JP6015897B2 - トレイ、および記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク等の被記録媒体をセット可能なトレイに関する。また本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
以下、記録装置の一例であるインクジェットプリンターを例に採って説明する。インクジェットプリンターには、用紙やフィルム等、自立性を有しない軟質の被記録媒体と、光ディスクで代表される、自立性を有する硬質の被記録媒体との両方に対して選択的に記録を実行することができる構造のものが在る。
そして、前記光ディスク等の硬質の被記録媒体に対して記録を実行する場合には、別途付属品として用意されている専用の保持トレイを使用するか、下記の特許文献1に示すようにプリンター本体内に保持トレイが内蔵されている構造のインクジェットプリンターを使用する。前記保持トレイには光ディスク等の被記録媒体をセットするセット凹部が設けられている。
前記2種類の被記録媒体の記録実行領域への搬送と、記録装置本体外への排出は同一の搬送用ローラーと排出用ローラーとを使用して実行されている。搬送用ローラーは搬送駆動ローラーと搬送従動ローラーの対からなり、排出用ローラーは排出駆動ローラーと排出従動ローラーの対からなる。従って、専用の保持トレイを使用して記録を実行する硬質の被記録媒体に対応するために、記録実行領域に存する被記録媒体が記録ヘッドのインク吐出面に対して平行になるよう、前記搬送駆動ローラーと排出駆動ローラーの設置高さは同一の高さに設定されていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、軟質の被記録媒体を搬送する場合には、被記録媒体をプラテンに押し付けて、記録ヘッドのインク吐出面との間のギャップをより安定させることが当該被記録媒体のヘッド擦れを防止し、記録実行品質の向上を図る上で望ましいとされている。この場合、排出駆動ローラーの設置高さを搬送駆動ローラーの設置高さより高くすれば効果的である。
しかし、排出駆動ローラーの設置高さを搬送駆動ローラーの設置高さよりも高くすると、硬質の被記録媒体を保持トレイで搬送する場合に該保持トレイ及び該被記録媒体が傾いてしまい、記録ヘッドのインク吐出面に対する平行度が低下する。従って、硬質の被記録媒体に対して記録を実行する場合には、記録ヘッドのインク吐出面と被記録媒体の被記録面との間のギャップが安定せず、記録実行品質の低下が生じる。
そこで、排出駆動ローラーの設置高さを搬送駆動ローラーの設置高さよりも高くした場合であっても、保持トレイ及び被記録媒体を平行度を高くしたまま支持して搬送するため、保持トレイの下面に、搬送駆動ローラーの外周面と接触する凸部と、排出駆動ローラーと対向する位置に設けられた凹部とを備えた凹凸構造部を設けることも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−59584号公報 特開2009−285895号公報
しかしながら、凹部の位置においては保持トレイの肉厚が薄くなり、保持トレイが排出駆動ローラーに接する際の力が小さくなるので、排出駆動ローラーだけで保持トレイに排出力を付与しようとすると、保持トレイの排出力が不足しがちになる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、排出駆動ローラーの設置高さを搬送駆動ローラーの設置高さよりも高くした場合であっても、より確実に保持トレイを排出できる様にする。
本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、被記録媒体をセット可能な平板状を成すトレイを搬送可能な搬送経路と、前記トレイの搬送経路において前記記録手段より上流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第1ローラーと、前記トレイの搬送経路において前記記録手段より下流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第2ローラーと、を備えた記録装置において搬送可能な前記トレイであって、前記第1ローラー及び前記第2ローラーと接する面には、搬送方向に沿って前記第2ローラーが入り込む凹部が形成され、前記凹部の長さ及び位置は、前記記録手段によって被記録媒体に記録が行われる際に前記第2ローラーが前記凹部に入り込み、被記録媒体に記録が行われた後に前記トレイが前記第2ローラーによって送られる際に当該2ローラーが前記凹部から抜け出る様に設定されている
ことを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体をセット可能なトレイには第2ローラーと接触する側(以下この側を「トレイの裏面」と言う)に凹部が形成されており、第2ローラーがこの凹部に入り込む様に構成されている為、第2ローラーの頂部位置をその上流側の第1ローラーの頂部位置より高く設定しても、トレイの平行度(記録手段に対する平行度)を保つことができる。
そして、被記録媒体に記録が行われた後にトレイが送られる場合には、第2ローラーは凹部から抜け出るので、トレイにおいて前記凹部が形成された部分よりも肉厚な部分で当該トレイを送ることができ、搬送力を確保することができ、より確実に前記トレイを排出できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第1ローラーは、搬送方向と交差する方向に沿って適宜の間隔で複数設けられ、前記凹部は、前記複数設けられた第1ローラーの位置に対応する様に、搬送方向と交差する方向に適宜の間隔で複数設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記凹部は、前記複数設けられた第1ローラーの位置に対応する様に、搬送方向と交差する方向に適宜の間隔で複数設けられているので、前記トレイの裏面は搬送方向と交差する方向に沿って凹凸形状となる。これにより、前記トレイの強度および剛性を大きくすることができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記凹部は、搬送方向と交差する方向に所定幅を有する一の凹部であることを特徴とする。
本態様によれば、前記凹部は、搬送方向と交差する方向に所定幅を有する一の凹部であるので、前記トレイを樹脂材料で形成する場合に金型構造を簡単にすることができ、前記トレイの低コスト化を図ることができる。
本発明の第4の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、被記録媒体をセット可能な平板状を成すトレイを搬送可能な搬送経路と、前記トレイの搬送経路において前記記録手段より上流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第1ローラーと、前記トレイの搬送経路において前記記録手段より下流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第2ローラーと、を備え、前記トレイにおいて前記第1ローラー及び前記第2ローラーと接する面には、搬送方向に沿って前記第2ローラーが入り込む凹部が形成され、前記凹部の長さ及び位置は、前記記録手段によって被記録媒体に記録が行われる際に前記第2ローラーが前記凹部に入り込み、被記録媒体に記録が行われた後に前記トレイが前記第2ローラーによって送られる際に当該2ローラーが前記凹部から抜け出る様に設定されていることを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体をセット可能なトレイの裏面に凹部が形成されており、第2ローラーがこの凹部に入り込む様に構成されている為、第2ローラーの頂部位置をその上流側の第1ローラーの頂部位置より高く設定しても、トレイの平行度(記録手段に対する平行度)を保つことができる。そして、被記録媒体に記録が行われた後にトレイが送られる場合には、第2ローラーは凹部から抜け出るので、トレイにおいて前記凹部が形成された部分よりも肉厚な部分で当該トレイを送ることができ、搬送力を確保することができ、より確実に前記トレイを排出できる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記第2ローラーの頂部位置が、前記第1ローラーの頂部位置より低いことを特徴とする。
本態様によれば、前記第2ローラーの頂部位置が、前記第1ローラーの頂部位置より低いが、上記第4の態様の作用効果により、トレイの平行度(記録手段に対する平行度)を保つことができる。
本発明の第6の態様は、第4のまたは第5の態様において、前記トレイを第2ローラーによって搬送することにより、前記トレイの先端を前記第1ローラーに到達させる構成を備え、前記トレイは、当該トレイの先端が前記第1ローラーに到達する迄は、前記第2ローラーが前記凹部から抜け出た状態となる様に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記トレイを第2ローラーによって搬送し、トレイ先端を第1ローラーに到達させる際、前記第2ローラーは前記凹部から抜け出ているので、確実な搬送力によってトレイ先端を確実に第1ローラーに到達させることができる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 排紙受けトレイを駆動する駆動手段及び排紙受けトレイの斜視図。 ディスクトレイ及び各ローラーの平面図。 ディスクトレイ及び各ローラーの平面図。 ディスクトレイを裏側から視た平面図。 (A)はディスクトレイの縦断面図、(B)は(A)のA部拡大図、(C)は(A)のB部拡大図。 (A)はディスクトレイ及び排紙受けトレイの横断面図、(B)は(A)のC部拡大図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1〜図3は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図、図4〜図6はプリンター1の用紙搬送経路を示す側断面図、図7は排紙受けトレイ8を駆動する駆動手段42及び排紙受けトレイ8の斜視図、図8及び図9はディスクトレイ60及び各ローラー(搬送駆動ローラー24、搬送従動ローラー25、排出駆動ローラー31)の平面図である。
また、図11(A)はディスクトレイ60の縦断面図、図11(B)は図11(A)のA部拡大図、図11(C)は図11(A)のB部拡大図、図12(A)はディスクトレイ60及び排紙受けトレイ8の横断面図、図11(B)は図11(A)のC部拡大図である。尚、図11(A)は図10のM−M断面に相当し、図12(A)は図8のN−N断面に相当する。
また、各図において同一の構成や位置等を示すものには同一符号を付してあり、重複する説明は適宜省略するものとする。
また、本明細書において被搬送媒体の排出方向とは図4〜図6において右方向であり、排出方向下流側と言うときは同図右方向を指し、排出方向上流側と言うときは同図左方向を指す。
■■■1.プリンターの全体構成■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
以下、図1〜図7を参照しつつプリンター1の全体構成について概説する。プリンター1は、被搬送媒体或いは被記録媒体の一例としての記録用紙(本実施形態では更に被搬送媒体或いは被記録媒体の一例としての光ディスク)にインクジェット記録を行う装置本体(記録部)2の上部にスキャナユニット3(図4〜図6)を備えており、即ちインクジェット記録機能に加えてスキャナ機能を備える複合機として構成されている。
スキャナユニット3は、装置本体2に対して回動可能に設けられており、回動することにより、閉じた状態(図1)と開いた状態(不図示)とをとり得る。
スキャナユニット3において上部のカバー4は開閉可能なカバーであり、当該カバー4を開放することにより、スキャナユニット3の原稿台3a(図4〜図6)が表れる様になっている。
装置前面において符号5は、電源ボタンや各種印刷設定・記録実行を行う操作ボタン、印刷設定内容や印刷画像のプレビュー表示などを行う表示部、等を備えて成る操作パネルである。この操作パネル5はチルト可能に構成されており、図1は全閉状態を、図2は半開き状態を、図3は全開状態を、それぞれ示している。操作パネル5の開き角は、図示しない角度保持手段により保持され、またボタン操作の為に閉方向の外力を受けた場合であってもその角度が保持される様になっている。操作パネル5は、後述する排紙受けトレイ8のスライド領域と干渉する位置に設けられており、排紙受けトレイ8を装置本体から突出させる場合には、図2或いは図3に示す様に操作パネル5を或る程度開く。その操作は、図示を省略する駆動機構により自動的に行われる。
装置前面において符号51は下段側トレイ50に設けられた開閉可能なカバーであり、図1はカバー51が閉じた状態を、図2及び図3はカバー51が開いた状態を、それぞれ示している。そしてこのカバー51を開くことにより、下段側トレイ50、上段側トレイ53、排紙受けトレイ8、のこれらが露呈可能となり、下段側トレイ50や上段側トレイ53の着脱作業や、排紙受けトレイ8のスライド動作が実行可能となる。
媒体受けトレイとしての排紙受けトレイ8は、駆動手段42(図7)によって装置本体2に収納された収納位置(第2位置:図1、図3、図4、図5)と、装置本体2の前方側に最も突出した最突出位置(第1位置:図2、図6)と、の間でスライド変位可能に設けられている。そして装置本体2の前方側に突出することで、記録が行われて排出される、被搬送媒体及びシート材の一例である記録用紙を受けることができる。
また本実施形態において、排紙受けトレイ8は、被搬送媒体の一例である光ディスクDをセットした、被搬送媒体の一例であるディスクトレイ60をガイドする(図3)。ディスクトレイ60を利用して光ディスクDのラベル面にインクジェット記録を行う場合、排紙受けトレイ8は収納位置に切り換えられる(図3)。この操作は、ユーザー自身が排紙受けトレイ8を押し込むことで可能であるし、或いは操作パネル5を操作することによりモーター43(図7)の駆動力を得て切り換えることも可能である。尚、排紙受けトレイ8や、これを駆動する駆動手段42については後に詳説する。
下段側トレイ50と、その上部に設けられる上段側トレイ53は、複数枚の記録用紙を収容可能であり、装置本体2(より詳しくは装置本体2の基体を構成するフレーム34(図8))に対して着脱可能となっている。
続いて、装置本体2の後方上部において符号6は開閉可能な手差しカバーであり、この手差しカバー6を開くことにより、手差しトレイ7(図4〜図6)を利用した記録用紙の手差しでの給紙が行える様になっている。
続いて、主として図4〜図6を参照しつつプリンター1の用紙搬送経路について説明する。本実施形態に係るプリンター1は、装置底部に下段側トレイ50及び上段側トレイ53を備え、当該下段側トレイ50或いは上段側トレイ53から記録用紙を1枚ずつ給送する。
上段側トレイ53は、給送可能位置(不図示)と退避位置(図4〜図6)との間をスライド変位可能に設けられており、そして図示しないモーターの動力を受けて、給送可能位置と退避位置との間を変位する。尚、図4〜図6においては、下段側トレイ50に収容される用紙を符号P1で、上段側トレイ53に収容される用紙を符号P2で、それぞれ示している(以下、特に区別する必要がない場合は「用紙P」と言う)。また、下段側トレイ50から送り出される用紙P1の通過軌跡を破線T1で示す(図6)。
図示しないモーターによって回転駆動される給送ローラー(ピックアップローラーとも呼ばれる)10は、回動軸12を中心に揺動する揺動部材11に設けられており、下段側トレイ50に収容された用紙P1の最上位のもの、或いは上段側トレイ53に収容された用紙P2の最上位のものと接して回転することにより、これら最上位の用紙Pを各トレイから送り出す。
尚、本実施形態では回動軸12は揺動部材11の揺動軸を構成するとともに、図示しないモーターの動力を受けて回転することで、図示を省略する歯車輪列を介して回動軸12から給送ローラー10へと動力が伝達される様になっている。また本実施形態において揺動部材11と給送ローラー10は、用紙Pを給送する給送部9を構成する。
続いて装置本体2において下段側トレイ50及び上段側トレイ53の先端と対向する位置には、分離斜面16が設けられており、各トレイから送り出される用紙Pは、その先端が分離斜面16に接しながら下流側に進むことで、給送されるべき最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとの分離が行われる。
分離手段14の先には、図示しないモーターによって回転駆動される中間ローラー17が設けられており、この中間ローラー17によって用紙Pは湾曲反転させられ、装置前方側へと向かう。尚、符号19、20、21は従動回転可能な従動ローラーであり、少なくとも用紙Pは、従動ローラー19と中間ローラー17とによってニップされ、また従動ローラー20と中間ローラー17とによってニップされて、下流側へと送られる。
中間ローラー17の先には、図示しないモーターによって回転駆動される、「第1ローラー」としての搬送駆動ローラー24と、該搬送駆動ローラー24に接して従動回転する搬送従動ローラー25とが設けられており、これらローラーによって用紙Pが記録ヘッド30の下へと送られる。尚、搬送駆動ローラー24は、本実施形態では金属軸の表面に耐摩耗性粒子が付着されて成り、軸線方向に沿ってほぼ均一の外径を有する軸状のローラーである。
続いてインクを吐出する記録ヘッド30はキャリッジ29の底部に設けられ、当該キャリッジ29は図示しないモーターによって主走査方向(図4〜図6の紙面表裏方向)に往復動する様に駆動される。
記録ヘッド30と対向する位置には支持部材28が設けられ、当該支持部材28によって、用紙Pと記録ヘッド30との間の間隔が規定される。そして支持部材28の下流側には、図示しないモーターによって回転駆動される、「第2ローラー」としての排出駆動ローラー31と、当該排出駆動ローラー31に接して従動回転する排出従動ローラー32とを備えた排出手段(送り手段)が設けられている。記録ヘッド30によって記録の行われた用紙Pは、これらローラーにより、上述した排紙受けトレイ8へ向けて排出される。
以上は、下段側トレイ50或いは上段側トレイ53から送り出された用紙P(シート材)の搬送経路の説明であるが、上述したようにプリンター1は光ディスクDをセットしたディスクトレイ60を装置前方側から差し入れ、そして光ディスクDに直接インクジェット記録が可能に構成されている。装置前方側からディスクトレイ60が差し入れられると、当該ディスクトレイ60の先端がレリースローラー38に接する。
このレリースローラー38は揺動部材37により軸支されており、この揺動部材37は、排出従動ローラー32を支持するフレームAssy36に、揺動軸37aを介して図4〜図6の時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能に設けられている。ここで、揺動部材37は、図6に示す様に媒体排出方向上流側から下流側に向けて進む用紙Pと接する場合には、当該用紙Pによって押し上げられることが許容されているが、媒体排出方向下流側から上流側に向けて差し入れられるディスクトレイ60と接する場合には、揺動が規制されている。
一方、フレームAssy36は上下方向に変位可能に設けられており、従ってディスクトレイ60が差し入れられると、揺動部材37の揺動が規制されている為にディスクトレイ60が揺動部材37を介してフレームAssy36を上方に押し上げる(図5)。これにより、排出従動ローラー32が排出駆動ローラー31から離間し、ディスクトレイ60にセットされた光ディスクDに、排出従動ローラー32が接触しない状態となる。この状態において、レリースローラー38はフレームAssy36の自重を受けるので、ディスクトレイ60はレリースローラー38により排出駆動ローラー31に向けて押圧され、これにより排出駆動ローラー31が、ディスクトレイ60に搬送力を付与する。
また、排出駆動ローラー31より上流側の搬送従動ローラー25を支持するローラー支持部材26は、揺動軸26aを中心に揺動可能に設けられているとともに、図示しない付勢手段により搬送従動ローラー25を搬送駆動ローラー24に圧接させる方向に付勢されている。そしてディスクトレイ60が上流側に送られると、ローラー支持部材26の揺動を介してディスクトレイ60の先端が搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間に入り込み、これによりディスクトレイ60が搬送駆動ローラー24から搬送力を受ける状態となる。
ディスクトレイ60にセットされた光ディスクDに記録が行われる際は、ディスクトレイ60は搬送駆動ローラー24と排出駆動ローラー31の双方から搬送力を受け、光ディスクDへの記録が終了したディスクトレイ60が装置前方に吐き出される際は、当該ディスクトレイ60は排出駆動ローラー31から搬送力を受ける。
尚、図12(A)に示す様に搬送駆動ローラー24と対向配置された搬送従動ローラー25は幅方向に多数設けられており、ディスクトレイ60はこの多数の搬送従動ローラー25によって搬送駆動ローラー24に向けて押圧されるので、従って搬送駆動ローラー24はディスクトレイ60に比較的強い搬送力を与える。一方、レリースローラー38は本実施形態では幅方向に2つ設けられており、従ってレリースローラー38によって排出駆動ローラー31に向けて押圧されるディスクトレイ60は、搬送駆動ローラー31に比して相対的に弱い搬送力を受ける。
■■■2.排紙受けトレイ8の詳細■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
以上がプリンター1の全体構成であり、以下、媒体受けトレイとしての排紙受けトレイ8について更に詳説する。
図7において排紙受けトレイ8は、本実施形態ではシート材としての用紙Pを受ける用紙受け面8aの全領域が一の部材により形成されており、即ち多段式(引き出し式)ではなく一段式のトレイとして構成されている。より具体的には、本実施形態では排紙受けトレイ8の全体が樹脂材料によって一体的に形成されている。これにより排紙受けトレイとして全体的な剛性の向上が図られているとともに、構造の簡素化により低コスト化が図られている。
排紙受けトレイ8は、その側端部(用紙排出方向と交差する方向(用紙幅方向)の端部)8eが、装置本体2の基体を構成するフレーム34(図8)に対してスライド可能に支持されている。この排紙トレイ8の両端部(用紙排出方向と交差する方向の両端部)には用紙排出方向に沿ってラック部8fが形成されている。
ラック部8fはラック&ピニオン機構を構成するラックであり、駆動手段42を構成するピニオン歯車44が噛合している。ピニオン歯車44は回転軸45の軸線方向に所定間隔を空けて2つ設けられており、この回転軸45は駆動手段42を構成する歯車輪列46を介してモーター43の動力を受け、従ってモーター43の回転によって排紙受けトレイ8が変位(スライド)動作する様になっている。尚、本実施形態ではラック部8fは両端部に形成されているが、いずれか一端側にのみ形成されていても良い。
駆動手段42を構成するモーター43は制御部40により制御され、従って排紙受けトレイ8は制御部40の制御のもと、収納位置(第2位置:図1、図3、図4、図5)と最突出位置(第1位置:図2、図6)との間を変位する。また、制御部40はトレイ位置検出手段41から受信する信号に基づき、排紙受けトレイ8が現在どの位置にあるかを把握することが可能となっている。
尚、本実施形態に係るトレイ位置検出手段41は、排紙受けトレイ8が最突出位置にあるのか、或いは収納位置にあるのか、或いはそのいずれの位置にもないか、の3状態のいずれかを示す信号を制御部41に返す。
次に、排紙受けトレイ8において用紙Pを受ける用紙受け面8aの下流側両サイドには、用紙幅方向の両端部が乗り上がる隆起状部8dが形成されている。この隆起状部8dに両端部が乗り上がるサイズの用紙については、用紙先端が乗り上がることで排紙受けトレイ8からの落下が防止させる。また、用紙両端が乗り上がることにより、用紙にはカールが形成される。これにより、用紙先端が排紙受けトレイ8の先端からはみ出して垂れ下がり、ひいては落下してしまうことを防止することができる。尚、隆起状部8dの上流側には、傾斜状案内面8cが形成されており、用紙先端が隆起状部8dに引っ掛かることなく円滑に隆起状部8dを乗り越えられる様になっている。
一方、両端部が隆起状部8dに乗り上がらない幅をもつ用紙については、殆どの場合用紙先端が排紙受けトレイ8の先端から突出することはないので、排紙受けトレイ8から落下する虞はない。しかも、用紙受け面8aの中央領域下流(2つの隆起状部8dの間)には傾斜状案内面8bが形成され、用紙受け面8aよりも一段高い高位置支持面8jに接続しているので、両端部が隆起状部8dに乗り上がらない幅をもつ用紙については、傾斜状案内面8b及び高位置支持面8jによって排紙受けトレイ8からの落下が防止される。
続いて、隆起状部8dにはディスクトレイ60を支持し且つガイドするトレイガイド面8hが形成されている。トレイガイド面8hは、高位置支持面8jよりやや高い位置に形成されており、またその高さ位置は、ディスクトレイ60を装置本体2の搬送経路に向けて水平に供給できる位置に設定されている。
排紙受けトレイ8の幅方向両端に設けられたトレイガイド面8hは、その配置間隔及び幅がディスクトレイ60を支持(案内)可能な間隔及び幅に形成されており、そしてディスクトレイ60は、両端部がトレイガイド面8hによって支持された状態で、排出駆動ローラー31より排出方向下流側から装置本体2内に差し入れられる。
尚、トレイガイド面8hの上部には庇部8kが形成されており、この庇部8kによってディスクトレイ60の両端部はトレイガイド面8hから極端に浮き上がらない様に、その姿勢が規制される様になっている。尚、トレイガイド面8hよりやや内側にはトレイ支持突起8gが形成されており、ディスクトレイ60が搬送経路に供給された後は、ディスクトレイ60は搬送駆動ローラー24、排出駆動ローラー31、トレイ支持突起8g、のこれらによって支持され、水平姿勢が維持される様になっている。
■■■3.ディスクトレイ60の構造■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
続いて、ディスクトレイ60の構造について図8〜図12を参照しつつ説明する。ディスクトレイ60は全体が樹脂材料により形成された平板状のトレイ(板状体)であり、光ディスクDをセットするセット部としてのディスク収容凹部60aに光ディスクDをセット可能に形成されている。ディスク収容凹部60aの中心部には光ディスクDの中心穴と勘合する凸部60bが形成されている。
ディスクトレイ60の先端(図8〜図10において上側:ディスクトレイ60の挿入側)は、最も先端部を構成する第1先端部60hと、これより後端側に位置する第2先端部60jと、これより後端側に位置する第3先端部60kと、更にこれより後端側に位置する第4先端部60mと、によって構成されている。
これら先端部は、先端側に向かって厚みが減少する形状(先細り形状)を成しており、これにより搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間に入り込む際に円滑に入り込める様になっている(図11(A)参照)。ここで、本実施形態において複数設けられたローラー支持部材26(図8、図9では符号26A〜26Dを付して区別する)は、中央の2つのローラー支持部材26B、26Cが、その両脇のローラー支持部材26A、26Dよりも、搬送従動ローラー25を搬送駆動ローラー24に圧接させる際の圧接力が小なる様に設定されている(そのような付勢手段により付勢されている)。
従ってディスクトレイ60の先端が、幅方向に沿って複数設けられた搬送従動ローラー5の下側に一度に入り込むと、ディスクトレイ60の挿入に際して大きな抵抗力が発生することとなる。従ってディスクトレイ60の先端は、相対的に小さな荷重で付勢された中央の4つの搬送従動ローラー25(ローラー支持部材26B、26Cによって支持されたもの)のうち、外側の2つの搬送従動ローラー25の下側に、最初に第1先端部60hが入り込む様になっている。次いで、第2先端部60jが内側の2つの搬送従動ローラー25の下側に入り込む。
そして次に、相対的に大きい荷重で付勢された両脇の4つの搬送従動ローラー25(ローラー支持部材26A、26Dによって支持されたもの)のうち、内側の2つの搬送従動ローラー25の下側に第3先端部60kが入り込む。次いで、第4先端部60mが最も外側の2つの搬送従動ローラー25の下側に入り込む。
以上により、ディスクトレイ60を搬送従動ローラー25と搬送駆動ローラー24との間に入り込ませる際に、過大な負荷が発生しない様になっている。
次に、ディスクトレイ60の上面には位置決めライン60fが付されている。ユーザーがディスクトレイ60を排紙受けトレイ8にセットする際、この位置決めライン60fを、装置本体2の基体を構成するフレーム34の前面側縁部34b(図3)に合わせる様になっており、この位置が、ディスクトレイ60の推奨セット位置となる。
次に、ディスクトレイ60の裏面60eには、ディスクトレイ60の送り方向(図8〜図10において上下方向、図11において左右方向、図12において紙面表裏方向)に沿って凹部60dが形成されている。凹部60dは、ディスクトレイ60の送り方向と交差する方向(図8〜図10において左右方向、図11において紙面表裏方向、図12において左右方向:以下「幅方向」と言う)に適宜の間隔を空けて複数形成されている。
図8〜図11において範囲A1は、凹部60dの長さ及びディスクトレイ60における凹部60dの形成場所を示しており、範囲A2は範囲A1よりもトレイ先端側の領域(凹部60dの非形成領域)を示している。
凹部60dは、図12(A)に示す様にディスクトレイ60の幅方向に所定間隔を空けて複数配置された排出駆動ローラー31の全てが入り込める様に、複数の排出駆動ローラー31の位置に対応する位置に配置されている。尚、符号31aは排出駆動ローラー31の回転軸である。排出駆動ローラー31は、本実施例ではゴムローラーであり、回転軸31aは金属軸である。
図12(B)に示す様に、凹部60dは、その幅W1が排出駆動ローラー31の幅W1よりも大きく形成されており、概ね凹部60dの中央に排出駆動ローラー31が位置する様に形成されている。尚、幅方向両端部の凹部60dについてはこの限りで無いが、その幅については多少ディスクトレイ60の位置が幅方向にずれても、排出駆動ローラー31が凹部60dに確実に入り込める様に形成されている。
凹部60dは、その上端部及び下端部が図11(C)において符号60gで示す様に傾斜状に形成されており、これにより凹部60dに入り込んだ排出駆動ローラー31が凹部60dから抜け出る際に、急激に厚みが増加することに伴う搬送負荷の変化を抑制する様になっている。
以上の構成を備えるディスクトレイ60は、セットされた光ディスクDに記録が実行される間は、図9、図11(A)、(B)に示す様に凹部60dに排出駆動ローラー31が入り込んでいる。換言すれば、凹部60dの長さ及び位置は、セットされた光ディスクDに記録が実行される間は、排出駆動ローラー31が凹部60dに入り込む様な、その様に長さ及び位置に設定されている。
図9は光ディスクDへ記録が実行されている際の、ディスクトレイ60の位置の一例であり、図示する様に全ての排出駆動ローラー31が凹部60dに入り込んでいる。
ここで、搬送駆動ローラー24の頂部位置と排出駆動ローラー31の頂部位置との関係について説明すると、排出駆動ローラー31の頂部位置は、搬送駆動ローラー24の頂部位置より僅かに上方に設定されている。
その上で排出従動ローラー32の軸中心位置が排出駆動ローラー31の軸中心位置より僅かに上流に設定されているので、普通紙等の用紙P(シート材)については搬送駆動ローラー24と排出駆動ローラー31との間で下に凸となる様な湾曲傾向が付与され、即ち用紙Pは支持部材28に押し付けられる様になるので、支持部材28からの浮き上がりが抑制され、良好な記録結果を得ることができる。
しかし、この様に構成した場合、ディスクトレイ60を搬送駆動ローラー24と排出駆動ローラー31とによって支持すると、記録ヘッド30のヘッド面に対してディスクトレイ60が傾き(排出駆動ローラー31側が高くなる)、これにより良好な記録結果が得られない虞がある
そこで上述の様に、セットされた光ディスクDに記録が実行される間は、凹部60dに排出駆動ローラー31が入り込む様にすることで、ディスクトレイ60(光ディスクD)の記録ヘッド30(ヘッド面)に対する平行度が維持され、良好な記録結果が得られる様になっている。
尚、図12(B)において符号d1はディスクトレイ60の板厚であり、符号d2は凹部60dが形成されている部分の板厚である。d1−d2が凹部60dの深さであり、この深さは、搬送駆動ローラー24と排出駆動ローラー31の高さ位置の相違と一致している。また、図11(A)において矢印Qは、トレイ支持突起8g(図7)の位置を示している。ディスクトレイ60は、光ディスクDへの記録実行中、トレイ支持突起8gと、排出駆動ローラー31と、搬送駆動ローラー24と、のこれらによって水平に支持される。また、ディスクトレイ60は、光ディスクDへの記録が終了し排出される際は、トレイ支持突起8gと、排出駆動ローラー31と、のこれらによって水平に支持される。
ここで、ディスクトレイ60が搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間に挟まれた状態で搬送される場合には、搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間でディスクトレイ60を挟む力が排出駆動ローラー31とレリースローラー38との間でディスクトレイ60を挟む力より大きいことから、ディスクトレイ60は確実に搬送される。
従ってディスクトレイ60が図8に示す様に搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間から抜け出ると、ディスクトレイ60を搬送する力が弱まる。そして、例えば仮に凹部60dが図8の上方向に更に延設されていると、排出駆動ローラー31とレリースローラー38との間で押圧されるディスクトレイ60の板厚が薄い状態となり(図12(B)の板厚d2部分)、これにより更に搬送力が弱まり、ディスクトレイ60が確実に排出されない虞がある。
しかしながら上述の通り、ディスクトレイ60において範囲A2は凹部60dが形成されていない領域であり、ディスクトレイ60が排出される際には排出駆動ローラー31は凹部60dから抜け出て、図8に示す様に凹部60dが形成されていない範囲A2に対して排出駆動ローラー31が接する。即ち、凹部60dに排出駆動ローラー31が入り込んでいる状態よりも、相対的に板厚が厚い状態となる(図12(B)の板厚d1部分)。これにより、ディスクトレイ60には確実な搬送力が付与され、確実に排出される。
尚、本実施形態では、凹部60dが、幅方向に適宜の間隔で設けられており、これによりディスクトレイ60の裏面60eが、幅方向に沿って凹凸形状となっている。これにより、ディスクトレイ60の強度及び剛性が確保されている。
但し、この様な凹凸形状に限られず、例えば幅方向に所定幅を有する一の凹部であっても構わない。これにより、金型構造を簡単にすることができ、ディスクトレイ60の低コスト化を図ることができる。
以上説明した実施形態や制御例は一例であり、本発明がこれら実施形態や制御例に限定されないことは言うまでもない。
例えば、図8〜図11において範囲A2(凹部60dの非形成領域)の長さを、搬送駆動ローラー24と排出駆動ローラー31との間の距離より長くすることも好適である。即ち、ディスクトレイ60を排出駆動ローラー31によって搬送することにより、ディスクトレイ60の先端を搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間に入り込ませる場合、特にディスクトレイ60の先端が搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間に入り込む際には大きな搬送負荷が掛かる。
しかしながら、範囲A2の長さを、搬送駆動ローラー24と排出駆動ローラー31との間の距離より長くすること、即ちディスクトレイ60の先端が搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間に入り込む迄は、排出駆動ローラー31が凹部60dから抜け出た状態となる様にすることで、確実な搬送力によってディスクトレイ60先端を確実に搬送駆動ローラー24と搬送従動ローラー25との間に入り込ませることができる。
1 インクジェットプリンター、2 記録部(装置本体)、3 スキャナ部、4 原稿カバー、5 操作パネル、6 手差しカバー、7 手差しトレイ、8 排紙受けトレイ、8a 用紙受け面、8b 傾斜状案内面、8c 傾斜状案内面、8d 隆起状部、8e 端部、8f ラック部、8g トレイ支持突起、8h トレイガイド面、8j 高位置支持面、8k 庇部、9 給送手段、10 給送ローラー、11 揺動部材、12 回動軸、16 分離斜面、17 中間ローラー、18〜21 従動ローラー、24 搬送駆動ローラー、25 搬送従動ローラー、26 ローラー支持部材、28 支持部材、29 キャリッジ、30 記録ヘッド、31 排出駆動ローラー、32 排出従動ローラー、34 フレーム、36 フレームAssy、37 揺動部材、37a 揺動軸、38 レリースローラー、40 制御部、41 トレイ位置検出手段、42 駆動手段、43 モーター、44 ピニオン歯車、45 回転軸、46 歯車輪列、50 下段側トレイ、51 カバー、53 上段側トレイ、60 ディスクトレイ、60a ディスク収容凹部、60b 凸部、60d 凹部、60e 裏面、60f 位置決めライン、60h 第1先端部、60j 第2先端部、60k 第3先端部、60m 第4先端部、D 光ディスク、P、P1、P2 記録用紙

Claims (6)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    被記録媒体をセット可能な平板状を成すトレイを装置外部から差し入れて搬送可能な搬送経路と、
    前記トレイの搬送経路において、前記記録手段により記録の行われた被記録媒体の排出方向を基準として前記記録手段の上流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第1ローラーと、
    前記トレイの搬送経路において、前記記録手段により記録の行われた被記録媒体の排出方向を基準として前記記録手段の下流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第2ローラーと、を備えた記録装置において搬送可能な前記トレイであって、
    前記第1ローラー及び前記第2ローラーと接する面には、搬送方向に沿って前記第2ローラーが入り込む凹部が形成され、
    前記凹部は、前記記録手段によって被記録媒体に記録が行われる際に前記第2ローラーが前記凹部に入り込み、被記録媒体に記録が行われた後に前記トレイが前記第2ローラーによって送られる際に当該2ローラーが前記凹部から抜け出る長さ及び位置に設定されている、
    ことを特徴とするトレイ。
  2. 請求項1に記載のトレイにおいて、前記第2ローラーは、搬送方向と交差する方向に沿って適宜の間隔で複数設けられ、
    前記凹部は、前記複数設けられた第2ローラーの位置に対応する様に、搬送方向と交差する方向に適宜の間隔で複数設けられている、
    ことを特徴とするトレイ。
  3. 請求項1に記載のトレイにおいて、前記凹部は、搬送方向と交差する方向に所定幅を有する一の凹部である、
    ことを特徴とするトレイ。
  4. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    被記録媒体をセット可能な平板状を成すトレイを装置外部から差し入れて搬送可能な搬送経路と、
    前記トレイの搬送経路において、前記記録手段により記録の行われた被記録媒体の排出方向を基準として前記記録手段の上流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第1ローラーと、
    前記トレイの搬送経路において、前記記録手段により記録の行われた被記録媒体の排出方向を基準として前記記録手段の下流側に設けられた、前記トレイにおいて被記録媒体をセットする側に対し反対側の面と接する第2ローラーと、を備え、
    前記トレイにおいて前記第1ローラー及び前記第2ローラーと接する面には、搬送方向に沿って前記第2ローラーが入り込む凹部が形成され、
    前記凹部は、前記記録手段によって被記録媒体に記録が行われる際に前記第2ローラーが前記凹部に入り込み、被記録媒体に記録が行われた後に前記トレイが前記第2ローラーによって送られる際に当該2ローラーが前記凹部から抜け出る長さ及び位置に設定されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記第2ローラーの頂部位置が、前記第1ローラーの頂部位置より高い、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の記録装置において、前記トレイを前記第2ローラーによって搬送することにより、前記トレイの先端を前記第1ローラーに到達させる構成を備え、
    前記トレイは、当該トレイの先端が前記第1ローラーに到達する迄は、前記第2ローラーが前記凹部から抜け出た状態となる様に形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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