JP2008048707A - コンバイン - Google Patents

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Atsuya Sakata
淳哉 坂田
Yasuhiro Naohara
康裕 猶原
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Abstract

【課題】排気ガスの熱を外部に排出可能にして、さらに排出した熱を脱穀部などへ供給することにより湿材の乾燥を可能とするコンバインを提供する。
【解決手段】脱穀部15を搭載し、前記脱穀部15の側方に付設して脱穀、選別後の穀粒を一時貯留して袋へ排出する穀粒収容部17を配設し、排気サイレンサ42を、エンジンルーム32内に内装し、該排気サイレンサ42とテールパイプ61の接続部に外気導入部71を設け、該外気導入部71をエンジンルーム32内の冷却風下流側に配置するとともに、テールパイプ61の基端側62を冷却ファン35側に斜め開口した。
【選択図】図7

Description

本発明はコンバインに関し、特に、コンバインのエンジンからの排気ガスを上方に排出し、その排気ガスを排出するための排気管の温度を下げる技術に関する。
従来、コンバインに搭載するエンジンの排気装置は、排気管が機体下部を通って機体後方側に配管され、エンジンで発生した排気ガスを機体後方で排出している。排気装置は排気音を低減させる排気サイレンサや排気ガスを排出するテールパイプ(排気尾管)等から構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、排気サイレンサやテールパイプ等の排気装置が機体下部に配管されていると、走行中に巻上げられた泥等が排気装置に掛かり易い。排気装置に泥等が掛かると、排気サイレンサやテールパイプに泥等が抱き込まれて付着、固化する場合や、テールパイプに泥等が浸入する場合がある。特にコンバインが湿田で走行する場合には排気装置に泥等が大量に付着し、排気装置内への泥等の浸入も増大するため、コンバインの走行性能の低下が問題となる。
このため、排気装置が機体上部に配管されたコンバインの技術もあり、このような排気装置を備えたコンバインとして、例えば、エンジンルーム内に排気サイレンサが設けられ、前記排気サイレンサに接続されたテールパイプが機体上方に配管されており、前記テールパイプの後部が脱穀部の上部に固定されている(例えば、特許文献2)。また、エンジンからのエキゾーストパイプが機体上方に配管され、前記エキゾーストパイプに接続される排気サイレンサが脱穀部の上部に固定されており、テールパイプが前記排気サイレンサに接続されているコンバインもある。
上記のように排気装置を機体上部に配管したコンバインによれば、走行中に巻上げられた泥等が排気装置に掛かり難くなり、排気装置に泥等が抱き込まれることや、排気装置に泥等が浸入することが防止される。このため、排気装置の泥等の抱き込みや、泥等の浸入によるコンバインの走行性能の低下を防止することができる。
一方、穀物を貯溜するタンクの形式として、トップサッカー形式が知られている。該トップサッカー形式は穀物を一時貯溜するタンクの直下方に、袋へと穀粒を排出する排出孔が設けられており、主に小型のコンバインに使用されている。
特開2005−261279号公報 実公昭61−26130号公報
しかしながら、排気装置が機体上部に配管されたコンバインの場合、排気ガスの熱により、排気装置の表面温度が高くなるため、エンジンルーム周辺の温度が高くなり、温められた空気が容易に排出されないため、その周囲に溜まってしまう。
本発明は斯かる課題に鑑み、排気ガスの熱を外部に排出可能にして、さらに排出した熱を脱穀部などへ供給することにより湿材の乾燥を可能とするコンバインを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、脱穀部を搭載し、前記脱穀部の側方に付設して脱穀、選別後の穀粒を一時貯留して袋へ排出する穀粒収容部を配設し、排気サイレンサを、エンジンルーム内に内装し、該排気サイレンサとテールパイプの接続部に外気導入部を設け、該外気導入部をエンジンルーム内の冷却風下流側に配置するとともに、テールパイプの基端側を冷却ファン側に斜め開口したものである。
請求項2においては、前記テールパイプは二番還元装置及び揚穀筒の近傍を上方へ迂回して配置する構成としたものである。
請求項3においては、前記テールパイプの排出孔を穀粒収容部の上端近傍に配置したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、エンジンルーム内を通過するラジエタからの排風によりサイレンサの表面温度を下げることが可能となり、エンジンの排気温度が低下する。また、サイレンサにラジエタからの排風が当たることにより、マフラーに粉塵が堆積するのを防ぐことができる。また、テールパイプ内に外気が導入されて、排気温度を低下させることができる。そして、テールパイプの入口開口面積が大きくなり、外気を導入し易くなる。
請求項2においては、一番コンベアから穀粒収容部内に籾を投入する搬送経路で温められ、湿材の湿り気を低下して詰まり等を低減できる。また、二番搬送装置を排気熱によって暖めることにより、湿材の水分を低減し、スムースな搬送を可能とする。また、テールパイプを脱穀部と穀粒収容部との隙間に配置できるコンパクトな構成にすることができる。
請求項3においては、穀粒収容部や脱穀部等に排気の汚れを防止することができる。また、車庫への格納時などテールパイプの先端が引っ掛かることがない。
次に、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
本発明に係るコンバイン11について、図を用いて説明する。図1はコンバイン11の全体側面図、図2はコンバイン11の正面図、図3はコンバイン11の平面図、図4は排気装置41の側面簡略図、図5は排気装置41の正面簡略図、図6は排気装置41の平面簡略図、図7は(a)従来の外気導入部71の平面図(b)上流側端部62を斜めに開口した場合の外気導入部71の平面図、図8は上流側端部62を段付に切り欠いた場合の外気導入部71の斜視図、図9は(a)上流側端部62をV字状に開口した場合の外気導入部の側面図(b)同正面図である。
まずコンバイン11の全体構成について説明する。図1から図3に示すように、コンバイン11は、左右のクローラを支承してなるクローラ走行装置12上に機体(シャーシ)13が配設されており、この機体13の前部右側にエンジン34が搭載されている。機体13の前方にはエンジン34の駆動力を変速してクローラ走行装置12に伝達するミッションケース31が配設されており、ミッションケース31にはクローラ走行装置12の駆動輪の車軸が設けられている。また、機体13の前部には刈取部14、機体13の上部において走行方向の左側には選別部16が設けられ、選別部16の上部には扱胴及びフィードチェーン15a等を具備する脱穀部15が設けられており、選別部16の下部には一番コンベアや二番コンベアが配設されている。機体13の上部の右側前部には座席19が設けられており、機体13の右側後部には籾を一時貯留して袋へと排出するトップサッカー17が設けられている。前記選別部16で精選別された穀粒は一番コンベアから揚穀筒24を通過して該トップサッカー17に一時貯留される。また、二番コンベアからは二番還元装置20を介して選別部16の前部に還元される。前記トップサッカー17の底部には、袋などに排出するための排出口17aが設けられている。尚、排出口17aにはシャッターが装備してあり、該シャッターを操作することによって開閉自在になっていて、袋の交換時や必要に応じて閉じることができ、使用しない場合には閉じることが可能となる。また、排出口17aの側部には袋を吊るすための吊り下げ杆が配設されている。
図3に示すように、コンバイン11の機体13の前部下方には前記エンジン34が搭載されており、このエンジン34はエンジンルーム32内に収容されている。エンジンルーム32は上面、前面、左右側面を覆うエンジンルームカバー(図示せず)により構成されており、後面はエンジンルーム後部フレーム33により構成されている。エンジンルーム32には、冷却用の外気を取り入れるための開部(図示せず)が右側方に設けられ、座席19の後下部からエンジン34にかけては、エアクリーナや吸気サイレンサ等を配設した吸気経路(図示せず)が形成される。
次に排気装置41について説明する。図4に示すように、排気装置41はエンジン34の排気マニホールド36に接続され、燃焼後の排気ガスを排出し、爆発に伴う排気音を低減させるものである。排気装置41は、排気サイレンサ42、テールパイプ61、外気導入部71を有している。
前記排気サイレンサ42について説明すると、前記排気サイレンサ42は、エンジン34の排気マニホールド36に接続されて排気音を低減させるためのものである。図4に示すように、排気サイレンサ42は断面形状が略楕円の筒状体であり、一側部付近に排気ガス出口であるサイレンサ出口管43が設けられている。排気サイレンサ42はエンジンルーム32内に配置されており、エンジン34の上方において、冷却ファン35の排風が当たる位置に設けられている。排気サイレンサ42が冷却ファン35の排風が当たる位置に設けられているため、排気サイレンサ42が冷却されるとともに塵が溜まることも防止できる。また、図5に示すように、排気サイレンサ42は長手方向を機体13の左右方向に向け、かつ排気マニホールド36に対して機体13の左側方向にオフセットして配置されており、前記サイレンサ出口管43が機体13の進行方向左側となるように接続されている。
次に前記テールパイプ61について説明する。前記テールパイプ61は、前記排気サイレンサ42の下流側に接続されてエンジン34からの排気ガスを排出するためのものである。テールパイプ61の全体形状は、図4乃至図6に示すように、排気サイレンサ42のサイレンサ出口管43に接続される部分である上流側端部62から機体13の後方に向けて延出し、次に、エンジンルーム後部フレーム33の貫通部の後方で機体13の上方に向けて屈曲しつつ、かつ機体13の左側に向けて延出し、次に、トップサッカー17と脱穀部15の間まで至ったところで再度機体13の後方に向けて水平方向に屈曲して後方へ延出し、本機(脱穀部15またはトップサッカー17)前後中央付近にテールパイプ61の下流側端部63を配置している。下流側端部63は、側面視で水平面に対して斜め上方に角度β(図4)屈曲し、かつ、平面視で前後方向に対して斜め左後方(フィードチェーン側)に角度α(図3)屈曲している。
また、前記テールパイプ61は前記二番還元装置20及び揚穀筒24の近傍を上方に迂回して配置している。つまり、前記テールパイプ61は、上方へ向けて屈曲している箇所付近で二番還元装置20前端の前方と、上方で水平方向後方へ延出している箇所付近で揚穀筒24と接近するようにその側方(進行方向左側)に配置している。このように、二番還元装置20及び揚穀筒24の近傍に前記テールパイプ61を配置することにより、排気ガスの熱を二番還元装置20や揚穀筒24内部に伝導し、内部の湿材を温めて乾燥させて詰まりを低減することが可能となる。
図4に示すように、前記テールパイプ61は、外管64と内管65から構成される。内管65は排気サイレンサ42のサイレンサ出口管43に接続されて排気ガスが通過する部分であり、外管64は内管65との間に断熱層を形成する部分である。内管65と外管64はそれぞれ金属製の直管とエルボとで構成されており、外管64に内管65が内挿される。外管64に内挿された内管65の固定は、内管固定部材を内管65の外面と外管64の内面に溶接手段等で固定して、内管65と外管64との間に所定の間隙を確保して固定するようにしている。この内管65と外管64との間隙の部分が断熱層となる。前記間隙はテールパイプ61の上流側端部62から下流側端部63まで連通している。尚、本実施例ではテールパイプ61は外管64と内管65から構成される2重管としたが、内管65のみからなる1重管としてもよいし、あるいは、さらに外側にパイプを設けて3重管以上としてもよい。
テールパイプ61の下流側端部63の形状は、外管64の端部の上流側に内管65の端部が位置するようにしており、テールパイプ61の下流側端部63において、外管64と内管65の端部位置に差を設けている。また、外管64の端部は斜めに切断して上部側が長くなるように突出させて、テールパイプ61内に雨水等が浸入し難い構成としている。テールパイプ61の下流側端部63において外管64と内管65の端部位置に差を設けているため、エンジン34が作動して排気ガスが内管65の下流端から排出されると、排気ガスの気流により、内管65後端と外管64との間に負圧が発生して、外管64前端と内管65前部との間から空気が吸入されて、内管65と外管64との間隙に下流方向の空気の流れが生じる。空気に流れが生じると間隙内部の換気が行われて間隙内部の空気の温度上昇は低く抑えられ、内管65と外管64の間の断熱効果が高くなる。このため、外管64の表面温度の上昇を低く抑えることができ、テールパイプ61に接近させてハーネス等が設置されても、ハーネス等への熱影響を防止することができる。また、テールパイプ61内に雨水等を浸入させ難くすることができる。
エンジンルーム32側のテールパイプ61の上流側端部62での形状は、外管64の端部の上流側に内管65の端部が突出するようにしており、テールパイプ61の上流側端部62において、外管64と内管65の端部位置に差を設けている。
また、前記テールパイプ6の上流側端部62での形状は、断面が斜めに切断され、ガイドを形成している。該ガイドの長辺側がラジエタからの排風と対向するように設けられている。このように構成することにより、外気導入量を増加し、テールパイプの表面温度の低減を図ることが可能となる。
尚、内管65と外管64との間の間隙は、テールパイプ61の上流側端部62において外気と連通しているため、テールパイプ61の下流側端部63から雨水等が浸入してきた場合でも、上流側端部62から水が排出される。このため、内管65と外管64との間隙を通じて排気サイレンサ42内部やエンジン34に雨水等が浸入することを防止できる。
ここで、図3に示すように、平面視において、テールパイプ61は、本機中央付近にて脱穀部15の扱室カバー上方に、かつ本機進行方向に対し左後方に角度α(以下、排出方向αという)に排出するように配管される形状であるとともに、テールパイプ61の下流側端部63は、本機中央付近に位置する。すなわち、テールパイプ61は、本機中央付近にて下流側端部63から排出方向αに排出することになる。また、図6に示すように、扱室カバーを最も上方に回動して開放した場合の高さよりも上方となるような角度γ(以下、排出方向γという)に排出するように配管される形状となっている。
したがって、本機中央付近にて下流側端部63から排出するため、図3に示すように、本機周縁(ここでは、本機左後角部付近)までの寸法Aを長く取れ、そして、排出方向αに排出するため、オペレータから遠方へ排気ガスを排出でき、オペレータへの排気ガスの影響(具体的には、排ガスが吹きつけられたり、煤が付着したりする等)を少なくでき、本機右側に位置するトップサッカー17への排気ガスの影響も少なくできる。また、扱室カバーを最も開放したときの高さよりも上方に排気ガスを排出するため、扱室カバーに排気が当たらず汚れを防止することが可能となる。尚、本機左側への排出方向の角度αは30度以下とすることが好ましい。
次に前記外気導入部71について説明する。前記外気導入部71は、外気をテールパイプ61の内管65に導入して、排気ガスの温度を外気により低下させるものである。テールパイプ61の上流側端部62には排気サイレンサ42のサイレンサ出口管43が接続されており、外気導入部71は排気サイレンサ42とテールパイプ61との接続部分に形成されている。エンジン34作動時に内管65を排気ガスが通過すると、排気ガスの気流により外気導入部71に負圧が生じ、外気導入部71の開口部から内管65に外気が吸引される。
前記テールパイプ61の上流側端部62は図7(b)に示すように、斜めに開口する構成とすることも可能である。従来は図7(a)に示すようにラジエタからの排風に対して上流側端部62の断面が平行(出口管43及びテールパイプ61の軸心に対して直角)に設けられていたことから、ラジエタからの排風を導入する効率が悪かったが、図7(b)に示すように、ラジエタからの排風に対して上流側端部62を斜めに開口することにより、排風を効率よくテールパイプ内に送風することが可能となる。
また、図8に示すように、上流側端部62を段付に切り欠いて、上流側端部62と出口管43の重複部分を半円筒状として、開口側をラジエタファン側に向けて配設して、より多くの冷却風をテールパイプ61内に導けるようにしている。
また図9に示すように構成することもできる。即ち、上流側端部62と出口管43の重複部分をラジエタファン側に向けて略V字状に開く構成とすることも可能である。このように構成することにより、更に多くの冷却風をテールパイプ61内に導くことが可能となる。
尚、図4に示すように、外気導入部71は排気サイレンサ42に近いエンジンルーム32内に設けられ、冷却ファン35の排風が当たる位置に設けられる。冷却ファン35の排風が外気導入部71に常に当たることにより、外気導入部71から低い温度の空気を導入させることができるとともに、外気導入部71に塵が溜まることが防止できる。
また、図5に示すように、テールパイプ61とサイレンサ出口管43を接続する方向は、機体13の前後方向としている。エンジン34の振動方向に沿った方向にサイレンサ出口管43を挿入することにより、エンジン34の振動によるサイレンサ出口管43の振動は、挿入方向と一致するため、テールパイプ61の内管65に接触し難くなる。サイレンサ出口管43とテールパイプ61の干渉を防止するため、サイレンサ出口管43の挿入方向は、エンジン34の振動が大きい方向に沿った方向であることが好ましい。
また、外気導入部71は、排気サイレンサ42に設けられたサイレンサ出口管43がテールパイプ61に挿入され、サイレンサ出口管43とテールパイプ61との間に間隙が確保されている構成としているため、排気サイレンサ42とテールパイプ61とを接続するフランジが不要となる。振動体である排気サイレンサ42の質量がフランジを不要とすることで低減することができ、排気サイレンサ42の振動を低減させることができるため、振動による騒音を低減することができる。
次に、排気装置41の支持について説明する。図4乃至図6に示すように、テールパイプ61は、支持部材82・83・84を介して脱穀部15で支持されるようにしている。前述のように、排気装置41を機体13の上方に配管、支持させると、排気装置41に藁屑等が蓄積されにくくなる。また、テールパイプ61の脱穀部15での支持部では、テールパイプ61と脱穀部15との間隔を十分確保しており、テールパイプ61下部にハーネス、注油ホース等が配置されても、熱による影響を防ぐようにしている。
前記脱穀部15の右側面に固設した支持部材82・83はテールパイプの上下方向に延びる縦部61aを支持している。一方前記脱穀部15の右側の上面に固設した支持部材84はテールパイプの水平方向に延びる横部61bを支持している。このように複数箇所で支持することにより、より強固に脱穀部15で支持されることとなる。また、なお、本実施例では支持部材によって三箇所で支持しているが、二箇所以下や四箇所以上で支持する構成としてもよい。
以上のように、本実施例のコンバイン11は、脱穀部15を搭載し、前記脱穀部15の側方に付設して脱穀、選別後の穀粒を一時貯留して袋へ排出する穀粒収容部17を配設し、排気サイレンサ42を、エンジンルーム32内に内装し、該排気サイレンサ42とテールパイプ61の接続部に外気導入部71を設け、該外気導入部71をエンジンルーム32内の冷却風下流側に配置するとともに、テールパイプ61の基端側62を冷却ファン35側に斜め開口したものである。このように構成することにより、エンジンルーム内を通過するラジエタからの排風によりサイレンサの表面温度を下げることが可能となり、エンジンの排気温度が低下する。また、サイレンサにラジエタからの排風が当たることにより、マフラーに粉塵が堆積するのを防ぐことができる。また、テールパイプ内に外気が導入されて、排気温度を低下させることができる。そして、テールパイプの入口開口面積が大きくなり、外気を導入し易くなる。
また、前記テールパイプ61は二番還元装置20及び揚穀筒24の近傍を上方へ迂回して配置する構成としたものである。このように構成することにより、一番コンベアから穀粒収容部内に籾を投入する搬送経路で温められ、湿材の湿り気を低下して詰まり等を低減できる。また、二番搬送装置を排気熱によって暖めることにより、湿材の水分を低減し、スムースな搬送を可能とする。また、テールパイプを脱穀部と穀粒収容部との隙間に配置できるコンパクトな構成にすることができる。
また、前記テールパイプ61の排出孔62を穀粒収容部17の上端近傍に配置したものである。このように構成することにより、穀粒収容部や脱穀部等に排気の汚れを防止することができる。また、車庫への格納時などテールパイプの先端が引っ掛かることがない。
コンバイン11の全体側面図。 コンバイン11の正面図。 コンバイン11の平面図。 排気装置41の側面簡略図。 排気装置41の正面簡略図。 排気装置41の平面簡略図。 (a)従来の外気導入部71の平面図(b)上流側端部62を斜めに開口した場合の外気導入部71の平面図。 上流側端部62を段付に切り欠いた場合の外気導入部71の斜視図。 (a)上流側端部62をV字状に開口した場合の外気導入部の側面図(b)同正面図。
符号の説明
11 コンバイン
13 機体
15 脱穀部
17 トップサッカー
34 エンジン
41 排気装置
61 テールパイプ
63 下流側端部

Claims (3)

  1. 脱穀部を搭載し、前記脱穀部の側方に付設して脱穀、選別後の穀粒を一時貯留して袋へ排出する穀粒収容部を配設し、
    排気サイレンサを、エンジンルーム内に内装し、該排気サイレンサとテールパイプの接続部に外気導入部を設け、該外気導入部をエンジンルーム内の冷却風下流側に配置するとともに、テールパイプの基端側を冷却ファン側に斜め開口したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記テールパイプは二番還元装置及び揚穀筒の近傍を上方へ迂回して配置する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記テールパイプの排出孔を穀粒収容部の上端近傍に配置したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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