JPH09175676A - 画像形成装置用の多種用紙収容容器 - Google Patents

画像形成装置用の多種用紙収容容器

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JPH09175676A
JPH09175676A JP7342771A JP34277195A JPH09175676A JP H09175676 A JPH09175676 A JP H09175676A JP 7342771 A JP7342771 A JP 7342771A JP 34277195 A JP34277195 A JP 34277195A JP H09175676 A JPH09175676 A JP H09175676A
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Application number
JP7342771A
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English (en)
Inventor
Kimiyasu Ikuma
公康 伊熊
Satoshi Harada
智 原田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像形成装置本体に配設される容
器フレームと、上記容器フレーム内に配設され、用紙を
支持する用紙支持部材5とを有し、複数の種類の用紙を
収容する画像形成装置用の多種用紙収容容器への用紙補
給作業の作業性を向上させることを課題とする。 【解決手段】 第一の発明は、各用紙支持部材5を回動
可能に取り付けると共に、各用紙支持部材の回転中心
が、その下に収容する用紙の載置位置の上方に位置しな
いように配設することにある。第二の発明は、用紙支持
部材5を移動させた際にその姿勢を保持する保持手段
9,10を設けることにある。第三の発明は、用紙支持
部材5を移動させる際の当該用紙支持部材5の移動速度
の変化を抑制するダンパー手段11,12を設けること
にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンター、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置において、用紙を予
め収容して上記画像形成装置に配設される用紙収容容器
に係り、詳しくは、異なる種類の用紙を少量ずつ収容す
ることができる画像形成装置用の多種用紙収容容器に関
する。
【0002】上記画像形成装置は、例えば、トナー像を
形成するトナー像形成部と、当該トナー像を用紙に転写
定着するトナー像転写定着部と、当該トナー像転写定着
部に所定の用紙を供給する用紙供給部とを有し、当該用
紙に画像を形成するものである。また、上記用紙供給部
は、通常、2〜5個の用紙収容トレイと、手ざしトレイ
とを有し、各トレイに収容された異なる種類の用紙の中
から所定の用紙を選択して、当該用紙をトナー像転写定
着部に供給するものである。上記用紙収容トレイは、1
種類の用紙を多量に収容して予め画像形成装置に当該用
紙をセットしておくものであり、上記用紙への画像の形
成にかかる時間や操作性を改善するものであるが、画像
形成装置を大型化させてしまうという問題がある。一
方、上記手ざしトレイは、画像を形成する度に用紙を少
量あるいは一枚ずつセットして使用されるものであり、
画像形成動作を行う度に当該トレイに用紙をセットする
必要があって画像の形成に時間がかかったり操作性が悪
かったりするが、画像形成装置自体の大型化を抑制する
ことができる。
【0003】つまり、上記画像形成装置では、その利用
分野、例えばプリンタやファクシミリにおける利便性や
装置の大きさ等を考慮して、頻繁に使用すると思われる
用紙の数だけ用紙トレイを準備し、それ以外の用紙に関
しては手ざしトレイを使用するように最適化されてい
る。
【0004】ところで、近年、上記画像形成装置は、特
にプリンタにおいては、ネットワークを通じて複数のユ
ーザで同時に使用するようになってきており、ユーザと
プリンタとの距離が離れる傾向にある。その為、一々手
ざしトレイに用紙をセットすることをユーザに強要して
いては画像形成装置としての利便性を著しく損ねること
になる。また、誰かが手ざしトレイを使用する場合に
は、その人が手ざしトレイに用紙をセットするまで画像
形成装置の動作が中断したりして、複数のユーザの利便
性を著しく損ねることになる。
【0005】また、上記画像形成装置では、手ざしトレ
イを具備することで画像形成装置自体の大型化を抑制す
ることができるが、手ざしトレイは通常画像形成装置の
側面に配設されているため、手ざしトレイを利用する際
には当該手ざしトレイを広げ更にそのトレイの上に用紙
を乗せることができるスペースを確保する必要があり、
画像形成装置の設置スペースが大型化してしまうという
問題があった。
【0006】
【従来の技術】そこで、異なる種類の用紙を少量ずつ収
容することができる多種用紙収容容器を形成し、それを
上記用紙収容トレイと同様に画像形成装置に配設するこ
とが特開平4−209138号公報に提案されている。
【0007】上記多種用紙収容容器は、画像形成装置本
体に着脱可能に配設される容器フレームと、当該容器フ
レーム内に縦積みに配設され、1種類の用紙を少量ずつ
支持する複数の用紙支持部材とを有し、各用紙支持部材
と容器フレームとに異なる種類の用紙をそれぞれ収容す
る。
【0008】そして、上記画像形成装置の用紙供給部
は、多種用紙収容容器から用紙を1枚ずつ送り出すピッ
クアップロールが各種類の用紙に当接するように移動す
ることで、多種用紙収容容器内の所定の用紙をトナー像
転写定着部に供給する。
【0009】また、上記多種用紙収容容器において、最
上段の用紙支持部材以外に用紙を補給する際には、その
用紙が収容される用紙支持部材あるいは容器フレームよ
りも上側に位置する用紙支持部材を回動させて補給する
ようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報の多種用紙収容容器では、下段の用紙よりも上段の用
紙の方が小さく、各用紙支持部材はそれぞれが収容する
用紙に適合した大きさに形成され、しかも、上側の用紙
支持部材はその全体が下側の用紙支持部材の方の空間領
域内に位置するように配設されているため、上側の用紙
支持部材の回転中心がその下の用紙の載置位置の上に位
置している。それ故、上記公報の多種用紙収容容器で
は、上から2段目以下の用紙支持部材等に用紙を補給す
る際に、その上側の用紙支持部材を回動させることで補
給する用紙の載置位置全体が見えるようにすることがで
きず、用紙が補給し難い。また、上記公報の多種用紙収
容容器では、上から2段目以下の用紙支持部材はその上
側の用紙支持部材の回転中心に当接するまでしか回動さ
せることができないので、上から3段目以下の用紙支持
部材等に用紙を補給する際には、その直上の用紙支持部
材を十分に大きく回動させることができず、用紙が補給
し難い。
【0011】また、上記公報の多種用紙収容容器では、
上から2段目以下の用紙支持部材等に用紙を補給する場
合には、それよりも上側の用紙支持部材を回動させた状
態で保持しつつ用紙の補給作業を行わなければならず、
つまり片手で用紙の補給作業を行わなければならず、用
紙が補給し難い。
【0012】更に、上記公報の多種用紙収容容器では、
上から2段目以下の用紙支持部材等に用紙を補給した
後、それよりも上側の用紙支持部材を元の位置に戻す際
に、その戻す衝撃で当該用紙支持部材に収容した用紙の
積層状態が崩れてしまって、一々用紙を積み直さなけれ
ばならない場合がある。また、上記公報の多種用紙収容
容器では、上段の用紙支持部材を元の位置に戻す際に、
当該用紙支持部材と容器フレーム等との間で指を挟んで
しまったりする恐れもあった。
【0013】それ故、本願発明は、用紙が補給し易い多
種用紙収容容器の開発を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の第一の
発明は、画像形成装置本体に配設される容器フレーム
と、上記容器フレーム内に配設され、用紙を支持する1
つ又は複数の用紙支持部材とを有し、異なる種類の用紙
を上記用紙支持部材に収容して、又は、異なる種類の用
紙を上記用紙支持部材及び容器フレームに収容して複数
の種類の用紙を収容することができる画像形成装置用の
多種用紙収容容器において、用紙補給時に用紙支持部材
が容器フレームに対して回動可能に取り付けられている
と共に、用紙支持部材の回転中心が、その下に収容され
る用紙の載置位置の上方の空間領域の境界上あるいはそ
れよりも外側に位置している画像形成装置用の多種用紙
収容容器である。
【0015】また、本願の第二の発明は、画像形成装置
本体に配設される容器フレームと、上記容器フレーム内
に配設され、用紙を支持する1つ又は複数の用紙支持部
材とを有し、異なる種類の用紙を上記用紙支持部材に収
容して、又は、異なる種類の用紙を上記用紙支持部材及
び容器フレームに収容して複数の種類の用紙を収容する
ことができる画像形成装置用の多種用紙収容容器におい
て、用紙補給時に用紙支持部材が容器フレームに対して
移動可能に取り付けられていると共に、用紙支持部材を
移動させた際にその姿勢を保持する保持手段を設けた画
像形成装置用の多種用紙収容容器である。
【0016】更に、本願の第三の発明は、画像形成装置
本体に配設される容器フレームと、上記容器フレーム内
に配設され、用紙を支持する1つ又は複数の用紙支持部
材とを有し、異なる種類の用紙を上記用紙支持部材に収
容して、又は、異なる種類の用紙を上記用紙支持部材及
び容器フレームに収容して複数の種類の用紙を収容する
ことができる画像形成装置用の多種用紙収容容器におい
て、用紙補給時に用紙支持部材が容器フレームに対して
移動可能に取り付けられていると共に、用紙支持部材を
移動させる際の当該用紙支持部材の移動速度の変化を抑
制するダンパー手段を設けた画像形成装置用の多種用紙
収容容器である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明において、上記容器フレー
ムは、画像形成装置本体に配設できるものてあればよ
く、例えば、画像形成装置本体に着脱可能に配設されて
いても、画像形成装置本体に移動可能に配設されていて
もよい。
【0018】上記用紙支持部材は、上記容器フレーム内
に配設されて用紙を支持できるものであればよく、例え
ば、用紙よりも大きい長方形形状に金属板を成形すれば
よい。
【0019】また、上記用紙支持部材は、用紙補給時に
容器フレームに対して移動できるように取り付けられて
いればよく、例えば、長方形形状の金属板で用紙支持部
材を形成すると共に、その一辺を回転の中心軸として回
動可能に取付ければよい。
【0020】更に、上記用紙支持部材は、用紙補給時に
容器フレームに対して回動できるように取り付けられて
いる場合には、当該用紙支持部材の回転中心がその下に
収容する用紙の載置位置の上方の領域の境界上あるいは
それよりも外側に位置するように配設するとよい。な
お、用紙の載置位置の上方の領域とは、例えば定形の用
紙を当該載置位置に収容したときに、当該用紙の上面を
底面とする四角柱形状の空間領域を意味し、また、その
領域の境界上とは当該四角柱の側面上を意味し、更に、
上記領域の外側とは上記四角柱形状の空間領域以外の空
間を意味する。
【0021】上記保持手段は、用紙支持部材を移動させ
た際にその姿勢を保持できるものであればよく、例え
ば、用紙支持部材の容器フレームに対する姿勢を固定す
るアームで形成したり、用紙支持部材を回動可能に取り
付ける場合には、回転軸とその軸受けとの間に配設され
たラッチ機構で形成すればよい。また、上記保持手段
は、用紙支持部材を所定の姿勢で保持するものであって
も、任意の姿勢で保持するものであってもよい。
【0022】上記ダンパー手段は、用紙支持部材を移動
させる際の当該用紙支持部材の移動速度の変化を抑制で
きるものであればよく、例えば、車のサスペンョン機構
に使用されるような粘性ダンパー機構で形成したり、用
紙支持部材を回動可能に取り付ける場合には、回転軸と
その軸受けとの間を高い摩擦係数が生じるように形成す
ればよい。
【0023】そして、本願の第一の発明の多種用紙収容
容器では、用紙支持部材を容器フレームに対して回動可
能に取り付けると共に、用紙支持部材の回転中心が、そ
の下に収容する用紙の載置位置の上方の空間領域の境界
上あるいはそれよりも外側に位置しているので、当該用
紙支持部材を回転移動させて上記用紙の載置位置全体を
見えるようにすることができ、しかも、当該用紙支持部
材を十分に大きく回動させることができる。
【0024】また、本願の第二の発明の多種用紙収容容
器では、用紙支持部材を容器フレームに対して移動可能
に取り付けると共に、用紙支持部材を移動させた際にそ
の姿勢を保持する保持手段を設けたので、用紙支持部材
を移動させた状態で当該用紙支持部材を手で保持してお
く必要がない。
【0025】更に、本願の第三の発明の多種用紙収容容
器では、用紙支持部材を容器フレームに対して移動可能
に取り付けると共に、用紙支持部材を移動させる際の当
該用紙支持部材の移動速度の変化を抑制するダンパー手
段を設けたたので、用紙支持部材が急激に移動したり停
止したりすることはない。
【0026】特に、第二の発明の保持手段を設けた多種
用紙収容容器では、用紙支持部材を移動させた状態で当
該用紙支持部材から手を離すことができるので、上記ダ
ンパー手段を設けることによって、不意に用紙支持部材
が元の位置に戻ろうとしても、指を挟み難くなり、しか
も、当該用紙支持部材に収容した用紙の積層状態が崩れ
てしまうこともない。
【0027】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0028】実施例1 図1に本発明の実施例1に係るプリンタの一部及び多種
用紙収容容器を示す。上記プリンタは、多種用紙収容容
器上方に固定して配設され、当該容器から用紙を送り出
すピックアップロール1と、当該ピックアップロール1
と並んで配設され、上記用紙をプリンタの用紙搬送経路
に供給するフィードロール2と、当該フィードロール2
に当接して配置され、複数の用紙が上記用紙搬送経路に
重送されるのを防止するフリクションローラ3とを有
し、フリクションローラ方式で多種用紙収容容器から用
紙を取り出すものである。なお、以下の説明において、
上記ピックアップロール1が配設された側を給紙方向と
呼び、それと反対側を背面方向と呼ぶ。
【0029】上記多種用紙収容容器は、プリンタ本体に
スライド可能に配設される容器フレーム4と、上記容器
フレーム4内に縦積みに配設された3つの用紙支持部材
5a,5b,5cと、給紙時に所定の用紙を上記ピック
アップロール1に当接させる給紙駆動部材6とを有す
る。なお、以下の説明において、上記3つの用紙支持部
材5a,5b,5cを、それぞれ上段の用紙支持部材5
a、中段の用紙支持部材5b、下段の用紙支持部材5c
と呼ぶ。また、本実施例では、ピックアップロール1に
用紙を当接させる際の用紙の上側へのはみ出し量を抑え
るために、下段の用紙支持部材5cに最も大きい用紙を
収容し、中段の用紙支持部材5bに中位の用紙を収容
し、更に、上段の用紙支持部材5aに最も小さい用紙を
収容した。
【0030】上記各用紙支持部材5a,5b,5cは、
長方形形状に形成された金属板からなり、その上に用紙
が積載されるようになっている。
【0031】上記給紙駆動部材6は、下段の用紙支持部
材と容器フレーム底部との間に配設されたリフトアップ
機構部材6aと、当該リフトアップ機構部材6a上に積
層して配設され、上記各用紙支持部材5a,5b,5c
をスライド可能に保持する3つのスライド機構部材6
b,6c,6dとを有する。上記リフトアップ機構部材
は、リフト台と、当該リフト台を容器フレーム4底部に
対して回転可能に配設するヒンジ部材と、容器フレーム
4底部上に配設され、上記リフト台を押し上げるリフト
アームとを有する。上記各スライド機構部材6b,6
c,6dは、上記リフト台の両端に配設された一対のア
ウタースライダーと、各アウタースライダー内部にスラ
イド可能に配設された一対のインナースライダーとを有
し、当該2つのインナースライダーの間に上記各用紙支
持部材5a,5b,5cが配設されている。
【0032】そして、上記多種用紙収容容器は、非用紙
供給時には、図2(a)に示すように、全ての用紙支持
部材5a,5b,5cが背面方向に待避した状態にな
る。(以下、ホームポジション状態と呼ぶ)。また、上
記多種用紙収容容器は、このホームポジション状態にあ
るときのみプリンタ本体に対してスライドさせることが
できる。
【0033】また、上記多種用紙収容容器は、用紙供給
時には、先ず、上記スライド機構部材6b,6c,6d
が作動して、所定の用紙の先端を給紙方向側の容器フレ
ーム4に当接させ(図2(b)を参照)、次に、上記リ
フトアップ機構部材6aが作動して、当該所定の用紙を
ピックアップロール1に当接させる(図2(c)を参
照)。そして、この状態で当該ピックアップロールが作
動することにより用紙の供給が行われる。
【0034】更に、上記多種用紙収容容器は、用紙供給
終了時には、先ず、図3(a)lk状態から上記スライ
ド機構部材6b,6c,6dが作動して用紙を背面方向
に後退させ(図3(b)を参照)、次に、上記リフトア
ップ機構部材6aが作動してリフト台を降下させ(図3
(c)を参照)、最後に、再度上記スライド機構部材6
b,6c,6dが作動して、用紙先端を給紙方向の容器
フレーム4に当接させた(図3(d)を参照)後、ホー
ムポジション状態に復帰する(図3(e)を参照)。
【0035】そして、本実施例では、上段の用紙支持部
材5a及び中段の用紙支持部材5bを容器フレーム4に
対して回動可能に取り付けた。具体的には、図4に示す
ように、当該各用紙支持部材5a,5bの背面方向側の
一端に回転軸7を配設すると共に、当該回転軸7と嵌合
する軸受部材8を各インナースライダーに形成した。ま
た、図5に示すように、中段のスライダー6cに配設し
た軸受部材8は、上記ホームポジション状態における下
段の用紙の載置位置Aよりも背面方向に寄った位置に形
成され、また、上段のスライダー6bに配設した軸受部
材8は、上記ホームポジション状態における中段の用紙
の載置位置Bよりも背面方向に寄った位置に形成されて
いる。
【0036】それ故、本実施例の多種用紙収容容器で
は、用紙補給時に上段の用紙支持部材5aを十分に大き
く回動させて中段の用紙載置位置B全体を見えるように
することができるので、当該中段の用紙載置位置Bに用
紙を補給し易い。また、本実施例の多種用紙収容容器で
は、用紙補給時に上段の用紙支持部材5a及び中段の用
紙支持部材5bを十分に大きく回動させて下段の用紙載
置位置A全体を見えるようにすることができるので、当
該下段の用紙載置位置Aに用紙を補給し易い。
【0037】また、本実施例では、用紙補給時に上段の
用紙支持部材5a及び中段の用紙支持部材5bを回動さ
せた際に、その姿勢を保持するラッチ機構を多種用紙収
容容器に配設した。具体的には、当該ラッチ機構は、図
6に示すように、上記回転軸7に形成された凹溝9と、
上記用紙支持部材5を十分に大きく回動させた時の当該
凹溝9に対向するようにスライダーに配置された係止ピ
ン10とからなる。
【0038】それ故、本実施例の多種用紙収容容器で
は、用紙補給のために用紙支持部材5を大きく回動させ
ると、上記凹溝9に係止ピン10が嵌合して用紙支持部
材の姿勢を保持するので、用紙補給の際に当該用紙支持
部材5を手で保持しておく必要が無く、両手を使って用
紙を収容することができ、用紙を補給し易い。
【0039】更に、本実施例では、用紙補給時に上段の
用紙支持部材5a及び中段の用紙支持部材5bを回動さ
せる際に、当該用紙支持部材5a,5bの移動速度の変
化を抑制するダンパー手段を多種用紙収容容器に配設し
た。具体的には、当該ダンパー手段は、上記係止ピン1
0を回転軸方向に付勢する弾性バネ12と、回転軸7の
周囲に配設された高摩擦係数部材11とからなる。
【0040】それ故、本実施例の多種用紙収容容器で
は、用紙補給時に上段の用紙支持部材5a及び中段の用
紙支持部材5bを回動させる際に、係止ピン10と高摩
擦係数部材11との間の摩擦力により用紙支持部材5の
動きが緩和されるので、用紙支持部材5が急激に移動し
たり停止したりすることがない。従って、本実施例の多
種用紙収容容器では、用紙補給後に用紙支持部材5を元
のに戻す際に、あるいは、上記ダンパー手段が外れて不
意に用紙支持部材5が元の位置に戻ろうとしても、当該
用紙支持部材5に収容した用紙の積層状態が崩れてしま
うこともなく、また、当該用紙支持部材5と容器フレー
ム4等との間で指を挟んでしまったりすることもなくな
る。
【0041】
【発明の効果】以上の通り、本願の第一の発明の多種用
紙収容容器では、用紙支持部材を容器フレームに対して
回動可能に取り付けると共に、用紙支持部材の回転中心
が、その下に収容する用紙の載置位置の上方の空間領域
の境界上あるいはそれよりも外側に位置させて、当該用
紙支持部材を十分に大きく回転移動させて上記用紙の載
置位置全体を見えるようにすることができるので、当該
用紙の載置位置に用紙を補給し易い。
【0042】また、本願の第二の発明の多種用紙収容容
器では、用紙支持部材を容器フレームに対して移動可能
に取り付けると共に、用紙支持部材を移動させた際にそ
の姿勢を保持する保持手段を設けて、用紙支持部材を移
動させた状態で手で保持する必要のないようにしたの
で、両手を使って用紙をその載置位置に収容することが
でき、当該用紙の載置位置に用紙を補給し易い。
【0043】更に、本願の第三の発明の多種用紙収容容
器では、用紙支持部材を容器フレームに対して移動可能
に取り付けると共に、用紙支持部材を移動させる際の当
該用紙支持部材の移動速度の変化を抑制するダンパー手
段を設けて、用紙支持部材が急激に移動/停止しないよ
うにしたので、用紙支持部材を元の位置に戻す際に当該
用紙支持部材に衝撃が作用することはなく、当該用紙支
持部材に収容した用紙の積層状態が崩れてしまうことも
ない。また、本願の第三の発明の多種用紙収容容器で
は、用紙支持部材が急激に移動しないようにしたので、
用紙支持部材を元の位置に戻す際に、当該用紙支持部材
と容器フレーム等との間で指を挟んでしまったりするこ
ともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る多種用紙収容容器の
断面図。
【図2】 図1の多種用紙収容容器における用紙供給動
作の説明図。
【図3】 図1の多種用紙収容容器における用紙供給後
動作の説明図。
【図4】 図1の多種用紙収容容器における用紙補給の
ための構成説明図(斜視図)。
【図5】 図1の多種用紙収容容器における用紙補給の
ための構成説明図(正面図)。
【図6】 図1の多種用紙収容容器における保持手段及
びダンパー手段の説明図。
【符号の説明】
4:容器フレーム、5a,5b,5c:用紙支持部材、
7:回転軸、8:軸受部材、9:凹溝、10:係止ピ
ン、11:高摩擦係数部材、12:弾性バネ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に配設される容器フレ
    ームと、上記容器フレーム内に配設され、用紙を支持す
    る1つ又は複数の用紙支持部材とを有し、異なる種類の
    用紙を上記用紙支持部材に収容して、又は、異なる種類
    の用紙を上記用紙支持部材及び容器フレームに収容して
    複数の種類の用紙を収容することができる画像形成装置
    用の多種用紙収容容器において、用紙補給時に用紙支持
    部材が容器フレームに対して回動可能に取り付けられて
    いると共に、用紙支持部材の回転中心が、その下に収容
    される用紙の載置位置の上方の空間領域の境界上あるい
    はそれよりも外側に位置していることを特徴とする画像
    形成装置用の多種用紙収容容器。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に配設される容器フレ
    ームと、上記容器フレーム内に配設され、用紙を支持す
    る1つ又は複数の用紙支持部材とを有し、異なる種類の
    用紙を上記用紙支持部材に収容して、又は、異なる種類
    の用紙を上記用紙支持部材及び容器フレームに収容して
    複数の種類の用紙を収容することができる画像形成装置
    用の多種用紙収容容器において、用紙補給時に用紙支持
    部材が容器フレームに対して移動可能に取り付けられて
    いると共に、用紙支持部材を移動させた際にその姿勢を
    保持する保持手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置用の多種用紙収容容器。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体に配設される容器フレ
    ームと、上記容器フレーム内に配設され、用紙を支持す
    る1つ又は複数の用紙支持部材とを有し、異なる種類の
    用紙を上記用紙支持部材に収容して、又は、異なる種類
    の用紙を上記用紙支持部材及び容器フレームに収容して
    複数の種類の用紙を収容することができる画像形成装置
    用の多種用紙収容容器において、用紙補給時に用紙支持
    部材が容器フレームに対して移動可能に取り付けられて
    いると共に、用紙支持部材を移動させる際の当該用紙支
    持部材の移動速度の変化を抑制するダンパー手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置用の多種用紙収容容
    器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158447A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Seiko Epson Corp 被記録媒体カセット、被記録媒体給送装置、記録装置

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