JP4412821B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロール紙をフレーム内に設けた用紙収納部に収納して印字を行うプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、携帯用のプリンタには、ロール紙をフレーム内に設けた用紙収納部に収納し、その巻き終り側から所定量ずつ繰り出してそこにプラテンとサーマルヘッドとにより印字を行ってそれをフレームの外部に排出するようにしたものがある。
【0003】
このようなプリンタでは、例えば図10に示すように、ロール紙40をフレーム46内の用紙収納部41に収納して印字が可能な状態にするためには、用紙収納部41の上部に開閉可能に設けている収納部カバー42を開いて、用紙収納部41にロール紙40をセットする。
【0004】
その後、そのロール紙40の巻き終り側を若干引き出してプラテン44とサーマルヘッド45との間に印字可能な状態にセットした後、矢示Bのロール紙の繰り出し方向に対して直交する矢示J方向に収納部カバー42を閉じる。
そして、図10に実線で示すように左方側の退避位置に後退させておいたピールローラユニット43を、同図に仮想線で示す所定のセット位置までスライドさせる。
なお、収納部カバー42を閉じた位置では、図11に示すように収納部カバー42に一体に形成されている鉤状のフック47が、フレーム46側に形成されている凸部48に係合してロックされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプリンタの場合には、収納部カバー42がロール紙40の繰り出し方向に対して直交する図11の矢示J方向に開閉する構成であるため、図示のように収納部カバー42を閉じた状態では、プラテン44のサーマルヘッド45との圧接ラインLptが、サーマルヘッド45側の圧接ラインとなる発熱ライン45aに対して平行度が保たれにくいという問題点があった。
【0006】
すなわち、この構成の場合には、プラテン44の左端部44aの上下方向の位置は、収納部カバー42に一体に形成されている鉤状のフック47がフレーム46側に形成されている凸部48に係合することにより決まり、プラテン44の右端部44bの上下方向の位置は収納部カバー42のヒンジ部50の高さ方向の寸法精度によって決まる。
【0007】
しかも、凸部48は直接プラテン44と係合するわけではないので、プラテン44の左端部44aの上下方向の位置は、鉤状のフック47の凸部48と係合する鉤部の高さ方向の寸法精度のバラツキの影響を直接受けることになる。
そのため、このような従来の構成のプリンタの場合には、プラテン44のサーマルヘッド45との圧接ラインLptが、サーマルヘッド45側の圧接ラインとなる発熱ライン45aに対して平行度を保ちにくい。
【0008】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、収納部カバーを閉じた状態でプラテンとサーマルヘッドとの圧接ラインが互いに平行に保たれるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、フレーム内に設けた用紙収納部に収納したロール紙を、その巻き終り側から所定量ずつ繰り出してそれをプラテンとサーマルヘッドとで挾持しながら印字を行うプリンタにおいて、
上記フレームに、収納部カバーと揺動カバーを開放側が互いに接近・離間する方向にそれぞれ回動可能に設け、その収納部カバーにプラテンを取り付けると共に揺動カバーにサーマルヘッドを取り付け、上記収納部カバーと揺動カバーの回動支点の向きを、その収納部カバーと揺動カバーが閉じ位置から全開までの全ての回動位置で常にプラテンとサーマルヘッドとの圧接ラインが互いに平行に保たれる方向にしたものである。
【0010】
また、フレームに、収納部カバーと揺動カバーをそれぞれ回動可能に設け、その収納部カバーにプラテンを取り付けると共に、揺動カバーにサーマルヘッドと、上記収納部カバーを閉じ位置に回動させる過程でプラテンと一体の部品を略コ字状又は略U字状の係合溝に係合させて上記揺動カバーの閉じ位置で上記係合溝の溝方向がプラテンの回動軌跡線に略直交する姿勢になってプラテンを位置決めする係合部材を設けてプリンタを構成するとよい。
【0011】
さらに、上記フレームに、上記収納部カバーを閉じ位置まで回動させたときにプラテンの一部あるいはそのプラテンと一体の部品を嵌入させてそのプラテンのサーマルヘッドに対して接近・離間する方向の位置を規制する位置決め嵌入溝を形成するとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明によるプリンタの主要な部分のみを簡略化して示す概略構成図、図2は同じくそのプリンタに設けられている収納部カバーを閉じる過程でプラテンの軸受部分が揺動カバーと一体の揺動板と係合する様子を示す概略図である。
【0013】
図1に示すプリンタは、携帯可能な小型のプリンタであり、フレーム1内に設けた用紙収納部2に収納したロール紙10を、その巻き終り側から所定量ずつ繰り出してそれをプラテン3とサーマルヘッド4とで挾持しながら印字を行って、それをピールローラ5を介して外部に排出するプリンタである。
【0014】
フレーム1には、ロール紙10がフレーム1の外に排出される排出口付近を開放可能にする収納部カバー7と、揺動カバー17とを、開放側が互いに接近・離間する方向にそれぞれ回動可能に設けている。
そして、収納部カバー7を図1に仮想線で示す開放位置から実線図示の閉じ位置に回動させる過程で、図2に示すように収納部カバー7に取り付けられているプラテン3の軸受部分3aを、図示のように略U字状(略コ字状でもよい)の係合溝14aに係合させて揺動カバー17を閉じ位置(図1の実線図示位置)まで収納部カバー7に連動して回動させ、その閉じ位置で係合溝14aの溝方向が図3に示すようにプラテン3の回動軌跡線Lpに略直交する姿勢になってプラテン3を位置決めする係合部材である揺動板14を設け、その揺動板14を揺動カバー17に一体に設けている。
【0015】
その揺動板14には、図1に示すようにピールローラ5が回転可能に取り付けられており、その揺動板14はフレーム1側に軸9により回動可能に取り付けられている。
そして、この揺動板14は、上述したように収納部カバー7を閉じると、その過程でプラテン3の軸部を支持する軸受部分3aが横向きの略U字状に形成している係合溝14aに当接してそれを押し下げるため、図1に実線で示した位置まで回動する。
【0016】
また、収納部カバー7は、用紙収納部2の上部に、その用紙収納部2にセットされたロール紙10の上部を覆うように、図1で右端部が軸8により開閉可能にフレーム1に取り付けられている。
そして、このプリンタでは図4に示すように、収納部カバー7が矢示K方向に回動し、揺動カバー17が矢示M方向に回動するように、その収納部カバー7と揺動カバー17の軸8と軸9(図1)の各回動支点の向きを、収納部カバー7と揺動カバー17が閉じ位置から全開までの全ての回動位置で、常にプラテン3とサーマルヘッド4との圧接ラインLptとLstの平行が互いに保たれる図示の方向にしている。
それにより、収納部カバー7を閉じ位置にしたときにはプラテン3とサーマルヘッド4の互いの圧接ラインLptとLstが平行になるので、良好な印字ができる。
【0017】
さらに、前述したように、収納部カバー7を図1に実線図示の閉じ位置に回動させた状態では、図3で説明したようにプラテン3の両側の軸受部分3a,3aが、略U字状で溝方向がプラテン3の回動軌跡線Lpに略直交する同図で水平方向に位置する係合溝14aに係合して上下方向の位置が正確な位置に規制されるので、プラテン3とサーマルヘッド4の図4に示した互いの圧接ラインLptとLstとが高い精度で一致する。それにより、高い印字品質が得られる。
【0018】
プラテン3は、図1に示すように収納部カバー7の一端に回転可能に支持されており、それを支持する軸部の一端には、図示しないギヤが固定されていて、収納部カバー7を同図に実線で示したように閉じると、そのギヤがフレーム1側に設けられている図示しない駆動ギヤに噛み合って、それが回転可能な状態になる。
なお、収納部カバー7は、それが開放側に図示しないバネにより常に回動付勢されている。また、この実施の形態では、揺動カバー17を開放側にバネにより回動付勢すると、その付勢力により後述するロック機構30のロック解除レバー31の操作力が増してしまうため揺動カバー17は回動付勢させていないが、ロック解除の操作力に影響を与えない構成のロック機構を使用した場合には、揺動カバー17も開放側にバネにより回動付勢してよい。
さらに、収納部カバー7と揺動カバー17を共に開放側にバネにより回動付勢しないようにしても、操作性は落ちるがプリンタとしての使用は可能である。
【0019】
このプリンタは、フレーム1内の用紙収納部2に収納したロール紙10を、その巻き終り側から矢示A方向に回転するローラ状のプラテン3により矢示B方向に繰り出す。
そのプラテン3は、印字時にはロール紙10を介してサーマルヘッド4に圧接するようになっており、ロール紙10はそのサーマルヘッド4により所望の印字がなされる。
【0020】
このプリンタで使用するロール紙10は、例えば台紙(ライナ)11上にラベル片12をロール紙の繰り出し方向に所定の間隔を置いて糊により予め貼着したものをコア13に巻き付けてロール状にしたものである。
そして、そのロール紙10のロール部分をフレーム1の用紙収納部2にセットし、その巻き終り側を引き出して、プラテン3とそのプラテン3に圧接しながら同図の矢印方向に回転するピールローラ5とにより、台紙11の部分を矢示C方向に送り出す。
【0021】
プラテン3のロール紙搬送方向下流側には、そのプラテン3に近接させて収納部カバー7に取り付けられた剥離部材6を設けている。したがって、ロール紙10のラベル片12上に所望の印字を行った後に矢示B方向に送り出されるロール紙10は、剥離部材6により搬送方向が急激に変えられることによりラベル片12が自身の持つ腰の強さにより台紙11から剥離され、それが台紙11と分離されて矢示E方向に排出される。
【0022】
ピールローラ5は、揺動板14に回転可能に取り付けられており、その揺動板14は図2に示したように、収納部カバー7を閉じる過程でプラテン3の軸部を支持する軸受部分3aが横向きの略U字状に形成している前述した係合溝14aに当接してそれを押し下げるため、図1に実線で示した位置まで回動する。
そして、この閉じ位置では、後述するロック機構30により揺動板14がロックされ、それにより収納部カバー7と揺動カバー17とが閉じた位置に保たれる。
【0023】
また、このプリンタはフレーム1に、収納部カバー7を閉じ位置まで回動させたときに、図5に示すようにプラテン3の軸に一体の両側の部品3b,3b(プラテン3の軸でもよい)をそれぞれ嵌入させて、そのプラテン3のサーマルヘッド4に対して接近・離間する矢示Q方向の位置を規制する対の位置決め嵌入溝24,24(一方のみ図示)を形成している。
【0024】
したがって、収納部カバー7を閉じ位置まで回動させたときには、その収納部カバー7に取り付けられているプラテン3の軸に一体の両側の部品3b,3bがフレーム1の両側の位置決め嵌入溝24,24にそれぞれ嵌入することにより、プラテン3のサーマルヘッド4に対して接近・離間する矢示Q方向の位置が正確な位置に規制される。それにより、プラテン3とサーマルヘッド4との接触圧を最適なものにすることができる。
【0025】
このプリンタは、図6に示す収納部カバー7を開けるときには、このプリンタの上面の略中央に設けている後述するロック解除レバー31を操作して図1に示した揺動板14のロックを解除する。すると、その揺動板14が開くことにより、収納部カバー7が図示しないバネの付勢力により開く。
【0026】
それにより、プラテン3の軸受部分3aと揺動板14の係合部14aとの位置関係が、図2(収納部カバー7を閉じるときの説明に使用した図であるが、便宜上開くときの説明にも使用)に示すようになり、そのプラテン3の軸受部分3aが揺動板14の係合部14aから抜け出てそれらの係合が外れるため、ピールローラ5がプラテン3と干渉しない位置まで退避した状態で、収納部カバー7が図1に仮想線で示したように大きく回動し、用紙収納部2にロール紙10を挿入可能な状態になる。
【0027】
そこで、用紙収納部2にロール紙10を挿入して、その巻き終り側を図1でピールローラ5の右側上方まで引き出した状態で収納部カバー7を閉じれば、前述したようにその収納部カバー7を閉じる過程でプラテン3の軸部を支持する軸受部分3aが揺動板14に形成している係合溝14aに当接してそれを押し下げる。
それにより、ピールローラ5とサーマルヘッド4を保持した揺動板14が収納部カバー7の閉じ動作に連動してワンタッチの動作だけで、図1に実線で示した閉じ位置まで回動して、その状態でロックされる。
【0028】
用紙収納部2は、図1で説明したように、台紙11上に多数のラベル片12を繰り出し方向に沿って所定の間隔を置いてそれぞれ糊により貼着したロール紙10を収納する。
そして、そのロール紙10を用紙収納部2の収納位置に収納した状態で、そのロール紙10が幅方向(図1で手前と奥方向)に位置ずれを生じて印字位置に幅方向のずれが生じないようにするため、その収納位置でロール紙10の繰り出し方向に対する両側面の位置を側面規制部材でそれぞれ規制する必要がある。
【0029】
そこで、このプリンタでは、その側面規制部材として、図8に示すようにロール紙10の一方の搬送基準側となる側面をフレーム1の内面1aで直接規制するようにしている。また、ロール紙10の他方の側面は、側面規制部材として機能するロール紙ガイド板15により規制するようにしている。
【0030】
そのロール紙ガイド板15は、フレーム1に対して抜き差し可能な板金製のガイド板であり、フレーム1の用紙収納部2の収納位置でロール紙を載置する収納部底面2aにロール紙10の幅方向に間隔を置いて複数形成した各ガイド板差込溝16に下端を差し込むことにより、ロール紙10の幅に適した位置に移動させることができるようになっている。
【0031】
次に、図7を参照してロック機構30について説明する。
ロック機構30は、図6に示したようにプリンタの上面の略中央に、矢示G方向にスライド可能に設けているロック解除レバー31を矢示G方向にスライドさせることにより揺動板14(図1)のロックを解除する。
【0032】
そのロック解除レバー31は、図7に示すように揺動カバー17に形成した開口21内に突出するようになっており、そのロック解除レバー31は両側に平面部を有していて、その平面部に互いに対称な形状のガイド孔33,34をそれぞれ略45度傾斜させた角度で形成している。
【0033】
そのガイド孔33には、先端に係合突起35aを形成したロック部材35の後端部上面に形成した円形凸部35bを嵌入させている。同様に、ガイド孔34にも、先端に係合突起36aを形成したロック部材36の後端部上面に形成した円形凸部36bを嵌入させている。
【0034】
そのロック部材35と揺動カバー17の内面に形成しているバネ受け37との間には圧縮コイルスプリング38を介装し、ロック部材36と同様に揺動カバー17の内面に形成しているバネ受け37と同様なバネ受け(図示を省略)との間にも圧縮コイルスプリング39を介装し、その各圧縮コイルスプリング38,39によりロック部材35,36をそれぞれ両側の各揺動板14,14側に突出付勢している。
【0035】
そして、図1に実線で示したように収納部カバー7を閉じたときに、それに連動して揺動カバー17が同図の実線図示位置まで回動したときに、図5に示したロック部材35,36の係合突起35a,36aが、両側のフレーム1,1にそれぞれ形成している各係合孔1b,1bに嵌入することにより、各揺動板14,14の位置が規制され、それにより揺動カバー17がロックされて、その回動が規制される。
【0036】
逆に、ロック解除レバー31を図7の矢示G方向にスライドさせると、同図に示したように斜めに傾いたガイド孔33,34により両側の円形凸部35b,36bが互いに接近する方向に圧縮コイルスプリング38,39の付勢力に抗して移動するため、両側の係合突起35a,36aが、両側のフレーム1,1の係合孔1b,1bから共に抜け出ることにより、フレーム1に対するロックがそれぞれ解除される。それにより、揺動板14の規制が解除される。
【0037】
なお、上述した実施の形態では、図2で説明したように収納部カバー7を閉じ位置に回動させる過程で、その収納部カバー7と一体のプラテン3の軸受部分3aが揺動カバー17と一体の係合溝14aに係合して揺動カバー17が閉じ位置まで連動して回動するが、係合溝14aに係合させるのを収納部カバー7の一部にしても、同様に収納部カバー7の回動に揺動カバー17の回動を連動させることができる。
【0038】
図9はこの発明によるプリンタの他の実施形態を示す外観斜視図であり、図1及び図6と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるプリンタは、図1乃至図8で説明したプリンタに対し、収納部カバー7′を矢示Jの横開きに開閉するようにした点のみが異なる。
そして、収納部カバー7′にプラテン3を取り付け、揺動カバー17と一体の揺動板14にサーマルヘッド4とピールローラ5とを取り付けていて、その揺動板14の両端部にはプラテン3の両側の軸受部分3a,3aを嵌入させる略U字状の対をなす係合溝14a,14aを形成している点も、図1で説明したプリンタと同様である。
【0039】
このプリンタの場合には、図10及び図11で説明したプリンタと同様な方向に収納部カバー7′を回動させる構成であるため、通常はプラテン3のサーマルヘッド4との圧接ラインが、サーマルヘッド4側の圧接ラインとなる発熱ラインに対して平行度が保たれにくいが、収納部カバー7′を閉じ位置まで閉じたときには、プラテン3の両側の軸受部分3a,3aが略U字状の各係合溝14a,14aに嵌入した状態で、各係合溝14a,14aの溝方向がプラテン3の回動軌跡線Lpに略直交する姿勢になってプラテン3の上下方向(回動方向)の位置を正確に位置決めする。
したがって、プラテン3のサーマルヘッド4との圧接ラインと、サーマルヘッド4側の圧接ラインとを平行且つ正確な位置に保つことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、次に記載する効果を奏する。
請求項1のプリンタによれば、プラテンを取り付けた収納部カバーとサーマルヘッドを取り付けた揺動カバーの回動支点の向きを、その収納部カバーと揺動カバーが閉じ位置から全開までの全ての回動位置で常にプラテンとサーマルヘッドとの圧接ラインが互いに平行に保たれる方向にしたので、収納部カバーを閉じ位置にしたときにはプラテンとサーマルヘッドとの圧接ラインが互いに平行になる。したがって、良好な印字ができる。
【0041】
請求項2のプリンタによれば、収納部カバーを閉じ位置に回動させると、その収納部カバーに設けられているプラテンと一体の部品が閉じ位置に至る過程で、揺動カバーに設けられている係合部材の略コ字状又は略U字状の係合溝に係合して揺動カバーも閉じ位置に回動する。
そして、その閉じ位置では、上記係合溝の溝方向がプラテンの回動軌跡線に略直交する姿勢になってプラテンを直接位置決めするので、プラテンを他の部品を介して間接的に位置決めする場合に比べて高い精度で位置決めできる。それにより、プラテンとサーマルヘッドとの圧接ラインの平行度を保てるため、良好な印字ができる。
【0042】
請求項3のプリンタによれば、フレームに形成した位置決め嵌入溝により、プラテンのサーマルヘッドに対して接近・離間する方向の位置も規制することができるので、プラテンとサーマルヘッドとの接触圧を最適なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるプリンタの主要な部分のみを簡略化して示す概略構成図である。
【図2】同じくそのプリンタに設けられている収納部カバーを閉じる過程でプラテンの軸受部分が揺動カバーと一体の揺動板と係合する様子を示す概略図である。
【図3】同じくその収納部カバーが閉じ位置まで回動して係合溝の溝方向がプラテンの回動軌跡線Lpに略直交する姿勢になった状態を示す図2と同様な概略図である。
【図4】図1のプリンタに設けられている収納部カバーと揺動カバーの各回動支点の向きを説明するための斜視図である。
【図5】同じくそのプリンタのフレームに形成しているプラテンのサーマルヘッドに対して接近・離間する方向の位置を規制する位置決め嵌入溝を説明するための斜視図である。
【図6】同じくそのプリンタに設けられているロック機構のロック解除レバーを説明するためにプリンタ全体を示す外観斜視図である。
【図7】同じくそのロック機構を説明するための斜視図である。
【図8】用紙収納部に収納したロール紙の両方の側面を規制する構成を説明するために用紙収納部の中央で切断した縦断面図である。
【図9】この発明によるプリンタの他の実施形態を示す外観斜視図である。
【図10】従来のプリンタの一例を示す概略図である。
【図11】従来のプリンタにおける欠点を説明するためにフレームを断面にしてプラテンとサーマルヘッドとの位置関係のズレを示した正面図である。
【符号の説明】
1:フレーム 2:用紙収納部
3:プラテン 3b:部品
4:サーマルヘッド 7,7′:収納部カバー
8,9:軸 10:ロール紙
14:揺動板 14a:係合溝
17:揺動カバー 24:位置決め嵌入溝

Claims (3)

  1. フレーム内に設けた用紙収納部に収納したロール紙を、その巻き終り側から所定量ずつ繰り出してそれをプラテンとサーマルヘッドとで挾持しながら印字を行うプリンタにおいて、
    前記フレームに、収納部カバーと揺動カバーを開放側が互いに接近・離間する方向にそれぞれ回動可能に設け、前記収納部カバーに前記プラテンを取り付けると共に前記揺動カバーに前記サーマルヘッドを取り付け、前記収納部カバーと前記揺動カバーの回動支点の向きを、その収納部カバーと揺動カバーが閉じ位置から全開までの全ての回動位置で常に前記プラテンと前記サーマルヘッドとの圧接ラインが互いに平行に保たれる方向にしたことを特徴とするプリンタ。
  2. フレーム内に設けた用紙収納部に収納したロール紙を、その巻き終り側から所定量ずつ繰り出してそれをプラテンとサーマルヘッドとで挾持しながら印字を行うプリンタにおいて、
    前記フレームに、収納部カバーと揺動カバーをそれぞれ回動可能に設け、前記収納部カバーに前記プラテンを取り付けると共に、前記揺動カバーに前記サーマルヘッドと、前記収納部カバーを閉じ位置に回動させる過程で前記プラテンと一体の部品を略コ字状又は略U字状の係合溝に係合させて前記揺動カバーの閉じ位置で前記係合溝の溝方向が前記プラテンの回動軌跡線に略直交する姿勢になって前記プラテンを位置決めする係合部材を設けたことを特徴とするプリンタ。
  3. 前記フレームに、前記収納部カバーを閉じ位置まで回動させたときに前記プラテンの一部あるいはそのプラテンと一体の部品を嵌入させて該プラテンの前記サーマルヘッドに対して接近・離間する方向の位置を規制する位置決め嵌入溝を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のプリンタ。
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