JP4721005B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリやプリンタ等に代表される記録装置及び液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
ファクシミリやプリンタ等に代表される記録装置においては、装置内部で紙ジャムが発生した際に用紙を取り除く為、用紙搬送経路の一部を露呈させるカバー部材を備えたものがある。
特に、略U字状の搬送経路(湾曲反転経路)を備えたプリンタにおいては、略U字状の搬送経路において紙ジャムが発生し易いことから、当該略U字状の搬送経路の外側に、上記の様なカバー部材が開閉自在に設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2529261号公報
ところで湾曲反転経路を備えた記録装置においては、湾曲反転経路の外側に設けられ、用紙を下流側にガイドするガイド部材のガイド面を、極力湾曲反転経路の終了位置から更に下流側に延設することが望ましい。これにより、用紙の湾曲反転部分から更に下流側の安定した領域にまで用紙搬送経路をシームレスに形成することができ、紙ジャムの虞をより一層小さくすることができる。
ここで、紙ジャム処理の為に用紙搬送経路の一部を露呈させる為には、上記ガイド部材をカバー部材とともに取り外す必要が生じる場合がある。しかし、ガイド部材を上記の様に下流側にまで延設すると、ガイド部材が大型化する為、例えばカバー部材を記録装置の本体に回動自在に設ける場合には、カバー部材を開こうとした際にガイド部材が大きく突出した状態で回動する為に他の構成要素と干渉し易く、これを避けるために装置レイアウトに制約が生じ、設計の自由度が低下し、更にその結果として装置の大型化を招いたりする虞がある。
この様な問題を回避する為には、ガイド部材が湾曲反転経路に対して大きく突出した状態と小さく突出した状態とを切り換え可能となる様に、ガイド部材をカバー部材に変位可能に設けることが有効である。即ち、カバー部材が閉じた状態においてはガイド部材を装置内部即ち湾曲反転経路に向けてカバー部材から大きく突出させて(突出状態)、ガイド部材のガイド面を下流側にまで延設し、カバー部材を開く際には、ガイド部材を小さく突出した状態とする(非突出状態)、つまりカバー部材全体として小型化を図るように構成することが有効である。
この様に構成する場合、カバー部材が開いた状態においてガイド部材が非突出状態から突出状態に切り替わると、ガイド部材がカバー部材から大きく突出した状態となる為に、ガイド部材を破損させ易くなる。また、この様な問題を解消する為にガイド部材の非突出状態を維持するロック手段を設ける際、当該ロック手段を記録装置本体の側に設けると、仮にカバー部材が記録装置本体から完全に取り外された際にガイド部材が突出状態、即ち破損を招き易い状態に切り替わってしまう虞がある。また、ロック手段を記録装置本体の側に設けると、記録装置本体の側の装置レイアウトに制約が生じるといった問題も生じる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、紙ジャム処理の為に用紙搬送経路の一部を露呈させるカバー部材と、このカバー部材において突出状態と非突出状態とをとり得る様に設けられるガイド部材と、を備えた記録装置において、カバー部材が開いた状態におけるガイド部材の状態を適切な状態に維持することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、前記記録装置の外装の一部に形成された開口が覆われたクローズ状態と、前記開口が開放されたオープン状態と、を形成するカバー部材と、前記カバー部材から装置内部への突出量が大なる突出状態と前記突出量が小なる非突出状態とをとり得るよう前記カバー部材に直接又は他の部材を介して設けられ、前記カバー部材が前記クローズ状態を形成する際に、前記突出状態をとることで搬送される被記録媒体を下流側へ案内する、被記録媒体を搬送する搬送経路の一部を構成するガイド部材と、前記ガイド部材が前記非突出状態を維持するよう前記ガイド部材の状態をロックするガイド部材ロック手段と、を備え、前記ガイド部材ロック手段が前記カバー部材の側に設けられ、前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際に、常に前記ガイド部材の前記非突出状態が維持される様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記記録装置の外装の一部に形成された開口が覆われたクローズ状態と、前記開口が開放されたオープン状態と、を形成するカバー部材が設けられており、またこのガイド部材には、被記録媒体を搬送する搬送経路の一部を構成するガイド部材が、前記カバー部材から装置内部への突出量が大なる突出状態と前記突出量が小なる非突出状態とをとり得るように設けられている。従ってガイド部材の非突出状態では小型化が図られる為、カバー部材がクローズ状態からオープン状態を形成する際に、或いはその逆の場合においても、ガイド部材が他の構成要素と干渉する様なことがなく、従って装置レイアウトに制約を招くことがなく、装置の大型化も防止できる。
そして、前記ガイド部材が前記非突出状態を維持するよう前記ガイド部材の状態をロックするガイド部材ロック手段が、前記カバー部材の側に設けられ、前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際に、常に前記ガイド部材の前記非突出状態が維持される様構成されていることから、前記カバー部材が仮に記録装置本体から完全に取り外されても、前記ガイド部材は前記非突出状態に維持されることとなり、カバー部材が前記オープン状態を形成する際にガイド部材が大きく突出して破損を招くといった不具合を、確実に防止することができる。また、ガイド部材ロック手段を記録装置本体の側に設けないので、記録装置本体の装置レイアウトに制約が生じることもない。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記クローズ状態を保持するよう前記カバー部材をロックするロック状態と当該ロック状態を解除するロック解除状態とを切換可能なカバー部材ロック手段と、前記カバー部材ロック手段と連係し、前記カバー部材がロックされると前記ガイド部材を前記突出状態とし、前記カバー部材のロック状態が解除されると前記ガイド部材を前記非突出状態とするガイド部材切換手段とを備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記カバー部材のロック操作/ロック解除操作に連係して、前記ガイド部材の突出状態/非突出状態を前記カバー部材の状態に応じて適切に切り換えることができるので、前記カバー部材と前記ガイド部材を別々に操作する必要がなく、ユーザの操作性が向上する。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記カバー部材が、前記記録装置の本体に回動可能に設けられ、回動することによって前記クローズ状態と前記オープン状態とを形成することを特徴とする。本態様によれば、前記カバー部材が、前記記録装置の本体に回動可能に設けられ、回動することによって前記クローズ状態と前記オープン状態とを形成するので、容易な操作で前記クローズ状態と前記オープン状態とを形成することができる。
本発明の第4の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記カバー部材が、前記記録装置の本体に着脱自在に設けられ、装着状態において前記クローズ状態を形成し、取り外し状態において前記オープン状態を形成することを特徴とする。本態様によれば、前記カバー部材が、前記記録装置の本体に着脱自在に設けられ、装着状態において前記クローズ状態を形成し、取り外し状態において前記オープン状態を形成するので、前記カバー部材が開いた状態を維持する為のスペースを必要とせず、記録装置を設置するスペースの節約を図ることができる。
本発明の第5の態様は、上記第2乃至第4の態様のいずれかにおいて、前記カバー部材ロック手段が、前記記録装置の本体と係合して前記カバー部材を前記クローズ状態にロックするロック位置と、前記記録装置の本体との係合を解除して前記ロック状態を解除する非ロック位置と、を変位可能に設けられるロック部材と、当該ロック部材を前記ロック位置に向けて付勢するロック部材付勢手段と、を備えて構成されていることを特徴とする。本態様によれば、ロック部材を操作することにより、容易にカバー部材のロック状態を解除可能になるとともに、ロック部材はロック位置に向けて付勢されているので、不用意にロック状態が解除されることがない。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様において、前記ガイド部材ロック手段が、前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際に前記ロック部材の一部と係合して当該ロック部材を前記非ロック位置に保持する保持位置と、前記カバー部材が前記クローズ状態を形成する際に前記ロック部材の一部と係合せずに当該ロック部材の変位動作を許容する非保持位置と、を変位可能に設けられる保持部材と、前記保持部材を前記保持位置に向けて付勢する保持部材付勢手段と、を備えて構成され、前記カバー部材が前記クローズ状態を形成する際には、前記保持部材が、前記記録装置の本体の一部と係合することにより、前記保持部材付勢手段の付勢力に抗して前記非保持位置に位置し、前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際には、前記保持部材が、前記保持部材付勢手段からの付勢力を受けて前記保持位置に位置するよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、カバー部材がオープン状態を形成する際に、常に前記ガイド部材の前記非突出状態を維持する構成を、前記保持部材によって、構造簡単にして低コストに得ることができる。
本発明の第7の態様は、上記第1から第6の態様のいずれかにおいて、被記録媒体を湾曲反転させて給送する湾曲反転給送経路を備え、前記ガイド部材が、前記突出状態において前記湾曲反転給送経路の一部を構成するとともに、被記録媒体をガイドするガイド面を前記湾曲反転経路の終了位置から下流側に延設する様構成されていることを特徴とする。本態様によれば、紙ジャムの生じ易い湾曲反転給送経路を備えた記録装置において、上記第1から第6の態様のいずれかに記載の作用効果を得ることができる。
本発明の第8の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段を備えた液体噴射装置であって、前記液体噴射装置の外装の一部に形成された開口が覆われたクローズ状態と、前記開口が開放されたオープン状態と、を形成するカバー部材と、前記カバー部材から装置内部への突出量が大なる突出状態と前記突出量が小なる非突出状態とをとり得るよう前記カバー部材に直接又は他の部材を介して設けられ、前記カバー部材が前記クローズ状態を形成する際に、前記突出状態をとることで搬送される被噴射媒体を下流側へ案内する、被噴射媒体を搬送する搬送経路の一部を構成するガイド部材と、前記ガイド部材が前記非突出状態を維持するよう前記ガイド部材の状態をロックするガイド部材ロック手段と、を備え、前記ガイド部材ロック手段が前記カバー部材の側に設けられ、前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際に、常に前記ガイド部材の前記非突出状態が維持される様構成されていることを特徴とする。
以下では、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の全体構成について概説する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2は同側断面図である。尚、以下では、図2の右方向(装置前方側)を用紙搬送経路の「下流側」と言い、左方向(装置後方側)を「上流側」と言うこととする。
図1に示すようにプリンタ1は、プリンタ機能に加えてスキャナ機能を備える複合機であり、プリンタ部1Aと、プリンタ部1Aの上部に位置するスキャナユニット1Bとを備えて成る。
プリンタ部1Aは、主として「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(主として単票紙)へインクジェット記録を行うインクジェット式プリンタの機能を備えている。プリンタ部1Aの上部手前側には、操作釦及び液晶表示部等から構成される操作パネル1Cが設けられており、スキャナユニット1Bを使用したスキャニング機能、プリンタ部1Aでの記録機能及びスキャニングした画像を記録する機能などがこの操作パネル1Cで操作可能となっている。
スキャナユニット1Bは、装置後部の回動軸(図示せず)を中心に上方へ回動することにより開閉可能な蓋体8を備え、蓋体8の下側にはスキャニングを行う際に対象となる印刷物等を載置するガラス載置面(図示せず)が設けられている。更にガラス載置面の下側にはスキャニング装置(図示せず)が設けられている。スキャナユニット1Bは、それ自体が全体として装置後部の回動軸(図示せず)を中心に上方へ回動することで、プリンタ部1Aの上部が開放され、キャリッジ等の記録部における部材(例えばインクカートリッジ)の交換やメンテナンス等ができるようになっている。
以下、プリンタ部1Aの用紙搬送経路上の構成について図2を参照しながら説明する。図2に示す様にプリンタ1は複数の給送手段を備えており、即ち装置後部にリア給送装置2を、装置底部にフロント給送装置3を備え、これら2つの給送装置から、搬送手段5へと「被記録媒体」或いは「被噴射媒体」としての記録用紙Pを給送する。記録用紙Pは搬送手段5によって記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送され、記録が実行された後、排出手段6によって図示しないスタッカへと排出される。
以下、用紙搬送(給送)経路上の構成要素について更に詳説する。
リア給送装置2は、ホッパ12と、給送ローラ11と、リタードローラ13と、図示しない戻しレバーと、更に図示しないその他の構成要素を備えている。
ホッパ12は板状体から成り、上部の揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ12上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ11に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ11から離間させる離間姿勢と、を切り換える。
給送ローラ11は円形状を成し、回転することにより、圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する。尚、以下ではリア給送装置2にセットされ、給送される記録用紙を「用紙P」と言い、フロント給送装置3にセットされ、給送される記録用紙を「用紙P」と言い、両者を区別する必要の無い場合には「用紙P」或いは単に用紙と言うこととする。
次に、リタードローラ13は、外周が弾性材によって形成されるとともに給送ローラ11と圧接可能に設けられ、且つ、トルクリミッタ機構により、所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられている。従って用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ給送されている場合には、リタードローラ13は給送ローラ11に対して従動回転し、用紙Pが給送ローラ11とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、用紙間の滑り作用によって回転せずに停止した状態となり、次位以降の用紙Pの重送が防止される。尚、リタードローラ13近傍には図示しない用紙戻しレバーが設けられており、この用紙戻しレバーによって、重送されようとした次位以降の用紙Pがホッパ11上に戻される。
一方、リア給送装置2の下部に位置し、用紙を装置前方からセットする様構成されたフロント給送装置3は、複数枚の用紙Pを積層状態でセット可能な給紙カセット25と、ピックアップローラ26と、給送ローラ28、分離ローラ29と、アシストローラ30と、カバーAssy60(後に詳述)と、更に図示しないその他の構成要素を備えている。
図示しない駆動モータによって回転駆動されるピックアップローラ26は、揺動部材27に設けられており、揺動部材27は揺動軸27aを中心に揺動可能に設けられていて、これにより、ピックアップローラ26が、符号26と26’で示すように給紙カセット25にセットされた用紙Pの最上位のものに対して接離可能となっている。そしてピックアップローラ26は、給紙カセット25にセットされた用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを給紙カセット25から取り出して給送方向へ送り出す。
給送ローラ28は図示しない駆動モータによって回転駆動され、給紙カセット25から送り出された最上位の用紙Pを略U字状に湾曲反転させて、即ち用紙取り出し方向(図1の左方向)とは反対方向に反転させて、紙案内後44を経て搬送手段5へと給送する。即ち、給送ローラ28の外周面によって、用紙Pを湾曲反転させて給送する略U字状の湾曲反転給送経路が形成される。尚、符号66と67は給送ローラ28の外周面と対向して設けられるガイド部材(固定ガイド66、可動ガイド67)であって、給送ローラ28とともに前記湾曲反転給送経路を形成する。尚、固定ガイド66、可動ガイド67については後に詳述する。
次に、フロント給送装置3には、2つの分離部(分離手段)が設けられている。第1の分離部は、給紙カセット25にセットされる用紙先端と対向する位置に設けられた、摺接面35によって構成される。即ち、ピックアップローラ26によって給送方向に送り出される用紙Pの先端は、摺接面35に摺接しながら下流側へと送られ、これによって給送されるべき最上位の用紙Pと、これに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pとが分離される。
第2の分離部は、給送ローラ28と分離ローラ29とを備えて構成される。分離ローラ29は、給送ローラ28の外周面と対向する位置に配置され、且つ、符号29と29’で示すように給送ローラ28に対して進退可能に設けられている。また、分離ローラ29は、上記リタードローラ13と同様にトルクリミッタ機構により、所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられている。
従って分離ローラ29は給送される用紙Pを給送ローラ28とでニップすることにより、重送が発生せずに1枚だけ給送されている場合には当該用紙Pと接して従動回転し、用紙Pが給送ローラ28と分離ローラ29との間に複数枚存在する場合には、用紙間の滑り作用によって回転せずに停止した状態となり、重送されようとする次位以降の用紙Pは給送ローラ28と分離ローラ29とのニップ点近傍に留められ、重送が防止される。尚、符号38は用紙先端を給送ローラ28と分離ローラ29とのニップ点へ案内するガイドローラを示している。
次に、アシストローラ30は、給送ローラ28の外周面と接して従動回転するよう設けられており、用紙Pを給送ローラ28との間でニップすることにより、給送ローラ28の回転に伴う用紙Pの給送をアシストする。
次に、リア給送装置2及びフロント給送装置3の下流側には、給送される用紙Pの通過を検出する用紙検出器(図示せず)と、リア給送装置2から給送される用紙Pの給送姿勢を形成するガイドローラ40と、給送される用紙Pを搬送手段5へと案内する紙案内後44と、が設けられている。
搬送手段5は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ41と、該搬送駆動ローラ41に圧接して従動回転するよう紙案内上43に軸支される搬送従動ローラ42とを備えて構成されている。搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ41が回転することにより、下流側の記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送される。
記録ヘッド(液体噴射ヘッド)48はキャリッジ46の底部に設けられ、当該キャリッジ46は主走査方向(図2の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸47にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ46は、複数の色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、このインクカートリッジから記録ヘッド48へとインクが供給される。
記録ヘッド48と対向する位置には紙案内下45が設けられ、当該紙案内下45によって、用紙Pと記録ヘッド48との距離が規定される。尚、紙案内下45において記録ヘッド48と対向する部分には、上流側からリブ45a、45b、45cが形成されており、各リブの間に用紙先端或いは後端を位置決めした状態で用紙先端或いは用紙後端から外れた領域にもインクを吐出することにより、所謂縁無し印刷が実行される。
続いて、記録手段4の下流側には、紙案内下45からの用紙Pの浮き上がりを防止する補助ローラ57と、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6とが設けられている。排出手段6は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ55と、当該排出駆動ローラ55に接して従動回転する排出従動ローラ56とを備えて構成されている。
排出従動ローラ56は外周に複数の歯を有する歯付きローラによって成されるとともに、主走査方向に長い形状を成す排紙フレームAssy54に、複数の排出駆動ローラ56に対応するよう複数設けられる。記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラ55と排出従動ローラ56とによってニップされた状態で排出駆動ローラ55が回転駆動されることにより、装置前方側に設けられたスタッカ(図示せず)へと排出される。
以上がプリンタ1の構成であり、以下、図3乃至図14を参照しながらフロント給送装置3の構成について更に詳説する。ここで、図3及び図4はプリンタ1を後方から見た斜視図、図5乃至図7はフロント給送装置3(カバーAssy60)を後方から見た斜視図、図8はカバーAssy60の斜視図、図9はカバーAssy60の分解斜視図、図10(A)、(B)はスライダ右64、左65及び保持部材68の斜視図、図11(A)、(B)は同側面図、図12乃至図14はフロント給送装置3を中心とした用紙給送経路の側断面図である。
図3に示すようにプリンタ1の背面にはプリンタ1の外装を構成するリアカバー上59と「カバー部材」としてのリアカバー下63が設けられており、リアカバー下63には摘み部64a、65aが設けられている。リアカバー上59は取り外し可能となっていて、リアカバー上64を取り外し、且つ摘み部64a、65aを操作してリアカバー下63(カバーAssy60)を回動させることで、図4に示す様にプリンタ1の外装後部に形成された開口1Dがオープン状態となり、或いは図3に示すように開口1Dが覆われたクローズ状態となる。従ってオープン状態では、フロント給送装置3において紙ジャムが発生した際に、用紙を取り除くことが可能となる。リアカバー下63は、この様に開口1Dが覆われたクローズ状態と、開口1Dが開放されたオープン状態とを形成する。
リアカバー下63を含むカバーAssy60は、図5に示す様にプリンタ1(フロント給送装置3)の基体の一部を構成するフレーム61、62に、回動軸63aを回動支点として回動可能に取り付けられている。
カバーAssy60は、図8、図9に示す様にリアカバー下63の内側に、スライダ右64、スライダ左65、固定ガイド66、可動ガイド67、保持部材68、ばね69、ラック部材70、70、ピニオン歯車71、71、を備えて構成されている。
「カバー部材ロック手段」を構成する「ロック部材」としてのスライダ右64と左65は、リアカバー下63において左右にスライド可能に設けられており、且つ、図示しない付勢手段(ロック部材付勢手段)によって互いに離間する方向に付勢された状態に設けられている。
固定ガイド66にはラック部材70、70がスライダ右64、左65のスライド方向と直交する方向(プリンタ1の奥行き方向)にスライド可能に設けられ、またラック部材70、70に形成された歯と噛合するピニオン歯車71、71が固定ガイド66に設けられている。
可動ガイド67はラック部材70、70によって支持されており、即ちラック部材70、70によって、スライダ右64、左65のスライド方向と直交する方向に移動可能となっている。ここで、スライダ左65には歯65c、65cが形成されており、これら歯65c、65cがピニオン歯車71、71と噛合する様設けられている。従ってスライダ右64、左65のスライド動作に伴ってピニオン歯車71、71が回動し、その結果ラック部材70、70、即ち可動ガイド67が、スライダ右64、左65のスライド方向と直交する方向(装置の奥行き方向)に移動する。即ち、スライダ左65、ラック部材70、ピニオン歯車71が「ガイド部材切換手段」を構成する。
スライダ右64とスライダ左65の側面には、それぞれ外側に向かって突出する突起64a、65aが形成されており、これら突起64a、65aが、リアカバー下63の側面に形成された穴63b、63bからそれぞれ突出する様に設けられる。また、スライダ右64とスライダ左65の前面には、図4、図5に示す様にそれぞれ摘み部64a、65aが形成されており、それぞれがリアカバー下63に形成された窓部63cから露呈する様に構成される。
以上の様に構成されたカバーAssy60は、上述した様にフレーム61、62に回動可能に支持される。図5は、リアカバー下63が、クローズ状態を保持する様ロックされた状態を示している。この状態ではスライダ右64に形成された突起64bが、フレーム61に形成された穴61aに嵌入し(このときのスライダ右64、左65の位置が「ロック位置」となる)、これによってカバーAssy60の回動軸63aを回動支点とした回動ができない様にロックされている(リアカバー下63の「ロック状態」)。尚、このロック状態では、スライダ左65の突起65bも、フレーム62に形成された穴(図示せず)に嵌入している。
この状態では摘み部64a、65aが図5に示す様に互いに離間しており、この状態から図6に示す様に摘み部64a、65aを互いに近接させる様に操作すると、スライダ右64に形成された突起64bが、フレーム61に形成された穴61aから退避し(このときのスライダ右64、左65の位置が「非ロック位置」となる)、即ちフレーム21、22との係合状態が解除され、カバーAssy60が回動軸63aを中心に回動可能な状態となる(リアカバー下63の「ロック解除状態」)。
また、摘み部64a、65aを操作することによって、上述したように可動ガイド67がリアカバー下63に近接する方向に移動する。即ち、可動ガイド67は、リアカバー下63がロック状態のときにリアカバー下63からの装置内部への突出量が大なる状態となり(可動ガイド67の「突出状態」)、リアカバー下63のロック状態が解除される際、リアカバー下63の側に近接移動して前記突出量が小なる状態となる(可動ガイド67の「非突出状態」)。
この状態からカバーAssy60を回動軸63aを中心に手前側に回動させることで、図7に示す様にフロント給送装置3における給送ローラ28を中心とした湾曲反転給送経路が露呈し、紙ジャム処理が可能な状態となる。
尚、図5乃至図7において符号63cはリアカバー下63の側面に形成されたボスを示しており、このボス63cが、フレーム61に形成された円弧状のガイド溝61cに遊挿され、これによってカバーAssy60の回動範囲が規制される様になっている。
次に、可動ガイド67は、「ガイド部材ロック手段」によって、リアカバー下63がオープン状態を形成する際に、常に非突出状態に維持される様になっている。
このガイド部材ロック手段は、図9、図10に示す保持部材68及びばね69を備えて構成されている。
保持部材68及びばね69は、プリンタ1(フロント給送装置3)の本体側ではなくカバーAssy60の側に設けられており、図12に示すようにガイド部材36に形成された係合部36aに向けて、ばね69によって付勢された状態に設けられる。
図12(及び図13)はリアカバー下63がクローズ状態を形成する状態を示しており、この状態では、保持部材68はばね69の付勢力に抗してリアカバー下63の側に近接した位置にある。
ここで、保持部材68には図9、図10に示すように突起68a、68aが所定間隔を置いて形成されており、スライダ右64、左65には、突起68a、68aに望む位置に突起64d、65dがそれぞれ形成されていて、リアカバー下63がクローズ状態を形成する際には、図12に示す様に突起68a、68aが突起64d、65dよりもリアカバー下63の側に位置し、即ち突起68a、68aはスライダ右64、左65の変位動作を許容する状態にある(保持部材68の「非保持位置」)。
この状態から、摘み部64a、65bが図6に示す様に操作されると、突起64d、65dが図10(A)、図11(A)に示す様に互いに近接するとともに保持部材68の突起68a、68aの間の空間に望む位置に配置される。尚この際、図13に示す様に、可動ガイド67が非突出状態となり、可動ガイド67の先端67aが紙案内後44から退避する。
そしてカバーAssy60が回動すると、図14に示す様に保持部材68と係合部36aとの係合状態が解除され、保持部材68はばね69の付勢力を受けてリアカバー下63から離間する方向に移動する。
図10(B)、図11(B)はこのときの状態を示すものであり、図示する様に保持部材68の突起68a、68aの間にスライダ右64、左65の突起64d、65dが入り込み、スライダ右64、65のスライド動作が規制された状態となり、即ちスライダ右64、左65が非ロック位置に保持される(保持部材68の「保持位置」)。
以上により、リアカバー下63がオープン状態を形成する際には、可動ガイド67が、常に非突出状態に維持されることとなる。
以下、可動ガイド67の視点に立って更に説明する。可動ガイド67は図12に示す様にリアカバー下63がクローズ状態を形成する際には、給送ローラ28の外周面によって形成される湾曲反転給送経路に向けて突出した状態にあり、この状態ではその先端67aが湾曲反転給送経路の終了位置(給送ローラ28による用紙の湾曲区間が終わる位置)から更に下流側にまで延び、即ち用紙を案内するガイド面が湾曲反転給送経路の終了位置より更に下流側にまで延設されて、シームレスな用紙ガイド面を形成する。
しかしながらこの様な可動ガイド67の突出状態では、カバーAssy60が回動軸63aを回動支点として回動しようとしても、可動ガイド67の先端67aがリア給送装置2の底部と干渉してしまう。尚、図11において符号R1は、可動ガイド67が突出状態のままカバーAssy60が回動する際に先端67aが描く軌跡を示している。
次に、図13は可動ガイド67の非突出状態を示しており、図示する様にこの状態では、可動ガイド67がリアカバー下63の側に退避するため、可動ガイド67の先端67aが描く軌跡(符号R2で示す)はリア給送装置2と干渉せず、カバーAssy60が回動軸63aを中心に回動可能な状態となる。そして、図14に示すオープン状態では、摘み部64a、65aから手を離しても、可動ガイド67は非突出状態に維持されるので、カバーAssy60の小型化が図られ、オープン状態における可動ガイド67の破損等(特に可動ガイド67の先端67aの破損)を防止することができる。
また、リアカバー下63がクローズ状態からオープン状態を形成する際に、或いはその逆の場合においても、可動ガイド67が非突出状態となることで、可動ガイド67の先端67aがプリンタの構成要素と衝突して先端67aが破損することを防止できるとともに、装置レイアウトに制約が生じることを防止でき、設計の自由度を維持することができ、また装置の大型化を防止することができる。
更に、可動ガイド67の突出状態/非突出状態の切り換えは、上述の通りリアカバー下63のロック操作/ロック解除操作に連係して行われるので、リアカバー63のロック操作/ロック解除操作と可動ガイド67の状態切り換え操作を別々に行う必要がなく、操作性の向上が図られている。
そして可動ガイド67を非突出状態に維持する保持部材68はカバーAssy60の側に設けられるので、仮にカバーAssy60がプリンタ1本体から完全に取り外されても、可動ガイド67の非突出状態は確実に維持される。また、保持部材68はカバーAssy60の側に設けられるので、プリンタ1本体の装置レイアウトに制約が生じることもない。
図15及び図16は他の実施形態を示すものであり。上記実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付している。この実施形態では、カバーAssy60は回動することによってオープン状態/クローズ状態を形成するものではなく、着脱されることによって、オープン状態/クローズ状態を形成する。
即ち、上記実施形態における回動軸63aに代えて、突起64bが設けられている。従って摘み部64a、65aを摘むと片側において突起64b、64bがフレーム610に形成された穴61a、61aから退避するとともに可動ガイド67が非突出状態となり、そして図16に示す様にカバーAssy60がプリンタ1本体から完全に取り外し可能となる。この様な実施形態によれば、カバーAssy60が回動するスペースが不要となる。尚、この実施形態においても、カバーAssy60が取り外され且つ摘み部64a、65aから手を離した状態においても可動ガイド67の非突出状態が維持されることは言うまでもない。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面図。 本発明に係るプリンタを後方から見た斜視図。 本発明に係るプリンタを後方から見た斜視図。 フロント給送装置(カバーAssy)を後方から見た斜視図。 フロント給送装置(カバーAssy)を後方から見た斜視図。 フロント給送装置(カバーAssy)を後方から見た斜視図。 カバーAssyの斜視図。 カバーAssyの分解斜視図。 (A)、(B)共にスライダ及び保持部材の斜視図。 (A)、(B)共にスライダ及び保持部材の側面図。 フロント給送装置の側断面図。 フロント給送装置の側断面図。 フロント給送装置の側断面図。 他の実施形態に係るカバーAssyを後方から見た斜視図。 他の実施形態に係るカバーAssyを後方から見た斜視図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、1A プリンタ部、1B スキャナユニット、1D 開口、2 リア給送装置、3 フロント給送装置、4 記録手段、5 搬送手段、6 排出手段、25 給紙カセット、26 ピックアップローラ、27 揺動部材、28 給送ローラ、29 分離ローラ、30 アシストローラ、36 ガイド部材、38 ガイドローラ、40 ガイドローラ、41 搬送駆動ローラ、42 搬送従動ローラ、43 紙案内上、44 紙案内後、45 紙案内下、46 キャリッジ、47 キャリッジガイド軸、48 記録ヘッド、55 排出駆動ローラ、56 排出従動ローラ、57 補助ローラ、59 リアカバー上、60 カバーAssy、61、62 フレーム、63 リアカバー下、63a 回動軸、63b 穴、63c 窓部、64 スライダ右、64a 摘み部、64b 突起、64d 突起、65 スライダ左、65a 摘み部、65b 突起、65c ラック、65d 突起、66 固定ガイド、67 可動ガイド、68 保持部材、68a 突起、69 ばね、70 ラック部材、71 ピニオン、P、P 記録用紙

Claims (6)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、
    前記記録装置の外装の一部に形成された開口が覆われたクローズ状態と、前記開口が開放されたオープン状態と、を形成するカバー部材と、
    前記カバー部材から装置内部への突出量が大なる突出状態と前記突出量が小なる非突出状態とをとり得るよう前記カバー部材に直接又は他の部材を介して設けられ、前記カバー部材が前記クローズ状態を形成する際に、前記突出状態をとることで搬送される被記録媒体を下流側へ案内する、被記録媒体を搬送する搬送経路の一部を構成するガイド部材と、
    前記ガイド部材が前記非突出状態を維持するよう前記ガイド部材の状態をロックするガイド部材ロック手段と、
    前記カバー部材が前記クローズ状態を保持するよう前記カバー部材をロックするロック状態と当該ロック状態を解除するロック解除状態とを切換可能なカバー部材ロック手段と、
    前記カバー部材ロック手段と連係し、前記カバー部材がロックされると前記ガイド部材を前記突出状態とし、前記カバー部材のロック状態が解除されると前記ガイド部材を前記非突出状態とするガイド部材切換手段と、を備え、
    前記ガイド部材ロック手段が前記カバー部材の側に設けられ、前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際に、常に前記ガイド部材の前記非突出状態が維持される構成を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記カバー部材が、前記記録装置の本体に回動可能に設けられ、回動することによって前記クローズ状態と前記オープン状態とを形成することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1に記載の記録装置において、前記カバー部材が、前記記録装置の本体に着脱自在に設けられ、装着状態において前記クローズ状態を形成し、取り外し状態において前記オープン状態を形成することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項乃至のいずれか1項に記載の記録装置において、前記カバー部材ロック手段が、前記記録装置の本体と係合して前記カバー部材を前記クローズ状態にロックするロック位置と、前記記録装置の本体との係合を解除して前記ロック状態を解除する非ロック位置と、を変位可能に設けられるロック部材と、
    当該ロック部材を前記ロック位置に向けて付勢するロック部材付勢手段と、を備えて構成されていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記ガイド部材ロック手段が、前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際に前記ロック部材の一部と係合して当該ロック部材を前記非ロック位置に保持する保持位置と、前記カバー部材が前記クローズ状態を形成する際に前記ロック部材の一部と係合せずに当該ロック部材の変位動作を許容する非保持位置と、を変位可能に設けられる保持部材と、
    前記保持部材を前記保持位置に向けて付勢する保持部材付勢手段と、を備えて構成され、
    前記カバー部材が前記クローズ状態を形成する際には、前記保持部材が、前記記録装置の本体の一部と係合することにより、前記保持部材付勢手段の付勢力に抗して前記非保持位置に位置し、
    前記カバー部材が前記オープン状態を形成する際には、前記保持部材が、前記保持部材付勢手段からの付勢力を受けて前記保持位置に位置するよう構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置において、被記録媒体を湾曲反転させて給送する湾曲反転給送経路を備え、
    前記ガイド部材が、前記突出状態において前記湾曲反転給送経路の一部を構成するとともに、被記録媒体をガイドするガイド面を前記湾曲反転経路の終了位置から下流側に延設する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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