JP4427157B2 - 巻胴式巻上機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ装置において、昇降体(例えば、エレベータ籠)を昇降させるための巻胴式巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】
昇降体に連結したワイヤを巻き取ったり巻き戻したりするエレベータ装置用巻胴式巻上機として、巻胴の内部に電動機や減速機を収容したものが、特開昭63−160995号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この公報に記載されている巻胴式巻上機は、巻胴内の駆動部を保守点検する場合、構造体に対して巻上機を支持している支持部を構造体から取り外さなければならない。そのため、特に、巻胴式巻上機を昇降体に固定した自走式エレベータ装置のように、巻胴式巻上機の周囲に十分なスペースが無いものでは、巻胴から駆動部を取り外して点検することが非常に困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本願発明は以上の問題を解消するためになされたもので、請求項1の巻胴式巻上機は、基台に固定された一対の支持部に、ワイヤが巻き付けられる筒状巻胴をその中心軸の回りで回転自在に支持すると共に、上記巻胴の内部にこの巻胴を回転する駆動部を備えた巻胴式巻上機において、上記巻胴、駆動部、及び支持部は、上記巻胴と支持部を作動時の位置に保った状態で、上記駆動部を巻胴の一端から着脱できるように構成されており、
上記巻胴は、2つの軸受を介して上記支持部に回転自在に支持されており、
上記巻胴は、上記2つの軸受の一方の内方に、上記駆動部を巻胴内に装入可能な大きさの開口部を有し、
上記駆動部は、上記巻胴の開口部を介して、上記巻胴内に装入されており、
上記駆動部は、その一端側が上記支持部に着脱自在に固定され、
上記駆動部は、外枠と、外枠に固定された電動機と、電動機の回転軸に連結された減速機と、減速機により減速された回転を出力する出力軸とを有し、この出力軸が上記駆動部の他端側で上記巻胴に回転自在に連結されていることを特徴とする。
【0006】
請求項の巻胴式巻上機基台に固定された一対の支持部に、ワイヤが巻き付けられる筒状巻胴をその中心軸の回りで回転自在に支持すると共に、上記巻胴の内部にこの巻胴を回転する駆動部を備えた巻胴式巻上機において、上記巻胴、駆動部、及び支持部は、上記巻胴と支持部を作動時の位置に保った状態で、上記駆動部を巻胴の一端から着脱できるように構成されており、
上記巻胴は、その一端側に上記駆動部を巻胴内に装入可能な大きさの開口部を有し、
上記駆動部は、外枠と、外枠に固定された電動機と、電動機の回転軸に連結された減速機と、減速機により減速された回転を出力する出力軸とを有し、上記巻胴の開口部を介して上記巻胴内に装入されており、
上記駆動部はまた、上記外枠が上記一対の支持部の一方の支持部に着脱自在に固定され、上記出力軸が上記一対の支持部の他方の支持部に設けた軸受に着脱自在に支持されており、
上記巻胴は、上記駆動部の出力軸に固定され、上記駆動部の外枠に回転自在に支持されていることを特徴とする。
【0007】
請求項の巻胴式巻上機は、上記巻胴の内面と上記駆動部の外面との少なくとも一部が吸音材で被覆されていることを特徴とする。
【0008】
請求項の巻胴式巻上機は、上記巻胴が、この巻胴の少なくとも一端に着脱自在に連結されたブラケットを有し、上記巻胴とブラケットとを弾性部材を介して連結したことを特徴とする。
【0009】
請求項の巻胴式巻上機は、上記駆動部の外枠が、ブラケットを介して軸受に支持されており、上記外枠とブラケットは弾性部材を介して連結されていることを特徴とする。
【0010】
請求項の巻胴式巻上機は、所定の慣性モーメントを持つフライホイールを上記電動機の回転軸に固定したことを特徴とする。
【0011】
請求項の巻胴式巻上機は、上記電動機の回転軸にファンを固定したことを特徴とする。
【0012】
請求項の巻胴式巻上機は、上記駆動部の外枠に通気孔を設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項の巻胴式巻上機は、上記巻胴の端部を支持するブラケットに通気孔を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項1の巻胴式巻上機は、上記駆動部の外枠に冷却フィンを設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は実施の形態1のエレベータ装置用巻胴式巻上機を示す。この巻胴式巻上機10は、基台12(例えば、昇降体の天井部又は底部、エレベータ昇降路の天井部又は昇降体)に固定された2つの支持部14、16に支持されている。
【0016】
巻胴式巻上機10は円筒状の巻胴18を有する。なお、図面上、巻胴18の中心軸をXで示す。また、以下の説明において、中心軸Xに向かう方向を「内側」、中心軸Xから離れる方向を「外側」と呼び、中心軸Xと平行な方向に関して巻胴18の中心に向かう方向を「内方」、外方に向かう方向を「外方」と呼ぶ。
【0017】
巻胴18の外周部には、図示するように、ワイヤ20が所定の間隔をあけて巻き付けできるように、螺旋状のワイヤ溝22が形成されている。巻胴18の一端(左側)内側には、円盤状ブラケット24が連結されている。また、ブラケット24の内側には、巻胴18と同軸に配置された支持筒26が連結されており、この支持筒26が一方(左側)の支持部14に軸受28を介して回転自在に支持されている。巻胴18の他端(右側)は、軸受30を介して支持部16に回転自在に支持されている。
【0018】
巻胴18の内部には駆動部32が収容されている。駆動部32は、筒状の外枠34を有し、この外枠34の内部に電動機36、減速機38が固定されている。また、電動機36の近傍に位置する外枠34の端部(右側)には、外枠34の内側に配置された円盤状ブラケット40が連結されている。ブラケット40は、ブラケット40の外方に配置された別の円盤状ブラケット42にボルト44を介して連結されている。また、ブラケット42は、ボルト46を介して、支持部16に着脱自在に連結されている。さらに、ブラケット42の外方には、保護カバー48が着脱自在に設けてある。
【0019】
電動機36は、この電動機36によって回転される回転軸50を備えている。回転軸50の一端(左側)は、電動機36と減速機38の間で外枠34の内周面から内側に向って伸びる円盤状仕切壁52の内縁部に設けた軸受54に支持されており、ギヤ56を介して減速機38に駆動連結されている。また、減速機38の出力軸58は、外枠34の一端(左側)内側に連結した円盤状ブラケット60の軸受62を通り、巻胴18の支持筒26に挿入され、そして支持筒26にボルト64で固定されている。
【0020】
回転軸50の他端(右側)は、外枠34の他端(右側)内側に連結したブラケット40の軸受66を介して保護カバー48の内部に突出しており、この突出部にブレーキ機構68が連結されている。
【0021】
このような構成を備えた巻胴式巻上機10では、電動機36の駆動により回転軸50が回転する。回転軸50の回転はギヤ56を介して減速機38に伝えられ、所定の回転数に減速されて出力軸58に伝えられる。出力軸58の回転は、ボルト64、支持筒26、ブラケット24を介して巻胴18に伝えられ、巻胴18が軸受28、30に支持された状態で回転し、巻胴18によるワイヤ20の巻き取り・巻き戻しが行なわれる。
【0022】
駆動部32の電動機36や減速機38等を保守点検する場合、出力軸58と支持筒26とを連結しているボルト64を取り外す共に、ブラケット42と支持部16とを連結しているボルト46を取り外す。これにより、ブラケット42に隣接する巻胴18の開口部70は巻胴18の内側に位置する駆動部32のどの部分よりも大きくしてあるので、巻胴18を支持部14、16に支持した状態で、駆動部32を巻胴18の開口部70から引き出し、保守点検のし易い場所に移動できる。また、保守点検の終了した駆動部32は、逆の順序で巻胴18に装入し、固定できる。
【0023】
このように、実施の形態1の巻胴式巻上機によれば、支持部14、16、巻胴18を作動時と同様の状態に保ったまま、駆動部32を保守点検できる。また、保守点検作業時、取り出した駆動部32を設置するスペースしか必要としないので、保守点検用のスペースが小さくすむ。
【0024】
実施の形態2
図2は実施の形態2のエレベータ装置用巻胴式巻上機を示す。この巻胴式巻上機110において、駆動部112は、円筒状の外枠114の内部に、電動機116と、減速機118を備えている。電動機116は、この電動機116によって回転される回転軸120を備えている。回転軸120の一端(左側)は、電動機116と減速機118の間で外枠114の内周面から内側に向って伸びる円盤状仕切壁122の軸受124に支持されており、ギヤ126を介して減速機118に駆動連結されている。また、減速機118の出力軸128は、軸受130とこの軸受130を保持する円盤状ブラケット132を介して、基台134に固定された支持部136に支持されている。
【0025】
回転軸120の他端(右側)は、外枠114の他端(右側)内側に連結したブラケット138の軸受140を介して外方に突出している。ブラケット138は、その外方に設けた円盤状ブラケット142にボルト144で連結されている。ブラケット142は、基台134に固定された支持部146にボルト148で連結されている。また、ブラケット142の外方には保護カバー150が設けられ、この保護カバー150の内方に固定されたブレーキ部152が、回転軸120に連結されている。
【0026】
巻胴154の外周部には、図示するように、ワイヤ156が所定の間隔をあけて巻き付けできるように、螺旋状のワイヤ溝158が形成されている。巻胴154の一端(左側)内側には、円盤状ブラケット160が固定されている。また、ブラケット160の内側縁には支持筒162が連結されており、この支持筒162が、減速機118の出力軸128に外装され、ボルト164で固定されている。巻胴154の他端(右側)内側には、円盤状ブラケット166がボルト168で固定されている。また、ブラケット166の内側端部は、軸受170を介してブラケット142に支持されている。
【0027】
このような構成を備えた巻胴式巻上機110では、電動機116の駆動により回転軸120が回転する。回転軸120の回転は減速機118に伝えられ、所定の回転数に減速されて出力軸128に伝えられる。出力軸128の回転は、これに固定されたボルト164、支持筒162、ブラケット160を介して巻胴154に伝えられ、この巻胴154は軸受130、170に支持された状態で回転し、巻胴154によるワイヤ156の巻き取り・巻き戻しが行なわれる。
【0028】
駆動部112の電動機116や減速機118等を保守点検する場合、適当な支持台を用いて巻胴154を図示する作動位置に保持する。次に、ボルト164を外す。また、巻胴154とブラケット166を連結しているボルト168を外し、ブラケット142を支持部146に連結しているボルト148を外し、駆動部112を図上右側に移動して巻胴154の開口部172から取り出す。このとき、出力軸128を軸受130から取り外す。この取り外し作業は、専用の治具を用いて容易に行なえる。なお、支持部146を基台134から取り外すことなく、駆動部112を巻胴154から取り出せるように、ブラケット166と外枠114は、駆動部112を取り出す際に支持部146と干渉しない大きさに設計する必要がある。巻胴154から取り出された駆動部112は適当な場所に置かれ、保守点検が行なわれる。また、また、保守点検の終了した駆動部112は、逆の順序で巻胴154に装入し、固定できる。
【0029】
このように、実施の形態2の巻胴式巻上機によれば、支持部136、146、巻胴154を作動時と同様の状態に保ったまま、駆動部112を保守点検できる。また、保守点検作業時、巻胴154から取り出した駆動部112を設置するスペースしか必要としないので、保守点検用のスペースが小さくすむ。
【0030】
実施の形態3
図3は実施の形態3のエレベータ装置用巻胴式巻上機を示す。この巻胴式巻上機210は、図1に示す巻胴式巻上機10の改良例である。具体的に、本実施の形態3の巻胴式巻上機210は、以下の点で、実施の形態1の巻胴式巻上機10と異なる。具体的に、本実施の形態3の巻胴式巻上機210では、駆動部32の電動機36で発生する騒音を外部に極力漏らさないために、巻胴18の内面と、外枠34の外面と、ブラケット24、42の内面に、吸音材72が設けてある。吸音材72としては、ウレタンフォーム、グラスウール等の周知の吸音材を利用できる。
【0031】
このように吸音材72を設けた巻胴式巻上機210によれば、駆動部32で発生した騒音が減衰されるので、巻胴式巻上機210をエレベータ装置の昇降体(例えば、エレベータ籠)に設けた場合でも、昇降体の乗客に伝わる不快な騒音を軽減できる。
【0032】
なお、図示するように、巻胴18の内面と、外枠34の外面と、ブラケット24、42の内面のすべてを吸音材72で被覆する必要はなく、少なくともそれらの一部を被覆すれば、外部に漏れる騒音を軽減できる。
【0033】
また、図3に示すように、駆動部32の引き出し方向と反対側(左側)にあるブラケット24については、このブラケット24の内面及びその近傍に容易に吸音材72を配置し、また吸音材72が破損したときはこれを補修できるように、ボルト74を用いて、巻胴18に対して着脱可能に取り付けてもよい。
【0034】
さらに、図4(a)、図4(b)にそれぞれ示すように、巻胴18とブラケット24との間、駆動部32のブラケット40とこのブラケット40を支持する別のブラケット42との間に、弾性部材76、78を介在してもよい。この場合、電動機36や減速機38で発生する振動が、巻胴18や支持部14、16、さらには乗客が乗る昇降体に伝わるのを減少し、乗客に快適な乗り心地感を与えることができる。なお、弾性部材76、78の材料としては防振性を有するものあれば如何なる材料でもよいが、一般には、ゴム、ウレタン、金属ばねが利用される。
【0035】
実施の形態4
図5は実施の形態4のエレベータ装置用巻胴式巻上機を示す。この巻胴式巻上機310は、図1に示す巻胴式巻上機10の改良例である。具体的に、本実施の形態4の巻胴式巻上機310では、電動機36の回転軸50に、所定重量のフライホイール80が設けてある。フライホイール80は、回転軸50の重量を増し、制動時の慣性力を大きくするものである。このフライホイール80は、巻胴18の内方に駆動部32を設けた巻胴式巻上機に特に有効である。すなわち、このような巻胴式巻上機では、電動機36を小型化すると回転軸50の回転慣性モーメントが小さくなり、そのために回転軸50に急ブレーキをかけると急激に減速し、その減速の衝撃が大きくなるが、所定の慣性モーメントを有するフライホイールを設けることにより回転軸の回転慣性モーメントが大きくなるので、急激に減速することがなく、その結果、昇降体や乗客に与える衝撃が軽減する。
【0036】
また、フライホイール80には、このフライホイール80と共に回転する冷却ファン82を設けてもよい。この場合、駆動部32の電動機36で発生した熱が、外枠34の内部で撹拌されるので、一部に高温空気が滞留することが無くなる。
【0037】
実施の形態5
図6は実施の形態5のエレベータ装置用巻胴式巻上機を示す。この巻胴式巻上機410は、図1に示す巻胴式巻上機10の改良例である。具体的に、本実施の形態5の巻胴式巻上機410は、以下の点で、実施の形態1の巻胴式巻上機10と異なる。
【0038】
具体的に、本実施の形態5の巻胴式巻上機410では、駆動部32の外枠34に複数の通気孔84が形成されている。また、駆動部32の外枠34の表面に冷却フィン86が設けてある。この実施の形態5によれば、駆動部32で発生した熱は、通気孔84を介して、巻胴18と駆動部32との間にある空間88に放出される。また、駆動部32で発生した熱は、冷却フィン86から熱伝導により空間88に放出される。さらに、巻動18の回転により空間88内の熱が拡散され、特定の部位の熱が高温となることが防止できる。
【0039】
なお、図6に示すように、巻胴18の両側を支持しているブラケット24、42にもそれぞれ通気孔90を設け、これらの通気孔90を介して熱を放出するようにすれば、巻胴18の内部の熱が更に放出される。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1、2の巻胴式巻上機は、基台に固定された一対の支持部に、ワイヤが巻き付けられる筒状巻胴をその中心軸の回りで回転自在に支持すると共に、上記巻胴の内部にこの巻胴を回転する駆動部を備えており、巻胴、駆動部、及び支持部は、上記巻胴と支持部を作動時の位置に保った状態で、上記駆動部を巻胴の一端から着脱できるように構成されている。したがって、支持部、巻胴を作動時と同様の状態に保ったまま、駆動部を巻胴から取り出して保守点検できる。また、保守点検作業には、取り出した駆動部を設置するスペースしか必要としないので、保守点検用のスペースが小さくすむ。
【0041】
また、請求項の巻胴式巻上機では、巻胴の内面と上記駆動部の外面との少なくとも一部が吸音材で被覆されているので、駆動部で発生した騒音が減衰されるので、巻胴式巻上機をエレベータ装置の昇降体(例えば、エレベータ籠)に設けた場合でも、昇降体の乗客に伝わる不快な騒音を軽減できる。
【0042】
さらに、請求項の巻胴式巻上機では、巻胴は、この巻胴の少なくとも一端に着脱自在に連結されたブラケットを有し、上記巻胴とブラケットとを弾性部材を介して連結しているので、電動機や減速機で発生する振動が、巻胴、支持部、乗客が乗る昇降体に伝わるのを減少し、乗客に快適な乗り心地感を与えることができる。
【0043】
さらにまた、請求項の巻胴式巻上機では、駆動部の外枠は、ブラケットを介して軸受に支持されており、上記外枠とブラケットは弾性部材を介して連結されているので、電動機や減速機で発生する振動が、巻胴、支持部、乗客が乗る昇降体に伝わるのを減少し、乗客に快適な乗り心地感を与えることができる。
【0044】
そしてまた、請求項の巻胴式巻上機では、所定の慣性モーメントを持つフライホイールを上記電動機の回転軸に固定しているので、所定のフライホイールにより回転軸の回転慣性モーメントが大きくなるので、急激に減速することがなく、その結果、昇降体や乗客に与える衝撃が軽減する。
【0045】
また、請求項の巻胴式巻上機では、電動機の回転軸にファンを固定しているので、駆動部の電動機で発生した熱が、外枠の内部で撹拌されるので、一部に高温空気が滞留することが無くなる。
【0046】
さらに、請求項の巻胴式巻上機では、駆動部の外枠に通気孔を設けているので、駆動部で発生した熱は、通気孔を介して、巻胴と駆動部との間にある空間に放出されるので、駆動部内の特定の部位が高温になることがない。
【0047】
さらにまた、請求項の巻胴式巻上機では、巻胴の端部を支持するブラケットに通気孔を設けているので、巻胴の内部の熱も外部に放出され、駆動部の温度が低下する。
【0048】
そして、請求項1の巻胴式巻上機では、駆動部の外枠に冷却フィンを設けているので、駆動部で発生した熱は、巻胴18と駆動部32との間にある空間88に放出された後、巻胴18の回転により空間内に拡散される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の巻胴式巻上機の一部を切断した正面図。
【図2】 実施の形態2の巻胴式巻上機の一部を切断した正面図。
【図3】 実施の形態3の巻胴式巻上機の一部を切断した正面図。
【図4】 巻胴、駆動部の連結部分の部分拡大断面図。
【図5】 実施の形態4の巻胴式巻上機の一部を切断した正面図。
【図6】 実施の形態5の巻胴式巻上機の一部を切断した正面図。
【符号の説明】
10 巻胴式巻上機、 12 基台、 14,16 支持部、 18 巻胴、20 ワイヤ、 28,30 軸受、 32 駆動部、 36 電動機、 38 減速機、 50 回転軸、 58 出力軸、 110 巻胴式巻上機、 112 駆動部、 114 外枠、 116 電動機、 118 減速機、 120,130 回転軸、 124 軸受、 136,146 支持部、 154 巻胴、 156 ワイヤ、 72 吸音材、 76,78 弾性材、 80 フライホイール、 82 冷却ファン、 86 冷却フィン、 84,90 通気孔

Claims (10)

  1. 基台に固定された一対の支持部に、ワイヤが巻き付けられる筒状巻胴をその中心軸の回りで回転自在に支持すると共に、上記巻胴の内部にこの巻胴を回転する駆動部を備えた巻胴式巻上機において、
    上記巻胴、駆動部、及び支持部は、上記巻胴と支持部を作動時の位置に保った状態で、上記駆動部を巻胴の一端から着脱できるように構成されており、
    上記巻胴は、2つの軸受を介して上記支持部に回転自在に支持されており、
    上記巻胴は、上記2つの軸受の一方の内方に、上記駆動部を巻胴内に装入可能な大きさの開口部を有し、
    上記駆動部は、上記巻胴の開口部を介して、上記巻胴内に装入されており、
    上記駆動部は、その一端側が上記支持部に着脱自在に固定され、
    上記駆動部は、外枠と、外枠に固定された電動機と、電動機の回転軸に連結された減速機と、減速機により減速された回転を出力する出力軸とを有し、この出力軸が上記駆動部の他端側で上記巻胴に固定されていることを特徴とする巻胴式巻上機。
  2. 基台に固定された一対の支持部に、ワイヤが巻き付けられる筒状巻胴をその中心軸の回りで回転自在に支持すると共に、上記巻胴の内部にこの巻胴を回転する駆動部を備えた巻胴式巻上機において、
    上記巻胴、駆動部、及び支持部は、上記巻胴と支持部を作動時の位置に保った状態で、上記駆動部を巻胴の一端から着脱できるように構成されており、
    上記巻胴は、その一端側に上記駆動部を巻胴内に装入可能な大きさの開口部を有し、
    上記駆動部は、外枠と、外枠に固定された電動機と、電動機の回転軸に連結された減速機と、減速機により減速された回転を出力する出力軸とを有し、上記巻胴の開口部を介して上記巻胴内に装入されており、
    上記駆動部はまた、上記外枠が上記一対の支持部の一方の支持部に着脱自在に固定され、上記出力軸が上記一対の支持部の他方の支持部に設けた軸受に着脱自在に支持されており、
    上記巻胴は、上記駆動部の出力軸に固定され、上記駆動部の外枠に回転自在に支持されていることを特徴とする記載の巻胴式巻上機。
  3. 上記巻胴の内面と上記駆動部の外面との少なくとも一部が吸音材で被覆されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の巻胴式巻上機。
  4. 上記巻胴は、この巻胴の少なくとも一端に着脱自在に連結されたブラケットを有し、上記巻胴とブラケットとを弾性部材を介して連結したことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の巻胴式巻上機。
  5. 上記駆動部の外枠は、ブラケットを介して軸受に支持されており、上記外枠とブラケットは弾性部材を介して連結されていることを特徴とする請求項2に記載の巻胴式巻上機。
  6. 所定の慣性モーメントを持つフライホイールを上記電動機の回転軸に固定したことを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の巻胴式巻上機。
  7. 上記電動機の回転軸にファンを固定したことを特徴とする請求項6に記載の巻胴式巻上機。
  8. 上記駆動部の外枠に通気孔を設けたことを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載の巻胴式巻上機。
  9. 上記巻胴の端部を支持するブラケットに通気孔を設けたことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の巻胴式巻上機。
  10. 上記駆動部の外枠に冷却フィンを設けたことを特徴とする請求項7から9に記載のいずれかの巻胴式巻上機。
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