JP2012158447A - 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置 - Google Patents

被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012158447A
JP2012158447A JP2011020423A JP2011020423A JP2012158447A JP 2012158447 A JP2012158447 A JP 2012158447A JP 2011020423 A JP2011020423 A JP 2011020423A JP 2011020423 A JP2011020423 A JP 2011020423A JP 2012158447 A JP2012158447 A JP 2012158447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
tray
upper tray
recording
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011020423A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Nakamura
和久 中村
Atsuhiko Takeuchi
敦彦 竹内
Kazumasa Harada
和政 原田
Kensuke Tamai
健介 玉井
Kazutoshi Matsuzaki
一俊 松▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011020423A priority Critical patent/JP2012158447A/ja
Publication of JP2012158447A publication Critical patent/JP2012158447A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】下段側トレイと上段側トレイとを備えた用紙カセットにおいて、より一層の操作性の向上を図る。
【解決手段】用紙カセット100は、下段側トレイ50と、この下段側トレイ50の上部において給送可能位置と退避位置との間をスライド変位可能な上段側トレイ60と、を備えた複数段式の用紙カセットである。上段側トレイ60は、保持手段によって開いた状態が保持される様に構成されており、これにより下段側トレイ50に用紙を収容する際に上段側トレイ60が不用意に閉じてしまうことがなく、下段側トレイ50へ用紙を収容する際の作業性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、装置本体に対し着脱可能な被記録媒体カセットに関する。また本発明は、前記被記録媒体カセットを備えた被記録媒体給送装置、およびこれを備えた、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関する。
装置本体に対して着脱可能な用紙カセットは従来から広く用いられている。また、その中でも特許文献1や特許文献2に示されるように、一つの着脱自在な用紙カセット(トレイ)において下段と上段に用紙収容部を備えた2段式構造のものが知られている。尚、記録装置において用紙を収容する用紙収容部の呼称としては「カセット」、「トレイ」など種々のものがあるが、本明細書では装置本体に対して着脱可能な一つのユニット体全体を「カセット」と言い、このカセット内に設けられた複数の用紙収容部を「トレイ」と言うこととする。
特開2006−273565号公報 特開2007−91445号公報
上記従来の2段式構造の用紙カセットにおいては、上段トレイは下段トレイに対し、回動することで下段トレイ上部が開放される様に構成されている。この様な従来構成においては、必ずしも良好な操作性が確保されているとは言えなかった。例えば、上段トレイを開き、そして下段トレイに用紙を収容する場合、上段側トレイがユーザーの意に反して閉じる方向に回動してしまうと、用紙収容作業に支障を来すこととなり、使い勝手が悪い。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、下段側トレイと上段側トレイとを備えた用紙カセットにおいて、より一層の操作性の向上を図ることにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る被記録媒体カセットは、被記録媒体を収容する下段側トレイと、前記下段側トレイの上部において当該下段側トレイの上部を開閉可能に設けられた、被記録媒体を収容する上段側トレイと、前記上段側トレイが開いた状態を保持する保持手段と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、下段側トレイと当該下段側トレイの上部を開閉可能な上段側トレイとを備えた被記録媒体カセットは、上段側トレイが開いた状態を保持する保持手段を備えているので、下段側トレイに被記録媒体を収容する際に上段側トレイがユーザーの意に反して閉じてしまうことがなく、下段側トレイへ被記録媒体を収容する際の作業性を向上させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記上段側トレイが開く方向に前記上段側トレイを付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記上段側トレイが開く方向に前記上段側トレイを付勢する付勢手段を備えているので、ユーザーが上段側トレイを開く操作を行う際にその操作がアシストされ、より一層容易に上段側トレイを開くことができる。或いは、ユーザー操作によらず、付勢手段の付勢力によって上段側トレイが自動で開くようにすれば、より一層被記録媒体カセットの操作性が向上する。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記付勢手段は前記保持手段を構成し、前記付勢手段の付勢力によって前記上段側トレイが開いた状態が保持されることを特徴とする。
本態様によれば、前記付勢手段は前記保持手段を構成し、前記付勢手段の付勢力によって前記上段側トレイが開いた状態が保持されるので、前記付勢手段と前記保持手段とを別々に設ける必要がなく、装置の低コスト化を図ることができる。
本発明の第4の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記上段側トレイは前記下段側トレイに設けられた軸受部によって軸支される回動軸を有し、前記下段側トレイに対して回動することにより前記下段側トレイの上部を開閉可能に設けられ、前記保持手段は、前記回動軸の外周及び前記軸受部の内周のいずれか一方側に形成される凹部と、他方側に形成される凸部と、を備え、前記凹部に前記凸部が入り込むことにより前記上段側トレイが開いた状態を保持する構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記保持手段は、凹部と凸部との嵌合により前記上段側トレイが開いた状態を保持する構成であるので、前記保持手段を、構造簡単にして低コストに構成することができる。
本発明の第5の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記上段側トレイは前記下段側トレイに設けられた軸受部によって軸支される回動軸を有し、前記下段側トレイに対して回動することにより開閉可能に設けられ、前記保持手段は、前記回動軸の外周と前記軸受部の内周との間の摩擦力により前記上段側トレイが開いた状態を保持する構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記保持手段は、上段側トレイの回動軸とその軸受部との間の摩擦力により前記上段側トレイが開いた状態を保持する構成であるので、前記保持手段を、構造簡単にして低コストに構成することができる。加えて、上段側トレイを、決まった位置ではなく自在な位置で保持することができ、取扱性をより一層向上させることができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記上段側トレイが閉じた状態から当該上段側トレイを開く操作にクリック感を生じさせるクリック機構を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記上段側トレイが閉じた状態から当該上段側トレイを開く操作にクリック感を生じさせるクリック機構が設けられているので、前記上段側トレイが閉じた状態における当該上段側トレイのがたつきを防止できる。
本発明の第7態様は、被記録媒体を給送する被記録媒体給送装置であって、第1から第6の態様のいずれかに係る被記録媒体カセットを備えていることを特徴とする。また本発明の第8の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、第7の態様に係る被記録媒体給送装置と、を備えたことを特徴とする記録装置である。これらの態様によれば、第1から第6の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明の一実施形態に係る用紙カセットの斜視図(上段側トレイは閉じた状態)。 本発明の一実施形態に係る用紙カセットの斜視図(上段側トレイは開いた状態)。 図3のA部拡大図。 上段側トレイの回動軸とその軸受部の断面図(上段側トレイは閉じた状態)。 上段側トレイの回動軸とその軸受部の断面図(上段側トレイは開いた状態)。 付勢手段が設けられた部分の用紙カセットの断面図。
以下、図1乃至図6を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の用紙搬送経路を示す側断面図、図2及び図3は本発明に係る「被記録媒体カセット」の一実施形態である用紙カセット100の斜視図であり、図2は上段側トレイ60の閉状態を、図3は上段側トレイ60の開状態を、それぞれ示したものである。また、図4は図3のA部拡大図、図5及び図6は回動軸66とその軸受部65aの断面図であり、図5は上段側トレイ60の閉状態を、図6は上段側トレイ60の開状態を、それぞれ示したものである。更に、図7はコイルばね67が設けられた部分の用紙カセット100の断面図である。
以下、図1を参照しつつプリンター1の全体構成について概説する。プリンター1は、装置底部に本発明の一実施形態に係る給送装置2を備え、当該給送装置2から、「被記録媒体」の一例としての用紙(主として単票紙)を1枚ずつ給送し、記録手段4において記録(インクジェット記録)を行い、装置前方側(図1において左側)に設けられた図示しない排紙スタッカへ向けて排出される構成を備えている。
以下、用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。
給送装置2は、用紙カセット100と、ピックアップローラー16と、ガイドローラー20と、分離手段21と、を備えている。
複数枚の用紙Pを積層状態でセット可能な用紙カセット100は、給送装置2の装置本体に対し、装置前方側から装着及び取り外し可能であり、下部に位置して用紙カセット100の基体を構成する下段側トレイ50と、その上部に位置する、給送可能位置と退避領域との間をスライド可能な上段側トレイ60と、の2つの用紙収容部を備えている。
尚、図1においては、下段側トレイ50に収容される用紙を符号P1で、上段側トレイ60に収容される用紙を符号P2で、それぞれ示している(以下特に区別する必要がない場合は「用紙P」と言う)。
図示しないモータによって回転駆動されるピックアップローラー16は、揺動軸18を中心に揺動する揺動部材17に設けられており、上段側トレイ60が最も装置後方側(図1において左方向:用紙カセット100の引き抜き方向側)にスライドした状態、即ち上段側トレイ60が退避領域にあるときは、下段側トレイ50に収容された用紙P1の最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙P1を下段側トレイ50から送り出す。
また上段側トレイ60が最も装置前方側(図1において右方向:用紙カセット100の装着方向側)にスライドした突き当て位置にあるとき、即ち上段側トレイ60の給送可能位置では、上段側トレイ60に収容された用紙P2の最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙P2を上段側トレイ60から送り出す。
この上段側トレイ60が給送可能位置に位置決めされた状態(図1の状態)では、下段側トレイ50の分離斜面54が、上段側トレイ60の前方側内壁よりも上段側トレイ60に収容された用紙先端側に突出するように構成されており、これにより分離斜面54が上段側トレイ60から用紙が送り出される際の分離手段として利用されるようになっている。即ち、下段側トレイ50の分離斜面54が、下段側トレイ50と上段側トレイ60の共通の分離手段として利用される様になっている。
次に、分離斜面54の下流側には自由回転可能なガイドローラー20が設けられ、このガイドローラー20の下流側には、分離ローラー22と駆動ローラー23とを備えて構成された分離手段21が設けられている。分離ローラー22は、外周面が弾性材によって形成されるとともに駆動ローラー23と圧接可能に設けられ、且つ、トルクリミッタ機構により、所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられている。従って重送されようとする次位以降の用紙Pが、当該分離ローラー22と駆動ローラー23との間で止められ、即ち重送が防止される様になっている。尚、駆動ローラー23は図示しないモータにより用紙Pを下流側へ送る方向に回転駆動される。
分離手段21の下流側には、図示しないモータにより回転駆動される駆動ローラー26と、駆動ローラー26との間で用紙Pをニップして従動回転するアシストローラー27と、を備えて構成された第1中間送り部25が設けられており、この第1中間送り部25により、用紙Pが更に下流側へと送られる。尚、符号29は、用紙Pが湾曲反転経路を通過する際の(特に用紙後端が通過する際の)通紙負荷を軽減する従動ローラーを示している。
従動ローラー29の下流側には図示しないモータにより回転駆動される駆動ローラー32と、駆動ローラー32との間で用紙Pをニップして従動回転するアシストローラー33と、を備えて構成された第2中間送り部31が設けられており、この第2中間送り部31により、用紙Pが更に下流側へと送られる。
第2中間送り部31の下流側には、記録手段4が配置されている。記録手段4は、搬送手段5と、記録ヘッド42と、下部紙案内39と、排出手段6と、を備えている。搬送手段5は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラー35と、該搬送駆動ローラー35に圧接して従動回転するよう上部紙案内37に軸支される搬送従動ローラー36とを備えて構成されている。搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラー35と搬送従動ローラー36とによってニップされた状態で搬送駆動ローラー35が回転することにより、下流側へと精密送りされる。
続いて記録ヘッド42はキャリッジ40の底部に設けられ、当該キャリッジ40は主走査方向(図1の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸41にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。尚、キャリッジ40はインクカートリッジを搭載しない所謂オフキャリッジタイプであり、インクカートリッジ(図示せず)がキャリッジ40から独立して設けられ、インク供給チューブ(図示せず)を介してインクカートリッジから記録ヘッド42へとインクが供給されるように構成されている。
記録ヘッド42と対向する位置には下部紙案内39が設けられ、当該下部紙案内39によって、用紙Pと記録ヘッド42との距離が規定されるようになっている。そして下部紙案内39の下流側には、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6が設けられている。排出手段6は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラー44と、当該排出駆動ローラー44に接して従動回転する排出従動ローラー45とを備えて構成され、記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出手段6により、装置前方側に設けられた図示を省略するスタッカへと排出される。
以上がプリンター1の概要であり、以下、用紙カセット100について図2乃至図6を参照しつつ更に詳説する。
下段側トレイ50は、その底面50aに、用紙送り方向(即ち、用紙長さ方向)にスライド可能なエッジガイド51(図1)を備えており、このエッジガイド51により後端エッジの位置が規制されるようになっている。
また、用紙送り方向と直交する方向(即ち、用紙幅方向)にスライド可能なエッジガイド52も設けられており、このエッジガイド52により、一方側のサイドエッジの位置が規制されるようになっている。尚、他方側のサイドエッジを規制するのは、下段側トレイ50の側壁50bとなる。即ち、下段側トレイ50の側壁50bは、固定エッジガイドとして機能する。
一方、上段側トレイ60についても下段側トレイ50と同様に、その底面60aに、用紙長さ方向にスライド可能なエッジガイド61と、用紙幅方向にスライド可能なエッジガイド62と、を備えている。
続いて、上段側トレイ60の可動構造について説明する。下段側トレイ50には、下段側トレイ50の側壁50b、50cに対し、用紙送り方向及びその逆方向にスライド変位可能なスライド部材65が設けられている。そして上段側トレイ60は、スライド部材65に対し、両端の回動軸66、66を中心にして図2の矢印rで示す方向に回動可能に設けられ、回動することにより、下段側トレイ50の上部を開閉可能となっている。
尚、本実施形態において上段側トレイ60の回動限度は、図3に示すように90度より大きく、180度より小さい。即ち、上段側トレイ60が限度一杯に回動した状態では、下段側トレイ50の用紙収容空間が充分に露呈し、下段側トレイ50に用紙を収容する際に上段側トレイ60が邪魔になることがない様になっている。
続いて、スライド部材65において一方側の側部の下側には、そのスライド方向に沿ってラック(不図示)が形成されており、このラックに、下段側トレイ50に設けられたピニオン歯車55が噛合する様に構成されている。即ち、ピニオン歯車55が回転することにより、スライド部材65(上段側トレイ60)がスライド変位する様に構成されている。
このピニオン歯車55は、用紙カセット100がプリンター1の装置本体に装着された際に、プリンター1の装置本体側に設けられた駆動歯車(不図示)と噛合可能となっている。この駆動歯車は、図示しないモーターにより回転駆動される様になっており、これによってスライド部材65(上段側トレイ60)が駆動される様になっている。
次に、上段側トレイ60が開いた状態を保持する保持手段64について説明する。上述したように上段側トレイ60は、下段側トレイ50(スライド部材65)に対し、両端の回動軸66、66を中心にして図2の矢印rで示す方向に回動可能に設けられ、回動することにより、下段側トレイ50の上部を開閉可能となっている。
図4乃至図6において符号65aは、スライド部材65に設けられた軸受部を示しており、回動軸66はこの軸受部65aに軸支されている。この軸受部65aの内周には、凸部65bが形成されており、また回動軸66の外周には凹部66a、66bが形成されている。尚、符号66cは、軸受部65aの内周と摺接する凸部を示している。
上段側トレイ60が閉状態にあるとき(図2、図5)、回動軸66の外周に形成された凹部66aに軸受部65に形成された凸部65bが入り込むことで、上段側トレイ60の閉状態が保持される。従ってこの状態から上段側トレイ60を開く際には、凸部65bから凹部66aが外れるため、このときに上段側トレイ60を操作するユーザーにはクリック感(抵抗感)が生じる様になっている。即ち、凸部65bと凹部66aは、上段側トレイ60を開く際にクリック感を生じさせるクリック機構を構成し、上段側トレイ60が閉じた状態における当該上段側トレイ60のがたつきを防止できる。
そして上段側トレイ60が開状態になると(図3、図4、図6)、回動軸66の凹部66bに軸受部65aの凸部65bが入り込み、これにより上段側トレイ60が開いた状態が保持されることとなる。即ち、凹部66bと凸部65bとが、上段側トレイ60が開いた状態を保持する保持手段64を構成する。そして当該保持手段64により、下段側トレイ50に用紙を収容する際に上段側トレイ60が容易に閉じてしまうことがなく、下段側トレイ50に用紙を収容する際の作業性を向上させることができる。
尚、上記の通り凹部66bと凸部65bとで上段側トレイ60が開いた状態が保持されるので、上段側トレイ60が閉じた状態から開く際にクリック感を生じさせる凹部66aは、これを設けない場合であっても、上段側トレイ60が開いた状態を保持する保持手段64の作用効果を得ることができる。
また、他の実施形態として、更に図7に示すコイルばね67を設けることも好適である。コイルばね67は、上段側トレイ60が開く方向に当該上段側トレイ60を付勢する付勢手段として機能するものであり、上段側トレイ60とスライド部材65との間で付勢力を発揮する。このコイルばね67により、上段側トレイ60を開く操作を行う際にその操作がアシストされ、より一層容易に上段側トレイ60を開くことができる。
また、ユーザーが上段側トレイ60を開くことなく、コイルばね67の付勢力によって上段側トレイ60が自動で開く様に、コイルばね67の付勢力を設定しても良い。その際、凹部66aと凸部65bとの嵌合力がコイルばね67の付勢力に負ける様であれば、別途上段側トレイ60が閉じた状態を保持する手段を設けても良い。その際、押しボタンの操作部材を設け、これにより上段側トレイ60の保持状態を解除する様に構成すれば、より一層操作性が向上する。
尚、上述した実施形態では、回動軸66に形成された凹部66bと軸受部65aに形成された凸部65bとの嵌合により上段側トレイ60が開いた状態を保持するが、これに代えて、コイルばね67の付勢力を利用して上段側トレイ60が開いた状態を保持することもできる。即ち、コイルばね67によって、上段側トレイ60が開いた状態を保持する保持手段を構成することもできる。
また、回動軸66に形成された凹部66bと軸受部65aに形成された凸部65bとの嵌合により上段側トレイ60が開いた状態を保持する構成や、コイルばね67の付勢力を利用して上段側トレイ60が開いた状態を保持する構成のほか、回動軸66と軸受部65aとの間に生じる摩擦力を利用して上段側トレイ60が開いた状態を保持する様に構成することも可能である。この様に構成すれば、上段側トレイ60を、決まった位置ではなく自在な位置で開いた状態を保持することができ、取扱性をより一層向上させることができる。
1 インクジェットプリンター、2 給送装置、4 記録手段、5 搬送手段、6 排出手段、16 ピックアップローラー、17 揺動部材、18 揺動軸、20 従動ローラー、21 分離手段、22 分離ローラー、23 駆動ローラー、25 第1中間送り部、26 駆動ローラー、27 アシストローラー、29 従動ローラー、31 第2中間送り部、32 駆動ローラー、33 アシストローラー、35 搬送駆動ローラー、36 搬送従動ローラー、37 上部紙案内、39 下部紙案内、40 キャリッジ、41 キャリッジガイド軸、42 記録ヘッド、44 排出駆動ローラー、45 排出従動ローラー、
50 下段側トレイ、50a 底面、50b、50c 側壁、51、52 エッジガイド、54 分離斜面、55 ピニオン歯車、60 上段側トレイ、60a 底面、61、62 エッジガイド、64 保持手段、65 スライド部材、65a 軸受部、65b 凸部、66 回動軸、66a、66b 凹部、66c 凸部、67 コイルばね、100 用紙カセット、P、P1、P2 記録用紙

Claims (8)

  1. 被記録媒体を収容する下段側トレイと、
    前記下段側トレイの上部において当該下段側トレイの上部を開閉可能に設けられた、被記録媒体を収容する上段側トレイと、
    前記上段側トレイが開いた状態を保持する保持手段と、
    を備えた被記録媒体カセット。
  2. 請求項1に記載の被記録媒体カセットにおいて、前記上段側トレイが開く方向に前記上段側トレイを付勢する付勢手段を備えている、
    ことを特徴とする被記録媒体カセット。
  3. 請求項2に記載の被記録媒体カセットにおいて、前記付勢手段は前記保持手段を構成し、前記付勢手段の付勢力によって前記上段側トレイが開いた状態が保持される、
    ことを特徴とする被記録媒体カセット。
  4. 請求項1または2に記載の被記録媒体カセットにおいて、前記上段側トレイは前記下段側トレイに設けられた軸受部によって軸支される回動軸を有し、前記下段側トレイに対して回動することにより前記下段側トレイの上部を開閉可能に設けられ、
    前記保持手段は、前記回動軸の外周及び前記軸受部の内周のいずれか一方側に形成される凹部と、他方側に形成される凸部と、を備え、前記凹部に前記凸部が入り込むことにより前記上段側トレイが開いた状態を保持する構成を備える、
    ことを特徴とする被記録媒体カセット。
  5. 請求項1または2に記載の被記録媒体カセットにおいて、前記上段側トレイは前記下段側トレイに設けられた軸受部によって軸支される回動軸を有し、前記下段側トレイに対して回動することにより開閉可能に設けられ、
    前記保持手段は、前記回動軸の外周と前記軸受部の内周との間の摩擦力により前記上段側トレイが開いた状態を保持する構成を備える、
    ことを特徴とする被記録媒体カセット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の被記録媒体カセットにおいて、前記上段側トレイが閉じた状態から当該上段側トレイを開く際にクリック感を生じさせるクリック機構を備える、
    ことを特徴とする被記録媒体カセット。
  7. 被記録媒体を給送する被記録媒体給送装置であって、請求項1から6のいずれか1項に記載の被記録媒体カセットを備えている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  8. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    請求項7に記載の被記録媒体給送装置と、を備えたことを特徴とする記録装置。
JP2011020423A 2011-02-02 2011-02-02 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置 Withdrawn JP2012158447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011020423A JP2012158447A (ja) 2011-02-02 2011-02-02 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011020423A JP2012158447A (ja) 2011-02-02 2011-02-02 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012158447A true JP2012158447A (ja) 2012-08-23

Family

ID=46839301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011020423A Withdrawn JP2012158447A (ja) 2011-02-02 2011-02-02 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012158447A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9333772B2 (en) 2014-08-28 2016-05-10 Seiko Epson Corporation Printing apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09110182A (ja) * 1995-10-16 1997-04-28 Sharp Corp 自動給紙トレイ
JPH09175676A (ja) * 1995-12-28 1997-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用の多種用紙収容容器
JPH11246053A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Canon Inc シートカセット及び画像形成装置
JP2007223735A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Brother Ind Ltd 画像記録装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09110182A (ja) * 1995-10-16 1997-04-28 Sharp Corp 自動給紙トレイ
JPH09175676A (ja) * 1995-12-28 1997-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用の多種用紙収容容器
JPH11246053A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Canon Inc シートカセット及び画像形成装置
JP2007223735A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Brother Ind Ltd 画像記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9333772B2 (en) 2014-08-28 2016-05-10 Seiko Epson Corporation Printing apparatus
EP3050710A1 (en) 2014-08-28 2016-08-03 Seiko Epson Corporation Printing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5696839B2 (ja) 記録装置
JP6064395B2 (ja) 記録装置
JP5736781B2 (ja) 記録装置
JP5896219B2 (ja) 記録装置
JP2012131630A (ja) 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置
JP5093504B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置
JP2014015293A (ja) 媒体カセット、記録装置
JP2014012582A (ja) 媒体カセット、記録装置
JP2012158447A (ja) 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置
JP5874496B2 (ja) 記録装置
JP5983106B2 (ja) 記録装置
JP2009227377A (ja) 被記録媒体カセット、記録装置
JP5682769B2 (ja) 記録装置
JP5725282B2 (ja) 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置
JP5920566B2 (ja) 被記録媒体カセット、記録装置
JP2015051879A (ja) 記録装置
JP4721005B2 (ja) 記録装置
JP2013180834A (ja) 記録装置
JP5939383B2 (ja) 記録装置
JP5741801B2 (ja) 記録装置
JP6222499B2 (ja) 記録装置
JP6015897B2 (ja) トレイ、および記録装置
JP6292371B2 (ja) 記録装置
JP6376016B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP5741805B2 (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141016

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150331

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20150521