JP4416850B2 - 耐熱再剥離性粘着フィルム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばフレキシブル印刷回路基板(以下「FPC基板」という)のような被着体を支持するための耐熱再剥離性粘着フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
FPC基板を製造する場合、可とう性樹脂基板に銅箔を積層し、該銅箔にエッチングを施すことにより、所定の回路パターンを作っている。
【0003】
このとき、基板が可とう性であるが故に、再剥離性粘着フィルムを基板(銅箔面と反対側)に貼着し、強度を高めた状態でエッチングやその後の処理を行っている。
【0004】
この再剥離性粘着フィルムは、基材と、FPC基板に貼るための粘着剤層で構成されており、各処理を行ったのち最終的には不要となり、FPC基板から剥離、除去される。
【0005】
ところで、銅箔をエッチングによりパターニングした後、銅箔を保護するために、銅箔に基材と熱硬化性接着層からなる熱硬化シートを接着することが行われている。この接着には、銅箔面に硬化前の熱硬化シートを積層し、次いでこれを加熱し、接着させることが必要である。
【0006】
しかし、従来の再剥離性粘着フィルムでは、前記熱硬化のための加熱工程のような、高温や高圧環境下にさらされると、再剥離性粘着フィルムの粘着剤層の接着力が増大し、最終的にFPC基板から再剥離性粘着フィルムを剥す際に、剥しにくくなり、極端な場合には剥がれないこともある。さらには、再剥離性粘着フィルムを剥した後も、FPC基板の表面に粘着剤が残存することがあり、それを完全に取り除くために、多大な手間がかかる。
【0007】
以上の理由から、従来の再剥離性粘着フィルムは、加熱工程を経るもの等への使用には不向きであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高温環境下を経ても接着力の増大が少なく、剥離が容易な耐熱再剥離性粘着フィルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(5)の本発明により達成される。
【0010】
(1) 耐熱性基材と、粘着剤層とを有する耐熱再剥離性粘着フィルムであって、
前記粘着剤層は、官能基含有モノマー成分を含むアクリル系粘着剤と、架橋剤としての脂肪族ポリイソシアナートとを含有し、
前記耐熱性基材と前記粘着剤層との間の接着力を増強する接着力増強手段として前記耐熱性基材と前記粘着剤層との間に中間層を有し、
前記中間層は、ポリエステル樹脂と、架橋剤としての脂肪族ポリイソシアナートと、スズ系架橋促進剤とを含むことを特徴とする耐熱再剥離性粘着フィルム。
【0011】
(2) 前記粘着剤層は、スズ系の架橋促進剤を含む上記(1)に記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
【0012】
(3) 前記粘着剤層は、常温下での接着力をA、加熱後常温に戻したときの接着力をBとしたとき、B/Aが4以内となるものである上記(1)または(2)に記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
【0013】
(4) 前記粘着剤層は、使用後、剥離する際の接着力が3〜50g/25mmである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
【0015】
(5) 前記中間層は、ガラス転移点が−30〜100℃の樹脂を主成分とする上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムを添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムの実施例を示す概略断面図である。
【0019】
図1に示すように、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aは、耐熱性基材2と、粘着剤層3と、剥離シート4とで構成されている。
【0020】
耐熱性基材2は、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを被着体に貼着した場合に、被着体を保護し、支持する機能を有する。
【0021】
耐熱性基材2は、それ自体が環境条件、例えば温度や湿度などの変化に対する寸法安定性に優れたものが好ましい。また、加工時における裁断または打ち抜き等に適したものが好ましい。
【0022】
また、耐熱性基材2は、耐熱性を有する。この耐熱性は、後述するような高温環境下で使用した場合でも、変形、変質等を生じず、被着体保護機能を失わないようなものであればよい。
【0023】
このような耐熱性基材2としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエステルエーテル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、フッ素系樹脂などからなるフィルム基材が挙げられる。
【0024】
耐熱性基材2の厚さは、被着体を保護し、必要かつ十分な強度で支持することが可能なものであれば特に限定されず、例えば、10〜250μm 程度のものが好ましく、25〜100μm 程度のものがより好ましい。
このような耐熱性基材2の片面には、粘着剤層3が形成されている。
【0025】
この粘着剤層3により、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを被着体に貼着することができる。
【0026】
粘着剤層3は、接着力を発揮するために、主成分として粘着剤、特にアクリル系粘着剤を含んでいる。
【0027】
アクリル系粘着剤としては、例えば、粘着性を与える低Tgの主モノマー成分、接着性や凝集力を与える高Tgのコモノマー成分、架橋や接着性改良のための官能基含有モノマー成分を主とする重合体または共重合体よりなるものが挙げられる。
【0028】
主モノマー成分としては、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル等のアクリル酸アルキルエステルや、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル等のメタクリル酸アルキルエステルなどが挙げられる。
【0029】
コモノマー成分としては、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルエーテル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニル基含有化合物などが挙げられる。
【0030】
主モノマー成分とコモノマー成分との含有比率は、粘着剤層3と被着体との剥離性及び耐熱性を向上させるために、10:90〜90:10であることが好ましく、20:80〜80:20であることがより好ましい。
【0031】
官能基含有モノマー成分としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマー、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−メチロールアクリルアミド等のヒドロキシル基含有モノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド、グリシジルメタクリレートなどが挙げられる。
【0032】
粘着剤層3は、架橋剤として脂肪族ポリイソシアナートを含有している。これを含有することにより、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを熱処理に供しても粘着剤層3の接着力の増加を抑えることができる。そして、加熱後も、被着体から耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを剥すことが容易となり、さらには、剥離後、被着体の表面に粘着剤が残ることを抑制することができる。また、粘着剤がゲル化せず、安定して製造することができる。
【0033】
このような脂肪族ポリイソシアナートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアナートなどを有するものが挙げられる。
【0034】
前記架橋剤の含有量は、粘着剤層3中の粘着剤100重量部に対し、0.1〜10重量部程度が好ましく、0.5〜5重量部程度がより好ましい。含有量がこの範囲の上限値を超えると粘着剤の製造、塗工中に配合液がゲル化したり、接着力が低くなる場合があり、下限値を下回ると接着力が高くなりすぎたり、被着体に貼着後、剥離する際、剥離性が損われ、被着体面に粘着剤が残存する場合があるからである。
【0035】
また、粘着剤層3は、架橋剤の反応性向上のために、架橋促進剤を含んでいることが好ましい。
【0036】
この架橋促進剤としては、例えば、トリエチルアミン系、ナフテン酸コバルト系、スズ系のものが使用できるが、その中でも、触媒活性度が高く、架橋反応性の良い塩化第1スズ、テトラ−n−ブチルスズ、塩化第2スズ、トリメチルスズヒドロキシド、ジメチル2塩化スズ、ジ−n−ブチルスズジラウリレートなどのスズ系架橋促進剤が好ましく用いられる。
【0037】
前記架橋促進剤の含有量は、粘着剤層中の粘着剤100重量部に対し、0〜1重量部程度が好ましく、0.0001〜0.01重量部程度がより好ましい。含有量がこの範囲の上限値を超えると粘着剤の製造、塗工中に配合液がゲル化したり、接着力が低くなる場合があるからである。
【0038】
粘着剤層3の厚さ(乾燥膜厚)は、被着体に粘着することが可能なものであれば特に限定されず、3〜100μm 、好ましくは10〜50μm 程度である。
【0039】
粘着剤層3の接着力は、常温下(23℃)での接着力をA(g/25mm)とし、加熱(180℃×1時間)後常温に戻したときの接着力をB(g/25mm)とした場合に、B/Aが4以内であることが好ましく、3以内であることがより好ましい。B/Aがこの値以内であると、加熱・加圧後も粘着剤層3の接着力の増加を低く抑えることができ、加熱・加圧後に、被着体から耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを剥すことが容易となるからである。
【0040】
また、粘着剤層3は、例えば熱処理、加熱・加圧工程などの高温環境下を経た後、常温下で剥離する際の接着力は3〜50g/25mm程度であることが好ましく、5〜40g/25mm程度であることがより好ましい。接着力がこの範囲の上限値を超えると、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを被着体から剥しにくくなる場合があり、剥離後も、被着体の表面に粘着剤が残存し易くなる場合があるからである。一方、下限値未満だと、剥離するまで被着体を十分に支持し得ない場合があるからである。
【0041】
粘着剤層3には、剥離シート4が貼着されている。
剥離シート4は、公知のいずれのものを使用してもよい。剥離シート4の基材としては、例えば、紙やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどよりなる樹脂フィルムが挙げられる。そして、この基材の粘着剤層3との接合面を剥離剤(例えば、シリコーン系剥離剤など)で処理したものも使用される。
【0042】
剥離シート4の厚さは特に限定されず、例えば、15〜250μm 程度が好ましい。
【0043】
尚、本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムは、耐熱性基材2と粘着剤層3との接着性を増強するために、耐熱性基材2と粘着剤層3との間に接着力増強手段を有することが好ましい。このような接着力増強手段を有することにより、耐熱性基材2と粘着剤層3との密着性が向上し、被着体と粘着剤層3との接着力を相対的に低下させることができる。これにより、耐熱再剥離性粘着フィルムを被着体から剥したときに、基板の表面に粘着剤が残ることを抑制できる。
【0044】
接着力増強手段の一例として、例えば、図2に示すように耐熱性基材2と粘着剤層3との間に、中間層5を介挿することが挙げられる。
【0045】
以下、図2に示す耐熱再剥離性粘着フィルム1Bについて、前記耐熱再剥離性粘着フィルム1Aとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
【0046】
中間層5の構成成分としては、耐熱性基材2と粘着剤層3との密着性を向上させることができるものが好ましい。このような構成成分としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂などを主成分として使用したものが挙げられる。
【0047】
また、この樹脂の主成分のガラス転移点(Tg)は、−30〜100℃程度が好ましく、0〜80℃程度がより好ましく、20〜60℃程度がさらに好ましい。ガラス転移点がこの範囲の上限値を超えると、または下限値を下回ると耐熱性基材2との密着性が悪くなる場合があるからである。
【0048】
また、中間層5は、架橋剤を含有することが好ましい。架橋剤を含有することにより、粘着剤層3との密着性を向上させることができるとともに、耐熱性がより向上するからである。
【0049】
また、この架橋剤は、脂肪族ポリイソシアナートであることが好ましい。粘着剤層3は架橋剤として脂肪族ポリイソシアナートを含有しているので、粘着剤層3との密着性がより向上するからである。
【0050】
このような脂肪族ポリイソシアナートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアナートなどを有するものが挙げられる。
【0051】
前記架橋剤の含有量は、中間層5の主成分100重量部に対し、0〜10重量部程度が好ましく、0.5〜3.0重量部程度がより好ましい。含有量がこの範囲の上限値を超えると余剰の架橋剤が粘着剤層3に移行し、粘着剤層3の粘着特性に悪影響を与える場合があるからである。
【0052】
また、中間層5は、架橋剤を含有する場合に、架橋剤の反応性向上のために、架橋促進剤を含有することが好ましい。
【0053】
この架橋促進剤は、スズ系架橋促進剤であることが好ましい。粘着剤層3に架橋促進剤としてスズ系架橋促進剤を含有している場合は、粘着剤層3との密着性が向上するからである。
【0054】
このようなスズ系架橋促進剤としては、例えば、ジ−n−ブチルスズジラウリレート、塩化第1スズ、テトラ−n−ブチルスズ、塩化第2スズ、トリメチルスズヒドロキシド、ジメチル2塩化スズなどが挙げられる。
【0055】
前記架橋促進剤の含有量は、中間層5の主成分100重量部に対し、0〜1重量部程度が好ましく、0.01〜0.2重量部程度がより好ましい。
【0056】
中間層5の厚さは、例えば、0.05〜10μm 程度のものが好ましく、0.1〜5μm 程度のものがより好ましい。
【0057】
他の接着力増強手段としては、例えば、耐熱性基材2の表面に、粗面加工(例えばエンボス処理)、コロナ処理、プラズマ処理などを施したものが挙げられる。
【0058】
以上のような耐熱再剥離性粘着フィルムは、例えば以下のようにして製造される。
【0059】
[1]まず、粘着剤、脂肪族ポリイソシアナート系架橋剤と必要に応じ架橋促進剤を溶媒中で混合し、粘着剤層3の原料を得る。
【0060】
溶媒としては、これらの物質を溶解可能なものであれば特に限定されず、例えば、メチルエチルケトン、トルエン、酢酸エチル、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノンやこれらの混合溶媒などが挙げられる。
【0061】
[2]次に、[1]で得た粘着剤層3の原料を、耐熱性基材2の片面に塗布、乾燥する。
これにより、耐熱性基材2の表面に粘着剤層3が形成される。
【0062】
[3]次に、上記[2]で得た耐熱性基材2上に施された粘着剤層3に、剥離シート4を貼り合わせる。貼り合わせを十分に行うために、ローラで加圧してもよい。
このようにして、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを得ることができる。
【0063】
尚、中間層5を設ける場合は、前記耐熱性基材2の片面にあらかじめ、ポリエステル樹脂等の主成分と必要に応じ架橋剤、架橋促進剤を溶媒中で混合した中間層5の原料を塗布、乾燥して中間層5を設けておく。
【0064】
尚、溶媒としては、これらの物質を溶解可能なものであれば特に限定されず、例えば、シクロヘキサノン、酢酸エチル、トルエン、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール、エチルセルソルブ、ブチルセルソルブやこれらの混合溶媒などが挙げられる。そして、前記中間層5上に粘着剤層3を形成し、形成された粘着剤層3上に剥離シート4を貼り合わせる。その操作は前記[2],[3]と同じに行えばよい。このようにして耐熱再剥離性粘着フィルム1Bを得ることができる。
【0065】
以下、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aの使用方法(作用)の一例を図3〜図6に基づいて説明する。
【0066】
図1に示すような耐熱再剥離性粘着フィルム1Aの剥離シート4を剥し、被着体として基板6の支持基材61に貼着する。ここで、基板6は、支持基材61と銅箔などの金属箔62とからなる。
【0067】
図3に示すように、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを基板6に貼着することにより、基板6を補強し、全体の強度を高めることができる。さらには、基板6(特に支持基材61)を保護し、以下の工程での取扱いを容易にすることができる。
【0068】
被着体である支持基材61は耐熱性樹脂フィルムであることが好ましい。後述するように、基板6は熱処理に供されるからである。
【0069】
このような耐熱性樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミド樹脂などから成る樹脂フィルムが挙げられる。
【0070】
次に、この耐熱再剥離性粘着フィルム1A(剥離シート4を除く、以下、本作用の説明において同じ)が貼着された基板6の金属箔62に対しエッチングを施し、洗浄後加熱乾燥し、図4に示すように、金属箔62の不要な部分を除去し、所定の回路パターンを得る。
【0071】
次に、図5に示すように、エッチングによりパターニングされた金属箔62にカバーフィルム7を設け、加熱処理し、貼り付ける。このカバーフィルム7により金属箔62が保護され、酸化、断線、折れ、短絡等が防止される。
【0072】
カバーフィルム7は、金属箔保護用シート72と、該シート72の片面に施された熱硬化性接着層71とで構成されている。熱硬化性接着層71は、加熱により接着力を得るものである。
【0073】
加熱処理時においても、耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを基板6に貼着したままにすることにより、基板6を引き続き保護することができる。
【0074】
熱処理の温度は、70〜250℃程度が好ましく、90〜200℃程度がより好ましい。温度がこの範囲の上限値を超えると、カバーフィルム7が劣化する場合があり、下限値未満だと、カバーフィルム7の金属箔62への接着が不十分となる場合があるからである。
【0075】
また、熱処理時に加熱とともに加圧することも可能である。この場合の圧力は、10〜60kg/cm2程度が好ましく、20〜40kg/cm2程度がより好ましい。圧力がこの範囲の上限値を超えると、エッチングによりパターニングされた金属箔62が破損する場合があり、下限値未満であると、温度条件によっては、カバーフィルム7の金属箔62への接着が不十分となる場合があるからである。
【0076】
次に、基板6から耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを剥す。これにより、図6に示すように、カバーフィルム7が接着された基板6、すなわち、フレキシブル印刷回路基板(FPC基板)が得られる。
【0077】
耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを剥すときの温度は、熱処理時の温度より低い温度、好ましくは5〜50℃で剥す。前述したように熱処理後の粘着剤層3の接着力の増大が抑えられるので、基板6から耐熱再剥離性粘着フィルム1Aを容易に剥すことができる。さらには、剥離後、基板6の表面に粘着剤が残存することもない。
【0078】
耐熱再剥離性粘着フィルム1Bも耐熱再剥離性粘着フィルム1Aと同様に使用できる。
【0079】
以上述べたように、本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムは、高温や、高温・高圧などの環境を経ても、粘着剤層の接着力が増大しにくく、基板からの剥離性に優れる。
【0080】
また、被着体は、フレキシブル印刷回路基板に限定されることなく、高温環境下を経る各種のものにも使用可能である。
【0081】
また、本発明は、被着体に貼着後、例えば、エッチング処理後の乾燥工程などにより、少なくとも1回被着体貼着時の温度より高い温度を経る場合でもよい。
【0082】
この場合でも、粘着剤層3の接着力の上昇は抑えられるので、本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムが経る温度履歴より低い温度で、耐熱再剥離性粘着フィルムを被着体から容易に剥すことが可能となる。
【0083】
【実施例】
以下、具体的実施例に基づいて、本発明をさらに詳細に説明する。
【0084】
(参考例1)
中間層がない耐熱再剥離性粘着フィルムを製造した。
【0085】
まず、アクリル系粘着剤(サイデン化学社製「T−719」組成:アクリル酸2−エチルヘキシル30部(重量部、以下同じ)、酢酸ビニル69.5部、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート0.5部(平均分子量17万))100部と、架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアナートを有する脂肪族ポリイソシアナート(日本ポリウレタン社製「コロネートHX」(100%濃度))1.0部と、架橋促進剤としてジ−n−ブチルスズジラウリレート(東京化成社製)0.001部と、溶媒としてメチルエチルケトン30部とを混合・攪拌し、粘着剤層の原料を得た。
【0086】
次に、これを耐熱性基材としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ50μm )の片面に、乾燥膜厚が15μm となるように塗布、乾燥し、耐熱性基材の表面に粘着剤層を形成させた。
【0087】
次に、この形成させた粘着剤層に剥離シートを積層し、耐熱再剥離性粘着フィルムを製造した。剥離シートの構成材料はポリプロピレンであり、厚さは、40μm であった。
【0088】
(参考例2)
中間層を有すること以外は参考例1と同様の耐熱再剥離性粘着フィルムを製造した。
【0089】
まず、ポリエステル樹脂(ユニチカ株式会社製「エリーテル3210・12S」;Tg45℃、以下の実施例において同じ。)100部と、溶媒としてシクロヘキサノン10部と酢酸エチル90部とを混合・撹拌し、中間層の塗料を得た。なお、架橋剤と架橋促進剤は添加しなかった。
【0090】
次に、この中間層の塗料を耐熱性基材の表面に乾燥膜厚が1.5μm となるように塗布、乾燥し、耐熱性基材の表面に中間層を形成させた。
【0091】
次に、参考例1と同じ粘着剤層を中間層上に形成し、粘着剤層上に剥離シートを貼り合わせ、耐熱再剥離性粘着フィルムを製造した。
【0092】
(実施例3)
中間層が架橋剤と架橋促進剤を有し、中間層の厚さが異なること以外は、参考例2と同様の耐熱再剥離性粘着フィルムを製造した。
【0093】
まず、ポリエステル樹脂100部と、架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアナートを有する脂肪族ポリイソシアナート(日本ポリウレタン社製「コロネートHX」)1.5部と、架橋促進剤としてジ−n−ブチルスズジラウリレート(東京化成社製)0.1部と、溶媒としてシクロヘキサノン10部と酢酸エチル90部とを混合・攪拌し、中間層の塗料を得た。
【0094】
次に、この中間層の塗料を基材の表面に乾燥膜厚が0.5μm となるように塗布、乾燥し、基材の表面に中間層を形成させた。
そして、参考例2と同様にして、耐熱再剥離性粘着フィルムを製造した。
【0095】
(実施例4)
基材の表面への中間層の乾燥膜厚が1.5μm であること以外は、実施例3と同様にして耐熱再剥離性粘着フィルムを製造した。
【0096】
(比較例1)
架橋剤としてトリレンジイソシアナートを有する芳香族系イソシアナート架橋剤(東洋インキ製造社製「BHS−8515」(37.5%濃度))1.0部を用いた以外は参考例1と同様にして、粘着剤層の原料を得た。
そして、参考例1と同様にして、再剥離性粘着フィルムを製造した。
【0097】
(比較例2)
架橋剤量を2.7部にした以外は、比較例1と同様にして、粘着剤層の原料を得た。
【0098】
そして参考例1と同様にして、再剥離性粘着フィルムを製造しようとしたが、粘着剤がゲル化してしまい、再剥離性粘着フィルムを製造することができなかった。
【0099】
このことは、芳香族イソシアナートが脂肪族イソシアナートよりもヒドロキシル基と反応しやすいためと考えられる。
【0100】
以上、参考例1、2、実施例3、4および比較例1における中間層および粘着剤層の組成等を下記表1に示す。
【0101】
【表1】
【0102】
[粘着剤層の接着力の測定]
参考例1、2、実施例3、4および比較例1の粘着フィルムを用いてそれぞれの接着力を測定した。
【0103】
まず、参考例1、2、実施例3、4および比較例1の粘着フィルムの剥離シートを剥し、ポリイミドフィルムを被着体として、それぞれ貼着した。
【0104】
次に、これらを常温(23℃、65%RH)で24時間放置し、接着力をそれぞれ測定した。
【0105】
次に、これらを温度180℃×1時間加熱した後、常温まで冷却し、接着力をそれぞれ測定した。
【0106】
以上より、常温下での接着力をA、加熱後常温に戻したときの接着力をBとし、B/Aを算出した。
これらの結果を下記表2に示す。
【0107】
【表2】
【0108】
表2の結果に示されるように、実施例では、比較例1に比べ、熱処理を行った後の接着力の増加が抑えられていた。
【0109】
[FPC基板からの剥し易さ]
参考例1、2、実施例3、4および比較例1における粘着フィルムのFPC基板からの剥し易さを調べた。
【0110】
まず、参考例1、2、実施例3、4および比較例1における粘着フィルムの剥離シートを剥し、被着体にそれぞれ貼着した。被着体は、FPC基板を構成する基材であり、その材質はポリイミドであった。
【0111】
次に、熱処理として上記粘着フィルムが貼着されたFPC基板を温度180℃、圧力30kg/cm2の環境下に30分間おいた。
【0112】
次に、常温常圧に戻してから、粘着フィルムをFPC基板から手で剥し、その剥し易さを調べた。
【0113】
その結果、比較例1の粘着フィルムは剥離が重く、FPC基板から容易に剥がれなかった。一方、実施例3、4の耐熱再剥離性粘着フィルムは、いずれも剥離が軽く、良好にFPC基板から剥がれた。
【0114】
[碁盤目テスト]
剥離時に、被着体に粘着剤が残る量を調べるため、碁盤目テストを行った。
【0115】
まず、参考例1、2、実施例3、4および比較例1における粘着フィルムの剥離シートを剥し、これにより露出した粘着剤層にカッターナイフで、すきま間隔1mmでます目の数を100個、碁盤目状に切り傷を付けた。
【0116】
次に、これを前記[FPC基板からの剥し易さ]と同様の被着体に貼り、同様の熱処理を行った。
【0117】
次に、常温常圧に戻してから、粘着フィルムを被着体から剥した。
そして、被着体上に残留した粘着剤層のます目の数を数え、0〜10点の点数をつけて評価を行った。
以下、この評価方法を詳述する。
【0118】
0点:被着体上の粘着剤層の残留がます目の数で30個以上。
2点:被着体上の粘着剤層の残留がます目の数で15個以上30個未満。
4点:被着体上の粘着剤層の残留がます目の数で10個以上15個未満。
6点:被着体上の粘着剤層の残留がます目の数で3個以上10個未満。
8点:被着体上の粘着剤層の残留がます目の数で3個未満。
10点:被着体上の粘着剤層の残留がなかった。
【0119】
そして、評価点数が4点以上だったものを合格とし、4点未満だったものを不合格とした。
【0120】
その結果、実施例3、4の耐熱再剥離性粘着フィルムの粘着剤層は、いずれも合格し、比較例1は不合格であった。
FPC基板からの剥し易さおよび碁盤目テストの結果を下記表3に示す。
【0121】
【表3】
【0122】
表3の結果に示されるように、比較例1の再剥離性粘着フィルムを熱処理に供すると、被着体から剥がれにくくなり、また、剥した後も、被着体に粘着剤が多く残る。
【0123】
一方、実施例3、4の耐熱再剥離性粘着フィルムは、熱処理に供しても、被着体から剥がれにくくならず、また、剥した後も、被着体に粘着剤が残りにくいことが確認された。特に、中間層を有する実施例3、4の耐熱再剥離性粘着フィルムは、被着体に粘着剤が非常に残りにくく、その中でも特に実施例4が優れていることが分かった。
【0124】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、高温環境下を経ても、粘着剤層の接着力が増大しにくい耐熱再剥離性粘着フィルムを得ることができる。
【0125】
従って、本発明によれば、例えば熱処理、加熱・加圧工程などの高温環境下を経た後でも、被着体から容易に剥すことができ、さらには、剥離後も粘着剤が被着体の表面に残りにくい。
【0126】
特に、中間層のような接着力増強手段を設けた場合には、この効果がより顕著に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムの実施例を示す概略断面図である。
【図2】本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムの他の実施例を示す概略断面図である。
【図3】本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムの使用状態を示す概略断面図である。
【図4】本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムの使用状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムの使用状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明の耐熱再剥離性粘着フィルムの使用状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1A、1B 耐熱再剥離性粘着フィルム
2 耐熱性基材
3 粘着剤層
4 剥離シート
5 中間層
6 基板
61 支持基材
62 金属箔
7 カバーフィルム
71 熱硬化性接着層
72 金属箔保護用シート
Claims (5)
- 耐熱性基材と、粘着剤層とを有する耐熱再剥離性粘着フィルムであって、
前記粘着剤層は、官能基含有モノマー成分を含むアクリル系粘着剤と、架橋剤としての脂肪族ポリイソシアナートとを含有し、
前記耐熱性基材と前記粘着剤層との間の接着力を増強する接着力増強手段として前記耐熱性基材と前記粘着剤層との間に中間層を有し、
前記中間層は、ポリエステル樹脂と、架橋剤として脂肪族ポリイソシアナートと、スズ系架橋促進剤とを含むことを特徴とする耐熱再剥離性粘着フィルム。 - 前記粘着剤層は、スズ系の架橋促進剤を含む請求項1に記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
- 前記粘着剤層は、常温下での接着力をA、加熱後常温に戻したときの接着力をBとしたとき、B/Aが4以内となるものである請求項1または2に記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
- 前記粘着剤層は、使用後、剥離する際の接着力が3〜50g/25mmである請求項1ないし3のいずれかに記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
- 前記中間層は、ガラス転移点が−30〜100℃の樹脂を主成分とする請求項1ないし4のいずれかに記載の耐熱再剥離性粘着フィルム。
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