JP4456242B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンにサイレンサ機構を有するコンバインに関し、さらに詳しくは、エンジンの吸気経路内に、クリーナ類に加え吸気サイレンサを設けたコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンバインにおいて、エンジンから出た高圧の排気ガスについては、直接大気中に排出すると急激に膨張して大きな爆発音を発するため、エンジンの排気経路内には、この排気騒音を低減するためのサイレンサ(以下「排気サイレンサ」とする)が必ず装着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、ユーザーからの農作業環境改善に関する要望、とりわけ騒音低減の要望が、コンバインに対しても高まってきている。この騒音とは、コンバイン本体の異なる発生源からの騒音が重なり合ったものであり、その発生源の大きなものの一つに、エンジンへの給排気に伴う騒音がある。しかしながら、従来は、前述のように、排気騒音対策のためのサイレンサは装着していたものの、吸気騒音に対するサイレンサ(以下「吸気サイレンサ」)は装着しておらず、吸気騒音もかなり大きいことから、作業者の操作ミスや作業効率の低下を招く大きな原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に、この課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、エンジン(73)の吸気経路内にエアクリーナ(12)を有するコンバインにおいて、該エアクリーナ(12)の前には外気を吸い込み予備浄化を行うプレクリーナ(11)を設け、該プレクリーナ(11)とエアクリーナ(12)との間には吸気サイレンサ(15)を介設し、前記吸気サイレンサ(15)は、プレクリーナ(11)を機体に連結するための間座として兼用可能な形状としたものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載のコンバインにおいて、前記吸気サイレンサ(15)においては、プレクリーナ(11)と吸気サイレンサ(15)とを連結するプレクリーナパイプ(11a)の先端開口部(11b)と、吸気サイレンサ(15)とエアクリーナ(12)とを連結するエアクリーナパイプ(12a)の先端開口部(12b)とを、所定の挿入代(31・32)をもってハウジング内に、上下面から挿入すると共に、前記先端開口部は対向させずに所定のずれ代だけ離間して構成したものである。
【0007】
請求項3においては、請求項2記載のコンバインにおいて、前記挿入代(31・32)の長さは、プレクリーナパイプ(11a)とエアクリーナパイプ(12a)では略同一の関係にあるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1はコンバインの全体左側面図、図2は同じく全体平面図、図3は同じく全体右側面図、図4はエンジンルームの正面図である。
【0010】
図5はエアクリーナーエンジン間吸気サイレンサを有する吸気経路の正面図、図6は同じく右側面図、図7はクリーナ間吸気サイレンサを有する吸気経路の正面図である。
【0011】
図8はクリーナ間吸気サイレンサの正面一部断面図、図9はエンジンルームカバーの開放状況を示すエンジンルームの正面図である。
【0012】
まず、コンバインの全体構成について、図1乃至図4により説明する。クローラー式走行装置9上に機体フレーム2を取り付け、その上は、機体進行方向左側に脱穀部4及び選別部5、右側に座席10及び穀粒を貯留する上部タンク3が載置されている。
【0013】
前記脱穀部4の前方で機体の最前部には刈取部6が配設され、該刈取部6の各搬送装置は、脱穀部4側部のフィードチェーン7に向けて刈り取った穀稈を搬送するもので、該フィードチェーン7より搬送された穀稈は、扱胴8で脱穀された後、前記選別部5から上部タンク3に送られるようにしている。さらに、前記座席10側方の機体フレーム2前部には、前記刈取部6を上下に回動自在に支持する支持フレーム24が形成されている。
【0014】
また、前記座席10の下方にはエンジンルーム70が設けられ、該エンジンルーム70は、上面カバー74、前面カバー76、及び側面カバー82により構成されるエンジンルームカバー77により覆われている。このようなエンジンルーム70内には、エンジン73が収納されると共に、エンジンルーム70の機体右側には、空冷用の外気を取り入れるための開口部が設けられ、該開口部は前記側面カバー82により閉じられた構成となっている。
【0015】
そして、前記座席10の後部からエンジン73にかけては、本発明に係わるエアクリーナ12や吸気サイレンサ14等を配設した吸気経路35が形成され、該吸気経路35は、前記エンジン73に連結連通されており、この吸気経路35を経由して取り込まれた外気は、エンジン73内で燃焼に使用された後、排気ガスとして、排気サイレンサ34を通って消音されながら排出されるのである。
【0016】
次に、本発明に係わる吸気サイレンサのうち、エアクリーナとエンジンとの間に配設した前記吸気サイレンサ14について、図4乃至図6、図9により説明する。図4乃至図6に示すように、前記上面カバー74の後部上面には、支持フレーム24が固設され、該支持フレーム24上の機体右側には、エアクリーナ室13が配設されている。
【0017】
該エアクリーナ室13は、前記支持フレーム24上に左右平行に立設した側板13b・13bと、該側板13b・13bの上辺間を左右に連結した上板13aとから構成され、該上板13aの後辺は、前記上部タンク3の前部側面に固定ステー25を介して連結されており、該固定ステー25及び前記支持フレーム24とにより、エアクリーナ室13は機体に強固に支持される構成となっている。
【0018】
このようなエアクリーナ室13には、円筒状のエアクリーナ12が内設され、該エアクリーナ12を左右両側より被装する前記側板13b・13bには、略中央部に開口部13c・13cが設けられている。そして、エアクリーナ12の外周側面には締結リング23が外嵌され、該締結リング23の前後端部は、前記支持フレーム24より立設した固定台22・36に着脱可能に締結固定されており、エアフィルター交換などの際には、締結リング23を外した後、前記開口部13c・13cからエアクリーナ12を抜き出して取り外せるようにしており、メンテナンス性の向上を図っている。
【0019】
前記上板13a上には正面視コ字状の支持台27が載置固定され、該支持台27の平面視略中央部にはプレクリーナパイプ11aが挿通立設され、該プレクリーナパイプ11aの外周側面は、複数の三角状補強板26により前記支持台27上面に固定されている。さらに、該プレクリーナパイプ11aの上端には、連結チューブ18を介してプレクリーナ11が止め輪17・17により連結される一方、プレクリーナパイプ11aの下端は、前記上板13aよりエアクリーナ室13内に挿入されている。
【0020】
このプレクリーナパイプ11aの下端は、前記エアクリーナ12外周側面より立設したエアクリーナ入側パイプ12aの上端に、連結チューブ16を介して止め輪17により連結されており、また、エアクリーナ12の機体左側面からは、エアクリーナ出側パイプ12cが突設されている。
【0021】
該エアクリーナ出側パイプ12cは、側方に一旦延出してから下方に屈曲した後、その先端は、連結チューブ19を介して吸気サイレンサ14の入側パイプ14aに連結され、さらに、該吸気サイレンサ14の出側パイプ14bは、連結チューブ20、中間パイプ28、連結チューブ21を介してエンジン73の吸気口75に連結されている。このように吸気経路35は、複数の連結チューブの組合せで連結されているため、エンジンルーム70内の経路位置を適正位置に自在に変更することができ、エンジンルーム70のスペースを無駄なく有効に活用することができるのである。
【0022】
このような構成において、外気は、前記プレクリーナ11から吸い込まれて空気中の大きな塵や埃が除去された後、続けてエアクリーナ12により一層細かな塵等も除去されて十分な清浄化処理が行われ、その後、この清浄化された空気は、吸気サイレンサ14により消音されてエンジン73に吸い込まれ、エンジン駆動のための燃焼に使用される。
【0023】
すなわち、エンジン73の吸気経路35内にエアクリーナ12を有するコンバインにおいて、該エアクリーナ12と前記エンジン35との間に吸気サイレンサ14を介設したので、前記座席10で聞こえる吸気騒音を大きく低減することができ、作業者の操作ミスや作業効率の低下を防止することができるのである。
【0024】
さらに、図9に示すように、前記エンジンルームカバー77を構成する側面カバー82と上面カバー74において、そのうちの側面カバー82の下部は、エンジンルーム70右下部に前後方向に設けた支軸37に軸支され、一方、上面カバー74には、座席10が載置固定されると共に、上面カバー74と機体側フレーム79との間に、ロック機構78が設けられ、該ロック機構78のロックピン80を抜脱することにより、上面カバー74と機体との連結を解除可能な構成としている。また、前述のごとく、吸気サイレンサ14は、エンジンルーム70内の吸気経路35に配設されると共に、エンジン73とは別体として設けられている。
【0025】
このような構成において、前記ロックピン80を抜脱した後、側面カバー82の下部を中心にエンジンルームカバー77を回動すると、エンジンルーム70の上部、側部、前部が全て開放され、吸気サイレンサ14を外より取り扱い可能な状態にすることができる。
【0026】
すなわち、エンジン73を収納するエンジンルーム70はエンジンルームカバー77により覆われ、該エンジンルームカバー77は、エンジン73の側方と前方を各々閉塞する側面カバー82と前面カバー76、及び座席10を載置固定する上面カバー74とにより構成されており、該座席10、上面カバー74、側面カバー82、及び前面カバー76を一体的に回動して前記吸気サイレンサ14を露出可能な構成とするので、吸気サイレンサ14の交換や修理などの際には、座席10を載置したエンジンルームカバー77を回動した後、エンジンルーム70右側の開口部から吸気サイレンサ14を容易に着脱することができ、メンテナンス性の向上を図ることができるのである。
【0027】
また、プレクリーナ11、エアクリーナ12も、前記吸気サイレンサ14と同様に、エンジンルーム70内の吸気経路35に配設されると共に、エンジン73とは別体として設けられている。そのため、エンジンルームカバー77を回動して、エンジンルーム70の上部、側部、前部を全て開放すると、プレクリーナ11、エアクリーナ12も外より容易に取り扱い可能な状態にすることができる。
【0028】
すなわち、エンジン73を収納するエンジンルーム70はエンジンルームカバー77により覆われ、該エンジンルームカバー77は、エンジン73の側方と前方を各々閉塞する側面カバー82と前面カバー76、及び座席10を載置固定する上面カバー74とにより構成されており、該座席10、上面カバー74、側面カバー82、及び前面カバー76を一体的に回動して前記プレクリーナ11、エアクリーナ12を露出可能な構成とするので、前記吸気サイレンサ14の場合と同様、メンテナンス性の向上を図ることができ、特に、エアフィルターの交換が欠かせぬこのようなクリーナ類では、メンテナンスにかかる作業負担を大きく軽減させることができるのである。
【0029】
次に、プレクリーナとエアクリーナとの間に配設した吸気サイレンサ15について、図7、図8により説明する。前記エアクリーナ室13の上板13a上には、正面視L字状の固定部材29・29により吸気サイレンサ15が載置固定され、該吸気サイレンサ15を形成する箱状のハウジング部15aの上面には、固定部材30を介して前記プレクリーナ11が立設されている。
【0030】
このような構成において、外気は、プレクリーナ11から吸い込まれて空気中の大きな塵や埃が除去された直後に、吸気サイレンサ15を通過して消音され、その後、続けてエアクリーナ12により一層細かな塵等も除去されて十分な清浄化処理が行われてから、そのままエンジン73に吸い込まれて、エンジン駆動のための燃焼に使用される。
【0031】
ここで、前述のようにエアクリーナ12とエンジン73間に吸気サイレンサ14を介設した場合には、空気がエアクリーナ12内に高速で流入して膨張する際に発生する騒音(以下「1次吸気騒音」とする)に対しては効果が薄いのに対し、このようにプレクリーナ11とエアクリーナ12との間に吸気サイレンサ15を介設した場合には、エアクリーナ12内に流入する空気の流入速度が吸気サイレンサ15によって遅く抑えられ、前記1次吸気騒音を小さくすることができる。
【0032】
すなわち、エンジン73の吸気経路35内にエアクリーナ12を有するコンバインにおいて、該エアクリーナ12の前には外気を吸い込み予備浄化を行うプレクリーナ11を設け、該プレクリーナ11とエアクリーナ12との間には吸気サイレンサ15を介設したので、1次吸気騒音も小さくして、吸気騒音の一層の低減を図ることができ、騒音による作業者の操作ミスや作業効率の低下を確実に防止することができるのである。
【0033】
また、前述したように、吸気サイレンサ15は箱状を呈しており、プレクリーナ11を載置固定する台として機能している。すなわち、吸気サイレンサ15は、プレクリーナ11を機体に連結するための間座として兼用可能な形状とするので、別途に吸気サイレンサ15配設のための空間や部材を設ける必要がなく、機体サイズのコンパクト化や部品コストの低減を図ることができる。
【0034】
そして、前記吸気サイレンサ15内には、ハウジング部15a上面からは、前記プレクリーナパイプ11a下端の先端開口部11bが、挿入代31の分だけ挿入され、一方、ハウジング部15a下面からは、エアクリーナ入側パイプ12a上端の先端開口部12bが、挿入代32の分だけ挿入され、該先端開口部12bと前記先端開口部11bの軸芯間は、ずれ代33だけ離間して配置されている。
【0035】
このような構成において、プレクリーナパイプ11aより吸気サイレンサ15内に流入した空気は拡散・膨張され、ハウジング部15a全体の共鳴作用により振動エネルギーが吸収され、吸気騒音が低減される。しかも、突設された先端開口部11b・12bは、ハウジング部15a内では共鳴管として、あるいは、反射体として作用するため、吸気騒音に対し一層の低減効果が得られる。例えば、挿入代31・32の長さを、吸気騒音中の最も振幅の大きな周波数域に共鳴する長さに合わせて設定すると、吸気騒音の振動エネルギーを効果的に吸収することができるのである。
【0036】
また、前記先端開口部11b・12bは、対向せずに特定量のずれ代33をもって離間して配設されているため、先端開口部11bから流入した空気は、ハウジング部15aの底壁に当たり振動エネルギーが吸収された後、反射して再びハウジング部15aの上壁に当たり振動エネルギーが吸収されるため、吸気騒音を更に低減できる。
【0037】
加えて、前記先端開口部11b・12bは、前述したように共鳴管としても作用するため、その挿入代31・32の長さを略同一とすることにより、複数の共鳴管を用いて、振幅の大きな周波数域の振動エネルギーを効果的に吸収することができる。
【0038】
すなわち、前記吸気サイレンサ15においては、プレクリーナ11と吸気サイレンサ15とを連結するプレクリーナパイプ11aの先端開口部11bと、吸気サイレンサ15とエアクリーナ12とを連結するエアクリーナパイプ12aの先端開口部32とを、所定の挿入代31・32をもってハウジング15a内に挿入すると共に、前記先端開口部11b・12bは対向させずに所定のずれ代だけ離間して配置するので、先端開口部11b・12bやハウジング15a内壁は、共鳴管や反射板として効果的に作用し、振動エネルギーが吸収されて、一層の吸気騒音の低減を図ることができるのである。
【0039】
さらに、前記挿入代31・32の長さを、プレクリーナパイプ11aとエアクリーナパイプ12aとにおいて略同一の関係にした場合には、複数の共鳴管を用い、振幅の大きな周波数域の振動エネルギーを効果的に吸収でき、より一層の吸気騒音の低減を図ることができる。
【0040】
以上の如く、エンジンの吸気経路内にエアクリーナを有するコンバインにおいて、該エアクリーナと前記エンジンとの間に吸気サイレンサを介設したので、吸気騒音を大きく低減することができ、作業者の操作ミスや作業効率の低下を防止することができるのである。
【0041】
また、エンジンを収納するエンジンルームはエンジンルームカバーにより覆われ、該エンジンルームカバーは、エンジンの側方と前方を各々閉塞する側面カバーと前面カバー、及び座席を載置固定する上面カバーとにより構成されており、該座席、上面カバー、側面カバー、及び前面カバーを一体的に回動して前記吸気サイレンサを露出可能な構成とするので、座席を載置したエンジンルームカバーを回動した後、エンジンルーム右側の開口部から吸気サイレンサを容易に着脱することができ、メンテナンス性の向上を図ることができる。
【0042】
また、エンジンを収納するエンジンルームはエンジンルームカバーにより覆われ、該エンジンルームカバーは、エンジンの側方と前方を各々閉塞する側面カバーと前面カバー、及び座席を載置固定する上面カバーとにより構成されており、該座席、上面カバー、側面カバー、及び前面カバーを一体的に回動して前記プレクリーナ、エアクリーナを露出可能な構成とするので、吸気サイレンサの場合と同様、メンテナンス性の向上を図ることができ、特に、エアフィルターの交換が欠かせぬこのようなクリーナ類では、メンテナンスにかかる作業負担を大きく軽減させることができるのである。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1に記載の如く、エンジンの吸気経路内にエアクリーナを有するコンバインにおいて、該エアクリーナの前には外気を吸い込み予備浄化を行うプレクリーナを設け、該プレクリーナとエアクリーナとの間には吸気サイレンサを介設したので、1次吸気騒音も小さくして、吸気騒音の一層の低減を図ることができ、騒音による作業者の操作ミスや作業効率の低下をより確実に防止することができる。
【0044】
また、前記吸気サイレンサは、プレクリーナを機体に連結するための間座として兼用可能な形状とするので、別途に吸気サイレンサ配設のための空間や部材を設ける必要がなく、機体サイズのコンパクト化や部品コストの低減を図ることができる。
【0045】
請求項2に記載の如く、請求項1記載の吸気サイレンサにおいては、プレクリーナと吸気サイレンサとを連結するプレクリーナパイプの先端開口部と、吸気サイレンサとエアクリーナとを連結するエアクリーナパイプの先端開口部とを、所定の挿入代をもってハウジング内に挿入すると共に、前記先端開口部は対向させずに所定のずれ代だけ離間して配置するので、先端開口部11b・12bやハウジング15a内壁は、共鳴管や反射板として効果的に作用し、振動エネルギーが吸収されて、一層の吸気騒音の低減を図ることができるのである。
【0046】
請求項3に記載の如く、請求項2記載の挿入代の長さは、プレクリーナパイプとエアクリーナパイプでは略同一の関係にあるので、複数の共鳴管を用い、振幅の大きな周波数域の振動エネルギーを効果的に吸収でき、より一層の吸気騒音の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの全体左側面図である。
【図2】 同じく全体平面図である。
【図3】 同じく全体右側面図である。
【図4】 エンジンルームの正面図である。
【図5】 エアクリーナーエンジン間吸気サイレンサを有する吸気経路の正面図である。
【図6】 同じく右側面図である。
【図7】 クリーナ間吸気サイレンサを有する吸気経路の正面図である。
【図8】 クリーナ間吸気サイレンサの正面一部断面図である。
【図9】 エンジンルームカバーの開放状況を示すエンジンルームの正面図である。
【符号の説明】
10 座席
11 プレクリーナ
11a プレクリーナパイプ
11b・12b 先端開口部
12 エアクリーナ
12a エアクリーナパイプ
14・15 吸気サイレンサ
15a ハウジング
31・32 挿入代
35 吸気経路
70 エンジンルーム
73 エンジン
74 上面カバー
76 前面カバー
77 エンジンルームカバー
82 側面カバー

Claims (3)

  1. エンジン(73)の吸気経路内にエアクリーナ(12)を有するコンバインにおいて、該エアクリーナ(12)の前には外気を吸い込み予備浄化を行うプレクリーナ(11)を設け、該プレクリーナ(11)とエアクリーナ(12)との間には吸気サイレンサ(15)を介設し、前記吸気サイレンサ(15)は、プレクリーナ(11)を機体に連結するための間座として兼用可能な形状としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記吸気サイレンサ(15)においては、プレクリーナ(11)と吸気サイレンサ(15)とを連結するプレクリーナパイプ(11a)の先端開口部(11b)と、吸気サイレンサ(15)とエアクリーナ(12)とを連結するエアクリーナパイプ(12a)の先端開口部(12b)とを、所定の挿入代(31・32)をもってハウジング内に、上下面から挿入すると共に、前記先端開口部は対向させずに所定のずれ代だけ離間して構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記挿入代(31・32)の長さは、プレクリーナパイプ(11a)とエアクリーナパイプ(12a)では略同一の関係にあることを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
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