。まず図1を用いて画像形成装置100の概略全体構成について説明する。本発明に係る画像形成装置としては、操作キーを配置した操作パネルを有する画像形成装置であれば、コピー機やファクシミリ装置やプリンタ或いはこれらの機能を兼ね備えたいわゆる複合機のうちのいずれであっても良い。同図に示す画像形成装置100は、下段側に配置した記録部101と上段側に配置した読取部102とを備えて構成されている。記録部101には、記録装置103と給紙カセット104及び記録紙排出トレイ105が内装され、給紙カセット104内に収容されている用紙を記録装置103へ給紙し、該記録装置103で用紙への記録を行った後、用紙を記録紙排出トレイ105へ排出するように構成されている。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る操作パネル10を備えた画像形成装置100の全体構成を示す斜視図で、図2は、操作パネル10の構成を示す斜視図である。まず図1を用いて画像形成装置100の概略全体構成について説明する。本発明に係る画像形成装置としては、操作キーを配置した操作パネルを有する画像形成装置であれば、コピー機やファクシミリ装置やプリンタ或いはこれらの機能を兼ね備えたいわゆる複合機のうちのいずれであっても良い。同図に示す画像形成装置100は、下段側に配置した記録部101と上段側に配置した読取部102とを備えて構成されている。記録部101には、記録装置103と給紙カセット104及び記録紙排出トレイ105が内装され、給紙カセット104内に収容されている用紙を記録装置103へ給紙し、該記録装置103で用紙への記録を行った後、用紙を記録紙排出トレイ105へ排出するように構成されている。
一方、読取部102は、読取ケース106内に読取装置(図示せず)を収納しており、読取ケース106の上面側に設置したプラテンガラス(図示せず)上に載置された原稿を読取装置で走査して読み取るようになっている。また、読取ケース106の上部には、その一辺を中心に開閉可能に取り付けられた原稿押えカバー107が配置され、該原稿押えカバー107でプラテンガラス上に載置された原稿を上方から押えるように構成している。さらに原稿押えカバー107の一端部には、原稿を自動的に給紙する自動給紙装置(ADF装置)108が付設されている。この自動給紙装置108は、原稿供給トレイ10 に載置された原稿を一枚ずつピックアップして、搬送装置(図示せず)で読取ケース106上面の一端部に設けられたADF読取部(図示せず)へ搬送し、静止状態の読取装置で原稿を読み取った後、原稿押えカバー107の上面に設けた原稿排出トレイ110へ排出するように構成している。このように読取部102は、読取装置を走査させて静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのスキャナとしても、読取装置の位置を固定して原稿を給送しながら読み取りを行うシートフィードタイプのスキャナとしても用いることができるように構成されている。
そして、読取ケース106の一方の側部(画像形成装置100の前面側の側部)に操作パネル10が設置されている。この操作パネル10上の各種操作キーを操作することで、前記の読取装置で原稿内容の読み取りを行ったり、原稿をコピーする際のコピー枚数や用紙サイズを指定したり、読み取った原稿をファクシミリ送信する際の送信先の設定を行ったり、受信内容を記録装置103で記録するなど、画像形成装置100における各種操作を行なうことができる。
図2に示すように操作パネル10は、合成樹脂で一体成形された操作パネルケース11を備え、該操作パネルケース11に設けた貫通穴からなる挿通部12に各種操作キーが挿通されて、各種操作キーの上部が操作パネルケース11の上面11aに露出している。各種操作キーには、原稿内容のファクシミリ送信やコピーを開始するためのスタートキー21や、これらの動作を途中で停止するためのストップキー22や、ファクシミリ送信先へダイヤルしたりコピー枚数を設定したりするためのテンキー23や、画像形成装置100の各種設定や操作内容の選択・決定を行うカーソルキー24や、ワンタッチキー25などがある。ワンタッチキー25は、ファクシミリ送信の相手先を予め登録しておき、ワンタッチ操作で当該相手先へのファクシミリ送信を行える機能や、複数の操作手順を予め登録しておき、ワンタッチ操作で当該複数の操作を一括して行なえるようにする機能などを備えた操作キーである。
また、操作パネル10には表示部15が設けられている。表示部15は、操作パネルケース11に設けた開口部13に露出する液晶表示器16を備え、該液晶表示器16に画像形成装置100の動作状態や設定状態などの各種情報を表示するように構成されている。
そして、操作パネルケース11の上面11aの一方の側部には、上記のワンタッチキー25を配列するワンタッチキー配列部30が設けられている。ワンタッチキー配列部30は、底部30aが操作パネルケース11の上面11aよりも若干低くなった凹部状に形成された部分で、複数のワンタッチキー25が配列されている。またこのワンタッチキー配列部30の底部30aには、複数枚の切換プレート31が重ねられた状態で取り付けられている。各切換プレート31にはワンタッチキー25を挿通させる開口部31aが形成されていて、ワンタッチキー配列部30に重ねられた各切換プレート31の開口部31aからワンタッチキー25の上部が突出した状態になっている。そして各切換プレート31は、ヒンジ部32を支点に回動自在に取り付けられており、各切換プレート31を下方に向かって回動させてワンタッチキー配列部30の底部30aに被せたり、その被せた状態から上方向かって回動させて開いたりできるようになっている。
そして、図示は省略するが各切換プレート31の下側には、各切換プレート31がワンタッチキー配列部30の底部30aに被さっているか否かを検知するセンサースイッチが設置されている。このセンサースイッチで、いずれの切換プレート31がワンタッチキー配列部30の底部30aに被さっているかを検知し、それに応じて各ワンタッチキー25の機能を切り換えることができるように構成されている。これにより各ワンタッチキー25の操作内容を、そのとき最上段に被せられている切換プレート31の上面に記された操作内容に切り換えることができるようになっている。
またワンタッチキー配列部30にはこれを開閉するカバー部材35が取り付けられている。カバー部材35は合成樹脂の成形品で、ワンタッチキー配列部30の上部を覆うことができる外形を有する平板状に形成されている。このカバー部材35は、一対の取付部40,41を介して操作パネルケース11に回動自在に取り付けられている。両取付部40,41のうちの一方の取付部40は、カバー部材35の下面35b側に設けられ、他方の取付部41は、カバー部材35の外側面35cとワンタッチキー配列部30の内側面30cとの間に設けられている。取付部40は、カバー部材35の下面35bに一体形成された突起部42に設けた円形の穴からなる挿通部43と、ワンタッチキー配列部30の底部30aに立設された突起部44の側面から横方向に突出する円柱状の軸部45とで構成され、他方の取付部41は、カバー部材35の外側面35cに設けた円形の穴からなる挿通部46と、ワンタッチキー配列部30の内側面30cから横方向に突出する円柱状の軸部47とで構成されている。これら取付部40と取付部41は、それらの回転中心軸が同軸上に配置され、それぞれカバー部材35の後端辺35dの両側近傍の位置に設けられている。
図3は、ワンタッチキー配列部30を示す部分拡大図で、カバー部材35を取り付けた状態を示す図である。同図に示すように両取付部40,41の軸部45,47を挿通部43,46にそれぞれスナップフィットで回動自在に係合させて、カバー部材35を操作パネルケース11に対して回動自在に取り付けている。また図4は、カバー部材35を閉じた状態を示す図である。このワンタッチキー配列部30は、図2に示したように一方の取付部40をカバー部材35の下面35b側の内側位置に配置していることで、図4に示すように、カバー部材35を閉じた状態における操作パネルケース11とカバー部材35との合わせ部分36(取付部40側の合わせ部分)を、操作パネル10の側面側に位置させることができるので、合わせ部分36が操作パネル10の上面側に露出しない。したがって操作パネル10の外観デザイン(上面の外観デザイン)が、合わせ部分36による制約を受けることがない。
また、合わせ部分36が操作パネル10の上面側に露出しないので、ワンタッチキー配列部30内に埃などの異物が入り込むおそれが少ない。さらに、合わせ部分36の隙間から取付部40が見えずに済む。また、ワンタッチキー配列部30を操作パネル10の表面から退避させて(凹部状に)形成し、取付部40をこの凹部状のワンタッチキー配列部30内に配置していることで、カバー部材35を閉じた際に、取付部40をワンタッチキー配列部30内に隠すことができる。また、図2に示したように、操作パネルケース11に一体形成された軸部45とカバー部材35に一体形成された挿通部43とで取付部40を構成したことで、部品点数を増加させずに取付部40を構成することを可能としている。
次に、カバー部材35を開位置で係止する係止機構について説明する。図2に示すようにワンタッチキー配列部30の後側(操作パネル10の後方側)に立設された内側壁30bに、係止機構を構成する係止片50が形成されている。図5はこの係止片50を示す部分拡大図である。同図に示すように係止片50は、内側壁30bに形成された上下方向に切り欠かれた一対の切り欠き51の内側に設けた上方から下方に向かって伸びる可撓性を有する腕部52と、腕部52の先端(下端)からワンタッチキー配列部30内に向かって突出する突出部53とを備えた形状に構成されている。そして腕部52の長さ寸法(上下方向の長さ寸法)Lが突出部53の突出寸法(水平方向の突出寸法)L´よりも長い寸法に形成されている。この係止片50と、該係止片50の突出部53が当接するカバー部材35の後端辺35d(図2参照)とで、カバー部材35を開位置に係止する係止機構が構成される。
図6の動作説明図を用いて上記構成の係止機構の動作を説明する。同図(a)に示す閉位置からカバー部材35を開く際に、同図(b)に示すようにカバー部材35の後端辺35dが係止片50の突出部53に当接する。その状態からさらにカバー部材35が開位置に向かって回動すると、同図(c)に示すように突出部53がカバー部材50の後端辺35dで押されることで係止片50の腕部52が撓み、カバー部材50の後端辺35dが突出部53を乗り越えてこれらがスナップフィット係合し、同図(d)に示すように後端辺35dの上面側35aが突出部53に当接してカバー部材35が開位置で係止された状態になる。一方、カバー部材35を開位置から閉じる際には、同図(d)の状態から上記とは逆方向にカバー部材35の後端辺35dが突出部53を乗り越えて、同図(a)の状態に戻る。
上記の係止機構によれば、係止片50を操作パネルケース11に一体形成しているため、従来よりも部品点数を削減できると共にその構成を簡単にできるので、操作パネル10の組み立てが簡単になり且つ再資源化が容易となる。また、係止片50の腕部52の長さ寸法Lを突出部の突出寸法L´よりも長い寸法に形成したことで、ワンタッチキー配列部30内の限られたスペースに可撓性の良好な係止片50を設置することができる。特に、操作パネル10の構造上、カバー部材35の後端辺35dとワンタッチキー配列部30の後方の内側壁30bとの間の奥行寸法が限られている場合であっても、上記構成の係止片50であれば、上下方向に伸びる腕部52の長さ寸法Lを長くすることで係止片50の十分な可撓性を確保しているので、カバー部材35の開閉がスムーズに行えると共に、カバー部材35を開位置で確実に係止できる係止機構を実現できる。また係止片50の可撓性を確保したことでその損傷や磨耗を低減できるため、耐久性に優れた操作パネル10となる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかる操作パネルを説明する。第2実施形態における図面及びその説明においては、下記で説明する以外の事項については上記の第1実施形態と同じである。図7は、本発明の第2実施形態にかかる操作パネル10−2のワンタッチキー配列部30の構成を示す斜視図である。この操作パネル10−2は、図2に示した第1実施形態の操作パネル10が備えるカバー部材35の外側面35cとワンタッチキー配列部30の内側面30cとの間に設けられている取付部41を、その配置及び形状を変更した他の取付部41−2に代えたものである。
次に、本発明の第2実施形態にかかる操作パネルを説明する。第2実施形態における図面及びその説明においては、下記で説明する以外の事項については上記の第1実施形態と同じである。図7は、本発明の第2実施形態にかかる操作パネル10−2のワンタッチキー配列部30の構成を示す斜視図である。この操作パネル10−2は、図2に示した第1実施形態の操作パネル10が備えるカバー部材35の外側面35cとワンタッチキー配列部30の内側面30cとの間に設けられている取付部41を、その配置及び形状を変更した他の取付部41−2に代えたものである。
取付部41−2は、図7に示すようにカバー部材35の下面35b側の内側位置に配置されており、ワンタッチキー配列部30の底部30aに立設された突起部61の側面から横方向に突出する円柱状の軸部62と、カバー部材35の下面35bに一体形成された突起部63に設けた円形の穴からなる挿通部64とを備え、取付部40と同様の形状に構成されている。したがって本実施形態では、両方の取付部40,41−2が共にカバー部材35の下面35b側の内側位置に配置されている。これによりカバー部材35でワンタッチキー配列部30を閉じた際に両方の取付部40,41−2が共にカバー部材35で隠れて外から見えなくなるので、操作パネル10の外観がさらに良好になる。また、取付部41−2側の操作パネルケース11とカバー部材35との合わせ部分37の配置や形状が、取付部41−2による制約を受けないので、合わせ部分37を図7に示す直線状のみならず曲線状などの自由な形状にデザインすることが可能となり、また、この合わせ部分37が操作パネル10の上面側に露出しないように配置することも可能となるので、操作パネル10の外観デザインの自由度がさらに高くなる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書、図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、取付部40,41(41−2)が備える軸部45,47(62)と挿通部43,46(64)とは、これらを逆にしてカバー部材35側に軸部45,47(62)を一体形成し、操作パネルケース11側に挿通部43,46(64)を一体形成することも可能である。また、カバー部材35やワンタッチキー配列部30の具体的な形状は、上記実施形態に示すものには限定されず他の形状であってもよい。したがって操作パネルケース11とカバー部材35との間の合わせ部分36,37の形状や配置は、上記以外の形状や配置にすることも可能である。また上記実施形態では、本発明のカバー部材を設置する操作キー配列部として、ワンタッチキー25を配列するワンタッチキー配列部30を説明したが、本発明における操作キー配列部に配列する操作キーの種類はワンタッチキー25には限定されず、これ以外にも特定の機能を備えた他の操作キーを配列したり、使用頻度の少ない操作キーを集約して配列することも可能である。
また、係止片50の具体的な形状や設置位置は上記実施形態に示すものには限定されない。例えば、上記実施形態では、上方から下方に向かって伸びる腕部52を備えた場合を説明したが、これとは逆に下方から上方に向かって伸びる腕部を備えた形状としても良い。また、上下方向に伸びる腕部52は、ワンタッチキー配列部30の底部30aに対して直交する方向に伸びるものの他、底部30aに対して傾斜する方向に向かって伸びるように形成しても良い。
10,10−2 操作パネル
11 操作パネルケース
15 表示部
25 ワンタッチキー(操作キー)
30 ワンタッチキー配列部(操作キー配列部)
30a 底部
30b 内側壁
30c 内側面
31 切換プレート
35 カバー部材
35c 外側面
35d 後端辺
40 取付部
41,41−2 取付部
42 突起部
43 挿通部
44 突起部
45 軸部
46 挿通部
47 軸部
50 係止片(係止機構)
52 腕部
53 突出部
61 突起部
62 軸部
63 突起部
64 挿通部
100 画像形成装置
11 操作パネルケース
15 表示部
25 ワンタッチキー(操作キー)
30 ワンタッチキー配列部(操作キー配列部)
30a 底部
30b 内側壁
30c 内側面
31 切換プレート
35 カバー部材
35c 外側面
35d 後端辺
40 取付部
41,41−2 取付部
42 突起部
43 挿通部
44 突起部
45 軸部
46 挿通部
47 軸部
50 係止片(係止機構)
52 腕部
53 突出部
61 突起部
62 軸部
63 突起部
64 挿通部
100 画像形成装置
Claims (9)
- 操作キーを配列する操作キー配列部を有する操作パネルケースと、前記操作キー配列部を覆い且つ開閉可能となるように前記操作パネルケースに回動自在に取り付けられたカバー部材とを備えた操作パネルにおいて、
前記カバー部材を前記操作パネルケースに回動自在に取り付けている取付部を、前記カバー部材の下面側の内側位置に配置したことを特徴とする操作パネル。 - 請求項1に記載の操作パネルにおいて、
前記取付部は、前記操作パネルケースに一体形成された軸部又は挿通部と、前記カバー部材に一体形成され前記操作パネルケースの軸部又は挿通部に回動自在に係合する挿通部又は軸部とで構成されていることを特徴とする操作パネル。 - 請求項1又は2に記載の操作パネルにおいて、
前記操作キー配列部を凹部状に形成し、前記取付部を前記凹部状の操作キー配列部の内部に配置していることを特徴とする操作パネル。 - 請求項3に記載の操作パネルにおいて、
前記カバー部材を開位置で係止する係止機構を備え、
該係止機構は、前記操作キー配列部の内側壁に一体形成された上下方向に伸びる可撓性を有する腕部と該腕部の先端から前記操作キー配列部内に向かって突出する突出部とを有する形状の係止片を備え、前記カバー部材を開いた際に、該カバー部材が前記係止片の突出部とスナップフィット係合して該カバー部材が開位置で係止されるように構成したことを特徴とする操作パネル。 - 請求項4に記載の操作パネルにおいて、
前記係止片は、前記腕部の長さ寸法が前記突出部の突出寸法よりも長い寸法に形成されていることを特徴とする操作パネル。 - 操作キーを配列する凹部状の操作キー配列部を有する操作パネルケースと、前記操作キー配列部を覆い且つ開閉可能となるように前記操作パネルケースに回動自在に取り付けられたカバー部材と、前記カバー部材を開位置で係止する係止機構とを備えた操作パネルにおいて、
前記係止機構は、前記操作キー配列部の内側壁に一体形成された上下方向に伸びる可撓性を有する腕部と該腕部の先端から前記操作キー配列部内に向かって突出する突出部とを有する形状の係止片を備え、前記カバー部材を開いた際に、該カバー部材が前記係止片の突出部とスナップフィット係合して該カバー部材が開位置で係止されるように構成したことを特徴とする操作パネル。 - 請求項6に記載の操作パネルにおいて、
前記係止片は、前記腕部の長さ寸法が前記突出部の突出寸法よりも長い寸法に形成されていることを特徴とする操作パネル。 - 各種機能を有する操作キーを配置する操作パネルを備えた画像形成装置において、
前記操作パネルに、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作パネルを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8に記載の画像形成装置において、
前記操作パネルの操作キー配列部に配列された操作キーは、画像形成装置における所定の操作内容を予め登録することができるワンタッチキーであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006106634A JP2007281955A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 操作パネル及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006106634A JP2007281955A (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | 操作パネル及び画像形成装置 |
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Cited By (2)
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US9733609B2 (en) | 2015-02-25 | 2017-08-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device provided with first and second discharge rollers |
JP2020151998A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | ローランドディー.ジー.株式会社 | プリンタ |
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2006
- 2006-04-07 JP JP2006106634A patent/JP2007281955A/ja active Pending
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JP2020151998A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | ローランドディー.ジー.株式会社 | プリンタ |
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